JPH11238998A - チップ部品取込装置 - Google Patents

チップ部品取込装置

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JPH11238998A
JPH11238998A JP10038913A JP3891398A JPH11238998A JP H11238998 A JPH11238998 A JP H11238998A JP 10038913 A JP10038913 A JP 10038913A JP 3891398 A JP3891398 A JP 3891398A JP H11238998 A JPH11238998 A JP H11238998A
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JP
Japan
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pipe
movable pipe
chip component
chip
movable
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JP10038913A
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English (en)
Inventor
Tatsuichi Ito
達一 伊藤
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバー端部を動かすサイクル及び動作時間を
短くしても、チップ部品が可動パイプに取り込まれる確
率が低下することを防止できるチップ部品取込装置を提
供する。 【解決手段】 コイルバネS2の付勢力による可動パイ
プ4の上昇動作を弾性筒5の弾性抵抗によって制動する
ようにしてあるので、操作レバー11の端部が下方に動
く速度が速くても、また同端部が加速度的に下方移動す
るような場合でも、可動パイプ4の動作速度がこれと比
例して速くなるようなことはなく、コイルバネS2の付
勢力のみで上昇させる場合に比べてその動作は若干鈍い
ものとなる。依って、操作レバー11の端部を下方押圧
するサイクル及び動作時間を短くしても、自重移動によ
って可動パイプ4に入り込む直前のチップ部品Pが上昇
する可動パイプ4によって弾かれてしまうようなことは
なく、これを原因としてチップ部品Pの取込確率が低下
することを確実に防止して部品供給の高速化に対応でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵室内にバルク
状に貯蔵されているチップ部品を所定向きで1個ずつ取
り込んで下方に導くチップ部品取込装置に関するもので
ある。このチップ部品取込装置は、バルクフィーダ等の
チップ部品供給装置における部品取込機構として用いる
ことができる。
【0002】
【従来の技術】この種のチップ部品取込装置を開示する
ものとして特開平6−232596号公報がある。
【0003】同公報に示された装置は、多数のチップ部
品をバルク状に貯蔵する貯蔵箱と、貯蔵箱の底面に上下
移動可能に挿通された取込管と、取込管の内側に配置さ
れた搬送管とを備えており、レバー機構によって取込管
を上下移動させることによって、貯蔵箱内のチップ部品
を長手向きで1個ずつ取込管内に取り込んで、該チップ
部品を搬送管を通じて下方に自重移動させるようにして
いる。レバー機構の操作端部は所定サイクルで上下に動
かされるため、取込管は断続的に上下動作を繰り返すこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来装置では、
レバー機構と取込管とが直結されているため、部品供給
の高速化に対応するためにレバー端部を上下に動かすサ
イクル及び動作時間を短くすると、取込管の動作速度も
これと比例して速くなってチップ部品が該取込管に取り
込まれる確率が低下する恐れがある。つまり、貯蔵室内
のチップ部品は自重移動を主作用として取込管に取り込
まれるため、取込管の動作速度が速くなると、自重移動
によって取込管に入り込む直前のチップ部品が上昇する
取込管によって弾かれてしまうからである。
【0005】また、前記の従来装置では、取込管を搬送
管の外側で上下移動させることによって所期の部品取り
込みを行うようにしているが、搬送管の厚みを薄くして
も該搬送管の上端と取込管の内面とに段差が形成される
ことを避けることができず、とりわけ小形且つ軽量のチ
ップ部品を取り扱う場合に該段差にチップ部品が引っか
かって部品取り込み及び取込部品の通過が阻害される恐
れがある。
【0006】さらに、前記の従来装置では、収納箱の底
面を取込管挿通箇所に向かって下向きに傾斜させている
が、該傾斜に従って移動するチップ部品が同箇所に集中
すると、複数のチップ部品が密に固まって動かなくなる
現象、所謂ブリッジ現象を生じて取込管への部品取り込
みが行われなくなる恐れがある。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、第1の目的は、レバー端部を動かすサイクル及び動
作時間を短くしても、チップ部品が可動パイプに取り込
まれる確率が低下することを防止できるチップ部品取込
装置を提供することにある。
【0008】また、第2の目的は、上下移動する可動パ
イプ内に取り込んだチップ部品を引っかかりなく下方に
導いて、部品取り込み及び取込部品の通過を良好に行え
るチップ部品取込装置を提供することにある。
【0009】さらに、第3の目的は、貯蔵室内のチップ
部品がブリッジ現象を生じることを防止できるチップ部
品供給装置の部品取込機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明は、請求項1に記載のように、貯蔵室内
にバルク状に貯蔵されているチップ部品を所定向きで1
個ずつ取り込んで下方に導くチップ部品取込装置におい
て、貯蔵室内のチップ部品を所定向きで取り込んで同向
きのまま自重通過させる固定パイプと、固定パイプの外
側に配置された上下移動可能な可動パイプと、可動パイ
プを上方に付勢する第1付勢手段と、第1付勢手段の付
勢力による可動パイプの上昇動作を制動する制動手段
と、第1付勢手段の付勢力に勝る付勢力を有し可動パイ
プを下方に付勢する第2付勢手段と第2付勢手段による
可動パイプの下方付勢を解除するためのレバー機構とを
備えた、ことをその主たる特徴とする。
【0011】このチップ部品取込装置によれば、レバー
機構によって第2付勢手段による可動パイプの下方付勢
を解除すると、該可動パイプが第1付勢手段の付勢力に
よって下降位置から上昇を開始する。この可動パイプの
上昇動作は制動手段によって制動されるため、第1付勢
手段の付勢力のみで上昇させる場合に比べてその動作は
若干鈍いものとなる。依って、レバー端部を動かすサイ
クル及び動作時間を短くしても、自重移動によって可動
パイプに入り込む直前のチップ部品が上昇するパイプに
よって弾かれてしまうことがない。
【0012】また、前記第2の目的を達成するため、本
発明は、請求項5に記載のように、貯蔵室内にバルク状
に貯蔵されているチップ部品を所定向きで1個ずつ取り
込んで下方に導くチップ部品取込装置において、貯蔵室
内のチップ部品を所定向きで取り込んで同向きのまま自
重通過させる上下移動可能な可動パイプと、一端を可動
パイプの下端に連結され他端を固定されると共に可動パ
イプからのチップ部品を同向きのまま自重通過させる筒
状伸縮部材と、可動パイプを下方に付勢する付勢手段
と、可動パイプを付勢手段の付勢力及び筒状伸縮部材の
伸長抵抗に抗して上昇させるレバー機構とを備えた、こ
とをその主たる特徴とする。
【0013】このチップ部品取込装置によれば、レバー
機構によって可動パイプを付勢手段の付勢力及び伸縮部
材の伸長抵抗に抗して上昇させると、該可動パイプの上
昇に伴って下側の伸縮部材が伸長する。また、レバー機
構による可動パイプの上昇を止めて該可動パイプを付勢
手段の付勢力によって下降させると、該可動パイプの下
降に伴って下側の伸縮部材が縮長して元に戻る。可動パ
イプの内側には他の部材が存在しないので、昇降動作に
よって可動パイプに所定向きで1個ずつ取り込まれたチ
ップ部品は同向きのまま可動パイプ内を自重移動し、伸
長状態または縮長状態にある伸縮部材を通じて下方に導
かれる。
【0014】さらに、前記第3の目的を達成するため、
本発明は、請求項9に記載のように、チップ部品をバル
ク状に貯蔵し底面にパイプ挿通孔を有する貯蔵室と、パ
イプ挿通孔に挿通配置され貯蔵部品を所定向きで1個ず
つ取り込んで下方に自重通過させるせるパイプとを備え
たチップ部品取込装置において、前記貯蔵室の底面をパ
イプ挿通孔に向かって下向きに傾斜させると共に該底面
を凹曲面から形成した、ことをその主たる特徴とする。
【0015】このチップ部品取込装置によれば、貯蔵室
の底面をパイプ挿通孔に向かって下向きに傾斜させると
共に該底面を凹曲面から形成してあるので、傾斜に従っ
て移動するチップ部品がパイプ挿通箇所に集中しても、
複数のチップ部品が密に固まって動かなくなる現象、所
謂ブリッジ現象を生じ難い。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1乃至図7は
本発明をチップ部品供給装置に適用した第1実施形態に
係るもので、図中の1はフレーム、2はホッパー、3は
固定パイプ、4は可動パイプ、5は弾性筒、6は部品ガ
イド、7はベルトガイド、8はベルト、9は前後一対の
プーリ、10は部品ストッパ、11は操作レバー、12
はラチェット駆動レバー、13は中継レバー、14はラ
チェット板、15はラチェット、16はラチェットホイ
ール、17はカムホイール、18はストッパ駆動板であ
る。
【0017】まず、図1乃至図3を参照して第1実施形
態の装置構成を説明する。ホッパー2は、貯蔵室2a
と、該貯蔵室2aの上端開口を開閉自在に覆う蓋2b
と、貯蔵室2aのV字状傾斜底面の中央に貫通形成され
た横断面円形のパイプ挿通孔2cとを備え、フレーム1
に着脱自在に取り付けられている。貯蔵室2a内には、
チップコンデンサ,チップ抵抗器,チップインダクタ,
LC部品等で代表されるチップ部品Pの1種類がバルク
状に多数個貯蔵されている。これらチップ部品は外部電
極や内部導体等を有しており、何れのものも後述の永久
磁石10bによる吸着が可能である。尚、図示例ではチ
ップ部品Pとして角柱形状のものを示してあるが、固定
パイプ3の内孔横断面形等を変更すれば、円柱形状のチ
ップ部品も取り扱うことができる。
【0018】固定パイプ3は、内形及び外形が共に矩形
のパイプ材から成り、部品ガイド5に下端を固着され、
その上端がホッパー2のパイプ挿通孔2cの上端よりも
僅かに低くなるような位置関係にて、該パイプ挿通孔2
cの中心に垂直に挿通配置されている。この固定パイプ
3の肉厚は、供給対象となるチップ部品Pの端面最大長
よりも小さい。また、固定パイプ3の内孔横断面形は、
供給対象となるチップ部品Pの端面形状と相似形で僅か
に大きく、チップ部品Pを長手向きで取り込んで自重通
過させることができる。
【0019】可動パイプ4は、内形が矩形で外形が円形
のパイプ材から成り、待機状態でその上端が固定パイプ
3の上端よりも僅かに低くなるような位置関係にて、パ
イプ挿通孔2cと固定パイプ3の間に上下移動可能に挿
通配置されている。この可動パイプ4の肉厚は、供給対
象となるチップ部品Pの端面最大長よりも大きい。ま
た、可動パイプ4の上端には、中心に向かって斜め下向
きに傾斜する案内面4aが設けられている。さらに、可
動パイプ4の外面下端部には鍔4bが形成され、該鍔4
bの上側には、可動パイプ4を下方に付勢するコイルバ
ネS1が配置されている。さらにまた、可動パイプ4の
下側には、可動パイプ4を上方に付勢するコイルバネS
2が配置されており、該コイルバネS2と前記コイルバ
ネS1との付勢力の関係はS1>S2である。
【0020】弾性筒5は、上端及び下端を開口した提灯
型を成しており、コイルバネS2を囲むようにして可動
パイプ4の下側に配置され、上端を可動パイプ4に連結
され下端を部品ガイド6に連結されている。この弾性筒
5は、合成ゴムや軟質樹脂等の弾性材から形成され、外
力よる弾性変形を可能としている。先に述べたコイルバ
ネS1とS2の付勢力関係がS1>S2であることか
ら、待機状態では可動パイプ4によって押し潰された状
態にある。
【0021】部品ガイド6は、固定パイプ3の内孔下端
と連通する湾曲通路6aを内部に備え、該湾曲通路の前
端と連通する直線溝6bを下面に備えており、ベルトガ
イド7の上面を覆うようにしてフレーム1に着脱自在に
取り付けられている。湾曲通路6aは通路中心に所定の
曲率半径を有しておりその角度範囲は約90度である。
また、湾曲通路6aと直線溝6bの横断面形は、固定パ
イプ3の内孔横断面形とほぼ一致している。
【0022】ベルトガイド7は、ベルト8の幅及び厚み
よりも僅かに大きな幅及び深さの直線溝7aを上面に備
えており、部品ガイド6の下面を覆うようにしてフレー
ム1に着脱自在に取り付けられている。直線溝7aの幅
方向中心は部品ガイド6の直線溝6bの幅方向中心とほ
ぼ一致している。
【0023】ベルト8は、合成ゴムや軟質樹脂等から形
成された可撓性で非磁性の無端状タイミングベルトまた
は平ベルトから成る。このベルト8は、ベルトガイド7
の前後位置においてフレーム1に回動自在に支持された
一対のプーリ9に所定のテンションをもって巻き付けら
れており、上側平坦部分をベルトガイド7の直線溝7a
内に挿入され、同部分の表面を部品ガイド6の下面に移
動可能な状態で接している。
【0024】部品ストッパ10は、平板状部材から成
り、その一端をピン10aを介してベルトガイド7の前
部上面一側に回動自在に支持されている。また、部品ガ
イド6の直線溝6bの前端に対向する部分には、直方体
形状の希土類永久磁石10bが埋設されている。この部
品ストッパ10はピン箇所に設けられたコイルバネS3
によって図3(A)中で反時計回り方向に付勢されてお
り、ストッパ駆動板18によって押圧された状態で部品
取出位置に変位し、またストッパ駆動板18からの押圧
が解かれた状態において磁石側の面を部品ガイド6の前
端に当接して部品停止位置に変位する(図3(B)参
照)。
【0025】操作レバー11は、その中央部分をピン1
1aを介してフレーム1のホッパー2の下側に回動自在
に支持されている。また、操作レバー11の一端部には
丸穴またはU字形溝から成る係合部11bが設けられて
おり、該係合部11bを可動パイプ4の下端鍔4bとコ
イルバネS1との間に装着されている。
【0026】ラチェット駆動レバー12は、その中央部
分をピン12aを介してベルトガイドフレーム1の操作
レバー11の下側に回動自在に支持されている。また、
ラチェット駆動レバー12はベルトガイド7との間に張
設されたコイルバネS4によって図1中で時計回り方向
に付勢されており、復帰位置をフレーム1に設けたスト
ッパピン12bによって規定されている。このラチェッ
ト駆動レバー12は操作端部を操作レバー11の操作端
部の下側に位置しており、操作レバー11の操作端部が
下方に押圧されたとき該操作端部によって同方向に押圧
される。
【0027】中継レバー13は、ラチェット駆動レバー
12の回動力をラチェット板14に伝えるためのもの
で、各端部をラチェット駆動レバー12とラチェット板
14に回動自在に連結されている。
【0028】ラチェット板14は、前側プーリ9の軸に
回動自在に取り付けられている。また、ラチェット板1
4には、ラチェットホイール16に係合するラチェット
15が回動自在に支持されている。このラチェット15
はラチェット板14との間に介装されたコイルバネ(図
示省略)によって図1中で反時計回り方向に付勢されて
いる。
【0029】ラチェットホイール16は、前側プーリ9
に同軸上に固着されており、該前側プーリ9と一緒に回
動する。このラチェットホイール16の周面には、所定
の角度ピッチで山部と谷部が交互に連続して形成されて
おり、谷部の1つにはラチェット15が係合している。
【0030】カムホイール17は、前側プーリ9に同軸
上に固着されており、該前側プーリ9と一緒に回動す
る。このカムホイール17の周面には、所定の角度ピッ
チで山部と谷部が交互に連続して形成されている。
【0031】ストッパ駆動板18は、その一端をピン1
8aを介してフレーム1の前側プーリ9の後側に回動自
在に支持されている。また、ストッパ駆動板18はカム
ホイール18の谷部に係合する突起部18bを有してい
る。このストッパ駆動板18はフレーム1との間に介装
されたコイルバネS5によって図1中で反時計回り方向
に付勢されており、待機状態では突起部18bをカムホ
イール18の谷部に圧接すると共にその上部前面で部品
ストッパ10の端部を押圧している。
【0032】次に、図4乃至図7を引用して第1実施形
態の動作を説明する。操作レバー11の端部は、吸着ノ
ズルによって装置からチップ部品Pを取り出すときに、
図4乃至図6に白抜矢印で示すように該吸着ノズルと連
動する部位または他の駆動機器によって下方に押圧され
る。
【0033】操作レバー11の端部が下方に押圧されて
該操作レバー11がピン11aを中心として反時計回り
方向に所定角度回動すると、図4乃至図6に動作変化を
順に示すように、回動する操作レバー11の係合部11
bによってコイルバネS1が圧縮され、これに追従する
ようにして可動パイプ4がコイルバネS2の付勢力によ
って上昇する。つまり、可動パイプ4がコイルバネS2
の付勢力によって上昇するときには、その下側に連結さ
れた弾性筒5も押し潰された状態から元の形状に戻され
るため、上昇しようとする可動パイプ4にはこの弾性筒
5の弾性抵抗によって該上昇動作を制動する力が働く。
【0034】可動パイプ4が下降位置から上昇する過程
では、パイプ上側のチップ部品Pが上方に持ち上げられ
て撹拌作用を受けつつ、案内面4aによって案内されな
がら下方に自重移動して可動パイプ4内に取り込まれ、
そして固定パイプ3の上端開口に長手向きで1個ずつ取
り込まれる。
【0035】操作レバー11の端部への下方押圧を止め
ると、コイルバネS1の付勢力によって操作レバー11
が回動復帰すると共に可動パイプ4が上昇位置から下降
復帰して図2の状態に戻る。
【0036】可動パイプ4が上昇位置から下降する過程
でも、貯蔵部品Pが案内面4aによって案内されながら
下方に自重移動して可動パイプ4内に取り込まれ、そし
て固定パイプ3の上端開口に長手向きで1個ずつ取り込
まれる。
【0037】固定パイプ3の上端開口への部品取り込み
は、可動パイプ4が上昇する過程と下降する過程の両方
で行われる。先の述べたように、可動パイプ4がコイル
バネS2の付勢力によって上昇するときには弾性筒5の
弾性抵抗によって該上昇動作を制動する力が働くため、
操作レバー11の端部が動く速度が速くても、また同端
部が加速度的に動くような場合でも、可動パイプ4の動
作速度がこれと比例して速くなるようなことはなく、コ
イルバネS2の付勢力のみで上昇させる場合に比べてそ
の動作は若干鈍いものとなる。依って、操作レバー11
の端部を下方押圧するサイクル及び動作時間を短くして
も、自重移動によって可動パイプ4に入り込む直前のチ
ップ部品Pが、上昇する可動パイプ4によって弾かれて
しまうことはなく、これを原因として取込確率が低下す
ることもない。
【0038】可動パイプ4の昇降動作によって固定パイ
プ3内に取り込まれたチップ部品Pは同パイプ内を自重
によって下方移動し、部品ガイド6の湾曲通路6aに入
り込む。湾曲通路6aに入り込んだチップ部品Pは同通
路内をその曲率に従って自重移動し、その姿勢を縦向き
から横向きに約90度変更され、ベルト8の表面に横向
きで排出される。
【0039】一方、操作レバー11の端部が下方に押圧
されるときには、該操作レバー11によってラチェット
駆動レバー12の端部が下方に押圧され、該ラチェット
駆動レバー12がピン12aを中心としコイルバネS4
の付勢力に抗して図1中で反時計回り方向に回動し、中
継レバー13が後方に引き込まれてラチェット板14が
反時計回り方向に回動する。そして、ラチェット板14
のラチェット15によってラチェットホイール16が反
時計回り方向に回動し、該ラチェットホイール16と一
緒に前側プーリ9が同一角度反時計回り方向に回動し
て、ベルト8が回動角に応じた距離、好ましくはチップ
部品の長さ寸法よりも大きな距離だけ前方に移動する。
【0040】ベルト8が前方に所定距離移動する過程で
は、部品ガイド6の湾曲通路6aからベルト表面に排出
されたチップ部品Pが、ベルト8と一緒に同距離前方に
移動する。このベルト8の間欠移動は、装置からチップ
部品Pが取り出される度に繰り返されるため、湾曲通路
6a内に連なるチップ部品Pは、順次ベルト表面に排出
され、直線溝6bによって整列作用を受けつつ長手向き
で一列に並んだ状態で前方に搬送される。
【0041】他方、ラチェット駆動レバー12の回動に
よって前側プーリ9が反時計回り方向に回動してベルト
が前方に所定距離移動するときには、該前側プーリ9と
一緒にカムホイール17が反時計回り方向に回動し、ス
トッパ駆動板18の突起部18bが谷部から隣接する山
部に移行して該ストッパ駆動板18がコイルバネS5の
付勢力に抗して時計回り方向に回動し、そしてストッパ
駆動板18の突起部18bが山部から隣接する谷部に移
行して該ストッパ駆動板18がコイルバネS5の付勢力
によって反時計回り方向に回動して図1の状態に戻る。
【0042】ストッパ駆動板18の突起部18bが谷部
から隣接する山部に移行して図1中で時計回り方向に回
動するときには、図3(B)に示すように、該ストッパ
駆動板18からの押圧を解かれた部品ストッパ10がコ
イルバネS3の付勢力によってピン10aを中心とし反
時計回り方向に回動し、磁石側の面を部品ガイド6の前
端に当接して部品停止位置に変位する。つまり、ベルト
移動によって前方に搬送されるチップ部品Pはその先頭
のチップ部品Pが部品ストッパ10の永久磁石10bに
当接したところで停止する。ベルト8の1回当たりの前
方移動量がチップ部品Pの長さ寸法よりも大きく設定さ
れている場合には、先頭のチップ部品Pが永久磁石10
bに当接した後も、チップ部品Pとの滑りを利用してベ
ルト8のみが僅かに前進する。
【0043】また、ストッパ駆動板18の突起部18b
が山部から隣接する谷部に移行して図1中で反時計回り
方向に回動するときには、図3(A)に示すように、該
ストッパ駆動板19による押圧によって部品ストッパ1
0がコイルバネS3の付勢力に抗してピン10aを中心
とし時計回り方向に回動して部品停止位置に変位する。
このときには、永久磁石10bに当接し吸着されている
先頭のチップ部品Pが、該吸着状態を維持したままベル
ト表面を前方に移動して後続のチップ部品から離れ、先
頭のチップ部品Pと2番目のチップ部品Pとの間に隙間
Gが強制的に形成される。
【0044】吸着ノズルによる装置からの部品取り出し
は、図3(A)に示すように、先頭のチップ部品Pが部
品ストッパ10と一緒に前方移動して2番目のチップ部
品Pから完全に離れている状態で実施されるため、先頭
のチップ部品Pを2番目のチップ部品Pと干渉せずに、
しかも安定した姿勢で取り出すことができる。
【0045】このように、前述の第1実施形態によれ
ば、コイルバネS2の付勢力による可動パイプ4の上昇
動作を弾性筒5の弾性抵抗によって制動するようにして
あるので、操作レバー11の端部が下方に動く速度が速
くても、また同端部が加速度的に下方移動するような場
合でも、可動パイプ4の動作速度がこれと比例して速く
なるようなことはなく、コイルバネS2の付勢力のみで
上昇させる場合に比べてその動作は若干鈍いものとな
る。依って、操作レバー11の端部を下方押圧するサイ
クル及び動作時間を短くしても、自重移動によって可動
パイプ4に入り込む直前のチップ部品Pが上昇する可動
パイプ4によって弾かれてしまうようなことはなく、こ
れを原因としてチップ部品Pの取込確率が低下すること
を確実に防止して部品供給の高速化に対応できる。
【0046】尚、前述の第1実施形態では、弾性筒5の
弾性抵抗によって可動パイプ4の上昇動作を制動するも
のを例示したが、これ以外の制動手段によっても同様の
制動作用を得ることができる。
【0047】図8乃至図10はその具体例をそれぞれ示
してある。図8の装置は、部品ガイド6の後部に粘性流
体を内蔵した制動器21を配置してそのロッド21aを
可動パイプ4の下端に連結して、可動パイプ4の上昇動
作を粘性流体の粘性抵抗によって制動できるようにして
ある。
【0048】また、図9の装置は、部品ガイド6の後部
に表面粗さの高い摩擦抵抗板22を配置し、可動パイプ
4の下端に連結した摺動部材23を該摩擦抵抗板22に
接触させて、可動パイプ4の上昇動作を摩擦抵抗板22
の摩擦抵抗によって制動できるようにしてある。
【0049】さらに、図10の装置は、可動パイプ4の
下端に連結したブラケット24に摩擦抵抗または粘性抵
抗に抗して回動可能なローラ25を設け、該ローラ25
を部品ガイド6の後部平面に接触させて、可動パイプ4
の上昇動作をローラ25に係る摩擦抵抗または粘性抵抗
によって制動できるようにしてある。
【0050】何れのものも、可動パイプ4の上昇動作を
制動して前記同様の作用,効果を得ることができる。
【0051】[第2実施形態]図11及び図12は本発
明をチップ部品供給装置に適用した第2実施形態に係る
もので、第1実施形態とは、固定パイプを排除して可動
パイプの構造を変更した点で構成を異にする。他の構成
は第1実施形態のものと同じであるため、同一符号を用
いてその説明を省略する。
【0052】可動パイプ31は、内形が矩形で外形が円
形のパイプ材から成り、待機状態でその上端がパイプ挿
通孔2cの上端よりも僅かに低くなるような位置関係し
て、該パイプ挿通孔2cに上下移動可能に挿通配置され
ている。この可動パイプ31の上端には、中心に向かっ
て斜め下向きに傾斜する案内面31aが設けられてい
る。また、可動パイプ4の下部外面には2つの鍔31
b,31cが形成され、上側鍔31bの上側には、可動
パイプ4を下方に付勢するコイルバネS1が配置されて
いる。さらにまた、上側鍔31bと下側鍔31cとの間
には、操作レバー11の係合部11bが装着されてい
る。
【0053】また、可動パイプ31と部品ガイド6との
間には、上端を可動パイプ31の下端に連結され、且つ
他端を部品ガイド6の湾曲通路上端部分に固定された引
張コイルバネ32が配置されている。この引張コイルバ
ネ32は、可動パイプ31の内孔とほぼ一致した内孔形
を有し、チップ部品Pを長手向きのまま自重通過させる
ことできる。
【0054】操作レバー11の端部が下方に押圧されて
該操作レバーがピン11aを中心として反時計回り方向
に所定角度回動すると、図12に示すように、回動する
操作レバー11の係合部11bによって可動パイプ31
がコイルバネS1の付勢力及び引張コイルバネ32の伸
長抵抗に抗して下降位置から上昇する。また、操作レバ
ー11の端部への下方押圧を止めると、コイルバネS1
の付勢力及び引張コイルバネ32の縮長力によって可動
パイプ31が上昇位置から下降復帰して図11の状態に
戻る。
【0055】可動パイプ31が下降位置から上昇する過
程と、上昇位置から下降する過程では、貯蔵部品Pが案
内面31aによって案内されながら下方に自重移動して
可動パイプ31の上端開口に長手向きで1個ずつ取り込
まれる。
【0056】可動パイプ31の昇降動作によって該可動
パイプ31内に取り込まれたチップ部品Pは同パイプ内
を自重によって下方移動し、そして伸長状態または縮長
状態にある引張コイルバネ32内を自重によって下方移
動して部品ガイド6の湾曲通路6aに入り込む。湾曲通
路6aに入り込んだチップ部品Pは同通路内をその曲率
に従って自重移動し、その姿勢を縦向きから横向きに約
90度変更され、ベルト8の表面に横向きで排出され
る。
【0057】このように、前述の第2実施形態によれ
ば、可動パイプ31の下側に伸縮可能な引張コイルバネ
32を連結して、可動パイプ31内に取り込んだチップ
部品Pを伸長状態または縮長状態にある引張コイルバネ
32を通じて下方に導くようにしてあるので、従来のよ
うに固定パイプを可動パイプの内側に配置する必要がな
く、固定パイプ上端と可動パイプ内面に形成される段差
にチップ部品が引っかかって部品取り込み及び取込部品
の通過が阻害される不具合を確実に解消することができ
る。
【0058】また、可動パイプ31と引張コイルバネ3
2との繋ぎ位置の精度が殆どいらず、また構造もシンプ
ルとなるので装置を安価に構成でき、しかも設計自由度
を高めることができる。
【0059】尚、前述の第2実施形態では、可動パイプ
31の下側に伸縮可能な引張バネ32を連結したものを
例示したが、これ以外の筒状伸縮部材を用いても同様の
部品取り込み作用を得ることができる。
【0060】図13及び図14はその具体例を示すもの
で、同装置では、可動パイプ31と部品ガイド6との間
に、上端を可動パイプ31の下端に連結され、且つ他端
を部品ガイド6の湾曲通路上端部分に固定された弾性チ
ューブ33を配置してある。この弾性チューブ33は、
合成ゴムや軟質樹脂等から成る伸縮材料から成り、可動
パイプ31の内孔とほぼ一致した内孔形を有し、チップ
部品Pを長手向きのまま自重通過させることできる。
【0061】操作レバー11の端部が下方に押圧されて
該操作レバーがピン11aを中心として反時計回り方向
に所定角度回動すると、図14に示すように、回動する
操作レバー11の係合部11bによって可動パイプ31
がコイルバネS1の付勢力及び弾性チューブ33の伸長
抵抗に抗して下降位置から上昇する。また、操作レバー
11の端部への下方押圧を止めると、コイルバネS1の
付勢力及び弾性チューブ33の縮長力によって可動パイ
プ31が上昇位置から下降復帰して図13の状態に戻
る。
【0062】可動パイプ31の昇降動作によって該可動
パイプ31内に取り込まれたチップ部品Pは同パイプ内
を自重によって下方移動し、そして伸長状態または縮長
状態にある弾性チューブ33内を自重によって下方移動
して部品ガイド6の湾曲通路6aに入り込む。湾曲通路
6aに入り込んだチップ部品Pは同通路内をその曲率に
従って自重移動し、その姿勢を縦向きから横向きに約9
0度変更され、ベルト8の表面に横向きで排出される。
ちなみに、前記弾性チューブ33の代わりに、同様の伸
縮を可能とした蛇腹チューブを用いてもよい。
【0063】[第3実施形態]図15及び図16は本発
明をチップ部品供給装置に適用した第3実施形態に係る
もので、第1実施形態とは、ホッパーの構造を変更した
点で構成を異にする。他の構成は第1実施形態のものと
同じであるため、同一符号を用いてその説明を省略す
る。
【0064】ホッパー41は、貯蔵室41aと、該貯蔵
室41aの上端開口を開閉自在に覆う蓋(図示省略)と
を備えている。貯蔵室41aは側面形状が5角形で一定
幅を有する空間から成り、該貯蔵室41aの底面41b
はその幅方向に湾曲した凹曲面から成り、且つ中央に向
かってV字状に傾斜している。この底面41bの中央に
は、可動パイプ4が上下移動可能に挿通される横断面円
形のパイプ挿通孔41cが貫通形成されている。このパ
イプ挿通孔41cの内径は貯蔵室41aの幅よりも小さ
い。
【0065】貯蔵室41a内には、チップコンデンサ,
チップ抵抗器,チップインダクタ,LC部品等で代表さ
れるチップ部品Pの1種類がバルク状に多数個貯蔵さ
れ、該チップ部品PはV字状に傾斜する底面41cに従
って移動して可動パイプ挿通箇所に集中する。
【0066】従来のものは底面が傾斜平面から形成され
ているため、可動パイプ挿通箇所にチップ部品Pが集中
すると、同箇所に複数のチップ部品が密に固まって動か
なくなる現象、所謂ブリッジ現象を生じることがあった
が、前記のように底面41cを凹曲面から形成してその
幅をパイプ挿通孔41cに近い寸法にすると、傾斜に従
って移動するチップ部品Pがパイプ挿通箇所に集中して
も、前記のようなブリッジ現象を生じ難く、生じたとし
てもこれを可動パイプ4の昇降に伴う振動等によって簡
単に解消することができる。
【0067】尚、前述の第3実施形態では、底面41b
をV字状に傾斜させその中央部にパイプ挿通孔41cを
形成したものを例示したが、図17に示すように、パイ
プ挿通孔41cが形成される部分を半円状に陥没させ
て、該陥没部分41dの中央にパイプ挿通孔41cを形
成するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、第1付勢手段の付勢力による可動パイプの上昇
動作を制動手段によって制動するようにしてあるので、
レバー端部が動く速度が速くても、また同端部が加速度
的に動くような場合でも、可動パイプの動作速度がこれ
と比例して速くなるようなことはなく、第2付勢手段の
付勢力のみで上昇させる場合に比べてその動作は若干鈍
いものとなる。依って、レバー端部を上下に動かすサイ
クル及び動作時間を短くしても、自重移動によって可動
パイプに入り込む直前のチップ部品が上昇する可動パイ
プによって弾かれてしまうようなことはなく、これを原
因としてチップ部品の取込確率が低下することを確実に
防止して部品供給の高速化に対応できる。
【0069】また、請求項5の発明によれば、可動パイ
プの下側に筒状伸縮部材を連結して、可動パイプ内に取
り込んだチップ部品を伸長状態または縮長状態にある伸
縮部材を通じて下方に導くようにしてあるので、従来の
ように固定パイプを可動パイプの内側に配置する必要が
なく、固定パイプ上端と可動パイプ内面に形成される段
差にチップ部品が引っかかって部品取り込み及び取込部
品の通過が阻害される不具合を確実に解消することがで
きる。また、可動パイプと筒状伸縮部材との繋ぎ位置の
精度が殆どいらず、また構造もシンプルとなるので装置
を安価に構成でき、しかも設計自由度を高めることがで
きる。
【0070】さらに、請求項9の発明によれば、底面傾
斜に従って移動するチップ部品がパイプ挿通箇所に集中
しても、従来のようなブリッジ現象を生じ難く、生じた
としてもこれを可動パイプの昇降に伴う振動等によって
簡単に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すチップ部品供給装
置の側面図
【図2】第1実施形態の要部縦断面図
【図3】第1実施形態の要部上面図と部品ストッパの動
作説明図
【図4】第1実施形態における部品取込動作の説明図
【図5】第1実施形態における部品取込動作の説明図
【図6】第1実施形態における部品取込動作の説明図
【図7】第1実施形態における部品取込動作の説明図
【図8】第1実施形態の変更形態を示す縦断面図
【図9】第1実施形態の他の変更形態を示す縦断面図
【図10】第1実施形態のさらに他の変更形態を示す縦
断面図
【図11】本発明の第2実施形態を示すチップ部品供給
装置の要部縦断面図
【図12】第2実施形態における部品取込動作の説明図
【図13】第2実施形態の変更形態を示す縦断面図
【図14】図13に示した変更形態における部品取込動
作の説明図
【図15】本発明の第3実施形態を示すチップ部品供給
装置の要部縦断面図
【図16】図15のZ−Z線断面図
【図17】第3実施形態の変更形態を示す縦断面図
【符号の説明】
2…ホッパー、2a…貯蔵室、P…チップ部品、2c…
パイプ挿通孔、3…固定パイプ、4…可動パイプ、S
1,S2…コイルバネ、5…弾性筒、11…操作レバ
ー、21…制動器、22…摩擦抵抗板、23…摺動部
材、24…ブラケット、25…ローラ、31…可動パイ
プ、32…引張コイルバネ、33…弾性チューブ、41
…ホッパー、41a…貯蔵室、41b…底面、41c…
パイプ挿通孔、41d…陥没部分。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵室内にバルク状に貯蔵されているチ
    ップ部品を所定向きで1個ずつ取り込んで下方に導くチ
    ップ部品取込装置において、 貯蔵室内のチップ部品を所定向きで取り込んで同向きの
    まま自重通過させる固定パイプと、 固定パイプの外側に配置された上下移動可能な可動パイ
    プと、 可動パイプを上方に付勢する第1付勢手段と、 第1付勢手段の付勢力による可動パイプの上昇動作を制
    動する制動手段と、 第1付勢手段の付勢力に勝る付勢力を有し可動パイプを
    下方に付勢する第2付勢手段と、 第2付勢手段による可動パイプの下方付勢を解除するた
    めのレバー機構とを備えた、 ことを特徴とするチップ部品取込装置。
  2. 【請求項2】 前記制動手段によるパイプ上昇動作の制
    動に、弾性部材の弾性抵抗を利用した、 ことを特徴とする請求項1記載のチップ部品取込装置。
  3. 【請求項3】 前記制動手段によるパイプ上昇動作の制
    動に、粘性流体の粘性抵抗を利用した、 ことを特徴とする請求項1記載のチップ部品取込装置。
  4. 【請求項4】 前記制動手段によるパイプ上昇動作の制
    動に、摩擦抵抗部材の摩擦抵抗を利用した、 ことを特徴とする請求項1記載のチップ部品取込装置。
  5. 【請求項5】 貯蔵室内にバルク状に貯蔵されているチ
    ップ部品を所定向きで1個ずつ取り込んで下方に導くチ
    ップ部品取込装置において、 貯蔵室内のチップ部品を所定向きで取り込んで同向きの
    まま自重通過させる上下移動可能な可動パイプと、 一端を可動パイプの下端に連結され他端を固定されると
    共に可動パイプからのチップ部品を同向きのまま自重通
    過させる筒状伸縮部材と、 可動パイプを下方に付勢する付勢手段と、 可動パイプを付勢手段の付勢力及び筒状伸縮部材の伸長
    抵抗に抗して上昇させるレバー機構とを備えた、 ことを特徴とするチップ部品取込装置。
  6. 【請求項6】 前記筒状伸縮部材が、引張コイルバネか
    ら成る、 ことを特徴とする請求項5記載のチップ部品取込装置。
  7. 【請求項7】 前記筒状伸縮部材が、弾性チューブから
    成る、 ことを特徴とする請求項5記載のチップ部品取込装置。
  8. 【請求項8】 前記筒状伸縮部材が、蛇腹チューブから
    成る、 ことを特徴とする請求項5記載のチップ部品取込装置。
  9. 【請求項9】 チップ部品をバルク状に貯蔵し底面にパ
    イプ挿通孔を有する貯蔵室と、パイプ挿通孔に挿通配置
    され貯蔵部品を所定向きで1個ずつ取り込んで下方に自
    重通過させるせるパイプとを備えたチップ部品取込装置
    において、 前記貯蔵室の底面をパイプ挿通孔に向かって下向きに傾
    斜させると共に該底面を凹曲面から形成した、 ことを特徴とするチップ部品取込装置。
  10. 【請求項10】 前記底面に凹曲面から成る陥没部分を
    設け、該陥没部分にパイプ挿通孔を形成した、 ことを特徴とする請求項9記載のチップ部品取込装置。
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