JPH11238604A - 回転型電気部品 - Google Patents

回転型電気部品

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JPH11238604A
JPH11238604A JP10037057A JP3705798A JPH11238604A JP H11238604 A JPH11238604 A JP H11238604A JP 10037057 A JP10037057 A JP 10037057A JP 3705798 A JP3705798 A JP 3705798A JP H11238604 A JPH11238604 A JP H11238604A
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shaft
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rotary electric
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C10/00Adjustable resistors
    • H01C10/30Adjustable resistors the contact sliding along resistive element
    • H01C10/32Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving in an arcuate path

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のスイッチにおいては、一対の凹部35
と凸部40とが同一径の円周上に形成されているため、
摺動部材36が180度の回転範囲で凹部35と凸部4
0の係合状態となり、摺動部材36による操作範囲が小
さいという問題がある。 【解決手段】 本発明の回転型電気部品は、支持部材1
のフランジ1aと操作軸2のフランジ部2bの対向する
側に、操作軸2の回転中心Pを通る線S1の回転中心P
の両側において、操作軸2の回転中心Pからの径が異な
り、円周方向に重ならない位置にそれぞれ係脱可能な凹
部2c,2dと凸部1d,1fとを設けたため、操作軸
2による大きな回転範囲にわたって電気部品の調整がで
きる回転型電気部品を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気レンジ等の電
気調理器具等に用いて好適な、可変抵抗器、ロータリエ
ンコーダ等の回転型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジオ受信機やトランシーバ等の
携帯用電子機器において、電源スイッチ等が使用者の知
らない間に押されてオンされると、電池等が無駄に消費
されて好ましないために、これを解消するものとして実
公昭63ー18095号公報がある。そして、この実公
昭63ー18095号公報で開示されたスイッチは、図
12、図13に示すように、筒状の支持部材31は、そ
の外周部に設けられ、スイッチを操作するための突出片
32と、凹凸部33と、内面に設けられたフランジ34
と、軸孔を挟んで互いに対向し、且つ、同一径の円周上
に位置するようにフランジ34の下面に設けられた一対
の凹部35とが設けられている。
【0003】また、摺動部材36は、小径軸部37と、
大径軸部38と、小径軸部37と大径軸部38との間に
設けられたフランジ部39と、小径軸部37を挟んで互
いに対向し、且つ、同一径の円周上に位置するようにフ
ランジ部39の上面に設けられた一対の凸部40とが設
けられている。そして、この摺動部材36は、支持部材
31内に挿通されて、回転動作と軸方向の移動が可能に
取り付けられると共に、一対の凸部40が前記一対の凹
部35と係脱可能になっている。また、この摺動部材3
6は、底部材41とフランジ部39の間に介在されたス
プリング42によって、支持部材31のフランジ34に
弾圧されて取け付られている。
【0004】また、摺動部材36の上部には、摘み43
と押圧部材44が設けられ、更に、支持部材31の凹凸
部33に対向して、スプリング45で押されたボール4
6が配置されて、クリック機構が構成されている。そし
て、このようなスイッチの操作は、先ず、押圧部材44
をスプリング42に抗して押圧して摺動部材36を軸方
向に移動して、凹部35からの凸部40の係合を外し、
しかる後、摘み43を回動して摺動部材36を回転し、
摺動部材36によって支持部材31を回転させる。する
と、支持部材31はクリック機構によりクリック動作す
ると共に、突出片32が回転して、スイッチ(図示せ
ず)の接点の切り換えが行われるようになる。また、摘
み43を回転して元の位置に戻すと、摺動部材36も戻
り、凸部40と凹部35とが係合状態となるようになっ
ている。即ち、不用意な動作によって、スイッチがオン
しないように、先ず、押圧動作を行わせた後、回転動作
を行わせるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスイッチにおい
ては、一対の凹部35と凸部40とが同一径の円周上に
形成されているため、摺動部材36が180度の回転範
囲で凹部35と凸部40の係合状態となり、摺動部材3
6による操作範囲が小さいという問題がある。また、ス
プリング42を取り付けるために、摺動部材36の他に
底部材41を必要とし、部品点数が多くなって、コスト
高で、生産性が悪いという問題がある。また、支持部材
31を回転させる構成であるため、支持部材31を支持
するための部材を必要として部品点数が多くなるばかり
か、支持部材31の外周部にスイッチを操作する突出片
32、或いはクリック機構のための凹凸部33を設ける
ものであるため、その構成が複雑で、しかも大型となる
という問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、フランジを有する支持部材
と、該支持部材に回転動作と軸方向の移動が可能に取り
付けられ、フランジ部を有する操作軸と、該操作軸を前
記支持部材の前記フランジ側に付勢するバネ部材とを備
え、前記支持部材の前記フランジと前記操作軸の前記フ
ランジ部との対向する側には、前記操作軸の回転中心を
通る線の回転中心の両側において、前記操作軸の回転中
心からの径が異なり、円周方向に重ならない位置にそれ
ぞれ係脱可能な凹部と凸部を設け、前記バネ部材に抗し
て前記操作軸を軸方向に移動させたとき、前記凹部と前
記凸部との係合が外れて、前記操作軸の回転動作を可能
とした構成とした。また、第2の解決手段として、前記
支持部材の前記フランジと前記操作軸の前記フランジ部
の何れか一方には、前記操作軸の回転中心の両側で、前
記操作軸の回転中心からの径の異なる位置に凹部を、ま
た、他方には前記凹部と係脱可能な凸部を設けた構成と
した。また、第3の解決手段として、前記支持部材の前
記フランジには、前記操作軸の回転中心の両側で、前記
操作軸の回転中心からの径の異なる位置の一方に凹部
を、他方に凸部を設け、前記操作軸のフランジ部には、
前記フランジの凹部に係脱可能な凸部と、前記フランジ
の凸部に係脱可能な凹部を設けた構成とした。また、第
4の解決手段として、前記操作軸と前記フランジ部と合
成樹脂の成形等で一体に形成した構成とした。
【0007】また、第5の解決手段として、接触部材を
保持した回転体と備え、該回転体と前記操作軸とをスプ
ライン結合して、前記操作軸の回転により前記回転体を
回転させると共に、前記操作軸と前記回転体との間に前
記バネ部材を介在させた構成とした。また、第6の解決
手段として、前記回転体と前記支持部材との間に配置し
たクリック用バネを、前記回転体、或いは前記支持部材
に取り付けて、前記操作軸の回転にクリック動作を行わ
せた構成とした。また、第7の解決手段として、磁石等
からなる回転可能なコード部材を備え、該コード部材と
前記操作軸とをスプライン結合して、前記操作軸の回転
により前記コード部材を回転させると共に、前記操作軸
と前記コード部材との間に前記バネ部材を介在させた構
成とした。また、第8の解決手段として、前記コード部
材と前記支持部材との間に配置したクリック用バネを、
前記コード部材、或いは前記支持部材に取り付けて、前
記操作軸の回転にクリック動作を行わせた構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の回転型電気部品を
図面に基づいて説明すると、図1〜図11は何れも本発
明の回転型電気部品を示し、図1は第1実施例の平面
図、図2はその断面図、図3は図2の3ー3線における
断面図、図4は第1実施例に係る支持部材の下面図、図
5は第1実施例に係る操作軸の平面図、図6は第1実施
例に係る支持部材と操作軸とを組み合わせた状態を示す
説明図、図7は第1実施例の動作説明図、図8は第2実
施例の断面図、図9は図8の9ー9線における断面図、
図10は第3実施例の断面図、図11は図10の11ー
11線おける断面図である。
【0009】そして、本発明の第1実施例における回転
型電気部品を図1〜図7に基づいて説明すると、合成樹
脂の成型品からなる矩形状の箱形を成す支持部材1は、
板状のフランジ1aと、フランジ1aの中心部に設けら
れた孔1bと、フランジ1aの周囲から下方に伸びる側
壁1cと、フランジ1aの内面で孔1b側の内周面に設
けられた凸部1dを有するへこみ部1eと、このへこみ
部1eの外周部に位置し、凸部1fを有するへこみ部1
gと、このへこみ部1gの更に外周部に位置し、凹凸部
1hを有する平坦部1kとを備えている。そして、前記
凸部1dと凸部1fは、図4に示すように、孔1bの中
心Pを通る線S1の中心Pの両側(180度の位置)に
おいて、孔1bの中心Pからの径が異なり、円周方向に
重ならないように形成されていると共に、凹凸部1h
は、平坦部1kの約180度の範囲で形成されている。
なお、この凹凸部1hは360度の範囲で形成しても良
い。
【0010】また、合成樹脂の成型品からなる操作軸2
は、軸部2aと、軸部2aと一体に段違い状に形成され
たフランジ部2bと、フランジ部2bに設けられた一対
の凹部2c,2dと、軸部2aの周囲に設けられたへこ
み部2eと、フランジ部2bの下面に設けられた突出部
2fとを備えている。そして、前記凹部2cと凹部2d
は、図5に示すように、操作軸2の回転中心Pを通る線
S1の回転中心Pの両側(180度の位置)において、
操作軸2の回転中心Pからの径が異なり、円周方向に重
ならない位置に形成されている。この操作軸2は、軸部
2aを支持部材1の孔1bに挿通されて、回転動作と軸
方向に移動可能に支持部材1に取り付けられ、取り付け
られた際は、凹部2cは凸部1dに、また、凹部2dは
凸部1fにそれぞれ係脱可能となっている。なお、この
実施例では、支持部材1に凸部1d,1fを、また、操
作軸2に凹部2c,2dを設けたが、支持部材1には凹
部を、また、操作軸2には凸部を設けても良い。
【0011】また、絶縁材からなる回転体3は、中心部
に設けられた非円形の孔3aと、上面に設けられた突起
3bと、同じく上面に設けられた窪み部3cとを備えて
いる。そして、この回転体3は、支持部材1内に収納さ
れると共に、孔3aに操作軸2が挿入されて、回転体3
と操作軸2とがスプライン結合され、操作軸2の回転
で、回転体3が同時に回転するようになり、また、回転
体3の窪み部3cは、操作軸2の突出部2fと対向した
位置で組み立てられている。また、金属製の板状バネか
らなる円形状のクリック用バネ4は、図3に示すよう
に、孔4a、4b、4cを有する基部4dと、係合部4
eを有し、基部4dから伸びる腕部4fとを備えてい
る。そして、このクリック用バネ4は、回転体3の上面
に載置され、孔4aに突起3bを挿通して、突起3bの
先端部を潰して回転体3に取り付けられ、また、このク
リック用バネ4が支持部材1内に収納された際は、図2
に示すように、孔4c内を操作軸2が貫通し、支持部材
1と回転体3との間に位置して、孔4bと操作軸2の突
出部2fとが対向すると共に、係合部4eが支持部材1
の凹凸部1hに係合した状態となる。なお、クリック用
バネ4は、この実施例では、回転体3に取り付けたが、
支持部材1に取り付けても良く、この場合、クリック用
バネ4と係合する凹凸部は、回転体3側に設ければ良
い。
【0012】また、絶縁基板5は、中心部に設けられた
孔5aを有し、この絶縁基板5には、埋設等によって設
けられた接点部、或いは抵抗体等の導電体6と、導電体
6に接続された端子7が設けられている。そして、この
絶縁基板5は、孔5aに回転体3の一部を挿通した状態
で、支持部材1の側壁1cの下部に載置され、取付板8
によって、支持部材1に取り付けられている。また、コ
イル状のバネ部材9は、操作軸2に挿入されて、操作軸
2と回転体3との間に介在され、このバネ部材9によっ
て、操作軸2を支持部材1側に付勢すると共に、回転体
3を絶縁基板5に押圧している。また、金属製の板バネ
等からなる接触部材10は、回転体3の下面に取り付け
られ、そして、接触部材10は、回転体3と共に回転し
て、接点部等の導電体6に接離、或いは抵抗体等の導電
体6上を摺動するようになっている。
【0013】次に、このような回転型電気部品の動作を
図7に基づいて説明すると、図7のAは、操作軸2の凹
部2c,2dが支持部材1の凸部1d,1fに嵌合し
て、両者が係合した状態にあり。この状態で、操作軸2
をバネ部材9に抗して軸方向に押圧すると、図7のBに
示すように、凹部2c,2dはそれぞれ凸部1d,1f
との係合が外れて、操作軸2は回転可能な状態となると
共に、操作軸2の突出部2fが回転体3の窪み部3cに
嵌合した状態となる。この状態で操作軸2を回転する
と、操作軸2と共に回転体3が回転し、接触部材10が
導電体6上を摺接して、電気部品の調整等が行われると
共に、回転体3の回転でクリック用バネ4が支持部材1
の凹凸部1h上で係脱を行い、操作軸2がクリック動作
を行うようになる。
【0014】また、操作軸2を僅か回転すると、操作軸
2のフランジ部2bが支持部材1の凸部1d,1fに乗
り、操作軸2の押圧を解除した状態で操作軸2を回転で
きるようになる。また、この操作軸2を180度回転し
ても、凸部1d,1f,及び凹部2c,2dは互いに円
周方向で重ならないように配置されているため、係合状
態になることがなく、360度の回転で、操作軸2はバ
ネ部材9で押されて、凹部2c,2dが凸部1d,1f
に係合するようになる。そして、係合した時は、図7の
Aに示すような状態となり、この状態で、操作軸2を回
転しようとしても、凹部2c,2dが凸部1d,1fに
係合しているため、操作軸2の回転が阻止される。な
お、この実施例では、凸部1dを起点とし、時計、或い
は反時計方向に90度の範囲でクリック動作を行うもの
を示している。そして、この操作軸2の回転時、回転中
心Pを中心として両側に凸部1d,1fを設けているの
で、操作軸2は傾くことなく、回転できる。なお、本実
施例においては、凹部2c,2dの外周側を開放した形
状としているので、確実に係合させる目的で径方向の寸
法ズレを多く見込む必要がなく、従って、径方向の寸法
を小さくできる。また、凸部1d,1fを、へこみ部1
g、平坦部1k面と繋がった形状としているので強度を
高められる。
【0015】また、図8、図9は本発明の回転型電気部
品の第2の実施例を示し、この実施例はロータリエンコ
ーダに適用したもので、支持部材1のフランジ1aに
は、前記実施例と同様に、操作軸2の回転中心Pを通る
線S1の回転中心Pの両側(180度の位置)におい
て、操作軸2の回転中心Pからの径が異なり、円周方向
に重ならない位置に凸部1d,1fが形成されている。
また、操作軸2のフランジ部2bには、前記実施例と同
様に、操作軸2の回転中心Pを通る線S1の回転中心P
の両側(180度の位置)において、操作軸2の回転中
心Pからの径が異なり、円周方向に重ならない位置に凹
部2c,2dが形成されている。そして、この凹部2
c,2dは、凸部1d,1fと係脱可能となっている。
また、磁石等からなるコード部材11は、操作軸2とス
プライン結合されて、操作軸2と共に回転可能に取り付
けられており、このコード部材11と操作軸2との間に
は、バネ部材9が配置されて、操作軸2をフランジ1a
側に常時付勢している。また、コード部材11に対向し
て磁気等を検出する検出センサ12が配置され、コード
部材11の回転を検出センサ12で、検出するようにな
っている。
【0016】そして、このようなロータリエンコーダの
動作は、前記実施例と同様に、操作軸2の凹部2c,2
dが支持部材1の凸部1d,1fに嵌合して、両者が係
合した状態において、操作軸2をバネ部材9に抗して軸
方向に押圧すると、凹部2c,2dはそれぞれ凸部1
d,1fとの係合が外れて、操作軸2は回転可能な状態
となる。この状態で操作軸2を回転すると、操作軸2と
共にコード部材11が回転して、検出センサ12により
コードが検出される。また、操作軸2を僅か回転する
と、操作軸2のフランジ部2bが支持部材1の凸部1
d,1fに乗り、操作軸2の押圧を解除した状態で操作
軸2を回転できるようになる。また、この操作軸2を1
80度回転しても、凸部1d,1f,及び凹部2c,2
dは互いに円周方向で重ならないように配置されている
ため、係合状態になることがなく、360度の回転で、
操作軸2はバネ部材9で押されて、凹部2c,2dが凸
部1d,1fに係合するようになる。そして、係合した
時は、図8に示すような状態となり、この状態で、操作
軸2を回転しようとしても、凹部2c,2dが凸部1
d,1fに係合しているため、操作軸2の回転が阻止さ
れる。なお、この実施例において、クリック機構を前記
実施例と同様に、クリック用バネを操作軸2とコード部
材11との間に配置して、クリック用バネをコード部材
11、或いは操作軸2に取り付けて、クリック機構を形
成しても良い。
【0017】また、図10、図11は本発明の回転型電
気部品の第3の実施例を示し、この実施例はロータリエ
ンコーダに適用したもので、支持部材1のフランジ1a
には、操作軸2の回転中心Pを通る線S1の回転中心P
の両側(180度の位置)において、操作軸2の回転中
心Pからの径が異なり、円周方向に重ならない位置に凹
部1mと凸部1nが形成されている。また、操作軸2の
フランジ部2bには、操作軸2の回転中心Pを通る線S
1の回転中心Pの両側(180度の位置)において、操
作軸2の回転中心Pからの径が異なり、円周方向に重な
らない位置に凸部2gと凹部2hが形成されている。そ
して、この操作軸2の凸部2gは、支持部材1の凹部1
mに、また、操作軸2の凹部2hは、支持部材1の凸部
1nにそれぞれ係脱可能となっている。そして、その他
の構成は、前記第2の実施例と同様であるので、ここで
は同一部品に同一番号を付し、その説明は省略する。
【0018】そして、この第3の実施例では、操作軸2
を軸方向に押圧すると、操作軸2の凸部2g,凹部2h
が支持部材1の凹部1m、凸部1nと係合が外れて、操
作軸2が回転可能となり、また、操作軸2を360度回
転すると、操作軸2の凸部2g,凹部2hが支持部材1
の凹部1m、凸部1nと係合し、操作軸2の回転は、前
述の係合によって回転が阻止され、その他の動作は、前
記第2の実施例と同様であるので、その説明は省略す
る。なお、本第2、3の実施例においては、第1の実施
例に比べ、薄型にできる。また、前記第1〜第3の実施
例では、180度の位置に2ヶ所、係合する凹凸部を設
けたが、120度毎に3ヶ所、径方向に重ならない位置
に設けても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明の回転型電気部品は、操作軸2を
軸方向に移動させた後、回転動作を行わせて操作するよ
うにしたため、不用意な動作によって、電気部品が操作
されることのない回転型電気部品を提供できる。また、
支持部材1のフランジ1aと操作軸2のフランジ部2b
の対向する側に、操作軸2の回転中心Pを通る線S1の
回転中心Pの両側において、操作軸2の回転中心Pから
の径が異なり、円周方向に重ならない位置にそれぞれ係
脱可能な凹部2c,2dと凸部1d,1fとを設けたた
め、操作軸2による大きな回転範囲にわたって電気部品
の調整ができる回転型電気部品を提供できる。また、支
持部材1のフランジ1aと操作軸2のフランジ部2bの
何れか一方には、操作軸2の回転中心Pの両側で、操作
軸2の回転中心Pからの径の異なる位置に凹部2c,2
dを、また、他方には凹部2c,2dと係脱可能な凸部
1d,1fを設けたものであるため、操作軸2の大きな
回転範囲による調整か可能で、しかも、その構成が簡単
で、生産性が良く、また、操作軸2の回転時、操作軸の
傾きのない回転型電気部品を提供できる。また、支持部
材1のフランジ1aには、操作軸2の回転中心Pの両側
で、操作軸2の回転中心Pからの径の異なる位置の一方
に凹部1mを、他方に凸部1nを設け、操作軸2のフラ
ンジ部2bには、フランジ1aの凹部1mに係脱可能な
凸部2gと、フランジ1aの凸部1nに係脱可能な凹部
2hを設けたため、操作軸2の大きな回転範囲による調
整か可能で、また、操作軸2の回転時、操作軸の傾きの
ない回転型電気部品を提供できる。
【0020】また、操作軸2とフランジ部2bとを一体
に形成したため、その構成が簡単な上に、生産性が良好
で、安価な回転型電気部品を提供できる。また、接触部
材10を保持した回転体3と操作軸2との間に、操作軸
2を付勢するバネ部材9を介在させたものであるため、
部品点数が少なく、組立性が良好で、安価な可変抵抗
器、スイッチ等の回転型電気部品を提供できる。また、
回転体3と操作軸2との間にクリック用バネ4を配置し
たため、スペースフアクターが良く、小型のクリック機
構付の回転型電気部品を提供できる。また、コード部材
11と操作軸2との間に、操作軸2を付勢するバネ部材
9を介在させたものであるため、部品点数が少なく、組
立性が良好で、安価なロータリエンコーダからなる回転
型電気部品を提供できる。また、コード部材11と操作
軸2との間にクリック用バネ4を配置したため、スペー
スフアクターが良く、小型のクリック機構付の回転型電
気部品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転型電気部品の第1実施例の平面
図。
【図2】本発明の回転型電気部品の第1実施例の断面
図。
【図3】図2の3ー3線における断面図。
【図4】本発明の回転型電気部品の第1実施例に係る支
持部材の下面図。
【図5】本発明の回転型電気部品の第1実施例に係る操
作軸の平面図。
【図6】本発明の回転型電気部品の第1実施例に係る支
持部材と操作軸とを組み合わせた状態を示す説明図。
【図7】本発明の回転型電気部品の第1実施例に係る動
作説明図。
【図8】本発明の回転型電気部品の第2実施例の断面
図。
【図9】図8の9ー9線における断面図。
【図10】本発明の回転型電気部品の第3実施例の断面
図。
【図11】図10の11ー11線における断面図。
【図12】従来の回転型電気部品に係るスイッチの断面
図。
【図13】従来の回転型電気部品に係るスイッチの要部
の分解斜視図。
【符号の説明】
1 支持部材 1a フランジ 1b 孔 1c 側壁 1d 凸部 1e へこみ部 1f 凸部 1g へこみ部 1h 凹凸部 1k 平坦部 1m 凹部 1n 凸部 2 操作軸 2a 軸部 2b フランジ部 2c 凹部 2d 凹部 2e へこみ部 2f 突出部 2g 凸部 2h 凹部 3 回転体 3a 孔 3b 突起 3c 窪み部 4 クリック用バネ 4a 孔 4b 孔 4c 孔 4d 基部 4e 係合部 4f 腕部 5 絶縁基板 5a 孔 6 導電体 7 端子 8 取付板 9 バネ部材 10 接触部材 11 コード部材 12 検出センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジを有する支持部材と、該支持部
    材に回転動作と軸方向の移動が可能に取り付けられ、フ
    ランジ部を有する操作軸と、該操作軸を前記支持部材の
    前記フランジ側に付勢するバネ部材とを備え、前記支持
    部材の前記フランジと前記操作軸の前記フランジ部との
    対向する側には、前記操作軸の回転中心を通る線の回転
    中心の両側において、前記操作軸の回転中心からの径が
    異なり、円周方向に重ならない位置にそれぞれ係脱可能
    な凹部と凸部を設け、前記バネ部材に抗して前記操作軸
    を軸方向に移動させたとき、前記凹部と前記凸部との係
    合が外れて、前記操作軸の回転動作を可能としたことを
    特徴とする回転型電気部品。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の前記フランジと前記操作
    軸の前記フランジ部の何れか一方には、前記操作軸の回
    転中心の両側で、前記操作軸の回転中心からの径の異な
    る位置に凹部を、また、他方には前記凹部と係脱可能な
    凸部を設けたことを特徴とする請求項1記載の回転型電
    気部品。
  3. 【請求項3】 前記支持部材の前記フランジには、前記
    操作軸の回転中心の両側で、前記操作軸の回転中心から
    の径の異なる位置の一方に凹部を、他方に凸部を設け、
    前記操作軸のフランジ部には、前記フランジの凹部に係
    脱可能な凸部と、前記フランジの凸部に係脱可能な凹部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の回転型電気部
    品。
  4. 【請求項4】 前記操作軸と前記フランジ部と合成樹脂
    の成形等で一体に形成したことを特徴とする請求項1、
    又は2、又は3記載の回転型電気部品。
  5. 【請求項5】 接触部材を保持した回転体と備え、該回
    転体と前記操作軸とをスプライン結合して、前記操作軸
    の回転により前記回転体を回転させると共に、前記操作
    軸と前記回転体との間に前記バネ部材を介在させたこと
    を特徴とする請求項1、又は2、又は3、又は4記載の
    回転型電気部品。
  6. 【請求項6】 前記回転体と前記支持部材との間に配置
    したクリック用バネを、前記回転体、或いは前記支持部
    材に取り付けて、前記操作軸の回転にクリック動作を行
    わせたことを特徴とする請求項6記載の回転型電気部
    品。
  7. 【請求項7】 磁石等からなる回転可能なコード部材を
    備え、該コード部材と前記操作軸とをスプライン結合し
    て、前記操作軸の回転により前記コード部材を回転させ
    ると共に、前記操作軸と前記コード部材との間に前記バ
    ネ部材を介在させたことを特徴とする請求項1、又は
    2、又は3、又は4記載の回転型電気部品。
  8. 【請求項8】 前記コード部材と前記支持部材との間に
    配置したクリック用バネを、前記コード部材、或いは前
    記支持部材に取り付けて、前記操作軸の回転にクリック
    動作を行わせたことを特徴とする請求項7記載の回転型
    電気部品。
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