JP3802301B2 - スイッチ付回転型電気部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転と軸方向の移動が可能な操作軸を備えたものにおいて好適なスイッチ付回転型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチ付回転型電気部品は、図28に示すように、内面に凹凸部31を設けた軸受け部32の孔32aには、操作軸33が回転可能に取り付けられ、また、ケース34には、抵抗体(図示せず)を設けた一対の絶縁基板35が保持されると共に、この絶縁基板35には、摺動子36を取り付けた回転体37が回転可能に支持され、そして、操作軸33の平坦面を設けた非円形部33aが回転体37の平坦面を有する非円形孔37aに挿通され、操作軸33の回転により、絶縁基板35に取り付けられた抵抗体に摺動子36が摺動して、抵抗値を可変して、回転型電気部品Dを操作するようになっている。
【0003】
また、操作軸33には、凹凸部31と係脱を行うクリック用のバネ板38が取り付けられ、操作軸33の回転動作にクリック感を与えるクリック機構Kが設けられると共に、回転型電気部品Dの裏側には、接点部(図示せず)、コイルバネ39、可動体40等を備えた軸のプッシュロック機構を有するスイッチSが積層して配置され、操作軸33を軸方向に移動することによって、スイッチSの操作を行うようになっている。
【0004】
そして、従来のスイッチ付回転型電気部品の動作は、先ず、操作軸33を回転すると、クリック機構Kによってクリック感を得ながら回転体37が回転すると共に、摺動子36が抵抗体上を摺動して、回転型電気部品Dの操作が行われる。また、操作軸33を軸方向にコイルバネ39に抗して押圧すると、可動体40が移動して接点部の切換を行うと共に操作軸33がロックされ、そして、操作軸33に押圧を再度加えると、操作軸33はコイルバネ39により元の状態に復帰すると共に、接点部の切換が行われるようになっている。
【0005】
また、操作軸33が回転と軸方向の移動を行うようになっている従来のスイッチ付回転型電気部品において、回転体37は絶縁基板35によって回転方向の支持が行われ、回転体37は回転運動が可能である反面、軸方向と直交する方向に動かないように支持されている。
そして、支持部材32と回転体37は、その組立後において、孔32aと非円形孔37aの回転中心位置が加工時のバラツキ、組立時のバラツキ等によって、操作軸33の軸芯と一致せず、軸芯からずれたものとなる。
【0006】
このため、操作軸33を軸方向に移動した時、操作軸33と回転体37との間でキシミを生じて、操作性が悪くなる上に、押圧された操作軸33が戻らない事態を生ずるものであった。
そこで、この問題を解決するために、操作軸33の非円形部33aと回転体37の非円形孔37aとの嵌合度合いを緩くして対応しているが、この場合、操作軸33と回転体37との間に比較的大きな遊びがあるため、操作軸33の回転が回転体37に即座に伝達されないという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスイッチ付回転型電気部品においては、操作軸33と回転体37との間に比較的大きな遊びがあるため、操作軸33の回転が回転体37に即座に伝達されないという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、操作軸の円滑な移動が可能で、遊びの無い回転伝達ができるスイッチ付回転型電気部品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、回転と軸方向の移動が可能に支持部材に保持され、軸方向の外面に互いに対向して設けられ一対の平坦面で形成される回転伝達面を設けた非円形部を有する操作軸と、前記非円形部が軸方向に移動可能に挿通される非円形孔を有する回転伝達部材と、この回転伝達部材によって回転され、中央部に前記非円形部を遊嵌状態で挿通する貫通孔を有する回転体と、この回転体によって操作される回転型電気部品と、前記貫通孔に挿通された前記操作軸の軸方向の移動によって操作されるスイッチとを備え、前記回転伝達部材の前記非円形孔内には、前記操作軸の前記一対の平坦面とそれぞれ当接する互いに対向した一対の平坦面が設けられ、前記回転伝達部材と前記回転体とには、互いに凹凸係合を行う係合部を設け、前記係合部が前記操作軸の回転中心を通る前記回転伝達面と直交する線の位置に前記操作軸を挟んで2箇所設けられ、前記回転伝達部材の係合部と前記回転体の係合部は、前記操作軸の前記回転伝達面と直交する線方向には遊びのある状態で係合し、前記回転伝達面と平行な線方向においては互いに遊びのない状態で係合しており、前記操作軸の回転動作時、前記回転伝達部材を介して前記係合部によって前記回転体を回転するようにした構成とした。
【0010】
また、第2の解決手段として、前記回転伝達部材と前記支持部材とで、前記操作軸の回転をストップするストッパーを設けた構成とした
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のスイッチ付回転型電気部品を図1〜図25に基づいて説明すると、図1は本発明のスイッチ付回転型電気部品の要部断面図、図2は本発明のスイッチ付回転型電気部品の要部斜視図、図3は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係り、操作軸と回転伝達部材との関係を示す説明図、図4は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係り、回転伝達部材と回転体の関係を示す説明図、図5は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係り、支持部材にバネ部材を組み合わせた状態を示す下面図、図6は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係り、支持部材に駆動体を組み合わせた状態を示す下面図である。
【0013】
また、図7は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る支持部材の平面図、図8は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る支持部材の側面図、図9は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る支持部材の下面図、図10は図9の10−10線における断面図、図11は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係るバネ部材の平面図、図12は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係るバネ部材の側面図、図13は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る駆動体の平面図、図14は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る駆動体の側面図、図15は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る駆動体の下面図である。
【0014】
また、図16は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転伝達部材の平面図、図17は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転伝達部材の側面図、図18は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転伝達部材の下面図、図19は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転伝達部材の裏面図、図20は図16の20−20線における断面図、図21は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転体の平面図、図22は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転体の側面図、図23は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転体の下面図、図24は図21の24−24線における断面図、図25は本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る絶縁基板の平面図である。
【0015】
次に、本発明のスイッチ付回転型電気部品の構成を図1〜図25に基づいて説明すると、亜鉛ダイキャスト、或いは合成樹脂の成型品等からなる軸受け部材等の支持部材1は、図7〜図10に示すように、平板状の基部1aと、この基部1aから外方に突出して形成された孔1bを有する筒状部1cと、基部1aの内面側で、孔1bの周囲に設けられたリング状の凸部1dと、この凸部1dの近傍に設けられ、凸部からなるストッパー部1eと、基部1aの内面側で、基部1aの外周縁の近傍に設けられ、互いに間隔を置いて設けられた一対の挟持部1fとを有する。
【0016】
そして、一対の挟持部1fは、基部1aの同一平面内に設けられた3個の凸部1gによって形成されると共に、図9に示すように、孔1bの中心Zと直交する線Yを挟んで互いに間隔を置いて配置されている。
【0017】
金属材からなる操作軸2は、操作部2aと、操作部2aに繋がった円柱状の支持部2bと、この支持部2bに繋がった非円形部2cとを有する。
また、この非円形部2cは、軸方向に対向した平坦面2dが設けられて、断面が小判形状となすと共に、この平坦面2dによって回転伝達面Xが形成されている。
そして、この操作軸2は、図1に示すように、非円形部2cが支持部材1の孔1bに挿通されて、支持部2bが筒状部1cにより回転と軸方向の移動可能に保持されている。
【0018】
金属のバネ板からなるバネ部材3は、図11,図12に示すように、中心部に孔3aを有し、若干折り曲げられた環状の板部3bと、板部3bの外周部において、互いに間隔を置いて設けられた一対の掛け止め部3cとを有し、このバネ部材3は、図1,図5に示すように、板部3bが支持部材1の基部1aの内面に載置された状態で、一対の掛け止め部3cがそれぞれ一対の挟持部1fに掛け止めされて片持ち状に支持され、この掛け止め部3cを支点として、孔3aの反対側に位置する板部3bの部分が軸方向に移動可能に支持されている。
【0019】
合成樹脂の成型品等からなる駆動体4は、図13〜図15に示すように、中心部に孔4aを有する環状の板部4bと、板部4bの外周部において、互いに間隔を置いて設けられた一対の支持部を構成する掛け止め部4cと、この一対の掛け止め部4cの間において、板部4bの一面である下面からから下方に突出した円弧状面を有する押さえ部4dと、この押さえ部4dに対して孔4aを挟んで対向する位置に設けられた一つの突部4eとを有する。
【0020】
そして、突部4eと押さえ部4dとは、孔4aの中心を通る線において互いに対向した位置に配置されると共に、駆動体4は、図1,図6に示すように、板部4bがバネ部材3の板部3b上に載置された状態で、一対の掛け止め部4cがそれぞれ一対の挟持部1fに掛け止めされて片持ち状に支持され、この掛け止め部4cを支点として、孔4aの反対側に位置する突部4eが軸方向に移動可能に支持されている。
【0021】
亜鉛ダイキャスト、合成樹脂の成型品等からなる回転伝達部材5は、図16〜図20に示すように、円板状の基部5aと、この基部5aの中心部に設けられ、平坦面5bからなる回転伝達面Xを有する小判状の非円形孔5cと、この基部5aの上面である一面側の周縁部に設けられた凸部からなるストッパー部5dと、基部5aの下面である他面側の周縁部に設けられた矩形状の凸部からなる一対の係合部5eを有する。
そして、この一対の係合部5eは、非円形孔5cの中心Zと直交する線Y上で、回転伝達面Xと直交する位置において、非円形孔5cを挟んで互いに対向する位置に設けられている。
【0022】
また、この回転伝達部材5は、図1に示すように、非円形孔5cに操作軸2の非円形部2cが挿通された状態で、その一面が支持部材1の凸部1dに当接した状態で取り付けられ、回転伝達部材5が操作軸2の溝部(図示せず)に嵌入したワッシャー6によって、抜け止めされると共に、操作軸2もこのワッシャー6によって抜け止めされている。
【0023】
更に、この回転伝達部材5は、操作軸2の軸方向Wに対して操作軸2以外に直角方向での位置規制が無く、このため、図3に示すように、操作軸2の平坦面2dと非円形孔5cの平坦面5bとの全面が当接し、従って、両者の回転伝達面Xが遊びの無い状態となり、操作軸2からの回転を回転伝達部材5に遊び無く伝達できると共に、操作軸2を軸方向Wに移動した時、操作軸2と回転伝達部材5との間でキシミを生じることなく、操作軸2の移動を行うことができる。
なお、図3に示すように、操作軸2の平坦面2dと直交する方向については、操作軸2と非円形孔5cは若干のスペースを持って配置されている。
【0024】
合成樹脂の成型品からなる筺体7は、中央部に孔7aを有する底壁7bと、底壁7bから直角に延びる筒状の側壁7cと、孔7aの周辺部に設けられた筒状の受け部7dとを有し、この筺体7の底壁7bには、複数個の接触片8が埋設されて、接触片8の一端は、筺体7内に突出し、他端は、筺体7外に突出している。そして、この筺体7は、回転伝達部材5等を覆うように支持部材1の下面に配置されている。
【0025】
合成樹脂の成型品からなる回転体9は、図21〜図24に示すように、中心部に円形の貫通孔9aを有する円板状の板部9bと、板部9bの上面である一面側の外周部に設けられた凹凸部9cと、板部9bの上面である一面側において、貫通孔9aと凹凸部9cとの間に設けられた矩形状の凹部からなる一対の係合部9dと、板部9bの下面である他面側に設けられた円形のへこみ部9eと、このへこみ部9eの一部に設けられた凸部9fとを有する。
そして、この一対の係合部9dは、貫通孔9aを挟んで互いに対向する位置に設けられている。
【0026】
円板状の絶縁基板10は、図25に示すように、中心部に設けられた円形孔10aと、外周部に設けられた凹部10bを有すると共に、この絶縁基板10の一面には、円形孔10aの周囲に配置された抵抗体11と、この抵抗体11の内外に配置された2個の導電体12とが設けられている。
そして、この絶縁基板10は、回転体9の凸部9fに凹部10bを合わせた状態で、へこみ部9eに収納して取り付けられ、絶縁基板10が回転体9と共に回転するようになっている。
【0027】
また、絶縁基板10を取り付けた回転体9は、図1に示すように、筺体7内に収納され、絶縁基板10の円形孔10a内に受け部7dが位置して、回転体9がこの受け部7dを中心として回転できるようにすると共に、接触片8がそれぞれ抵抗体11と導電体12に接触して、回転型電気部品Dが構成されている。
更に、回転体9が取り付けられた際、回転体9の貫通孔9aには、操作軸2の非円形部2cが遊嵌状態で挿通され、また、駆動体4がバネ部材3によって回転体9に弾圧されて、突部4eが凹凸部9cに係合すると共に、押さえ部4dは、複数の凹凸部9cの上面に弾接し、従って、押さえ部4dは上下動することなく凹凸部9cの上面に弾接され、この状態で、回転体9が筺体7の底壁7bに弾圧されている。
【0028】
更に又、回転体9が取り付けられた際、回転体9の係合部9dには、図1,図4に示すように、回転伝達部材5の係合部5eが凹凸係合した状態となる。
この時、凸部からなる係合部5eと凹部からなる係合部9dは、回転伝達面Xと直交する線方向には、遊びのある状態で係合した状態となっているが、回転伝達面Xと平行な線方向、即ち、回転方向においては、互いに遊びの無い状態で係合した状態となっている。
【0029】
そして、このように、係合部5eと係合部9dが回転伝達面Xと直交する線方向に遊びを持たすことにより、加工時のバラツキ、組立時のバラツキ等によって、回転体9が受け部7dで支持された時の操作軸2の軸心と回転体9の中心のずれが生じたとしても、ストレスが加わることなく両者の係合状態を、確実にするものである。
【0030】
複数個の固定接点13,14が埋設された絶縁基体15は、筺体7の下面に配置されると共に、絶縁基体15と操作軸2との間には、内部に可動接点16を収納した状態で、ゴム材等からなるドーム状の押圧部材17が配置され、プッシュ型のスイッチSが構成されている。
また、スイッチSが筺体7の下面に取り付けられた際、押圧部材17によって操作軸2が上方に押された状態となっている。
そして、絶縁基体15,筺体7,及び支持部材1は、取付板18によって一体化されて、取り付けられている。
【0031】
次に、本発明のスイッチ付回転型電気部品の動作を説明すると、先ず、操作軸2の操作部2aを回転して、非円形部2cによって回転伝達部材5を回転すると、凹凸係合した係合部5e、9dによって、回転体9と絶縁基板10が回転して、抵抗体11と導電体13が接触片8に摺接して、抵抗値が変化して、回転型電気部品Dの操作が行われる。
また、この操作軸2の回転時、回転体9の回転によって、バネ部材3によって弾圧された駆動体4の突部4eが凹凸部9cに係脱して、操作軸2の回転にクリック感を与えて、クリック機構Kが構成されている。
【0032】
更に、駆動体4は、操作軸2を挟んで突部4eと対向する押さえ部4dが回転体9に弾圧された状態となると共に、この押さえ部4d側に設けられた掛け止め部4c側を支点として、突部4e側が軸方向に移動するようになっている。
そして、操作軸2を回転した時、回転伝達部材5のストッパー部5dが支持部材1のストッパー部1eに係合して、操作軸2のストッパーを構成している。
【0033】
また、操作軸2を軸方向Wに押圧すると、操作軸2が押圧部材17を介して可動接点16を押して、可動接点16を固定接点12,13に接触させて、スイッチSの接点の切換を行う。
そして、操作軸2の押圧動作を解除すると、操作軸2は押圧部材17により元の状態に復帰すると共に、可動接点16も自己復帰して、固定接点12,13間の短絡状態が解除される。
この際、操作軸2が回転伝達面Xと平行な方向へ仮にセンターずれしたとしても、回転伝達部材5が回転伝達面Xと平行に位置が変わるので、操作軸2に横方向のストレスが加わることが無く、回転体9を確実に駆動することができ、また、操作軸2が回転伝達面Xと直角方向へ仮にセンターずれしたとしても、回転伝達部材5との間のスペースより操作軸2に横方向のストレスが加わることがない。
また、他の方向へ仮にセンターずれしたとしても、上記の両方の動作が組み合わされて、操作軸2には、横方向のストレスが加わらない。
よって、操作軸2は確実に復帰する。
このようにして、スイッチ付回転型電気部品の操作が行われる。
【0034】
また、上記実施例以外の操作軸の参考例として、図26,図27操作軸2の参考例を示す。この参考例における操作軸2は、合成樹脂の成型品で構成されており、非円形部2cは、軸方向の外面に複数の凸条2eが設けられ、この複数の凸条2eの頂面を結ぶ面によって回転伝達面Xが形成されたものである。そして、凸条2e間に位置する凹部2fは、合成樹脂の成型加工後に生じる湯の縮みを予測して設けたものである。また、このような操作軸2も、図27に示すように、前記実施例と同様に回転伝達部材5の非円形孔5cに挿通され、両者の回転伝達面Xが接した状態となっている。
【0035】
また、上記実施例において、回転型電気部品Dは可変抵抗器で説明したが、回転型エンコーダ等を用いても良い。
【0036】
【発明の効果】
本発明のスイッチ付回転型電気部品において、操作軸2の回転動作時、回転伝達部材5を介して係合部5e、9dによって回転体9を回転するようにしたため、操作軸2で回転する回転伝達部材5は、軸方向と直交する側の規制が無く、従って、部品加工等のバラツキに関係なく、操作軸2の軸方向の移動に際してキシミが無く、円滑な移動を行うことができる。
また、回転伝達面Xと直交する位置において、回転伝達部材5と回転体9に係合部5e、9dを設けたため、回転伝達部材5の回転が回転体9に即座に伝達でき、遊びのない回転型電気部品の操作ができる。
【0037】
また、平坦面2dが互いに対向して設けられ、非円形部2cの断面を小判形状にしたため、加工が簡単であると共に、非円形部2cによる回転伝達部材5への回転伝達を確実にできる。
また、係合部5e、9dが2カ所設けられ、この2カ所の係合部5e、9dが操作軸2を挟んで配置されたため、回転伝達部材5からの回転体9への回転伝達箇所が複数となり、その回転伝達を確実にできる。
【0038】
また、係合部5e、9dが操作軸2の回転中心を通る回転伝達面Xと直交する線Yの位置に設けられたため、係合部5e、9dの位置を正確に設定できると共に、確実な回転伝達を行うことができる。
また、回転伝達部材5の非円形孔5c内には平坦面5bを有し、この平坦面5bのほぼ全面に、操作軸2の平坦面2dが当接するようにしたため、回転伝達部材5と操作軸2との間における回転伝達面Xの接触面が大きくなり、回転伝達を確実にできる。
【0039】
また、回転伝達部材5と支持部材1とで、操作軸2の回転をストップするストッパーを設けたため、そのストッパー強度を大きくできて、操作軸2の回転力の大きなものにも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ付回転型電気部品の要部断面図。
【図2】本発明のスイッチ付回転型電気部品の要部斜視図。
【図3】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係り、操作軸と回転伝達部材との関係を示す説明図。
【図4】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係り、回転伝達部材と回転体の関係を示す説明図。
【図5】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係り、支持部材にバネ部材を組み合わせた状態を示す下面図。
【図6】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係り、支持部材に駆動体を組み合わせた状態を示す下面図。
【図7】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る支持部材の平面図。
【図8】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る支持部材の側面図。
【図9】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る支持部材の下面図。
【図10】図9の10−10線における断面図。
【図11】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係るバネ部材の平面図。
【図12】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係るバネ部材の側面図。
【図13】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る駆動体の平面図。
【図14】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る駆動体の側面図。
【図15】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る駆動体の下面図。
【図16】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転伝達部材の平面図。
【図17】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転伝達部材の側面図。
【図18】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転伝達部材の下面図。
【図19】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転伝達部材の裏面図。
【図20】図16の20−20線における断面図。
【図21】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転体の平面図。
【図22】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転体の側面図。
【図23】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る回転体の下面図。
【図24】図21の24−24線における断面図。
【図25】本発明のスイッチ付回転型電気部品に係る絶縁基板の平面図。
【図26】 本発明の操作軸の参考例を示す断面図。
【図27】 本発明の操作軸の参考例と回転伝達部材との関係を示す説明図。
【図28】従来のスイッチ付回転型電気部品の断面図。
【符号の説明】
1 支持部材
1a 基部
1b 孔
1c 筒状部
1d 凸部
1e ストッパー部
1f 挟持部
1g 凸部
2 操作軸
2a 操作部
2b 支持部
2c 非円形部
2d 平坦面
2e 凸条
2f 凹部
3 バネ部材
3a 孔
3b 板部
3c 掛け止め部
4 駆動体
4a 孔
4b 板部
4c 掛け止め部(支持部)
4d 押さえ部
4e 突部
5 回転伝達部材
5a 基部
5b 平坦面
5c 非円形孔
5d ストッパー部
5e 係合部
6 ワッシャー
7 筺体
7a 孔
7b 底壁
7c 側壁
7d 受け部
8 接触片
9 回転体
9a 貫通孔
9b 板部
9c 凹凸部
9d 係合部
9e へこみ部
9f 凸部
10 絶縁基板
10a 円形孔
10b 凹部
11 抵抗体
12 導電体
13 固定接点
14 固定接点
15 絶縁基体
16 可動接点
17 押圧部材
18 取付板
Z 中心
Y 線
X 回転伝達面
W 軸方向
S スイッチ
K クリック機構
D 回転型電気部品

Claims (2)

  1. 回転と軸方向の移動が可能に支持部材に保持され、軸方向の外面に互いに対向して設けられ一対の平坦面で形成される回転伝達面を設けた非円形部を有する操作軸と、前記非円形部が軸方向に移動可能に挿通される非円形孔を有する回転伝達部材と、この回転伝達部材によって回転され、中央部に前記非円形部を遊嵌状態で挿通する貫通孔を有する回転体と、この回転体によって操作される回転型電気部品と、前記貫通孔に挿通された前記操作軸の軸方向の移動によって操作されるスイッチとを備え、前記回転伝達部材の前記非円形孔内には、前記操作軸の前記一対の平坦面とそれぞれ当接する互いに対向した一対の平坦面が設けられ、前記回転伝達部材と前記回転体とには、互いに凹凸係合を行う係合部を設け、前記係合部が前記操作軸の回転中心を通る前記回転伝達面と直交する線の位置に前記操作軸を挟んで2箇所設けられ、前記回転伝達部材の係合部と前記回転体の係合部は、前記操作軸の前記回転伝達面と直交する線方向には遊びのある状態で係合し、前記回転伝達面と平行な線方向においては互いに遊びのない状態で係合しており、前記操作軸の回転動作時、前記回転伝達部材を介して前記係合部によって前記回転体を回転するようにしたことを特徴とするスイッチ付回転型電気部品。
  2. 前記回転伝達部材と前記支持部材とで、前記操作軸の回転をストップするストッパーを設けたことを特徴とする請求項1記載のスイッチ付回転型電気部品。
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