JPH1123858A - ケーブル配線装置 - Google Patents
ケーブル配線装置Info
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- JPH1123858A JPH1123858A JP9182595A JP18259597A JPH1123858A JP H1123858 A JPH1123858 A JP H1123858A JP 9182595 A JP9182595 A JP 9182595A JP 18259597 A JP18259597 A JP 18259597A JP H1123858 A JPH1123858 A JP H1123858A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
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- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバに損傷を与えない光ファイバ配線
装置を実現する。 【解決手段】 支柱１２ａ，１２ｂに支持されて複数段
の対をなすアウタガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ〜１４
ｆには、摺動自在にインナガイド１５ａ〜１５ｆ，１６
ａ〜１６ｆが嵌入されている。光ファイバを収容するた
めに各段に用意された収納トレイ１７は、各段のインナ
ガイド対に固定されると共に、スライダ４０ａ，４０ｂ
が取付けられている。そして、インナガイド対の摺動と
共に、収納トレイ１７は、スライダ４０ａ，４０ｂが係
合したアウタガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ〜１４ｆに
沿って摺動する。ここで、スライダ４０ａ，４０ｂの外
縁には、当接した光ファイバを浮揚する傾斜が形成され
ると共に、スライダ４０ａ，４０ｂは、該スライダ４０
ａ，４０ｂとアウタガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ〜１
４ｆとの間に光ファイバが食込まない構成にしている。
装置を実現する。 【解決手段】 支柱１２ａ，１２ｂに支持されて複数段
の対をなすアウタガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ〜１４
ｆには、摺動自在にインナガイド１５ａ〜１５ｆ，１６
ａ〜１６ｆが嵌入されている。光ファイバを収容するた
めに各段に用意された収納トレイ１７は、各段のインナ
ガイド対に固定されると共に、スライダ４０ａ，４０ｂ
が取付けられている。そして、インナガイド対の摺動と
共に、収納トレイ１７は、スライダ４０ａ，４０ｂが係
合したアウタガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ〜１４ｆに
沿って摺動する。ここで、スライダ４０ａ，４０ｂの外
縁には、当接した光ファイバを浮揚する傾斜が形成され
ると共に、スライダ４０ａ，４０ｂは、該スライダ４０
ａ，４０ｂとアウタガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ〜１
４ｆとの間に光ファイバが食込まない構成にしている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルの余長部を整理して収納すると共に該光ファイバケー
ブルを分配接続する光ファイバ配線装置等のケーブル配
線装置に関するものである。
ルの余長部を整理して収納すると共に該光ファイバケー
ブルを分配接続する光ファイバ配線装置等のケーブル配
線装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は、従来の光ファイバ配線装置の要
部を示す斜視図である。この光ファイバ配線装置では、
背面パネル１１と該パネル１１に固定された２つの支柱
１２ａ，１２ｂを有している。支柱１２ａにより、例え
ば６本のアウタガイド１３ａ〜１３ｆの一端が支持され
ている。支柱１２ｂにより、例えば６本のアウタガイド
１４ａ〜１４ｆの一端が支持されている。各アウタガイ
ド１３ａ〜１３ｆと各アウタガイド１４ａ〜１４ｆと
は、ｘ方向に所定間隔を持って対向し、それらがｘ方向
に垂直なｙ方向に多段に配列されている。アウタガイド
対が１３ａとアウタガイド１４ａとが一段目のアウタガ
イド対を形成している。同様に各アウタガイド１３ｂ〜
１３ｆとそれらに対向するアウタガイド１４ｂ〜１４ｆ
とで、２〜６段目のアウタガイド対が形成されている。
各アウタガイド１３ａ〜１３ｆはそれぞれ筒状であり、
該各アウタガイド１３ａ〜１３ｆの他端には、摺動自在
に棒状の第１のインナガイド１５ａ〜１５ｆがそれぞれ
嵌入されている。同様に各アウタガイド１４ａ〜１４ｆ
も、それぞれ筒状であり、該各アウタガイド１４ａ〜１
４ｆの他端には、摺動自在に棒状の第２のインナガイド
１６ａ〜１６ｆがそれぞれ嵌入されている。なお、各イ
ンナガイド１５ａ〜１５ｆ，１６ａ〜１６ｆと各アウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ〜１４ｆとの間には、該
インナガイド１５ａ〜１５ｆ，１６ａ〜１６ｆが抜け落
ちないように、適宜の手段が講じられている。
部を示す斜視図である。この光ファイバ配線装置では、
背面パネル１１と該パネル１１に固定された２つの支柱
１２ａ，１２ｂを有している。支柱１２ａにより、例え
ば６本のアウタガイド１３ａ〜１３ｆの一端が支持され
ている。支柱１２ｂにより、例えば６本のアウタガイド
１４ａ〜１４ｆの一端が支持されている。各アウタガイ
ド１３ａ〜１３ｆと各アウタガイド１４ａ〜１４ｆと
は、ｘ方向に所定間隔を持って対向し、それらがｘ方向
に垂直なｙ方向に多段に配列されている。アウタガイド
対が１３ａとアウタガイド１４ａとが一段目のアウタガ
イド対を形成している。同様に各アウタガイド１３ｂ〜
１３ｆとそれらに対向するアウタガイド１４ｂ〜１４ｆ
とで、２〜６段目のアウタガイド対が形成されている。
各アウタガイド１３ａ〜１３ｆはそれぞれ筒状であり、
該各アウタガイド１３ａ〜１３ｆの他端には、摺動自在
に棒状の第１のインナガイド１５ａ〜１５ｆがそれぞれ
嵌入されている。同様に各アウタガイド１４ａ〜１４ｆ
も、それぞれ筒状であり、該各アウタガイド１４ａ〜１
４ｆの他端には、摺動自在に棒状の第２のインナガイド
１６ａ〜１６ｆがそれぞれ嵌入されている。なお、各イ
ンナガイド１５ａ〜１５ｆ，１６ａ〜１６ｆと各アウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ〜１４ｆとの間には、該
インナガイド１５ａ〜１５ｆ，１６ａ〜１６ｆが抜け落
ちないように、適宜の手段が講じられている。
【０００３】簡単化のため図２では１段で示している
が、６段のアウタガイド対に対応して６段の収納トレイ
１７が用意されている。各収納トレイ１７は、各段のア
ウタガイド対の方向、つまり、ｘ，ｙ方向に垂直なｚ方
向に出し入れ可能にスライドするものである。収納トレ
イ１７は矩形の底面板を有している。収納トレイ１７の
底面板の第１の側部であるアウタガイド１３ａ〜１３ｆ
側の側部１８には、支柱１２ａ側の側壁１９ａと、第１
の光ファイバＦを引込むために解放された引込み口１９
ｂとが配設されている。収納トレイ１７の底面板の第２
の側部であるアウタガイド１４ａ〜１４ｆ側の側部２０
には、支柱１２ｂ側の側壁２１ａと、第２の光ファイバ
Ｆを引込むために解放された引込み口２１ｂが配設され
ている。収納トレイ１７の底面板の背面パネル１１側の
側部には背面壁２２が形成されている。収納トレイ１７
の背面パネル１１側と対向する側部には、前面壁２３が
形成されている。背面壁２２には背面パネル１１に磁気
力等で吸着する吸着部材２４が取付けられている。この
吸着部材２４は、収納トレイ１７が不本意にスライドす
ることを防止する機能を有している。前面壁２３には、
収納トレイ１７を人為的に出し入れするための切欠部２
５ａ，２５ｂが形成されている。
が、６段のアウタガイド対に対応して６段の収納トレイ
１７が用意されている。各収納トレイ１７は、各段のア
ウタガイド対の方向、つまり、ｘ，ｙ方向に垂直なｚ方
向に出し入れ可能にスライドするものである。収納トレ
イ１７は矩形の底面板を有している。収納トレイ１７の
底面板の第１の側部であるアウタガイド１３ａ〜１３ｆ
側の側部１８には、支柱１２ａ側の側壁１９ａと、第１
の光ファイバＦを引込むために解放された引込み口１９
ｂとが配設されている。収納トレイ１７の底面板の第２
の側部であるアウタガイド１４ａ〜１４ｆ側の側部２０
には、支柱１２ｂ側の側壁２１ａと、第２の光ファイバ
Ｆを引込むために解放された引込み口２１ｂが配設され
ている。収納トレイ１７の底面板の背面パネル１１側の
側部には背面壁２２が形成されている。収納トレイ１７
の背面パネル１１側と対向する側部には、前面壁２３が
形成されている。背面壁２２には背面パネル１１に磁気
力等で吸着する吸着部材２４が取付けられている。この
吸着部材２４は、収納トレイ１７が不本意にスライドす
ることを防止する機能を有している。前面壁２３には、
収納トレイ１７を人為的に出し入れするための切欠部２
５ａ，２５ｂが形成されている。
【０００４】収納トレイ１７の底面板上には、光ファイ
バＦの余長部を収納するための収納部２６が設けられて
いる。収納部２６には、光ファイバＦの余長部が許容最
小曲率以上の径をもって当接可能なＲガイド２７と、光
ファイバＦの余長部を止めるため複数の心線止め治具２
８と、心線保持具２９等が配設されている。また、収納
トレイ１７の底面板上には、コネクタ接続された光ファ
イバＦの接続部を収容するためのコネクタホルダ３０
と、融着接続された光ファイバＦの接続部を収容するた
めのスリーブホルダ３１とが適宜搭載されている。前面
壁２３の両側には、連結片３２ａ，３２ｂが配置されて
いる。連結片３２ａ，３２ｂは、捩子３３ａ，３３ｂで
各段のインナガイド対１５ａ，１６ａ、インナガイド対
１５ｂ，１６ｂ、インナガイド対１５ｃ，１６ｃ、イン
ナガイド対１５ｄ，１６ｄ、インナガイド対１５ｅ，１
６ｅ、またはインナガイド対１５ｆ，１６ｆの先端に係
止されて、収納トレイ１７をそれらインナガイド対に固
定する機能を有している。側壁１９ａの外面には、スラ
イダ３４が取付けられ、側壁２１ａの外面には、スライ
ダ３５が取付けられている。スライダ３４は、各アウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆに対して収納トレイ１７を摺動自
在に支えるものであり、スライダ３５は、各アウタガイ
ド１４ａ〜１４ｆに対して収納トレイ１７を摺動自在に
支えるものである。
バＦの余長部を収納するための収納部２６が設けられて
いる。収納部２６には、光ファイバＦの余長部が許容最
小曲率以上の径をもって当接可能なＲガイド２７と、光
ファイバＦの余長部を止めるため複数の心線止め治具２
８と、心線保持具２９等が配設されている。また、収納
トレイ１７の底面板上には、コネクタ接続された光ファ
イバＦの接続部を収容するためのコネクタホルダ３０
と、融着接続された光ファイバＦの接続部を収容するた
めのスリーブホルダ３１とが適宜搭載されている。前面
壁２３の両側には、連結片３２ａ，３２ｂが配置されて
いる。連結片３２ａ，３２ｂは、捩子３３ａ，３３ｂで
各段のインナガイド対１５ａ，１６ａ、インナガイド対
１５ｂ，１６ｂ、インナガイド対１５ｃ，１６ｃ、イン
ナガイド対１５ｄ，１６ｄ、インナガイド対１５ｅ，１
６ｅ、またはインナガイド対１５ｆ，１６ｆの先端に係
止されて、収納トレイ１７をそれらインナガイド対に固
定する機能を有している。側壁１９ａの外面には、スラ
イダ３４が取付けられ、側壁２１ａの外面には、スライ
ダ３５が取付けられている。スライダ３４は、各アウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆに対して収納トレイ１７を摺動自
在に支えるものであり、スライダ３５は、各アウタガイ
ド１４ａ〜１４ｆに対して収納トレイ１７を摺動自在に
支えるものである。
【０００５】以上のような構成の光ファイバ配線装置の
使用方法を説明する。光ファイバ配線装置は、光ファイ
バＦの余長を収納トレイ１７を用いて整理して収納した
り、収納トレイ１７上で該光ファイバＦを分配して接続
するものである。収納トレイ１７を引出した状態で、光
ファイバＦを収納トレイ１７に引込む。各引込み口１９
ｂ，２１ｂから引込まれる光ファイバＦは、例えばアウ
タガイド１３ａ，１３ｂまたはインナガイド１５ａ，１
５ｂ、或いはアウタガイド１４ａ，１４ｂまたはインナ
ガイド１６ａ，１６ｂに懸架される。収納トレイ１７が
引出された状態であっても、スライダ３４がアウタガイ
ド１３ａ〜１３ｆ上に、及びスライダ３５がアウタガイ
ド１４ａ〜１４ｆ上に位置するように、該スライダ３
４，３５は、収納トレイ１７の支柱１２ａ，１２ｂに近
い側に取付けられている。もし、支柱１２ａ，１２ｂか
ら遠い位置に取付けられていると、スライダ３４，３５
がアウタガイド対から外れ、再度収納トレイ１７を支柱
１２ａ，１２ｂ側に押し込んで挿着することが困難にな
る。この問題を回避するために、アウタガイド１３ａ〜
１３ｆ，１４ａ〜１４ｆを長めに作成しておくと、収納
トレイ１７を挿着した状態での、光ファイバ配線装置の
外形がｚ方向に大きくなってしまうという問題がある。
収納トレイ１７に引込まれた光ファイバＦは、余長部が
収納部２６内のＲガイド２７と複数の心線止め治具２８
とに巻回され、さらに心線保持具２９に保持される。こ
のようにして光ファイバＦを把持する。ここで、光ファ
イバＦ同士を接続する場合、その接続部のコネクタ或い
はスリーブが、コネクタホルダ３０或いはスリーブホル
ダ３１で保持される。光ファイバＦの整理、或いは接続
が終了すると、収納トレイ１７を光ファイバ配線装置内
に押して挿着する。このようにして、光ファイバの配線
及び整理を行う。
使用方法を説明する。光ファイバ配線装置は、光ファイ
バＦの余長を収納トレイ１７を用いて整理して収納した
り、収納トレイ１７上で該光ファイバＦを分配して接続
するものである。収納トレイ１７を引出した状態で、光
ファイバＦを収納トレイ１７に引込む。各引込み口１９
ｂ，２１ｂから引込まれる光ファイバＦは、例えばアウ
タガイド１３ａ，１３ｂまたはインナガイド１５ａ，１
５ｂ、或いはアウタガイド１４ａ，１４ｂまたはインナ
ガイド１６ａ，１６ｂに懸架される。収納トレイ１７が
引出された状態であっても、スライダ３４がアウタガイ
ド１３ａ〜１３ｆ上に、及びスライダ３５がアウタガイ
ド１４ａ〜１４ｆ上に位置するように、該スライダ３
４，３５は、収納トレイ１７の支柱１２ａ，１２ｂに近
い側に取付けられている。もし、支柱１２ａ，１２ｂか
ら遠い位置に取付けられていると、スライダ３４，３５
がアウタガイド対から外れ、再度収納トレイ１７を支柱
１２ａ，１２ｂ側に押し込んで挿着することが困難にな
る。この問題を回避するために、アウタガイド１３ａ〜
１３ｆ，１４ａ〜１４ｆを長めに作成しておくと、収納
トレイ１７を挿着した状態での、光ファイバ配線装置の
外形がｚ方向に大きくなってしまうという問題がある。
収納トレイ１７に引込まれた光ファイバＦは、余長部が
収納部２６内のＲガイド２７と複数の心線止め治具２８
とに巻回され、さらに心線保持具２９に保持される。こ
のようにして光ファイバＦを把持する。ここで、光ファ
イバＦ同士を接続する場合、その接続部のコネクタ或い
はスリーブが、コネクタホルダ３０或いはスリーブホル
ダ３１で保持される。光ファイバＦの整理、或いは接続
が終了すると、収納トレイ１７を光ファイバ配線装置内
に押して挿着する。このようにして、光ファイバの配線
及び整理を行う。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバ配線装置には、次のような課題があった。多
数の光ファイバに対する余長の整理等を行う場合には、
複数段の収納トレイ１７が利用される。よって、収納ト
レイ１７を挿着した状態では、多数条の光ファイバＦが
各アウタガイド１３ａ〜１３ｆの間、及び各アウタガイ
ド１４ａ〜１４ｆの間から懸架される。このとき、任意
の収納トレイ１７をスライドさせて引出したり、押し戻
して挿着すると、スライダ３４，３５に光ファイバＦが
引っ掛かり、光ファイバＦに損傷や断線が発生する。一
方、光ファイバ配線装置の外形を小さくするために、ス
ライダ３４，３５を、収納トレイ１７の挿着時に支柱１
２ａ，１２ｂに当接するように配置した場合には、スラ
イダ３４，３５と支柱１２ａ，１２ｂの間に光ファイバ
Ｆが挟まれて押圧される。光ファイバＦは押圧されると
伝送特性が劣化する。また、その圧力が強ければ、光フ
ァイバＦに損傷や断線が発生する。
光ファイバ配線装置には、次のような課題があった。多
数の光ファイバに対する余長の整理等を行う場合には、
複数段の収納トレイ１７が利用される。よって、収納ト
レイ１７を挿着した状態では、多数条の光ファイバＦが
各アウタガイド１３ａ〜１３ｆの間、及び各アウタガイ
ド１４ａ〜１４ｆの間から懸架される。このとき、任意
の収納トレイ１７をスライドさせて引出したり、押し戻
して挿着すると、スライダ３４，３５に光ファイバＦが
引っ掛かり、光ファイバＦに損傷や断線が発生する。一
方、光ファイバ配線装置の外形を小さくするために、ス
ライダ３４，３５を、収納トレイ１７の挿着時に支柱１
２ａ，１２ｂに当接するように配置した場合には、スラ
イダ３４，３５と支柱１２ａ，１２ｂの間に光ファイバ
Ｆが挟まれて押圧される。光ファイバＦは押圧されると
伝送特性が劣化する。また、その圧力が強ければ、光フ
ァイバＦに損傷や断線が発生する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第１の発明は、ｘ方向に所定間隔を
持って対向する筒状の第１及び第２のアウタガイドから
なるアウタガイド対の一端がｘ方向に対して垂直なｙ方
向に複数段所定間隔を持って支持体に支持された複数段
のアウタガイド対と、各段のアウタガイド対の他端から
摺動自在に対を成してそれぞれ嵌入された棒状の第１及
び第２のインナガイドからなる複数段のインナガイド対
と、ｘ方向に所定の間隔を持って対向する第１及び第２
の側部を有し、各段の第１のアウタガイド及び第１のイ
ンナガイドに懸架されて第１の側部からそれぞれ引込ま
れた配線用の第１のケーブルと、各段の第２のアウタガ
イド及び第２のインナガイドに懸架されて第２の側部か
らそれぞれ引込まれた配線用の第２のケーブルとを、余
長を持たせて把持すると共に必要に応じて両者を接続す
る複数段の収納トレイと、各段の収納トレイを各段のイ
ンナガイド対にそれぞれ固定する複数の固定手段と、各
段の収納トレイにおける第１の側部の支持体側にそれぞ
れ設けられ、収納トレイを第１のアウタガイドに対して
摺動自在に支える複数の第１の摺動手段と、各段の収納
トレイにおける第２の側部の支持体側にそれぞれ設けら
れ、収納トレイを第２のアウタガイドに対して摺動自在
に支える複数の第２の摺動手段とを、備えたケーブル配
線装置において、各第１及び第２の摺動手段を次のよう
に構成している。
に、本発明のうちの第１の発明は、ｘ方向に所定間隔を
持って対向する筒状の第１及び第２のアウタガイドから
なるアウタガイド対の一端がｘ方向に対して垂直なｙ方
向に複数段所定間隔を持って支持体に支持された複数段
のアウタガイド対と、各段のアウタガイド対の他端から
摺動自在に対を成してそれぞれ嵌入された棒状の第１及
び第２のインナガイドからなる複数段のインナガイド対
と、ｘ方向に所定の間隔を持って対向する第１及び第２
の側部を有し、各段の第１のアウタガイド及び第１のイ
ンナガイドに懸架されて第１の側部からそれぞれ引込ま
れた配線用の第１のケーブルと、各段の第２のアウタガ
イド及び第２のインナガイドに懸架されて第２の側部か
らそれぞれ引込まれた配線用の第２のケーブルとを、余
長を持たせて把持すると共に必要に応じて両者を接続す
る複数段の収納トレイと、各段の収納トレイを各段のイ
ンナガイド対にそれぞれ固定する複数の固定手段と、各
段の収納トレイにおける第１の側部の支持体側にそれぞ
れ設けられ、収納トレイを第１のアウタガイドに対して
摺動自在に支える複数の第１の摺動手段と、各段の収納
トレイにおける第２の側部の支持体側にそれぞれ設けら
れ、収納トレイを第２のアウタガイドに対して摺動自在
に支える複数の第２の摺動手段とを、備えたケーブル配
線装置において、各第１及び第２の摺動手段を次のよう
に構成している。
【０００８】前記各第１の摺動手段は、舌状をなし、そ
の根元部が各段の収納トレイの第１の側部側に取付けら
れ、その舌状の先端部が第１のアウタガイドの軸方向に
対して直交する方向に突設する支持部と、支持部の底面
に形成され、第１のアウタガイドの外周に係合して摺接
する曲面を有し、該曲面の先端部が第１のアウタガイド
の外径直径より短く形成された摺接面とをそれぞれ備え
ている。前記各第２の摺動手段は、舌状をなし、その根
元部が各段の収納トレイの第２の側部側に取付けられ、
その舌状の先端部が第２のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、支持部の底面に形
成され、第２のアウタガイドの外周に係合して摺接する
曲面を有し、この曲面の先端部がアウタガイドの外径直
径より短く形成された摺接面とをそれぞれ備えている。
第２の発明は、第１の発明と同様の複数段のアウタガイ
ド対、複数段のインナガイド対、複数段の収納トレイ及
び複数の固定手段と、各段の収納トレイにおける第１の
側部の支持体側にそれぞれ設けられ、収納トレイを第１
のアウタガイドに対して摺動自在に支える複数の第１の
摺動手段と、各段の収納トレイにおける第２の側部の支
持体側にそれぞれ設けられ、収納トレイを第２のアウタ
ガイドに対して摺動自在に支える複数の第２の摺動手段
とを、備えたケーブル配線装置において、各第１及び第
２の摺動手段を次のように構成している。
の根元部が各段の収納トレイの第１の側部側に取付けら
れ、その舌状の先端部が第１のアウタガイドの軸方向に
対して直交する方向に突設する支持部と、支持部の底面
に形成され、第１のアウタガイドの外周に係合して摺接
する曲面を有し、該曲面の先端部が第１のアウタガイド
の外径直径より短く形成された摺接面とをそれぞれ備え
ている。前記各第２の摺動手段は、舌状をなし、その根
元部が各段の収納トレイの第２の側部側に取付けられ、
その舌状の先端部が第２のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、支持部の底面に形
成され、第２のアウタガイドの外周に係合して摺接する
曲面を有し、この曲面の先端部がアウタガイドの外径直
径より短く形成された摺接面とをそれぞれ備えている。
第２の発明は、第１の発明と同様の複数段のアウタガイ
ド対、複数段のインナガイド対、複数段の収納トレイ及
び複数の固定手段と、各段の収納トレイにおける第１の
側部の支持体側にそれぞれ設けられ、収納トレイを第１
のアウタガイドに対して摺動自在に支える複数の第１の
摺動手段と、各段の収納トレイにおける第２の側部の支
持体側にそれぞれ設けられ、収納トレイを第２のアウタ
ガイドに対して摺動自在に支える複数の第２の摺動手段
とを、備えたケーブル配線装置において、各第１及び第
２の摺動手段を次のように構成している。
【０００９】各第１の摺動手段は、舌状をなし、その根
元部が各段の収納トレイの第１の側部側に取付けられ、
その舌状の先端部が第１のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、支持部の底部に形
成され、第１のアウタガイドの外周に係合して摺接する
摺接面と、支持部の外縁に形成され、その支持部の移動
による第１のケーブルの当接時に、第１のケーブルを第
１のアウタガイドから離れる方向に浮揚する傾斜角とを
それぞれ有している。各第２の摺動手段は、舌状をな
し、その根元部が各段の収納トレイの第２の側部側に取
付けられ、その舌状の先端部が第２のアウタガイドの軸
方向に対して直交する方向に突設する支持部と、支持部
の底部に形成され、第２のアウタガイドの外周に係合し
て摺接する摺接面と、支持部の外縁に形成され、その支
持部の移動による第２のケーブルの当接時に、第２のケ
ーブルを第２のアウタガイドから離れる方向に浮揚する
傾斜角とをそれぞれ有している。第３の発明は、第１の
発明と同様の複数段のアウタガイド対、複数段のインナ
ガイド対、複数段の収納トレイ及び複数の固定手段と、
各段の収納トレイにおける第１の側部の支持体側にそれ
ぞれ設けられ、収納トレイを第１のアウタガイドに対し
て摺動自在に支える複数の第１の摺動手段と、各段の収
納トレイにおける第２の側部の支持体側にそれぞれ設け
られ、収納トレイを第２のアウタガイドに対して摺動自
在に支える複数の第２の摺動手段とを、備えたケーブル
配線装置において、各第１及び第２の摺動手段を次のよ
うに構成している。
元部が各段の収納トレイの第１の側部側に取付けられ、
その舌状の先端部が第１のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、支持部の底部に形
成され、第１のアウタガイドの外周に係合して摺接する
摺接面と、支持部の外縁に形成され、その支持部の移動
による第１のケーブルの当接時に、第１のケーブルを第
１のアウタガイドから離れる方向に浮揚する傾斜角とを
それぞれ有している。各第２の摺動手段は、舌状をな
し、その根元部が各段の収納トレイの第２の側部側に取
付けられ、その舌状の先端部が第２のアウタガイドの軸
方向に対して直交する方向に突設する支持部と、支持部
の底部に形成され、第２のアウタガイドの外周に係合し
て摺接する摺接面と、支持部の外縁に形成され、その支
持部の移動による第２のケーブルの当接時に、第２のケ
ーブルを第２のアウタガイドから離れる方向に浮揚する
傾斜角とをそれぞれ有している。第３の発明は、第１の
発明と同様の複数段のアウタガイド対、複数段のインナ
ガイド対、複数段の収納トレイ及び複数の固定手段と、
各段の収納トレイにおける第１の側部の支持体側にそれ
ぞれ設けられ、収納トレイを第１のアウタガイドに対し
て摺動自在に支える複数の第１の摺動手段と、各段の収
納トレイにおける第２の側部の支持体側にそれぞれ設け
られ、収納トレイを第２のアウタガイドに対して摺動自
在に支える複数の第２の摺動手段とを、備えたケーブル
配線装置において、各第１及び第２の摺動手段を次のよ
うに構成している。
【００１０】前記各第１の摺動手段は、舌状をなし、そ
の根元部が各段の収納トレイの第１の側部側に取付けら
れ、その舌状の先端部が第１のアウタガイドの軸方向に
対して直交する方向に突設する支持部と、この支持部の
底部に形成され、第１のアウタガイドの外周に係合して
摺接する摺接面と、支持部の支持体側の側部に形成さ
れ、支持部の移動による支持体との当接時に、その支持
体との間に第１のケーブルを収容する退避部とをそれぞ
れ有している。前記各第２の摺動手段は、舌状をなし、
その根元部が各段の収納トレイの第２の側部側に取付け
られ、その舌状の先端部が第２のアウタガイドの軸方向
に対して直交する方向に突設する支持部と、支持部の底
部に形成され、第２のアウタガイドの外周に係合して摺
接する摺接面と、この支持部の支持体側の側部に形成さ
れ、支持部の移動による支持体との当接時に、支持体と
の間に第２のケーブルを収容する退避部とをそれぞれ有
している。第１の発明によれば、以上のようにケーブル
配線装置を構成したので、各第１の摺動手段の支持部に
は、底面に摺接面がそれぞれ形成されている。この摺接
面の曲面の先端部においては、第１のアウタガイドの外
径直径よりも短く形成されている。各第２の摺動手段の
支持部にも、底面に摺接面がそれぞれ形成されている。
この摺接面の曲面の先端部においては、第２のアウタガ
イドの外径直径より短く形成されている。よって、第１
及び第２の摺動手段の摺接面と第１及び第２のアウタガ
イドとの間の間隙がなくなり、各段の収納トレイを支え
る第１及び第２の摺動手段を各段のインナガイド対の摺
動と共に摺動させても、第１及び第２のケーブルの食い
込みが発生しない。
の根元部が各段の収納トレイの第１の側部側に取付けら
れ、その舌状の先端部が第１のアウタガイドの軸方向に
対して直交する方向に突設する支持部と、この支持部の
底部に形成され、第１のアウタガイドの外周に係合して
摺接する摺接面と、支持部の支持体側の側部に形成さ
れ、支持部の移動による支持体との当接時に、その支持
体との間に第１のケーブルを収容する退避部とをそれぞ
れ有している。前記各第２の摺動手段は、舌状をなし、
その根元部が各段の収納トレイの第２の側部側に取付け
られ、その舌状の先端部が第２のアウタガイドの軸方向
に対して直交する方向に突設する支持部と、支持部の底
部に形成され、第２のアウタガイドの外周に係合して摺
接する摺接面と、この支持部の支持体側の側部に形成さ
れ、支持部の移動による支持体との当接時に、支持体と
の間に第２のケーブルを収容する退避部とをそれぞれ有
している。第１の発明によれば、以上のようにケーブル
配線装置を構成したので、各第１の摺動手段の支持部に
は、底面に摺接面がそれぞれ形成されている。この摺接
面の曲面の先端部においては、第１のアウタガイドの外
径直径よりも短く形成されている。各第２の摺動手段の
支持部にも、底面に摺接面がそれぞれ形成されている。
この摺接面の曲面の先端部においては、第２のアウタガ
イドの外径直径より短く形成されている。よって、第１
及び第２の摺動手段の摺接面と第１及び第２のアウタガ
イドとの間の間隙がなくなり、各段の収納トレイを支え
る第１及び第２の摺動手段を各段のインナガイド対の摺
動と共に摺動させても、第１及び第２のケーブルの食い
込みが発生しない。
【００１１】第２の発明によれば、各第１の摺動手段の
支持部には、底面に摺接面、外縁に傾斜角がぞれぞれ形
成されている。同様に、各第２の摺動手段の支持部に
は、底面に摺接面、外縁に傾斜角がぞれぞれ形成されて
いる。よって、各段の収納トレイを支える第１及び第２
の摺動手段を各段のインナガイド対の摺動と共に摺動さ
せたとき、第１及び第２のケーブルが第１及び第２の摺
動手段の支持部に当接しても、該第１及び第２のケーブ
ルが、第１及び第２のアウタガイドまたは第１及び第２
のインナガイドから離れる方向に浮揚される。即ち、第
１及び第２のケーブルが、第１及び第２の摺動手段に引
っ掛かることが防止される。第３の発明によれば、各第
１の摺動手段の支持部には、底面に摺接面、支持体側の
側部に退避部がそれぞれ形成されている。この退避部は
第１のケーブルを収容するようになっている。各第２の
摺動手段の支持部にも、底面に摺接面、支持体側の側部
に退避部がそれぞれ形成されている。この退避部は第２
のケーブルを収容するようになっている。よって、各段
の収納トレイを支える第１及び第２の摺動手段を各段の
インナガイド対の摺動と共に摺動させたとき、該第１及
び第２のケーブルを引掛けた状態で第１及び第２の摺動
手段の支持部が支持体に当接しても、該第１及び第２の
ケーブルが、退避部に収容される。すなわち、第１及び
第２のケーブルが押圧されない。従って、前記課題を解
決できるのである。
支持部には、底面に摺接面、外縁に傾斜角がぞれぞれ形
成されている。同様に、各第２の摺動手段の支持部に
は、底面に摺接面、外縁に傾斜角がぞれぞれ形成されて
いる。よって、各段の収納トレイを支える第１及び第２
の摺動手段を各段のインナガイド対の摺動と共に摺動さ
せたとき、第１及び第２のケーブルが第１及び第２の摺
動手段の支持部に当接しても、該第１及び第２のケーブ
ルが、第１及び第２のアウタガイドまたは第１及び第２
のインナガイドから離れる方向に浮揚される。即ち、第
１及び第２のケーブルが、第１及び第２の摺動手段に引
っ掛かることが防止される。第３の発明によれば、各第
１の摺動手段の支持部には、底面に摺接面、支持体側の
側部に退避部がそれぞれ形成されている。この退避部は
第１のケーブルを収容するようになっている。各第２の
摺動手段の支持部にも、底面に摺接面、支持体側の側部
に退避部がそれぞれ形成されている。この退避部は第２
のケーブルを収容するようになっている。よって、各段
の収納トレイを支える第１及び第２の摺動手段を各段の
インナガイド対の摺動と共に摺動させたとき、該第１及
び第２のケーブルを引掛けた状態で第１及び第２の摺動
手段の支持部が支持体に当接しても、該第１及び第２の
ケーブルが、退避部に収容される。すなわち、第１及び
第２のケーブルが押圧されない。従って、前記課題を解
決できるのである。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施形態を示す
光ファイバ配線装置の要部を示す斜視図であり、従来の
図２中の要素と共通する要素には、共通の符号が付され
ている。この光ファイバ配線装置は、複数段の収納トレ
イ１７に取付けられた第１及び第２の摺動手段であるス
ライダの構造を改良し、該収納トレイ１７の引き出しと
挿着による光ファイバの損傷等を防止する構成であり、
スライダ以外の各部の構造は従来の光ファイバ配線装置
と同様である。この光ファイバ配線装置では、背面パネ
ル１１と該パネル１１に固定された２つの支柱１２ａ，
１２ｂとで全体を支える支持体が構成されている。支柱
１２ａによって、ｙ方向に並んだ第１のアウタガイド１
３ａ〜１３ｆの一端が支持されている。支柱１２ｂによ
り、ｙ方向に並んだ６本の第２のアウタガイド１４ａ〜
１４ｆの一端が支持されている。各アウタガイド１３ａ
〜〜１３ｆと各アウタガイド１４ａ〜１４ｆは、ｘ方向
に一定間隔を持って対向している。対向するアウタガイ
ド１３ａとアウタガイド１４ａとが、一段目のアウタガ
イド対を形成している。同様に各アウタガイド１３ｂ〜
１３ｆとそれらに対向するアウタガイド１４ｂ〜１４ｆ
とで、２〜６段目のアウタガイド対が形成されている。
各アウタガイド１３ａ〜１３ｆの他端に、摺動自在に棒
状の第１のインナガイド１５ａ〜１５ｆがそれぞれ嵌入
され、各アウタガイド１４ａ〜１４ｆの他端に、摺動自
在に棒状の第２のインナガイド１６ａ〜１６ｆがそれぞ
れ嵌入されている。各インナガイド１５ａ〜１５ｆと各
インナガイド１６ａ〜１６ｆとが、各段のインナガイド
対を構成している。各インナガイド１５ａ〜１５ｆ，１
６ａ〜１６ｆと各アウタガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ
〜１４ｆとの間には、該インナガイド１５ａ〜１５ｆ，
１６ａ〜１６ｆが抜け落ちないように、適宜の手段が講
じられている。
光ファイバ配線装置の要部を示す斜視図であり、従来の
図２中の要素と共通する要素には、共通の符号が付され
ている。この光ファイバ配線装置は、複数段の収納トレ
イ１７に取付けられた第１及び第２の摺動手段であるス
ライダの構造を改良し、該収納トレイ１７の引き出しと
挿着による光ファイバの損傷等を防止する構成であり、
スライダ以外の各部の構造は従来の光ファイバ配線装置
と同様である。この光ファイバ配線装置では、背面パネ
ル１１と該パネル１１に固定された２つの支柱１２ａ，
１２ｂとで全体を支える支持体が構成されている。支柱
１２ａによって、ｙ方向に並んだ第１のアウタガイド１
３ａ〜１３ｆの一端が支持されている。支柱１２ｂによ
り、ｙ方向に並んだ６本の第２のアウタガイド１４ａ〜
１４ｆの一端が支持されている。各アウタガイド１３ａ
〜〜１３ｆと各アウタガイド１４ａ〜１４ｆは、ｘ方向
に一定間隔を持って対向している。対向するアウタガイ
ド１３ａとアウタガイド１４ａとが、一段目のアウタガ
イド対を形成している。同様に各アウタガイド１３ｂ〜
１３ｆとそれらに対向するアウタガイド１４ｂ〜１４ｆ
とで、２〜６段目のアウタガイド対が形成されている。
各アウタガイド１３ａ〜１３ｆの他端に、摺動自在に棒
状の第１のインナガイド１５ａ〜１５ｆがそれぞれ嵌入
され、各アウタガイド１４ａ〜１４ｆの他端に、摺動自
在に棒状の第２のインナガイド１６ａ〜１６ｆがそれぞ
れ嵌入されている。各インナガイド１５ａ〜１５ｆと各
インナガイド１６ａ〜１６ｆとが、各段のインナガイド
対を構成している。各インナガイド１５ａ〜１５ｆ，１
６ａ〜１６ｆと各アウタガイド１３ａ〜１３ｆ，１４ａ
〜１４ｆとの間には、該インナガイド１５ａ〜１５ｆ，
１６ａ〜１６ｆが抜け落ちないように、適宜の手段が講
じられている。
【００１３】６段のアウタガイド対に対応して図２と同
様の構成の６段の収納トレイ１７が用意されている。収
納トレイ１７の矩形の底面板の第１の側部であるアウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆ側の側部１８に設けられた支柱１
２ａ側の側壁１９ａに、この実施形態の特徴である第１
の摺動手段のスライダ４０ａが取付けられ、第２の側部
であるアウタガイド１４ａ〜１４ｆ側の側部２０に設け
られた支柱１２ｂ側の側壁２１ａに、第２の摺動手段の
スライダ４０ｂが取付けられている。前面壁２３の両側
に設けられた固定手段である連結片３２ａ，３２ｂによ
って、各段のインナガイド対１５ａ，１６ａ、インナガ
イド対１５ｂ，１６ｂ、インナガイド対１５ｃ，１６
ｃ、インナガイド対１５ｄ，１６ｄ、インナガイド対１
５ｅ，１６ｅ、またはインナガイド対１５ｆ，１６ｆ
に、各段の収納トレイ１７が固定されている。図３
（ａ），（ｂ）は、図１中のスライダ４０ａ，４０ｂの
形状を示す構造図であり、同図（ａ）は正面図、同図
（ｂ）は側面図を示している。
様の構成の６段の収納トレイ１７が用意されている。収
納トレイ１７の矩形の底面板の第１の側部であるアウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆ側の側部１８に設けられた支柱１
２ａ側の側壁１９ａに、この実施形態の特徴である第１
の摺動手段のスライダ４０ａが取付けられ、第２の側部
であるアウタガイド１４ａ〜１４ｆ側の側部２０に設け
られた支柱１２ｂ側の側壁２１ａに、第２の摺動手段の
スライダ４０ｂが取付けられている。前面壁２３の両側
に設けられた固定手段である連結片３２ａ，３２ｂによ
って、各段のインナガイド対１５ａ，１６ａ、インナガ
イド対１５ｂ，１６ｂ、インナガイド対１５ｃ，１６
ｃ、インナガイド対１５ｄ，１６ｄ、インナガイド対１
５ｅ，１６ｅ、またはインナガイド対１５ｆ，１６ｆ
に、各段の収納トレイ１７が固定されている。図３
（ａ），（ｂ）は、図１中のスライダ４０ａ，４０ｂの
形状を示す構造図であり、同図（ａ）は正面図、同図
（ｂ）は側面図を示している。
【００１４】スライダ４０ａ，４０ｂは同様の構造であ
り、取付け部４１と支持部４２とが一体になって構成さ
れている。取付け部４１は板状であり、各スライダ４０
ａ，４０ｂを図１中の側壁１９ａ，２１ａに捩子で係止
するための取付け穴４１ａ，４１ｂが、開孔されてい
る。支持部４２は舌状であり、取付け部４１に接する根
元部４２ａから、アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１
４ａ〜１４ｆの軸方向に垂直な方向に突設している。支
持部４２の底部４２ｂには、アウタガイド１３ａ〜１３
ｆまたは１４ａ〜１４ｆの外周に係合して摺接する曲面
４２ｃを有している。曲面４２ｃの先端部は、それらア
ウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆの外径
直径より短く形成されている。即ち、アウタガイド１３
ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆの長径より取り付け部
４１側に、曲面４２ｃの先端部が形成されているもので
ある。支持部４２の側部４２ｄから頭部４２ｅにかけて
の支持部４２の外縁４２ｆには、円弧状の丸み４２ｇが
形成されている。この丸み４２ｇは、テンションフリー
の光ファイバＦが当接したときに、その接点において当
接した光ファイバＦに対して接線方向の傾斜角を形成
し、該光ファイバＦを接線に沿って移動させる機能を有
している。即ち、丸み４２ｇは、光ファイバＦをアウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆから離れる
方向に浮揚する機能を有している。さらに、この丸み４
２ｇは、支柱１２ａ，１２ｂに支持部４２が当接した場
合に、光ファイバＦを収容する退避部４２ｈを形成する
ことにもなる。
り、取付け部４１と支持部４２とが一体になって構成さ
れている。取付け部４１は板状であり、各スライダ４０
ａ，４０ｂを図１中の側壁１９ａ，２１ａに捩子で係止
するための取付け穴４１ａ，４１ｂが、開孔されてい
る。支持部４２は舌状であり、取付け部４１に接する根
元部４２ａから、アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１
４ａ〜１４ｆの軸方向に垂直な方向に突設している。支
持部４２の底部４２ｂには、アウタガイド１３ａ〜１３
ｆまたは１４ａ〜１４ｆの外周に係合して摺接する曲面
４２ｃを有している。曲面４２ｃの先端部は、それらア
ウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆの外径
直径より短く形成されている。即ち、アウタガイド１３
ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆの長径より取り付け部
４１側に、曲面４２ｃの先端部が形成されているもので
ある。支持部４２の側部４２ｄから頭部４２ｅにかけて
の支持部４２の外縁４２ｆには、円弧状の丸み４２ｇが
形成されている。この丸み４２ｇは、テンションフリー
の光ファイバＦが当接したときに、その接点において当
接した光ファイバＦに対して接線方向の傾斜角を形成
し、該光ファイバＦを接線に沿って移動させる機能を有
している。即ち、丸み４２ｇは、光ファイバＦをアウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆから離れる
方向に浮揚する機能を有している。さらに、この丸み４
２ｇは、支柱１２ａ，１２ｂに支持部４２が当接した場
合に、光ファイバＦを収容する退避部４２ｈを形成する
ことにもなる。
【００１５】図４は、図３の摺動状態を示す図である。
スライダ４０ａ，４０ｂは、支持部４２の底部４２ｂが
アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｅに係
合され、該アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜
１４ｅの方向に沿って、つまり、ｚ方向に摺動する。次
に、図１の光ファイバ配線装置の使用方法を説明する。
この光ファイバ配線装置も、光ファイバＦの余長を収納
トレイ１７を用いて整理して収納したり、収納トレイ１
７上で該光ファイバＦを分配して接続するものである。
装置の導入或いはメンテナンスに際し、収納トレイ１７
をスライドさせて引出した状態で、光ファイバＦを収納
トレイ１７に引込む。引込まれた光ファイバＦは、各ア
ウタガイド１３ａ〜１３ｂの間、各アウタガイド１４ａ
〜１４ｂの間、各インナガイド１５ａ〜１５ｂの間、ま
たは各インナガイド１５ａ〜１５ｂの間に懸架される。
収納トレイ１７に引込まれた光ファイバＦは、従来と同
様に余長部等が収納されて整理される。整理や接続を終
了すると、収納トレイ１７を光ファイバ配線装置内に押
して挿着する。収納トレイ１７が挿着されると、該収納
トレイ１７は、吸着部材２４によって背面パネル１１に
軽く固定され、以後の不本意なスライドが防止される。
スライダ４０ａ，４０ｂは、支持部４２の底部４２ｂが
アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｅに係
合され、該アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜
１４ｅの方向に沿って、つまり、ｚ方向に摺動する。次
に、図１の光ファイバ配線装置の使用方法を説明する。
この光ファイバ配線装置も、光ファイバＦの余長を収納
トレイ１７を用いて整理して収納したり、収納トレイ１
７上で該光ファイバＦを分配して接続するものである。
装置の導入或いはメンテナンスに際し、収納トレイ１７
をスライドさせて引出した状態で、光ファイバＦを収納
トレイ１７に引込む。引込まれた光ファイバＦは、各ア
ウタガイド１３ａ〜１３ｂの間、各アウタガイド１４ａ
〜１４ｂの間、各インナガイド１５ａ〜１５ｂの間、ま
たは各インナガイド１５ａ〜１５ｂの間に懸架される。
収納トレイ１７に引込まれた光ファイバＦは、従来と同
様に余長部等が収納されて整理される。整理や接続を終
了すると、収納トレイ１７を光ファイバ配線装置内に押
して挿着する。収納トレイ１７が挿着されると、該収納
トレイ１７は、吸着部材２４によって背面パネル１１に
軽く固定され、以後の不本意なスライドが防止される。
【００１６】図５は、光ファイバの食い込みを示す図で
ある。各段の収納トレイ１７を引出したり挿着する場
合、アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆ
上をスライダ４０ａ，４０ｂが、図４のように摺動する
ことになる。従来の光ファイバ配線装置では、図５のよ
うにスライダ３４，３５の支持部３４ａ，３５ａの曲面
の先端部３４ｂ，３５ｂがアウタガイド１３ａ〜１３ｆ
または１４ａ〜１４ｆの長径より長い位置まて延びて形
成されている。そのため、スライダ３４，３５の支持部
３４ａ，３５ａの先端部３４ｂ，３５ｂと各アウタガイ
ド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆとの間に間隔が
生じ、スライダ３４，３５の摺動時に光ファイバＦが該
間隔に食い込み、更なるスライダ３４，３５の摺動で光
ファイバＦに断線等の損傷を起たすことがあった。とこ
ろが、本実施形態のスライダ４０ａ，４０ｂでは、支持
部４２をアウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１
４ｆの外径直径より短く形成したことで、光ファイバＦ
を先端部で引っ掛けることがなくなり、さらに、先端部
とアウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆと
の間隔がなくなったことによる相乗効果で、光ファイバ
Ｆの食い込みが発生しない。
ある。各段の収納トレイ１７を引出したり挿着する場
合、アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆ
上をスライダ４０ａ，４０ｂが、図４のように摺動する
ことになる。従来の光ファイバ配線装置では、図５のよ
うにスライダ３４，３５の支持部３４ａ，３５ａの曲面
の先端部３４ｂ，３５ｂがアウタガイド１３ａ〜１３ｆ
または１４ａ〜１４ｆの長径より長い位置まて延びて形
成されている。そのため、スライダ３４，３５の支持部
３４ａ，３５ａの先端部３４ｂ，３５ｂと各アウタガイ
ド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆとの間に間隔が
生じ、スライダ３４，３５の摺動時に光ファイバＦが該
間隔に食い込み、更なるスライダ３４，３５の摺動で光
ファイバＦに断線等の損傷を起たすことがあった。とこ
ろが、本実施形態のスライダ４０ａ，４０ｂでは、支持
部４２をアウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１
４ｆの外径直径より短く形成したことで、光ファイバＦ
を先端部で引っ掛けることがなくなり、さらに、先端部
とアウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆと
の間隔がなくなったことによる相乗効果で、光ファイバ
Ｆの食い込みが発生しない。
【００１７】図６は、光ファイバと支持部４２の関係を
示す図である。各段の収納トレイ１７を引出したり挿着
する際、アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１
４ｆ上をスライダ４０ａ，４０ｂが摺動し、既に懸架さ
れている光ファイバＦが、移動する支持部４２に当接す
ることがある。例えば、図６の位置Ｐ１で当接した光フ
ァイバＦは、丸み４２ｇの接線方向に浮揚されて位置Ｐ
２に移動する。つまり、テンションフリーに懸架された
光ファイバＦは、アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１
４ａ〜１４ｆ側から離れる方向に浮揚され、支持部４２
での引っ掛かりが発生しない。また、各段の収納トレイ
１７を挿着する際、スライダ４０ａ，４０ｂの支持部４
２が支柱１２ａ，１２ｂに当接すると、丸み４２ｇは、
支柱１２ａ，１２ｂとの間に間隙Ｋ２を作る。この間隙
Ｋ２は、光ファイバＦの退避部４２ｈであり、スライダ
４０ａ，４０ｂの摺動で該スライダ４０ａ，４０ｂに押
された光ファイバＦは退避部４２ｈに収容され、支柱１
２ａ，１２ｂとの間で押圧されることはない。以上のよ
うに、本実施形態の光ファイバ配線装置は、従来では得
られない次の（１）〜（３）のような利点を有してい
る。
示す図である。各段の収納トレイ１７を引出したり挿着
する際、アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１
４ｆ上をスライダ４０ａ，４０ｂが摺動し、既に懸架さ
れている光ファイバＦが、移動する支持部４２に当接す
ることがある。例えば、図６の位置Ｐ１で当接した光フ
ァイバＦは、丸み４２ｇの接線方向に浮揚されて位置Ｐ
２に移動する。つまり、テンションフリーに懸架された
光ファイバＦは、アウタガイド１３ａ〜１３ｆまたは１
４ａ〜１４ｆ側から離れる方向に浮揚され、支持部４２
での引っ掛かりが発生しない。また、各段の収納トレイ
１７を挿着する際、スライダ４０ａ，４０ｂの支持部４
２が支柱１２ａ，１２ｂに当接すると、丸み４２ｇは、
支柱１２ａ，１２ｂとの間に間隙Ｋ２を作る。この間隙
Ｋ２は、光ファイバＦの退避部４２ｈであり、スライダ
４０ａ，４０ｂの摺動で該スライダ４０ａ，４０ｂに押
された光ファイバＦは退避部４２ｈに収容され、支柱１
２ａ，１２ｂとの間で押圧されることはない。以上のよ
うに、本実施形態の光ファイバ配線装置は、従来では得
られない次の（１）〜（３）のような利点を有してい
る。
【００１８】（１） スライダ４０ａ，４０ｂにおける
支持部４２の曲面４２ｃの先端部を、アウタガイド１３
ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆの外径直径より短く形
成したので、光ファイバＦをその先端部で引っ掛けるこ
とがなくなるとともに、該曲面４２ｃの先端部とアウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆとの間の間
隙がなくなり、光ファイバＦの食い込みによる事故が防
止される。よって光ファイバ配線装置のメンテナンス等
が合理化できる。 （２） 各スライダ４０ａ，４０ｂの支持部４２の外縁
４２ｆに、丸み４２ｇを形成したので、当接した光ファ
イバＦが浮揚され、スライダ４０ａ，４０ｂの移動で引
掛けて、光ファイバＦを損傷したり断線させることがな
くなる。 （３） 各スライダ４０ａ，４０ｂの支持部４２の外縁
４２ｆに、退避部４２ｈを作る丸み４２ｇを形成したの
で、支持部４２が支柱１２ａ，１２ｂに当接する場合で
も、光ファイバＦが押圧されず、光ファイバＦの特性劣
化が防止できると共に、光ファイバＦの損傷と断線を防
止できる。なお、本発明は、上記実施形態に限定されず
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。
支持部４２の曲面４２ｃの先端部を、アウタガイド１３
ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆの外径直径より短く形
成したので、光ファイバＦをその先端部で引っ掛けるこ
とがなくなるとともに、該曲面４２ｃの先端部とアウタ
ガイド１３ａ〜１３ｆまたは１４ａ〜１４ｆとの間の間
隙がなくなり、光ファイバＦの食い込みによる事故が防
止される。よって光ファイバ配線装置のメンテナンス等
が合理化できる。 （２） 各スライダ４０ａ，４０ｂの支持部４２の外縁
４２ｆに、丸み４２ｇを形成したので、当接した光ファ
イバＦが浮揚され、スライダ４０ａ，４０ｂの移動で引
掛けて、光ファイバＦを損傷したり断線させることがな
くなる。 （３） 各スライダ４０ａ，４０ｂの支持部４２の外縁
４２ｆに、退避部４２ｈを作る丸み４２ｇを形成したの
で、支持部４２が支柱１２ａ，１２ｂに当接する場合で
も、光ファイバＦが押圧されず、光ファイバＦの特性劣
化が防止できると共に、光ファイバＦの損傷と断線を防
止できる。なお、本発明は、上記実施形態に限定されず
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。
【００１９】（ｉ） 上記実施形態では、光ファイバ配
線装置を示しているが、通信ケーブル等のメタルケーブ
ルの整理等を行う配線装置に本発明を適用しても、同様
の効果が得られる。 （ii） 収納トレイ１７に搭載する各治具の種類及び配
置は、図１及び図２に限定されず、収納するケーブルの
種類に応じて変更することが可能にである。 （iii) 支持部４０の外縁４２ｆに、丸み４２ｇを形成
して実質的な傾斜角と退避部４２ｈを作成しているが、
丸み４２ｇに限定されず、例えば、外縁４２ｆにテーパ
ーを形成しても同様に、実質的な傾斜角と退避部４２ｈ
を作成できる。 （iv） 各スライダ４０ａ，４０ｂは取付け部４１を有
し、該取付け部４１で側壁１９ａ，２１ｂに取付けられ
る構成であるが、支持部４２を側壁１９ａ，２１ｂと一
体に構成すれば、取付け部４１は省略できる。 （v ） 図７は、スライダの変形例を示す側面図であ
る。各スライダ４０ａ，４０ｂは、それぞれ一つの支持
部４２を有し、片持ちでアウタガイド１３ａ〜１３ｆ，
１４ａ〜１４ｂに対して収納トレイ１７を支えている
が、図７のように、支持部４２と同一形状を有する支持
部４３を対向させて設け、各アウタガイド１３ａ〜１３
ｆ，１４ａ〜１４ｂを両持ちする構成でもよい。
線装置を示しているが、通信ケーブル等のメタルケーブ
ルの整理等を行う配線装置に本発明を適用しても、同様
の効果が得られる。 （ii） 収納トレイ１７に搭載する各治具の種類及び配
置は、図１及び図２に限定されず、収納するケーブルの
種類に応じて変更することが可能にである。 （iii) 支持部４０の外縁４２ｆに、丸み４２ｇを形成
して実質的な傾斜角と退避部４２ｈを作成しているが、
丸み４２ｇに限定されず、例えば、外縁４２ｆにテーパ
ーを形成しても同様に、実質的な傾斜角と退避部４２ｈ
を作成できる。 （iv） 各スライダ４０ａ，４０ｂは取付け部４１を有
し、該取付け部４１で側壁１９ａ，２１ｂに取付けられ
る構成であるが、支持部４２を側壁１９ａ，２１ｂと一
体に構成すれば、取付け部４１は省略できる。 （v ） 図７は、スライダの変形例を示す側面図であ
る。各スライダ４０ａ，４０ｂは、それぞれ一つの支持
部４２を有し、片持ちでアウタガイド１３ａ〜１３ｆ，
１４ａ〜１４ｂに対して収納トレイ１７を支えている
が、図７のように、支持部４２と同一形状を有する支持
部４３を対向させて設け、各アウタガイド１３ａ〜１３
ｆ，１４ａ〜１４ｂを両持ちする構成でもよい。
【００２０】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第１の発明
によれば、各第１及び第２の摺動手段の支持部に、曲面
の先端部の長さを第１及び第２のアウタガイドの外径直
径より短く該支持部の先端に形成したことで、該先端部
と第１及び第２のアウタガイドとの間の間隙がなくな
り、第１及び第２のケーブルの食込みが防止されて損傷
がなくなる。よって、メンテナンス等の合理化が可能に
なる。第２の発明によれば、各第１及び第２の摺動手段
の支持部の外縁に、第１及び第２のケーブルを浮揚する
傾斜角を形成したので、該第１及び第２の摺動手段が摺
動しても第１及び第２のケーブルが引っ掛からなくな
り、それらの損傷と断線とが防止され、メンテナンス等
の作業効率が改善される。第３の発明によれば、各第１
及び第２の摺動手段の支持部の支持体側の外縁に、退避
部を形成したので、摺動手段の支持部が支持体に当接し
てもケーブルが押圧されず、損傷と断線とが防止され、
メンテナンス等の作業効率が改善できる。
によれば、各第１及び第２の摺動手段の支持部に、曲面
の先端部の長さを第１及び第２のアウタガイドの外径直
径より短く該支持部の先端に形成したことで、該先端部
と第１及び第２のアウタガイドとの間の間隙がなくな
り、第１及び第２のケーブルの食込みが防止されて損傷
がなくなる。よって、メンテナンス等の合理化が可能に
なる。第２の発明によれば、各第１及び第２の摺動手段
の支持部の外縁に、第１及び第２のケーブルを浮揚する
傾斜角を形成したので、該第１及び第２の摺動手段が摺
動しても第１及び第２のケーブルが引っ掛からなくな
り、それらの損傷と断線とが防止され、メンテナンス等
の作業効率が改善される。第３の発明によれば、各第１
及び第２の摺動手段の支持部の支持体側の外縁に、退避
部を形成したので、摺動手段の支持部が支持体に当接し
てもケーブルが押圧されず、損傷と断線とが防止され、
メンテナンス等の作業効率が改善できる。
【図１】本発明の実施形態を示す光ファイバ配線装置の
要部を示す斜視図である。
要部を示す斜視図である。
【図２】従来の光ファイバ配線装置の要部を示す斜視図
である。
である。
【図３】図１中のスライダ４０ａ，４０ｂの形状を示す
構造図である。
構造図である。
【図４】図３の摺動状態を示す図である。
【図５】光ファイバの食い込みを示す図である。
【図６】光ファイバと支持部４２の関係を示す図であ
る。
る。
【図７】スライダの変形例を示す側面図である。
１２ａ，１２ｂ 支柱（支持体） １３ａ〜１３ｆ，１４ａ〜１４ｆ 第１及び第２のアウ
タガイド １５ａ〜１５ｆ，１６ａ〜１６ｆ 第１及び第２のイン
ナガイド １７ 収納トレイ ３２ａ，３２ｂ 連結片（固定手段） ４０ａ，４０ｂ スライダ（第１及び
第２の摺動手段） ４１ 取付け部 ４２ 支持部 ４２ｂ 支持部の底部 ４２ｃ 摺接面 ４２ｄ 支持部の側部 ４２ｆ 外縁 ４２ｇ 支持部に形成された
丸み（傾斜角） ４２ｈ 退避部 Ｆ 光ファイバ
タガイド １５ａ〜１５ｆ，１６ａ〜１６ｆ 第１及び第２のイン
ナガイド １７ 収納トレイ ３２ａ，３２ｂ 連結片（固定手段） ４０ａ，４０ｂ スライダ（第１及び
第２の摺動手段） ４１ 取付け部 ４２ 支持部 ４２ｂ 支持部の底部 ４２ｃ 摺接面 ４２ｄ 支持部の側部 ４２ｆ 外縁 ４２ｇ 支持部に形成された
丸み（傾斜角） ４２ｈ 退避部 Ｆ 光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 慎亮 群馬県沼田市薄根町4122番１号 東京電力 株式会社内 (72)発明者 神谷 礼子 東京都品川区大崎四丁目三番八号 株式会 社サンコーシヤ内 (72)発明者 樋口 雅康 東京都品川区大崎四丁目三番八号 株式会 社サンコーシヤ内
Claims (3)
- 【請求項１】 ｘ方向に所定間隔を持って対向する筒状
の第１及び第２のアウタガイドからなるアウタガイド対
の一端が該ｘ方向に対して垂直なｙ方向に複数段所定間
隔を持って支持体に支持された複数段のアウタガイド対
と、 前記各段のアウタガイド対の他端から摺動自在に対を成
してそれぞれ嵌入された棒状の第１及び第２のインナガ
イドからなる複数段のインナガイド対と、 前記ｘ方向に所定の間隔を持って対向する第１及び第２
の側部を有し、前記各段の第１のアウタガイド及び第１
のインナガイドに懸架されて該第１の側部からそれぞれ
引込まれた配線用の第１のケーブルと、前記各段の第２
のアウタガイド及び第２のインナガイドに懸架されて該
第２の側部からそれぞれ引込まれた配線用の第２のケー
ブルとを、余長を持たせて把持すると共に必要に応じて
両者を接続する複数段の収納トレイと、 前記各段の収納トレイを前記各段のインナガイド対にそ
れぞれ固定する複数の固定手段と、 前記各段の収納トレイにおける第１の側部の支持体側に
それぞれ設けられ、該収納トレイを第１のアウタガイド
に対して摺動自在に支える複数の第１の摺動手段と、 前記各段の収納トレイにおける第２の側部の支持体側に
それぞれ設けられ、該収納トレイを第２のアウタガイド
に対して摺動自在に支える複数の第２の摺動手段とを、 備えたケーブル配線装置において、 前記各第１の摺動手段は、舌状をなし、その根元部が前
記各段の収納トレイの第１の側部側に取付けられ、その
舌状の先端部が前記第１のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、前記支持部の底面
に形成され、前記第１のアウタガイドの外周に係合して
摺接する曲面を有し、該曲面の先端部が該第１のアウタ
ガイドの外径直径より短く形成された摺接面とをそれぞ
れ備え、 前記各第２の摺動手段は、舌状をなし、その根元部が前
記各段の収納トレイの第２の側部側に取付けられ、その
舌状の先端部が前記第２のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、前記支持部の底面
に形成され、前記第２のアウタガイドの外周に係合して
摺接する曲面を有し、該曲面の先端部が該第２のアウタ
ガイドの外径直径よりも短く形成された摺接面とをそれ
ぞれ備えたことを特徴とするケーブル配線装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の複数段のアウタガイド
対、複数段のインナガイド対、複数段の収納トレイ及び
複数の固定手段と、前記各段の収納トレイにおける第１
の側部の支持体側にそれぞれ設けられ、該収納トレイを
第１のアウタガイドに対して摺動自在に支える複数の第
１の摺動手段と、前記各段の収納トレイにおける第２の
側部の支持体側にそれぞれ設けられ、該収納トレイを第
２のアウタガイドに対して摺動自在に支える複数の第２
の摺動手段とを、備えたケーブル配線装置において、 前記各第１の摺動手段は、舌状をなし、その根元部が前
記各段の収納トレイの第１の側部側に取付けられ、その
舌状の先端部が前記第１のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、前記支持部の底部
に形成され、前記第１のアウタガイドの外周に係合して
摺接する摺接面と、前記支持部の外縁に形成され、該支
持部の移動による前記第１のケーブルの当接時に、該第
１のケーブルを前記第１のアウタガイドから離れる方向
に浮揚する傾斜角とをそれぞれ有し、 前記各第２の摺動手段は、舌状をなし、その根元部が前
記各段の収納トレイの第２の側部側に取付けられ、その
舌状の先端部が前記第２のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、前記支持部の底部
に形成され、前記第２のアウタガイドの外周に係合して
摺接する摺接面と、前記支持部の外縁に形成され、該支
持部の移動による前記第２のケーブルの当接時に、該第
２のケーブルを前記第２のアウタガイドから離れる方向
に浮揚する傾斜角とをそれぞれ有することを特徴とする
ケーブル配線装置。 - 【請求項３】 請求項１記載の複数段のアウタガイド
対、複数段のインナガイド対、複数段の収納トレイ及び
複数の固定手段と、前記各段の収納トレイにおける第１
の側部の支持体側にそれぞれ設けられ、該収納トレイを
第１のアウタガイドに対して摺動自在に支える複数の第
１の摺動手段と、前記各段の収納トレイにおける第２の
側部の支持体側にそれぞれ設けられ、該収納トレイを第
２のアウタガイドに対して摺動自在に支える複数の第２
の摺動手段とを、備えたケーブル配線装置において、 前記各第１の摺動手段は、舌状をなし、その根元部が前
記各段の収納トレイの第１の側部側に取付けられ、その
舌状の先端部が前記第１のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、前記支持部の底部
に形成され、前記第１のアウタガイドの外周に係合して
摺接する摺接面と、前記支持部の前記支持体側の側部に
形成され、該支持部の移動による該支持体との当接時
に、該支持体との間に前記第１のケーブルを収容する退
避部とをそれぞれ有し、 前記各第２の摺動手段は、舌状をなし、その根元部が前
記各段の収納トレイの第２の側部側に取付けられ、その
舌状の先端部が前記第２のアウタガイドの軸方向に対し
て直交する方向に突設する支持部と、前記支持部の底部
に形成され、前記第２のアウタガイドの外周に係合して
摺接する摺接面と、前記支持部の前記支持体側の側部に
形成され、該記支持部の移動による該支持体との当接時
に、該支持体との間に前記第２のケーブルを収容する退
避部とをそれぞれ有することを特徴とするケーブル配線
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18259597A JP3763645B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 光ファイバ配線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18259597A JP3763645B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 光ファイバ配線装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1123858A true JPH1123858A (ja) | 1999-01-29 |
| JP3763645B2 JP3763645B2 (ja) | 2006-04-05 |
Family
ID=16121041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18259597A Expired - Fee Related JP3763645B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 光ファイバ配線装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3763645B2 (ja) |
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