JPH11238545A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JPH11238545A
JPH11238545A JP10351290A JP35129098A JPH11238545A JP H11238545 A JPH11238545 A JP H11238545A JP 10351290 A JP10351290 A JP 10351290A JP 35129098 A JP35129098 A JP 35129098A JP H11238545 A JPH11238545 A JP H11238545A
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JP
Japan
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cover
housing
terminal
hinge
electrical connector
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Application number
JP10351290A
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Hoy S Beck Jr
エス ベック ジュニア ホイ
Dana Marpoe
マーポー ダナ
Fred H Fisher
エイチ フィッシャ フレッド
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Whitaker LLC
Original Assignee
Whitaker LLC
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/50Bases; Cases formed as an integral body
    • H01R13/501Bases; Cases formed as an integral body comprising an integral hinge or a frangible part
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/424Securing in base or case composed of a plurality of insulating parts having at least one resilient insulating part
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子ロック及びTPA(端子位置保証)機能
を有する小型、高信頼性の電気コネクタを提供するこ
と。 【構成】 電気コネクタ2は、ハウジング10、これと
一体のカバー36及びハウジング10の端子キャビティ
14に挿入される端子70により構成される。カバー3
6は、ヒンジ40でハウジング10の上壁22の略中央
部に連結され且つインターロック突起26,52で相互
に補強兼ロックされる。端子70を端子キャビティ14
に挿入後にカバー36を閉位置とすると、カバー36は
ハウジング10の開口部32を覆う。不完全端子挿入の
場合には、カバー36が所定閉位置に旋回できず、相手
コネクタ76と嵌合もできない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気コネクタ、特に
コンタクトを固定するコンタクト保持部材を有する電気
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】電気コネクタ用ハウジング等のプラスチ
ック部品には、熱可塑性プラスチックモールドによる絶
縁ハウジングの2つの部品をヒンジにより連結すること
は一般に行われている。電気コネクタへの最も一般的な
応用は、斯るヒンジを用いてカバーを主ハウジングに連
結することである。ヒンジは2つの主要部品、例えばコ
ネクタハウジングのカバーとベース(本体)を連結し、
組立体全体を一体構造とすることである。斯るヒンジは
可撓性を有し、カバーをハウジング又はベースにオープ
ン(開)又はクローズ(閉)位置に回転(旋回)するこ
とが可能である。典型的には、斯るヒンジの厚さは隣接
する部材より薄く、適当な材料でモールドすると、ヒン
ジは十分な可撓性を有し、破損又は切断することなく曲
げることができる。しかし、斯るヒンジは、反復的に曲
げると破損する恐れがあり、電気コネクタ用のヒンジは
多数回の曲げを意図していないのが一般的である。ま
た、プラスチック材料は経時変化で劣化するという問題
があるので、経時変化でヒンジはげい弱化し、時間が経
つと破損し易くなる。ある種のプラスチック材料は、ヒ
ンジとして好適であるが、電気コネクタの動作又は使用
環境下でコンタクトを保護するという剛性絶縁ハウジン
グとしては不適切な他の特性上の問題がある。
【0003】電気コネクタへのヒンジの一般的な用途
は、電気コネクタハウジングのワイヤ挿入部を包囲する
ストレインリリーフ用カバーの連結である。このアプロ
ーチは圧接型コネクタに使用されるのが普通であり、ワ
イヤがワイヤ受容スロット内に挿入された後にカバーを
閉じる。斯る用途では、一般的に付加ラッチを使用し、
カバーをハウジングに固定し、カバーをハウジングに取
付けた後は実質的に何ら特段の機能を有しない。
【0004】電気コネクタのロック部材としても回転カ
バーは使用されている。これらカバーはラッチ機構を有
し、ハウジングの端子キャビティに挿入された後に端子
(コンタクト)とラッチ係合する。このヒンジは、カバ
ーを引込み位置に保持し、その間に1個以上の端子をハ
ウジングに挿入する。次に、カバーをヒンジ中心に回転
して、端子とロック又はラッチさせて端子の抜けを阻止
する。斯る用途では、カバーはラッチ機構を有し、ヒン
ジの機能をカバーとハウジングの最初の嵌合に制限す
る。
【0005】例えば、自動車用等の電気コネクタ用途に
よっては、量産される電気コネクタハウジング内に全て
の端子が正しく保持されるのを保証することが特に重要
である。従って、端子位置保証(TPA)又は端子位置
支援部材を採用している。これらの端子は全ての端子が
コネクタハウジング内に正常に位置しない限りコネクタ
を正しく組立てられないように保証する。更に、端子が
コネクタハウジング内に正しく配置されない限り2個の
コネクタを相互に嵌合することができないことが重要で
ある。このTPAを行う1つの手法は、端子が正しく挿
入された後に別個の端子ラッチをバックアップ又はロッ
クする摺動部材を使用することである。典型的には、こ
の別体の端子ラッチは、ハウジングと一体のプラスチッ
ク製ビーム(片持ち梁)であり、ハウジングの端子キャ
ビティ内に突出して、このキャビティに後方から端子が
挿入される。端子が挿入されると、この端子ラッチ(又
はハウジングランス)は、端子挿入路から外方へ撓み、
端子の挿入を可能にする。端子が完全挿入されると、端
子ラッチは、その通常位置に復帰する。もし端子ラッチ
が通常位置にあると、TPA部材は端子ラッチ背後に挿
入可能である。しかし、もし端子が不完全挿入であり且
つ端子ラッチが不十分な撓み位置であれば、TPA部材
は完全挿入不可能である。もしTPA部材が電気コネク
タの嵌合部にあれば、電気コネクタはTPA部材が正し
い位置に移動されるまで嵌合できない。
【0006】もし旋回型カバーをTPA部材として高信
頼性で使用すると、カバーは全ての方向に正しく固定さ
れていることが重要である。ヒンジを使用すると、斯る
ヒンジは、ヒンジが取付けられているカバーの部分に沿
ってTPA部材を十分高信頼性で固定することができな
い。スペースは常に大きな問題となるので、ヒンジが破
損した場合でもカバーが正しく保持されるよう、保証手
段は十分小さく且つ邪魔にならないものでなければなら
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のTPA
部材乃至保証手段は、十分小型且つ堅牢であり且つ嵌合
操作を邪魔しないとは言えなかった。従って、本発明の
目的は、十分小型且つ堅牢であり高信頼性のTPA部材
又はTPA機能を有し、自動車等に好適な電気コネクタ
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電気コネクタ
は、ハウジングの壁面の端子キャビティの開口部をヒン
ジで一体形成されたカバーで開閉可能に構成する。この
カバーとハウジングには、ヒンジの側方に複数の突起を
形成して相互に係合させ、ヒンジを補強し、万一ヒンジ
が壊れてもカバーがハウジングの所定位置に確実に保持
されるように構成する。
【0009】また、ヒンジは、ハウジングの壁面の略中
央部に形成され、端子キャビティに端子が完全挿入され
た後に、カバーが閉位置に旋回可能である。また、カバ
ーが完全に閉位置にロックされて初めて相手コネクタと
嵌合可能にする。カバーは、端子キャビティに形成され
た端子ロックと協働して完全挿入された端子を確実に端
子キャビティ内に保持固定する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気コネクタの好
適実施形態例の構成及び動作を、添付図を参照して詳細
に説明する。
【0011】図1は、本発明による電気コネクタの好適
実施形態例である。この特定例の電気コネクタ2は、モ
ールド(成型)されたハウジング10を有し、このハウ
ジング10には、3個の端子70が並べて配置される。
このハウジング10は、好ましくは、ガラス封入のない
PBT等の熱可塑性プラスチックモールド品である。こ
のハウジング10は、一体モールドされたカバー36を
有し、ヒンジ40にてハウジング10と連結されてい
る。
【0012】このモールドされたハウジグ10の本体又
はボディは、ピンヘッダ又はその他のコネクタ76と嵌
合され且つこれは多くの点で自動車用電気コネクタに使
用される電気コネクタハウジングの典型例である。ハウ
ジング10は、嵌合面12を有し、ここにハウジングの
キャビティ14が開口する。これらキャビティ14は横
並びに形成され、各外側キャビティは、内側キャビティ
とハウジングのパーティション(隔壁)16により分離
されている。
【0013】各ハウジングキャビティ14内には、撓み
可能な端子ラッチ(ハウジングランス)18が位置す
る。各端子ラッチ18は、各端子70と対応するキャビ
ティ14に固定する主手段を有する。撓み可能な端子ラ
ッチ18は、ハウジング10の本体と一体モールドされ
た延長部であり、典型的な端子ラッチと同様にストレー
トプル型の金型で製造されるコネクタハウジングにハウ
ジングキャビティ形状を定める対向するモールド工具ピ
ンにより形成される。
【0014】各撓み可能なラッチ18は、ハウジング1
0の後面からハウジングキャビティ14内に端子70が
挿入された後、この各端子70と係合する。端子70の
挿入過程で、端子70の嵌合部72が端子ラッチ18を
通過するとき、この撓み可能なラッチ18はその背後且
つ外方の凹部30内に撓む。しかし、端子70が完全挿
入位置に来ると、端子ラッチ18は、通常位置に復帰し
て端子70の肩に係合するか開口内に入り込んで、ハウ
ジング10の後方から対応するキャビティ14を通って
各端子70が抜けるのを阻止する。ハウジング10の前
方のストップ面は、端子70が前方(即ち嵌合面12
側)に移動するのを阻止する。
【0015】ハウジング10は、その後部からハウジン
グの中間点まで延びる上壁22を有し、この上壁22は
モールドされたヒンジ40を介してカバー36と連結さ
れる。カバー36は、ハウジング10の嵌合面12側の
長手方向に延びる開口32を塞ぐよう構成されている。
ヒンジ40の幅は、カバー36及びハウジング開口32
の幅未満である。2個のハウジングインターロック突起
26がハウジングの上壁22の前端のヒンジ40の両側
に位置する。両ハウジングインターロック突起26は、
ヒンジ40のエッジ44,46間に延びハウジング10
の側壁は突起26が延びる上壁22と垂直に延びる。各
ハウジング突起26は、内向きの傾斜面28を有し、突
起26及びハウジング上壁22の前縁から隣接する端子
ラッチ18の背後の凹部20に延びる。ヒンジ40は、
上壁22の外面24からフランク突起26の内側且つ背
後へ延びる。
【0016】ハウジングキャビティ14の上方の嵌合部
は、ハウジング開口32に開放しており、隔壁16の上
部は、開口32に向けて上方に延びている。これら隔壁
16は、ハウジング開口32の中央に拡大部29を含
み、ヒンジ40の前方とハウジング突起26に長手方向
に離間する位置に後向き肩30を形成する。これら肩3
0は、キャビティの拡大部31の前方且つ端子ラッチ1
8、ヒンジ40及びハウジング突起26の前端のすぐ上
方にある。端子ラッチ18の前端は、ヒンジ40のハウ
ジング壁22と突起26との交差部上方に延びる。
【0017】カバー26は、ヒンジ40を中心に図1乃
至図5に示す開位置から、図6乃至図7に示す閉位置に
旋回する。ヒンジ40は、ハウジング10及びカバー2
6と一体であり、勿論同一材料で製造される。ハウジン
グ10のモールドに使用される材料は、端子70を所定
位置に保持する為に十分剛性を有する必要があるが、ヒ
ンジ40はハウジング10の他の部分より薄く、カバー
26を閉位置に回転可能に十分可撓性を有するよう構成
されている。
【0018】好適実施例では、ヒンジ40の厚さは約
0.3mmである。このヒンジ40は、第1ラテラルエ
ッジ44と対向する第2ラテラルエッジ46とを有し、
各エッジはカバー36及びハウジング開口32の側部か
ら内方へ離間されている。一方のハウジング突起26
は、第1ヒンジエッジ44を超えて延びる。ヒンジ40
の上面48は、壁外面24から延出し、開位置ではヒン
ジ下面50の後方である。傾斜面28及び54は、突起
26,52用クリアランス(間隙)を与え、カバー36
を開位置から閉位置に相互に回転させる。
【0019】カバー26は、カバー38の前方又は長手
遠端68の反対側にカバーラッチ66を有する。これら
カバーラッチ66は、ハウジング10の前方(嵌合面1
2側)の外向きラッチ溝34にスナップ係合できる。こ
れらラッチ66は、カバー36が閉位置にあるとき、カ
バー36の前方をハウジング10に固定する機能を有す
る。
【0020】図7は、カバー36が閉位置のとき、ヒン
ジ40の曲がった、変形した又はストレス形状にあるこ
とを示す。開位置では、カバー36はハウジング上面2
2に略直角に延び、ヒンジ40はハウジング10とカバ
ー36間のアーク(弧状)部を介して延びる。同じ材料
から製造されたカバー36は、ヒンジ40に隣接するベ
ース端(基端)42から前方の遠端68に長手方向に延
びる。ヒンジ40は、カバー上面64から延びる。
【0021】後方に延びるカバーインターロック突起5
2は、ヒンジ40の反対側のカバー36の後縁から延び
る。これらカバーインターロック突起52は、ヒンジ4
0の側縁44,46のみを超えて延び且つハウジング突
起26とオーバーラップするが、ヒンジ40とはオーバ
ーラップしない。各カバーインターロック突起52は、
カバー36が開位置のとき、カバー上面64からヒンジ
40を長手方向に横切って延びる傾斜面54を有する。
換言すると、開位置では、傾斜面54はヒンジ上面48
の後方からヒンジ下面50位置に延びる。各カバー突起
52は、突起52の自由端後部に棚部(レッジ)56を
含み、傾斜面54を超えて延びる。棚部56の厚さは、
カバー36が閉位置のとき、棚部56が端子ラッチ18
後方の凹部20内に受容されるように選定される。
【0022】カバー内面58は、カバー36が開位置に
あるとき、前向きである。この内面58はカバーリブ
(突状)62を含み、閉位置ではハウジングキャビティ
14とインライン(アライメント)となり、前向きカバ
ー肩60はリブ62から横方向に延びる。リブ62はカ
バースロット65を形成し、カバー36が閉位置のと
き、その中にハウジング隔壁16が延出する。カバー3
6が閉位置のとき、前向きカバー肩60は後向きハウジ
ング肩30と対向し、これら対向する肩30,60は略
同一高さである。従って、肩30,60は、ブロッキン
グして、カバー36が開位置のときハウジング10に対
してカバーの前方への移動を防止する。
【0023】カバーリブ62は、ハウジング隔壁16間
及びハウジングキャビティ14の上部内にフィットし、
ハウジングキャビティ14の上部を閉じる。肩60が形
成されているリブ62の拡大部63は、ハウジング開口
32の後方のハウジング隔壁16間及びハウジング開口
32内に延びる端子ラッチ18の部分の上方の大きな部
分とフィットする。よって、リブ62の拡大部63は、
端子ラッチ18が通常位置に戻ると、端子ラッチ18の
バックアップ(補強)作用をする。もし、端子ラッチ1
8の1つが、対応する端子70が完全挿入されていない
為に、通常位置に戻っていないと、リブ部63は外方に
撓んだ端子ラッチ18と当接してカバー36は閉じるこ
とができず、カバーラッチ66はハウジングラッチ溝3
4内に挿入できない。
【0024】図6及び図7は、閉位置のカバー36を示
し、コネクタ2は、ピンヘッダなどの相手電気コネクタ
76のハウジング78と嵌合している。また、図6及び
図7は、端子70と端子嵌合(接触)部72の位置を示
す。端子嵌合部72は、閉じたカバー36の下に位置
し、端子ラッチ18は端子嵌合部72の後端と係合す
る。これらの図は、完全挿入位置の端子70を示す。図
6及び図7から判る如く、電気コネクタ2は、カバー3
6が完全に閉じられていない限り、嵌合(相手)コネク
タ76のハウジング78に挿入できない。カバー36
は、端子70が完全挿入されていない限り閉じられない
ので、ヒンジカバー36はロック部材と共にTPA部材
として作用する。
【0025】カバー36は、ロック部材又はTPA部材
として作用するが、カバー36の後部が所定位置にある
限り端子ラッチ18を端子70と係合保持する。通常、
ヒンジ40は、カバー36の後部の外れ又は係合解除を
阻止する。しかし、ヒンジ40は比較的薄いので、壊れ
易い。斯る破損は、取扱中に起こり得るが、プラスチッ
ク材料の経時劣化などによっても起り得る。そこで、ヒ
ンジ40が仮に壊れても、カバー36がロック及びTP
A機能を果たしている限りカバー36の後部はハウジン
グ10又は端子ラッチ18から外れない。インターロッ
ク及びオーバーラップ突起26,52は、仮にヒンジ4
0が切断されても、カバー36の後部が持ち上げられる
のを阻止する。
【0026】ハウジング突起26の傾斜面28は、カバ
ー突起52の傾斜面34上にあり、カバー36が端子ラ
ッチ18から離れないよう保持する。カバー突起52の
棚部56は、対応する端子ラッチ18の後部の凹部20
内にフィットする。従って、カバー突起52はハウジン
グ突起26の下方に捕えられ、仮にヒンジ40が切断さ
れても、カバー36の後端が端子ラッチ18から離れな
いようにする。
【0027】対向する肩30,60は、カバー36の長
手方向の移動を阻止し、突起26及び52のオーバーラ
ップ関係は破壊されず、維持される。前方カバーラッチ
66は、ハウジング溝34内に固定される。最後にカバ
ー36の側縁及び後縁は、ハウジング開口32内に捕え
られ、仮にヒンジ40が破壊されてもカバー36が外れ
ることない。カバー36は、その前方のカバーラッチ6
6を工具を使用して外したときのみ取外し可能である。
【0028】突起26,52はヒンジ40に対するイン
ターロック機能を付与するのみならず、これら突起2
6,52とヒンジ40とは、単純なストレートプル型モ
ールド(金型)によりモールド可能である。ハウジング
10と一体カバー36とは、最初カバー36が開位置で
モールドされる。図5に示す如く、対向する金型80,
82(破線で示す)は、カバー36が相対的に離れるよ
うに直線状に引くことができる。カバー突起52は、側
方に位置しヒンジ40とオーバーラップ関係にないの
で、後方金型82は、上側ヒンジ面48、カバー突起傾
斜面54及び棚部56をモールドすることができる。カ
バー突起52は、壁外面24上に位置し、後方金型82
のアクセスを可能にする。前方金型80は、ヒンジ40
の前方下面50をモールドする。
【0029】以上、本発明の電気コネクタの好適実施形
態例を図示し説明した。しかし、これは単なる例示にす
ぎず、本発明の要旨を逸脱することなく、用途に応じて
種々の変形変更が可能であることが当業者には容易に理
解できよう。例えば、この種のインターロックヒンジは
電気コネクタのTPA又はロック部材以外にも使用可能
である。また、本発明は3端子コネクタ以外にも使用可
能である。例えば、ヒンジ付きカバーは2列の端子を有
するコネクタの反対側に対向して使用してもよい。ま
た、インターロック突起は、オーバーラップ突起と連結
する分離したヒンジの中央部に用いてもよい。また、カ
バー部材はコネクタの上面のみならず前面も包囲するL
字状カバー等であってもよい。
【0030】
【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
の電気コネクタによると、ハウジングの端子キャビティ
の一面を開口させ、ヒンジで一体形成されたカバーで閉
じる構成としている。従って、端子キャビティに形成さ
れた端子ロックが正常か否か端子の挿入前に確認可能で
ある。また、カバー及びハウジングにはヒンジの側方に
突起が形成され、相互にインターロックして確実に固定
するので、万一ヒンジが壊れてもカバーをハウジングに
対して所定位置に確実に保持可能である。更に、カバー
は全ての端子が端子キャビティに完全挿入されない限り
閉位置に旋回不能である為に、端子の不完全挿入が阻止
可能である。更に、また、カバーが完全に閉位置でない
限り、相手コネクタと嵌合不可能である為に、TPA機
能が一層確実になる。また、一体構造で一体モールド可
能であるので、小型、堅牢且つ安価に製造可能である。
【0031】従って、本発明の電気コネクタは、コネク
タの不完全接続が大事故を誘発する虞れが大きく、且つ
振動衝撃や温度変化等の厳密な耐環境特性が要求される
自動車用電気コネクタなどに実用上の効果が顕著であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバーが開位置にある本発明の電気コネクタの
好適実施形態例の嵌合(前)面側から見た斜視図であ
る。
【図2】図1の電気コネクタの後面側から見た斜視図で
ある。
【図3】図1に示す電気コネクタの上面図である。
【図4】図1に示す電気コネクタの正面図である。
【図5】図1の電気コネクタのカバーが開位置にある側
面図である。
【図6】完成された図1の電気コネクタと相手コネクタ
との嵌合状態を示す縦断面図である。
【図7】カバーとハウジングのヒンジ及び突起の状態を
示す図6と同様の縦断面図である。
【図8】カバーが開位置にある図1の電気コネクタのヒ
ンジ部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
2 電気コネクタ 10 ハウジング 12 嵌合(前)面 14 端子キャビティ 18 端子ラッチ部材 22 ハウジング壁面 26,52 インターロック突起 32 開口部 36 カバー 40 ヒンジ 28,54 傾斜面 70 端子 76 相手コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダナ マーポー アメリカ合衆国 ノースカロライナ州 27284 カーナースビル ウッドブロック ドライブ 1301 (72)発明者 フレッド エイチ フィッシャ アメリカ合衆国 ノースカロライナ州 27282 ジェイムスタウン ウエストン プレイス 4740

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の端子キャビティが形成
    されたハウジング及び該ハウジングと一体に前記キャビ
    ティの開口部を覆うように形成されたヒンジ付きカバー
    とを有する電気コネクタにおいて、 前記ハウジングと前記カバーの前記ヒンジの側方とには
    相互に係合する複数の突起が形成され、前記ヒンジの補
    強を行うことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング及び前記カバーの前記突
    起に相補状の傾斜面が形成され、前記カバーを閉位置に
    旋回するとき相互にオーバーラップすることを特徴とす
    る請求項1の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記各端子キャビティには片持ち梁状の
    端子ラッチ部材が形成され、前記カバーが閉位置のと
    き、該カバーと前記端子ラッチ部材が協働して前記端子
    キャビティ内の端子を保持することを特徴とする請求項
    1又は2の電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 少なくとも1個の端子キャビティが形成
    されたハウジングの壁面の略中央部から嵌合端側を開口
    させ、前記ハウジングの前記略中央部においてヒンジで
    連結され旋回可能なカバーを前記ハウジングと一体形成
    し、 前記端子キャビティに端子を挿入後に前記カバーを閉位
    置に旋回して前記ハウジングの開口部を覆い完全挿入さ
    れた前記端子を固定することを特徴とする電気コネク
    タ。
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