JPH11237595A - 検査ステージ - Google Patents

検査ステージ

Info

Publication number
JPH11237595A
JPH11237595A JP5267298A JP5267298A JPH11237595A JP H11237595 A JPH11237595 A JP H11237595A JP 5267298 A JP5267298 A JP 5267298A JP 5267298 A JP5267298 A JP 5267298A JP H11237595 A JPH11237595 A JP H11237595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
stage
recess
axis
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5267298A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Shiono
勝美 塩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
Micronics Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micronics Japan Co Ltd filed Critical Micronics Japan Co Ltd
Priority to JP5267298A priority Critical patent/JPH11237595A/ja
Publication of JPH11237595A publication Critical patent/JPH11237595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブによる偏荷重がZスライダに作
用しても、被検査体の電極とプローブとの位置ずれを可
能な限り小さくすることにある。 【解決手段】 Zステージが、被検査体を受けるZスラ
イダと、Zスライダを滑動可能に貫通してZ方向へ伸び
る複数のガイドポストと、隣り合うガイドポストの間を
Z方向へ伸びる複数の補助ポストとを含み、ガイドポス
ト及び補助ポストを連結体により相互に連結し、それに
よりZスライダの傾きひいてはステージ全体の撓みを抑
えたことに特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶基板のような
平板状被検査体の通電試験装置に用いられる検査ステー
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】長方形の形状を有する液晶表示パネルの
1つとして、長方形の隣り合う2つの辺に対応する2つ
の縁部のそれぞれに複数の電極を備えたいわゆる片タブ
方式のものがある。
【0003】このような片タブ方式の液晶表示パネル
は、一般に、検査すべき液晶表示パネルのためのワーク
テーブルを直接的又は間接的に受けるZスライダを備え
る検査ステージ(測定ステージ)と、パネルの隣り合う
2つの辺に対応する部位に支持された複数のプローブブ
ロックを備えるプローブユニットとを用いる検査装置
(測定装置)により行われる。
【0004】検査ステージは、液晶表示パネルをプロー
ブユニットに対して位置決めるために、液晶表示パネル
を、これと平行の面内で直交する2方向(X,Y方
向)、及び、パネルと直角のZ方向に変位させるととも
に、Z軸線の周りに変位させる。このため、検査ステー
ジは、Zスライダを三次元的に変位させるX・Y・Zの
3つのステージと、ZスライダをZ軸線の周りに角度的
に変位させるθステージとを備える。
【0005】液晶表示パネルは、プローブブロックに設
けられたプローブの先端(針先)から数mm程度離され
た状態で検査ステージによりX及びY方向に移動される
とともに、Z軸線の周りに角度的に回転されることによ
り、プローブに対する位置決めをされ、次いでZ軸線の
方向にさらに移動されることにより電極をプローブの針
先に押圧され、その状態で通電される。
【0006】この種の検査装置においては、検査時に、
液晶表示パネルの隣り合う2つの縁部が多数のプローブ
の先端に同時に押圧されるから、1つのプローブが液晶
表示パネルに及ぼす押圧力は小さいが、全てのプローブ
により液晶パネルに及ぼす総押圧力は大きく、従ってプ
ローブによる押圧に起因する偏荷重がZスライダに作用
する。
【0007】しかし、従来の検査ステージでは、Zステ
ージがZスライダをその回転中心の部分において、Zス
ライダをZ軸線の方向へ移動させるZ駆動機構により、
他のステージ(θ,Y又はXステージ)に連結し、支持
させているにすぎないから、上記のような偏荷重により
Zスライダが傾くことにより、ステージ全体の撓みとし
て液晶表示パネルに作用し、その結果、液晶表示パネル
の電極に対するプローブの押圧位置がずれて、電極とプ
ローブとが電気的に接触しなくなることが多かった。
【0008】電極とプローブとの電気的非接触状態は、
液晶表示パネルの電極自体が微少であるから、Zスライ
ダがわずかに傾いて検査ステージ全体がわずかに撓むだ
けでも生じる。このため、Zスライダをその外周部の複
数箇所においてリニアガイドのようなガイド手段により
他のステージにZ方向に滑動可能に組み付けても、電極
とプローブとの非接触状態を招くようなZスライダの傾
き、ひいては、検査ステージ全体の撓み、並びに、電極
とプローブとの位置ずれは、リニアガイドに存在するわ
ずかな遊びによっても生じてしまう。
【0009】上記のような課題は、液晶表示パネル、液
晶封入前のガラス基板等、液晶基板の検査装置(試験装
置)のみならず、半導体ウエーハのような他の平板状被
検査体の通電試験装置においても生じる。
【0010】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、プローブに
よる偏荷重がZスライダに作用しても、そのときのZス
ライダの傾きを抑えて、被検査体の電極とプローブとの
位置ずれを可能な限り小さくすることにある。
【0011】
【解決手段、作用、効果】本発明の検査ステージは、平
板状被検査体をこれと直交するZ軸線の方向へ変位させ
るZステージと、該Zステージを支持する支持手段とを
含む。Zステージは、被検査体を直接的又は間接的に受
ける受け面を支持手段の側と反対の側に有するZスライ
ダと、該Zスライダを滑動可能に貫通してZ軸線の方向
へ伸びる複数のガイドポストであって一端部の側におい
て支持手段に組み付けられた複数のガイドポストと、Z
軸線の方向へ伸びる状態に一端部の側において支持手段
に組み付けられた複数の補助ポストであってそれぞれが
隣り合うガイドポストの間に配置された複数の補助ポス
トと、ガイドポスト及び補助ポストの他端側を相互に連
結する連結体とを備える。
【0012】被検査体は、Zスライダの受け面に直接的
又は間接的に配置されて、その電極をプローブに押圧さ
れる。Zスライダの電極がプローブに押圧されると、偏
荷重がZスライダに作用する。この偏荷重は、Zスライ
ダを傾けるようにZスライダに作用し、ガイドポストを
傾けるようにZスライダからガイドポストに伝達され
る。
【0013】しかし、Zステージを滑動可能に貫通する
ガイドポストが、隣り合うガイドポストの間に配置され
ており、しかもそれらのガイドポストが連結体により互
いに連結されているとともに補助ポストに連結されてい
るから、偏荷重が連結体により複数のガイドポスト及び
複数の補助ポストに分散されてZステージ全体の剛性が
向上し、その結果Zスライダの傾きが阻止される。
【0014】このため、たとえ偏荷重がZスライダに作
用しても、その偏荷重に起因するZスライダの傾きは小
さく抑えられる。このようにZスライダの傾きが小さく
抑えられると、Zステージひいては検査ステージの撓み
が小さくなるから、電極とプローブとの相対的な位置ず
れが小さくなり、電極とプローブとの接触状態が安定に
維持される。
【0015】Zスライダはガイドポストが滑動可能に貫
通するブッシュを有し、補助ポストはZスライダに対し
遊びをもってZ方向へ伸びることができる。これによ
り、Zスライダがガイドポストに対して円滑に滑動する
にもかかわらず、ガイドポストの傾きがより確実に阻止
され、Zスライダの傾きがより確実に抑えられる。
【0016】支持手段の側に開放する第1の凹所と、該
第1の凹所の周りにあって支持手段の側と反対の側に開
放する第2の凹所とをZスライダに形成し、ガイドポス
ト及び補助ポストを第2の凹所の底部を貫通させことが
できる。
【0017】連結体を第2の凹所内を伸びる四角形の形
状にすることができる。これにより、連結体がワークテ
ーブルのような手段をZスライダに配置するとき又は組
み付けるときに妨げにならない。
【0018】第1の凹所の底に対応する部位と、第2の
凹所の周りの部位とにより受け面を形成することができ
る。また、さらに、Zスライダを支持手段に対しZ軸線
の方向へ変位させるZ駆動機構を備え、該Z駆動機構の
少なくとも一部を第1の凹所に配置することができる。
これにより、Zスライダを1つのZ駆動機構により変位
させることができるし、第1の凹所に配置されたZ駆動
機構の部位の寸法分だけ、Zステージひいては検査ステ
ージ全体の高さ寸法が小さくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照するに、検査ス
テージ10は、四角形の液晶基板の点灯検査に用いられ
る。液晶基板は、図示の例では、四角形の隣り合う長短
2つの辺に対応する縁部のそれぞれに複数の電極を有す
る片タブ方式の液晶表示パネルであり、また、ワークテ
ーブル12に載置される。検査用のプローブユニット
は、そのプローブがワークテーブル12上の液晶基板の
電極と対向するように、ワークテーブル12の上方に配
置される。
【0020】以下、理解を容易にするために、検査ステ
ージ10及び液晶基板のいずれにおいても、液晶基板の
長い端縁の方向(左右方向)をX方向というとともにそ
の軸線をX軸線といい、液晶基板の短い端縁の方向をY
方向というとともにその軸線をY軸線といい、液晶基板
に垂直の方向をZ方向というとともにその軸線をZ軸線
という。
【0021】液晶基板は、ワークテーブル12の上に載
置されており、また、ワークテーブル12が検査ステー
ジ10によりX,Y及びZの3方向に移動されるととも
にZ軸線の周りに角度的に回転されることにより、プロ
ーブユニットに対し三次元的に移動されるとともに回転
される。
【0022】ワークテーブル12は、図示の例では、液
晶基板を解除可能に真空吸着するチャックトップである
が、バックライトユニットとチャックトップとを備えて
いてもよい。ワークテーブル12の上面(チャックトッ
プの上面)は、液晶基板よりやや大きい長方形の載置面
とされている。
【0023】検査ステージ10は、ワークテーブル12
をX方向に移動させるXステージ20と、ワークテーブ
ル12をY方向へ移動させるYステージ22と、ワーク
テーブル12をZ軸線の周りに角度的に回転させるθス
テージ24と、ワークテーブル12をZ方向へ移動させ
るZステージ26とを備える。
【0024】Yステージ22、θステージ24及びZス
テージ26は、それぞれ、Xステージ20、Yステージ
22及びθステージ24に移動可能に支持されており、
また対応するステージの移動にともなって移動される。
ワークテーブル12は、Zステージ26に支持されてい
る。
【0025】Xステージ20は、検査装置のフレーム2
8に取り付けられた矩形の平板状のX軸用ベース(Xベ
ース)30とYステージ22を受ける矩形の平板状のX
軸用スライダ(Xスライダ)32とを、Y方向に間隔を
おいた一対のX軸用リニアガイドにより、Z方向に間隔
をおいた状態に結合させている。X軸用の各リニアガイ
ドは、Xベース30及びXスライダ32のY方向の端部
付近に設けられている。
【0026】X軸用の各リニアガイドを構成する部材の
うち、長尺のガイドレール34はXベース30の上側に
X方向へ伸びる状態に取り付けられており、ガイドレー
ル34と滑動可能に嵌合するコ字状の溝を有する一対の
ガイド36はXスライダ32の下側にX方向へ間隔をお
いて取り付けられている。
【0027】Yステージ22をX方向へ移動させるX駆
動機構は、Xベース30に配置されたX軸用電動機38
と、Xスライダ32の側部をX方向へ伸びる状態にXベ
ース30に回転可能に支持されたリードスクリュー40
と、Xスライダ32の側部に取り付けられてリードスク
リュー40と螺合するリードナット42とを備える。電
動機38及びリードスクリュー40は、台座部を含むブ
ラケット44によりXベース30に取り付けられてい
る。
【0028】このX駆動機構は、リードスクリュー40
を電動機38により回転させてリードナット42をX方
向へ移動させることにより、Xスライダ32ひいてはY
ステージ22をX方向へ移動させる。このため、Xスラ
イダ32は、Yステージ22のY軸用ベース(Yベー
ス)を兼ねている。
【0029】Yステージ22は、X方向へ間隔をおいた
一対のY軸用リニアガイドにより、θステージ24を受
ける矩形の平板状Y軸用スライダ(Yスライダ)46を
Xスライダ32にZ方向へ間隔をおいた状態に結合させ
ている。Y軸用の各リニアガイドは、Xスライダ32及
びYスライダ46のX方向の端部付近に設けられてい
る。
【0030】Y軸用の各リニアガイドを構成する部材の
うち、長尺のガイドレール48はYベース兼Xスライダ
32の上側にY方向へ伸びる状態に取り付けられてお
り、ガイドレール48と滑動可能に嵌合するコ字状の溝
を有する一対のガイド50は矩形の平板状Yスライダ4
6の下側にY方向へ間隔をおいて取り付けられている。
【0031】Yスライダ46ひいてはθステージ24を
Y方向へ移動させるY駆動機構は、Xスライダ32に配
置されたY軸用電動機52と、Yスライダ46の側部を
Y方向へ伸びる状態にYベース兼Xスライダ32に回転
可能に配置されたリードスクリュー54と、Yスライダ
46の側部に取り付けられてリードスクリュー54と螺
合するリードナット56とを備える。電動機52及びリ
ードスクリュー54は、台座部を含むブラケット58に
よりXスライダ32に取り付けられている。
【0032】このY駆動機構は、リードスクリュー54
を電動機52により回転させてリードナット56をY方
向へ移動させることにより、Yスライダ46ひいてはθ
ステージ24をY方向へ移動させる。このため、Yスラ
イダ46は、θステージ24のθ軸用ベース(θベー
ス)を兼ねている。
【0033】θステージ24は、シータ台(θ台)60
をYスライダ46に、中央部に配置されたベアリング6
2と、その周りに周方向に間隔をおいて配置された複数
の曲線ガイド64とにより、Z軸線の周りに回転可能に
支持しており、受け台すなわちθ台60にZステージ2
6を受けている。θ台60は、Zステージ26のZ軸用
ベース(Zベース)を兼ねている。
【0034】θ台60は、変位不能に結合された短い軸
部60aと長方形の平板部60bとを有しており、平板
部60bが上となる状態に、軸部60aにおいてベアリ
ング62によりYスライダ46に組み付けられていると
ともに、平板部60bにおいて複数の曲線ガイド64に
よりYスライダ46に組み付けられている。
【0035】図示の例では、ベアリング62として、Z
方向への荷重を受けるクロスローラリングを用いている
が、一般的なスラストベアリングを用いてもよい。各曲
線ガイド64は、弧状に伸びるガイドレール66と、ガ
イドレール66と滑動可能に嵌合されるべく弧状に伸び
るコ字状の溝を有する1以上のガイド68とを備える、
いわゆるRガイドである。
【0036】各Rガイド64は、図示の例では、ベアリ
ング62の周りにあって液晶基板と相似の仮想的な長方
形の隅角部に配置されているが、極率半径の中心が一致
するようにZ軸線の周りに同軸的に配置されていてもよ
い。Rガイド64のガイドレール66及びガイド68
は、それぞれ、Yスライダ46の上側及びθ台60の下
側に、同じ仮想線上に位置するように同軸的に取り付け
られている。これにより、Rガイド64は、θ台60の
回転を妨げない。
【0037】θ台60ひいてはZステージ26をZ軸線
の周りに角度的に回転させるθ駆動機構は、Yスライダ
46に配置されたθ軸用電動機70と、電動機70によ
り回転されるリードスクリュー72と、リードスクリュ
ー72に螺合するリードナット74と、リードナット7
4をθ台60に連結するリンク76とを備える。電動機
70及びリードスクリュー72は、リードスクリュー7
2がZ軸線の周りの仮想的な円の接線方向へ伸びかつ回
転可能であるように、台座部を含むブラケット78によ
りYスライダ46に取り付けられている。
【0038】リードナット74は、板状部80を有して
おり、また、Z方向へ伸びる軸線の周りの枢軸運動可能
に板状部80においてピン82によりリンク76の一端
部に連結されている。リンク76の他端部は、Z方向へ
伸びる軸線の周りの枢軸運動可能にピン84により平板
部60bの下側に連結されている。
【0039】θ駆動機構は、電動機70の回転運動をリ
ードスクリュー72とリードナット74とによりリード
ナット74の直線運動に変換し、この直線運動をリンク
76によりθ台60に伝達してθ台60の角度的回転運
動に変換する。これにより、θ台を偏心カムとばね力と
により回転させる機構に比べ、θ台60の角度的回転運
動の制御(θ制御)の精度が著しく向上する。
【0040】例えば、θ台60の平板部60bの縁部が
リードスクリュー72と平行の状態において、電動機7
0の正転によりリードナット74が移動されると、θ台
60はわずかに回転されてその縁部がリードスクリュー
72に対して小さい角度を有する状態になる。電動機7
0が逆転されたときは、θ台60は逆方向へ角度的に回
転される。
【0041】上記のように、θ駆動機構の大部分をθ台
の回転領域の外側に配置すると、保守管理が容易にな
る。また、リンク76をその長手方向の2箇所の一方及
び他方においてそれぞれθ台60及びリードナット74
にZ軸線と平行の軸線の周りに枢軸運動可能に連結する
と、リンク76の近傍を除いて、θ駆動機構の全ての部
分をθ台60の回転領域の外側に配置することができる
から、保守管理がより容易になり、また回転角度制御す
なわちθ制御の精度が著しく向上する。
【0042】Zステージ26は、θ台60の上側に配置
されたZスライダ(受け台)86と、Zスライダ86を
滑動可能に貫通してZ方向へ伸びる複数のガイドポスト
88と、Zスライダ86を貫通してZ方向へ平行に伸び
る複数の補助ポスト90と、ガイドポスト88及び補助
ポスト90を相互に連結する連結体92とを備える。
【0043】Zスライダ86は、θ台60の側に開放す
る第1の凹所94と、第1の凹所94の周りを連続して
伸びてθ台60の側と反対の側に開放する第2の凹所9
6とを有する。Zスライダ86のうち、θ台60と反対
の側の面は、液晶基板を載置したワークテーブル12を
受ける受け面とされている。この受け面は、第1の凹所
94の底に対応する部位の上面と、第2の凹所96の周
りの部位の上面とにより形成される。
【0044】Zスライダ86は、第2の凹所96の底部
を貫通するスライドブッシュ100を液晶基板と相似の
仮想的な四角形の各隅角部に対応する箇所のそれぞれに
備えるとともに、第2の凹所96の底部を貫通する貫通
穴102を隣り合うブッシュ100の間(図示の例で
は、前記四角形の辺の中間)に対応する箇所のそれぞれ
に備える。各スライドブッシュ100は、Zスライダ8
6にねじ止めされている。
【0045】各ガイドポスト88は、スライドブッシュ
100を滑動可能に貫通しており、一端部の側において
θ台60に組み付けられている。ガイドポスト88とス
ライドブッシュ100との間には、ボールケージ104
が配置されている。このため、Zスライダ86とガイド
ポスト88とが隙間なく嵌合されていても、ガイドポス
ト88に対するZスライダ86の移動が円滑になる。各
ボールケージ104は、対応するガイドポスト88の周
りに配置された圧縮コイルばね98によりブッシュ11
0からの脱落を防止されている。
【0046】図示の例では、各補助ポスト90は、一端
部の側においてθ台60に組み付けられて、貫通穴10
2を遊びを有した状態で貫通している。これにより、補
助ポスト90はZスライダ86に接触しない。しかし、
貫通穴102の代わりに切欠部をZスライダ86に形成
し、補助ポスト90をその切欠部に通すことにより、補
助ポスト90をZスライダ86に接触させることなく遊
びをもってZ方向へ延在させてもよい。
【0047】連結体92は、第2の凹所96内を伸びる
四角形の形状を有しており、また、ねじ部材106によ
り、ガイドポスト88及び補助ポスト90に連結されて
いる。Z方向における連結体92の位置は、同方向にお
けるZスライダ86のワークテーブル受け面の位置より
θ台60の側とされている。
【0048】Zスライダ86をθ台60に対してZ方向
へ変位させる駆動機構は、第1の凹所94内に配置され
ている。Z駆動機構は、受け台60の上に組み付けられ
た電動機110と、リードスクリュー112と、電動機
110により回転されかつリードスクリュー112と螺
合するリードナット114とを備える。
【0049】電動機110は、中空のロータを備えたい
わゆる中空サーボモータであり、ブラケット116によ
りθ台60に組み付けられている。リードスクリュー1
12は、Z方向へ伸びるように、一端部において中空サ
ーボモータのロータの中空部にZ方向へ移動可能に挿入
され、他端部においてZスライダ86の第1の凹所94
の底部の下面に連結されている。リードナット114
は、電動機110の回転子に同軸的に取り付けられてい
る。
【0050】上記のように、Z駆動機構がリードスクリ
ュー112の一端部を中空モータの中空部に受け入れさ
せるならば、その分Zステージ26ひいては検査ステー
ジ10全体の高さ寸法が小さくなる。また、Z駆動機構
を第1の凹所94内に配置すると、その分Zステージ2
6ひいては検査ステージ10全体の高さ寸法が小さくな
る。しかし、電動機110として中空モータ以外の電動
機を用いてもよいし、Z駆動機構を第1の凹所94内に
配置しなくてもよい。
【0051】Z駆動機構は、リードナット114が電動
機110により回転されることにより、リードスクリュ
ー112がZ方向へ移動され、それによりZスライダ8
6をZ方向へ移動させる。
【0052】検査時、液晶基板は、先ず、ワークテーブ
ル12に載置された後、Xステージ20、Yステージ2
2及びZステージ26によりX,Y及びZの3方向に移
動されるとともにθステージ24によりZ軸線の周りに
角度的に回転される。これにより、液晶基板は、プロー
ブユニットに対し三次元的に移動されるとともに角度的
に回転されて、位置決めをされる。
【0053】次いで、液晶基板は、Zステージ26によ
り上昇されて、各電極部をその上方のプローブに押圧さ
れる。片タブ方式の液晶基板の電極がプローブに押圧さ
れると、押圧力が液晶基板の隣り合う2つの縁部に作用
するから、Zスライダ86に偏荷重が作用する。
【0054】これにより、Zスライダ86は、これに作
用する荷重を液晶基板と相似の仮想的な四角形の隅角部
に配置されたガイドポスト88によりθ台60に伝達す
る。しかし、偏荷重に起因するZスライダ86の傾き
は、複数のガイドポスト88、補助ポスト90及び連結
体92の共同作用により阻止される。
【0055】すなわち、Zスライダ86に偏荷重が作用
すると、ガイドポスト88を倒す力がガイドポスト88
に作用する。しかし、ガイドポスト88を倒そうとする
力(偏荷重)は、ガイドポスト88が、X,Y方向に間
隔をおいて配置されていること、及び、連結体92によ
り互いに連結されているとともに補助ポスト90に連結
されていることから、連結体92によりガイドポスト8
8及び補助ポスト90に分散されて、θ台60に伝達さ
れる。その結果、Zステージ26全体の剛性が向上し、
Zスライダ86の傾きは防止される。
【0056】また、θ台60はこれに作用する荷重を、
中央側のベアリング62とその周りの複数の曲線ガイド
64とにより、θベース兼Yスライダ46に伝達する。
しかし、θ台60に作用する荷重は中央側のベアリング
62とその周りの複数の曲線ガイド64とによりθベー
ス兼Yスライダ46に伝達されるから、θ台60の傾き
も阻止される。
【0057】このように、検査ステージ10において
は、たとえ偏荷重がZスライダ86及びθ台60に作用
しても、その偏荷重に起因するZスライダ86及びθ台
60の傾きは小さく抑えられる。その結果、検査ステー
ジ10全体の撓みが小さくなるから、電極とプローブと
の相対的な位置ずれが小さくなり、電極とプローブとの
接触状態が安定に維持される。
【0058】検査ステージ10によれば、連結体92が
第2の凹所96内に配置されているから、連結体92が
ワークテーブル12のような手段をZスライダ86に配
置するとき又は組み付けるときの妨げにならない。
【0059】また、ガイドポスト88がスライドブッシ
ュ100を滑動可能に貫通しているのに対し、補助ポス
ト90が貫通穴102を遊びをもって貫通しているか
ら、Zスライダ86がガイドポスト88に対して円滑に
滑動するにもかかわらず、ガイドポスト88の傾きがよ
り確実に阻止され、Zスライダ86の傾きがより確実に
抑えられる。
【0060】すなわち、補助ポスト90がZスライダ8
6に接触していないと、Zスライダ86に作用する偏荷
重はZスライダ86から補助ポスト90に直接的に作用
することはない。このため、Zスライダ86に作用する
偏荷重は連結体92によりガイドポスト88及び補助ポ
スト90により等しく分散されて、θ台60に伝達され
る。その結果、Zステージ26全体の剛性がより向上
し、Zスライダ86の傾きはより確実に防止される。
【0061】なお、ガイドポスト88を四角形の隅角部
に配置する代わりに、ガイドポスト88を四角形の辺に
対応する箇所のようにZ軸線の周りに角度的間隔をおい
て配置するだけであってもよく、また例えば、図示のガ
イドポスト88の間に類似のガイドポストをさらに配置
してもよい。さらに、補助ポスト90を貫通穴102又
は切欠部に通すことにより、補助ポスト90をZステー
ジ86に接触させることなく遊びを有する状態でZ方向
に伸張させる代わりに、補助ポスト90をこれがZステ
ージの外側を通るように配置することにより補助ポスト
90をZステージ86に接触させることなく遊びを有す
る状態でZ方向に延在させてもよい。
【0062】本発明は、上記実施例に限定されない。た
とえば、θステージ24をZステージ26の上に配置し
てもよい。本発明は、液晶表示パネル又はそれ用の透明
基板(ガラス基板)のような液晶基板のみならず、他の
表示パネル用のガラス基板のような表示基板、半導体ウ
エーハような基板の検査ステージにも適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検査ステージの一実施例を示す正
面図である。
【図2】図1に示す検査ステージの平面図である。
【図3】図1の3−3線に沿って得た断面図である。
【図4】Zステージ部分の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 検査ステージ 12 ワークテーブル 20 Xステージ 22 Yステージ 24 θステージ 26 Zステージ 28 フレーム 30 Xベース 32 Yベース兼Xスライダ 46 θベース兼Yスライダ 60 θ台 64 曲線ガイド 70 θ軸用の電動機 86 Zスライダ 88 ガイドポスト 90 補助ポスト 92 連結体 94,96 第1及び第2の凹所 98 圧縮コイルばね 100 スライドブッシュ 102 貫通穴 104 ボールケージ 110 Z軸用の電動機 112 Z軸用のリードスクリュー 114 Z軸用のリードナット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状被検査体をこれと直交するZ軸線
    の方向へ変位させるZステージと、該Zステージを支持
    する支持手段とを含み、前記Zステージは、前記被検査
    体を直接的又は間接的に受ける受け面を前記支持手段の
    側と反対の側に有するZスライダと、該Zスライダを滑
    動可能に貫通してZ軸線の方向へ伸びる複数のガイドポ
    ストであって一端部の側において前記支持手段に組み付
    けられた複数のガイドポストと、Z軸線の方向へ伸びる
    状態に一端部の側において前記支持手段に組み付けられ
    た複数の補助ポストであってそれぞれが隣り合う前記ガ
    イドポストの間に配置された複数の補助ポストと、前記
    ガイドポスト及び前記補助ポストの他端側を相互に連結
    する連結体とを備える、検査ステージ。
  2. 【請求項2】 前記Zスライダは各ガイドポストが滑動
    可能に貫通するブッシュを有し、前記補助ポストは前記
    Zスライダに対し遊びをもってZ方向へ伸びる、請求項
    1に記載の検査ステージ。
  3. 【請求項3】 前記Zスライダは、前記支持手段の側に
    開放する第1の凹所と、該第1の凹所の周りにあって前
    記支持手段の側と反対の側に開放する第2の凹所とを有
    し、前記ガイドポスト及び前記補助ポストは前記第2の
    凹所の底部を貫通している、請求項1又は2に記載の検
    査ステージ。
  4. 【請求項4】 前記連結体は、前記第2の凹所内を伸び
    る四角形の形状を有する、請求項3に記載の検査ステー
    ジ。
  5. 【請求項5】 前記受け面は、前記第1の凹所の底に対
    応する部位と、前記第2の凹所の周りの部位とにより形
    成される、請求項3又は4に記載の検査ステージ。
  6. 【請求項6】 さらに、前記Zスライダを前記支持手段
    に対しZ軸線の方向へ変位させるZ駆動機構を備え、該
    Z駆動機構の少なくとも一部は前記第1の凹所に配置さ
    れている、請求項3,4又は5に記載の検査ステージ。
JP5267298A 1998-02-19 1998-02-19 検査ステージ Pending JPH11237595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5267298A JPH11237595A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 検査ステージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5267298A JPH11237595A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 検査ステージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11237595A true JPH11237595A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12921374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5267298A Pending JPH11237595A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 検査ステージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11237595A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004695A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Micronics Japan Co Ltd 検査ステージ及び検査装置
JP2014522512A (ja) * 2012-06-01 2014-09-04 ウィア・コーポレーション 光配向装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004695A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Micronics Japan Co Ltd 検査ステージ及び検査装置
JP2014522512A (ja) * 2012-06-01 2014-09-04 ウィア・コーポレーション 光配向装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0719693Y2 (ja) 移動テーブル
US20060105555A1 (en) Display apparatus and control method thereof
JP2012051054A (ja) 位置決めテーブル
JP4836684B2 (ja) 検査ステージ及び検査装置
JPH11237595A (ja) 検査ステージ
JP3919320B2 (ja) 検査ステージ
KR100653746B1 (ko) 디스플레이 패널의 검사 장비
KR20200113865A (ko) 검사장비용 정밀구동 스테이지
JP2001074778A (ja) 電気接続装置
JP4163435B2 (ja) 被検査基板の検査装置
JPH11111787A (ja) ウエハ用検査装置
JPH10319154A (ja) Zステージ
KR102311432B1 (ko) 전기 검사 장치 및 보유 지지 유닛
JP3061651B2 (ja) 貼り合わせ装置
JP2002014047A (ja) 表示用パネルの検査装置
JPH07294580A (ja) ディスプレイパネル用検査装置
JPS59115137A (ja) ワ−ク取付台における微少角度調整装置
JPH02202031A (ja) 回動テーブル装置
JP2599939B2 (ja) プローブ装置及びプローブ方法
JP2602303B2 (ja) 移動テーブル装置
KR20080072534A (ko) 탑재장치
CN217428228U (zh) 高精度倾斜防抖的摄像头驱动装置
JP3532670B2 (ja) 表示パネル基板の検査装置
JPH09281459A (ja) 液晶表示体用プローブカード
JP2557446Y2 (ja) 複数のx−yユニットを備えたインサーキットテスタのプローブピン支持機構