JP3532670B2 - 表示パネル基板の検査装置 - Google Patents

表示パネル基板の検査装置

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JP3532670B2
JP3532670B2 JP23463295A JP23463295A JP3532670B2 JP 3532670 B2 JP3532670 B2 JP 3532670B2 JP 23463295 A JP23463295 A JP 23463295A JP 23463295 A JP23463295 A JP 23463295A JP 3532670 B2 JP3532670 B2 JP 3532670B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テーブルに載せ
た表示パネル基板の電極にプローブ針を接触させてこの
表示パネルを検査する検査装置に関し、特に、そのテー
ブルの構成に特徴がある。表示パネル基板の例としては
液晶基板が代表的であるが、プラズマ・ディスプレイ・
パネルなどのその他の表示パネル基板であってもよい。
【0002】
【従来の技術】図11は、1枚の液晶基板(ガラス基
板)から複数の液晶表示ユニットを製造するようにした
多面取りの大型の液晶基板を示した平面図である。この
液晶基板10は、例えばLX=650mm、LY=55
0mmの外形寸法を備え、DX=172mm、DY=2
26mmの寸法(10.4インチの表示パネルに相当す
る)の6枚の液晶表示ユニット12を一括して製造する
ことができる。それぞれの液晶表示ユニット12を検査
するには、液晶表示ユニットの電極配列に合わせて配列
した多数のプローブ針を、液晶表示ユニットの電極に接
触させることになるが、各液晶表示ユニット12を検査
するのに必要なプローブ針の本数は5000ピン近くに
なり、その合計の針圧は50kg近くになる。
【0003】図12は、図11に示す液晶基板を検査す
るための従来の検査装置の正面図である。XYZθステ
ージの上には大型のワークテーブル14があり、このワ
ークテーブル14の上に大型の液晶基板10が載ってい
る。そして、XYZθステージを駆動することにより、
その上のワークテーブル14を移動して、検査したい液
晶表示ユニットがプローブユニット16の下方に来るよ
うに液晶基板10を位置決めし、アライメントを実行す
る。その後、プローブユニット16のプローブ針を液晶
表示ユニットの電極に押し付けて検査を実施する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の検査装置
では、Zθステージから突き出したワークテーブル部分
に位置する液晶表示ユニットを検査するときに、次のよ
うな問題が生じる。図12において、液晶基板10の左
端の近くにある液晶表示ユニットを検査するときは、Z
θステージで支持されていないワークテーブル部分にプ
ローブユニット16からの荷重がかかることになる。す
なわち、プローブユニット16のプローブ針を液晶表示
ユニットの電極に押し付けたときに、例えば50kgの
荷重が矢印18に示すようにワークテーブル14の突き
出した部分に作用する。すると、ワークテーブル14の
左端付近が矢印20に示すように下方に変位して、ワー
クテーブル14がわずかに傾斜する。ところで、液晶表
示ユニットの電極とプローブ針とのアライメントは、オ
ーバードライブがゼロの状態(このとき、多数の針先が
構成する平面と基板表面とは平行である)で実施され
る。したがって、オーバードライブをかけてワークテー
ブル14が傾斜すると、針先位置と電極位置との対応関
係がずれて来る。
【0005】図13はプローブ針の針先と液晶表示ユニ
ットの電極との接触状態を示した拡大正面図である。図
13(A)はオーバードライブがゼロの状態で針先22
が電極24に接触している状態である。図13(B)は
オーバードライブをかけた状態を示す。ワークテーブル
が傾斜するのでその上の液晶基板10が傾斜している。
このとき、針先22は、電極24との摩擦力により引っ
張られて矢印25に示すように右側に振られる。しか
し、弾性により元の状態に(すなわち矢印26の方向
へ)戻ろうとする。図13(C)は針先22が元に戻っ
て電極24の間で滑りを起こした状態を示す。このと
き、針先位置と電極位置の関係がずれてしまう。極端な
場合には、針先22は電極24から外れてしまう。
【0006】また、ワークテーブルが傾斜すると、極端
な場合には、ワークテーブルを支持するステージのZ軸
のボールネジ軸とガイドがたわんでしまい、その場合、
プローブ針がコンタクト位置から完全に外れてしまう。
【0007】このような問題点を回避するために、図1
4に示すように、ワークテーブル14を支持するXYZ
θステージも大型化して、ワークテーブル14の突き出
し部分をなくすようにすることが考えられる。しかし、
このようにするとステージ全体が大型化してしまう。ま
た、このように大型化しても、ワークステージ14やZ
θステージにおいて、その中心から偏った位置に荷重が
作用することには変わりがない。この偏荷重による変位
を避けるためには、XYZθステージの剛性を高める必
要があり、ステージはますます大型化してしまう。偏荷
重に対しては、特にZステージについては剛性を高める
必要性が大きい。
【0008】また、全く別の観点として、静電気発生の
問題がある。大型のワークテーブルを用いると、液晶基
板(ガラス基板)とワークテーブル(金属)との接触面
積が大きくなるので、液晶基板をワークテーブルに載せ
換えるときに発生する静電気量が多くなる。この静電気
は、液晶基板内に形成されたトランジスタ回路を破壊す
る恐れがある。
【0009】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、大型の表示パネル基
板を検査する場合でもワークテーブルに偏荷重が作用し
ないような検査装置を提供することにある。本発明の別
の目的は、大型の表示パネル基板に対しても静電気発生
量が少なくなるような検査装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の検査装置は、
テーブルに載せた表示パネル基板の電極にプローブ針を
接触させて前記表示パネル基板を検査する検査装置にお
いて、次の(イ)〜(ホ)の構成を備えるものである。
(イ)表示パネル基板を載せることができる水平なワー
クテーブル。(ロ)前記ワークテーブルを取り囲むよう
に配置された枠状のガイドフレーム。(ハ)前記ワーク
テーブルに対して前記ガイドフレームを水平面内で2次
元方向に移動させるためのガイドフレーム駆動機構。
(ニ)表示パネル基板を載せることができて、前記ワー
クテーブルの外形寸法よりも大きな内形寸法を有してい
て、前記ガイドフレームに対して上下移動可能に結合さ
れた枠状の水平なガイドテーブル。(ホ)前記ワークテ
ーブルに対向して配置されたプローブ針。
【0011】多面取りの大型の表示パネル基板を検査す
る場合に、この検査装置では、検査すべき表示パネルユ
ニットがワークテーブルの真上に来るように、表示パネ
ル基板を載せたガイドテーブルをワークテーブルに対し
て移動させることができる。したがって、プローブ針は
常にワークテーブルに対向していればよい。このワーク
テーブルは大型の表示パネル基板と比較して小さな寸法
で済み、ワークテーブル全体をその下の支持台で支持で
きる。これにより、プローブユニットからの荷重がワー
クテーブルに対して偏荷重となることがない。また、基
板とテーブル(ワークテーブルとガイドテーブルの合
計)との接触面積が小さくなるので、表示パネル基板が
テーブルから離れる瞬間に発生する静電気量も少なくな
る。
【0012】なお、本発明で検査する表示パネル基板
は、完成した表示パネルであってもよく、製造途中のパ
ネル基板であってもよい。液晶基板を例にとると、液晶
を注入する前の、配線パターンやトランジスタが形成さ
れた状態のガラス基板の状態であってもよいし、液晶を
注入した後の液晶表示パネルの状態であってもよい。ま
た、表示パネル基板としては、液晶基板のほかに、プラ
ズマ・ディスプレイ・パネルなどのその他の表示パネル
基板であってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の検査装置のテ
ーブル部を示す平面図である。このテーブル部は、中央
の水平なワークテーブル30と、これを取り囲む枠状の
水平なガイドテーブル32を備えている。ガイドテーブ
ル32の内縁33は、ワークテーブル30の外形よりも
大きな内部空間34を形成している。すなわち、ガイド
テーブル32の内形寸法はワークテーブル30の外形寸
法よりも大きくされている。ガイドテーブル32の外形
寸法は、検査する大型の液晶基板の外形寸法よりも若干
大きくされている。ワークテーブル30の外形寸法は、
大型の液晶基板に複数個形成された各液晶表示ユニット
とほぼ同じ大きさにされている。このテーブル部に載せ
られる液晶基板は、枠状のガイドテーブル32と、中央
の小さな面積を有するワークテーブルとに接触すること
になるので、液晶基板の全体がテーブルに接触する従来
の検査装置と比較して、その接触面積は相当小さくな
る。したがって、液晶基板とテーブルとの間で発生する
静電気量が小さくなる。
【0014】ガイドテーブル32は、X方向のボールネ
ジ軸36と、Y方向のボールネジ軸38と、X方向の1
対のガイド棒40と、Y方向の1対のガイド棒42とを
含む駆動機構の働きによって、ワークテーブル30に対
して、水平面内でXY方向に移動できる。ワークテーブ
ル30の表面には吸着溝44が形成されていて、この吸
着溝44に負圧を導入することによりワークテーブル3
0の表面に液晶基板を吸着できる。また、ワークテーブ
ル30には4本の突き上げピン47が内蔵されていて、
この突き上げピン47を突き上げることにより、ワーク
テーブル30上の液晶基板を持ち上げることができる。
ガイドテーブル32の表面にも吸着溝46が形成されて
いて、この吸着溝46に負圧を導入することにより、液
晶基板を同様に吸着できる。
【0015】図2は、図1のガイドテーブル32を取り
除いた状態のテーブル部の平面図である。ガイドテーブ
ルの下側にはガイドフレーム48があり、このガイドフ
レーム48の外形寸法はガイドテーブルと同じである。
ガイドテーブルの内縁33の位置は一点鎖線で示してあ
る。ガイドテーブルは、後述するように、ガイドフレー
ム48に対して上下移動可能に結合されている。ガイド
フレーム48の各辺の内壁面にはガイドレール49が設
けられ、このガイドレール49に沿って移動可能にスラ
イドガイド50、51、52、53が取り付けられてい
る。そして、X方向に対向する1対のスライドガイド5
0、51の間にはボールネジ軸36と1対のガイド棒4
0が固定されており、Y方向に対向する1対のスライド
ガイド52、53の間にはボールネジ軸38と1対のガ
イド棒42が固定されている。
【0016】図3はガイドフレームの駆動機構を示す正
面断面図である。ワークテーブル30の下面はテーブル
支持台54に固定されている。テーブル支持台54はZ
θステージに載っている。このテーブル支持台54には
ガイドフレーム駆動機構が組み込まれている。図2に示
す2対のガイド棒40、42は、リニアブッシュ55を
介してテーブル支持台54を貫通していて、テーブル支
持台54に対してスライド可能である。また、図2に示
す2本のボールネジ軸36、38は、テーブル支持台5
4内の後述するナットに噛み合っており、ナットが回転
するとボールネジ軸36、38はテーブル支持台54に
対して並進移動する。ガイドフレーム48をX方向に移
動させるためのボールネジ軸36とその両側のガイド棒
40は、テーブル支持台54の下部を貫通しており、ガ
イドフレーム48をY方向に移動させるためのボールネ
ジ軸38とその両側のガイド棒42は、テーブル支持台
54の上部を貫通している。すなわち、ガイドフレーム
48をX方向に移動させるための駆動機構とY方向に移
動させるための駆動機構は上下に段違いに配置されてい
る。
【0017】ガイドフレーム48には、その4隅の近傍
に、4個のエアシリンダ56が固定されていて、そのシ
リンダロッド58の上端はガイドテーブル32に固定さ
れている(シリンダロッド58の平面位置は図2を参
照)。したがって、エアシリンダ56の動作により、ガ
イドテーブル32はガイドフレーム48に対して上下方
向に移動できる。ガイドテーブル32が最下端にあると
きは、ガイドテーブル32の上面とワークテーブル30
の上面とが同一平面上にある。ガイドテーブル32が上
昇すると、図3に示すようにガイドテーブル32の上面
はワークテーブル30の上面よりも上になる。
【0018】図2に戻って、ガイドフレーム駆動機構の
働きを説明する。X方向のボールネジ軸36に噛み合う
ナットが回転すると、ワークテーブル30に対してボー
ルネジ軸36がX方向に移動する。これにより、ガイド
フレーム48全体がX方向に移動する。ガイド棒40は
テーブル支持台の内部をスライドする。テーブル支持台
に対してY方向のボールネジ軸38とガイド棒42はX
方向に移動できないから、ガイドフレーム48がX方向
に移動するのに伴い、Y方向のボールネジ軸38とガイ
ド棒42とに固定されているスライドガイド52、53
は、ガイドフレーム48に対して相対的にX方向に移動
する。すなわち、静止しているスライドガイド52、5
3に対してガイドフレーム48の方がX方向に移動す
る。同様に、Y方向のボールネジ軸38に噛み合うナッ
トが回転すると、ガイドフレーム48全体がY方向に移
動する。このようにして、ガイドフレーム48とその上
のガイドテーブルは、ワークテーブル30に対してXY
方向に移動できる。
【0019】図4はワークテーブル30に対してガイド
テーブル32を、X方向においては一番右側にY方向に
おいては一番手前に移動させた状態を示す。ガイドテー
ブル32の内縁はワークテーブル30の外縁に接触して
いる。
【0020】図5はテーブル支持台に組み込まれたボー
ルネジ駆動機構の平面断面図である。テーブル支持台に
はステッピングモータ60が固定されており、その出力
軸は歯付きプーリ64と歯付きベルト62と歯付きプー
リ66とを介して、ボールネジ用のナット68に伝達さ
れる。このナット68は、テーブル支持台に固定された
ハウジング70の内部で回転可能に支持されている。こ
のナット68にX方向のボールネジ軸36が噛み合って
いる。ナット68はハウジング70に支持されていて軸
方向に移動不能であるから、ナット68が回転すると、
これに噛み合うボールネジ軸36がX方向に移動する。
ステッピングモータ60の回転角度を制御することによ
り、ボールネジ軸36の移動量を制御でき、これによっ
て、ガイドフレームのX方向の位置を制御できる。Y方
向のボールネジ駆動機構についても同じ構造である。
【0021】次に、図6〜図8を参照して、この検査装
置の動作を説明する。図6(A)において、搬送アーム
72で送られてきた液晶基板74は、ワークテーブルか
ら上昇した4本の突き上げピン47で支持される。この
とき、ワークテーブルはガイドテーブル32のほぼ中央
に位置しているものとする。ガイドテーブル32は最下
端位置にあり、ガイドテーブル32の上面とワークテー
ブルの上面は同一高さにある。突き上げピン47が下が
ると、液晶基板74はガイドテーブル32とワークテー
ブルの上に載る。それから、ガイドテーブル32の吸着
溝に負圧を供給して、ガイドテーブル32で液晶基板7
4の周辺部を吸着支持する。なお、このとき、ワークテ
ーブルでは液晶基板74を吸着しない。
【0022】図6(B)に示すように、液晶基板74を
搭載した状態のステージは、まず、プローブユニット7
6の真下にワークテーブルが位置するようにXY方向に
位置調整される。次の段階では、検査すべき液晶表示ユ
ニットがプローブユニット76の真下に来るように(す
なわち、検査すべき液晶表示ユニットがワークテーブル
の真上に来るように)、液晶基板74を搭載しているガ
イドテーブル32をXY方向に移動させる必要がある。
【0023】まず、図7(A)に示すように、エアシリ
ンダ56のシリンダロッド58を上昇させて、液晶基板
74を吸着した状態のガイドテーブル32を数mm上昇
させる。次に、図7(B)に示すように、ガイドテーブ
ル32をXY方向に移動させて、液晶基板74内の検査
すべき液晶表示ユニットがプローブユニット76の真下
に来るようにする。この位置決め精度は粗いものでよ
く、液晶基板74の各液晶表示ユニットに対応して設け
られたアライメントマークが、プローブユニット76の
上方に配置したCCDカメラ78で観測可能な状態にな
ればよい。その後、ガイドテーブル32を下降して、こ
のガイドテーブル32の表面の高さをワークテーブル3
0と同じにする。そして、ガイドテーブル32による液
晶基板74の吸着を解除し、ワークテーブル30による
吸着に切り換える。
【0024】次に、図8に示すように、CCDカメラ7
8で液晶基板74上のアライメントマークを認識するこ
とにより、ワークテーブル30の下方のXYθステージ
を移動させて、検査すべき液晶表示ユニットとプローブ
ユニット76とのアライメントを実行する。それから、
ワークテーブル30の下方のZステージを用いてテーブ
ル全体を上昇させることにより、液晶表示ユニットの電
極をプローブユニット76のプローブ針に接触させる。
プローブユニット76の真下には常にワークテーブル3
0があって、このワークテーブル30の下面全体がその
下のテーブル支持台とXYZθステージとによって支持
されているので、プローブユニット76からワークテー
ブル30に大きな荷重が作用しても、ワークテーブル3
0に偏荷重が作用することがなく、ワークテーブル30
が傾斜することもない。この実施態様では、プローブユ
ニット76の中心とZステージの中心とを一致させてい
るので、全てのプローブ針に均一なオーバードライブが
かかり、安定したコンタクトが可能である。しかも、ワ
ークテーブル30の外形寸法は、検査すべき液晶表示ユ
ニットの外形寸法と同程度でよいので、大型の液晶基板
74の寸法よりも相当小さくできる。
【0025】検査終了後は、Zステージを下降してプロ
ーブ針との接触を解除し、ワークテーブル30による液
晶基板74の吸着を解除して、ガイドテーブル32によ
る吸着に切り換える。それから、ガイドテーブル32を
上昇させてから、別の液晶表示ユニットがプローブユニ
ット76の真下に来るように、ガイドテーブル32をX
Y方向に移動させる。このようにして、同一の液晶基板
74内の複数の液晶表示ユニットを順に検査する。同一
の液晶基板74内の全ての液晶表示ユニットを検査した
ら、図6(A)に示すように液晶基板74を突き上げピ
ン47で持ち上げて、搬送アーム72で搬出し、次の液
晶基板74を突き上げピン47に載せる。
【0026】図9と図10は、図11に示す6枚取りの
液晶基板を検査する場合のガイドテーブルの動きを示す
平面図である。図9(A)は、上から見た液晶基板のう
ち、左奥に位置する液晶表示ユニットを検査する状態で
あり、ワークテーブル30に対して、ガイドテーブル3
2はX方向において一番右側にあり、Y方向において一
番手前にある。図9(B)は中央奥の液晶表示ユニット
を検査する状態であり、図9(A)の状態からガイドテ
ーブル32を、液晶表示ユニット一つ分だけ左に移動し
た状態である。図9(C)は右奥の液晶表示ユニットを
検査する状態であり、図9(B)の状態からさらに、ガ
イドテーブル32を、液晶表示ユニット一つ分だけ左に
移動した状態である。図10(A)は右手前の液晶表示
ユニットを検査する状態であり、図9(C)の状態から
ガイドテーブル32を、液晶表示ユニット一つ分だけ奥
に移動した状態である。図10(B)は中央手前の液晶
表示ユニットを検査する状態であり、図10(B)の状
態からガイドテーブル32を、液晶表示ユニット一つ分
だけ右に移動した状態である。図10(C)は左手前の
液晶表示ユニットを検査する状態であり、図10(B)
の状態からさらに、ガイドテーブル32を、液晶表示ユ
ニット一つ分だけ右に移動した状態である。このような
ガイドテーブル32の移動により、6枚の液晶表示ユニ
ットを順に検査できる。
【0027】なお、これまで説明してきた実施態様で
は、ワークテーブルとガイドテーブルが同一の高さにあ
るときでも、これらのテーブルで同時に液晶基板74を
吸着することはしていない。その必要性に乏しいことも
あるが、主たる理由は、ワークテーブルとガイドテーブ
ルの平面度が必ずしも完全になっているとは限らないの
で、両方のテーブルで同時に完全に吸着を行うことが困
難なためである。
【0028】
【発明の効果】この発明の検査装置は、比較的小さな面
積のワークテーブルに対して、これを取り囲む枠状のガ
イドテーブルを2次元方向に移動可能に組み合わせたこ
とにより、大型の表示パネル基板の中の任意の表示パネ
ルユニットを検査する場合に、その表示パネルユニット
をワークテーブルの真上に持ってきて検査することが可
能となる。したがって、プローブユニットからの荷重が
ワークテーブルに対して偏荷重になることがない。これ
により、テーブルを支持するステージのZ駆動のガイド
機構を大幅に小型化・軽量化できるし、XYステージも
軽量化できる。また、ワークステージが偏荷重で傾斜す
ることがないので、全てのプローブ針に均一なオーバー
ドライブがかかり、安定したコンタクトが可能になる。
さらに、大型の表示パネル基板に対しても、基板とテー
ブルとの接触面積が小さくなるので、表示パネル基板が
テーブルから離れる瞬間に発生する静電気量も少なくな
る。したがって、表示パネルに形成されたトランジスタ
などの回路が破壊される恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の検査装置のテーブル部を示す平面図
である。
【図2】図1のガイドテーブルを取り除いた状態の平面
図である。
【図3】ガイドフレームの駆動機構を示す正面断面図で
ある。
【図4】テーブル部の一つの状態を示す平面図である。
【図5】ボールネジ駆動機構の平面断面図である。
【図6】この発明の検査装置の動作を説明する正面図で
ある。
【図7】この発明の検査装置の動作の別の状態を示す正
面図である。
【図8】この発明の検査装置の動作のさらに別の状態を
示す正面図である。
【図9】この発明の検査装置の動作を説明する平面図で
ある。
【図10】この発明の検査装置の動作の別の状態を示す
平面図である。
【図11】多面取りの大型の液晶基板を示した平面図で
ある。
【図12】従来の検査装置の正面図である。
【図13】図12の検査装置において、プローブ針の針
先と液晶表示ユニットの電極との接触状態を示した拡大
正面図である。
【図14】従来の別の検査装置の正面図である。
【符号の説明】
30 ワークテーブル 32 ガイドテーブル 36、38 ボールネジ軸 40、42 ガイド棒 44、46 吸着溝 47 突き上げピン 48 ガイドフレーム 49 ガイドレール 50、51、52、53 スライドガイド 54 テーブル支持台 55 リニアブッシュ 56 エアシリンダ 58 シリンダロッド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−98349(JP,A) 特開 平3−161947(JP,A) 特開 平3−146883(JP,A) 特開 平6−229934(JP,A) 特開 平6−300818(JP,A) 特開 平5−307066(JP,A) 特開 昭62−28039(JP,A) 特開 平6−115627(JP,A) 実開 昭61−26156(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3193 G01R 1/06 - 1/073 G01R 31/00 G01R 31/02 - 31/06 G09F 9/00 352

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルに載せた表示パネル基板の電極
    にプローブ針を接触させて前記表示パネル基板を検査す
    る検査装置において、次の構成を備える検査装置。 (イ)表示パネル基板を載せることができる水平なワー
    クテーブル。 (ロ)前記ワークテーブルを取り囲むように配置されて
    いるガイドフレーム。 (ハ)前記ワークテーブルに対して前記ガイドフレーム
    を水平面内で2次元方向に移動させるためのガイドフレ
    ーム駆動機構。 (ニ)表示パネル基板を載せることができて、前記ワー
    クテーブルの外形寸法よりも大きな内形寸法を有してい
    て、前記ガイドフレームに対して上下移動可能に結合さ
    れた枠状の水平なガイドテーブル。 (ホ)前記ワークテーブルに対向して配置されたプロー
    ブ針。
  2. 【請求項2】 テーブルに載せた表示パネル基板の電極
    にプローブ針を接触させて前記表示パネル基板を検査す
    る検査装置において、次の構成を備える検査装置。 (イ)表示パネル基板を載せることができるワークテー
    ブル。 (ロ)表示パネル基板を載せることができて、前記ワー
    クテーブルを取り囲むように配置されていて、前記ワー
    クテーブルの外形寸法よりも大きな内形寸法を有してい
    て、前記ワークテーブルの表面に平行な表面を有する枠
    状のガイドテーブル。 (ハ)前記ワークテーブルに対して前記ガイドテーブル
    を、前記ワークテーブルの表面に平行な平面内で2次元
    方向に移動させるためのガイドテーブル駆動機構。 (ニ)前記ワークテーブルに対して前記ガイドテーブル
    を、前記ワークテーブルの表面に垂直な方向に移動させ
    るための垂直駆動機構 (ホ)前記ワークテーブルに対向して配置されたプロー
    ブ針。
  3. 【請求項3】 テーブルに載せた表示パネル基板の電極
    にプローブ針を接触させて前記表示パネル基板を検査す
    る検査装置において、次の構成を備える検査装置。 (イ)表示パネル基板を載せることができるワークテー
    ブル。 (ロ)前記ワークテーブルを取り囲むように配置されて
    いる枠状のガイドフレーム。 (ハ)前記ワークテーブルに対して前記ガイドフレーム
    を、前記ワークテーブルの表面に平行な平面内で2次元
    方向に移動させるためのガイドフレーム駆動機構。 (ニ)表示パネル基板を載せることができて、前記ワー
    クテーブルの外形寸法よりも大きな内形寸法を有してい
    て、前記ワークテーブルの表面に平行な表面を有してい
    て、前記ワークテーブルの表面に垂直な方向に移動でき
    るように前記ガイドフレームに結合された枠状のガイド
    テーブル。 (ホ)前記ワークテーブルに対向して配置されたプロー
    ブ針。
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