JP3919320B2 - 検査ステージ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶基板のような平板状被検査体の通電試験装置に用いられる検査ステージに関する。
【0002】
【従来の技術】
長方形の形状を有する液晶表示パネルの1つとして、長方形の隣り合う2つの辺に対応する2つの縁部のそれぞれに複数の電極を備えたいわゆる片タブ方式のものがある。
【0003】
このような片タブ方式の液晶表示パネルは、一般に、検査すべき液晶表示パネルのためのワークテーブルを直接的又は間接的に受ける受け台を備える検査ステージ(測定ステージ)と、パネルの隣り合う2つの辺に対応する部位に支持された複数のプローブブロックを備えるプローブユニットとを用いる検査装置(測定装置)により行われる。
【0004】
検査ステージは、液晶表示パネルをプローブユニットに対して位置決めるために、液晶表示パネルを、これと平行の面内で直交する2方向(X,Y方向)、及び、パネルと直角のZ方向に変位させるとともに、Z軸線の周りに変位させる。このため、検査ステージは、受け台を三次元的に変位させるX・Y・Zの3つのステージと、受け台をZ軸線の周りに角度的に変位させるθステージとを備える。
【0005】
液晶表示パネルは、プローブブロックに設けられたプローブの先端(針先)から数mm程度離された状態で検査ステージによりX及びY方向に移動されるとともに、Z軸線の周りに角度的に回転されることにより、プローブに対する位置決めをされ、次いでZ軸線の方向にさらに移動されることにより電極をプローブの針先に押圧され、その状態で通電される。
【0006】
この種の検査装置においては、検査時に、液晶表示パネルの隣り合う2つの縁部が多数のプローブの先端に同時に押圧されるから、1つのプローブが液晶表示パネルに及ぼす押圧力は小さいが、液晶パネルに及ぼす全てのプローブの押圧力は大きく、従ってプローブによる押圧に起因する偏荷重が受け台に作用する。
【0007】
しかし、従来の検査ステージでは、受け台をその回転中心側の部分においてクロスローラのようなベアリングによりZステージに支持させているにすぎないから、上記のような偏荷重により受け台が傾き又は撓み、その結果、液晶表示パネルの電極に対するプローブの押圧位置がずれて、電極とプローブとが電気的に接触しなくなることが多かった。
【0008】
電極とプローブとの電気的非接触状態は、液晶表示パネルの電極自体が微少であるから、受け台がわずかに傾く又は撓むだけで生じる。このため、受け台をその外周部の複数箇所においてリニアガイドのようなガイド手段によりZステージにZ方向に滑動可能に組み付けても、電極とプローブとの非接触状態を招くような受け台の傾き又は撓み及び電極とプローブとの位置ずれはリニアガイドに存在するわずかな遊びにより生じてしまう。
【0009】
上記のような課題は、液晶表示パネル、液晶封入前のガラス基板等の液晶基板の検査装置(試験装置)のみならず、半導体ウエーハのような他の平板状被検査体の通電試験装置においても生じる。
【0010】
【解決しようとする課題】
本発明の目的は、プローブによる偏荷重が受け台に作用しても、そのときの受け台の傾き又は撓みを抑えて、被検査体の電極とプローブとの位置ずれを可能な限り小さくすることにある。
【0011】
【解決手段、作用、効果】
本発明の検査ステージは、平板状被検査体をこれと直交するZ軸線の周りに変位させるθステージと、該θステージをZ軸線の周りに回転可能に受ける支持手段とを含む。θステージは、被検査体を直接的又は間接的に受ける受け台と、該受け台を支持手段にZ軸線の周りに角度的に回転可能に結合させる第1の結合手段と、第1の結合手段の周りにあってZ軸線の周りに間隔をおいて配置されて受け台を前記Z軸線の周りに角度的に回転可能に結合させる複数の第2の結合手段と、受け台を前記Z軸線の周りに変位させるθ駆動機構とを備える。
【0012】
受け台に作用する荷重は、回転中心側の第1の結合手段により支持手段に伝達されるのみならず、その周りの複数の第2の結合手段により支持手段に伝達される。このため、たとえ受け台に偏荷重が作用しても、その偏荷重に起因する受け台の傾き又は撓みは、回転中心側の第1の結合手段と、その周りの1以上の第2の結合手段により防止される。このように受け台の傾き又は撓みが小さく抑えられると、電極とプローブとの相対的な位置ずれが小さくなり、電極とプローブとの接触状態が安定に維持される。
【0013】
各第2の結合手段を仮想的な四角形の隅角部に対応させて対応する隅角部に配置することができる。これにより、被検査体の電極部が、通常、長方形の隣り合う2以上の辺に設けられていることから、偏荷重に起因する受け台の傾き又は撓みがより小さく抑えられる。
【0014】
各第2の結合手段は、支持手段及び受け台のいずれか一方に配置されて弧状に伸びるガイドレールと、支持手段及び受け台の他方に配置されてガイドレールに滑動可能に係合されたガイドとを備えることができる。これにより、受け台の回転運動を妨げることなく、偏荷重に起因する受け台の傾き又は撓みを小さく抑えることができる。
【0015】
θ駆動機構は、支持手段に配置されたθモータと、該θモータにより回転されるリードスクリューであってZ軸線の周りの仮想的な円の接線方向へ伸びるリードスクリューと、該リードスクリューに螺合するリードナットと、該リードナットを受け台に連結するリンクとを備えることができる。これにより、受け台は、リードナットの直線運動により角度的に回転される。このため、θ駆動機構の大部分を受け台の回転領域の外側に配置することができるから、保守管理が容易になる。また、受け台を偏心カムとばね力とにより回転させる機構に比べ、θ制御の精度に大きな影響を与えるカム面を利用しないから、θ制御の精度が著しく向上する。
【0016】
リンクを、リードスクリューの長手方向へ間隔をおいた2箇所の一方及び他方においてそれぞれ受け台及びリードナットにZ軸線と平行の軸線の周りに枢軸運動可能に連結することができる。これにより、リンクの近傍を除くθ駆動機構の残りの全ての部分を受け台の回転領域の外側に配置することができるから、保守管理がより容易になり、また受け台の回転角度制御の精度がより向上する。
【0017】
さらに、被検査体を直接的又は間接的に受けるZステージを含み、前記Zステージは、受け台にZ軸線の方向へ変位可能に受けられたZスライダと、該ZスライダをZ軸線の方向へ変位させるべく同期して駆動される複数のZ駆動機構とを備え、各Z駆動機構を仮想的な長方形の隅角部に配置することができる。これにより、電極とプローブとの相対的な押圧に起因する偏荷重がZスライダに作用しても、それによるZステージ、特にZスライダの傾き又は撓みは長方形の各隅角部に配置されたZ駆動機構により防止される。
【0018】
各Z駆動機構は、受け台に配置された中空の電動機と、一端部を電動機の中空部に受け入れられかつ他端部をZスライダに連結されたリードスクリューと、リードスクリューに螺合されかつ受け台又は電動機に配置されたリードナットとを備えることができる。これにより、少なくとも中空部に受け入れられたリードナットの寸法分だけ、Zステージひいては検査ステージ全体の高さ寸法が小さくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1〜図3を参照するに、検査ステージ10は、四角形の液晶基板の点灯検査に用いられる。液晶基板は、図示の例では、四角形の隣り合う長短2つの辺に対応する縁部のそれぞれに複数の電極を有する片タブ方式の液晶表示パネルであり、また、ワークテーブル12に載置される。検査用のプローブユニットは、そのプローブがワークテーブル12上の液晶基板の電極と対向するように、ワークテーブル12の上方に配置される。
【0020】
以下、理解を容易にするために、検査ステージ10及び液晶基板のいずれにおいても、液晶基板の長い端縁の方向(左右方向)をX方向というとともにその軸線をX軸線といい、液晶基板の短い端縁の方向をY方向というとともにその軸線をY軸線といい、液晶基板に垂直の方向をZ方向というとともにその軸線をZ軸線という。
【0021】
液晶基板は、ワークテーブル12の上に載置されており、また、ワークテーブル12が検査ステージ10によりX,Y及びZの3方向に移動されるとともにZ軸線の周りに角度的に回転されることにより、プローブユニットに対し三次元的に移動されるとともに回転される。
【0022】
ワークテーブル12は、液晶基板を解除可能に真空吸着するチャックトップ14を、検査ステージ10に支持されたバックライトユニット16の上に取り付けている。ワークテーブル12の上面(チャックトップ14の上面)は、液晶基板よりやや大きい長方形の載置面とされている。
【0023】
検査ステージ10は、ワークテーブル12をX方向に移動させるXステージ20と、ワークテーブル12をY方向へ移動させるYステージ22と、ワークテーブル12をZ軸線の周りに角度的に回転させるθステージ24と、ワークテーブル12をZ方向へ移動させるZステージ26とをさらに備える。
【0024】
Yステージ22、θステージ24及びZステージ26は、それぞれ、Xステージ20、Yステージ22及びθステージ24に移動可能に支持されており、また対応するステージの移動にともなって移動される。ワークテーブル12は、Zステージ26に支持されている。
【0025】
Xステージ20は、検査装置のフレーム28に取り付けられた矩形の平板状のX軸用ベース(Xベース)30とYステージ22を受ける矩形の平板状のX軸用スライダ(Xスライダ)32とを、Y方向に間隔をおいた一対のX軸用リニアガイドにより、Z方向に間隔をおいた状態に結合させている。X軸用の各リニアガイドは、Xベース30及びXスライダ32のY方向の端部付近に設けられている。
【0026】
X軸用の各リニアガイドを構成する部材のうち、長尺のガイドレール34はXベース30の上側にX方向へ伸びる状態に取り付けられており、ガイドレール34と滑動可能に嵌合するコ字状の溝を有する一対のガイド36はXスライダ32の下側にX方向へ間隔をおいて取り付けられている。
【0027】
Yステージ22をX方向へ移動させるX駆動機構は、Xベース30に配置されたX軸用電動機38と、Xスライダ32の側部をX方向へ伸びる状態にXベース30に回転可能に支持されたリードスクリュー40と、Xスライダ32の側部に取り付けられてリードスクリュー40と螺合するリードナット42とを備える。電動機38及びリードスクリュー40は、台座部を含むブラケット44によりXベース30に組み付けられている。
【0028】
このX駆動機構は、リードスクリュー40を電動機38により回転させてリードナット42をX方向へ移動させることにより、Xスライダ32ひいてはYステージ22をX方向へ移動させる。このため、Xスライダ32は、Yステージ22のY軸用ベース(Yベース)を兼ねている。
【0029】
Yステージ22は、X方向へ間隔をおいた一対のY軸用リニアガイドにより、θステージ24を受ける矩形の平板状Y軸用スライダ(Yスライダ)46をXスライダ32のZ方向へ間隔をおいた状態に結合させている。Y軸用の各リニアガイドは、Xスライダ32及びYスライダ46のX方向の端部付近に設けられている。
【0030】
Y軸用の各リニアガイドを構成する部材のうち、長尺のガイドレール48はYベース兼Xスライダ32の上側にY方向へ伸びる状態に取り付けられており、ガイドレール48と滑動可能に嵌合するコ字状の溝を有する一対のガイド50は矩形の平板状Yスライダ46の下側にY方向へ間隔をおいて取り付けられている。
【0031】
Yスライダ46ひいてはθステージ24をY方向へ移動させるY駆動機構は、Xスライダ32に配置されたY軸用電動機52と、Yスライダ46の側部をY方向へ伸びる状態にYベース兼Xスライダ32に回転可能に配置されたリードスクリュー54と、Yスライダ46の側部に取り付けられてリードスクリュー54と螺合するリードナット56とを備える。電動機52及びリードスクリュー54は、台座部を含むブラケット58によりXスライダ32に取り付けられている。
【0032】
このY駆動機構は、リードスクリュー54を電動機52により回転させてリードナット56をY方向へ移動させることにより、Yスライダ46ひいてはθステージ24をY方向へ移動させる。このため、Yスライダ46は、θステージ24のθ軸用ベース(θベース)を兼ねている。
【0033】
θステージ24は、受け台60をYスライダ46に、中央部に配置されたベアリング62と、その周りに周方向に角度的に間隔をおいて配置された複数の曲線ガイド64とにより、Z軸線の周りに回転可能に支持しており、θ台すなわち受け台60にZステージ26を受けている。受け台60は、Zステージ26のZ軸用ベース(Zベース)を兼ねている。
【0034】
受け台60は、変位不能に結合された短い軸部60aと長方形の平板部60bとを有しており、平板部60bが上となる状態に、軸部60aにおいてベアリング62によりYスライダ46に組み付けられているとともに、平板部60bにおいて複数の曲線ガイド64によりYスライダ46に組み付けられている。
【0035】
図示の例では、ベアリング62として、Z方向への荷重を受けるクロスローラリングを用いているが、一般的なスラストベアリングを用いてもよい。各曲線ガイド64は、弧状に伸びるガイドレール66と、ガイドレール66と滑動可能に嵌合されるべく弧状に伸びるコ字状の溝を有する1以上のガイド68とを備える、いわゆるRガイドである。
【0036】
各Rガイド64は、図示の例では、ベアリング62の周りにあって液晶基板と相似の仮想的な長方形の隅角部に配置されているが、極率半径の中心が一致するようにZ軸線の周りに同軸的に配置されていてもよい。各Rガイド64のガイドレール66及びガイド68は、それぞれ、Yスライダ46の上側及び受け台60の下側に、同じ仮想線上に位置するように同軸的に取り付けられている。これにより、Rガイド64は受け台60の回転を妨げない。
【0037】
受け台60ひいてはZステージ26をZ軸線の周りに角度的に回転させるθ駆動機構は、Yスライダ46に配置されたθ軸用電動機70と、電動機70により回転されるリードスクリュー72と、リードスクリュー72に螺合するリードナット74と、リードナット74を受け台60に連結するリンクと76を備える。電動機70及びリードスクリュー72は、リードスクリュー72がZ軸線の周りの仮想的な円の接線方向へ伸びかつ回転可能であるように、ブラケット78によりYスライダ46に取り付けられている。
【0038】
図4及び図5に示すように、リードナット74は、板状部80を有しており、また、Z方向へ伸びる軸線の周りの枢軸運動可能に板状部80においてピン82によりリンク76の一端部に連結されている。リンク76の他端部は、Z方向へ伸びる軸線の周りの枢軸運動可能にピン84により平板部60bの下側に連結されている。
【0039】
θ駆動機構は、電動機70の回転運動をリードスクリュー72とリードナット74とによりリードナット74の直線運動に変換し、この直線運動をリンク76により受け台60に伝達して受け台60の角度的回転運動に変換する。これにより、受け台を偏心カムとばね力とにより回転させる機構に比べ、受け台60の角度的回転運動の制御(θ制御)の精度が著しく向上する。
【0040】
図6(A)に示すように、例えば、受け台60の平板部60bの縁部がリードスクリュー72と平行の状態において、電動機70の正転によりリードナット74が矢印の方向へ移動されると、受け台60は図6(B)に示すようにわずかに回転されてその縁部がリードスクリュー72に対して小さい角度を有する状態になる。電動機70が逆転されたときは、受け台60は逆方向へ角度的に回転される。
【0041】
上記のように、θ駆動機構の大部分を受け台の回転領域の外側に配置すると、保守管理が容易になる。また、リンク76をその長手方向の2箇所の一方及び他方においてそれぞれ受け台60及びリードナット74にZ軸線と平行の軸線の周りに枢軸運動可能に連結すると、リンク74の近傍を除いて、θ駆動機構の全ての部分を受け台60の回転領域の外側に配置することができるから、保守管理がより容易になり、また回転角度制御すなわちθ制御の精度が著しく向上する。
【0042】
また、受け台60をリードスクリュー72、リードナット74及びリンク76を用いて回転させるθ駆動機構は、受け台を偏心カムとばね力とにより回転させるθ駆動機構に比べ、θ制御の精度に大きな影響を与えるカム面を利用しないから、受け台60を高精度に角度的に回転させることができ、θ制御の精度が著しく向上する。
【0043】
Zステージ26は、受け台60にY方向へ間隔をおいて平行に組み付けられた板状の一対のフレーム86と、両フレーム86間に配置された箱状のZスライダ88とを複数対のZ軸用リニアガイド90により、Zスライダ88が下方に開放するように、結合させている。フレーム86として、上下両方向に開放する四角筒状の部材を用いてもよい。
【0044】
Z軸用の各リニアガイドを構成する部材のうち、長尺のガイド92は、フレーム86の内側にZ方向へ伸びる状態に取り付けられており、ガイド92と滑動可能に嵌合するコ字状の溝を有する一対のガイドレール94は矩形のZスライダ88の内側にZ方向へ間隔をおいて取り付けられている。
【0045】
Zスライダ88は、互いに同期して駆動される複数のZ駆動機構により、受け台60及びフレーム86に対してZ方向に変位される。各Z駆動機構は、Zスライダ88内にあって液晶基板と相似の仮想的な長方形の隅角部に対応する箇所に配置されている。各Z駆動機構は、受け台60の上に組み付けられた電動機96と、電動機96により回転されるリードスクリュー98と、リードスクリュー98と螺合するリードナット100とを備える。
【0046】
電動機96は、中空のロータを備えたいわゆる中空サーボモータであり、ブラケット102により受け台60に組み付けられている。リードスクリュー98は、Z方向へ伸びるように、一端部において中空サーボモータのロータの中空部に挿入され、他端部においてZスライダ88の上板部の下面に連結されている。リードナット100は、電動機96の回転子に同軸的に取り付けられている。しかし、リードナット100をブラケット102により受け台60に回転可能に配置してもよい。
【0047】
Z駆動機構は、リードナット100が同期して駆動される電動機96により同期して回転されることにより、リードスクリュー98が同期してZ方向へ移動されて、Zスライダ88を同期してZ方向へ移動させる。
【0048】
検査時、液晶基板は、先ず、ワークテーブル12に載置された後、Xステージ20、Yステージ22及びZステージ26によりX,Y及びZの3方向に移動されるとともにθステージ24によりZ軸線の周りに角度的に回転される。これにより、液晶基板は、プローブユニットに対し三次元的に移動されるとともに角度的に回転されて、位置決めをされる。次いで、液晶基板は、Zステージ26により上昇されて、各電極部をその上方のプローブに押圧される。
【0049】
片タブ方式の液晶基板の電極がプローブに押圧されると、押圧力が液晶基板の隣り合う2つの縁部に作用するから、Zステージ26及び受け台60に偏荷重が作用する。
【0050】
しかし、Zスライダ88は、これに作用する荷重を液晶基板と相似の仮想的な四角形の隅角部に配置されたZ駆動機構により受け台60に伝達するから、傾き及び撓みを阻止される。また、受け台60は、これに作用する荷重を中央側のベアリング62とその周りの複数の曲線ガイド64とによりθベース兼Yスライダ46に伝達するから、傾き及び撓みを阻止される。
【0051】
上記の結果、検査ステージ10によれば、たとえ受け台60及びZスライダ88に偏荷重が作用しても、それらの傾き及び撓みが小さく抑えられ、電極とプローブとの相対的な位置ずれが小さくなり、電極とプローブとの接触状態が安定に維持される。また、Z駆動機構がリードスクリュー98の一端部を中空モータの中空部に受け入れているから、Zステージひいては検査ステージ全体の高さ寸法が小さくなる。
【0052】
なお、Rガイドを四角形の隅角部に配置する代わりに、Z軸線の周りに角度的間隔をおいて配置するだけであってもよく、また例えば、図示のRガイド64の間に類似のRガイドをさらに配置してもよい。同様に、Z駆動機構を四角形の隅角部に配置する代わりに、Z軸線の周りに間隔をおいて配置するだけであってもよく、また例えば、図示のZ駆動機構の間に類似のZ駆動機構をさらに配置してもよい。
【0053】
本発明は、上記実施例に限定されない。たとえば、θステージ24をZステージ26の上に配置してもよい。本発明は、液晶表示パネル又はそれ用の透明基板(ガラス基板)のような液晶基板のみならず、他の表示パネル用のガラス基板のような表示基板、半導体ウエーハような基板の検査ステージにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検査ステージの一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示す検査ステージの平面図である。
【図3】図1の3−3線に沿って得た断面図である。
【図4】θ駆動機構付近の拡大平面図である。
【図5】図4の5−5線に沿って得た断面図である。
【図6】受け台の回転状態を説明するための図である。
【符号の説明】
10 検査ステージ
12 ワークテーブル
14 バックライトユニット
16 チャックトップ
20 Xステージ
22 Yステージ
24 θステージ
26 Zステージ
28 フレーム
30 Xベース
32 Yベース兼Xスライダ
46 θベース兼Yスライダ
60 受け台
60a 受け台の軸部
60b 受け台の平板部
62 ベアリング
64 曲線ガイド
66 曲線ガイドのガイド
68 曲線ガイドのガイドレール
70 θ軸用の電動機
72 θ軸用のリードスクリュー
74 θ軸用のリードナット
76 θ軸用のリンク
82,84 枢軸連結用のピン
86 Zステージのフレーム
88 Z軸用スライダ
90 Z軸用のリニアガイド
96 Z軸用の電動機(中空のサーボモータ)
98 Z軸用のリードスクリュー
100 Z軸用のリードナット

Claims (7)

  1. 平板状被検査体をこれと直交するZ軸線の周りに変位させるθステージと、該θステージを前記Z軸線の周りに回転可能に受ける支持手段とを含み、前記θステージは、被検査体を直接的又は間接的に受ける受け台と、該受け台を前記支持手段に前記Z軸線の周りに角度的に回転可能に結合させる第1の結合手段と、前記第1の結合手段の周りにあって前記Z軸線の周りに間隔をおいて配置されて前記受け台を前記Z軸線の周りに角度的に回転可能に結合させる複数の第2の結合手段と、前記受け台を前記Z軸線の周りに変位させるθ駆動機構とを備える、検査ステージ。
  2. 各第2の結合手段は、仮想的な四角形の隅角部に対応されて対応する隅角部に配置されている、請求項1に記載の検査ステージ。
  3. 各第2の結合手段は、前記支持手段及び前記受け台のいずれか一方に配置されて弧状に伸びるガイドレールと、前記支持手段及び前記受け台の他方に配置されて前記ガイドレールと滑動可能に係合されたガイドとを備える、請求項1又は2に記載の検査ステージ。
  4. 前記θ駆動機構は、前記支持手段に配置されたθモータと、該θモータにより回転されるリードスクリューであって前記Z軸線の周りの仮想的な円の接線方向へ伸びるリードスクリューと、該リードスクリューに螺合するリードナットと、該リードナットを前記受け台に連結するリンクとを備える、請求項1,2又は3に記載の検査ステージ。
  5. 前記リンクは、前記リードスクリューの長手方向へ間隔をおいた2箇所の一方及び他方においてそれぞれ前記受け台及び前記リードナットに前記Z軸線と平行の軸線の周りに枢軸運動可能に連結されている、請求項4に記載の検査ステージ。
  6. さらに、前記被検査体を直接的又は間接的に受けるZステージを含み、前記Zステージは、前記受け台に前記Z軸線の方向へ変位可能に受けられたZスライダと、該Zスライダを前記Z軸線の方向へ変位させるべく同期して駆動される複数のZ駆動機構とを備え、各Z駆動機構は仮想的な長方形の隅角部に配置されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の検査ステージ。
  7. 各Z駆動機構は、前記受け台に配置された中空の電動機と、一端部を前記電動機の中空部に受け入れられかつ他端部を前記Zスライダに連結されたリードスクリューと、該リードスクリューに螺合されかつ前記受け台又は前記電動機に配置されたリードナットとを備える、請求項6に記載の検査ステージ。
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