JPH11235884A - 感熱孔版印刷用原紙 - Google Patents

感熱孔版印刷用原紙

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JPH11235884A
JPH11235884A JP3885998A JP3885998A JPH11235884A JP H11235884 A JPH11235884 A JP H11235884A JP 3885998 A JP3885998 A JP 3885998A JP 3885998 A JP3885998 A JP 3885998A JP H11235884 A JPH11235884 A JP H11235884A
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JP
Japan
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film
heat
base paper
glossiness
thermoplastic resin
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JP3885998A
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English (en)
Inventor
Yukio Kawazu
幸雄 河津
Kenji Kida
健次 喜田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】熱可塑性樹脂フィルムとインキ通過性の多
孔性支持体とからなる感熱孔版印刷用原紙において、該
原紙のフィルム表面の王研式平滑度が3000秒以上
で、かつ光沢度が30%以上であることを特徴とする感
熱孔版印刷用原紙。 【効果】本発明の原紙は加熱穿孔性に優れるので、得ら
れる印刷物は解像度が高く、高精細である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドや
レーザー光線等によって穿孔製版される感熱孔版印刷用
原紙に関するものであり、特に穿孔特性に優れ、高解像
度を有する感熱孔版印刷用原紙に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱孔版印刷は、インキ透過性の多孔性
支持体に熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせたものを原
紙として用い、光学センサーで読み取った原稿の画像を
デジタル信号としてサーマルヘッドに送り、サーマルヘ
ッドの発熱によって熱可塑性樹脂フィルムを加熱溶融せ
しめて製版マスターを作製し、該マスターの穿孔部に多
孔性支持体側から印刷インキを浸出せしめて印刷用紙に
印刷するものである。
【0003】近年、感熱孔版印刷機は複写機やオフセッ
ト印刷に対抗するため、製版速度の高速化や印刷の高精
細化が強く求められている。これらの要求に応えるた
め、サーマルヘッドの製版エネルギーを低減したり、サ
ーマルヘッドのドット密度を従来の400dpiから6
00dpiに高密度化するなど印刷機自体の改良が行わ
れており、そのための高感度で高解像度を有する感熱孔
版印刷用原紙の実現が求められている。
【0004】従来より感熱孔版印刷用原紙としては、ポ
リエステルなどの熱可塑性樹脂フィルムと、天然繊維や
合成繊維からなる薄葉紙やポリエステル等のスクリーン
紗からなる多孔性支持体とを接着剤で貼り合わせた構造
のものが知られている(例えば、特開昭57−1824
95号公報、特開昭58−147396号公報、特開昭
59−2896号公報など)。
【0005】しかしながら、従来の感熱孔版印刷用原紙
はフィルムの穿孔感度が低いため、サーマルヘッドの製
版エネルギーを低減すると、フィルムの穿孔が不十分と
なり原稿に忠実な製版を行うことができず、そのような
マスターで印刷したものは文字の一部が欠落したり細線
がかすれたりするという欠点があった。
【0006】これら従来原紙の欠点を改良して穿孔感度
を向上する目的で、熱可塑性樹脂フィルムの厚さを規定
したり(特公平−65280号公報)、加熱収縮率を規
定したり(特開平2−273295号公報)、溶融粘度
の温度係数と加熱収縮応力を規定したり(特開平1−2
34294号公報、特開平3−248893号公報)、
フィルム表面の平均粗さと最大突起高さを規定したり
(特開平2−263694号公報、特開平4−8368
9号公報)する提案がなされているが、近年要求されて
いる解像度の高い画像を得るには、必ずしも十分ではな
かった。
【0007】また、特開平5−24375号公報には、
フィルム表面の平均空気層厚さを規定したフィルムが提
案されている。該フィルムは耐スティッキング性は向上
するものの、解像度の点では必ずしも満足のいくもので
はなかった。
【0008】さらに、原紙フィルム表面の王研式平滑度
と原紙のカール比を規定したり(特開平5−21298
3号公報)、フィルム面の最大表面粗さと王研式平滑度
を規定した(特開平8−67081号公報)ものが提案
されている。該原紙は穿孔感度に向上は見られるもの
の、近年要求されている高解像度の感熱孔版印刷機に供
するには、必ずしも十分なものではなかった。
【0009】さらにまた、印刷時の白抜け欠点を改良す
る目的で、特開平6−305273号公報、特開平7−
186565号公報には、未延伸のポリエステルフィル
ムと未延伸のポリエステル繊維とを熱接着した後、共延
伸して原紙を得ることが開示されている。該原紙は接着
剤を使用する必要がないので、インキの透過性に優れ、
白抜け欠点は改良されているものの、近年要求されてい
る高解像度の印刷物を得るにはいまだ性能が不十分であ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の感熱
孔版印刷用原紙の問題点を解決し、特にフィルムの加熱
穿孔性に優れ、かつ解像度の高い感熱孔版印刷用原紙を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく感熱孔版印刷の穿孔メカニズムについて鋭
意研究した結果、原紙のフィルム表面の王研式平滑度と
光沢度を特定の範囲とすることによって従来原紙の欠点
を改良できることを見いだし、本発明を完成したもので
ある。
【0012】すなわち本発明は、ポリエステルフィルム
と多孔性支持体とからなる感熱孔版印刷用原紙におい
て、該原紙のフィルム表面の王研式平滑度が3000秒
以上であり、かつ光沢度が30%以上であることを特徴
とする感熱孔版印刷用原紙である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、サーマルヘッド等の加
熱穿孔特性に優れ、高解像度を有する感熱孔版印刷用原
紙を提供するために鋭意検討した結果、該原紙のフィル
ム表面の王研式平滑度と光沢度を特定の範囲とすること
により、かかる課題を解決できることを究明したもので
ある。
【0014】本発明における熱可塑性樹脂フィルムとし
ては、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、そ
れぞれの共重合体、およびそれらのブレンド物等が挙げ
られるが、好ましくはポリエステルおよびその共重合体
またはブレンド物が用いられる。ポリエステルとして
は、芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸または脂
環族ジカルボン酸とジオールを主たる構成成分とするポ
リエステルである。
【0015】ここで、芳香族ジカルボン酸成分として
は、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレン
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,
4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジフェニル
エーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルスルホン
ジカルボン酸等を用いることができ、中でも好ましくは
テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸等を用いることができる。
【0016】脂肪族ジカルボン酸成分としては、例えば
アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸等を用いることができ、中でも好ましくはアジピン酸
等を用いることができる。
【0017】また、脂環族ジカルボン酸成分としては、
例えば1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等を用いる
ことができる。
【0018】これらの酸成分は1種のみ用いてもよく、
2種以上併用してもよく、さらにはヒドロキシ安息香酸
等のオキシ酸等を一部共重合してもよい。
【0019】また、ジオール成分としては、例えばエチ
レングリコール、1,2−プロパンジオール、1.3−
プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−
シクロヘキサンジメタノール、1.3−シクロヘキサン
ジメタノール、1.4−シクロヘキサンジメタノール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
アルキレングリコール、2,2′ビス(4′−β−ヒド
ロキシエトキシフェニル)プロパン等を挙げることがで
きる。中でもエチレングリコールが好ましく用いられ
る。これらのジオール成分は1種のみ用いてもよく、2
種以上併用してもよい。
【0020】本発明の熱可塑性樹脂フィルムに用いるポ
リエステルとして好ましくは、ポリエチレンテレフタレ
ート、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレー
トとの共重合体、ポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ブチレンテレフタレ
ートとエチレンテレフタレートとの共重合体、ブチレン
テレフタレートとヘキサメチレンテレフタレートとの共
重合体、ヘキサメチレンテレフタレートと1,4−シク
ロヘキサンジメチレンテレフタレートとの共重合体、エ
チレンテレフタレートとエチレン−2,6−ナフタレー
トとの共重合体およびこれらのブレンド物等を用いるこ
とができる。特に好ましくは、エチレンテレフタレート
とエチレンイソフタレートとの共重合体、ポリヘキサメ
チレンテレフタレート、ヘキサメチレンテレフタレート
と1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、
エチレンテレフタレートとエチレン−2,6−ナフタレ
ートとの共重合体等を用いることができる。
【0021】本発明における熱可塑性樹脂フィルムには
必要に応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、脂肪酸エステル、ワ
ックス等の有機滑剤あるいはポリシロキサン等の消泡剤
等を配合することができる。さらには必要に応じて易滑
性を付与することもできる。易滑性付与方法としては特
に制限はないが、例えば、クレー、マイカ、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、湿式あるいは
乾式シリカ、アルミナ、ジルコニアなどの無機粒子、ア
クリル酸類、スチレン等を構成成分とする有機粒子等を
配合する方法、ポリエステル重合反応時に添加する触媒
等を析出させる、いわゆる内部粒子による方法等があ
る。
【0022】本発明における熱可塑性樹脂フィルムは少
なくとも1軸方向に延伸されているものが好ましい。よ
り好ましくは2軸延伸フィルムである。延伸倍率は特に
限定されないが、少なくとも2倍以上であるのが好まし
い。
【0023】本発明における熱可塑性樹脂フィルムの厚
さは、0.1〜5μmであるのが好ましく、より好まし
くは0.1〜3μm、特に好ましくは0.1〜2μmで
ある。
【0024】本発明における熱可塑性樹脂フィルムの融
点は、240℃以下が好ましく、より好ましくは230
℃以下、特に好ましくは220℃以下である。示差走査
型熱量計で測定した時の融点のピークが2つ以上存在す
る場合には、少なくとも1つのピーク温度が240℃以
下であるのが好ましい。また、熱可塑性樹脂フィルムの
融点の下限値は製膜安定性の点から、130℃以上であ
るのが好ましい。
【0025】本発明における熱可塑性樹脂フィルムの結
晶融解エネルギーは、5〜50J/gが好ましく、より
好ましくは10〜40J/gである。
【0026】本発明における多孔性支持体は、印刷イン
キの通過性を有するものであれば特に限定されるもので
はなく、不織布、織布、抄造紙、その他の多孔体を用い
ることができる。好ましくはポリアミド、ポリエステ
ル、ポリフェニレンサルファイドなどの熱可塑性樹脂繊
維からなる抄造紙や不織布形態のものであり、なかでも
ポリエステル繊維からなる不織布が特に好ましい。
【0027】本発明のポリエステル繊維に用いられるポ
リエステルは、フィルムと同様、芳香族ジカルボン酸、
脂肪族ジカルボン酸または脂環族ジカルボン酸とジオー
ルを主たる構成成分とするものである。好ましくは、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナ
フタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレン
テレフタレート、エチレンテレフタレートとエチレンイ
ソフタレートとの共重合体等を用いることができる。
【0028】本発明の多孔性支持体に用いる熱可塑性樹
脂繊維の繊維径は0.5〜20μmであるのが好まし
く、より好ましくは1〜15μm、特に好ましくは1〜
10μmである。なお、本発明でいう繊維径とは、繊維
断面を等価円とみなした場合の直径である。また、繊維
の断面形状は特に限定されるものではなく、任意の断面
形状のものを用いることができる。 本発明の多孔性支
持体の目付量はインキ保持性の点から、1〜40g/m
2 が好ましく、より好ましくは2〜30g/m2、特に
好ましくは3〜20g/m2 である。
【0029】本発明の多孔性支持体に用いる熱可塑性樹
脂繊維には必要に応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、脂肪酸エ
ステル、ワックス等の有機滑剤あるいはポリシロキサン
等の消泡剤等を配合してもよく、また、インキとの親和
性を付与するために、必要に応じて繊維の表面に酸、ア
ルカリ等の化学処理あるいはコロナ処理、低温プラズマ
処理等を施してもよい。
【0030】本発明の熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支
持体とは、接着剤を用いて接着してもよいし、接着剤を
用いることなく接着してもよい。画像鮮明性の点からは
接着剤を用いることなく接着するのがより好ましい。
【0031】接着剤を用いることなく接着する方法とし
ては、いかなる方法であってもよく、フィルムと多孔性
支持体とを単に熱接着する方法もあるが、接着力とフィ
ルムの穿孔感度との両立性の点で、未延伸の熱可塑性樹
脂フィルムと未延伸の熱可塑性樹脂繊維からなる不織布
とを、低温で熱接着した後、両者を同時に共延伸して一
体化する方法が特に好ましい。この場合、未延伸の熱可
塑性樹脂フィルムおよび未延伸の熱可塑性樹脂繊維は、
実質的に分子が無配向で、結晶性もできるだけ低いもの
が好ましい。このような未延伸の熱可塑性樹脂フィルム
は、例えばTダイ押し出し法においてポリマーをキャス
トドラム上で急冷することによって作製することがで
き、また、未延伸の熱可塑性樹脂繊維は、メルトブロー
法などの直接溶融紡糸法において、紡糸条件をコントロ
ールすることによって作製することができる。
【0032】本発明における原紙は、フィルム表面の王
研式平滑度が3000秒以上であり、かつ光沢度が30
%以上であることが肝要である。好ましくは王研式平滑
度が4000秒以上、より好ましくは4500秒以上、
特に好ましくは5000秒以上であり、かつ光沢度が好
ましくは50%以上、より好ましくは70%以上、特に
好ましくは90%以上である。
【0033】特に、サーマルヘッドのドット密度が60
0dpi以上の感熱孔版印刷機に供するには王研式平滑
度が4000秒以上でかつ光沢度が50%以上であるが
好ましく、より好ましくは王研式平滑度が4500秒以
上でかつ光沢度が70%以上、特に好ましくは王研式平
滑度が5000秒以上でかつ光沢度が90%以上であ
る。
【0034】原紙のフィルム表面の王研式平滑度が30
00秒未満であると、サーマルヘッドとの密着性が不均
一となり、フィルムに未穿孔が生じるので好ましくな
い。また、光沢度が30%未満であると、フィルムが穿
孔したとしても穿孔形状が不均一になるので好ましくな
い。すなわち、原紙のフィルム表面の王研式平滑度と光
沢度の両方を満足することによってのみ、穿孔特性に優
れ、かつ解像度の高い感熱孔版印刷用原紙を得ることが
できるのである。 なお、王研式平滑度および光沢度は
高い方がより好ましいが、その上限は本発明者らの知見
によれば、王研式平滑度が約30000秒、光沢度が約
170%である。
【0035】原紙のフィルム表面の王研式平滑度と光沢
度を本発明の範囲とする方法は特に限定されないが、フ
ィルムと多孔性支持体とを接着剤で接着する場合には、
塗布する接着剤の濃度をできるだけ薄くして均一にフィ
ルム面に塗布したり、用いる多孔性支持体の繊維径を細
くしたり、また断面形状の均一な繊維を用いたり、接着
前に多孔性支持体の表面をカレンダーロール等で平滑化
したり、接着時にフィルムの張力をできるだけ縦横均一
に負荷したり、接着剤の硬化温度をできるだけ低くした
り、接着後の原紙をアニール処理したりすることによっ
て得ることができるので、これらの方法を採用すること
が好ましい。
【0036】また、接着剤を用いない方法として、未延
伸の熱可塑性樹脂フィルムと未延伸の熱可塑性樹脂繊維
からなる不織布とを熱接着後、共延伸して得られる感熱
孔版印刷用原紙のフィルム表面の王研式平滑度と光沢度
とを本発明の範囲に特定するには、用いる未延伸不織布
の紡糸条件、例えば、メルトブロー法ではポリマーの種
類や粘度に応じて口金温度、熱風温度、熱風流量、捕集
面温度、捕集面の吸引圧力、口金周辺および捕集面の雰
囲気温度等を調整するとともに、未延伸フィルムと未延
伸不織布の熱接着条件、共延伸条件、熱処理条件等を調
整することによって達成することができる。
【0037】具体的には、未延伸不織布の紡糸条件にお
いて、ポリマー粘度が高い場合には口金温度や熱風温度
をできるだけ高めに設定したり、ポリマー粘度が低い場
合にはできるだけ熱風流量を少なくしたり、捕集面温度
をポリマーの結晶化温度より低くしたり、口金周辺ある
いは捕集面の雰囲気温度をポリマーのガラス転移点より
低めに設定したりするのが好ましく、また、不織布の繊
維径や目付に応じて捕集面の吸引圧力を調整したりする
のが好ましい。また、紡糸した未延伸不織布をフィルム
と共延伸する前に、ポリマーのガラス転移点〜結晶化温
度の範囲で熱処理するのが好ましい。
【0038】また、未延伸フィルムと未延伸不織布の共
延伸に際しては、未延伸不織布の結晶化度や分子の配向
状態に応じて延伸条件を設定することが重要である。例
えば、フィルムと不織布の予熱温度をそれぞれ独立して
行うのが好ましく、フィルム面温度より不織布面温度を
高めにコントロールするのが好ましい。具体的には、延
伸前の予熱段階でフィルム面と不織布面に別々の遠赤外
線ヒーターを用いて加熱したり、複数の加熱ロールに接
触させて予熱する場合には、それぞれフィルム部分と不
織布部分が直接接触するロールの温度に差を設けて加熱
したりするのが好ましい。あるいは、これらの加熱方法
を組み合わせて予熱した後に、延伸するのが好ましい。
延伸時のニップ圧力は、できるだけ低めにコントロール
するのが好ましい。また、テンターによる横延伸におい
ては、フィルム面側と不織布面側の熱風の温度に差を設
けて予熱を行った後、延伸ゾーンで延伸する方法も好ま
しい。延伸後に熱処理をするのが好ましく、熱処理後は
なるべく急冷するのが好ましい。
【0039】本発明における原紙には、サーマルヘッド
等との融着防止のため、フィルム表面に離型剤を塗布す
るのが好ましい。離型剤としては、シリコーンオイル、
シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂等を用いることができ
る。これら離型剤中には、本発明の効果を阻害しない範
囲内で各種添加剤を併用することができる。例えば、帯
電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機粒子、無機粒
子、顔料等を用いることができる。
【0040】また、離型剤を塗布する前に必要に応じ
て、フィルムの塗布面に空気中その他種々の雰囲気中で
コロナ放電処理等を施しても良い。
【0041】[特性の測定方法] (1)王研式平滑度(秒) 旭精工(株)製王研式平滑度試験機を用いて、原紙のフ
ィルム面側の平滑度を5ヶ所測定し、その平均値で表し
た。
【0042】(2)光沢度(%) スガ試験機(株)製デジタル変角光沢計UGV−5Dを
用いて、原紙のフィルム表面の60度鏡面光沢度を5点
測定し、その平均値で表した。
【0043】(3)フィルムの厚さ(μm) 東レテクノ(株)製光干渉式厚さ計HIT−25を用い
て、原紙の幅方向に5ヶ所のフィルム厚さを測定し、そ
の平均値を求めた。
【0044】(4)フィルムの融点(℃) セイコー電子工業(株)製示差走査熱量計RDC220
型を用い、試料5mgを採取し、室温より昇温速度20
℃/分で昇温した時の吸熱曲線のピークの温度より求め
た。
【0045】(5)繊維径(μm) 原紙の支持体側の任意の10箇所について電子顕微鏡で
倍率2000倍の写真を撮影し、1枚の写真について1
5本、合計150本の繊維の直径を測定し、その平均値
を求めた。
【0046】(6)繊維目付(g/m2) 原紙をから、フィルムを剥離し、20cm×20cmの
大きさにカットして重さを測定し、m2当たりの重量に
換算した。
【0047】(7)原紙の穿孔率(%) 作製した原紙を理想科学工業(株)製印刷機“リソグラ
フ”GR375(400dpi)およびGR377(6
00dpi)にそれぞれ供給して、5〜20ポイントの
明朝体文字、太さ0.05〜0.2mmの細線、直径1
〜10mmの●を含む画像を原稿として製版した。該製
版マスターの直径10mmの●部を5ヶ所サンプリング
し、走査型電子顕微鏡で倍率100倍の写真撮影を行
い、それぞれについてサーマルヘッドのドット数100
個当たりの穿孔数を数え、次式から穿孔率を求めてその
平均値から次のように判定した。
【0048】 穿孔率=(穿孔数/100個)×100(%) 穿孔率が99%以上のものを◎ 穿孔率が95%以上99%未満のものを○ 穿孔率が90%以上95%未満のものを△ 穿孔率が90%未満のものを× とした。 △以上が実用可能なレベルである。
【0049】(8)穿孔形状のばらつき 上記で撮影したサーマルヘッド100個に対応する穿孔
部分の写真をピアス式画像処理装置で画像処理し、穿孔
面積の平均値(m)と標準偏差(σ)を測定して次式に
よりS/N比を求め、穿孔形状のバラツキを次のように
判定した。S/N比が大きい程、穿孔形状が均一である
ことを表す。
【0050】S/N比=10×log(m/σ)2 S/N比が12以上のものを◎ S/N比が10以上12未満のものを○ S/N比が8以上10未満のものを△ S/N比が8未満のものを× とした。△以上が実用可能なレベルである。
【0051】(9)解像度 作製した原紙を理想科学工業(株)製印刷機“リソグラ
フ”GR375(400dpi)およびGR377(6
00dpi)にそれぞれ供給して、5〜20ポイントの
明朝体文字、太さ0.05〜0.2mmの細線、直径1
〜10mmの●を含むA3版の画像を原稿として製版
し、該製版マスターによりそれぞれ50枚の印刷を行
い、50枚目の印刷画像を以下の基準で目視判定した。
【0052】 文字が鮮明で、かつ細線に全く切れのないものを◎ 文字は鮮明だが、細線に切れが発生したものを○ 文字は判読できるが、細線の切れがやや目立つものを△ 文字の判読が困難で、細線の切れが著しいものを× とした。△以上が実用可能なレベルである。
【0053】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。
【0054】実施例1 孔径0.5mm、孔数100個の矩形紡糸口金を用い
て、口金温度270℃、熱風温度280℃、熱風流量3
00Nm3 /hで、エチレンテレフタレート95モル
%、エチレンイソフタレート5モル%からなる共重合ポ
リエステル原料(〔η〕= 0.61、Tm=250
℃)をメルトブロー法にて紡出し、捕集面温度100
℃、サクション圧力0.6kPaでネットコンベア上に
繊維を捕集して巻取り、繊維径6μm、目付120g/
2 の未延伸不織布を作製した。得られた未延伸不織布
を温度100℃のトンネルオーブンで熱処理を施した。
【0055】次いで、エチレンテレフタレート85モル
%、エチレンイソフタレート15モル%からなる共重合
ポリエステル樹脂原料(〔η〕=0.7、Tm=220
℃)をスクリュ径90mmの押出機を用いて、Tダイ口
金温度275℃で押出し、直径500mmの冷却ドラム
(ドラム温度50℃)上にキャストして未延伸フィルム
を作製した。
【0056】該未延伸フィルムと前記の熱処理を施した
未延伸不織布とを重ねて縦延伸機に供給し、5本の予熱
ロールを通過させた後、延伸ロールで長さ方向に3.5
倍に延伸して室温まで冷却した。この時、延伸ロール間
において非接触式温度計でフィルム表面の温度を測定
し、温度が90℃〜95℃となるように、延伸ロール前
で遠赤外線ヒーターによりフィルム面側を加熱した。
【0057】次いで、テンター式横延伸機に送り込み、
予熱温度90℃、延伸温度95℃で幅方向に3.7倍延
伸し、さらにテンター内で120℃で熱処理してロール
状に巻き取った。フィルム表面に水溶性離型剤を塗布し
て本発明の感熱孔版印刷用原紙を得た。得られた原紙の
フィルム厚さは1.6μm、支持体の目付量は10.5
g/m2 であった。該原紙のフィルム表面の王研式平滑
度は5000秒以上、光沢度は126.5%であった。
該原紙の穿孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)およ
び解像度の結果を表1に示す。
【0058】実施例2 実施例1において、未延伸不織布の熱処理温度を90℃
とした以外は、実施例1と同様にして感熱孔版印刷用原
紙を作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は
5000秒、光沢度は102.2%であった。該原紙の
穿孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度
の結果を表1に示す。
【0059】実施例3 実施例1において、未延伸不織布の熱処理温度を80℃
とした以外は、実施例1と同様にして感熱孔版印刷用原
紙を作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は
4900秒、光沢度は88.5%であった。該原紙の穿
孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度の
結果を表1に示す。
【0060】比較例1 実施例1において、未延伸不織布の熱処理を行わないこ
と以外は、実施例1と同様にして感熱孔版印刷用原紙を
作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は48
00秒、光沢度は27.6%であった。該原紙の穿孔特
性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度の結果
を表1に示す。
【0061】実施例4 孔径0.5mm、孔数100個の矩形紡糸口金を用い
て、口金温度275℃、熱風温度280℃、熱風流量2
00Nm3 /hで、ポリエチレンテレフタレート原料
(〔η〕= 0.63、Tm=257℃)を、メルトブ
ロー法にて紡出し、捕集面温度110℃、サクション圧
力0.8kPaでネットコンベア上に繊維を捕集して巻
取り、繊維径10μm、目付110g/m2 の未延伸不
織布を作製した。得られた未延伸不織布を、温度105
℃のトンネルオーブンで熱処理を施した。
【0062】次いで、エチレンテレフタレート85モル
%、エチレンイソフタレート15モル%からなる共重合
ポリエステル樹脂原料(〔η〕=0.7、Tm=220
℃)をスクリュ径90mmの押出機を用いて、Tダイ口
金温度275℃で押出し、直径500mmの冷却ドラム
(ドラム温度50℃)上にキャストして未延伸フィルム
を作製した。
【0063】該未延伸フィルムと前記の熱処理を施した
未延伸不織布とを重ねて縦延伸機に供給し、5本の予熱
ロールを通過させた後、延伸ロールで長さ方向に3.5
倍に延伸して室温まで冷却した。この時、延伸ロール間
において非接触式温度計でフィルム表面の温度を測定
し、温度が90℃〜95℃となるように、延伸ロール前
で遠赤外線ヒーターによりフィルム面側を加熱した。
【0064】次いで、テンター式横延伸機に送り込み、
予熱温度90℃、延伸温度95℃で幅方向に3.7倍延
伸し、さらにテンター内で130℃で熱処理してロール
状に巻き取った。フィルム表面に水溶性離型剤を塗布し
て本発明の感熱孔版印刷用原紙を得た。得られた原紙の
フィルム厚さは1.6μm、支持体の目付量は10g/
2 であった。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は
4800秒、光沢度は120.3%であった。該原紙の
穿孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度
の結果を表1に示す。
【0065】実施例5 実施例4において、未延伸不織布の熱処理温度を95℃
とした以外は、実施例4と同様にして感熱孔版印刷用原
紙を作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は
4500秒、光沢度は101.7%であった。該原紙の
穿孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度
の結果を表1に示す。
【0066】実施例6 実施例4において、未延伸不織布の熱処理温度を85℃
とした以外は、実施例4と同様にして感熱孔版印刷用原
紙を作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は
4300秒、光沢度は52.5%であった。該原紙の穿
孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度の
結果を表1に示す。
【0067】比較例2 実施例4において、未延伸不織布の熱処理を行わないこ
と以外は、実施例1と同様にして感熱孔版印刷用原紙を
作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は43
00秒、光沢度は27.5%であった。該原紙の穿孔特
性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度の結果
を表1に示す。
【0068】実施例7 孔径0.5mm、孔数100個の矩形紡糸口金を用い
て、口金温度295℃、熱風温度300℃、熱風流量3
00Nm3 /hで、ポリエチレンナフタレート原料
(〔η〕=0.65、Tm=268℃)をメルトブロー
法にて紡出し、捕集面温度105℃、サクション圧力
1.0kPaでネットコンベア上に繊維を捕集して巻取
り、繊維径16μm、目付130g/m2 の未延伸不織
布を作製した。得られた未延伸不織布を温度110℃の
トンネルオーブンで熱処理を施した。
【0069】次いで、エチレンテレフタレート85モル
%、エチレンイソフタレート15モル%からなる共重合
ポリエステル樹脂原料(〔η〕=0.7、Tm=220
℃)をスクリュ径90mmの押出機を用いて、Tダイ口
金温度275℃で押出し、直径500mmの冷却ドラム
(ドラム温度50℃)上にキャストして未延伸フィルム
を作製した。
【0070】該未延伸フィルムと前記の熱処理を施した
未延伸不織布とを重ねて縦延伸機に供給し、5本の予熱
ロールを通過させた後、延伸ロールで長さ方向に3.5
倍に延伸して室温まで冷却した。この時、延伸ロール間
において非接触式温度計でフィルム表面の温度を測定
し、温度が90℃〜95℃となるように、延伸ロール前
で遠赤外線ヒーターによりフィルム面側を加熱した。
【0071】次いで、テンター式横延伸機に送り込み、
予熱温度90℃、延伸温度95℃で幅方向に3.7倍延
伸し、さらにテンター内で140℃で熱処理してロール
状に巻き取った。フィルム表面に水溶性離型剤を塗布し
て本発明の感熱孔版印刷用原紙を得た。得られた原紙の
フィルム厚さは1.6μm、支持体の目付量は11g/
2 であった。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は
4200秒、光沢度は122.5%であった。該原紙の
穿孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度
の結果を表1に示す。
【0072】実施例8 実施例7において、未延伸不織布の熱処理温度を100
℃とした以外は、実施例7と同様にして感熱孔版印刷用
原紙を作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度
は4100秒、光沢度は98.9%であった。該原紙の
穿孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度
の結果を表1に示す。
【0073】実施例9 実施例7において、未延伸不織布の熱処理温度を90℃
とした以外は、実施例7と同様にして感熱孔版印刷用原
紙を作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は
4000秒、光沢度は72.2%であった。該原紙の穿
孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度の
結果を表1に示す。
【0074】比較例3 実施例7において、未延伸不織布の熱処理を行わないこ
と以外は、実施例7と同様にして感熱孔版印刷用原紙を
作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度は39
00秒、光沢度は25.5%であった。該原紙の穿孔特
性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度の結果
を表1に示す。
【0075】実施例10 実施例4と同じポリエチレンテレフタレート原料
(〔η〕= 0.63、Tm=257℃)を用いて、孔
径0.5mm、孔数100個の円形紡糸口金で、スパン
ボンド法により繊維径20μm、目付15g/m2 の延
伸不織布を作製した。該延伸不織布を温度100℃でカ
レンダー加工して巻き取った。
【0076】該不織布と、実施例1で作製した厚さ1.
6μmのポリエステルフィルムとを酢酸ビニル系接着剤
で貼り合わせた後、周辺を金属枠で固定して温度140
℃で熱処理を施し、フィルム面に水溶性離型剤を塗布し
て、感熱孔版印刷用原紙を作製した。該原紙のフィルム
表面の王研式平滑度は3500秒、光沢度は102.3
%であった。該原紙の穿孔特性(穿孔率、穿孔形状のば
らつき)および解像度の結果を表1に示す。
【0077】比較例4 実施例10において、延伸不織布をカレンダー加工しな
いこと以外は、実施例10と同様にして感熱孔版印刷用
原紙を作製した。該原紙のフィルム表面の王研式平滑度
は2700秒、光沢度は78.6%であった。該原紙の
穿孔特性(穿孔率、穿孔形状のばらつき)および解像度
の結果を表1に示す。
【0078】
【表1】
【0079】表1から明らかなように、実施例1〜3、
実施例4〜6、実施例7〜9および実施例10は王研式
平滑度を3000秒以上とし、かつ光沢度を30%以上
としたので600dpiでのフィルムの穿孔特性が良好
であり、該原紙で印刷したものは高解像度であった。こ
れに対し、光沢度が30%未満の比較例1〜3および平
滑度が3000秒未満の比較例4は穿孔特性が劣り、該
原紙で印刷したものは低解像度であった。
【0080】
【発明の効果】本発明の感熱孔版印刷用原紙は、フィル
ム表面の王研式平滑度を3000秒以上とし、かつ光沢
度を30%以上となるように構成したので、サーマルヘ
ッドによる加熱穿孔性に優れ、穿孔形状も均一である。
したがって、本発明の原紙で印刷したものは原稿に忠実
で、解像度の高い印刷物が得られる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とか
    らなる感熱孔版印刷用原紙において、該原紙のフィルム
    表面の王研式平滑度が3000秒以上、かつ光沢度が3
    0%以上であることを特徴とする感熱孔版印刷用原紙。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とが
    接着剤を介することなく接着されてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の感熱孔版印刷用原紙。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂フィルムがポリエステルフィ
    ルムであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    感熱孔版印刷用原紙。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂フィルムの厚さが0.1〜5
    μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の感熱孔版印刷用原紙。
  5. 【請求項5】熱可塑性樹脂フィルムの融点が240℃以
    下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の感熱孔版印刷用原紙。
  6. 【請求項6】多孔性支持体が熱可塑性樹脂繊維で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の感熱孔版印刷用原紙。
  7. 【請求項7】熱可塑性樹脂繊維がポリエステル繊維であ
    ることを特徴とする請求項6に記載の感熱孔版印刷用原
    紙。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265267A (ja) * 2007-03-29 2008-11-06 Toray Ind Inc 感熱孔版用ポリプロピレンフイルム及びこれからなる感熱孔版原紙
JP2008302605A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Toray Ind Inc 感熱孔版用ポリプロピレンフイルム及びこれからなる感熱孔版原紙
JP2009061652A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Toray Ind Inc 積層フィルムおよび感熱孔版印刷用原紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008265267A (ja) * 2007-03-29 2008-11-06 Toray Ind Inc 感熱孔版用ポリプロピレンフイルム及びこれからなる感熱孔版原紙
JP2008302605A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Toray Ind Inc 感熱孔版用ポリプロピレンフイルム及びこれからなる感熱孔版原紙
JP2009061652A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Toray Ind Inc 積層フィルムおよび感熱孔版印刷用原紙

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