JPH11235393A - 耐火スクリーン - Google Patents

耐火スクリーン

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JPH11235393A
JPH11235393A JP10276477A JP27647798A JPH11235393A JP H11235393 A JPH11235393 A JP H11235393A JP 10276477 A JP10276477 A JP 10276477A JP 27647798 A JP27647798 A JP 27647798A JP H11235393 A JPH11235393 A JP H11235393A
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fiber yarn
reinforcing
yarn
silica fiber
fire
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Toshimoto Yamamoto
敏司 山本
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NIPPON GLASSFIBER KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 法定の防火性能(特に加熱後の衝撃試験)を
満足できる極力安価な耐火スクリーンを提供する。 【解決手段】 耐火スクリーン3は、平常時には建物の
天井に設置される巻取装置に巻き取られ、火災発生時に
は巻取装置から巻き解かれて垂らされる。この耐火スク
リーン3は、シリカ繊維ヤーン8と該シリカ繊維ヤーン
8より耐熱性に優れた強化用ヤーン9とを、例えば5:
1の比で併用して製織された織布よりなる。強化用ヤー
ン9は、例えば、シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れた
補強線状体であるステンレス鋼ワイヤ10が芯材として
付加されることにより強化されたシリカ繊維ヤーン11
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物で火災が発生
した際に炎や煙が広がるのを食い止める耐火スクリーン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物で火災が発生した際に炎や煙が広が
るのを食い止める新しい装置として、シリカクロス(シ
リカ繊維ヤーンで製織された織布)よりなる耐火スクリ
ーンを天井の巻取装置から床の上方まで垂らすように構
成した延焼防止装置が考えられている。この耐火スクリ
ーンは、建築基準法により、防火区画における開口部す
なわち防火戸(特に甲種防火戸)に準じ、次の防火性能
及び遮煙性能が要求される。
【0003】(1)防火性能; 耐火スクリーンの両面
についてそれぞれ60分間、加熱温度が925℃に達す
るまで制御しながら加熱した後、次の判定〜を行な
う。 加熱により加熱面の裏面側に発炎を生じないこと。 加熱により隙間、加熱面の裏面側に達する亀裂等を
生じないこと。 加熱により加熱面の裏面側に著しい発煙を生じない
こと。 加熱終了後、重量3kgの砂袋を鉛直距離50cm
の高さから落下させて衝撃を与えたとき、防火上有害な
破壊、剥離、脱落等を起こさないこと。
【0004】(2)遮煙性能; 耐火スクリーンの両面
についてそれぞれ空気圧を加え、両面における空気圧の
圧力差が2kg/m2 の場合における通気量が、毎分
0.2m3 /m2 以下であること。
【0005】また、耐火スクリーンには、上記防火性能
及び遮煙性能の他にも耐久性が要求される。すなわち、
耐火スクリーンは、平常時に建物の天井に設置される巻
取装置に巻き取られていて、火災発生時に前記巻取装置
から巻き解かれて垂らされるが、火災発生時以外にも作
動確認のため定期的に(例えば1年に2回程度)巻き解
いて垂らす試験を行う必要がある。そのため、前記巻き
取り及び巻き解きを例えば1500回程度繰り返して
も、強度が一定基準以下に低下しないような耐久性が要
求されるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】シリカクロスよりなる
耐火スクリーンは、防火性能のを満足するが、加
熱により強度が低下するため、防火性能のを満足しな
い場合があった。特に、目ずれ(製織されたヤーン同志
が滑って、クロスが平行四辺形状に変形すること)の防
止と遮煙性能の向上のために、シリカクロスの表面にシ
リコン樹脂を塗布した場合には、加熱により強度が著し
く低下していた。これは、シリコン樹脂中のシロキサン
結合部分がSiO2 化する際に、基材のシリカクロスと
反応するためであると考えられる。
【0007】また、シリカクロスよりなる耐火スクリー
ンは、前記巻き取り及び巻き解きを繰り返すと、次第に
表面が毛羽立つとともに強度が低下してくるため、上記
耐久性を満足しないおそれがあった。これは、シリカ繊
維ヤーンが前記巻き取り及び巻き解きによって起こる曲
げに弱く、シリカ繊維が折れるためであると考えられ
る。
【0008】そこで、本発明の課題は、法定の防火性能
(特に加熱後の衝撃試験)を満足できる極力安価な耐火
スクリーンと、耐久性を満足できる極力安価な耐火スク
リーンとを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、平常時には建物の天井に設置される巻
取装置に巻き取られ、火災発生時には前記巻取装置から
巻き解かれて垂らされる耐火スクリーンにおいて、次の
ような手段(1)〜(4)をとった。
【0010】(1)シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
ヤーンより耐熱性に優れる強化用ヤーンとを、併用して
製織された織布よりなることを特徴とする耐火スクリー
ン。
【0011】(2)シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
ヤーンより前記巻き取り及び巻き解きの繰り返しに対す
る耐久性に優れる強化用ヤーンとを、併用して製織され
た織布よりなることを特徴とする耐火スクリーン。
【0012】(3)シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
ヤーンより耐熱性に優れる強化用ヤーンと、該シリカ繊
維ヤーンより前記巻き取り及び巻き解きの繰り返しに対
する耐久性に優れる強化用ヤーンとを、併用して製織さ
れた織布よりなることを特徴とする耐火スクリーン。こ
の強化ヤーンはシリカ繊維ヤーンより耐熱性に劣ってい
てもよい。
【0013】(4)シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
ヤーンより耐熱性に優れるとともに前記巻き取り及び巻
き解きの繰り返しに対する耐久性に優れる強化用ヤーン
とを、併用して製織された織布よりなることを特徴とす
る耐火スクリーン。
【0014】ここで、強化用ヤーンの織布に対する配さ
れ方は特に限定されないが、織布に縞状又は格子状に配
されることが好ましい。また、各ヤーンの使用比は、特
に限定されないが、次の範囲(イ)〜(ハ)が好まし
い。
【0015】(イ)シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
ヤーンより耐熱性に優れる強化用ヤーンとを、30:1
〜1:1の比で併用すること。該強化用ヤーンの使用が
この範囲より少ないと耐熱性の強化作用が不足し、多い
とコストが高くなる場合があるからである。さらに好ま
しい使用比の範囲は、10:1〜3:1である。
【0016】(ロ)シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
ヤーンより前記耐久性に優れる強化用ヤーンとを、10
0:1〜5:1の比で併用すること。該強化用ヤーンの
使用がこの範囲より少ないと耐久性の強化作用が不足
し、多いと耐火スクリーン本来の防火性能及び遮煙性能
が低くなるおそれがあるからである。さらに好ましい使
用比の範囲は、50:1〜10:1である。
【0017】(ハ)シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
ヤーンより耐熱性に優れるとともに前記耐久性に優れる
強化用ヤーンとを、30:1〜1:1の比で併用するこ
と。(イ)と同様の理由による。
【0018】「シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れる強
化用ヤーン」は、特定のものに限定されないが、次の
(a)〜(c)を例示でき、これらから選ばれる少なく
とも一つ(二つ以上を組み合わせてもよい。)を使用で
きる。
【0019】(a)シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れ
る補強線状体の付加により強化されたシリカ繊維ヤー
ン。補強線状体は、特定のものに限定されないが、ステ
ンレス鋼ワイヤ等の金属線、アルミナ長繊維等を例示で
きる。 (b)ステンレス鋼繊維ヤーン等の金属繊維ヤーン (c)アルミナ繊維ヤーン
【0020】「シリカ繊維ヤーンより前記耐久性に優れ
る強化用ヤーン」は、特定のものに限定されないが、次
の(d)〜(h)を例示でき、これらから選ばれる少な
くとも一つ(二つ以上を組み合わせてもよい。)を使用
できる。
【0021】(d)アラミド繊維ヤーン;次に例示する
いずれのタイプも好ましく使用できる。パラ系アラミド
繊維ヤーン(例えば東レ株式会社の商品名「ケブラ
ー」)は、耐久性に加え超高強力に特長がある。メタ系
アラミド繊維ヤーン(例えば帝人株式会社の商品名「コ
ーネックス」)は、耐久性に加え難燃性に特長がある。 (e)難燃スフ繊維ヤーン (f)炭化有機繊維ヤーン (g)炭素繊維ヤーン (h)シリカ繊維ヤーンより前記耐久性に優れる補強線
状体の付加により強化されたシリカ繊維ヤーン。補強線
状体は、特定のものに限定されないが、アラミド繊維ヤ
ーン、難燃スフ繊維ヤーン、炭化有機繊維ヤーン、炭素
繊維ヤーン等を例示でき、これらから選ばれる少なくと
も一つ(二つ以上を組み合わせてもよい。)を使用でき
る。
【0022】「シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れると
ともに前記耐久性に優れる強化用ヤーン」は、特定のも
のに限定されないが、次の(i)(j)を例示でき、こ
れらから選ばれる少なくとも一つ(二つ以上を組み合わ
せてもよい。)を使用できる。
【0023】(i)ステンレス鋼繊維ヤーン等の金属繊
維ヤーン (j)シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れるとともに前
記耐久性に優れる補強線状体の付加により強化されたシ
リカ繊維ヤーン。補強線状体は、特定のものに限定され
ないが、ステンレス鋼ワイヤ等の金属線を例示できる。
【0024】別の本発明は、平常時には建物の天井に設
置される巻取装置に巻き取られ、火災発生時には前記巻
取装置から巻き解かれて垂らされる耐火スクリーンにお
いて、シリカ繊維ヤーンで製織された織布と、該織布の
表面に接合された強化用テープとからなることを特徴と
する。
【0025】ここで、強化用テープは、織布の表面に縞
状又は格子状に配されることが好ましい。強化用ヤーン
は、特定のものに限定されないが、次の(k)〜(n)
を例示できる。
【0026】(k)シリカ繊維ヤーンで製織された織布
テープ。 (l)シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れる補強線状体
の付加により強化されたシリカ繊維ヤーンで製織された
織布テープ。補強線状体は、特定のものに限定されない
が、ステンレス鋼ワイヤ等の金属線、アルミナ長繊維等
を例示できる。 (m)ステンレス鋼繊維ヤーン等の金属繊維ヤーンで製
織された織布テープ。 (n)アルミナ繊維ヤーンで製織された織布テープ。
【0027】強化用テープを織布の表面に接合する手段
は、特に限定されないが、糸による縫合を例示できる。
糸は、耐火性又は難燃性の糸が好ましく、無機系(セラ
ミック等)、金属系(ステンレス鋼等)、難燃系(アラ
ミド等)等を例示できる。
【0028】上記各発明において、シリカ繊維ヤーン
は、脆さを補ったり柔軟性や製織性等を高めたりするた
めに、有機繊維又は金属繊維を、耐熱性を損なわない範
囲で少量含んでいてもよい。有機繊維としては、難燃ス
フ、アラミド繊維等の難燃繊維や、炭化有機繊維(例え
ばポリアクリロニトリル繊維が60%前後炭化したも
の)等の不燃繊維を例示できる。金属繊維としてはステ
ンレス繊維を例示できる。
【0029】また、シリカ繊維ヤーン(及び強化用ヤー
ン)の製織の仕方は、特に限定されず、平織、綾織、朱
子織等を例示できる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第一実施
形態を示している。延焼防止装置1は、建物の天井15
の上部又は下部に設置される巻取装置2と、平常時には
巻取装置2に巻き取られ、火災の発生時には巻取装置2
から巻き解かれて建物の床17付近まで垂らされる耐火
スクリーン3と、天井15、壁16等に設置される火災
検知器4と、火災検知器4が火災の発生を検知したとき
に巻取装置2を作動させる制御装置5とから構成されて
いる。巻取装置2は、回転可能に支持された巻取軸6
と、該巻取軸6を回転駆動するモータ使用の駆動装置7
とからなる。火災検知器4には、温度センサ、煙セン
サ、ガスセンサ等が単独で又は組み合わせられて用いら
れ、温度上昇、煙、ガス等の検知によって火災の発生を
検知するようになっている。
【0031】耐火スクリーン3は、シリカ繊維ヤーン8
と該シリカ繊維ヤーン8より耐熱性に優れる強化用ヤー
ン9とを、例えば5:1の比で併用して製織(図示例は
平織)された織布よりなる。強化用ヤーン9は、シリカ
繊維ヤーンより耐熱性に優れる補強線状体であるステン
レス鋼ワイヤ10が芯材として付加されることにより強
化されたシリカ繊維ヤーン11である。ステンレス鋼ワ
イヤ10は、例えばJIS SUS304、SUS31
0S等よりなり、直径は0.1〜0.15mmである。
シリカ繊維ヤーン8,11は、95%以上のSiO2
分を含むシリカ繊維(高珪酸ガラス繊維)による撚糸で
あり、ヤーン8,11の太さは例えば170テックスで
ある。経糸及び緯糸の両方において5本のシリカ繊維ヤ
ーン8と1本の強化用ヤーン9とが交互に配されてお
り、その結果、強化用ヤーン9は織布に格子状に配され
ている。
【0032】耐火スクリーン3の表面には、非シリコン
系樹脂よりなるプライマー層(図示略)が塗布形成され
た上に、シリコン樹脂よりなる目止め層(図示略)が塗
布形成されており、ヤーン同志の滑りを止めることによ
り目ずれが防止されている。なお、非シリコン系樹脂
(例えば、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂等)より
なる目止め層が直接塗布形成されてもよい。
【0033】以上のように構成された延焼防止装置1
は、平常時には耐火スクリーン3が巻取装置2の巻取軸
6に巻き取られているので嵩張らず、どのような建物に
も設置しやすい。そして、火災が発生した時には、その
発生を火災検知器4が検知し、制御装置5が自動的に巻
取装置2の駆動装置7を作動させ、耐火スクリーン3を
巻取装置2から巻き解いて床17付近まで垂らす。
【0034】さて、耐火スクリーン3について、上記の
建築基準法により要求される防火性能及び遮煙性能を調
べた。まず、耐火スクリーン3の両面についてそれぞれ
空気圧を加えて遮煙性能を調べたところ、両面における
空気圧の圧力差が2kg/m2 の場合における通気量
が、毎分0.2m3 /m2 以下であった。
【0035】次に、耐火スクリーン3の両面についてそ
れぞれ60分間、加熱温度が925℃に達するまで制御
しながら加熱して防火性能を調べたところ、加熱面の裏
面側に発炎を生じたり、隙間や加熱面の裏面側に達する
亀裂等を生じたり、加熱面の裏面側に発煙を生じたりす
ることはなかった。また、加熱終了後、前記砂袋を落下
させて衝撃を与えても破壊、剥離、脱落等を起こさなか
った。耐火スクリーン3を構成しているシリカ繊維ヤー
ン8は、加熱によりかなり強度が低下するが、シリカ繊
維ヤーンより耐熱性に優れるステンレス鋼ワイヤ10に
より強化されたシリカ繊維ヤーン11による補強作用に
よって、耐火スクリーン3全体としては加熱後も前記衝
撃に耐え得るだけの強度を有するからである。
【0036】よって、上記の防火性能の及び遮
煙性能の全てを満足した。しかも、この耐火スクリーン
3は水を散水して濡らす必要が無い。このため、スプリ
ンクラー及び水の配管が不要になり、設置の手間もコス
トも削減できる。よって、たとえ水の設備が無い建物や
水の配管が行き渡っていない部位であっても、簡単かつ
安価に設置することができる。
【0037】続いて、図3に示す第二実施形態の耐火ス
クリーン3は、強化用ヤーン9がアルミナ繊維ヤーンで
ある点においてのみ、第一実施形態と相違するものであ
る。また、図4に示す第三実施形態の耐火スクリーン3
は、強化用ヤーン9がステンレス鋼繊維ヤーンである点
においてのみ、第一実施形態と相違するものである。ス
テンレス鋼繊維ヤーンとしては、例えば日本冶金工業株
式会社の商品名「ナスロン」を使用できる。これらの実
施形態によっても、第一実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0038】次に、図5に示す第四実施形態の耐火スク
リーン3は、シリカ繊維ヤーン8で製織された織布3a
と、該織布3aの表面に接合された強化用テープ12と
からなる。強化用テープ12は、前記手段の項で挙げた
織布テープ(1)〜(4)のいずれかが使用されてい
る。本実施形態では、強化用テープ12が織布3aの表
面に縦方向にも横方向にも10〜50cmの間隔で格子
状に配されて、前記手段の項で挙げたいずれかの糸によ
る縫合で接合されている。
【0039】この耐火スクリーン3についても、上記の
建築基準法により要求される防火性能及び遮煙性能を調
べたところ、上記の防火性能の及び遮煙性能の
全てを満足した。耐火スクリーン3を構成しているシリ
カ繊維ヤーン8は、加熱によりかなり強度が低下する
が、強化テープ12により強化されている(強化テープ
12の部分で断面積が増すので、たとえ強化テープ12
がシリカ繊維ヤーンで製織された織布テープであって
も、補強作用がある。アルミナ繊維ヤーンやステンレス
鋼繊維ヤーンで製織された織布テープであれば、シリカ
繊維ヤーンより耐熱性に優れるので、さらに補強作用が
大きい。)ので、耐火スクリーン3全体としては加熱後
も前記衝撃に耐え得るだけの強度を有するからである。
【0040】続いて、図6に示す第五実施形態の耐火ス
クリーン3は、縦方向に延びる強化用テープ12のみが
前記間隔で縦縞状に配された点においてのみ、第四実施
形態と相違するものである。また、図7に示す第六実施
形態の耐火スクリーン3は、横方向に延びる強化用テー
プ12のみが前記間隔で横縞状に配された点においての
み、第四実施形態と相違するものである。これらの実施
形態によっても、第四実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0041】次に、図8に示す第七実施形態の耐火スク
リーン3は、強化用ヤーン13がシリカ繊維ヤーンより
前記巻き取り及び巻き解きの繰り返しに対する耐久性に
優れるものであって、具体的にはアラミド繊維ヤーンで
ある点と、耐火スクリーン3がシリカ繊維ヤーン8と強
化用ヤーン13とを11:1の比で併用して製織された
織布よりなる点(経糸及び緯糸の両方において11本の
シリカ繊維ヤーン8と1本の強化用ヤーン13とが交互
に配されている)においてのみ、第一実施形態と相違す
るものである。
【0042】この耐火スクリーン3について、常温で前
記巻取装置2への巻き取りと巻き解き(建物の床付近ま
で垂らす)を1500回繰り返したところ、強度は若干
低下したものの一定基準以下には低下しなかった。これ
は、強化用ヤーン13であるアラミド繊維ヤーンが前記
巻き取り及び巻き解きによって起こる曲げに強く、アラ
ミド繊維が折れることはほとんど無いためであると考え
られる。従って、この耐火スクリーン3によれば、作動
確認のため定期的に巻き解いて垂らす試験を行っても、
強度低下の心配は実質的に無い。
【0043】次に、図9に示す第八実施形態の耐火スク
リーン3は、シリカ繊維ヤーン8と、第一実施形態にお
ける耐熱性に優れる強化用ヤーン9と、第七実施形態に
おける耐久性に優れる強化用ヤーン13とを、10:
1:1の比で併用して製織された織布よりなる点(経糸
及び緯糸の両方において5本のシリカ繊維ヤーン8と1
本の強化用ヤーン9と5本のシリカ繊維ヤーン8と1本
の強化用ヤーン13とが交互に配されている)において
のみ、第一実施形態と相違するものである。本実施形態
によれば、第一実施形態と同様の効果と第七実施形態と
同様の効果とが併せて得られる。
【0044】なお、前記第一、第三実施形態における強
化用ヤーン9は、シリカ繊維ヤーン8より耐熱性に優れ
るとともに前記巻き取り及び巻き解きの繰り返しに対す
る耐久性に優れる強化用ヤーンであるから、第一、第三
実施形態の耐火スクリーン3によっても、第一実施形態
と同様の効果と第七実施形態と同様の効果とが併せて得
られる。
【0045】なお、本発明は前記実施形態例の構成に限
定されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨
から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化できる。
【0046】(1)第一、第二、第三、第八実施形態に
おいて、シリカ繊維ヤーン8と強化用ヤーン9との使用
比を30:1〜1:1の範囲で適宜変更すること。ま
た、強化ヤーン9を2本以上が隣り合うように配しても
よい。また、格子の縦方向の間隔と横方向の間隔とを変
えてもよい。
【0047】(2)第一、第二、第三、第八実施形態に
おいて、強化用ヤーン9を経糸のみ又は緯糸のみとして
織布に縦縞状又は横縞状に配すること。この場合も、シ
リカ繊維ヤーン8と強化用ヤーン9との使用比を30:
1〜1:1の範囲で適宜変更できる。また、強化ヤーン
9を2本以上が隣り合うように配してもよい。
【0048】(3)第七、第八実施形態において、強化
用ヤーン13を[課題を解決するための手段]の項で例
示した(e)〜(h)等に変更すること。
【0049】(4)第七、第八実施形態において、シリ
カ繊維ヤーン8と強化用ヤーン13との使用比を10
0:1〜5:1の範囲で適宜変更すること。また、強化
ヤーン13を2本以上が隣り合うように配してもよい。
また、格子の縦方向の間隔と横方向の間隔とを変えても
よい。
【0050】(5)第七、第八実施形態において、強化
用ヤーン13を経糸又は緯糸のみとして織布に縦縞状又
は横縞状に配すること。この場合も、シリカ繊維ヤーン
8と強化用ヤーン13との使用比を100:1〜5:1
の範囲で適宜変更できる。また、強化ヤーン13を2本
以上が隣り合うように配してもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明の耐火スクリーンは、上記の通り
構成されているので、法定の防火性能(特に加熱後の衝
撃試験)を満足できるという優れる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る延焼防止装置の断
面図である。
【図2】同延焼防止装置の耐火スクリーンの部分拡大正
面図である。
【図3】本発明の第二実施形態に係る耐火スクリーンの
部分拡大正面図である。
【図4】本発明の第三実施形態に係る耐火スクリーンの
部分拡大正面図である。
【図5】本発明の第四実施形態に係る耐火スクリーンの
部分正面図である。
【図6】本発明の第五実施形態に係る耐火スクリーンの
部分正面図である。
【図7】本発明の第六実施形態に係る耐火スクリーンの
部分正面図である。
【図8】本発明の第七実施形態に係る耐火スクリーンの
部分拡大正面図である。
【図9】本発明の第八実施形態に係る耐火スクリーンの
部分拡大正面図である。
【符号の説明】
1 延焼防止装置 2 巻取装置 3 耐火スクリーン 4 火災検知器 5 制御装置 6 巻取軸 7 駆動装置 8 シリカ繊維ヤーン 9 強化用ヤーン 10 ステンレス鋼ワイヤ 11 シリカ繊維ヤーン 12 強化テープ 13 強化用ヤーン

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平常時には建物の天井に設置される巻取
    装置に巻き取られ、火災発生時には前記巻取装置から巻
    き解かれて垂らされる耐火スクリーンにおいて、シリカ
    繊維ヤーンと、該シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れる
    強化用ヤーンとを、併用して製織された織布よりなるこ
    とを特徴とする耐火スクリーン。
  2. 【請求項2】 平常時には建物の天井に設置される巻取
    装置に巻き取られ、火災発生時には前記巻取装置から巻
    き解かれて垂らされる耐火スクリーンにおいて、シリカ
    繊維ヤーンと、該シリカ繊維ヤーンより前記巻き取り及
    び巻き解きの繰り返しに対する耐久性に優れる強化用ヤ
    ーンとを、併用して製織された織布よりなることを特徴
    とする耐火スクリーン。
  3. 【請求項3】 平常時には建物の天井に設置される巻取
    装置に巻き取られ、火災発生時には前記巻取装置から巻
    き解かれて垂らされる耐火スクリーンにおいて、シリカ
    繊維ヤーンと、該シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れる
    強化用ヤーンと、該シリカ繊維ヤーンより前記巻き取り
    及び巻き解きの繰り返しに対する耐久性に優れる強化用
    ヤーンとを、併用して製織された織布よりなることを特
    徴とする耐火スクリーン。
  4. 【請求項4】 平常時には建物の天井に設置される巻取
    装置に巻き取られ、火災発生時には前記巻取装置から巻
    き解かれて垂らされる耐火スクリーンにおいて、シリカ
    繊維ヤーンと、該シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れる
    とともに前記巻き取り及び巻き解きの繰り返しに対する
    耐久性に優れる強化用ヤーンとを、併用して製織された
    織布よりなることを特徴とする耐火スクリーン。
  5. 【請求項5】 前記強化用ヤーンが、前記織布に縞状又
    は格子状に配された請求項1、2、3又は4記載の耐火
    スクリーン。
  6. 【請求項6】 前記シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
    ヤーンより耐熱性に優れる強化用ヤーンとを、30:1
    〜1:1の比で併用した請求項1又は3記載の耐火スク
    リーン。
  7. 【請求項7】 前記シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
    ヤーンより前記耐久性に優れる強化用ヤーンとを、10
    0:1〜5:1の比で併用した請求項2又は3記載の耐
    火スクリーン。
  8. 【請求項8】 前記シリカ繊維ヤーンと、該シリカ繊維
    ヤーンより耐熱性に優れるとともに前記耐久性に優れる
    強化用ヤーンとを、30:1〜1:1の比で併用した請
    求項4記載の耐火スクリーン。
  9. 【請求項9】 前記シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優れ
    る強化用ヤーンが、前記シリカ繊維ヤーンより耐熱性に
    優れる補強線状体の付加により強化されたシリカ繊維ヤ
    ーンである請求項1又は3記載の耐火スクリーン。
  10. 【請求項10】 前記補強線状体が、ステンレス鋼ワイ
    ヤ等の金属線又はアルミナ長繊維である請求項9記載の
    耐火スクリーン。
  11. 【請求項11】 前記シリカ繊維ヤーンより耐熱性に優
    れる強化用ヤーンが、ステンレス鋼繊維ヤーン等の金属
    繊維ヤーン又はアルミナ繊維ヤーンである請求項1又は
    3記載の耐火スクリーン。
  12. 【請求項12】 前記シリカ繊維ヤーンより前記耐久性
    に優れる強化用ヤーンが、アラミド繊維ヤーン、難燃ス
    フ繊維ヤーン、炭化有機繊維ヤーン及び炭素繊維ヤーン
    から選ばれる少なくとも一つである請求項2又は3記載
    の耐火スクリーン。
  13. 【請求項13】 前記シリカ繊維ヤーンより前記耐久性
    に優れる強化用ヤーンが、前記シリカ繊維ヤーンより前
    記耐久性に優れる補強線状体の付加により強化されたシ
    リカ繊維ヤーンである請求項2又は3記載の耐火スクリ
    ーン。
  14. 【請求項14】 前記補強線状体が、アラミド繊維ヤー
    ン、難燃スフ繊維ヤーン、炭化有機繊維ヤーン及び炭素
    繊維ヤーンから選ばれる少なくとも一つである請求項1
    3記載の耐火スクリーン。
  15. 【請求項15】 平常時には建物の天井に設置される巻
    取装置に巻き取られ、火災発生時には前記巻取装置から
    巻き解かれて垂らされる耐火スクリーンにおいて、シリ
    カ繊維ヤーンで製織された織布と、該織布の表面に接合
    された強化用テープとからなることを特徴とする耐火ス
    クリーン。
  16. 【請求項16】 前記強化用テープが、前記織布の表面
    に縞状又は格子状に配された請求項15記載の耐火スク
    リーン。
  17. 【請求項17】 前記強化用テープが、シリカ繊維ヤー
    ンで製織された織布テープである請求項15又は16記
    載の耐火スクリーン。
  18. 【請求項18】 前記強化用テープが、前記シリカ繊維
    ヤーンより耐熱性に優れる補強線状体の付加により強化
    されたシリカ繊維ヤーンで製織された織布テープである
    請求項15又は16記載の耐火スクリーン。
  19. 【請求項19】 前記補強線状体が、ステンレス鋼ワイ
    ヤ等の金属線又はアルミナ長繊維である請求項18記載
    の耐火スクリーン。
  20. 【請求項20】 前記強化用テープが、ステンレス鋼繊
    維ヤーン等の金属繊維ヤーン又はアルミナ繊維ヤーンで
    製織された織布テープである請求項15又は16記載の
    耐火スクリーン。
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