JPH1123528A - 窒素酸化物濃度の測定方法及び測定装置 - Google Patents

窒素酸化物濃度の測定方法及び測定装置

Info

Publication number
JPH1123528A
JPH1123528A JP10137724A JP13772498A JPH1123528A JP H1123528 A JPH1123528 A JP H1123528A JP 10137724 A JP10137724 A JP 10137724A JP 13772498 A JP13772498 A JP 13772498A JP H1123528 A JPH1123528 A JP H1123528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
concentration
nitrogen oxide
gain
pump current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10137724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3621827B2 (ja
Inventor
Masafumi Ando
雅史 安藤
Noboru Ishida
昇 石田
Satoshi Sugaya
聡 菅谷
Takafumi Oshima
崇文 大島
Norihiko Nadanami
紀彦 灘浪
Takayoshi Otsuka
孝喜 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP13772498A priority Critical patent/JP3621827B2/ja
Publication of JPH1123528A publication Critical patent/JPH1123528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3621827B2 publication Critical patent/JP3621827B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02T10/47

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】窒素酸化物濃度を正確に測定する方法及び装置
の提供。 【解決手段】窒素酸化物を分解し解離した酸素が移動す
ることにより酸素ポンプセルに流れる電流に基づいて得
られる窒素酸化物濃度を、被検ガス中の酸素濃度に応じ
て、補正すること、特に酸素濃度に応じて窒素酸化物濃
度のゲインの補正をすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】燃焼器や内燃機関の排ガス成
分を検出するためのガス濃度の測定方法及び測定装置、
特に窒素酸化物濃度の測定方法及び測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、排ガス規制の強化に伴い、エンジ
ン等の排ガス中のNOxを直接測定し、エンジンの制御
や触媒のコントロールを行う研究が行われている。特
に、ZrO2等の酸素イオン導電体を用い、第1酸素イ
オンポンプセルでNOxが分解しない程度に酸素を汲み
出し、NOxを含む残ったガスを第2酸素イオンポンプ
セルでさらに酸素を汲み出すことでNOxを分解し、こ
の分解を電流として検知するNOxガスセンサは、H
C、CO等の妨害ガスの影響を受けずにNOxガス濃度
が測定できることから、近年広く研究が行われている。
このような窒素酸化物センサでは、前記第2酸素イオン
ポンプセルに設けられた一対の電極間に流れる電流に基
づき、窒素酸化物濃度を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らは、窒素酸化物濃度を測定する際、酸素濃度により
ゲインが変化し、窒素酸化物濃度測定に誤差を生じ、正
確な窒素酸化物濃度検出が困難であることを見出した。
そこで、本発明は、窒素酸化物濃度を正確に測定する方
法及び装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の特徴を
有する窒素酸化物濃度検出器(センサ)を用いて実施さ
れる。すなわち、第1拡散抵抗を介して被検ガスが導入
される第1測定室と、前記第1測定室内における被検ガ
ス中の酸素濃度を測定するための酸素濃度検知電極と、
前記酸素濃度検知電極の電位に基づき、前記第1測定室
外及び/又は内へ酸素を十分に汲み出す及び/又は汲み
込む第1酸素イオンポンプセルと、前記第1測定室から
第2拡散抵抗を介してガスが導入される第2測定室と、
一対の電極を備え、該一対の電極に電圧が印加されて前
記第2測定室中の窒素酸化物を分解し、解離した酸素が
移動することにより窒素酸化物濃度に応じた電流(以下
「第2酸素ポンプ電流」という)が流れる第2酸素イオ
ンポンプセルとを有する窒素酸化物濃度検出器である。
なお、第2測定室に酸素濃度が十分に低下したガスが拡
散すれば、第1測定室において窒素酸化物(特にNO)
が一部分解してもよく、例えば、第1酸素イオンポンプ
セルに流れる電流に基づき分解量を補償することも可能
である。本発明は、第1の視点において、被検ガス中の
酸素濃度に応じて、窒素酸化物を分解し解離した酸素が
移動することにより流れる窒素酸化物濃度に応じた電流
に基づいて得られる窒素酸化物濃度を補正する手段(特
に演算手段を備える)を有する。
【0005】第2の視点において、窒素酸化物濃度の変
化量は前記第2酸素ポンプ電流の変化量の関数であり、
さらに、被検ガス中の酸素濃度に応じて、前記関数にお
ける前記第2酸素ポンプ電流の変化量の係数(以下これ
を「ゲイン」という)を選択するゲイン選択手段を有
し、演算手段は、前記選択されたゲインを用いて窒素酸
化物濃度を求める。
【0006】第3の視点において、前記ゲインは被検ガ
ス中の酸素濃度の関数であり、予め、既知の酸素濃度及
び窒素酸化物濃度を有する被検ガスを投入して前記第2
酸素ポンプ電流を測定し、前記窒素酸化物濃度及び前記
第2酸素ポンプ電流の値を用いて、最小二乗法により、
所定の酸素濃度における、窒素酸化物濃度の変化量に対
する前記第2酸素ポンプ電流の変化量(以下これを「所
定酸素濃度におけるゲイン」という)を求め、さらに、
前記所定酸素濃度におけるゲインの値を用いて、例えば
最小二乗法により、前記ゲインと被検ガス中の酸素濃度
の関数における該酸素濃度の係数を定めておく。
【0007】第4の視点において、前記ゲインは被検ガ
ス中の酸素濃度の関数であり、予め、既知の酸素濃度及
び窒素酸化物濃度を有する被検ガスを前記検出器に投入
して前記第2酸素ポンプ電流を測定し、前記窒素酸化物
濃度及び前記第2酸素ポンプ電流の値を用いて、例えば
最小二乗法により、所定の酸素濃度における、窒素酸化
物濃度の変化量に対する前記第2酸素ポンプ電流の変化
量(以下これを「所定酸素濃度におけるゲイン」とい
う)を求め、さらに、前記所定酸素濃度におけるゲイン
の値を用いて、例えば最小二乗法により、前記ゲインと
被検ガス中の酸素濃度の関数における該酸素濃度の係数
を定めておく。
【0008】第5の視点において、前記ゲインは、被検
ガス中の酸素分圧の対数の関係式として表される。
【0009】第6の視点において、予め、被検ガス中の
酸素濃度を変えて、窒素酸化物の濃度を実質的にゼロ及
び所定濃度としたときの前記第2酸素ポンプ電流をそれ
ぞれ測定し、前記所定酸素濃度におけるゲイン、及び所
定酸素濃度において窒素酸化物の濃度を実質的にゼロと
した際の前記第2酸素ポンプ電流(これを「所定酸素濃
度におけるオフセット」という)を測定しておき、被検
ガス中の酸素濃度に対応する前記ゲイン及び前記オフセ
ットと、前記第2酸素ポンプ電流とから、窒素酸化物濃
度を求める。
【0010】第7の視点において、演算手段は、前記被
検ガス中の酸素濃度に応じて変化する前記酸素濃度検知
電極の出力に基づいて、前記第2酸素ポンプ電流に基づ
いて得られる窒素酸化物濃度を補正する。
【0011】第8の視点において、第1拡散抵抗を介し
て被検ガスが導入される第1測定室と、前記第1測定室
内における被検ガス中の酸素濃度を測定するための酸素
濃度検知電極と、前記酸素濃度検知電極の電位に基づ
き、前記第1測定室外及び/又は内へ酸素を十分に汲み
出す及び/又は汲み込む第1酸素イオンポンプセルと、
前記第1測定室から第2拡散抵抗を介してガスが導入さ
れる第2測定室と、前記第2測定室の内部と外部に設け
られた一対の電極を備え、該一対の電極に電圧が印加さ
れて該第2測定室中の窒素酸化物を分解し、解離した酸
素が移動することにより窒素酸化物濃度に応じた電流
(以下「第2酸素ポンプ電流」という)が流れる第2酸
素イオンポンプセルと、を備えた窒素酸化物濃度検出器
と、窒素酸化物濃度の変化量は前記第2酸素ポンプ電流
の変化量の関数であり、前記酸素濃度検知電極の出力に
応じて、前記関数における前記第2酸素ポンプ電流の変
化量の係数(以下これを「ゲイン」という)を選択する
ゲイン選択手段と、少なくとも、前記第2酸素ポンプ電
流と前記ゲイン選択手段により選択されたゲインに基づ
いて、窒素酸化物濃度を算出する演算手段と、を有す
る。
【0012】本発明は、第9の視点において、酸素濃度
検知電極の電位に基づき、第1測定室から該測定室外
へ、被検ガス中の酸素を窒素酸化物が分解しない程度に
十分に汲み出す第1酸素イオンポンプセルを有する。第
9の視点に基づく第10〜15の視点の内容は前記第2
〜第8の視点と同様である。また、第16の視点におい
て、窒素酸化物濃度の変化量は前記第2酸素ポンプ電流
の変化量の関数であり、酸素濃度検知電極の出力に応じ
て、前記関数における前記第2酸素ポンプ電流の変化量
の係数(以下これを「ゲイン」という)を選択するゲイ
ン選択手段と、少なくとも、前記第2酸素ポンプ電流と
ゲイン選択手段により選択されたゲインに基づいて、窒
素酸化物濃度を算出する演算手段と、を有する。前記ゲ
イン選択手段は、前記第3の視点に基づき、例えば最小
二乗法によってその係数が定められる前記ゲインと被検
ガス中の酸素濃度の関係式、から求められるゲインを、
酸素濃度検知電極の出力に応じて選択的に用いることが
できる。或いは、前記第4の視点に基づき、予め求めて
おいた所定酸素濃度におけるゲインを酸素濃度検知電極
の出力に応じて選択してもよい。また、好ましくは前記
ゲイン選択手段及び前記演算手段は、窒素酸化物濃度検
出器に接続するマイクロコンピュータ内に構成すること
ができる。
【0013】なお、酸素濃度検知電極の出力に基づき酸
素濃度を検出するとは、直接的ないし間接的に酸素濃度
検知電極の出力に基づいて、酸素濃度ないし酸素濃度を
表す電流、電圧などを検出することを意味する。好まし
くは、酸素濃度検知電極の電位に基づいて酸素濃度を検
出する。或いは、酸素濃度検知電極の出力(電位)に基
づき制御される第1酸素イオンポンプセルへの印加電
圧、第1酸素イオンポンプセルに流れる第1酸素ポンプ
電流に基づき酸素濃度を検出する。従って、好ましくは
例えば、第1酸素イオンポンプセルへの印加電圧、第1
酸素ポンプ電流に基づいて、窒素酸化物濃度のゲインの
補正ができる。
【0014】以下、図面を参照して本発明の原理を説明
する。本発明者らは、酸素濃度によるゲイン(窒素酸化
物濃度の変化量/第2酸素ポンプ電流の変化量)の変化
を校正し、窒素酸化物濃度を正確に測定する方法を提案
するものである。本発明者らは、先に、ガス濃度、特に
窒素酸化物濃度を検出するためのセンサ及びその方法に
関する提案をした。図1に、本発明の窒素酸化物測定方
法が適用される、上記提案に係る窒素酸化物センサと同
様のセンサの概略構成を示し、図2に、このセンサを用
いた窒素酸化物濃度検出過程を説明するフローチャート
を示す。
【0015】図1のセンサは、それぞれ2組の拡散抵抗
部、酸素イオンポンプセル、及び測定室を有し、第1の
固体電解質層を挟んで設けられた一対の電極を備えた第
1酸素イオンポンプセル6、第2の固体電解質層を挟ん
で設けられた一対の酸素濃度検知電極、酸素濃度基準電
極を備えた酸素濃度測定セル7、第3の固体電解質層を
挟んで設けられた一対の電極を備えた第2酸素イオンポ
ンプセル8の順に積層され、各固体電解質層の層間には
絶縁層がそれぞれ形成されている。そして、第1酸素イ
オンポンプセル6と酸素濃度測定セル7の層間には、絶
縁層及び固体電解質層によって第1測定室2が画成さ
れ、同様に絶縁層及び固体電解質層により第2酸素イオ
ンポンプセル8の上部に第2測定室4が画成されてい
る。さらに、第1測定室2を囲む壁面には拡散抵抗を有
する第1拡散孔1が複数設けられ、第1測定室2の中央
部には第2拡散孔3の開口が第1拡散孔1と離間して設
けられている。第2拡散孔3は、酸素濃度測定セル7及
び固体電解質層を貫通して第1、第2測定室2,4を拡
散抵抗をもって連通する。
【0016】図1に示したようなセンサにおいて、排気
ガス中の窒素酸化物濃度検出過程は、図2(ステップ2
01〜205)に示す通りである。従って、第2酸素イ
オンポンプセルに流れる第2酸素ポンプ電流Ip2が窒
素酸化物の分解により生じた酸素量に比例することを利
用して、窒素酸化物濃度を求めることができる。なお、
第1、第2拡散抵抗は、図1においては、第1拡散孔
1、第2拡散孔3が有するガス拡散抵抗にそれぞれ相当
する。
【0017】ところで、実際には、所定以下の低酸素濃
度雰囲気では、窒素酸化物の分解が起こるなどの制約の
ため、第1測定室において酸素を完全に汲み出すことが
できない。従って、第2酸素イオンポンプセルによって
第2測定室から汲み出される(移動する)酸素は、第2
測定室において窒素酸化物の分解により生じる酸素と、
第1測定室で汲みきれず第2測定室に拡散した酸素の両
方である。すなわち、第2酸素イオンポンプセルに流れ
る電流は、第2測定室の残存酸素濃度と窒素酸化物濃度
の両方に影響されるものとなるから、正確な窒素酸化物
濃度の測定を行うためには、残存酸素の影響を排除する
必要がある。そこで、下記のように、酸素濃度に応じ
て、異なった“オフセット”の値を用いることが考えら
れる。
【0018】すなわち、予め、 窒素酸化物濃度をゼ
ロとし酸素濃度を変えた種々の被検ガスをセンサにそれ
ぞれ投入して、第2酸素イオンポンプセルに流れる電流
量(この電流量が「オフセット」である)をそれぞれ測
定することにより、酸素濃度に応じて異なる値のオフセ
ット(変数)を設定することができる。窒素酸化物濃度
を求めるためには、下記のように第2酸素ポンプ電流の
変化量の“ゲイン”(定数)を定める。すなわち、
既知の標準窒素酸化物濃度を有する被検ガスをセンサに
投入して、第2酸素イオンポンプセルに流れる電流量を
測定する。これらの測定値より、下式に従い、第2酸素
ポンプ電流の変化量の“ゲイン”(定数)を設定するこ
とができる。
【0019】“ゲイン”=(標準窒素酸化物濃度)/
(発生電流量−オフセット)
【0020】このように算出された、酸素濃度に応じて
可変するオフセットの値と、常に一定のゲインの値を予
め、メモリ等の記憶手段に記憶しておき、測定時、これ
らオフセット及びゲインと、第2酸素イオンポンプセル
に流れる電流量をマイクロコンピュータなどに入力する
ことにより、窒素酸化物濃度が算出される。なお、オフ
セットは、上述したように、酸素濃度により異なるの
で、酸素濃度に応じた所定の値をマップとして予め記憶
しておき、酸素濃度測定セルの出力などに応じて、この
マップから所定のデータ(オフセット値)を読み出し
て、窒素酸化物濃度の補正、算出を行うことができる。
【0021】しかしながら、本発明者らは、鋭意研究を
進めた結果、数ppmの窒素酸化物濃度測定を正確に行
うためには、ゲインの酸素濃度による補正が必要である
ことを見出した。酸素濃度によりゲインが変化する原因
については、次のように考えられる。図3(A)及び
(B)は、酸素濃度によりゲインが変化する原因を説明
するための概念図であって、被検ガス中の酸素濃度によ
り、第1測定室と第2測定室でガス濃度割合が変化する
ことを示す図である。図1に示すようなセンサにおいて
は、第1測定室から第2測定室に流入する酸素の濃度が
酸素濃度測定セルで規定する濃度となるように(起電力
一定)、第1酸素イオンポンプセルによって第1測定室
から酸素が汲み出され、第2測定室に流入する酸素濃度
を一定としている。この時、第2測定室に流入するガス
の各々の成分(NO、COなど)の濃度割合を考えた場
合、次のようになる。
【0022】図3(A)を参照して、被検ガスの酸素濃
度がゼロの場合、第1酸素イオンポンプセルによって汲
み出される酸素はないため、第2測定室に流入する各々
の成分のガス濃度割合は変化しない。しかし、図3
(B)を参照して、被検ガスの酸素濃度が増加するに従
って、第1酸素イオンポンプセルで汲み出される酸素量
が増加し、この結果、第2測定室に流入する各々の成分
のガス濃度割合は、酸素減少分、被検ガスのそれと比較
して増大する。すなわち、被検ガスの酸素濃度が高いほ
ど、第2測定室に占める窒素酸化物濃度が増大し、窒素
酸化物の分解により生じる酸素量に比例する第2酸素イ
オンポンプセルの電流量が増加することとなり、窒素酸
化物濃度に対するセンサの感度は上昇する(ゲインは下
降する)。より正確な窒素酸化物濃度を算出するために
は、このようなセンサの感度上昇により起こるゲインの
下降は無視できず、補正することが必要となる。本発明
者らは、以上の知見に基づき、被検ガス中の酸素濃度に
応じてゲインを補正する手段を提供するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の一実施形
態を説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る窒素
酸化物濃度測定方法、並びに酸素濃度及び空燃比測定方
法を説明するためのフローチャートである。まず、濃度
ないし空燃比測定前に、予め、酸素濃度及び窒素酸化物
濃度が既知の被検ガスを用いて、酸素濃度に応じた窒素
酸化物濃度のゲイン、オフセット、及び酸素濃度のゲイ
ン(標準酸素濃度あたりの電流量)、オフセット(酸素
濃度0%のときの第1酸素ポンプ電流)を求めておく。
次に、窒素酸化物濃度などが不明の被検ガスの測定を行
う。図4を参照して、第1酸素ポンプ電流Ip1を測定
し(ステップ401)、Ip1に基づいて、酸素濃度を
計算して出力し(ステップ411〜412)、空燃比を
算出して出力する(ステップ421〜422)。また、
Ip1から計算された酸素濃度に応じて、予め算出して
おいた窒素酸化物濃度のオフセット及びゲインを読み出
し、これらと測定した第2酸素ポンプ電流Ip2を用い
て、窒素酸化物濃度を計算し、出力する(ステップ40
2〜407)。図4に示した一連の演算を、センサに接
続したマイクロコンピュータなどに行わせることがで
き、或いはセンサに計測器、例えば電流計等を接続し、
表示結果などから計算することもできる。また、所定の
酸素濃度依存性を有する窒素酸化物濃度のゲインの補正
は、第1酸素イオンポンプセルの出力を利用し、アナロ
グ回路上で窒素酸化物濃度出力回路の増幅率を変化させ
ることで行っても良い。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。図5は、測定に用いた窒素酸化物センサ
の構造を説明するための、センサを長手方向に切断した
断面を示す斜視図である。図5に示したセンサは、固体
電解質層を挟んで設けられた一対の電極6a,6bを備
えた第1酸素イオンポンプセル6、固体電解質層を挟ん
で設けられた一対の酸素濃度検知電極、酸素濃度基準電
極7a,7bを備えた酸素濃度測定セル7、固体電解質
層を挟んで設けられた一対の電極8a,8bを備えた第
2酸素イオンポンプセル8の順に積層され、各固体電解
質層の層間には絶縁層がそれぞれ形成されている。そし
て、第1酸素イオンポンプセル6と酸素濃度測定セル7
の層間には、絶縁層及び固体電解質層によって第1測定
室2が画成され、同様に絶縁層及び固体電解質層により
第2酸素イオンポンプセル8の上部に第2測定室4が画
成されている。さらに、第1測定室2を囲む壁面には拡
散抵抗を有する第1拡散孔1が複数設けられ、第1測定
室2の中央部には第2拡散孔3の開口が第1拡散孔1と
離間して設けられている。第2拡散孔3は、酸素濃度測
定セル7及び固体電解質層を貫通して第1、第2測定室
2,4を拡散抵抗をもって連通する。
【0025】このセンサによる測定原理は、実施の形態
の欄で上述した通りであって、第1測定室2に第1拡散
孔1を介して拡散し導入された被測定ガス中の酸素濃度
に応じた起電力が酸素濃度測定セル7の一対の電極7
a,7b間に発生し、この起電力による電圧が一定にな
るように、差動増幅器(アンプ)によって第1酸素イオ
ンポンプセル6に印加される電圧が制御される(マイク
ロコンピュータを用いてデジタル制御してもよい)。そ
して、余剰の酸素が汲み出され一定の酸素濃度を有する
被測定ガスが第2拡散孔3を介して第2測定室4に拡散
し、第2酸素イオンポンプセル8の一対の電極8a,8
bに電圧が印加されて残存する酸素がさらに汲み出され
る(移動する)と共に、この白金合金、ロジウム合金製
の電極の触媒作用により、NOxがN2とO2に分解さ
れ、このO2がイオンとなって第2酸素イオンポンプセ
ル8の固体電解質層内を移動することにより、第2測定
室4内外に設けられた第2酸素イオンポンプセル8の一
対の電極8a,8b間に分解された窒素酸化物(NOx
ガス)濃度に応じた第2酸素ポンプ電流Ip2が流れ
る。
【0026】このような窒素酸化物センサを用いて被検
ガス中の窒素酸化物濃度測定試験を行った。図6は、測
定に使用した窒素酸化物センサの製造例及びレイアウト
を説明するための図である。
【0027】[製造例]図6に示すように、図中左上か
ら左下、そして右上から右下の順にZrO2グリーンシ
ート及び電極用ペーストなどが積層されて、一体の検出
器(センサ)が作製される。絶縁コート、電極などペー
スト材料は、所定のZrO2グリーンシートにスクリー
ン印刷されることにより、積層形成される。次ぎに、Z
rO2グリーンシートなど各構成部品の製造例を説明す
る。
【0028】[ZrO2グリーンシート成形]ZrO2
末を600℃×2時間、大気炉にて仮焼した。仮焼したZ
rO2粉末30kg、分散剤150g、有機溶剤10kgを球石60kg
とともにトロンメルに入れ、約50時間混合し、分散さ
せ、これに有機バインダー4kgを有機溶剤10kgに溶解さ
せたものを添加し、20時間混合して10Pa・s程度の粘度を
有するスラリーを得た。このスラリーからドクターブレ
ード法により、厚さ0.4mm程度のZrO2グリーンシー
トを作製し、100℃×1時間乾燥した。
【0029】[印刷用ペースト] (1)第1酸素イオンポンプ電極6a、酸素濃度基準電極
7b(酸素基準電極b)、第2酸素イオンポンプ電極8
a、8b用: 白金粉末20g、ZrO2粉末2.8g、適量の
有機溶剤を、らいかい機(或いはポットミル)に入れ、
4時間混合し、分散させ、これに有機バインダー2gを
有機溶剤20gに溶解させたものを添加し、さらに粘度調
整剤5gを添加し、4時間混合して粘度150Pa・s程度のペ
ーストを作製した。
【0030】(2)第1酸素イオンポンプ電極6b、酸素
濃度検知電極(酸素基準電極a)7a用: 白金粉末1
9.8g、ZrO2粉末2.8g、金粉末0.2粉末、適量の有機溶
剤を、らいかい機(或いはポットミル)に入れ、4時間
混合し、分散させ、これに有機バインダー2gを有機溶
剤20gに溶解させたものを添加し、さらに粘度調整剤5g
を添加し、4時間混合して粘度150Pa・s程度のペースト
を作製した。
【0031】(3)絶縁コート、保護コート用: アルミ
ナ粉末50gと適量の有機溶剤を、らいかい機(或いはポ
ットミル)に入れ、12時間混合し、溶解させ、さらに
粘度調整剤20gを添加し、3時間混合して粘度100Pa・s
程度のペーストを作製した。
【0032】(4)Pt入り多孔質用(リード線用): ア
ルミナ粉末10g、白金粉末1.5g、有機バインダ2.5g、有
機溶剤20gを、らいかい機(或いはポットミル)に入
れ、4時間混合し、さらに粘度調整剤10gを添加し、4
時間混合して粘度100Pa・s程度のペーストを作製した。
【0033】(5)第1拡散孔1用: 平均粒径2μm程
度のアルミナ粉末10g、有機バインダ2g、有機溶剤20g
を、らいかい機(或いはポットミル)に入れ、混合し、
分散させ、さらに粘度調整剤10gを添加し、4時間混合
して粘度400Pa・s程度のペーストを作製した。
【0034】(6)カーボンコート用: カーボン粉末4
g、有機バインダ2g、有機溶剤40gを、らいかい機(或
いはポットミル)に入れ、混合し、分散させ、さらに粘
度調整剤5gを添加し、4時間混合してペーストを作製
した。なお、カーボンコートを印刷形成することによ
り、一例を挙げれば、電極間の電気的接触が防止され
る。また、カーボンコートは第1測定室及び第2測定室
を形成するために用いられる。カーボンは焼成途中で焼
失するので、カーボンコート層は焼成体には存在しな
い。
【0035】第2拡散孔3用: 平均粒径2μm程度の
アルミナ粉末20g、有機バインダ8g、有機溶剤20gを、
らいかい機(或いはポットミル)に入れ、1時間混合
し、造粒し、金型プレスにて約2t/cm2圧を加え直径
1.3mm、厚さ0.8mmの円柱状のプレス成形体
(グリーン状態)を作製した。このグリーン状態のプレ
ス成形体を、2、3層目のZrO2グリーンシートの所
定箇所に挿入され、圧着して一体化した後、焼成するこ
とにより、ガスセンサ中に第2拡散孔を形成する。
【0036】[ZrO2積層方法] 2、3層目圧着
後、第2拡散孔が貫通する部分(直径1.3mm)を打
ち抜く。打ち抜き後、第2拡散孔となるグリーン円柱状
成形体を埋め込み、1〜4層のZrO2グリーンシート
を加圧力:5kg/cm2、加圧時間:1分で圧着する。
【0037】[脱バインダー及び焼成] 圧着した成形
体を、400℃×2時間脱バインダーし、1500℃×1時間
焼成する。
【0038】上記製造例に従って下記の寸法の窒素酸化
物(NOxガス)センサを作成し、NOxガス濃度測定
試験を行った。測定に使用した窒素酸化物センサは、長
手方向の長さが50mm、幅(短手方向)が4mm、厚
さ(積層方向)が1.3mmである。第1酸素イオンポ
ンプセルの厚さは0.3mm、電極6a,6bの長手方
向の長さは7mm、短手方向の長さは2mm、第1測定
室の長手方向の長さは7mm、短手方向の長さは2m
m、高さ50μm、第2測定室の長手方向長さが7m
m、短手方向の長さは2mm、高さ50μm、第1拡散
孔の長手方向の長さは2mm、短手方向の長さ1mm、
厚さ50μm、第2拡散孔の大きさは直径1mmであ
る。
【0039】以上説明したような窒素酸化物センサを用
いて、下記の補正方法により窒素酸化物濃度を求めた。
なお、共通の測定条件は下記の通りである。測定ガス温
度は300℃、ガス成分はNO(0〜1500ppm)、O
2(0〜16%)、CO210%、残部N2とし、ヒータ電力
18〜25W(20Wで検出器温度800℃相当)となるよ
うにした。
【0040】まず、予備的に、種々の酸素濃度におい
て、窒素酸化物濃度を実質的にゼロ、及び所定濃度(15
00ppm)としたときの第2酸素ポンプ電流をそれぞれ
測定し、所定酸素濃度(各酸素濃度)におけるゲイン
(=窒素酸化物濃度の変化量/第2酸素ポンプ電流の変
化量)を最小二乗法によりそれぞれ求めた。表1及び図
7にこれらの結果を示す。図7を参照して、酸素濃度が
増大するほどゲインが下降しており、正確な窒素酸化物
濃度を求めるためには、酸素濃度によるゲインの補正が
必要なことが理解される。以下、表1に示した各酸素濃
度におけるゲインの値を用いて、任意の酸素濃度を代入
することにより適切なゲインが算出される計算式の係数
を求める方法について説明する。
【0041】
【表1】
【0042】次に、本発明の一実施例として、第2酸素
ポンプ電流に基づいて得られる窒素酸化物濃度の補正方
法1〜6(実施例1〜6)を説明する。
【0043】[実施例1:補正方法1]被検ガス中の酸
素濃度を0、1、7、16%とし、投入NO濃度を0、
約500、約1000、約1500ppmとし、これらの条件の組
み合わせについて、第2酸素ポンプ電流をそれぞれ測定
した。さらに、ゲイン(Gain)と酸素濃度の関係が
下式(1)の通り、最小二乗法の一次式(後述の(4)式
において、n=1の場合)で表されるとし、
【0044】
【化1】
【0045】上式(1)に表1に示した所定酸素濃度に
おけるゲインの値を代入し、最小二乗法を用いて、上記
係数(GAIN0、GAINc)を定めた。そして、(1)
式に任意の酸素濃度を代入して求められるGainの
値、及び下記の表2に示すΔIp2の値を、それぞれ下
式(2)に代入し、窒素酸化物濃度を求めた。
【0046】
【化2】
【0047】また、比較例として、ゲインを酸素濃度が
0、1、7、16%のときのゲインを平均して、その平
均値を(2)式のGain(係数)として用い、窒素酸化
物濃度を求めた。表2に、以上の測定値、計算値、及び
窒素酸化物濃度の真値(投入NO濃度(A))と計算値
(B)との差、並びに比較例の結果を示す。
【0048】
【表2】
【0049】表2より、本補正方法1の方がより正確に
濃度を測定できることがわかる(特に酸素希薄領域)。
【0050】[実施例2:補正方法2]ゲイン(Gai
n)と酸素濃度の関係が下式(4)の最小二乗法の多項
式で表されるとし、
【0051】
【化3】
【0052】上式(4)においてi=2として、表1に
示した所定酸素濃度におけるゲインの値を代入し、最小
二乗法を用いて、上記係数(GAINi:i=0〜2)を定
めた。以下は、補正方法1と同様に窒素酸化物濃度を求
めた。表3に、以上の測定値、計算値、及び窒素酸化物
濃度の真値(投入NO濃度(A))と計算値(B)との
差、並びに比較例(表2に示したものと同じ)の結果を
示す。表3より、本補正方法2で窒素酸化物濃度を求め
る方がより正確に濃度を測定できることがわかる。
【0053】
【表3】
【0054】[実施例3:補正方法3]酸素分圧を10
-3、0.01、0.07、0.16とし、投入NO濃度
を0、約500、約1000、約1500ppmとし、
これらの条件の組み合わせについて、第2酸素ポンプ電
流をそれぞれ測定した。なお、酸素分圧は前記補正方法
1及び2の濃度表記を分圧表記に代えたものであり、投
入NO濃度、第2酸素ポンプ電流などの測定値、及び比
較例は前記補正方法1及び2に記載のものと共通であ
る。ゲイン(Gain)と酸素分圧の対数の関係が下式
(5)の通り、多項式で表される。
【0055】
【化4】
【0056】以下、百分率表記(%)が分圧表記になっ
た以外は、補正方法1と同様の方法により、窒素酸化物
濃度を式(2)より求めた。表4に、以上の測定値、計
算値、及び窒素酸化物濃度の真値(投入NO濃度
(A))と計算値(B)との差、並びに比較例の結果を
示す。表4より、本補正方法3で窒素酸化物濃度を求め
る方がより正確に濃度を測定できることがわかる。
【0057】
【表4】
【0058】[実施例4:補正方法4]次に、表1に示
した各酸素濃度に対するゲインを求める方法と同様の方
法で、多くの酸素濃度において、所定酸素濃度に対応す
るゲインを求めた。表5にこの結果を示す。
【0059】
【表5】
【0060】そして、補正方法1と異なり、表5に示し
た所定酸素濃度(各酸素濃度)におけるゲイン(Gai
n)の値を前述の(2)式に直接代入し、窒素酸化物濃
度を求めた。すなわち、任意の酸素濃度に対応するゲイ
ンの値(表5)の値を記憶し、被検ガス中の酸素濃度に
応じてゲインの値を読み出し、読み出されたゲインの値
とΔIp2の値の積より窒素酸化物濃度を算出した。ま
た、比較例は表2に記載したものと同一である。表6
に、以上の測定値、計算値、及び窒素酸化物濃度の真値
(投入NO濃度(A))と計算値(B)との差、並びに
比較例の結果を示す。表6より、本補正方法4に従い窒
素酸化物濃度を求める方法がより正確に濃度を測定でき
ることがわかる。
【0061】
【表6】
【0062】[実施例5]被検ガス中の酸素濃度は、第
1酸素イオンポンプセルに流れる電流(第1酸素ポンプ
電流)を測定することにより求めることができる。そこ
で、所定濃度の酸素及びNOを投入し、酸素濃度がゼロ
のときに流れる第1酸素ポンプ電流Ip1をそれぞれ測
定した。被検ガス中の酸素濃度と第1酸素ポンプ電流に
は次式(6)の比例関係がある。
【0063】
【化5】
【0064】表7に、上式(6)式を用いて、酸素濃度を
求めた結果を示す。表7より、本方法によって、誤差
0.2%程度に酸素濃度を正確に求めることができる。
すなわち、被検ガス中の酸素濃度が未知であっても、第
1酸素ポンプ電流から酸素濃度が正確に求められ、被検
ガス中の酸素濃度に応じた、窒素酸化物濃度測定のゲイ
ン及びオフセットが正確に定まり、窒素酸化物濃度を正
確に求めることができる。また、このことは、本センサ
が、窒素酸化物濃度と酸素濃度を同時に測定することが
できることも示している。加えて、この測定値を用いて
空燃比も求めることができる。
【0065】
【表7】
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被検ガス中の酸素濃度が変化しても、窒素酸化物濃度を
より正確に、簡便な方法で求めることができる。また、
酸素濃度検知電極の出力は、被検ガス中の酸素濃度と所
定の関係を有するから、一つの窒素酸化物濃度センサに
よって、酸素濃度及び窒素酸化物濃度も測定できること
となり、被検ガス中の酸素濃度に基づく窒素酸化物濃度
の補正を一つの検出器を用いて行うことができる。従っ
て、本発明に係る窒素酸化物濃度測定装置を内燃機関の
排気系に適用し、窒素酸化物濃度と共に空燃比を求める
ことができ、一つの計器で多機能が実現される。また、
窒素酸化物濃度を求めるための、酸素濃度依存性を有す
る第2酸素ポンプ電流の係数は、好ましくは最小二乗法
を用いて容易に算出することができ、予めこの係数と酸
素濃度を関連付けたテーブルを作成しておくことによ
り、リアルタイムで正確な窒素酸化物濃度を得ることが
でき、この方法を内燃機関の窒素酸化物検出システムに
適用すれば、酸素濃度及び窒素酸化物濃度の変化に応じ
た、即応性の高い燃焼制御システムを構築することが可
能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る窒素酸化物濃度の補
正方法が適用される窒素酸化物センサの構造の概略を示
す説明図である。
【図2】図1に示すようなセンサによる窒素酸化物濃度
検出原理を説明するためのフローチャートである。
【図3】酸素濃度によりゲインが変化する原因を説明す
るための概念図であって、被検ガス中の酸素濃度によ
り、第1測定室と第2測定室でガス濃度割合が変化する
ことを示す図であり、(A)は被検ガス中の酸素濃度が
0%の場合の各室のガス成分比、(B)は0%以上の場
合の各室のガス成分比を示す。
【図4】本発明の一実施形態に係る窒素酸化物濃度測定
方法、並びに、酸素濃度及び空燃比測定方法を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例において、窒素酸化物濃度測
定に用いた窒素酸化物センサの構造を説明するための、
センサを長手方向に切断した断面を示す斜視図である。
【図6】図5に示したような窒素酸化物濃度センサの製
造方法及びレイアウトを説明するための図である。
【図7】窒素酸化物濃度のゲインが被検ガス中の酸素濃
度に依存することを説明するための図である。
【符号の説明】
1:第1拡散孔 2:第1測定室 3:第2拡散孔 4:第2測定室 6:第1酸素イオンポンプセル 6a,6b:電極 7:酸素濃度測定セル 7a,7b:酸素濃度検知電極,酸素濃度基準電極 8:第2酸素イオンポンプセル 8a,8b:電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 崇文 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 灘浪 紀彦 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 大塚 孝喜 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1拡散抵抗を介して被検ガスが導入され
    る第1測定室と、 前記第1測定室内における被検ガス中の酸素濃度を測定
    するための酸素濃度検知電極と、 前記酸素濃度検知電極の電位に基づき、前記第1測定室
    外及び/又は内へ酸素を十分に汲み出す及び/又は汲み
    込む第1酸素イオンポンプセルと、 前記第1測定室から第2拡散抵抗を介してガスが導入さ
    れる第2測定室と、 一対の電極を備え、該一対の電極に電圧が印加されて前
    記第2測定室中の窒素酸化物を分解し、解離した酸素が
    移動することにより窒素酸化物濃度に応じた電流(以下
    「第2酸素ポンプ電流」という)が流れる第2酸素イオ
    ンポンプセルと、 被検ガス中の酸素濃度に応じて、前記第2酸素ポンプ電
    流に基づいて得られる窒素酸化物濃度を補正する演算手
    段と、 を有することを特徴とする窒素酸化物濃度測定装置。
  2. 【請求項2】窒素酸化物濃度の変化量は前記第2酸素ポ
    ンプ電流の変化量の関数であり、 さらに、被検ガス中の酸素濃度に応じて、前記関数にお
    ける前記第2酸素ポンプ電流の変化量の係数(以下これ
    を「ゲイン」という)を選択するゲイン選択手段を有
    し、 前記演算手段は、前記選択されたゲインを用いて窒素酸
    化物濃度を求めることを特徴とする請求項1記載の窒素
    酸化物濃度測定装置。
  3. 【請求項3】前記ゲインは被検ガス中の酸素濃度の関数
    であり、予め、既知の酸素濃度及び窒素酸化物濃度を有
    する被検ガスを投入して前記第2酸素ポンプ電流を測定
    し、前記窒素酸化物濃度及び前記第2酸素ポンプ電流の
    値を用いて、所定の酸素濃度における、窒素酸化物濃度
    の変化量に対する前記第2酸素ポンプ電流の変化量(以
    下これを「所定酸素濃度におけるゲイン」という)を求
    め、 さらに、前記所定酸素濃度におけるゲインの値を用い
    て、前記ゲインと被検ガス中の酸素濃度の関数における
    該酸素濃度の係数を定めておくことを特徴とする請求項
    2記載の窒素酸化物濃度測定装置。
  4. 【請求項4】前記ゲインは被検ガス中の酸素濃度の関数
    として表され、予め、既知の酸素濃度及び窒素酸化物濃
    度を有する被検ガスを投入して前記第2酸素ポンプ電流
    を測定し、前記窒素酸化物濃度及び前記第2酸素ポンプ
    電流の値を用いて、所定の酸素濃度における、窒素酸化
    物濃度の変化量に対する前記第2酸素ポンプ電流の変化
    量(以下これを「所定酸素濃度におけるゲイン」とい
    う)を求めておき、 前記ゲイン選択手段は、前記ゲインとして、被検ガス中
    の酸素濃度に応じて前記所定酸素濃度におけるゲインを
    選択することを特徴とする請求項2記載の窒素酸化物濃
    度測定装置。
  5. 【請求項5】前記ゲインは、被検ガス中の酸素分圧の対
    数の関係式として表されることを特徴とする請求項3又
    は4記載の窒素酸化物濃度測定装置。
  6. 【請求項6】予め、被検ガス中の酸素濃度を変えて、窒
    素酸化物の濃度を実質的にゼロ及び所定濃度としたとき
    の前記第2酸素ポンプ電流をそれぞれ測定し、前記所定
    酸素濃度におけるゲイン、及び所定酸素濃度において窒
    素酸化物の濃度を実質的にゼロとした際の前記第2酸素
    ポンプ電流(これを「所定酸素濃度におけるオフセッ
    ト」という)を測定しておき、被検ガス中の酸素濃度に
    対応する前記ゲイン及び前記オフセットと、前記第2酸
    素ポンプ電流に基づき、窒素酸化物濃度を求めることを
    特徴とする請求項2〜5のいずれか一に記載の窒素酸化
    物濃度測定装置。
  7. 【請求項7】前記演算手段は、前記被検ガス中の酸素濃
    度に応じて変化する前記酸素濃度検知電極の出力に基づ
    いて、前記第2酸素ポンプ電流に基づいて得られる窒素
    酸化物濃度を補正することを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか一に記載の窒素酸化物濃度の測定装置。
  8. 【請求項8】第1拡散抵抗を介して被検ガスが導入され
    る第1測定室と、 前記第1測定室内における被検ガス中の酸素濃度を測定
    するための酸素濃度検知電極と、 前記酸素濃度検知電極の電位に基づき、前記第1測定室
    外及び/又は内へ酸素を十分に汲み出す及び/又は汲み
    込む第1酸素イオンポンプセルと、 前記第1測定室から第2拡散抵抗を介してガスが導入さ
    れる第2測定室と、 前記第2測定室の内部と外部に設けられた一対の電極を
    備え、該一対の電極に電圧が印加されて該第2測定室中
    の窒素酸化物を分解し、解離した酸素が移動することに
    より窒素酸化物濃度に応じた電流(以下「第2酸素ポン
    プ電流」という)が流れる第2酸素イオンポンプセル
    と、を備えた窒素酸化物濃度検出器と、 窒素酸化物濃度の変化量は前記第2酸素ポンプ電流の変
    化量の関数であり、前記酸素濃度検知電極の出力に応じ
    て、前記関数における前記第2酸素ポンプ電流の変化量
    の係数(以下これを「ゲイン」という)を選択するゲイ
    ン選択手段と、 少なくとも、前記第2酸素ポンプ電流と前記ゲイン選択
    手段により選択されたゲインに基づいて、窒素酸化物濃
    度を算出する演算手段と、 を有することを特徴とする窒素酸化物濃度測定装置。
  9. 【請求項9】第1拡散抵抗を介して被検ガスが導入され
    る第1測定室と、 前記第1測定室内における被検ガス中の酸素濃度を測定
    するための酸素濃度検知電極と、 前記酸素濃度検知電極の電位に基づき、前記第1測定室
    から該測定室外へ、被検ガス中の酸素を窒素酸化物が分
    解しない程度に十分に汲み出す第1酸素イオンポンプセ
    ルと、 前記第1測定室から第2拡散抵抗を介してガスが導入さ
    れる第2測定室と、 一対の電極を備え、該一対の電極に電圧が印加されて前
    記第2測定室中の窒素酸化物を分解し、解離した酸素を
    汲み出すことにより窒素酸化物濃度に応じた電流(以下
    「第2酸素ポンプ電流」という)が流れる第2酸素イオ
    ンポンプセルと、を有する窒素酸化物濃度検出器を用い
    た窒素酸化物濃度の測定方法において、 被検ガス中の酸素濃度に応じて、前記第2酸素ポンプ電
    流に基づいて得られる窒素酸化物濃度を補正することを
    特徴とする窒素酸化物濃度の測定方法。
  10. 【請求項10】窒素酸化物濃度の変化量は前記第2酸素
    ポンプ電流の変化量の関数であり、被検ガス中の酸素濃
    度に応じて、前記関数における前記第2酸素ポンプ電流
    の変化量の係数(以下これを「ゲイン」という)を可変
    して、窒素酸化物濃度を求めることを特徴とする請求項
    9記載の窒素酸化物濃度の測定方法。
  11. 【請求項11】前記ゲインは被検ガス中の酸素濃度の関
    数であり、予め、既知の酸素濃度及び窒素酸化物濃度を
    有する被検ガスを前記検出器に投入して前記第2酸素ポ
    ンプ電流を測定し、前記窒素酸化物濃度及び前記第2酸
    素ポンプ電流の値を用いて、最小二乗法により、所定の
    酸素濃度における、窒素酸化物濃度の変化量に対する前
    記第2酸素ポンプ電流の変化量(以下これを「所定酸素
    濃度におけるゲイン」という)を求め、さらに、前記所
    定酸素濃度におけるゲインの値を用いて、前記ゲインと
    被検ガス中の酸素濃度の関数における該酸素濃度の係数
    を定めておくことを特徴とする請求項10記載の窒素酸
    化物濃度の測定方法。
  12. 【請求項12】前記ゲインは被検ガス中の酸素濃度の関
    数として表され、予め、既知の酸素濃度及び窒素酸化物
    濃度を有する被検ガスを投入して前記第2酸素ポンプ電
    流を測定し、前記窒素酸化物濃度及び前記第2酸素ポン
    プ電流の値を用いて、所定の酸素濃度における、窒素酸
    化物濃度の変化量に対する前記第2酸素ポンプ電流の変
    化量(以下これを「所定酸素濃度におけるゲイン」とい
    う)を求めておき、前記ゲインとして、被検ガス中の酸
    素濃度に応じて前記所定酸素濃度におけるゲインを選択
    して用いることを特徴とする請求項10記載の窒素酸化
    物濃度の測定方法。
  13. 【請求項13】前記ゲインは、被検ガス中の酸素分圧の
    対数の関係式として表されることを特徴とする請求項1
    1又は12記載の窒素酸化物濃度の測定方法。
  14. 【請求項14】予め、被検ガス中の酸素濃度を変えて、
    窒素酸化物の濃度を実質的にゼロ及び所定濃度としたと
    きの前記第2酸素ポンプ電流をそれぞれ測定し、前記所
    定酸素濃度におけるゲイン、及び所定酸素濃度において
    窒素酸化物の濃度を実質的にゼロとした際の前記第2酸
    素ポンプ電流(これを「所定酸素濃度におけるオフセッ
    ト」という)を測定しておき、被検ガス中の酸素濃度に
    対応する前記ゲイン及び前記オフセットと、前記第2酸
    素ポンプ電流とから、窒素酸化物濃度を求めることを特
    徴とする請求項10〜13のいずれか一に記載の窒素酸
    化物濃度の測定方法。
  15. 【請求項15】前記被検ガス中の酸素濃度に応じて変化
    する前記酸素濃度検知電極の出力に基づいて、前記第2
    酸素ポンプ電流に基づいて得られる窒素酸化物濃度を補
    正することを特徴とする請求項9〜14のいずれか一に
    記載の窒素酸化物濃度の測定方法。
  16. 【請求項16】第1拡散抵抗を介して被検ガスが導入さ
    れる第1測定室と、 前記第1測定室内における被検ガス中の酸素濃度を測定
    するための酸素濃度検知電極と、 前記酸素濃度検知電極の電位に基づき、前記第1測定室
    から該測定室外へ、被検ガス中の酸素を窒素酸化物が分
    解しない程度に十分に汲み出す第1酸素イオンポンプセ
    ルと、 前記第1測定室から第2拡散抵抗を介してガスが導入さ
    れる第2測定室と、 前記第2測定室の内部と外部に設けられた一対の電極を
    備え、該一対の電極に電圧が印加されて該第2測定室中
    の窒素酸化物を分解し、解離した酸素を汲み出すことに
    より窒素酸化物濃度に応じた電流(以下「第2酸素ポン
    プ電流」という)が流れる第2酸素イオンポンプセル
    と、を備えた窒素酸化物濃度検出器と、 窒素酸化物濃度の変化量は前記第2酸素ポンプ電流の変
    化量の関数であり、前記酸素濃度検知電極の出力に応じ
    て、前記関数における前記第2酸素ポンプ電流の変化量
    の係数(以下これを「ゲイン」という)を選択するゲイ
    ン選択手段と、 少なくとも、前記第2酸素ポンプ電流と前記ゲイン選択
    手段により選択されたゲインに基づいて、窒素酸化物濃
    度を算出する演算手段と、 を有することを特徴とする窒素酸化物濃度測定装置。
JP13772498A 1997-05-02 1998-05-01 窒素酸化物濃度の測定方法及び測定装置 Expired - Fee Related JP3621827B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13772498A JP3621827B2 (ja) 1997-05-02 1998-05-01 窒素酸化物濃度の測定方法及び測定装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-130354 1997-05-02
JP13035497 1997-05-02
JP13772498A JP3621827B2 (ja) 1997-05-02 1998-05-01 窒素酸化物濃度の測定方法及び測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1123528A true JPH1123528A (ja) 1999-01-29
JP3621827B2 JP3621827B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=26465495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13772498A Expired - Fee Related JP3621827B2 (ja) 1997-05-02 1998-05-01 窒素酸化物濃度の測定方法及び測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3621827B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1114593A (ja) * 1997-06-26 1999-01-22 Honda Motor Co Ltd ガス成分濃度検出装置
JP2002539448A (ja) * 1999-03-16 2002-11-19 フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフト NOxセンサーの較正
JP2003515166A (ja) * 1999-11-25 2003-04-22 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト NOx濃度を求める方法
US6623617B2 (en) 1998-08-10 2003-09-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Method and apparatus for measuring concentration of a component in a gas
FR2851824A1 (fr) * 2003-02-27 2004-09-03 Bosch Gmbh Robert Detecteur electrochimique de gaz d'echappement
JP2005351788A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Toyota Motor Corp 濃度検出装置
DE102009011861A1 (de) 2008-03-05 2009-10-15 NGK Spark Plug Co., Ltd., Nagoya-shi Steuervorrichtung für eine NOx-Sonde und Fahrzeugsteuerung
JP2011002245A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Toyota Motor Corp Noxセンサの補正方法およびnoxセンサ
JP2014098657A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Ngk Spark Plug Co Ltd NOx検出装置及びNOxセンサシステム
WO2019235620A1 (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社デンソー ガス濃度測定装置、及びその製造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1114593A (ja) * 1997-06-26 1999-01-22 Honda Motor Co Ltd ガス成分濃度検出装置
US6623617B2 (en) 1998-08-10 2003-09-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Method and apparatus for measuring concentration of a component in a gas
JP2002539448A (ja) * 1999-03-16 2002-11-19 フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフト NOxセンサーの較正
JP4746239B2 (ja) * 1999-11-25 2011-08-10 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト NOx濃度を求める方法
JP2003515166A (ja) * 1999-11-25 2003-04-22 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト NOx濃度を求める方法
FR2851824A1 (fr) * 2003-02-27 2004-09-03 Bosch Gmbh Robert Detecteur electrochimique de gaz d'echappement
JP2005351788A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Toyota Motor Corp 濃度検出装置
JP4556504B2 (ja) * 2004-06-11 2010-10-06 トヨタ自動車株式会社 濃度検出装置
DE102009011861A1 (de) 2008-03-05 2009-10-15 NGK Spark Plug Co., Ltd., Nagoya-shi Steuervorrichtung für eine NOx-Sonde und Fahrzeugsteuerung
JP2011002245A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Toyota Motor Corp Noxセンサの補正方法およびnoxセンサ
US8211293B2 (en) 2009-06-16 2012-07-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method of correcting NOx sensor and NOx-sensing device
JP2014098657A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Ngk Spark Plug Co Ltd NOx検出装置及びNOxセンサシステム
WO2019235620A1 (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社デンソー ガス濃度測定装置、及びその製造方法
JPWO2019235620A1 (ja) * 2018-06-08 2021-01-14 株式会社デンソー ガス濃度測定装置、及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3621827B2 (ja) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3051282B1 (en) Gas sensor
JP6469462B2 (ja) ガスセンサ
EP0878709B1 (en) Method and apparatus for measuring NOx gas concentration
US6695964B1 (en) Method and apparatus for measuring NOx gas concentration
US20030057109A1 (en) Hydrogen sensing process and apparatus
JP3372186B2 (ja) ガスセンサの補正方法及びガス濃度測定システム
JPH1123528A (ja) 窒素酸化物濃度の測定方法及び測定装置
US6156175A (en) Method for producing electrochemical element and electrochemical element
JP3176890B2 (ja) 被測定ガス中の窒素酸化物濃度の測定方法及び窒素酸化物濃度検出器
JP3501956B2 (ja) 窒素酸化物濃度測定装置及び窒素酸化物濃度測定器の制御方法
JP2000097903A (ja) ガス濃度測定装置及びガス濃度測定方法
JP3519228B2 (ja) NOxガス濃度検出器
JP4516168B2 (ja) ガス濃度測定方法
JPH04504170A (ja) ガス混合物のλ値を測定するための限界電流センサ用のセンサ素子
JP3583301B2 (ja) ガスセンサ
JP3943262B2 (ja) NOxガス濃度測定装置及びNOxガス濃度測定方法
JPH1144671A (ja) ガスセンサ
JP3499421B2 (ja) NOxガス濃度測定方法及びNOxガス濃度検出器
JP2002236107A (ja) ガス検知素子およびそれを用いたガス検出装置
JP3328565B2 (ja) NOxガス濃度検出器
JP3338318B2 (ja) NOxガス濃度検出器
JP4213939B2 (ja) ガス検出装置
JPH11132995A (ja) 窒素酸化物検出装置
JP3643689B2 (ja) NOxガス濃度検出器
JP3494929B2 (ja) ガスセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees