JPH11234884A - 電力ケーブル接続部品 - Google Patents

電力ケーブル接続部品

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Publication number
JPH11234884A
JPH11234884A JP10039241A JP3924198A JPH11234884A JP H11234884 A JPH11234884 A JP H11234884A JP 10039241 A JP10039241 A JP 10039241A JP 3924198 A JP3924198 A JP 3924198A JP H11234884 A JPH11234884 A JP H11234884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy unit
semiconductor layer
power cable
epoxy
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10039241A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Mabuchi
利明 馬淵
Hiroshi Niinobe
洋 新延
Satoshi Kaneko
智 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Priority to JP10039241A priority Critical patent/JPH11234884A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部半導電層となる半導電膜とエポキシユニ
ット間の接着力を向上せしめると共に耐電圧値の低下を
抑制するようにした電力ケーブル接続部品を提供するこ
とにある。 【解決手段】 ケーブル1L,1R,ゴムモールド9
L,9Rおよびエポキシユニット7の3部分で構成され
ている電力ケーブル接続部品であって、前記エポキシユ
ニット7の外周を3〜21μmの表面粗さに形成せし
め、この形成された外周に外部半導電層11を設けてな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力ケーブル接
続部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力ケーブルの接続方法には、テ
ープ式ジョイント(TJ),テープ式モールドジョイン
ト(TMJ),押出しモールドジョイント(EMJ)お
よびプレハブジョイント(PJ)が知られている。これ
らのうちのプレハブジョイント(PJ)は例えば図1に
示されているように、左右のケーブル1L,1Rの端部
は段剥処理され、ケーブル導体を露出させて当接しケー
ブル導体同士を接続させている。
【0003】この接続部の外周に内部に埋め込んだ電極
3を有するエポキシ樹脂絶縁体5からなるエポキシユニ
ット7を被せ、このエポキシユニット7の左右の円錘状
のテーパ面に係合する円錘状のゴムモールドストレスコ
ーン9L,9Rを左右から嵌合させてケーブル1L,1
Rおよびエポキシユニット7の界面を密着することによ
り絶縁を図るように構成されている。
【0004】このようにプレハブジョイント(PJ)は
大きく分けてケーブル1L,1R、エポキシユニット7
およびゴムモールドストレスコーン9L,9Rの3つの
部分からなっている。これらのなかで、エポキシユニッ
ト7はその構造上、外部半導層11を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のエポキシユニット7上に外部半導層11を設ける処
理は、外周(離型面)に直接半導電塗料を塗布する方法
が知られているが、この方法では塗膜が外周からはがれ
る問題があった。
【0006】上記問題の改善策として、サンドペーパ等
で外周をわずか削り取り(表面粗さ50μm以上)、塗
料を塗布する方法が考えられたが、この方法では外部半
導電層11に突起が出来易く、エポキシユニット7の耐
電圧値が低下するといった問題があった。
【0007】この発明の目的は、外部半導電層となる半
導電膜とエポキシユニット間の接着力を向上せしめると
共に耐電圧値の低下を抑制するようにした電力ケーブル
接続部品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の電力ケーブル接続部品は、
ケーブル,ゴムモールドストレスコーンおよびエポキシ
ユニットの3部分で構成されている電力ケーブル接続部
品であって、前記エポキシユニットの外周を3〜21μ
mの表面粗さに形成せしめ、この形成された外周に外部
半導電層を設けてなることを特徴とするものである。
【0009】したがって、エポキシユニットの外周を例
えばサンドペーパ等で処理して外周の表面粗さを3〜2
1μmとなるようにし、次いで、エポキシユニットの外
周に外部半導電層を設けた。その結果、エポキシユニッ
トと外部導電層の間の接着力が従来よりも向上すると共
に、耐電圧値の低下が抑制される。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明における電力ケーブル接
続部品は、従来技術で説明した図1に示されているよう
な電力ケーブル接続部品と同じであるから詳細な説明を
省略するが、ケーブル1L,1R、エポキシユニット7
およびゴムモールドストレスコーン9L,9Rの3部分
で構成されているものである。そして、前記エポキシユ
ニット7の外周表面(被接着層)の表面粗さを3〜21
μmで荒らした後、外部半導電層11を設けた。その結
果、エポキシユニット7と外部半導電層11の間の接着
力を向上せしめることができると共に、耐電圧値の低下
を抑制せしめることができる。
【0011】外部半導電層11の形成方法は、テープ巻
き、テープモールド,塗料ハケ塗りおよび塗料のスプレ
ーガン塗布などいずれの方法であっても構わない。ま
た、被接着面であるエポキシユニット7の外周(表面)
を荒らす方法としては、サンドペーパ処理,サンドブラ
スト処理および研磨などいずれの方法であっても構わな
い。
【0012】(実施例)表1に示すように、半導電層を
形成するエポキシユニット7の外周を荒らさず離型面を
用いた場合の表面粗さ(2μm)と、エポキシユニット
7の外周を種々のサンドペーパを用いて処理した表面粗
さ(3〜50)に、外部半導層11を設けた。そして、
これらの各エポキシユニット7と外部半導層11との間
の接着力および耐電圧値を測定した結果、表1および図
2に示すごとき結果を得た。
【0013】その結果から、表面粗さが3〜21μmの
場合に接着力が従来(未処理)よりも大幅に向上してい
ると共に、耐電圧値は従来の値より大幅に低下せず、ほ
ぼ同等の値を得ている。
【0014】
【表1】 なお、この発明は、前述した発明の実施の形態に限定さ
れることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の
態様で実施し得るものである。
【0015】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態より理解
されるように、請求項1の発明によれば、エポキシユニ
ットの外周を例えばサンドペーパ等で処理して外周の表
面粗さを3〜21μmとなるようにし、次いで、エポキ
シユニットの外周に外部半導電層を設けた。その結果、
エポキシユニットと外部導電層の間の接着力を従来より
も向上せしめることができると共に、耐電圧値の低下を
抑制せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電力ケーブル接続部品の正面図である。
【図2】表面粗さと接着力,耐電圧値との関係を示した
グラフである。
【符号の説明】
1L,1R ケーブル 3 電極 5 エポキシ樹脂絶縁体 7 エポキシユニット 9L,9R ゴムモールドストレスコーン 11 外部半導電層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル,ゴムモールドストレスコーン
    およびエポキシユニットの3部分で構成されている電力
    ケーブル接続部品であって、前記エポキシユニットの外
    周を3〜21μmの表面粗さに形成せしめ、この形成さ
    れた外周に外部半導電層を設けてなることを特徴とする
    電力ケーブル接続部品。
JP10039241A 1998-02-20 1998-02-20 電力ケーブル接続部品 Pending JPH11234884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10039241A JPH11234884A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 電力ケーブル接続部品

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JP10039241A JPH11234884A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 電力ケーブル接続部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11234884A true JPH11234884A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12547645

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JP10039241A Pending JPH11234884A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 電力ケーブル接続部品

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JP (1) JPH11234884A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240652A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Viscas Corp ゴム製品及びゴム製品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011240652A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Viscas Corp ゴム製品及びゴム製品の製造方法

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