JPH0564336A - ゴム、プラスチツク絶縁ケーブルの接続方法 - Google Patents

ゴム、プラスチツク絶縁ケーブルの接続方法

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JPH0564336A
JPH0564336A JP3220646A JP22064691A JPH0564336A JP H0564336 A JPH0564336 A JP H0564336A JP 3220646 A JP3220646 A JP 3220646A JP 22064691 A JP22064691 A JP 22064691A JP H0564336 A JPH0564336 A JP H0564336A
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JP
Japan
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semiconductive
layer
cable
insulator
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP3220646A
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English (en)
Inventor
Hideo Yoshikawa
英雄 吉川
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴム、プラスチック絶縁ケーブルのプレハブ
方式の接続において、外部半導電層の剥ぎ取りにより完
全に平滑化されたケーブル絶縁体表面を露出させ、その
上に半導電性処理を行って絶縁性能の良好な接続部を作
業性良く得る。 【構成】 押出形成された架橋ポリエチレン絶縁体3の
上に剥離容易性の外部半導電層4を設けてなるCVケー
ブル1において、外部半導電層4を剥ぎ取り、下層の架
橋ポリエチレン絶縁体3の極めて平滑な押出形成面をそ
のまま露出させた後、その外周から外部半導電層4の端
部外周に亘って、半導電性塗料の塗布、あるいは半導電
性ポリエチレンテープの巻回、加熱モールドにより、半
導電性処理層7を一体に形成する。次いで、この半導電
性処理層7などの上にゴムモールドストレスコーン8を
挿嵌するともに、通常のケーブル導体2接続と絶縁補強
処理などを行って接続部を完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム、プラスチック絶
縁ケーブルの接続方法に係り、特に66KV以上の高圧用C
Vケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ケーブル)をプレハ
ブ方式で接続し、絶縁性能の良好な接続部を形成する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CVケーブルのようなゴム、プラ
スチック絶縁ケーブルの直線、分岐あるいは終端などの
接続部の形成においては、寸法の縮小化、作業の省力化
あるいは特性の安定化などの目的で、ケーブル絶縁体外
周にプレモールド絶縁体(ゴムモールドストレスコー
ン)を挿嵌して絶縁などの処理を行う、いわゆるプレハ
ブ方式が採られている。
【0003】従来からこのような方式で接続を行う場合
には、まずケーブルの端部を段剥ぎし、ケーブル導体、
絶縁体、外部半導電層等を順に露出させるが、66Kv以上
の高圧用CVケーブルにおいては、通常ケーブル絶縁体
上に外部半導電層が一体に押出されて融着しているた
め、このような外部半導電層を剥ぎ取るには、ガラス片
等で削ぎ落とした後、サンドペーパー等を用いて下層の
ケーブル絶縁体表面を平滑に仕上げる方法が採られてい
る。そして、その後平滑化されたケーブル絶縁体上から
外部半導電層上に亘って、半導電性塗料の塗布または半
導電性ポリエチレンテープの加熱モールドにより、薄い
半導電性処理層を形成し、その上にゴムモールドストレ
スコーンを挿嵌しても、ボイドや面圧不均一などの電気
的な弱点が生じないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、前記半導電性
処理層の性能はケーブル絶縁体表面の平滑度に大きく影
響され、以下の示す実験結果からも明らかなように、平
滑度が増すほどAC破壊強度(電圧)が高くなるが、上
記した従来の接続方法では、完全に平滑なケーブル絶縁
体表面を安定して得ることができず、十分に高い絶縁性
能を有する接続部を形成することができなかった。ま
た、従来から絶縁体表面の平滑度を向上させるために、
粒度の細かいサンドペーパー(1000番)を用いて研磨し
たり、あるいは綿テープで磨いたり平滑チューブを被せ
て加熱するなどの特殊な平滑化処理を施すことが行われ
ているが、これらの方法では、手間が掛かるばかりでな
く完全に平滑に仕上げることが難しく、以下に示すよう
に、性能の向上は見られるがばらつきが大きいという問
題があった。
【0005】すなわち、通常の66Kv以上の高圧用CVケ
ーブルについて、400 番のサンドペーパーを用いてケー
ブル絶縁体表面を研磨した場合と、綿テープで磨いたり
平滑チューブを被せて加熱するなどの特殊な平滑化処理
を施した場合のそれぞれについて、その上に半導電性塗
料の塗布または半導電性テープの巻回と加熱モールドに
より、それぞれ長さ約100mm の半導電性処理層を形成し
た後、AC破壊強度のモデル実験を行った。この実験結
果を下表に示す。
【0006】
【表1】
【0007】この実験結果から、ケーブル絶縁体表面の
平滑度が増すほど絶縁性能が向上するが、従来の方法で
はいずれも完全に平滑に仕上げることが困難であり、絶
縁性能が不十分であることがわかった。
【0008】本発明は前記した問題を解決するためにな
されたもので、ゴム、プラスチック絶縁ケーブルのプレ
ハブ方式の接続において、外部半導電層の剥ぎ取りによ
り完全に平滑化されたケーブル絶縁体表面を露出させ、
その上に半導電性処理を行って絶縁性能の良好な接続部
を得るための作業性の良い方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のゴム、プラスチ
ック絶縁ケーブルの接続方法は、ゴム、プラスチック絶
縁ケーブルの端部を段剥ぎ露出してケーブル導体を接続
するとともに、前記ケーブルの絶縁体外周にモールドス
トレスコーンを挿嵌した後、導体接続部の外側に前記モ
ールドストレスコーンの外周に跨がって絶縁補強層を設
けるゴム、プラスチック絶縁ケーブルの接続方法におい
て、押出形成されたゴム、プラスチック絶縁体の上に剥
離容易性の外部半導電層を設けてなるゴム、プラスチッ
ク絶縁ケーブルの前記外部半導電層を剥ぎ取り、前記ゴ
ム、プラスチック絶縁体の押出形成面をそのまま露出さ
せる工程と、前記露出された絶縁体外周から前記外部半
導電層上に亘って、半導電性処理層を一体に形成する工
程と、形成された前記半導電性処理層にストレスコーン
部が密接するように、前記モールドストレスコーンを挿
嵌する工程とを備えてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のゴム、プラスチック絶縁ケーブルの接
続方法においては、接続すべきゴム、プラスチック絶縁
ケーブルの外部半導電層が、剥離容易性いわゆるフリー
ストリッピング性の材料で構成されているので、ケーブ
ル端部の段剥ぎ処理工程で、外部半導電層を手で簡単に
剥ぎ取ることができる。そして、このような外部半導電
層の剥ぎ取りにより、下層のゴム、プラスチック絶縁体
の押出形成面がそのまま露出される。ケーブル絶縁体の
押出形成面は通常鏡面のように極めて平滑であるので、
こうして手間を掛けずに超平滑な絶縁体表面を安定して
得ることができる。
【0011】そして、その上に外部半導電層上に亘って
一体形成された半導電性処理層を設け、さらにその上に
モールドストレスコーンを挿嵌することにより、絶縁性
能に優れた接続部が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1乃至図3は、本発明の一実施例である
高圧用CVケーブルの接続方法を説明するための正面図
および一部断面図である。
【0014】実施例においては、まず図1に示すよう
に、接続すべきケーブルとして以下に示す構造の一対の
CVケーブル1を用意し、これらの端部をそれぞれ段剥
ぎする。すなわち、導体2上に押出形成された架橋ポリ
エチレン絶縁体3の上に、のような剥離容易性の材料を
押出被覆して外部半導電層4を形成し、さらにその上に
銅テープを巻回してなる遮蔽層5と、ポリ塩化ビニルシ
ース6を順に設けてなるCVケーブル1の端部を、それ
ぞれ階段状に剥ぎ取る。このとき、外部半導電層4の剥
ぎ取りにより、下層の架橋ポリエチレン絶縁体3の極め
て平滑な押出形成面がそのまま露出する。
【0015】次いで、図2に示すように、露出された架
橋ポリエチレン絶縁体3の平滑な外周から外部半導電層
4の端部外周に亘って、半導電性塗料を塗布するか、あ
るいは半導電性ポリエチレンテープを巻回し巻回層を加
熱モールドすることにより、半導電性処理層7を一体に
形成する。そして、この半導電性処理層7上に後述する
ゴムモールドストレスコーン8が挿嵌されるようにす
る。
【0016】次いで、図3に示すように、各CVケーブ
ル1の導体2をつきあわせ連結金具9を介して接続した
後、その外周にシールド金具10を被嵌する。次に、前
記半導電性処理層7上にストレスコーン部が密接される
ように、架橋ポリエチレン絶縁体3外周にそれぞれゴム
モールドストレスコーン8を挿嵌した後、これらのモー
ルドストレスコーン8の後部テーパー面に、押し金具、
スプリング、座金等からなる押圧圧縮機構11を配設す
る。しかる後、前記シールド金具10の外側に両側のモ
ールドストレスコーン8に跨がってエポキシ絶縁体12
を被覆し、さらにこれらの外側に接続筒13および保護
金具14を被嵌することにより、接続部が完成する。
【0017】このように構成される実施例の方法におい
ては、外部半導電層4が剥離容易性の材料を押出被覆す
ることにより形成されているので、手で簡単に剥ぎ取る
ことができ、サンドペーパー等による仕上げを要しな
い。また、このような外部半導電層4の剥ぎ取りによ
り、架橋ポリエチレン絶縁体3の鏡面のように極めて平
滑な押出形成面がそのまま露出し、その上に半導電性処
理層7を形成しているので、綿テープで磨いたり平滑チ
ューブを被せて加熱するなどの特殊な平滑化処理を行っ
た場合よりさらに高い絶縁性能が得られる。さらに、半
導電性処理層7の形成が、半導電性塗料の塗布あるいは
半導電性ポリエチレンテープの加熱モールド等の方法で
行われているので、ボイドがなく強固に一体化された半
導電性処理層7が形成され、理想的な高性能の接続部が
形成される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明のゴム、プラ
スチック絶縁ケーブルの接続方法によれば、ケーブル絶
縁体表面に人手による研磨加工が加えられず、ケーブル
製造の際の押出形成面がそのまま露出されるため、極め
て平滑な面が安定して得られ、この上に一体に形成され
た半導電性処理層を設けることにより、高い絶縁性能を
有する接続部が形成される。また、ケーブル外部半導電
層の剥ぎ取り除去が極めて容易であり、作業が大幅に簡
素化される。さらに、サンドペーパー等による絶縁体表
面の仕上げを要しないので、絶縁体表面に異物が付着す
ることがなく、特性低下が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である高圧用CVケーブルの
接続方法において、CVケーブル端部の段剥ぎされた状
態を示す正面図。
【図2】本発明の一実施例である高圧用CVケーブルの
接続方法において、半導電性処理層を形成しその上にゴ
ムモールドストレスコーンを挿嵌した状態を示す一部断
面図。
【図3】本発明の一実施例である高圧用CVケーブルの
接続方法において、完成したCVケーブル接続部を示す
一部断面図。
【符号の説明】
1………CVケーブル 2………導体 3………架橋ポリエチレン絶縁体 4………剥離容易性の外部半導電層 5………遮蔽層 6………シース 7………半導電性処理層 8………ゴムモールドストレスコーン 9………連結金具 10………シールド金具 11………押圧圧縮機構 12………エポキシ絶縁体 13………接続筒 14………保護金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム、プラスチック絶縁ケーブルの端部
    を段剥ぎ露出してケーブル導体を接続するとともに、前
    記ケーブルの絶縁体外周にモールドストレスコーンを挿
    嵌した後、導体接続部の外側に前記モールドストレスコ
    ーンの外周に跨がって絶縁補強層を設けるゴム、プラス
    チック絶縁ケーブルの接続方法において、押出形成され
    たゴム、プラスチック絶縁体の上に剥離容易性の外部半
    導電層を設けてなるゴム、プラスチック絶縁ケーブルの
    前記外部半導電層を剥ぎ取り、前記ゴム、プラスチック
    絶縁体の押出形成面をそのまま露出させる工程と、前記
    露出された絶縁体外周から前記外部半導電層上に亘っ
    て、半導電性処理層を一体に形成する工程と、形成され
    た前記半導電性処理層にストレスコーン部が密接するよ
    うに、前記モールドストレスコーンを挿嵌する工程とを
    備えてなることを特徴とするゴム、プラスチック絶縁ケ
    ーブルの接続方法。
JP3220646A 1991-08-30 1991-08-30 ゴム、プラスチツク絶縁ケーブルの接続方法 Pending JPH0564336A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000411