JPH11233851A - 2端子型非線形素子およびその製造方法ならびに液晶表示装置 - Google Patents

2端子型非線形素子およびその製造方法ならびに液晶表示装置

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JPH11233851A
JPH11233851A JP10026256A JP2625698A JPH11233851A JP H11233851 A JPH11233851 A JP H11233851A JP 10026256 A JP10026256 A JP 10026256A JP 2625698 A JP2625698 A JP 2625698A JP H11233851 A JPH11233851 A JP H11233851A
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靖 高野
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Hideaki Naono
秀昭 直野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2端子型非線形素子の電圧−電流特性の急峻性
を大きくそしてシフトを低減し、また極性差を調整する
ことにより、液晶表示装置としてコントラストを大きく
するとともに焼き付きをなくす。 【解決手段】2端子型非線形素子は、基板30上に積層
された、第1の導電膜22、酸化膜24および第2の導
電膜26を含む。そして、酸化膜24に含まれている第
2の導電膜26を構成する元素を、素子が完成した後に
200℃以上で熱処理することで、酸化物にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
用いるスイッチング素子となる2端子型非線形素子に関
する。
【0002】
【背景技術】アクティブマトリクス方式の液晶表示装置
は、画素領域ごとに非線形素子を設けてマトリクスアレ
イを形成したアクティブマトリクス基板と、カラーフィ
ルタを設けた対向基板と、の間に液晶を充填しておき、
各画素領域ごとの液晶の配向状態を制御して、所定の情
報を表示するものである。
【0003】スイッチング素子としては一般に、薄膜ト
ランジスタ(TFT)などの3端子素子または、MIM
型非線形素子をはじめとする薄膜ダイオード(TFD)
などの2端子素子が用いられているが、2端子素子を用
いたスイッチング素子は、素子を形成する配線間のクロ
スオーバー短絡の発生がないとともに、製造工程を短く
できるという点で優れている。
【0004】2端子型非線形素子の非線形特性を向上さ
せるための技術として、例えば特開昭63−50081
号が提案されている。この技術においては、タンタル薄
膜を陽極酸化した後、窒素雰囲気中で400〜600℃
で熱処理することにより、非線形特性、特に電圧−電流
特性の急峻性が改善される。しかしながら、この技術に
よっても十分な非線形特性が得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特
に、電圧−電流特性の急峻性が十分に大きい2端子型非
線形素子、およびこれを用いた、コントラストが高く、
焼き付きのない高画質の液晶表示パネルを提供すること
にある。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、上述した優
れた特性を有する2端子型非線形素子の製造方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の2端子型非線形
素子は、第1の導電膜−酸化膜−第2の導電膜からなる
2端子型非線形素子において、該酸化膜中に含まれる第
2の導電膜を形成している原子は、少なくとも一部が酸
素原子と結合していることを特徴とする。
【0008】本発明に係る2端子型非線形素子において
は、酸化膜中に含まれる第2の導電膜を形成している原
子が酸素原子と結合することにより、電圧−電流特性の
急峻性を表す非線形係数(β値)が著しく改善される。
【0009】また、本発明に係る2端子型非線形素子に
おいては、酸化膜中に含まれる第2の導電膜を形成して
いる原子が酸素原子と結合する割合を制御することで、
第1の導電膜から第2の導電膜へ電流を流す場合と、第
2の導電膜から第1の導電膜へ電流を流す場合の電流値
を制御することが可能になる。
【0010】そして、本発明の2端子型非線形素子の製
造方法は、第1の導電膜−酸化膜−第2の導電膜からな
る2端子型非線形素子の製造方法において、2端子型非
線形素子が形成された後に、200℃以上の温度で熱処
理することを特徴とする。
【0011】また、上記した2端子型非線形素子の製造
方法は、(a)第1の導電膜を形成する工程と、(b)
酸化膜を形成する工程と、(c)水分を含む雰囲気中で
熱処理する工程と、(d)第2の導電膜を形成する工程
と、を含むことを特徴とするこの製造方法によれば、前
述した本発明に係る2端子型非線形素子を簡易な工程に
より得ることができる。そして、この製造方法において
は、主として以下の特徴点がある。
【0012】2端子型非線形素子の酸化膜の表面層と第
1の導電膜との界面に工程(c)で酸素原子と水素原子
が添加され、工程(d)で第2の導電膜を形成する原子
の一部が同様に酸化膜の表面層に添加され、その後の工
程で熱処理をすることにより、酸化膜形成後に含まれた
これらの原子を活性化する。これらの作用効果を以下に
説明する。
【0013】前記製造工程(d)まで経ると、酸化膜
は、水素と酸素原子を含んだ第1の導電膜との界面に形
成される第1の酸化膜と、水素と酸素および第2の導電
膜を形成している原子を含んだ第2の導電膜との界面に
形成される第3の酸化膜と、第1の酸化膜と第3の酸化
膜に挟まれた第2の酸化膜とから構成されている。この
とき、第1および第3の酸化膜中に含まれている水素と
酸素原子は、製造工程(c)で添加されているので、活
性化されており、この影響で酸化膜の伝導帯のエネルギ
ー準位は、第2の酸化膜より低くなっている。従って、
素子の抵抗値Rは、 R=1/αexp(βpVi1/2−Eg/κT)+Vs
/λexp(qVs/κT) と表現できる。
【0014】ここで、 α;室温において2端子型非線形素子に電圧が印加され
ないときの導伝率 βp;係数 Vi;酸化膜に印加される電圧 Eg;活性化エネルギー κ;ボルツマン定数 T;絶対温度 Vs;第1または第3の酸化膜と第2の酸化膜の間に印
加される電圧 λ;定数 q;電子の電荷 である。
【0015】上記式で、第1項は酸化膜の伝導に関する
プールフレンケル伝導に関する項であり、第2項は酸化
膜における伝導帯のエネルギー準位の差に関する項であ
る。つまり、第2項は、酸化膜を定性的にみると、第1
及び第3の酸化膜をn型半導体、第2の酸化膜をp型半
導体としたときのpn接合の順方向伝導に起因する項で
ある。
【0016】酸化膜が3層にわかれていることは、熱脱
離スペクトルによって確認した。ここでは、熱脱離スペ
クトル(TDS)法による測定について述べる。この測
定は、図10に示す熱脱離スペクトル測定装置500を
使用して行った。
【0017】この熱脱離スペクトル測定装置500は、
真空チャンバー510内に四重極質量分析計502と赤
外線ヒータ504とを備えており、資料520の裏側か
ら赤外線ヒータ504で試料520を加熱していき、試
料520から出てくるガスを四重極質量分析計502で
計測して熱脱離スペクトルを得るものである。試料52
0の温度制御は、制御性の問題から試料520の裏面側
の熱電対TC1を使用して行った。また、試料520の
表面温度を測定するために、試料520の表面側にも熱
電対TC2を設けた。試料520に使用した石英基板5
22は熱伝導が悪くしかもその厚さも1.1mmと厚い
ために、熱電対TC1とTC2との温度には差が生じ
た。しかし、実際の2端子型非線形素子作成プロセスで
の温度は、熱伝対TC2での温度とほぼ同じになる。T
DSの測定には、基板として石英ガラスを用いている。
これは、1000℃の高温まで測定を行うために、基板
の耐熱温度を高くしたことによる。なお、基板を通常の
無アルカリガラスに変えても2端子型非線形素子の電圧
−電流特性は同じであることを確認している。
【0018】測定に使用した試料520は、図11に示
すように、まず、厚さ1.1mmの石英基板522上に
スパッタリング法により厚さ200nmのタンタル膜
(0.2原子%のタングステンを含む)524を形成
し、さらに、タンタル膜に対する陽極酸化法によって5
0Vで85nmの五酸化タンタル膜を形成し、窒素雰囲
気中、320℃で熱処理後、180℃まで1.0℃/分
の速度で水分雰囲気中で冷却し、その後積層体を熱処理
炉から取り出して熱脱離スペクトル測定用の試料とし
た。
【0019】この試料520を用いて熱脱離スペクトル
を測定した。その結果を図12に示す。図12におい
て、横軸は温度であって制御用の熱電対TC1の温度を
示し、縦軸は水に相当する(H2O)におけるガスの計
測値の強度を示す。図12に示すスペクトルにおいて
は、ピークP1〜P3の3つのピークが得られている。
上述のように熱電対TC1とTC2の温度には差がある
ので、試料520の表面温度を求めると、ピークP1〜
P3の熱電対TC2による温度はそれぞれ約120、2
20、410℃であった。
【0020】P1は、表面に吸着した水分であると考え
ると、酸化膜中からは2つの水脱離領域があると推測で
きる。また、P2とP3の間の温度では、水の脱離がほ
とんど発生していないことから、P2は酸化膜の表面層
からの脱離で、P3は第1の導電膜との界面からの脱離
で、その間の酸化膜には水分を含んでいない層があると
図12の結果から推測できる。
【0021】さて、前記の製造工程(d)では、第1の
酸化膜に第2の導電膜を形成している原子が含まれてい
るために不純物準位ができていて、前述の抵抗値Rに関
する式の第2項の寄与が小さくなり、電圧−電流特性の
急峻性が小さかった。しかし、素子を形成した後200
℃以上で熱処理をすることで第1の酸化膜に含まれてい
る第2の導電膜を形成する原子が酸化され、第2項の寄
与が大きくなって、電圧−電流特性の急峻性が大きくな
った。また、この酸化のされかたを制御することで、第
1の導電膜から第2の導電膜へ流れる電流と、第2の導
電膜から第1の導電膜へ流れる電流の比を調整すること
が可能となる。
【0022】さらに、本発明の液晶表示装置は、上述し
た2端子型非線形素子をスイッチング素子として備えた
ことを特徴とする。
【0023】この液晶表示装置によれば、コントラスト
が高く、焼き付きなどが発生しにくく、従って高品質の
画像表示が可能であり幅広い用途に適用することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
【0025】(2端子型非線形素子および液晶表示装
置)図1は、本発明の2端子型非線形素子を用いた液晶
駆動電極の1単位を模式的に示す平面図であり、図2
は、図1におけるA−A’線に沿った部分を模式的に示
す断面図である。
【0026】2端子型非線形素子20は、透過型の場
合、透明性ならびに絶縁性を有する基板、たとえばガラ
ス、プラスチックなどからなる基板(第1の基板)30
と、この基板30の表面に形成された絶縁膜31と、タ
ンタルあるいはタンタル合金からなる第1の導電膜22
と、この第1の導電膜22の表面に陽極酸化によって形
成された酸化膜24と、この酸化膜24の表面に形成さ
れた第2の導電膜26とから構成されている。そして、
2端子型非線形素子20の第1の導電膜22は信号線
(走査線またはデータ線)12に接続され、第2の導電
膜26は画素電極34に接続されている。
【0027】絶縁膜31は、たとえば酸化タンタルから
構成されている。絶縁膜31は、後述する第2の導電膜
26の堆積後に行われる熱処理によって第1の導電膜2
2の剥離が生じないこと、および基板30から第1の導
電膜22への不純物の拡散を防止することを目的として
形成されているので、これらのことが問題にならない場
合は必ずしも必要でない。
【0028】第1の導電膜22は、タンタル単体、ある
いはタンタルを主成分とし、これに周期率表で6,7お
よび8族に属する元素を含ませた合金膜としてもよい。
合金に添加される元素としては、たとえばタングステ
ン、クロム、モリブデン、レニウム、イットリウム、ラ
ンタン、ディスプロリウムなどを好ましく例示すること
ができる。特に、添加される元素としてはタングステン
が好ましく、その含有割合はたとえば0.1〜6原子%
であることが好ましい。
【0029】酸化膜24は、後に詳述するように、化成
液中で陽極酸化することによって形成され、その後水分
を含む雰囲気中で熱処理されることが望ましい。
【0030】第2の導電膜26は特に限定されないが、
通常クロムやアルミニウムなどの金属によって構成され
る。また、画素電極34は、透過型の液晶表示装置に利
用する場合にはITO膜等の透明導電膜から構成され、
反射型の液晶表示装置に利用する場合にはAlやAgな
どの反射率の大きな金属膜により形成される。
【0031】このような2端子型非線形素子の断面図は
図8のように、酸化膜24が3層に分かれている。第1
の酸化膜24aは第2の導電膜を構成する原子と過剰な
酸素原子および水素原子が含まれている層であり、第2
の酸化膜24bは化学量論的組成で構成されている酸化
膜であり、第3の酸化膜24cは、過剰な酸素原子およ
び水素原子が含まれている層である。
【0032】ここで、本実施形態では、酸化膜24に含
まれる第2の導電膜を構成する元素の酸化を200℃以
上の熱処理で促進させて図9のようにしている。これに
より、酸化膜24にある不純物準位を少なくして、第1
の酸化膜24aと第2の酸化膜24bにエネルギーギャ
ップが存在するようにして、電圧−電流特性の急峻性を
大きくすることができる。また、第1の酸化膜24aと
第2の酸化膜24bのエネルギーギャップと、第2の酸
化膜24bと第3の酸化膜24cのそれとの大きさを調
整することで、第1の導電膜22から第2の導電膜26
へ流れる電流の抵抗値と第2の導電膜26から第1の導
電膜22へ流れる電流の抵抗値(今後この2つの抵抗値
の差を極性差と呼ぶようにする。)を等しくすることが
できる。
【0033】次に、2端子型非線形素子を用いた液晶表
示装置の一例について説明する。
【0034】図3は、2端子型非線形素子20を用いた
アクティブマトリクス方式の液晶表示装置の等価回路の
一例を示す。この液晶表示装置は、走査信号駆動回路1
00およびデータ信号駆動回路110を含む。液晶表示
装置のパネル部分10には、信号線、すなわち複数の走
査線12および複数のデータ線14が設けられ、走査線
12は走査信号駆動回路100により、また、データ線
14はデータ信号駆動回路110により駆動される。そ
して、各画素領域16において、走査線12と信号線1
4との間に2端子型非線形素子20と液晶表示要素(液
晶層)40とが直列に接続されている。なお、図3で
は、2端子型非線形素子20が走査線12側に接続さ
れ、液晶表示要素40がデータ線14側に接続されてい
るが、これとは逆に2端子型非線形素子20をデータ線
14側に、液晶表示要素40を走査線12側に設ける構
成としてもよい。
【0035】図4は、本実施の形態に係る液晶表示装置
のパネル部分の構造の一例を摸式的に示す斜視図であ
る。この液晶表示装置のパネル10は、2枚の基板、す
なわち第1の基板30と第2の基板32とが対向して設
けられ、これらの基板30、32間に液晶が封入されて
いる。第1の基板30上には、前述したように、絶縁膜
31が形成されている。この絶縁膜31の表面には、信
号線(走査線)12が複数設けられている。そして、第
2の基板32には、走査線12に交差するようにデータ
線14が短冊状に複数形成されている。さらに、画素電
極34は2端子型非線形素子20を介して走査線12に
接続されている。
【0036】そして、走査線12と信号線14とに印加
された信号に基づいて、液晶表示要素40を表示状態、
非表示状態またはその中間状態に切り替えて表示動作を
制御する。表示動作の制御方法については、一般的に用
いられる方法を適用できる。
【0037】図5は、図1および図2において説明した
2端子型非線形素子とは別の素子を用いた液晶駆動電極
の1単位を模式的に示す平面図であり、図6は、図5に
おけるB−B’線に沿った部分を模式的に示す断面図で
ある。
【0038】この2端子型非線形素子40は、バック・
ツー・バック(back−to−back)構造を有す
る点で図1及び図2において説明した2端子型非線形素
子20と異なる。つまり、2端子型非線形素子40は、
第1の2端子型非線形素子40aと第2の2端子型非線
形素子40bとを、極性を反対にして直列に接続した構
造を有する。
【0039】具体的には、絶縁性ならびに透明性を有す
る基板、たとえばガラス、プラスチックなどからなる基
板(第1の基板)30と、この基板30の表面に形成さ
れた絶縁膜31と、タンタルあるいはタンタル合金から
なる第1の導電膜42と、この第1の導電膜42の表面
に陽極酸化によって形成された絶縁膜44、この絶縁膜
44の表面に形成され、相互に離間した2つの第2の導
電膜46a、46bとから構成されている。そして、第
1の2端子型非線形素子40aの第2の導電膜46aは
信号線(走査線またはデータ線)48に接続され、第2
の2端子型非線形素子40bの第2の導電膜46bは画
素電極45に接続されている。なお、絶縁膜44は、図
1および図2に示した2端子型非線形素子20の絶縁膜
24に比べて膜厚が小さく設定され、たとえば約半分程
度に形成されている。また、第1の導電膜42、絶縁膜
44および第2の導電膜46a、46bなどの各構成要
素の具体的な特性、構成などは、前述の素子と同様であ
るので、記載を省略する。
【0040】(2端子型非線形素子の製造プロセス)次
に、たとえば図2に示す2端子型非線形素子の製造方法
について説明する。
【0041】2端子型非線形素子20は、たとえば以下
のプロセスによって製造される。
【0042】(a)まず、基板30上に酸化タンタルか
らなる絶縁膜31が形成される。絶縁膜31は、例えば
スパッタリング法で堆積したタンタル膜を熱酸化する方
法、あるいは酸化タンタルからなるターゲットを用いた
スパッタリングやコスパッタリング法により形成するこ
とができる。この絶縁膜31は、第1の導電膜22の密
着性を向上させ、さらに基板30からの不純物の拡散を
防止するために設けられるものであるので、たとえば、
50〜200nm程度の膜厚で形成される。
【0043】次いで、絶縁膜31上に、タンタルあるい
はタンタル合金からなる第1の導電膜22が形成され
る。第1の導電膜の膜厚は、非線形素子の用途によって
好適な値が選択され、通常100〜500nm程度とさ
れる。第1の導電膜はスパッタリング法や電子ビーム蒸
着法で形成することができる。タンタル合金からなる第
1の導電膜を形成する方法としては、混合ターゲットを
用いたスパッタリング法、コスパッタリング法あるいは
電子ビーム蒸着法などをもちいることができる。タンタ
ル合金に含まれる元素としては、周期律表で6、7およ
び8族の元素、好ましくはタングステン、クロム、モリ
ブデン、レニウムなどの前述した元素を選択する事がで
きる。
【0044】第1の導電膜22は、一般に用いられてい
るフォトリソグラフィおよびエッチング技術によってパ
ターニングされる。そして第1の導電膜22の形成工程
と同じ工程で信号線(走査線またはデータ線)12が形
成される。
【0045】(b)次いで、陽極酸化法を用いて第1の
導電膜22の表面を酸化させて、絶縁膜24を形成す
る。このとき、信号線12の表面も同時に酸化され絶縁
膜が形成される。絶縁膜24は、その用途によって好ま
しい膜厚が選択され、たとえば、20〜70nm程度と
される。
【0046】陽極酸化に用いられる化成液は、特に限定
されないが、たとえば0.01〜0.1重量%のクエン
酸水溶液を用いることができる。
【0047】(c)次いで、酸化膜24に水分を導入し
て3層に分けるための熱処理を行う。この熱処理は、不
活性ガス、たとえばアルゴンや窒素などの雰囲気中にお
いて、300℃以上、好ましくは320〜380℃の条
件で10〜120分の定温処理を行った後で、水蒸気を
含む雰囲気中で酸化膜24に水分が含まれるように、好
ましくは220℃以下、より好ましくは200℃以下ま
で、5〜300分の時間をかけて降温処理を行う。
【0048】(d)次いで、クロム、アルミニウム、チ
タン、モリブデン、などの金属膜を例えばスパッタリン
グ法によって堆積させることにより、第2の導電膜26
が形成される。第2の導電膜は、たとえば膜厚は、50
〜300nmで形成され、その後通常使用されているフ
ォトリソグラフィおよびエッチング技術を用いてパター
ニングされる。このとき、どのような方法で第2の導電
膜を形成したとしても、酸化膜24中に第2の導電膜を
構成する元素が含まれることを二次イオン質量スペクト
ルで確認している。次いで、透過型の液晶表示装置では
ITO膜を、反射型の液晶表示装置ではAl膜を、スパ
ッタリング法などによって膜厚30〜200nmで堆積
させ、通常用いられるフォトリソグラフィおよびエッチ
ング技術を用いて所定のパターンの画素電極34が形成
される。
【0049】(e)次いで、酸化膜24に含まれている
第2の導電膜26を構成する元素を酸化するために20
0℃以上で熱処理を行う。ここで、処理時間と2端子型
非線形素子の抵抗値の一般的な関係を図13に示す。図
13の横軸は熱処理温度を250℃にしたときの処理時
間の対数であり、縦軸は2端子型非線形素子の抵抗値の
対数である。抵抗値が最大になるところで酸化膜24に
含まれている第2の導電膜26の材料の酸化が終了する
ことを二次イオン質量スペクトルで確認した。
【0050】このとき、熱処理温度を高くすると処理時
間は短くなった。たとえば、200℃では5〜20時間
であり、250℃では0.5〜2時間であった。この処
理温度と時間は、第2の導電膜の材料がクロム、アルミ
ニウム、チタン、モリブデンのどれであってもほぼ処理
時間は同じであった。また、この熱処理は、前述した工
程(c)の酸化膜24への水添加工程を省略しても多少
の効果はあった。
【0051】素子の抵抗値が最大になるだけの熱処理か
らさらに熱処理を続けると、第1の酸化膜24aに存在
する過剰な酸素原子と水素原子が第2の酸化膜24bに
拡散し、実質的な第2の酸化膜24bの膜厚が薄くな
り、シフトの低減がなされた。
【0052】また、上記効果は、図1に示すようなクロ
ス型の2端子型非線形素子でも図5に示すようなバック
トゥバック型の素子でも同様であった。
【0053】
【実施例】以下に、本発明の具体的な実施例および比較
例を挙げて、さらに詳細に説明する。
【0054】(実施例1)この実施例では、図1および図
2に示したクロス型構造の2端子型非線形素子を用い
た。具体的には、ガラス基板上にスパッタリング法で膜
厚100nmの酸化タンタル膜を堆積し、さらに膜厚1
50nmのタンタル膜を堆積し、さらにパターニングを
行って第1の導電膜を形成した。ついで、0.05重量
%のクエン酸水溶液を化成液として用い、電流密度0.
04mA/cm2で電圧30Vに至るまで定電流電解を
行い、タンタル膜の陽極酸化を行った。その結果、厚さ
約55nmの酸化タンタル膜が形成された。さらに、窒
素雰囲気中で300℃にして30分の熱処理を行い、雰
囲気を水蒸気にして180℃まで冷却した。(熱処理
A)さらに、膜厚100nmのクロム膜をスパッタリン
グ法で堆積し、パターニングも行って第2の導電膜を形
成した。さらに、窒素雰囲気中で250℃,1時間の熱
処理を行った。(熱処理B) (比較例1)実施例1における熱処理Bを行わない他は、
実施例1と同様にして2端子型非線形素子を作製した。
【0055】(実施例2)実施例1における熱処理A
を、窒素雰囲気中で410℃にして30分行い、その後
同じく窒素雰囲気で180℃まで冷却し、他の工程は実
施例1と同様にして2端子型非線形素子を作製した。
【0056】(比較例2)実施例2における熱処理Bを行
わない他は、実施例2と同様にして2端子型非線形素子
を作製した。
【0057】(実施例3)この実施例では、図5および
図6に示したバックトゥバック型構造の2端子型非線形
素子を用いた。具体的には、ガラス基板上にスパッタリ
ング法で膜厚100nmの酸化タンタル膜を堆積し、さ
らに膜厚150nmのタンタル膜(タングステン原子を
0.2wt%含む)を堆積し、さらにパターニングを行
って第1の導電膜を形成した。ついで、0.05重量%
のクエン酸水溶液を化成液として用い、電流密度0.0
4mA/cm2で電圧15Vに至るまで定電流電解を行
い、前記タンタル膜の陽極酸化を行った。その結果、厚
さ約28nmの酸化タンタル膜が形成された。さらに、
若干水蒸気を含んだ窒素雰囲気中で430℃にして30
分の熱処理を行い、その後同じ雰囲気で180℃まで冷
却を行った。(熱処理C)さらに、膜厚100nmのク
ロム膜をスパッタリング法で堆積し、パターニングも行
って第2の導電膜を形成した。さらに、窒素雰囲気中で
250℃,1時間の熱処理を行った。(熱処理B) (実施例4)実施例3における第2の導電膜を膜厚20
0nmのAl膜にする他は、実施例3と同様にして2端
子型非線形素子を作製した。
【0058】(比較例3)実施例4において熱処理Bを
しない他は、実施例4と同様にして2端子型非線形素子
を作製した。
【0059】(実施例5)実施例3における熱処理Cに
代えて、窒素雰囲気中で320℃にして30分の加熱処
理を行い、雰囲気を水蒸気にして180℃まで冷却する
熱処理(熱処理D)を行い、熱処理Bに代えて、窒素雰
囲気中で250℃,30分の熱処理(熱処理E)を行っ
た他は、実施例3と同様にして2端子型非線形素子を作
製した。
【0060】(実施例6)実施例5における熱処理Eを
窒素雰囲気中で250℃,2時間の熱処理(熱処理F)
にする他は、実施例5と同様にして2端子型非線形素子
を作製した。
【0061】次に、実施例1乃至6および比較例1,2
の2端子型非線形素子に関して行った実験例について述
べる。これらの素子の、β値、極性差及びシフトについ
て表1、2にまとめた。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】(a)SIMS 第2の導電膜、酸化膜および第1の導電膜に含まれる各
種原子のプロファイルを求めるために行った、セシウム
イオンエッチングによるSIMSの結果を図7に示す。
【0065】図7において、横軸は、第2の導電膜、酸
化膜および第1の導電膜における、第2の導電膜の表面
からの深さを示し、縦軸は、2次イオンのカウント数を
対数値で示している。なお、図7において、実施例1、
3に対応する水素スペクトルが72で、実施例6に対応
する水素スペクトルが74で、比較例1に対応する水素
スペクトルが76である。上記3つの試料に対する酸素
スペクトルが78である。水素スペクトル72と76を
比較すると、第2の導電膜26との界面にある水素量が
少なくなっているのがわかる。これは、ここに存在して
いた第2の導電膜26を形成する原子が酸素と結合し
て、2次イオンの発生マトリクスが変化したためと考え
られる。つまり、第2の導電膜を形成した直後は図8の
ようになっていたのが、熱処理をすることで、第1の酸
化膜中の金属原子と酸素が結合して図9のように金属酸
化膜ができたと考えられる。
【0066】さらに、素子完成後の熱処理時間を長くす
ると、水素スペクトルが74のようになった。酸化膜2
4中の水素ピークが第1の導電膜側にシフトしている
が、これは、図9に示した第1の酸化膜である24aの
膜厚が厚くなり、第2の酸化膜24bが薄くなったこと
を示している。
【0067】なお、SIMSの測定にあたっては、サン
プルの陽極酸化膜(酸化膜24)が薄すぎると酸化膜2
4と第1の導電膜22および第2の導電膜24との界面
のデータが得にくくなるため、陽極酸化膜の膜厚を80
nm程度に設定している。そして、陽極酸化膜の膜厚を
変化させても界面の状況は変化していないことを確認し
ている。
【0068】(b)非線形係数(β値) 2端子型非線形素子の電流−電圧特性を実際に測定し、
それをプールフレンケルプロットにし、印加電圧が6V
と8Vのときの値から求めた傾きを非線形係数(β値)
とした。
【0069】表1から熱処理Bを実施した実施例1にお
いてβ値が大きくなることがわかる。また、酸化膜24
に、より多くの水素原子や過剰酸素原子が含まれると、
熱処理Bの効果が大きくなっている。さらに、実施例
3、4および比較例3より、バックトゥバック構造をし
た2端子型非線形素子でも熱処理Bの効果はある。第2
の導電膜26の材料は、クロムでもアルミニウムでも熱
処理Bによって、酸化膜24中にある原子を酸化すると
β値が大きくなることがわかる。
【0070】(c)極性差 表1に示すように、熱処理Bを実施すると、極性差が変
動している。これは、前述した2端子型非線形素子の伝
導式で、酸化膜24内のジャンクションの大きさが変動
するためである。この変動の大きさは、酸化膜24の作
製方法や、熱処理Aの温度やガス雰囲気によって変化す
るので、一概に決めることができないが、素子形成後の
熱処理で最適化することができる。実施例1,2は、ち
ょうど250℃、1時間の窒素雰囲気中の熱処理で極性
差が小さくなった例である。
【0071】(d)シフト値 素子の電流−電圧特性の経時変化を見るために、経時変
化の指標であるシフト値を求めた。なお、このシフト値
は、1秒毎に極性を変えた短形波の電圧を2端子型非線
形素子に印加したとき、下記式であらわされる値IS
定義されるものである。このとき、印加電圧は、電流が
液晶表示装置のパネルの1画素あたり1×10-7A流れ
るように設定される。
【0072】IS={(I100−I0)/I0}100 (%) この式において、I0は初期(1秒)の電流値の絶対値を
示し、I100は100秒後の電流値の絶対値を示す。な
お、実用上は、焼付きを防止するために、シフト値は−
5〜+5%、より好ましくは−2〜+2%の範囲に含ま
れることが望ましい。
【0073】実施例5に示すように、熱処理Eによって
β値は大きくできたが、シフト値はまだ大きかった。そ
こで、実施例6の熱処理Fのように素子形成後の熱処理
時間を長くすると、上述したように第2の酸化膜24b
の厚さが薄くなり、シフトが小さくなった。
【0074】(e)液晶表示装置の特性 さらに、実施例1の2端子型非線形素子を用いて液晶表
示装置を作製したところ、0〜50℃の温度範囲におい
て100以上のコントラストを得ることができ、かつ表
示ムラも焼き付きも認められなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2端子型非線形素子を適用した液晶表
示装置の要部を示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A’線に沿った断面図であ
る。
【図3】本発明の液晶表示装置の等価回路を示す図であ
る。
【図4】本発明の液晶表示装置のパネル部分を示す斜視
図である。
【図5】本発明の2端子型非線形素子を適用した液晶表
示装置の要部を示す平面図である。
【図6】図5におけるB−B’線に沿った断面図であ
る。
【図7】本発明の2端子型非線形素子について求めたS
IMSのスペクトルを示す図である。
【図8】本発明の2端子型非線形素子の断面の原子の結
合の様子を示す図である。
【図9】本発明の2端子型非線形素子の断面の原子の結
合の様子を示す図である。
【図10】熱脱離スペクトルを求めるための装置を概略
的に示す図である。
【図11】熱脱離スペクトルを求めるための試料を概略
的に示す図である。
【図12】本発明の2端子型非線形素子の酸化膜につい
て求めた熱脱離スペクトルを示す図である。
【図13】本発明の熱処理時間と2端子型非線形素子の
抵抗値の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 液晶表示パネル 12 走査線 14 データ線 16 画素領域 20、40 2端子型非線形素子 22、42 第1の導電膜 24、44 酸化膜 24a 第1の酸化膜 24b 第2の酸化膜 24c 第3の酸化膜 26、48 第2の導電膜 30 第1の基板 32 第2の基板 34、45 画素電極 72、74、76 水素原子のSIMSスペクトル 78 酸素原子のSIMSスペクトル 100 走査信号駆動回路 110 データ信号駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 直野 秀昭 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の導電膜−酸化膜−第2の導電膜から
    なる2端子型非線形素子において、 該酸化膜中に含まれる第2の導電膜を形成している原子
    は、少なくとも一部が酸素原子と結合していることを特
    徴とする2端子型非線形素子。
  2. 【請求項2】第1の導電膜−酸化膜−第2の導電膜から
    なる2端子型非線形素子の製造方法において、2端子型
    非線形素子が形成された後に、200℃以上の温度で熱
    処理することを特徴とする2端子型非線形素子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の2端子型非線形素子の製造
    方法は、(a)第1の導電膜を形成する工程と、(b)
    酸化膜を形成する工程と、(c)水分を含む雰囲気中で
    熱処理する工程と、(d)第2の導電膜を形成する工程
    と、を含むことを特徴とする2端子型非線形素子。
  4. 【請求項4】請求項1記載の2端子型非線形素子をスイ
    ッチング素子として備えたことを特徴とする液晶表示装
    置。
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