JPH11230863A - プラズマディスプレイパネル用背面板の障壁検査装置および検査方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル用背面板の障壁検査装置および検査方法

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JPH11230863A
JPH11230863A JP4300698A JP4300698A JPH11230863A JP H11230863 A JPH11230863 A JP H11230863A JP 4300698 A JP4300698 A JP 4300698A JP 4300698 A JP4300698 A JP 4300698A JP H11230863 A JPH11230863 A JP H11230863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDP用の背面板の障壁の凹欠陥、凸欠陥等
の形状欠陥を障壁の頂部だけでなく、障壁の両側面部に
わたり、効率的に検出できる、検査装置、検査方法の提
供する。 【解決手段】 障壁形成面側を上にして、試料移送部に
より、一定速度で一方向に移動されるプラズマディスプ
レイ用背面板に対し、その障壁形成面側を照明光にて照
明し、その反射光を撮影手段により撮影して得られた画
像データを基に、画像データ処理部により障壁部の欠陥
を検出するプラズマディスプレイパネル用背面板の障壁
の欠陥検査装置であって、障壁の両側面から、それぞ
れ、所定の角度θにてプラズマディスプレイパネル用背
面板の障壁形成面側を照明する第一照明手段、第二照明
手段と、障壁形成面側からの反射光を撮影するための、
障壁部の配列方向に沿い、且つ障壁部の検査領域を跨ぐ
ように設けられ、背面板に略直交する方向から撮影する
撮影手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル(PDPとも言う)用背面板の障壁の凹欠
陥、凸欠陥等の形状欠陥を検査する検査装置と検査方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイパネル(以
下PDPとも記す)は、その奥行きの薄いこと、軽量で
あること、更に鮮明な表示と液晶パネルに比べ視野角が
広いことにより、種々の表示装置に利用されつつある。
一般に、プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2
枚の対向するガラス基板にそれぞれ規則的に配列した一
対の電極を設け、その間にネオン、キセノン等を主体と
するガスを封入した構造となっている。そして、これら
の電極間に電圧を印加し、電極周辺の微小なセル内で放
電を発生させることにより、各セルを発光させて表示を
行うようにしている。特に情報表示をするためには、規
則的に並んだセルを選択的に放電発光させている。
【0003】ここで、PDPの構成を、図5に示すAC
型PDPの1例を挙げて説明しておく。図5はPDP構
成斜視図であるが、分かり易くするため前面板(ガラス
基板510)、背面板(ガラス基板520)とを実際よ
り離して示してある。図5に示すように、2枚のガラス
基板510、520が互いに平行に且つ対向して配設さ
れており、両者は背面板となるガラス基板520上に互
いに平行に設けられた障壁(セル障壁とも言う)530
により、一定の間隔に保持されている。前面板となるガ
ラス基板510の背面側には、放電維持電極である透明
電極540とバス電極である金属電極550とで構成さ
れる複合電極が互いに平行に形成され、これを覆って、
誘電体層560が形成されており、更にその上に保護層
(MgO層)570が形成されている。また、背面板と
なるガラス基板520の前面側には前記複合電極と直交
するように障壁530間に位置してアドレス電極580
が互いに平行に形成されており、更に障壁530の壁面
とセル底面を覆うように螢光面590が設けられてい
る。障壁530は放電空間を区画するためのもので、区
画された各放電空間をセルないし単位発光領域と言う。
このAC型PDPは面放電型であって、前面板上の複合
電極間に交流電圧を印加し、で放電させる構造である。
この場合、交流をかけているために電界の向きは周波数
に対応して変化する。そして、この放電により生じる紫
外線により螢光体590を 発光させ、前面板を透過す
る光を観察者が視認できるものである。なお、DC型P
DPにあっては、電極は誘電体層で被膜されていない構
造を有する点でAC型と相違するが、その放電効果は同
じである。また、図5に示すものは、ガラス基板520
の一面に下地層567を設けその上に誘電体層565を
設けた構造となっているが、下地層567、誘電体層5
65は必ずしも必要としない。
【0004】このようなプラズマディスプレイ(PD
P)用基板の背面板、前面板の製造工程は複雑で長い
為、製造過程で不良が発生し、製造中および製造後に各
種検査が行われている。中でも背面板の障壁の凹欠陥や
凸欠陥等の形状欠陥の検査は、PDPの品質を保証する
ものとして不可欠である。障壁の形状検査は、通常、背
面板に障壁を形成する工程の後、螢光体層を設ける工程
の前において行われ、頂上部の形状欠陥については、人
間の目視検査が採られていた。形状欠陥の検査方法とし
ては、従来、図4(a)に示すように、試料460の欠
陥検出面側を上にして、試料移送部430により、一定
速度で一方向に移動する周期性パターンを有する平面状
の試料460に対し、その欠陥検出面側を一方向の照明
光420Aにて照明して、その反射光420Bを、試料
460の絵柄の配列方向に沿う(略平行の)線状領域撮
影手段410により撮影した画像データ(画像信号デー
タ)に基づき、周期性パターンにある凹欠陥、凸欠陥等
の形状欠陥を検出する方法が知られている。この方法は
隣接パターン比較法とも呼ばれている。この方法は、正
常な試料面においては、反射光420Bが線状領域撮影
手段410にて撮影されるように、線状領域撮影手段4
10と照明手段420とを法線L1に略対象な位置に配
置しているため、凹欠陥や凸欠陥に照明光420Aが当
たった場合には、その箇所において散乱反射されるた
め、その箇所における線状領域撮影手段410に入射さ
れる光の量は、正常の試料面に比べ少なくなる。各パタ
ーンの画像データは、それぞれ隣接するパターンの画像
データと比べると、欠陥がなかったり、同じ欠陥がある
場合には同じ画像データとなり、一方のみが欠陥があっ
たり、異なる位置に欠陥がある場合には画像データは異
なるため、隣接するパターン間で、その画像データ同志
の差を、各画素毎にとることにより、図4(b)に示す
ようになり、これを不良検出用のスライスレベルSL2
と比較することにより欠陥箇所を概ね把握することがで
きる。
【0005】この図4(a)に示す方法(隣接パターン
比較法)をプラズマディスプレイ(PDP)用基板の背
面板の障壁の凹欠陥や凸欠陥等の形状欠陥の検査に適用
した場合、障壁は所定のピッチで略平行に配列されてお
り、周期性パターンを形成しているため、各障壁の画像
データは、それぞれ隣接する障壁の画像データと比べる
ことにより、欠陥箇所を把握することができる。しか
し、この方法は、言うまでもなく、障壁からの反射光が
得られる範囲については有効であるが、障壁からの反射
光が得られない範囲については有効でない。図4(a)
に示す方法は、単一の光源を用いて照明するもので、こ
の方法をそまままプラズマディスプレイ(PDP)用基
板の背面板の障壁の凹欠陥や凸欠陥等の形状欠陥の検査
に適用した場合、図4(c)に図1(a)のD0部に相
当する部分を拡大して示すように、各障壁の撮影におい
て照明光の影となる部分が生じ、障壁の頂部の欠陥の検
出、障壁の照明光420Aが照射される側面についての
欠陥検出は可能であるが、影となる領域についての欠陥
については検出ができない。試料の向きを変えて2回検
査すれば、障壁の両側面の欠陥を検査することがてきる
が、作業性が悪い。尚、ここでは、1回の検査とは、試
料の検査全領域を1回撮影する動作を言っている。即
ち、図4では、試料移動装置により、試料を定速度で一
方向に移動しながら線状撮影手段により試料の検査領域
を全て撮影する動作1回である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、プラズマディス
プレイ(PDP)はその大型化とともに、各セルのファ
イン化も進む中、障壁の側面部についても、品質面から
その欠陥検査が要求されるようになってきたが、図4に
示す形状欠陥の検出方法(隣接パターン比較法)をPD
P用背面板の障壁の欠陥検査に適用した場合には、1回
の検査では障壁の照明光の影となる領域の欠陥の検出は
できず、試料の向きを変えた2回検査では作業性が劣る
という問題があり、この対応が求められていた。本発明
は、これに対応するためのもので、PDP用の背面板の
障壁の凹欠陥、凸欠陥等の形状欠陥を検査する装置であ
って、効率的に、且つ、障壁の両側面部の欠陥も検出で
きる検査装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレイパネル用背面板の障壁検査装置は、障壁形成面側
を上にして、試料移送部により、一定速度で一方向に移
動されるプラズマディスプレイ用背面板に対し、その障
壁形成面側を照明光にて照明し、その反射光を撮影手段
により撮影して得られた画像データを基に、画像データ
処理部により障壁部の欠陥を検出するプラズマディスプ
レイパネル用背面板の障壁の欠陥検査装置であって、障
壁の両側面から、それぞれ、所定の角度θにてプラズマ
ディスプレイパネル用背面板の障壁形成面側を照明する
第一照明手段、第二照明手段と、前記障壁形成面からの
反射光を撮影するための、障壁部の配列方向に沿い、且
つ障壁部の検査領域を跨ぐように設けられ、背面板に略
直交する方向から撮影する撮影手段とを有することを特
徴とするものである。そして、上記における所定の角度
θが、障壁間の距離をL0、障壁の高さをH0とし、t
an-1(L0/H0)以下であることを特徴とするもの
である。
【0008】本発明のプラズマディスプレイパネル用背
面板の障壁検査方法は、相対的に、一定速度で一方向に
移動されるプラズマディスプレイ用背面板に対し、その
障壁形成面側を照明光にて照明し、その反射光を撮影手
段により撮影して得られた画像データを基に、画像デー
タ処理部により障壁部の欠陥を検出するプラズマディス
プレイパネル用背面板の障壁の欠陥検査方法であって、
障壁の両側面から、それぞれ、所定の角度θにてプラズ
マディスプレイパネル用背面板の障壁形成面側を照明
し、障壁部の配列方向に沿い、且つ障壁部の検査領域を
跨ぐように設けられ、背面板に略直交する方向から撮影
する撮影手段により、反射光を撮影することを特徴とす
るものである。そして、上記における所定の角度θが、
障壁間の距離をL0、障壁の高さをH0とし、tan-1
(L0/H0)以下であることを特徴とするものであ
る。また、上記において、障壁間に螢光面がある場合に
は、螢光面部の状態を併せて欠陥検出を行うものである
ことを特徴とするものである。即ち、螢光体部の欠陥
も、障壁部の欠陥とともに検出する。
【0009】
【作用】本発明の本発明のプラズマディスプレイパネル
用背面板の障壁検査装置は、このような構成にすること
により、効率的に、且つ、障壁の両側面部の凹欠陥、凸
欠陥等の形状欠陥も検出できる検査装置の提供を可能と
している。結果、PDPのセルのファイン化にも対応で
きるものとしている。具体的には、障壁形成面側を上に
して、試料移送部により、一定速度で一方向に移動され
るプラズマディスプレイ用背面板に対し、その障壁形成
面側を照明光にて照明し、その反射光を撮影手段により
撮影して得られた画像データを基に、画像データ処理部
により障壁部の欠陥を検出するプラズマディスプレイパ
ネル用背面板の障壁の欠陥検査装置であって、障壁の両
側面から、それぞれ、所定の角度θにてプラズマディス
プレイパネル用背面板の障壁形成面側を照明する第一照
明手段、第二照明手段と、前記障壁形成面からの反射光
を撮影するための、障壁部の配列方向に沿い、且つ障壁
部の検査領域を跨ぐように設けられ、背面板に略直交す
る方向から撮影する撮影手段とを有することにより、こ
れを達成している。即ち、障壁の両側面から、それぞ
れ、所第一照明手段、第二照明手段と、障壁形成面から
の反射光を撮影するための、障壁部の配列方向に沿い、
且つ障壁部の検査領域を跨ぐように設けられ線状領域撮
影手段とを有することにより、障壁の頂部のみならず、
障壁の両側面の形状欠陥を検出できるものとしている。
そして、所定の角度θが、障壁間の距離をL0、障壁の
高さをH0とし、tan-1(L0/H0)以下であるこ
とにより、確実に障壁の頂部と両側面部の欠陥検出を可
能としている。
【0010】また、本発明の本発明のプラズマディスプ
レイパネル用背面板の障壁検査方法は、このような構成
にすることにより、効率的に、且つ、障壁の両側面部の
凹欠陥、凸欠陥等の形状欠陥も検出できるものとしてお
り、PDPのセルのファイン化にも対応できるものとし
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のプラズマディスプレイパ
ネル用背面板の障壁検査装置の実施の形態の1例を挙げ
て、本発明を説明する。図1(a)は実施の形態の1例
の概略構成図で、図1(b)は図1(a)のA1側から
みた撮影部の平面図で、図2(a)は図1のA0部を拡
大して示した図で、図2(b)は欠陥箇所抽出データの
図、図3は画像処理の1例を示した図である。図1、図
2中、100は障壁検査装置、110は線状領域撮影手
段、120は第一照明手段、120Aは照明光、120
Bは反射光、125は第二照明手段、125Aは照明
光、125Bは反射光、130は移送部、140は画像
処理部、150はモニター、160は制御部、170は
背面板、171〜173、175は障壁、177は側
面、178は頂部、180はエンコーダ、181は信号
検出用ヘッド、185は信号検出箇所、191は凹欠
陥、193は凸欠陥である。図1に示す装置は、障壁1
75形成面側を上にして、移送部130により、一定速
度で一方向に移動されるプラズマディスプレイ用背面板
170に対し、その障壁175形成面側を照明光120
A、125Aにて照明し、その反射光を線状領域撮影手
段110により撮影して得られた画像データを基に、画
像データ処理部140により障壁部の欠陥を検出するプ
ラズマディスプレイパネル用背面板の障壁の欠陥検査装
置である。背面板170は移動方向(太線矢印の方向)
に略直交する方向に障壁の配列方向長手方向を置いて欠
陥検出を行うものである。そして、障壁175の両側面
177から、それぞれ、所定の角度θにてプラズマディ
スプレイパネル用背面板の障壁175形成面側を照明す
る第一照明手段120、第二照明手段125と、障壁1
75形成面からの反射光を撮影するための、障壁175
の配列方向、即ち長手方向(図1(b)のB1−B2方
向)に沿い、且つ障壁175の検査領域を跨ぐように、
背面板に略直交する方向に設けられた、該検査領域の線
状領域を撮影する線状領域撮影手段110を備えてい
る。制御部160は各部を制御するもので、画像処理の
結果や、欠陥部を表示するモニター150を備えてい
る。
【0012】図2(a)に示すように、第一の照明手段
120から、所定の角θで凹部欠陥191に入射される
と、その反射光120Bの一部が線状領域撮影手段11
0へ入射される。また、第一の照明手段120から、所
定の角θで凸部欠陥191に入射されると、その反射光
120Bの一部が線状領域撮影手段110へ入射され
る。図2(a)の凹欠陥191と凸欠陥193とは反対
側に凹欠陥、凸欠陥がある場合は、同様に第二の照明手
段125から、所定の角θで入射される光の反射光12
5Bの一部が線状領域撮影手段110に入射される。即
ち、障壁の両側面にある凹欠陥、凸欠陥が全て線状領域
撮影手段110により撮影される。特に、所定の角度θ
が、障壁間の距離をL0、障壁の高さをH0とし、ta
-1(L0/H0)以下である場合には、確実に障壁の
頂部と両側面部の欠陥検出ができ好ましい。凹欠陥19
1や凸欠陥193がある場合、この位置に欠陥がない場
合に比べ撮影手段に入射する光の量が増えることとな
る。これより、後述するように、隣接する障壁に対応す
る画像データ同志を、対応する画素毎に差分をとると、
欠陥部のある箇所のみが、図2(b)に示すように値が
大となり、所定のスライスレベルSL1で比較して、欠
陥箇所を特定することができる。
【0013】図3に基づいて、図1に示す検査装置10
0の動作を簡単に説明し、本発明のプラズマディスプレ
イパネル用背面板の障壁検査方法の説明に代える。図1
に示すように、背面板170は障壁175形成面側を上
にして、移送部130により移動され搬送されるが、そ
の移動位置の管理はエンコーダ180によりなされ、エ
ンコーダ180により得られる移動位置に基づき、同期
して線状領域撮影手段(ラインセンサカメラ)110
は、背面板170の所定領域を撮影する。(S310)
尚、図1に示す検査装置100においては、エンコーダ
180の信号検出用ヘッド181が、所定の間隔に設け
られた信号検出箇所183をパルスとして認識するた
め、パルスの数によりその位置を特定できる。線状領域
撮影手段(ラインセンサカメラ)110により得られた
画像データ信号は、A/D変換(S320)され、画像
処理部140にて送られる。画像処理部140では、得
られた画像データ信号のシェーディング補正、ノイズの
除去を行い、障壁の欠陥を抽出するが、簡単には、隣接
する障壁に対応するそれぞれの画像データ間で、対応す
る画素毎に差分をとり、更に必要に応じ欠陥部を強調す
る強調処理を行った後、不良判定レベルと比較して、不
良箇所を抽出する。(S330)具体的には、試料の同
一箇所において複数回(N回とする)、撮影手段により
撮影し、画像信号を得て、得られたN回分の画像信号を
積算、平均処理ことにより、ビデオ信号等で発生するラ
ンダムノイズは1/N1/2 となりランダムノイズは除去
できる。そして、ランダムノイズを除去した隣接する障
壁に対応する画像データ間で、対応する画素毎に差分を
とることにより、照明ムラ、撮像面の感度ムラ等による
緩やかな信号変化(シェーディング)や撮像する位置の
移動により変化しない信号分(例えば、光学系に付着し
たゴミによる信号の局部的変化)も除去される。更に、
シェーディングやランダムノイズを除去した画像データ
に対し、空間フィルター等を用いて微分処理(差分をと
る処理)を行い、欠陥部を強調する処理が強調処理であ
る。この後、不良箇所位置を演算し(S335)、その
位置をモニターへ表示する。(S340) エンコーダ180からの同期信号に対応して撮影が行わ
れ、各画像データについては、対応する背面基板の位置
が特定できるため、不良箇所の位置は特定できる。
【0014】図1の検査装置100では、撮影手段とし
て、CCD素子からなるラインセンサカメラ等の線状領
域撮影手段110を用いたが、エリアセンサでも良い。
また、背面板のパターンが単純なストライプでなく、格
子状のものでも検査対象として適用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記のように、PDP用の背
面板の障壁の凹欠陥、凸欠陥等の形状欠陥を障壁の頂点
だけでなく、障壁の両側面部にわたり、効率的に検出で
きる、検査装置、検査方法の提供を可能としている。特
に、ますますの大型化とセルの微細化が進み、形状も多
種となるPDP用の検査において有効で、結果、PDP
用の基板の量産に対応できるものとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマディスプレイパネル用背面板
の障壁検査装置の実施の形態の1例を示した概略図
【図2】図2(a)は実施の形態の一部拡大断面図で、
図2(b)は欠陥箇所抽出データの図
【図3】欠陥検出の動作を説明するためのフロー図
【図4】従来の形状欠陥検出方法を説明するための図
【図5】PDPを説明するための斜視図
【符号の説明】
100 障壁検査装置 110 線状領域撮影手段(ライン
センサカメラ) 120 第一照明手段 120A (第一照明手段の)照明光 120B (第一照明手段の)反射光 125 第二照明手段 125A (第二照明手段の)照明光 125B (第二照明手段の)反射光 130 移送部 140 画像処理部 150 モニター 160 制御部 170 背面板 171〜173、175 障壁 177 側面 178 頂部 180 エンコーダ 191 凹欠陥 193 凸欠陥 410 線状領域撮影手段 420 照明手段 420A 照明光 420B 反射光 430 試料移送部 460 試料 470 背面板 471〜473 障壁 491 凹欠陥 493 凸欠陥

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障壁形成面側を上にして、試料移送部に
    より、一定速度で一方向に移動されるプラズマディスプ
    レイ用背面板に対し、その障壁形成面側を照明光にて照
    明し、その反射光を撮影手段により撮影して得られた画
    像データを基に、画像データ処理部により障壁部の欠陥
    を検出するプラズマディスプレイパネル用背面板の障壁
    の欠陥検査装置であって、障壁の両側面から、それぞ
    れ、所定の角度θにてプラズマディスプレイパネル用背
    面板の障壁形成面側を照明する第一照明手段、第二照明
    手段と、前記障壁形成面からの反射光を撮影するため
    の、障壁部の配列方向に沿い、且つ障壁部の検査領域を
    跨ぐように設けられ、背面板に略直交する方向から撮影
    する撮影手段とを有することを特徴とするプラズマディ
    スプレイパネル用背面板の障壁検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1における所定の角度θが、障壁
    間の距離をL0、障壁の高さをH0とし、tan-1(L
    0/H0)以下であることを特徴とするプラズマディス
    プレイパネル用背面板の障壁検査装置。
  3. 【請求項3】 相対的に、一定速度で一方向に移動され
    るプラズマディスプレイ用背面板に対し、その障壁形成
    面側を照明光にて照明し、その反射光を撮影手段により
    撮影して得られた画像データを基に、画像データ処理部
    により障壁部の欠陥を検出するプラズマディスプレイパ
    ネル用背面板の障壁の欠陥検査方法であって、障壁の両
    側面から、それぞれ、所定の角度θにてプラズマディス
    プレイパネル用背面板の障壁形成面側を照明し、障壁部
    の配列方向に沿い、且つ障壁部の検査領域を跨ぐように
    設けられ、背面板に略直交する方向から撮影する撮影手
    段により、反射光を撮影することを特徴とするプラズマ
    ディスプレイパネル用背面板の障壁検査方法。
  4. 【請求項4】 請求項3における所定の角度θが、障壁
    間の距離をL0、障壁の高さをH0とし、tan-1(L
    0/H0)以下であることを特徴とするプラズマディス
    プレイパネル用背面板の障壁検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項3ないし4において、障壁間に螢
    光面がある場合には、螢光面部の状態を併せて欠陥検出
    を行うものであることを特徴とするプラズマディスプレ
    イパネル用背面板の障壁検査方法。
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