JPH11230758A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JPH11230758A
JPH11230758A JP10044638A JP4463898A JPH11230758A JP H11230758 A JPH11230758 A JP H11230758A JP 10044638 A JP10044638 A JP 10044638A JP 4463898 A JP4463898 A JP 4463898A JP H11230758 A JPH11230758 A JP H11230758A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音叉型振動ジャイロの原理による角速度セン
サは、各脚の周囲に励振用、検出用の両電極を備えるの
で、電極構成および回路との接続が極めて複雑となる。
各電極と回路との総合的・合理的な接続を可能にすると
共に廉価、小型かつ高精度のセンサ特性を発揮しうる構
成を提案する。 【解決手段】 各脚の電極の端部を音叉基部の主面の少
なくとも一つに集め、基部の他の面を基台に固着し、基
部電極群と基台側の電極群とを導体により接続したこ
と。また音叉基部上にICチップを搭載したこと。また
音叉を回路基板と一体化した気密容器に封入したこと。
また音叉の電極を共通に用いて音叉の励振と角速度の検
出を時分割で行うこと。また音叉の圧電結晶材からのカ
ット角を調節して主振動とコリオリ力による振動の両モ
ードの周波数温度特性を整合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音叉型振動体を用い
た角速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音叉は高い精度や安定度が達成で
きる優秀な振動体として知られているので、音叉型振動
体をいわゆる振動ジャイロスコープ技術に応用して、優
れたジャイロセンサを実現しようという提案が多数なさ
れている。また精度や安定性をより高めるため、振動体
を圧電性の磁器あるいは結晶材料、望ましくは水晶材で
一体的に形成しようという提案も複数ある。なお本明細
書で言う音叉型振動体とは、古典的な平行2脚の振動体
に限定せず、複数の片持ち型の屈曲振動脚が共通の基部
(実質的にはほとんど振動しておらず、振動歪も十分小
さいと見なせ、振動体を支持するために使用されること
が多い部分)から突出している形状の振動体を総称する
こととする。
【0003】例えば従来例として(1)特開平9−72
743号公報に開示された水晶製2脚音叉(各脚の四囲
の電極のうち3面を励振に、1面を検出に用いる)、
(2)特開平8−114457号公報に開示された圧電
結晶製2脚音叉(一方の脚に励振電極を、他方の脚に検
出電極を配置)、(3)特開平8−292032号公報
に開示された水晶製3脚音叉(外側の脚に励振電極を、
中央脚に検出電極を配置)、(4)特開平8−2781
42号公報に開示された水晶製平行4脚音叉(外側の2
脚で励振、内側の2脚で検出、あるいはその逆)、
(5)特開平7−77538号公報に開示された圧電結
晶製H形4脚音叉(一方の平行脚で励振、他方の平行脚
で検出)等がある。
【0004】音叉形の振動ジャイロセンサにおいては本
来の音叉としての振動モードを励振しておき、それに脚
軸方向の軸を持つ回転が加わった際に発生するコリオリ
の力によって各脚が音叉の振動方向と垂直な方向に変形
するので、その歪みを検出用電極で検出する。励振用電
極も検出用電極も各脚の4つの側面に設けられる。一般
的に言って各脚の周囲の全ての側面に電極を配するのが
最も動作上能率または感度が良い。またいずれも最も効
果的な配置場所は励振の歪みも検出の歪みも最大となる
脚の根元(固定端)に近い部分に設けたいので場所的に
も競合する。腕時計等に使用される音叉形振動子は僅か
に2端子の接続で済んでいるが、上記のような理由で音
叉形ジャイロセンサの表面の電極の数は極めて多く、引
出し線の引回しも複雑になって振動体表面での立体交差
も要求されて電極形成コストも増え、外部回路との接続
も容易ではなくなるという問題点がある。脚数によって
も複雑さは飛躍的に増す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各従来例では、
(1)は電極の一部省略と共用、(2)(3)(4)は
各脚の役割分担等の工夫を行ってはいるものの、それで
もまだ電極は十分複雑であり、その複雑な電極と外部回
路とを簡素な構造かつ単純な工程で接続する技術は提案
されていない。(5)は外部への接続構造(ワイヤボン
ディング)は提示されているが、音叉の基部自体がジン
バル的構造を含む複雑な形状であるという他の問題点が
ある。
【0006】本発明の目的は、音叉型角速度センサにお
いて、振動体上の各電極と回路との総合的・合理的な接
続を可能にすると共に小型かつ高精度のセンサ特性を発
揮できるような構成を提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】2脚以上の音叉を用いた
音叉型角速度センサにおいて、下記の特徴を単独あるい
は適宜組合わせて用いること。 (1)各脚の各側面に設けた励振あるいは検出用の電極
の端部を前記音叉の基部の主面の少なくとも一つに集
め、前記基部の他の面を基台に固着し、前記基部電極群
と前記基台側の電極群との導体による接続を行ったこ
と。 (2)各脚の各側面に設けた励振あるいは検出用の電極
の端部を前記音叉の基部の主面の一つに集め、前記基部
の他の面を弾性部材を介して基台に接着し、前記基部電
極群と前記基台側の電極群との導体による接続を行った
こと。 (3)前記基台は真空容器の底部にあり、前記基台側の
電極群は前記基台より高所に設けたこと。 (4)前記基部電極群と前記基台側の電極群とをハンダ
あるいは導電接着剤で直接導電的に接合したこと。 (5)前記導体による接続は、可撓性のリボン状の絶縁
基板上に形成された多数の導体箔の各々の端部と前記基
部の主面の電極の各々の端部との導電性接着によってな
されたこと。
【0008】(6)前記角速度センサを励振・検出する
回路手段を搭載する回路基板の一部を前記音叉を封入す
る気密容器の底部となし、前記音叉の周囲の前記回路基
板面に前記気密容器の上部となる蓋との接合部を枠状に
設け、該接合部の内側に前記基台と前記基台側の電極群
とを設け、該基台側の電極群と前記回路手段とを前記回
路基板の内部あるいは表面に設けられ前記気密容器とな
る部分を貫通する配線手段で結線し、前記基台に前記音
叉を取り付けて前記基部電極群と前記基台側の電極群と
の導体による接続を行いかつ前記接合部に前記蓋を接合
して気密封止を行うことによって、前記回路基板上に気
密容器入りの角速度センサとその励振・検出回路を一体
化したこと。
【0009】(7)各脚の各側面に設けた励振あるいは
検出用の電極の端部を前記音叉の基部の主面の一つに集
め、前記基部の他の面を基台に固定し、前記主面に回路
素子の少なくとも一部を搭載し、かつ該回路素子と前記
電極との前記主面上での接続を行ったこと。 (8)前記回路素子は前記主面の一つの面上に搭載され
たICチップであること。 (9)前記ICチップは前記主面の一つの面上にダイボ
ンディングされており、前記ICチップと前記電極の端
部とはワイヤボンディングで接続されていること。
【0010】(10)音叉に設けた複数の電極は個々に
切替え回路を経由して励振回路および角速度検出回路に
接続されており、前記切替え回路は制御回路によって操
作されて、励振作用と角速度検出作用とが同じ電極を用
いて交互に行われること。 (11)前記励振作用と前記角速度検出作用との一方で
使用され他方では使用されない電極は、前記切替え回路
によって不使用時に所定の電位に接続されること。
【0011】(12)前記音叉の材料が圧電性の磁器で
あること。 (13)前記音叉の材料が圧電性の結晶であること。 (14)前記音叉の材料が水晶材であり、前記主面は水
晶材のX軸にほぼ平行あるいは垂直であり、前記脚の軸
方向はY軸の方向にほぼ近いこと。 (15)音叉の材料が水晶材であり、前記主面の法線は
水晶材のX軸と15°ないし75°傾斜しており、前記
脚の軸方向はY軸の方向にほぼ近いこと。 (16)前記脚の断面寸法がほぼ正方形であること。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の角速度センサを示す図であり、(a)は分解斜視図、
(b)は音叉の裏面斜視図である。1はA、Bの2脚を
持つ水晶製の音叉であり、時計用に普通に用いられる3
2768Hzの周波数を持ついわゆる+5°XYカット
の水晶音叉型振動子と実質的に同じ型の振動体であっ
て、Z板をX軸回りに+1〜7°回転して得たZ’板か
らU字型に切り出される。なお、角速度センサーの振動
体の周波数温度特性の平坦さは時計用ほどは要求されな
いので、圧電性の方向性をよりよく脚の方向性に揃えて
検出電圧のノイズを減らし得るカット角、例えばZ’板
の回転方向を約−18.5°とすることも意味がある。
【0013】各脚の周囲側面には、音叉1の基本振動の
励振あるいはコリオリ力による角速度検出に用いられ
る、銀等の電極膜を有する。本例では音叉の表裏の主面
(U字面に平行な表面)の脚側面に設けた電極は通常の
時計用音叉の場合1本であるのと異なり2本になってい
るが、これはコリオリ力による脚の歪を検出可能にする
ためである。A、B各脚の電極膜には図示のように対称
的に1〜6の番号をつけておき、一方の脚の電極を特定
する必要のある場合にはA1,A2,………B5,B6のよう
に呼ぶことにする。電極パターンは輪郭内を打点で示し
た。
【0014】各電極の引出し線は必要の応じて音叉の側
面を経由しすべて音叉1の上側の主面の基部(各脚を連
結し、実質的に振動しない部分)に集められ、ボンディ
ングパッド12で終端する。また裏側の主面にはハンダ
付け可能な材質膜より成る支持用パッド14が設けてあ
る。2はケースで、音叉1を収容する気密容器(内部は
真空あるいは不活性ガスが封入される)となるセラミッ
ク製の箱である。
【0015】その各部は、音叉1を収容しかつ自由な振
動を許すための凹部21、音叉の基部を載置する台座2
2および音叉の支持用パッド14とハンダあるいは接着
剤で接合されて音叉をケース内に支持・固定する支持用
パッド23、収容された音叉の上面とほぼ等しい高さに
設けたプラットフォーム24とその面に設けた複数の小
面積のメタライズ部であるボンディングパッド25、気
密容器の蓋となるガラス板(図示せず)が載置・接着さ
れる接合部26、ケース外部への励振・検出電極の引出
し部である外部端子27(他の回路基板に対してケース
をSMD方式で実装することが可能なように、ケースの
稜部に側面と底面にかかるように設けられる)等よりな
る。
【0016】音叉1を台座22に取り付ける場合、直接
両者を固着するのではなく、間に適当な弾性材あるいは
バネ構造体を介在させてもよい。これは振動絶縁効果に
よって、音叉の振動漏れを防いで振動を安定化させ、あ
るいは外部からの振動が音叉に伝わって検出信号にノイ
ズが混入するのを防止する効果を狙うものである。
【0017】なお音叉1を台座22に取り付け後、音叉
側のボンディングパッド12とケース側のボンディング
パッド25とは各々金やアルミニウムの細線より成るボ
ンディングワイヤ13にて個々にワイヤボンデイングさ
れる。両ボンディングパッドの高さの差を既述の如くす
べて小さくしてあるのでワイヤボンディングは容易であ
り、ワイヤも短く、音叉の周囲に広いスペースを要しな
いのでケース全体を小型化できる。またボンディングパ
ッド25と外部端子27とは、ケース2の内部で多層基
板印刷配線技術等を用いて接続されている。その際同時
に用いられる電極はケース側面に例えばA2 +A5 と表
示してあるように内部結線されて同じ外部端子にまとめ
られる。
【0018】なお図1(a)に示した矢印vはある瞬間
の各脚の速度、矢印Rは角速度が検出される回転軸の方
向、ωはその角速度であり、矢印Fc はそのような回転
がケース2に加わったとき各脚に作用するコリオリ力を
示している。このコリオリ力Fc は角速度に比例し、そ
れにより脚A、Bの主面に垂直な撓みが生じるが、これ
は電極A1 とA2 、A4 とA5 、B1 とB2 、B4 とB
5 の差電圧に比例するので、結果的に角速度の検出がで
きる。
【0019】上記本発明の第1の実施の形態においては
音叉の各電極を音叉外部に引出すのにワイヤボンディン
グ技術を用いたが、第2の実施の形態においては可撓性
の基板から成るリード板を用いる。図2はそのリード板
3のみを平面図で示したものである。リード板3上のリ
ードパターン32の末端であるボンディングパッド31
を図1に示したと同様な電極構造を持つ音叉1の基部に
対向させて重ね、導電接着剤にて接着する。リード板3
の他端は図示しないが外部回路に適合する形状としてお
きそれに接続する。これは液晶表示パネルと外部回路と
の接続技術の応用である。音叉を気密容器に封入せず、
大気中で使用する場合により適する接続構造である。
【0020】図3の各図は本発明の第3の実施の形態に
関し、(a)はその斜視図、(b)は脚部の断面図、
(c)はその変形例の脚部の断面図である。本例では脚
C、D、Eを有する3脚音叉4をセンサとして用いると
共に、駆動・検出回路を収めたICチップ5を音叉基部
上に搭載している。励振・駆動用電極11の末端である
ボンディングパッド12は、ICチップ5の周縁部の電
極パッドに直接ワイヤボンディングされる。この構成に
より、回路を含めた角速度センサを極めて小型化するこ
とができる。
【0021】電源、回路制御用の入力、角速度検出出力
等外部との連絡のため、外部端子15も備えている。ケ
ースは図示しないが、第1の実施の形態におけるケース
2と類似の構造の気密容器を用いることができる。本例
の3脚音叉は(a)、(b)に示すように、各脚の基本
振動は音叉の主面に垂直方向であり、2脚音叉とは異な
る。従って3脚音叉の素材水晶板のカット方位は(a)
に示すようにX板となる。
【0022】また音叉の主振動モードの励振駆動は両側
の脚で行い、角速度の検出は中央の脚で行う。検出用の
脚を励振用の脚と分離でき、検出用電極の出力に励振電
圧がノイズとして混入することを避けることが容易にで
きるのが3脚音叉の利点である。そのための電極11の
配置は(b)のようである。なお同図に角速度の検出軸
Rの方向、角速度ωも振動速度v,コリオリ力Fc と共
に示した。
【0023】またtは音叉板の厚さ、wは中央脚Dの幅
である。各脚の屈曲振動の固有振動数は主にtで決まり
wに無関係なので、本例では中央脚幅wは両側の脚幅と
異なっていてもよい。各脚幅が全て等しい場合、中央脚
の振幅は両側脚の2倍となるので検出感度上は有利とな
る。wが大きくなれば、それに反比例して中央脚の外側
脚に対する振幅比は減少する。
【0024】図3(c)にはこの実施の形態の変形例
で、音叉の各脚の基本振動の方向が9°異なり、音叉の
主面に平行である角速度センサである。本例では中央脚
と両側脚とが互いに逆位相で基本振動をする。各脚の固
有振動数はその幅で決まり、それらは全て等しい要請か
ら、各脚は全て等しいwを持つ。切出し方位も変化し、
第1の実施の形態である2脚音叉の場合とほぼ等しくな
る。その他は第2の実施の形態の基本形と変わらない構
成を取り得る。
【0025】図4は本発明の第4の実施の形態を示し、
(a)はガラス蓋を除いたその平面図、(b)はX−X
断面図、(c)はその変形例のX−X断面図である。本
例は励振・検出回路を実装した回路基板がセンサ振動体
の気密ケースを兼ねている構造である。振動体としては
前例と同じ3脚音叉を用いた。電極構造等細部の図示は
省略した。
【0026】ケース2の回路基板となる部分には、回路
の主体であるICチップ5および抵抗、容量等の外付け
素子51が実装されている。それら同士の基板内の配線
は図示を省略した。回路基板の一部には3脚音叉4の収
納部である凹部21があり、その内部の台座22に3脚
音叉4が取り付けられる。凹部21を囲んで接合部26
があるが、これはガラス蓋28(周波数トリミングのた
めレーザー光透過性の材質より成り、(a)には図示せ
ず)の周辺部を接着封止するために枠状にコーティング
された低融点ガラスの層である。
【0027】断面図(b)、(c)には気密容器部分の
2つの異なる形態を示した。(b)においてはケース2
が気密容器の側面部まで覆う例で、接合部26はケース
2(回路基板)の上面から突出した側壁部の上縁に設け
られ、ガラス蓋28は板状の例であり、(c)において
は接合部26はケース2(回路基板)の凹部の底に設け
られ、ケース2は気密容器の底面のみを覆う例で、ガラ
ス蓋28は箱状をなしている。後者においては回路基板
の最大厚さを薄くすることができる。
【0028】励振あるいは検出用の電極端は細部は図示
しないが音叉4の上側の主面の基部の端の縁に集めら
れ、ケース2(回路基板)側の電極端にワイヤボンディ
ングされる(13はボンディングワイヤ)。ケース側の
電極端はケース2(回路基板)の内部を経由する(ある
いは表面に沿う)配線パターン29によってICチップ
5側の端子に導かれる。図示しないがもちろん外付け素
子51を経由してもよい。センサ全体の入出力や電源と
の接続は外部端子27によって行われる。
【0029】図5は本発明の第5の実施の形態を示す音
叉の脚部の断面図であり、(a)はその概念を2脚音叉
に適用した例、(b)は3脚音叉に適用した例である。
第5の実施の形態の意図は次の通りである。音叉の基本
的な(本来の)振動モードにおける固有振動数と、コリ
オリ力による振動モード(脚の撓み方向が基本モードの
場合と垂直になる)の固有振動数が極めて近いとき、両
モードが共振してコリオリ力による振動の振幅が増加
し、角速度の検出感度が高くなるとされる。
【0030】そのために音叉の厚みtと脚の幅wをほぼ
等しくする。しかし2つの固有振動数を完全に一致させ
るのではなく、t、wを調節して僅かな離調度を保つの
がよい。しかるに、水晶材の異方性により、両モードの
周波数温度特性は一般的に一致しない。+5°XYカッ
トの場合、基本モードの周波数温度特性は比較的フラッ
トな2次曲線状であるが、コリオリ振動モードの周波数
温度特性はほぼ直線的で大きな負の値を持つ。従って離
調度は使用温度範囲でかなりずれてしまう。
【0031】本実施の形態においては、音叉のカット角
を傾けることによって、両モードの周波数温度特性をほ
ぼ一致させ、環境温度が変化しても両モードの固有振動
数が平行移動するので離調度(あるいは固有振動数の
差)があまり変わらないようにした。ただし周波数温度
特性自体はフラットではなく負の値となるが、それは止
むを得ないものとする。更に説明すると、
【0032】基本振動の固有振動数をfn 、コリオリ振
動の固有振動数をfc 、脚長をl、ヤング率をE、密度
をρ,比例定数をλとすると、 fn =λ×w×√(E/ρ)/(l×l) fc =λ×t×√(E/ρ)/(l×l) となる。両式を温度θで微分して差をとると、 dfn/(fndθ) −dfc/(fcdθ) =〔dw/(wdθ) −dt
/(tdθ) 〕 であるから、wとtとの線膨張係数が等しくなれば上式
の右辺はゼロになり、2つのモードの周波数の温度変化
は平行する。
【0033】水晶材の線膨張率は理科年表によると光軸
(Z軸)に平行な方向では6.8ppm、垂直な方向
(XY平面に平行)では12.2ppmである。従って
wとtとを共にZ軸に関してほぼ等角度傾斜させれば、
上記の条件を満たすことができる。実際には約45°近
辺の任意の範囲で最適角度を実験的に探せばよい。図5
(a)、(b)はこのような角度状態を概念的に示して
いる。脚の長手方向がY’軸方向であるので、励振・検
出電極は前述の他の実施の形態とほぼ同様とすることが
できる。
【0034】図6は本発明の角速度センサの2脚音叉に
おける脚部電極と励振・検出回路との結線状態を説明す
る実施の形態2例の概念図であり、(a)は第6の実施
の形態、(b)は第7の実施の形態を示す。第6の実施
の形態(a)は第1の実施の形態あるいは第5の実施の
形態にて述べた如く2脚音叉の各脚に6個づつの電極を
設けた場合、A1,A2,B1,B2 を検出回路7に用い、他
を励振回路6に結線した例である。
【0035】第7の実施の形態(b)は一方の脚A上の
各電極を励振回路6に接続して励振を行い、脚B上の各
電極を検出回路7に接続して検出動作を行わせるよう
に、音叉脚の役割分担をしたものである。この実施の形
態においては、特に検出の高能率化と共に、励振電圧が
ノイズとして検出電圧に混入することが極めて少ない利
点がある。なお、B3,B6 の電極は検出用に用いないこ
とにしたので、これらの電極は始めから設けないでおく
か、あるいは図示のように所定の電位VE に固定してお
く。
【0036】図7は本発明の第8の実施の形態におけ
る、2脚音叉励振・検出回路の概念図であり、(a)、
(b)はその動作の2状態をそれぞれ示している。本例
では同じ電極を用いて励振と検出を交互に時分割で行い
(即ちある期間には電極群が励振回路6に接続され、次
の期間には検出回路7に接続される動作を反復する)、
励振、検出のいずれの場合も、最も能率的な位置(歪み
の大きい脚の根元付近)にある全電極を競合なく利用
し、脚側面の有効全面積を活用して能率的かつ高感度に
行うと共に、検出時に励振電圧が影響するのを避けるこ
とができる。
【0037】励振動作の最小必要な持続時間は、検出期
間中の振幅減衰を回復して再び振幅が飽和に近づくまで
とし、検出時間は容量成分に充電された前の励振電圧が
放電してその影響が小さくなるまでの時間と検出時間と
の和で、振幅があまり減衰してしまう前に終わらせねば
ならない。音叉のQ値が十分高ければ振幅減衰がゆるや
かになるので検出の時間的余裕が生まれ、本実施の形態
の動作が可能となる。また励振・検出のサイクルを短時
間で行うことが、サンプリングの頻度を増し、連続検出
に近い検出精度を得る観点から一般的に望ましい。
【0038】図8は上記第8の本発明の実施の形態に用
いる回路を説明するブロック図である。音叉上の各電極
は適宜に(図示例は6群)まとめられ、切替回路群84
に入力する。切替回路群84は6個の切替回路要素より
成り、各切替回路要素は端子イを切替制御回路83の出
力の変化に応じて端子ロまたは端子ハのいずれかに一斉
に切替え接続する動作を行う。
【0039】全ての電極側の端子イが端子ハ即ち励振回
路6に接続されているとき、音叉は励振期間にある。そ
のとき切替制御回路83は励振回路6に対して励振動作
を許す励振許可信号PA を出力している。また励振回路
6は音叉と同じ周波数を有するクロック信号発生回路8
1と自分の励振動作との位相を合せるための同期信号P
S を授受している。同期をとる理由は検出期間が終わっ
て次の励振期間が開始されるとき、減衰途中の残留振動
と異なる位相で励振が再開されると却って減衰し、新た
な振幅の成長に長時間を要するので、この現象を避ける
ためである。
【0040】クロック信号発生回路81のクロック出力
は分周回路82で数分の1ないし数万分の1に分周さ
れ、励振・検出の反復に適した周波数に変換され、切替
え制御回路83の動作タイミングを与える。
【0041】切替回路83が検出期間を指令したとき、
即ち切替回路群84に各電極側端子イが端子ロに接続さ
れると、主要な電極の検出電圧はそれぞれ検出回路7に
入力する。即ち電極(A1 +A4 +B1 +B4 )と(A
2 +A5 +B2 +B5 )との総合検出電圧とはインピー
ダンス変換器71を経てインピーダンスを調整された上
で差動増幅回路72で差電圧を増幅され、更に同期検波
回路73で検波して、出力信号に混入している基本振動
歪みによる電圧が除かれる。
【0042】なお同期検波の制御信号としては従来は励
振回路の出力の一部が使われたが、本回路では励振動作
が停止中なので前述のクロック信号発生回路81の出力
の一つである検波同期信号PD が用いられる。前記検波
出力はローパスフィルタ74で高周波ノイズ成分が除か
れ、更にDCアンプ75で適度に増幅されて、コリオリ
力FC に比例する角速度検出出力Ωが得られる。検出期
間に使用しない電極A3,A6,B3,B6 があるが、それら
は所定電位VE に接続される。
【0043】なお回路構成の変形例について述べてお
く。本実施の形態ではクロック信号発生回路を設けて切
替えによる位相状態を維持するようにしたが、構成を変
えて、検出期間中のクロック信号作成回路の出力に相当
する信号を、減衰中の振動により任意の音叉電極から得
られる振動電圧を適宜増幅して作成する回路は、減衰が
甚だしくないという条件下で容易に構成可能である。こ
の場合はわざわざ励振回路との位相調整は不要となる
か、更に簡単化され得る。
【0044】また1つの脚を常時励振して振動の位相情
報を維持しておき、他の脚については励振と検出を時分
割で行うとか、あるいはその一種として1つの脚に属す
る電極の全部または一部から発生する電圧を常時参照信
号として用い、参照信号を増幅器で増幅して励振駆動用
の正帰還出力とし、切替回路群を用いて、残りの全電極
に対しては、前記該駆動用出力を供給する期間と検出電
極として利用する期間とを交互に切替えるというよう
に、電極の役割が発振か検出かのいずれかに固定されて
いる従来例と第8の実施の形態との中間的な種々の形態
も実現可能であり、本発明の実施の形態として採用し得
る。もちろんセンサ振動体に3脚音叉や4脚音叉を使用
してもよく、構成に対応した効果を発揮する。例えば励
振時には検出用の電極まで動員することによって、検出
時には却って大きな振幅(励振用電極と検出用電極が固
定されている場合よりも)が得られる場合もあり得る。
【0045】図9は本発明の第9の実施の形態の斜視図
である。1は音叉で、図1に示した第1の実施の形態に
おけると同様な1〜6の番号を付した励振・検出用の電
極11を各脚A、Bの周囲に有する。各電極は音叉の基
部主面上に配置したボンディングパッド12(本例では
支持用パッド14も兼ねる)に引出し線パターンで接続
されている。音叉1をその中心軸(対称軸)に関して1
80°回転したとき、各ボンディングパッド12とそれ
らに対応する電極11は図上で全く同じパターンで表れ
る(反転すると図示電極およびボンディングパッドはA
2 、A1 、B1、B2 がB4 、B5 、A5 、A4 に変わ
るが)ように配慮されている。なおボンディングパッド
12は基部の縁の2列配置に限定する必要はなく、基部
主面の内部の可能な位置を選んで自由に配置してよい。
【0046】ケース2側には僅かに突起したボンディン
グパッド25(台座22および支持用パッド23を兼ね
る)が2列に設けられ、上面はメタライズされ外部配線
に接続されている。音叉1はこの上に置かれ、両ボンデ
ィングパッド(音叉側のは下の主面にあるもの)は位置
合わせの上ハンダあるいは導電接着材で接合され、音叉
の支持と端子の接続処理とが同時に行われる。余分のハ
ンダ等はボンディングパッド25間の溝内に逃がされ短
絡を避けられる。この構成ではセンサの組立時に音叉1
の表裏を判別しないでもよく、しかも接続が支持と同時
にできて容易である利点を有する。またこの構成は任意
の電極配置あるいは多脚の音叉に対して適用し得る。ま
たボンディングパッドが上下の主面にできるが、上面側
のボンディングパッドを第1の実施の形態の如くワイヤ
ボンディングに用いても表裏判別を不要化できる。
【0047】以上各種の実施の形態について述べたが、
本発明はもとよりそれらに限定されるものではなく、各
実施の形態やその変形例の特徴を種々に組合わせた諸形
態もまた本発明に属するものである。
【0048】
【発明の効果】本発明は各電極と回路との総合的・合理
的な接続を可能にすると共に廉価で小型かつ高精度のセ
ンサ特性が得られる効果を有する。具体的には構成の諸
特徴に従って下記の諸効果が得られる。
【0049】(1)音叉の各脚の各側面の電極端部を基
部の少なくとも1つの主面に集め、基部の主面の1つを
基台に取り付けたので、ワイヤボンディングにも直接導
電接着にも適する構造が得られ、基台あるいは容器側電
極との接続が極めて容易になり従って製造コストも削減
できた。 (2)音叉基部上にICチップを実装搭載した構造では
音叉内部での接続により外部との接続数を減少できやは
り接続が容易になりセンサの小型化ができた。 (3)励振・検出回路を実装した回路基板の一部を気密
容器として音叉を封入することにより、気密容器の外側
の回路との接続を回路基板配線技術を用いて容易確実に
行うと共に角速度センサの一体化・小型化を達成するこ
とができた。
【0050】(4)上記の接続技術のいずれかに加えて
圧電結晶からのカット角を変えた音叉を用いることによ
り音叉の主振動とコリオリ振動との離調度の温度特性を
改善し広い温度範囲にわたって高い感度と安定性を得る
ことができた。 (5)共通の音叉電極を用いて励振と角速度検出を時分
割で行うことにより、電極構成を単純化し、励振駆動、
検出のいずれの目的に対しても電極が最も能率的に働く
位置を脚上で占めることができてセンサ感度を高め得た
と共に、駆動電圧の影響を受けない検出を可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図であり、
(a)は分解斜視図、(b)は音叉の裏面斜視図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態に用いる接続部材の
平面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に関する図であり、
(a)はその斜視図、(b)は脚部の断面図、(c)は
その変形例の脚部の断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す図であり、
(a)はその平面図、(b)はX−X断面図、(c)は
その変形例のX−X断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す音叉の脚部の
断面図であり、(a)は2脚音叉の場合、(b)は3脚
音叉の場合である。
【図6】本発明の脚部電極と励振・検出回路との結線状
態に関する実施の形態2例の概念図であり、(a)は第
6の実施の形態、(b)は第7の実施の形態を示す。
【図7】本発明の励振・検出回路に関する第8の実施の
形態の概念図であり、(a)、(b)はその動作の2状
態を示す。
【図8】本発明の上記第8の実施の形態に用いる回路の
ブロック図である。
【図9】本発明の第9の実施の形態の斜視図である。
【符号の説明】
1 音叉 11 電極 12 ボンディングパッド 13 ボンディングワイヤ 14 支持用パッド 15 外部端子 2 ケース 21 凹部 22 台座 23 支持用パッド 24 プラットフォーム 25 ボンディングパッド 26 接合部 27 外部端子 28 ガラス蓋 29 配線 3 リード板 31 ボンディングパッド 32 リードパターン 4 3脚音叉 5 ICチップ 51 外付け素子 6 励振回路 7 検出回路 71 インピーダンス変換器 72 差動増幅回路 73 同期検波回路 74 ローパスフィルタ 75 DCアンプ 81 クロック信号発生回路 82 分周回路 83 切替制御回路 84 切替回路群 A 脚 B 脚 C 脚 D 脚 E 脚 R 検出回転軸 t 音叉厚さ w 音叉脚幅 v 速度 ω 角速度 Ω 角速度検出出力 FC コリオリ力 PA 励振許可信号 PD 検波同期信号 PS 同期信号 VE 所定の電位

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2脚以上の音叉を用いた角速度センサで
    あって、前記各脚の周囲面に設けた励振あるいは検出用
    の電極の端部を前記音叉の基部の主面の少なくとも一つ
    に集め、前記基部の主面で基台に固着し、前記基部電極
    群と前記基台側の電極群との導体による接続を行ったこ
    とを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 2脚以上の音叉を用いた角速度センサで
    あって、前記各脚の周囲面に設けた励振あるいは検出用
    の電極の端部を前記音叉の基部の主面の一つに集め、前
    記基部の他の面を弾性部材を介して基台に接着し、前記
    基部電極群と前記基台側の電極群との導体による接続を
    行ったことを特徴とする角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記基台は前記音叉を封入する気密容器
    の底部にあり、前記基台側の電極群は前記基台より高所
    に設けたことを特徴とする請求項1あるいは2の角速度
    センサ。
  4. 【請求項4】 前記基部電極群と前記基台側の電極群と
    をハンダあるいは導電接着剤で直接導電的に接合したこ
    とを特徴とする請求項1の角速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記導体による接続は、可撓性のリボン
    状の絶縁基板上に形成された多数の導体箔の各々の端部
    と前記基部の主面の電極の各々の端部との導電性接着に
    よってなされたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかの角速度センサ。
  6. 【請求項6】 前記角速度センサを励振・検出する回路
    手段を搭載する回路基板の一部を前記音叉を封入する気
    密容器の底部となし、前記音叉の周囲の前記回路基板面
    に前記気密容器の上部となる蓋との接合部を枠状に設
    け、該接合部の内側に前記基台と前記基台側の電極群と
    を設け、該基台側の電極群と前記回路手段とを前記回路
    基板の内部あるいは表面に設けられ前記気密容器となる
    部分を貫通する配線手段で結線し、前記基台に前記音叉
    を取り付けて前記基部電極群と前記基台側の電極群との
    導体による接続を行いかつ前記接合部に前記蓋を接合し
    て気密封止を行うことによって、前記回路基板上に気密
    容器入りの角速度センサとその励振・検出回路を一体化
    したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの角
    速度センサ。
  7. 【請求項7】 2脚以上の音叉を用いた角速度センサで
    あって、前記各脚の各側面に設けた励振あるいは検出用
    の電極の端部を前記音叉の基部の主面の一つに集め、前
    記基部の他の面を基台に固定し、前記主面に回路素子の
    少なくとも一部を搭載し、かつ該回路素子と前記電極と
    の前記主面上での接続を行ったことを特徴とする角速度
    センサ。
  8. 【請求項8】 前記回路素子は前記主面の一つの面上に
    搭載されたICチップであることを特徴とする請求項7
    の角速度センサ。
  9. 【請求項9】 前記ICチップは前記主面の一つの面上
    にダイボンディングされており、前記ICチップと前記
    電極の端部とはワイヤボンディングで接続されているこ
    とを特徴とする請求項8の角速度センサ。
  10. 【請求項10】 2脚または多脚の音叉を用いた角速度
    センサであって、前記音叉に設けた複数の電極は個々に
    切替え回路を経由して励振・検出回路に接続されてお
    り、前記切替え回路は制御回路によって操作されて、励
    振作用と角速度検出作用とが共通の電極を用いて交互に
    行われることを特徴とする角速度センサ。
  11. 【請求項11】 前記励振作用と前記角速度検出作用と
    の一方で使用され他方では使用されない電極は、前記切
    替え回路によって不使用時に所定の電位に接続されるこ
    とを特徴とする請求項10の角速度センサ。
  12. 【請求項12】 前記音叉の材料が圧電性の磁器である
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかの角速
    度センサ。
  13. 【請求項13】 前記音叉の材料が圧電性の結晶である
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかの角速
    度センサ。
  14. 【請求項14】 前記音叉の材料が水晶材であり、前記
    主面は水晶材のX軸にほぼ平行あるいは垂直であり、前
    記脚の軸方向はY軸の方向にほぼ近いことを特徴とする
    請求項1ないし11のいずれかの角速度センサ。
  15. 【請求項15】 音叉の材料が水晶材であり、前記主面
    の法線は水晶材のX軸と15°ないし75°傾斜してお
    り、前記脚の軸方向はY軸の方向にほぼ近いことを特徴
    とする請求項1ないし11のいずれかの角速度センサ。
  16. 【請求項16】 前記脚の断面寸法がほぼ正方形である
    ことを特徴とする請求項1ないし15の角速度センサ。
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