JPH1123014A - 空調用室外機 - Google Patents

空調用室外機

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Publication number
JPH1123014A
JPH1123014A JP17998497A JP17998497A JPH1123014A JP H1123014 A JPH1123014 A JP H1123014A JP 17998497 A JP17998497 A JP 17998497A JP 17998497 A JP17998497 A JP 17998497A JP H1123014 A JPH1123014 A JP H1123014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
room
noise
air
intake port
Prior art date
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Pending
Application number
JP17998497A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Nakayama
精一 中山
Arihiro Onomura
有洋 尾野村
Yuji Kawamura
裕司 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Publication of JPH1123014A publication Critical patent/JPH1123014A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン吸気口より外部に騒音が漏れにくく
なるようにして、騒音の問題を解消する。 【解決手段】 エンジン吸気口16dを、制御機器Cを
収容する制御機器ルーム19内に臨ませる。制御機器ル
ーム19にはエンジン16の振動が伝わりにくい構造と
なっているので、吸気口16dから放散される騒音の振
動がエンジン振動に共振しないので、共振による騒音が
助長されるのを抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒートポンプ式
エアコンディショナの室外機、特にエンジン吸気口の設
置場所に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒートポンプ式エアコンディショ
ナの室外機は、図10に示すような構成であった。即
ち、室外機は、水平の仕切板50にて、上方に熱交換器
(コンデンサ,エンジンラジエータ)51や送風機52
が収納された熱交換器ルーム53が、下方にディーゼル
エンジン63及びコンプレッサ65が収納されたエンジ
ンルーム54が形成されている。特にエンジンルーム5
4は、騒音を外部に伝えるのを防ぐ目的のために、縦方
向の仕切板55が配され、この仕切板55を隔てて他方
に制御機器Cが設置される制御機器ルーム56が設けら
れていた。
【0003】この仕切板55は、ウレタンなどから構成
され、その下方にエンジンルーム54内へ冷却空気を送
る送風機57が配されると共に、エンジンルーム内の空
気を排出する排気切欠58を介して前記仕切板50に形
成の排気孔59から前記熱交換器用ルーム53内にエン
ジンルーム54内の熱気を流出させ、この熱気を送風機
52で外部に排出していた。
【0004】室外機であるため、当然ながら雨が当り、
雨水が熱交換器用ルーム53内へ入り込む。そして雨水
は仕切板50上に溜まり、ドレンホース62より室外に
排出させていた。また前記排気孔59からエンジンルー
ム54内へ雨水が入り込むのを防止するため、該排気孔
59に雨よけ板60及び堰61が設けられていた。尚、
エンジン63の排ガスの排気は、排気パイプ64を介し
て前記熱交換器用ルーム53内に入り、先端が上方まで
至り大気に放出していた。なお、上記エンジン63の吸
気口63bは、エンジンルーム54に設けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エンジン63からはパ
イプ63aを介して吸気口63bが設けられていたが、
この吸気口63bをエンジンルーム54に設けた従来タ
イプのものでは、運転時の吸気爆発音による低周波騒音
が問題となっていた。その原因としては、吸気爆発音に
よりエンジンルーム54を囲っている外板を振動させる
ことにより、この振動がエンジンの振動に共振する関係
で騒音を助長させていた。対策としては吸気口を熱交換
器用ルーム53を経由して、破線63cに示すように室
外に出すという案が考えられたが吸気音による騒音が外
部に放散されて、特に高周波の騒音が問題となってい
た。
【0006】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、エンジン騒音の高周波,低周波の両方の
騒音を抑えて、騒音公害を発生させない空調用室外機を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この請求項1に係る発明
は、エンジン吸気口を制御機器ルームに臨ませることに
より、制御機器ルーム内で騒音を抑えるものである。
【0008】この請求項2に係る発明は、制御機器ルー
ムの空気取入れ用の開口部よりも奥の位置に吸気口を設
けて、開口部より騒音が漏れにくくなるようにする。
【0009】この請求項3に係る発明は、吸気口を制御
機器の近傍に設けて、吸気口へ導かせる空気が制御機器
にまで循環するようにして、制御機器に対して冷却効果
を付与するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。 実施の形態1.図1乃至図4において室外機1は図1,
図2に示され、箱体2の中程で水平方向に仕切板3が横
架され、その上方にエンジンラジエータ4やコンデンサ
4m等が配された熱交換器用ルーム5が設けられ、下方
にエンジンルーム6が配されている。
【0011】熱交換器用ルーム5は、左の側面にエンジ
ンラジエータ4が配され、前,後にコンデンサ4mが配
置され、しかも上面に送風機7が2つ設けられ、該熱交
換器用ルーム5内の空気を矢印Aのように流れを作る。
また、この熱交換器用ルーム5内には、エンジン16の
排気パイプ10が縦方向に配され、先端は、室外機1の
上部に至り、エンジン16からの排気ガスは室外機外に
排出される。
【0012】さらに、熱交換器用ルーム5は、その下面
をなす水平の前記仕切板3を有し、この仕切板3の適宜
な位置に、排気孔12が形成され、この排気孔12は下
記する仕切板18の仕切板内空間24と連通している。
なお、仕切板3は前記した排気パイプ10の貫通孔13
も穿たれている。
【0013】エンジンルーム6は、冷媒を圧縮するため
のコンプレッサ15とこのコンプレッサ15を稼動させ
るディーゼルエンジン16とが配され、エンジンプーリ
ー16aとコンプレッサプーリー15aとは図外のベル
トで連動して回転する。エンジン16の排気ガスは、エ
ンジン16の排気パイプ10を介して前述のごとく排出
される。また、このエンジンルーム6は、縦方向の仕切
板18にて仕切られ、一方に制御機器C等が収納される
制御機器ルーム19が設けられ、該制御機器ルーム19
はその下方が開いて開口部19aとなり、大気と連通し
て、空気を取入れるように構成されている。なお、開口
部19aにはメッシュが張られている。
【0014】縦方向の仕切板18は、図2,図3にも示
されるように、中心にウレタンなどの発泡材等の吸音材
20を、この両側に挟んで配される外板21,22とよ
り構成され、吸音材20には、切欠23と外板21,2
2にて仕切板内空間24が形成されている。この仕切板
内空間24の上方を、前記仕切板3に形成の排気孔12
と連通するように吸音材20に切欠23aが形成され、
また、下方を室外機外へ連通するドレン25を形成する
切欠23bが形成されている。また、吸音材20の下方
に換気切欠27が形成されている。
【0015】外板21には、換気用の送風機28が設け
られ、外板22には、前記切欠23内に添う板片29が
設けられていると共に、上方及び下方に前記エンジンル
ーム6内に連通する穴30,31が形成されている。穴
30は仕切板内空間24と連通し、穴31は前記換気切
欠27と連通している。この送風機28、換気切欠2
7、穴31及び穴30とで換気風が流れるルートが形成
され、換気風は矢印Bのごとく流れるものである。
【0016】上述の構成において、室外機1は屋外に設
置され、雨水は主に上方から熱交換器用ルーム5内に入
り込む。入り込んだ雨水は仕切板3上に溜まり、排気孔
12から仕切板内空間に流れ込み、下方に至って、ドレ
ン25から室外機1の外へ排出される。
【0017】また、エンジンルーム6内へは、換気用の
空気が、送風機28の駆動により流動し、換気切欠2
7、穴31を介して導入され、エンジンを冷却し、さら
に空気は、穴30から前記仕切板内空間24内に入り、
排気孔12から熱交換器用ルーム5内に至り、送風機7
により室外へ排出される。即ち、換気ルートを雨水排水
ルートと一部を兼用することができるものである。
【0018】エンジン16から突出するパイプ16aに
は吸気フィルター16bが介挿され、このパイプ16a
は、下部のオイルパン16cの横を介して送風機28の
下部の仕切板18を貫通して、先端の吸気口16dが制
御機器ルーム19を突出する。すなわち、パイプ16a
の先端の吸気口16dは、外板22,吸音材20,外被
21を貫通した上で、開口部19a側に臨む。
【0019】このような構成によれば、送風機28,2
8で開口部19aより外部の新鮮な空気が制御機器ルー
ム19内に導入されるが、この空気は吸気口16dにも
導入された後、パイプ16aを経由してエンジン16に
吸入される。
【0020】一方、吸気口16dからはエンジン16か
ら発生した騒音がパイプ16a内を伝幡して放出される
ことになるが、制御機器ルーム19内は、仕切板18で
エンジンルーム6と隔絶されているので、制御機器ルー
ム19内には、エンジンの振動が伝わりにくいので、吸
気口16dから放散される騒音の振動と、エンジンの仕
切板18を介して伝幡した振動との共振の問題が生じる
ことがなく、かえって制御機器ルーム19内で吸気口1
6dより発生される騒音を抑制できる。
【0021】実験によれば、エンジン回転数が、110
0rpm,1500rpm,1900rpmで従来の吸
気口63cを外部に突出させたタイプのものでは騒音特
性がそれぞれ図5(a),図6(a),図7(a)に示
す特性となったが、本実施の形態によれば、図5
(b),図6(b),図7(b)に示す特性が得られ、
高,、低いずれの周波数の騒音も、抑えることが確認さ
れた。
【0022】実施の形態2.本発明では、吸気口16d
を送風機28で直下ではなく、図8に示すように、それ
より横側の送風機28取付けに邪魔とならない個所に設
けてもよい。
【0023】実施の形態3.また、本発明では吸気口1
6dを、制御機器ルーム19内の奥に設置された制御機
器Cの近傍、この場合は制御機器Cの表面Caに対向す
るように設けてもよい。
【0024】これによれば、吸気口16dで吸入して開
口部19a側より取込まれる空気Dの流れが生じ、空気
Dが制御機器Cに循環して当るので、制御機器Cを冷却
するという効果が得られる。また、吸気口16dが制御
機器ルーム19の奥に位置されるので、吸気口16dか
らの騒音が開口部19aを介して外部に漏れるおそれが
なくなり、騒音の発生をより抑制できる。また、制御機
器Cが開口部19aより奥に位置されて、開口部19a
より離れるので吸気口16dの騒音が開口部19aより
漏れにくくなる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、エンジン振動が伝わりにくい制御機器ルームに吸気
口を設けたので、吸気口から漏れる振動がエンジン振動
に共振することがなく、騒音を抑制できる。
【0026】第2の発明によれば、制御機器ルームの奥
の方に吸気口を位置させているので、制御機器ルームの
開口部より吸気口を離すことができて、騒音が開口部よ
り漏れるのを防止できる。
【0027】第3の発明によれば、制御機器の近傍に吸
気口を設けたので、吸気口に導入される空気を、制御機
器にまで循環して放散させることができて、制御機器の
冷却効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】 この発明の一実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図3】 この発明の一実施の形態を示す側面図であ
る。
【図4】 この発明の一実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図5】 この発明と従来の騒音特性を示す特性図であ
る。
【図6】 この発明と従来の騒音特性を示す特性図であ
る。
【図7】 この発明と従来の騒音特性を示す特性図であ
る。
【図8】 この発明の他の実施の形態を示す分解斜視図
である。
【図9】 この発明の他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図10】 従来例の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 室外機 2 箱体 3 仕切板 4 コンデンサ 5 熱交換器用ルーム 6 エンジンルーム 7 送風機 16 エンジン 16a パイプ 16b 吸気フィルタ 16c オイルパン 16d 吸気口 19a 開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ駆動用のエンジンが収容さ
    れるエンジンルームと、コンデンサ等が収容される熱交
    換器用ルームと、制御機器等が収容される制御機器ルー
    ムとを有する空調用室外機において、上記エンジンの吸
    気口を上記制御機器ルームに臨ませたことを特徴とする
    空調用室外機。
  2. 【請求項2】 エンジン吸気口を、上記制御機器ルーム
    に形成される空気取入れ用の開口部より奥の方に位置さ
    せたことを特徴とする請求項1に記載の空調用室外機。
  3. 【請求項3】 エンジンの吸気口を制御機器の近傍に設
    けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空調
    用室外機。
JP17998497A 1997-07-04 1997-07-04 空調用室外機 Pending JPH1123014A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001051859A1 (en) * 2000-01-14 2001-07-19 Toshiba Carrier Corporation Outdoor unit of air conditioner
KR20130091930A (ko) * 2012-02-09 2013-08-20 엘지전자 주식회사 공기조화기의 실외기

Cited By (3)

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