JPH06257796A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機

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Publication number
JPH06257796A
JPH06257796A JP3959593A JP3959593A JPH06257796A JP H06257796 A JPH06257796 A JP H06257796A JP 3959593 A JP3959593 A JP 3959593A JP 3959593 A JP3959593 A JP 3959593A JP H06257796 A JPH06257796 A JP H06257796A
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JP
Japan
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outdoor
compressor
main body
heat exchanger
air conditioner
Prior art date
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Application number
JP3959593A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Matsubara
充則 松原
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化を計りながら、静音化とCOPの向上
と快適性と施工性を向上し、電装品を冷却できる空気調
和機の室外機を提供する。 【構成】 室外熱交換器102をU字形状として本体1
01の内部全体を風路とし、本体101の単位容積当た
りの室外熱交換器102の熱交換能力を大きくして、小
型化を計り、仕切板が無くて圧縮機109aの上部のス
ペースを有効に使って、室外ファン103cを大径化、
低回転化して、静音化を計り、室外熱交換器102を左
右対称形状とし、吸込空気の風速分布を良化させ、効率
的に熱交換を行ってCOPを向上する。また圧縮機10
9a周囲を防音板2aと防振栓7で完全に覆うことによ
り、音や水が漏れず、防水しながら静音化でき、圧縮機
109aの振動を抑えて輸送時の破壊を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室外機の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、室内機と室外機が分離した空気調
和機の室外機は、地価の高騰や環境破壊に伴い、室外機
の設置スペースの確保のための小型化や、省エネルギの
ためのCOPの向上や、近隣騒音防止や快適性アップの
ための低騒音化が求められている。
【0003】従来、この種の空気調和機の室外機は実開
昭58−159463号公報に示すような構成が一般的
であった。その構成について図18〜図23を参照しな
がら説明する。
【0004】すなわち、室外機の本体101の内部の後
方及び左側方にはL字形状の室外熱交換器102が設け
られ、前記本体101の内部であって前記室外熱交換器
102の前方には、図18〜図20の場合は大径の室外
ファン103aと大口径のオリフィス104aを各々1
個、図21〜図23の場合は小径の室外ファン103b
と小口径のオリフィス104bを本体の上下に各々2個
備え、前記室外ファン103a、103bを駆動させる
室外モータ(図示せず)と室外モータを固定するモータ
固定板(図示せず)を設けている。前記本体101の後
部と左側部には吸込口105を前部には吹き出し口10
6a、106bを備えている。前記室外ファン103
a、103bの右側方に設けた仕切板107により、前
記室外熱交換器102を有し風路となる熱交換器室10
8と縦置き形の圧縮機109を有する圧縮機室110と
に本体101を分け、前記仕切板107の上部で熱交換
器室108と圧縮機室110とにまたがって、電装品
(図示せず)を格納する電装箱111を設けている。前
記電装箱111の圧縮機室110側の底部にはスリット
形状の流入口112を備え、電装箱111の熱交換器室
108側の左側部にはルーバー形状の外気流出口113
を備えている。前記本体101の右側部の下方には圧縮
機室110に外気を流入するルーバー形状の外気流入口
114を備えている。前記圧縮機109の周囲には難燃
剤を添加した化学繊維と再生綿などを積層し接着剤によ
りシート状に加工したフェルト状吸音材とゴムシートか
らなる防音材115を巻いている。
【0005】上記構成において、製品の運転中は前記室
外モータ(図示せず)と前記圧縮機109が駆動し、前
記室外ファン103a、103bが回転し、前記圧縮機
109により循環する冷媒が室外熱交換器102に入
り、吸込口105から吸い込まれ室外熱交換器102、
熱交換器室108、オリフィス104a、104b、室
外ファン103a、103b、吹き出し口106a、1
06bを通る室外空気で熱交換される。また圧縮機10
9をインバータ駆動させるため電解コンデンサ116等
の電装品の冷却が必要となり、IからJへの外気の流
れ、つまり外気流入口114から圧縮機室110、流入
口112、電装箱111内、外気流出口113へと外気
を流すことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機の室外機では、圧縮機109の大きさにより、仕
切板107の位置が規制され、仕切板107から圧縮機
室110の方へ室外熱交換器102を延ばしても風がう
まく流れず効果が少ないため、仕切板107の位置で室
外熱交換器102の右方の位置が決まり、本体101の
高さが同一で室外ファン103a、103bの風量が同
一風量の場合、室外熱交換器102のコア長の長さつま
り本体101の幅と奥行きによって能力が決まってしま
い本体101の小型化が計れないという問題があった。
【0007】また、仕切板107と室外熱交換器102
の左側方とのスペースである熱交換器室108の大きさ
で室外ファン103a、103bの直径とオリフィス1
04a、104bの口径が規制され、特に圧縮機109
の上方のスペースが有効に使えないため、室外ファン1
03a、103bの直径とオリフィス104a、104
bの口径を大きくできず、回転数を低減できないため、
室外ファン103a、103bの運転音の静音化ができ
ないという問題もあった。
【0008】また、室外ファン103a、103bの直
径を大きくできないため、同一風量同一能力の室外熱交
換器102の場合、室外熱交換器102の吸込表面積に
対する室外ファン103a、103bの正面面積の割合
を大きくできず、室外熱交換器102の形状も左右対称
でないため、室外熱交換器102の吸込空気の風速分布
を良化できないためCOPの向上が計れないという問題
もあった。
【0009】さらに、圧縮機109の周囲を防音材11
5で覆ったとしても完全に密閉状態にすることは困難で
あるため高周波数の運転音を減衰できず、またゴムシー
トの比重では低周波数の運転音を減衰できないため、両
周波数域の運転音が外気流入口114からもれるため、
圧縮機109の運転音の静音化が計れず、仮に圧縮機1
09をさらに別の部品で囲ってもコストアップ要因とな
ってしまうという問題もあった。
【0010】また、本体101の輸送時に圧縮機109
が振動し、本体101の内部または外部に損傷を与える
ため圧縮機109の周囲に余裕スペースを設けなければ
ならず、本体101の小型化が計れないという問題もあ
った。
【0011】また、圧縮機109が低圧型であった場
合、圧縮機109の周囲を室外空気が流れるため圧縮機
109の胴シェル部の低温部に結露し、圧縮機109の
ターミナル部117内に結露水が浸入し絶縁性能が劣化
したり、防音材115が濡れて吸音性能が劣化するとい
う問題もあった。
【0012】さらに、2馬力以上の大型の圧縮機109
では低周波数で駆動しても能力が多すぎるため、室内機
がサーモON/OFF運転をしてしまい、COPと快適
性の向上が計れないという問題もあった。
【0013】さらに、圧縮機109が本体101の内部
の右側方にあるため、製品の重心が右側に片寄り、設置
運搬時に運びにくいという問題もあった。
【0014】さらに、シート状の防音材115では内部
に空気層を設けるのに限界があり、圧縮機109の静音
化が計れないという問題もあった。
【0015】本発明は上記課題を解決するもので、本体
の小型化を計りながら、室外ファンの静音化とCOPの
向上が可能で、圧縮機の静音化と絶縁性能を向上できる
空気調和機の室外機を提供することを第1の目的とす
る。
【0016】第2の目的は室外ファンのさらなる静音化
とCOPの向上ができる空気調和機の室外機を提供する
ことにある。
【0017】第3の目的は本体の小型化、静音化、CO
Pの向上とコストダウンを両立でき、室外ファンの振動
も防止できる空気調和機の室外機を提供することにあ
る。
【0018】第4の目的は能力可変幅を拡大してCOP
と快適性を向上させ、製品の重心を中心にもってきて施
工性を向上できる空気調和機の室外機を提供することに
ある。
【0019】第5の目的は圧縮機のさらなる静音化がで
きる空気調和機の室外機を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機の室
外機は上記第1の目的を達成するために、第1の手段
は、空気調和機の室外機の本体の内部後方に設けた室外
熱交換器と前記本体の内部で前記室外熱交換器の前方に
設けた室外ファンとオリフィスと縦置き形の圧縮機と電
装品を格納する電装箱からなり、前記本体の後部と左右
側部に吸込口を、前部に吹き出し口を設け、前記電装箱
と本体の前部または側部とを連接する流風部を備え、前
記本体の前部または側部に外気流入口を設け、前記電装
箱に外気流出口を設け、前記室外熱交換器側を半円筒形
状とした防音板により前記圧縮機の周囲を囲い、前記防
音板の圧縮機の吐出管と吸込管を通す吐出管口と吸込管
口に各々防振栓を備え、前記室外熱交換器の左右側方を
本体前方に本体内部の左右両側面の近傍にて各々45゜
〜90゜曲げたU字形状とした構成とする。
【0021】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段は、2個の室外ファンとオリフィスを本体を正面
からみて対角方向に斜めに設けた請求項1記載の構成と
する。
【0022】また、第3の目的を達成するために、第3
の手段は、同一の2個の室外ファンとオリフィスを設
け、前記室外ファンを駆動する室外モータを固定する同
一の2個のモータ固定板を1個は本体の底板に、もう1
個は上側の前記室外ファンのほぼ真下方向に設けた防音
板の上部に取り付けてなる請求項2記載の構成とする。
【0023】また、第4の目的を達成するために、第4
の手段は、2個の室外ファンとオリフィスと2個の縦置
き形の圧縮機を設け、室外熱交換器側を半円筒形状とし
た同一の2個の防音板により前記圧縮機の周囲を各々囲
い、前記室外ファンを駆動する室外モータを固定する同
一の2個のモータ固定板を各々前記防音板の上部に取り
付けてなる請求項1記載の構成とする。
【0024】また、第5の目的を達成するために、第5
の手段は、室外熱交換器側を半円筒形状とした防音板に
より圧縮機の周囲を囲い、前記圧縮機と前記防音板との
空間に難燃剤を添加した化学繊維と再生綿を混入したフ
ェルト状吸音材を低密度で接着剤無しで満設してなる請
求項1または2または3または4記載の構成とする。
【0025】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、室
外熱交換器をU字形状として本体の全体を風路としたた
め、本体の単位容積当たりの室外熱交換器の吸込表面積
を大きくできるため本体の小型化が計れ、仕切板が無く
て圧縮機の上部のスペースを有効に使えるため、室外フ
ァンを大径化し、低回転化でき室外ファンの静音化が計
れ、室外熱交換器を左右対称形状としたため吸込空気の
風速分布が良化しCOPを向上することができる。また
圧縮機周囲を防音板と防振栓で完全に覆ったため、音や
水が漏れず、圧縮機を防水しながら静音化でき、圧縮機
の振動を抑えて輸送時の破壊を防止し、低圧型圧縮機の
場合、圧縮機の周囲を空気が流れないため、結露せず絶
縁性能を向上することができる。
【0026】また、第2の手段の構成により、2個の室
外ファンを高さ方向より広い対角方向に斜めに設けたた
め、圧縮機の上部のスペースをさらに有効に使え、同一
風量では2個の室外ファンを大径化し低回転化できるた
め室外ファンの静音化が計れ、室外熱交換器の吸込表面
積に対する室外ファンの正面面積の割合を大きくできる
ため、風速分布を良化し、COPを向上することができ
る。
【0027】また、第3の手段の構成により、2個の同
一形状の室外ファンとモータ固定板を使用するため、ロ
ット数を増やして単価を下げることによりコストダウン
を計れ、断面を半円筒形状として断面係数を増やした強
固な防音板の上部にモータ固定板を固定するため室外フ
ァンの振動を防止することができる。
【0028】また、第4の手段の構成により、2個の小
容量圧縮機により冷凍サイクルを構成するため、従来と
駆動周波数幅が同じであれば、能力可変幅はほぼ倍とな
り、COPと快適性を向上させる。また、2個の同一形
状のモータ固定板と防音板を使用するため、コストダウ
ンを計ることができ、さらに製品を左右対称形状にして
製品の重心を中心にもってこれるため、施工時の運搬作
業を容易化することができる。
【0029】また、第5の手段の構成により、圧縮機の
周囲を防音板で囲ったため、防音材を接着剤を用いてプ
レスしシート状にする必要がないため、低密度で圧縮機
の周囲に満設でき、内部に空気層を増やし、吸音効果を
増大することができる。
【0030】
【実施例】以下本発明の第1実施例について、図1〜図
5を参照しながら説明する。
【0031】図に示すように、空気調和機の室外機の本
体101の内部後方には左右側方を本体101内部の左
右両側面の近傍にて本体前方に各々90゜に曲げ、本体
101の前方付近まで伸ばしたU字形状とした室外熱交
換器102を備え、前記本体101の内部で前記室外熱
交換器102の前方には従来例の本体101と同一容積
の本体101の場合従来例の室外ファン103aとオリ
フィス104aより大径の室外ファン103cと大口径
のオリフィス104cを備え、前記室外ファン103c
を駆動させる室外モータ(図示せず)と室外モータを固
定するモータ固定板(図示せず)で室外ファン103c
をオリフィス104cの中心に固定している。前記本体
101の後部と左右側部には室外空気を吸い込む吸込口
105を、前部である前板1aには室外空気を吹き出す
吹き出し口106cを備えている。前記室外熱交換器1
02と前板1aに囲まれた熱交換器室108の内部で室
外熱交換器102の前方で室外ファン103cの右下方
に縦置き形の圧縮機109aを備え、前記圧縮機109
aの周囲に室外熱交換器102側を半円筒形状とした防
音板2aを設け、前記防音板2aの圧縮機109aの吐
出管3aと吸込管4aを通す吐出管口5aと吸込管口6
aに各々防振栓7を備えている。前記防音板2aの内部
で圧縮機109aの周囲には難燃剤を添加した化学繊維
と再生綿などを積層し接着剤によってシート状に加工し
たフェルト状の吸音材8を巻いている。前記熱交換器室
108の内部で室外ファン103cの右上方には電装品
(図示せず)を格納する電装箱111aを、電装箱11
1aの固定部9aを室外熱交換器102にひっかける形
で固定している。前記電装箱111aの左側部には熱交
換器室108と電装箱111a内部とを連通するルーバ
ー形状の外気流出口113aを備えている。前記前板1
aの右上部には室外空気を流入するルーバー形状の外気
流入口114aを設け、前記外気流入口114aと電装
箱111aとを連接する流風部10aにより室外と電装
箱111a内部を連通している。
【0032】上記構成において、製品の運転中は前記室
外モータ(図示せず)と圧縮機109aが運転し、圧縮
機109aにより循環する冷媒が室外熱交換器102に
入る。従来例の室外ファン103aの場合より圧縮機1
09aの上部スペースを有効に使えるため大径であり同
一風量で低回転で回転する室外ファン103cにより本
体101の後部と左右側部の吸込口105から吸い込ま
れ、室外熱交換器102が左右対称なため風速分布が均
一な室外空気で冷媒は効率よく熱交換され、熱交換器室
108、オリフィス104cを通って、吹き出し口10
6cより本体101の前方へ吹き出される。また室外熱
交換器102は従来例と本体101が同一容量であれば
吸込表面積が大きくなり室外熱交換器102の熱交換能
力は増える。つまり、本体101の単位容積当たりの熱
交換能力が増える。
【0033】さらに、熱交換された室外空気は防音板2
aの周囲も通過するが室外熱交換器102側が半円筒形
状なためスムーズに通過し、防振栓7で防音板2a内を
ほぼ完全密閉としたため室外空気と共に熱交換器室10
8内に入ってくる水滴の浸入を防止し、圧縮機109a
の運転音も高周波数音を防音板2aから熱交換器室10
8へもらさず、低周波数音を防音板2aの金属の高比重
により減衰できる。圧縮機109aの吐出管3aと吸込
管4aが防振栓7により防振されているため、圧縮機1
09aの振動も抑制できる。また圧縮機109aが低圧
型であっても圧縮機109aの周囲の空気の循環が無い
ため、胴シェル部11の結露がなく、ターミナル部11
7内に結露水が浸入したり、吸音材8が濡れることもな
い。
【0034】さらに、圧縮機109aをインバータ駆動
させるため電解コンデンサ116等の電装品の冷却が必
要となり、AからBへの室外空気の流れ、つまり室外フ
ァン103cによって、外気流入口114aから吸引さ
れた室外空気は流風部10aを通り、電装箱111a内
の電解コンデンサ116の周囲を通過し、外気流出口1
13aから熱交換器室108、オリフィス104cを通
って吹き出し口106cより吹き出される。この時室外
空気と共に入ってくる水滴は流風部10a内の上下の防
水壁12に当たって電装箱111a内には浸入しない。
【0035】このように本発明の第1実施例の空気調和
機の室外機によれば、室外熱交換器102をU字形状と
して本体101の内部全体を風路としたため、本体10
1の単位容積当たりの室外熱交換器102の熱交換能力
を大きくできるため、従来と同一能力では本体101の
小型化が計れ、仕切板が無くて圧縮機109aの上部の
スペースを有効に使えるため、室外ファン103cを大
径化し、低回転化できるため室外ファン103cの静音
化が計れ、室外熱交換器102を左右対称形状としたた
め吸込空気の風速分布が良化し、効率的に熱交換が行え
るためCOPを向上することができる。また圧縮機10
9a周囲を防音板2aと防振栓7で完全に覆ったため、
音や水が漏れず、圧縮機109aを防水しながら静音化
でき、圧縮機109aの振動を抑えて輸送時の破壊を防
止し、低圧型の圧縮機109aの場合、圧縮機109a
の周囲を空気が流れないため、結露せず絶縁性能を向上
することができる。
【0036】なお、実施例では外気流入口114aを前
板1aに設けたが、外気流入口114aを本体101の
左右側方の吸込口105の近傍に設けてもよく、第2実
施例にて説明するが、その作用効果に差異を生じない。
【0037】また、実施例では室外熱交換器102の左
右側方を本体101内部の左右両側面の近傍にて本体1
01の前方に各々90゜に曲げ、本体101の前方付近
まで伸ばしたU字形状としたが、曲げ角度を鈍角にして
もよく、その作用効果に差異を生じない。
【0038】つぎに本発明の第2実施例について図6〜
図8を参照しながら説明する。図に示すように、空気調
和機の室外機の本体101の内部後方には左右側方を本
体101内部の左右両側面の近傍にて本体前方に各々9
0゜に曲げ、本体101の前方付近まで伸ばしたU字形
状とした室外熱交換器102を備え、前記本体101の
内部で前記室外熱交換器102の前方には従来例の本体
101と同一容積の本体101の場合従来例の室外ファ
ン103bとオリフィス104bより大径の2個の室外
ファン103d、103eと大口径の2個のオリフィス
104d、104eを、本体正面より右上と左下の対角
方向に斜めに備え、前記室外ファン103d、103e
を駆動させる室外モータ(図示せず)と室外モータを固
定するモータ固定板(図示せず)で室外ファン103
d、103eをオリフィス104d、104eの中心に
固定している。前記本体101の後部と左右側部には室
外空気を吸い込む吸込口105を、前部である前板1b
には室外空気を吹き出す吹き出し口106d、106e
を備えている。前記室外熱交換器102と前板1bに囲
まれた熱交換器室108の内部で室外熱交換器102の
前方で右上方の室外ファン103dの下方に縦置き形の
圧縮機109aを備え、前記圧縮機109aの周囲に室
外熱交換器102側を半円筒形状とした防音板2aを設
け、前記防音板2aの圧縮機109aの吐出管3aと吸
込管4aを通す吐出管口5a(図示せず)と吸込管口6
a(図示せず)に各々防振栓7を備えている。前記防音
板2aの内部で圧縮機109aの周囲には難燃剤を添加
した化学繊維と再生綿などを積層し接着剤によってシー
ト状に加工したフェルト状の吸音材8(図示せず)を巻
いている。前記熱交換器室108の内部で左下方の室外
ファン103eの上方には電装品(図示せず)を格納す
る電装箱111bを、電装箱111bの固定部9bを室
外熱交換器102にひっかける形で固定している。前記
電装箱111bの右側部には熱交換器室108と電装箱
111b内部とを連通するルーバー形状の外気流出口1
13aを備えている。前記前板1bの左上部には室外空
気を流入するルーバー形状の外気流入口114aを設
け、前記外気流入口114aと電装箱111bとを連接
する流風部10aにより室外と電装箱111b内部を連
通している。
【0039】上記構成において、製品の運転中は前記室
外モータ(図示せず)と圧縮機109aが運転し、圧縮
機109aにより循環する冷媒が室外熱交換器102に
入る。室外空気は従来例の室外ファン103bの場合よ
り、圧縮機109aの上部スペースを有効に使え、本体
101の対角方向の面積は高さ方向に対し約1割以上広
いため、大径で同一風量で低回転で回転する室外ファン
103d、103eにより、本体101の後部と左右側
部の吸込口105から吸い込まれるが、室外熱交換器1
02が左右対称で、吸込表面積に対する2個の室外ファ
ン103d、103eの正面面積の割合を大きくできる
ため、風速分布が均一となり、冷媒は効率よく熱交換さ
れ、熱交換器室108、オリフィス104d、104e
を通って、吹き出し口106d、106eより本体10
1の前方へ吹き出される。また室外熱交換器102は従
来例と本体101が同一容量であれば吸込表面積が大き
くなり室外熱交換器102の熱交換能力は増える。つま
り、本体101の単位容積当たりの熱交換能力が増え
る。
【0040】さらに、熱交換された室外空気は防音板2
aの周囲も通過するが室外熱交換器102側が半円筒形
状なためスムーズに通過し、防振栓7で防音板内をほぼ
完全密閉としたため室外空気と共に熱交換器室108内
に入ってくる水滴の浸入を防止し、圧縮機109aの運
転音も高周波数音を防音板2aから熱交換器室108へ
もらさず、低周波数音を防音板2aの金属の高比重によ
り減衰できる。圧縮機109aの吐出管3aと吸込管4
aが防振栓7により防振されているため、圧縮機109
aの振動も抑制できる。また圧縮機109aが低圧型で
あっても圧縮機109aの周囲の空気の循環が無いた
め、胴シェル部(図示せず)の結露がなく、ターミナル
部117内に結露水が浸入したり、吸音材(図示せず)
が濡れることもない。
【0041】さらに、圧縮機109aをインバータ駆動
させるため電解コンデンサ(図示せず)等の電装品の冷
却が必要となり、CからDへの室外空気の流れ、つまり
室外ファン103d、103eによって、外気流入口1
14aから吸引された室外空気は流風部10aを通り、
電装箱111b内の電解コンデンサ(図示せず)の周囲
を通過し、外気流出口113aから熱交換器室108、
オリフィス104d、104eを通って吹き出し口10
6d、106eより吹き出される。この時室外空気と共
に入ってくる水滴は流風部10a内の上下の防水壁(図
示せず)に当たって電装箱111b内には浸入しない。
【0042】このように本発明の第2実施例の空気調和
機の室外機によれば、室外熱交換器102をU字形状と
して本体101の内部全体を風路としたため、本体10
1の単位容積当たりの室外熱交換器102の熱交換能力
を大きくできるため、従来と同一能力では本体101の
小型化が計れ、仕切板が無くて、本体101の対角方向
の面積は高さ方向に対し約1割以上広いので、圧縮機1
09aの上部のスペースをさらに有効に使えるため、室
外ファン103d、103eを大径化し、低回転化でき
るため室外ファン103d、103eの静音化が計れ、
室外熱交換器102を左右対称形状とし、吸込表面積に
対する2個の室外ファン103d、103eの正面面積
の割合を大きくできるため、吸込空気の風速分布が良化
し、効率的に熱交換が行えるためCOPを向上すること
ができる。また圧縮機109a周囲を防音板2aと防振
栓7で完全に覆ったため、音や水が漏れず、圧縮機10
9aを防水しながら静音化でき、圧縮機109aの振動
を抑えて輸送時の破壊を防止し、低圧型の圧縮機109
aの場合、圧縮機109aの周囲を空気が流れないた
め、結露せず絶縁性能を向上することできる。
【0043】なお、実施例では2個の室外ファン103
d、103eとオリフィス104d、104eの径を同
じとしたが、図9および図10に示すように、2個の室
外ファン103f、103gとオリフィス104f、1
04gをそれぞれ異径としてもよく、例えば圧縮機10
9bの高さが高い場合、圧縮機109bに対応した防音
板2bとし、室外ファン103fとオリフィス104f
を室外ファン103gとオリフィス104gに対し小径
とすれば本体101の内部を有効に使え、その作用効果
に差異を生じない。
【0044】また、実施例では外気流入口114aを前
板1bに設けたが、図9〜図11に示すように、本体1
01の左右側方の吸込口105の近傍の側板13に外気
流入口114bを設けてもよく、その作用効果に差異を
生じない。つまり、電装箱111cの右側部には熱交換
器室108と電装箱111c内部とを連通するルーバー
形状の外気流出口113aを備えている。前記側板13
の上部には室外空気を流入するルーバー形状の外気流入
口114bを設け、前記外気流入口114bと電装箱1
11cとを連接する流風部10bにより室外と電装箱1
11c内部を連通している。このような構成により、圧
縮機109bをインバータ駆動させるため電解コンデン
サ116等の電装品の冷却が必要となり、EからFへの
室外空気の流れ、つまり室外ファン103f、103g
によって、外気流入口114bから吸引された室外空気
は流風部10bを通り、電装箱111c内の電解コンデ
ンサ116の周囲を通過し、外気流出口113aから熱
交換器室108、オリフィス104f、104gを通っ
て吹き出し口106f、106gより吹き出される。こ
の時室外空気と共に入ってくる水滴は流風部10b内の
上下の防水壁12に当たって電装箱111c内には浸入
しない。
【0045】つぎに本発明の第3実施例について図12
および図13を参照しながら説明する。
【0046】図に示すように、室外熱交換器102は第
2実施例と同じであり、本体101の内部で前記室外熱
交換器102の前方には従来例の本体101と同一容積
の本体101の場合従来例の室外ファン103bとオリ
フィス104bより大径の2個の室外ファン103h、
103iと大口径の2個のオリフィス104h、104
iを、本体正面より右上と左下の対角方向に斜めに備
え、前記室外ファン103h、103iを駆動させる同
一の2個の室外モータ14a、14bと室外モータ14
a、14bを固定する同一の2個のモータ固定板15
a、15bで室外ファン103h、103iをオリフィ
ス104h、104iの中心に固定している。前記本体
101の後部と左右側部には室外空気を吸い込む吸込口
105を、前部である前板1cには室外空気を吹き出す
吹き出し口106h、106iを備えている。前記室外
熱交換器102と前板1cに囲まれた熱交換器室108
の内部で室外熱交換器102の前方で右上方の室外ファ
ン103hの真下方向に縦置き形の圧縮機109aを備
え、前記圧縮機109aの周囲に室外熱交換器102側
を半円筒形状とした防音板2aを設け、左下の前記モー
タ固定板15bは本体101の底板16に強固に固定さ
れ、右上のモータ固定板15aは前記防音板2aの上部
に強固に固定される。前記防音板2aの内部構造と電装
品(図示せず)の冷却構造は第2実施例と同一である。
【0047】上記構成において、製品の運転中は容量の
異なる2個のランニングコンデンサ(図示せず)により
同一形状であるが回転数の異なる2個の前記室外モータ
14a、14bと圧縮機109aが運転し、圧縮機10
9aにより循環する冷媒が室外熱交換器102に入る。
室外空気は従来例の室外ファン103bの場合より、圧
縮機109aの上部スペースを有効に使え、本体101
の対角方向の面積は高さ方向に対し約1割以上広いた
め、大径で同一風量で低回転で回転する室外ファン10
3h、103iにより、本体101の後部と左右側部の
吸込口105から吸い込まれるが、室外熱交換器102
が左右対称で、吸込表面積に対する2個の室外ファン1
03h、103iの正面面積の割合を大きくできるた
め、風速分布が均一となり、冷媒は効率よく熱交換さ
れ、熱交換器室108、オリフィス104h、104i
を通って、吹き出し口106h、106iより本体10
1の前方へ吹き出される。また室外熱交換器102は従
来例と本体101が同一容量であれば吸込表面積が大き
くなり室外熱交換器102の熱交換能力は増える。つま
り、本体101の単位容積当たりの熱交換能力が増え
る。
【0048】さらに断面を半円筒形状として断面係数を
増やし、強固な防音板2aの上部にモータ固定板15a
を固定するようにしたため、固定位置と室外モータ14
aとの距離が短くなり、共振時の振幅が少なくなって、
室外ファン103hがファンガード(図示せず)に当た
って損傷することがない。
【0049】このように本発明の第3実施例の空気調和
機の室外機によれば、同一の室外ファン103h、10
3i、室外モータ14a、14b、モータ固定板15
a、15bを使用して本体101内部を第2実施例と同
様に構成したため、ロット数を増やし単価を下げること
により、コストダウンしながら、本体101の小型化が
計れ、室外ファン103h、103iの静音化が計れ、
COPを向上することができる。また、圧縮機109a
を防水しながら静音化でき、輸送時の破壊を防止し、低
圧型の圧縮機109aの場合、絶縁性能を向上すること
できる。さらに簡易な方法で室外ファン103h、10
3iの輸送時の振動による損傷を抑えることができる。
【0050】つぎに本発明の第4実施例について図14
および図16を参照しながら説明する。
【0051】図に示すように、室外熱交換器102は第
2実施例と同じであり、本体101の内部で前記室外熱
交換器102の前方には同一の2個の室外ファン103
j、103kとオリフィス104j、104kを本体1
01上方に備え、前記室外ファン103j、103kを
駆動させる同一の2個の室外モータ14c、14dと室
外モータ14c、14dを固定する同一の2個のモータ
固定板15c、15dで室外ファン103j、103k
をオリフィス104j、104kの中心に固定してい
る。前記本体101の後部と左右側部には室外空気を吸
い込む吸込口105を、前部である前板1dには室外空
気を吹き出す吹き出し口106j、106kを備えてい
る。前記室外熱交換器102と前板1dに囲まれた熱交
換器室108の内部で室外熱交換器102の前方で2個
の室外ファン103j、103kの真下方向に各々2個
の同一の小容量の縦置き形の圧縮機109c、109d
を備え、前記圧縮機109c、109dの周囲に室外熱
交換器102側を半円筒形状とした防音板2c、2dを
設け、2個の前記モータ固定板15c、15dは前記防
音板2c、2dの上部に各々強固に固定される。前記熱
交換器室108の内部で室外ファン103j、103k
の上方には電装品(図示せず)を格納する電装箱111
dを、電装箱111dの固定部9cを室外熱交換器10
2にひっかける形で固定している。前記電装箱111d
の左右側部には熱交換器室108と電装箱111d内部
とを連通するルーバー形状の外気流出口113bを備え
ている。前記前板1dの中央上部には室外空気を流入す
るルーバー形状の外気流入口114cを設け、前記外気
流入口114cと電装箱111dとを連接する流風部1
0cにより室外と電装箱111d内部を連通している。
前記防音板2c、2dの内部構造は第2実施例と同一で
ある。
【0052】上記構成において、製品の運転中は室内の
温度状態等により小容量の圧縮機109c、109dが
ある周波数で1台または2台運転し、冷媒が循環し室外
熱交換器102に入る。さらに容量の異なる2個のラン
ニングコンデンサ(図示せず)により同一形状であるが
回転数の異なる2個の前記室外モータ14c、14dに
より室外ファン103j、103kが回転して、室外空
気は本体101の後部と左右側部の吸込口105から吸
い込まれるが、室外熱交換器102が左右対称で、吸込
表面積に対する2個の室外ファン103j、103kの
正面面積の割合を大きくできるため、風速分布が均一と
なり、冷媒は効率よく熱交換され、熱交換器室108、
オリフィス104j、104kを通って、吹き出し口1
06j、106kより本体101の前方へ吹き出され
る。また室外熱交換器102は従来例と本体101が同
一容量であれば吸込表面積が大きくなり室外熱交換器1
02の熱交換能力は増える。つまり、本体101の単位
容積当たりの熱交換能力が増える。
【0053】さらに断面を半円筒形状として断面係数を
増やし、強固な防音板2c、2dの上部にモータ固定板
15c、15dを固定するようにしたため、固定位置と
室外モータ14c、14dとの距離が短くなり、共振時
の振幅が少なくなって、室外ファン103j、103k
がファンガード(図示せず)に当たって損傷することが
ない。
【0054】さらに、圧縮機109c、109dをイン
バータ駆動させるため電解コンデンサ116等の電装品
の冷却が必要となり、GからHへの室外空気の流れ、つ
まり室外ファン103j、103kによって、外気流入
口114cから吸引された室外空気は流風部10cを通
り、電装箱111d内の電解コンデンサ116の周囲を
通過し、外気流出口113bから熱交換器室108、オ
リフィス104j、104kを通って吹き出し口106
j、106kより吹き出される。この時室外空気と共に
入ってくる水滴は流風部10c内の上下の防水壁12
(図示せず)に当たって電装箱111d内には浸入しな
い。
【0055】このように本発明の第4実施例の空気調和
機の室外機によれば、同一の室外ファン103j、10
3k、室外モータ14c、14d、モータ固定板15
c、15d、防音板2c、2dを使用して本体101内
部を第2実施例とほぼ同様に構成したため、ロット数を
増やし単価を下げることによりコストダウンしながら、
本体101の小型化が計れ、COPを向上することがで
きる。また、圧縮機109c、109dを防水しながら
静音化でき、輸送時の破壊を防止し、低圧型の圧縮機1
09c、109dの場合、絶縁性能を向上することがで
きる。さらに簡易な方法で室外ファン103j、103
kの輸送時の振動による損傷を抑えることができる。さ
らに2個の小容量の圧縮機109c、109dにより冷
凍サイクルを構成するため、能力可変幅が大幅に増え
る。また、製品を左右対称形状として製品の重心をほぼ
中心にもってくることができるため、運搬がしやすくな
る。
【0056】つぎに本発明の第5実施例について図17
を参照しながら説明する。図に示すように、本体(図示
せず)内部の構造は第2実施例と同じであり、熱交換器
室(図示せず)の内部に縦置き形の圧縮機109eを備
え、前記圧縮機109eの周囲に室外熱交換器(図示せ
ず)側を半円筒形状とした防音板2eを設け、前記防音
板2eの圧縮機109eの吐出管3bと吸込管4bを通
す吐出管口5bと吸込管口6bに各々防振栓7を備えて
いる。前記防音板2eと圧縮機109eとの空間に難燃
剤を添加した化学繊維と再生綿を混入したフェルト状の
吸音材8を低密度(0.06g/m3以下)で接着剤無
しで満設している。
【0057】上記構成において、圧縮機109eから発
生した音は、接着剤を使用してプレスしないため、柔ら
かく、低密度で内部に細かい空気層が多くできた吸音材
8の中を通過するうちに、空気層で熱エネルギに変わる
ことで減衰され、さらに比重の高い防音板2eで完全に
密閉されているため、ほとんど熱交換室(図示せず)に
もれない。
【0058】このように本発明の第5実施例の空気調和
機の室外機によれば、低密度の吸音材8で防音板2eと
圧縮機109eの空間に満設したため、圧縮機109e
のさらなる静音化ができる。
【0059】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば室外熱交換器をU字形状として本体の内部全
体を風路としたため、本体の単位容積当たりの室外熱交
換器の熱交換能力を大きくできるため、従来と同一能力
では本体の小型化が計れ、室外機の設置スペースを確保
しやすくなり、仕切板が無くて圧縮機の上部のスペース
を有効に使えるため、室外ファンを大径化し、低回転化
できるため室外ファンの静音化が計れ、室外熱交換器を
左右対称形状としたため吸込空気の風速分布が良化し、
効率的に熱交換が行えるためCOPを向上し、省エネ化
することができる効果のある空気調和機の室外機が提供
できる。また圧縮機周囲を防音板と防振栓で完全に覆っ
たため、音や水が漏れず、圧縮機を防水しながら静音化
でき、前述の室外ファンの静音化とにより室外機の静音
化が計れ、圧縮機の振動を抑えて輸送時の破壊を防止
し、低圧型の圧縮機の場合、圧縮機の周囲を空気が流れ
ないため、結露せず絶縁性能を向上して、快適で信頼性
を高くできる効果のある空気調和機の室外機を提供でき
る。
【0060】また、仕切板が無くて、本体の対角方向の
面積は高さ方向に対し約1割以上広いので、圧縮機の上
部のスペースをさらに有効に使えるため、室外ファンを
大径化し、低回転化できるため室外ファンのさらなる静
音化が計れ、室外熱交換器を左右対称形状とし、吸込表
面積に対する2個の室外ファンの正面面積の割合を大き
くできるため、吸込空気の風速分布が良化し、効率的に
熱交換が行えるためさらにCOPを向上し、省エネ化す
ることができる効果のある空気調和機の室外機が提供で
きる。
【0061】また、同一の室外ファン、室外モータ、モ
ータ固定板を使用して本体内部を第2実施例と同様に構
成したため、コストダウンしながら、本体の小型化と室
外ファンの静音化が計れ、COPを向上でき、簡易な方
法で室外ファンの輸送時の振動による損傷を抑え、安価
で小型快適で信頼性を高くできる効果のある空気調和機
の室外機が提供できる。また、同一の室外ファン、室外
モータ、モータ固定板、防音板を使用して本体内部を第
2実施例とほぼ同様に構成したため、コストダウンしな
がら、本体の小型化が計れ、COPを向上でき、簡易な
方法で室外ファンの輸送時の振動による損傷を抑えるこ
とができ、製品の重心をほぼ中央にもってくることがで
きるため、設置時の運搬性を良くできる効果のある空気
調和機の室外機が提供できる。さらに2個の小容量の圧
縮機により冷凍サイクルを構成するため、能力可変幅が
大幅に増え、始動時の立ち上がりが良くなり、サーモO
N/OFFが減り、快適性を良化しながらCOPを向上
できる効果のある空気調和機の室外機が提供できる。
【0062】さらに、低密度の吸音材で防音板と圧縮機
の空間に満設したため、圧縮機のさらなる静音化ができ
る効果のある空気調和機の室外機が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の空気調和機の室外機の斜
視図
【図2】同第1実施例の同平面図
【図3】同第1実施例の同正面図
【図4】同第1実施例の同部分断面図
【図5】同第1実施例の同部分断面図
【図6】同第2実施例の同斜視図
【図7】同第2実施例の同平面図
【図8】同第2実施例の同正面図
【図9】同第2実施例の同平面図
【図10】同第2実施例の同正面図
【図11】同第2実施例の同部分断面図
【図12】同第3実施例の同平面図
【図13】同第3実施例の同正面図
【図14】同第4実施例の同平面図
【図15】同第4実施例の同正面図
【図16】同第4実施例の同部分断面図
【図17】同第5実施例の同部分断面図
【図18】従来の空気調和機の室外機の斜視図
【図19】同平面図
【図20】同正面図
【図21】従来の空気調和機の室外機の斜視図
【図22】同平面図
【図23】同正面図
【符号の説明】
2a 防音板 2b 防音板 2c 防音板 2d 防音板 2e 防音板 3a 吐出管 3b 吐出管 4a 吸込管 4b 吸込管 5a 吐出管口 5b 吐出管口 6a 吸込管口 6b 吸込管口 7 防振栓 8 吸音材 10a 流風部 10b 流風部 10c 流風部 14a 室外モータ 14b 室外モータ 14c 室外モータ 14d 室外モータ 15a モータ固定板 15b モータ固定板 15c モータ固定板 15d モータ固定板 16 底板 101 本体 102 室外熱交換器 103c 室外ファン 103d 室外ファン 103e 室外ファン 103f 室外ファン 103g 室外ファン 103h 室外ファン 103i 室外ファン 103j 室外ファン 103k 室外ファン 104c オリフィス 104d オリフィス 104e オリフィス 104f オリフィス 104g オリフィス 104h オリフィス 104i オリフィス 104j オリフィス 104k オリフィス 105 吸込口 106c 吹き出し口 106d 吹き出し口 106e 吹き出し口 106f 吹き出し口 106g 吹き出し口 106h 吹き出し口 106i 吹き出し口 106j 吹き出し口 106k 吹き出し口 109a 圧縮機 109b 圧縮機 109c 圧縮機 109d 圧縮機 109e 圧縮機 111a 電装箱 111b 電装箱 111c 電装箱 111d 電装箱 113a 外気流出口 113b 外気流出口 114a 外気流入口 114b 外気流入口 114c 外気流入口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機の室外機の本体の内部後方に設
    けた室外熱交換器と前記本体の内部で前記室外熱交換器
    の前方に設けた室外ファンとオリフィスと縦置き形の圧
    縮機と電装品を格納する電装箱からなり、前記本体の後
    部と左右側部に吸込口を、前部に吹き出し口を設け、前
    記電装箱と本体の前部または側部とを連接する流風部を
    備え、前記本体の前部または側部に外気流入口を設け、
    前記電装箱に外気流出口を設け、前記室外熱交換器側を
    半円筒形状とした防音板により前記圧縮機の周囲を囲
    い、前記防音板の圧縮機の吐出管と吸込管を通す吐出管
    口と吸込管口に各々防振栓を備え、前記室外熱交換器の
    左右側方を本体前方に本体内部の左右両側面の近傍にて
    各々45゜〜90゜曲げたU字形状とした空気調和機の
    室外機。
  2. 【請求項2】2個の室外ファンとオリフィスを本体を正
    面からみて対角方向に斜めに設けた請求項1記載の空気
    調和機の室外機。
  3. 【請求項3】同一の2個の室外ファンとオリフィスを設
    け、前記室外ファンを駆動する室外モータを固定する同
    一の2個のモータ固定板を1個は本体の底板に、もう1
    個は上側の前記室外ファンのほぼ真下方向に設けた防音
    板の上部に取り付けてなる請求項2記載の空気調和機の
    室外機。
  4. 【請求項4】2個の室外ファンとオリフィスと2個の縦
    置き形の圧縮機を設け、室外熱交換器側を半円筒形状と
    した同一の2個の防音板により前記圧縮機の周囲を各々
    囲い、前記室外ファンを駆動する室外モータを固定する
    同一の2個のモータ固定板を各々前記防音板の上部に取
    り付けてなる請求項1記載の空気調和機の室外機。
  5. 【請求項5】室外熱交換器側を半円筒形状とした防音板
    により圧縮機の周囲を囲い、前記圧縮機と前記防音板と
    の空間に難燃剤を添加した化学繊維と再生綿を混入した
    フェルト状吸音材を低密度で接着剤無しで満設してなる
    請求項1または2または3または4記載の空気調和機の
    室外機。
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