JPH11230056A - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JPH11230056A
JPH11230056A JP10044652A JP4465298A JPH11230056A JP H11230056 A JPH11230056 A JP H11230056A JP 10044652 A JP10044652 A JP 10044652A JP 4465298 A JP4465298 A JP 4465298A JP H11230056 A JPH11230056 A JP H11230056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
bush
gear
shaft
side plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10044652A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Shiotani
晴彦 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP10044652A priority Critical patent/JPH11230056A/ja
Publication of JPH11230056A publication Critical patent/JPH11230056A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法管理を簡単にしながらも、ボディに対す
るカバーの位置決めを行なうことができ、しかも、ブッ
シュの突出部分をサイドプレートに形成した貫通孔には
め込みやすく、サイドプレートの動きを妨げることのな
いギヤポンプを提供することである。 【解決手段】 ドライブシャフト用ブッシュ及びドリブ
ンシャフト用ブッシュ(巻ブッシュ21)は、その突出
部分側の端部から軸方向にスリット(隙間22)を形成
し、しかも、その端部を拡径させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブッシュを利用
してカバーの位置決めを行なうギヤポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のギヤポンプとしては、例えば、図
4〜6に示すものがあった。図4に示すように、ボディ
1にはギヤ孔2を形成し、このギヤ孔2内で、ドライブ
ギヤ3とドリブンギヤ4とをかみ合せている。ボディ1
の一端には、第1カバー5を取り付けている。この第1
カバー5にはドライブシャフト孔6とドリブンシャフト
孔7とを形成し、これらシャフト孔6、7にブッシュ
8、9を組み込んでいる。そして、これらブッシュ8、
9内周面で、上記ドライブギヤ3のシャフト3a及びド
リブンギヤ4のシャフト4aをそれぞれ回転自在に支持
している。
【0003】この第1カバー5をボディ1に取り付ける
とき、ギヤ孔2の開口端にはサイドプレート10をはめ
込んでいる。図5に示すように、このサイドプレート1
0には、ドライブシャフト貫通孔11とドリブンシャフ
ト貫通孔12とを形成している。そして、これら貫通孔
11、12に、上記ドライブギヤ3のシャフト3a及び
ドリブンギヤ4のシャフト4aをそれぞれ貫通させてい
る。
【0004】また、ボディ1の他端には、第2カバー1
3を取り付けている。この第2カバー13にもドライブ
シャフト孔14とドリブンシャフト孔15とを形成し、
これらシャフト孔14、15にブッシュ16、17を組
み込んでいる。そして、これらブッシュ16、17の内
周面で、上記ドライブギヤ3のシャフト3b及びドリブ
ンギヤ4のシャフト4bをそれぞれ回転自在に支持して
いる。なお、ドライブギヤ3のシャフト3bは、この第
2カバー13から外部に突出させて、図示しない駆動源
に連結している。
【0005】この第2カバー13をボディ1に取り付け
るときにも、ギヤ孔2の開口端にサイドプレート18を
はめ込んでいる。このサイドプレート18は、上記サイ
ドプレート10と同じく、ドライブシャフト貫通孔19
とドリブンシャフト貫通孔20とを形成している。そし
て、これら貫通孔19、20に、上記ドライブギヤ3の
シャフト3b及びドリブンギヤ4のシャフト4bをそれ
ぞれ貫通させている。
【0006】上記サイドプレート10、18の背面は、
具体的には図示しないが、高圧エリヤと低圧エリヤとに
区画されている。そして、各エリヤに吐出側及び吸込側
の圧力を導くようにしている。このようにしたサイドプ
レート10、18は、その圧力分布に応じてギヤ3、4
側に移動し、ギヤ3、4との間の隙間を調節して、そこ
からの漏れをなくすようにしている。
【0007】ここで、第1カバー5側に組み込んだブッ
シュ8、9、及び、第2カバー13側に組み込んだブッ
シュ16、17を、それぞれ第1、2カバー5、13の
取り付け面から突出させている。そして、第1、2カバ
ー5、13をボディ1に取り付けるときに、図6に示す
ように、これらブッシュ8、9、16、17の突出部分
を、それぞれサイドプレート10、18に形成した貫通
孔11、12、19、20にはめ込むようにしている。
【0008】以上述べたギヤポンプでは、ボディ1に形
成したギヤ孔2にサイドプレート10、18を組み込ん
だ状態で、このサイドプレート10、18に形成した貫
通孔11、12、19、20にブッシュ8、9、16、
17の突出部分をはめ込むことで、第1、2カバー5、
13の位置決めを行なっている。したがって、位置決め
ピン等の別部材を用いることなく、ボディ1に対する第
1、2カバー5、13の位置決めを行なうことができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
ギヤポンプでは、ギヤ孔2とサイドプレート10、18
との寸法はもちろんであるが、サイドプレート10、1
8に形成した貫通孔11、12、19、20とブッシュ
8、9、16、17の突出部分との寸法を、非常に精密
に管理しなければならない。例えば、ブッシュ8、9、
16、17の突出部分の径が、貫通孔11、12、1
9、20の径に比べて小さいと、その間に隙間ができて
しまう。そのため、ボディ1に対して第1、2カバー
5、13ががたついてしまい、その位置決めを行なうこ
とができなくなる。
【0010】逆に、ブッシュ8、9、16、17の突出
部分の径が、貫通孔11、12、19、20の径に比べ
て大きいと、その突出部分を貫通孔11、12、19、
20に圧入しなければならず、はめ込みにくくなってし
まう。しかも、ブッシュ8、9、16、17の突出部分
を貫通孔11、12、19、20に圧入すると、そのぶ
んサイドプレート10、18が動きにくくなってしま
う。そのため、サイドプレート10、18とギヤ3、4
との間の隙間を調節できず、漏れが多くなってポンプ性
能が悪くなってしまう。この発明の目的は、寸法管理を
簡単にしながらも、ボディに対するカバーの位置決めを
行なうことができ、しかも、ブッシュの突出部分をサイ
ドプレートに形成した貫通孔にはめ込みやすく、サイド
プレートの動きを妨げることのないギヤポンプを提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、ボディと、
ボディに形成したギヤ孔と、ギヤ孔に組み込んだドライ
ブギヤと、ギヤ孔に組み込んで、ドライブギヤにかみ合
わせたドリブンギヤと、ギヤ孔の開口端にはめ込んだサ
イドプレートと、サイドプレートに形成し、ドライブギ
ヤのシャフトが貫通するドライブシャフト貫通孔と、サ
イドプレートに形成し、ドリブンギヤのシャフトが貫通
するドリブンシャフト貫通孔と、ボディのうちサイドプ
レートを組み込んだ側の端部に取り付けたカバーと、カ
バーに形成したドライブシャフト孔と、カバーに形成し
たドリブンシャフト孔と、ドライブシャフト孔に組み込
んだ筒状のドライブシャフト用ブッシュと、ドリブンシ
ャフト孔に組み込んだ筒状のドリブンシャフト用ブッシ
ュとを備え、ドライブシャフト用ブッシュ及びドリブン
シャフト用ブッシュを、カバーの取り付け面から突出さ
せて、カバーをボディに取り付けるときに、これらブッ
シュの突出部分のそれぞれを、上記サイドプレートに形
成したドライブシャフト貫通孔及びドリブンシャフト貫
通孔にはめ込む構成にしたギヤポンプを前提とする。
【0012】そして、第1の発明は、ドライブシャフト
用ブッシュ及びドリブンシャフト用ブッシュは、その突
出部分側の端部から軸方向にスリットを形成し、しか
も、その端部を拡径させてなる点に特徴を有する。第2
の発明は、第1の発明において、ブッシュとして、一枚
の板を筒状に曲げた巻ブッシュを用いるとともに、一枚
の板を筒状に曲げたときに対向する端面間に隙間を形成
し、その隙間をスリットとした点に特徴を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、2にしたがって、この発明
のギヤポンプの一実施例を説明する。ただし、この実施
例では、ブッシュ8、9、16、17を変更しただけで
あり、それ以外の構成は上記従来例とまったく同じであ
る。したがって、以下では、その相違点を中心に説明す
るとともに、上記従来例と同一の構成要素には同一の符
号を付し、その詳細な説明を省略する。図1に示すよう
に、ブッシュ8、9、16、17として、一枚の板を筒
状に曲げた巻ブッシュ21を用いる。そして、一枚の板
を筒状に曲げたときに対向する端面間に、スリットとし
て隙間22を形成している。
【0014】さらに、この巻ブッシュ21の一端から、
具体的には図示しないが、テーパ状の治具を挿入して、
この一端を拡径させている。そして、この拡径部分23
の外径Rを、サイドプレート10、18に形成した貫通
孔11、12、19、20の径とほぼ同じにしている。
【0015】なお、巻ブッシュ21の拡径部分23の外
径Rと、貫通孔11、12、19、20の径とは、ぴっ
たりと同じであることが望ましい。ただし、寸法管理を
考えると、常にぴったりと同じにしておくことは難し
い。この場合、第1、2カバー5、13の位置決めとい
った点からいえば、その外径Rを、貫通孔11、12、
19、20の径よりも大きくしなければならない。そこ
で、外径Rが、貫通孔11、12、19、20の径より
も少なくとも小さくならないように寸法管理しておく。
【0016】このようにした巻ブッシュ21を、第1、
2カバー5、13のシャフト孔6、7、14、15にそ
れぞれ組み込んでやる。そして、これら巻ブッシュ21
の拡径部分23を、突出部分として第1、2カバー5、
13の取り付け面から突出させている。
【0017】いま、ギヤ孔2にサイドプレート10、1
8をぴったりとはめ込んだ状態で、第1、2カバー5、
13をボディ1に取り付けると、巻ブッシュ21の拡径
部分23が、サイドプレート10、18に形成した貫通
孔11、12、19、20にそれぞれはめ込まれる。こ
のとき、前述したように、巻ブッシュ21の拡径部分2
3の外径Rが、貫通孔11、12、19、20の径より
もやや大きくなっていても、この拡径部分23が縮径す
る方向に弾性変形して、その誤差を吸収することにな
る。
【0018】また、この場合、巻ブッシュ21の拡径部
分23を貫通孔11、12、19、20に圧入すること
になるが、巻ブッシュ21の拡径部分23は縮径する方
向に弾性変形できるので、サイドプレート10、18
は、その弾性に抗して移動することができる。したがっ
て、サイドプレート10、18の背面に圧力が導かれれ
ば、サイドプレート10、18がギヤ3、4側に移動し
て、ギヤ3、4との間の隙間を調節することができる。
【0019】なお、ブッシュ8、9、16、17として
は、上記巻ブッシュ21以外にも、例えば、図3に示す
ように、突出部分側の端部から、一又は複数のスリット
24を軸方向に形成したものであってもよい。また、こ
の実施例では、第1、2カバー5、13をボディ1に取
り付ける三分割のものについて説明した。ただし、具体
的には図示しないが、第1、2カバー5、13のいずれ
か一方をボディ1に一体化させ、かつ、いずれか他方の
みを取り付けるような二分割タイプのものであってもか
まわない。
【0020】
【発明の効果】第1の発明によれば、ブッシュの拡径部
分を、縮径する方向に弾性変形させることができる。し
たがって、ブッシュの拡径部分の径が、サイドプレート
に形成した貫通孔の径よりも大きかったとしても、その
拡径部分を弾性変形させることで、誤差を吸収して、簡
単にはめ込むことができる。また、サイドプレートの背
面に圧力が導かれれば、サイドプレートは、その弾性に
抗してギヤ側に移動でき、ギヤとの隙間を調節すること
ができる。つまり、ブッシュの拡径部分の径が、サイド
プレートに形成した貫通孔の径より、少なくとも小さく
ならないように寸法管理しておけば、ボディに対するカ
バーの位置決めを行ないながらも、ブッシュの突出部分
を貫通孔にはめ込みやすく、サイドプレートの動きを妨
げないギヤポンプを提供することができる。
【0021】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、一枚の板を筒状に曲げるだけでスリットを形成でき
るので、ほとんどコストがかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るギヤポンプに用いた巻
ブッシュ21を示す斜視図である。
【図2】巻ブッシュ21の拡径部分23を、サイドプレ
ート10に形成したドライブシャフト貫通孔11にはめ
込んだ状態を示す図である。
【図3】ブッシュの他の例を示す斜視図である。
【図4】従来例のギヤポンプを示す斜視図である。
【図5】サイドプレート10、18を示す図である。
【図6】図4のVI部分の拡大図であり、ブッシュ8の突
出部分をサイドプレート10に形成したドライブシャフ
ト貫通孔11にはめ込んだ状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 ギヤ孔 3 ドライブギヤ 4 ドリブンギヤ 3a、3b シャフト 4a、4b シャフト 5 第1カバー 6、14 ドライブシャフト孔 7、15 ドリブンシャフト孔 10、18 サイドプレート 11、19 ドライブシャフト貫通孔 12、20 ドリブンシャフト貫通孔 21 巻ブッシュ 22 隙間 23 拡径部分 24 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディと、ボディに形成したギヤ孔と、
    ギヤ孔に組み込んだドライブギヤと、ギヤ孔に組み込ん
    で、ドライブギヤにかみ合わせたドリブンギヤと、ギヤ
    孔の開口端にはめ込んだサイドプレートと、サイドプレ
    ートに形成し、ドライブギヤのシャフトが貫通するドラ
    イブシャフト貫通孔と、サイドプレートに形成し、ドリ
    ブンギヤのシャフトが貫通するドリブンシャフト貫通孔
    と、ボディのうちサイドプレートを組み込んだ側の端部
    に取り付けたカバーと、カバーに形成したドライブシャ
    フト孔と、カバーに形成したドリブンシャフト孔と、ド
    ライブシャフト孔に組み込んだ筒状のドライブシャフト
    用ブッシュと、ドリブンシャフト孔に組み込んだ筒状の
    ドリブンシャフト用ブッシュとを備え、ドライブシャフ
    ト用ブッシュ及びドリブンシャフト用ブッシュを、カバ
    ーの取り付け面から突出させて、カバーをボディに取り
    付けるときに、これらブッシュの突出部分のそれぞれ
    を、上記サイドプレートに形成したドライブシャフト貫
    通孔及びドリブンシャフト貫通孔にはめ込む構成にした
    ギヤポンプにおいて、ドライブシャフト用ブッシュ及び
    ドリブンシャフト用ブッシュは、その突出部分側の端部
    から軸方向にスリットを形成し、しかも、その端部を拡
    径させてなることを特徴とするギヤポンプ。
  2. 【請求項2】 ブッシュとして、一枚の板を筒状に曲げ
    た巻ブッシュを用いるとともに、一枚の板を筒状に曲げ
    たときに対向する端面間に隙間を形成し、その隙間をス
    リットとしたことを特徴とする請求項1記載のギヤポン
    プ。
JP10044652A 1998-02-10 1998-02-10 ギヤポンプ Pending JPH11230056A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009062782A1 (de) * 2007-11-14 2009-05-22 Robert Bosch Gmbh Lagereinheit einer flüssigkeitspumpe

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071730U (ja) * 1983-10-22 1985-05-21 株式会社イワキ 軸受の取付構造
JPH09264266A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Kayaba Ind Co Ltd ギヤポンプ

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