JPH11107934A - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

Info

Publication number
JPH11107934A
JPH11107934A JP28604597A JP28604597A JPH11107934A JP H11107934 A JPH11107934 A JP H11107934A JP 28604597 A JP28604597 A JP 28604597A JP 28604597 A JP28604597 A JP 28604597A JP H11107934 A JPH11107934 A JP H11107934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
mounting flange
body bore
cover member
gears
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28604597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumoto Uchida
康幹 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP28604597A priority Critical patent/JPH11107934A/ja
Publication of JPH11107934A publication Critical patent/JPH11107934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て作業が簡単で、かつ、加工コストも
安いギヤポンプを提供すること。 【解決手段】 ボディ1に形成したボディボア4の軸方
向長さをLとし、ギヤ2、3の歯厚をTとし、かつサイ
ドプレート23、24の個々の厚さをHとしたとき、L
=T+2HまたはL=T+Hの関係を維持するととも
に、カバー部材5、6のボディ1側の端面5a、6aを
一平面にし、かつ、そのカバー部材の軸受孔11〜14
にブッシュ15〜18を組み込んだときに、カバー部材
5、6の端面からブッシュ15〜18の一端が突出する
関係にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、少なくともボデ
ィとカバー部材との2つの要素を備えたギヤポンプに関
する。
【0002】
【従来の技術】図2、3に示した従来のギヤポンプは、
ボディ1内に8字状のボディボア4を形成している。そ
して、このボディボア4内にギヤ2、3を組み込むとと
もに、その両側をカバー5およびマウンティングフラン
ジ6によって塞いでいる。また、これらカバー5および
マウンティングフランジ6には、それぞれ上記ボディボ
ア4にぴったりと一致する形状の突部7、8を形成して
いる。そして、これら突部7、8をボディ1に形成した
ボディボア4に一致させてから、これらボディ1、カバ
ー5およびマウンティングフランジ6を、タイロッド
9、10で固定している。
【0003】また、上記カバー5およびマウンティング
フランジ6には、軸受孔11〜14を形成するととも
に、これら軸受孔11〜14にブッシュ15〜18を圧
入している。このようなブッシュ15〜18によって、
ボディボア4に組み込んだギヤ2、3のシャフト19〜
22を回転自在に支持している。さらに、上記のように
したギヤ2、3の両側には、サイドプレート23、24
を組み込んでいる。これらサイドプレート23、24
は、図示していないが8字状になっていて、シャフト1
9〜22およびブッシュ15〜18が貫通する孔を2つ
形成している。
【0004】このようにしたギヤポンプは、カバー5お
よびマウンティングフランジ6のそれぞれに形成した突
部7、8をボディボア4に一致させることによって、ボ
ディボア4側の軸心と、軸受孔11〜14の軸心とが一
致するようにしている。そのため、ダウエルピンを用い
なくても、カバー5およびマウンティングフランジ6
が、ボディ1からずれないようになっている。
【0005】もし、ボディ1からカバー5あるいはマウ
ンティングフランジ6がずれたりすると、ボディボア4
とギヤ2、3との歯先すき間を正確に設定することがで
きなくなり、ギヤポンプとしての性能を著しく損なうこ
とになる。このような意味から、この従来のギヤポンプ
では、上記突部7、8を形成し、ボディボア4の軸心と
軸受孔11〜14の軸心とを、常に一致させるようにし
ている。また、内部が高圧になるギヤポンプでは、各部
品間にすき間があると、そのすき間から油がもれてしま
うので、各部品間のクリアランスは、できるかぎり狭く
する必要がある。そのため、各部品の寸法精度は、非常
に高く管理されている。当然のこととして、カバー5お
よびマウンティングフランジ6に形成した突部7、8の
加工精度も非常に高くなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
ボディボア4内に、サイドプレート23、24と突部
7、8との2種類の部品を組み込んでいる。これらボデ
ィボア4とサイドプレート23、24および突部7、8
とのクリアランスは、非常に狭いので、その組み込み作
業は手間がかかる。このように手間のかかる作業を、2
回もしなくてはならないので、その分、作業コストが高
くなるという問題があった。また、カバー5およびマウ
ンティングフランジ6に形成した突部7、8は、高い加
工精度を必要とするので、加工コストも高くなるという
問題があった。この発明の目的は、カバー5およびマウ
ンティングフランジ6の突部をなくして、組み立て作業
を簡単にし、かつ、加工コストも安くしたギヤポンプを
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、ボディと、
このボディの側面に設けたカバー部材と、ボディに形成
したボディボアと、ボディボアに組み込んだ一対のギヤ
と、これら両ギヤに設けたシャフトと、上記カバー部材
に形成するとともにシャフトを挿入する軸受孔と、この
軸受孔とシャフトとの間に介在させたブッシュと、ギヤ
の側面とカバー部材との間に設けるとともにシャフトお
よびブッシュを挿入するための孔を形成したサイドプレ
ートとを備えたギヤポンプを前提にする。上記のギヤポ
ンプを前提にしつつ、この発明は、ボディボアの軸方向
長さをLとし、ギヤの歯厚をTとし、かつサイドプレー
トの個々の厚さをHとしたとき、L=T+2HまたはL
=T+Hの関係を維持するとともに、上記カバー部材の
ボディ側の端面を一平面にし、かつ、そのカバー部材の
軸受孔にブッシュを組み込んだときに、カバー部材の端
面からブッシュの一端が突出する関係にした点に特徴を
有する。
【0008】この発明は、上記のように構成したので、
各部品を組み合わせることによって、それぞれの部品が
相まって、それぞれの相対位置が必然的に定まる。しか
も、個々の部品が本来的に備えている寸法精度によっ
て、上記必然的に定まった相対位置が正確に決められ
る。言い換えれば、各部品が正確に位置決めされること
になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示した実施例では、従来の
ポンプにおいてカバー5およびマウンティングフランジ
6に形成していた突部7、8を省略している。すなわ
ち、ボディ1の両側に位置するカバー5およびマウンテ
ィングフランジ6の端面5a、6aをそれぞれ平にして
いる。言い換えれば、カバー5およびマウンティングフ
ランジ6のボディ1側の端面を一平面にしている。ま
た、ボディボア4の軸方向長さをLとし、ギヤ2、3の
歯厚をTとし、かつサイドプレート23、24の個々の
厚さをHとすると、L=T+2Hとなるようにしてい
る。
【0010】そして、上記のようにしたマウンティング
フランジ6の軸受孔13、14の深さと、ブッシュ1
7、18の長さとは、次の関係を保つようにしている。
すなわち、上記軸受孔13、14の最深部にまでブッシ
ュ17、18を圧入したとき、これらブッシュ17、1
8の一端がマウンティングフランジ6の端面6aから突
出する関係にしている。そして、これらブッシュ17、
18の突出した部分を、サイドプレート24に形成した
孔24a、24bにはめ込めば、サイドプレート24が
その厚み分だけマウンティングフランジ6の端面6aか
ら突出した状態になる。また、上記ブッシュ17、18
の外径と、孔24a、24bの内径とは、ほとんど同じ
にしている。したがって、ブッシュ17、18にサイド
プレート24をはめ込めば、マウンティングフランジ6
に対するサイドプレート24の位置が正確に定まる。
【0011】上記のようにしてマウンティングフランジ
6に組み付けられたサイドプレート24を、ボディ1の
ボディボア4にはめる。このようにサイドプレート24
をボディボア4にはめれば、マウンティングフランジ6
とボディ1との位置関係が全て正確に定まる。なぜな
ら、軸受孔13、14、ブッシュ17、18、サイドプ
レート24およびボディボア4の各寸法精度が、非常に
高く管理されているからである。このようにマウンティ
ングフランジ6とボディ1とが高い精度で組み付けられ
るので、ボディボア4側の軸心と、軸受孔13、14の
軸心とがずれたりしない。
【0012】上記のようにしてマウンティングフランジ
6にボディ1を組み付けたら、ブッシュ17、18にギ
ヤ2、3のシャフト21、22をそれぞれ挿入して、ボ
ディボア4内にギヤ2、3を組み込む。そして、これら
ギヤ2、3の側面にサイドプレート23を組み付ける。
このとき、ギヤ2、3の歯厚Tと、サイドプレート2
3、24の厚みHと、ボディボア4の軸方向長さLとの
関係が、L=T+2Hとなっているので、上記のように
ギヤ2、3を組み込んだボディボア4内に、サイドプレ
ート23を組み込むと、サイドプレート23は、ボディ
1の端面と面一になる。
【0013】また、カバー5の軸受孔11、12の深さ
と、ブッシュ15、16の長さとの関係は、軸受孔1
1、12の最深部までブッシュ15、16を圧入したと
き、これらブッシュ15、16の一端がカバー5の端面
5aから突出する関係にしている。したがって、カバー
5の端面5aから突出したブッシュ先端を、ボディボア
4に組み込まれたサイドプレート23の孔23a、23
bに挿入すれば、前記マウンティングフランジ6の場合
と同様にして、ボディ1にカバー5を正確に位置決めし
て組み付けることができる。このようにカバー5を組み
付けたら、ボディ1、カバー5およびマウンティングフ
ランジ6に、タイロッド9、10を貫通させて、ボルト
締めすることによって、これら三者をしっかりと組み付
けることができる。
【0014】上記のようにした実施例によれば、ボディ
1と、カバー5あるいはマウンティングフランジ6との
位置決めを、サイドプレート23、24だけによってで
きるので、従来例のような突部をボディボア4内に組み
込まなくてすむ。したがって、その分、組み付けコスト
を安くできる。また、カバー5およびマウンティングフ
ランジ6のボディ1側の端面5a、6aを、単なる平面
に加工すればいいので、加工コストも安くできる。
【0015】なお、この発明におけるカバー部材とは、
カバー5およびマウンティングフランジ6の両者を含む
概念である。また、この実施例では、ボディ1の両側を
カバー5とマウンティングフランジ6とで塞いでいる
が、ボディの一方側を予め塞いでおいて、他方側だけに
カバー5あるいはマウンティングフランジ6を設けても
よい。この場合には、ボディボア4の軸方向長さLとギ
ヤの歯厚Tとサイドプレートの厚みHとの関係が、L=
T+Hとなる。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、ボディボア内にサイ
ドプレートを組み込むだけで、ボディとカバー部材との
位置決めができるので、組み付けコストを安くできる。
また、カバー部材に加工精度の高い突部等を形成しなく
てすむ分、加工コストも安くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のギヤポンプの断面図であ
る。
【図2】従来例のギヤポンプの断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2、3 ギヤ 4 ボディボア 5 この発明のカバー部材に相当するカバー 5a この発明のカバー部材に相当するカバーの端
面 6 この発明のカバー部材に相当するマウンティ
ングフランジ 6a この発明のカバー部材に相当するマウンティ
ングフランジの端面 11〜14 軸受孔 15〜18 ブッシュ 19〜22 シャフト 23、24 サイドプレート H サイドプレートの厚み L ボディボアの軸方向長さ T ギヤの歯厚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディと、このボディの側面に設けたカ
    バー部材と、ボディに形成したボディボアと、ボディボ
    アに組み込んだ一対のギヤと、これら両ギヤに設けたシ
    ャフトと、上記カバー部材に形成するとともにシャフト
    を挿入する軸受孔と、この軸受孔とシャフトとの間に介
    在させたブッシュと、ギヤの側面とカバー部材との間に
    設けるとともにシャフトおよびブッシュを挿入するため
    の孔を形成したサイドプレートとを備えたギヤポンプに
    おいて、ボディボアの軸方向長さをLとし、ギヤの歯厚
    をTとし、かつサイドプレートの個々の厚さをHとした
    とき、L=T+2HまたはL=T+Hの関係を維持する
    とともに、上記カバー部材のボディ側の端面を一平面に
    し、かつ、そのカバー部材の軸受孔にブッシュを組み込
    んだときに、カバー部材の端面からブッシュの一端が突
    出する関係にしたことを特徴とするギヤポンプ。
JP28604597A 1997-10-02 1997-10-02 ギヤポンプ Pending JPH11107934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28604597A JPH11107934A (ja) 1997-10-02 1997-10-02 ギヤポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28604597A JPH11107934A (ja) 1997-10-02 1997-10-02 ギヤポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11107934A true JPH11107934A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17699264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28604597A Pending JPH11107934A (ja) 1997-10-02 1997-10-02 ギヤポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11107934A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2837536A1 (fr) * 2002-03-20 2003-09-26 Renault Pompe a huile a cylindree modulable pour automobile
WO2009019185A1 (en) * 2007-08-03 2009-02-12 Luigi Carlo Arienti A working process for obtaining a pack clearance in pumps and hydraulic rotary volumetric motors
CN103567696A (zh) * 2013-10-19 2014-02-12 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 一种提高滑油泵流量性能的工艺加工方法
CN106523347A (zh) * 2016-11-29 2017-03-22 天津市汇晶丰精密机械有限公司 一种可承受径向轴向力的齿轮泵

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2837536A1 (fr) * 2002-03-20 2003-09-26 Renault Pompe a huile a cylindree modulable pour automobile
WO2009019185A1 (en) * 2007-08-03 2009-02-12 Luigi Carlo Arienti A working process for obtaining a pack clearance in pumps and hydraulic rotary volumetric motors
CN103567696A (zh) * 2013-10-19 2014-02-12 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 一种提高滑油泵流量性能的工艺加工方法
CN106523347A (zh) * 2016-11-29 2017-03-22 天津市汇晶丰精密机械有限公司 一种可承受径向轴向力的齿轮泵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE102007043600A1 (de) Pumpenrotor für eine Spaltrohrpumpe
JPH07111238B2 (ja) ケーシングの取付装置
JPH11107934A (ja) ギヤポンプ
EP0571448A1 (en) Bearing housing assembly
KR20180013721A (ko) 기어 장치
KR920006649A (ko) 스크로울형 유체기계 및 그 조립방법
JPH1056753A (ja) 電動モータのアーマチュアシャフト軸支構造
US3001386A (en) Universal joint
US20180208271A1 (en) High-precision rear-axle reduction gearbox for scooter
KR20050042489A (ko) 스로틀 밸브 포트를 실링하기 위한 방법
JP2002317868A (ja) 直交軸形ギヤードモータにおけるギヤケースと減速機側ブラケットの位置決め構造
KR100894030B1 (ko) 축구멍부재와 축의 결합구조
JPH0275424A (ja) 焼結部品のかしめ方法
JP3851680B2 (ja) 多連ギヤポンプ
KR20020067134A (ko) 리머볼트 체결구조
JPH0324388B2 (ja)
KR100481291B1 (ko) 이륜 자동차용 동력전달 시스템의 기어 소음 저감장치
JPH07280044A (ja) リバースアイドラーシャフト
JP2941281B2 (ja) ギヤポンプ又はギヤモータの組み立て据え付け方法
JPS626352Y2 (ja)
JP3950614B2 (ja) ギヤポンプまたはギヤモータとその組み立て方法
JPS6136728Y2 (ja)
JP3150551B2 (ja) ロッカアーム用ブッシュ
JPH034724Y2 (ja)
JPH06137323A (ja) すべり軸受の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051128

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20051206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060404