JPH1056753A - 電動モータのアーマチュアシャフト軸支構造 - Google Patents

電動モータのアーマチュアシャフト軸支構造

Info

Publication number
JPH1056753A
JPH1056753A JP8226043A JP22604396A JPH1056753A JP H1056753 A JPH1056753 A JP H1056753A JP 8226043 A JP8226043 A JP 8226043A JP 22604396 A JP22604396 A JP 22604396A JP H1056753 A JPH1056753 A JP H1056753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
bearing
outer ring
inner ring
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8226043A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Iwata
正人 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP8226043A priority Critical patent/JPH1056753A/ja
Priority to CA002211488A priority patent/CA2211488A1/en
Priority to IT97RM000464A priority patent/IT1294212B1/it
Priority to US08/904,952 priority patent/US5977673A/en
Priority to DE19733884A priority patent/DE19733884A1/de
Publication of JPH1056753A publication Critical patent/JPH1056753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/16Centering rotors within the stator; Balancing rotors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/40Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
    • B60T8/4018Pump units characterised by their drive mechanisms
    • B60T8/4022Pump units driven by an individual electric motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/16Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
    • H02K5/173Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings
    • H02K5/1732Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings radially supporting the rotary shaft at both ends of the rotor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/08Structural association with bearings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49009Dynamoelectric machine

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方が開口したヨークと、ヨーク開口側に配
されるブラケットとをセットボルトの緊締により固定し
てなる電動モータにおいて、軸受の外輪をヨークに内輪
をアーマチュアシャフトに圧入取付けするにあたり、外
輪をヨークに固定しなくても、セットボルトの緊締時に
軸受に無理なアキシャル方向の荷重が働くことがないよ
うにする。 【解決手段】 軸受内輪9aと該内輪のヨーク開口側へ
の移動規制をするアーマチュアシャフト段差面部4bと
の対向間隔、外輪9bと該外輪の反ヨーク開口側への移
動規制をする軸受ハウジング底面部2cとの対向間隔、
両対向間隔同志を加算した加算対向間隔の何れか一つ
が、セットボルトの緊締前の状態で、セットボルト緊締
に伴うヨークの軸方向の変形量よりも大きい設定にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電装品等に
用いられる電動モータの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種電動モータおいて、アー
マチュアシャフトをヨークやブラケットに軸受を介して
回動自在に軸支する場合、軸受のアキシャル方向および
ラジアル方向の移動を規制する必要があり、特に、アン
チロックブレーキ装置に用いられるピストン駆動用モー
タのようにアーマチュアシャフトに対してラジアル方向
の荷重が作用するものにおいては、軸受がラジアル方向
に振れないよう配慮する必要がある。そこで従来、特開
平7−184344号公報に示される如く、軸受外輪お
よびハウジングの軸受外輪が挿入する部位に溝を設け、
該溝に樹脂剤をインサートして軸受のアキシャル方向、
ラジアル方向の移動を規制するようにしたものが知られ
ている。ところがこのものでは、樹脂剤の耐久性が問題
で、長期の使用に伴う樹脂剤の劣化等により軸受が軽挿
入状態に戻ってしまう惧れがあるうえ、溝に樹脂剤をイ
ンサートする工程が必要で作業性が低下するという問題
があった。そこで本発明の出願人は、アーマチュアシャ
フトをヨークおよびブラケットに軸支するにあたり、軸
受の外輪をヨークおよびブラケットに圧入取付けした状
態で、アーマチュアシャフトを軸受の内輪に圧入取付す
ることを試み、これにより、アーマチュアシャフトのア
キシャル、ラジアル方向の振れ解消ができるという知見
を得た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動モータ
のなかには、図10に示す如く、ヨーク2を一方が開口
した有底筒状のものとし、該ヨーク2とヨークの開口側
に配されるブラケット3とを、ヨーク底部2a側から挿
入されてブラケット3に螺入緊締されるセットボルト1
6を介して固定するようにしたものがある。このような
ものにおいて、前述したように軸受9の外輪9bをヨー
ク2に、内輪9aをアーマチュアシャフト4に圧入取付
けする場合、次のような問題が生じる。つまり、ヨーク
底部2aに形成される軸受ハウジング2bに軸受9の外
輪9bを圧入する場合に、軸受9はボールベアリングで
あるためラジアル方向に許容以上の応力が加わると軸受
の機能を損なう惧れがあり、そこで外輪9bの圧入荷重
P1は許容ラジアル荷重PRより小さく(P1<PR)
設定する必要があるが、軸受ハウジング2bの寸法は公
差の範囲内でバラツキがあるため、実際の外輪9bの圧
入荷重P1は、前記許容ラジアル荷重PR以下において
個々の製品毎に異なることになる。そして、外輪9bの
圧入後において、外輪9bは、軸受ハウジング2bの底
面部2cに突き当たった状態となっている(図12参
照)。次ぎに、前記軸受ハウジング2bに圧入取付けさ
れた軸受9の内輪9aを、図11に示す如く、軸受ハウ
ジング底面部2cから挿入される治具Eを用いてアーマ
チュアシャフト4に圧入することになるが、このものに
おいて、内輪9aの圧入荷重P2が軸受9の許容アキシ
ャル荷重PAよりも大きい場合、ヨーク2の開口側端が
ブラケット3に突き当たった以降に軸受9に対して許容
アキシャル荷重PA以上の荷重が働いて軸受9が破損す
る惧れがあり、そのため、必ず内輪9aの圧入荷重P2
は軸受9の許容アキシャル荷重PAより小さく(P2<
PA)設定する必要がある。これらのことから、軸受9
の内外輪9a、9bをヨーク2、アーマチュアシャフト
4にそれぞれ圧入取付けした状態において、製品のなか
には下記の関係式のものが混在することになる。 a)内輪の圧入荷重<外輪の圧入荷重<プレスの定圧荷
重<許容アキシャル荷重(P2<P1<PP<PA) b)外輪の圧入荷重<内輪の圧入荷重<プレスの定圧荷
重<許容アキシャル荷重(P1<P2<PP<PA) c)内輪の圧入荷重<プレスの定圧荷重<外輪の圧入荷
重<許容アキシャル荷重(P2<PP<P1<PA) d)内輪の圧入荷重<プレスの定圧荷重<許容アキシャ
ル荷重<外輪の圧入荷重(P2<PP<PA<P1) ここで、プレスの定圧荷重PPは、内輪9aの圧入時に
用いるプレスのリミット荷重のことであり、該プレスの
定圧荷重PPは、内輪9aの圧入荷重P2よりも大き
く、かつ軸受の許容アキシャル荷重PAよりも小さく
(P2<PP<PA)なるように設定される。上記a)
〜d)のうち、a)およびb)のケースは、外輪9bの
圧入荷重P1がプレスの定圧荷重PPよりも小さい(P
1<PP)ものであるが、これらのものは、前述の内輪
9aのアーマチュアシャフト4への圧入時において、ヨ
ーク2の開口側端がブラケット3に突き当たった以降さ
らに内輪9aが押圧されると、前述したように外輪9b
の圧入荷重P1がプレスの定圧荷重PPよりも小さいた
め、外輪9bも内輪9aと共にヨーク開口側に移動す
る。この移動は、内輪9aがアーマチュアシャフト4に
形成した段差面部4bに突き当たることで止まり、そし
てプレスの定圧荷重PPに達した時点で治具Eによる内
輪9aの押圧は停止される。このとき、軸受ハウジング
2の底面部2cと外輪9bとのあいだは、前述したよう
に軸受9がヨーク開口側に移動しているため間隙Sを存
した状態となっている(図13(X)参照)。ところが
このものにおいて、ヨーク2をブラケット3に固定すべ
くセットボルト16を一定のトルク管理のもとで緊締し
たとき、該セットボルト16の緊締に伴いヨーク2が軸
方向に短くなるよう変形するが、該変形量Dが前記間隙
Sよりも大きい(D>S)ことがある。この場合、軸受
9の外輪9bは軸受ハウジング底面部2cに押されてヨ
ーク開口側に移動しようとするが、内輪9aは前述した
ようにアーマチュアシャフト段差面部4bに当接してい
てヨーク開口側に移動することができず、このため内輪
9aと外輪9bとのあいだに前記許容アキシャル荷重P
A以上の荷重が働いて軸受9が破損してしまう惧れがあ
る(図13(Y)参照)。一方、前記c)およびd)の
ケースでは、外輪9bの圧入荷重P1がプレスの定圧荷
重PPよりも大きい(P1>PP)ものであるが、これ
らのものは、前述の内輪9aのアーマチュアシャフト圧
入時において、ヨーク2の開口側端がブラケット3に突
き当たった以降さらに内輪9aが押圧されたとき、前述
したように外輪9bの圧入荷重P1がプレスの定圧荷重
PPよりも大きいため外輪9bは移動せず、従って内輪
9aも外輪9bと共に移動しないことになる。そしてプ
レスの定圧荷重PPに達した時点で治具Eによる内輪9
aの押圧は停止されるが、このとき、内輪9aと前記ア
ーマチュアシャフト段差面部4bとのあいだは、間隙S
を存した状態となっている(図14(X)参照)。そし
てこのものにおいて、ヨーク2をブラケット3に固定す
べくセットボルト16を一定のトルク管理のもとで緊締
したことに伴いヨーク2が軸方向短くなる側に変形する
ことで、外輪9bは軸受ハウジング底面部2cに押圧さ
れ、これにより外輪9bは内輪9aと共にヨーク開口側
に移動する。この場合、ヨーク2の変形量Dが前記間隙
Sよりも大きい(D>S)と、内輪9aがアーマチュア
シャフト段差面部4bに当接して移動規制された後も、
外輪9bだけはなおも軸受ハウジング底面部2cに押さ
れてヨーク開口側に移動しようとし、このため内輪9a
と外輪9bとのあいだに前記許容アキシャル荷重PA以
上の荷重が働くことになって軸受9が破損してしまう惧
れがある(図14(Y)参照)。この様に、a)〜b)
の何れの場合においても、セットボルトの緊締時に軸受
に許容アキシャル荷重PA以上の荷重が働いてしまう惧
れがある。これに対処するためには、外輪の軸受ハウジ
ング圧入後、外輪が軸受ハウジングの底面部に突き当た
った状態で、外輪のヨーク開口側をコーキング等により
ヨークに確実に固定して、内輪のアーマチュアシャフト
圧入時において外輪が移動しないように構成すればよい
が、そのためにはコーキング加工工程が別途必要になっ
て工程数が増加するうえ手間がかかって作業性に劣ると
いう問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、一方が開口した有底筒状のヨー
クと、該ヨークの開口側に配されるブラケットとを、ヨ
ーク底部側から挿入されてブラケットに螺入緊締される
セットボルトを介して固定するよう構成された電動モー
タにおいて、前記ヨーク底部に形成される軸受ハウジン
グに、外輪が軸受ハウジングに内輪がアーマチュアシャ
フトにそれぞれ圧入される軸受を介してアーマチュアシ
ャフトの一端側を回動自在に軸支するにあたり、前記ア
ーマチュアシャフトの一端側に、軸受内輪のヨーク開口
側への移動規制ができる内輪受け面部を形成し、軸受ハ
ウジングに、軸受外輪の反ヨーク開口側への移動規制が
できる外輪受け面部を形成すると共に、内輪受け面部と
これに対向する軸受との内輪側対向間隔、外輪受け面部
とこれに対向する軸受との外輪側対向間隔、軸受の各受
け面部との対向間隔同志を加算した加算対向間隔の何れ
か一つが、前記ヨークとブラケットとがセットボルトを
介して緊締される前の状態で、セットボルトの緊締に伴
うヨークの軸方向の変形量よりも大きい設定にしたもの
である。そして、この様にすることにより、セットボル
トの緊締時にヨークが軸方向に短くなるよう変形して
も、軸受にアキシャル方向の無理な荷重が働いてしまう
ことを回避できることになって、外輪をコーキング等に
よりヨークに固定する工程が不要となり、もって圧入作
業だけで軸受をアキシャル方向、ラジアル方向に振れて
しまうことが無いように組付けできることになって、生
産性が向上する。このものにおいて、前記ヨークとブラ
ケットとがセットボルトを介して緊締された状態では、
内輪受け面部とこれに対向する軸受との内輪側対向間、
外輪受け面部とこれに対向する軸受との外輪側対向間の
少なくとも一方に間隙を有している。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1はアンチロック
ブレーキ装置用の電動モータであって、該電動モータ1
は、後述するように一端側がヨーク2に他端側がポンプ
ブラケット3に回動自在に支持されるアーマチュアシャ
フト4、該アーマチュアシャフト4に一体的に取付けら
れるアーマチュアコア5およびコンミテータ6、該コン
ミテータ6に摺接するブラシ7、前記ヨーク2の内周面
部に止着される永久磁石8等の部材から構成されている
こと等の基本的構成は従来通りである。
【0006】前記ヨーク2は一方が開口した有底筒形状
をしているが、その底部2aには小径の有底筒形状の軸
受ハウジング2bが形成されている。そして、該軸受ハ
ウジング2bに第一軸受9を介して前記アーマチュアシ
ャフト4の一端側が回動自在に軸承されるが、この場
合、第一軸受9は、内輪9aがアーマチュアシャフト4
の一端側に形成される細径の軸受嵌合部4aに圧入取付
けされ、また外輪9bが軸受ハウジング2bの筒内周面
部に圧入取付けされているが、この圧入の手順について
は後述する。
【0007】さらに、前記アーマチュアシャフト4の軸
受嵌合部4aは、基端部側(ヨーク開口側)が段差状と
なっていて、該段差面部(本発明の内輪受け面部に相当
する)4bによって、前記第一軸受内輪9aのヨーク開
口側への移動を規制できるようになっている。また、第
一軸受外輪9bの反ヨーク開口側への移動は、軸受ハウ
ジング2bの底面部(本発明の外輪受け面部に相当す
る)2cによってなされるが、該軸受ハウジング底面部
2cには、治具挿入用孔2dが開設されている。ここ
で、前記アーマチュアシャフト4の段差面部4bとこれ
に対向する第一軸受内輪9aとの内輪側対向間隔、軸受
ハウジング底面部2cとこれに対向する第一軸受外輪9
bとの外輪側対向間隔、あるいは両対向間隔を加算した
加算対向間隔の何れか一つは、後述するようにセットボ
ルト16を介してヨーク2とポンプブラケット3とを緊
締する前の状態で、セットボルト16の緊締に伴うヨー
ク2の軸方向の変形量Dよりも大きな間隙SB(SB>
D)となるように、またセットボルト16の緊締後の状
態では、前記外輪側対向間隔あるいは内輪側対向間隔の
少なくとも何れか一方に間隙SAを存するように設定さ
れている。
【0008】一方、前記ヨーク2の開口側にはポンプブ
ラケット3が一体的に組み付けられているが、該ポンプ
ブラケット3には、前記アーマチュアシャフト4の軸芯
αと同軸上となる部位に中空状の内筒部3aが形成され
ており、該内筒部3a内に前記アーマチュアシャフト4
の他端側が突出している。そして、このアーマチュアシ
ャフト4の他端側は、第二軸受11を介して内筒部3a
に回動自在に軸承されているが、該内筒部3aへの第二
軸受11およびアーマチュアシャフト4の組付けについ
ては後述する。
【0009】また、前記ポンプブラケット3には、コン
ロッド、ピストン、シリンダ(何れも図示せず)等のア
ンチロックブレーキ装置用のピストンポンプを構成する
各種部材が内装されている。つまり、前記ポンプブラケ
ット内筒部3a内に突出するアーマチュアシャフト4他
端側の第二軸受11取付け部位よりも突出先端側には、
軸芯βがアーマチュアシャフト4の軸芯αに対して偏芯
した小径の偏芯出力軸部4cが形成されているが、該偏
芯出力軸部4cには、第三軸受12を介してコンロッド
の基端部が取り付けられている。さらに該コンロッドの
先端部にはピストンが接続されており、そして、アーマ
チュアシャフト4の回転に伴いピストンがシリンダ内を
アーマチュアシャフト4に対してラジアル方向に往復移
動することによりブレーキオイルが圧送される構成とな
っている。
【0010】さらに、前記セットボルト16は、ヨーク
2の底部2a側から挿入されてポンプブラケット3に形
成される螺子孔3dに螺入緊締されるものであって、該
セットボルト16により、前記ヨーク2とポンプブラケ
ット3とを一体的に固定する構成となっている。
【0011】次に、電動モータ1の組み付け手順につい
て図3〜図5に基づいて説明すると、まず、ポンプブラ
ケット内筒部3aのヨーク組付け側端部に形成される軸
受嵌合溝部3bに、第二軸受11の外輪11bを圧入取
付けし、次いでポンプブラケット3のヨーク組付け側面
部に、ブラシ7が組込まれたベースユニット13を取付
ける。そして、このものの第二軸受11の内輪11a
に、アーマチュアシャフト4、アーマチュアコア5、コ
ンミテータ6等が一体的に組み付けられたアーマチュア
アッシー14のアーマチュアシャフト4の他端側を、治
具A、B、Cを用いて圧入する(図3参照)。ここで治
具Aは、ポンプブラケット内筒部3aのヨーク組付け側
とは反対側から挿入されて、第二軸受11の内輪11a
を支持するための治具であり、治具Bは、アーマチュア
シャフト4の一端側を押圧するための治具、また治具C
は、アーマチュアシャフト4の他端側を第二軸受内輪1
1aに挿入ガイドするための治具である。
【0012】さらに、ヨーク2の内周面部に予め永久磁
石8が止着されたヨークユニット15のヨーク軸受ハウ
ジング2bに、第一軸受9の外輪9bを圧入して、外輪
9bの反ヨーク開口側を軸受ハウジング底面部2cに突
き当てる。このときの外輪9bの圧入荷重P1は、第一
軸受9の許容ラジアル荷重PRより小さく(P1<P
R)設定されるが、軸受ハウジング2bの寸法は公差の
範囲内でバラツキがあるため、実際の外輪9bの圧入荷
重P1は、軸受6の許容ラジアル荷重PR以下において
個々の製品毎に異なっている。
【0013】次いで、前記第一軸受外輪9bが圧入され
たヨークユニット15の第一軸受9の内輪9aを、前記
ポンプブラケット3にアーマチュアアッシー14を組み
付けたもののアーマチュアシャフト4の一端側の軸受嵌
合部4aに、治具D、Eを用いて圧入する(図4参
照)。ここで治具Dは、アーマチュアシャフト4の他端
側およびポンプブラケット3を支持するための治具であ
り、また治具Eは、ヨーク2の治具挿入用孔2dから挿
入されて第一軸受内輪9aを押圧するための治具であ
る。このときの内輪9aの圧入荷重P2は、第一軸受9
の許容アキシャル荷重PAより小さく(P2<PA)設
定されている。そしてこの圧入は、ヨーク2の開口側端
面がポンプブラケット3のヨーク組付け側面部に形成さ
れる嵌合溝部3cの溝底面に突き当たり、さらに治具E
を押圧するプレスの定圧荷重PPに達するまで行うが、
該定圧荷重PPは、第一軸受9の許容アキシャル荷重P
Aより小さく、且つ第一軸受内輪9aの圧入荷重P2よ
り大きく(P2<PP<PA)設定される。
【0014】ここで、前記ポンプブラケット3に形成さ
れる嵌合溝部3cは、ヨーク2の開口側端部が遊嵌状に
インロー嵌合する設定となっており、これによってヨー
ク2に圧入される第一軸受9とポンプブラケット3に圧
入される第二軸受11とのあいだに芯ズレが有ったとし
ても、該芯ズレをインロー嵌合部で吸収できる構成とな
っている。
【0015】次いで、前記ヨークユニット15を組み付
けたものの偏芯出力軸部4cに、第三軸受12を、治具
F、G、Hを用いて圧入する(図5参照)。ここで治具
Fはアーマチュアシャフト4の一端側を支持するための
治具、治具Gは第三軸受12を押圧するための治具、治
具Hは第三軸受12の内輪12aを偏芯出力部4cに挿
入ガイドするための治具である。
【0016】さらに、前記第三軸受12の圧入後、ヨー
ク2の底部2a側から挿入したセットボルト16を、ポ
ンプブラケット3に形成される螺子孔3dに螺入して緊
締することにより、ヨーク2とポンプブラケット3とが
一体的に固定されるようになっている。
【0017】尚、図中、17はブラシ7に給電すべく外
部電源側に電気的に接続されるカプラ、18は電動モー
タ1を防水すべくヨーク2の全体を被覆する樹脂製の防
水カバー、19はポンプブラケット内筒部3aのヨーク
組付け側とは反対側を塞ぐためのシール材である。
【0018】ところで、前記ヨーク2とポンプブラケッ
ト3とをセットボルト16を介して緊締する前の段階に
おいて、製品のなかには、前記第一軸受9の外輪9bの
圧入荷重P1、内輪9aの圧入荷重P2、第一軸受9の
許容アキシャル荷重PA、内輪9aの圧入時におけるプ
レスの定圧荷重PPとのあいだの関係について、下記の
関係式のものが混在している。 a)内輪の圧入荷重<外輪の圧入荷重<プレスの定圧荷
重<許容アキシャル荷重(P2<P1<PP<PA) b)外輪の圧入荷重<内輪の圧入荷重<プレスの定圧荷
重<許容アキシャル荷重(P1<P2<PP<PA) c)内輪の圧入荷重<プレスの定圧荷重<外輪の圧入荷
重<許容アキシャル荷重(P2<PP<P1<PA) d)内輪の圧入荷重<プレスの定圧荷重<許容アキシャ
ル荷重<外輪の圧入荷重(P2<PP<PA<P1)
【0019】上記関係式のうち、a)およびb)のケー
スは、外輪9bの圧入荷重P1がプレスの定圧荷重PP
よりも小さい(P1<PP)ものであるが、これらのも
のは、内輪9aのアーマチュアシャフト軸受嵌合部4a
への圧入時において、ヨーク2の開口側端がポンプブラ
ケット嵌合溝部3cの溝底面に突き当たった以降さらに
内輪9aが押圧されたとき、外輪9bの圧入荷重P1が
プレスの定圧荷重PPよりも小さいため、外輪9bも内
輪9aと共にヨーク開口側に移動する。この移動は、内
輪9aがアーマチュアシャフト4の段差面部4bに突き
当たることで止まり、そしてプレスの定圧荷重PPに達
した時点で内輪9aの押圧は停止される。このとき、軸
受ハウジング底面部2cと外輪9bとのあいだは間隙S
Bを存した状態となっている(図7(X)参照)が、該
間隙SBは、前述したように、セットボルト16の緊締
に伴うヨーク2の変形量Dよりも大きく(SB>D)設
定されている。
【0020】このものにおいて、ヨーク2とポンプブラ
ケット3とを固定すべくセットボルト16を一定のトル
ク管理のもとで緊締していくと、該セットボルト16の
緊締に伴いヨーク2が軸方向に短くなるよう変形する
が、この場合、前述したように、軸受ハウジング底面部
2cと外輪9bとのあいだの間隙SBの方がヨーク2の
変形量Dよりも大きい(SB>D)ため、ヨーク2が軸
方向に短くなるよう変形しても軸受ハウジング底面部2
cが外輪9bをヨーク開口側に押圧することはなく、而
してセットボルト16の緊締力が第一軸受9にアキシャ
ル方向の荷重を加えることがないように構成されてい
る。そしてこのものでは、セットボルト16の緊締後の
状態で、軸受ハウジング底面部2cと外輪9bとのあい
だは、緊締前の間隙SBからヨーク2の変形量Dを減算
した間隔SA(SA=SB−D)を存している(図7
(Y)参照)。
【0021】一方、前記c)およびd)のケースでは、
外輪9bの圧入荷重P1がプレスの定圧荷重PPよりも
大きい(P1>PP)ものであるが、これらのものは、
内輪9aのアーマチュアシャフト4への圧入時におい
て、ヨーク2の開口側端がポンプブラケット嵌合溝部3
cの溝底面に突き当たった以降さらに内輪9aが押圧さ
れたとき、外輪9bの圧入荷重P1がプレスの定圧荷重
PPよりも大きいため外輪9bは移動せず、従って内輪
9aも外輪9bと共に移動しないことになる。そしてプ
レスの定圧荷重PPに達した時点で内輪9aの押圧は停
止されるが、このとき、内輪9aとアーマチュアシャフ
ト段差面部4bとのあいだは間隙SBを存した状態(図
8(X)参照)となっており、そして該間隙SBは、前
述したようにセットボルト16の緊締に伴うヨーク2の
変形量Dよりも大きく(SB>D)設定されている。
【0022】そしてこのものにおいて、セットボルト1
6の緊締に伴いヨーク2が軸方向に短くなるよう変形し
たとき、該変形によって外輪9bが軸受ハウジング底面
部2cに押圧され、これにより外輪9bは内輪9aと共
にヨーク開口側に移動する。この場合、前述したように
内輪9aとアーマチュアシャフト段差面部4bとのあい
だの間隙SBの方がヨークの変形量Dよりも大きい(S
B>D)ため、前記ヨーク2の変形に伴う第一軸受9の
ヨーク開口側への移動は、内輪9aがアーマチュアシャ
フト段差面部4bに当接する以前に終了するようになっ
ており、而してセットボルト16の緊締力が第一軸受9
に許容アキシャル荷重PA以上の荷重を加えないように
構成されている。そしてこのものでは、セットボルト1
6の緊締後の状態で、内輪9aとアーマチュアシャフト
段差面部4bのあいだは、緊締前の間隙SBからヨーク
2の変形量Dを減算した間隔SA(SA=SB−D)を
存している(図8(Y)参照)。
【0023】さらに、前記a)〜d)の関係式の他に、
外輪9bの圧入荷重P1がプレスの定圧荷重PPと略等
しい(P1≒PP)場合もある。この場合、内輪9aの
アーマチュアシャフト軸受嵌合部4aへの圧入時におい
て、ヨーク2の開口側端がポンプブラケット嵌合溝部3
cの溝底面に突き当たった以降さらに内輪9aが押圧さ
れたとき、外輪9bの圧入荷重P1とプレスの定圧荷重
PPとが略等しいため、次の三通りの状態が想定され
る。 e)外輪9bも内輪9aと共に、内輪9aがアーマチュ
アシャフト4の段差面部4bに突き当たるまでヨーク開
口側に移動する。 f)外輪9bも内輪9aと共にヨーク開口側に移動する
が、該移動は、内輪9aがアーマチュアシャフト4の段
差面部4bに突き当たる以前の段階で停止する。 g)外輪9bは移動せず、従って内輪9aも移動しな
い。 これらのうち、e)は前述したa)、b)のケースと同
様であり、またg)はc)、d)のケースと同様である
ため、ここではf)について説明すると、このものは、
内輪9aの圧入後において、第一軸受9が軸受ハウジン
グ底面部2cにもアーマチュアシャフト段差面部4bに
も接していない状態、つまり軸受ハウジング底面部2c
と外輪9bとのあいだには外輪側間隙SaBを、また内
輪9aとアーマチュアシャフト段差面部4bとのあいだ
には内輪側間隙SiBを存した状態(図9(X)参照)
となっているが、これら両間隙を加算した間隙SB(S
B=SaB+SiB)は、前述したように、セットボル
ト16の緊締に伴うヨーク2の変形量Dよりも大きく
(SB>D)設定されている。
【0024】そしてこのものにおいて、セットボルト1
6の緊締に伴いヨーク2が軸方向に短くなるよう変形し
たとき、該変形量Dが前記外輪側間隙SaBよりも小さ
いか等しい(D≦SaB)場合には、ヨーク2が変形し
ても軸受ハウジング底面部2cが外輪9bをヨーク開口
側に押圧することはなく、従ってセットボルト16の緊
締力が第一軸受9にアキシャル方向の荷重を加えること
はない。一方、変形量Dが外輪側間隙SaBよりも大き
い(D>SaB)場合には、ヨーク2の変形に伴って外
輪9bは内輪9aと共にヨーク開口側に移動するが、こ
の場合、前述したように外輪側間隙SaBと内輪側間隙
SiBを加算した間隙SBの方がヨーク2の変形量Dよ
りも大きく(SB>D)設定されているため、前記ヨー
ク2の変形に伴う第一軸受9のヨーク開口側への移動
は、内輪9aがアーマチュアシャフト段差面部4bに当
接する以前に終了するようになっており、従ってセット
ボルト16の緊締力が第一軸受9に許容アキシャル荷重
PA以上の荷重を加えることは無い。そしてこのf)の
ケースのものでは、セットボルト16の緊締後の状態
で、軸受ハウジング底面部2cと外輪9bとのあいだ、
または内輪9aとアーマチュアシャフト段差面部4bの
あいだの少なくとも一方に、前記間隙SBからヨーク2
の変形量Dを減算した間隔SA(SA=SB−D)を存
している(図9(Y)参照)。
【0025】叙述の如く構成されたものにおいて、アー
マチュアシャフト4を回動自在に軸支する第一、第二軸
受9、11は、内輪9a、11aがアーマチュアシャフ
ト4に、外輪9bがヨーク軸受ハウジング2bおよびポ
ンプブラケット内筒部3aにそれぞれ圧入取付けされる
ことになって、モータ駆動に基づくピストンの往復移動
によりアーマチュアシャフト4にラジアル方向の荷重が
働いても、軸受9、11がアキシャル方向、ラジアル方
向に振れてしまうことが無く、騒音発生を抑制できると
共に、ポンプ性能の向上に貢献できるものであるが、こ
のものにおいて、ヨーク2とポンプブラケット3とを固
定すべくセットボルト16を緊締したとき、該緊締に伴
いヨーク2が軸方向に短くなるよう変形しても、前述し
たように、軸受ハウジング底面部2cとこれに対向する
第一軸受外輪9bとの外輪側対向間隔SB、またはアー
マチュアシャフト4の段差面部4bとこれに対向する第
一軸受内輪9aとの内輪側対向間隔SB、あるいは両対
向間隔を加算した加算対向間隔SBが、セットボルト1
6を緊締する前の状態で、該セットボルト16の緊締に
伴うヨーク2の軸方向の変形量Dよりも大きく(SB>
D)なるように設定されているため、セットボルト16
の緊締力が第一軸受9に許容アキシャル荷重PA以上の
荷重を加えてしまうことがない。
【0026】この結果、セットボルト16の緊締時に第
一軸受9に許容アキシャル荷重PA以上の荷重が働いて
しまう惧れがあって、外輪9bのヨーク開口側をコーキ
ング等によりヨークに固定しなければならないもののよ
うに、コーキング加工工程が別途必要になることがな
く、圧入作業だけで第一、第二軸受9、11をアキシャ
ル方向、ラジアル方向に振れてしまうことが無いように
組付けできることになって、工程数を減少することがで
き生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動モータの断面図である。
【図2】電動モータの分解図である。
【図3】電動モータの組付け手順を示す図である。
【図4】電動モータの組付け手順を示す図である。
【図5】電動モータの組付け手順を示す図である。
【図6】外輪圧入後の第一軸受部の拡大図である。
【図7】a)、b)のケースを示す説明図であって、
(X)は内輪圧入後、(Y)はセットボルト緊締後の第
一軸受部の拡大図である。
【図8】c)、d)のケースを示す説明図であって、
(X)は内輪圧入後、(Y)はセットボルト緊締後の第
一軸受部の拡大図である。
【図9】f)のケースを示す説明図であって、(X)は
内輪圧入後、(Y)はセットボルト緊締後の第一軸受部
の拡大図である。
【図10】課題を説明するための図であって、電動モー
タの断面図である。
【図11】課題を説明するための図であって、電動モー
タの組付け手順を示す図である。
【図12】課題における外輪圧入後の軸受部の拡大図で
ある。
【図13】課題におけるa)、b)のケースを示す説明
図であって、(X)は内輪圧入後、(Y)はセットボル
ト緊締後の軸受部の拡大図である。
【図14】課題におけるc)、d)のケースを示す説明
図であって、(X)は内輪圧入後、(Y)はセットボル
ト緊締後の軸受部の拡大図である。
【符号の説明】
2 ヨーク 2a 底部 2b 軸受ハウジング 2c 底面部 3 ポンプブラケット 4 アーマチュアシャフト 4b 段差面部 9 第一軸受 9a 内輪 9b 外輪 16 セットボルト SB 緊締前間隙 SA 緊締後間隙 D ヨーク変形量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が開口した有底筒状のヨークと、該
    ヨークの開口側に配されるブラケットとを、ヨーク底部
    側から挿入されてブラケットに螺入緊締されるセットボ
    ルトを介して固定するよう構成された電動モータにおい
    て、前記ヨーク底部に形成される軸受ハウジングに、外
    輪が軸受ハウジングに内輪がアーマチュアシャフトにそ
    れぞれ圧入される軸受を介してアーマチュアシャフトの
    一端側を回動自在に軸支するにあたり、前記アーマチュ
    アシャフトの一端側に、軸受内輪のヨーク開口側への移
    動規制ができる内輪受け面部を形成し、軸受ハウジング
    に、軸受外輪の反ヨーク開口側への移動規制ができる外
    輪受け面部を形成すると共に、内輪受け面部とこれに対
    向する軸受との内輪側対向間隔、外輪受け面部とこれに
    対向する軸受との外輪側対向間隔、軸受の各受け面部と
    の対向間隔同志を加算した加算対向間隔の何れか一つ
    が、前記ヨークとブラケットとがセットボルトを介して
    緊締される前の状態で、セットボルトの緊締に伴うヨー
    クの軸方向の変形量よりも大きい設定にした電動モータ
    のアーマチュアシャフト軸支構造。
  2. 【請求項2】 一方が開口した有底筒状のヨークと、該
    ヨークの開口側に配されるブラケットとを、ヨーク底部
    側から挿入されてブラケットに螺入緊締されるセットボ
    ルトを介して固定するよう構成された電動モータにおい
    て、前記ヨーク底部に形成される軸受ハウジングに、外
    輪が軸受ハウジングに内輪がアーマチュアシャフトにそ
    れぞれ圧入される軸受を介してアーマチュアシャフトの
    一端側を回動自在に軸支するにあたり、前記アーマチュ
    アシャフトの一端側に、軸受内輪のヨーク開口側への移
    動規制ができる内輪受け面部を形成し、軸受ハウジング
    に、軸受外輪の反ヨーク開口側への移動規制ができる外
    輪受け面部を形成すると共に、前記ヨークとブラケット
    とがセットボルトを介して緊締された状態で、内輪受け
    面部とこれに対向する軸受との内輪側対向間、外輪受け
    面部とこれに対向する軸受との外輪側対向間の少なくと
    も一方に間隙を有している電動モータのアーマチュアシ
    ャフト軸支構造。
JP8226043A 1996-08-08 1996-08-08 電動モータのアーマチュアシャフト軸支構造 Pending JPH1056753A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8226043A JPH1056753A (ja) 1996-08-08 1996-08-08 電動モータのアーマチュアシャフト軸支構造
CA002211488A CA2211488A1 (en) 1996-08-08 1997-07-25 Armature shaft support structure for use in an electric motor
IT97RM000464A IT1294212B1 (it) 1996-08-08 1997-07-25 Struttura di supporto dell'albero dell'indotto per l'impiego in un motore elettrico
US08/904,952 US5977673A (en) 1996-08-08 1997-08-01 Armature shaft support structure for use in an electric motor
DE19733884A DE19733884A1 (de) 1996-08-08 1997-08-05 Ankerwellen-Halterungsstruktur zur Verwendung in einem Elektromotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8226043A JPH1056753A (ja) 1996-08-08 1996-08-08 電動モータのアーマチュアシャフト軸支構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1056753A true JPH1056753A (ja) 1998-02-24

Family

ID=16838896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8226043A Pending JPH1056753A (ja) 1996-08-08 1996-08-08 電動モータのアーマチュアシャフト軸支構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5977673A (ja)
JP (1) JPH1056753A (ja)
CA (1) CA2211488A1 (ja)
DE (1) DE19733884A1 (ja)
IT (1) IT1294212B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006304587A (ja) * 2005-03-22 2006-11-02 Honda Motor Co Ltd 電動モータおよび電動パワーステアリング装置
US8294311B2 (en) 2006-03-06 2012-10-23 Honda Motor Co., Ltd. Electric motor and electric power steering apparatus
JP2014108030A (ja) * 2012-11-30 2014-06-09 Mitsuba Corp 電動モータ及びファンモータ

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000166132A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Asmo Co Ltd モータ製造方法及びモータ
DE10121769A1 (de) * 2001-05-04 2002-12-05 Bosch Gmbh Robert Maschinengehäuse
JP3730889B2 (ja) * 2001-08-20 2006-01-05 日信工業株式会社 ポンプ作動用モータ
US7332843B2 (en) * 2004-10-14 2008-02-19 Asmo Co., Ltd. Motor
DE102007052057A1 (de) * 2007-10-30 2009-05-07 Valeo Systèmes d'Essuyage Elektromotorischer Hilfsantrieb für Fahrzeuge sowie Verfahren zum Herstellen bzw. Montieren eines solchen Antriebs
JP5064992B2 (ja) * 2007-12-13 2012-10-31 アスモ株式会社 ブラシレスモータ及びその製造方法
JP5204820B2 (ja) * 2010-09-02 2013-06-05 三菱電機株式会社 回転子シャフト及び車両用交流発電機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3534333A1 (de) * 1985-09-26 1987-04-02 Siemens Ag Verfahren zur einstellung des axialspiels zwischen dem rotor und dem stator eines motors
US5223756A (en) * 1993-01-04 1993-06-29 Gec-Marconi Electronic Systems Corp. Self-aligning motor assembly
US5272803A (en) * 1993-02-05 1993-12-28 Synektron Corporation Method and apparatus for electric motor assembly with bearing preload

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006304587A (ja) * 2005-03-22 2006-11-02 Honda Motor Co Ltd 電動モータおよび電動パワーステアリング装置
US8294311B2 (en) 2006-03-06 2012-10-23 Honda Motor Co., Ltd. Electric motor and electric power steering apparatus
JP2014108030A (ja) * 2012-11-30 2014-06-09 Mitsuba Corp 電動モータ及びファンモータ

Also Published As

Publication number Publication date
CA2211488A1 (en) 1998-02-08
DE19733884A1 (de) 1998-02-12
ITRM970464A1 (it) 1999-01-25
US5977673A (en) 1999-11-02
IT1294212B1 (it) 1999-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6182350B1 (en) Electric motor for driving a piston pump and method of assembly
US5895207A (en) Electric motor-pump assembly
US5564909A (en) Unit comprising a drive motor and a radial piston pump
JP2001520859A (ja) 電動機
US8823239B2 (en) Electrical machine
US5811902A (en) Support structure for electric motor used for operating pump
JP3078578B2 (ja) 電動ポンプモータ組立体
US6013961A (en) Electric motor having rotation detection sensor
JP2990432B1 (ja) ステッピングモータ
EP1617094B1 (en) Small-sized motor and method of manufacturing the same
KR100769840B1 (ko) 전기식 구동 유니트
KR20010020196A (ko) 펌프 유닛
JP2004505193A (ja) 液圧的な車両ブレーキ装置のためのポンプユニット
EP1265339B1 (en) Method of assembling a motor with ball bearings
JP4907100B2 (ja) 電動アクチュエータ
JPH1056753A (ja) 電動モータのアーマチュアシャフト軸支構造
JP2000130354A (ja) モ―タポンプ装置
JP4864341B2 (ja) 電動アクチュエータ
US6220827B1 (en) Electromotor/pump assembly
JP4699799B2 (ja) 電動アクチュエータ
JP4063965B2 (ja) 車両用シート装置
JPS62294784A (ja) ボ−ルジヨイントピストン式圧縮機の組立方法
US20230291267A1 (en) Motor dust cover design and interface with coupling
JPH11285191A (ja) 電動モータのハウジング
JP3926768B2 (ja) ポンプ駆動用モータ、ポンプ駆動用モータの回転軸へのベアリング部材の固定方法