JP2941281B2 - ギヤポンプ又はギヤモータの組み立て据え付け方法 - Google Patents

ギヤポンプ又はギヤモータの組み立て据え付け方法

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JP2941281B2
JP2941281B2 JP63064812A JP6481288A JP2941281B2 JP 2941281 B2 JP2941281 B2 JP 2941281B2 JP 63064812 A JP63064812 A JP 63064812A JP 6481288 A JP6481288 A JP 6481288A JP 2941281 B2 JP2941281 B2 JP 2941281B2
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賢 矢野
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Kayaba Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ボディとカバーのそれぞれに共締め穴を
形成し、この共締め穴に位置決めピンを挿入して、ボデ
ィとカバーとの位置決めを行ってこれらを組み立ててか
ら、そのギヤポンプ又はギヤモータを他の部品に据え付
けるようにしたギヤポンプ又はギヤモータの組み立て据
え付け方法に関する。
(従来の技術) 第5〜7図に示した従来のギヤポンプは、ボディbに
ボディボア1と軸受穴2、3を形成している。また、上
記ボディbの一側をふさぐカバーCにも、軸受穴4、5
を形成している。
そして、ドライブギヤ6とドリブンギヤ7の両側に設
けたギヤ軸8〜11を、上記軸受穴2〜5にそれぞれ挿入
しながら、当該ギヤ6、7をボディボア1に内装し、軸
受穴2〜5でギヤ軸8〜11を支持している。
また、ボディbとカバーCのそれぞれの四隅には、締
結穴12、13を形成するとともに、これらの締結穴12、13
とは別に、ボディbとカバーCの接合面に一対の位置決
め穴14、15を複数組形成している。
そして、この位置決め穴14、15に位置決めピン16を挿
入しているが、この位置決めピン16は、ボディbとカバ
ーCとを組み付けたとき、それらに埋め込まれてしまう
ものである。
また、上記ボディbの位置決め穴14とカバーCの位置
決め穴15は、位置決めピン16を挿入したときに、ボディ
bとカバーCの軸受穴2、4の軸線および軸受穴3、5
の軸線が、それぞれ一致するように、互いに正確に対応
した位置関係に形成されている。
換言すれば、位置決め穴14、15に位置決めピン16を挿
入することによって、ボディbとカバーCとの組み合わ
せアライメントが固定され、ボディb及びカバーC内に
設けた両ギヤ6、7のアライメントが定まることにな
る。
このようにして位置決めされたボディbとカバーCと
は、2つの締結穴12、13にタイボルト17を螺合して、完
全に締結されている。
そして、上記のようにアライメントされたギヤポンプ
は、そのギヤ軸8が回転すると、ギヤ軸8に一体形成し
たドライブギヤ6が回転し、ドライブギヤ6に噛み合っ
たドリブンギヤ7が相対回転する。
(本発明が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来のギヤポンプでは、位置決めピ
ンをギヤポンプに埋め込んでしまうので、このギヤポン
プに対しては組み付け部品ということになる。組み付け
部品であるから、当然のこととして、ギヤポンプ1台ご
とに位置決めピンを製作しなければならない。ところ
が、この位置決めピンには、高い寸法精度が求められる
ので、それだけ製造コストを上昇させる要因になってい
た。
また、高い寸法精度が求められる位置決めピンを多く
作るということは、その寸法精度にバラツキがでやすい
ということにもなる。位置決めピンの寸法精度にバラツ
キがでてしまうと、ポンプの組み立て精度に誤差を生じ
やすいという問題を発生する。
この発明の目的は、正確にボディとカバーとを組み付
けることができるとともに、組み付けた後に、位置決め
ピンを抜き出して、その後、そのギヤポンプ又はギヤモ
ータを他の部品に据え付ける、ギヤポンプ又はギヤモー
タの組み立て据え付け方法を提供することである。
(問題点を解決する手段) ボディ内に一対のギヤを設けるとともに、その一側を
カバーでふさぎ、かつ、これらボディ及びカバーに形成
した軸受け穴でギヤ軸を支持した状態で、ボディ及びカ
バーを組み付けてギヤポンプ又はギヤモータを組み立て
た後、組み立てたギヤポンプ又はギヤモータを他の部品
に据え付けるギヤポンプ又はギヤモータの組み立て据え
付け方法を前提とする。
上記ギヤポンプ又はギヤモータの組み立て据え付け方
法を前提にしつつ、この発明は、ボディとカバーに貫通
させて形成した第1の対角線上の2つの共締め穴に、板
部材上に固定した2つの位置決めピンを挿入して、ボデ
ィとカバーとの位置決めを行ってから、ボディとカバー
に形成した第2の対角線上の2つの締結穴にタイボルト
を螺合してボディとカバーとを締結することによりギヤ
ポンプ又はギヤモータの組み立てを行い、その後、上記
位置決めピンを上記共締め穴から抜き出し、さらにその
後、上記共締め穴に2つの取付ボルトを貫通させ、この
取付ボルトで、このギヤポンプ又はギヤモータを他の部
品に据え付ける点に特徴を有する。
(本発明の作用) この発明は、板部材に固定した2つの位置決めピン
を、ボディ及びカバーに貫通させた共締め穴に挿入する
だけで、それら両者の相対位置を正確に定めることがで
きる。
また、ボディとカバーとを組み付けた後に、位置決め
ピンを抜き出すことができる。そして、抜き出した位置
決めピンは、別のギヤポンプまたはギヤモータの組み付
けにも使うことができる。
さらに、この位置決めピンを抜いた共締め穴に取付ボ
ルトを貫通させ、この取付ボルトで、上記ギヤポンプ又
はギヤモータを、他の部品に据え付けることができる。
(本発明の効果) この発明のギヤポンプ又はギヤモータの組み立て据え
付け方法によれば、板部材に固定した2つの位置決めピ
ンを、ボディ及びカバーに形成した2つの共締め穴に挿
入するだけで、それら両者の相対位置を正確に定めるこ
とができる。
しかも、2つの位置決めピンを板部材に固定している
ので、2つの位置決めピンを同時に、共締め穴に挿入す
ることができる。このように、2つの位置決めピンを同
時に挿入することができるため、正確な位置決めが、素
早くできる。
また、ボディとカバーとを組み付けた後に、上記位置
決めピンを抜き出すことができるので、抜き出した寸法
精度の高い位置決めピンを、その後に組むボディとカバ
ーとの組み付けに、繰返し使用することができる。した
がって、位置決めピンの精度のバラつきが少なくなり、
それだけギヤポンプまたはギヤモータの組み付け精度も
向上する。
さらに、位置決めピンを抜いた共締め穴に取付ボルト
を貫通させ、この取付ボルトで、このギヤポンプ又はギ
ヤモータを、他の部品に取り付けることができる。
(本発明の実施例) 第1〜4図に示した実施例は、ボディBとこれをふさ
ぐカバーCの四隅のうち、第1の対角線上に位置する2
つのコーナー部分に位置決め穴18、19を形成し、もう一
方の、第2の対角線上に位置する2つのコーナー部分
に、締結穴12、13を形成したものである。
そして、上記位置決め穴18の一側に大径部18aを形成
し、大径部18aの一端をボディBの外側面に開口させて
いる。また、カバーCの位置決め穴19は、その一端を上
記ボディBの位置決め穴18に対応させるとともに、他端
をカバーCの外側面に開口させている。
そして、ドライブギヤ6とドリブンギヤ7の一側に設
けたギヤ軸8、10を軸受穴2、3にそれぞれ挿入しなが
ら、両ギヤ6、7をボディボア1に組み込んでいる。さ
らに、上記両ギヤ6、7の他側に設けたギヤ軸9、11を
カバーCの軸受穴4、5にそれぞれ挿入して、カバーC
でボディBの端面をふさいでいる。
上記のようにしたボディBとカバーCとの組み合わせ
アライメントを次のようにして固定している。
すなわち、ボディBとカバーCとのそれぞの対角線上
に位置決め穴18、19を貫通させているが、ボディBとカ
バーCとを正確に突き合わせたとき、これら位置決め穴
18、19が第3図に示すように、完全に一致するようにし
ている。言い換えれば、これら位置決め穴18、19に位置
決めピン20を挿入すれば、ボディBとカバーCとが必然
的に位置決めされるようにしている。
そして、上記位置決めピン20は、第4図に示すよう
に、板部材Gの2つのコーナー部分に固定したものであ
る。そして、この板部材Gは、その中央付近にギヤ軸8
が貫通する孔を形成している。したがって、上記孔にギ
ヤ軸8を貫通させ、上記板部材GをボディB側から当て
がうことができる。そして、上記位置決めピン20を、位
置決め穴18、19に挿入し、ボディBとカバーCとの位置
決めをすることができる。
上記のようにして、一対の位置決めピン20を一枚の板
部材G上に固定することによって、組立治具として用い
ることができる。したがって、この板部材Gに固定した
位置決めピン20を、上記位置決め穴18、19に挿入するこ
とによって、正確に位置決めがなされることになる。
そして、上記位置決めピン20を用いて、ボディBとカ
バーCとを位置決めしたら、それら両者に形成した2つ
の締結穴12、13にタイボルト17を螺合して、ボディBと
カバーCとを締結する。
このようにボディBとカバーCとを、タイボルト17で
締結したら、その時点で上記位置決めピン20を位置決め
穴18、19から抜き出す。
また、位置決めピン20を抜き取った後の位置決め穴1
8、19には、第3図に仮想線で示す取付ボルト24を挿通
し、この取付ボルト24を所望の他の部品である相手部材
に螺合して、このポンプをその相手部材に取り付けるよ
うにしている。このように、上記位置決め穴18、19がこ
の発明の共締め穴を構成する。
以上のように、位置決めピン20は抜き出すことができ
るので、抜き出した位置決めピン20を、その後に組むギ
ヤポンプ又はギヤモータの組み立てに繰返し使用するこ
とができる。
また、位置決めピン20を繰り返し使用することができ
るので、精度が高い位置決めピン20を、例えば、第4図
に示す組立治具のように、特定の数だけ製作すればよ
い。したがって、位置決めピンの精度にバラつきがでる
ことがなく、それだけポンプの組立精度も向上する。
さらに、位置決め穴18、19と、上記共締め穴とを兼用
しているので、これら位置決め穴と共締め穴とを別々に
形成する場合に比べて、形成する穴の数を少なくするこ
とができる。したがって、加工工数を少なくできる。
また、ボディおよびカバーに形成する穴数を少なくで
きることにより、ボディおよびカバーの強度が高くなる
利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はこの発明の実施例を示すもので、第1図は
当該ギヤポンプの断面図、第2図は側面図、第3図は第
2図のIII−III線断面図、第4図は組立治具の斜視図、
第5〜7図は従来のギヤポンプを示すもので、第5図は
ギヤポンプの断面図、第6図は側面図、第7図は第6図
のVII−VII線断面図である。 2、3、4、5……軸受穴、6……ドライブギヤ、7…
…ドリブンギヤ、12、13……締結穴、17……タイボル
ト、B……ボディ、C……カバー、18、19……位置決め
穴、18a……大径部、20……位置決めピン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディ内に一対のギヤを設けるとともに、
    その一側をカバーでふさぎ、かつ、これらボディ及びカ
    バーに形成した軸受け穴でギヤ軸を支持した状態で、ボ
    ディ及びカバーを組み付けてギヤポンプ又はギヤモータ
    を組み立てた後、組み立てたギヤポンプ又はギヤモータ
    を他の部品に据え付けるギヤポンプ又はギヤモータの組
    み立て据え付け方法において、ボディとカバーに貫通さ
    せて形成した第1の対角線上の2つの共締め穴に、板部
    材上に固定した2つの位置決めピンを挿入して、ボディ
    とカバーとの位置決めを行ってから、ボディとカバーに
    形成した第2の対角線上の2つの締結穴にタイボルトを
    螺合してボディとカバーとを締結することによりギヤポ
    ンプ又はギヤモータの組み立てを行い、その後、上記位
    置決めピンを上記共締め穴から抜き出し、さらにその
    後、上記共締め穴に2つの取付ボルトを貫通させ、この
    取付ボルトで、このギヤポンプ又はギヤモータを他の部
    品に据え付けることを特徴とするギヤポンプまたはギヤ
    モータの組み立て据え付け方法。
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