JPH09264266A - ギヤポンプ - Google Patents
ギヤポンプInfo
- Publication number
- JPH09264266A JPH09264266A JP10334696A JP10334696A JPH09264266A JP H09264266 A JPH09264266 A JP H09264266A JP 10334696 A JP10334696 A JP 10334696A JP 10334696 A JP10334696 A JP 10334696A JP H09264266 A JPH09264266 A JP H09264266A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- gear
- drive shaft
- side plate
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
らも、突出部をサイドプレートに形成した貫通孔にはめ
込みやすく、しかも、サイドプレートに流体圧が作用し
たとき、サイドプレートとギヤ孔との間に形成されるク
リアランスを小さくすることのできるギヤポンプを提供
することである。 【解決手段】 巻ブッシュ13、14の突出部15、1
6には、その内径を大きくして肉薄部19を形成する。
そして、ボディ1にカバー10を固定するとき、これら
肉薄部19が形成された部分を、サイドプレート7に形
成された貫通孔8、9にそれぞれはめ込んでいる。
Description
する。
図4、5に示すものがある。図4に示すように、ギヤポ
ンプは、ボディ1と、ボディ1に形成されたギヤ孔2
と、このギヤ孔2内でかみ合わせたドライブギヤ3及び
ドリブンギヤ4とを備えている。ボディ1には軸受孔
5、6を形成し、そこに設けた軸受で、ドライブギヤ3
とドリブンギヤ4との一方の側のシャフト3a、4aを
それぞれ回転自在に支持している。なお、ドライブシャ
フト3aをボディ1から突出させて、図示しない駆動源
に連結している。そして、ギヤ孔2の開口端にはサイド
プレート7を組み込んで、このサイドプレート7を両ギ
ヤ3、4の外側面に配置している。
通孔8とドリブン軸貫通孔9とを形成し、これら貫通孔
8、9から上記ギヤ3、4の他方の側のシャフト3b、
4bをそれぞれ突出させている。また、カバー10に
は、ドライブ軸孔11とドリブン軸孔12とを形成し、
これら軸孔11、12に、それぞれ筒状のドライブ軸用
巻ブッシュ13とドリブン軸用巻ブッシュ14とを設け
ている。そしてこれら巻ブッシュ13、14の先端を、
カバー10から突出させている。そして、ボディ1の端
部にカバー10を固定するときに、ドライブギヤ3及び
ドリブンギヤ4の他方の側のシャフト3b、4bを、そ
れぞれ上記筒状の巻ブッシュ13、14に挿入してい
る。同時に、これら巻ブッシュ13、14の突出部1
5、16を、それぞれサイドプレート7に形成した上記
ドライブ軸貫通孔8とドリブン軸貫通孔9とにはめ込ん
で、ボディ1とカバー10との位置決めをおこなってい
る。
0を固定すると、シール溝17に組付けたシール部材1
8によって、サイドプレート7の背面は、高圧エリヤと
低圧エリヤとに区画される。いま、ギヤポンプが駆動す
ると、高圧エリヤには高圧すなわち吐出側の流体圧が、
また、低圧エリヤには低圧すなわち吸込側の流体圧がそ
れぞれ導かれる。したがって、サイドプレート7が、こ
の流体圧の分布に応じてギヤ3、4に押し付けられ、ギ
ヤ3、4とサイドプレート7との間の隙間をなくして、
そこからの漏れを少なくしている。
プでは、ボディ1とカバー10との位置決めをおこなう
ため、巻ブッシュ13、14をそれぞれカバー10から
突出させている。しかし、これら巻ブッシュ13、14
は、その全域にわたって同一の肉厚で形成されているた
め、場合によっては、その突出部15、16の剛性が高
くなり、ほとんど弾性力を有さないことがある。そのた
め、ボディ1の端部にカバー10を固定するとき、貫通
孔8、9に、突出部15、16をはめ込みにくくなるこ
とがあった。また、このようなことを避けるためには、
突出部15、16の外径と貫通孔8、9の内径との寸法
誤差を小さくしなければならず、これら部材の寸法精度
を高める必要があり、製造コストがかかってしまう。
弾性力を有さなければ、ギヤポンプが駆動してサイドプ
レート7の径方向に流体圧が作用しても、これら突出部
15、16によってサイドプレート7はその位置を保持
してしまう。そのため、サイドプレート7とギヤ孔2と
の間に形成されるクリアランスがそのまま維持されてし
まい、このクリアランスを介して高圧流体が低圧側に漏
れて、ポンプ性能が悪くなってしまうこともあった。こ
の発明の目的は、ボディとカバーとの位置決めをおこな
いながらも、突出部をサイドプレートに形成した貫通孔
にはめ込みやすく、しかも、サイドプレートに流体圧が
作用したとき、サイドプレートとギヤ孔との間に形成さ
れるクリアランスを小さくすることのできるギヤポンプ
を提供することである。
ボディに形成したギヤ孔と、ギヤ孔に回転自在に組み込
んだドライブギヤと、ギヤ孔に組み込んで、ドライブギ
ヤにかみ合わせたドリブンギヤと、ギヤ孔の開口端に組
み込んだサイドプレートと、ボディの端部に固定したカ
バーと、カバーに形成したドライブ軸孔と、カバーに形
成したドリブン軸孔と、ドライブ軸孔に設け、カバー側
のドライブ軸を回転自在に支持する筒状のドライブ軸用
巻ブッシュと、ドリブン軸孔に設け、カバー側のドリブ
ンシャフトを回転自在に支持するドリブン軸用巻ブッシ
ュと、サイドプレートに形成するとともに、筒状のドラ
イブ軸用巻ブッシュの外径とほぼ同径のドライブ軸貫通
孔と、サイドプレートに形成するとともに、筒状のドリ
ブン軸用巻ブッシュの外径とほぼ同径のドライブ軸貫通
孔とを備え、両巻ブッシュをカバーから突出させ、カバ
ーをボディに固定するときに、これら突出部をそれぞれ
ドライブ軸貫通孔及びドリブン軸貫通孔にはめこむ構成
にしたギヤポンプを前提とする。
出部には、その内径を大きくして肉薄部を形成するとと
もに、これら肉薄部が形成された部分を、それぞれドラ
イブ軸貫通孔及びドリブン軸貫通孔内にはめ込んだ点に
特徴を有する。第2の発明は、第1の発明において、サ
イドプレートのドライブ軸貫通孔側及びドリブン軸貫通
孔側におけるいずれかの端部あるいは両端部で、高圧エ
リアにある部分をカットした点に特徴を有する。
ギヤポンプを示す。なお、従来例のギヤポンプと同じ構
成要素については同一の符号を付し、ここではその詳細
な説明を省略する。図1、2に示すように、巻ブッシュ
13、14の先端をカバー10から突出させることは従
来例と同じであるが、これら突出部15、16には、肉
薄部19を形成している。つまり、巻ブッシュ13、1
4の外径は、サイドプレート7に形成した貫通孔8、9
の内径とほぼ同じに保ちつつ、突出部15、16には、
その内径を大きくして肉薄部19を形成している。そし
て、ボディ1にカバー10と固定するときに、突出部1
5、16の肉薄部19が形成された部分を、それぞれド
ライブ軸貫通孔8及びドリブン軸貫通孔9にはめ込んで
いる。
ヤポンプでは、サイドプレート7のドライブ軸貫通孔8
側及びドリブン軸貫通孔9側における両端部をカットし
て、切欠き部20を形成している。ただし、この切欠き
部20は、サイドプレート7の端部の高圧エリヤに位置
する部分をカットして形成している。この実施例のギヤ
ポンプによれば、ボディ1とカバー10との位置決めを
おこなうため、巻ブッシュ13、14をそれぞれカバー
10から突出させ、その突出部15、16サイドプレー
ト7の貫通孔8、9にはめ込んでいる。ただし、これら
巻ブッシュ13、14の突出部15、16には、その内
径を大きくして肉薄部19を形成している。したがっ
て、これら突出部15、16の剛性を比較的低くするこ
とができ、そこに弾性力を持たせることができる。そし
て、弾性力を持たせることができれば、ボディ1の端部
にカバー10を固定するとき、突出部15、16を貫通
孔8、9にはめ込みやすくすることができる。
8、9の内径とに誤差があっても、弾性力によってその
誤差を吸収することができるので、部材の寸法精度を高
める必要がなく、製造コストを抑えることができる。さ
らに、突出部15、16は剛性が低く、弾性力を有する
ので、ギヤポンプが駆動してサイドプレート7の径方向
に流体圧が作用すると、サイドプレート7は突出部1
5、16に抗して移動することができる。したがって、
高圧側から低圧側にサイドプレート7が移動して、サイ
ドプレート7とギヤ孔2との間に形成される低圧側のク
リアランスをなくすことができる。したがって、このク
リアランスを介して高圧側が低圧側に漏れることがな
く、ポンプ性能を維持することができる。
ドプレート7の端部をカットしているので、サイドプレ
ート7をギヤ孔2に簡単に組付けることができる。つま
り、ギヤ孔の内径のピッチと、サイドプレートの外径の
ピッチとに誤差があると、サイドプレート7をギヤ孔2
に組付けにくくなるが、このようにサイドプレート7の
端部をカットすれば、X方向のピッチの誤差は、組付け
るときにサイドプレート7をX方向に回転させること
で、Y方向に逃すことができる、そして、サイドプレー
ト7の端部をカットしているので、Y方向に逃げたその
誤差を、このカットした部分に逃すことができる。した
がって、ギヤ孔2にサイドプレート7を組付けるとき
に、そのピッチに誤差があっても、ひっかけることな
く、スムーズに組付けることができる。
ットしているので、このカットした部分を介して高圧流
体が低圧側に漏れることはなく、なんらポンプ性能を悪
くするようなことはない。なお、この実施例では、サイ
ドプレートの両端部をカットしているが、いずれかの端
部だけであってもかまわない。また、この実施例では、
肉薄部19は、巻ブッシュ13、14の内径を直角に切
り取った形態で形成されているが、もちろんその他の形
態でもよく、例えば、巻ブッシュ13、14の内径を徐
々に大きくしたテーパ状に形成するなどしてもよい。
に、その内径を大きくして肉薄部を形成したので、これ
ら突出部の剛性を比較的低くして、弾性力を持たせるこ
とができる。したがって、ボディの端部にカバーを固定
するとき、サイドプレートに形成した貫通孔に、これら
突出部をはめ込みやすくすることができる。しかも、突
出部の外径と貫通孔の内径とに誤差があっても、弾性力
によってその誤差を吸収することができるので、部材の
寸法精度を高める必要がなく、製造コストを抑えること
ができる。
するので、ギヤポンプが駆動してサイドプレートの径方
向に流体圧が作用すると、サイドプレートは突出部に抗
して移動することができる。したがって、サイドプレー
トが高圧側から低圧側に移動して、サイドプレートとギ
ヤ孔との間に形成される低圧側のクリアランスをなくす
ことができる。そして、低圧側のクリアランスがなくな
れば、このクリアランスを介して高圧側が低圧側に漏れ
ことがなく、ポンプ性能を維持することができる。第2
の発明によれば、第1の発明において、ギヤ孔にサイド
プレートを組付けるとき、ひっかけることなく、スムー
ズに組付けることができる。もちろん、高圧エリヤに位
置する部分をカットしているので、このカットした部分
を介して高圧流体が低圧側に漏れることはなく、なんら
ポンプ性能を悪くするようなことはない。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 ボディと、ボディに形成したギヤ孔と、
ギヤ孔に回転自在に組み込んだドライブギヤと、ギヤ孔
に組み込んで、ドライブギヤにかみ合わせたドリブンギ
ヤと、ギヤ孔の開口端に組み込んだサイドプレートと、
ボディの端部に固定したカバーと、カバーに形成したド
ライブ軸孔と、カバーに形成したドリブン軸孔と、ドラ
イブ軸孔に設け、カバー側のドライブ軸を回転自在に支
持する筒状のドライブ軸用巻ブッシュと、ドリブン軸孔
に設け、カバー側のドリブンシャフトを回転自在に支持
するドリブン軸用巻ブッシュと、サイドプレートに形成
するとともに、筒状のドライブ軸用巻ブッシュの外径と
ほぼ同径のドライブ軸貫通孔と、サイドプレートに形成
するとともに、筒状のドリブン軸用巻ブッシュの外径と
ほぼ同径のドライブ軸貫通孔とを備え、両巻ブッシュを
カバーから突出させ、カバーをボディに固定するとき
に、これら突出部をそれぞれドライブ軸貫通孔及びドリ
ブン軸貫通孔にはめこむ構成にしたギヤポンプにおい
て、両巻ブッシュの突出部には、その内径を大きくして
肉薄部を形成するとともに、これら肉薄部が形成された
部分を、それぞれドライブ軸貫通孔及びドリブン軸貫通
孔内にはめ込んだことを特徴とするギヤポンプ。 - 【請求項2】 サイドプレートのドライブ軸貫通孔側及
びドリブン軸貫通孔側におけるいずれかの端部あるいは
両端部で、高圧エリアにある部分をカットしたことを特
徴とする請求項1記載のギヤポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334696A JP3494526B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ギヤポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334696A JP3494526B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ギヤポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09264266A true JPH09264266A (ja) | 1997-10-07 |
JP3494526B2 JP3494526B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=14351587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10334696A Expired - Fee Related JP3494526B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ギヤポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3494526B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11230056A (ja) * | 1998-02-10 | 1999-08-24 | Kayaba Ind Co Ltd | ギヤポンプ |
CN104110372A (zh) * | 2014-07-25 | 2014-10-22 | 哈尔滨东安发动机(集团)有限公司 | 齿轮油泵 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP10334696A patent/JP3494526B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11230056A (ja) * | 1998-02-10 | 1999-08-24 | Kayaba Ind Co Ltd | ギヤポンプ |
CN104110372A (zh) * | 2014-07-25 | 2014-10-22 | 哈尔滨东安发动机(集团)有限公司 | 齿轮油泵 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3494526B2 (ja) | 2004-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6644855B2 (ja) | 空気フォイルジャーナル軸受 | |
US20140283638A1 (en) | Wave gear device and hollow rotating actuator | |
JP2002213450A (ja) | 浮動ブッシュ軸受、およびそれを具備したターボチャージャ | |
JPH0255899A (ja) | ポンプ等の駆動装置 | |
JP3494526B2 (ja) | ギヤポンプ | |
JPS6158678B2 (ja) | ||
KR20050042489A (ko) | 스로틀 밸브 포트를 실링하기 위한 방법 | |
US12140151B2 (en) | Turbo fan | |
JPH11230056A (ja) | ギヤポンプ | |
US20240026897A1 (en) | Turbo fan | |
WO2017169936A1 (ja) | フォイル軸受 | |
JPH10271793A (ja) | ステッピングモータ | |
JP2002138860A (ja) | 樹脂製スロットルボディ | |
JPH11236883A (ja) | ギヤポンプ用サイドプレート | |
US20050186088A1 (en) | Anti oil leakage device for a motor shaft | |
JP7029493B2 (ja) | 軸受システム | |
KR102243454B1 (ko) | 롤러 어셈블리 | |
JP4340604B2 (ja) | エンジンのウォータポンプ構造 | |
JP2019190349A (ja) | 送風機 | |
JPH0350318Y2 (ja) | ||
JPH041304Y2 (ja) | ||
JP2006311657A (ja) | 電動アクチュエータ | |
JPH09256967A (ja) | ギヤポンプ | |
JPS6357638B2 (ja) | ||
JP2002070792A (ja) | ウオータポンプ用インペラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |