JP6644855B2 - 空気フォイルジャーナル軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、空気フォイルジャーナル軸受に係り、より詳しくは、高速回転時に安定性を高めることができる空気フォイルジャーナル軸受に関する。
軸受は、回転軸を一定の位置に固定させるとともに、軸の自重と軸にかかる荷重とを支持しながら軸を回転させる機械要素である。
また、軸受のうち、空気フォイル軸受は、ローター(又は回転軸)の高速回転により、ローター及び軸受ディスクと接するフォイル間に、粘性を有する流体である空気が流入して圧力を形成することにより、荷重を支持する軸受である。
また、空気フォイル軸受のうち、空気フォイルジャーナル軸受は、ローターに垂直な方向であるローターの半径方向の荷重を支持するように構成された軸受である。
図1は、従来の空気フォイルジャーナル軸受及びローターの回転時における空気の圧力分布を示す断面図である。
このとき、一般の空気フォイルジャーナル軸受は、図1に示すように、軸受ハウジング10の中空部11の円周内面12に沿ってバンプフォイル20が設けられ、バンプフォイル20の内側にトップフォイル30が配置されるように構成され、トップフォイル30の内側にローター40(又は回転軸)が配置され、トップフォイル30の内周面とローター40の外周面とが離隔した状態でローター40が回転するように構成される。
ここで、バンプフォイル20及びトップフォイル30には、円周方向の端部が半径方向の外側に折り曲げられた形状の折曲部が形成され、折曲部21、31は、軸受ハウジング10に形成されたスロット13に挿入されて結合され、バンプフォイル20及びトップフォイル30が円周方向に回転したり押し出されたりしないように軸受ハウジング10に固定されている。
図2は、図1において、ローターの回転時、軸受ハウジングの位置(角度)によるトップフォイルとローターとの間隔h、及び空気の圧力分布pを示したグラフである。
図2に示すように、前記ローター40が回転すると、トップフォイル30とローター40との間に存在する空気により、図示するように圧力が形成され、ローター40がトップフォイル30から離隔した状態で回転するようになる。
すなわち、ローター40が停止しているときには、ローター40は、自重により、トップフォイル30にローター40の下側が支持された状態で配置され、ローター40が回転すると、ローター40がトップフォイル30から浮上している状態で回転する。このとき、ローター40の回転中心は、軸受ハウジング10の中心と一致せず、ローター40の回転中心は、軸受ハウジング10の回転中心から一方に偏り、偏心した形態でローター40が回転するようになる。さらに詳しくは、ローター40の回転中心は、軸受ハウジング10の中心よりも下方に位置し、ローター40が反時計方向に回転するとき右側に偏って形成される。
このように、ローター40の回転中心が軸受ハウジング10の中心に一致せず、ローター40が偏心した状態で回転することにより、従来の空気フォイルジャーナル軸受は、空気圧縮機に用いられる場合、ローター40の一側に結合されて一緒に回転するインペラの回転精度が低下し、空気圧縮機の効率や性能を低下させてしまうという問題点があった。
図3は、非特許文献1に開示された3つのフォイルが適用される軸受ハウジング、フォイル、及びローターの間隔を示す図とグラフである。
このような問題点を解決するために、図3に示すように、軸受を構成するフォイル(トップフォイル又はバンプフォイル)の個数を増やし、空気の内部流動により発生する圧力を上昇させ、3つのパッドのそれぞれの異なる動きを通じて増加した剛性及び減衰効果を期待して、1つのフォイルよりも3つのフォイルを用いる技術である。
すなわち、非特許文献1に開示された技術は、軸受ハウジングに120度の等間隔で3つのスロットを形成し、このようなスロットにフォイルを挿入し、機械的プレロード(mechanical preload)を与えることにより、ローターの高速安定性を向上させた。また、非特許文献1は、このような技術が、プレロードを有するガスフォイル軸受が無給油ターボチャージャー(oil−free turbocharger)の高速安定性を向上させるのみならず、油膜クリアランスを減らした軸受に比べて摩擦損失が小さくなることを示している。
しかしながら、この技術は、3つのパッドの独立的な運動を通じて、剛性及び減衰効果の増大、また接合部の内部流動形状を通じて空気の発生圧力を上昇させることができるが、3つのフォイルを用いなければならないので、軸受の構成品が必要以上に多くなり、また組立公差の検収が難しく、量産化し難い。
また、図1に示す従来において、作業者のミスで、軸受組立時に1つのフォイルのバンプが突出した状態で組み立てると、ローターの駆動安定性が悪くなり、甚だしい場合には反対側のインペラの一側面に食い込んでインペラの磨耗を引き起こすという問題点があった。また、このような不安全な挙動により、軸受の偏摩擦が発生し、耐久性が悪くなる。
また、特許文献1に開示された技術のように、このような1つのフォイルを採用した軸受においては、ストッパーを用いてジャーナル軸受の前・後方向の動きを固定することができ、それによってトップフォイルと軸受ハウジングとの間の空気隙間を塞ぎ、シールの役割を行わせることができるが、バンプフォイルの摩擦により発生する熱が抜け出ないので冷却が不充分であり、さらに、バンプフォイルが軸の振動により変形されるので、ストッパーの内径と軸の外径との交差管理が難しく、量産化し難いという問題があった。
大韓民国登録特許第10−0749828号
[J.S.Lee. and T.H.Kim., ‘Analysis of Three−Pad Gas Foil Journal Bearing for Increasing Mechanical Preloads,’ J. Korean Soc. Tribol. Lubr. Eng. Vol.30, No.1, February 2014, pp.1〜8]
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、組立性が向上し、高速回転時に安定性を高めることができる空気フォイルジャーナル軸受を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ローター400が配置される軸受ハウジング100の中空部110の内側に形成された1対のトップフォイル300を備え、1対のトップフォイル300は、相違した長さで構成されることを特徴とする空気フォイルジャーナル軸受を提供する。
また、前記1対のトップフォイルは、第1トップフォイルと、第1トップフォイルよりも長さが短い第2トップフォイルと、からなり、軸受ハウジングには、トップフォイルの端部が挿入される1対のスロットが形成されてもよく。
また、前記1対のスロットは、第1スロットと第2スロットからなり、第1、2トップフォイルの端部には、第1、2スロットにそれぞれ挿入される折曲部が形成されてもよい。
また、前記第1スロットは、軸受ハウジングにおいて、ローターの荷重方向の反対方向に形成され、第2スロットは、軸受ハウジングにおいて、荷重の方向及びローターの回転方向の反対方向に形成されるが、軸受ハウジングの中心から下側方向のラインと、軸受ハウジングの中心から第2スロットのラインにより形成される夾角Bは、鋭角で形成されてもよい。
また、前記夾角Bは、30度乃至35度で形成されてもよい。
また、前記第2スロットの近くにおいて、ローターへの空気の上向圧力が形成される機能を有してもよい。
また、前記第1トップフォイルは、第2スロットに挿入された第2トップフォイルの上側に重なるように結合されてもよい。
また、前記中空部の内側及び前記トップフォイルの外側に形成された1対のバンプフォイルをさらに備えてもよい。
また、前記バンプフォイルは、厚さの薄い板状であり、複数個の弾性バンプが形成されてもよい。
また、前記バンプフォイルは、ロアーバンプフォイルとアッパーバンプフォイルとが重なって構成されてもよい。
本発明によれば、従来の1つのトップフォイルを用いた軸受と異なり、本発明は、1対のトップフォイルを用いているので、トップフォイルを丸く巻いて軸受ハウジングの第1、2スロットに挿入するとき、長さが縮小して、組立性が向上するので、前記トップフォイルの前後方に突出して、インペララビングにより発生していた磨耗現象を解決することができる効果がある。
また、バンプフォイルとトップフォイルとを1対として非対称構造で分離して組み立てることにより、従来のミッドフォイルの役割を代替することができるので、組立構成品の数を減らし、それにより発生する組立公差を予防し、これとともにフォイルの長さが収縮するので、トップフォイルの軸方向への突出問題を抑制することにより、駆動中、安定性問題を解決することができるという効果がある。
さらに、回転するローターの圧力場が生成され始める部位において、ローターへの空気の上向圧力が形成され、高速回転時の安定性を高めることができるという効果がある。
従来の空気フォイルジャーナル軸受及びローターの、回転時における空気の圧力分布を示す断面図である。 図1において、ローターの回転時、軸受ハウジングの位置(角度)によるトップフォイルとローターの間隔h及び空気の圧力分布pを示したグラフである。 非特許文献1に開示された3つのフォイルが適用される軸受ハウジング、フォイル、及びローターの間隔を示す図とグラフである。 本発明に係る空気フォイルジャーナル軸受を示す断面図である。 本発明に係る空気フォイルジャーナル軸受に適用されるトップフォイルを示す斜視図であって、(a)は、従来、軸受に適用されるトップフォイルを、(b)は、本発明に適用される1対のトップフォイルを示す。 本発明に係る空気フォイルジャーナル軸受と、ローターの回転時にローターに作用する空気の圧力分布と、を示す断面図である。 図6において、第2スロットを含めたA部分を拡大した斜視図である。 図7において、ローターの回転時、軸受ハウジングの角度によるトップフォイルを示す斜視図である。
以下、添付された図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳述する。本発明の実施例は、様々な形態に変形され、本発明の範囲が後述する実施例に限定されるものと解釈されてはならない。
本実施例は、当業界において平均的な知識を有する者に、本発明をさらに完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状等は、さらに明確な説明を強調するために誇張して表わすことがある。各図面における同一の部材は、同一の参照符合で示したことがあるのに留意しなければならない。また、本発明の要旨を不要に曖昧にすると判断される場合は、その詳細な説明は省略する。
図4は、本発明に係る空気フォイルジャーナル軸受を示す断面図である。
図4に示すように、本発明に係る空気フォイルジャーナル軸受は、ローターが配置される中空部110が形成され、幅方向の両側が開放して形成される軸受ハウジング100と、軸受ハウジング100の内側に設けられ、円周方向に沿って形成され、一側が軸受ハウジング100に結合して固定され、長さが相違した1対で構成されるバンプフォイル200と、バンプフォイル200の内側に設けられ、円周方向に沿って形成され、一側が軸受ハウジング100に結合して固定され、長さが相異した1対で構成されるトップフォイル300と、を備えてなる。
バンプフォイル200及びトップフォイル300は、軸受ハウジング100の中空部110の内側に巻き付けられた形態で配置され、トップフォイル300が、バンプフォイル200の内側に配置されてもよい。また、トップフォイル300の内側には、ローター400が貫通して挿入配置されてもよい。このとき、ローター400は、回転軸部分がトップフォイル300の内側に配置されてもよい。
また、バンプフォイル200は、軸受ハウジング100の中空部110の内周面に密着して円周方向に沿って配置される。この場合、バンプフォイル200は、厚さの薄い板状であり、ロアーバンプフォイル202とアッパーバンプフォイル203とで構成されてもよい。また、バンプフォイル200は、内側に膨らんで突出した複数個の弾性バンプ201が形成されてもよい。トップフォイル300も同様に、厚さの薄い平板に形成され、弾性バンプ201に密着される。
軸受ハウジング100には、1対のスロット120が凹設して形成されてもよい。すなわち、スロット120は、中空部110に連通され、軸受ハウジング100の幅方向に切開して形成されてもよい。この場合、バンプフォイル200には、円周方向の端部が半径方向の外側に折り曲げられた折曲部210が形成され、該折曲部210がスロット120に挿入されるように配置され形成されてもよい。
また、トップフォイル300にも同様に、円周方向の端部が半径方向の外側に折り曲げられた折曲部310が形成され、トップフォイル300の折曲部310がスロット120に挿入されるように配置され形成されてもよい。そして、バンプフォイル200の折曲部210とトップフォイル300の折曲部310とが軸受ハウジング100のスロット120に挿入されて結合されることにより、バンプフォイル200及びトップフォイル300が軸受ハウジング100に固定される。
または、バンプフォイル200及びトップフォイル300は、軸受ハウジング100に溶接により結合され固定されてもよく、それ以外にも多様な方式で結合され固定されてもよい。また、折曲部310の角度は、トップフォイル300から90度以上の鈍角で形成されてもよい。ここで、折曲部310は、キーの役割を行い、トップフォイル300をスロット120に固定させる機能を有する。
図5は、本発明に係る空気フォイルジャーナル軸受に適用されるトップフォイルを示す斜視図であって、(a)は、従来の軸受に適用されるトップフォイルを、(b)は、本発明に適用される1対のトップフォイルを示す。
図5(a)に示すように、従来の軸受に適用されるトップフォイル300は、1つで構成されるか、又は上記の背景技術に記載されたように、3つに分けられる。しかし、本発明は、図5(b)に示すように、トップフォイル300が相違した長さを有する1対のフォイルで構成され、より詳しくは、トップフォイル300は、長さが相対的に長い第1トップフォイル320と、長さが相対的に短い第2トップフォイル330と、を有する。
この場合、第1トップフォイル320と第2トップフォイル330とには、一端部が軸受ハウジング100に形成された1対のスロット120にそれぞれ挿入して固定される折曲部321、331が設けられる。
図6は、本発明に係る空気フォイルジャーナル軸受と、ローターの回転時にローターに作用する空気の圧力分布と、を示す断面図である。
図6に示すように、軸受ハウジング100の内部でローター400が時計方向に回転すると、ローター400に加えられる圧力場500が形成されるが、このような圧力場500が形成され始める部分は、荷重が作用する縦方向の、ローター400の回転方向の反対側に形成される。すなわち、図6において、軸受ハウジング100の5時方向に形成される。
この場合、本発明の1実施例として、軸受ハウジング100は、荷重の反対方向である図6の12時方向に第1スロット121が形成され、上述のように圧力場500が生成され始める地点である図6の5時方向に第2スロット122が形成されることができる。
したがって、第1、2スロット121、122が軸受ハウジング100の相違した位置に挿入されることにより、第1、2スロット121、122に挿入されるトップフォイル300は、相違した長さを有するようになる。
すなわち、従来の1個のトップフォイルを用いた軸受とは異なり、本発明のトップフォイルは、1対のトップフォイル300を用いているので、トップフォイルを丸めて軸受ハウジング100の第1、2スロット121、122に挿入するときに、長さが縮小して組立性が向上するので、従来のトップフォイル300が前後方向に突出しインペララビングにより発生していた磨耗現象を解消することができる効果がある。
この場合、軸受ハウジング100の中心から下側方向(荷重の方向)のラインと、軸受ハウジング100の中心から第2スロット122のラインと、により形成される夾角Bは、ローター400の回転速度及び材質により多様に形成されてもよい。この場合、夾角Bは、鋭角で形成される。
好ましくは、夾角Bは、ローター400の高速回転速度を勘案して、通常の空気フォイルジャーナル軸受の回転速度である10,000rpm乃至200,000rpmの範囲において、30度乃至35度の範囲に形成される。
図7は、図6において、第2スロットを含めたA部分を拡大した斜視図であり、図8は、図7において、ローターの回転時、軸受ハウジングの角度によるトップフォイルを示す斜視図である。なお、図7及び図8は、発明を明確にして理解を助けるためにバンプフォイル200を省略した。
図7及び図8に示すように、軸受ハウジング100の5時方向の近くに形成された第2スロット122には、第2トップフォイル330の折曲部310が挿入され、第2スロット122の位置において、第2トップフォイル330の上側に第1トップフォイル320の端部が重なるように結合される。この場合、第1トップフォイル320と第2トップフォイル330との結合は、溶接等であり、溶接面のような結合面340が形成される。
これにより、時計方向に回転するローター400において、圧力場500が生成され始める第2スロット122の部位における空気の流れが、第1トップフォイル320の端部から上向き(図8の矢印方向)となり、ローター400の高速回転時の安定性を高めるようになる。
前記の第2スロット122が軸受ハウジング100の5時方向に形成されたというのは、上側(荷重の反対方向)を0時方向とするとき、第2スロット122が時計方向の5時方向に形成されたことを意味する。また、他の用語を用いて、上側(荷重の反対方向)を0度とするとき、下側(荷重の方向)が180度と表わされる。すなわち、1対のスロット120は、160度と200度に離隔して軸受ハウジング100に形成されてもよい。
または、時計方向に回転するローター400において、圧力場500が生成され始める部位において、ローター400への空気の上向圧力が形成されるように、第1トップフォイル320の端部を第2トップフォイル330に結合する方式ではなく、第1トップフォイル320又は第2トップフォイル330を折り曲げるなどその形状を変形して、そのローター400への空気の上向圧力が形成されるような機能を付してもよい。
このように、本発明の、ハウジング構造が改善された空気フォイルジャーナル軸受は、軸受ハウジングの構造を改善することにより、ローターの回転時に軸受ハウジングの中心とローターの回転中心とが一致した状態で回転させることができるので、空気圧縮機に用いられる場合には、ローターの一側に結合されて一緒に回転するインペラの回転精度が向上し、空気圧縮機の効率及び性能が向上するという長所がある。
特に、本発明に係る空気フォイルジャーナル軸受は、燃料電池車両用の空気圧縮機に適合して適用されるが、その理由は、高速回転機器の回転体動力学的安定性の確保が可能であるからである。
また、従来のジャーナル軸受において、1つで構成されるトップフォイルを、本発明では2つに増やし、2つのトップフォイル間の独立した運動により、軸受のダンピングを上昇させ、従来、備えなければならなかったミッドフォイルの役割を代替させるので、別途にミッドフォイルを備えなくてもその性能を充分に発揮することができ、またトップフォイルの折曲部が挿入されるスロットの位置を調節して、ジャーナル軸受の内部的な動圧形成を助け、既存のハーフシムの役割を代替することができるという効果がある。
また、本発明は、トップフォイル300の半径方向の長さを縮小して、軸方向への動きに対する高速回転体の動力学的安定性を高める方法として、バンプフォイル200とトップフォイル300とを1対として非対称構造で分離して組み立てることにより、従来のミッドフォイルの役割を代替させることができるので、組立構成品の数を減らし、それにより発生する組立公差を予防し、これとともにフォイルの長さが縮小されるので、軸方向への突出問題を抑制することにより、駆動中の安定性問題を解決することができるという効果がある。
以上、空気フォイルジャーナル軸受の実施例は例示に過ぎず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、これにより様々な変形及び均等な他の実施例が可能であることが理解されるであろう。このため、本発明は、上記した詳細な説明において言及された形態にのみ限定されるのではないことが理解されるであろう。したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想により定められなければならない。また、本発明は、添付された請求の範囲により定義される本発明の精神と、その範囲内にある全ての変形物と均等物及び代替物を含むものと理解されなければならない。
100 軸受ハウジング
110 中空部
120 スロット
121 第1スロット
122 第2スロット
200 バンプフォイル
201 弾性バンプ
202 ロアーバンプフォイル
203 アッパーバンプフォイル
210 折曲部
300 トップフォイル
310 折曲部
320 第1トップフォイル
330 第2トップフォイル
340 結合面
400 ローター
500 圧力場

Claims (10)

  1. ローター(400)が配置される軸受ハウジング(100)の中空部(110)の内側に巻き付けられた形態で厚さの薄い平板に形成された1対のトップフォイル(300)を備え、
    前記1対のトップフォイル(300)は、円周方向に沿った長さが互いに相違して構成されることを特徴とする空気フォイルジャーナル軸受。
  2. 前記1対のトップフォイル(300)は、第1トップフォイル(320)と、前記第1トップフォイル(320)よりも円周方向に沿った長さが短い第2トップフォイル(330)と、からなり、
    前記軸受ハウジング(100)には、前記1対のトップフォイル(300)の端部がそれぞれ挿入される1対のスロット(120)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の空気フォイルジャーナル軸受。
  3. 前記1対のスロット(120)は、第1スロット(121)と第2スロット(122)とからなり、
    前記第1、2トップフォイル(320、330)の端部には、前記第1、2スロット(121、122)にそれぞれ挿入される折曲部が形成されることを特徴とする請求項2に記載の空気フォイルジャーナル軸受。
  4. 前記第1スロット(121)は、前記軸受ハウジング(100)において、前記ローター(400)の荷重方向の反対方向に形成され、
    前記第2スロット(122)は、前記軸受ハウジング(100)において、荷重の方向及び前記ローター(400)の回転方向の反対方向に形成され
    前記軸受ハウジング(100)の中心から下側方向のラインと、前記軸受ハウジング(100)の中心から前記第2スロット(122)のラインとにより形成される夾角は、鋭角で形成されることを特徴とする請求項3に記載の空気フォイルジャーナル軸受。
  5. 前記夾角(B)は、30度乃至35度で形成されることを特徴とする請求項4に記載の空気フォイルジャーナル軸受。
  6. 前記第2スロット(122)の近くにおいて、前記ローター(400)への空気の上向圧力が形成される機能を有することを特徴とする請求項4に記載の空気フォイルジャーナル軸受。
  7. 第1トップフォイル(320)は、前記第2スロット(122)に挿入された第2トップフォイル(330)の上側に重なるように結合されることを特徴とする請求項6に記載の空気フォイルジャーナル軸受。
  8. 前記中空部(110)の内側及び前記トップフォイル(300)の外側に形成された1対のバンプフォイル(200)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の空気フォイルジャーナル軸受。
  9. 前記バンプフォイル(200)は、厚さの薄い板状であり、多数個の弾性バンプ(201)が形成されることを特徴とする請求項8に記載の空気フォイルジャーナル軸受。
  10. 前記バンプフォイル(200)は、ロアーバンプフォイル(202)とアッパーバンプフォイル(203)とが重なって構成されることを特徴とする請求項9に記載の空気フォイルジャーナル軸受。
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