JPH11229924A - 燃料ポンプの制御装置 - Google Patents
燃料ポンプの制御装置Info
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Abstract
ール3に加圧燃料を圧送する高圧燃料ポンプ5の圧送量
を制御する。ECU20はコモンレール圧力の目標値と
コモンレールから消費される燃料量とに基づいて基本燃
料圧送量を設定するとともに、コモンレール圧力目標値
の変化量に基づいて圧力目標値の変化に実際のコモンレ
ール圧力を追従させるのに必要な燃料圧送量を算出し、
基本燃料圧送量と必要燃料圧送量との合計に更に繰り越
し燃料量を加えた値を燃料ポンプ5の圧送量を設定値と
して設定する。更に、ECU20は、上記により設定さ
れた圧送量設定値が燃料ポンプの最大容量を越えている
場合には、圧送量設定値と最大容量との差を次回燃料圧
送量設定時の繰越し燃料量として設定し、次回の燃料圧
送量設定に反映させる。
Description
装置に関する。
圧室)を設け、このコモンレールに燃料噴射弁を接続し
て内燃機関に燃料噴射を行なうコモンレール式燃料噴射
装置が知られている。コモンレール式燃料噴射装置で
は、燃料噴射弁からの燃料噴射率がコモンレール内圧力
に応じて変わるため、機関運転状態に応じて最適な燃料
噴射率が得られるようにコモンレール圧力を精度良く制
御する必要がある。
ールに燃料を圧送する高圧燃料供給ポンプの吐出量(圧
送量)を制御することにより行われている。また、高圧
燃料供給ポンプとしては一般にプランジャ式ポンプが使
用される。コモンレール式燃料噴射装置では、コモンレ
ール内に貯留した高圧燃料を各気筒の燃料噴射弁から噴
射するため、燃料噴射毎にコモンレール内の圧力が低下
する。このため、燃料ポンプの制御装置は燃料噴射毎に
燃料ポンプからコモンレールに必要量の燃料を圧送して
コモンレール内圧力を目標値に維持する必要がある。ま
た、実際の運転においては機関運転状態が急激に変化す
る過渡運転時には、運転状態の変化に応じてコモンレー
ル目標圧力も急激かつ広範囲に変化するため燃料ポンプ
の制御装置は燃料ポンプの圧送量を、蓄圧室圧力が目標
圧力に追従してオーバーシュートやアンダーシュートを
生じないように、すなわち蓄圧室圧力の制御性が良好に
なるように制御する必要がある。
は、例えば特開平3−18645号公報に記載されたも
のがある。同公報の装置は、燃料ポンプの圧送量TFを
目標コモンレール圧力と燃料噴射量とから定まるフィー
ドフォワード量TFBSE と目標コモンレール圧力と実際
のコモンレール圧力との偏差に所定の比例係数をKを乗
じたフィードバック量TFBKとの和として設定し、比例
係数(ゲイン)Kの値をエンジン負荷上昇率と機関回転
数とに応じて変化させるようにして過渡運転時のコモン
レール圧力の制御性を向上させようとしている。
ンプに使用するプランジャポンプとしては、図11に示
すようなインナカム式プランジャポンプが使用される。
また、燃料ポンプは機関の各気筒の燃料噴射毎に燃料圧
送を行う必要があるため、ポンプの1回転あたりの燃料
圧送回数は気筒数に対応している必要がある。図11は
4つのカム山と4つのプランジャとを有するポンプを示
している。図11の例では各プランジャはポンプ駆動軸
90°回転を1サイクルとして全部が同時に燃料の圧
送、吸入を行うため、ポンプ全体として1回転当たり4
回の燃料圧送が行われる。4サイクル機関では機関2回
転で全部の気筒の燃料噴射が行われるため、図11のポ
ンプを機関クランク軸と同一速度で駆動すれば8気筒機
関に、また機関クランク軸の半分の速度で駆動すれば4
気筒機関に、それぞれ使用することができる。ところ
が、図11のようにプランジャを駆動するインナカムに
4つのカム山を形成すると、各カム山のカムプロフィー
ルの変化率を大きく設定しなければならなくなりポンプ
駆動トルクに大きな変動が生じるようになる。ポンプ駆
動トルク変動が大きいと、チェーン、ベルト等のポンプ
駆動系の負担が大きくなり駆動系寿命低下が生じる恐れ
がある。
は、カム山の数を減らしてカムプロフィールの変化率を
小さくする必要がある。例えば、図2はカム山の数を2
つに低減した2山カムポンプを示している。この場合
も、4つのプランジャが設けられ、互いに対向する位置
にあるプランジャは同時に圧送、吸入行程を行うように
している。この場合、各プランジャはポンプ駆動軸18
0°回転を1サイクルとして動作し、2組のプランジャ
によりポンプ全体として1回転当たり4回の燃料圧送が
行われる。
としては、一般にプレストローク調量方式と吸入調量方
式とが知られている。プレストローク調量方式は、各プ
ランジャの吸入弁を圧送行程中途まで開弁保持すること
により各プランジャの圧送量を制御するものである。す
なわち、プレストローク調量方式では、各プランジャは
吸入行程中に全ストローク分の燃料をシリンダ内に吸入
し、圧送行程初期では一旦シリンダに吸入した燃料を吸
入弁を通じてシリンダから排出する。そして、圧送行程
中に吸入弁が閉弁されるとその時点でシリンダ内に残っ
ている燃料がプランジャにより加圧され、所定圧まで上
昇するとバネ付勢された吐出弁を押し開けてコモンレー
ルに燃料が圧送される。
入弁を吸入行程中途で閉弁することにより、必要な量だ
けの燃料をシリンダに吸入させる。従って、圧送行程で
は、シリンダ内の燃料は全量が吐出されることになる。
プレストローク調量方式は、吸入弁を圧送行程中に閉弁
するため、吸入調量方式の吸入弁より高圧用の弁を使用
する必要があり、装置コストが比較的高くなる。また、
プレストローク調量方式では、一旦シリンダに吸入した
燃料のうちの余剰分を圧送行程初期にプランジャにより
シリンダから排出する必要があるため、吸入調量方式に
較べてポンプ駆動動力の損失が大きくなる問題がある。
は、駆動トルク変動が少ない2山カムポンプを、装置コ
ストが低く動力損失の少ない吸入調量方式で圧送量制御
することが好ましい。ところが、従来、2山カムポンプ
と吸入調量方式とを組み合わせた場合コモンレール圧力
制御の応答性が低下してしまう問題が生じていた。
プランジャ圧送行程中の吸入弁閉弁時期により各プラン
ジャの燃料圧送量が決定されるのに対して、吸入調量方
式では、各プランジャの吸入行程中の吸入弁開弁期間に
よりプランジャの圧送量が決定されてしまう。このた
め、プレストローク調量方式では圧送開始直前(吸入弁
閉弁直前)のコモンレール圧力や機関運転状態に応じて
圧送量を制御することが可能であるのに対して、吸入調
量方式では吸入行程初期に次回の圧送量を決定する必要
が生じる。従って、圧送量決定の時点と実際に圧送を開
始する時点との間隔が長くなり、この間に機関運転状態
の変化やコモンレール圧力の変化が生じてもこれらの変
化を圧送量に反映できない場合が生じてしまう。
プに適用した場合には更に大きくなる。図12は、吸入
調量方式の2山カムポンプを4気筒4サイクル機関のコ
モンレール式燃料噴射装置に適用した場合の問題を説明
する図である。図12において、カーブ(A) はコモンレ
ール圧力の変化を示す。コモンレール圧力は、各気筒の
燃料噴射毎に燃料噴射量に応じて低下し、その後の燃料
ポンプからの燃料圧送により上昇する。図12に#1、
#3、#4で示した点は、第1、第3、第4気筒の連続
した3つの燃料噴射による圧力低下を示している。ま
た、図12においてT1 、T2 、T3 は、燃料ポンプか
らの燃料圧送量を設定する時点を示している。なお、T
1 、T2 、T3 の間隔は機関クランク軸回転角でそれぞ
れ180°である。また、図12のカーブ(B) はコモン
レールの目標圧力PCTRGを示している。コモンレー
ル目標圧力は、燃料圧送量設定時に機関運転状態に応じ
て設定される。
圧送量設定時点におけるコモンレール圧力と燃料噴射量
指令値とから求まるフィードフォワード量TFBSE と、
圧送量設定時点における目標コモンレール圧力と実際の
コモンレール圧力との差とに基づいて決定されるフィー
ドバック量TFBKとの和として求められる。図12のカ
ーブ(C) は吸入調量方式の2山カムポンプのそれぞれの
組のプランジャの行程サイクルを示す図である。図12
では、2山カムポンプは、機関クランク軸の1/2の速
度で回転するため、2組のプランジャ(プランジャグル
ープAとプランジャグループB)により機関クランク軸
回転角180°毎に交互に燃料圧送が行われる。
ーク調量方式の4山カムポンプの行程サイクルを示す図
である。図12では、4山カムポンプは機関クランク軸
の1/2の速度で駆動され、機関クランク軸回転角18
0°毎に燃料圧送が行われる。カーブ(D) に示すよう
に、4山カムポンプではクランク回転角180°毎に圧
送、吸入行程が行われ1行程サイクルが完了する。ま
た、圧送量は圧送行程中の吸入弁閉弁時期により定ま
る。このため、図12の時点T1 で算出された量の燃料
の圧送が完了するのはカーブ(D) に示したP1 の時点に
なる。前述のように、燃料圧送量はT1 時点におけるコ
モンレール圧力と燃料噴射量指令値(すなわち#1気筒
の燃料噴射量)、及びT1 時点の目標圧力PCTRGと
実際の圧力PC 1 との差に応じて設定されるため、P1
時点で燃料圧送が完了すると、コモンレールには、#1
気筒の燃料噴射によるコモンレール圧力低下とT1 時点
における目標圧力と実際のコモンレール圧力とのずれを
全て補償するだけの量の燃料がコモンレールに供給され
ることになる。このため、時点P1 では実際のコモンレ
ール圧力は目標値PCTRGに正確に一致するようにな
る。
ポンプでは各プランジャの行程サイクルは180°であ
り、T1 時点で設定された量の燃料はプランジャグルー
プAの吸入行程で吸入され、#1気筒だけでなく#3気
筒の燃料噴射が終了した後の、カーブ(C) 上にP1 ′で
示す時点でコモンレールに供給される。このため、T 1
時点の状態に基づいて設定された燃料が、次回の圧送量
設定時点(T2 )までの間にコモンレールに供給され
ず、燃料圧送の効果が現れるのが4山カムポンプの場合
に較べて180°遅延するようになる。
には圧送量設定時点T1 と実際に燃料が供給される時点
P1 ′時点との間にプランジャグループBの燃料圧送が
行われることになるため、実際にプランジャグループA
からの燃料圧送が行われた時点では、実際のコモンレー
ル圧力が時点T1 から変化してしまう。このため、吸入
調量方式の2山カムポンプを用いて従来のフィードフォ
ワード/フィードバック制御を行っていると目標圧力変
化時にコモンレール圧力の制御性が悪化してコモンレー
ル圧力のオーバーシュートやアンダーシュートが生じ易
くなる。
明する。図14は、吸入調量方式の2山カムポンプを使
用して従来のフィードフォワード制御と目標圧力と実際
のコモンレール圧力との偏差に基づくフィードバック制
御を行った場合を示している。図14において、t0 か
らt9 は燃料ポンプの燃料圧送タイミングを示す。図1
4PCTRGはコモンレールの目標圧力(指令値)の変
化を、PCは従来のフィードフォワード/フィードバッ
ク制御により燃料ポンプの燃料圧送量を制御した場合の
コモンレール圧力の変化を示している。図14におい
て、例えば時点t0 においてコモンレール圧力目標値P
CTRGがPCTRG0 からPCTRG1 に大幅に変化
したとする。また、t0 までは、目標値PCTRGは一
定であり、コモンレール圧力と目標値とは一致している
とする。
1 では、フィードバック量TFBKは変化後の目標圧力
(PCTRG1 )とコモンレールの実際の圧力(PCT
RG 0 )との差(ΔP0 )に応じて設定される。また、
フィードフォワード量TFBSEは変化後の目標圧力に
応じて設定され、目標圧力の変化がなければその後この
値を維持する。時点t1 で目標圧力が変化すると、燃料
ポンプの圧送量は目標圧力の変化に応じて増大される
が、実際には目標圧力の変化が大きいため、設定された
燃料圧送量はポンプの最大燃料圧送量QMAX を大幅に越
えてしまう。このため、一回の燃料圧送量では必要とす
る燃料量の全量を供給できず、目標圧力変化後何回かの
燃料圧送により段階的に実際のコモンレール圧力が上昇
して行くことになる。なお、実際には燃料圧送間に燃料
噴射が行われるため、実際の圧力上昇の様子は図14と
は異なってくるが、ここでは説明の簡略化のため燃料噴
射によるコモンレール圧力変動は無視している。
2山カムポンプでは、燃料圧送量設定時点と実際の燃料
圧送時点の間にもう一つのプランジャグループの燃料圧
送が入ることになる。すなわち、図14のように段階的
にコモンレール圧力が上昇した場合には、例えば時点t
3 における圧力差ΔP3 に基づいて設定された量の燃料
は時点t5 で圧送され、その間の時点t4 では他のプラ
ンジャグループの燃料圧送が行われるため、t5 におけ
るコモンレール圧力は、燃料圧送量設定時(t 3 時点)
より高くなっている。すなわち、t5 で行われる燃料圧
送によりコモンレールに供給される燃料量は、図14の
時点t3 における圧力差ΔP3 に対応しており、実際の
燃料圧送直前の圧力差ΔP4 よりかなり大きくなってい
る。このため、時点t3 で設定された量の燃料を時点t
5 で圧送すると、コモンレール圧力が目標圧力を越えて
しまいオーバーシュートを生じる。更に、次の燃料圧送
(t6 )では、実際にはコモンレール圧力が目標圧力を
越えており、燃料圧送量を減量しなければならないにも
かかわらず、t4 時点の圧力差ΔP4 に基づいて設定さ
れた量の燃料が圧送されることになり、コモンレール圧
力は更に上昇してオーバーシュートが生じてしまう。ま
た、このような燃料圧送量設定時と実際の燃料圧送時と
のコモンレール圧力の差があるため、一旦オーバーシュ
ートが生じると、次回以降の燃料圧送ではアンダーシュ
ートが生じ(t8 )、更にコモンレール圧力にハンチン
グを生じてしまいコモンレール燃料圧力の制御性が悪化
する問題が生じる。前記特開平3−18645号公報に
記載された装置のように、フィードバック制御のゲイン
を機関運転状態に応じて変更するようにすればある程度
は上記制御性の悪化を防止することは可能と思われる
が、上述したオーバーシュートやアンダーシュートを十
分に防止することは出来ない。
化した場合、特にコモンレール圧力のオーバーシュート
が生じた場合には機関の騒音増大や排気性状の悪化が生
じることになり好ましくない。また、上記は4気筒機関
のコモンレールに吸入調量方式の2山カムポンプを使用
した場合について説明したが、他の気筒数の機関の場合
にも同様な問題が生じる。すなわち、コモンレール式燃
料噴射装置に吸入調量方式の2山カムポンプを使用した
場合には、機関の過度運転時にコモンレール圧力の制御
性が悪化する問題が生じてしまうのである。
2山カムポンプをコモンレールへの燃料供給に使用した
場合にも適用可能な、コモンレール圧力制御性を向上可
能でありコモンレール圧力変化時のオーバーシュートや
アンダーシュートの発生を防止することが出来る燃料ポ
ンプの圧送量制御手段を提供することを目的としてい
る。
よれば、加圧燃料を貯留する蓄圧室に燃料を圧送する燃
料ポンプの制御装置において、蓄圧室圧力の目標値に基
づいて燃料ポンプの基本圧送量を設定する第1の制御手
段と、前回圧送量設定時からの蓄圧室圧力目標値の変化
に基づいて現在の蓄圧室圧力を変化後の蓄圧室圧力目標
値に到達させるのに必要な燃料圧送量を算出する第2の
制御手段と、前記第2の制御手段により算出された必要
燃料圧送量と前回の燃料圧送量設定時に設定された繰越
し量とを加えた必要燃料合計量に、更に第1の制御手段
により設定された燃料ポンプの基本圧送量を加えた量を
前記燃料ポンプの燃料圧送量設定値として設定する設定
手段と、前記設定手段の設定した燃料圧送量設定値が燃
料ポンプの最大燃料圧送量を越えたときに、前記燃料圧
送量設定値が前記最大燃料圧送量を越えた分を次回燃料
圧送量設定時への繰越し量として設定する繰越し量設定
手段と、を備えた、燃料ポンプの制御装置が提供され
る。
御手段は前回からの目標圧力の変化に基づいて、現在の
蓄圧室圧力を変化後の目標圧力に到達させるのに必要な
燃料圧送量を算出する。例えば目標圧力が増大したよう
な場合には、燃料噴射により蓄圧室から流出する燃料量
を補給して蓄圧室圧力を一定に維持する燃料量(基本圧
送量に相当)に加えて、蓄圧室圧力を目標圧力まで上昇
させるための燃料が余分に必要となる。また、この必要
燃料量は目標圧力の変化量により定まる。第2の制御手
段は、目標圧力の変化量に基づいてこの燃料量を必要燃
料圧送量として算出する。また、設定手段は、第1の制
御手段の算出した基本燃料圧送量と第2の制御手段の算
出した必要燃料圧送量とを合計して、ポンプの燃料圧送
量設定値を設定する。この、燃料圧送量設定値の燃料を
ポンプの1回の圧送行程で蓄圧室に圧送することができ
れば、蓄圧室圧力は1回の燃料圧送で目標圧力に到達す
る。しかし、図14の例のように、この燃料圧送量設定
値がポンプの最大燃料圧送量より大きくなっている場合
には、ポンプからの1回の燃料圧送行程で上記設定値の
燃料を全量圧送することは出来ない。そこで、本発明で
は、燃料圧送量設定値がポンプの最大燃料圧送量より大
きくなっている場合には、必要とされる燃料圧送量のう
ち、今回の燃料圧送(最大燃料圧送量)で供給できなか
った不足量を次回の燃料圧送時に繰越して、次回の燃料
圧送量設定値を増大させる。
と同じ変化をした場合の本発明の蓄圧室圧力変化を示す
例である。図13において、時点t0 で蓄圧室圧力目標
値PCTRG1 と実際の蓄圧室圧力PCTRG0 との間
にΔP0 の差が生じた場合に蓄圧室圧力を目標圧力の変
化に追従して上昇させるのに必要な燃料圧送量をQH、
基本圧送量(燃料噴射量)をQB 、この時に設定手段の
設定する燃料圧送量設定値がQO (QO =QH +QB )
であったとする。また、燃料圧送量設定値QOがポンプ
の最大燃料圧送量QMAX より大きくなったとする。この
場合、t0 以降(t1 から後)では、前回から蓄圧室目
標圧力が変化していないため、第2の制御手段により算
出される必要圧送量は0になり、燃料圧送量設定値は基
本圧送量と繰越し量との和になる。従って、基本圧送量
QB が一定であれば、繰越し量設定手段により設定され
る繰越し量は、時点t0 ではQO −QMAX =QH +(Q
B−QMAX )、時点t1 ではQB +QO −2×QMAX =
QH +2×(QB −QMAX)、時点t2 ではQO −3×
QMAX =QH +3×(QB −QMAX )、時点t3 ではQ
O −4×QMAX =QH +4×(QB −QMAX )となる。
QB <QMAX であるため、上記のように燃料圧送毎に繰
越し量は減少し、例えば図13の時点t3 で繰越し量
(QH −4×(QB −QMAX ))と基本圧送量QB との
和、QB +(Q H −4×(QB −QMAX ))が最大圧送
量QMAX より小さくなると、次回への繰越し量は0にな
る。すなわち、この時点で設定された燃料圧送量Q
5 (時点t5で圧送される燃料量)で、蓄圧室圧力を変
化後の目標圧力まで上昇させるのに必要な燃料が全量供
給されたことになる。すなわち、本発明では、目標圧力
変化時に目標圧力の変化量ΔP0 に基づいて、現在の蓄
圧室圧力を変化後の目標圧力まで上昇させるために余分
に供給する必要がある燃料量燃料圧送量QH を一度算出
すると、その後は目標圧力が再度変化しない限り実際の
蓄圧室圧力の変化にかかわらず、必要燃料圧送量の算出
を行わない。そして、設定した必要燃料圧送量がポンプ
の最大燃料圧送量を越えている場合には、すなわち、一
回の燃料圧送で必要な燃料圧送量の全量を供給できない
場合は、不足した燃料圧送量を次回燃料圧送時に繰越し
量として繰り越すようにする。この操作により、前述の
フィードバック制御のように、燃料圧送量設定時と実際
の燃料圧送時とに、蓄圧室圧力の差が生じていた場合で
あっても、最終的には目標圧力まで実際の蓄圧室圧力を
上昇させるのに必要な量の燃料(QH )が何回かの燃料
圧送(図13の例では、時点t2 からt5 の4回)に分
けて過不足なく供給されることになる。なお、図13で
は目標圧力が変化後に一定に維持されている場合につい
て示したが、時点t0の後再度目標圧力が変化した場合
には、新たに第2の制御手段により必要燃料圧送量が算
出され、燃料圧送量合計量に反映される。従って、必要
燃料合計量が大きい場合には、新たに第2の制御手段に
より算出された必要燃料圧送量は今までの繰越し量に加
算されることになり、上記と同様な制御が行われる。こ
のため、吸入調量方式の2山カムポンプのように、燃料
圧送量設定時点と実際の燃料圧送操作時点とで実際の蓄
圧室圧力が変化するような場合でもオーバーシュートや
アンダーシュートを生じることなく目標圧力に実際の蓄
圧室圧力を短時間で収束させることが可能となり、コモ
ンレール圧力の制御性が大幅に向上する。
の制御手段により算出された必要燃料圧送量と前回燃料
圧送量設定時に設定された繰越し量とを加えた前記必要
燃料合計量が予め定めた量より小さいときには、前記設
定手段は前記第1の制御手段により設定された基本圧送
量を前記圧送量設定値として設定するとともに前記繰越
し量設定手段は前記次回燃料圧送量設定時への繰越し量
を0に設定する、請求項1に記載の燃料ポンプの制御装
置が提供される。
御手段により算出された必要燃料合計量が所定量より小
さい場合には、必要燃料合計量を実際の燃料圧送量に反
映させない。必要燃料合計量が小さくなるのは、目標圧
力の変化が少なく、しかも目標圧力と実際の蓄圧室圧力
との差が小さい状態である。このため、わずかな必要燃
料合計量を、そのつど燃料圧送量に反映させると、逆に
蓄圧室圧力が安定せずハンチングを生じる場合がある。
そこで、本発明では必要燃料合計量が充分に小さい場
合、言い換えれば第1の制御手段による制御で充分に蓄
圧室圧力を目標圧力に維持できる場合には必要燃料合計
量に基づく燃料圧送量の制御を中止してハンチングが生
じることを防止するようにしている。
在の蓄圧室圧力目標値と実際の蓄圧室圧力とに基づい
て、実際の蓄圧室圧力が目標値に一致するように燃料圧
送量のフィードバック補正量を設定する第3の制御手段
を備え、前記第3の制御手段は、前記第2の制御手段の
算出した必要燃料圧送量と前回燃料圧送量設定時に設定
された繰越し量とを加えた前記必要燃料合計量が予め定
めた量以上のときには、前記必要燃料合計量が前記予め
定めた量より小さいときに較べて前記フィードバック補
正量が小さくなるようにフィードバック補正量の設定を
行い、前記設定手段は、前記必要燃料合計量が前記予め
定めた量以上のときには、前記第1の制御手段により設
定された基本圧送量と前記必要燃料合計量と前記第3の
制御手段により設定されたフィードバック補正量との和
を燃料圧送量設定値として設定し、前記必要燃料合計量
が前記予め定めた量より小さいときには、前記第1の制
御手段により設定された基本圧送量と前記第3の制御手
段により設定されたフィードバック補正量との和を燃料
圧送量設定値として設定する、請求項1に記載の燃料ポ
ンプの制御装置が提供される。
室圧力が目標圧力に一致するように燃料圧送量を補正す
る第3の制御手段が設けられている。しかし、第2の制
御手段により算出される必要燃料圧送量は、目標圧力変
化時の目標圧力の変化量のみによって定まるのに対し
て、第3の制御手段により算出されるフィードバック補
正量は各燃料圧送量設定時の蓄圧室圧力によって定まる
量である。このため、必要燃料合計量に基づく制御と第
3の制御手段によるフィードバック制御とを同時に行う
と、互いに干渉が生じ逆に蓄圧室圧力に変動が生じる場
合がある。そこで、本発明では、必要燃料合計量に基づ
く制御が実行されている場合(すなわち、必要燃料合計
量が予め定めた量以上のとき)には、第3の制御手段に
基づくフィードバック制御が燃料圧送量に反映される度
合いを小さくするようにして相互の干渉を防止してい
る。
の燃料噴射弁に接続された蓄圧室に加圧燃料を圧送する
燃料ポンプの制御装置において、蓄圧室圧力目標値と実
際の蓄圧室圧力とに基づいて、蓄圧室圧力が前記目標値
に一致するように燃料ポンプの圧送量を設定するフィー
ドバック制御手段と、今回燃料圧送開始前の実際の蓄圧
室圧力と今回の燃料噴射量と今回の燃料圧送量とに基づ
いて、次回の燃料圧送開始前の蓄圧室圧力を算出する予
測手段と、を備え、前記フィードバック制御手段は、次
回の圧送量を設定する際に、実際の蓄圧室圧力に代えて
前記予測手段により算出された蓄圧室圧力予測値を使用
する、燃料ポンプの制御装置が提供される。
料圧送開始前(今回の燃料噴射と燃料圧送との終了後)
の蓄圧室圧力を予測し、この予測値と目標値とを用いて
燃料圧送量がフィードバック制御される。燃料圧送量算
出時点と実際に燃料圧送が行われる時点との間隔が長い
場合には、算出した燃料圧送量が実際に必要な圧送量か
ら大きく離れてしまう場合があり得る。例えば、図12
を例にとって説明すると、T1 時点で算出されたプラン
ジャグループAの燃料圧送量はT1 における蓄圧室圧力
目標値と実際の蓄圧室圧力とに基づいて決定されるた
め、T1 時点において目標値と実際の圧力との差が大き
ければ設定される圧送量も大きくなる。ところが、T1
時点で設定された圧送量は時点P1 ′にならないと実際
に蓄圧室に供給されないため、例えば#1気筒の燃料噴
射後のプランジャグループBによる燃料圧送量(今回の
燃料圧送量)が大きく設定されていると次回の燃料圧送
開始前の蓄圧室圧力(時点T2 における圧力)はT1 時
点よりも目標圧力に近づいている。この状態で、プラン
ジャグループAによる圧送が行われると蓄圧室圧力は必
要以上に上昇してしまう。本発明では、時点T1 におい
て今回の燃料噴射(#1気筒)とその直後のプランジャ
グループBによる燃料圧送とが終了後の蓄圧室圧力、す
なわち、T2 の時点の蓄圧室圧力を予測値として算出す
る。このT2 時点の蓄圧室圧力予測値と蓄圧室圧力目標
値とを用いて燃料圧送量をフィードバック制御すること
により、次回圧送終了時(時点P1 ′)の蓄圧室圧力が
正確に目標圧力に制御される。
ードバック制御手段は、実際の蓄圧室圧力の前記蓄圧室
圧力目標値からの偏差が予め定めた値より小さいときに
は、実際の蓄圧室圧力を使用して次回の燃料圧送量を設
定する請求項4に記載の燃料ポンプの制御装置が提供さ
れる。すなわち、請求項5の発明では、実際の蓄圧室圧
力が目標値近傍に近づいた場合には、蓄圧室圧力の予測
値を用いずに、実際の蓄圧室圧力を使用したフィードバ
ック制御を行う。蓄圧室予測値は予測誤差を含むため仮
に実際の蓄圧室圧力が目標値に一致した場合でも蓄圧室
予測値は目標値に一致しない可能性がある。この場合、
予測値に基づくフィードバック制御を続けると蓄圧室圧
力が予測誤差の分だけ目標値からオフセットした状態に
制御されてしまうおそれがある。そこで、本発明では実
際の蓄圧室圧力がある程度目標値近傍に近づいた場合
(例えば予測誤差の範囲内まで近づいた場合)には実際
の蓄圧室圧力に基づくフィードバック制御を行い、蓄圧
室圧力が正確に目標値に収束するようにしている。
回燃料圧送開始前の実際の蓄圧室圧力と蓄圧室から消費
される燃料量と今回の燃料圧送量とに基づいて次回の燃
料圧送開始前の蓄圧室圧力を算出する予測手段と、蓄圧
室圧力目標値と前記予測手段により予測された蓄圧室圧
力とに基づいて、次回の燃料圧送終了時の蓄圧室圧力が
前記目標値に一致するように燃料圧送量の予測フィード
バック補正量を設定する予測フィードバック手段と、前
記設定手段により設定された次回の燃料圧送量を前記予
測フィードバック補正量を用いて補正する補正手段と、
を備えた請求項2に記載の燃料ポンプの制御装置が提供
される。
目標圧力の変化量に基づく制御に加えて、請求項4の蓄
圧室予測圧力に基づくフィードバック制御が行われる。
このため、蓄圧室圧力が目標値に応答性良好かつ正確に
収束するようになる。
実施形態について説明する。図1は、本発明を自動車用
ディーゼル機関に適用した場合の実施形態の概略構成を
示す図である。図1において、1は内燃機関10(本実
施形態では4気筒ディーゼル機関)の各気筒内に燃料を
直接噴射する燃料噴射弁、3は各燃料噴射弁1が接続さ
れる共通の蓄圧室(コモンレール)を示す。コモンレー
ル3は、後述するインナカム式高圧燃料供給ポンプ5
(以下「高圧燃料ポンプ」という)から供給される加圧
燃料を貯留し、各燃料噴射弁1に分配する機能を有す
る。
(本実施形態では軽油)を貯留する燃料タンク、9は高
圧燃料ポンプに低圧配管8を介して燃料を供給する低圧
フィードポンプを示している。また、高圧燃料噴射ポン
プ5から吐出された燃料は、高圧配管17を通ってコモ
ンレール3に供給され、コモンレール3から各燃料噴射
弁1を介して内燃機関の各気筒内に噴射される。
エンジン制御回路(ECU)である。ECU20は、リ
ードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ
(RAM)、マイクロプロセッサ(CPU)、入出力ポ
ートを双方向バスで接続した公知の構成のマイクロコン
ピュータとして構成されている。ECU20は、後述す
るように高圧燃料噴射ポンプ5の吸入調量弁の開閉動作
を制御してポンプ5からコモンレール3に圧送される燃
料量を調整し、コモンレール3内の燃料圧力を機関負
荷、回転数等に応じて制御する燃料圧力制御を行う。ま
た、ECU20は、燃料噴射弁1の開弁時間を制御して
気筒内に噴射される燃料量を制御する燃料噴射制御を行
う。
請求項に記載した各手段として機能する。上記制御のた
め、ECU20の入力ポートには、コモンレール3に設
けた燃料圧力センサ31からコモンレール3内の燃料圧
力に対応する電圧信号がAD変換器34を介して入力さ
れている他、機関アクセルペダル(図示せず)に設けた
アクセル開度センサ35からアクセルペダルの操作量
(踏み込み量)に対応する信号が同様にAD変換器34
を介して入力されている。
のクランク軸近傍(図示せず)に設けたクランク角セン
サ37から、クランク軸が基準回転位置(例えば第1気
筒の上死点)になったときに発生する基準パルス信号
と、クランク軸一定回転角毎に発生する回転パルス信号
との2つの信号が入力されている。ECU20は、上記
の回転パルス信号の間隔からクランク軸回転速度を算出
するとともに、基準パルス信号入力後に入力する回転パ
ルス信号を計数することによりクランク軸の回転角(位
相)CAを検出する。
路40を介して燃料噴射弁1に接続され、各燃料噴射弁
1の作動を制御している他、駆動回路40を介して高圧
燃料噴射ポンプ5の吸入調量弁の開閉を制御するソレノ
イドアクチュエータに接続され、ポンプ5の圧送量を制
御している。次に、図2を用いて高圧燃料噴射ポンプ5
の構成について説明する。
(図示せず)内に固定されたインナカムリング、55は
ポンプ駆動軸(図示せず)によりインナカムリング51
内を回転するシューガイド、54A、54Bはシリンダ
ブロック54内に直径方向に形成されたシリンダをそれ
ぞれ示している。シリンダ54A、54Bはポンプ駆動
軸に垂直な面内に配置され、シリンダ54Aと54Bと
は互いに垂直に、ポンプ駆動軸軸線方向に適宜な距離を
おいて配置されている。シリンダ54A、54B内には
それぞれ1組のプランジャ53Aと53Bとが各シリン
ダ内で互いに対向して配置されている。
2つのカム山部51A、51Bを有する2山カムとされ
ている。各プランジャは、カムローラ57を介してイン
ナカムリング51内面に摺接しており、シリンダブロッ
ク55が回転すると各プランジャはカムリング51のカ
ムプロフィルに沿ってシリンダ内を往復動する。本実施
形態では、インナカムリング51の2つのカム山部51
A、51Bはポンプ駆動軸軸線に対して対称に配置され
ており、シリンダブロック55が回転すると、プランジ
ャの組53Aはシリンダ54A内で、プランジャの組5
3Bはシリンダ54B内で、それぞれ互いに反対の方向
に往復動するようになる。このため、シリンダのそれぞ
れの組のプランジャ間の空間からなるポンプ室56A、
56Bの容積はプランジャの往復動に応じて変化し、燃
料の吸入と吐出とを行う。
ポンプ室56Aに接続された吸入圧送通路、67Aは吸
入圧送通路61Aと圧送通路65Aとを接続する圧送逆
止弁、69Aは吸入圧送通路61Aと吸入通路63Aと
を接続する吸入逆止弁である。また、シリンダ54Bの
ポンプ室56Bにも同様な吸入圧送通路61Bが設けら
れており、それぞれ圧送逆止弁67Bと吸入逆止弁69
Bとを介して圧送通路65B、吸入通路63Bとに接続
されている。更に、両方の圧送通路65A、65Bは下
流側で互いに合流して高圧配管17を介してコモンレー
ルに接続されている。また、両方の吸入通路63A、6
3Bは上流側で集合吸入通路68に合流している。
して前述のフィードポンプからの低圧配管8に接続され
ている。本実施形態では吸入調量弁71は、ソレノイド
アクチュエータを有する電磁開閉弁とされ、ECU20
から駆動回路40を介してソレノイドが通電されると開
弁し、通電が停止されると閉弁する。
れ、各シリンダのプランジャがカム山部51A、51B
を頂点に向かって移動すると、各シリンダのプランジャ
はカム山により中心方向に押動され、シリンダのポンプ
室容積が低下する。このため、ポンプ室内の燃料は加圧
され吸入圧送通路61A、61Bから圧送逆止弁67
A、67B、圧送通路65A、65Bを通ってコモンレ
ール3に圧送される。また、各シリンダのプランジャが
カム山部頂点を通過するとポンプ容積は増大し、集合吸
入通路68から吸入通路63A、63B、吸入逆止弁6
9A、69B及び吸入圧送通路61A、61Bを通って
ポンプ室に燃料が流入する。
ムが使用されているため、各プランジャはポンプ1回転
当たり2回の圧送を行う。また、シリンダ54Aと54
Bとは互いに直角に配置されているため、本実施形態で
は、ポンプ1回転あたり2つのシリンダにより計4回の
圧送が行われる。本実施形態では、ポンプ5は機関10
のクランク軸に接続され、クランク軸の2分の1の速度
で駆動される。このため、シリンダ54A、54Bはそ
れぞれクランク軸回転角360°を1行程サイクルとし
て燃料の吸入と圧送とが行われ、ポンプ5全体ではクラ
ンク軸回転角180°毎に燃料が圧送される。
いて説明する。本実施形態では各シリンダの吸入行程時
にポンプ室に吸入される燃料の量を調節することにより
ポンプからの圧送量を制御する。すなわち、本実施形態
のECU20は各シリンダがカム山51A、51Bの頂
部を通過して吸入行程が開始されると、吸入行程開始後
所定の期間吸入調量弁71のソレノイドアクチュエータ
に通電を行い、吸入調量弁71を開弁保持する。これに
より、燃料がポンプ室に流入する。また、ECU20は
上記所定期間が経過するとソレノイドアクチュエータの
通電を停止して吸入調量弁71を閉弁する。これによ
り、その後の吸入行程中はポンプ室には燃料が供給され
なくなる。そして、再度圧送行程が開始されると、各シ
リンダからは吸入行程でポンプ室に吸入された量だけの
燃料が圧送されるようになる。
料圧送量は吸入調量弁の開弁期間(ソレノイドアクチュ
エータへの通電時間)により決定されることになる。と
ころが、前述したように本実施形態ではシリンダ54A
と54Bとが交互に圧送を行うことにより全体としてク
ランク軸回転180°毎に圧送を行っているが、それぞ
れのシリンダの1行程サイクルは360°で完了するよ
うになっている。このため、図12で説明したように、
#1気筒の燃料噴射直前に時点T1 で設定された圧送量
の燃料が実際にコモンレールに圧送されるのは、#1気
筒の燃料噴射直後ではなく、更にその次の気筒(#3気
筒)の燃料噴射が終了した後になる。このため、過渡運
転時等では、実際に燃料圧送が行われた時点では圧送量
設定の時点とは機関運転状態が変化しており圧送量が運
転状態に対応しなくなっている問題が生じる。
いくつかの実施形態を例にとって説明する。 (1) 第1の実施形態 本実施形態では、例えば図13のt0 の時点で、変化後
の目標圧力まで現在のコモンレール圧力を上昇させるた
めに必要な燃料量が算出され、この必要燃料量を燃料ポ
ンプの最大燃料圧送量に応じて、1回の燃料圧送または
何回かの燃料圧送に分けてコモンレールに供給する。現
在のコモンレール圧力を変化後の目標圧力まで上昇させ
るために必要な燃料量は、変化後の目標圧力と現在のコ
モンレール圧力との差に比例する。また、前記のコモン
レール圧力が変化前の目標圧力に一致していると仮定す
れば、圧力上昇のために必要な燃料量は、目標圧力の変
化量のみに比例することになる。従って、通常の燃料噴
射によりコモンレールから流出する燃料量(基本圧送
量)の他に上記圧力上昇に必要な燃料量をコモンレール
に供給すればコモンレール圧力は変化後の目標圧力に一
致することになる。また、ポンプの1回の燃料圧送でこ
の圧力上昇に必要な燃料量の全量を供給できない場合に
は、数回の燃料圧送に分けて圧力上昇に必要な燃料の全
量を供給すれば、最終的にコモンレール圧力は目標値ま
で上昇することになる。この圧力上昇に必要な燃料量
は、目標圧力変化量のみにより定まり、その後のコモン
レール圧力変化には影響を受けない。このため、燃料圧
送毎に実際のコモンレール圧力が変化した場合でも、最
終的には実際のコモンレール圧力を目標圧力に到達させ
るのに必要な量の燃料が過不足なくコモンレールに供給
されることになり、コモンレール圧力の制御性が向上す
る。
を説明するフローチャートである。本操作は、ECU2
0により各気筒の燃料噴射直前(図12にT1 、T2 、
T3で示した時点、すなわちクランク軸回転180°
毎)に実行されるルーチンにより行われる。図3の操作
がスタートすると、ステップ301では、コモンレール
燃料圧力PCと今回の燃料噴射量指令値TAU、及びコ
モンレール圧力目標値PCTRGが読み込まれる。燃料
噴射指令値TAUは、本操作に先立って別途ECU20
により実行されるルーチンにより、機関回転数とアクセ
ル開度(アクセルペダル踏み込み量)とに基づいて、ま
た、コモンレール目標圧力PCTRGは機関回転数と燃
料噴射指令値TAUとに基づいて、それぞれ算出されて
いる。
時から今回本操作実行時までのコモンレール目標圧力の
変化量ΔPCTRGがΔPCTRG=PCTRG−PC
TRGOLD として算出される。PCTRGOLD は、前回
本操作を実行したときの目標圧力である。そして、ステ
ップ305では、上記コモンレール圧力変化量ΔPCT
RGだけコモンレール圧力を変化させるのに必要な燃料
圧送量tTFFFが、tTFFF=A×ΔPCTRGと
して算出される。すなわち、コモンレール容積は一定な
ので、コモンレール内圧力をΔPCTRGだけ上昇させ
るのに必要な燃料量はΔPCTRGに比例する。このた
め、目標圧力がΔPCTRGだけ上昇した場合にコモン
レール圧力を目標圧力の変化に追従させるためには、Δ
PCTRGに比例する量の燃料を圧送することが必要に
なる。ステップ305では、上記に基づいて必要燃料量
tTFFFを算出している。なお、Aは正の値の比例係
数であり、コモンレール容積と燃料の体積弾性係数とに
基づいて決定される。
り越し量TFFFP と今回の必要燃料量tTFFFとの
合計として今回の必要燃料合計量TFFFが算出され
る。繰り越し量TFFFP については後に説明する。ま
た、ステップ309では燃料圧送量のフィードバック積
分項TFBKIが算出される。本実施形態では、積分項
TFBKIは、本操作実行毎の目標圧力と実際のコモン
レール圧力との差の積算値Σ(PCTRG−PC)に比
例する値、すなわちTFBKI=B×Σ(PCTRG−
PC)として求められる。Bは積分係数(一定値)であ
る。
いて必要燃料量を算出しており、この算出精度が高けれ
ば算出した必要燃料量のみによってコモンレール圧力は
正確に目標圧力に制御される。しかし、実際には燃料ポ
ンプや吸入調量弁等の公差による特性ばらつきがあるた
め、必要燃料量算出精度が高くてもコモンレール圧力と
目標圧力との間に僅かな誤差が残る場合がある。そこ
で、本実施形態では、上記目標圧力の変化量に基づく制
御に加えてフィードバック積分項TFBKIを用いて正
確な制御を行うようにしている。
量TFBSEが算出される。基本燃料圧送量TFBSE
は、機関が定常運転されており、燃料噴射量やコモンレ
ール圧力目標値が一定の場合の燃料圧送量に相当する。
TFBSEは、燃料噴射量TAUとコモンレール圧力目
標値PCTRGとによって定まり、本実施形態では予め
TAUとPCTRGとを用いた数値テーブルの形でEC
U20のROMに格納されている。
料圧送量設定値TFが、TF=TFBSE+TFFF+
TFBKIとして算出される。すなわち、TFは、定常
状態における燃料圧送量TFBSEに、過渡状態におい
てコモンレール圧力を目標圧力の変化に追従させるため
に必要な燃料量TFFFと各要素の特性ばらつきの補償
分TFBKIの和として与えられる。
弁タイミング(クランク角)を表し、TFが大きい程燃
料圧送量は増大する。次に、ステップ315では上記に
より設定した圧送量TFがポンプの最大圧送量TFMAX
を越えているか否かが判定される。TFMAX は、ポンプ
5のプランジャの吸入行程終了時に相当するクランク角
である。
場合には、今回必要とされる燃料圧送量を今回の圧送行
程では供給できないことになる。そこで、今回はとりあ
えず最大量TFMAX の量の燃料を圧送する事として(ス
テップ319)、不足する燃料量TF−TFMAX につい
ては、繰り越し燃料量TFFFP として次回の燃料圧送
以降に持ち越すこととする(ステップ317)。すなわ
ち、目標圧力PCTRGの変化が急激な場合には、必要
な燃料量を一回の燃料圧送行程では供給できないため、
数回に分けて最終的に必要燃料量を過不足なく供給する
ようにする。一方、ステップ315で、TF≦TFMAX
であった場合には、今回の燃料圧送で前回までの繰り越
し燃料量をも含めて全量の燃料を圧送できるため、繰り
越し燃料量TFFFP の値は0に設定される(ステップ
321)。そして、ステップ323では次回の操作実行
に備えてPCTRGOLD の値を更新して操作を終了す
る。
と、別途ECU20により実行される図示しない操作に
より、ポンプ5の吸入調量弁71がプランジャの吸入行
程開始からクランク軸がTFに相当する角度回転する間
開弁され、設定した量の燃料がポンプ5のシリンダに吸
入される。本実施形態によれば、コモンレール目標圧力
の変化に追従して実際のコモンレール圧力を変化させる
のに必要な量の燃料が過不足を生じることなく最終的に
コモンレールに供給されるため、コモンレール圧力の制
御性が大幅に向上する。
施形態では、第1の実施形態と同じ方法で必要燃料合計
量TFFFを算出するが、TFFFが予め定めた値Cよ
り小さいときには今回の燃料圧送量にTFFFを反映さ
せない。TFFFは、コモンレール圧力目標値PCTR
Gの変化が大きい程大きい値になるため、運転状態の変
化が少なく定常状態に近づくと小さな値をとるようにな
る。一方、前述したように、目標値PCTRGは機関回
転数と燃料噴射量指令値TAUとに基づいて算出され
る。このため、定常運転時においても機関回転数の僅か
な変動につれてPCTRGが変動する場合がある。この
僅かなPCTRGの変動毎に必要燃料合計量TFFFを
算出して実際の圧送量に反映させると、逆にコモンレー
ル圧力PCの変動が大きくなりハンチングを生じる場合
がある。そこで、本実施形態ではTFFFの値がある程
度小さくなった状態では、TFFFを実際の燃料圧送量
に反映させないようにしてハンチングが生じることを防
止している。
Fの燃料圧送量への反映を中止した場合には、目標圧力
PCTRGと実際のコモンレール圧力PCとの偏差に基
づくフィードバック比例制御を行い、コモンレール圧力
の目標値への収束を促進している。目標圧力変化量に基
づくTFFF制御を中止したときにのみフィードバック
比例制御を実行するようにしたのは、TFFF制御とフ
ィードバック比例制御を同時に実行すると相互に干渉が
生じコモンレール圧力変動が増幅される場合があるから
である。
にフィードバック比例制御を実行しているが、必ずしも
TFFF制御中止時にフィードバック比例制御を実行す
る必要はなく、通常の基本燃料圧送量TFBSEとフィ
ードバック積分項TFBKIのみの制御のみを行うよう
にしても良い。図4は本実施形態の圧送量設定操作を説
明するフローチャートである。本操作は、第1の実施形
態と同じタイミングで実行される。
は、図3ステップ301から307と同一の方法で必要
燃料合計量TFFFが算出される。しかし、本実施形態
では、TFFF算出後ステップ405でTFFFの絶対
値が所定値Cより小さいか否かが判定され、|TFFF
|≧Cであった場合には、ステップ413でフラグXF
の値を1にセットするとともに、後述するフィードバッ
ク比例項TFBKPの値を0にセットする。フラグXF
はTFFFを燃料圧送量に反映させるか否か、すなわち
TFFF制御を実行するか否かを表し、XF=1はTF
FF制御を実行することを意味している。この場合に
は、ステップ415でフィードバック比例項TFBKP
の値は0に設定されるので、フィードバック比例制御は
実行されない。
であった場合には、ステップ407でフラグXFの値を
0(TFFF制御中止)にセットするとともに、ステッ
プ409でTFFFの値を0にセットする。また、ステ
ップ411ではフィードバック比例項TFBKPの値が
実際のコモンレール圧力PCの目標圧力PCTRGから
の偏差に比例する値として、TFBKP=D×(PCT
RG−PC)として算出される(Dは正の比例係数)。
TFFF制御によりハンチングが生じる可能性のあるT
FFF下限値であり、詳細には実験により設定する。上
記によりTFFFとTFBKPとの値を設定後、ステッ
プ417では図3、ステップ309、311とそれぞれ
と同一の方法でフィードバック積分項TFBKIと基本
燃料圧送量TFBSEとが算出され、ステップ419で
は、最終的な燃料圧送量設定値TFが、TF=TFBS
E+TFFF+TFBKP+TFBKIとして設定され
る。
FFF制御実行時(XF=1)のみ繰り越し燃料量TF
FFP が算出される。本実施形態によれば、目標圧力変
化量に基づくTFFF制御がTFFFの値が小さい場合
には中止されるためコモンレール圧力のハンチングを防
止して正確にコモンレール圧力を目標圧力へ収束させる
ことができる。
施形態では、第2の実施形態と同様TFFFの値が小さ
くなったときにはTFFF制御を中止し、フィードバッ
ク比例制御を実施する。しかし、本実施形態では、TF
FF制御実行中もフィードバック制御を実施する点が第
2の実施形態と相異している。第2の実施形態において
は、|TFFF|=Cになったときを境にTFFF制御
とフィードバック比例制御とが切り替わることになる。
|TFFF|=Cは、機関過渡運転から定常運転への移
行に相当する状態であるが、このときに、TFFF制御
からフィードバック比例制御への切り換えを急激に行う
と圧力の制御性が悪化する場合が生じる。
ィードバック比例制御とを同時に実施すると相互の干渉
により圧力変動が増幅される場合がある。そこで、本実
施形態では、|TFFF|≧Cの場合にはTFFF制御
とともにフィードバック比例制御を実施するが、この時
のフィードバックゲインDをTFFF制御中止時よりも
小さな値に設定するようにしている。これにより、TF
FF制御実施中はフィードバック比例項TFBKPが燃
料圧送量TFに反映される割合が低くなり、フィードバ
ック比例制御の影響が小さくなるためフィードバック比
例制御とTFFF制御との相互干渉が防止されるように
なる。
を説明するフローチャートである。本操作は、図3、図
4の実施形態と同様のタイミングでECU20により実
行される。図5において、ステップ501、503では
図3、図4と同一の操作により目標燃料圧力の変化量に
基づいて必要燃料合計量TFFFが算出される。
TFFF|の値が定数Cより小さいか否かが判定され、
|TFFF|<Cであった場合には、ステップ507で
TFFFの値を0に設定してTFFF制御を中止する。
また、このとき、フィードバック比例項のゲインDの値
は一定値D2 に設定される。ステップ505で|TFF
F|≧Cであった場合には、TFFFの値には変更を加
えずTFFF制御を実施するとともに、フィードバック
比例項のゲインDの値をD1 に設定する。ここで、D1
はD2 より小さい正の値である(0<D1 <D2 )。
設定したゲインDの値を用いてフィードバック比例項T
FBKPが算出される。このため、フィードバック比例
項の値が、目標圧力とコモンレール圧力との差が同一で
あってもTFFF制御実施中はTFFF制御中止時に較
べて小さく設定されるようになり、TFFF制御とフィ
ードバック比例制御との干渉が防止される。ステップ5
19からステップ523は、図3ステップ315から3
19と同一のTFFFP 算出操作である。
ードバック比例制御との切り換えによるコモンレール圧
力の制御性悪化を防止しつつ、正確にコモンレール圧力
を目標圧力に維持することが可能となる。 (4) 第4の実施形態 次に本発明の第4の実施形態について説明する。
の、目標圧力の変化量に基づくTFFF制御は行わず、
基本圧送量TFBSEとフィードバック積分項TFBK
I、フィードバック比例項TFBKPのみを用いて圧送
量の設定を行う。しかし、本実施形態では、次回の燃料
圧送量設定操作を行うタイミング(図12の時点T2 )
におけるコモンレール圧力PRPCを予測し、フィード
バック比例項TFBKPの算出に際しては実際のコモン
レール圧力PCではなく、予測値PRPCを使用するよ
うにしている。
山カムポンプでは、時点T1 のコモンレール圧力と目標
圧力とに基づいて設定された量の燃料が時点P1 ′にお
いてコモンレールに供給される。このため、時点T1 に
おいて目標圧力と実際の圧力の差が大きかった場合に
は、フィードバック比例項TFBKPの影響により、時
点P1 ′においてコモンレールに供給される燃料の量は
大きくなる。一方、時点T1 の後に圧送される燃料(#
1気筒燃料噴射後に圧送される燃料)の量が充分に大き
かったような場合には、この圧送によりコモンレール圧
力は上昇し、時点T2 では目標圧力と実際の圧力との差
は小さくなってしまう。この場合には、実際にはT2 に
おける目標圧力と実際の圧力との差が小さいにもかかわ
らず、時点P1 ′では時点T1 で設定された多量の燃料
がコモンレールに供給されることになってしまい、コモ
ンレール圧力が目標圧力を越えて変動してしまう、いわ
ゆるオーバーシュートが生じる場合がある。また、逆に
時点T1 では目標圧力とコモンレール圧力との差が小さ
くても、その後の燃料圧送量が小さかった場合には時点
T2 では目標圧力と実際の圧力との差は大きくなる。こ
の場合には時点T1 で設定された量の燃料をコモンレー
ルに供給したのでは燃料圧送量が不足してコモンレール
圧力が目標圧力に到達しない、いわゆるアンダーシュー
トが生じる。
量を設定する際に、時点T2 におけるコモンレール圧力
PRPCを予測し、この予測値PRPCと目標圧力とを
用いてフィードバック比例項TFBKPを算出するよう
にしている。次に、コモンレール圧力予測値PRPCの
算出方法について説明する。図6は、図12の時点T1
からT2 にかけてのコモンレール圧力PCの変化を模式
的に示す図である。図6においてPDは#1気筒の燃料
噴射によるコモンレール圧力低下期間、PUは#1気筒
燃料噴射の後のプランジャグループBによる燃料圧送で
生じるコモンレール圧力上昇期間を示している。時点T
1 でPC1 であったコモンレール圧力は、燃料噴射期間
PDにDPDだけ低下してPCd になり、その後圧送期
間PUにDPUだけ上昇して時点T2 にはPC2 にな
る。ここで、燃料噴射によるコモンレール圧力低下DP
D、及び燃料圧送による圧力低下DPUは、それぞれ DPD=(KV /VPC)×TAU×E DPU=(KV /VPC)×TF×F として表される。ここで、KV は燃料の体積弾性係数、
VPCはコモンレール3の内容積である。また、TAU
は燃料噴射期間PDに噴射された燃料量(すなわち、第
1気筒の燃料噴射量)、TFは燃料圧送期間PUにコモ
ンレールに圧送された燃料量(すなわち、プランジャグ
ループBの燃料圧送量)を表している。また、E、Fは
それぞれTAUとTFとを実際の体積に換算するための
換算係数である。
コモンレール圧力PC1 とを用いて、時点T2 における
コモンレール圧力PC2 は、 PC2 =PC1 −DPD+DPU として表される。ここで、時点T1 では、既にPDにお
ける燃料噴射量指令値TAUとPUにおける燃料圧送量
設定値TFとが算出されている。また、コモンレール3
の内容積VPCと燃料の体積弾性係数KV とは既知であ
る。従って、実際の燃料噴射量と圧送量とがそれぞれ指
令値TAUと設定値TFとに等しいとすれば、時点T1
においてDPDとDPUとを算出することができる。
用いてDPDとDPUとを算出し、時点T2 におけるコ
モンレール圧力PC2 の予測値PRPCを以下の式で算
出するようにしている。 PRPC=PC1 −(KV /VPC)×(TAU×E−
TF×F) 上記により算出したコモンレール予測圧力PRPCを用
いて、フィードバック比例項TFBKPを算出すること
により、コモンレール圧力は正確に目標圧力に制御され
るようになる。
を説明するフローチャートである。本操作は、ECU2
0により各気筒の燃料噴射直前(図12にT1 、T2 、
T3で示した時点、すなわちクランク軸回転180°
毎)に実行されるルーチンにより行われる。図7におい
て、ステップ701では現在のコモンレール圧力PCと
目標圧力PCTRG及び、既に別途ECU20により算
出されている燃料噴射量指令値TAU、燃料圧送量設定
値TFが読み込まれる。
を用いて現在から180°先のクランク回転角における
コモンレール圧予測値PRPCが、 PRPC=PC−(KV /VPC)×(TAU×E−T
F×F) として算出される。更に、ステップ705では、上記P
RPCとステップ701で読み込んだ目標圧力PCTR
Gとを用いてフィードバック比例項TFBKPが、 TFBKP=(PCTRG−PRPC)×G として算出される。Gは正の比例係数(ゲイン)であ
る。
では、前述の各実施形態と同一の操作により、それぞれ
フィードバック積分項TFBKIと基本燃料圧送量TF
BSEとが算出される。また、燃料圧送量設定値TF
は、これらの和として、TF=TFBSE+TFBKP
+TFBKIとして算出される。 (5) 第5の実施形態 次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
予測コモンレール圧力PRPCに基づくフィードバック
比例制御を行う。しかし、現在のコモンレール圧力PC
の目標圧力PCTRGからの偏差が所定値より小さくな
った場合には予測圧力PRPCを使用せず、実際のコモ
ンレール圧力PCを用いて同様なフィードバック比例制
御を行うようにした点が第4の実施形態と相異してい
る。
RPCは、燃料噴射量指令値TAUと燃料圧送量設定値
TFとに基づいて算出される。しかし、燃料噴射弁や燃
料ポンプには公差による特性のばらつきがあるため、実
際の燃料噴射量と燃料圧送量とは、それぞれTAUとT
Fとは僅かに異なる値になっている可能性がある。この
場合、予測値PRPCは一定の予測誤差を含むことにな
る。このため、予測値PRPCのみを用いてフィードバ
ック制御を実施していると、実際のコモンレール圧力が
目標圧力PCTRGに対して、上記予測誤差の分だけオ
フセットされた値に制御されてしまう可能性がある。そ
こで、本実施形態では実際のコモンレール圧力が目標圧
力に充分近づいた場合(すなわち、予測誤差の範囲内に
なった場合)には、予測圧力によるフィードバック比例
制御を中止して、実際のコモンレール圧力による制御に
切り換えるようにしている。これにより、コモンレール
圧力が正確に目標圧力に制御されるようになる。
を説明するフローチャートである。本操作は、図7の操
作と同一のタイミングでECU20により実行される。
図8において、ステップ801では図7ステップ701
と同様PCTRG、PC,TAU、TFが読み込まれ
る。そして、ステップ803では、上記で読み込んだ目
標圧力PCTRGと実際のコモンレール圧力PCとの差
の絶対値|PCTRG−PC|が予め定めた正の値Pe
以上か否かが判定される。ここで、Pe はコモンレール
圧力予測値PRPCに含まれる予測誤差に相当する値で
あり、詳細には実験により決定される。
Pe であった場合には、ステップ805、807で図7
ステップ703、705と同一の操作により、予測値P
RPCと、この予測値を用いたフィードバック比例項T
FBKPの値が算出される。一方、ステップ803で|
PCTRG−PC|<Pe であった場合には、予測誤差
が圧力制御に影響することを防止するため、ステップ8
09に進み実際のコモンレール圧力PCを用いてフィー
ドバック比例項TFBKPの値が算出される。ここで、
ステップ809における比例係数(ゲイン)Hの値は、
ステップ807におけるゲインGより小さい値に設定さ
れている(0<H<G)。ステップ809が実行される
のは目標圧力PCTRGと実際のコモンレール圧力PC
とが接近した状態であるため、フィードバックTFBK
P制御のゲインを小さくして目標圧力への収束を良好に
するためである。
KPの値を設定した後、ステップ811から815で
は、図7ステップ707から711と同様に、フィード
バック積分項TFBKIと基本燃料圧送量TFBSEと
が算出され(ステップ811、813)、燃料圧送量T
Fがこれらの和として設定される(ステップ815)。 (6) 第6の実施形態 次に、本発明の第6の実施形態について説明する。上述
の第1から第3の実施形態では、目標圧力PCTRGの
変化量に基づく必要燃料合計量TFFFを用いた制御
が、また、第4と第5の実施形態ではコモンレール圧力
の予測値PRPCに基づいたフィードバック比例制御が
それぞれ単独で実施されていた。本実施形態では、第2
の実施形態のTFFF制御と第4の実施形態のコモンレ
ール圧力予測値に基づくフィードバック比例制御とを併
用することにより、一層応答性よく正確にコモンレール
圧力を目標圧力に制御することを可能としている。
定操作を説明するフローチャートである。本操作は、E
CU20により各気筒の燃料噴射直前(図12にT1 、
T2 、T 3 で示した時点、すなわちクランク軸回転18
0°毎)に実行されるルーチンにより行われる。
ら903、及び図10、ステップ933から941は目
標圧力PCTRGの変化量に基づく必要燃料合計量TF
FFを用いた制御を、またステップ919から925
は、コモンレール圧力予測値PRPCに基づくフィード
バック比例制御に相当する操作である。以下、簡単に図
9、図10のフローチャートを説明すると、図9、ステ
ップ901ではコモンレール目標圧力PCTRG、実際
のコモンレール圧力PC、燃料噴射量指令値TAU、燃
料圧送量設定値TFがそれぞれ入力され、ステップ90
3、905では、図303から307と同一の操作によ
り、PCTRGOLD とTFFFP とを用いてPCTRG
から必要燃料合計量TFFFが算出される。
TFFF|の値が所定値Cより小さい場合にはフラグX
Fが0にセットされ、必要燃料合計量TFFFの値は0
に再設定されTFFFに基づく制御が中止されるととも
に(ステップ909、911)、フィードバック比例項
TFBKPのゲインJの値がJ2 にセットされる(ステ
ップ913)。また、|TFFF|の値が所定値C以上
であった場合には、フラグXFの値は1にセットされ
(ステップ915)、ステップ905で算出したTFF
Fに基づく制御が実行される。また、フィードバック比
例項TFBKPのゲインJの値はJ1 にセットされる
(ステップ917)。この場合、TFFF制御とフィー
ドバックTFBKP制御との両方が実行されることにな
るため、相互の干渉を防止するためにゲインJ1 はゲイ
ンJ2 より小さな値に設定される(0<J1 <J2 )。
プ925では、図8ステップ803から809と同様
に、目標圧力PCTRGと現在のコモンレール圧力PC
との偏差が所定値Pe 以上であるときにはステップ92
2でゲインJの値をJ3 (0<J3 <J2 )に設定して
コモンレール圧力予測値PRPCに基づいてフィードバ
ック比例項TFBKPが設定され(ステップ921,9
23)、所定値Pe より小さいときには実際のコモンレ
ール圧力PCに基づいてフィードバック比例項TFBK
Pが算出される(ステップ925)。
ステップ811、813と同様にフィードバック積分項
TFBKIと、基本燃料圧送量TFBSEとが算出さ
れ、ステップ931では燃料圧送量設定値TFが、TF
=TFBSE+TFFF+TFBKP+TFBKIとし
て算出される。また、ステップ933から941では、
フラグXFの値が1のときのみ(すなわち、TFFF制
御を実行する場合のみ)繰り越し燃料量TFFFP の算
出が行われるのは、図4ステップ421から427と同
様である。
変化量に基づく必要燃料合計量TFFFを用いた制御
と、コモンレール圧力予測値に基づくフィードバック比
例制御との両方を行うことにより、更にコモンレール圧
力の制御性を向上させることが可能となっている。以
上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、
本発明はこれらの実施形態に適用が限定されるわけでは
ない。例えば、第1から第3の実施形態では目標圧力の
変化量に基づく必要燃料合計量TFFFを用いた制御を
吸入調量式2山カム式ポンプに適用した場合を例にとっ
て説明しているが、このTFFF制御はプレストローク
式4山カムポンプにも適用可能であることは言うまでも
ない。
ンプの圧送量を制御する際に、コモンレール圧力の制御
性を向上させることが可能となるため、例えば2山カム
ポンプを内燃機関のコモンレールへの燃料供給にも使用
することが可能となる効果を奏する。
料噴射装置に適用した実施形態の概略構成を説明する図
である。
略構成を説明する図である。
実施形態を説明するフローチャートである。
実施形態を説明するフローチャートである。
実施形態を説明するフローチャートである。
法を説明する図である。
実施形態を説明するフローチャートである。
実施形態を説明するフローチャートである。
実施形態を説明するフローチャートの一部である。
の実施形態を説明するフローチャートの一部である。
する図である。
ンレール式燃料噴射装置に適用した場合のコモンレール
圧力制御を説明する図である。
る図である。
ンレール式燃料噴射装置に適用した場合の問題点を説明
する図である。
明する。図14は、吸入調量方式の2山カムポンプを使
用して従来のフィードフォワード制御と目標圧力と実際
のコモンレール圧力との偏差に基づくフィードバック制
御を行った場合を示している。図14において、t0 か
らt8 は燃料ポンプの燃料圧送タイミングを示す。図1
4PCTRGはコモンレールの目標圧力(指令値)の変
化を、PCは従来のフィードフォワード/フィードバッ
ク制御により燃料ポンプの燃料圧送量を制御した場合の
コモンレール圧力の変化を示している。図14におい
て、例えば時点t0 においてコモンレール圧力目標値P
CTRGがPCTRG0 からPCTRG1 に大幅に変化
したとする。また、t0 までは、目標値PCTRGは一
定であり、コモンレール圧力と目標値とは一致している
とする。
(本実施形態では軽油)を貯留する燃料タンク、9は高
圧燃料ポンプに低圧配管8を介して燃料を供給する低圧
フィードポンプを示している。また、高圧燃料ポンプ5
から吐出された燃料は、高圧配管17を通ってコモンレ
ール3に供給され、コモンレール3から各燃料噴射弁1
を介して内燃機関の各気筒内に噴射される。
エンジン制御回路(ECU)である。ECU20は、リ
ードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ
(RAM)、マイクロプロセッサ(CPU)、入出力ポ
ートを双方向バスで接続した公知の構成のマイクロコン
ピュータとして構成されている。ECU20は、後述す
るように高圧燃料ポンプ5の吸入調量弁の開閉動作を制
御してポンプ5からコモンレール3に圧送される燃料量
を調整し、コモンレール3内の燃料圧力を機関負荷、回
転数等に応じて制御する燃料圧力制御を行う。また、E
CU20は、燃料噴射弁1の開弁時間を制御して気筒内
に噴射される燃料量を制御する燃料噴射制御を行う。
路40を介して燃料噴射弁1に接続され、各燃料噴射弁
1の作動を制御している他、駆動回路40を介して高圧
燃料ポンプ5の吸入調量弁の開閉を制御するソレノイド
アクチュエータに接続され、ポンプ5の圧送量を制御し
ている。次に、図2を用いて高圧燃料ポンプ5の構成に
ついて説明する。
2つのカム山部51A、51Bを有する2山カムとされ
ている。各プランジャは、カムローラ57を介してイン
ナカムリング51内面に摺接しており、シューガイド5
5が回転すると各プランジャはカムリング51のカムプ
ロフィルに沿ってシリンダ内を往復動する。本実施形態
では、インナカムリング51の2つのカム山部51A、
51Bはポンプ駆動軸軸線に対して対称に配置されてお
り、シューガイド55が回転すると、プランジャの組5
3Aはシリンダ54A内で、プランジャの組53Bはシ
リンダ54B内で、それぞれ互いに反対の方向に往復動
するようになる。このため、シリンダのそれぞれの組の
プランジャ間の空間からなるポンプ室56A、56Bの
容積はプランジャの往復動に応じて変化し、燃料の吸入
と吐出とを行う。
を説明するフローチャートである。本操作は、ECU2
0により各気筒の燃料噴射直前(図12にT1 、T2 、
T3で示した時点、すなわちクランク軸回転180°
毎)に実行されるルーチンにより行われる。図3の操作
がスタートすると、ステップ301では、コモンレール
燃料圧力PCと今回の燃料噴射量指令値TAU、及びコ
モンレール圧力目標値PCTRGが読み込まれる。燃料
噴射量指令値TAUは、本操作に先立って別途ECU2
0により実行されるルーチンにより、機関回転数とアク
セル開度(アクセルペダル踏み込み量)とに基づいて、
また、コモンレール目標圧力PCTRGは機関回転数と
燃料噴射量指令値TAUとに基づいて、それぞれ算出さ
れている。
Claims (6)
- 【請求項1】 加圧燃料を貯留する蓄圧室に燃料を圧送
する燃料ポンプの制御装置において、 蓄圧室圧力の目標値に基づいて燃料ポンプの基本圧送量
を設定する第1の制御手段と、 前回圧送量設定時からの蓄圧室圧力目標値の変化に基づ
いて現在の蓄圧室圧力を変化後の蓄圧室圧力目標値に到
達させるのに必要な燃料圧送量を算出する第2の制御手
段と、 前記第2の制御手段により算出された必要燃料圧送量と
前回燃料圧送量設定時に設定された繰越し量とを加えた
必要燃料合計量に、更に前記第1の制御手段により設定
された燃料ポンプの基本圧送量を加えた量を前記燃料ポ
ンプの燃料圧送量設定値として設定する設定手段と、 前記設定手段の設定した燃料圧送量設定値が燃料ポンプ
の最大燃料圧送量を越えたときに、前記燃料圧送量設定
値が前記最大燃料圧送量を越えた分を次回燃料圧送量設
定時への繰越し量として設定する繰越し量設定手段と、 を備えた、燃料ポンプの制御装置。 - 【請求項2】 前記第2の制御手段により算出された必
要燃料圧送量と前回燃料圧送量設定時に設定された繰越
し量とを加えた前記必要燃料合計量が予め定めた量より
小さいときには、前記設定手段は前記第1の制御手段に
より設定された基本圧送量を前記圧送量設定値として設
定するとともに前記繰越し量設定手段は前記次回燃料圧
送量設定時への繰越し量を0に設定する、請求項1に記
載の燃料ポンプの制御装置。 - 【請求項3】 更に、現在の蓄圧室圧力目標値と実際の
蓄圧室圧力とに基づいて、実際の蓄圧室圧力が目標値に
一致するように燃料圧送量のフィードバック補正量を設
定する第3の制御手段を備え、 前記第3の制御手段は、前記第2の制御手段の算出した
必要燃料圧送量と前回燃料圧送量設定時に設定された繰
越し量とを加えた前記必要燃料合計量が予め定めた量以
上のときには、前記必要燃料合計量が前記予め定めた量
より小さいときに較べて前記フィードバック補正量が小
さくなるようにフィードバック補正量の設定を行い、 前記設定手段は、前記必要燃料合計量が前記予め定めた
量以上のときには、前記第1の制御手段により設定され
た基本圧送量と前記必要燃料合計量と前記第3の制御手
段により設定されたフィードバック補正量との和を燃料
圧送量設定値として設定し、前記必要燃料合計量が前記
予め定めた量より小さいときには、前記第1の制御手段
により設定された基本圧送量と前記第3の制御手段によ
り設定されたフィードバック補正量との和を燃料圧送量
設定値として設定する、請求項1に記載の燃料ポンプの
制御装置。 - 【請求項4】 内燃機関の燃料噴射弁に接続された蓄圧
室に加圧燃料を圧送する燃料ポンプの制御装置におい
て、 蓄圧室圧力目標値と実際の蓄圧室圧力とに基づいて、蓄
圧室圧力が前記目標値に一致するように燃料ポンプの圧
送量を設定するフィードバック制御手段と、 今回燃料圧送開始前の実際の蓄圧室圧力と今回の燃料噴
射量と今回の燃料圧送量とに基づいて、次回の燃料圧送
開始前の蓄圧室圧力を算出する予測手段と、を備え、 前記フィードバック制御手段は、次回の圧送量を設定す
る際に、実際の蓄圧室圧力に代えて前記予測手段により
算出された蓄圧室圧力予測値を使用する、燃料ポンプの
制御装置。 - 【請求項5】 前記フィードバック制御手段は、実際の
蓄圧室圧力の前記蓄圧室圧力目標値からの偏差が予め定
めた値より小さいときには、実際の蓄圧室圧力を使用し
て次回の燃料圧送量を設定する請求項4に記載の燃料ポ
ンプの制御装置。 - 【請求項6】 更に、今回燃料圧送開始前の実際の蓄圧
室圧力と蓄圧室から消費される燃料量と今回の燃料圧送
量とに基づいて次回の燃料圧送開始前の蓄圧室圧力を算
出する予測手段と、 蓄圧室圧力目標値と前記予測手段により予測された蓄圧
室圧力とに基づいて、次回の燃料圧送終了時の蓄圧室圧
力が前記目標値に一致するように燃料圧送量の予測フィ
ードバック補正量を設定する予測フィードバック手段
と、 前記設定手段により設定された次回の燃料圧送量を前記
予測フィードバック補正量を用いて補正する補正手段
と、 を備えた請求項2に記載の燃料ポンプの制御装置。
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