JPH11229605A - 床下収納システム - Google Patents

床下収納システム

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JPH11229605A
JPH11229605A JP3825198A JP3825198A JPH11229605A JP H11229605 A JPH11229605 A JP H11229605A JP 3825198 A JP3825198 A JP 3825198A JP 3825198 A JP3825198 A JP 3825198A JP H11229605 A JPH11229605 A JP H11229605A
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Ryuichi Ishimoto
隆一 石本
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Kyowa Kogyosho KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 施工に要する日数及び経費が少なく、収納物
の出入れが容易で、安全な床下収納システムの提供。 【解決手段】 床面9に形成された開口90に枠体7を嵌
め込み、枠体の載置部70に蓋8とともに上方への抜出し
可能に収納庫1を設置した床下収納システムであって、
収納庫の上面開放部に位置する態様で固定部材2が取り
付けられ、固定部材上に蓋に設けたガイド4に嵌まりこ
み蓋をスライド可能に支持するスライドレール3を介在
させる。また収納庫を上昇・降下させる昇降機5を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床下収納システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建造物に設けられている床下収納庫は、
通常、図12に示すように、床面9に形成された方形状の
開口90に枠体7を嵌め込んであり、前記枠体7の載置部
70に蓋8を載せ置くと共に、枠体7の吊下げ用片71に上
面開放の収納庫1を吊り下げるようにして構成してあ
る。
【0003】したがって、収納庫1に被収容物bを入れ
て蓋8を閉めておくとその部分は通常の床として機能
し、蓋8を開けることにより収容物bを出し入れできる
ことから、床面をより有効利用できる。
【0004】しかしながら、上記のような床下収納庫で
は、収納庫1に対する収容物bの出し入れは、図12に示
すような無理な姿勢をして行わなければならず、非常に
面倒であるからあまり利用されていないのが現状であ
る。
【0005】よって、需要者は、既存の床下収納庫を最
大限に有効利用することにより、施工に要する日数及
び費用の負担が少なく、無理な姿勢をしなくても収容
物の出し入れができ、取扱いが安全である、床下収納
システムが開発されるのを待ち望んでいる。
【0006】また、既存の床に従来の床下収納システム
を施工する際には床のほぼ全体をめくり取らなければな
らないことから、工事に要する日数及び費用の負担が大
きく、このため、需要者は、床面に床下収納庫が設置さ
れていない場合においても上記のような機能を有する床
下収納システムが開発されるのを待ち望んでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、施工に要する日数及び費用の負担が少なく、無
理な姿勢をしなくても収容物の出し入れができ、取扱
いが安全である床下収納システムを提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】(請求項1記載の発明)こ
の発明は、床面9に形成された開口90に枠体7を嵌め込
んであり、前記枠体7の載置部70に蓋8を載せ置くと共
に、前記枠体7に上方への抜き出しが可能に収納庫1を
吊り下げて成る既存の床下収納庫を利用した床下収納シ
ステムであって、収納庫1の上面開放部に位置する態様
で固定部材2が取り付けられていると共に、前記固定部
材2と蓋8との間に、上・下長尺部材30a,30bが長手
方向にのみ相対移動可能に一体化されたスライドレール
3を介在させ、上・下長尺部材30a,30bのうちの一方
は固定部材2の上面又は蓋8の下面のうちの一方に取り
付けられていると共に上・下長尺部材30a,30bのうち
の他方は固定部材2の上面又は蓋8の下面のうちの他方
に取り付けたガイド4に嵌まり込んでいるか又は収納庫
1の上昇時に嵌まり込むようにしてあり、床下面又は床
下面を掘った凹み部内に設置された昇降機5により収納
庫1を床上・床下間で上昇・降下させるようにしてあ
る。 (請求項2記載の発明)この発明は、床面9に形成した
開口90に嵌め込まれた枠体7の載置部70に蓋8が載せ置
かれ、床下空間に複数の吊下げ用枠体72を設けると共に
各吊下げ用枠体72にはそれぞれ上方への抜き出しが可能
に収納庫1を吊り下げてあり、各吊下げ用枠体72はそれ
ぞれ枠体7の真下に水平移動できるようにして成る既存
の床下収納庫を利用した床下収納システムであって、収
納庫1の上面開放部に位置する態様で固定部材2が取り
付けられていると共に、前記固定部材2と蓋8との間
に、上・下長尺部材30a,30bが長手方向にのみ相対移
動可能に一体化されたスライドレール3を介在させ、上
・下長尺部材30a,30bのうちの一方は固定部材2の上
面又は蓋8の下面のうちの一方に取り付けられていると
共に上・下長尺部材30a,30bのうちの他方は固定部材
2の上面又は蓋8の下面のうちの他方に取り付けたガイ
ド4に収納庫1の上昇時に嵌まり込むようにしてあり、
床下面又は床下面を掘った凹み部内に設置された昇降機
5により収納庫1を床上・床下間で上昇・降下させるよ
うにしてある。 (請求項3記載の発明)この発明は、床面9に形成され
た開口90に枠体7を嵌め込んであり、前記枠体7の載置
部70に蓋8を載せ置くと共に、前記枠体7から上方への
抜き出しが可能に収納庫1を設置して成る床下収納シス
テムであって、収納庫1の上面開放部に位置する態様で
固定部材2が取り付けられていると共に、前記固定部材
2と蓋8との間に、上・下長尺部材30a,30bが長手方
向にのみ相対移動可能に一体化されたスライドレール3
を介在させ、上・下長尺部材30a,30bのうちの一方は
固定部材2の上面又は蓋8の下面のうちの一方に取り付
けられていると共に上・下長尺部材30a,30bのうちの
他方は固定部材2の上面又は蓋8の下面のうちの他方に
取り付けたガイド4に嵌まり込んでいるか又は収納庫1
の上昇時に嵌まり込むようにしてあり、床下面又は床下
面を掘った凹み部内に設置された昇降機5により収納庫
1を床上・床下間で上昇・降下させるようにしてある。 (請求項4記載の発明)この発明は、床面9に形成した
開口90に嵌め込まれた枠体7の載置部70に蓋8が載せ置
かれ、床下空間に複数の吊下げ用枠体72を設けると共に
各吊下げ用枠体72にはそれぞれ上方への抜き出しが可能
に収納庫1を吊り下げてあり、各吊下げ用枠体72はそれ
ぞれ枠体7の真下に水平移動できるようにして成る床下
収納システムであって、収納庫1の上面開放部に位置す
る態様で固定部材2が取り付けられていると共に、前記
固定部材2と蓋8との間に、上・下長尺部材30a,30b
が長手方向にのみ相対移動可能に一体化されたスライド
レール3を介在させ、上・下長尺部材30a,30bのうち
の一方は固定部材2の上面又は蓋8の下面のうちの一方
に取り付けられていると共に上・下長尺部材30a,30b
のうちの他方は固定部材2の上面又は蓋8の下面のうち
の他方に取り付けたガイド4に収納庫1の上昇時に嵌ま
り込むようにしてあり、床下面又は床下面を掘った凹み
部内に設置された昇降機5により収納庫1を床上・床下
間で上昇・降下させるようにしてある。 (請求項5記載の発明)この発明の床下収納システム
は、上記請求項1又は3記載の発明に関して、収納庫1
の下部に、下段収納庫15を収容したフレーム16を取り付
けると共に、床下面を掘った凹み部に下段収納庫15及び
フレーム16を収容させ、更に、収納庫1、下段収納庫15
及びフレーム16を床上・床下間で上昇・降下させる昇降
機5を前記凹み部の最下部に設置してある。 (請求項6記載の発明)この発明の床下収納システム
は、上記請求項2又は4記載の発明に関して、吊下げ用
枠体72は自動で水平移動できるものとしてある。
【0009】なお、上記した発明の床下収納システムの
作用・効果については以下の発明の実施の形態の欄で説
明する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態におけ
る床下収納システムについて図面を用いながら詳細に説
明する。 (実施形態1)図1はこの発明の実施形態の床下収納シ
ステムにおいて収納庫1が床下空間K内に収められた状
態を示したものであり、図2は、収納庫1が昇降機5に
より床面9上に出てきた状態を示したものである。
【0011】上記床下収納システムは、図6に示した既
存の床下収納庫を利用して構成されたものである。〔既存の床下収納庫について〕 既存の床下収納庫は、図
6に示すように、床面9に形成された開口90に枠体7を
嵌め込んであり、前記枠体7の載置部70に蓋8を載せ置
くと共に、枠体7の吊下げ用片71に収納庫1の周片10を
載せ置く態様で収納庫1を吊り下げてなるものである。
【0012】床面9に形成された開口90は、図6に示す
ように、横梁91に沿って形成された平面視方形のものと
してある。
【0013】枠体7は、図6に示す如く、断面が階段状
に形成されており、上側の水平壁が開口90の構成壁に引
っ掛かる片となり、中間の水平壁が載置部70となり、下
側水平壁が吊下げ用片71となるものとしてある。
【0014】蓋8は、床と同質材料で構成された平面視
方形の本体80と、前記本体80の周囲に外装されたアルミ
等の枠81と、前記本体80の下面四隅であって載置部70と
対応する部分に設けられた脚82とから構成されている。
なお、この蓋8は、図6に示すように、脚82の下端部を
載置部70の上面に接触させる態様で開口90に嵌め込んだ
状態では、床9の上面と蓋8の上面とが面一となるよう
に設定されている。
【0015】収納庫1は平面視方形に形成されており、
図6に示す如く上面開放とすると共に上縁に外方に突出
する周片10を設けて構成されている。なお、この収納庫
1は図6に示す如く上記吊下げ用片71に周片10が引っ掛
かっただけのものであり、下方から上方への力が加わる
と、枠体7に対して上方へ抜き出るようになっている。
また、この収納庫1は同図に示すように、被収容物をで
きるだけ多く入れることができるように、底壁が床下面
92より僅かに上に位置するような深さに設定してある。〔床下収納システムについて〕 この床下収納システム
は、施工に要する日数及び費用の負担が少なく、無
理な姿勢をしなくても収容物の出し入れができ、取扱
いが安全であるという機能を有するものとするため、上
述した既存の床下収納庫に以下に示す構成を付加してい
る。 (1) 「収納庫1と蓋8に付加される構成」 収納庫1に、図1〜図3に示すように、これの対向する
辺相互間に、上面開放部の両隅に配置する態様で長尺状
の固定部材2を架設し、この固定部材2の上にスライド
レール3を取り付ける。
【0016】固定部材2は、図3に示すように、両端部
が断面L字状となっており、この断面L字状部分を周片
10にボルト止め等して収納庫1に取り付けられている。
【0017】スライドレール3としては、図4に示すよ
うに、細長い芯体31と、前記芯体31の上側に設けられた
上長尺部材30aと、前記芯体31の下側に設けられた下長
尺部材30bと、前記芯体31と上・下長尺部材30a,30b
との間に介在させた多数の球体32とから成ると共に、前
記球体32の存在により上・下長尺部材30a,30bが長手
方向にのみ相対移動可能に一体化された市販品を利用し
ているが、使用時には芯体31と上長尺部材30aとが図示
しないピン等で一体化するようにしている。このスライ
ドレール3は、具体的には図3に示す如く下長尺部材30
bが固定部材2の上面に取り付けられている。
【0018】次に、蓋8の下面四隅に、図3に示すよう
に、四つのコ字状のガイド4を設け、上記上長尺部材30
aが中央位置にあるときには図1や図2に示す如くそれ
ぞれ対向するガイド4,4の凹み部に芯体31と一体の上
長尺部材30aの両端部が嵌り込むようにする。
【0019】なお、蓋8が中央停止位置(平面視で開口
90と一致する位置)にあることが聴覚的、触覚的にわか
るように、上長尺部材30aと図示しない固定部とに所謂
プランジャーやノッチを設ける。 (2) 「収納庫1を昇降させるために付加された昇降機5
等の構成」 図6に示す如く収納庫1の下面と床下面92との間が狭い
ことから図1に示すように床下面92に凹み部93を形成
し、前記凹み部93に昇降機収納用ケース50の下部を埋設
すると共に前記昇降機収納用ケース50内に昇降機5を取
り付ける。
【0020】昇降機収納用ケース50は、図3に示すよう
な上方開放のもので、その上縁は床下面92からかなり突
出するように設定してある。
【0021】昇降機5は、詳述はしないが図1〜図3に
示すように、モータMの出力軸に連設された螺子棒51の
正・逆回転により進退移動する移動枠52と、前記移動枠
52の進退により開閉するリンク部53と、前記リンク部53
の開閉により昇降する上枠体54と、前記上枠体54の上面
に取り付けられた位置決め部材55とを具備する構成とし
てある。なお、この昇降機5は床上にある操作部により
操作できるようにしてある。〔床下収納システムの機能について〕 この床下収納システムによると、既存の床下収納庫の
構成部材である収納庫1、枠体7、蓋8、開口90を有効
利用でき、また、開口90から、床下面92に凹み部93を形
成する作業、前記凹み部93に昇降機収納用ケース50を設
置する作業、前記昇降機収納用ケース50内に昇降機5を
取り付ける作業を行うだけで施工がほぼ完了する。した
がって、施工に要する日数及び費用の負担が少ない。 この床下収納システムでは、昇降機5により収納庫1
は床面9上に出てくるから無理な姿勢をしなくても収容
物の出し入れができる。 この床下収納システムでは、蓋8は図5に示すよう
に、スライドレール3を介して水平方向にスライドする
態様で開閉蓋でき、比較的重い蓋を持ち上げて外す必要
がなくなる。
【0022】また、蓋8はスライドレール3に対して持
ち上がるものとなっているから、たとえ足の指が開口90
内に侵入した状態で収納庫1を降下させた場合でも指に
かかる重量は蓋8のみとなる。
【0023】したがって、この床下収納システムは取扱
いが容易で且つ安全である。 この床下収納システムでは、上述したように蓋8はス
ライドレール3を介して水平方向にスライドする態様で
開閉蓋でき、且つ昇降機5により収納庫1が床面9上に
出てくるから、今まで、全く床下収納庫を利用できなか
った介護者が必要な高齢者や車椅子の生活を強いられる
者でも十分に利用できるものとなる。〔その他〕 なお、上記実施形態では収納庫1の降下時に
おいて、蓋8の下面に設けられたガイド4に上長尺部材
30aが嵌まり込んでいるものとしてあるが、これに限定
されることなく、収納庫1の上昇時に上長尺部材30aが
ガイド4に嵌まり込む構成を採用してもよい。
【0024】また、上記実施形態では収納庫1の降下時
において、収納庫1の下面と床下面92との間が狭くてそ
のままでは昇降機5を設置できないため、床下面92に凹
み部93を形成したが、収納庫1の下面と床下面92との間
が広い場合には床下面92に昇降機5を直接又は間接的に
設置するようにしてもよい。 (実施形態2について)上記実施形態1の床下収納シス
テムの完成した構造を、床下収納庫を有していない既存
の床に設けることも可能である。
【0025】この場合、床面9に開口90を形成し、先
ず、上記実施形態1と同様の手順で開口90から昇降機5
を設置し、次に、市販されている枠体7を開口90に嵌め
込み、市販されている収納庫1と蓋8に実施形態1と同
様にスライドレール3等を付加すれば施工がほぼ完了す
る。
【0026】つまり、この床下収納システムの構成を採
用すると、従来の床下収納システムを施工するときのよ
うに床のほぼ全体をめくり取らなくてもよく、よって、
工事に要する日数及び費用の負担を少なくできる。
【0027】なお、この実施形態2の床下収納システム
の完成状態は上記実施形態1の完成状態と全く同じもの
となり、収納庫1は上方への抜き出しが可能に枠体7に
吊り下げられたものとなっているが、収納庫1が上方へ
の抜き出しが可能に枠体7に吊り下げられたものではな
く、収納庫1が昇降機5の昇降する台上(枠体7の真下
に位置決めされている)に載置された形態を採るもので
もよい。この構成を採用した場合でも、同様に工事に要
する日数及び費用の負担を少なくできる。 (実施形態3について)この実施形態3の床下収納シス
テムは、実施形態1の既存の床下収納庫を利用して構成
されたものである。
【0028】この床下収納システムでは、図7に示すよ
うに、収納庫1の下部に、下段収納庫15を引出し可能に
収容したフレーム16を取り付けると共に、床下面92を掘
った深い凹み部93に下段収納庫15及びフレーム16を収容
させ、更に、図7の実線及び二点鎖線に示す如く収納庫
1、下段収納庫15及びフレーム16を床上・床下間で上昇
・降下させる昇降機5を前記凹み部93の最下部に設置す
る。
【0029】なお、収納庫1、蓋8及びこれらに付加し
た構成については全く実施形態1と同様にしてある。
【0030】したがって、この床下収納システムにおい
ても実施形態1のものと同様の機能を有する。
【0031】なお、上記下段収納庫15にかえて図8に示
すように、符号P点で軸支された上面開放の二つの下段
収納庫15a,15aとすることができる。この場合、各下
段収納庫15aの重心位置が符号P点よりも内側にあるか
ら、自然状態において下段収納庫15a,15aは図8の実
線の姿勢となり、安全である。また、たとえ、被収容物
の重量により下段収納庫15a,15aが図8の二点鎖線の
姿勢となっていても昇降機5の降下時において開口90の
構成壁との当接により図8の実線の姿勢になり、この場
合でも安全である。そして、収納庫1以外に下段収納庫
15や下段収納庫15a,15aを設けてあるので収納量が2
倍になり便利である。
【0032】また、上記実施形態では収納庫1の降下時
において、蓋8の下面に設けられたガイド4に上長尺部
材30aが嵌まり込んでいるものとしてあるが、これに限
定されることなく、収納庫1の上昇時に上長尺部材30a
がガイド4に嵌まり込む構成を採用してもよい。 (実施形態4について)上記実施形態3の床下収納シス
テムの完成した構造を、床下収納庫を有していない既存
の床に設けることも可能である。
【0033】この場合、床面9に開口90を形成し、先
ず、上記実施形態1と同様の手順で開口90から昇降機5
を設置し、次に、市販されている枠7を開口90に嵌め込
み、市販されている収納庫1と蓋8に実施形態1と同様
にスライドレール3等を付加すると共に収納庫1に下段
収納庫15を収容したフレーム16を取り付ければ施工がほ
ぼ完了する。
【0034】つまり、この床下収納システムの構成を採
用すると、従来の床下収納システムを施工するときのよ
うに床のほぼ全体をめくり取らなくてもよく、よって、
工事に要する日数及び費用の負担を少なくできる。
【0035】なお、この実施形態4の床下収納システム
の完成状態は上記実施形態3の完成状態と全く同じもの
となり、収納庫1及び下段収納庫15を収容したフレーム
16は上方への抜き出しが可能に枠体7に吊り下げられた
ものとなっているが、収納庫1等が上方への抜き出しが
可能に枠体7に吊り下げられたものではなく、収納庫1
及び下段収納庫15を収容したフレーム16が昇降機5の昇
降する台上(枠体7の真下に位置決めされている)に載
置された形態を採るものでもよい。この構成を採用した
場合でも、同様に工事に要する日数及び費用の負担を少
なくできる。 (実施形態5について)図9の実線は実施形態5の床下
収納システムにおいて収納庫1が床下空間K内に収めら
れた状態を示したものであり、同図の二点鎖線は、収納
庫1が昇降機5により床面9上に出てきた状態を示した
ものである。
【0036】この床下収納システムは、図10に示した既
存の床下収納庫を利用して構成されたものである。〔既存の床下収納庫について〕 既存の床下収納庫は、図
10に示すように、床面9に形成した開口90に嵌め込まれ
た枠体7の載置部70に蓋8が載せ置かれ、床下空間Kに
連結された2つの吊下げ用枠体72を設けると共に各吊下
げ用枠体72にはそれぞれ上方への抜き出しが可能に収納
庫1を吊り下げてある。
【0037】前記吊下げ用枠体72には、図10に示すよう
にローラRを設けてあり、当該吊下げ用枠体72は、ロー
ラRが床下空間Kに水平配置されたガイドレールGR上を
転がる態様で水平移動できるようにしてある。
【0038】なおこの床下収納庫では、床下収納庫1の
水平移動は開口90から床下空間K内に手を突っ込んで行
わなければならなず、取扱い時において無理な姿勢を強
いられるものとなっていた。〔床下収納システムについて〕 (1) 「収納庫1と蓋8に付加される構成」 この構成は上記実施形態1と全く同様の構成を付加して
ある。 (2) 「昇降機5の付加について」 枠体7の真下の床下面92を掘った凹み部93内に設置され
且つ収納庫1を床上・床下間で上昇・降下させる昇降機
5とを具備させている。 (3) 「吊下げ用枠体72を自動で水平移動させる水平移動
機6の付加について」 水平移動機6は図9に示すように、二個のスプロケット
60,60相互間にチェーン61を張設して成るもので、上記
した吊下げ用枠体72はチェーン61に取り付けられてい
る。なお、この水平移動機6では、図9に示す如く一方
のスプロケット60をモータ62により正逆回転することに
より吊下げ用枠体72が水平移動するようになっており、
ガイドレールGRの両端近傍に設けたリミットスイッチ63
に吊下げ用枠体72が接触したとき(このときには吊下げ
用枠体72は枠体7の真下に来た状態となっている)に前
記モータ62が停止するようになっている。〔床下収納システムの機能について〕 この床下収納シス
テムでは、上記実施形態1の機能の全てを有し、さら
に、吊下げ用枠体72が自動で水平移動せしめられるから
取扱い時において無理な姿勢を強いられることがない。
【0039】なお、この床下収納システムでは、図9の
二点鎖線に示すように、収納庫1の上昇時に上長尺部材
30aがガイド4に嵌まり込む態様で、収納庫1と蓋8が
一体的に上昇する。〔その他〕 図11に示す如く、吊下げ用枠体72に吊り下げ
られた収納庫1を四方向から開口90の真下に水平移動さ
せる形式の既存の床下収納庫に、この実施形態5と同様
の構造を採用させることができる。 (実施形態6について)上記実施形態5の床下収納シス
テムの完成した構造を、床下収納庫を有していない既存
の床に設けることも可能である。
【0040】この場合、床下空間Kでの作業を簡単なも
のとするため水平移動機6及びガイドレールGRはユニッ
トタイプにしておき、ユニットの各分割部材を開口90か
ら挿入した後、組み合わせる方式を採用する。この方式
の採用により、従来の床下収納システムを施工するとき
のように床のほぼ全体をめくり取らなくてもよくなり、
工事に要する日数及び費用の負担を少なくできる。 (実施形態7について)この実施形態7は、図6に示し
た既存の床下収納庫を利用して実施形態5と同じ床下収
納システムを完成させたものである。
【0041】この場合、開口90、枠体7、蓋8はそのま
ま利用し、開口90から新たに付加されるユニットタイプ
の水平移動機6及びガイドレールGR、ローラRを具備す
る複数の吊下げ用枠体72、複数の収納庫を開口90から入
れて施工すればよい。なお、収納庫については、既存の
収納庫1をそのまま利用してもよいし、新たなものを利
用してもよい。
【0042】この床下収納システムでは、床下面92に深
い凹み部93をあまり掘れない場合や全く掘れない場合で
も、収納量を複数倍にすることができる。 (実施形態8について)この実施形態8は、上記した実
施形態1〜7の床下収納システムに関して、固定部材
2、(スライドレール3)の上・下長尺部材30a,30
b、ガイド4、蓋8の関係を以下のようにしている。す
なわち、この実施形態8の床下収納システムでは、蓋8
の下面に上長尺部材30aが取り付けられていると共に固
定部材2の上面にガイド4が取り付けられており、収納
庫1の降下状態において前記ガイド4に下長尺部材30b
が嵌まり込んでいるか、又は収納庫1の上昇時に下長尺
部材30bがガイド4に嵌まり込むようにしている。
【0043】
【発明の効果】発明の実施の形態の欄から、施工に要
する日数及び費用の負担が少なく、無理な姿勢をしな
くても収容物の出し入れができ、取扱いが安全である
床下収納システムを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の床下収納システムの説
明図。
【図2】前記床下収納システムにおいて、収納庫が昇降
機により上昇せしめられた状態を示す説明図。
【図3】前記床下収納システムの分解斜視図。
【図4】前記床下収納システムに使用されているスライ
ドレールの説明図。
【図5】収納庫が昇降機により上昇せしめられ、蓋が左
右に移動している状態を示す説明図。
【図6】前記床下収納システムを施工するに際して、利
用された既存の床下収納庫の説明図。
【図7】この発明の実施形態3の床下収納システムの説
明図。
【図8】実施形態3の床下収納システムに使用された他
の実施形態の下段収納庫の説明図。
【図9】この発明の実施形態5の床下収納システムの説
明図。
【図10】前記実施形態5の床下収納システムを施工する
に際して、利用された既存の床下収納庫の説明図。
【図11】前記実施形態5の床下収納システムを構成を利
用できる他の実施形態の床下収納庫の説明図。
【図12】従来の床下収納庫の説明図。
【符号の説明】
1 収納庫 2 固定部材 3 スライドレール 4 ガイド 5 昇降機 6 水平移動機 7 枠体 8 蓋 9 床面 15 下段収納庫 16 フレーム 30a 上長尺部材 30b 下長尺部材 70 載置部 71 吊下げ用片 72 吊下げ用枠体 90 開口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面9に形成された開口90に枠体7を嵌
    め込んであり、前記枠体7の載置部70に蓋8を載せ置く
    と共に、前記枠体7に上方への抜き出しが可能に収納庫
    1を吊り下げて成る既存の床下収納庫を利用した床下収
    納システムであって、収納庫1の上面開放部に位置する
    態様で固定部材2が取り付けられていると共に、前記固
    定部材2と蓋8との間に、上・下長尺部材30a,30bが
    長手方向にのみ相対移動可能に一体化されたスライドレ
    ール3を介在させ、上・下長尺部材30a,30bのうちの
    一方は固定部材2の上面又は蓋8の下面のうちの一方に
    取り付けられていると共に上・下長尺部材30a,30bの
    うちの他方は固定部材2の上面又は蓋8の下面のうちの
    他方に取り付けたガイド4に嵌まり込んでいるか又は収
    納庫1の上昇時に嵌まり込むようにしてあり、床下面又
    は床下面を掘った凹み部内に設置された昇降機5により
    収納庫1を床上・床下間で上昇・降下させるようにして
    あることを特徴とする床下収納システム。
  2. 【請求項2】 床面9に形成した開口90に嵌め込まれた
    枠体7の載置部70に蓋8が載せ置かれ、床下空間に複数
    の吊下げ用枠体72を設けると共に各吊下げ用枠体72には
    それぞれ上方への抜き出しが可能に収納庫1を吊り下げ
    てあり、各吊下げ用枠体72はそれぞれ枠体7の真下に水
    平移動できるようにして成る既存の床下収納庫を利用し
    た床下収納システムであって、収納庫1の上面開放部に
    位置する態様で固定部材2が取り付けられていると共
    に、前記固定部材2と蓋8との間に、上・下長尺部材30
    a,30bが長手方向にのみ相対移動可能に一体化された
    スライドレール3を介在させ、上・下長尺部材30a,30
    bのうちの一方は固定部材2の上面又は蓋8の下面のう
    ちの一方に取り付けられていると共に上・下長尺部材30
    a,30bのうちの他方は固定部材2の上面又は蓋8の下
    面のうちの他方に取り付けたガイド4に収納庫1の上昇
    時に嵌まり込むようにしてあり、床下面又は床下面を掘
    った凹み部内に設置された昇降機5により収納庫1を床
    上・床下間で上昇・降下させるようにしてあることを特
    徴とする床下収納システム。
  3. 【請求項3】 床面9に形成された開口90に枠体7を嵌
    め込んであり、前記枠体7の載置部70に蓋8を載せ置く
    と共に、前記枠体7から上方への抜き出しが可能に収納
    庫1を設置して成る床下収納システムであって、収納庫
    1の上面開放部に位置する態様で固定部材2が取り付け
    られていると共に、前記固定部材2と蓋8との間に、上
    ・下長尺部材30a,30bが長手方向にのみ相対移動可能
    に一体化されたスライドレール3を介在させ、上・下長
    尺部材30a,30bのうちの一方は固定部材2の上面又は
    蓋8の下面のうちの一方に取り付けられていると共に上
    ・下長尺部材30a,30bのうちの他方は固定部材2の上
    面又は蓋8の下面のうちの他方に取り付けたガイド4に
    嵌まり込んでいるか又は収納庫1の上昇時に嵌まり込む
    ようにしてあり、床下面又は床下面を掘った凹み部内に
    設置された昇降機5により収納庫1を床上・床下間で上
    昇・降下させるようにしてあることを特徴とする床下収
    納システム。
  4. 【請求項4】 床面9に形成した開口90に嵌め込まれた
    枠体7の載置部70に蓋8が載せ置かれ、床下空間に複数
    の吊下げ用枠体72を設けると共に各吊下げ用枠体72には
    それぞれ上方への抜き出しが可能に収納庫1を吊り下げ
    てあり、各吊下げ用枠体72はそれぞれ枠体7の真下に水
    平移動できるようにして成る床下収納システムであっ
    て、収納庫1の上面開放部に位置する態様で固定部材2
    が取り付けられていると共に、前記固定部材2と蓋8と
    の間に、上・下長尺部材30a,30bが長手方向にのみ相
    対移動可能に一体化されたスライドレール3を介在さ
    せ、上・下長尺部材30a,30bのうちの一方は固定部材
    2の上面又は蓋8の下面のうちの一方に取り付けられて
    いると共に上・下長尺部材30a,30bのうちの他方は固
    定部材2の上面又は蓋8の下面のうちの他方に取り付け
    たガイド4に収納庫1の上昇時に嵌まり込むようにして
    あり、床下面又は床下面を掘った凹み部内に設置された
    昇降機5により収納庫1を床上・床下間で上昇・降下さ
    せるようにしてあることを特徴とする床下収納システ
    ム。
  5. 【請求項5】 収納庫1の下部に、下段収納庫15を収容
    したフレーム16を取り付けると共に、床下面を掘った凹
    み部に下段収納庫15及びフレーム16を収容させ、更に、
    収納庫1、下段収納庫15及びフレーム16を床上・床下間
    で上昇・降下させる昇降機5を前記凹み部の最下部に設
    置してあることを特徴とする請求項1又は3記載の床下
    収納システム。
  6. 【請求項6】 吊下げ用枠体72は自動で水平移動できる
    ものとしてあることを特徴とする請求項2又は4記載の
    床下収納システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105618654A (zh) * 2015-12-31 2016-06-01 太原重工股份有限公司 升降回转台

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