JP2000027270A - 床下収納式トイレ - Google Patents
床下収納式トイレInfo
- Publication number
- JP2000027270A JP2000027270A JP10194189A JP19418998A JP2000027270A JP 2000027270 A JP2000027270 A JP 2000027270A JP 10194189 A JP10194189 A JP 10194189A JP 19418998 A JP19418998 A JP 19418998A JP 2000027270 A JP2000027270 A JP 2000027270A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- living
- floor
- lid member
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建屋面積が小さい住宅において、実質的な居
住空間を可及的に大きくすることができる生活設備構造
を提供する。 【解決手段】 床下収納式トイレ8においては、昇降装
置14を上昇させて、可動台15及び便器16を最上位
置に配置すれば、便器16が居室7内に露出し、居室7
に在室する者は便器16を用いて用を足すことができ
る。したがって、居室7に在室する者が、たとえ歩行が
困難な者であっても容易に用を足すことができる。ま
た、用を足した後は、昇降装置14を下降させて、可動
台15及び便器16を最下位置に配置して床下に収納
し、蓋部材12で床切欠部3aを閉じれば、居室7は切
欠部3aをも使用することができる普通の居室7とな
る。したがって、居住面積が小さい住宅においても、居
室の面積を可及的に大きくすることができる。
住空間を可及的に大きくすることができる生活設備構造
を提供する。 【解決手段】 床下収納式トイレ8においては、昇降装
置14を上昇させて、可動台15及び便器16を最上位
置に配置すれば、便器16が居室7内に露出し、居室7
に在室する者は便器16を用いて用を足すことができ
る。したがって、居室7に在室する者が、たとえ歩行が
困難な者であっても容易に用を足すことができる。ま
た、用を足した後は、昇降装置14を下降させて、可動
台15及び便器16を最下位置に配置して床下に収納
し、蓋部材12で床切欠部3aを閉じれば、居室7は切
欠部3aをも使用することができる普通の居室7とな
る。したがって、居住面積が小さい住宅においても、居
室の面積を可及的に大きくすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用時には生活設
備が居室内に露出し、非使用時には該生活設備が居室の
床下に収納されるようになっている床下収納式生活設備
構造に関するものである。
備が居室内に露出し、非使用時には該生活設備が居室の
床下に収納されるようになっている床下収納式生活設備
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、普通の住宅では、トイレは、居
間、書斎、寝室等の居室とは別途独立に形成された一
室、大抵は住宅の中心部から最も離れた一室に設けられ
ている。ところが、近年、地価の高騰等により、建屋面
積(居住面積)が非常に小さい住宅が建設されることが
あり、このような非常に狭い住宅、例えば都市部におけ
る比較的安価な建て売り住宅等においては、トイレ用に
一室を確保するのが困難な場合もある。かくして、この
ように建屋面積が非常に小さい住宅においては、バスル
ームにトイレが併設されることがある。
間、書斎、寝室等の居室とは別途独立に形成された一
室、大抵は住宅の中心部から最も離れた一室に設けられ
ている。ところが、近年、地価の高騰等により、建屋面
積(居住面積)が非常に小さい住宅が建設されることが
あり、このような非常に狭い住宅、例えば都市部におけ
る比較的安価な建て売り住宅等においては、トイレ用に
一室を確保するのが困難な場合もある。かくして、この
ように建屋面積が非常に小さい住宅においては、バスル
ームにトイレが併設されることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにトイレをバスルームに併設すると、該住宅に複数の
人が居住ないしは在室している場合は、トイレ又はバス
ルームの使用が制約されることが多いといった問題があ
る。さりとて、居室、例えば居間に普通のトイレを併設
することは事実上不可能である。
うにトイレをバスルームに併設すると、該住宅に複数の
人が居住ないしは在室している場合は、トイレ又はバス
ルームの使用が制約されることが多いといった問題があ
る。さりとて、居室、例えば居間に普通のトイレを併設
することは事実上不可能である。
【0004】ところで、近年、平均寿命が大幅に延びて
高齢者が増加しつつあるが、歩行が困難な高齢者にとっ
ては、その居住する住宅の端にあるトイレにゆくのにか
なりの労力を要するといった問題がある。また、高齢者
でなくても、身体障害者あるいは脚部の負傷により治療
中の者にとってはトイレにゆくのが困難な場合がある。
なお、このような場合、ポータブル・トイレを使用する
といった対応も考えられるが、居室でのポータブル・ト
イレの使用には抵抗を感じる人が多い。
高齢者が増加しつつあるが、歩行が困難な高齢者にとっ
ては、その居住する住宅の端にあるトイレにゆくのにか
なりの労力を要するといった問題がある。また、高齢者
でなくても、身体障害者あるいは脚部の負傷により治療
中の者にとってはトイレにゆくのが困難な場合がある。
なお、このような場合、ポータブル・トイレを使用する
といった対応も考えられるが、居室でのポータブル・ト
イレの使用には抵抗を感じる人が多い。
【0005】また、このように建屋面積が非常に小さい
住宅では、トイレに限らず、寝具(ベッド)、炊事設備
(台所)、収納庫、冷蔵庫、風呂などといった大型の生
活設備を配置すると、実質的な居住空間が極端に狭くな
るといった問題がある。
住宅では、トイレに限らず、寝具(ベッド)、炊事設備
(台所)、収納庫、冷蔵庫、風呂などといった大型の生
活設備を配置すると、実質的な居住空間が極端に狭くな
るといった問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであって、建屋面積が非常に小さい住宅
において、比較的大型の生活設備を配置した場合でも、
実質的な居住空間を可及的に大きくすることができる手
段を提供することを解決すべき課題とする。
になされたものであって、建屋面積が非常に小さい住宅
において、比較的大型の生活設備を配置した場合でも、
実質的な居住空間を可及的に大きくすることができる手
段を提供することを解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべく
なされた本発明にかかる床下収納式生活設備構造は、
(a)居室の床部の一部を切り欠いて形成された床切欠
部の下方において地面の上に配置されたハウジングと、
(b)ハウジングの側壁の上端部又は床部に蝶番連結さ
れ、床切欠部を開閉することができる蓋部材と、(c)
ハウジングの底面壁上に配置され、その荷台面が、上下
方向において地面よりやや上方の位置と、ほぼ床部の上
面の位置との間で昇降することができるようになってい
る昇降装置と、(d)昇降装置の荷台面の上に配置され
た可動台と、(e)可動台の上に配置され、その上端部
が、昇降装置の荷台面が最下位置にあるときにハウジン
グの上端部よりも下側に位置するように、その高さが設
定されている(比較的大型の)生活設備と、(f)可動
台が昇降装置によって最下位置に配置されているときに
は蓋部材に床切欠部を閉じさせる一方、可動台が最上位
置に配置されているときには蓋部材に床切欠部を開かせ
る蓋部材開閉手段とが設けられていて、(g)上記生活
設備を使用するときには可動台が最上位置に配置されて
該生活設備が居室内に露出させられる一方、上記生活設
備を使用しないときには可動台が最下位置に配置されて
該生活設備が床下に収納されるとともに、床切欠部が蓋
部材で閉じられるようになっていることを特徴とするも
のである。
なされた本発明にかかる床下収納式生活設備構造は、
(a)居室の床部の一部を切り欠いて形成された床切欠
部の下方において地面の上に配置されたハウジングと、
(b)ハウジングの側壁の上端部又は床部に蝶番連結さ
れ、床切欠部を開閉することができる蓋部材と、(c)
ハウジングの底面壁上に配置され、その荷台面が、上下
方向において地面よりやや上方の位置と、ほぼ床部の上
面の位置との間で昇降することができるようになってい
る昇降装置と、(d)昇降装置の荷台面の上に配置され
た可動台と、(e)可動台の上に配置され、その上端部
が、昇降装置の荷台面が最下位置にあるときにハウジン
グの上端部よりも下側に位置するように、その高さが設
定されている(比較的大型の)生活設備と、(f)可動
台が昇降装置によって最下位置に配置されているときに
は蓋部材に床切欠部を閉じさせる一方、可動台が最上位
置に配置されているときには蓋部材に床切欠部を開かせ
る蓋部材開閉手段とが設けられていて、(g)上記生活
設備を使用するときには可動台が最上位置に配置されて
該生活設備が居室内に露出させられる一方、上記生活設
備を使用しないときには可動台が最下位置に配置されて
該生活設備が床下に収納されるとともに、床切欠部が蓋
部材で閉じられるようになっていることを特徴とするも
のである。
【0008】このような生活設備としては、例えば水洗
式トイレ、寝具(ベッド)、炊事設備(台所)、収納庫
(物置)、冷蔵庫、風呂等があげられる。なお、この床
下収納式生活設備構造においては、可動台の上に何も配
置していない(別体の生活設備を配置していない、すな
わち可動台が生活設備を兼ねる)場合でも、該可動台の
上に種々の物品を置くことができるので収納庫として機
能することになる。この床下収納式生活設備構造におい
ては、該生活設備を使用しないときにはこれを床下に収
納して、居室全部を居住空間として利用することができ
るので、住宅の建屋面積が非常に小さい場合でも、比較
的広い居住空間を確保することができる。
式トイレ、寝具(ベッド)、炊事設備(台所)、収納庫
(物置)、冷蔵庫、風呂等があげられる。なお、この床
下収納式生活設備構造においては、可動台の上に何も配
置していない(別体の生活設備を配置していない、すな
わち可動台が生活設備を兼ねる)場合でも、該可動台の
上に種々の物品を置くことができるので収納庫として機
能することになる。この床下収納式生活設備構造におい
ては、該生活設備を使用しないときにはこれを床下に収
納して、居室全部を居住空間として利用することができ
るので、住宅の建屋面積が非常に小さい場合でも、比較
的広い居住空間を確保することができる。
【0009】例えば、該生活設備が水洗式トイレである
場合は、昇降装置を上昇させて、可動台及び便器を最上
位置に配置すれば、便器が居室内に露出し、居室に在室
する者は便器を用いて用を足すことができる。したがっ
て、居室に在室する者が、たとえ歩行が困難な高齢者あ
るいは身体障害者であっても容易に用を足すことができ
る。また、用を足した後は、昇降装置を下降させて、可
動台及び便器を最下位置に配置して床下に収納し、蓋部
材で床切欠部を閉じれば、該居室は床切欠部(蓋部材)
をも居住空間とする普通の居室となる。したがって、居
室の面積を大きくすることができる。つまり、建屋面積
が小さい住宅においても居室の面積を可及的に大きくす
ることができ、かつ歩行が困難な者が容易に使用するこ
とができる、高齢化社会にも適したトイレが得られる。
場合は、昇降装置を上昇させて、可動台及び便器を最上
位置に配置すれば、便器が居室内に露出し、居室に在室
する者は便器を用いて用を足すことができる。したがっ
て、居室に在室する者が、たとえ歩行が困難な高齢者あ
るいは身体障害者であっても容易に用を足すことができ
る。また、用を足した後は、昇降装置を下降させて、可
動台及び便器を最下位置に配置して床下に収納し、蓋部
材で床切欠部を閉じれば、該居室は床切欠部(蓋部材)
をも居住空間とする普通の居室となる。したがって、居
室の面積を大きくすることができる。つまり、建屋面積
が小さい住宅においても居室の面積を可及的に大きくす
ることができ、かつ歩行が困難な者が容易に使用するこ
とができる、高齢化社会にも適したトイレが得られる。
【0010】上記床下収納式生活設備構造においては、
蓋部材開閉手段が、可動台の上昇に伴って蓋部材の裏面
と摺接して該蓋部材を押し開くようになっている、該可
動台の縦壁の上端隅部に形成された円弧状の丸み部であ
るのが好ましい。このようにすれば、可動部の昇降に伴
って、自然に蓋部材が開閉され、蓋部材を開閉するため
の格別の機械装置を設ける必要がないので、該生活設備
構造が簡素化され、その製作コストが低減される。
蓋部材開閉手段が、可動台の上昇に伴って蓋部材の裏面
と摺接して該蓋部材を押し開くようになっている、該可
動台の縦壁の上端隅部に形成された円弧状の丸み部であ
るのが好ましい。このようにすれば、可動部の昇降に伴
って、自然に蓋部材が開閉され、蓋部材を開閉するため
の格別の機械装置を設ける必要がないので、該生活設備
構造が簡素化され、その製作コストが低減される。
【0011】上記床下収納式生活設備構造において、生
活設備使用者が他人の目に触れるのが好ましくない場
合、例えば該生活設備がトイレ、寝具等である場合は、
その使用時に、居室内に露出した生活設備及びその使用
者を隠す(遮蔽する)カーテン装置が設けられているの
が好ましい。なお、このカーテン装置は手動式でも構わ
ないが、自動開閉式とするのがとくに好ましい。このよ
うにすれば、該居室に在室する者は、他人の目に触れず
に該生活設備を使用することができる。
活設備使用者が他人の目に触れるのが好ましくない場
合、例えば該生活設備がトイレ、寝具等である場合は、
その使用時に、居室内に露出した生活設備及びその使用
者を隠す(遮蔽する)カーテン装置が設けられているの
が好ましい。なお、このカーテン装置は手動式でも構わ
ないが、自動開閉式とするのがとくに好ましい。このよ
うにすれば、該居室に在室する者は、他人の目に触れず
に該生活設備を使用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、床下に収納される生活設備
がトイレである場合を例にとって、本発明の実施の形態
を具体的に説明する。なお、本明細書では、便宜上、図
1及び図2における右側(トイレ正面側)を「前」とい
い、左側(トイレ後面側)を「後」ということにする。
また、図3及び図4における右側(側壁側)を「右」と
いい、左側(居室中央側)を「左」ということにする。
がトイレである場合を例にとって、本発明の実施の形態
を具体的に説明する。なお、本明細書では、便宜上、図
1及び図2における右側(トイレ正面側)を「前」とい
い、左側(トイレ後面側)を「後」ということにする。
また、図3及び図4における右側(側壁側)を「右」と
いい、左側(居室中央側)を「左」ということにする。
【0013】図1〜図4に示すように、地面1の上に建
てられた家屋2においては、床部3と、天井4と、後壁
5と、側壁6と、図示していないその他の壁、障子ある
いはふすま等によって居室7が形成されている。そし
て、この居室7には、床下収納式トイレ8(以下、これ
を単に「トイレ8」という)が設置されている。ここ
で、トイレ昇降スイッチ9の上昇ボタンを押せば、図1
及び図3にその状態が示されているように、トイレ8
(便器)が、床部3の一部を切り欠いて形成された床切
欠部3aを通って上昇し、居室7内に露出されるように
なっている。また、トイレ昇降スイッチ9の下降ボタン
を押せば、図2及び図4にその状態が示されているよう
に、トイレ8は下降し、床部3より下側(床下)に格納
されるようになっている。
てられた家屋2においては、床部3と、天井4と、後壁
5と、側壁6と、図示していないその他の壁、障子ある
いはふすま等によって居室7が形成されている。そし
て、この居室7には、床下収納式トイレ8(以下、これ
を単に「トイレ8」という)が設置されている。ここ
で、トイレ昇降スイッチ9の上昇ボタンを押せば、図1
及び図3にその状態が示されているように、トイレ8
(便器)が、床部3の一部を切り欠いて形成された床切
欠部3aを通って上昇し、居室7内に露出されるように
なっている。また、トイレ昇降スイッチ9の下降ボタン
を押せば、図2及び図4にその状態が示されているよう
に、トイレ8は下降し、床部3より下側(床下)に格納
されるようになっている。
【0014】このトイレ8において、その使用時には、
カーテン開閉スイッチ10の開ボタンを押せばカーテン
装置11が自動的に閉じられ、該トイレ8及び使用者が
カーテン装置11のカーテン生地65によって隠される
(遮蔽される)ようになっている。また、トイレ8が床
下に収納されているときには、床切欠部3aは蓋部材1
2によって閉じられ、居室7は床切欠部3a(蓋部材1
2)をも使用することができる普通の(トイレ8は全く
見えない)居室となる。
カーテン開閉スイッチ10の開ボタンを押せばカーテン
装置11が自動的に閉じられ、該トイレ8及び使用者が
カーテン装置11のカーテン生地65によって隠される
(遮蔽される)ようになっている。また、トイレ8が床
下に収納されているときには、床切欠部3aは蓋部材1
2によって閉じられ、居室7は床切欠部3a(蓋部材1
2)をも使用することができる普通の(トイレ8は全く
見えない)居室となる。
【0015】以下、トイレ8の全体構成を説明する。床
部3の長方形(例えば、縦120cm、横90cm)の
床切欠部3aの下方において、地面1の上には上に開い
た箱状のハウジング13が配置されている(図5参
照)。このハウジング13は、耐久性ないしは耐腐食性
があればどのような材料で形成されてもよく、例えば金
属、樹脂(プラスチック)等で形成されことができる。
後で詳しく説明するように、このハウジング13の右側
の側面壁39(図7(a)、(b)参照)の上端部に
は、蓋部材12が回動可能に蝶番連結されている。
部3の長方形(例えば、縦120cm、横90cm)の
床切欠部3aの下方において、地面1の上には上に開い
た箱状のハウジング13が配置されている(図5参
照)。このハウジング13は、耐久性ないしは耐腐食性
があればどのような材料で形成されてもよく、例えば金
属、樹脂(プラスチック)等で形成されことができる。
後で詳しく説明するように、このハウジング13の右側
の側面壁39(図7(a)、(b)参照)の上端部に
は、蓋部材12が回動可能に蝶番連結されている。
【0016】そして、このハウジング13の底面壁32
の上には、その荷台面(上面)に重量物(例えば、30
0〜400kg)を載せて昇降させることができる昇降
装置14が配置されている。この昇降装置14は、その
荷台面を、上下方向において地面1よりやや高い位置
(該昇降装置14の最低地上高)と、床部3の上面より
も若干(後記の可動台15の底壁の厚さ分)低い位置と
の間で自在に昇降させることができるようになってい
る。なお、昇降装置14は、一般に知られている普通の
リフトであって、電気式の油圧ユニットに28によって
駆動され、電力は導線29を介して供給されるようにな
っている。
の上には、その荷台面(上面)に重量物(例えば、30
0〜400kg)を載せて昇降させることができる昇降
装置14が配置されている。この昇降装置14は、その
荷台面を、上下方向において地面1よりやや高い位置
(該昇降装置14の最低地上高)と、床部3の上面より
も若干(後記の可動台15の底壁の厚さ分)低い位置と
の間で自在に昇降させることができるようになってい
る。なお、昇降装置14は、一般に知られている普通の
リフトであって、電気式の油圧ユニットに28によって
駆動され、電力は導線29を介して供給されるようにな
っている。
【0017】昇降装置14の荷台面の上には可動台15
が配置されている。この可動台15は、平面視では、ハ
ウジング13の長方形の内周部よりもわずかに小さい長
方形とされている(図6参照)。したがって、可動台1
5は、昇降装置14によって、ハウジング13内で支障
なく上下方向に移動させられることができるようになっ
ている。
が配置されている。この可動台15は、平面視では、ハ
ウジング13の長方形の内周部よりもわずかに小さい長
方形とされている(図6参照)。したがって、可動台1
5は、昇降装置14によって、ハウジング13内で支障
なく上下方向に移動させられることができるようになっ
ている。
【0018】可動台15の底板40(図6参照)の上に
は、水洗式の便器16が配置されている。便器16の全
高は、昇降装置14の荷台面が最も低い位置にあるとき
に、該便器16がハウジング13内に完全に収納される
ような値(例えば、50cm程度)とされている。この
便器16は、普通の家庭用の水洗式便器であって、便座
17を仮想線で示すようにはね上げることにより、男性
が小用を足すことができるようになっている。この便器
16は、硬い材料(例えば、鉄、ポリ塩化ビニル等)で
形成された硬い水道水供給管18と、軟らかい材料(例
えば、ゴム、軟性ビニル樹脂等)で形成され水道水供給
管18に接続された水道水供給ホース19とを通して水
槽20に受け入れられた水道水で、汚物を洗い流すよう
になっている。ここで、水道水供給ホース19を軟らか
い材料で形成するのは、便器16の昇降に支障なく対処
させるためである。すなわち、便器16が昇降したとき
には、水道水供給ホース19はその形状を弾性的に変化
させて便器16の昇降に対処する。
は、水洗式の便器16が配置されている。便器16の全
高は、昇降装置14の荷台面が最も低い位置にあるとき
に、該便器16がハウジング13内に完全に収納される
ような値(例えば、50cm程度)とされている。この
便器16は、普通の家庭用の水洗式便器であって、便座
17を仮想線で示すようにはね上げることにより、男性
が小用を足すことができるようになっている。この便器
16は、硬い材料(例えば、鉄、ポリ塩化ビニル等)で
形成された硬い水道水供給管18と、軟らかい材料(例
えば、ゴム、軟性ビニル樹脂等)で形成され水道水供給
管18に接続された水道水供給ホース19とを通して水
槽20に受け入れられた水道水で、汚物を洗い流すよう
になっている。ここで、水道水供給ホース19を軟らか
い材料で形成するのは、便器16の昇降に支障なく対処
させるためである。すなわち、便器16が昇降したとき
には、水道水供給ホース19はその形状を弾性的に変化
させて便器16の昇降に対処する。
【0019】そして、汚水は、それぞれ硬い材料(例え
ば、鉄、ポリ塩化ビニル等)で形成された内管21及び
外管22を備えた排水通路を通して下水道あるいは浄化
槽(図示せず)に排出されるようになっている。ここ
で、外管22は地面1ないしはハウジング13に固定さ
れ、内管21は外管22内に、上下方向に相対移動可能
に挿入され、両者間のクリアランス部は後で詳しく説明
するようにシールされている。そして、便器16が昇降
したときには、内管21は外管22内で上下移動し、便
器16の昇降に支障なく対処する。なお、内管21及び
外管22の外周部を、上下方向に伸縮可能なスカート
(例えば、ちょうちん状(アコーデオン状)に上下に伸
縮するナイロン生地のスカート)で被覆するようにして
もよい。
ば、鉄、ポリ塩化ビニル等)で形成された内管21及び
外管22を備えた排水通路を通して下水道あるいは浄化
槽(図示せず)に排出されるようになっている。ここ
で、外管22は地面1ないしはハウジング13に固定さ
れ、内管21は外管22内に、上下方向に相対移動可能
に挿入され、両者間のクリアランス部は後で詳しく説明
するようにシールされている。そして、便器16が昇降
したときには、内管21は外管22内で上下移動し、便
器16の昇降に支障なく対処する。なお、内管21及び
外管22の外周部を、上下方向に伸縮可能なスカート
(例えば、ちょうちん状(アコーデオン状)に上下に伸
縮するナイロン生地のスカート)で被覆するようにして
もよい。
【0020】また、便器16には、適宜手洗い用の水を
供給するノズル23が設けられている。さらに、蓋部材
12の裏面には、トイレットペーパー24を保持するペ
ーパーホルダー25と、タオル26を保持するタオルハ
ンガー27とが設けられている。なお、蓋部材12が閉
じているときには、図4から明らかなように、ペーパー
ホルダー25及びタオルハンガー27は便器16の左側
に位置するので、トイレットペーパー24あるいはタオ
ル26は便器16とは接触しない。
供給するノズル23が設けられている。さらに、蓋部材
12の裏面には、トイレットペーパー24を保持するペ
ーパーホルダー25と、タオル26を保持するタオルハ
ンガー27とが設けられている。なお、蓋部材12が閉
じているときには、図4から明らかなように、ペーパー
ホルダー25及びタオルハンガー27は便器16の左側
に位置するので、トイレットペーパー24あるいはタオ
ル26は便器16とは接触しない。
【0021】以下、トイレ8の構成要素について、さら
に詳しく説明する。図5に示すように、ハウジング13
は、例えば金属材料、プラスチック材料等を用いて、上
に向かって開く箱状に形成されている。そして、ハウジ
ング13には、昇降装置14と可動台15と便器16と
を収容する機器収容室30と、ハウジング前部において
機器収容室30の下側に配置され主として水道水供給管
18と水道水供給ホース19と外管22とを収容する配
管収容室31とが設けられている。なお、図1から明ら
かなように、配管収容室31は、地面1を掘り下げて形
成された直方体状の穴に収容される。
に詳しく説明する。図5に示すように、ハウジング13
は、例えば金属材料、プラスチック材料等を用いて、上
に向かって開く箱状に形成されている。そして、ハウジ
ング13には、昇降装置14と可動台15と便器16と
を収容する機器収容室30と、ハウジング前部において
機器収容室30の下側に配置され主として水道水供給管
18と水道水供給ホース19と外管22とを収容する配
管収容室31とが設けられている。なお、図1から明ら
かなように、配管収容室31は、地面1を掘り下げて形
成された直方体状の穴に収容される。
【0022】ここで、機器収容室底面壁32の上には昇
降装置14が配置される。そして、機器収容室底面壁3
2は、ハウジング前部(配管収容室31が設けられた部
分)では一部切り欠かれて、水道水供給管18と水道水
供給ホース19と外管22とを通すための切欠部33が
形成されている。また、ハウジング13の後面壁には、
水道水供給管18を通すための第1貫通穴35と、外管
22を通すための第2貫通穴36とが設けられている。
さらに、配管収容室底面壁37には、水抜き穴38が設
けられている。なお、後で詳しく説明するように、ハウ
ジング13の右側の側面壁39の上端部には、蓋部材1
2が蝶番連結される。そして、蓋部材12が閉じられた
ときには、該蓋部材12はハウジング13とちょうど重
なり合い(覆い)、床切欠部3aを隙間なく閉じる。
降装置14が配置される。そして、機器収容室底面壁3
2は、ハウジング前部(配管収容室31が設けられた部
分)では一部切り欠かれて、水道水供給管18と水道水
供給ホース19と外管22とを通すための切欠部33が
形成されている。また、ハウジング13の後面壁には、
水道水供給管18を通すための第1貫通穴35と、外管
22を通すための第2貫通穴36とが設けられている。
さらに、配管収容室底面壁37には、水抜き穴38が設
けられている。なお、後で詳しく説明するように、ハウ
ジング13の右側の側面壁39の上端部には、蓋部材1
2が蝶番連結される。そして、蓋部材12が閉じられた
ときには、該蓋部材12はハウジング13とちょうど重
なり合い(覆い)、床切欠部3aを隙間なく閉じる。
【0023】図6に示すように、可動台15は、例え
ば、金属材料、プラスチック材料等で形成され、底板4
0と、第1縦壁41と、第2縦壁42とで構成されてい
る。そして、底板40には、水道水供給チューブ19を
通すための第1穴部43と、内管22を通すための第2
穴部44とが設けられている。また、後で詳しく説明す
るように、第1縦壁41の右上の隅には、蓋部材12を
開閉させるための円弧状の丸み部45が設けられてい
る。
ば、金属材料、プラスチック材料等で形成され、底板4
0と、第1縦壁41と、第2縦壁42とで構成されてい
る。そして、底板40には、水道水供給チューブ19を
通すための第1穴部43と、内管22を通すための第2
穴部44とが設けられている。また、後で詳しく説明す
るように、第1縦壁41の右上の隅には、蓋部材12を
開閉させるための円弧状の丸み部45が設けられてい
る。
【0024】図7(a)、(b)に示すように、蓋部材
12の右端部(閉じた状態)ないしは下端部(開いた状
態)と、ハウジング13の右側の側面壁39の上端部と
は、蝶番51を用いて回動可能に蝶番連結されている。
なお、蝶番51は留めねじ52を用いて蓋部材12及び
側面壁39に取り付けられている。ここで、蓋部材12
の右端面ないしは下端面と側面壁39の上端面とは、そ
れぞれ傾斜面とされている。このように、傾斜面とする
ことにより、図7(a)から明らかなとおり、蓋部材1
2が閉じられているときに、側面壁39の上側に溝部
(蓋部材12が存在しない部分)ないしは隙間が形成さ
れるのが防止される。すなわち、蓋部材12が閉じられ
ているとき(トイレ非使用時)に床面が平坦となり、ご
みが入り込むのが防止される。なお、図7(b)から明
らかなように、蓋部材12が完全に開かれたときには、
蓋部材12の傾斜面(下端面)とハウジング13の側面
壁39の傾斜面(上端面)とは密接する。
12の右端部(閉じた状態)ないしは下端部(開いた状
態)と、ハウジング13の右側の側面壁39の上端部と
は、蝶番51を用いて回動可能に蝶番連結されている。
なお、蝶番51は留めねじ52を用いて蓋部材12及び
側面壁39に取り付けられている。ここで、蓋部材12
の右端面ないしは下端面と側面壁39の上端面とは、そ
れぞれ傾斜面とされている。このように、傾斜面とする
ことにより、図7(a)から明らかなとおり、蓋部材1
2が閉じられているときに、側面壁39の上側に溝部
(蓋部材12が存在しない部分)ないしは隙間が形成さ
れるのが防止される。すなわち、蓋部材12が閉じられ
ているとき(トイレ非使用時)に床面が平坦となり、ご
みが入り込むのが防止される。なお、図7(b)から明
らかなように、蓋部材12が完全に開かれたときには、
蓋部材12の傾斜面(下端面)とハウジング13の側面
壁39の傾斜面(上端面)とは密接する。
【0025】前記のとおり、可動台15の第1縦壁41
の右上の隅には丸み部45が設けられているので、可動
台15が上昇したときには、該上昇に伴って丸み部45
が蓋部材12の裏面と摺接して該蓋部材12を自然に押
し開く。また、可動台15が下降したときには、該下降
に伴って丸み部45が蓋部材12の裏面と摺接して該蓋
部材12を自然に閉じる。
の右上の隅には丸み部45が設けられているので、可動
台15が上昇したときには、該上昇に伴って丸み部45
が蓋部材12の裏面と摺接して該蓋部材12を自然に押
し開く。また、可動台15が下降したときには、該下降
に伴って丸み部45が蓋部材12の裏面と摺接して該蓋
部材12を自然に閉じる。
【0026】すなわち、図8(a)に示すように、第1
縦壁41の直線状の上端部が蓋部材12の裏面(下面)
より下側にあるときには、第1縦壁41は蓋部材12の
裏面に何ら力を加えないので、蓋部材12は床部3の床
切欠部3を閉じている。ここで、図8(b)に示すよう
に、第1縦壁41の上端部が蓋部材12の裏面に当接し
た後、さらに矢印X1で示すように上昇すると、丸み部
45が蓋部材12の裏面に当接し、蓋部材12は丸み部
45によって押し上げられ、矢印X2で示すように時計
回り方向に次第に回転して開かれる。
縦壁41の直線状の上端部が蓋部材12の裏面(下面)
より下側にあるときには、第1縦壁41は蓋部材12の
裏面に何ら力を加えないので、蓋部材12は床部3の床
切欠部3を閉じている。ここで、図8(b)に示すよう
に、第1縦壁41の上端部が蓋部材12の裏面に当接し
た後、さらに矢印X1で示すように上昇すると、丸み部
45が蓋部材12の裏面に当接し、蓋部材12は丸み部
45によって押し上げられ、矢印X2で示すように時計
回り方向に次第に回転して開かれる。
【0027】そして、図8(c)に示すように、第1縦
壁41がさらに上昇すると、丸み部45は蓋部材12の
裏面とは当接しなくなり、第1縦壁41の直線状の右端
面が蓋部材12の裏面と当接し始める。このとき、蓋部
材12は直立状態となり、床部3の床切欠部3aは完全
に開かれる。この後、第1縦壁41がさらに上昇して
も、第1縦壁41の直線状の右端面と、蓋部材12の直
線状の裏面とが摺接するだけであるので、蓋部材12は
直立状態を保持する。
壁41がさらに上昇すると、丸み部45は蓋部材12の
裏面とは当接しなくなり、第1縦壁41の直線状の右端
面が蓋部材12の裏面と当接し始める。このとき、蓋部
材12は直立状態となり、床部3の床切欠部3aは完全
に開かれる。この後、第1縦壁41がさらに上昇して
も、第1縦壁41の直線状の右端面と、蓋部材12の直
線状の裏面とが摺接するだけであるので、蓋部材12は
直立状態を保持する。
【0028】なお、蓋部材12が完全に床切欠部3aを
開いている状態から、第1縦壁41が下降したときに
は、前記の第1縦壁41が上昇する場合と逆の動作によ
り、蓋部材12が床切欠部3aを閉じることになる。
開いている状態から、第1縦壁41が下降したときに
は、前記の第1縦壁41が上昇する場合と逆の動作によ
り、蓋部材12が床切欠部3aを閉じることになる。
【0029】図9に示すように、便器16から汚水を排
出するための内管21は、下流端が下水道あるい浄化槽
等(図示せず)に接続された外管22の上流端近傍部に
挿入されている。ここで、内管21の下端部近傍の外周
面には、第1シール部材55が取り付けられ、この第1
シール部材55の外周部は外管22の内周面と摺接して
いる。他方、外管22の上端部近傍の内周面には、第2
シール部材56が取り付けられ、この第2シール部材5
6の内周部は内管21の外周面と摺接している。したが
って、内管21の外周面と外管22の内周面との間に形
成されるクリアランス部(隙間)は、第1シール部材5
5と第2シール部材56とによって二重にシールされて
いるので、内管21が停止しているときにおいても、ま
た外管22内で上下方向に移動しているときにおいて
も、汚水あるいは臭気が外部に漏れることはない。な
お、内管21及び外管22の外周部を、上下方向に伸縮
可能なスカートで被覆すれば、臭気の漏出をより完全に
防止することができる。
出するための内管21は、下流端が下水道あるい浄化槽
等(図示せず)に接続された外管22の上流端近傍部に
挿入されている。ここで、内管21の下端部近傍の外周
面には、第1シール部材55が取り付けられ、この第1
シール部材55の外周部は外管22の内周面と摺接して
いる。他方、外管22の上端部近傍の内周面には、第2
シール部材56が取り付けられ、この第2シール部材5
6の内周部は内管21の外周面と摺接している。したが
って、内管21の外周面と外管22の内周面との間に形
成されるクリアランス部(隙間)は、第1シール部材5
5と第2シール部材56とによって二重にシールされて
いるので、内管21が停止しているときにおいても、ま
た外管22内で上下方向に移動しているときにおいて
も、汚水あるいは臭気が外部に漏れることはない。な
お、内管21及び外管22の外周部を、上下方向に伸縮
可能なスカートで被覆すれば、臭気の漏出をより完全に
防止することができる。
【0030】図10に示すように、カーテン装置11に
は、平面視で、長方形の切欠部3aの前側の辺(縁)と
左側の辺(縁)に沿って延び、かつ両端部ではそれぞ
れ、先端が切欠部3aの右前の隅と左後の隅とを結ぶ対
角線の方向に向くように湾曲する略「V」字状のパイプ
60が設けられている。このパイプ60は、複数の留め
具61(図1〜図4参照)を用いて天井4に固定されて
いる。そして、このパイプ60の中空部内には、無端輪
状のロープ62が収容されている。なお、ロープ62
は、パイプ60の両端部間では、パイプ60は存在しな
いので居室内に露出されている。ここで、ロープ62
は、後で詳しく説明するように、天井4に固定されたロ
ープ搬送機63によって、平面視で時計回り方向及び反
時計回り方向の両方向へ任意に移動(巡回)させられる
ようになっている。また、パイプ60の、床切欠部3a
の前側の辺と左側の辺とに沿って延びる部分には、カー
テンレール64が一体形成され、このカーテンレール6
4にカーテン生地65が吊り下げられている。
は、平面視で、長方形の切欠部3aの前側の辺(縁)と
左側の辺(縁)に沿って延び、かつ両端部ではそれぞ
れ、先端が切欠部3aの右前の隅と左後の隅とを結ぶ対
角線の方向に向くように湾曲する略「V」字状のパイプ
60が設けられている。このパイプ60は、複数の留め
具61(図1〜図4参照)を用いて天井4に固定されて
いる。そして、このパイプ60の中空部内には、無端輪
状のロープ62が収容されている。なお、ロープ62
は、パイプ60の両端部間では、パイプ60は存在しな
いので居室内に露出されている。ここで、ロープ62
は、後で詳しく説明するように、天井4に固定されたロ
ープ搬送機63によって、平面視で時計回り方向及び反
時計回り方向の両方向へ任意に移動(巡回)させられる
ようになっている。また、パイプ60の、床切欠部3a
の前側の辺と左側の辺とに沿って延びる部分には、カー
テンレール64が一体形成され、このカーテンレール6
4にカーテン生地65が吊り下げられている。
【0031】図11に示すように、ロープ搬送機63に
は、天井4に固定され任意に正転又は逆転させることが
できるモータ70が設けられ、このモータ70の回転軸
71にリール72が取り付けられている。すなわち、リ
ール72は回転軸71と一体回転する。なお、モータ7
0を側壁6に固定してもよい。そして、ロープ62はリ
ール72に巻かけられ、リール72が回転したときに
は、その回転方向に応じてY1方向又はY2方向に移動す
るようになっている。つまり、モータ70を正転又は逆
転させることにより、それぞれ、ロープ62を反時計回
り方向又は時計回り方向に移動(巡回)させることがで
きる。
は、天井4に固定され任意に正転又は逆転させることが
できるモータ70が設けられ、このモータ70の回転軸
71にリール72が取り付けられている。すなわち、リ
ール72は回転軸71と一体回転する。なお、モータ7
0を側壁6に固定してもよい。そして、ロープ62はリ
ール72に巻かけられ、リール72が回転したときに
は、その回転方向に応じてY1方向又はY2方向に移動す
るようになっている。つまり、モータ70を正転又は逆
転させることにより、それぞれ、ロープ62を反時計回
り方向又は時計回り方向に移動(巡回)させることがで
きる。
【0032】図12に示すように、パイプ60と一体形
成された、断面が矩形のカーテンレール64の中空部に
は多数の摺動部材73(カーテンカン)がはめ込まれ、
これらの摺動部材73は、基本的にはカーテンレール6
4に沿って自在に移動することができるようになってい
る。ただし、平面視で反時計回り方向にみて、先頭に位
置する1つの摺動部材73(以下、これを「第1摺動部
材73」という)だけは、結合ピン74にを用いてロー
プ62に結合されている。したがって、第1摺動部材7
3はロープ62と一体的に移動する。そして、各摺動部
材73(第1摺動部材73を含む)は、それぞれ、取付
金具75を介してカーテン生地65を吊り上げている。
成された、断面が矩形のカーテンレール64の中空部に
は多数の摺動部材73(カーテンカン)がはめ込まれ、
これらの摺動部材73は、基本的にはカーテンレール6
4に沿って自在に移動することができるようになってい
る。ただし、平面視で反時計回り方向にみて、先頭に位
置する1つの摺動部材73(以下、これを「第1摺動部
材73」という)だけは、結合ピン74にを用いてロー
プ62に結合されている。したがって、第1摺動部材7
3はロープ62と一体的に移動する。そして、各摺動部
材73(第1摺動部材73を含む)は、それぞれ、取付
金具75を介してカーテン生地65を吊り上げている。
【0033】かかるカーテン装置11において、カーテ
ン生地65が開かれているとき(カーテン生地65が床
切欠部3aの左後部付近にまとめられているとき)に、
カーテン開閉スイッチ10(図1参照)の開ボタンを押
すとモータ70が正転し、これによってロープ62が反
時計回りに移動する。このとき、第1摺動部材73がロ
ープ62の移動に伴って反時計回り方向に移動し、これ
によりカーテン生地65全体が第1摺動部材73によっ
て引きずられてカーテンレール64に沿って反時計回り
に移動する。ここで、第1摺動部材73以外の摺動部材
73は、カーテン生地65の移動に従動し、カーテン生
地65は床切欠部3aに対応する部分、すなわち便器1
6が居室7内に露出した状態において可動台15に対応
する部分(便器16及びその使用者)がカーテン生地6
5で隠される(遮蔽される)。
ン生地65が開かれているとき(カーテン生地65が床
切欠部3aの左後部付近にまとめられているとき)に、
カーテン開閉スイッチ10(図1参照)の開ボタンを押
すとモータ70が正転し、これによってロープ62が反
時計回りに移動する。このとき、第1摺動部材73がロ
ープ62の移動に伴って反時計回り方向に移動し、これ
によりカーテン生地65全体が第1摺動部材73によっ
て引きずられてカーテンレール64に沿って反時計回り
に移動する。ここで、第1摺動部材73以外の摺動部材
73は、カーテン生地65の移動に従動し、カーテン生
地65は床切欠部3aに対応する部分、すなわち便器1
6が居室7内に露出した状態において可動台15に対応
する部分(便器16及びその使用者)がカーテン生地6
5で隠される(遮蔽される)。
【0034】他方、このようにカーテン生地65が閉じ
られているとき(カーテン生地65が広がって、床切欠
部3aに対応する空間を遮蔽しているとき)に、カーテ
ン開閉スイッチ10(図1参照)の閉ボタンを押すとモ
ータ70が逆転し、これによってロープ62が時計回り
に移動する。このとき、第1摺動部材73がロープ62
の移動に伴って時計回り方向に移動し、これによりカー
テン生地65全体が第1摺動部材73によって押されて
カーテンレール64に沿って時計回り方向に移動する。
このとき、第1摺動部材73以外の摺動部材73は、カ
ーテン生地65の移動に従動し、カーテン生地65は床
切欠部3aの左後の隅の部分に押しやられる(カーテン
が開かれる)。
られているとき(カーテン生地65が広がって、床切欠
部3aに対応する空間を遮蔽しているとき)に、カーテ
ン開閉スイッチ10(図1参照)の閉ボタンを押すとモ
ータ70が逆転し、これによってロープ62が時計回り
に移動する。このとき、第1摺動部材73がロープ62
の移動に伴って時計回り方向に移動し、これによりカー
テン生地65全体が第1摺動部材73によって押されて
カーテンレール64に沿って時計回り方向に移動する。
このとき、第1摺動部材73以外の摺動部材73は、カ
ーテン生地65の移動に従動し、カーテン生地65は床
切欠部3aの左後の隅の部分に押しやられる(カーテン
が開かれる)。
【0035】以上、このトイレ8においては、昇降装置
14を上昇させて、可動台15及び便器16を最上位置
に配置すれば、便器16が居室7内に露出し、居室7に
在室する者は便器16を用いて用を足すことができる。
したがって、居室7に在室する者が、たとえ歩行が困難
な高齢者あるいは身体障害者であっても容易に用を足す
ことができる。また、用を足した後は、昇降装置14を
下降させて、可動台15及び便器16を最下位置に配置
して床下に収納し、蓋部材12で床切欠部3aを閉じれ
ば、居室7は切欠部3aをも使用することができる普通
の居室7となる。したがって、トイレ非使用時には居室
7の面積を最大限有効に利用することができる。つま
り、居住面積が小さい住宅においても、居室の面積を可
及的に大きくすることができ、かつ歩行が困難な者が容
易に使用することができるトイレが得られる。
14を上昇させて、可動台15及び便器16を最上位置
に配置すれば、便器16が居室7内に露出し、居室7に
在室する者は便器16を用いて用を足すことができる。
したがって、居室7に在室する者が、たとえ歩行が困難
な高齢者あるいは身体障害者であっても容易に用を足す
ことができる。また、用を足した後は、昇降装置14を
下降させて、可動台15及び便器16を最下位置に配置
して床下に収納し、蓋部材12で床切欠部3aを閉じれ
ば、居室7は切欠部3aをも使用することができる普通
の居室7となる。したがって、トイレ非使用時には居室
7の面積を最大限有効に利用することができる。つま
り、居住面積が小さい住宅においても、居室の面積を可
及的に大きくすることができ、かつ歩行が困難な者が容
易に使用することができるトイレが得られる。
【0036】また、このトイレ8においては、可動台1
5の昇降に伴って、自然に蓋部材12が開閉され、蓋部
材12を開閉するための格別の機械装置を設ける必要が
ないので、該トイレ8の構造が簡素化され、その製作コ
ストが低減される。さらに、このトイレ8においては、
トイレ使用時に、居室7内に露出した便器16及びトイ
レ使用者を隠す自動開閉式のカーテン装置11が設けら
れているので、居室7に在室する者は、他人の目に触れ
ずにトイレ8を使用することができる。
5の昇降に伴って、自然に蓋部材12が開閉され、蓋部
材12を開閉するための格別の機械装置を設ける必要が
ないので、該トイレ8の構造が簡素化され、その製作コ
ストが低減される。さらに、このトイレ8においては、
トイレ使用時に、居室7内に露出した便器16及びトイ
レ使用者を隠す自動開閉式のカーテン装置11が設けら
れているので、居室7に在室する者は、他人の目に触れ
ずにトイレ8を使用することができる。
【0037】以上、床下に収納する生活設備が水洗式ト
イレである場合を例にとって、本発明の実施の形態を説
明したが、かかる生活設備は水洗式トイレに限定される
ものではなく、種々の生活設備についても同様の床下収
納式生活設備構造を構成することが可能である。
イレである場合を例にとって、本発明の実施の形態を説
明したが、かかる生活設備は水洗式トイレに限定される
ものではなく、種々の生活設備についても同様の床下収
納式生活設備構造を構成することが可能である。
【0038】例えば、図13に示すように可動台15の
上にベッド80を配置してもよい。また、図14に示す
ように可動台15の上に炊事設備81(台所設備)を配
置してもよい。なお、図15に示すように、可動台15
の上に何も配置しない場合はでも、該生活設備構造は床
下収納式物置(収納庫)として機能する(可動台15が
物置(生活設備)を兼ねる)。さらに、可動台15の上
に、冷蔵庫、風呂等を配置してもよい。
上にベッド80を配置してもよい。また、図14に示す
ように可動台15の上に炊事設備81(台所設備)を配
置してもよい。なお、図15に示すように、可動台15
の上に何も配置しない場合はでも、該生活設備構造は床
下収納式物置(収納庫)として機能する(可動台15が
物置(生活設備)を兼ねる)。さらに、可動台15の上
に、冷蔵庫、風呂等を配置してもよい。
【図1】 トイレが居室内に露出した状態における、本
発明にかかる床下収納式トイレ及び居室の側面断面図で
ある。
発明にかかる床下収納式トイレ及び居室の側面断面図で
ある。
【図2】 トイレが床下に収納された状態における、本
発明にかかる床下収納式トイレの及び居室の側面断面図
である。
発明にかかる床下収納式トイレの及び居室の側面断面図
である。
【図3】 トイレが居室内に露出した状態における、本
発明にかかる床下収納式トイレ及び居室の正面断面図で
ある。
発明にかかる床下収納式トイレ及び居室の正面断面図で
ある。
【図4】 トイレが床下に収納された状態における、本
発明にかかる床下収納式トイレの及び居室の正面断面図
である。
発明にかかる床下収納式トイレの及び居室の正面断面図
である。
【図5】 床下収納式トイレのハウジングの斜視図であ
る。
る。
【図6】 便器を載せる可動台の斜視図である。
【図7】 (a)、(b)はそれぞれ、蓋部材が閉じら
れた状態及び開かれた状態における、蓋部材とハウジン
グの蝶番連結部を拡大して示した正面図である。
れた状態及び開かれた状態における、蓋部材とハウジン
グの蝶番連結部を拡大して示した正面図である。
【図8】 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、可動台
によって蓋部材が押し上げられる状態を示す図である。
によって蓋部材が押し上げられる状態を示す図である。
【図9】 汚水の排出通路を構成する内管及び外管の立
面断面図である。
面断面図である。
【図10】 カーテン装置の斜視図である。
【図11】 カーテン装置のロープ搬送機の立面図であ
る。
る。
【図12】 カーテン装置の、ロープ搬送用のパイプ及
びカーテンレール付近における横断面図である。
びカーテンレール付近における横断面図である。
【図13】 本発明にかかる床下収納式ベッドの模式図
である。
である。
【図14】 本発明にかかる床下収納式炊事設備の模式
図である。
図である。
【図15】 本発明にかかる床下収納式物置の模式図で
ある。
ある。
1…地面、2…家屋、3…床部、3a…床切欠部、4…
天井、5…後壁、6…側壁、7…居室、8…床下収納式
トイレ、9…トイレ昇降スイッチ、10…カーテン開閉
スイッチ、11…カーテン装置、12…蓋部材、13…
ハウジング、14…昇降装置、15…可動台、16…便
器、17…便座、18…水道水供給管、19…水道水供
給チューブ、20…水槽、21…内管、22…外管、2
3…ノズル、24…トイレットペーパー、25…ペーパ
ーホルダー、26…タオル、27…タオルハンガー、2
8…油圧ユニット、29…導線、30…機器収容室、3
1…配管収容室、32…機器収容室底面壁、33…切欠
部、34…後面壁、35…第1貫通穴、36…第2貫通
穴、37…配管収容室底面壁、38…水抜き穴、39…
側面壁、40…底板、41…第1縦壁、42…第2縦
壁、43…第1穴部、44…第2穴部、45…丸み部、
51…蝶番、52…留めねじ、55…第1シール部材、
56…第2シール部材、60…パイプ、61…取付部
材、62…ロープ、63…ロープ搬送機、64…カーテ
ンレール、65…カーテン生地、70…モータ、71…
回転軸、72…リール、73…摺動部材、74…結合ピ
ン、75…取付金具、80…ベッド、81…炊事設備。
天井、5…後壁、6…側壁、7…居室、8…床下収納式
トイレ、9…トイレ昇降スイッチ、10…カーテン開閉
スイッチ、11…カーテン装置、12…蓋部材、13…
ハウジング、14…昇降装置、15…可動台、16…便
器、17…便座、18…水道水供給管、19…水道水供
給チューブ、20…水槽、21…内管、22…外管、2
3…ノズル、24…トイレットペーパー、25…ペーパ
ーホルダー、26…タオル、27…タオルハンガー、2
8…油圧ユニット、29…導線、30…機器収容室、3
1…配管収容室、32…機器収容室底面壁、33…切欠
部、34…後面壁、35…第1貫通穴、36…第2貫通
穴、37…配管収容室底面壁、38…水抜き穴、39…
側面壁、40…底板、41…第1縦壁、42…第2縦
壁、43…第1穴部、44…第2穴部、45…丸み部、
51…蝶番、52…留めねじ、55…第1シール部材、
56…第2シール部材、60…パイプ、61…取付部
材、62…ロープ、63…ロープ搬送機、64…カーテ
ンレール、65…カーテン生地、70…モータ、71…
回転軸、72…リール、73…摺動部材、74…結合ピ
ン、75…取付金具、80…ベッド、81…炊事設備。
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月20日(1999.5.2
0)
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 床下収納式トイレ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用時には居室内
に露出し、非使用時には居室の床下に収納されるように
なっている床下収納式トイレに関するものである。
に露出し、非使用時には居室の床下に収納されるように
なっている床下収納式トイレに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、普通の住宅では、トイレは、居
間、書斎、寝室等の居室とは別途独立に形成された一
室、大抵は住宅の中心部から最も離れた一室に設けられ
ている。ところが、近年、地価の高騰等により、建屋面
積(居住面積)が非常に小さい住宅が建設されることが
あり、このような非常に狭い住宅、例えば都市部におけ
る比較的安価な建て売り住宅等においては、トイレ用に
一室を確保するのが困難な場合もある。かくして、この
ように建屋面積が非常に小さい住宅においては、バスル
ームにトイレが併設されることがある。
間、書斎、寝室等の居室とは別途独立に形成された一
室、大抵は住宅の中心部から最も離れた一室に設けられ
ている。ところが、近年、地価の高騰等により、建屋面
積(居住面積)が非常に小さい住宅が建設されることが
あり、このような非常に狭い住宅、例えば都市部におけ
る比較的安価な建て売り住宅等においては、トイレ用に
一室を確保するのが困難な場合もある。かくして、この
ように建屋面積が非常に小さい住宅においては、バスル
ームにトイレが併設されることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにトイレをバスルームに併設すると、該住宅に複数の
人が居住ないしは在室している場合は、トイレ又はバス
ルームの使用が制約されることが多いといった問題があ
る。さりとて、居室、例えば居間に普通のトイレを併設
することは事実上不可能である。
うにトイレをバスルームに併設すると、該住宅に複数の
人が居住ないしは在室している場合は、トイレ又はバス
ルームの使用が制約されることが多いといった問題があ
る。さりとて、居室、例えば居間に普通のトイレを併設
することは事実上不可能である。
【0004】ところで、近年、平均寿命が大幅に延びて
高齢者が増加しつつあるが、歩行が困難な高齢者にとっ
ては、その居住する住宅の端にあるトイレにゆくのにか
なりの労力を要するといった問題がある。また、高齢者
でなくても、身体障害者あるいは脚部の負傷により治療
中の者にとってはトイレにゆくのが困難な場合がある。
なお、このような場合、ポータブル・トイレを使用する
といった対応も考えられるが、居室でのポータブル・ト
イレの使用には抵抗を感じる人が多い。
高齢者が増加しつつあるが、歩行が困難な高齢者にとっ
ては、その居住する住宅の端にあるトイレにゆくのにか
なりの労力を要するといった問題がある。また、高齢者
でなくても、身体障害者あるいは脚部の負傷により治療
中の者にとってはトイレにゆくのが困難な場合がある。
なお、このような場合、ポータブル・トイレを使用する
といった対応も考えられるが、居室でのポータブル・ト
イレの使用には抵抗を感じる人が多い。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであって、建屋面積が非常に小さい住宅
において、実質的な居住空間を可及的に大きくすること
ができるトイレを提供することを解決すべき課題とす
る。
になされたものであって、建屋面積が非常に小さい住宅
において、実質的な居住空間を可及的に大きくすること
ができるトイレを提供することを解決すべき課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべく
なされた本発明にかかる床下収納式トイレは、(a)居
室の床部の一部を切り欠いて形成された床切欠部の下方
において地面の上に配置されたハウジングと、(b)ハ
ウジングの側壁の上端部又は床部に蝶番連結され、床切
欠部を開閉することができる蓋部材と、(c)ハウジン
グの底面壁上に配置され、その荷台面が、上下方向にお
いて地面よりやや上方の位置と、ほぼ床部の上面の位置
との間で昇降することができるようになっている昇降装
置と、(d)昇降装置の荷台面の上に配置された可動台
と、(e)可動台の上に配置され、その上端部が、昇降
装置の荷台面が最下位置にあるときにハウジングの上端
部よりも下側に位置するように、その高さが設定されて
いる水洗式の便器と、(f)可動台が昇降装置によって
最下位置に配置されているときには蓋部材に床切欠部を
閉じさせる一方、可動台が最上位置に配置されていると
きには蓋部材に床切欠部を開かせる蓋部材開閉手段とが
設けられていて、(g)トイレ使用時には可動台が最上
位置に配置されて便器が居室内に露出させられる一方、
トイレ非使用時には可動台が最下位置に配置されて便器
が床下に収納されるとともに、床切欠部が蓋部材で閉じ
られるようになっていることを特徴とするものである。
なされた本発明にかかる床下収納式トイレは、(a)居
室の床部の一部を切り欠いて形成された床切欠部の下方
において地面の上に配置されたハウジングと、(b)ハ
ウジングの側壁の上端部又は床部に蝶番連結され、床切
欠部を開閉することができる蓋部材と、(c)ハウジン
グの底面壁上に配置され、その荷台面が、上下方向にお
いて地面よりやや上方の位置と、ほぼ床部の上面の位置
との間で昇降することができるようになっている昇降装
置と、(d)昇降装置の荷台面の上に配置された可動台
と、(e)可動台の上に配置され、その上端部が、昇降
装置の荷台面が最下位置にあるときにハウジングの上端
部よりも下側に位置するように、その高さが設定されて
いる水洗式の便器と、(f)可動台が昇降装置によって
最下位置に配置されているときには蓋部材に床切欠部を
閉じさせる一方、可動台が最上位置に配置されていると
きには蓋部材に床切欠部を開かせる蓋部材開閉手段とが
設けられていて、(g)トイレ使用時には可動台が最上
位置に配置されて便器が居室内に露出させられる一方、
トイレ非使用時には可動台が最下位置に配置されて便器
が床下に収納されるとともに、床切欠部が蓋部材で閉じ
られるようになっていることを特徴とするものである。
【0007】この床下収納式トイレにおいては、トイレ
非使用時には便器等を床下に収納して、居室全部を居住
空間として利用することができるので、住宅の建屋面積
が非常に小さい場合でも、比較的広い居住空間を確保す
ることができる。
非使用時には便器等を床下に収納して、居室全部を居住
空間として利用することができるので、住宅の建屋面積
が非常に小さい場合でも、比較的広い居住空間を確保す
ることができる。
【0008】具体的には、昇降装置を上昇させて、可動
台及び便器を最上位置に配置すれば、便器が居室内に露
出し、居室に在室する者は便器を用いて用を足すことが
できる。したがって、居室に在室する者が、たとえ歩行
が困難な高齢者あるいは身体障害者であっても容易に用
を足すことができる。また、用を足した後は、昇降装置
を下降させて、可動台及び便器を最下位置に配置して床
下に収納し、蓋部材で床切欠部を閉じれば、該居室は床
切欠部(蓋部材)をも居住空間とする普通の居室とな
る。したがって、居室の面積を大きくすることができ
る。つまり、建屋面積が小さい住宅においても居室の面
積を可及的に大きくすることができ、かつ歩行が困難な
者が容易に使用することができる、高齢化社会にも適し
たトイレが得られる。
台及び便器を最上位置に配置すれば、便器が居室内に露
出し、居室に在室する者は便器を用いて用を足すことが
できる。したがって、居室に在室する者が、たとえ歩行
が困難な高齢者あるいは身体障害者であっても容易に用
を足すことができる。また、用を足した後は、昇降装置
を下降させて、可動台及び便器を最下位置に配置して床
下に収納し、蓋部材で床切欠部を閉じれば、該居室は床
切欠部(蓋部材)をも居住空間とする普通の居室とな
る。したがって、居室の面積を大きくすることができ
る。つまり、建屋面積が小さい住宅においても居室の面
積を可及的に大きくすることができ、かつ歩行が困難な
者が容易に使用することができる、高齢化社会にも適し
たトイレが得られる。
【0009】上記床下収納式トイレにおいては、蓋部材
開閉手段が、可動台の上昇に伴って蓋部材の裏面と摺接
して該蓋部材を押し開くようになっている、該可動台の
縦壁の上端隅部に形成された円弧状の丸み部であるのが
好ましい。このようにすれば、可動部の昇降に伴って、
自然に蓋部材が開閉され、蓋部材を開閉するための格別
の機械装置を設ける必要がないので、その構造が簡素化
され、製作コストが低減される。
開閉手段が、可動台の上昇に伴って蓋部材の裏面と摺接
して該蓋部材を押し開くようになっている、該可動台の
縦壁の上端隅部に形成された円弧状の丸み部であるのが
好ましい。このようにすれば、可動部の昇降に伴って、
自然に蓋部材が開閉され、蓋部材を開閉するための格別
の機械装置を設ける必要がないので、その構造が簡素化
され、製作コストが低減される。
【0010】上記床下収納式トイレにおいては、トイレ
使用時に、居室内に露出した便器及びトイレ使用者を隠
す(遮蔽する)カーテン装置が設けられているのが好ま
しい。なお、このカーテン装置は手動式でも構わない
が、自動開閉式とするのがとくに好ましい。このように
すれば、該居室に在室する者は、他人の目に触れずにト
イレを使用することができる。
使用時に、居室内に露出した便器及びトイレ使用者を隠
す(遮蔽する)カーテン装置が設けられているのが好ま
しい。なお、このカーテン装置は手動式でも構わない
が、自動開閉式とするのがとくに好ましい。このように
すれば、該居室に在室する者は、他人の目に触れずにト
イレを使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。なお、本明細書では、便宜上、図1及び
図2における右側(トイレ正面側)を「前」といい、左
側(トイレ後面側)を「後」ということにする。また、
図3及び図4における右側(側壁側)を「右」といい、
左側(居室中央側)を「左」ということにする。
的に説明する。なお、本明細書では、便宜上、図1及び
図2における右側(トイレ正面側)を「前」といい、左
側(トイレ後面側)を「後」ということにする。また、
図3及び図4における右側(側壁側)を「右」といい、
左側(居室中央側)を「左」ということにする。
【0012】図1〜図4に示すように、地面1の上に建
てられた家屋2においては、床部3と、天井4と、後壁
5と、側壁6と、図示していないその他の壁、障子ある
いはふすま等によって居室7が形成されている。そし
て、この居室7には、床下収納式トイレ8(以下、これ
を単に「トイレ8」という)が設置されている。ここ
で、トイレ昇降スイッチ9の上昇ボタンを押せば、図1
及び図3にその状態が示されているように、トイレ8
(便器)が、床部3の一部を切り欠いて形成された床切
欠部3aを通って上昇し、居室7内に露出されるように
なっている。また、トイレ昇降スイッチ9の下降ボタン
を押せば、図2及び図4にその状態が示されているよう
に、トイレ8は下降し、床部3より下側(床下)に格納
されるようになっている。
てられた家屋2においては、床部3と、天井4と、後壁
5と、側壁6と、図示していないその他の壁、障子ある
いはふすま等によって居室7が形成されている。そし
て、この居室7には、床下収納式トイレ8(以下、これ
を単に「トイレ8」という)が設置されている。ここ
で、トイレ昇降スイッチ9の上昇ボタンを押せば、図1
及び図3にその状態が示されているように、トイレ8
(便器)が、床部3の一部を切り欠いて形成された床切
欠部3aを通って上昇し、居室7内に露出されるように
なっている。また、トイレ昇降スイッチ9の下降ボタン
を押せば、図2及び図4にその状態が示されているよう
に、トイレ8は下降し、床部3より下側(床下)に格納
されるようになっている。
【0013】このトイレ8において、その使用時には、
カーテン開閉スイッチ10の開ボタンを押せばカーテン
装置11が自動的に閉じられ、該トイレ8及び使用者が
カーテン装置11のカーテン生地65によって隠される
(遮蔽される)ようになっている。また、トイレ8が床
下に収納されているときには、床切欠部3aは蓋部材1
2によって閉じられ、居室7は床切欠部3a(蓋部材1
2)をも使用することができる普通の(トイレ8は全く
見えない)居室となる。
カーテン開閉スイッチ10の開ボタンを押せばカーテン
装置11が自動的に閉じられ、該トイレ8及び使用者が
カーテン装置11のカーテン生地65によって隠される
(遮蔽される)ようになっている。また、トイレ8が床
下に収納されているときには、床切欠部3aは蓋部材1
2によって閉じられ、居室7は床切欠部3a(蓋部材1
2)をも使用することができる普通の(トイレ8は全く
見えない)居室となる。
【0014】以下、トイレ8の全体構成を説明する。床
部3の長方形(例えば、縦120cm、横90cm)の
床切欠部3aの下方において、地面1の上には上に開い
た箱状のハウジング13が配置されている(図5参
照)。このハウジング13は、耐久性ないしは耐腐食性
があればどのような材料で形成されてもよく、例えば金
属、樹脂(プラスチック)等で形成されことができる。
後で詳しく説明するように、このハウジング13の右側
の側面壁39(図7(a)、(b)参照)の上端部に
は、蓋部材12が回動可能に蝶番連結されている。
部3の長方形(例えば、縦120cm、横90cm)の
床切欠部3aの下方において、地面1の上には上に開い
た箱状のハウジング13が配置されている(図5参
照)。このハウジング13は、耐久性ないしは耐腐食性
があればどのような材料で形成されてもよく、例えば金
属、樹脂(プラスチック)等で形成されことができる。
後で詳しく説明するように、このハウジング13の右側
の側面壁39(図7(a)、(b)参照)の上端部に
は、蓋部材12が回動可能に蝶番連結されている。
【0015】そして、このハウジング13の底面壁32
の上には、その荷台面(上面)に重量物(例えば、30
0〜400kg)を載せて昇降させることができる昇降
装置14が配置されている。この昇降装置14は、その
荷台面を、上下方向において地面1よりやや高い位置
(該昇降装置14の最低地上高)と、床部3の上面より
も若干(後記の可動台15の底壁の厚さ分)低い位置と
の間で自在に昇降させることができるようになってい
る。なお、昇降装置14は、一般に知られている普通の
リフトであって、電気式の油圧ユニットに28によって
駆動され、電力は導線29を介して供給されるようにな
っている。
の上には、その荷台面(上面)に重量物(例えば、30
0〜400kg)を載せて昇降させることができる昇降
装置14が配置されている。この昇降装置14は、その
荷台面を、上下方向において地面1よりやや高い位置
(該昇降装置14の最低地上高)と、床部3の上面より
も若干(後記の可動台15の底壁の厚さ分)低い位置と
の間で自在に昇降させることができるようになってい
る。なお、昇降装置14は、一般に知られている普通の
リフトであって、電気式の油圧ユニットに28によって
駆動され、電力は導線29を介して供給されるようにな
っている。
【0016】昇降装置14の荷台面の上には可動台15
が配置されている。この可動台15は、平面視では、ハ
ウジング13の長方形の内周部よりもわずかに小さい長
方形とされている(図6参照)。したがって、可動台1
5は、昇降装置14によって、ハウジング13内で支障
なく上下方向に移動させられることができるようになっ
ている。
が配置されている。この可動台15は、平面視では、ハ
ウジング13の長方形の内周部よりもわずかに小さい長
方形とされている(図6参照)。したがって、可動台1
5は、昇降装置14によって、ハウジング13内で支障
なく上下方向に移動させられることができるようになっ
ている。
【0017】可動台15の底板40(図6参照)の上に
は、水洗式の便器16が配置されている。便器16の全
高は、昇降装置14の荷台面が最も低い位置にあるとき
に、該便器16がハウジング13内に完全に収納される
ような値(例えば、50cm程度)とされている。この
便器16は、普通の家庭用の水洗式便器であって、便座
17を仮想線で示すようにはね上げることにより、男性
が小用を足すことができるようになっている。この便器
16は、硬い材料(例えば、鉄、ポリ塩化ビニル等)で
形成された硬い水道水供給管18と、軟らかい材料(例
えば、ゴム、軟性ビニル樹脂等)で形成され水道水供給
管18に接続された水道水供給ホース19とを通して水
槽20に受け入れられた水道水で、汚物を洗い流すよう
になっている。ここで、水道水供給ホース19を軟らか
い材料で形成するのは、便器16の昇降に支障なく対処
させるためである。すなわち、便器16が昇降したとき
には、水道水供給ホース19はその形状を弾性的に変化
させて便器16の昇降に対処する。
は、水洗式の便器16が配置されている。便器16の全
高は、昇降装置14の荷台面が最も低い位置にあるとき
に、該便器16がハウジング13内に完全に収納される
ような値(例えば、50cm程度)とされている。この
便器16は、普通の家庭用の水洗式便器であって、便座
17を仮想線で示すようにはね上げることにより、男性
が小用を足すことができるようになっている。この便器
16は、硬い材料(例えば、鉄、ポリ塩化ビニル等)で
形成された硬い水道水供給管18と、軟らかい材料(例
えば、ゴム、軟性ビニル樹脂等)で形成され水道水供給
管18に接続された水道水供給ホース19とを通して水
槽20に受け入れられた水道水で、汚物を洗い流すよう
になっている。ここで、水道水供給ホース19を軟らか
い材料で形成するのは、便器16の昇降に支障なく対処
させるためである。すなわち、便器16が昇降したとき
には、水道水供給ホース19はその形状を弾性的に変化
させて便器16の昇降に対処する。
【0018】そして、汚水は、それぞれ硬い材料(例え
ば、鉄、ポリ塩化ビニル等)で形成された内管21及び
外管22を備えた排水通路を通して下水道あるいは浄化
槽(図示せず)に排出されるようになっている。ここ
で、外管22は地面1ないしはハウジング13に固定さ
れ、内管21は外管22内に、上下方向に相対移動可能
に挿入され、両者間のクリアランス部は後で詳しく説明
するようにシールされている。そして、便器16が昇降
したときには、内管21は外管22内で上下移動し、便
器16の昇降に支障なく対処する。なお、内管21及び
外管22の外周部を、上下方向に伸縮可能なスカート
(例えば、ちょうちん状(アコーデオン状)に上下に伸
縮するナイロン生地のスカート)で被覆するようにして
もよい。
ば、鉄、ポリ塩化ビニル等)で形成された内管21及び
外管22を備えた排水通路を通して下水道あるいは浄化
槽(図示せず)に排出されるようになっている。ここ
で、外管22は地面1ないしはハウジング13に固定さ
れ、内管21は外管22内に、上下方向に相対移動可能
に挿入され、両者間のクリアランス部は後で詳しく説明
するようにシールされている。そして、便器16が昇降
したときには、内管21は外管22内で上下移動し、便
器16の昇降に支障なく対処する。なお、内管21及び
外管22の外周部を、上下方向に伸縮可能なスカート
(例えば、ちょうちん状(アコーデオン状)に上下に伸
縮するナイロン生地のスカート)で被覆するようにして
もよい。
【0019】また、便器16には、適宜手洗い用の水を
供給するノズル23が設けられている。さらに、蓋部材
12の裏面には、トイレットペーパー24を保持するペ
ーパーホルダー25と、タオル26を保持するタオルハ
ンガー27とが設けられている。なお、蓋部材12が閉
じているときには、図4から明らかなように、ペーパー
ホルダー25及びタオルハンガー27は便器16の左側
に位置するので、トイレットペーパー24あるいはタオ
ル26は便器16とは接触しない。
供給するノズル23が設けられている。さらに、蓋部材
12の裏面には、トイレットペーパー24を保持するペ
ーパーホルダー25と、タオル26を保持するタオルハ
ンガー27とが設けられている。なお、蓋部材12が閉
じているときには、図4から明らかなように、ペーパー
ホルダー25及びタオルハンガー27は便器16の左側
に位置するので、トイレットペーパー24あるいはタオ
ル26は便器16とは接触しない。
【0020】以下、トイレ8の構成要素について、さら
に詳しく説明する。図5に示すように、ハウジング13
は、例えば金属材料、プラスチック材料等を用いて、上
に向かって開く箱状に形成されている。そして、ハウジ
ング13には、昇降装置14と可動台15と便器16と
を収容する機器収容室30と、ハウジング前部において
機器収容室30の下側に配置され主として水道水供給管
18と水道水供給ホース19と外管22とを収容する配
管収容室31とが設けられている。なお、図1から明ら
かなように、配管収容室31は、地面1を掘り下げて形
成された直方体状の穴に収容される。
に詳しく説明する。図5に示すように、ハウジング13
は、例えば金属材料、プラスチック材料等を用いて、上
に向かって開く箱状に形成されている。そして、ハウジ
ング13には、昇降装置14と可動台15と便器16と
を収容する機器収容室30と、ハウジング前部において
機器収容室30の下側に配置され主として水道水供給管
18と水道水供給ホース19と外管22とを収容する配
管収容室31とが設けられている。なお、図1から明ら
かなように、配管収容室31は、地面1を掘り下げて形
成された直方体状の穴に収容される。
【0021】ここで、機器収容室底面壁32の上には昇
降装置14が配置される。そして、機器収容室底面壁3
2は、ハウジング前部(配管収容室31が設けられた部
分)では一部切り欠かれて、水道水供給管18と水道水
供給ホース19と外管22とを通すための切欠部33が
形成されている。また、ハウジング13の後面壁には、
水道水供給管18を通すための第1貫通穴35と、外管
22を通すための第2貫通穴36とが設けられている。
さらに、配管収容室底面壁37には、水抜き穴38が設
けられている。なお、後で詳しく説明するように、ハウ
ジング13の右側の側面壁39の上端部には、蓋部材1
2が蝶番連結される。そして、蓋部材12が閉じられた
ときには、該蓋部材12はハウジング13とちょうど重
なり合い(覆い)、床切欠部3aを隙間なく閉じる。
降装置14が配置される。そして、機器収容室底面壁3
2は、ハウジング前部(配管収容室31が設けられた部
分)では一部切り欠かれて、水道水供給管18と水道水
供給ホース19と外管22とを通すための切欠部33が
形成されている。また、ハウジング13の後面壁には、
水道水供給管18を通すための第1貫通穴35と、外管
22を通すための第2貫通穴36とが設けられている。
さらに、配管収容室底面壁37には、水抜き穴38が設
けられている。なお、後で詳しく説明するように、ハウ
ジング13の右側の側面壁39の上端部には、蓋部材1
2が蝶番連結される。そして、蓋部材12が閉じられた
ときには、該蓋部材12はハウジング13とちょうど重
なり合い(覆い)、床切欠部3aを隙間なく閉じる。
【0022】図6に示すように、可動台15は、例え
ば、金属材料、プラスチック材料等で形成され、底板4
0と、第1縦壁41と、第2縦壁42とで構成されてい
る。そして、底板40には、水道水供給チューブ19を
通すための第1穴部43と、内管22を通すための第2
穴部44とが設けられている。また、後で詳しく説明す
るように、第1縦壁41の右上の隅には、蓋部材12を
開閉させるための円弧状の丸み部45が設けられてい
る。
ば、金属材料、プラスチック材料等で形成され、底板4
0と、第1縦壁41と、第2縦壁42とで構成されてい
る。そして、底板40には、水道水供給チューブ19を
通すための第1穴部43と、内管22を通すための第2
穴部44とが設けられている。また、後で詳しく説明す
るように、第1縦壁41の右上の隅には、蓋部材12を
開閉させるための円弧状の丸み部45が設けられてい
る。
【0023】図7(a)、(b)に示すように、蓋部材
12の右端部(閉じた状態)ないしは下端部(開いた状
態)と、ハウジング13の右側の側面壁39の上端部と
は、蝶番51を用いて回動可能に蝶番連結されている。
なお、蝶番51は留めねじ52を用いて蓋部材12及び
側面壁39に取り付けられている。ここで、蓋部材12
の右端面ないしは下端面と側面壁39の上端面とは、そ
れぞれ傾斜面とされている。このように、傾斜面とする
ことにより、図7(a)から明らかなとおり、蓋部材1
2が閉じられているときに、側面壁39の上側に溝部
(蓋部材12が存在しない部分)ないしは隙間が形成さ
れるのが防止される。すなわち、蓋部材12が閉じられ
ているとき(トイレ非使用時)に床面が平坦となり、ご
みが入り込むのが防止される。なお、図7(b)から明
らかなように、蓋部材12が完全に開かれたときには、
蓋部材12の傾斜面(下端面)とハウジング13の側面
壁39の傾斜面(上端面)とは密接する。
12の右端部(閉じた状態)ないしは下端部(開いた状
態)と、ハウジング13の右側の側面壁39の上端部と
は、蝶番51を用いて回動可能に蝶番連結されている。
なお、蝶番51は留めねじ52を用いて蓋部材12及び
側面壁39に取り付けられている。ここで、蓋部材12
の右端面ないしは下端面と側面壁39の上端面とは、そ
れぞれ傾斜面とされている。このように、傾斜面とする
ことにより、図7(a)から明らかなとおり、蓋部材1
2が閉じられているときに、側面壁39の上側に溝部
(蓋部材12が存在しない部分)ないしは隙間が形成さ
れるのが防止される。すなわち、蓋部材12が閉じられ
ているとき(トイレ非使用時)に床面が平坦となり、ご
みが入り込むのが防止される。なお、図7(b)から明
らかなように、蓋部材12が完全に開かれたときには、
蓋部材12の傾斜面(下端面)とハウジング13の側面
壁39の傾斜面(上端面)とは密接する。
【0024】前記のとおり、可動台15の第1縦壁41
の右上の隅には丸み部45が設けられているので、可動
台15が上昇したときには、該上昇に伴って丸み部45
が蓋部材12の裏面と摺接して該蓋部材12を自然に押
し開く。また、可動台15が下降したときには、該下降
に伴って丸み部45が蓋部材12の裏面と摺接して該蓋
部材12を自然に閉じる。
の右上の隅には丸み部45が設けられているので、可動
台15が上昇したときには、該上昇に伴って丸み部45
が蓋部材12の裏面と摺接して該蓋部材12を自然に押
し開く。また、可動台15が下降したときには、該下降
に伴って丸み部45が蓋部材12の裏面と摺接して該蓋
部材12を自然に閉じる。
【0025】すなわち、図8(a)に示すように、第1
縦壁41の直線状の上端部が蓋部材12の裏面(下面)
より下側にあるときには、第1縦壁41は蓋部材12の
裏面に何ら力を加えないので、蓋部材12は床部3の床
切欠部3を閉じている。ここで、図8(b)に示すよう
に、第1縦壁41の上端部が蓋部材12の裏面に当接し
た後、さらに矢印X1で示すように上昇すると、丸み部
45が蓋部材12の裏面に当接し、蓋部材12は丸み部
45によって押し上げられ、矢印X2で示すように時計
回り方向に次第に回転して開かれる。
縦壁41の直線状の上端部が蓋部材12の裏面(下面)
より下側にあるときには、第1縦壁41は蓋部材12の
裏面に何ら力を加えないので、蓋部材12は床部3の床
切欠部3を閉じている。ここで、図8(b)に示すよう
に、第1縦壁41の上端部が蓋部材12の裏面に当接し
た後、さらに矢印X1で示すように上昇すると、丸み部
45が蓋部材12の裏面に当接し、蓋部材12は丸み部
45によって押し上げられ、矢印X2で示すように時計
回り方向に次第に回転して開かれる。
【0026】そして、図8(c)に示すように、第1縦
壁41がさらに上昇すると、丸み部45は蓋部材12の
裏面とは当接しなくなり、第1縦壁41の直線状の右端
面が蓋部材12の裏面と当接し始める。このとき、蓋部
材12は直立状態となり、床部3の床切欠部3aは完全
に開かれる。この後、第1縦壁41がさらに上昇して
も、第1縦壁41の直線状の右端面と、蓋部材12の直
線状の裏面とが摺接するだけであるので、蓋部材12は
直立状態を保持する。
壁41がさらに上昇すると、丸み部45は蓋部材12の
裏面とは当接しなくなり、第1縦壁41の直線状の右端
面が蓋部材12の裏面と当接し始める。このとき、蓋部
材12は直立状態となり、床部3の床切欠部3aは完全
に開かれる。この後、第1縦壁41がさらに上昇して
も、第1縦壁41の直線状の右端面と、蓋部材12の直
線状の裏面とが摺接するだけであるので、蓋部材12は
直立状態を保持する。
【0027】なお、蓋部材12が完全に床切欠部3aを
開いている状態から、第1縦壁41が下降したときに
は、前記の第1縦壁41が上昇する場合と逆の動作によ
り、蓋部材12が床切欠部3aを閉じることになる。
開いている状態から、第1縦壁41が下降したときに
は、前記の第1縦壁41が上昇する場合と逆の動作によ
り、蓋部材12が床切欠部3aを閉じることになる。
【0028】図9に示すように、便器16から汚水を排
出するための内管21は、下流端が下水道あるい浄化槽
等(図示せず)に接続された外管22の上流端近傍部に
挿入されている。ここで、内管21の下端部近傍の外周
面には、第1シール部材55が取り付けられ、この第1
シール部材55の外周部は外管22の内周面と摺接して
いる。他方、外管22の上端部近傍の内周面には、第2
シール部材56が取り付けられ、この第2シール部材5
6の内周部は内管21の外周面と摺接している。したが
って、内管21の外周面と外管22の内周面との間に形
成されるクリアランス部(隙間)は、第1シール部材5
5と第2シール部材56とによって二重にシールされて
いるので、内管21が停止しているときにおいても、ま
た外管22内で上下方向に移動しているときにおいて
も、汚水あるいは臭気が外部に漏れることはない。な
お、内管21及び外管22の外周部を、上下方向に伸縮
可能なスカートで被覆すれば、臭気の漏出をより完全に
防止することができる。
出するための内管21は、下流端が下水道あるい浄化槽
等(図示せず)に接続された外管22の上流端近傍部に
挿入されている。ここで、内管21の下端部近傍の外周
面には、第1シール部材55が取り付けられ、この第1
シール部材55の外周部は外管22の内周面と摺接して
いる。他方、外管22の上端部近傍の内周面には、第2
シール部材56が取り付けられ、この第2シール部材5
6の内周部は内管21の外周面と摺接している。したが
って、内管21の外周面と外管22の内周面との間に形
成されるクリアランス部(隙間)は、第1シール部材5
5と第2シール部材56とによって二重にシールされて
いるので、内管21が停止しているときにおいても、ま
た外管22内で上下方向に移動しているときにおいて
も、汚水あるいは臭気が外部に漏れることはない。な
お、内管21及び外管22の外周部を、上下方向に伸縮
可能なスカートで被覆すれば、臭気の漏出をより完全に
防止することができる。
【0029】図10に示すように、カーテン装置11に
は、平面視で、長方形の切欠部3aの前側の辺(縁)と
左側の辺(縁)に沿って延び、かつ両端部ではそれぞ
れ、先端が切欠部3aの右前の隅と左後の隅とを結ぶ対
角線の方向に向くように湾曲する略「V」字状のパイプ
60が設けられている。このパイプ60は、複数の留め
具61(図1〜図4参照)を用いて天井4に固定されて
いる。そして、このパイプ60の中空部内には、無端輪
状のロープ62が収容されている。なお、ロープ62
は、パイプ60の両端部間では、パイプ60は存在しな
いので居室内に露出されている。ここで、ロープ62
は、後で詳しく説明するように、天井4に固定されたロ
ープ搬送機63によって、平面視で時計回り方向及び反
時計回り方向の両方向へ任意に移動(巡回)させられる
ようになっている。また、パイプ60の、床切欠部3a
の前側の辺と左側の辺とに沿って延びる部分には、カー
テンレール64が一体形成され、このカーテンレール6
4にカーテン生地65が吊り下げられている。
は、平面視で、長方形の切欠部3aの前側の辺(縁)と
左側の辺(縁)に沿って延び、かつ両端部ではそれぞ
れ、先端が切欠部3aの右前の隅と左後の隅とを結ぶ対
角線の方向に向くように湾曲する略「V」字状のパイプ
60が設けられている。このパイプ60は、複数の留め
具61(図1〜図4参照)を用いて天井4に固定されて
いる。そして、このパイプ60の中空部内には、無端輪
状のロープ62が収容されている。なお、ロープ62
は、パイプ60の両端部間では、パイプ60は存在しな
いので居室内に露出されている。ここで、ロープ62
は、後で詳しく説明するように、天井4に固定されたロ
ープ搬送機63によって、平面視で時計回り方向及び反
時計回り方向の両方向へ任意に移動(巡回)させられる
ようになっている。また、パイプ60の、床切欠部3a
の前側の辺と左側の辺とに沿って延びる部分には、カー
テンレール64が一体形成され、このカーテンレール6
4にカーテン生地65が吊り下げられている。
【0030】図11に示すように、ロープ搬送機63に
は、天井4に固定され任意に正転又は逆転させることが
できるモータ70が設けられ、このモータ70の回転軸
71にリール72が取り付けられている。すなわち、リ
ール72は回転軸71と一体回転する。なお、モータ7
0を側壁6に固定してもよい。そして、ロープ62はリ
ール72に巻かけられ、リール72が回転したときに
は、その回転方向に応じてY1方向又はY2方向に移動す
るようになっている。つまり、モータ70を正転又は逆
転させることにより、それぞれ、ロープ62を反時計回
り方向又は時計回り方向に移動(巡回)させることがで
きる。
は、天井4に固定され任意に正転又は逆転させることが
できるモータ70が設けられ、このモータ70の回転軸
71にリール72が取り付けられている。すなわち、リ
ール72は回転軸71と一体回転する。なお、モータ7
0を側壁6に固定してもよい。そして、ロープ62はリ
ール72に巻かけられ、リール72が回転したときに
は、その回転方向に応じてY1方向又はY2方向に移動す
るようになっている。つまり、モータ70を正転又は逆
転させることにより、それぞれ、ロープ62を反時計回
り方向又は時計回り方向に移動(巡回)させることがで
きる。
【0031】図12に示すように、パイプ60と一体形
成された、断面が矩形のカーテンレール64の中空部に
は多数の摺動部材73(カーテンカン)がはめ込まれ、
これらの摺動部材73は、基本的にはカーテンレール6
4に沿って自在に移動することができるようになってい
る。ただし、平面視で反時計回り方向にみて、先頭に位
置する1つの摺動部材73(以下、これを「第1摺動部
材73」という)だけは、結合ピン74にを用いてロー
プ62に結合されている。したがって、第1摺動部材7
3はロープ62と一体的に移動する。そして、各摺動部
材73(第1摺動部材73を含む)は、それぞれ、取付
金具75を介してカーテン生地65を吊り上げている。
成された、断面が矩形のカーテンレール64の中空部に
は多数の摺動部材73(カーテンカン)がはめ込まれ、
これらの摺動部材73は、基本的にはカーテンレール6
4に沿って自在に移動することができるようになってい
る。ただし、平面視で反時計回り方向にみて、先頭に位
置する1つの摺動部材73(以下、これを「第1摺動部
材73」という)だけは、結合ピン74にを用いてロー
プ62に結合されている。したがって、第1摺動部材7
3はロープ62と一体的に移動する。そして、各摺動部
材73(第1摺動部材73を含む)は、それぞれ、取付
金具75を介してカーテン生地65を吊り上げている。
【0032】かかるカーテン装置11において、カーテ
ン生地65が開かれているとき(カーテン生地65が床
切欠部3aの左後部付近にまとめられているとき)に、
カーテン開閉スイッチ10(図1参照)の開ボタンを押
すとモータ70が正転し、これによってロープ62が反
時計回りに移動する。このとき、第1摺動部材73がロ
ープ62の移動に伴って反時計回り方向に移動し、これ
によりカーテン生地65全体が第1摺動部材73によっ
て引きずられてカーテンレール64に沿って反時計回り
に移動する。ここで、第1摺動部材73以外の摺動部材
73は、カーテン生地65の移動に従動し、カーテン生
地65は床切欠部3aに対応する部分、すなわち便器1
6が居室7内に露出した状態において可動台15に対応
する部分(便器16及びその使用者)がカーテン生地6
5で隠される(遮蔽される)。
ン生地65が開かれているとき(カーテン生地65が床
切欠部3aの左後部付近にまとめられているとき)に、
カーテン開閉スイッチ10(図1参照)の開ボタンを押
すとモータ70が正転し、これによってロープ62が反
時計回りに移動する。このとき、第1摺動部材73がロ
ープ62の移動に伴って反時計回り方向に移動し、これ
によりカーテン生地65全体が第1摺動部材73によっ
て引きずられてカーテンレール64に沿って反時計回り
に移動する。ここで、第1摺動部材73以外の摺動部材
73は、カーテン生地65の移動に従動し、カーテン生
地65は床切欠部3aに対応する部分、すなわち便器1
6が居室7内に露出した状態において可動台15に対応
する部分(便器16及びその使用者)がカーテン生地6
5で隠される(遮蔽される)。
【0033】他方、このようにカーテン生地65が閉じ
られているとき(カーテン生地65が広がって、床切欠
部3aに対応する空間を遮蔽しているとき)に、カーテ
ン開閉スイッチ10(図1参照)の閉ボタンを押すとモ
ータ70が逆転し、これによってロープ62が時計回り
に移動する。このとき、第1摺動部材73がロープ62
の移動に伴って時計回り方向に移動し、これによりカー
テン生地65全体が第1摺動部材73によって押されて
カーテンレール64に沿って時計回り方向に移動する。
このとき、第1摺動部材73以外の摺動部材73は、カ
ーテン生地65の移動に従動し、カーテン生地65は床
切欠部3aの左後の隅の部分に押しやられる(カーテン
が開かれる)。
られているとき(カーテン生地65が広がって、床切欠
部3aに対応する空間を遮蔽しているとき)に、カーテ
ン開閉スイッチ10(図1参照)の閉ボタンを押すとモ
ータ70が逆転し、これによってロープ62が時計回り
に移動する。このとき、第1摺動部材73がロープ62
の移動に伴って時計回り方向に移動し、これによりカー
テン生地65全体が第1摺動部材73によって押されて
カーテンレール64に沿って時計回り方向に移動する。
このとき、第1摺動部材73以外の摺動部材73は、カ
ーテン生地65の移動に従動し、カーテン生地65は床
切欠部3aの左後の隅の部分に押しやられる(カーテン
が開かれる)。
【0034】以上、このトイレ8においては、昇降装置
14を上昇させて、可動台15及び便器16を最上位置
に配置すれば、便器16が居室7内に露出し、居室7に
在室する者は便器16を用いて用を足すことができる。
したがって、居室7に在室する者が、たとえ歩行が困難
な高齢者あるいは身体障害者であっても容易に用を足す
ことができる。また、用を足した後は、昇降装置14を
下降させて、可動台15及び便器16を最下位置に配置
して床下に収納し、蓋部材12で床切欠部3aを閉じれ
ば、居室7は切欠部3aをも使用することができる普通
の居室7となる。したがって、トイレ非使用時には居室
7の面積を最大限有効に利用することができる。つま
り、居住面積が小さい住宅においても、居室の面積を可
及的に大きくすることができ、かつ歩行が困難な者が容
易に使用することができるトイレが得られる。
14を上昇させて、可動台15及び便器16を最上位置
に配置すれば、便器16が居室7内に露出し、居室7に
在室する者は便器16を用いて用を足すことができる。
したがって、居室7に在室する者が、たとえ歩行が困難
な高齢者あるいは身体障害者であっても容易に用を足す
ことができる。また、用を足した後は、昇降装置14を
下降させて、可動台15及び便器16を最下位置に配置
して床下に収納し、蓋部材12で床切欠部3aを閉じれ
ば、居室7は切欠部3aをも使用することができる普通
の居室7となる。したがって、トイレ非使用時には居室
7の面積を最大限有効に利用することができる。つま
り、居住面積が小さい住宅においても、居室の面積を可
及的に大きくすることができ、かつ歩行が困難な者が容
易に使用することができるトイレが得られる。
【0035】また、このトイレ8においては、可動台1
5の昇降に伴って、自然に蓋部材12が開閉され、蓋部
材12を開閉するための格別の機械装置を設ける必要が
ないので、該トイレ8の構造が簡素化され、その製作コ
ストが低減される。さらに、このトイレ8においては、
トイレ使用時に、居室7内に露出した便器16及びトイ
レ使用者を隠す自動開閉式のカーテン装置11が設けら
れているので、居室7に在室する者は、他人の目に触れ
ずにトイレ8を使用することができる。
5の昇降に伴って、自然に蓋部材12が開閉され、蓋部
材12を開閉するための格別の機械装置を設ける必要が
ないので、該トイレ8の構造が簡素化され、その製作コ
ストが低減される。さらに、このトイレ8においては、
トイレ使用時に、居室7内に露出した便器16及びトイ
レ使用者を隠す自動開閉式のカーテン装置11が設けら
れているので、居室7に在室する者は、他人の目に触れ
ずにトイレ8を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トイレが居室内に露出した状態における、本
発明にかかる床下収納式トイレ及び居室の側面断面図で
ある。
発明にかかる床下収納式トイレ及び居室の側面断面図で
ある。
【図2】 トイレが床下に収納された状態における、本
発明にかかる床下収納式トイレの及び居室の側面断面図
である。
発明にかかる床下収納式トイレの及び居室の側面断面図
である。
【図3】 トイレが居室内に露出した状態における、本
発明にかかる床下収納式トイレ及び居室の正面断面図で
ある。
発明にかかる床下収納式トイレ及び居室の正面断面図で
ある。
【図4】 トイレが床下に収納された状態における、本
発明にかかる床下収納式トイレの及び居室の正面断面図
である。
発明にかかる床下収納式トイレの及び居室の正面断面図
である。
【図5】 床下収納式トイレのハウジングの斜視図であ
る。
る。
【図6】 便器を載せる可動台の斜視図である。
【図7】 (a)、(b)はそれぞれ、蓋部材が閉じら
れた状態及び開かれた状態における、蓋部材とハウジン
グの蝶番連結部を拡大して示した正面図である。
れた状態及び開かれた状態における、蓋部材とハウジン
グの蝶番連結部を拡大して示した正面図である。
【図8】 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、可動台
によって蓋部材が押し上げられる状態を示す図である。
によって蓋部材が押し上げられる状態を示す図である。
【図9】 汚水の排出通路を構成する内管及び外管の立
面断面図である。
面断面図である。
【図10】 カーテン装置の斜視図である。
【図11】 カーテン装置のロープ搬送機の立面図であ
る。
る。
【図12】 カーテン装置の、ロープ搬送用のパイプ及
びカーテンレール付近における横断面図である。
びカーテンレール付近における横断面図である。
【符号の説明】 1…地面、2…家屋、3…床部、3a…床切欠部、4…
天井、5…後壁、6…側壁、7…居室、8…床下収納式
トイレ、9…トイレ昇降スイッチ、10…カーテン開閉
スイッチ、11…カーテン装置、12…蓋部材、13…
ハウジング、14…昇降装置、15…可動台、16…便
器、17…便座、18…水道水供給管、19…水道水供
給チューブ、20…水槽、21…内管、22…外管、2
3…ノズル、24…トイレットペーパー、25…ペーパ
ーホルダー、26…タオル、27…タオルハンガー、2
8…油圧ユニット、29…導線、30…機器収容室、3
1…配管収容室、32…機器収容室底面壁、33…切欠
部、34…後面壁、35…第1貫通穴、36…第2貫通
穴、37…配管収容室底面壁、38…水抜き穴、39…
側面壁、40…底板、41…第1縦壁、42…第2縦
壁、43…第1穴部、44…第2穴部、45…丸み部、
51…蝶番、52…留めねじ、55…第1シール部材、
56…第2シール部材、60…パイプ、61…取付部
材、62…ロープ、63…ロープ搬送機、64…カーテ
ンレール、65…カーテン生地、70…モータ、71…
回転軸、72…リール、73…摺動部材、74…結合ピ
ン、75…取付金具。
天井、5…後壁、6…側壁、7…居室、8…床下収納式
トイレ、9…トイレ昇降スイッチ、10…カーテン開閉
スイッチ、11…カーテン装置、12…蓋部材、13…
ハウジング、14…昇降装置、15…可動台、16…便
器、17…便座、18…水道水供給管、19…水道水供
給チューブ、20…水槽、21…内管、22…外管、2
3…ノズル、24…トイレットペーパー、25…ペーパ
ーホルダー、26…タオル、27…タオルハンガー、2
8…油圧ユニット、29…導線、30…機器収容室、3
1…配管収容室、32…機器収容室底面壁、33…切欠
部、34…後面壁、35…第1貫通穴、36…第2貫通
穴、37…配管収容室底面壁、38…水抜き穴、39…
側面壁、40…底板、41…第1縦壁、42…第2縦
壁、43…第1穴部、44…第2穴部、45…丸み部、
51…蝶番、52…留めねじ、55…第1シール部材、
56…第2シール部材、60…パイプ、61…取付部
材、62…ロープ、63…ロープ搬送機、64…カーテ
ンレール、65…カーテン生地、70…モータ、71…
回転軸、72…リール、73…摺動部材、74…結合ピ
ン、75…取付金具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】削除
Claims (9)
- 【請求項1】 居室の床部の一部を切り欠いて形成され
た床切欠部の下方において地面の上に配置されたハウジ
ングと、 上記ハウジングの側壁の上端部又は上記床部に蝶番連結
され、上記床切欠部を開閉することができる蓋部材と、 上記ハウジングの底面壁上に配置され、その荷台面が、
上下方向において地面よりやや上方の位置と、ほぼ床部
の上面の位置との間で昇降することができるようになっ
ている昇降装置と、 上記昇降装置の荷台面の上に配置された可動台と、 上記可動台の上に配置され、その上端部が、上記昇降装
置の荷台面が最下位置にあるときにハウジングの上端部
よりも下側に位置するように、その高さが設定されてい
る生活設備と、 上記可動台が昇降装置によって最下位置に配置されてい
るときには蓋部材に床切欠部を閉じさせる一方、上記可
動台が最上位置に配置されているときには蓋部材に床切
欠部を開かせる蓋部材開閉手段とが設けられていて、 上記生活設備を使用するときには可動台が最上位置に配
置されて該生活設備が居室内に露出させられる一方、上
記生活設備を使用しないときには可動台が最下位置に配
置されて該生活設備が床下に収納されるとともに、床切
欠部が蓋部材で閉じられるようになっていることを特徴
とする床下収納式生活設備構造。 - 【請求項2】 上記蓋部材開閉手段が、可動台の上昇に
伴って上記蓋部材の裏面と摺接して該蓋部材を押し開く
ようになっている、該可動台の縦壁の上端隅部に形成さ
れた円弧状の丸み部であることを特徴とする、請求項1
に記載の床下収納式生活設備構造。 - 【請求項3】 上記生活設備が水洗式トイレであること
を特徴とする、請求項1又は2に記載の床下収納式生活
設備構造。 - 【請求項4】 上記生活設備が寝具であることを特徴と
する、請求項1又は2に記載の床下収納式生活設備構
造。 - 【請求項5】 上記生活設備を使用するときに、居室内
に露出した上記生活設備及び該生活設備の使用者を隠す
カーテン装置が設けられていることを特徴とする請求項
3又は4に記載の床下収納式生活設備構造。 - 【請求項6】 上記生活設備が炊事設備であることを特
徴とする、請求項1又は2に記載の床下収納式生活設備
構造。 - 【請求項7】 上記生活設備が収納庫であることを特徴
とする、請求項1又は2に記載の床下収納式生活設備構
造。 - 【請求項8】 上記生活設備が冷蔵庫であることを特徴
とする、請求項1又は2に記載の床下収納式生活設備構
造。 - 【請求項9】 上記生活設備が風呂であることを特徴と
する、請求項1又は2に記載の床下収納式生活設備構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194189A JP3059418B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-07-09 | 床下収納式トイレ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12308998 | 1998-05-06 | ||
JP10-123089 | 1998-05-06 | ||
JP10194189A JP3059418B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-07-09 | 床下収納式トイレ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000027270A true JP2000027270A (ja) | 2000-01-25 |
JP3059418B2 JP3059418B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=26460094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10194189A Expired - Lifetime JP3059418B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-07-09 | 床下収納式トイレ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059418B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7117646B2 (en) * | 2003-07-18 | 2006-10-10 | Triumph Boats, Inc. | Privacy enclosure |
JP2014221968A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 修三 山下 | 昇降式便器 |
CN106235946A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-21 | 冯振鹏 | 隐藏式自动升降马桶 |
CN106705133A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-05-24 | 冯振鹏 | 自开合升降燃气灶 |
CN110067292A (zh) * | 2018-07-03 | 2019-07-30 | 胡忠城 | 一种嵌入式节水蹲坐两用马桶装置及废水回收再利用系统 |
-
1998
- 1998-07-09 JP JP10194189A patent/JP3059418B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7117646B2 (en) * | 2003-07-18 | 2006-10-10 | Triumph Boats, Inc. | Privacy enclosure |
JP2014221968A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 修三 山下 | 昇降式便器 |
CN106235946A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-21 | 冯振鹏 | 隐藏式自动升降马桶 |
CN106235946B (zh) * | 2016-08-30 | 2018-10-23 | 冯振鹏 | 隐藏式自动升降马桶 |
CN106705133A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-05-24 | 冯振鹏 | 自开合升降燃气灶 |
CN110067292A (zh) * | 2018-07-03 | 2019-07-30 | 胡忠城 | 一种嵌入式节水蹲坐两用马桶装置及废水回收再利用系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3059418B2 (ja) | 2000-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20080003614A (ko) | 승강형 양변기 | |
KR100297158B1 (ko) | 구완을 요하는 사용자용 수세식 변기 조립체 | |
DE59201173D1 (de) | Sanitärzelle mit automatischer Reinigungsvorrichtung für die Toilettenschüssel. | |
JP2000027270A (ja) | 床下収納式トイレ | |
US4215444A (en) | Shower stall | |
US5628075A (en) | Portable vertically adjustable lavatory assembly | |
CA2189083C (en) | Flush pot assembly for user requiring care-taking | |
EP0162103A1 (en) | Bath tub having water reservoir and entry door | |
KR20130038123A (ko) | 좌변기의 좌대 개폐장치 | |
JP3057158B1 (ja) | 浴槽及びこれを用いた浴室ユニット | |
JP2003319890A (ja) | 収納式ペーパーホルダ | |
EP0801532B1 (en) | Improvements relating to bath and shower combinations | |
JP3759087B2 (ja) | 建物 | |
JP2001353093A (ja) | トイレユニット | |
JP7503918B2 (ja) | 便器装置 | |
JP5954682B2 (ja) | トイレ・シャワーユニット | |
US20210321839A1 (en) | Remote controlled toilet seat lift system and methods of use | |
JP2591471Y2 (ja) | 住宅用システムトイレルーム | |
JPH03457Y2 (ja) | ||
KR200295838Y1 (ko) | 베란다용 어항 | |
JPH0893203A (ja) | 玄 関 | |
WO2019095650A1 (zh) | 一种旋转式多变空间的洗手间设施 | |
JPH0746237Y2 (ja) | 簡易小専用トイレ | |
JP4958027B1 (ja) | トイレ・シャワー室ユニット | |
JP2000054497A (ja) | 可変住空間ユニット集合住宅及び集合住宅の可変施工方法 |