JP2003319890A - 収納式ペーパーホルダ - Google Patents

収納式ペーパーホルダ

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JP2003319890A
JP2003319890A JP2002127976A JP2002127976A JP2003319890A JP 2003319890 A JP2003319890 A JP 2003319890A JP 2002127976 A JP2002127976 A JP 2002127976A JP 2002127976 A JP2002127976 A JP 2002127976A JP 2003319890 A JP2003319890 A JP 2003319890A
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Japan
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toilet
paper holder
storage
space
toilet bowl
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JP2002127976A
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Hajime Yada
肇 矢田
Masaki Fujitani
昌己 藤谷
Noriyuki Kawaguchi
範幸 川口
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的狭いトイレ空間や収納式便器の備えら
れたトイレ空間等において、トイレットペーパーロール
を保持するためのペーパーホルダを収納式として、非使
用時には収納空間へ収納できるようにする。 【解決手段】 トイレットペーパーロール43を保持す
るためのペーパーホルダ10において、収納式便器8と
ペーパーホルダ10とを便器8の背面側に設けられた収
納棚7に内装し、該ペーパーホルダ10をスライド機構
44を介して収納棚7に取り付け、該収納棚7に設けら
れたホルダ隠蔽板32で外部から隠蔽した。そして、使
用時には収納棚7内部からスライド機構44によってペ
ーパーホルダ10を所望の位置まで外部空間側へ引き出
し可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレットペーパ
ーロールを保持するためのペーパーホルダの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅において、トイレットペーパ
ーロールを保持するペーパーホルダは、壁付設式、壁に
備え付けの収納具への組込式、手洗器への取付式、手摺
への取付式、等の設置手法によりトイレ空間に備えられ
ている。また、特公昭32−4690号公報や特公昭5
0−5867号公報に記載の技術のように、壁に設けた
箱内に回動機構を有する支持具により支持した水洗便器
を収納し、使用時に箱に設けた扉を回転させるとともに
便器も回転して引き出すよう構成されたものが、主に、
車両や航空機、公衆トイレ等で使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】便器本体を収納式とし
たトイレ空間において、便器本体が収納(隠蔽)されて
いるにもかかわらず、ペーパーホルダを常に露出した状
態に取り付けるのであっては、収納式便器を設けた空間
としての設えが整っていない中途半端な空間となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、トイレットペ
ーパーロールを保持するためのペーパーホルダをスライ
ド機構の一端に固定し、該スライド機構の基部側を収納
空間に配置するとともに、収納空間の開口部には隠蔽部
材を配置し、ペーパーホルダを収納空間から外部空間へ
引き出し可能に構成したものである。
【0006】請求項2においては、前記収納空間は収納
式便器を内装する収納空間に設けたものである。
【0007】請求項3においては、前記収納空間は収納
式便器の背面側に設けられた収納棚としたものである。
【0008】請求項4においては、前記収納式ペーパー
ホルダのスライド機構と、収納式便器の回動部との間に
連動機構を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の一実施例に係るユニットシャワール
ームの全体的な構成を示した平面図、図2はトイレユニ
ットを構成する収納棚を示す斜視図、図3はトイレユニ
ットを説明する正面図である。図4は便器の構造を示す
側面図、図5は使用可能状態にあるトイレユニットの便
器を示す斜視図である。図6はペーパーホルダの構造を
示す側面図、図7は同じく平面図、図8は使用可能状態
にあるトイレユニットとペーパーホルダを示す斜視図で
ある。図9は本発明に係るペーパーホルダの別実施例を
示す側面図、図10は本発明に係るペーパーホルダの別
実施例を示す側面図、図11は本発明に係るペーパーホ
ルダの別実施例を示す平面図である。
【0010】まず、本発明に係るペーパーホルダを備え
たユニットシャワールームについて説明する。但し、本
発明に係るペーパーホルダを配設する場所及びその配置
状態は本実施例に限定されるものではない。
【0011】図1に示す如く、本発明に係るペーパーホ
ルダ10が配設されているユニットシャワールーム1に
は、洗面空間、トイレ空間及びシャワー空間が設けられ
ており、それぞれ、収納式洗面ユニット3、収納式トイ
レユニット2、シャワーユニット4が設けられている。
【0012】洗面空間に設けられた収納式洗面ユニット
3は、ユニットシャワールーム1の一壁面に備えられた
収納棚6と該収納棚6に内装された収納式洗面台9であ
り、洗面台9は回動機構を備えた支持部材(図示せず)
を介して収納棚6内部に取り付けられている。洗面台9
の下面は収納棚6の正面側に設けられた回動式の扉6a
に固着されており、収納時の洗面台9は略垂直となった
状態で収納棚6内部に収納され、収納棚6の外側(収納
棚6前面よりも前方)に露出しないように構成されてい
る。そして、通常は洗面台9が収納棚6に収納された状
態とし、収納棚6の扉6aを手前側へ引いて、洗面台9
が略水平となる状態まで回動させて、洗面台9を使用す
る構成としている。
【0013】また、シャワー空間は、平面視矩形状のユ
ニットシャワールーム1内の対角方向に配置した洗面空
間とトイレ空間の間の一角部分に形成されており、スラ
イド式のドア5によって空間を区切られている。シャワ
ー空間には、シャワーユニット4が備えられており、簡
易にシャワーを浴びることができるようにしている。
【0014】そして、トイレ空間には収納式トイレユニ
ット2が設けられており、該収納式トイレユニット2に
は収納棚7と、該収納棚7に収納される便器8及びペー
パーホルダ10が具備されている。収納棚7はユニット
シャワールーム1の一壁面に設けられ、便器8及びペー
パーホルダ10は通常収納棚7に収納された状態とし、
使用時には収納棚7の正面側に引き出して使用する構成
としている。収納棚7の上方には棚12(図5)等が設
けられ、収納式トイレユニット2上部の空間の有効利用
が図られている。なお、収納式便器8及び収納式ペーパ
ーホルダ10の詳細な構造は後述する。
【0015】上述の如く構成されたユニットシャワール
ーム1では、スライド式ドア5によって隔離されたシャ
ワー空間を除いた空間に配設された便器8及び洗面台9
を、該ユニットシャワールーム1内に設置された収納棚
6・7に収納可能として、これらの収納時には空間内に
突出物をなくし、使用目的に応じて必要なものだけを露
出させるように構成されている。
【0016】従って、ユニットシャワールーム1でシャ
ワー空間のみを使用する際には、便器8、ペーパーホル
ダ10及び洗面台9は各収納棚6・7へ収納すると、ユ
ニットシャワールーム1のシャワー空間以外の部分を脱
衣場所として広く使用することができ、突出物がないの
で、便器8背面の棚12へのアプローチ、脱衣行為等の
際における空間の使い勝手を向上することができる。ま
た、ユニットシャワールーム1を洗面室として使用時に
は、洗面台9を露出させ、便器8及びペーパーホルダ1
0を収納棚7に収納すると、ユニットシャワールーム1
は、洗面、トイレ、シャワーの設備を備えた空間である
が、トイレとしての設備が外観上排除されることにな
る。すなわち、ユニットシャワールーム1は、便器8及
びペーパーホルダ10を収納式とすることで、シャワ
ー、脱衣、洗面時にトイレを意識させない空間とするこ
とができる。
【0017】ここで、前記トイレ空間に配設された収納
式トイレユニット2について詳細に説明する。前述の如
く、収納式トイレユニット2は収納棚7と、該収納棚7
に収納された便器8及びペーパーホルダ10等により構
成されている。
【0018】図2及び図3に示す如く、便器8及びペー
パーホルダ10を収納する収納棚7は、正面視におい
て、上下に天板25及び裾板33が配設され、これら天
板25と裾板33の間に便器8やペーパーホルダ10を
隠蔽する化粧板が配設され、収納棚7の美観を向上し、
意匠性を高めている。これらの化粧板は合計七枚で構成
され、正面視において、左右下側に固定板29・30が
配設され、該固定板29・30の上方にスイッチ隠蔽板
31及びホルダ隠蔽板32が配置され、さらに、略中央
には、便器上隠蔽板26、便器中隠蔽板27及び便器下
隠蔽板28が配置されている。そして、便器8及びペー
パーホルダ10を収納した状態では、これらの化粧板の
表面は略平面となって収納棚7の正面側を飾る。
【0019】前記スイッチ隠蔽板31は、正面視左側の
固定板29の上部にヒンジを介して回動可能に取り付け
られ、該スイッチ隠蔽板31を回動して開いた状態とす
ると、収納棚7内部に配設され、フレーム19に取り付
けられた洗浄弁37を操作する便器洗浄スイッチ38が
露出する構成としている。
【0020】図3及び図4に示す如く、前記便器上隠蔽
板26は、天板25の下部にヒンジを介して取り付けら
れていて、上方へ回動可能としている。また、便器中隠
蔽板27及び便器下隠蔽板28はヒンジを介して回動可
能に連結され、便器中隠蔽板27の裏側に便器8の底面
が固着されている。収納棚7下部であって裾板33によ
って正面を覆われた部分に配設されたフレーム23の内
部に便器排水トラップ24を内装し、該フレーム23の
上面に便器8の支持部材34が螺結されている。該支持
部材34は収納棚7内部に配設され、回動機構39が備
えられて便器8が回動軸35を中心に回動可能に支承さ
れている。
【0021】便器8の上面にはステー36が固設され、
該ステー36に便座21が回動可能に支承されている。
便器8が使用可能な状態で便座21を上方に回動させた
ときには、収納棚7内部に設けられた便器フレーム22
に形成された当接部22aに当接して後方への回動を規
制されるよう構成されている。また、便器8は収納棚7
内部において前記便器フレーム22内に収納されてい
る。
【0022】上述の如く構成したトイレユニット2は、
収納棚7内に便器8が略垂直となる状態で収納されてお
り、便器8の使用時には、まず、便器上隠蔽板26を上
方へ回動し、次に、便器中隠蔽板27をもって便器8を
回動軸35を中心として便器8が略水平となるまで下方
へ回動させると、図5に示す如く、便器8が使用可能な
状態となる。また、便器8を使用後は、便器中隠蔽板2
7を略垂直な状態となるまで上方へ回動し、便器上隠蔽
板26を下方へ回動すれば、便器8は収納棚7に収納さ
れ、収納棚7の外観上隠蔽される。
【0023】図3、図6及び図7に示す如く、前記ホル
ダ隠蔽板32は、正面視右側の固定板30の上部にヒン
ジを介して回動可能に取り付けられ、該ホルダ隠蔽板3
2を回動して開いた状態とすると、収納棚7内部に配設
されたペーパーホルダ10が露出する。
【0024】前記ペーパーホルダ10は、左右の側板4
0・40と、押圧板42、及び背面板41等で構成さ
れ、左右の側板40・40間でトイレットペーパーロー
ル43を挟持し、押圧板42でトイレットペーパーロー
ル43を押圧してトイレットペーパーを切り取るように
している。そして、前記ペーパーホルダ10の背面板4
1は、便器8に着座した状態での使い勝手に考慮し、便
器8背面に位置する収納棚7内部から実使用上の支障の
ない位置までペーパーホルダ10を引き出すことの可能
なスライド機構44に連結されている。
【0025】前記スライド機構44は、収納棚7の骨組
みとなるフレームに固設されたスライドレール45と、
該スライドレール45を摺動する二段式のスライドバー
46・47により構成されている。スライドレール45
とスライドバー46・47は二組上下に平行に備えられ
ており、ペーパーホルダ10を安定して引き出すことの
できるようにしている。但し、ペーパーホルダ10の配
設位置やサイズによっては一組のスライドレール45と
スライドバー46・47でスライド機構44とすること
もできる。
【0026】スライドレール45には、外側のスライド
バー46が摺動可能に嵌合しており、該スライドバー4
6に形成されたレール部に内側のスライドバー47が摺
動可能に嵌合している。そして、内側のスライドバー4
7の端部にはペーパーホルダ10の背面板41が取り付
けられている。スライドバー46・47を二段式とする
ことで、収納棚7の奥行きを収納幅とするスライド機構
44は、該収納幅よりも長い摺動ストロークを実現し、
便座21に着座した状態でトイレットペーパーを引き出
しやすい位置までペーパーホルダ10を移動させること
ができるようにしている。
【0027】従って、図8に示す如く、収納棚7に内挿
されているペーパーホルダ10の側板40・40を持っ
て正面視において手前側へ引き出せば、スライド機構4
4のストローク範囲内で所望の位置までペーパーホルダ
10を移動させることができ、また、ペーパーホルダ1
0の側板を収納棚7側に押しやれば、ペーパーホルダ1
0は収納棚7側へ摺動して収納棚7に内装される位置ま
で移動することができる。なお、ペーパーホルダ10の
側板40・40には、意匠性向上のためと、引き出し操
作の便を図って、孔40a・40aが設けられている。
【0028】上述の如く構成した収納式トイレユニット
2は、通常は、便器8及びペーパーホルダ10が収納棚
7に収納された状態であり、図2に示す如く、ユニット
シャワールーム1に配設された備え付けの意匠性の高い
家具として認識されるようにしている。そして、収納式
トイレユニット2の使用時には、便器8を正面側へ回動
して収納棚7から引き出して使用可能な状態とし、ペー
パーホルダ10を収納棚7から正面側へ適当な位置まで
引き出し、スイッチ隠蔽板31を開いて便器洗浄スイッ
チ38を露出した状態とする。
【0029】このように、ペーパーホルダ10をユニッ
トシャワールーム1の壁面に収納するのではなく、便器
8の背面側に便器8を収納する収納棚7を設け、便器8
とペーパーホルダ10を一つのユニットとして、双方を
該収納棚7に収納可能に構成することで、便器8を収納
している状態のとき、ペーパーホルダ10も露出しない
ので、ユニットシャワールーム1を他の用途に使用する
際に空間を広く使用することができ、また、便器8を隠
蔽することでユニットシャワールーム1の清潔感を損ね
ることがない。さらに、省スペースであることが必要と
される比較的小さな空間に収納式便器8を設置する際に
おいても、便器8の収納部とペーパーホルダ10の収納
部を一体化することで、設計の際にペーパーホルダ10
の設置箇所の検討が不要となる。また、ペーパーホルダ
10を便器8と独立して設置する際に必要となるペーパ
ーホルダ10取付部分の下地補強等が不要となる。
【0030】そして、特に、収納棚7と便器8とペーパ
ーホルダ10を一つのユニットとするときには、便器8
の引き出し動作にペーパーホルダ10の引き出しを連動
させ、ペーパーホルダ10の引き出し作業を省略可能に
構成することが可能となる。
【0031】すなわち、収納棚7正面に位置する便器中
隠蔽板27を下方に回動すると、同時にペーパーホルダ
10が正面側へ移動し、便器8が略水平状態となって使
用可能となった時点で、ペーパーホルダ10が便座21
に着座した状態でトイレットペーパーを引き出しやすい
位置まで引き出された状態となるように、便器8とペー
パーホルダ10を連動するのである。また、便器8を収
納しようとして便器中隠蔽板27を上方に回動すると、
同時にペーパーホルダ10が収納棚7側へ移動し、便器
8が収納棚7に略水平状態に収納された状態となった時
点で、ペーパーホルダ10が収納棚7内に収納された状
態となるように、便器8とペーパーホルダ10を連動す
るのである。
【0032】例えば、図9に示す如く、ペーパーホルダ
10を連結したスライドバー47をモータ等のアクチュ
エータ52を用いて、強制的に移動させることができ
る。
【0033】アクチュエータ52の回動軸52aに大径
のプーリ54と小径のプーリ53が固設され、小径のプ
ーリ53に第一ワイヤ56の一端が固定されるとともに
巻回され、また、該第一ワイヤ56の他端は、スライド
バー47の後端に設けたワイヤ固定具55を介してスラ
イドバー47に固定され、第一ワイヤ56に複数の誘導
プーリ59が介設されている。さらに、もう一本の第二
ワイヤ57がスライドバー47上のワイヤ固定具55に
固定され、該第二ワイヤ57の他端が大径プーリ54に
固定されるとともに巻回されている。そして、アクチュ
エータ52で回動軸52aを正転または逆転させること
で、ペーパーホルダ10を進退可能とするよう構成され
ている。
【0034】また、ホルダ隠蔽版32には当接片60が
固設され、付勢部材61によって閉まる方向に付勢され
ている。従って、ペーパーホルダ10が引き出された状
態から収納棚7へ収納する際に、ペーパーホルダ10が
当接片60に当接してホルダ隠蔽版32を閉じる方向に
回動し、さらに、付勢部材61により付勢されてホルダ
隠蔽版32を閉じるように構成されている。一方、便器
8の回動軸35上にカム51aが外嵌され、該カム51
aの外周上に形成された切り欠き部とセンサ51の検出
体が係合することで便器8の回動を検知できるように構
成されている。
【0035】そして、前記センサ51及びアクチュエー
タ52は制御装置58に電気的に連結されており、セン
サ51が便器8の回動を検知して、制御装置58に送信
しアクチュエータ52を作動させ、便器8を使用状態と
するときにはペーパーホルダ10を収納棚7より引き出
し、また、便器8を収納するときにはペーパーホルダ1
0を収納棚7収納することができるようにしている。ま
た、便器8とペーパーホルダ10を連動させずとも、ア
クチュエータ52をスイッチ等の操作で正転または逆転
させることで、ペーパーホルダ10のみを進退駆動する
ことも可能である。
【0036】なお、収納棚7より引き出されたペーパー
ホルダ10は、側板40・40をある一定の荷重を持っ
て収納棚7側へ押圧すると、アクチュエータ52が回動
軸52aを回転駆動して、ペーパーホルダ10を収納棚
7に収納する構成として、ペーパーホルダ10のみを収
納することができるようにしている。また、ペーパーホ
ルダ10の収納位置と突出位置を検出するリミットスイ
ッチまたはセンサを配置して、最大摺動位置に至ると電
力の供給を切断するようにして過大な力により駆動して
破損することを防止している。さらに、上述の実施例の
ようにワイヤ56・57を使用せず、スライドバー46
・47と平行に設けた電動シリンダによりペーパーホル
ダ10を進退可能に構成することもできる。
【0037】また、例えば、図10に示す如く、ペーパ
ーホルダ10を連結したスライドバー47と便器8とを
リンク機構65を介して連結して連動させることもでき
る。
【0038】前記スライドバー47に設けられたピン6
2にリンク70の一端に形成された長孔70aを枢結
し、該リンク70の他端70bを収納棚7のフレーム部
分に回動可能に枢結する。また、便器8の回動軸35を
延設し、ここに別のリンク64の一端を固設して、該リ
ンク64が便器8と一体的に回動軸35を中心として回
動するよう構成されている。そして、これらのリンク7
0・64をリンク63によって連結している。
【0039】上述の構成において、便器8及びペーパー
ホルダ10が収納棚7に収納された状態で便器8を回動
すると、リンク機構65を介して連結されたスライドバ
ー47が収納棚7の正面側へ摺動してペーパーホルダ1
0が収納棚7から引き出される。また、収納棚7から便
器8及びペーパーホルダ10が引き出された状態におい
て、便器8を収納棚7に収納する方向に回動すると、リ
ンク機構65を介して連結されたスライドバーが47、
収納棚7側へ摺動してペーパーホルダ10が収納棚7に
収納される。
【0040】なお、収納式のペーパーホルダ10は収納
式の便器8と必ずしも一ユニットとすることに限定され
ず、図11に示す如く、ペーパーホルダ10を単独で一
般的な便器66とトイレ空間67に配設することもでき
る。この場合、トイレ空間67の壁に扉71を備えた収
納部72を形成し、ここにペーパーホルダ10をスライ
ド機構73を介して取り付けて、収納部72へ進退可能
として、ペーパーホルダ10を収納できるように構成す
ることもできる。
【0041】このようにして、トイレの使用に介護が必
要な場合や、トイレを車椅子での使用する際等に、ペー
パーホルダ10をトイレ空間67の壁面に突出させない
ことで、トイレ空間67内の移動を用意として、空間の
使い勝手を向上することができる。また、便器61の清
掃作業時にペーパーホルダ10を収納することで、ペー
パーホルダ10に保持されているトイレットペーパーロ
ールを濡らすことなく作業を行うことができる。
【0042】さらに、収納式のペーパーホルダ10を単
独で一般的なサニタリーユニット(ユニットバス)等に
設置することもできる。この場合も、ペーパーホルダ1
0はサニタリーユニット空間の壁に扉を備えた収納部を
形成し、ここに収納するよう構成することもできる。ペ
ーパーホルダ10を収納式とすることで、浴槽、シャワ
ー使用時の飛散水滴や、湿気でトイレットペーパーを濡
らさないようにすることができる。また、ユニット内を
清掃作業時に便器の清掃作業時にペーパーホルダ10を
収納することで、ペーパーホルダ10に保持されている
トイレットペーパーを濡らすことなく作業を行うことが
できる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0044】即ち、請求項1に示す如く、トイレットペ
ーパーロールを保持するためのペーパーホルダをスライ
ド機構の一端に固定し、該スライド機構の基部側を収納
空間に配置するとともに、収納空間の開口部には隠蔽部
材を配置し、ペーパーホルダを収納空間から外部空間へ
引き出し可能に構成したので、ペーパーホルダを収納し
て隠蔽することが可能となる。また、スライド機構によ
って所望の位置までペーパーホルダを引き出して良好な
使用環境を供することができる。
【0045】請求項2に示す如く、前記収納空間は収納
式便器を内装する収納空間に設けたので、便器及びペー
パーホルダともに収納式とすることで、空間を別の用途
に使用するときにトイレ空間であることを感じさせない
ようにすることができる。
【0046】請求項3に示す如く、前記収納空間は収納
式便器の背面側に設けられた収納棚としたので、便器及
びペーパーホルダを一ユニットとして構成することがで
き、美観を向上するとともに施工時の設置計画及び作業
が容易となる。
【0047】請求項4に示す如く、前記収納式ペーパー
ホルダのスライド機構と、収納式便器の回動部との間に
連動機構を設けたので、便器の使用時にペーパーホルダ
の引き出し作業を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るユニットシャワールー
ムの全体的な構成を示した平面図。
【図2】トイレユニットを構成する収納棚を示す斜視
図。
【図3】トイレユニットを説明する正面図。
【図4】便器の構造を示す側面図。
【図5】使用可能状態にあるトイレユニットの便器を示
す斜視図。
【図6】ペーパーホルダの構造を示す側面図。
【図7】同じく平面図。
【図8】使用可能状態にあるトイレユニットとペーパー
ホルダを示す斜視図。
【図9】本発明に係るペーパーホルダの別実施例を示す
側面図。
【図10】本発明に係るペーパーホルダの別実施例を示
す側面図。
【図11】本発明に係るペーパーホルダの別実施例を示
す平面図。
【符号の説明】
1 ユニットシャワールーム 2 トイレユニット 7 収納棚 8 便器 10 ペーパーホルダ 32 ホルダ隠蔽板 44 スライド機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 範幸 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 Fターム(参考) 2D037 EA04 2D039 AB07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレットペーパーロールを保持するた
    めのペーパーホルダをスライド機構の一端に固定し、該
    スライド機構の基部側を収納空間に配置するとともに、
    収納空間の開口部には隠蔽部材を配置し、ペーパーホル
    ダを収納空間から外部空間へ引き出し可能に構成したこ
    とを特徴とする収納式ペーパーホルダ。
  2. 【請求項2】 前記収納空間は収納式便器を内装する収
    納空間に設けたことを特徴とする請求項1に記載の収納
    式ペーパーホルダ。
  3. 【請求項3】 前記収納空間は収納式便器の背面側に設
    けられた収納棚としたことを特徴とする請求項2に記載
    の収納式ペーパーホルダ。
  4. 【請求項4】 前記収納式ペーパーホルダのスライド機
    構と、収納式便器の回動部との間に連動機構を設けたこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の収納式ペ
    ーパーホルダ。
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