JPH11227967A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH11227967A
JPH11227967A JP10032906A JP3290698A JPH11227967A JP H11227967 A JPH11227967 A JP H11227967A JP 10032906 A JP10032906 A JP 10032906A JP 3290698 A JP3290698 A JP 3290698A JP H11227967 A JPH11227967 A JP H11227967A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/0009Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material
    • B41J13/0018Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material in the sheet input section of automatic paper handling systems

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 操作パネル55から選択される給紙段の情報
や、上位装置から送られる給紙段選択コマンドの情報
を、不揮発性のメモリである設定情報記憶部62に格納
する。 【効果】 電源をオフしても選択された給紙段の情報が
保持され、次に電源をオンした時には直前に選択されて
いた給紙段を自動的に選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや複写機
等の画像記録装置、特に複数の給紙段を有する画像記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、複数の給紙段を有するプリンタや
複写機等の画像記録装置では、実際の印刷やコピー等を
行う前に、画像記録装置前面に設けられた操作パネル等
から所望の給紙段を選択する動作を行う。従来、この選
択動作を軽減させるために、予め使用頻度が高いと思わ
れる特定の給紙段をデフォルトトレイとしてセットして
おき、電源投入時にはそのデフォルトトレイを選択する
ようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、省エネ対策とし
て、昼休み等しばらく席を立つ時にはプリンタや複写機
等の電源をオフし、再び作業を開始する時に電源をオン
するようになり、その結果、電源のオン・オフが頻繁に
行われるようになった。従来は電源投入時にはデフォル
トトレイ(特定の給紙段)が選択されるように制御され
ているので、直前に選択されていた給紙段の情報がリセ
ットされてしまい、席を立つ前の作業の続きをしようと
した場合、給紙段の選択動作をやり直さなければならな
いことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の画像記録装置は、記録媒体を収納する給紙
段を複数有し、前記給紙段の一つを選択して前記給紙段
に収納された記録媒体を給紙し、前記記録媒体に画像形
成処理を行う画像記録装置において、前記給紙段の内の
一つを選択するための選択手段と、前記選択手段によっ
て選択されたデータを不揮発性の記憶手段に格納する格
納手段と、電源投入時に前記記憶手段に格納されたデー
タに基づいて前記給紙段を設定する設定手段とを有する
ことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、各図面に共通す
る要素には同一の符号を付す。
【0006】(具体例1)図2は、具体例1の画像記録
装置の断面図である。本具体例では電子写真プリンタを
例に挙げて説明する。
【0007】具体例1のプリンタは、第1の給紙機構部
41、第2の給紙機構部44、および第3の給紙機構部
47を有する。第1の給紙機構部41は、用紙を収容す
る第1の給紙トレイ42(トレイ1)と、給紙トレイ4
2の上端に用紙と対向するように配設される第1のホッ
ピングローラ43と、用紙の有無や用紙のサイズを検出
するための図示せぬ用紙センサを有している。ホッピン
グローラ43によって送り出された用紙は走行ルート2
6を通ってレジストローラ14に送られる。同様に、第
2の給紙機構部44は、用紙を収容する第2の給紙トレ
イ45(トレイ2)と、給紙トレイ45の上端に用紙と
対向するように配設される第2のホッピングローラ46
と、用紙の有無や用紙のサイズを検出するための図示せ
ぬ用紙センサを有している。ホッピングローラ46によ
って送り出された用紙は、走行ルート49、走行ルート
26を通ってレジストローラに送られる。第1の給紙機
構部41および第2の給紙機構部44は、電子写真プリ
ンタの下部に配設され、電子写真プリンタ全体の占有面
積を小さくしている。なお、第2の給紙機構部44はオ
プション化が可能である。
【0008】第3の給紙機構部47は、装置本体の側面
に回動可能に設けられた伸縮自在な手差し台48(フロ
ントトレイ)と、用紙の有無や用紙のサイズを検出する
ための図示せぬ用紙センサを有している。手差し台48
は、使用されない時は図の実線位置に収納されていて、
使用される時に図の点線位置まで回動され、用紙の長さ
に合わせて伸縮させることができる。第3の給紙機構部
47は、封筒やハガキ等の特殊な用紙を送るために直線
状に形成された走行ルート27に通じるものであり、第
3の給紙機構部47を使用することによって特殊な用紙
を曲げることなくレジストローラ14に送ることができ
る。
【0009】走行ルート26または走行ルート27を通
って搬送された用紙は、用紙搬送路に沿って設けられ
た、画像形成部15、定着装置22、排出ローラ23、
24を通って用紙受け台に排出される。画像形成部15
は、感光ドラム16、帯電装置17、LEDヘッド1
8、現像装置19、転写装置20、クリーニング装置2
1で構成される。また、排出ローラ23の下流側には、
用紙の排出先を切り換えるための用紙セパレータ25が
配設されている。
【0010】用紙搬送路には、用紙の走行を制御するた
めのセンサ28〜30が設けられている。28は入口セ
ンサ、29は書込センサ、30は排出センサである。こ
れらのセンサ28〜30は、フォトセンサを使用し、用
紙で直接光軸を遮断させるようにしたものや、アクチュ
エータで光軸を遮断させるようにしたものが使用され
る。
【0011】図1は、上記構成の電子写真プリンタの制
御系のブロック図である。図1に示すように、具体例1
のプリンタは、コントローラ部50、各種センサ部5
1、電源・高圧部52、LEDヘッド18、ドラムモー
タ53、用紙送りモータ54、操作パネル55、インタ
フェース部56、およびこれらを接続するための信号線
やバスから構成されている。
【0012】コントローラ部50はプリンタ全体を制御
するもので、CPU57および各種メモリ58〜62等
から構成される。プログラムROM58は制御プログラ
ムを格納するためのメモリ、フォントROM59はフォ
ントを格納するためのメモリ、画像メモリ60は画像デ
ータを格納するためのRAMである。カレント情報記憶
部61は現在選択されている給紙段等の情報を格納する
ためのメモリで、RAMで構成される。設定情報記憶部
62は選択された給紙段等の情報を電源オフ時も保持し
ておくためのメモリで、バッテリバックアップによって
不揮発性とされたスタティック型のRAMや、EEPR
OMで構成される。また、コントローラ部50は、イン
ターフェース部56を介して図示せぬ上位装置と接続さ
れる。
【0013】各種センサ部51は、用紙搬送路に設けら
れた入口センサ28、書込センサ29、排出センサ3
0、および各給紙機構部に設けられた用紙センサ63と
いった用紙走行系のセンサの他に、定着装置22の温度
を検出するための温度センサ64や、現像装置19内部
のトナー量を検出するためのトナーセンサ65を備えて
いる。電源・高圧部52には、帯電装置17、現像装置
19、転写装置20、定着装置22が接続されており、
電源・高圧部52はコントローラ部50の指示に従って
各装置に高圧電源を供給する。操作パネル55は、LE
Dランプ66、LCD表示部67、および各種スイッチ
68を備えている。コントローラ部50は、プリンタの
状態を操作パネル55のLEDランプ66で表示した
り、操作パネル55のスイッチ68からの各種情報を受
け付けてその情報をカレント情報記憶部61や設定情報
記憶部62に格納したり、カレント情報記憶部61に格
納された情報を操作パネル55のLCD表示部67に表
示したりする。操作パネル55については、図3を用い
て説明を補足する。
【0014】図3は、操作パネルの説明図である。図3
に示すように、具体例1の操作パネル55には、LED
ランプ3個、LCD表示部1個、およびスイッチ5個が
設けられている。LEDランプ3個の内訳は、電源のオ
ン・オフを示す電源ランプ66a(電源オン時は緑点
灯、電源オフ時は消灯)、プリンタがオンラインモード
に設定されているかオフラインモードに設定されている
かを示すオンラインランプ66b(オンラインモード時
は緑点灯、オフラインモード時は消灯)、用紙がセット
されているか否かを示す用紙ランプ66c(用紙ありは
消灯、用紙なしは赤点灯)である。LCD表示部67
は、現在設定されているモードやカレント情報記憶部6
1に格納されている情報を表示する。スイッチ5個の内
訳は、オンラインモードまたはオフラインモードを設定
するためのオンラインスイッチ68a、メニューを選択
するためのメニュースイッチ68b、給紙トレイを選択
するためのトレイ選択スイッチ68c、フォントを選択
するためのフォント選択スイッチ68d、選択情報を確
定するための確定スイッチ68eである。
【0015】図4は、メニューで設定される情報の説明
図である。本具体例では説明を簡単にするために、メニ
ューとしてトレイ選択とフォント選択の2種類を示し
た。図3に示したメニュースイッチ68bの押下により
メニューが選択される。つまり、メニュースイッチ68
bが1回押下される度にトレイ選択とフォント選択が切
り替わる。また、メニューとしてトレイ選択が選択され
ている時にトレイ選択スイッチ68cが押下されると、
1回押下される度に選択情報がトレイ1、トレイ2、フ
ロントトレイ、トレイ1、・・・の順に切り替わる。ま
た、メニューとしてフォント選択が選択されている時に
フォント選択スイッチ68dが押下されると、1回押下
される度に選択情報がフォント1、フォント2、フォン
ト3、フォント4、フォント1、・・・の順に切り替わ
る。
【0016】次に具体例1の給紙段選択動作について、
図5〜図8を用いて説明する。図5〜図8は、具体例1
の動作を示すフローチャートである。
【0017】図5は、電源スイッチオン状態のプリンタ
の動作を示すフローチャートである。電源スイッチをオ
ンした直後はプリンタはオンラインモードに設定されて
いる。図5において、まず、上位装置からインターフェ
ース部56を介して印字コマンドを受信したかどうかを
判定する(S501)。印字コマンドを受信した場合は
S505に移行する。一方、印字コマンドを受信してい
ない場合は、S502でオンラインスイッチ68aが押
下されたかどうかを判定する。オンラインスイッチ68
aの押下も検出されない場合はS501に戻る。一方、
オンラインスイッチ68aの押下が検出された場合はS
503でプリンタをオフラインモードに設定して、S5
04の選択処理へ移行する。ここで、S504の選択処
理について図6を用いて説明する。
【0018】図6は、操作パネル55からの給紙段選択
動作を示すフローチャートである。図6において、ま
ず、メニュースイッチ68bが押下されトレイ選択メニ
ューになっているかどうかを判定する(S521)。ト
レイ選択メニューの場合は、S522でカレント情報記
憶部61の内容をLCD表示部67に表示することによ
り、現在選択されている給紙段をオペレータに確認させ
る。次に、S523で確定スイッチ68eが押下された
かどうかを判定する。確定スイッチ68eの押下が検出
された場合はS526に移行する。一方、確定スイッチ
68eの押下が検出されない場合はS524でトレイ選
択スイッチ68cが押下されたかどうかを判定し、トレ
イ選択スイッチ68cの押下が検出された場合はS52
5でカレント情報記憶部61に次の給紙段の情報を格納
し(給紙段選択の順番は図4を用いて説明した通り)、
S522に戻る。一方、確定スイッチ68eの押下もト
レイ選択スイッチ68cの押下も検出されない場合はS
526に移行する。S526ではオンラインスイッチ6
8aが押下されたかどうかを判定する。オンラインスイ
ッチ68aの押下が検出されない場合はS523に戻
る。一方、S526でオンラインスイッチ68aの押下
が検出されると、S531でカレント情報記憶部61に
格納されている給紙段の準備ができているかどうかを判
定する。ここで給紙段の準備とは、第1の給紙機構部4
1、第2の給紙機構部44について言えば各トレイがプ
リンタにセットされていてかつ用紙が各トレイにセット
されていることを意味し、第3の給紙機構部47につい
て言えば手差し台48が使用位置まで回動されていてそ
の上に用紙がセットされていることを意味する。S53
1で給紙段の準備ができていない場合は、LCD表示部
67や用紙ランプ66cを使用して給紙段の準備を促す
表示を行う(S532)。給紙段の準備ができると、S
533でカレント情報記憶部61の内容を不揮発性のメ
モリである設定情報記憶部62に格納する。その後オン
ラインモードに設定して(S534)、給紙段選択処理
を終了する。
【0019】再び図5に戻ってS505以降の動作を説
明する。S505では受信した印字コマンド中に給紙段
選択コマンドが含まれているかどうかを判定する。給紙
段選択コマンドが含まれていない場合は直ちにS511
に移行する。一方、給紙段選択コマンドが含まれている
場合は、S506でカレント情報記憶部61に格納され
ている内容と給紙段選択コマンドの内容が同じであるか
どうかを判定する。同じである場合はS511に移行す
る。異なる場合はカレント情報記憶部61に給紙段選択
コマンドの内容を格納し(S507)、給紙段の準備が
できているかどうかを確認する(S508、S50
9)。給紙段の準備が整っていると、S510でカレン
ト情報記憶部61の内容を不揮発性のメモリである設定
情報記憶部62に格納した後、S511に移行する。S
511ではカレント情報記憶部61で指定される給紙段
から給紙動作を行い、通常の印刷処理に移行する(S5
12)。
【0020】このように、操作パネル55から設定され
る給紙段の情報や、上位装置から送られる給紙段選択コ
マンドの情報は、不揮発性のメモリである設定情報記憶
部62に格納される。そのため、図7の電源スイッチオ
フ時のフローチャートに示すように、S541で電源ス
イッチのオフを検出した後、S542で通常のパワーオ
フ処理を行うだけでプリンタ動作を終了しても、電源ス
イッチをオフする前に選択された給紙段の情報は保持さ
れる。従って、図8の電源スイッチオン時のフローチャ
ートに示すように、S561で電源スイッチのオンを検
出し、S562で通常のイニシャル処理を行った後、S
563でカレント情報記憶部61に設定情報記憶部62
の内容を格納すれば、電源スイッチをオフする前に選択
されていた給紙段を自動的に選択できる。その後S56
4でプリンタはオンラインモードに設定され、待機状態
となる。
【0021】以上説明したように、具体例1によれば、
操作パネル55から選択される給紙段の情報や、上位装
置から送られる給紙段選択コマンドの情報を、不揮発性
のメモリである設定情報記憶部62に格納するようにし
たので、電源をオフしても選択された給紙段の情報が保
持され、次に電源をオンした時には直前に選択されてい
た給紙段を自動的に選択することができる。また、用紙
ジャム解除やメンテナンス等の目的で装置のカバーを開
いた時も、選択された情報は保持されるので、カバーを
閉じた時に直前に選択されていた給紙段を自動的に選択
することができる。
【0022】(具体例2)次に具体例2を説明する。上
述した具体例1では、給紙段の選択情報を不揮発性のメ
モリに保持し、電源投入時にそれを読み出すようにし
た。具体例2では、フォントの選択情報を不揮発性のメ
モリに保持し、電源投入時にそれを読み出すようにした
ものである。具体例2のプリンタの構成は具体例1と同
様であるので、説明は省略する。
【0023】図9および図10は、具体例2の動作を示
すフローチャートである。以下、具体例1と異なる部分
のみ説明する。図9は、電源スイッチオン状態のプリン
タの動作を示すフローチャートである。図5と異なるの
はS604の選択処理およびS605以降の処理であ
る。まず、S604の選択処理について、図10を用い
て説明する。
【0024】図10は、操作パネル55からのフォント
選択動作を示すフローチャートである。図10におい
て、まず、メニュースイッチ68bが押下されフォント
選択メニューになっているかどうかを判定する(S62
1)。フォント選択メニューの場合は、S622でカレ
ント情報記憶部61の内容をLCD表示部67に表示す
ることにより、現在選択されているフォントをオペレー
タに確認させる。次に、S623で確定スイッチ68e
が押下されたかどうかを判定する。確定スイッチ68e
の押下が検出された場合はS626に移行する。一方、
確定スイッチ68eの押下が検出されない場合はS62
4でフォント選択スイッチ68dが押下されたかどうか
を判定し、フォント選択スイッチ68dの押下が検出さ
れた場合はS625でカレント情報記憶部61に次のフ
ォントの情報を格納し(フォント選択の順番は図4を用
いて説明した通り)、S622に戻る。一方、確定スイ
ッチ68eの押下もフォント選択スイッチ68dの押下
も検出されない場合は、S626に移行する。S626
ではオンラインスイッチ68aが押下されたかどうかを
判定する。オンラインスイッチ68aの押下が検出され
ない場合はS623に戻る。一方、S626でオンライ
ンスイッチ68aの押下が検出されると、S633でカ
レント情報記憶部61の内容を不揮発性のメモリである
設定情報記憶部62に格納する。その後オンラインモー
ドに設定して(S634)、フォント選択処理を終了す
る。
【0025】再び図9に戻ってS605以降の動作を説
明する。S605では受信した印字コマンド中にフォン
ト選択コマンドが含まれているかどうかを判定する。フ
ォント選択コマンドが含まれていない場合は直ちにS6
09に移行する。一方、フォント選択コマンドが含まれ
ている場合は、S606でカレント情報記憶部61に格
納されている内容とフォント選択コマンドの内容が同じ
であるかどうかを判定する。同じである場合はS609
に移行する。異なる場合はS607でカレント情報記憶
部61にフォント選択コマンドの内容を格納し(S60
7)、S608でカレント情報記憶部61の内容を不揮
発性のメモリである設定情報記憶部62に格納した後、
S609に移行する。S609ではカレント情報記憶部
61で指定されるフォント情報に従って展開処理を行
い、通常の印刷処理に移行する(S610)。
【0026】このように、操作パネル55から設定され
るフォント情報や、上位装置から送られるフォント選択
コマンドの情報は、不揮発性のメモリである設定情報記
憶部62に格納される。従って、図7の電源スイッチオ
フ時のフローチャートに示すように、電源スイッチをオ
フしても、電源スイッチをオフする前に選択されたフォ
ントの情報は保持され、図8の電源スイッチオン時のフ
ローチャートに示すように、電源スイッチをオンした
際、カレント情報記憶部61に設定情報記憶部62の内
容を格納すれば、電源スイッチをオフする前に選択され
ていたフォント情報を自動的に選択できる。
【0027】以上説明したように、具体例2によれば、
操作パネル55から選択されるフォントの情報や、上位
装置から送られるフォント選択コマンドの情報を、不揮
発性のメモリである設定情報記憶部62に格納するよう
にしたので、電源をオフしても選択されたフォントの情
報が保持され、次に電源をオンした時には直前に選択さ
れていたフォントを自動的に選択することができる。
【0028】(具体例3)次に具体例3を説明する。上
述した具体例1および具体例2では、給紙段の選択情報
やフォントの選択情報を、それらの情報が選択される度
に不揮発性のメモリに格納するようにした。具体例3で
は、電源スイッチをオフした時に行われるパワーオフ処
理時に、それらの情報を不揮発性のメモリに格納するよ
うにしたものである。具体例3のプリンタの構成は具体
例1と同様であるので、説明は省略する。
【0029】具体例3では、給紙段が選択される時には
その選択情報を不揮発性のメモリに格納しないので、図
5のS510と図6のS533の処理を省略する。ま
た、フォント情報が選択される時もその選択情報を不揮
発性のメモリに格納しないので、図9のS608と図1
0のS633の処理を省略する。その代わりに図11に
示す処理を行う。
【0030】図11は、具体例3の電源スイッチオフ時
のフローチャートである。図11に示すように、S70
1で電源スイッチのオフを検出した後、S703で通常
のパワーオフ処理を行う前に、S702でカレント情報
記憶部61の内容を不揮発性のメモリである設定情報記
憶部62に格納することにより、電源スイッチをオフす
る前に選択されていた給紙段やフォントの情報が保持さ
れる。
【0031】以上説明したように、具体例3によれば、
給紙段の選択情報やフォントの選択情報を、それらの情
報が選択される度に不揮発性のメモリに格納するのでは
なく、電源スイッチをオフした時に行われるパワーオフ
処理時に、それらの情報を不揮発性のメモリに格納する
ようにしたので、不揮発性のメモリに書き込む処理が大
幅に少なくなり、処理が高速化されるとともに不揮発性
のメモリの寿命も長くなる。また、用紙ジャム解除やメ
ンテナンス等の目的で装置のカバーを開いた時は、カレ
ント情報記憶部への通電を遮断しないようにすれば、選
択された情報は保持されるので、カバーを閉じた時に直
前に選択されていた給紙段やフォントを自動的に選択す
ることができる。
【0032】(具体例4)次に具体例4を説明する。上
述した各具体例では、操作パネルから設定される情報や
上位装置から送られるコマンドによって設定される情報
を保持するようにした。具体例4では、これらの情報に
伴って変化する用紙走行系の制御データや転写、定着用
の制御データもこれらの情報と一緒に保持するようにし
たものである。なお、説明を簡略化するために、給紙機
構部は41と44のみを考えることにし、第1の給紙機
構部41の給紙トレイ(トレイ1)にはA4用紙、第2
の給紙機構部44の給紙トレイ(トレイ2)にはB5用
紙が収納されていることにする。
【0033】ここで、電子写真プリンタの動作の詳細に
ついて図1および図2を参照しながら説明する。上位装
置から印刷の指示があると、コントローラ部50は用紙
送りモータ54を回転させて給紙機構部41または44
から用紙を送り出す。前記給紙機構部によって送り出さ
れた用紙は走行ルート26を通り、回転を停止している
レジストローラ14の圧接点に送り込まれ、そこで用紙
の走行曲がりが矯正される。次に、走行曲がりが矯正さ
れた用紙はレジストローラ14の回転によって送られ、
書込センサ29に到達する。
【0034】一方、画像形成部15においては、書込セ
ンサ29の信号をトリガにして画像形成を開始する。す
なわち、帯電装置17によって均一に帯電された感光ド
ラム16上にLEDヘッド18によって静電潜像が形成
され、前記静電潜像は現像装置19によってトナー像と
して可視像化され、転写装置20に送られる。用紙送り
と感光ドラム16の回転は同期がとられ、転写装置20
によって用紙の所定位置にトナー像が転写される。転写
後、感光ドラム16の表面に残ったトナーはクリーニン
グ装置21によってドラム表面から掻き落とされる。一
方、転写を終了した用紙は、定着装置22の間を通過
し、その際にトナー像は熱と圧力が加えられて用紙に定
着され、排出ローラ23、24によって送り出される。
【0035】用紙の搬送は、主に用紙搬送路上に設けら
れた用紙走行系のセンサ28〜30によって制御され
る。図12は、選択されたトレイとそれに対応する制御
データを示す説明図である。ここで、第1のホッピング
ローラ43が用紙と接触する点から入口センサ28まで
の距離をL1、第2のホッピングローラ46が用紙と接
触する点から入口センサ28までの距離をL2、トレイ
1に収納されている用紙の長さをL5、トレイ2に収納
されている用紙の長さをL6とする。また、入口センサ
28から書込センサ29までの距離をL3、書込センサ
29から排出センサ30までの距離をL4とする。前記
距離L1〜L6は、何れも若干の誤差量を含むように設
定されている。
【0036】図13は、用紙の搬送における主なエラー
とその監視条件を示す説明図である。図13において、
給紙エラーは、ホッピング動作を開始してから距離監視
をし、所定距離(トレイ1からの給紙ならL1、トレイ
2からの給紙ならL2)内に用紙の先端が入口センサ2
8に到達しなかった場合に検出されるエラーである。搬
送部ジャム1は、用紙の先端が入口センサ28に到達し
てから距離監視をし、一定距離(L3)内に用紙の先端
が書込センサ29に到達しなかった場合に検出されるエ
ラーである。搬送部ジャム2は、用紙の先端が書込セン
サ29に到達してから距離監視をし、一定距離(L4)
内に用紙の先端が排出センサ30に到達しなかった場合
に検出されるエラーである。排出口ジャムは、用紙の先
端が排出センサ30に到達してから距離監視をし、所定
距離(トレイ1からの給紙ならL5、トレイ2からの給
紙ならL6)内に用紙の後端が排出センサ30に到達し
なかった場合に検出されるエラーである。
【0037】このように、給紙エラーや排出口ジャム
は、選択されるトレイによって基準値が異なる。従っ
て、選択されるトレイによって異なる制御データを、ト
レイ選択情報と一緒に不揮発性のメモリである設定情報
記憶部62に格納する。また、図12に示すように、転
写電流や定着温度も用紙の種類によって異なるため、転
写電流や定着温度も選択されるトレイによって異なる制
御データになり得る。従って、転写電流や定着温度もト
レイ選択情報と一緒に不揮発性のメモリである設定情報
記憶部62に格納する。
【0038】これらの制御データを設定情報記憶部62
に格納する方法は、具体例1のようにトレイ選択情報が
設定される度に設定情報記憶部62に格納するようにし
てもよいし、具体例3のように電源スイッチをオフした
時に行われるパワーオフ処理時に設定情報記憶部62に
格納するようにしてもよい。不揮発性のメモリである設
定情報記憶部62に格納された情報は電源スイッチをオ
フしても保持され、次に電源をオンした時には直前に設
定されていた制御データに基づいて給紙動作や画像形成
処理を行うので、処理が高速化される。
【0039】以上説明したように、具体例4によれば、
給紙段の選択情報だけでなく、選択される給紙段によっ
て異なる用紙走行系の基準値や転写電流、定着温度等の
制御データも一緒に不揮発性のメモリに格納するように
したので、不揮発性のメモリに格納された情報は電源ス
イッチをオフしても保持され、次に電源をオンした時に
は直前に設定されていた制御データに基づいて給紙動作
や画像形成処理を行うので、処理が高速化される。ま
た、上記具体例では電子写真プリンタについて説明した
が、本発明はインクジェットプリンタや複写機等にも適
用できる。その場合、具体例4において何を制御データ
とするかはそれぞれの装置に応じて適宜選択される。
【0040】(具体例5)前述した各具体例では、操作
パネルから設定される情報も、上位装置から送られるコ
マンドによって設定される情報も、両方不揮発性のメモ
リに保持するようにした。しかしながら、プリンタをネ
ットワークに接続し、複数のオペレータが共通にプリン
タを使用する場合、オペレータからのコマンドによって
設定情報が頻繁に書き換えられると不都合が生じる場合
がある。そのような場合は、操作パネルから設定される
情報のみ不揮発性のメモリに保持するようにしてもよ
い。
【0041】図14および図15は、具体例5の動作を
示すフローチャートである。給紙段の選択については図
5のフローチャートの代わりに図14のフローチャー
ト、フォントの選択については図9のフローチャートの
代わりに図15のフローチャートにより制御すれば、実
現可能である。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、給紙段の内の一つを選択するための選択手段によ
って選択されたデータを、不揮発性の記憶手段に格納す
るようにしたので、電源をオフしても選択された給紙段
のデータが保持され、次に電源をオンした時には直前に
選択されていた給紙段を自動的に選択することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の画像記録装置の制御系のブロック図
である。
【図2】具体例1の画像記録装置の断面図である。
【図3】具体例1の操作パネルの説明図である。
【図4】具体例1のメニューで設定される情報の説明図
である。
【図5】具体例1の動作を示すフローチャート(その
1)である。
【図6】具体例1の動作を示すフローチャート(その
2)である。
【図7】具体例1の動作を示すフローチャート(その
3)である。
【図8】具体例1の動作を示すフローチャート(その
4)である。
【図9】具体例2の動作を示すフローチャート(その
1)である。
【図10】具体例2の動作を示すフローチャート(その
2)である。
【図11】具体例3の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】選択されたトレイとそれに対応する制御デー
タ例を示す説明図である。
【図13】用紙の搬送における主なエラーとその監視条
件を示す説明図である。
【図14】具体例5の動作を示すフローチャート(その
1)である。
【図15】具体例5の動作を示すフローチャート(その
2)である。
【符号の説明】
41 第1の給紙機構部 44 第2の給紙機構部 47 第3の給紙機構部 55 操作パネル 61 カレント情報記憶部 62 設定情報記憶部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収納する給紙段を複数有し、
    前記給紙段の一つを選択して前記給紙段に収納された記
    録媒体を給紙し、前記記録媒体に画像形成処理を行う画
    像記録装置において、 前記給紙段の内の一つを選択するための選択手段と、 前記選択手段によって選択されたデータを不揮発性の記
    憶手段に格納する格納手段と、 電源投入時に前記記憶手段に格納されたデータに基づい
    て前記給紙段を設定する設定手段とを有することを特徴
    とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像記録装置におい
    て、前記選択手段は、前記画像記録装置に設けられた操
    作パネル上の選択キーであることを特徴とする画像記録
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像記録装置におい
    て、前記選択手段は、前記画像記録装置に接続された上
    位装置から送られるコマンドであることを特徴とする画
    像記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像記録装置におい
    て、前記格納手段は、前記選択手段によって選択された
    データを、前記選択手段によって給紙段が選択される度
    に前記記憶手段に格納することを特徴とする画像記録装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の画像記録装置におい
    て、前記格納手段は、前記選択手段によって選択された
    データを、電源スイッチをオフした時に行われるパワー
    オフ処理時に前記記憶手段に格納することを特徴とする
    画像記録装置。
  6. 【請求項6】 受信データをビットマップデータに展開
    するためのフォントを複数有し、前記フォントの一つを
    選択して受信データを展開し画像形成処理を行う画像記
    録装置において、 前記フォントの内の一つを選択するための選択手段と、 前記選択手段によって選択されたデータを不揮発性の記
    憶手段に格納する格納手段と、 電源投入時に前記記憶手段に格納されたデータに基づい
    て前記フォントを設定する設定手段とを有することを特
    徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体を収納する給紙段を複数有し、
    前記給紙段の一つを選択して前記給紙段に収納された記
    録媒体を給紙し、前記記録媒体に画像形成処理を行う画
    像記録装置において、 前記給紙段の内の一つを選択するための選択手段と、 前記選択手段によって選択されたデータおよび前記デー
    タに対応した制御データを不揮発性の記憶手段に格納す
    る格納手段と、 電源投入時に前記記憶手段に格納されたデータに基づい
    て前記給紙段の設定および画像形成の制御を行う制御手
    段とを有することを特徴とする画像記録装置。
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