JPH11225879A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JPH11225879A
JPH11225879A JP18903798A JP18903798A JPH11225879A JP H11225879 A JPH11225879 A JP H11225879A JP 18903798 A JP18903798 A JP 18903798A JP 18903798 A JP18903798 A JP 18903798A JP H11225879 A JPH11225879 A JP H11225879A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋ヒータを有する蓋体と炊飯器本体との機械
的な着脱と同時に電気的な接続も可能にする。 【解決手段】 内部に内鍋3をセットし得るように構成
された炊飯器本体1と、該炊飯器本体1に対してヒンジ
部材37を介して着脱自在とされる蓋体2と、該蓋体2
の下面を加熱する蓋ヒータ51とを備えた電気炊飯器に
おいて、前記ヒンジ部材37を、前記炊飯器本体1の肩
部に設けられたヒンジ受け35に対して回動自在に枢着
するとともに、前記ヒンジ部材37に、前記炊飯器本体
1側の電源接続部に対して該ヒンジ部材37内に配線さ
れたリード線67を介して接続される接点62を設ける
一方、前記蓋体2に、前記蓋ヒータ51に接続され且つ
前記ヒンジ部材37への蓋体2の嵌め合わせ方向で前記
接点62に対して接続される端子63を設けて、蓋ヒー
タ51を有する蓋体2への電源への接続あるいは電源か
らの分離が蓋体2のヒンジ部材37への着脱と同時に行
えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、着脱式の蓋体の
下面を加熱する蓋ヒータを備えた電気炊飯器における蓋
ヒータと電源との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、蓋体を炊飯器本体に対して着
脱自在とし、蓋体を取り外した状態で丸洗いできるよう
にした電気炊飯器はよく知られているが、この種電気炊
飯器の場合、炊飯器本体の肩部に肩ヒータを設け、該肩
ヒータからの熱伝導により蓋体の下面に設けられた放熱
板を加熱することにより、炊飯時におけるふきこぼれ等
を防止するようにされていた。
【0003】ところが、上記構造の場合、蓋体の下面を
構成する放熱板を炊飯器本体の肩ヒータに接触させる必
要があるため、放熱板の外径が大きくなるという不具合
があるとともに、肩ヒータからの熱伝導により放熱板を
加熱することとなっているため、十分な加熱力が得られ
なかったり、加熱力のコントロールが難しくなるという
不具合がある。
【0004】上記不具合に対処するものとして、蓋体の
下面を蓋体内に設けられた蓋ヒータ(例えば、電気ヒー
タ、電磁誘導コイル等)により加熱するタイプの電気炊
飯器も従来からよく知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな蓋ヒータを設けた電気炊飯器の場合、放熱板を肩ヒ
ータへ接触させる構造が不要なため、蓋体のコンパクト
化は図れるものの、蓋ヒータへの電源供給のために、炊
飯器本体側の電源接続部と蓋ヒータとをリード線で接続
する必要が生じるところから、蓋体を炊飯器本体に対し
て着脱自在な構造(即ち、丸洗い可能な構造)とするこ
とができないという不具合があった。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、蓋ヒータを有する蓋体と炊飯器本体とを機械的な
着脱と同時に電気的な接続をも可能にすることを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、内部に内鍋をセッ
トし得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体
に対してヒンジ部材を介して着脱自在とされる蓋体と、
該蓋体の下面を加熱する蓋ヒータとを備えた電気炊飯器
において、前記ヒンジ部材を、前記炊飯器本体の肩部に
設けられたヒンジ受けに対して回動自在に枢着するとと
もに、前記ヒンジ部材に、前記炊飯器本体側の電源接続
部に対して該ヒンジ部材内に配線されたリード線を介し
て接続される接点を設ける一方、前記蓋体に、前記蓋ヒ
ータに接続され且つ前記ヒンジ部材への蓋体の嵌め合わ
せ方向で前記接点に対して接続される端子を設けてい
る。
【0008】上記のように構成したことにより、蓋体を
ヒンジ部材に嵌め合わせると同時に、蓋体側の端子がヒ
ンジ部材側の接点に接続されることとなり、蓋体の取付
と同時に蓋ヒータへの通電が可能となる。一方、蓋体を
ヒンジ部材から分離すると、蓋体側の端子がヒンジ部材
側の接点から離脱されることとなり、蓋体の分離と同時
に蓋ヒータへの通電が不可能となる。つまり、蓋ヒータ
を有する蓋体への電源への接続あるいは電源からの分離
が蓋体のヒンジ部材への着脱により行えることとなるの
である。しかも、ヒンジ部材側の接点と炊飯器本体側の
電源接続部とを接続するリード線がヒンジ部材内に配線
されることとなっているため、リード線の存在が外側か
ら見えないとともに、リード線に対する防水処理もし易
くなる。
【0009】請求項2の発明におけるように、前記蓋体
における蓋ヒータ配置部に、発泡断熱材を充填した場
合、蓋体における蓋ヒータ配置部が完全にシールされる
とともに、断熱作用をも得られることとなり、蓋体の丸
洗いが可能となる。
【0010】請求項3の発明におけるように、前記接点
配置部に、防水用のシールパッキンを設けた場合、ふき
こぼれ時等においてもヒンジ部材における接点配置部の
防水が得られる。
【0011】請求項4の発明におけるように、前記接点
と前記端子とを、磁石による吸着力により接続した場
合、接点と端子との接合力が磁石により確保できること
となり、接続が確実となる。
【0012】請求項5の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、内部に内鍋をセットし得るように構
成された炊飯器本体と、該炊飯器本体に対してヒンジ部
材を介して着脱自在とされる蓋体と、該蓋体の下面を加
熱する蓋ヒータとを備えた電気炊飯器において、前記ヒ
ンジ部材を、前記炊飯器本体の肩部に設けられたヒンジ
受けに対して回動自在に枢着するとともに、前記ヒンジ
部材に、前記炊飯器本体側の電源接続部に対して該ヒン
ジ部材内に配線されたリード線を介して接続される一次
コイルを設ける一方、前記蓋体に、前記蓋ヒータに接続
される二次コイルを設けている。
【0013】上記のように構成したことにより、蓋体を
ヒンジ部材に嵌め合わせると同時に、ヒンジ部材側の一
次コイルと蓋体側の二次コイルとが近接し、一次コイル
側に電源から電流が供給されると、二次コイル側に電磁
誘導による電流が生じることとなり、蓋体の取付と同時
に蓋ヒータへの通電が可能となる。一方、蓋体をヒンジ
部材から分離すると、ヒンジ部材側の一次コイルと蓋体
側の二次コイルとが離されることとなり、蓋体の分離と
同時に蓋ヒータへの通電が不可能となる。つまり、蓋ヒ
ータを有する蓋体への電源への接続あるいは電源からの
分離が蓋体のヒンジ部材への着脱により行えることとな
るのである。しかも、ヒンジ部材側の一次コイルと炊飯
器本体側の電源接続部とを接続するリード線がヒンジ部
材内に配線されることとなっているため、リード線の存
在が外側から見えないとともに、リード線に対する防水
処理もし易くなる。
【0014】請求項6の発明におけるように、前記蓋ヒ
ータとして電熱ヒータを用いた場合、電熱ヒータからの
伝熱により蓋体下面を直接加熱できることとなり、構造
的に簡単となる。
【0015】請求項7の発明におけるように、前記蓋ヒ
ータとして電磁誘導コイルを用いるとともに、前記蓋体
の下面に、磁性体材料からなる発熱板を設けた場合、電
磁誘導コイルにより発熱板内に誘導渦電流が生じ、該渦
電流の抵抗熱を加熱源として利用できることとなり、蓋
体内部への熱影響を抑制することができる。
【0016】請求項8の発明におけるように、前記蓋体
を、合成樹脂からなる上板と下板とを接合することによ
り内部に密閉空間を形成して構成するとともに、前記発
熱板を、前記上板と下板との接合部より下方に位置させ
た場合、発熱板において生じた熱の影響が上板と下板と
の接合部に及ぶことがなくなり、接合部の熱劣化を防止
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
【0018】第1の実施の形態(請求項1〜3、6に対
応) 図1ないし図4には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる電気炊飯器が示されている。
【0019】この電気炊飯器は、内部に内鍋3をセット
し得るように構成され且つ空間部4を有する二重構造の
炊飯器本体1と、該炊飯器本体1の上部開口を開閉自在
に覆蓋する蓋体2とを備えている。
【0020】前記炊飯器本体1は、外側壁となる胴部5
aと上壁となる肩部5bとを有する合成樹脂(例えば、
ポリプロピレン)の一体成形品からなる外ケース5と、
前記肩部5bの内周縁に対して上端がビス8により結合
される合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン製)の有底
筒状の内ケース6と、前記外ケース5の胴部5a下端に
対して上端が結合される合成樹脂製(例えば、ポリプロ
ピレン製)の皿状の底部材7とによって構成されてお
り、前記外ケース5、内ケース6および底部材7に囲ま
れて前記空間部4が形成されている。なお、前記内ケー
ス6内には、前記内鍋3が取り出し可能にセットされる
こととなっている。
【0021】前記内鍋3は、底部3aから側周部3cに
かけての湾曲部3bの曲率半径が大きい丸底タイプとさ
れており、前記底部3bの中央部には、上向き円弧状に
隆起した湾曲突出部9が一体に形成されている。該湾曲
突出部9は、炊飯時において内対流(即ち、湾曲突出部
9の上方への対流)を起こさせるためのものであり、内
鍋3の内周壁に沿って生じる外対流と湾曲突出部9によ
り生ずる内対流とにより、内容物の均一加熱が可能とな
っている。
【0022】前記内ケース6の底面中央部にも、前記湾
曲突出部9に対応する湾曲突出部6aが一体に形成され
ており、該湾曲突出部6aの中央部には、温度検出手段
として作用するセンタセンサー10の温度検出部10a
を臨ませるためのセンサー穴11が形成されている。該
センサー穴11内には、前記内鍋3における湾曲突出部
9の下面に対して温度検出部10aが接触するようにし
てセンタセンサー10が設けられている。また、前記内
ケース6の底面および底面から側周面に至る間の湾曲部
の外側には、前記センサー穴11を包囲するように蓋ヒ
ータとして作用する環状の電磁誘導コイル12,13が
配設されている。つまり、前記電磁誘導コイル12,1
3は、内鍋3における底部3aおよび湾曲部3bにそれ
ぞれ対応して配設されているのである。
【0023】また、この電気炊飯器は、パワートランジ
スタ(図示省略)等を冷却するための冷却ファンを備え
ていないファンレスタイプとされており、前記冷却ファ
ンによる冷却に代えて、前記底部材7の適所に形成した
空気取入口14から外ケース5の胴部5a上部適所(例
えば、電気炊飯器を持ち運ぶためのハンドル15を係止
するための突起16の直下方位置)に形成された空気取
出口17に向かって流れる空気により冷却するようにな
っている。このようにすると、部品点数の低減およびコ
ストダウンを図ることができるとともに、空気取出口1
7を突起16の直下方位置に形成したことにより、空気
取出口17から炊飯器本体1内への水の侵入を防止でき
る。
【0024】さらに、前記外ケース5における胴部5a
の前面側上部内方には、マイコン基板18を組み付けた
マイコン基板カバー19が取り付けられている。該マイ
コン基板カバー19は、前部マイコン基板18の前面側
および側面側のほぼ全部を覆うボックス形状とされてお
り、外ケース胴部5aの前面側上部に形成された開口2
0に臨むようにして取り付けられている。つまり、マイ
コン基板カバー19の上端に一体に突設された係止爪2
1を前記開口20の上部開口縁に形成された係止突起2
2に係合した状態で、マイコン基板カバー19の下端に
一体に形成されたリブ23を前記開口20の下部開口縁
に形成されたボス24に対してビス25で結合すること
となっている。そして、前記開口20は、各種スイッチ
類の操作部および液晶表示部(図示省略)等を有する銘
板26により覆蓋されている。このようにすると、マイ
コン基板18を組み付けた状態でマイコン基板カバー1
9を組み付けることが可能となるとともに、ビス25の
取り外しによりマイコン基板カバー19を取り外すこと
が可能となる。従って、組付作業性およびアフター性が
向上することとなる。
【0025】前記マイコン基板18には、電磁誘導コイ
ル12,13の出力調整を行うためのボリューム27が
設けられているが、該ボリューム27は、アフターケア
時あるいは手直し時に再調整を必要とする。そこで、本
実施の形態においては、ボリューム27の前方に対応す
るマイコン基板カバー19および銘板26に、ボリュー
ム27を調整する作業を外方から行い得るように、作業
用貫通穴28,29をそれぞれ形成し、銘板26に形成
された作業用貫通穴29を商標等を表示した貼付シール
30で覆うようにしている。このようにすると、ボリュ
ーム27の再調整時には、銘板26を取り外すことな
く、貼付シール30をはがすだけでよくなり、再調整作
業が容易となる。
【0026】一方、前記蓋体2は、合成樹脂製(例え
ば、ポリプロピレン製)の蓋板31と前記蓋体2の下面
を構成すべく前記蓋板31に対してビス32により固定
された熱良導体(例えば、板金)からなる放熱板33と
の間に中空部34を有する中空構造とされており、前記
炊飯器本体1(具体的には、外ケース肩部5bに形成さ
れたヒンジ受け35に対してヒンジピン36により回動
自在に枢着されたヒンジ部材37に対して嵌め合わせに
より取り付けられている。
【0027】前記ヒンジ部材37は、断面略コ字状のヒ
ンジアーム38と、該ヒンジアーム38の下面を覆うと
ともに後端に後述するように蓋体2の係止部を係合する
係合部39を有するヒンジカバー40とによって内部に
空間部を有する箱形状に構成されており、このヒンジ部
材37は、スプリング41により開方向に付勢されると
ともに、該スプリング41の付勢力を減殺するブレーキ
スプリング42により閉方向に付勢されている。
【0028】前記蓋板31は、軽量化を図るためにガス
インジェクション成形されることとなっており、ガスイ
ンジェクション成形により形成される中空部43,44
を有している。
【0029】前記蓋板31の中央部下面には、円筒部4
5が一体に垂設されており、該円筒部45の下端には、
前記放熱板33の内周縁がビス46により固定されてい
る。また、該放熱板33の外周縁は、前記蓋板31の周
縁部に対してビス47により固定されている。前記円筒
部45の下端と放熱板33との間には、シールパッキン
48が介設されており、該シールパッキン48には、後
述するスチームキャップ55を係止するための係止突部
49が一体に突設されている。符号50は放熱板33の
外周縁と蓋板31の周縁部との間の気密を保持するとと
もに、蓋体2の閉蓋時に内鍋3の口縁の気密を保持する
ためのシールパッキンである。
【0030】前記放熱板33の上面には、該放熱板33
を加熱してふきこぼれや露付きを防止する蓋ヒータ51
が取付板52により固定されている。該蓋ヒータ51
は、通電時に抵抗熱を発生する電熱ヒータとされてい
る。
【0031】前記円筒部45の内部は、炊飯時に発生す
る蒸気Sを排出する蒸気排出通路53とされており、該
蒸気排出通路53を通った蒸気Sは、蓋板31において
前記円筒部45に囲まれた部分に形成された排気口54
から外部へ排出されることとなっている。また、前記円
筒部45には、スチームキャップ55がシールパッキン
48の係止突部49に対して係脱自在となるようにして
設けられている。符号56はスチームキャップ55に形
成された蒸気導入口である。
【0032】そして、前記蓋体2における蓋板31の後
部(即ち、ヒンジ部材係合部)には、前記ヒンジ部材3
7が係合され且つ後方側が開放された略矩形形状の凹部
57が形成されており、該凹部57における底壁57a
の後端には、前記ヒンジ部材37におけるヒンジカバー
40の後端に形成された係合部39に係合される係止部
58が一体に形成されている。また、図4に示すよう
に、ヒンジ部材37におけるヒンジアーム38の側壁3
8aに突設された突起59と、前記凹部57の側壁57
bに突設された突起60との係合により外れが防止され
ることとなっている。つまり、前記蓋体2は、ヒンジ部
材37における係合部39に対する前記係止部58の係
合および突起59,60の係合とにより、ヒンジ部材3
7のヒンジピン36を中心とした回動と連動できるよう
に取り付けられることとなっているのである。符号61
は蓋体2の閉蓋状態を保持するためのロック機構であ
る。
【0033】前記ヒンジ部材37には、前記炊飯器本体
1側の電源接続部(図示省略)に対して該ヒンジ部材3
7内に配線されたリード線67を介して接続される接点
62が設けられる一方、前記蓋体2には、前記蓋ヒータ
51に接続され且つ前記ヒンジ部材37への蓋体2の嵌
め合わせ方向で前記接点62に対して嵌挿接続される端
子63が設けられている。該端子63および接点62
は、平行状態で一対設けられている(図2参照)。
【0034】前記ヒンジ部材37におけるヒンジアーム
38の前壁38aには、図3に示すように、筒状のシー
ルパッキン64を備えた貫通穴65が形成されている。
該シールパッキン64は、前記貫通穴65に嵌挿される
円筒部64aと、該円筒部64から前方に一体に突設さ
れ且つ蓋体2のヒンジ部材37への装着時に前記凹部5
7の前壁57cに当接されるシール部64bとからなっ
ており、前記円筒部64aの後端には、前記接点62が
取り付けられている。該接点62は、断面略U字形状と
されており、その内部には、端子63の嵌挿時に接触す
る弾性片66が取り付けられている。
【0035】一方、前記凹部57における前壁57cに
は、前壁貫通穴65と対応する位置に貫通穴68が形成
されており、該貫通穴68には、前記端子63が取り付
けられている。該端子63は、その内端側に突設された
フランジ69と前記貫通穴65の口縁との間にOリング
70を介設した状態で前記端子63の外側に形成された
ネジ部71にナット72を螺着することにより取り付け
られている。符号73は端子63と蓋ヒータ51とを接
続するためのリード線である。
【0036】さらに、前記中空部34には、発泡断熱材
(例えば、発泡シリコンフォーム)74が充填されてい
る。該発泡断熱材74は、前記端子63,63間に形成
された注入口75(図1参照)から注入充填され、該注
入口75は、発泡断熱材74の注入充填後にキャップ7
6により閉栓されることとなっている。このようにする
と、蓋体2における蓋ヒータ配置部が完全にシールされ
ることとなって、蓋体2の丸洗いが可能となるととも
に、断熱作用をも得られる。
【0037】上記のように構成された電気炊飯器におい
ては、次のような作用効果が得られる即ち、蓋体2をヒ
ンジ部材37に対して嵌め合わせると、蓋体2側の端子
63がヒンジ部材37側の接点62に嵌挿接続されるこ
ととなり、蓋体2の取付と同時に蓋ヒータ51への通電
が可能となる。この時、シールパッキン64のシール部
64bが凹部57における前壁57cに当接されること
となる。従って、端子63の外周部がシールされること
となり、ふきこぼれ等に対処できる。
【0038】一方、蓋体2をヒンジ部材37から分離す
ると、蓋体2側の端子63がヒンジ部材37側の接点6
2から離脱されることとなり、蓋体2の分離と同時に蓋
ヒータ51への通電が不可能となる。つまり、蓋ヒータ
51を有する蓋体への電源への接続あるいは電源からの
分離が蓋体2のヒンジ部材37への着脱により行えるこ
ととなるのである。
【0039】しかも、ヒンジ部材37側の接点62と炊
飯器本体1側の電源接続部とを接続するリード線67が
ヒンジ部材37内に配線されることとなっているため、
リード線67の存在が外側から見えないとともに、リー
ド線67に対する防水処理もし易くなる。
【0040】第2の実施の形態(請求項1〜3、6に対
応) 図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊
飯器の要部が示されている。
【0041】この場合、ヒンジ部材37側の接点62
は、炊飯器本体1側の電源接続部(図示省略)にリード
線67を介して接続される略円筒状の固定接点62a
と、該固定接点62a内にあって蓋体2側の端子63の
挿入により前記固定接点62aに接する可動接点62b
とからなっている。また、シールパッキン64の円筒部
64の後方には、袋状の弾性部64cが一体に形成され
ており、該弾性部64cには、前記可動接点63bがイ
ンサート成形されている。なお、本実施の形態の場合、
シールパッキン64におけるシール部64bは省略され
ている。
【0042】このようにすると、シールパッキン64内
に端子63を挿入することにより、シールパッキン64
の弾性部64cが半径方向に拡張され、該拡張に伴って
可動接点62bが固定接点62aに接触することとな
る。また、端子63をシールパッキン64から離脱させ
ると、シールパッキン弾性部64cが収縮し、該収縮に
伴って可動接点62bが固定接点62aから離れること
となる。
【0043】つまり、蓋体2がヒンジ部材37に取り付
けられて、初めて固定接点62aと可動接点62bとが
接触し、電源から蓋ヒータ51への通電が可能となるの
である。従って、蓋体2がヒンジ部材37に取り付けら
れていない状態では、固定接点62aと可動接点62b
とは離れているため、水がかかったとしても安全であ
る。
【0044】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0045】第3の実施の形態(請求項1、2、7に対
応) 図6には、本願発明の第3の実施の形態にかかる電気炊
飯器の要部が示されている。
【0046】この場合、蓋ヒータ51として、放熱板3
3に誘導電流を発生させる電磁誘導コイルが用いられて
いる。また、放熱板33の内周縁には、蒸気排出通路5
3の下方部分を構成する円筒部33aが一体に延設され
ており、該円筒部33aに対応する部分にも電磁誘導コ
イル51が配置されている。符号77は電磁誘導コイル
51を支持するコイルダイ、78は電磁誘導コイル51
からの電磁波を遮断するためのフェライトコアである。
このようにすると、放熱板33における円筒部33aに
おいても電磁誘導コイル51により誘導渦電流が発生さ
れることとなり、蒸気排出通路53の下方部分を構成す
る放熱板円筒部33aが加熱することとなる。従って、
蒸気Sとともに排出されるオネバが蒸気排出通路53に
おいて沈静化されることとなり、ふきこぼれを防止する
ことができる。
【0047】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0048】第4の実施の形態(請求項1、4、6、7
に対応) 図7には、本願発明の第4の実施の形態にかかる電気炊
飯器の要部が示されている。
【0049】この場合、ヒンジ部材37側の接点62,
62と蓋体2側の端子63,63とは、磁石による吸着
力により接続されることとなっている。即ち、前記ヒン
ジ部材37の先端面(即ち、ヒンジアーム38の前壁3
8a)において前記接点62,62の間には、永久磁石
79と該永久磁石79に吸着され、蓋体2側に突出する
磁性体材料からなるヨーク80,80とを収納する磁石
ポケット81が設けられている。一方、前記蓋体2にお
いて、蓋体2の装着時に前記ヨーク80,80と対向す
る面(即ち、凹部57の前壁57c)には、該ヨーク8
0,80が吸着される吸着板82が設けられている。な
お、この場合、接点62は、ヒンジ部材37に形成され
た筒部83内に装着されており、挿入された端子63の
先端に対して弾力をもって当接されるものとされてい
る。このようにすると、蓋体2をヒンジ部材37に対し
て嵌め合わせると、蓋体2側の端子62,62がヒンジ
部材37側の接点63,63に当接されるとともに、ヨ
ーク80,80が吸着板82に吸着されることとなる。
従って、接点63,63と端子62,62との接合力が
永久磁石79の吸引力により確保できることとなり、接
続が確実となる。この場合、蓋ヒータ51として、電熱
ヒータあるいは電磁誘導コイルのいずれを用いてもよ
い。
【0050】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0051】第5の実施の形態(請求項5〜7に対応) 図8には、本願発明の第5の実施の形態にかかる電気炊
飯器の要部が示されている。
【0052】この場合、ヒンジ部材37内においてその
先端面(即ち、ヒンジアーム38の前壁38a)に近接
した位置には、電源接続部に対してリード線67を介し
て接続される一次コイル84が設けられる一方、前記蓋
体2内において該蓋体2の装着時に前記ヒンジアーム前
壁38aに対向する面(即ち、凹部57の前壁57c)
には、蓋ヒータ51に接続される二次コイル85が設け
られている。このようにすると、蓋体2をヒンジ部材3
7に嵌め合わせると同時に、ヒンジ部材37側の一次コ
イル84と蓋体2側の二次コイル85とが近接し、一次
コイル84側に電源から電流が供給されると、二次コイ
ル85側に電磁誘導による電流が生じることとなり、蓋
体2の取付と同時に蓋ヒータ51への通電が可能とな
る。一方、蓋体2をヒンジ部材37から分離すると、ヒ
ンジ部材37側の一次コイル84と蓋体2側の二次コイ
ル85とが離されることとなり、蓋体2の分離と同時に
蓋ヒータ51への通電が不可能となる。つまり、蓋ヒー
タ51を有する蓋体2への電源への接続あるいは電源か
らの分離が蓋体2のヒンジ部材37への着脱により行え
ることとなるのである。この場合、蓋ヒータ51とし
て、電熱ヒータあるいは電磁誘導コイルのいずれを用い
てもよい。
【0053】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0054】第6の実施の形態(請求項1、7、8に対
応) 図9には、本願発明の第6の実施の形態にかかる電気炊
飯器の要部が示されている。
【0055】この場合、蓋体2は、合成樹脂からなる上
板86と下板87とを高周波溶着により接合することに
より内部に密閉空間88を形成して構成されている。つ
まり、前記下板87の内周縁部および外周縁部に上向き
に一体に突設した環状突起89,90を、前記上板86
において前記環状突起89,90と対向する位置に形成
された環状凹部91,92に嵌合させた状態で当該嵌合
部に対して高周波溶着を施すようにしているのである。
符号93は高周波溶着による接合部である。
【0056】また、蓋ヒータ51として電磁誘導コイル
が用いられており、該電磁誘導コイル51は、前記下板
87の内面に対して接着テープ94を介して固定されて
いる。なお、電磁誘導コイル51の固定方法としては、
接着テープ94による場合の他、ビス、カシメ、溶着、
接着剤等を用いて固定する場合もある。また、電磁誘導
コイル51は、環状とされており、図示のように内周側
および外周側に2個設けてもよく、1個でもよい。符号
95は断熱材、96は電磁誘導コイル51からの電磁波
を遮断するためのフェライトコアである。
【0057】さらに、前記蓋体2の下面下方には、前記
電磁誘導コイル51により誘導渦電流を発生される磁性
体材料(例えば、ステンレス等)からなる発熱板97が
スチームキャップ55に固定された状態で設けられてい
る。つまり、該発熱板97は、前記上板86と下板87
との接合部93より下方に位置せしめられているのであ
る。なお、この発熱板97は、電磁誘導コイル51によ
り発生する誘導渦電流の抵抗熱により発熱し、オネバの
成長等を抑制するとともに、内鍋3の口縁に挿入され、
保温効果の向上にも寄与する。
【0058】上記のように構成したことにより、発熱板
97において生じた熱の影響が上板86と下板87との
接合部93に及ぶことがなくなり、接合部93の熱劣化
を防止できる。
【0059】なお、電磁誘導コイル51を複数個設けた
場合、保温時においては交互に通電するようにしてもよ
く、炊飯量に応じて通電量を制御するようにしてもよ
い。
【0060】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0061】第7の実施の形態(請求項1、7、8に対
応) 図10には、本願発明の第7の実施の形態にかかる電気
炊飯器の要部が示されている。
【0062】この場合、蓋体2は、合成樹脂からなる上
板86と下板87とを高周波溶着により接合することに
より内部に密閉空間88を形成して構成されている。つ
まり、前記下板87の内周縁部および外周縁部に上向き
に一体に突設した環状突起89,90を、前記上板86
において前記環状突起89,90と対向する位置に形成
された環状凹部91,92に嵌合させた状態で当該嵌合
部に対して高周波溶着を施すようにしているのである。
符号93は高周波溶着による接合部である。
【0063】また、蓋ヒータ51として電磁誘導コイル
が用いられており、該電磁誘導コイル51は、前記下板
87の内面に対して接着テープ94を介して固定されて
いる。なお、電磁誘導コイル51の固定方法としては、
接着テープ94による場合の他、ビス、カシメ、溶着、
接着剤等を用いて固定する場合もある。また、電磁誘導
コイル51は、環状とされており、図示のように内周側
および外周側に2個設けてもよく、1個でもよい。符号
95は断熱材、96は電磁誘導コイル51からの電磁波
を遮断するためのフェライトコアである。
【0064】さらに、前記蓋体2の下面には、前記電磁
誘導コイル51により誘導渦電流を発生される磁性体材
料(例えば、ステンレス等)からなる発熱板97が前記
下板87の下面に密着した状態でビス95により固定さ
れている。つまり、該発熱板97は、前記上板86と下
板87との接合部93より下方に位置せしめられている
のである。なお、この発熱板97は、電磁誘導コイル5
1により発生する誘導渦電流の抵抗熱により発熱する。
【0065】さらにまた、前記蓋体2の下面下方には、
前記発熱板97からの放熱により加熱される放熱板96
がスチームキャップ55に固定された状態で設けられて
いる。即ち、発熱板97において生じた熱は、放熱板9
6に輻射伝達された後、内鍋3内に放熱されることとな
っており、これにより、オネバの成長等を抑制する。し
かも、放熱板96は、内鍋3の口縁に挿入されることと
なつており、保温効果の向上にも寄与する。
【0066】上記のように構成したことにより、発熱板
97において生じた熱の影響が上板86と下板87との
接合部93に及ぶことがなくなり、接合部93の熱劣化
を防止できる。
【0067】なお、電磁誘導コイル51を複数個設けた
場合、保温時においては交互に通電するようにしてもよ
く、炊飯量に応じて通電量を制御するようにしてもよ
い。
【0068】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0069】上記各実施の形態においては、内鍋加熱手
段として電磁誘導コイルを用いたものについて説明した
が、本願発明は、熱盤内に発熱体(例えば、シーズヒー
タ等)を埋設してなる電熱ヒータを内鍋加熱手段として
用いたものにも適用可能なことは勿論である。
【0070】
【発明の効果】本願発明(請求項1の発明)によれば、
内部に内鍋をセットし得るように構成された炊飯器本体
と、該炊飯器本体に対してヒンジ部材を介して着脱自在
とされる蓋体と、該蓋体の下面を加熱する蓋ヒータとを
備えた電気炊飯器において、前記ヒンジ部材を、前記炊
飯器本体の肩部に設けられたヒンジ受けに対して回動自
在に枢着するとともに、前記ヒンジ部材に、前記炊飯器
本体側の電源接続部に対して該ヒンジ部材内に配線され
たリード線を介して接続される接点を設ける一方、前記
蓋体に、前記蓋ヒータに接続され且つ前記ヒンジ部材へ
の蓋体の嵌め合わせ方向で前記接点に対して接続される
端子を設けて、蓋ヒータを有する蓋体への電源への接続
あるいは電源からの分離が蓋体のヒンジ部材への着脱と
同時に行えるようにしたので、蓋ヒータを備えた形式の
電気炊飯器であっても、蓋体を炊飯器本体に対して着脱
することが可能となるという効果がある。しかも、ヒン
ジ部材側の接点と炊飯器本体側の電源接続部とを接続す
るリード線がヒンジ部材内の空間部を利用して配線され
ることとなっているため、リード線の存在が外側から見
えないとともに、リード線に対する防水処理もし易くな
る。
【0071】請求項2の発明におけるように、前記蓋体
における蓋ヒータ配置部に、発泡断熱材を充填した場
合、蓋体における蓋ヒータ配置部が完全にシールされる
とともに、断熱作用をも得られることとなり、蓋体の丸
洗いが可能となる。
【0072】請求項3の発明におけるように、前記接点
配置部に、防水用のシールパッキンを設けた場合、ふき
こぼれ時等においてもヒンジ部材における接点配置部の
防水が得られる。
【0073】請求項4の発明におけるように、前記接点
と前記端子とを、磁石による吸着力により接続した場
合、接点と端子との接合力が磁石により確保できること
となり、接続が確実となる。
【0074】請求項5の発明によれば、内部に内鍋をセ
ットし得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本
体に対してヒンジ部材を介して着脱自在とされる蓋体
と、該蓋体の下面を加熱する蓋ヒータとを備えた電気炊
飯器において、前記ヒンジ部材を、前記炊飯器本体の肩
部に設けられたヒンジ受けに対して回動自在に枢着する
とともに、前記ヒンジ部材に、前記炊飯器本体側の電源
接続部に対して該ヒンジ部材内に配線されたリード線を
介して接続される一次コイルを設ける一方、前記蓋体
に、前記蓋ヒータに接続される二次コイルを設けて、蓋
体をヒンジ部材に嵌め合わせると同時に、ヒンジ部材側
の一次コイルと蓋体側の二次コイルとが近接し、一次コ
イル側に電源から電流が供給されると、二次コイル側に
電磁誘導による電流が生じるようにしたので、蓋体の取
付と同時に蓋ヒータへの通電が可能となり、蓋ヒータを
備えた形式の電気炊飯器であっても、蓋体を炊飯器本体
に対して着脱することが可能となるという効果がある。
しかも、ヒンジ部材側の一次コイルと炊飯器本体側の電
源接続部とを接続するリード線がヒンジ部材内の空間部
を利用して配線されることとなっているため、リード線
の存在が外側から見えないとともに、リード線に対する
防水処理もし易くなる。
【0075】請求項6の発明におけるように、前記蓋ヒ
ータとして蓋ヒータを用いた場合、蓋ヒータからの伝熱
により蓋体下面を直接加熱できることとなり、構造的に
簡単となる。
【0076】請求項7の発明におけるように、前記蓋ヒ
ータとして電磁誘導コイルを用いるとともに、前記蓋体
の下面に、磁性体材料からなる発熱板を設けた場合、電
磁誘導コイルにより発熱板内に誘導渦電流が生じ、該渦
電流の抵抗熱を加熱源として利用できることとなり、蓋
体内部への熱影響を抑制することができる。
【0077】請求項8の発明におけるように、前記蓋体
を、合成樹脂からなる上板と下板とを接合することによ
り内部に密閉空間を形成して構成するとともに、前記発
熱板を、前記上板と下板との接合部より下方に位置させ
た場合、発熱板において生じた熱の影響が上板と下板と
の接合部に及ぶことがなくなり、接合部の熱劣化を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯
器の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯
器における蓋体の平面図である。
【図3】図2のIII−III拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV拡大断面図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊飯
器の要部拡大断面図である。
【図6】本願発明の第3の実施の形態にかかる電気炊飯
器の要部拡大断面図である。
【図7】本願発明の第4の実施の形態にかかる電気炊飯
器の要部拡大横断平面図である。
【図8】本願発明の第5の実施の形態にかかる電気炊飯
器の要部拡大横断平面図である。
【図9】本願発明の第6の実施の形態にかかる電気炊飯
器の要部拡大断面図である。
【図10】本願発明の第7の実施の形態にかかる電気炊
飯器の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1は炊飯器本体、2は蓋体、3は内鍋、33は放熱板、
35はヒンジ受け、37はヒンジ部材、51は蓋ヒータ
(電熱ヒータ、電磁誘導コイル)、57は凹部、62は
接点、62aは固定接点、62bは可動接点、63は端
子、64はシールパッキン、67はリード線、74は発
泡断熱材、79は永久磁石、84は一次コイル、85は
二次コイル、86は上板、87は下板、93は接合部
(溶着部)、97は発熱板。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に内鍋をセットし得るように構成さ
    れた炊飯器本体と、該炊飯器本体に対してヒンジ部材を
    介して着脱自在とされる蓋体と、該蓋体の下面を加熱す
    る蓋ヒータとを備えた電気炊飯器であって、前記ヒンジ
    部材を、前記炊飯器本体の肩部に設けられたヒンジ受け
    に対して回動自在に枢着するとともに、前記ヒンジ部材
    には、前記炊飯器本体側の電源接続部に対して該ヒンジ
    部材内に配線されたリード線を介して接続される接点を
    設ける一方、前記蓋体には、前記蓋ヒータに接続され且
    つ前記ヒンジ部材への蓋体の嵌め合わせ方向で前記接点
    に対して接続される端子を設けたことを特徴とする電気
    炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記蓋体における蓋ヒータ配置部には、
    発泡断熱材を充填したことを特徴とする前記請求項1記
    載の電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記接点配置部には、防水用のシールパ
    ッキンを設けたことを特徴とする前記請求項1および請
    求項2のいずれか一項記載の電気炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記接点と前記端子とを、磁石による吸
    着力により接続したことを特徴とする前記請求項1ない
    し請求項3記載の電気炊飯器。
  5. 【請求項5】 内部に内鍋をセットし得るように構成さ
    れた炊飯器本体と、該炊飯器本体に対してヒンジ部材を
    介して着脱自在とされる蓋体と、該蓋体の下面を加熱す
    る蓋ヒータとを備えた電気炊飯器であって、前記ヒンジ
    部材を、前記炊飯器本体の肩部に設けられたヒンジ受け
    に対して回動自在に枢着するとともに、前記ヒンジ部材
    には、前記炊飯器本体側の電源接続部に対して該ヒンジ
    部材内に配線されたリード線を介して接続される一次コ
    イルを設ける一方、前記蓋体には、前記蓋ヒータに接続
    される二次コイルを設けたことを特徴とする電気炊飯
    器。
  6. 【請求項6】 前記蓋ヒータとして、電熱ヒータを用い
    たことを特徴とする前記請求項1ないし請求項5のいず
    れか一項記載の電気炊飯器。
  7. 【請求項7】 前記蓋ヒータとして、電磁誘導コイルを
    用いるとともに、前記蓋体の下面には、磁性体材料から
    なる発熱板を設けたことを特徴とする前記請求項1ない
    し請求項5のいずれか一項記載の電気炊飯器。
  8. 【請求項8】 前記蓋体を、合成樹脂からなる上板と下
    板とを接合することにより内部に密閉空間を形成して構
    成するとともに、前記発熱板を、前記上板と下板との接
    合部より下方に位置させたことを特徴とする前記請求項
    7記載の電気炊飯器。
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