JP2004160184A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で内蓋と蓋下面部材との隙間を確実にシールできるようにする。
【解決手段】蓋を蓋外郭部材と蓋体の下面を構成する放熱板44とで構成する。前記蓋外郭部材に形成する蒸気口収容部80に蒸気口81を取り付ける。蒸気口収容部80に弾性部材からなる蒸気口パッキン88を設ける。蒸気口パッキン88によって蒸気口収容部80の下面と放熱板44の上面との隙間、放熱板44と内蓋46との隙間を塞いで蒸気通路となる孔97,98から蓋体の内部と、放熱板44と内蓋46との間に蒸気が侵入しないように構成する。
【選択図】 図7
【解決手段】蓋を蓋外郭部材と蓋体の下面を構成する放熱板44とで構成する。前記蓋外郭部材に形成する蒸気口収容部80に蒸気口81を取り付ける。蒸気口収容部80に弾性部材からなる蒸気口パッキン88を設ける。蒸気口パッキン88によって蒸気口収容部80の下面と放熱板44の上面との隙間、放熱板44と内蓋46との隙間を塞いで蒸気通路となる孔97,98から蓋体の内部と、放熱板44と内蓋46との間に蒸気が侵入しないように構成する。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用保温釜などの炊飯器に係わり、特に蓋体の構成に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
炊飯器は、炊飯器本体に対して、米および水を入れる鍋を着脱できるようになっているが、鍋の出し入れのための炊飯器本体の上面開口部は蓋体により覆うようにしてある。この蓋体は、一側をヒンジ部により炊飯器本体に回動自在に支持してあり、他側を蓋体に設けた蓋開ボタンを炊飯器本体に設けた係止部に係脱自在に係止するようにしてある。そして、蓋体を簡単に開けられるように、ヒンジ部にばねを設けて蓋体に開く方向へと付勢し、蓋開ボタンによる係止を解除したとき蓋体が自動的に開くようになっている。
【0003】
ところで、炊飯器には蓋体を閉めたとき、鍋の開口部を覆うように着脱式の内蓋を蓋体の下面に備えた炊飯器も知られている。このような着脱式内蓋を備えた炊飯器は、内蓋と放熱板との間に蒸気通路を除いて蒸気が侵入しないように構成され、放熱板の表面を内蓋によって覆うことよって、炊飯時に蒸気などによる放熱板の汚れを防止できる構造となっている。このため、使用後は内蓋の汚れを拭くだけで簡単に清掃でき、また、必要に応じて内蓋を外して水洗いすることもできるため、清掃性も向上する。しかし、内蓋を着脱自在に構成した炊飯器では、内蓋を取り付けないで炊飯を行ってしまうおそれがある。これを行うと、炊飯時に蒸気口から吹きこぼれが生じ、蓋体の上面が汚れ、酷い場合、炊飯器の周囲に飛散して炊飯器の周囲までも汚れてしまう。また、放熱板に直接蒸気が触れるため、放熱板が汚れて清掃性も低下してしまう。しかも、放熱板と蓋体の接合部分から蓋体内に蒸気が侵入して蓋体内に設けた電子部品に悪影響を与える虞れもある。さらに、保温時などで内蓋をつけ忘れた場合、鍋内の温度バランスが崩れるため、鍋周囲や蒸気口に露だれが生じて鍋周囲や蒸気口下部のご飯のふやけ、他方でその他の部分が乾燥するなど、ご飯の食味までもが低下してしまう。このため、従来から内蓋のつけ忘れを防止するために種々の解決方法が取られている。例えば、スイッチやセンサなどによって内蓋を電気的に検知し、内蓋をつけない状態で使用者が炊飯あるいは保温操作を選択した場合、炊飯や保温動作を行わず、エラーメッセージを表示するなどの電気的な手段によって解決する方法が考えられる。しかし、このように、電気的な手段によって内蓋の有無を検知し、その検知信号に基いて炊飯器本体を制御することによって内蓋のつけ忘れを防止する方法では、炊飯器本体を制御する回路構成が複雑化するため、コストアップを招く。また、機械的手段によって内蓋のつけ忘れを防止する方法として、例えば内蓋に炊飯器本体と係合する突起部を設け、内蓋が装着されない状態では蓋体を閉じた状態で保持できないように構成する方法、あるいは、蓋体に内蓋と連動する可動フックを設け、この可動フックを内蓋を装着したときに炊飯器本体に設けたフックと係合する位置まで移動させることによって、内蓋が装着されない状態では蓋体の可動フックと炊飯器本体のフックとが係合不能となるようした方法などが考えられる。しかし、内蓋に炊飯器本体と係合する突起部を形成する場合、蓋体の内蓋を装着した際、内蓋の位置によって炊飯器本体と係合する突起部の位置にバラツキが生じ、炊飯器本体との係合性が悪くなる。さらに、このような突起部は成形加工が容易なプラスチックなどの合成樹脂によって形成されている場合が多く、こうした合成樹脂製の突起部では、炊飯時に発生する熱や蒸気などの熱的影響によって膨張、収縮といった変形が生じやすい。このように熱による変形などによって突起部と内蓋との係合が緩くなると、炊飯器本体から外れやすくなるため、蓋体のヒンジ部に設けたばねによって、蓋体が浮き上がって炊飯器本体との隙間が拡大するといった外観上の問題や衝撃などによって簡単に蓋体が開いてしまうといった問題が生じる。
【0004】
また、一般に炊飯器では、蓋体の外面側に炊飯時に発生する蒸気を放出するための蒸気口を備えている。従来より、蒸気口は、蓋外郭部材に形成する開口孔に蒸気口パッキンを介在して気密に取り付けられている。また、前述した着脱式の内蓋を備えた炊飯器では、炊飯時に発生した蒸気は内蓋と放熱板に形成する孔を通って蓋外郭部材に組付けた蒸気口へと流入し、この蒸気口から放出するようになっている。このため、従来、この種の着脱式の内蓋を備えた炊飯器において、内蓋と放熱板の隙間から蒸気が漏れないように放熱板に形成する孔に内蓋パッキンを嵌め入れ、この内蓋パッキンから垂設する薄肉状のシール部を内蓋の孔の周囲に突き当て内蓋と放熱板の隙間を密封するともに、内蓋パッキンと蓋外郭部材の開口孔に装着する蒸気口パッキンとを密着させて放熱板と蓋外郭部材との隙間を密封するようにしていた。このため、蓋外郭部材の開口孔に嵌め入れる蒸気口パッキンの他にも放熱板と内蓋との隙間を塞ぐ内蓋パッキンが必要となり、組付部品点数が増え、パッキンの組付け作業も面倒である。また、内蓋パッキンは放熱板に形成する孔に嵌め入れられ、蓋の組付け作業時に蓋外郭部材と放熱板とに位置ずれが生じた場合、内蓋パッキンと蒸気口パッキンとの密着性が悪くなり、内蓋パッキンと蒸気口パッキンとの隙間から蒸気が漏れる虞れもあった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、簡単な構造で内蓋と蓋下面部材との隙間を確実にシールすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、前記目的を達成するために、蓋体を蓋外郭部材と蓋体の下面を構成する蓋下面部材とで構成し、前記蓋外郭部材に形成する蒸気口収容部に蒸気口を取り付け、前記蓋下面部材の下面側に内蓋を取り付けた炊飯器において、前記蒸気口収容部に弾性部材からなる蒸気口パッキンを設け、この蒸気口パッキンによって前記蒸気口収容部の下面と前記蓋下面部材の上面との隙間、前記蓋下面部材と前記内蓋との隙間を塞いで蒸気通路から蓋体の内部と、蓋下面部材と内蓋との間に蒸気が侵入しないように構成したものである。
【0007】
蒸気口パッキンによって蓋外郭部材と蓋下面部材の隙間と、蓋下面部材と内蓋の隙間を塞ぐことができ、一つの蒸気口パッキンによって、蓋体内部及び蓋下面部材と内蓋との間への蒸気の侵入を防止することができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明の炊飯器において、前記蒸気口パッキンの内面に前記蒸気口を係止する弾性変形可能な突部を一体形成するとともに、前記蒸気口パッキンの上面側に前記蒸気口収容部に形成する開口孔と嵌合する断面L型の溝部を形成し、その溝部の下部に形成するフランジ部の外端縁に環状の周壁部を一体形成したものである。
【0009】
蒸気口パッキンの溝部を蒸気口収容部に形成する開口孔に嵌め入れると、フランジ部の外端縁に環状の周壁部が蒸気口収容部の外周に密着し、蒸気口収容部に蒸気口パッキンが装着される。そして、蒸気口パッキンに蒸気口を上方から垂直方向に挿入すると、蒸気口パッキンに一体形成した突部が弾性変形して蒸気口ケースに密着して蓋体に蒸気口が装着される。このため、蒸気口の着脱が容易であり、蒸気口を取り外して簡単に水洗いすることができ、蒸気口の清掃性が向上する。また、突部によって蓋体と蒸気口との隙間から蒸気の漏れを防止することができる。さらに、蒸気口収容部の開口孔に蒸気口パッキンの断面L型の溝部を嵌め入れてフランジ部の外端縁に形成する環状の周壁部が蒸気口収容部の外周に密着させることにより、誤って蒸気口パッキンを引っ張ても蒸気口収容部から蒸気口パッキンが外れることもない。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2の発明の炊飯器において、前記蒸気口パッキンに前記蓋下面部材に密着させる第1のシール部と前記内蓋に密着させる第2のシール部を形成し、前記第2のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成した孔の内径より径小に形成し、この第2のシール部を前記蓋下面部材から下方に突出させたものである。
【0011】
蓋体に蒸気口パッキンを組付けた状態で蓋体の下面に蓋下面部材を取り付ける際、蓋体と蓋下面部材とが多少ずれたとしても、蓋下面部材に形成する孔の内側に第2のシール部が臨み、その孔から第2のシール部が突出する。これにより蓋体の下面に内蓋を組付けた際、第2のシール部が内蓋に密着し、蓋下面部材と内蓋との隙間からの蒸気の漏れを防止することができる。
【0012】
請求項4の発明は、請求項3の発明の炊飯器において、前記第1のシール部を前記第2のシール部の外側に形成するとともに、第1のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成する孔の内径より径大に形成したものである。
【0013】
予め蒸気口パッキンを蓋外郭部材の蒸気口収容部に組付けた状態で蓋外郭部材の下面側に蓋下面部材と内蓋を順次組み付ける際、蓋下面部材に形成する孔から第2のシール部が突出して蓋下面部材と内蓋との隙間を密閉するとともに、第2のシール部の外側に形成する第1のシール部は、内蓋の孔の周縁に密着するので内蓋の孔を多重に密封でき、確実に蒸気の漏れを防止することができる。また、第2のシール部の外径は内蓋の孔の内径より小さく第1のシール部の外径を内蓋の孔の内径より大きく形成することで蓋外郭部材に蓋下面部材と内蓋を組み付ける際、第1及び第2のシール部が挟まれることもない。
【0014】
【発明の実施形態】
以下、本発明の炊飯器の一実施例について、図1〜図9を参照しながら説明する。同図において、1は炊飯器本体に相当する本体であり、この本体1は、外枠2とその下面開口を覆う底板3とにより外郭が形成される。外枠2は、その上端より内側に向けて下方に落ち込む折返し部4が別に形成されており、この折返し部4の下端開口を塞ぐように、椀状の内枠5が本体1の内部に設けられている。6は米や水などの被調理物を収容する容器たる鍋であり、前記折返し部4と内枠5とにより有底筒状に形成される鍋収容部7内に挿脱自在に収容される。この鍋6は、その上部開口部の周囲にフランジ状に形成された把手部8が鍋収容部4の上縁部上に載ることにより、鍋収容部7内に支持されるものである。外枠2と底板3は、本体1の前方外面および両外側面がやや丸みのある三次元形状を有している。
【0015】
本実施例において本体1の底部若しくは底部部材とは、底板3のことをいう。この底板3の材質は、ポリプロピレンやABS樹脂などの外観光沢性および耐衝撃性に優れた熱可塑性合成樹脂を使用している。なお、本実施例では外枠2と底板3が別体に形成されるが、これらは一体に形成されてもよい。
【0016】
鍋6は、アルミニウムを主体にして、その外側の側面下部から底面にかけて、電磁誘導加熱用の磁性金属からなる発熱体9が接合される。また、前記鍋収容部7の外側には、鍋6の底面と側面下部に対向して、発熱体9を電磁誘導加熱により発熱させるための加熱手段たる加熱コイル10が設けられる。この内枠5の外側に設けた加熱コイル10は、コイルカバー11により外側から覆われている。12は、鍋6の底面に弾性的に当接する鍋温度検出手段たる鍋温度検出センサである。この鍋温度検出センサ12は、鍋6の温度を検出するもので、これにより前記加熱コイル10などによる加熱が制御される。
【0017】
有底筒状の鍋6は、上部から底部に至るにしたがって、直径が小さくなる形状に形成されており、鍋収容部7の内側面も、鍋6の側面に相似した形状に形成される。鍋収容部7は、本体1の外郭を形成する外枠2の内部に形成されており、外枠2と鍋収容部7との間に形成される本体側面部たる隙間13は、鍋6の側面形状に対応して、上部から下部に至るにしたがって水平方向の隙間が拡大する形状を有している。本体1内部の隙間13は、鍋収容部7の外周を囲むように、筒状の内部空間を形成している。
【0018】
15は、本体1前方の内底部(底板3の底部内側)に配置され、加熱コイル10に高周波電流を供給するためのインバータ回路を備えた加熱基板である。この加熱基板15は鍋収容部7の底部に配置されており、底板3の内底面16に臨んで、インバータ回路を構成するスイッチング素子17などの電装部品が装着されている。特に発熱部品としてのスイッチング素子17は、加熱基板15の本体1前方側よりその背面が露出しており、ここにアルミニウム製のヒートシンク18が密着して取付けられる。放熱器としてのヒートシンク18は縦長板状に形成され、本体1の前方の隙間13すなわち内側面部に縦置き状に配置されており、本体1の内部に備えたスイッチング素子17などの発熱部品を冷却し、温度上昇を抑制する目的で設けられている。そして、炊飯すなわち調理加熱中は、スイッチング素子17から放出される熱を蓄熱し、炊飯が終了してスイッチング素子17の発熱が低減した期間に、それまで蓄えていた熱を自然放熱する作用を有する。このため、ヒートシンク18は常時放熱性を確保する必要がなく、ヒートシンク18の外周囲にある本体1の外枠2や底板3には、吸気用若しくは排気用の開口を意図的に形成しない構成になっている。また、加熱コイル10を配置した鍋収容部7の側面下部は、前記隙間13がそれよりも上部に比べて広く形成されており、本体1の前方内側面に沿って設けられたヒートシンク18は、その下部において、加熱コイル10から離れた状態に配置される。
【0019】
前記加熱基板15を構成するインバータ回路は、加熱コイル10に所定の高周波電流を供給するもので、これにより加熱コイル10に発生する交番磁界中に設けた発熱体9が自己発熱し、鍋6を加熱する構成となっている。この場合、万一インバータ回路のスイッチング素子17が100℃以上の高温になった場合でも、炊飯時の加熱量を低減または一時的に停止して、スイッチング素子17の温度上昇を抑止する機能が付加されている。本体1の内部には、スイッチング素子17やヒートシンク18を冷却するための冷却ファンを設けない構造を有している。
【0020】
21は、コードリール22から印加される電源電圧を、所定の動作電圧に変換して炊飯器の各部に供給する電源基板である。この電源基板21は、電源電圧を所定の動作電圧に変換調整するトランス24などの電源電圧調整手段や、後述する蓋ヒータの通断電制御手段(例えば、リレーや半導体スイッチ)などを備えており、本体1の背面(後方)の内側面部すなわち鍋収容部7と外枠2との隙間13に、トランス25に支持されて縦置き状に配置される。
【0021】
また、本体1の内底部であって、加熱基板15の下方に位置する部分には、マイカ,ガラス,鉄などの材料で形成される難燃部材32が設けられ、また、前記底板3の外底面33には、複数の脚部34が下方に向けて突出形成される。
【0022】
41は、本体1の上側に開閉自在に設けられた蓋体である。この蓋体41は、その外殻をなす蓋外郭部材42と、この蓋外郭部材42の下側に固定された内側カバー43と、この内側カバー43の下側に固定され、蓋体41の蓋下面部材を構成する放熱板44とを主たる構成要素としている。また、蓋体41の下面には、前記放熱板44との間に所定の隙間を形成して、前記鍋6の上部開口部を直接覆う内蓋46が着脱自在に装着されている。この内蓋46の外周部には、環状の蓋パッキン47が環状のパッキンホルダ48とともにビス49によって固定されている。蓋パッキン47は弾性部材からなり、内蓋46を装着した蓋体41を閉じたときに、本体1に収容された鍋6の把手部8上に密着するものである。なお、前記蓋体41の外側にはハンドル50が蓋体41の上を跨いで回動可能に設けられている。
【0023】
放熱板44の裏面つまり上面には、この放熱板44を加熱する蓋ヒータ51が設けられており、前記内蓋カバー43には、放熱板44の裏面に弾性的に当接する蓋温度センサ52が設けられている。この蓋温度センサ52は、放熱板44の温度を検出するもので、これにより前記蓋ヒータ51などによる加熱が制御されるようになっている。
【0024】
蓋体41は、その後部のヒンジ部55において本体1に回動自在に支持されている。より詳しく説明すると、内側カバー43の後部が前記外枠2の後上部に左右方向のヒンジ軸56により回動自在に支持されている。また、このヒンジ軸56には、蓋付勢手段としてのねじりコイルばねからなるヒンジばね57が巻装されており、このヒンジばね57は、一端部が外枠2に係合されているとともに、他端部が内側カバー43に係合されている。これにより、蓋体41には開方向の力が常時作用するようになっている。
【0025】
一方、蓋体41の前部には、ヒンジばね57の力に抗して、本体1に対し蓋体41を閉じた状態に保持する係止装置58が設けられている。この係止装置58は、蓋外郭部材42に形成された開口部59から上面が上方に突出した蓋開手段たる蓋開ボタン60と、後側上部に前記蓋開ボタン60を有するとともに、前側下部に爪部61を有し、蓋体41内で軸支部62に回動自在に軸支される係合部材たる可動フック63とにより構成される。また、可動フック63の爪部61に係合して本体1に対し蓋体41を係止部たる固定部64Aを有する固定フック64が、蓋外郭部材2の前側上部に形成されている。また、前記係止装置58には前記可動フック63の爪部61を前記固定フック64の固定部64Aに係合するための付勢手段たるトーションばね65を有している。このトーションばね65は、図5に示すように、全体としてコ字型に折曲形成され、その両側を前記可動フック63の軸支部62に巻き回して枢着するとともに、固定端となるトーションばね65の一端側には前記可動フック63に引っ掛けるように内側に折曲したL型の係止折曲部66を形成し、一方、自由端となるトーションばね65の他端側は前記蓋開ボタン60の下面側に潜り込むように、くの字状に屈曲した屈曲部67が形成されている。この屈曲部67は、蓋体41を閉じたとき、内蓋46に当接し、内蓋46によって屈曲部67を押し上げることによって、トーションばね65の係止折曲部66が可動フック63を弾発的に押圧する。これにより、可動フック63に固定フック64へと向かう付勢力が付与され、可動フック63の爪部61と固定フック64の固定部64Aとが係合する。そして蓋外郭部材42の上面より露出した蓋開ボタン60の上面を押動操作すると、トーションばね65の力に抗して、可動フック63が軸支部62を支点として回動する。これにより、本体1に対する蓋体41の係合が外れ、ヒンジばね57の力によって蓋体41がヒンジ軸56を中心として自動的に開く構造となっている。また、内蓋46が装着されていなければ、内蓋46によってトーションばね65を押し上げないから、可動フック63にはトーションばね65の付勢力が作用せず、可動フック63と固定フック64とは係合しないようになっている。
【0026】
また、前記内蓋46の周縁に固定したパッキンホルダ48は、ヒンジ部55側に位置して部分的に突出した鈎状の係止突起70を有し、この係止突起70を前記蓋体41の内部に軸支した弾性突部たるクランプ71に係合させることによって前記内蓋46を押えている。この内蓋46を押えるクランプ71は下部側に前記係止突起70と係止する係止爪72を形成するとともに、クランプ71の上部にはストッパ片73が突設されている。また、クランプ71は前記ヒンジ部55の近傍に設けた取付板74に軸75によって回動自在に軸支され、この取付板74とクランプ71との間に介在するコイルばね76によって、クランプ71は、常に係止爪72が前記内蓋46の係止突起70に係止するように係止突起70側に回転するように付勢されている。このように、クランプ71はコイルばね76によって係止突起70側に回転するように付勢されているが、クランプ71に突設するストッパ片73が取付板74に形成する係止孔77と係止してクランプ71の回動範囲が規制される。これにより、内蓋46を装着する際、内蓋46の係止突起70とクランプ71の係止爪72とが確実に突き当たる。こうして内蓋46の装着時に、内蓋46の係止突起70とクランプ71の係止爪72とを突き当てることによってクランプ71は内蓋46の係止突起70に押されてコイルばね76の付勢力に抗して回動し、クランプ71の係止爪72が内蓋46の係止突起70を乗り越えるとクランプ71がコイルばね76によって復帰し、蓋体41の下面側に内蓋46が保持される。
【0027】
前記蓋外郭部材42の上面の最頂部には、蒸気口収容部として鍋6側に陥没した凹部80が設けられており、この凹部80に、蓋体41の上方から垂直方向に装着または外すことができる蒸気口81が備えてある。この蒸気口81は、図7に示すように上部側の蒸気口キャップ83と下部側の蒸気口ケース84とからなり、これら蒸気口キャップ83および蒸気口ケース84は、いずれも耐スチーム性に優れたプラスチック樹脂材料からなっている。
【0028】
そして、蒸気口キャップ83と蒸気口ケース84とは、回転操作にて嵌合して結合する構成になっている。すなわち、蒸気口ケース84の外周上部にほぼ水平方向に外側へ突出した外凸部85が形成され、蒸気口キャップ83の内周下部には外凸部85の下側に係止する内凸部86が形成され、この外凸部85と内凸部86とを係合することによって、互いに係止されるようになっている。そして、蒸気口キャップ83と蒸気口ケース84との嵌合時に蒸気口キャップ83を一方向に回転させると、前記外凸部85の下面に沿って内凸部86を締め付けられる構成になっている。
【0029】
前記蓋外郭部材42の凹部80の底部には、鍋6内の空間と連通する開口孔87が形成されており、この開口孔87に嵌め入れた弾性部材からなる蒸気口パッキン88に蒸気口ケース84の外底面中央部から下方へ延出する筒状の突出部89を挿入している。この突出部89の外周面下部には前記蒸気口パッキン88と係合する湾曲状の凸部90が外側に向かって突出形成し、前記蒸気口ケース84の内部には、その底部の突出部89から同軸的に立ち上がる蒸気筒部91が形成してある。この蒸気筒部91の内部は、突出部89の内部を介して鍋6の内部に連通するものである。一方、前記蒸気口キャップ83の中央部には、下方へ垂下する筒壁部92が形成されており、この筒壁部92の上部には、この筒壁部92の上面開口部を閉じる調圧弁93が取り付けられている。この調圧弁93は、前記筒壁部92の内周面に挿入する筒周壁94を有し、この筒周壁94の下端部に形成された複数の係止爪95が筒壁部92の下端部に係合していることにより、筒壁部92に対して抜け止めされている。また、前記蒸気筒部91の根元部には、蒸気口ケース84の底部から突出部89内に通じるおねば戻し孔96が開口形成されている。また、前記蓋体41の下面部材を構成する放熱板44と蓋体41の下面に着脱自在に取り付けた内蓋46には前記凹部80の開口孔87に対向する位置に炊飯時に発生する蒸気の通路となる孔97,98が形成されている。なお、放熱板44には孔97から一体にカール状の折曲部99が上向き、すなわち、蒸気口81側に向かって一体形成され、一方、内蓋46に形成される孔98は複数個の小穴によって構成している。
【0030】
前記蒸気口パッキン88は、前記蓋外郭部材42と放熱板44及び放熱板44と内蓋46との間に介在してその間の隙間を塞ぐもので有り、シリコーンゴムなどの弾性部材によって成形されている。この蒸気口パッキン88の中央には前記蒸気口ケース84の突出部89を貫通させる挿通孔101が形成され、この挿通孔101の内周面から前記突出部89の外周面に係止する突部102を一体形成している。また、蒸気口パッキン88の上面側には前記凹部80の開口孔87に嵌め入れる断面L型の溝部103を形成し、その溝部103の下部に形成するフランジ部104の外端縁に環状の周壁部105を一体形成している。この周壁部105の外側ほぼ中間部には薄肉状の第1のシール部106が一体形成され、さらに、フランジ部104の内端縁に位置する前記挿通孔101の内周面から前記第1のシール部106と同様な薄肉状の第2のシール部107が一体的に垂設されている。これら各シール部106,107は、断面くの字をなして環状に形成され、上下方向に伸縮自在に構成されている。そして、第1のシール部106は前記第2のシール部107の外側に位置して周壁部105から下方に突出するように一体形成されている。また、図8に示すように第1のシール部106の外径R2は前記放熱板44に形成する孔97の内径R1より径大に形成され、一方、第2のシール部107の外径Rは孔97の内径R1より径小に形成されるとともに、第2のシール部107は放熱板44と内蓋46の隙間S(図7に示す)より長く形成されている。これにより、第2のシール部107が放熱板44の孔97の内側に臨んで放熱板44から下方に突出して孔97の周縁に密着する。
【0031】
そして、蓋外郭部材42の凹部80内に蒸気口81を上方から垂直方向に挿入すると、蒸気口ケース84の突出部89が開口孔87に装着した蒸気口パッキン88の挿通孔101内に挿入され、この挿通孔101に一体形成した突部102を弾性変形させて蒸気口ケース84の突出部89に密着させることにより、蓋体41に蒸気口81が装着される構成になっている。また、開口孔87に装着した蒸気口パッキン88により、蓋外郭部材42と放熱板44及び放熱板44と内蓋46との隙間を塞ぎ、炊飯時に発生する蒸気が蓋体41の内部に漏れないようになっている。
【0032】
蓋外郭部材42の前方寄りには、炊飯器の表示や操作に関わる表示基板107とともに炊飯や保温の動作や停止指示などを行なう操作手段たる操作部108や、表示手段たる表示部109を備えた操作パネル110が取付けられている。表示基板107には、炊飯や保温動作および表示などの各種制御管理用のマイクロコンピュータ111の他に、後述する各種の操作スイッチ116〜124に対応して操作信号を発生する操作部108を構成するスイッチ112と、表示部109をなす行程ランプ用LED113および表示部用LCD114などが搭載される。なお、各スイッチ112は、それぞれ操作子たる操作スイッチ116〜124を介して操作パネル110の外側から押圧操作できるようになっている。
【0033】
操作パネル110には、図9に示すように、炊飯開始手段としての炊飯スイッチ116と、予約手段としての予約スイッチ117と、保温手段としての保温スイッチ118と、切手段としての切スイッチ119と、コース選択手段としてのコーススイッチ120と、保温選択手段としての保温スイッチ121と、時刻調整手段としての時計スイッチ122,時スイッチ123および分スイッチ124が各々設けられる。これらのスイッチ116〜124は、操作パネル110の内側の表示基板107にある各スイッチ112にそれぞれ対応している。これとともに、操作パネル110には、3つの前記行程ランプ用LED113と表示部用LCD114が設けられる。
【0034】
前記炊飯スイッチ116は、炊飯を開始するものである。前記予約スイッチ117は、予約炊飯を行なうために、炊き上がりの時刻を呼出すものである。前記保温スイッチ118は、切状態から保温を開始するものである。前記切スイッチ119は、炊飯,保温および予約炊飯動作を停止するものである。前記コーススイッチ120は、白米ふつう炊飯,白米かため炊飯,白米やわらかめ炊飯,早炊き炊飯,玄米炊飯,おかゆ炊飯などの炊飯コースを選択するものであり、選択された炊飯コースは、前記表示部用LCD114により設定内容が表示される。前記保温スイッチ121は、普通保温と高温保温とを選択するものである。前記時計スイッチ122は、表示部用LCD114により表示される時計の時刻を調整するときに使用するものである。前記時スイッチ123は、時計の時刻または予約炊飯における予約時刻のうち時を調整するためのものであり、前記分スイッチ124は、分を調整するためのものである。
【0035】
つぎに、前記の構成について、その作用を説明する。内蓋46が汚れた場合、この内蓋46を蓋体41から外して洗浄できる。内蓋46を外すには、蓋体41を開け、内蓋46に形成する図示しない取手部を摘んで引っ張り出すようにすれば、パッキンホルダ48に形成する係止突起70と蓋体41に軸支するクランプ71との係合が外れ、蓋体41を取り外すことができる。また、洗浄後、内蓋46を蓋体41に取り付けるには、まず蓋体41の係止突起70と蓋体41に軸支するクランプ71とを軽く合わせ、ついで、蓋体41を押し込むことにより、内蓋46の係止突起70とクランプ71の係止爪72とが突き当たり、係止突起70とクランプ71とが係合する。この係止突起70とクランプ71の係合状態はコイルばね76の付勢により保持され、内蓋46が蓋体41に組み付けられる。また、蓋体41を内蓋46に装着すると、内蓋46の周縁がトーションばね65の自由端側に位置する屈曲部67と当接し、内蓋46によって屈曲部67を押し上げる。これにより、トーションばね65の固定端側の係止折曲部66が可動フック63を弾発的に押圧し、蓋体41を閉じるとき、前述したように内蓋46を装着しておけば、可動フック63にトーションばね65の付勢力が作用し、可動フック63の爪部61が本体1に形成する固定フック64の固定部64Aと係合して蓋体41を閉じた状態で保持することができる。そして、蓋体41を開く場合、蓋外郭部材42の上面より露出した蓋開ボタン60の上面を押動操作すると、可動フック63がトーションばね65の力に抗して軸支部62を支点として固定部64Aの係合が解除される方向に回動する。これにより、本体1に対する蓋体41の係合が外れ、ヒンジばね57の力によって蓋体41がヒンジ軸56を中心として自動的に開く構造となっている。したがって、内蓋46が装着されていなければ、内蓋46によってトーションばね65を押し上げないから、可動フック63にはトーションばね65の付勢力が作用せず、可動フック63と固定フック64とは係合しない。このため、蓋体41を閉じた状態で保持することが不可能となり、蓋体41から手を離せば、ヒンジばね57の付勢により蓋体41が開いてしまう。
【0036】
また、内蓋46を装着した蓋体41が閉じた状態では、内蓋46の周縁に取り付けた蓋パッキン47が鍋6の開口部周縁に密着し、鍋6の開口部が塞がれる。そして、凹部80の開口孔87に装着した蒸気口パッキン88は、この蒸気口パッキン88に一体形成する突部102が蒸気口81の突出部89に密着する。すなわち、蓋外郭部材42の凹部80内に蒸気口81を上方から垂直方向に挿入すると、蒸気口パッキン88に一体形成した突部102が弾性変形して蒸気口ケース84の突出部89に密着して蓋体41に蒸気口81が装着される構成になっている。このため、蒸気口81の着脱が容易であり、蒸気口81を取り外して簡単に水洗いすることができ、蒸気口81の清掃性が向上する。また、蒸気口81の装着時においては、蒸気口パッキン88に一体形成する突部102が蒸気口81の突出部89に密着して蓋外郭部材42と放熱板44及び放熱板44と内蓋46との隙間が塞がれる。さらに、開口孔87に装着した蒸気口パッキン88のフランジ部104は凹部80の開口孔87の後面周縁部と孔97から一体形成するカール状の折曲部99とで挟着され、凹部80の底部と放熱板44の折曲部99に蒸気口パッキン88のフランジ部104が密着するため、蓋外郭部材42と蓋外郭部材42の下面に取り付けた放熱板44との隙間を確実に密封できる。また、凹部80の開口孔87に蒸気口パッキン88を装着した状態では、フランジ部104の外周に一体形成する周壁部105が凹部80の開口孔87と放熱板44の孔97の周縁部を取り囲んで凹部80と放熱板44との隙間を確実に密封することができる。さらに、フランジ部104の外周に一体形成する第1のシール部106が放熱板44の上面に密着して放熱板44の孔97の周縁部に密着し、孔97の内側に第2のシール部107が臨み、この第2のシール部107が内蓋46の上面に密着するため、蒸気口パッキン88によって蓋外郭部材42と放熱板44との隙間及び放熱板44と内蓋46との隙間がそれぞれ密閉されることになる。こうして炊飯時、鍋6内で発生した蒸気の漏れを確実に防ぐことができる。なお、内蓋46に突き当てる第2のシール部107の外形Rは、放熱板44の孔97の内径R1より小さいことから、放熱板44の下面側に内蓋46を装着した際、内蓋46の取付位置が多少ずれたとしても放熱板44の孔97の内側に第2のシール部107が位置する。一方、第1のシール部106の外径R2は前記孔97の内径R1より径大に形成しているから、放熱板44と内蓋46の組付時に放熱板44に挟まれることはない。さらに、第2のシール部107は放熱板44と内蓋46の隙間Sより長く形成しているため、放熱板44と内蓋46の隙間Sが多少大きくなっても第2のシール部107を確実に内蓋46に密着することができるため、炊飯時、鍋6内で発生した蒸気の漏れを防止することができる。これにより、炊飯時に発生した蒸気は蒸気口ケース84の蒸気筒部91内を上昇して、この蒸気筒部91の蒸気口ケース84内に吹き出す。ここで、蒸気と水分とが互いに分離され、蒸気は、蒸気口キャップ83の蒸気放出孔87を通って蒸気口81の外へ放出される。一方、蒸気と分離された水分は、筒壁部92の下端部と蒸気筒部91の上端部との間の隙間を通って蒸気口ケース84の下部へ落下する。このように蒸気口ケース84の内部で蒸気と水分とが分離されることにより、水分が蒸気口81の上面の蒸気放出孔87から吹きこぼれる現象が抑制される。
【0037】
以上のように、前記実施例の構成によれば、可動フック63を復帰するトーションばね65を内蓋46に当接させることにより、内蓋46が装着されていなければ、内蓋46によってトーションばね65を押し上げないから、可動フック63にはトーションばね65の付勢力が作用せず、可動フック63と固定フック64とは係合しないため、蓋体41を閉じた状態で保持することが不可能となる。すなわち、蓋体41を押し下げて閉じたつもりでも、可動フック63が固定フック64に係合していないため、蓋体41から手を離せば、ヒンジばね57の付勢により蓋体41が開いてしまう。これにより、使用者は、内蓋46を付け忘れていることを明確に知ることができるし、また、内蓋46を取り付けていない限りは、炊飯器を使用することができない。逆に蓋体41を閉成できれば、内蓋46が取り付けられていることを確認できることになる。これにより、内蓋46の未装着時には炊飯器を使用することができないため、蓋体41内に炊飯時の蒸気が侵入して蓋体41内に設けた電子部品に悪影響を与えることもないので、蓋体41に過度な防水処置を施す必要がない。また、内蓋46のつけ忘れによる炊飯時の吹きこぼれや、保温時の露だれやご飯の乾燥も防止することができるため、ご飯の食味の低下を招くおそれもない。また、単に可動フック63にはトーションばね65を内蓋46に当接させるだけで内蓋46のつけ忘れを防止することができるから、スイッチやセンサーなどによって内蓋46を電気的に検出するといった方法に比べはるかにコストを抑えることができる。さらに、可動フック63を内蓋46と別体で蓋体41に設け、この可動フック63と係合する固定フック64を本体1側に形成しているため、可動フック63にかかる炊飯時における蒸気による熱ストレスは本体1側の固定フック6に比べて少なくなる。また、内蓋46を装着した際の内蓋46の位置ずれあるいは内蓋46を中途半端に蓋体41に取り付けたとしても蓋体41に設けた可動フック63と本体1側に設けた固定フック64との係合には影響されることがない。このため、可動フック63と固定フック64との係合性が向上し、可動フック63と固定フック64とを確実に係合させることができる。したがって、蓋体41を閉めた際、蓋体41と本体1の隙間が大きくなったり、あるいは、炊飯時や保温時において外部からの衝撃などによって蓋体41が不用意に開く虞れもない。また、蓋開ボタン60を押せば、可動フック63と固定フック64との係合が解除され、蓋体41を確実に開くことができる。また、内蓋46を装着した際、その内蓋46でトーションばね65を押し上げることによって、可動フック63に固定フック64へと向かう付勢力を付与するように構成しているので、内蓋46の装着が多少不完全であっても、内蓋46がトーションばね65と確実に当接することから、可動フック63と固定フック64の係合性が悪化することがない。また、単に内蓋46を装着した際、その内蓋46の周縁にトーションばね65を突き当てているだけなので、スペース的にも無駄がなく、本体1の小型化の面でも有効である。また、蓋体41のヒンジ55側には内蓋46を押えるクランプ71が軸支されているため、内蓋46を装着する際、まず、内蓋46の先端側を蓋体41の先端側に装着した後、内蓋46の基部側に位置するヒンジ55側にてクランプ71と係合することになる。逆に内蓋46を取り外す場合、作業的に安定する内蓋46の基部側を引張ってヒンジ55側に位置するクランプ71との係合を外すことから、蓋体41とクランプ71との係合及び係合解除を行う際、内蓋46の先端の不安定な部分に力を加えないので内蓋46の装着も安定的に行える。しかも、ヒンジ部55側は、蓋体41と本体1とを軸支するためのスペースがあるため、このスペースを利用して内蓋46を押えるクランプ71を配置することができる、本体1を大型化することなく、内蓋46を確実に押えることが可能となる。
【0038】
また、前記実施例では、蒸気口パッキン88に蓋外郭部材42と蓋下面部材を構成する放熱板44との隙間を塞ぐ第1のシール部106と放熱板44と内蓋46との隙間を塞ぐ第2のシール部107とを一体形成することによって、蒸気口パッキン88によって同時に2個所の蒸気漏れを防止することができるため、一つの蒸気口パッキン88で蒸気の漏れを防止できるから、組付部品点数を削減することができる。このため、蓋体41への蒸気口パッキン88の組付作業も簡単かつ容易に行うことができる。また、蒸気口パッキン88の挿通孔101に蒸気口81の突出部89に押し当てる突部102を形成し、この突部102によって蒸気口81を取り付ける凹部80と蒸気口81との気密を保持することができるため、蒸気口パッキン88を蒸気口81の装着部として兼用できるため、極めて合理的である。このように、蒸気口パッキン88は凹部80と蒸気口81との気密を保持するのみならず、蒸気口81の装着部として兼用するとともに、第1,第2のシール部106,107によって蓋外郭部材42と放熱板44及び放熱板44と内蓋46のそれぞれ隙間を塞いで密閉することができるため、一つの蒸気口パッキン88に4つの機能を持たせることができる。そして、このように蓋体41の内部への蒸気の漏れを防止することによって、放熱板44の汚れを防止することができる。さらに、内蓋46に密着させる第2のシール部107の外形Rを放熱板44の孔97の径R1より小さく設定することによって放熱板44の下面側に内蓋46を装着した際、内蓋46の取付位置が多少ずれたとしても第2のシール部107が放熱板44の孔97の内側に位置して確実に内蓋46側に突出させることができる。しかも、第2のシール部107の外側に位置する第1のシール部106の径R2を放熱板44の孔97の径R1より大きく設定することによって、放熱板44の孔97の内外を第1、第2のシール部106、107で取り囲んで孔97から蓋体41の内部に侵入しようと蒸気を確実に防止することができる。しかも、予め凹部80の底部に形成する開口孔87に蒸気口パッキン88に装着しておくだけで、蓋外郭部材42に放熱板44を固定する際、放熱板44と内蓋46との隙間をシールする第2のシール部107が放熱板44の孔97に臨んで放熱板44の下方に突出するとともに、第2のシール部107の外側に形成する第2のシール部107が確実に放熱板44の孔97の周囲に密着し、第1、第2のシール部106,107が放熱板44及び内蓋46に挟まれてしまうこともなく、これら放熱板44及び内蓋46の組付け作業も簡略化することができる。
【0039】
以上、本発明の一実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、鍋6を電磁誘導により加熱するようにしたが、鍋の加熱手段は電熱ヒータなどであってもよい。また、クランプ71は蓋体41を軸支するヒンジ部55側に軸支され、このクランプ71と係合する係止突起70もヒンジ部55側に突設されているが、必ずしもヒンジ部55側に限るものではない。また、内蓋46を保持するクランプ71の構造や可動フック63及び固定フック64の係合構造なども適宜設定すればよいものである。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明は、蓋体を蓋外郭部材と蓋体の下面を構成する蓋下面部材とで構成し、前記蓋外郭部材に形成する蒸気口収容部に蒸気口を取り付け、前記蓋下面部材の下面側に内蓋を取り付けた炊飯器において、前記蒸気口収容部に弾性部材からなる蒸気口パッキンを設け、この蒸気口パッキンによって前記蒸気口収容部の下面と前記蓋下面部材の上面との隙間、前記蓋下面部材と前記内蓋との隙間を塞いで蒸気通路から蓋体の内部と、蓋下面部材と内蓋との間に蒸気が侵入しないように構成したものであるから、一つの蒸気口パッキンで複数個所を同時に密閉でき、組付部品点数を削減して蒸気口パッキンの組付作業を簡略化することができる。
【0041】
請求項2の発明は、請求項1の発明の炊飯器において、前記蒸気口パッキンの内面に前記蒸気口を係止する弾性変形可能な突部を一体形成するとともに、前記蒸気口パッキンの上面側に前記蒸気口収容部に形成する開口孔と嵌合する断面L型の溝部を形成し、その溝部の下部に形成するフランジ部の外端縁に環状の周壁部を一体形成したものであるから、蒸気口パッキンを蒸気口の装着部として兼用できるとともに、蒸気口収容部から蒸気口パッキンが外れることを防止することができる。
【0042】
請求項3の発明は、請求項2の発明の炊飯器において、前記蒸気口パッキンに前記蓋下面部材に密着させる第1のシール部と前記内蓋に密着させる第2のシール部を形成し、前記第2のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成した孔の内径より径小に形成し、この第2のシール部を前記蓋下面部材から下方に突出させたものであるから、蓋体に内蓋を組付けた際、第2のシール部が内蓋に密着し、蓋下面部材と内蓋との隙間からの蒸気の漏れを防止することができる。
【0043】
請求項4の発明は、請求項3の発明の炊飯器において、前記第1のシール部を前記第2のシール部の外側に形成するとともに、第1のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成する孔の内径より径大に形成したものであるから、内蓋の孔の内外を多重に密封できるから、確実に蒸気の漏れを防止することができる。また、蓋外郭部材に蓋下面部材と内蓋を組み付ける際、第1及び第2のシール部が挟まれることがないため、組付作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す炊飯器の全体断面図である。
【図2】同上可動フック付近の拡大断面図である。
【図3】同上可動フック付近の拡大断面図であり、蓋体が開く途中の状態を示している。
【図4】同上可動フック付近の拡大断面図であり、内蓋を装着していない状態を示している。
【図5】同上可動フックの斜視図である。
【図6】同上ヒンジ部付近の拡大断面図である。
【図7】同上蒸気口付近の拡大断面図である。
【図8】同上蒸気パッキンの拡大断面図である。
【図9】同上炊飯器全体の平面図である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体
6 鍋(容器)
41 蓋体
42 蓋外郭部材
46 内蓋
80 蒸気口収容部
81 蒸気口
87 開口孔
88 蒸気口パッキン
97,98 孔(蒸気通路)
102 突部
103 溝部
104 フランジ部
105 周壁部
106 第1のシール部
107 第2のシール部
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用保温釜などの炊飯器に係わり、特に蓋体の構成に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
炊飯器は、炊飯器本体に対して、米および水を入れる鍋を着脱できるようになっているが、鍋の出し入れのための炊飯器本体の上面開口部は蓋体により覆うようにしてある。この蓋体は、一側をヒンジ部により炊飯器本体に回動自在に支持してあり、他側を蓋体に設けた蓋開ボタンを炊飯器本体に設けた係止部に係脱自在に係止するようにしてある。そして、蓋体を簡単に開けられるように、ヒンジ部にばねを設けて蓋体に開く方向へと付勢し、蓋開ボタンによる係止を解除したとき蓋体が自動的に開くようになっている。
【0003】
ところで、炊飯器には蓋体を閉めたとき、鍋の開口部を覆うように着脱式の内蓋を蓋体の下面に備えた炊飯器も知られている。このような着脱式内蓋を備えた炊飯器は、内蓋と放熱板との間に蒸気通路を除いて蒸気が侵入しないように構成され、放熱板の表面を内蓋によって覆うことよって、炊飯時に蒸気などによる放熱板の汚れを防止できる構造となっている。このため、使用後は内蓋の汚れを拭くだけで簡単に清掃でき、また、必要に応じて内蓋を外して水洗いすることもできるため、清掃性も向上する。しかし、内蓋を着脱自在に構成した炊飯器では、内蓋を取り付けないで炊飯を行ってしまうおそれがある。これを行うと、炊飯時に蒸気口から吹きこぼれが生じ、蓋体の上面が汚れ、酷い場合、炊飯器の周囲に飛散して炊飯器の周囲までも汚れてしまう。また、放熱板に直接蒸気が触れるため、放熱板が汚れて清掃性も低下してしまう。しかも、放熱板と蓋体の接合部分から蓋体内に蒸気が侵入して蓋体内に設けた電子部品に悪影響を与える虞れもある。さらに、保温時などで内蓋をつけ忘れた場合、鍋内の温度バランスが崩れるため、鍋周囲や蒸気口に露だれが生じて鍋周囲や蒸気口下部のご飯のふやけ、他方でその他の部分が乾燥するなど、ご飯の食味までもが低下してしまう。このため、従来から内蓋のつけ忘れを防止するために種々の解決方法が取られている。例えば、スイッチやセンサなどによって内蓋を電気的に検知し、内蓋をつけない状態で使用者が炊飯あるいは保温操作を選択した場合、炊飯や保温動作を行わず、エラーメッセージを表示するなどの電気的な手段によって解決する方法が考えられる。しかし、このように、電気的な手段によって内蓋の有無を検知し、その検知信号に基いて炊飯器本体を制御することによって内蓋のつけ忘れを防止する方法では、炊飯器本体を制御する回路構成が複雑化するため、コストアップを招く。また、機械的手段によって内蓋のつけ忘れを防止する方法として、例えば内蓋に炊飯器本体と係合する突起部を設け、内蓋が装着されない状態では蓋体を閉じた状態で保持できないように構成する方法、あるいは、蓋体に内蓋と連動する可動フックを設け、この可動フックを内蓋を装着したときに炊飯器本体に設けたフックと係合する位置まで移動させることによって、内蓋が装着されない状態では蓋体の可動フックと炊飯器本体のフックとが係合不能となるようした方法などが考えられる。しかし、内蓋に炊飯器本体と係合する突起部を形成する場合、蓋体の内蓋を装着した際、内蓋の位置によって炊飯器本体と係合する突起部の位置にバラツキが生じ、炊飯器本体との係合性が悪くなる。さらに、このような突起部は成形加工が容易なプラスチックなどの合成樹脂によって形成されている場合が多く、こうした合成樹脂製の突起部では、炊飯時に発生する熱や蒸気などの熱的影響によって膨張、収縮といった変形が生じやすい。このように熱による変形などによって突起部と内蓋との係合が緩くなると、炊飯器本体から外れやすくなるため、蓋体のヒンジ部に設けたばねによって、蓋体が浮き上がって炊飯器本体との隙間が拡大するといった外観上の問題や衝撃などによって簡単に蓋体が開いてしまうといった問題が生じる。
【0004】
また、一般に炊飯器では、蓋体の外面側に炊飯時に発生する蒸気を放出するための蒸気口を備えている。従来より、蒸気口は、蓋外郭部材に形成する開口孔に蒸気口パッキンを介在して気密に取り付けられている。また、前述した着脱式の内蓋を備えた炊飯器では、炊飯時に発生した蒸気は内蓋と放熱板に形成する孔を通って蓋外郭部材に組付けた蒸気口へと流入し、この蒸気口から放出するようになっている。このため、従来、この種の着脱式の内蓋を備えた炊飯器において、内蓋と放熱板の隙間から蒸気が漏れないように放熱板に形成する孔に内蓋パッキンを嵌め入れ、この内蓋パッキンから垂設する薄肉状のシール部を内蓋の孔の周囲に突き当て内蓋と放熱板の隙間を密封するともに、内蓋パッキンと蓋外郭部材の開口孔に装着する蒸気口パッキンとを密着させて放熱板と蓋外郭部材との隙間を密封するようにしていた。このため、蓋外郭部材の開口孔に嵌め入れる蒸気口パッキンの他にも放熱板と内蓋との隙間を塞ぐ内蓋パッキンが必要となり、組付部品点数が増え、パッキンの組付け作業も面倒である。また、内蓋パッキンは放熱板に形成する孔に嵌め入れられ、蓋の組付け作業時に蓋外郭部材と放熱板とに位置ずれが生じた場合、内蓋パッキンと蒸気口パッキンとの密着性が悪くなり、内蓋パッキンと蒸気口パッキンとの隙間から蒸気が漏れる虞れもあった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、簡単な構造で内蓋と蓋下面部材との隙間を確実にシールすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、前記目的を達成するために、蓋体を蓋外郭部材と蓋体の下面を構成する蓋下面部材とで構成し、前記蓋外郭部材に形成する蒸気口収容部に蒸気口を取り付け、前記蓋下面部材の下面側に内蓋を取り付けた炊飯器において、前記蒸気口収容部に弾性部材からなる蒸気口パッキンを設け、この蒸気口パッキンによって前記蒸気口収容部の下面と前記蓋下面部材の上面との隙間、前記蓋下面部材と前記内蓋との隙間を塞いで蒸気通路から蓋体の内部と、蓋下面部材と内蓋との間に蒸気が侵入しないように構成したものである。
【0007】
蒸気口パッキンによって蓋外郭部材と蓋下面部材の隙間と、蓋下面部材と内蓋の隙間を塞ぐことができ、一つの蒸気口パッキンによって、蓋体内部及び蓋下面部材と内蓋との間への蒸気の侵入を防止することができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明の炊飯器において、前記蒸気口パッキンの内面に前記蒸気口を係止する弾性変形可能な突部を一体形成するとともに、前記蒸気口パッキンの上面側に前記蒸気口収容部に形成する開口孔と嵌合する断面L型の溝部を形成し、その溝部の下部に形成するフランジ部の外端縁に環状の周壁部を一体形成したものである。
【0009】
蒸気口パッキンの溝部を蒸気口収容部に形成する開口孔に嵌め入れると、フランジ部の外端縁に環状の周壁部が蒸気口収容部の外周に密着し、蒸気口収容部に蒸気口パッキンが装着される。そして、蒸気口パッキンに蒸気口を上方から垂直方向に挿入すると、蒸気口パッキンに一体形成した突部が弾性変形して蒸気口ケースに密着して蓋体に蒸気口が装着される。このため、蒸気口の着脱が容易であり、蒸気口を取り外して簡単に水洗いすることができ、蒸気口の清掃性が向上する。また、突部によって蓋体と蒸気口との隙間から蒸気の漏れを防止することができる。さらに、蒸気口収容部の開口孔に蒸気口パッキンの断面L型の溝部を嵌め入れてフランジ部の外端縁に形成する環状の周壁部が蒸気口収容部の外周に密着させることにより、誤って蒸気口パッキンを引っ張ても蒸気口収容部から蒸気口パッキンが外れることもない。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2の発明の炊飯器において、前記蒸気口パッキンに前記蓋下面部材に密着させる第1のシール部と前記内蓋に密着させる第2のシール部を形成し、前記第2のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成した孔の内径より径小に形成し、この第2のシール部を前記蓋下面部材から下方に突出させたものである。
【0011】
蓋体に蒸気口パッキンを組付けた状態で蓋体の下面に蓋下面部材を取り付ける際、蓋体と蓋下面部材とが多少ずれたとしても、蓋下面部材に形成する孔の内側に第2のシール部が臨み、その孔から第2のシール部が突出する。これにより蓋体の下面に内蓋を組付けた際、第2のシール部が内蓋に密着し、蓋下面部材と内蓋との隙間からの蒸気の漏れを防止することができる。
【0012】
請求項4の発明は、請求項3の発明の炊飯器において、前記第1のシール部を前記第2のシール部の外側に形成するとともに、第1のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成する孔の内径より径大に形成したものである。
【0013】
予め蒸気口パッキンを蓋外郭部材の蒸気口収容部に組付けた状態で蓋外郭部材の下面側に蓋下面部材と内蓋を順次組み付ける際、蓋下面部材に形成する孔から第2のシール部が突出して蓋下面部材と内蓋との隙間を密閉するとともに、第2のシール部の外側に形成する第1のシール部は、内蓋の孔の周縁に密着するので内蓋の孔を多重に密封でき、確実に蒸気の漏れを防止することができる。また、第2のシール部の外径は内蓋の孔の内径より小さく第1のシール部の外径を内蓋の孔の内径より大きく形成することで蓋外郭部材に蓋下面部材と内蓋を組み付ける際、第1及び第2のシール部が挟まれることもない。
【0014】
【発明の実施形態】
以下、本発明の炊飯器の一実施例について、図1〜図9を参照しながら説明する。同図において、1は炊飯器本体に相当する本体であり、この本体1は、外枠2とその下面開口を覆う底板3とにより外郭が形成される。外枠2は、その上端より内側に向けて下方に落ち込む折返し部4が別に形成されており、この折返し部4の下端開口を塞ぐように、椀状の内枠5が本体1の内部に設けられている。6は米や水などの被調理物を収容する容器たる鍋であり、前記折返し部4と内枠5とにより有底筒状に形成される鍋収容部7内に挿脱自在に収容される。この鍋6は、その上部開口部の周囲にフランジ状に形成された把手部8が鍋収容部4の上縁部上に載ることにより、鍋収容部7内に支持されるものである。外枠2と底板3は、本体1の前方外面および両外側面がやや丸みのある三次元形状を有している。
【0015】
本実施例において本体1の底部若しくは底部部材とは、底板3のことをいう。この底板3の材質は、ポリプロピレンやABS樹脂などの外観光沢性および耐衝撃性に優れた熱可塑性合成樹脂を使用している。なお、本実施例では外枠2と底板3が別体に形成されるが、これらは一体に形成されてもよい。
【0016】
鍋6は、アルミニウムを主体にして、その外側の側面下部から底面にかけて、電磁誘導加熱用の磁性金属からなる発熱体9が接合される。また、前記鍋収容部7の外側には、鍋6の底面と側面下部に対向して、発熱体9を電磁誘導加熱により発熱させるための加熱手段たる加熱コイル10が設けられる。この内枠5の外側に設けた加熱コイル10は、コイルカバー11により外側から覆われている。12は、鍋6の底面に弾性的に当接する鍋温度検出手段たる鍋温度検出センサである。この鍋温度検出センサ12は、鍋6の温度を検出するもので、これにより前記加熱コイル10などによる加熱が制御される。
【0017】
有底筒状の鍋6は、上部から底部に至るにしたがって、直径が小さくなる形状に形成されており、鍋収容部7の内側面も、鍋6の側面に相似した形状に形成される。鍋収容部7は、本体1の外郭を形成する外枠2の内部に形成されており、外枠2と鍋収容部7との間に形成される本体側面部たる隙間13は、鍋6の側面形状に対応して、上部から下部に至るにしたがって水平方向の隙間が拡大する形状を有している。本体1内部の隙間13は、鍋収容部7の外周を囲むように、筒状の内部空間を形成している。
【0018】
15は、本体1前方の内底部(底板3の底部内側)に配置され、加熱コイル10に高周波電流を供給するためのインバータ回路を備えた加熱基板である。この加熱基板15は鍋収容部7の底部に配置されており、底板3の内底面16に臨んで、インバータ回路を構成するスイッチング素子17などの電装部品が装着されている。特に発熱部品としてのスイッチング素子17は、加熱基板15の本体1前方側よりその背面が露出しており、ここにアルミニウム製のヒートシンク18が密着して取付けられる。放熱器としてのヒートシンク18は縦長板状に形成され、本体1の前方の隙間13すなわち内側面部に縦置き状に配置されており、本体1の内部に備えたスイッチング素子17などの発熱部品を冷却し、温度上昇を抑制する目的で設けられている。そして、炊飯すなわち調理加熱中は、スイッチング素子17から放出される熱を蓄熱し、炊飯が終了してスイッチング素子17の発熱が低減した期間に、それまで蓄えていた熱を自然放熱する作用を有する。このため、ヒートシンク18は常時放熱性を確保する必要がなく、ヒートシンク18の外周囲にある本体1の外枠2や底板3には、吸気用若しくは排気用の開口を意図的に形成しない構成になっている。また、加熱コイル10を配置した鍋収容部7の側面下部は、前記隙間13がそれよりも上部に比べて広く形成されており、本体1の前方内側面に沿って設けられたヒートシンク18は、その下部において、加熱コイル10から離れた状態に配置される。
【0019】
前記加熱基板15を構成するインバータ回路は、加熱コイル10に所定の高周波電流を供給するもので、これにより加熱コイル10に発生する交番磁界中に設けた発熱体9が自己発熱し、鍋6を加熱する構成となっている。この場合、万一インバータ回路のスイッチング素子17が100℃以上の高温になった場合でも、炊飯時の加熱量を低減または一時的に停止して、スイッチング素子17の温度上昇を抑止する機能が付加されている。本体1の内部には、スイッチング素子17やヒートシンク18を冷却するための冷却ファンを設けない構造を有している。
【0020】
21は、コードリール22から印加される電源電圧を、所定の動作電圧に変換して炊飯器の各部に供給する電源基板である。この電源基板21は、電源電圧を所定の動作電圧に変換調整するトランス24などの電源電圧調整手段や、後述する蓋ヒータの通断電制御手段(例えば、リレーや半導体スイッチ)などを備えており、本体1の背面(後方)の内側面部すなわち鍋収容部7と外枠2との隙間13に、トランス25に支持されて縦置き状に配置される。
【0021】
また、本体1の内底部であって、加熱基板15の下方に位置する部分には、マイカ,ガラス,鉄などの材料で形成される難燃部材32が設けられ、また、前記底板3の外底面33には、複数の脚部34が下方に向けて突出形成される。
【0022】
41は、本体1の上側に開閉自在に設けられた蓋体である。この蓋体41は、その外殻をなす蓋外郭部材42と、この蓋外郭部材42の下側に固定された内側カバー43と、この内側カバー43の下側に固定され、蓋体41の蓋下面部材を構成する放熱板44とを主たる構成要素としている。また、蓋体41の下面には、前記放熱板44との間に所定の隙間を形成して、前記鍋6の上部開口部を直接覆う内蓋46が着脱自在に装着されている。この内蓋46の外周部には、環状の蓋パッキン47が環状のパッキンホルダ48とともにビス49によって固定されている。蓋パッキン47は弾性部材からなり、内蓋46を装着した蓋体41を閉じたときに、本体1に収容された鍋6の把手部8上に密着するものである。なお、前記蓋体41の外側にはハンドル50が蓋体41の上を跨いで回動可能に設けられている。
【0023】
放熱板44の裏面つまり上面には、この放熱板44を加熱する蓋ヒータ51が設けられており、前記内蓋カバー43には、放熱板44の裏面に弾性的に当接する蓋温度センサ52が設けられている。この蓋温度センサ52は、放熱板44の温度を検出するもので、これにより前記蓋ヒータ51などによる加熱が制御されるようになっている。
【0024】
蓋体41は、その後部のヒンジ部55において本体1に回動自在に支持されている。より詳しく説明すると、内側カバー43の後部が前記外枠2の後上部に左右方向のヒンジ軸56により回動自在に支持されている。また、このヒンジ軸56には、蓋付勢手段としてのねじりコイルばねからなるヒンジばね57が巻装されており、このヒンジばね57は、一端部が外枠2に係合されているとともに、他端部が内側カバー43に係合されている。これにより、蓋体41には開方向の力が常時作用するようになっている。
【0025】
一方、蓋体41の前部には、ヒンジばね57の力に抗して、本体1に対し蓋体41を閉じた状態に保持する係止装置58が設けられている。この係止装置58は、蓋外郭部材42に形成された開口部59から上面が上方に突出した蓋開手段たる蓋開ボタン60と、後側上部に前記蓋開ボタン60を有するとともに、前側下部に爪部61を有し、蓋体41内で軸支部62に回動自在に軸支される係合部材たる可動フック63とにより構成される。また、可動フック63の爪部61に係合して本体1に対し蓋体41を係止部たる固定部64Aを有する固定フック64が、蓋外郭部材2の前側上部に形成されている。また、前記係止装置58には前記可動フック63の爪部61を前記固定フック64の固定部64Aに係合するための付勢手段たるトーションばね65を有している。このトーションばね65は、図5に示すように、全体としてコ字型に折曲形成され、その両側を前記可動フック63の軸支部62に巻き回して枢着するとともに、固定端となるトーションばね65の一端側には前記可動フック63に引っ掛けるように内側に折曲したL型の係止折曲部66を形成し、一方、自由端となるトーションばね65の他端側は前記蓋開ボタン60の下面側に潜り込むように、くの字状に屈曲した屈曲部67が形成されている。この屈曲部67は、蓋体41を閉じたとき、内蓋46に当接し、内蓋46によって屈曲部67を押し上げることによって、トーションばね65の係止折曲部66が可動フック63を弾発的に押圧する。これにより、可動フック63に固定フック64へと向かう付勢力が付与され、可動フック63の爪部61と固定フック64の固定部64Aとが係合する。そして蓋外郭部材42の上面より露出した蓋開ボタン60の上面を押動操作すると、トーションばね65の力に抗して、可動フック63が軸支部62を支点として回動する。これにより、本体1に対する蓋体41の係合が外れ、ヒンジばね57の力によって蓋体41がヒンジ軸56を中心として自動的に開く構造となっている。また、内蓋46が装着されていなければ、内蓋46によってトーションばね65を押し上げないから、可動フック63にはトーションばね65の付勢力が作用せず、可動フック63と固定フック64とは係合しないようになっている。
【0026】
また、前記内蓋46の周縁に固定したパッキンホルダ48は、ヒンジ部55側に位置して部分的に突出した鈎状の係止突起70を有し、この係止突起70を前記蓋体41の内部に軸支した弾性突部たるクランプ71に係合させることによって前記内蓋46を押えている。この内蓋46を押えるクランプ71は下部側に前記係止突起70と係止する係止爪72を形成するとともに、クランプ71の上部にはストッパ片73が突設されている。また、クランプ71は前記ヒンジ部55の近傍に設けた取付板74に軸75によって回動自在に軸支され、この取付板74とクランプ71との間に介在するコイルばね76によって、クランプ71は、常に係止爪72が前記内蓋46の係止突起70に係止するように係止突起70側に回転するように付勢されている。このように、クランプ71はコイルばね76によって係止突起70側に回転するように付勢されているが、クランプ71に突設するストッパ片73が取付板74に形成する係止孔77と係止してクランプ71の回動範囲が規制される。これにより、内蓋46を装着する際、内蓋46の係止突起70とクランプ71の係止爪72とが確実に突き当たる。こうして内蓋46の装着時に、内蓋46の係止突起70とクランプ71の係止爪72とを突き当てることによってクランプ71は内蓋46の係止突起70に押されてコイルばね76の付勢力に抗して回動し、クランプ71の係止爪72が内蓋46の係止突起70を乗り越えるとクランプ71がコイルばね76によって復帰し、蓋体41の下面側に内蓋46が保持される。
【0027】
前記蓋外郭部材42の上面の最頂部には、蒸気口収容部として鍋6側に陥没した凹部80が設けられており、この凹部80に、蓋体41の上方から垂直方向に装着または外すことができる蒸気口81が備えてある。この蒸気口81は、図7に示すように上部側の蒸気口キャップ83と下部側の蒸気口ケース84とからなり、これら蒸気口キャップ83および蒸気口ケース84は、いずれも耐スチーム性に優れたプラスチック樹脂材料からなっている。
【0028】
そして、蒸気口キャップ83と蒸気口ケース84とは、回転操作にて嵌合して結合する構成になっている。すなわち、蒸気口ケース84の外周上部にほぼ水平方向に外側へ突出した外凸部85が形成され、蒸気口キャップ83の内周下部には外凸部85の下側に係止する内凸部86が形成され、この外凸部85と内凸部86とを係合することによって、互いに係止されるようになっている。そして、蒸気口キャップ83と蒸気口ケース84との嵌合時に蒸気口キャップ83を一方向に回転させると、前記外凸部85の下面に沿って内凸部86を締め付けられる構成になっている。
【0029】
前記蓋外郭部材42の凹部80の底部には、鍋6内の空間と連通する開口孔87が形成されており、この開口孔87に嵌め入れた弾性部材からなる蒸気口パッキン88に蒸気口ケース84の外底面中央部から下方へ延出する筒状の突出部89を挿入している。この突出部89の外周面下部には前記蒸気口パッキン88と係合する湾曲状の凸部90が外側に向かって突出形成し、前記蒸気口ケース84の内部には、その底部の突出部89から同軸的に立ち上がる蒸気筒部91が形成してある。この蒸気筒部91の内部は、突出部89の内部を介して鍋6の内部に連通するものである。一方、前記蒸気口キャップ83の中央部には、下方へ垂下する筒壁部92が形成されており、この筒壁部92の上部には、この筒壁部92の上面開口部を閉じる調圧弁93が取り付けられている。この調圧弁93は、前記筒壁部92の内周面に挿入する筒周壁94を有し、この筒周壁94の下端部に形成された複数の係止爪95が筒壁部92の下端部に係合していることにより、筒壁部92に対して抜け止めされている。また、前記蒸気筒部91の根元部には、蒸気口ケース84の底部から突出部89内に通じるおねば戻し孔96が開口形成されている。また、前記蓋体41の下面部材を構成する放熱板44と蓋体41の下面に着脱自在に取り付けた内蓋46には前記凹部80の開口孔87に対向する位置に炊飯時に発生する蒸気の通路となる孔97,98が形成されている。なお、放熱板44には孔97から一体にカール状の折曲部99が上向き、すなわち、蒸気口81側に向かって一体形成され、一方、内蓋46に形成される孔98は複数個の小穴によって構成している。
【0030】
前記蒸気口パッキン88は、前記蓋外郭部材42と放熱板44及び放熱板44と内蓋46との間に介在してその間の隙間を塞ぐもので有り、シリコーンゴムなどの弾性部材によって成形されている。この蒸気口パッキン88の中央には前記蒸気口ケース84の突出部89を貫通させる挿通孔101が形成され、この挿通孔101の内周面から前記突出部89の外周面に係止する突部102を一体形成している。また、蒸気口パッキン88の上面側には前記凹部80の開口孔87に嵌め入れる断面L型の溝部103を形成し、その溝部103の下部に形成するフランジ部104の外端縁に環状の周壁部105を一体形成している。この周壁部105の外側ほぼ中間部には薄肉状の第1のシール部106が一体形成され、さらに、フランジ部104の内端縁に位置する前記挿通孔101の内周面から前記第1のシール部106と同様な薄肉状の第2のシール部107が一体的に垂設されている。これら各シール部106,107は、断面くの字をなして環状に形成され、上下方向に伸縮自在に構成されている。そして、第1のシール部106は前記第2のシール部107の外側に位置して周壁部105から下方に突出するように一体形成されている。また、図8に示すように第1のシール部106の外径R2は前記放熱板44に形成する孔97の内径R1より径大に形成され、一方、第2のシール部107の外径Rは孔97の内径R1より径小に形成されるとともに、第2のシール部107は放熱板44と内蓋46の隙間S(図7に示す)より長く形成されている。これにより、第2のシール部107が放熱板44の孔97の内側に臨んで放熱板44から下方に突出して孔97の周縁に密着する。
【0031】
そして、蓋外郭部材42の凹部80内に蒸気口81を上方から垂直方向に挿入すると、蒸気口ケース84の突出部89が開口孔87に装着した蒸気口パッキン88の挿通孔101内に挿入され、この挿通孔101に一体形成した突部102を弾性変形させて蒸気口ケース84の突出部89に密着させることにより、蓋体41に蒸気口81が装着される構成になっている。また、開口孔87に装着した蒸気口パッキン88により、蓋外郭部材42と放熱板44及び放熱板44と内蓋46との隙間を塞ぎ、炊飯時に発生する蒸気が蓋体41の内部に漏れないようになっている。
【0032】
蓋外郭部材42の前方寄りには、炊飯器の表示や操作に関わる表示基板107とともに炊飯や保温の動作や停止指示などを行なう操作手段たる操作部108や、表示手段たる表示部109を備えた操作パネル110が取付けられている。表示基板107には、炊飯や保温動作および表示などの各種制御管理用のマイクロコンピュータ111の他に、後述する各種の操作スイッチ116〜124に対応して操作信号を発生する操作部108を構成するスイッチ112と、表示部109をなす行程ランプ用LED113および表示部用LCD114などが搭載される。なお、各スイッチ112は、それぞれ操作子たる操作スイッチ116〜124を介して操作パネル110の外側から押圧操作できるようになっている。
【0033】
操作パネル110には、図9に示すように、炊飯開始手段としての炊飯スイッチ116と、予約手段としての予約スイッチ117と、保温手段としての保温スイッチ118と、切手段としての切スイッチ119と、コース選択手段としてのコーススイッチ120と、保温選択手段としての保温スイッチ121と、時刻調整手段としての時計スイッチ122,時スイッチ123および分スイッチ124が各々設けられる。これらのスイッチ116〜124は、操作パネル110の内側の表示基板107にある各スイッチ112にそれぞれ対応している。これとともに、操作パネル110には、3つの前記行程ランプ用LED113と表示部用LCD114が設けられる。
【0034】
前記炊飯スイッチ116は、炊飯を開始するものである。前記予約スイッチ117は、予約炊飯を行なうために、炊き上がりの時刻を呼出すものである。前記保温スイッチ118は、切状態から保温を開始するものである。前記切スイッチ119は、炊飯,保温および予約炊飯動作を停止するものである。前記コーススイッチ120は、白米ふつう炊飯,白米かため炊飯,白米やわらかめ炊飯,早炊き炊飯,玄米炊飯,おかゆ炊飯などの炊飯コースを選択するものであり、選択された炊飯コースは、前記表示部用LCD114により設定内容が表示される。前記保温スイッチ121は、普通保温と高温保温とを選択するものである。前記時計スイッチ122は、表示部用LCD114により表示される時計の時刻を調整するときに使用するものである。前記時スイッチ123は、時計の時刻または予約炊飯における予約時刻のうち時を調整するためのものであり、前記分スイッチ124は、分を調整するためのものである。
【0035】
つぎに、前記の構成について、その作用を説明する。内蓋46が汚れた場合、この内蓋46を蓋体41から外して洗浄できる。内蓋46を外すには、蓋体41を開け、内蓋46に形成する図示しない取手部を摘んで引っ張り出すようにすれば、パッキンホルダ48に形成する係止突起70と蓋体41に軸支するクランプ71との係合が外れ、蓋体41を取り外すことができる。また、洗浄後、内蓋46を蓋体41に取り付けるには、まず蓋体41の係止突起70と蓋体41に軸支するクランプ71とを軽く合わせ、ついで、蓋体41を押し込むことにより、内蓋46の係止突起70とクランプ71の係止爪72とが突き当たり、係止突起70とクランプ71とが係合する。この係止突起70とクランプ71の係合状態はコイルばね76の付勢により保持され、内蓋46が蓋体41に組み付けられる。また、蓋体41を内蓋46に装着すると、内蓋46の周縁がトーションばね65の自由端側に位置する屈曲部67と当接し、内蓋46によって屈曲部67を押し上げる。これにより、トーションばね65の固定端側の係止折曲部66が可動フック63を弾発的に押圧し、蓋体41を閉じるとき、前述したように内蓋46を装着しておけば、可動フック63にトーションばね65の付勢力が作用し、可動フック63の爪部61が本体1に形成する固定フック64の固定部64Aと係合して蓋体41を閉じた状態で保持することができる。そして、蓋体41を開く場合、蓋外郭部材42の上面より露出した蓋開ボタン60の上面を押動操作すると、可動フック63がトーションばね65の力に抗して軸支部62を支点として固定部64Aの係合が解除される方向に回動する。これにより、本体1に対する蓋体41の係合が外れ、ヒンジばね57の力によって蓋体41がヒンジ軸56を中心として自動的に開く構造となっている。したがって、内蓋46が装着されていなければ、内蓋46によってトーションばね65を押し上げないから、可動フック63にはトーションばね65の付勢力が作用せず、可動フック63と固定フック64とは係合しない。このため、蓋体41を閉じた状態で保持することが不可能となり、蓋体41から手を離せば、ヒンジばね57の付勢により蓋体41が開いてしまう。
【0036】
また、内蓋46を装着した蓋体41が閉じた状態では、内蓋46の周縁に取り付けた蓋パッキン47が鍋6の開口部周縁に密着し、鍋6の開口部が塞がれる。そして、凹部80の開口孔87に装着した蒸気口パッキン88は、この蒸気口パッキン88に一体形成する突部102が蒸気口81の突出部89に密着する。すなわち、蓋外郭部材42の凹部80内に蒸気口81を上方から垂直方向に挿入すると、蒸気口パッキン88に一体形成した突部102が弾性変形して蒸気口ケース84の突出部89に密着して蓋体41に蒸気口81が装着される構成になっている。このため、蒸気口81の着脱が容易であり、蒸気口81を取り外して簡単に水洗いすることができ、蒸気口81の清掃性が向上する。また、蒸気口81の装着時においては、蒸気口パッキン88に一体形成する突部102が蒸気口81の突出部89に密着して蓋外郭部材42と放熱板44及び放熱板44と内蓋46との隙間が塞がれる。さらに、開口孔87に装着した蒸気口パッキン88のフランジ部104は凹部80の開口孔87の後面周縁部と孔97から一体形成するカール状の折曲部99とで挟着され、凹部80の底部と放熱板44の折曲部99に蒸気口パッキン88のフランジ部104が密着するため、蓋外郭部材42と蓋外郭部材42の下面に取り付けた放熱板44との隙間を確実に密封できる。また、凹部80の開口孔87に蒸気口パッキン88を装着した状態では、フランジ部104の外周に一体形成する周壁部105が凹部80の開口孔87と放熱板44の孔97の周縁部を取り囲んで凹部80と放熱板44との隙間を確実に密封することができる。さらに、フランジ部104の外周に一体形成する第1のシール部106が放熱板44の上面に密着して放熱板44の孔97の周縁部に密着し、孔97の内側に第2のシール部107が臨み、この第2のシール部107が内蓋46の上面に密着するため、蒸気口パッキン88によって蓋外郭部材42と放熱板44との隙間及び放熱板44と内蓋46との隙間がそれぞれ密閉されることになる。こうして炊飯時、鍋6内で発生した蒸気の漏れを確実に防ぐことができる。なお、内蓋46に突き当てる第2のシール部107の外形Rは、放熱板44の孔97の内径R1より小さいことから、放熱板44の下面側に内蓋46を装着した際、内蓋46の取付位置が多少ずれたとしても放熱板44の孔97の内側に第2のシール部107が位置する。一方、第1のシール部106の外径R2は前記孔97の内径R1より径大に形成しているから、放熱板44と内蓋46の組付時に放熱板44に挟まれることはない。さらに、第2のシール部107は放熱板44と内蓋46の隙間Sより長く形成しているため、放熱板44と内蓋46の隙間Sが多少大きくなっても第2のシール部107を確実に内蓋46に密着することができるため、炊飯時、鍋6内で発生した蒸気の漏れを防止することができる。これにより、炊飯時に発生した蒸気は蒸気口ケース84の蒸気筒部91内を上昇して、この蒸気筒部91の蒸気口ケース84内に吹き出す。ここで、蒸気と水分とが互いに分離され、蒸気は、蒸気口キャップ83の蒸気放出孔87を通って蒸気口81の外へ放出される。一方、蒸気と分離された水分は、筒壁部92の下端部と蒸気筒部91の上端部との間の隙間を通って蒸気口ケース84の下部へ落下する。このように蒸気口ケース84の内部で蒸気と水分とが分離されることにより、水分が蒸気口81の上面の蒸気放出孔87から吹きこぼれる現象が抑制される。
【0037】
以上のように、前記実施例の構成によれば、可動フック63を復帰するトーションばね65を内蓋46に当接させることにより、内蓋46が装着されていなければ、内蓋46によってトーションばね65を押し上げないから、可動フック63にはトーションばね65の付勢力が作用せず、可動フック63と固定フック64とは係合しないため、蓋体41を閉じた状態で保持することが不可能となる。すなわち、蓋体41を押し下げて閉じたつもりでも、可動フック63が固定フック64に係合していないため、蓋体41から手を離せば、ヒンジばね57の付勢により蓋体41が開いてしまう。これにより、使用者は、内蓋46を付け忘れていることを明確に知ることができるし、また、内蓋46を取り付けていない限りは、炊飯器を使用することができない。逆に蓋体41を閉成できれば、内蓋46が取り付けられていることを確認できることになる。これにより、内蓋46の未装着時には炊飯器を使用することができないため、蓋体41内に炊飯時の蒸気が侵入して蓋体41内に設けた電子部品に悪影響を与えることもないので、蓋体41に過度な防水処置を施す必要がない。また、内蓋46のつけ忘れによる炊飯時の吹きこぼれや、保温時の露だれやご飯の乾燥も防止することができるため、ご飯の食味の低下を招くおそれもない。また、単に可動フック63にはトーションばね65を内蓋46に当接させるだけで内蓋46のつけ忘れを防止することができるから、スイッチやセンサーなどによって内蓋46を電気的に検出するといった方法に比べはるかにコストを抑えることができる。さらに、可動フック63を内蓋46と別体で蓋体41に設け、この可動フック63と係合する固定フック64を本体1側に形成しているため、可動フック63にかかる炊飯時における蒸気による熱ストレスは本体1側の固定フック6に比べて少なくなる。また、内蓋46を装着した際の内蓋46の位置ずれあるいは内蓋46を中途半端に蓋体41に取り付けたとしても蓋体41に設けた可動フック63と本体1側に設けた固定フック64との係合には影響されることがない。このため、可動フック63と固定フック64との係合性が向上し、可動フック63と固定フック64とを確実に係合させることができる。したがって、蓋体41を閉めた際、蓋体41と本体1の隙間が大きくなったり、あるいは、炊飯時や保温時において外部からの衝撃などによって蓋体41が不用意に開く虞れもない。また、蓋開ボタン60を押せば、可動フック63と固定フック64との係合が解除され、蓋体41を確実に開くことができる。また、内蓋46を装着した際、その内蓋46でトーションばね65を押し上げることによって、可動フック63に固定フック64へと向かう付勢力を付与するように構成しているので、内蓋46の装着が多少不完全であっても、内蓋46がトーションばね65と確実に当接することから、可動フック63と固定フック64の係合性が悪化することがない。また、単に内蓋46を装着した際、その内蓋46の周縁にトーションばね65を突き当てているだけなので、スペース的にも無駄がなく、本体1の小型化の面でも有効である。また、蓋体41のヒンジ55側には内蓋46を押えるクランプ71が軸支されているため、内蓋46を装着する際、まず、内蓋46の先端側を蓋体41の先端側に装着した後、内蓋46の基部側に位置するヒンジ55側にてクランプ71と係合することになる。逆に内蓋46を取り外す場合、作業的に安定する内蓋46の基部側を引張ってヒンジ55側に位置するクランプ71との係合を外すことから、蓋体41とクランプ71との係合及び係合解除を行う際、内蓋46の先端の不安定な部分に力を加えないので内蓋46の装着も安定的に行える。しかも、ヒンジ部55側は、蓋体41と本体1とを軸支するためのスペースがあるため、このスペースを利用して内蓋46を押えるクランプ71を配置することができる、本体1を大型化することなく、内蓋46を確実に押えることが可能となる。
【0038】
また、前記実施例では、蒸気口パッキン88に蓋外郭部材42と蓋下面部材を構成する放熱板44との隙間を塞ぐ第1のシール部106と放熱板44と内蓋46との隙間を塞ぐ第2のシール部107とを一体形成することによって、蒸気口パッキン88によって同時に2個所の蒸気漏れを防止することができるため、一つの蒸気口パッキン88で蒸気の漏れを防止できるから、組付部品点数を削減することができる。このため、蓋体41への蒸気口パッキン88の組付作業も簡単かつ容易に行うことができる。また、蒸気口パッキン88の挿通孔101に蒸気口81の突出部89に押し当てる突部102を形成し、この突部102によって蒸気口81を取り付ける凹部80と蒸気口81との気密を保持することができるため、蒸気口パッキン88を蒸気口81の装着部として兼用できるため、極めて合理的である。このように、蒸気口パッキン88は凹部80と蒸気口81との気密を保持するのみならず、蒸気口81の装着部として兼用するとともに、第1,第2のシール部106,107によって蓋外郭部材42と放熱板44及び放熱板44と内蓋46のそれぞれ隙間を塞いで密閉することができるため、一つの蒸気口パッキン88に4つの機能を持たせることができる。そして、このように蓋体41の内部への蒸気の漏れを防止することによって、放熱板44の汚れを防止することができる。さらに、内蓋46に密着させる第2のシール部107の外形Rを放熱板44の孔97の径R1より小さく設定することによって放熱板44の下面側に内蓋46を装着した際、内蓋46の取付位置が多少ずれたとしても第2のシール部107が放熱板44の孔97の内側に位置して確実に内蓋46側に突出させることができる。しかも、第2のシール部107の外側に位置する第1のシール部106の径R2を放熱板44の孔97の径R1より大きく設定することによって、放熱板44の孔97の内外を第1、第2のシール部106、107で取り囲んで孔97から蓋体41の内部に侵入しようと蒸気を確実に防止することができる。しかも、予め凹部80の底部に形成する開口孔87に蒸気口パッキン88に装着しておくだけで、蓋外郭部材42に放熱板44を固定する際、放熱板44と内蓋46との隙間をシールする第2のシール部107が放熱板44の孔97に臨んで放熱板44の下方に突出するとともに、第2のシール部107の外側に形成する第2のシール部107が確実に放熱板44の孔97の周囲に密着し、第1、第2のシール部106,107が放熱板44及び内蓋46に挟まれてしまうこともなく、これら放熱板44及び内蓋46の組付け作業も簡略化することができる。
【0039】
以上、本発明の一実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、鍋6を電磁誘導により加熱するようにしたが、鍋の加熱手段は電熱ヒータなどであってもよい。また、クランプ71は蓋体41を軸支するヒンジ部55側に軸支され、このクランプ71と係合する係止突起70もヒンジ部55側に突設されているが、必ずしもヒンジ部55側に限るものではない。また、内蓋46を保持するクランプ71の構造や可動フック63及び固定フック64の係合構造なども適宜設定すればよいものである。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明は、蓋体を蓋外郭部材と蓋体の下面を構成する蓋下面部材とで構成し、前記蓋外郭部材に形成する蒸気口収容部に蒸気口を取り付け、前記蓋下面部材の下面側に内蓋を取り付けた炊飯器において、前記蒸気口収容部に弾性部材からなる蒸気口パッキンを設け、この蒸気口パッキンによって前記蒸気口収容部の下面と前記蓋下面部材の上面との隙間、前記蓋下面部材と前記内蓋との隙間を塞いで蒸気通路から蓋体の内部と、蓋下面部材と内蓋との間に蒸気が侵入しないように構成したものであるから、一つの蒸気口パッキンで複数個所を同時に密閉でき、組付部品点数を削減して蒸気口パッキンの組付作業を簡略化することができる。
【0041】
請求項2の発明は、請求項1の発明の炊飯器において、前記蒸気口パッキンの内面に前記蒸気口を係止する弾性変形可能な突部を一体形成するとともに、前記蒸気口パッキンの上面側に前記蒸気口収容部に形成する開口孔と嵌合する断面L型の溝部を形成し、その溝部の下部に形成するフランジ部の外端縁に環状の周壁部を一体形成したものであるから、蒸気口パッキンを蒸気口の装着部として兼用できるとともに、蒸気口収容部から蒸気口パッキンが外れることを防止することができる。
【0042】
請求項3の発明は、請求項2の発明の炊飯器において、前記蒸気口パッキンに前記蓋下面部材に密着させる第1のシール部と前記内蓋に密着させる第2のシール部を形成し、前記第2のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成した孔の内径より径小に形成し、この第2のシール部を前記蓋下面部材から下方に突出させたものであるから、蓋体に内蓋を組付けた際、第2のシール部が内蓋に密着し、蓋下面部材と内蓋との隙間からの蒸気の漏れを防止することができる。
【0043】
請求項4の発明は、請求項3の発明の炊飯器において、前記第1のシール部を前記第2のシール部の外側に形成するとともに、第1のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成する孔の内径より径大に形成したものであるから、内蓋の孔の内外を多重に密封できるから、確実に蒸気の漏れを防止することができる。また、蓋外郭部材に蓋下面部材と内蓋を組み付ける際、第1及び第2のシール部が挟まれることがないため、組付作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す炊飯器の全体断面図である。
【図2】同上可動フック付近の拡大断面図である。
【図3】同上可動フック付近の拡大断面図であり、蓋体が開く途中の状態を示している。
【図4】同上可動フック付近の拡大断面図であり、内蓋を装着していない状態を示している。
【図5】同上可動フックの斜視図である。
【図6】同上ヒンジ部付近の拡大断面図である。
【図7】同上蒸気口付近の拡大断面図である。
【図8】同上蒸気パッキンの拡大断面図である。
【図9】同上炊飯器全体の平面図である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体
6 鍋(容器)
41 蓋体
42 蓋外郭部材
46 内蓋
80 蒸気口収容部
81 蒸気口
87 開口孔
88 蒸気口パッキン
97,98 孔(蒸気通路)
102 突部
103 溝部
104 フランジ部
105 周壁部
106 第1のシール部
107 第2のシール部
Claims (4)
- 蓋体を蓋外郭部材と蓋体の下面を構成する蓋下面部材とで構成し、前記蓋外郭部材に形成する蒸気口収容部に蒸気口を取り付け、前記蓋下面部材の下面側に内蓋を取り付けた炊飯器において、前記蒸気口収容部に弾性部材からなる蒸気口パッキンを設け、この蒸気口パッキンによって前記蒸気口収容部の下面と前記蓋下面部材の上面との隙間、前記蓋下面部材と前記内蓋との隙間を塞いで蒸気通路から蓋体の内部と、蓋下面部材と内蓋との間に蒸気が侵入しないように構成したことを特徴とする炊飯器。
- 前記蒸気口パッキンの内面に前記蒸気口を係止する弾性変形可能な突部を一体形成するとともに、前記蒸気口パッキンの上面側に前記蒸気口収容部に形成する開口孔と嵌合する断面L型の溝部を形成し、その溝部の下部に形成するフランジ部の外端縁に環状の周壁部を一体形成したことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
- 前記蒸気口パッキンに前記蓋下面部材に密着させる第1のシール部と前記内蓋に密着させる第2のシール部を形成し、前記第2のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成した孔の内径より径小に形成し、この第2のシール部を前記蓋下面部材から下方に突出させたことを特徴する請求項2記載の炊飯器。
- 前記第1のシール部を前記第2のシール部の外側に形成するとともに、第1のシール部の外径を前記蓋下面部材に形成する孔の内径より径大に形成したことを特徴とする請求項3記載の炊飯器。
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-
2003
- 2003-08-08 JP JP2003206938A patent/JP2004160184A/ja active Pending
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| KR102368938B1 (ko) | 2015-12-10 | 2022-03-03 | 주식회사 위니아딤채 | 전기 압력조리기용 스팀 배출부 조립체 |
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