JPH11225429A - リモートセンス式電源供給装置 - Google Patents

リモートセンス式電源供給装置

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JPH11225429A
JPH11225429A JP10025361A JP2536198A JPH11225429A JP H11225429 A JPH11225429 A JP H11225429A JP 10025361 A JP10025361 A JP 10025361A JP 2536198 A JP2536198 A JP 2536198A JP H11225429 A JPH11225429 A JP H11225429A
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voltage
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load
connection terminal
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Kazutoshi Fuchigami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給電線ならびに電圧検出線の断線(未接続を
含む)を検出し、負荷への電力供給を停止することで、
負荷ならびに電源装置を保護する。 【解決手段】 電圧検出部9は、正極側給電端子2a−
正極側電圧検出線接続端子2c間の電圧、ならびに、負
極側給電端子2b−負極側電圧検出線接続端子2d間の
電圧が断線検出電圧を越えたことに基づいて正極側給電
線4a、ならびに、負極側給電線4bの断線を検出し、
過電圧検出信号9cを出力する。電圧検出部9は、負荷
電圧検出用抵抗R0の両端電圧がほぼゼロになったこと
に基づいて電圧検出線5a,5bの断線を検出し、電圧
低下検出信号9bを出力する。制御部8は、過電圧検出
信号9cならびに電圧低下検出信号9bに基づいてスイ
ッチング制御信号8aの出力を停止する。これにより、
電力変換部6の動作が停止し、負荷3への電力供給が停
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源装置から給
電線を介して負荷に供給されている電圧を電圧検出線を
介して検出することで負荷に所定の電圧が供給されるよ
うにしたリモートセンス式電源供給装置に係り、詳しく
は、給電線ならびに電圧検出線の断線(未接続を含む)
を検出して負荷への電力供給を遮断または低減できるよ
うにしたリモートセンス式電源供給装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電源装置から負荷に大電流を供給する場
合、電源装置の出力端子と負荷との間を接続する給電線
による電圧降下が無視できなくなる。電源装置と負荷と
の距離が離れている場合も、給電線の長さに比例して給
電線の抵抗が増加するため給電線による電圧降下が無視
できなくなる。このような場合には、負荷端に実際に供
給されている電圧を電圧検出線を検出(リモートセン
ス)することで負荷端の電圧を制御することができるリ
モートセンス式電源供給装置が用いられることで多い。
【0003】リモートセンス式電源供給装置では、電圧
検出線の断線や電圧検出線の接続忘れ等があると、負荷
に供給する電圧を正しく制御できなくなる。また、電圧
検出線の断線等に対処するための保護回路の構成によっ
ては、給電線が断線した場合に、電圧検出線を介して負
荷へ電流が供給されてしまうことがある。このため、電
圧検出線の断線や給電線の断線に対処するために、各種
の提案がなされている。
【0004】特開昭58−79167号公報(特開昭5
8−80562号公報)には、直流電源出力の過電圧検
出回路の入力に、過電圧検出値より高い直流電源出力以
外の電圧を抵抗を通じて印加することにより、リモート
センス線の接続が断たれた場合に負荷への電力供給を停
止するようにした過電圧検出回路が記載されている。特
開昭61−240308号公報には、負荷の電源供給端
子の電圧をリモートセンスして電源出力を安定化するリ
モートセンス式安定化電源において、リモートセンス式
安定化電源の電源出力端子と電圧検出端子との間に、ダ
イオードと抵抗との直列回路を設けることで、電源出力
の異常からリモートセンス式安定化電源を保護するよう
にしたリモートセンス式安定化電源保護回路が記載され
ている。このリモートセンス式安定化電源保護回路は、
電源供給線が開放状態になったときにリモートセンス線
を流れる電流を抵抗によって制限することができる。ま
た、リモートセンス線が開放状態になったときには、ダ
イオードおよび抵抗を介して電流が流れ、過大電圧の発
生を防止できるとしている。
【0005】特開昭61−267807号公報には、出
力電圧をリモートセンス線を用いてセンスし、センスし
た出力電圧と基準電圧とを比較し誤差を増幅することに
より入力電源の電圧制御を行なう定電圧電源回路におい
て、リモートセンスされた出力電圧を分割抵抗により分
圧された電圧VAが一方の入力端子Aに入力され、基準
電圧が他方の入力端子Bに入力される誤差増幅器と、誤
差増幅器の入力端子Aにカソードが接続され入力端子B
にアノードが接続されたホトカプラと、ホトカプラのコ
レクタと内部制御電源との間に接続された表示素子(発
光ダイオード)と、ホトカプラがオンのときはホトカプ
ラのエミッタ出力により出力電圧をオフする信号を供給
する駆動回路とを備えた定電圧電源保護回路が記載され
ている。この定電圧電源保護回路は、リモートセンス線
が断線すると、ホトカプラがオン状態となり表示素子
(発光ダイオード)を点灯させることでリモートセンス
線が断線したことを表示するとともに、出力電圧を断さ
せる。
【0006】特開昭60−262660号公報には、負
荷の両端電圧をセンスラインを介して入力し、この両端
電圧に応じてフィードバック電圧を所定の範囲内で修正
するリモートセンス回路を設けることで、負荷の両端電
圧を一定に維持できるようにするとともに、センスライ
ンが断線するような事故が生じた場合でも、負荷に電圧
供給を行なうことのできる直流安定化電源装置が記載さ
れている。
【0007】特開平3−195320号公報には、電源
装置から給電線を介して負荷に給電し、負荷の両端から
電源装置に対しリモートセンス線を接続している電力供
給装置において、リモートセンス線と並列接続した電圧
監視線と、電圧監視線により負荷電源端子の両端の電圧
の異常を検出する電圧検出回路とを具備し、電圧検出回
路の出力により負荷への電力供給を遮断するようにした
電力供給装置が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開昭58−7916
7号公報(特開昭58−80562号公報)に記載され
た過電圧検出回路は、リモートセンス線の接続が断たれ
たことを検出するために、過電圧検出値より高い直流電
源出力以外の電圧を供給をする必要があり、このための
電源が別途必要になる。
【0009】特開昭61−240308号公報に記載さ
れたリモートセンス式安定化電源保護回路は、電源供給
線またはリモートセンス線が開放状態になったことを検
出して、負荷への電源供給を遮断することはできない。
特開昭61−267807号公報に記載された定電圧電
源保護回路は、給電線が断線した場合にも、表示素子
(発光ダイオード)が点灯してしまう。
【0010】特開昭60−262660号公報に記載さ
れた直流安定化電源装置は、センスラインが断線した場
合には、電源装置の出力端子の電圧に基づいて出力電圧
のフィードバック制御を行なう構成であるから、センス
ライン断線時に負荷に供給される電圧は給電線の電圧降
下の影響を受けることになる。特開平3−195320
号公報に記載された電力供給装置は、電圧監視線が断線
等した場合には、その断線に対処することができない。
【0011】図9は特開昭61−240308号公報の
第2図に示された従来のリモートセンス式安定化電源保
護回路の回路構成図である。図9に示す回路構成は、各
リモートセンス線に保護抵抗R51,R52をそれぞれ
介設しているので、各給電線が断線した場合、各リモー
トセンス線に流れる電流を制限することができる。各保
護抵抗R51,R52の抵抗値に対して分圧回路を構成
する分圧抵抗R53の抵抗値を充分に大きく設定するこ
とで、負荷端の電圧を精度良く検出できる。しかし、リ
モートセンス線の一方が断線した場合、負荷に供給され
る電圧は所定の電圧よりもダイオードD51,D52の
順方向電圧降下分(約1ボルト程度)だけ高くなる。負
荷端の電圧が数ボルト変動しても許容できる場合には給
電を継続しても支障がないが、負荷端の電圧変動が±
0.5ボルト程度しか許容できない場合には、ダイオー
ドの順方向電圧降下分(約1ボルト程度)の電圧上昇は
支障を生ずる。
【0012】図10は特開平3−195320号公報の
第4図に示された従来の電力供給装置の回路構成図であ
る。図10に示す電力供給装置は、正極側の電源出力端
子TP1と正極側の電圧検出端子TS1との間に抵抗R
81を接続し、負極側の電源出力端子TP2と負極側の
電圧検出端子TS2との間に抵抗R82を接続してい
る。各抵抗R81,R82の抵抗値を小さな値に設定す
れば、リモートセンス線の断線時に負荷に供給される電
圧の上昇を小さくすることができる。しかしながら、各
抵抗R81,R82の抵抗値を小さな値に設定した場
合、給電線が断線したときにリモートセンス線を介して
負荷に大きな電流が供給される。このため、リモートセ
ンス線に電流容量の大きいものを使用する必要がある。
また、各抵抗R81,R82に大きな電流が流れるた
め、各抵抗R81,R82は電力の大きいものを使用す
る必要がある。さらに、各抵抗R81,R82の放熱対
策等が必要になる。
【0013】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、給電線または電圧検出線の断線等を検
出して負荷への電力供給を遮断または低減できるように
したリモートセンス式電源供給装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係るリモートセンス式電源供給装置は、電源
装置の正極側給電線接続端子と電源装置の正極側電圧検
出線接続端子との間の電位差が予め設定した断線検出電
圧を越えた場合、ならびに、電源装置の負極側給電線接
続端子と電源装置の負極側電圧検出線接続端子との間の
電位差が予め設定した断線検出電圧を越えた場合に、電
源装置の動作を停止させる動作停止装置を備えたことを
特徴とする。
【0015】請求項2に係るリモートセンス式電源供給
装置は、電源装置の正極側電圧検出線接続端子と電源装
置の負極側電圧検出線接続端子との間の電位差が、予め
設定した電圧検出異常判定しきい値電圧以下になった場
合に、電源装置の動作を停止させる動作停止装置を備え
たことを特徴とする。請求項3に係るリモートセンス式
電源供給装置は、電源装置の正極側給電線接続端子と電
源装置の正極側電圧検出線接続端子との間に抵抗と発光
素子とを直列に接続するとともに、電源装置の負極側給
電線接続端子と電源装置の負極側電圧検出線接続端子と
の間に抵抗と発光素子とを直列に接続し、発光素子の発
光を検出することで電源装置の動作を停止させまたは出
力電圧を低減させる動作停止装置を備えたことを特徴と
する。
【0016】請求項4に係るリモートセンス式電源供給
装置は、電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の
正極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも抵抗を接
続するとともに、電源装置の負極側給電線接続端子と電
源装置の負極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも
抵抗を接続し、抵抗の両端の電圧が予め設定した断線検
出電圧を越えた場合に、電源装置の動作を停止させる動
作停止装置を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項5に係るリモートセンス式電源供給
装置は、電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の
正極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも抵抗を接
続するとともに、電源装置の負極側給電線接続端子と電
源装置の負極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも
抵抗を接続し、正極側電圧検出線を流れる電流を検出す
る電流検出器、ならびに、負極側電圧検出線を流れる電
流を検出する電流検出器を設け、正極側電圧検出線を流
れる電流の向きが電源装置から負荷へ向う方向である場
合、ならびに、正極側電圧検出線を流れる電流の向きが
負荷から電源装置へ向う方向である場合に、電源装置の
動作を停止させる動作停止装置を備えたことを特徴とす
る。
【0018】請求項6に係るリモートセンス式電源供給
装置は、電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の
正極側電圧検出線接続端子との間、ならびに、電源装置
の負極側給電線接続端子と電源装置の負極側電圧検出線
接続端子との間に、正の温度−抵抗特性を有する正特性
サーミスタをそれぞれ接続したことを特徴とする。請求
項1に係るリモートセンス式電源供給装置は、電源装置
から給電線を介して負荷に給電し、負荷の両端から電源
装置に電圧検出線を接続する構成であり、給電線接続端
子と電圧検出線接続端子との間に抵抗,ダイオード等を
設ける構成ではない。この構成において、正極側の給電
線が断線した場合、または、正極側の電圧検出線(リモ
ートセンス線)が断線した場合、ならびに、正極側の給
電線と正極側の電圧検出線(リモートセンス線)が共に
断線した場合、各電圧検出線接続端子の電位は負極側給
電線接続端子の電位にほぼ等しくなる。このため、正極
側給電線接続端子と正極側電圧検出線接続端子との間に
は、正極側給電線接続端子と負極側接続端子との間の電
圧(出力電圧)にほぼ等しい電圧が発生する。
【0019】動作停止装置は、正極側給電線接続端子と
電源装置の正極側電圧検出線接続端子との間の電位差が
予め設定した断線検出電圧を越えたことに基づいて電源
装置の動作を停止させる。なお、断線検出電圧は、正極
側給電線の降下電圧よりも高い値に設定する。負極側の
給電線が断線した場合、ならびに、負極側の電圧検出線
(リモートセンス線)が断線した場合、各電圧検出線接
続端子の電位は正極側給電線接続端子の電位にほぼ等し
くなる。このため、負極側給電線接続端子と負極側電圧
検出線接続端子との間には、正極側給電線接続端子と負
極側接続端子との間の電圧(出力電圧)にほぼ等しい電
圧が発生する。動作停止装置は、負極側給電線接続端子
と電源装置の負極側電圧検出線接続端子との間の電位差
が予め設定した断線検出電圧を越えたことに基づいて電
源装置の動作を停止させる。なお、断線検出電圧は、負
極側給電線の降下電圧よりも高い値に設定する。
【0020】よって、請求項1に係るリモートセンス式
電源供給装置は、給電線接続端子と電圧検出線接続端子
との間の電位差が予め設定した断線検出電圧を越えたこ
とに基づいて、給電線または電圧検出線の断線を検出
し、電源装置の動作を停止させることができる。なお、
電源装置の動作を完全に停止するのではなく、出力電圧
を低減させるようにしてもよい。
【0021】請求項2に係るリモートセンス式電源供給
装置は、電源装置から給電線を介して負荷に給電し、負
荷の両端から電源装置に電圧検出線を接続する構成であ
り、給電線接続端子と電圧検出線接続端子との間に抵
抗,ダイオード等を設ける構成ではない。この構成にお
いて、給電線または電圧検出線(リモートセンス線)が
断線した場合、ならびに、給電線,電圧検出線(リモー
トセンス線)が共に断線した場合、電圧検出線接続端子
間に電圧が発生しなくなる。動作停止装置は、正極側電
圧検出線接続端子と負極側電圧検出線接続端子との間の
電位差が、予め設定した電圧検出異常判定しきい値電圧
以下になったことに基づいて電源装置の動作を停止させ
る。なお、電圧検出異常判定しきい値電圧は、負荷へ供
給すべき最低電圧以下に設定している。
【0022】よって、請求項2に係るリモートセンス式
電源供給装置は、各電圧検出線接続端子の電位差が予め
設定した電圧検出異常判定しきい値電圧以下になったこ
とに基づいて、言い換えれば電圧検出線を介して負荷端
に電圧が検出できなくなったことに基づいて、給電線ま
たは電圧検出線の断線を検出し、電源装置の動作を停止
させることができる。なお、電源装置の動作を完全に停
止するのではなく、出力電圧を低減させるようにしても
よい。
【0023】請求項3に係るリモートセンス式電源供給
装置は、電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の
正極側電圧検出線接続端子との間に抵抗と発光素子とを
直列に接続したので、正極側給電線または正極側電圧検
出線が断線すると発光素子に電流が流れ発光素子が発光
する。この発光を検出することで断線を検出して電源装
置の動作を停止または出力電圧を低減させることができ
る。電源装置の負極側給電線接続端子と電源装置の負極
側電圧検出線接続端子との間に抵抗と発光素子とを直列
に接続したので、負極側給電線または負極側電圧検出線
が断線すると発光素子に電流が流れ発光素子が発光す
る。この発光を検出することで断線を検出して電源装置
の動作を停止または出力電圧を低減させることができ
る。
【0024】請求項4に係るリモートセンス式電源供給
装置は、電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の
正極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも抵抗を接
続するとともに、電源装置の負極側給電線接続端子と電
源装置の負極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも
抵抗を接続する構成である。各抵抗の抵抗値は、給電線
の抵抗値よりも大きく設定する。この構成において、正
極側給電線が断線すると、抵抗−電圧検出線(リモート
センス線)を介して負荷へ電流が流れ、抵抗の両端に電
圧降下が生ずる。動作停止装置は、抵抗の両端の電圧が
予め設定した断線検出電圧を越えた場合に、電源装置の
動作を停止させる。断線検出電圧は、負極側給電線の降
下電圧よりも高い値に設定する。なお、電源装置の動作
を完全に停止するのではなく、出力電圧を低減させるよ
うにしてもよい。負極側給電線が断線すると、負荷から
電圧検出線(リモートセンス線)−抵抗を介して電流が
流れ、抵抗の両端に電圧降下が生ずる。動作停止装置
は、抵抗の両端の電圧が予め設定した断線検出電圧を越
えたことに基づいて、電源装置の動作を停止させる。
【0025】請求項5に係るリモートセンス式電源供給
装置は、電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の
正極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも抵抗を接
続するとともに、電源装置の負極側給電線接続端子と電
源装置の負極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも
抵抗を接続する構成である。各抵抗の抵抗値は、給電線
の抵抗値よりも大きく設定する。この構成において、正
極側給電線が断線すると、抵抗−電圧検出線(リモート
センス線)を介して負荷へ電流が流れる。正極側電圧検
出線の電流を検出する電流検出器によって、負荷へ向け
て流れる電流が検出されると、動作停止装置は電源装置
の動作を停止させる。なお、正極側電圧検出線の電流の
向きが負荷側から電源装置側へ流れ込む方向であること
を検出することで、正極側電圧検出線が断線していない
ことを確認することができる。また、正極側電圧検出線
に電流がながれていないことに基づいて、正極側電圧検
出線の断線を検出することができる。
【0026】負極側給電線が断線すると、負荷から負極
側電圧検出線(リモートセンス線)−抵抗を介して電流
が流れる。負極側電圧検出線の電流を検出する電流検出
器によって、負荷側から電源装置に流れ込む方向の電流
が検出されると、動作停止装置は電源装置の動作を停止
させる。なお、負極側電圧検出線の電流の向きが電源装
置側から負荷側へ流れ出す方向であることを検出するこ
とで、負極側電圧検出線が断線していないことを確認す
ることができる。また、負極側電圧検出線に電流がなが
れていないことに基づいて、負極側電圧検出線の断線を
検出することができる。
【0027】請求項6に係るリモートセンス式電源供給
装置は、電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の
正極側電圧検出線接続端子との間に正特性サーミスタを
接続し、電源装置の負極側給電線接続端子と電源装置の
負極側電圧検出線接続端子との間に正特性サーミスタを
接続する構成である。正特性サーミスタの常温での抵抗
値は、給電線の抵抗値よりも充分大きな値に設定する。
この構成において、正極側給電線が断線すると、正特性
サーミスタ−電圧検出線(リモートセンス線)を介して
負荷へ電流が流れる。正特性サーミスタに流れる電流に
よって正特性サーミスタが自己発熱し、正特性サーミス
タの温度が上昇する。正特性サーミスタの温度上昇によ
って、正特性サーミスタの抵抗値が急激に増加する。正
特性サーミスタの抵抗値の増加によって、正極側電圧検
出線(リモートセンス線)を介して負荷へ流れる電流
(負荷電流)が抑制される。
【0028】負極側給電線が断線すると、負荷から負極
側電圧検出線(リモートセンス線)を介して正特性サー
ミスタを介して負荷へ電流が流れ、正特性サーミスタの
自己発熱によって正特性サーミスタの抵抗値が急激に増
加する。これにより、負極側電圧検出線(リモートセン
ス線)を介して流れる電流(負荷電流)を抑制すること
ができる。給電線の断線によって正特性サーミスタを介
して負荷電流が流れると、正特性サーミスタによる電圧
降下が大となるので、電圧検出端子間の検出電圧は低下
する。したがって、各電圧検出端子間の検出電圧が所定
値以下に低下したことを検出する電圧低下検出回路を備
えることで、この電圧低下検出回路の検出出力に基づい
て電源装置の動作を停止させることができる。
【0029】また、正特性サーミスタの常温での抵抗値
を、電圧低下検出回路の入力インピーダンスと同程度か
それよりも高く設定することで、電圧検出線(リモート
センス線)の断線を検出電圧の低下として検出すること
ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は請求項1および2に係
るリモートセンス式電源供給装置のブロック構成図であ
る。図1に示すリモートセンス式電源供給装置1は、電
源装置2と負荷3とを給電線4a,4bならびに電圧検
出線(リモートセンス線)5a,5bで接続してなる。
なお、本実施の形態では、電源装置2としてスイッチン
グ型レギュレータのものを例示しているが、電源装置2
はドロッパ型レギュレータのものでもよい。
【0031】電源装置2の正極側給電線接続端子(正極
側出力端子)2aと負荷3の正極側受電端子3aとを正
極側給電線4aで接続し、電源装置2の負極側給電線接
続端子(負極側出力端子)2bと負荷3の負極側受電端
子3bとを負極側給電線4bで接続することで、各給電
線2a,3aを介して電源装置2から負荷3へ電力が供
給される。負荷3の正極側受電端子3aと電源装置2の
正極側電圧検出線接続端子2cとを正極側電圧検出線5
aで接続し、負荷3の負極側受電端子3bと電源装置2
の負極側電圧検出線接続端子2dとを負極側電圧検出線
5bで接続する。これにより、電源装置2は、電圧検出
線5a,5bを介して負荷3の電圧を検出して、負荷3
の電圧をフィードバック制御することができる。
【0032】電源装置2は、電力変換部6と、アイソレ
ート部7と、制御部8と、電圧検出部9と、異常表示部
10と、回路用電源部11と、負荷電圧検出用抵抗R0
とからなる。制御部8,電圧検出部9,異常表示部10
は、回路用電源部11から供給される回路用電源VCC
で動作する。回路用電源部11は、1次側と2次側が絶
縁された電源トランスを介して商用電源を変圧した後
に、整流・平滑を行なった回路用電源VCCを供給する
構成でもよい。本実施の形態では、電力変換部6の負極
側出力(負極側給電線接続端子2b)をグランドとする
とともに、回路用電源部11の負極側をグランドとして
いる。制御部8と電圧検出部9とで特許請求の範囲に記
載した動作停止装置を構成している。アイソレート部7
はパルストランス等を備え、電力変換部6側と制御部8
側との電源を分離した状態で、制御部8から出力される
スイッチング制御信号(PWM信号)8aを電力変換部
6へ伝達する。
【0033】電力変換部6は、電源入力端子2e,2f
に供給される電力供給用直流電源12から電力の供給を
受け、電圧変換を行なって負荷3へ電力を供給する。電
力供給用直流電源12は、商用電源を整流・平滑して直
流電源を供給する構成であってもよい。電力変換部6
は、出力トランス(高周波トランス)Tと、電力用スイ
ッチング素子(トランジスタ,FET等)Qと、整流用
ダイオードDと、電源安定化用コンデンサCとを備え
る。
【0034】制御部8から出力されるスイッチング制御
信号(PWM信号)8aは、アイソレート部7を介して
電力用スイッチング素子Qの制御電極(ベース,ゲート
等)へ供給される。電力変換部6は、スイッチング制御
信号8aに基づいて電力用スイッチング素子Qをスイッ
チング動作させることで、電力供給用直流電源10から
出力トランス(高周波トランス)Tの1次巻線を介して
流れる電流をスイッチングさせ、出力トランス(高周波
トランス)Tの2次巻線に誘起された交流電力を整流用
ダイオードDで整流し、電源安定化用コンデンサCで平
滑して安定化した直流電源を出力する。
【0035】制御部8は、電圧検出部9から供給される
誤差信号9aに基づいてスイッチング制御信号8aの周
波数(周期),デューティを変化させることで、負荷3
に供給する電圧を安定化する。なお、制御部8は、初期
状態(電源の立ち上げ状態)においては、予め設定した
電源立ち上げ用の周期,デューティのスイッチング制御
信号8aを出力して電力変換部6の動作を立ち上げた後
に、電圧検出部9から供給される誤差信号9aに基づく
フィードバック制御に移行するようにしている。制御部
8は、初期状態(電源の立ち上げ状態)においては、電
源立ち上げ用の周期,デューティのスイッチング制御信
号8aを出力して電力変換部6の動作を立ち上げた後
に、電圧検出部6から供給される電圧低下検出信号9b
が出力されなくなった時点で、誤差信号9aに基づくフ
ィードバック制御に移行するようにしてもよい。
【0036】制御部8は、電源立ち上げ用の周期,デュ
ーティのスイッチング制御信号8aを出力した時点から
所定の時間が経過しても、電圧検出部9から電圧低下検
出信号9bが出力され続けている場合は、スイッチング
制御信号8aの出力を停止するとともに、異常表示部1
0に異常が検出されたことを表示させる。制御部8は、
誤差信号9aに基づくフィードバック制御に移行した後
に、電圧低下検出信号9bが供給された場合には、スイ
ッチング制御信号8aの出力を直ちに停止するととも
に、異常表示部10に異常が検出されたことを表示させ
る。制御部8は、電源立ち上げ時ならびにフィードバッ
ク制御時において、電圧検出部9から過電圧検出信号9
cが供給された場合は、スイッチング制御信号8aの出
力を停止するとともに、異常表示部10に異常が検出さ
れたことを表示させる。なお、制御部8は、電圧低下検
出信号9bまたは過電圧検出信号9cに基づいて異常を
検出した場合には、スイッチング制御信号8aの出力を
停止させるのではなく、スイッチング制御信号8aのデ
ューティを小さくする等して電力変換部6の出力電圧を
低下させるようにしてもよい。
【0037】負荷電圧検出用抵抗R0は、各電圧検出端
子2c,2d間に接続されている。負荷電圧検出用抵抗
R0の抵抗値は、電圧検出線5a,5bの抵抗値よりも
充分に大きな値に設定している。これにより、電圧検出
線5a,5bによる電圧降下の影響を小さくして、負荷
3の両端電圧を正確に検出できるようにしている。電圧
検出部9は、負荷電圧検出用抵抗R0の両端に発生した
検出電圧と予め設定した基準電圧(負荷3に供給すべき
電圧)VSとの偏差を求め、求めた偏差に対応する電圧
を誤差信号9aとして出力する。電圧検出部9は、負荷
電圧検出用抵抗R0の両端に発生した検出電圧が予め設
定した下限電圧(電圧検出異常判定しきい値電圧)VU
よりも低下した場合は、電圧低下検出信号9bを出力す
る。電圧検出部9は、負荷電圧検出用抵抗R0の両端に
発生した検出電圧が予め設定した上限電圧VOを越えた
場合は、過電圧検出信号9cを出力する。
【0038】電圧検出部9は、正極側給電線接続端子2
aと正極側電圧検出線接続端子2cとの間の電圧(電源
装置2の出力電圧と負荷2の正極側受電端子3aの電圧
と電位差)が、予め設定した断線検出電圧VTを越えた
場合は、過電圧検出信号9cを出力する。電圧検出部9
は、負極側電圧検出線接続端子2dと負極側給電線接続
端子2bとの間の電圧(負荷3の負極側受電端子3bの
電圧とグランド電圧との電位差)が、予め設定した断線
検出電圧VTを越えた場合は、過電圧検出信号9cを出
力する。断線検出電圧VTは、負荷3に最大定格電流を
供給した際の給電線4a,4bによる降下電圧よりも大
きな値に設定している。
【0039】次に、図1に示したリモートセンス式電源
供給装置1の動作を説明する。各給電線4a,4b、な
らびに、各電圧検出線(リモートセンス線)5a,5b
が、図1に示したように正常に接続された状態では、負
荷電圧検出用抵抗R0によって負荷3の両端の電圧が検
出され、電圧検出部9から負荷3に実際に供給されてい
る電圧と基準電圧(負荷3に供給すべき電圧)VSとの
偏差に対応した誤差信号9aが出力される。制御部8
は、誤差信号9aに基づいて誤差がゼロになるよう電力
変換器6の出力電圧をフィードバック制御する。これに
より、負荷3に供給する電圧を安定化する。
【0040】電力供給用直流電源12の電圧が異常に上
昇する等して、フィードバック制御によっても負荷3に
供給する電圧を安定化できなくなり、負荷3に供給され
る電圧が上限電圧VOを越えた場合、電圧検出部9から
過電圧検出信号9cが出力される。制御部8は、過電圧
検出信号9cに基づいて電力変換部6の動作を停止さ
せ、負荷3への給電を遮断する。負荷3側の短絡障害等
によって負荷3の両端電圧が下限電圧(電圧検出異常判
定しきい値電圧)VU以下に低下した場合、電圧検出部
9から電圧低下検出信号9bが出力される。制御部8
は、電圧低下検出信号9bに基づいて電力変換部6の動
作を停止させ、負荷3への給電を遮断する。
【0041】電圧検出線(リモートセンス線)5a,5
bの何れか一方または両方が断線(接続忘れ等を含む)
した場合、負荷電圧検出用抵抗R0の両端の電圧はゼロ
(同電位)となるので、電圧検出部9から電圧低下検出
信号9bが出力される。制御部8は、電圧低下検出信号
9bに基づいて電力変換部6の動作を停止させ、負荷3
への給電を遮断する。
【0042】給電線4a,4bの何れか一方または両方
が断線(接続忘れ等を含む)した場合、負荷電圧検出用
抵抗R0の両端の電圧はゼロ(同電位)となるので、電
圧検出部9から電圧低下検出信号9bが出力される。制
御部8は、電圧低下検出信号9bに基づいて電力変換部
6の動作を停止させ、負荷3への給電を遮断する。正極
側給電線4aが断線した場合,正極側電圧検出線5aが
断線した場合、ならびに、その両方が断線した場合、負
荷電圧検出用抵抗R0の両端の電位はほぼグランド電位
となるので、正極側給電線接続端子2aと正極側電圧検
出線接続端子2cとの間の電位差は、電力変換部6の出
力電圧にほぼ等しくなる。電圧検出部9は、正極側給電
線接続端子2aと正極側電圧検出線接続端子2cとの間
の電位差が断線検出しきい値電圧VTを越えた場合は、
過電圧検出信号9cを出力するので、この過電圧検出信
号9cによっても電力変換部6の動作を停止させ、負荷
3への給電を遮断することができる。
【0043】負極側給電線4bが断線した場合,負極側
電圧検出線5bが断線した場合、ならびに、その両方が
断線した場合、負荷電圧検出用抵抗R0の両端の電位は
電力変換部6の出力電圧とほぼ同電位となるので、負極
側電圧検出線接続端子2dと負極側給電線接続端子2b
との間の電位差は、電力変換部6の出力電圧にほぼ等し
くなる。電圧検出部9は、負極側電圧検出線接続端子2
dと負極側給電線接続端子2bとの間の電位差が断線検
出電圧VTを越えた場合は、過電圧検出信号9cを出力
するので、この過電圧検出信号9cによっても電力変換
部6の動作を停止させ、負荷3への給電を遮断すること
ができる。
【0044】したがって、電圧検出部9が電圧検出低下
検出機能を備えていない構成であっても、給電線4a,
4bならびに電圧検出線5a,5bの断線を検出して、
電力変換部6の動作を停止させ、負荷3への給電を遮断
することができる。負荷3が容量性負荷である場合、給
電線4a,4bが断線しても、負荷3側に蓄えられた電
荷によって負荷電圧検出用抵抗R0の両端の電圧が直ち
にゼロにならず、負荷電圧検出用抵抗R0の両端の電圧
が徐々に低下していく場合がある。このような場合で
も、給電線4a,4bの両方が断線していないかぎり、
正極側給電線接続端子2aと正極側電圧検出線接続端子
2cとの間(正極側給電線が断線した場合)、または、
負極側電圧検出線接続端子2dと負極側給電線接続端子
2bとの間(負極側給電線が断線した場合)の電位差が
断線検出しきい値電圧VTを越えた時点で、過電圧検出
信号9cが出力されこの過電圧検出信号9cに基づいて
電力変換部6の動作を停止させ、負荷3への給電を遮断
することができる。
【0045】図2は電圧検出部の一具体例を示す回路構
成図である。正極側給電線接続端子2aの電圧は、抵抗
R11と抵抗R12とからなる分圧回路で分圧される。
分圧された電圧は、電圧利得が1であるバッファ増幅器
(ボルテージフォロワ回路)B1へ供給される。正極側
電圧線接続端子2cの電圧は、抵抗R13と抵抗R14
とからなる分圧回路で分圧される。分圧された電圧はバ
ッファ増幅器B2へ供給される。負極側電圧線接続端子
2dの電圧は、抵抗R15と抵抗R16とからなる分圧
回路で分圧される。分圧された電圧はバッファ増幅器B
3へ供給される。各分圧回路の分圧比は全て同じに設定
している。各分圧回路の入力インピーダンスは、負荷電
圧検出用抵抗R0の抵抗値よりも充分高く設定してい
る。
【0046】差動増幅器A1は、バッファ増幅器B1の
出力電圧とバッファ増幅器B2の出力電圧との差電圧に
対応した電圧を出力する。差動増幅器A1の出力電圧
は、正極側給電線接続端子2aと正極側電圧線接続端子
2cとの間の電圧差に比例した電圧である。電圧比較器
C1は、差動増幅器A1の出力電圧が断線検出電圧VT
に対応して設定された電圧Vtを越えている場合は、H
レベルの出力を発生する。このHレベルの出力は、3入
力オア回路G1を介して過電圧検出信号9cとして出力
される。
【0047】差動増幅器A2は、バッファ増幅器B2の
出力電圧とバッファ増幅器B3の出力電圧との差電圧に
対応した電圧を出力する。差動増幅器A2の出力電圧
は、負荷電圧検出用抵抗R0の両端電圧(負荷3の両端
電圧)に比例した電圧である。差動増幅器A3は、差動
増幅器A2の出力電圧と基準電圧VSに対応して設定さ
れた電圧Vsとの偏差に対応した電圧を誤差信号9aと
して出力する。
【0048】電圧比較器C2は、差動増幅器A2の出力
電圧が上限電圧VOに対応して設定された電圧Voを越
えている場合は、Hレベルの出力を発生する。このHレ
ベルの出力は、3入力オア回路G1を介して過電圧検出
信号9cとして出力される。電圧比較器C3は、差動増
幅器A2の出力電圧が下限電圧VUに対応して設定され
た電圧Vuを以下である場合は、Hレベルの出力を発生
する。このHレベルの出力は、3入力オア回路G1を介
して過電圧検出信号9cとして出力される。
【0049】電圧比較器C4は、バッファ増幅器B3の
出力電圧(負極側電圧線接続端子2dと負極側給電線接
続端子2bとの間の電圧差に比例した電圧)が断線検出
電圧VTに対応して設定された電圧Vtを越えている場
合は、Hレベルの出力を発生する。このHレベルの出力
は、電圧低下検出信号9bとして出力される。
【0050】図2では、差動増幅器や電圧比較器を用い
る構成を示したが、各バッファ増幅器の出力電圧をA/
D変換器でA/D変換し、A/D変換した電圧データを
マイクロコンピュータ等へ供給し、演算処理によって電
位差を求め、電圧低下,過電圧等の判断を行なうように
してもよい。図3は請求項3に係るリモートセンス式電
源供給装置のブロック構成図である。図3に示すリモー
トセンス式電源供給装置21の電源装置22は、給電線
4a,4bの断線ならびに電圧検出線5a,5bの断線
をフォトカプラ等の光結合素子を用いて検出するように
したものである。
【0051】電源装置22は、正極側給電線接続端子2
aと正極側電圧検出線接続端子2cとの間に、電流制限
抵抗R1とフォトカプラPC1の発光ダイオードPD1
とを直列に接続している。電流制限抵抗R1の抵抗値
は、正極側給電線4aが断線したときに、発光ダイオー
ドPD1に流れる電流が発光ダイオードPD1の最大定
格を越えないように設定している。発光ダイオードPD
1は、アノードが正極側給電線接続端子2a側に、カソ
ードが正極側電圧検出線接続端子2c側になるよう接続
される。負極側電圧検出線接続端子2dと負極側給電線
接続端子2bとの間に、フォトカプラPC2の発光ダイ
オードPD2と電流制限抵抗R2とを直列に接続してい
る。電流制限抵抗R2の抵抗値は、負極側給電線4bが
断線したときに、発光ダイオードPD2に流れる電流が
発光ダイオードPD2の最大定格を越えないように設定
している。発光ダイオードPD2は、アノードが負極側
電圧検出線接続端子2d側に、カソードが負極側給電線
接続端子2b側になるよう接続される。
【0052】正極側給電線4aが断線した場合、電流制
限抵抗R1−発光ダイオードPD1−負荷3の経路で電
流が流れ、発光ダイオードPD1が発光する。正極側電
圧検出線5aが断線した場合(正極側給電線4a,正極
側電圧検出線5aが共に断線した場合を含む)、電流制
限抵抗R1−発光ダイオードPD1−負荷電圧検出用抵
抗R0の経路で電流が流れ、発光ダイオードPD1が発
光する。発光ダイオードPD1の発光はフォトトランジ
スタPT1で検出され、フォトトランジスタPT1に検
出出力に基づいて断線検出信号DSを生成し制御部28
へ供給して、電力変換部6の動作を停止させる。
【0053】負極側給電線4bが断線した場合、負荷3
−発光ダイオードPD2−電流制限抵抗R2の経路で電
流が流れ、発光ダイオードPD2が発光する。負極側電
圧検出線5bが断線した場合(負極側給電線4b,負極
側電圧検出線5bが共に断線した場合を含む)、負荷電
圧検出用抵抗R0−発光ダイオードPD2−電流制限抵
抗R2の経路で電流が流れ、発光ダイオードPD2が発
光する。発光ダイオードPD2の発光はフォトトランジ
スタPT2で検出され、フォトトランジスタPT2に検
出出力に基づいて断線検出信号DSを生成し制御部28
へ供給して、電力変換部6の動作を停止させる。
【0054】本実施の形態では、各フォトトランジスタ
PT1,PT2のエミッタを接地し、各フォトトランジ
スタPT1,PT2のコレクタを各プルアップ抵抗R
3,R4を介してそれぞれ回路用電源VCCへ接続し、
フォトトランジスタPT1のコレクタを負論理の2入力
オアゲート回路(NAND回路)G2の一方の入力端子
へ供給し、フォトトランジスタPT2のコレクタを負論
理の2入力オアゲート回路(NAND回路)G2の他方
の入力端子へ供給し、負論理の2入力オアゲート回路
(NAND回路)G2の出力端子から断線時にHレベル
の断線検出信号19dを出力する構成としている。各フ
ォトトランジスタPT1,PT2の各コレクタをワイヤ
ードオア接続して、Lレベルの断線検出信号を得るよう
にしてもよい。各フォトカプラPT1,PT2の検出出
力を制御部28へそれぞれ個別に供給することで、制御
部28は断線箇所が正極側である負極側であるかを図示
しない異常表示部等に表示させるようにしてもよい。
【0055】フォトカプラPC1,PC2は、発光ダイ
オードとフォトダイオードとを組み合わせたものや発光
ダイオードとフォトサイリスタを組み合わせたものを用
いてもよい。給電線4a,4bが正常に接続されている
状態で給電線4a,4bによる降下電圧が発光ダイオー
ドの順方向降下電圧を越える場合は、発光ダイオードに
1または複数個のダイオード(シリコンダイオード)を
直列に接続することで、断線検出電圧を高く設定する。
【0056】電圧検出部29は、負荷電圧検出用抵抗R
0の両端電圧と基準電圧VSとの差電圧に対応した誤差
信号29aを出力するとともに、負荷電圧検出用抵抗R
0の両端電圧が下限電圧VU以下に低下した場合は電圧
低下検出信号29bを出力し、負荷電圧検出用抵抗R0
の両端電圧が上限電圧VOを越えた場合は過電圧検出信
号29cを出力する。
【0057】制御部28は、断線検出信号DS,電圧低
下検出信号29bまたは過電圧検出信号29cが供給さ
れた場合は、スイッチング制御信号8aの出力を停止し
て、電力変換部6の動作を停止させる。通常運転状態に
おいて、制御部28は、誤差信号29aに基づいてスイ
ッチング制御信号8aの周期,デューティを可変するこ
とで、負荷3に供給する電圧をフィードバック制御す
る。
【0058】図4は請求項4に係るリモートセンス式電
源供給装置のブロック構成図である。図4に示すリモー
トセンス式電源供給装置31の電源装置32は、正極側
給電線接続端子2aと正極側電圧検出線接続端子2cと
の間に抵抗R31を接続し、負極側電圧検出線接続端子
2dと負極側給電線接続端子2bとの間に抵抗R32を
接続し、各抵抗R31,R32の両端電圧に基づいて給
電線4a,4bの断線ならびに電圧検出線5a,5bの
断線を検出するようにしたものである。各抵抗R31,
R32の抵抗値は、給電線4a,4bが断線した際に電
圧検出線5a,5bに流れる電流が、電圧検出線5a,
5bの定格電流以下になるよう設定している。
【0059】正極側給電線4aの断線または正極側電圧
検出線5aに断線によって抵抗R31に大きな電流が流
れるようになり、抵抗R31による降下電圧(抵抗R3
1の両端電圧)が、PNPトランジスタQ31のベース
−エミッタ間順方向電圧とダイオードD31の順方向電
圧との和の電圧(例えば1.2ボルト)を越えると、ダ
イオードD31,ベース抵抗R33を介してPNPトラ
ンジスタQ31にベース電流が流れ、PNPトランジス
タQ31は導通状態になる。抵抗R34はPNPトラン
ジスタQ31のベース−エミッタ間抵抗である。PNP
トランジスタQ31が導通状態になるとベース抵抗R3
5を介してNPNトランジスタQ32にベース電流が流
れ、NPNトランジスタQ32が導通状態となる。抵抗
R36はNPNトランジスタQ32のベース−エミッタ
間抵抗である。NPNトランジスタQ32の導通により
NPNトランジスタQ32のコレクタ電位はLレベルと
なり、ゲート回路G2を介してHレベルの断線検出信号
DSが出力される。
【0060】負極側給電線4bの断線または負極側電圧
検出線5bに断線によって抵抗R32に大きな電流が流
れるようになり、抵抗R32による降下電圧(抵抗R3
2の両端電圧)が、NPNトランジスタQ33のベース
−エミッタ間順方向電圧とダイオードD32の順方向電
圧との和の電圧(例えば1.2ボルト)を越えると、ベ
ース抵抗R37,ダイオードD32を介してNPNトラ
ンジスタQ33にベース電流が流れ、NPNトランジス
タQ33は導通状態になる。抵抗R38はNPNトラン
ジスタQ33のベース−エミッタ間抵抗である。NPN
トランジスタQ33が導通状態によりNPNトランジス
タQ33のコレクタ電位はLレベルとなり、ゲート回路
G2を介してHレベルの断線検出信号DSが出力され
る。
【0061】制御部28は、断線検出信号DSが供給さ
れるとスイッチング制御信号8aの出力を停止して電力
変換部6の動作を停止させるので、給電線4a,4bが
断線した場合、または、電圧検出線5a,5bが断線し
た場合は、負荷3への給電が停止される。なお、PNP
トランジスタQ31のベース電流経路に介設するダイオ
ードの個数を増加させることで、断線検出電圧を調整す
ることができる。同様に、NPNトランジスタQ33の
ベース電流経路に介設するダイオードの個数を増加させ
ることで、断線検出電圧を調整することができる。
【0062】図5は請求項4に係る他のリモートセンス
式電源供給装置のブロック構成図である。図5に示すリ
モートセンス式電源供給装置41の電源装置42は、抵
抗R31および抵抗R32の両端電圧が断線検出電圧を
越えたことをフォトカプラPC41,PC42を利用し
て検出するようにしたものである。正極側給電線4aの
断線または正極側電圧検出線5aに断線によって抵抗R
31に大きな電流が流れるようになり、抵抗R31によ
る降下電圧(抵抗R31の両端電圧)が、発光ダイオー
ドPD41の順方向電圧(例えば1.1ボルト)とダイ
オードD41の順方向電圧(例えば0.6ボルト)との
和の電圧(例えば1.7ボルト)を越えると、電流制限
抵抗R41−発光ダイオードPD41−ダイオードD4
1の直列回路に電流が流れ、発光ダイオードPD41が
発光する。発光ダイオードPD41の発光によってフォ
トトランジスタPT41が導通し、フォトトランジスタ
PT41のコレクタ出力がLレベルになり、ゲート回路
G2を介してHレベルの断線検出信号DSが出力され
る。発光ダイオードPD41に直列に接続するダイオー
ドの個数を増加させることで、断線検出電圧を大きな値
に設定することができる。
【0063】負極側給電線4bの断線または負極側電圧
検出線5bに断線によって抵抗R32に大きな電流が流
れるようになり、抵抗R32による降下電圧(抵抗R3
2の両端電圧)が、発光ダイオードPD42の順方向電
圧(例えば1.1ボルト)とダイオードD42の順方向
電圧(例えば0.6ボルト)との和の電圧(例えば1.
7ボルト)を越えると、電流制限抵抗R42−発光ダイ
オードPD42−ダイオードD42の直列回路に電流が
流れ、発光ダイオードPD42が発光する。発光ダイオ
ードPD42の発光によってフォトトランジスタPT4
2が導通し、フォトトランジスタPT42のコレクタ出
力がLレベルになり、ゲート回路G2を介してHレベル
の断線検出信号DSが出力される。発光ダイオードPD
42に直列に接続するダイオードの個数を増加させるこ
とで、断線検出電圧を大きな値に設定することができ
る。
【0064】図6は請求項5に係るリモートセンス式電
源供給装置のブロック構成図である。図6に示すリモー
トセンス式電源供給装置51の電源装置52は、電圧検
出線5a,5bを流れる電流を電流検出器53,54で
検出し、断線検出部55は電圧検出線5a,5bを流れ
る電流の有無ならびに電流の流れる方向に基づいて給電
4a,4bの断線ならびに電圧検出線5a,5bの断線
を検出するようにしたものである。
【0065】一方の電流検出器53は、抵抗31と負荷
電圧検出用抵抗R0との接続点と正極側電圧検出線接続
端子2cとの間に設けている。他方の電流検出器54
は、抵抗32と負荷電圧検出用抵抗R0との接続点と負
極側電圧検出線接続端子2dとの間に設けている。各電
流検出器53,54は、ホール素子とホール素子の出力
電圧を増幅する増幅器とを備え、電流の向きの応じた極
性で電流の大きさに応じた電圧の出力を発生するものを
用いている。なお、図6では導線を切断することなく導
線を流れる電流を検出する構成の電流検出器を示した
が、電流検出箇所に電流検出用抵抗を介設し、電流検出
用抵抗の両端に発生する電圧とその極性に基づいて電流
の大きさならびに電流の向きを検出する構成としてもよ
い。
【0066】正極側給電線4aが断線した場合、抵抗R
31−正極側電圧検出線5a−負荷3の経路で正極側電
圧検出線5aに電流が流れる。断線検出部55は、電流
検出器53の検出出力に基づいて、負荷3側へ流れ出す
電流が予め設定した給電線断線検出しきい値電流を越え
たことを検出すると、断線検出信号DSを出力する。負
極側給電線4bが断線した場合、負荷−負極側電圧検出
線5b−抵抗R32の経路で負荷−負極側電圧検出線5
bに電流が流れる。断線検出部55は、電流検出器54
の検出出力に基づいて、負荷3側から流れ込む電流が予
め設定した給電線断線検出しきい値電流を越えたことを
検出すると、断線検出信号DSを出力する。
【0067】正極側電圧検出線5aが断線した場合、正
極側電圧検出線5aに電流は流れない。断線検出部55
は、電流検出器53の検出出力に基づいて、正極側電圧
検出線5aを流れる電流が予め設定した電圧検出線断線
検出しきい値電流以下になったことを検出すると、断線
検出信号DSを出力する。同様に、負極側電圧検出線5
bが断線した場合、負極側電圧検出線5bに電流は流れ
なくなるので、断線検出部55は、電流検出器54の検
出出力に基づいて、負極側電圧検出線5bを流れる電流
が予め設定した電圧検出線断線検出しきい値電流以下に
なったことを検出すると、断線検出信号DSを出力す
る。
【0068】制御部28は、断線検出信号DSが供給さ
れるとスイッチング制御信号8aの出力を停止して電力
変換部6の動作を停止させるので、給電線4a,4bが
断線している場合、または、電圧検出線5a,5bが断
線している場合は、負荷3への給電が停止される。図7
は請求項6に係るリモートセンス式電源供給装置のブロ
ック構成図である。図7に示すリモートセンス式電源供
給装置61の電源装置62は、正極側給電線接続端子2
aと正極側電圧検出線接続端子2cとの間に正特性サー
ミスタPTC1を接続し、負極側給電線接続端子2bと
負極側電圧検出線接続端子2dとの間に正特性サーミス
タPTC2を接続してなる。正特性サーミスタPTC
1,PTC2の常温での抵抗値は、給電線4a,4bの
抵抗値よりも充分大きな値に設定している。正特性サー
ミスタPTC1,PTC2は、正特性サーミスタPTC
1,PTC2に流れる電流による自己発熱によって、抵
抗値が急激に増加するものを用いている。
【0069】正極側給電線4aが断線すると、正特性サ
ーミスタPTC1−正極側電圧検出線5aを介して負荷
3へ電流が流れる。正特性サーミスタPTC1に流れる
電流によって正特性サーミスタPTC1が自己発熱し、
正特性サーミスタPTC1の温度が上昇する。正特性サ
ーミスタPTC1の温度上昇によって、正特性サーミス
タPTC1の抵抗値が急激に増加する。正特性サーミス
タPTC1の抵抗値の増加によって、正極側電圧検出線
45aを介して負荷3へ流れる電流が抑制される。
【0070】負極側給電線4bが断線すると、負荷3か
ら負極側電圧検出線5bを介して正特性サーミスタPT
C2を介して負荷電流が流れ、正特性サーミスタPTC
2の自己発熱によって正特性サーミスタPTC2の抵抗
値が急激に増加する。これにより、負極側電圧検出線5
bを介して流れる電流が抑制される。給電線4a,4b
の断線によって正特性サーミスタPTC1,PTC2を
介して電流が流れると、正特性サーミスタPTC1,P
TC2による電圧降下が大となるので、負荷電圧検出用
抵抗R0の両端電圧は低下する。電圧検出部29は、負
荷電圧検出用抵抗R0の両端電圧が下限電圧VU以下に
低下すると、電圧低下検出信号29bを出力する。制御
部28は、電圧低下検出信号29bが供給されると、ス
イッチング制御信号8aの出力を停止して電力変換部6
の動作を停止させるので、負荷3への給電が停止され
る。
【0071】正極側電圧検出線5aが断線した場合、電
力変換部6の出力電圧を正特性サーミスタPTC1と負
荷電圧検出用抵抗R0とで分圧した電圧が電圧検出部2
9に供給される。負極側電圧検出線5bが断線した場
合、電力変換部6の出力電圧を正特性サーミスタPTC
2と負荷電圧検出用抵抗R0とで分圧した電圧が電圧検
出部29に供給される。そこで、電圧検出線5a,5b
が断線した場合に、負荷電圧検出用抵抗R0の両端に発
生する電圧が下限電圧VU以下になるように、常温での
正特性サーミスタPTC1,PTC2の抵抗値を設定す
ることで、電圧検出線5a,5bの断線を電圧検出部2
9で検出し、電圧低下検出信号29bを制御部28へ供
給して、電力変換部6の動作を停止させ、負荷3への給
電を停止させることができる。
【0072】図8は請求項6に係る他のリモートセンス
式電源供給装置のブロック構成図である。図8に示すリ
モートセンス式電源供給装置71の電源装置72は、各
正特性サーミスタPTC1,PTC2に各温度検出器7
3,74をそれぞれ熱的に結合させて設けるとともに、
各温度検出器73,74の出力信号に基づいて給電線の
断線を検出する断線検出部75を設けたものである。
【0073】給電線4a,4bが断線すると正特性サー
ミスタPTC1,PTC2を介して負荷3へ電流が供給
されるため、正特性サーミスタPTC1,PTC2が発
熱し、正特性サーミスタPTC1,PTC2の温度が上
昇する。この温度上昇を温度検出器73,74で検出す
る。断線検出部75は、温度検出器73,74の出力信
号に基づいて正特性サーミスタPTC1,PTC2の温
度が予め設定した給電線断線検出温度を越えると、断線
検出信号DSを出力する。制御部28は、断線検出信号
DSが供給されると、スイッチング制御信号8aの出力
を停止して電力変換部6の動作を停止させるので、負荷
3への給電が停止される。
【0074】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るリモ
ートセンス式電源供給装置は、給電線の断線、ならび
に、電圧検出線の断線を検出して、電源装置の動作を停
止させたり、電源装置の出力電圧を低減させる構成とし
たので、給電線ならびに電圧検出線が正常に接続されて
いない状態で、負荷へ電力へ供給するのを防止すること
ができるとともに、電源装置ならびに負荷を保護するこ
とができる。また、給電線が断線した際に電圧検出線に
大きな電流が流れるの防止することができる。さらに、
電圧検出線の断線に伴って負荷に所望しない電圧が供給
されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2に係るリモートセンス
式電源供給装置のブロック構成図である。
【図2】電圧検出部の一具体例を示す回路構成図であ
る。
【図3】請求項3に係るリモートセンス式電源供給装置
のブロック構成図である。
【図4】請求項4に係るリモートセンス式電源供給装置
のブロック構成図である。
【図5】請求項4に係る他のリモートセンス式電源供給
装置のブロック構成図である。
【図6】請求項5に係るリモートセンス式電源供給装置
のブロック構成図である。
【図7】請求項6に係るリモートセンス式電源供給装置
のブロック構成図である。
【図8】請求項6に係る他のリモートセンス式電源供給
装置のブロック構成図である。
【図9】従来のリモートセンス式電源供給装置のブロッ
ク構成図である。
【図10】従来の他のリモートセンス式電源供給装置の
ブロック構成図である。
【符号の説明】
1,21,31,41,51,61,71 リモートセ
ンス式電源供給装置 2,22,32,42,52,62,72 電源装置 2a 正極側給電線接続端子 2b 負極側給電線接続端子 2c 正極側電圧検出線接続端子 2d 負極側電圧検出線接続端子 3 負荷 4a 正極側給電線 4b 負極側給電線 5a 正極側電圧検出線 5b 負極側電圧検出線 6 電力変換部 8,28 制御部 9,29 電圧検出部 53,54 電流検出器 55,75 断線検出部 73,74 温度検出器 D31,D32,D41,D42 ダイオード PC1,PC2 フォトカプラ PTC1,PTC2 正特性サーミスタ R0 電圧検出用抵抗 R1,R2 電流制限用抵抗 R31,R32 抵抗
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G01R 31/02 G01R 31/02 H02H 9/00 H02H 9/00 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源装置から給電線を介して負荷へ給電
    し、負荷の両端から電源装置に電圧検出線を接続し、電
    源装置は電圧検出線を介して検出した負荷の両端の電圧
    に基づいて負荷に供給する電圧をフィードバック制御す
    るリモートセンス式電源供給装置において、 電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の正極側電
    圧検出線接続端子との間の電位差が予め設定した断線検
    出電圧を越えた場合、ならびに、電源装置の負極側給電
    線接続端子と電源装置の負極側電圧検出線接続端子との
    間の電位差が予め設定した断線検出電圧を越えた場合
    に、電源装置の動作を停止させまたは出力電圧を低減さ
    せる動作停止装置を備えたことを特徴とするリモートセ
    ンス式電源供給装置。
  2. 【請求項2】 電源装置から給電線を介して負荷へ給電
    し、負荷の両端から電源装置に電圧検出線を接続し、電
    源装置は電圧検出線を介して検出した負荷の両端の電圧
    に基づいて負荷に供給する電圧をフィードバック制御す
    るリモートセンス式電源供給装置において、 電源装置の正極側電圧検出線接続端子と電源装置の負極
    側電圧検出線接続端子との間の電位差が、予め設定した
    電圧検出異常判定しきい値電圧以下になった場合に、電
    源装置の動作を停止させまたは出力電圧を低減させる動
    作停止装置を備えたことを特徴とするリモートセンス式
    電源供給装置。
  3. 【請求項3】 電源装置から給電線を介して負荷へ給電
    し、負荷の両端から電源装置に電圧検出線を接続し、電
    源装置は電圧検出線を介して検出した負荷の両端の電圧
    に基づいて負荷に供給する電圧をフィードバック制御す
    るリモートセンス式電源供給装置において、 電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の正極側電
    圧検出線接続端子との間に抵抗と発光素子とを直列に接
    続するとともに、電源装置の負極側給電線接続端子と電
    源装置の負極側電圧検出線接続端子との間に抵抗と発光
    素子とを直列に接続し、 前記発光素子の発光を検出することで、電源装置の動作
    を停止させまたは出力電圧を低減させる動作停止装置を
    備えたことを特徴とするリモートセンス式電源供給装
    置。
  4. 【請求項4】 電源装置から給電線を介して負荷へ給電
    し、負荷の両端から電源装置に電圧検出線を接続し、電
    源装置は電圧検出線を介して検出した負荷の両端の電圧
    に基づいて負荷に供給する電圧をフィードバック制御す
    るリモートセンス式電源供給装置において、 電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の正極側電
    圧検出線接続端子との間に少なくとも抵抗を接続すると
    ともに、電源装置の負極側給電線接続端子と電源装置の
    負極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも抵抗を接
    続し、 前記抵抗の両端の電圧が予め設定した断線検出電圧を越
    えた場合に、電源装置の動作を停止させまたは出力電圧
    を低減させる動作停止装置を備えたことを特徴とするリ
    モートセンス式電源供給装置。
  5. 【請求項5】 電源装置から給電線を介して負荷へ給電
    し、負荷の両端から電源装置に電圧検出線を接続し、電
    源装置は電圧検出線を介して検出した負荷の両端の電圧
    に基づいて負荷に供給する電圧をフィードバック制御す
    るリモートセンス式電源供給装置において、 電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の正極側電
    圧検出線接続端子との間に少なくとも抵抗を接続すると
    ともに、電源装置の負極側給電線接続端子と電源装置の
    負極側電圧検出線接続端子との間に少なくとも抵抗を接
    続し、 正極側電圧検出線を流れる電流を検出する電流検出器、
    ならびに、負極側電圧検出線を流れる電流を検出する電
    流検出器を設け、 正極側電圧検出線を流れる電流の向きが電源装置から負
    荷へ向う方向である場合、ならびに、正極側電圧検出線
    を流れる電流の向きが負荷から電源装置へ向う方向であ
    る場合に、電源装置の動作を停止させまたは出力電圧を
    低減させる動作停止装置を備えたことを特徴とするリモ
    ートセンス式電源供給装置。
  6. 【請求項6】 電源装置から給電線を介して負荷へ給電
    し、負荷の両端から電源装置に電圧検出線を接続し、電
    源装置は電圧検出線を介して検出した負荷の両端の電圧
    に基づいて負荷に供給する電圧をフィードバック制御す
    るリモートセンス式電源供給装置において、 電源装置の正極側給電線接続端子と電源装置の正極側電
    圧検出線接続端子との間、ならびに、電源装置の負極側
    給電線接続端子と電源装置の負極側電圧検出線接続端子
    との間に、正の温度−抵抗特性を有する正特性サーミス
    タをそれぞれ接続したことを特徴とするリモートセンサ
    式電源供給装置。
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