JPH11224627A - ストラドルベアリングアセンブリー - Google Patents

ストラドルベアリングアセンブリー

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JPH11224627A
JPH11224627A JP10317683A JP31768398A JPH11224627A JP H11224627 A JPH11224627 A JP H11224627A JP 10317683 A JP10317683 A JP 10317683A JP 31768398 A JP31768398 A JP 31768398A JP H11224627 A JPH11224627 A JP H11224627A
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straddle
anode
rotating
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • H01J35/10Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
    • H01J35/101Arrangements for rotating anodes, e.g. supporting means, means for greasing, means for sealing the axle or means for shielding or protecting the driving
    • H01J35/1017Bearings for rotating anodes
    • H01J35/1024Rolling bearings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/10Drive means for anode (target) substrate
    • H01J2235/1046Bearings and bearing contact surfaces

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  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重分担、熱影響、摩耗に関わる寿命、熱補
正、熱による陽極の移動等関して最適なストラドルベア
リング配置を提供する。 【解決手段】 回転アセンブリーはX線管の中でシャフ
トを介して回転軸の回りを回転する陽極アセンブリーを
含んでいる。シャフトはベアリングハウジングを有する
ストラドルベアリングアセンブリーによって保持されて
いる。ベアリングハウジングは作動中に陽極アセンブリ
ーからの熱を取り除くための冷却ダクトを形作する。第
一、第二のベアリングは回転アセンブリーの質量の中心
の互いに反対側に配置されている。第二のベアリングは
第一のベアリングより熱伝導経路において陽極アセンブ
リーに近いところに配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストラドルベアリ
ングアセンブリーに関し、特にX線管ベアリングアセン
ブリーとの関連におけるストラドルベアリングアセンブ
リーに関したものであり、特にこれに関して説明する。
しかしながら、本発明は又、他のアプリケーションにお
いてもベアリングアセンブリーと関連して用途があるこ
とを理解されたい。
【0002】
【発明の背景】X線放射を用いる従来の診断法には、患
者の静止陰影がX線フィルム上に作り出されるX線撮影
法、弱出力のX線が患者を通り抜けた後蛍光スクリーン
にぶつかることにより可視化されたリアルタイムの陰陽
影が作り出されるX線透視法、患者の体の回りを回転す
る高出力のX線管によって作りだされるX線から完全な
患者の映像を電子的に再構築するコンピュータ断層撮影
法が含まれる。典型的なX線管の中では、電子は熱電子
が放出されるまで加熱されたフィラメントコイルから発
生する。電子は陰極からガラス製のエンベロープによっ
て仕切られた真空管を通って陽極に向けて光線として加
速される。電子が高い運動エネルギーを持って陽極に衝
突して急激に減速する際にX線が放射される。X線管ア
センブリーはX線が透過できる窓を持ったハウジングの
中に入れられており、陽極からの放射線は試験又は治療
を受ける対象に向かって、その窓を通過出来るようにな
っている。
【0003】ほとんどのX線管の設計は電子の源として
フィラメントを採用している。フィラメントはワイヤの
コイルであり、電圧を加えられるとフィラメントから電
子が熱放射される。陰極と陽極の間の直流電位差により
電子は陽極に向かって加速される。この電位差はしばし
ば約150,000ボルト近くにもなるので(接地比+
−75,000ボルト)、種々の管の構成部品間には十
分な電気的絶縁が必要となる。ある種の低出力X線管で
は、陰極のフィラメントからの電子が固定ターゲット陽
極へ高電圧で引き寄せられる。この電子の衝撃がかなり
の量の熱エネルギーと共にX線を発生させる。より高出
力のX線管では、固定ターゲット陽極で発生する熱エネ
ルギーがしばしば非常に大きなものとなり、この発熱が
X線管の性能を制限する要因となる。
【0004】この熱荷重を分散し陽極の温度を下げるた
めに、多くのアプリケーションでは回転式の陽極構造が
採用されている。この構造では、焦点の陽極デスクの外
縁の先端近くに電子光線の焦点を合わせる。陽極が回転
するにつれ、陽極の外縁の先端の周りの円周状の経路の
異なる部分がX線が発生する焦点を通過する。円周状の
経路に沿うどの部分もX線発生中は非常に高温に熱せら
れるが、回転してX線発生点に戻るまでに冷えるのであ
る。より高出力のX線管が開発されるにつれ、この回転
する陽極の直径と質量は大きくなり続ける。更に、X線
管が従来型のCTスキャナーと接続される場合には、X
線管を支えているガントリーは患者の完全な画像を得る
ため患者の体の周りを回転する。今日、一般的なCTス
キャナーは、X線管を毎分60〜120回の回転速度
(RPM)で患者の体の周りに回している。X線管が正
しく作動するために、陽極は自身の回転の影響や、ある
場合には患者の体の周りを回るX線管の回転による遠心
力によってぐらつかないように適切に支えられている必
要がある。
【0005】一般的には、陽極はステムの上に搭載され
モーターによって回転される。モーターによって回転さ
れる陽極、ステム、及び他の構成部分はベアリングアセ
ンブリーによって支えられている回転アセンブリーの一
部である。今日、殆どのX線管でみられるベアリングア
センブリーはカンチレバーベアリングアレンジメントま
たはストラドルベアリングアレンジメントを利用してい
る。カンチレバーベアリングアレンジメントでは、ベア
リングは全て回転アセンブリーの質量の中心に対して同
じ側に位置している。ストラドルベアリングアレンジメ
ントではベアリングは回転アセンブリーの質量の中心を
はさんで両側に位置している。カンチレバーアレンジメ
ントを使うことについての欠点の一つは、陽極に最も近
いベアリングに、陽極からより遠い所にあるベアリング
よりもかなり大きな荷重がかかるということである。こ
のように、陽極に最も近いベアリングがより大きな接触
圧力を受け、それがベアリングアセンブリー全体の寿
命、ひいてはX線管の寿命に有害な影響を及ぼす。この
接触圧力を分散するために、陽極に最も近いベアリング
のサイズを大きくすると、このベアリングの内面の表面
速度も増すことになり、より早い磨耗率によってベアリ
ングの寿命は減少するであろう。このように、依然とし
て陽極に最も近いベアリングが一般的に最初に損傷する
であろう。
【0006】回転アセンブリーの荷重をベアリングの間
でにより均等に分配するよう工夫する中で、ストラドル
ベアリングアレンジメントが開発された。典型的なスト
ラドルベアリングアレンジメントでは、ベアリング間距
離を大きくとっている。このベアリング間距離はストラ
ドル又はホイールベースといわれることがある。通常非
常に熱い陽極からベアリングを断熱するために大きなホ
イールベースが必要とされる。陽極は摂氏1200度の
範囲にまで達することもある。陽極からの熱は主に金属
のベアリングアセンブリーを通ってベアリングに伝えら
れる。従来のストラドルベアリングの設計では、陽極か
ら伝達されてきた熱は実質的に陽極の両側にある各ベア
リングに等しく影響を及ぼす。これは、荷重を均等に分
け合うために、通常は、ベアリングを陽極の質量の中心
から等距離のところに左右対称に配置しており、又、陽
極と各ベアリングの間の熱伝導経路が同じ長さになって
いるからである。陽極の両側の各ベアリングを断熱の目
的で陽極の質量の中心から等距離に外側に動かさなけれ
ばならないので、従来のストラドルベアリングアセンブ
リーのホイールベースはカンチレバーベアリングアレン
ジメントに見られるホイールベースに比べて通常遙かに
大きい。上述の通り、カンチレバーベアリングアレンジ
メントのベアリングは陽極からみて全て同じ側にある。
従って、カンチレバーベアリングアレンジメントでは陽
極に最も近いベアリングが断熱されるならば、他のベア
リングは陽極に最も近いベアリングからさらに離れた適
切な距離に配置することができるのである。このこと
は、陽極に最も近いベアリングへの熱伝達経路に比べ、
他のベアリングへの熱伝達経路が常により遠いというこ
とから可能となる。そういうわけで、カンチレバーベア
リングアレンジメントでは、従来のストラドルベアリン
グアレンジメントでは必要となるような大きなホイール
ベースを、断熱のために必要とするわけではない。
【0007】大きいホイールベースを持つことの不都合
な欠点は、熱補正が非常に難しくなることである。熱補
正は、温度の変動によって引き起こされるベアリングの
許容値の変化の原因となる、ベアリングアセンブリー内
の半径方向と軸方向の調整と関係する。ホイールベース
が大きければ大きいほどベアリングアセンブリーの設計
はより大きな熱による膨張や収縮に対応出来なければな
らない。このように、ベアリング断熱の必要性から大き
なホイールベースが要求されるため、ストラドルベアリ
ングアセンブリーにおける熱補正の設計は極めて難し
い。温度の変化がベアリングアセンブリーに及ぼす影響
を確実に予知するために、カンチレバーベアリングアレ
ンジメント及びストラドルベアリングアレンジメント双
方で使われている共通した技術の一つは、ベアリングア
センブリーにおける熱移動を、ベアリングに関し対称的
な熱移動に対する補正とは対照的に、一方向にだけ起こ
させるというものである。このことは通常、ベアリング
アセンブリーの各構成部品の少なくとも一方の端を適当
な所に固定し、熱による収縮や膨張が反対側の端で既知
の方向に起きるようにすることによって行われる。その
結果、ベアリングアセンブリーに連結されている構成部
品が温度変化によって広がり、収縮するにつれて、陽極
も移動し焦点に変化を生じさせる。より具体的にいうな
らば、ほとんどの従来のベアリングアセンブリーが熱に
よる膨張と収縮を陽極の回転軸と大体平行の方向に起き
るよう拘束しているので、熱移動は通常、焦点のサイズ
を変化させることになる。焦点へのそのようなサイズの
変化は、陽極から放射するX線から得られる画像を不鮮
明なものにするので、望ましいものではない。更に、そ
のような熱膨張及び熱収縮はX線管の外にあるX線検出
器についても望ましくない焦点の移動を生じさせ、得ら
れる画像の質に付加的に有害な影響を与えるであろう。
【0008】ストラドルベアリング設計では、通常、ア
ウターベアリングレースも回転させるようにしている。
インナーベアリングレースの回転に対応して陽極の反対
側に調心ベアリングを使うことはことはできないので、
ストラドルベアリング設計ではインナーベアリングレー
スを回転させることはできない。まず第一に、従来のス
トラドルベアリングの設計では各ベアリングのアウター
レースが陽極の反対側に独立して配置されなければなら
ず、アウターベアリングが完全に対称な位置からほんの
少しでもずれると、ベアリングアセンブリーにより支え
られている陽極が稼働中にぐらぐらするので、ベアリン
グの調心は難しい。不都合なことに、アウターベアリン
グレースの回転はベアリングの表面速度を増し、それゆ
えにベアリングの磨耗も増加させることになる。更に、
ストラドルベアリングアセンブリーのベアリングは物理
的に陽極の両側に位置しているので、ベアリングを高圧
から電気的に絶縁することが困難となる。具体的にいう
と、X線管が双極アレンジメントで構成される場合、陰
極電位は−75,000ボルトになり、一方陽極電位は
+75,000ボルトとなる。ベアリングアセンブリー
は陽極アセンブリーと連結されているので、ベアリング
は陽極電圧電位となる。しかし、従来のストラドルベア
リングアセンブリーでは、少なくともベアリングのうち
の一つは陰極に近接しているので、望ましくないアーク
が生じるのを避けるために、陰極電圧電位から電気的に
絶縁されなければならない。ベアリングを陰極電圧電位
から絶縁するのはたいていの場合難しくて達成できない
ので、ストラドルベアリングアセンブリーを備えるX線
管は、通常、陽極が接地電位で、陰極が−150,00
0ボルトとなる片側構成を採用している。しかし残念な
ことに、このことがそのようなX線管を改装して使用す
るのを難しくしており、それは、ほとんどのX線管ジェ
ネレーターが双極トポロジィのみを取り扱うように設計
されているからである。
【0009】
【発明の概要】本発明はストラドルベアリングアセンブ
リーを提供する。このストラドルベアリングアセンブリ
ーは、ベアリングハウジング内に、回転アセンブリーの
質量の中心をはさんで互いに反対側に配置されている、
第一のベアリングと第二のベアリングとを含んでいる。
回転アセンブリーはターゲットを含んでいる。第一のベ
アリングとターゲットの間の第一の熱伝導経路は、第二
のベアリングとターゲットの間の第二の熱伝導経路を含
んでいる。本発明のもう一つの態様では、X線管ストラ
ドルベアリングを提供する。このX線管ストラドルベア
リングアセンブリーは、ハウジングと、回転アセンブリ
ーを回転可能に支持するためにハウジングの中に配置さ
れている複数のベアリングとを含む。ハウジングは、第
一の長く伸びた部分と、第一の長く伸びた部分と連結さ
れている第二の長く伸びた部分と、第二の長く伸びた部
分と連結されている基礎部分とを含む。第一の長く伸び
た部分と第二の長く伸びた部分は回転アセンブリーの質
量の中心を通る。
【0010】本発明のもう一つの態様では、X線管が提
供される。このX線管は、陰極アセンブリーと、陽極ア
センブリーと、陰極アセンブリーの少なくとも一部と陽
極アセンブリーの少なくとも一部を取り囲むエンベロー
プとを含んでいる。エンベロープは、中で陰極アセンブ
リーと陽極アセンブリーが作動してX線を作り出す、実
質的には真空な室を形作る。X線管はまた、陽極アセン
ブリーを回転可能に支持するストラドルベアリングアセ
ンブリーを含んでおり、そのストラドルベアリングアセ
ンブリーはインナーベアリングレースを回転させてい
る。本発明の更にもう一つの態様では、患者の画像をと
るための装置を提供する。患者の画像をとるための装置
はX線管とX線管を支える手段とを含む。そのX線管
は、陰極アセンブリーと、陽極アセンブリーを含む回転
アセンブリーと、中で陰極アセンブリーと陽極アセンブ
リーが作動してX線を作り出す、実質的に真空な室を形
作るエンベロープと、ベアリングアセンブリーとを含
む。そのベアリングアセンブリーは、ベアリングハウジ
ングの中の、回転アセンブリーの質量の中心の第一の側
に配置され、第一の熱伝導経路を介して陽極アセンブリ
ーに連結されている第一のベアリングと、ベアリングハ
ウジングの中の、回転アセンブリーの質量の中心の反対
の側に配置され、第二の熱伝導経路を介して陽極アセン
ブリーに連結されている第二のベアリングとを含む。第
二のベアリングに支えられている回転アセンブリーの荷
重の量にかかわりなく、第二の熱伝導経路は第一の熱伝
導経路より長い。
【0011】本発明の更にもう一つの態様では、X線管
ストラドルベアリングアセンブリーを提供する。そのX
線管ストラドルベアリングアセンブリーはターゲットを
含む回転アセンブリーを支えている。そのX線管ストラ
ドルベアリングアセンブリーは、ベアリングハウジング
と、ベアリングハウジングの中に配置され第一の熱伝導
経路を介してターゲットに連結されており、回転アセン
ブリーの質量の中心の第一の側に位置している第一のベ
アリングと、ベアリングハウジングの中に配置され第二
の熱伝導経路を介してターゲットに連結されており、回
転アセンブリーの質量の中心の反対側に位置している第
二のベアリングとを含む。第一のベアリングが支える回
転アセンブリーの荷重は、第二のベアリングより少な
く、第一の熱伝導経路は第二の熱伝導経路より短い。
【0012】本発明の更にもう一つの態様では、X線管
ベアリングアセンブリーの性能を改善する方法を提供す
る。このX線管は回転アセンブリーと陰極アセンブリー
を含む。この回転アセンブリーは陽極アセンブリーと陽
極アセンブリーに連結されているシャフトを含む。この
シャフトはベアリングアセンブリーによって回転自由に
支持されていて、第一のインナーレースと第二のインナ
ーレースを形作っている。この方法は、第一のベアリン
グをベアリングアセンブリーの第一のインナーレースと
第一のアウターレースの間に配置して、第一のベアリン
グを回転アセンブリーの質量の中心の一方の側に位置づ
ける段階と、第二のベアリングをベアリングアセンブリ
ーの第二のインナーレースと第二のアウターレースの間
に配置して、第二のベアリングを回転アセンブリーの質
量の中心の反対側に位置づける段階と、シャフトを回転
軸の回りに回転させる段階とから成る。
【0013】本発明の更にもう一つの態様では、X線管
ベアリングアセンブリーの性能を改善する方法を提供す
る。この方法は、ベアリングアセンブリーの第一のベア
リングを、陽極アセンブリーを含む回転アセンブリーの
質量の中心の一方の側に配置する段階と、第二のベアリ
ングに支えられている回転アセンブリーの荷重の量には
関係なく、第一のべアリングは第二のベアリングに比べ
て熱伝導経路において陽極アセンブリーまで近くなるよ
うに、ベアリングアセンブリーの第二のベアリングを、
回転アセンブリーの質量の中心の反対側に配置する段階
を含んでいる。
【0014】
【実施例】本発明の実施方法を、例を用い、添付してあ
る図面に言及しながら、以下に詳しく説明する。本発明
は今後一貫して同じ要素に言及するのに同じ参照数字が
使われている図面を参照しながら説明する。図1におい
て、CTスキャナー10は、試験領域すなわちスキャン
サークル14を通して放射線の扇形ビームを投射するた
めのX線管のような放射線源12を含んでいる。X線管
12は、試験領域14の回りに放射線の扇形ビームを回
転させるために、回転するガントリー16の上に搭載さ
れている。コリメーターとシャッターアセンブリー18
は、放射線を一本又はそれ以上の平らな平行光線にし
て、ビームのオン、オフを選択的にゲート制御する。放
射線検知器20は試験領域14の回りの外縁に搭載さ
れ、放射線を処理するために検知する。モーター24
は、ガントリー16が試験領域14の周囲を継続的に回
転するよう動力を供給する。
【0015】患者支持台30は患者の体を横になった状
態で支える。患者支持台30は好ましくは一定の速度
で、試験領域14の中を前進していく。患者支持台30
が試験領域14の中を移動するにつれ、完全な一組の情
報が再生できるようにするために、X線管12は患者支
持台30のまわりを回転する。検知器20は映像再生回
路30に結合している。この映像再生回路30は検知器
20から受信したデータを記憶、処理し、選定された、
患者の薄切り及び立体的画像を保持する。ビデオプロセ
ッサー35は映像再生回路30からの画像情報を復旧
し、画像データをビデオモニター40等にディスプレイ
表示するのに適当な形にフォーマットする。図2には、
本発明のX線管12が更に詳細に示されている。X線管
12はオイルのような熱を伝達する電気的絶縁液で満た
されているハウジング50を含んでいる。ハウジング5
0の中で支えられているエンベロープ52は、通常、ガ
ラスと金属で構成されており、中には真空室または真空
が形成されている。エンベロープ52の中には陽極アセ
ンブリー55と陰極アセンブリー59が配置されてい
る。図示されている陽極アセンブリー55はボリブデン
合金の前板56とグラファイトの後板57で構成されて
いる。陽極アセンブリーの前板56は、陰極アセンブリ
ー55の陰極集束カップ60に面している陽極表面55
aを含む。焦点63に最も近い陽極表面55aの部分は
X線を作り出すのを促進するためタングステンとレニウ
ムの合成物でできている。又、陽極アセンブリー55の
前板56は長く伸びた首部58を含んでいるが、これに
ついては、後に詳しく述べる。しかしながら、単一又は
複数の陽極構成部品が適切な材料で作られていれば、代
わりにそれを使ってもよい。
【0016】技術的によく知られているように、陰極集
束カップ60に装着されている陰極フィラメント62に
電圧を加えると電子が放出され、その電子は陽極アセン
ブリー55に向かって加速され、診断用の映像作成や治
療などのためのX放射線を作り出す。陰極集束カップ6
0は、陰極フィラメント62から放出された電子を陽極
表面55a上の焦点63に集束させる働きをする。陰極
集束カップ60と陽極アセンブリー55の間の非常に大
きな直流電流電圧差によって、電子は陰極フィラメント
62から放出され、陽極アセンブリー55に向かって加
速される。本実施例においては、陰極集束カップ60は
接地に対し電位−75,000ボルトであり、陽極アセ
ンブリー55は同じく電位+75,000ボルトなの
で、双極構造は合計150,000ボルトの電位差を有
することになる。陰極フィラメント62から出て陽極表
面55a上に当たる電子の衝撃は、通常、陽極アセンブ
リー55を摂氏1100度〜1400度の範囲まで加熱
することになる。
【0017】図2と図3についていえば、X線管の陽極
アセンブリー55は、全体を68で示すストラドルベア
リングアセンブリーを介して軸線65の回りに回転する
ように配置されている。より具体的には、陽極アセンブ
リー55の前板56はシャフト70とローター75に動
かないように接合されている。ローター75には、誘導
電動機80に連結されシャフト70と陽極アセンブリー
55を軸線65の回りに回転させるローターボディ77
が含まれている。モーター80によって回転させられる
構成部品は全て、ローター75、ローターボディ77、
シャフト70と陽極アセンブリー55を含め、今後回転
アセンブリー79と呼ぶことにする。ストラドルベアリ
ングアセンブリー68は、回転アセンブリー79の回転
中の荷重をささえる。回転アセンブリー79の荷重は陽
極アセンブリー55の重量を含め回転アセンブリー79
の全ての構成部品の重さを含む。
【0018】図3に示されているように、シャフト70
は一組のインナーレース82a、82bを形作ってい
る。複数の球又は他のベアリング部材90aはインナー
ベアリングレース82aと、外側のベアリング部材94
aによって形作られているアウターベアリングレース9
2aとの間に収容されている。同じように、複数の球又
は他のベアリング部材90bはインナーベアリングレー
ス82bと、外側のベアリング部材94bによって形作
られているアウターベアリングレース92bとの間に収
容されている。ベアリング90a、90bは陽極アセン
ブリー55を軸線65の回りに回転させる。ベアリング
90aと90bは各々、回転アセンブリー79の質量の
中心をはさんでその両側に、軸線65に沿って配置され
ている。回転アセンブリー79の質量の中心は点線Cに
沿って示されている(図2)。
【0019】ベアリングハウジング100は第一の長く
伸びた部分101と、第二の長く伸びた部分102と、
基礎部分103と、U字型に曲がった部分104とを含
む。第一の長く伸びた部分101と第二の長く伸びた部
分102の両部分とも実質的に軸線65に平行で、回転
アセンブリー79の質量の中心Cを通っている。ベアリ
ングハウジング100の第一の長く伸びた部分101と
第二の長く伸びた部分102はU字型に曲がった部分1
04で繋がっていて、冷却ダクト119を形作ってい
る。本実施例のベアリングハウジング100は銅で作ら
れているが、代わりに他の適切な材料を使ってもよい。
外側のベアリング部材94aと94bはそれぞれ円筒形
で、スペーサー106によって互いに間隔をおいて配置
されている。外側のベアリング部材94a、94bとス
ペーサー106とは、ベアリングハウジング100の長
く伸びた部分102と基礎部分103とによって形作ら
れている空洞107の中に配置されている。リテイニン
グスプリング108は空洞107の中に、ベアリングハ
ウジング100の基礎部分103に隣接して配置されて
おり、スナップリング105は、空洞107のその反対
側の端で、ベアリングハウジング100の長く伸びた部
分102に動かないように固定されている。リテイニン
グスプリング108とスナップリング105とは、外側
のベアリング部材94a、94bとスペーサー106を
摩擦によって挟み込んで空洞107の中に固定する働き
をする。ベアリングハウジング100と同じように、外
側のベアリング部材94a、94bとスペーサー106
は銅で作られているが、他にふさわしい原料があれば、
代わりに使うこともできる。
【0020】図2で良く分かるように、X線管12は更
に、オイルノズル115を含む。このノズル115は矢
印A1によって示される方向に、冷却ダクト119を通
してオイルを押し出す働きをする。ノズル115によっ
て押し出されるオイルはエンベロープ52とX線管ハウ
ジング50の間の領域R1から得られる。オイルがベア
リングハウジング100の長く伸びた部分102に隣接
する経路に沿って冷却ダクト119を通って移動するに
つれて、オイルは外側のベアリング部材94aと94b
から熱を取り除く働きをし、それにより、ベアリング9
0aと90bにかかる熱応力を減らすことになる。更
に、オイルが冷却ダクト119を通って流れ、ベアリン
グハウジング100の長く伸びた部分101に隣接する
経路に沿って通過していく際に、オイルは陽極アセンブ
リー55の前板56と後板57から放射された熱を吸収
する働きをする。冷却ダクト119の中を流れているオ
イルは、通常、毎分約3ガロンの割合で流れているが、
この割合は望ましい冷却効果を得るために任意に変える
ことができる。更に、本実施例ではノズル115がオイ
ルの流れを矢印A1の方向に向けているよう説明した
が、ノズル115は冷却ダクト119の中を通るオイル
の流れを任意に逆にしてもよい。
【0021】図4で示されているように、陽極アセンブ
リー55からの熱は先ず矢印120と125によって示
されている熱伝導経路を通ってベアリング90aと90
bに伝えられる。より具体的にいうと、矢印120の経
路は陰極フィラメント62から放散された電子と接触す
る陽極アセンブリー55の外縁の先端から始まり、陽極
アセンブリー55の長く伸びた首部58に沿ってシャフ
ト70まで至る。矢印125の経路はシャフト70の回
転軸65に実質的に平行に進み、二つの終端インジケー
タを持つ。第一の終端インジケータはI1に示されてお
り、陽極アセンブリー55の外縁の先端からベアリング
90bへの全熱伝導経路の一つの終端を示す。第二の終
端インジケータはI2に示されており、陽極アセンブリ
ー55の外縁の先端からベアリング90aへの全熱伝導
経路の一つの終端を示す。本発明では「熱伝導経路」と
いう用語とその派生語は、真空、空気、又はガスを通る
経路以外の、二つの地点の間を熱が移動する経路を表す
ものとする。
【0022】本発明のストラドルベアリングアセンブリ
68においては、ベアリング90aまでの全熱伝導経路
はベアリング90bまでの全熱伝導経路を含むものと理
解されたい。ベアリング90aまでの熱伝導経路はベア
リング90bまでの熱伝導経路より長いので、ベアリン
グ90aの方がベアリング90bよりも温度が低くな
る。それ故、ベアリング90bが熱伝導経路に沿って陽
極アセンブリー55の外縁の先端から充分な距離に置か
れていて、I1の周辺領域でベアリング90bに放散さ
れた熱がベアリング90bに過度の熱応力をかけないな
ら、ベアリング90aも同様に保護されることになる。
更に、陽極アセンブリー55は長く伸びた首部58を含
んでいるので、ベアリング90bまでの熱伝導経路は冷
却ダクト119の中を流れるオイルを介して放散される
陽極アセンブリー55からの熱のためにより広い領域を
含んでおり、そのため、ベアリング90aと90bにか
かる熱応力を減らすことになる。より具体的にいうと、
陽極アセンブリー55の外縁の先端からの熱が長く伸び
た首部58に沿って移動するにつれ、長く伸びた首部5
8から放射された熱は、ベアリングハウジング100の
長く伸びた部分101を通して冷却ダクト119の中を
流れるオイルの中に吸収される。このようにして、陽極
アセンブリー55の外縁とベアリング90a及び90b
との間に、熱が放散されオイルに吸収されるより広い領
域を与えることにより、本発明はベアリング90aと9
0bにかかる熱応力を減らすことを可能とし、それによ
って、それらの稼働寿命を、ひいてはX線管12の稼働
寿命を延ばすことになる。
【0023】本発明のストラドルベアリングアセンブリ
ー68のホイールベースはD1+D2の距離で示されて
いるが、D1はベアリング90aと回転アセンブリー7
9の質量の中心Cとの間の距離を表わし、D2はベアリ
ング90bと回転アセンブリー79の質量の中心Cとの
間の距離を表わす。本実施例においてD1とD2の距離
は実質的には等しく、そのためベアリング90aとベア
リング90bはそれぞれ実質的に回転アセンブリー79
の荷重を等しく支えている。更に、ベアリング90aま
での全熱伝導経路がベアリング90bまでの全熱伝導経
路を含んでいるので、望ましいサイズ、温度、及び摩耗
率のベアリングに対するホイールベースD1+D2は、
同じような特性のベアリングを有する従来のストラドル
ベアリングアセンブリーで必要とされているホイールベ
ースよりかなり小さい。上述のとおり、従来のストラド
ルベアリングアセンブリーのホイールベースはしばしば
非常に大きかったが、これは、陽極アセンブリーからの
熱絶縁のために、ベアリングを、陽極アセンブリーから
の熱伝導経路に沿って互いに反対方向に置く必要があっ
たからである。本発明においては、ベアリング90a、
90bへの熱伝導経路が互いに反対方向にないため、そ
のように大きなホイールベースは必要ではない。このよ
うに、本発明のホイールベースD1+D2は、同じよう
な特性のベアリングを有する従来のストラドルベアリン
グアセンブリーにおいて必要とされるホイールベースの
50%より小さい場合もしばしばである。このことは、
つまりはベアリングアセンブリー68の熱補正を容易に
する。背景のところで既に述べたように、大きいホイー
ルベースでは熱膨張と収縮のためにベアリングアセンブ
リーを補正するのは難しいので、大きいホイールベース
は望ましくない。本発明では、同等のサイズと温度のベ
アリングで同様の摩耗率を得るために、そのような大き
なホイールベースを必要としていないので、大きな温度
の変化を熱補正する必要に伴う設計上の困難が避けられ
る。
【0024】本実施例では各ベアリング90a、90b
との間のD1とD2の距離は、各々実質的に同じ長さと
なっているが、本発明は距離D1とD2を独立して望ま
しい長さに変えることができることを理解されたい。例
えば、ベアリング90bがベアリング90aに比べて、
熱伝導経路沿いに陽極アセンブリー55の外縁の先端ま
でのより近くに配置されていて、そのためにより大きい
熱応力にさらされるという事実を考慮して、ベアリング
90aをベアリング90bより回転アセンブリー79の
質量の中心Cにより近い位置に動かしてもよい。別な言
い方をすれば、距離D1を距離D2より短くするという
ことである。距離D1が距離D2より短いと、ベアリン
グ90aは回転アセンブリー79の荷重をベアリング9
0bよりも多く支える。これは今度は、ベアリング90
bにかかるより大きい熱応力の影響をある程度もしくは
全く相殺することになり、これにより、ベアリング90
aと90bが共に大体同じ割合で摩耗して、ベアリング
アセンブリー68の寿命を最大化するようなベアリング
アセンブリー68を提供することになる。
【0025】ベアリング90aと90bは回転アセンブ
リー79の質量の中心Cを挟んで互いに反対側にある
が、ベアリング90aと90bは共に、前板56に関し
陽極アセンブリー55の同じ側に配置されている。より
具体的にいうならば、図2に示すように、陽極アセンブ
リー55の前板56は長く伸びた首部58に沿って続い
ていき陽極アセンブリー55とローター75の間の連結
部を通っていく。このように、ベアリング90aと90
bは共に、陰極カップ60に面している側とは反対側の
陽極アセンブリー55の前板56の側に配置されてい
る。そのように、ストラドルベアリングアセンブリー6
8のベアリング90aと90bはどちらも陰極アセンブ
リー55の電界に直接さらされてはおらず、そのため陰
極アセンブリー55に関して電気の絶縁体を付け加える
必要はないので、X線管12は双極アレンジメントで構
成することもできる。
【0026】作動中は、モーター80(図2)が陽極ア
センブリー55にしっかりと取り付けてあるローター7
5を回転させる。陽極アセンブリー55は今度はシャフ
ト70に剛接してある。そのようにして、ストラドルベ
アリングアセンブリー68で支えられながら、陽極アセ
ンブリー55とシャフト70は共に軸線65の回りを回
転する。本発明のベアリング90aと90bは両方とも
シャフト70によるインナーベアリングレースの回転を
介して回転する。インナーベアリングレースの回転はベ
アリングアセンブリー68のインナーレース82a、8
2b(図3)を回転させるが、一方アウターレース92
a、92bは静止した位置を保ったままである。インナ
ーレース82a、82bはシャフト70によって形作ら
れているので、本実施例ではシャフト70を回転させる
ことでインナーベアリングレースを回転させることにな
る。陽極アセンブリー55だけが回転する場合、ベアリ
ング90a、90bに関しては、アウターベアリングレ
ースの回転の場合よりも動きは少ないので、インナーベ
アリングレースの回転はベアリング90a、90bの摩
耗につながる表面速度を最小限にする。より具体的にい
うと、インナーベアリングレースを回転するようにして
おけば、陽極アセンブリー55単一の回転はベアリング
90a、90bを、シャフト70の外周で形作られてい
るインナーレース82a、82bの動きの範囲で回転さ
せるだけなのである。アウターベアリングレースを回転
するようにしておけば、陽極アセンブリー55が回転す
るとベアリング90a、90bを、外側のベアリング部
材94a、94bの外周で形作られているアウターレー
ス92a、92bの動く範囲で回転させることになる。
外側のベアリング部材94a、94bの外周はシャフト
70の外周よりも長いので、インナーレースによる陽極
アセンブリー55の回転のほうが、アウターレースによ
る場合よりもベアリング90a、90bの回転の動きを
小さくする。そのため、インナーベアリングレースの回
転はベアリング90a、90bの摩耗をより小さくし、
ひいてはX線管12の寿命を延ばすことになる。
【0027】本発明では、ストラドルベアリングアセン
ブリー68と陽極アセンブリ55の間には、インナーベ
アリングレースが回転するという関係が与えられてい
る。より具体的にいえば、ストラドルベアリングアセン
ブリー68は本発明のベアリング90a、90bの両方
を陽極アセンブリー55の同じ側に配置している。その
ように、外側のベアリング部材94a、94bが共にベ
アリングハウジング100によって前もって形作られた
空洞107の中に正確に配置されているので、インナー
レースの回転をぐらつかせずに取り扱うためにアウター
レース92a、92bを対称的に調心することは比較的
簡単である。比較すると、従来のストラドルベアリング
アセンブリーでは各ベアリングは陽極アセンブリーの互
いに反対側に配置されている。そのため、インナーベア
リングレースを回転させようとしても、一体型ベアリン
グハウジングは陽極アセンブリーの両側まで拡張するこ
とができないので、各ベアリングのアウターベアリング
レースは独立して調心しなければならなくなる。背景の
ところで述べたように、ストラドルベアリングの設計に
おいてこのようにアウターベアリングレースを独立して
調心することはまだ達成されていない。
【0028】X線管12の作動中に陽極アセンブリー5
5は熱くなるので、シャフト70は矢印A2(図2)で
示されている方向に熱膨張する。ベアリング90aに近
接したシャフト70の反対側の端が、固定されているベ
アリングハウジング100の基礎部分103に面して設
置されているとすれば、シャフト70は矢印A2と逆方
向に熱膨張することは不可能である。陽極アセンブリー
55がシャフト70にしっかりと連結されているので、
シャフト70が熱膨張すれば陽極アセンブリー55の前
板56も矢印A2の方向に動く。しかしながら、本発明
はシャフト70の熱膨張と釣合をとることができるよう
になっている。より具体的にいうと、陽極アセンブリー
55の長く伸びた首部58が熱膨張するにつれて、陽極
アセンブリー55の前板56は矢印A2の方向とは逆方
向に移動する。陽極アセンブリー55の前板56と後板
57は固定されておらず、X線管12のどんな構成部品
によってもこの方向へ動くのを拘束されていないので、
長く伸びた首部58が熱膨張すれば矢印A2の逆の方向
に伸びることになる。このように、陽極アセンブリー5
5の前板56の位置は、X線管の中で温度が変化してい
る間も、大体において静止した位置を保つ。そのよう
に、陽極アセンブリー55及びベアリングアセンブリー
68が熱したり冷えたりする影響に関わらず、陽極の表
面55a上の焦点63も大体一定のサイズのままであ
る。更に、焦点63はX線管12の外にあるX線検知器
(図示せず)に関しても実質上動かない。
【0029】本発明の代替実施例においては、X線管1
2のベアリングハウジング100は陽極アセンブリー5
5を冷え易くするためにガラスの部分と銅の部分で作ら
れている。より具体的にいうならば、図4に示すよう
に、長く伸びた部分101はガラスでできており、長く
伸びた部分102と基礎部分103は銅でできている。
長く伸びた部分101と長く伸びた部分102は、ろう
付け又は溶接のような既知の技術を用いてベアリングハ
ウジング100のU字型曲がり部104に沿った結合点
130で接合されている。しかしながら、ガラスと銅の
接合点は長く伸びたステム部101及び102の望まし
い位置であればどこでもよい。ベアリングハウジング1
00に、長く伸びた部分101に沿ってガラスの部分を
設けることにより、陽極アセンブリー55の前板56と
後板57から熱放射される熱は冷却ダクト119の中を
流れるオイルに容易に吸収される。このように、陽極ア
センブリー55はよく冷却され、ベアリング90aと9
0bに熱伝導、放射される熱は少なくなる。ベアリング
ハウジングは銅やモリブデンのような金属や、アルミナ
やベリリアのようなセラミックを始めとした他の材料で
構成してもよい。
【0030】図5には本発明のもう一つの実施例が示さ
れており、陰極アセンブリー55がX線管12の反対側
に配置されている。陰極アセンブリー55の新たな配置
に対応して、陽極アセンブリー55の後板57は前板5
6の反対側に移されている。このことはつまり、陽極の
表面55aを図にあるように前板56の反対側にとるこ
とになる。新たに設計された陽極アセンブリー55を支
える本実施例のストラドルベアリングアセンブリー14
0は、回転アセンブリー79の新しい質量中心位置を考
慮にいれてベアリングアセンブリー140内のベアリン
グ90a、90bを位置決めすることを除いては、上記
図2〜4に示したベアリングアセンブリー68と概ね同
じやり方である。上記実施例が優れている点の一つは、
インナーベアリングレースを回転させることによりベア
リングの摩耗を最小化するストラドルベアリングの設計
を提供することである。優れているもう一つの点は、ベ
アリング間に大きなホイールベースを必要とすることな
く、各ベアリングが回転アセンブリーの荷重を大体等し
く支えることができるので、ベアリングアセンブリーに
必要な熱補正の量を減らせることである。更なる優れて
いる点は、X線管内の構成部品が加熱、冷却する間に陽
極アセンブリが実質的には動かず、これにより陽極アセ
ンブリー上の焦点のサイズと位置が一定に保たれること
である。更なる優れているもう一つの点は、ストラドル
ベアリングアセンブリー内で熱伝導経路を通って陽極ア
センブリーのより近くに配置されているベアリングが、
陽極アセンブリーからより遠くに配置されているベアリ
ングよりも、回転アセンブリーの荷重をより少なく支え
るよう配置され得ることである。更にもう一つの優れて
いる点は、ベアリングアセンブリーの設計が冷却ダクト
を形作り、それによってオイルや他の冷却液が陽極アセ
ンブリーから熱放射される熱を吸収し、アウターベアリ
ングレースを冷やすために流れることである。
【0031】以上、好適な実施例を参考として本発明を
説明してきた。以上のとうり詳細に説明してきたことを
読み理解すれば、他に修正、変更が出てくるのは自明な
ことである。例えば、図2についていえば、モーター8
0はX線管の陰極アセンブリー59がある側にあるよう
に示されているが、モーター80をX線管の反対側に移
動することも可能である。更に、本発明のX線管は双極
ということで説明されているが、X線管は、陰極が−1
50,000ボルト電位で陽極が接地電位の単極特性で
設計することもできる。本発明は、添付されている請求
項やそれと同等のものの範囲内である限り、そのような
全ての修正や変更を含むように構築されることを意図し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCTスキャナーの概略図である。
【図2】本発明によるX線管の断面図である。
【図3】図2で示されたX線管のストラドルベアリング
アセンブリーの4分の3の等角投影図である。
【図4】図3のストラドルベアリングアセンブリーの平
面横断図である。
【図5】本発明の代替実施例によるX線管の図である。
【符号の説明】
55 陽極アセンブリー 70 シャフト 79 回転アセンブリー 82a 第1インナーレース 82b 第2インナーレース 90a 第1ベアリング 90b 第2ベアリング 100 ベアリングハウジング 101 第1の長く伸びた部分 102 第2の長く伸びた部分 103 基礎部分 119 冷却ダクト 120、125 熱伝導経路 C 質量中心

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲット(55)を含む回転アセンブ
    リー(79)の質量の中心(C)をはさんで、ベアリン
    グハウジング(100)の中で互いに反対側に配置され
    ている第一のベアリング(90a)と、第二のベアリン
    グ(90b)とから成り、第一のベアリング(90a)
    とターゲット(55)の間の第一の熱伝導経路(I2,1
    25, 120)が、第二のベアリング(90b)とター
    ゲット(55)の間の第二の熱伝導路(I1,125, 1
    20)を含むことを特徴とするストラドルベアリングア
    センブリー。
  2. 【請求項2】 前記ターゲット(55)がX線管陽極ア
    センブリーであることを特徴とする、上記請求項1に記
    載のストラドルベアリングアセンブリー。
  3. 【請求項3】 前記ベアリングハウジング(100)
    が、冷却ダクト(119)を形作っていることを特徴と
    する、上記請求項1又は2の何れかに記載のストラドル
    ベアリングアセンブリー。
  4. 【請求項4】 前記ベアリングハウジングの一部分がガ
    ラスで作られ、且つ前記ベアリングハウジングの他の部
    分が金属で作られていることを特徴とする、上記請求項
    1から3の何れかに記載のストラドルベアリングアセン
    ブリー。
  5. 【請求項5】 前記回転アセンブリー(79)が更に、
    ターゲット(55)に連結されているシャフト(70)
    を含み、前記シャフトが前記第一のベアリング(90
    a)と前記第二のベアリング(90b)によって回転可
    能に支持されていることを特徴とする、上記請求項1か
    ら4の何れかに記載のストラドルベアリングアセンブリ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記ターゲットが長く伸びた部分(5
    8)を含んでいることを特徴とする、上記請求項5に記
    載のストラドルベアリングアセンブリー。
  7. 【請求項7】 前記長く伸びた部分(58)が熱によっ
    て、シャフトの熱膨張する方向と実質的に反対の方向に
    伸びることを特徴とする、上記請求項6に記載のストラ
    ドルベアリングアセンブリー。
  8. 【請求項8】 前記ベアリングのうちの一つが他のベア
    リングに比べて回転アセンブリーのより多くの荷重を支
    えていることを特徴とする、上記請求項1から7の何れ
    かに記載のストラドルベアリングアセンブリー。
  9. 【請求項9】 前記第一のベアリング(90a)と第二
    のベアリング(90b)とが前記陽極アセンブリー(5
    5)の同じ側に位置していることを特徴とする、上記請
    求項1から8の何れかに記載のストラドルベアリングア
    センブリー。
  10. 【請求項10】 前記ベアリングハウジング(100)
    が第一の長く伸びた部分(101)と、前記第一の長く
    伸びた部分に連結されている第二の長く伸びた部分(1
    02)と、前記第二の長く伸びた部分に連結されている
    基礎部分(103)とを含んでいることを特徴とする、
    上記請求項1から9の何れかに記載のストラドルベアリ
    ングアセンブリー。
  11. 【請求項11】 前記第一の長く伸びた部分(101)
    と前記第二の長く伸びた部分(102)とが回転アセン
    ブリー(79)の質量の中心(C)を通過することを特
    徴とする、上記請求項10に記載のストラドルベアリン
    グアセンブリー。
  12. 【請求項12】 前記冷却ダクトを流れる冷却液が前記
    第一のベアリングと前記第二のベアリングを冷却するこ
    とを特徴とする、上記請求項2に加えられた上記請求項
    3に記載のストラドルベアリングアセンブリー。
  13. 【請求項13】 前記冷却液はオイルであることを特徴
    とする、上記請求項12に記載のストラドルベアリング
    アセンブリー。
  14. 【請求項14】 前記シャフト(70)が前記第一のベ
    アリング(90a)を収容するための第一のインナーレ
    ース(82a)と、前記第二のベアリング(90b)を
    収容するための第二のインナーレース(82b)を形作
    っていることを特徴とする、上記請求項5に記載のスト
    ラドルベアリングアセンブリー。
  15. 【請求項15】 前記ベアリングアセンブリーがインナ
    ーベアリングレース回転仕様になっていることを特徴と
    する、上記請求項14に記載のストラドルベアリングア
    センブリー。
  16. 【請求項16】 陽極アセンブリー(55)を含む回転
    アセンブリー(79)の質量の中心(C)の第一の側に
    ベアリングアセンブリーの第一のベアリング(90a)
    を配置する段階と、第二のベアリングで支えられている
    回転アセンブリーの荷重の量とは関係なく、第一のベア
    リングの方が第二のベアリングに比べて熱伝導経路の中
    で陽極アセンブリーにより近くなるように、回転アセン
    ブリーの質量の中心の反対側にベアリングアセンブリー
    の第一のベアリング(90a)を配置する段階とから成
    るX線管の使用方法。
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