JPH10334840A - 高冷却回転陽極x線管 - Google Patents

高冷却回転陽極x線管

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JPH10334840A
JPH10334840A JP15428697A JP15428697A JPH10334840A JP H10334840 A JPH10334840 A JP H10334840A JP 15428697 A JP15428697 A JP 15428697A JP 15428697 A JP15428697 A JP 15428697A JP H10334840 A JPH10334840 A JP H10334840A
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JP
Japan
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anode
radiator
ray tube
target
anode target
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JP15428697A
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Yoshihiko Dan
芳彦 壇
Shigeru Tachiki
茂 立木
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明では、高冷却率を有するX線CT装置
用回転陽極X線管を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の回転陽極X線管では、陰極
(1)と陽極(2)とが対向して配置され、真空外囲器
(3)の金属外囲器部(4)内に真空気密に封入されて
いる。陽極(2)の陽極ターゲット(21)の陰極対向
面側には円筒状のラジエータ(11)が接合されてい
る。陽極ターゲット(21)は、陽極(2)の軸受(2
4)を介して軸受固定部(25)と、補助陽極(2A)
の補助軸受(14)を介して補助軸受固定部(15)と
により両持ち支持されている。ラジエータ(11)の外
表面には熱輻射率を向上するための表面処理が施されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陽極ターゲットの
冷却率を向上させた高冷却回転陽極X線管に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の回転陽極X線管の一例を示
す。この回転陽極X線管は、陽極ターゲットにはグラフ
ァイト部分を有し、外囲器として金属部分を有するもの
で、大容量回転陽極X線管の代表例である。図3におい
て、真空外囲器3内に、負電位を持つ陰極1と、正電位
を持つ陽極2が対向して配置されている。陰極1には、
フィラメントがあり、フィラメントは使用時加熱されて
熱電子を放出する。陽極2は陽極ターゲット21と、こ
れを回転させるためのロータ22、回転軸23及び軸受
24と、軸受24を収納する軸受固定部25などから構
成される。陽極ターゲット21は、基盤となるモリブデ
ン部21Aと、陰極1からの熱電子が衝突してX線を発
生させるタングステン部21Bと、熱容量を大きくする
ためにモリブデン部21Aの裏側に接合されたグラファ
イト部21Cとから成る。陽極ターゲット21は、モリ
ブデン部21Aにてロータ22の先端部と接合されてお
り、ロータ22は回転軸23に接合され、回転軸23は
軸受24に回転自在に支持されている。
【0003】真空外囲器3は、ステンレスや銅を用いた
金属外囲器部4と、ガラスやセラミック等の絶縁物を用
いた陰極側外囲器部5及び陽極側外囲器部6から構成さ
れ、金属外囲器部4の側面にはベリリウムなどのX線透
過性の良い材料から成るX線放射窓7を有する。また、
金属外囲器部4は、円筒部4Aと板状部4Bとから成
り、陰極1と陰極側外囲器部5の接合体はB部にて金属
外囲器部4の円筒部4Aと接合され、陽極2と陽極側外
囲器部6との接合体(D部で接合)はC部にて金属外囲
器部4の板状部4Bと接合されている。真空外囲器3の
全体の接合はA部で行われる。
【0004】X線発生時には、陰極1と陽極2との間に
100KV前後の高電圧が印加され、陰極1のフィラメ
ントから放出された熱電子が高速に加速され、陽極ター
ゲット21のタングステン部21Bに衝突してX線が発
生され、X線放射窓7から外部に取り出される。この時
に、陽極ターゲット21は熱電子の殆どのエネルギーが
熱エネルギーとして蓄積されるため、陽極ターゲット2
1の温度は上昇する。陽極ターゲット21の温度は通常
約1000°C程度まで許容されている。陽極ターゲッ
ト21に蓄積された熱は、ロータ22や回転軸23を経
由して熱伝導により軸受24や軸受固定部25にも伝わ
るが、大部分の熱は熱輻射により真空外囲器3の金属外
囲器部4へ伝熱される。
【0005】X線CT装置に使用される場合の如く、陽
極ターゲット21に蓄積される熱量が多い場合には、陽
極ターゲット21の熱容量及び冷却率の大きな回転陽極
X線管が使用されている。図3の例でも、陽極ターゲッ
ト21のモリブデン基盤部21Aの裏面側にはグラファ
イト部21Cが接合されて、熱容量の増加及び冷却率の
向上が図られている。グラファイト部21Cを構成要素
とする陽極ターゲット21は、グラファイトの比熱が大
きいこと、その表面が黒色であることから、寸法的に大
きいにもかかわらず、軽量であるという特徴を有してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】X線CT装置に用いら
れる回転陽極X線管では、陽極ターゲット21の更なる
熱容量の増加及び高冷却化のニーズが高く、これに対処
するため従来構造品では陽極ターゲット21の外径を大
きくするとか、厚さを増やすとかして、熱容量の増加及
び熱輻射面積の増加が図られている。しかし、これらの
対策では、同時に陽極ターゲット21の重量が増大し、
回転陽極X線管の外径が大径化するため、X線管装置を
X線CT装置システムに搭載する場合に重量,大きさの
点で問題が生じたり、また、高速スキャンのX線CTス
キャナーに搭載したときにX線管の軸受の荷重の増大に
伴う回転軸の強度や軸受寿命への悪影響の問題がある。
また、冷却特性に関しては、その特性の向上率は陽極タ
ーゲット21の重量の増加の割合に比べて小さいという
問題もあった。
【0007】このため、本発明では、高冷却率を有する
X線CT装置用回転陽極X線管を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の高冷却回転陽極X線管は、陰極部材と、該
陰極部材と対向して配置された陽極ターゲットと、該陽
極ターゲットを回転させるためのロータ及び第1の軸受
と、前記陰極部材と陽極ターゲットを内包し真空気密に
封入する真空外囲器とから成る回転陽極X線管におい
て、前記陽極ターゲットの前記陰極部材と対向する面側
に、円筒状のラジエータを接合し、該ラジエータの外表
面に熱輻射を高める表面処理を施したものである(請求
項1)。
【0009】この構成では、陽極ターゲットの陰極に対
向する側の面に円筒状のラジエータを接合することによ
り、陽極の外表面積が大幅に増加し、真空外囲器の中央
部から陰極側へ向けての熱放散性が向上するので、陽極
ターゲットの冷却特性を格段に向上することができる。
【0010】本発明の高冷却回転陽極X線管では更に、
前記ラジエータが円筒状の高融点金属材料から成り、該
ラジエータの外表面に耐熱性を有する金属酸化物を塗布
焼付して前記外表面を黒化処理したものである(請求項
2)。
【0011】この構成では、ラジエータがモリブデンな
どの高融点金属材料から成り、その表面が黒化処理され
ているので、ラジエータは陽極ターゲットと同等の耐熱
性を有し、またその表面からの熱輻射はグラファイトと
同等以上の特性を示すため、陽極ターゲットの冷却特性
はラジエータの外表面積の増加に比例して向上する。
【0012】本発明の高冷却回転陽極X線管では更に、
前記陽極ターゲットのラジエータ接合側に前記第1の軸
受と同軸に第2の軸受を配置し、前記第1及び第2の軸
受にて前記陽極ターゲットを両持ち支持したものである
(請求項3)。
【0013】この構成では、陽極ターゲットを陽極側に
配置した第1の軸受と陰極側に配置した第2の軸受によ
り両持ち支持しているので、陽極ターゲットへのラジエ
ータの接合による重量増加、陽極ターゲットの大形化に
伴う陽極ターゲット部分の重量増加にもかかわらず、陽
極ターゲットを支持する部分の機械的応力の軽減、軸受
の長寿命化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。なお、図面の符号に関しては、従
来の技術の説明で使用した図面に図示したものと同じ機
能のものには同じ符号を付すことにする。
【0015】図1には、本発明の高冷却回転陽極X線管
の第1の実施例を示す。図1において、陰極1と陽極2
とは対向して配置され、真空外囲器3内に真空気密に封
入されている。真空外囲器3は中央の金属外囲器部4
と、陰極1を絶縁支持する陰極側外囲器部5と、陽極2
を絶縁支持する陽極側外囲器部6と、補助陽極2Aを絶
縁支持する補助陽極側外囲器部8とから成る。
【0016】陰極側外囲器部5,陽極側外囲器部6及び
補助陽極側外囲器部8は、ガラスやセラミック等の絶縁
物で構成される。金属外囲器部4は円筒部4Aと板状部
4Bとから成り、その材料としては、一般に銅やステン
レス鋼が使用されている。円筒部4Aの外周にはベリリ
ウム等のX線透過性の良い材料から成るX線放射窓7が
取り付けられている。陽極2の端部と陽極側外囲器部6
との封着はD部にて行われ、補助陽極2Aの端部と補助
陽極側外囲器部8との封着はE部にて行われる。陰極1
及び陽極2と真空外囲器3との封着は、金属外囲器部4
を基準にして行われる。陽極側外囲器部6が金属外囲器
4の板状部4BにC部にて封着された後に、円筒部4A
が板状部4AにA部にて封着される。その後、円筒部4
AのF部に補助陽極側外囲器部8が、円筒部4AのB部
に陰極側外囲器部5がそれぞれ封着される。
【0017】陰極1には熱電子を放出するフィラメント
や熱電子を陽極2上の焦点に集束する集束電極が含まれ
ている。陽極2は、陰極1からの熱電子流を受けてX線
を発生させる陽極ターゲット21と、陽極ターゲット2
1に接続され、X線管の外部からの回転磁界を受けて陽
極ターゲット21を回転させるロータ22と、陽極ター
ゲット21とロータ22とを回転自在に支持する回転軸
23及び軸受24と、軸受24を支持、収納する軸受固
定部25とから構成される。陽極ターゲット21はモリ
ブデン部21Aとタングステン部21Bとグラファイト
部21Cとから成り、モリブデン部21Aを基盤とし
て、陰極1との対向面に薄板状のタングステン部21B
が接合されている。このタングステン部21Bには、陰
極1からの熱電子が衝突し、X線を発生させる。モリブ
デン部21Aの裏面側にグラファイト部21Cが接合さ
れていて、この部分の体積が主に陽極ターゲット21の
熱容量を支配し、その表面積は陽極ターゲット21の冷
却率を支配する。
【0018】陽極ターゲット21の陰極対向面側には更
に、ラジエータ11と補助陽極2Aとが結合されてい
る。ラジエータ11は円筒状をしており、陽極ターゲッ
ト21のモリブデン部21Aに接合されている。ラジエ
ータ11は陽極ターゲット21の熱輻射の向上を図るも
ので、陽極ターゲット21と同等の耐熱性を有するこ
と、熱輻射率が高いこと、表面積が大きいこと等が要求
される。本実施例では、ラジエータ11の材料としてモ
リブデン,タンタル,グラファイトなどの高融点材料が
用いられている。ラジエータ11の表面には黒化処理や
粗面化処理が施されている。モリブデンなどの金属性円
筒の場合、その表面にチタンやクロムなどの酸化物を塗
布焼付けすることにより、黒化及び粗面化処理ができ
る。グラファイト製円筒の場合には、グラファイト自体
が黒色物質であるので、黒化処理は必要なく、また粗面
化処理も表面に機械的に溝加工する程度でよい。ラジエ
ータ11と陽極ターゲット21のモリブデン部21Aと
の接合はろう付けにより行われ、例えばモリブデンなど
の金属性円筒の場合にはろう材として融点の高いジルコ
ニウムやパラジウム等が単体又は他の金属との合金の形
で使用される。
【0019】陽極ターゲット21の陰極側には、補助陽
極2Aが配置され、陽極ターゲット21は、陽極2の軸
受固定部25と補助陽極2Aとで両持ち支持されてい
る。陽極ターゲット21の突出部21Dにパイプ状のタ
ーゲット支持体12が接続され、このターゲット支持体
12が補助回転軸13に接続され、この補助回転軸13
が補助軸受14に回転自在に支持されている。この補助
軸受14は、陽極2の軸受24と同軸に配置されてお
り、補助軸受固定部15に収納されている。ターゲット
支持体12は、ラジエータ11と同様高融点の材料、例
えばモリブデンなどから成り、補助軸受14への熱伝導
を低減するため、薄肉パイプ状にしてある。また、陽極
ターゲット21との接合は、ろう付け又はねじ締結構造
にて行われている。補助回転軸13は、回転軸23と同
様耐熱性鋼などから成る。ターゲット支持体12と補助
回転軸13との接合は、図示の如く両者に接合フランジ
を設けてねじで締め付けするとか、両フランジをろう付
けするとかして行われる。補助軸受固定部15は軸受固
定部25と同様銅又はステンレス鋼などの材料から成
る。
【0020】本実施例の回転陽極X線管をX線CT装置
に装着して使用した場合、X線放射時に、陰極1のフィ
ラメントからの熱電子が陽極ターゲット21のタングス
テン部21Bに衝突し、陽極ターゲット21のタングス
テン部21Bにて熱が発生し、陽極ターゲット21全体
は約1,000°Cまで昇温する。陽極ターゲット21
に蓄積された熱は、主として陽極ターゲット21の外周
面及び裏面から熱輻射により金属外囲器部4に伝達され
る。本実施例では、更に、ラジエータ11へも熱伝導に
より伝達され、ラジエータ11が温度上昇して、ラジエ
ータ11の表面から熱輻射により、金属外囲器部4に伝
達されるので、陽極ターゲット21の熱冷却率は一段と
高くなる。その結果、陽極ターゲット21の温度を早く
低下させることができるので、X線の曝射頻度を向上さ
せることができる。
【0021】本実施例において、例えば、陽極ターゲッ
ト21の最大径を140mm、厚さを40mmとし、ラ
ジエータ11の外径を80mm、内径を70mm、長さ
を60mmとした場合に、陽極ターゲットの温度を1,
000°Cまで上昇したとすると、ラジエータ11を取
り付けたことにより、陽極ターゲット21の熱冷却率が
約45%以上増加する。
【0022】本実施例の場合、陽極ターゲット21にラ
ジエータ11を取り付けたこと、陽極ターゲット21の
熱容量を大きくしていることなどにより、陽極ターゲッ
ト部分全体の重量が重くなっている。しかし、陰極側に
補助陽極2Aを配置して、補助軸受14と陽極2側の軸
受24とで陽極ターゲット21を両持ち支持しているの
で、軸受の耐荷重性は片持ち支持の場合より向上してい
る。その結果、陽極各部の機械的応力が軽減され、軸受
の長寿命化が図られる。また、高速スキャンのX線CT
装置に本実施例の回転陽極X線管を搭載した場合、陽極
ターゲット21にCTスキャナ回転による遠心力が働
き、X線管軸と垂直方向の荷重を受けることになるが、
両持ち支持により回転軸等にかかる応力が低減されてい
るので問題はない。
【0023】図2には、本発明の高冷却回転陽極X線管
の第2の実施例を示す。本実施例では、第1の実施例に
対しラジエータの構造を変えたものである。図2におい
て、ラジエータは円筒状のラジエータ11と円板状のラ
ジエータ板16とで構成されている。円筒状のラジエー
タ11は図1のものとほぼ同じ構造をしている。円板状
のラジエータ板16はモリブデンやタンタル等の高融点
材料から成り、その外表面は円筒状のラジエータ11と
同様に黒化処理及び粗面化処理が行われている。ラジエ
ータ11とラジエータ板16との接合は熱伝達を良くす
るためにろう付けなどにより行われている。ラジエータ
板16はターゲット支持体12とその突出部16Aにお
いて接合されている。この接合はろう付け又はねじ締結
構造にて行われている。ラジエータ11の内部17は陽
極ターゲット21,ラジエータ11,ラジエータ板16
で囲まれることになるので、外側との間に空気等の流通
を図るため、ラジエータ11,ラジエータ板16の両方
又は一方に複数個の穴(例えば、3〜5mm径の穴を1
0個以上)があけられている。また、ターゲット支持体
12の長さは、ほぼラジエータ部の長さの分だけ短くな
っている。本実施例では、ターゲット支持体12が直接
陽極ターゲット21を支持せず、ラジエータ板16を支
持しているため、ラジエータ板16との接合部の温度は
陽極ターゲット21よりかなり低くなるので、ターゲッ
ト支持体12の耐熱性は第1の実施例に比べて低くてよ
い。このため、ターゲット支持体12を省略して、補助
回転軸13を延長してラジエータ板16を直接支持して
もよい。
【0024】本実施例の場合も、第1の実施例と同様、
陽極ターゲット21の熱冷却率が向上し、軸受の耐荷重
性,軸強度を向上させることができる。本実施例では、
ラジエータ板16を介して陽極ターゲット21を支持し
ているので、陽極ターゲット21の支持系の剛性は第1
の実施例に比べて大幅に増加し、陽極ターゲット21の
回転振動を低減する効果も得られる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の高冷却回転
陽極X線管では、陽極ターゲットにラジエータを接合し
たことにより陽極ターゲットの冷却率を大幅に向上でき
るとともに、補助陽極を設けて陽極ターゲットを両持ち
支持したことにより、陽極各部の機械的応力を軽減し、
軸受の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高冷却回転陽極X線管の第1の実施
例。
【図2】本発明の高冷却回転陽極X線管の第2の実施
例。
【図3】従来の回転陽極X線管の一例。
【符号の説明】
1 陰極 2 陽極 2A 補助陽極 3 真空外囲器 4 金属外囲器部 4A 円筒部 4B 板状部 5 陰極側外囲器部 6 陽極側外囲器部 7 X線放射窓 8 補助陽極側外囲器部 11 ラジエータ 12 ターゲット支持体 13 補助回転軸 14 補助軸受 15 補助軸受固定部 16 ラジエータ板 16A 突出部 17 内部 21 陽極ターゲット 21A モリブデン部 21B タングステン部 21C グラファイト部 21D 突出部 22 ロータ 23 回転軸 24 軸受 25 軸受固定部 A,B,C,D,E,F 封着部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極部材と、該陰極部材と対向して配置
    された陽極ターゲットと、該陽極ターゲットを回転させ
    るためのロータ及び第1の軸受と、前記陰極部材と陽極
    ターゲットを内包し真空気密に封入する真空外囲器とか
    ら成る回転陽極X線管において、前記陽極ターゲットの
    前記陰極部材と対向する面側に、円筒状のラジエータを
    接合し、該ラジエータの外表面に熱輻射を高める表面処
    理を施したことを特徴とする高冷却回転陽極X線管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高冷却回転陽極X線管に
    おいて、前記ラジエータが円筒状の高融点金属材料から
    成り、該ラジエータの外表面に耐熱性を有する金属酸化
    物を塗布焼付して前記外表面を黒化処理したことを特徴
    とする高冷却回転陽極X線管。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2記載の高冷却回転陽極X
    線管において、前記陽極ターゲットのラジエータ接合側
    に前記第1の軸受と同軸に第2の軸受を配置し、前記第
    1及び第2の軸受にて前記陽極ターゲットを両持ち支持
    したことを特徴とする高冷却回転陽極X線管。
JP15428697A 1997-05-29 1997-05-29 高冷却回転陽極x線管 Pending JPH10334840A (ja)

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