JPH11223352A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH11223352A
JPH11223352A JP2700898A JP2700898A JPH11223352A JP H11223352 A JPH11223352 A JP H11223352A JP 2700898 A JP2700898 A JP 2700898A JP 2700898 A JP2700898 A JP 2700898A JP H11223352 A JPH11223352 A JP H11223352A
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JP
Japan
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hot water
unit
air
bathroom
room
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Application number
JP2700898A
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English (en)
Inventor
Seiichi Hosoda
清一 細田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/12Hot water central heating systems using heat pumps

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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温水を用いて暖房する空気調和機の有効利用
を図る。 【解決手段】 室内ユニット22に冷媒ユニット24と
温水ユニット26が接続されている温水エアコン10に
は、温水ユニットに浴室乾燥機210を構成する温水暖
房ユニット218が接続されている。温水暖房ユニット
には、温水ユニットが動作中か否かにかかわらず、浴室
乾燥機からの要求によって温水ユニットから温水が供給
される。浴室乾燥機は、送風ファン92によって吸引し
た空気を、温水が循環される放熱器88を通過させて浴
室内へ吹き出す。これによって、略密閉された浴室内が
暖房されて乾燥室となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルによ
って室内の空気調和を図る空気調和装置に係り、詳細に
は、温水によって暖房を行う空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】室内の空気調和を図る空気調和機には、
冷媒を用いた冷凍サイクルによって冷暖房運転を行う一
般的な空気調和機に加えて、冷凍サイクルによって冷房
運転を行うと共に温水を用いて効率的な暖房運転を行う
温水空気調和機がある(以下「温水エアコン」と言
う)。
【0003】この温水エアコンの室内ユニットには、冷
媒が循環される冷媒熱交換器と温水が循環される温水熱
交換器が設けられており、冷房運転を行うときには、冷
媒を用いた冷凍サイクルによって冷媒熱交換器を通過す
る空気を冷却して被空調室内へ吹き出す。また、暖房運
転を行うときには、水を加熱して温水を生成し、この温
水を室内ユニットの温水熱交換器へ供給する。被空調室
に吹き出される空気は、この温水熱交換器によって加熱
される。
【0004】このように、温水エアコンでは、暖房運転
時には、バーナー等の加熱手段によって水を加熱して温
水を生成し、この温水を循環させることにより室内の暖
房を行うようになっている。
【0005】ところで、温水エアコンでは、温水を利用
してより効率的に室内の暖房を行うために、床暖房用の
マット(以下「床暖マット」と言う)が接続されるもの
がある。この床暖マットは、室内の床面に敷いた状態で
温水が供給されることにより、室内を床面から暖房す
る。このような床暖マットを組み合わせることにより、
温水を用いたより効率的で快適な暖房が可能となってい
る。
【0006】近年、このような温水エアコンのより効率
的な利用が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、温水を用いた有効な機能を備
えた空気調和機を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
被空調室内に設けられ冷媒が循環される冷媒熱交換器及
び温水が循環される温水熱交換器を備えた室内ユニット
と、前記室内ユニットの冷媒熱交換器との間で冷凍サイ
クルを形成し、冷凍サイクル中を循環される冷媒によっ
て前記被空調室内を冷房する冷媒ユニットと、前記室内
ユニットの温水熱交換器との間で温水の循環路が形成さ
れ、加熱手段によって生成した温水を循環することによ
り前記被空調室内を暖房する温水ユニットと、を含む温
水空調機であって、前記温水ユニットによって生成され
た温水が循環される温水熱交換器と、前記室内ユニット
が設けられている被空調室とは異なる小室内の空気ない
し外気を吸引し、吸引した空気を前記温水熱交換器を介
して該小室内へ供給する送風ファンと、前記送風ファン
によって吸引する空気を前記小室内と外気とを切換る切
換手段と、を含む温水乾燥ユニットが設けられたことを
特徴とする。
【0009】この発明によれば、温水ユニットに浴室等
の略密閉された小室を乾燥室として使用するための温水
暖房ユニットを設けている。すなわち、浴室に設置した
ときに浴室乾燥機として使用できる温水暖房ユニットを
設けている。
【0010】この温水暖房ユニットは、温水が循環され
る温水熱交換器を通過させた空気を吹き出すことにより
暖房を図る。このとき、切換え手段によって小室内の空
気を循環させながら暖房できると共に、外気を導入する
ことにより小室内の換気を行うことができる。
【0011】このような温水暖房ユニットを設けること
により、温水ユニットで生成する温水を被空調室内の暖
房に用いるのみでなく、この温水を用いて洗濯物や浴室
内の乾燥を行うことができると共に、被空調室の冷房運
転時にも乾燥機として使用することができ、温水ユニッ
ト、温水ユニットによって生成する温水を効率的に利用
することができる。
【0012】請求項2に係る発明は、前記温水乾燥ユニ
ットの運転状態を表示する表示手段を、前記室内ユニッ
トないし前記室内ユニットを操作するリモコンスイッチ
に設けていることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、室内ユニットないし室
内ユニットを介して被空調室内の空調運転の操作を行う
ためのリモコンスイッチに、温水暖房ユニットの運転状
態を表示する。これによって、空調された室内に居なが
ら別の小室内の暖房(乾燥運転)を行う温水暖房ユニッ
トの運転状態を確認することができる。
【0014】なお、被空調室内の空調運転を操作するリ
モコンスイッチによって、温水暖房ユニットの運転も制
御するようにしても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0016】図1乃至図5には、本実施の形態に適用し
た空気調和機である温水エアコン10が示されている。
図1に示されるように、温水エアコン10は、空気調和
を図る室内に配置された室内機12と、室外に設置され
る室外機14によって構成されている。
【0017】温水エアコン10の室内機12には、冷凍
サイクルによって循環される冷媒用の熱交換器である蒸
発器16と温水が循環される温水用の熱交換器である放
熱器18とが一体にされた熱交換器20を備えた室内ユ
ニット22が設けられている。また、室外機14には、
室内ユニット22の蒸発器16との間で冷凍サイクルを
構成する冷媒ユニット24と、放熱器18との間で温水
を循環させる温水ユニット26とが設けられている。
【0018】この温水エアコン10では、主に冷凍サイ
クルによって冷房運転及び除湿(ドライ)運転を行い、
温水の循環によって暖房運転を行う。なお、室外機14
は、冷媒ユニット24と温水ユニット26とが同一の箱
体内に設けられた一体型であってもよく、冷媒ユニット
24と温水ユニット26と別々の箱体に設けた別体型で
あってもよい。また、温水エアコン10は、冷媒ユニッ
ト24と温水ユニット26がそれぞれ複数の室内機12
の室内ユニット22に接続される所謂マルチタイプであ
っても良い。
【0019】室内ユニット22の蒸発器16は、室外機
14の冷媒ユニット24との間が冷媒配管28A、28
Bによって接続されている。
【0020】冷媒ユニット24では、冷媒配管28A、
28Bの一方(冷媒配管28A)がバルブ32に接続さ
れており、このバルブ32からマフラー34A及びアキ
ュムレータ38を介してコンプレッサ40に接続されて
いる。また、コンプレッサ40は、マフラー34Bを介
して熱交換器42に接続されている。また、熱交換器4
2は、キャピラリチューブ44及びストレーナ46を介
してバルブ48に接続されており、さらに、このバルブ
48には、他方の冷媒配管28Bが接続されている。こ
れによって、温水エアコン10では室内ユニット22と
冷媒ユニット24との間に冷凍サイクルが形成されてい
る。
【0021】この冷凍サイクルでは、運転モードが冷房
モードまたはドライモードに選択されることにより、コ
ンプレッサ40が運転されて冷媒が循環される。なお、
冷媒ユニット24には、熱交換器42の近傍に熱交換器
42の冷却用の冷却ファン53が設けられている。ま
た、図1には、矢印によって冷媒の流れを示している。
【0022】室内ユニット22の熱交換器20には、後
述する熱交換器温度センサが設けられており、冷房運転
時に蒸発器16の温度が所定温度以下(例えば6.4°
C以下)とならないようにコンプレッサ40の能力を制
御しながら冷房運転を行うようになっている。
【0023】室内ユニット22の放熱器18は、例えば
フレキシブルな温水配管(以下、「温水チューブ」とい
う)30A、30Bを介して室外機14の温水ユニット
26に接続されている。一方の温水チューブ30Aは、
温水ユニット26の温水入口ニップル56Aへ接続さ
れ、他方の温水チューブ30Bは、温水ユニット26の
温水出口ニップル56Bへ接続されている。
【0024】また、室内ユニット22の側では、温水チ
ューブ30Bが温水入口ニップル66Aへ接続され、こ
の温水入口ニップル66Aから流量可変弁68を介して
放熱器18に接続され、温水チューブ30Aが温水出口
ニップル66Bを介して放熱器18に接続されている。
また、温水ユニット26内では、温水出口ニップル56
Bが、温水熱交換器64、ポンプ62及びプレッシャタ
ンク60を介して温水入口ニップル56Aに接続されて
おり、これによって、室内ユニット22と温水ユニット
26の間で密閉された温水の循環路が形成されている。
【0025】温水ユニット26には、機外から燃焼用の
ガスが供給されるガスバーナー70が設けられており、
このガスバーナー70によって温水熱交換器64を加熱
することにより、温水熱交換器64内を通過する水から
温水を生成する。なお、ガスバーナー70は、ガス電磁
弁180A、180B及びガス比例弁182を介してガ
スが供給される。また、プレッシャタンク60は、プレ
ッシャキャップ58を介してドレインタンク72に接続
されており、温水循環路を循環する水(例えば水道水)
は、ドレインタンク72を介して排出される。
【0026】温水エアコン10は、冷房モードまたはド
ライモードで運転しているときには、可変流量弁68を
閉じる(動作ステップ0)と共に、温水ユニット26の
作動を停止しているが、暖房運転時(暖房モード)に
は、温水ユニット26のポンプ62及びバーナー70を
作動させると共に、室内ユニット22に設けている流量
可変弁68を開いて温水を循環させる。このとき、温水
ユニット26では、温水熱交換器64と温水出口ニップ
ル56Bの間に設けられている高温サーミスタ(図示省
略)の検出温度が約80°C程度の所定温度(例えば8
2°C)となるように温水熱交換器64を通過する温水
を加熱しながら循環させる。なお、流量可変弁68の開
度(動作ステップ)は、室内温度と設定温度等に応じて
設定される。
【0027】温水ユニット26では、水温(温水の温
度)が上昇して内圧が所定値(例えば0.9kg/cmU)以
上となると、プレッシャキャップ58の圧力弁が作動し
て、このプレッシャキャップ58に設けている圧力逃が
し口から温水をドレインタンク72へ流出させて配管内
の圧力上昇を防止する。また、温水ユニット26では、
温水の温度が低下して内圧が所定値未満となると、負圧
弁が作動してドレインタンク72から水を回収するよう
になっている。なお、ドレインタンク72から溢れた水
は、ドレイン配管接続口から排出される。
【0028】室内ユニット22には、送風用のクロスフ
ローファン90が設けられている。図2に示されるよう
に、室内ユニット22では、クロスフローファン90の
作動によって、吸込み口50から吸引した室内の空気が
熱交換器20(図2では図示省略)へ送られ、吹出し口
52から室内へ向けて吹き出される。この空気は、熱交
換器20を通過するときに蒸発器16または放熱器18
によって温調される。この温調されて吹き出される空気
によって被空調室となる室内ユニット22(室内機1
2)が設けられている室内が空調される。
【0029】なお、吹出し口52には、上下フラップ5
4と図示しない左右フラップが設けられており、上下フ
ラップ54と左右フラップによって吹出し口52から吹
き出される温調した空気の吹出し方向が変えられる。
【0030】この温水エアコン10は、リモコンスイッ
チ130から室内機12へ向けて送出される操作信号に
応じて運転されるようになっている。
【0031】図3に示されるように、温水エアコン10
の室内機12には、室内ユニット22にマイクロコンピ
ュータ(以下「マイコン100」と言う)を備えたコン
トロール基板102が設けられている。このコントロー
ル基板102には、電源基板104、表示基板106、
スイッチ基板108と共に、パワーリレー110、温度
ヒューズ112、流量可変弁68、クロスフローファン
90を駆動するファンモータ114、上下フラップ54
を制御するルーバーモータ116が接続されている。
【0032】コントロール基板102には、電源基板1
04を介して運転用の交流電力が供給される。また、こ
の交流電力は、パワーリレー110を介して室外機14
の冷媒ユニット24及び温水ユニット26へ供給される
ようになっている。すなわち、コントロール基板102
からの信号によってパワーリレー110をオンすること
により、室外機14へ交流電力が供給され、冷媒ユニッ
ト24ないし温水ユニット26が運転される。
【0033】また、コントロール基板102には、室内
温度を検出する室温センサ118、室内の湿度を検出す
る湿度センサ120と共に、放熱器18の温度を検出す
る温水熱交換器センサ122、ガス欠センサ124が接
続されている。また、スイッチ基板108には、放熱器
16の温度を検出する熱交温度センサ126が接続され
ており、表示基板106には、表示LED128と共に
リモコンスイッチ130(図2参照)との間で通信を行
うための通信回路132が設けられている。
【0034】図2に示されるように、この通信回路13
2の受信部と送信部が、室外機12の表示部82に設け
られている。なお、この表示部82には、表示LED1
28と共に、試験運転/通常運転の切り換えを行う運転
切り換えスイッチ等が設けられている(何れも図示省
略)。
【0035】図6に示されるように、リモコンスイッチ
130には、運転/停止スイッチ134、温度設定スイ
ッチ136A、136Bが設けられており、運転/停止
スイッチ134を操作することにより、リモコンスイッ
チ130から室内ユニット22へ運転信号/運転停止信
号が送信される。また、リモコンスイッチ130内に
は、図示しない温度センサが設けられており、この温度
センサによって検出された室内温度が、所定のタイミン
グ(例えば予め設定されている時間間隔)でリモコンス
イッチ130から室内ユニット22へ送信される。
【0036】また、このリモコンスイッチ130には、
温水エアコン10の運転モード等の種々の設定を行うた
めのスイッチ部138が設けられている。このスイッチ
部138は、通常スライドカバー140によって隠され
ているが、このスライドカバー140を下方(図6の紙
面下側)を移動させることにより開放される。
【0037】このスイッチ部138のスイッチ操作によ
って温水エアコン10のタイマー運転(タイマーによる
運転/停止)と共に、運転モードの切り換え及びマニュ
アル運転時の風向、風量の設定等が可能となっており、
このスイッチ部138のスイッチ操作によって設定され
た運転条件に基づいた操作信号が、リモコンスイッチ1
30から室内ユニット22へ送信される。
【0038】また、リモコンスイッチ130には、運転
表示パネル142が設けられており、スイッチ部138
のスイッチ操作によって設定された運転条件、温度設定
スイッチ136A、136Bによって設定された設定温
度等が表示され、この運転表示パネル142の表示状態
から温水エアコン10の運転状態(運転条件の設定状
態)を確認することができる。
【0039】室内ユニット22のマイコン100は、リ
モコンスイッチ130から送信された操作信号を受信す
ると、この操作信号に基づいた空調運転を開始する。す
なわち、マイコン100は、リモコンスイッチ130に
よって設定された運転モード、設定温度、室内温度及び
外気温度に基づいて室内ユニット22及び冷媒ユニット
24ないし温水ユニット26を制御し、室内が設定温度
となるように空調運転を行う。また、マイコン100で
は、自動運転モードが選択されると、予め設定されてい
る設定温度、室内温度、室内の湿度に基づいて運転モー
ド(冷房、暖房、ドライまたは送風)を設定し、設定し
た運転モードに基づいて室内ユニット22、冷媒ユニッ
ト24及び温水ユニット26を制御して空調運転を行
う。このとき、マイコン100は所定の時間間隔で、室
内温度、室内湿度を検出し、この検出結果に基づいて適
切な運転モードに切換えるようになっている。
【0040】なお、図3に示されるように、室内ユニッ
ト22には、端子板146が設けられており、この端子
板146に接続される2本の電源線によって冷媒ユニッ
ト24と温水ユニット26へ電力が供給される。また、
冷媒ユニット24は、端子板146との間に通信線が接
続されており、室内ユニット22のマイコン100は、
この通信線を介して冷媒ユニット24との間でシリアル
通信によって制御している。
【0041】また、コントロール基板102には、暖房
信号線148によって温水ユニット26が接続されてお
り、マイコン100は、この暖房信号線148を用いて
温水ユニット26を制御するようになっている。
【0042】図4には、冷媒ユニット24が示されてい
る。この冷媒ユニット24には、端子板150が設けら
れており、この端子板150が、室内ユニット22の端
子板146に接続されている。これにより、冷媒ユニッ
ト24に、室内ユニット22から電力が供給されると共
に、室内ユニット22のマイコン100との間でシリア
ル通信が行われるようになっている。
【0043】この冷媒ユニット24には、コントロール
基板152及び整流基板154が設けられている。コン
トロール基板152には、マイコン156と共にシリア
ル回路158、スイッチング電源160が設けられてい
る。
【0044】端子板150から入力される電力は、複数
のノイズフィルタ、コンデンサ及び整流基板154によ
って整流、平滑化されてスイッチング電源160へ供給
される。スイッチング電源160は、マイコン156と
共にインバータ回路162に接続されており、インバー
タ回路162は、マイコン156から出力される制御信
号に応じた周波数(運転周波数)の電力をコンプレッサ
モータ164へ出力する。これにより、コンプレッサ4
0がマイコン156の制御信号に応じた運転周波数で回
転駆動される。
【0045】なお、マイコン156は、インバータ回路
162から出力される電力の周波数がオフまたは14Hz
以上(上限は運転電流の上限による)の範囲となるよう
に制御しており、この運転周波数によってコンプレッサ
40の能力(温水エアコン10の冷房能力が制御され
る。
【0046】コントロール基板152には、熱交換器4
2を冷却するための冷却ファン53(図1参照)を駆動
するファンモータ166、外気温度を検出する外気温度
センサ168、熱交換器42の冷媒コイルの温度を検出
するコイル温度センサ170及びコンプレッサ40の温
度を検出するコンプレッサ温度センサ172が接続され
ている。
【0047】マイコン156は、冷房モードまたはドラ
イモードでの運転が開始されると、室内ユニット22の
マイコン100からの制御信号及び外気温度センサ16
8、コイル温度センサ170、コンプレッサ温度センサ
172等の検出結果に基づいて、ファンモータ166の
オン/オフ及びコンプレッサモータ164の運転周波数
(コンプレッサ40の能力)等を制御するようになって
いる。
【0048】一方、図5に示されるように、温水ユニッ
ト26には、図示しないマイコンを備えたコントロール
基板174が設けられている。このコントロール基板1
74には、電源トランス176、温水循環用のポンプ
(ポンプモータ)62、バーナー70を点火するイグナ
イタ178、バーナー70へ燃焼ガスを供給するガス電
磁弁180A、180B及びガス比例弁182、給気用
のファンモータ184等が接続されている。このコント
ロール基板174は、室内ユニット22の端子板146
から供給される電力を電源トランス176によって変圧
し、ポンプ62等の駆動用の電力を得ている。
【0049】また、コントロール基板174には、室内
ユニット22からの信号線148と共に、温水熱交換器
64から送り出される温水の温度を測定する高温サーミ
スタ186、外気温度を検出する外気温度センサ18
8、ファンモータ184の回転検出器190等が接続さ
れている。コントロール基板174は、信号線148を
介して室内ユニット22のコントロール基板102(マ
イコン100)から送られる制御信号及び外気温度、温
水温度等に基づいてバーナー70等の温水ユニット26
内の機器を制御する。なお、コントロール基板174に
は、温度ヒューズ192、ハイリミットスイッチ194
等が接続され、また、ポンプ試験端子196、外部との
通信用の動作モニタ用端子198と共に、設定スイッチ
200、燃焼ランプ202、故障時のエラーコード等を
表示する故障表示LED204、メンテナンス用スイッ
チ206、二次圧調整ボリューム208等が設けられて
いる。
【0050】ところで、図1に示されるように、温水ユ
ニット26には、温水入口ニップル56A、温水出口ニ
ップル56Bに並んで温水入口ニップル80A、温水出
口ニップル80Bが設けられている。この温水入口ニッ
プル80A、温水出口ニップル80Bの間には、浴室乾
燥機210が接続される。なお、温水ユニット26に
は、さらに、予備の温水入口ニップルと温水出口ニップ
ルを設け、温水によって暖房する床暖マットが接続され
るものであってもよい。
【0051】この浴室乾燥機210は、略密閉される図
示しないユニットバス等の浴室内に設けられ、温水ユニ
ット26から供給される温水によって浴室内を暖房する
ようになっている。略密閉された浴室内は、暖房されて
室温が上昇することにより、相対湿度が低下するので乾
燥室として使用可能となる。
【0052】図1に示されるように、浴室乾燥機210
には、温水入口ニップル84A、温水出口ニップル84
Bが設けられており、温水入口ニップル84Aが温水ユ
ニット26の温水出口ニップル80Bに、温水出口ニッ
プル84Bが温水ユニット26の温水入口ニップル80
Aに、温水チューブ86A、86Bによって接続されて
いる。また、温水乾燥機210内には、温水熱交換器と
して放熱器88が設けられており、この放熱器88が温
水入口ニップル84A及び温水出口ニップル84Bに接
続されており、これによって、温水ユニット26と浴室
乾燥機210との間に温水の循環路が形成されている。
【0053】温水チューブ86Aは、熱動弁78を介し
て温水出口ニップル80Bに接続されている。図5に示
されるように、この熱動弁78は、温水ユニット26の
コントロール基板174に接続されており、コントロー
ル基板174によって開閉が制御されており、この熱動
弁78が開けられた状態でポンプ62が作動されること
により、浴室乾燥機210の放熱器88へ温水が供給さ
れる。
【0054】図7に示されるように、浴室乾燥機210
は、浴室212を囲う壁214の浴室212内側に設け
られるグリル部216と、壁面214の浴室外側に設け
られる温水暖房ユニット218によって構成されてい
る。グリル部216と温水暖房ユニット218は、壁2
14を貫通して設けられるダクト220によって連結さ
れている。すなわち、図8(A)に示されるように、浴
室乾燥機210は、グリル部216と温水暖房ユニット
218がダクト220によって連結されて構成されてい
る。
【0055】図7に示されるように、温水暖房ユニット
218は、箱体状のケーシング222内に設けられた温
水熱交換器となる放熱器88と送風用のファン92が設
けられており、送風ファン92によってケーシング22
2内に吸引した空気を放熱器88へ送る。放熱器88を
通過した空気は、ダクト22を介してグリル部216か
ら浴室内へ吹き出される。
【0056】放熱器88には、温水ユニット26から温
水が供給されるようになっており、放熱器88を通過す
る空気は、温水との間で熱交換が行われて加熱される。
この加熱された空気が浴室212内へ吹き出される。
【0057】図8(A)に示されるように、グリル部2
16は、前面に吸気グリル224と吹出しグリル226
が形成されている。ダクト220を介して供給される温
風は、吹出しグリル226から浴室内へ吹き出される。
なお、吹出しグリル226には、複数のルーバー228
が設けられており、例えば手動操作によってルーバー2
28の角度を変えることにより、温風の吹出し方向を変
えることができる。また、吸気グリル224は、複数の
スリット230によって形成されている。
【0058】図7に示されるように、ダクト220は吹
出しグリル226へ向けて空気(温風)を案内するダク
ト220Aと、吸気グリル224から吸込んだ空気をケ
ーシング222内へ案内するダクト220Bに分割され
ている。
【0059】一方、ケーシング222には、それぞれが
屋外と連通している排気ダクト232と吸気ダクト23
4が接続されている。また、ケーシング222内には、
ダクト220Bを介して吸引する浴室212内の空気を
送風ファン92へ案内する風路236が形成され、この
風路236と排気ダクト232、吸気ダクト234の接
続点に切換ダンパ238が設けられている。
【0060】切換えダンパ238は送風ファン92が作
動したときに、屋外の空気(外気)を吸引するか(外気
導入)浴室内の空気(内気)を吸引するか(内気循環)
を切換える。すなわち、切換えダンパ238が吸引ダク
ト234を閉塞することにより、風路236が送風ファ
ン92の近傍と連通され、この状態で送風ファン92を
作動することにより、浴室212内の空気が吸気グリル
224を介して吸入される。また、吸気ダクト234を
開放することにより、風路236と排気ダクト232が
連通され、この状態で、送風ファン92が作動すると吸
気ダクト234を介して外気が吸引されて、浴室212
内へ吹き出される。また、外気が浴室212内へ導入さ
れることにより、浴室212内の空気が吸気グリル22
4から排気ダクト232を介して押し出され、浴室21
2内が換気される。
【0061】図9に示されるように、浴室乾燥機210
には、図示しないマイコンを備えたコントロール基板2
40が設けられている。このコントロール基板240に
は、送風ファン92を駆動するファンモータ242と共
に、切換えダンパ138を制御するダンパモータ244
が接続されている。
【0062】このコントロール基板240には、ファイ
ンモータ242等を駆動するための交流電力が供給され
るようになっており、図示しない電源回路によってこの
交流電力を変圧して使用される。なお、この浴室乾燥機
210は、換気扇(浴室換気扇)としても使用可能とな
っており、温水エアコン10とは、別に電力が供給され
る。
【0063】また、コントロール基板240には、表示
回路246及び放熱器88の温度を検出する温度センサ
248と共に、温水ユニット26のコントロール基板1
74との間で暖房信号線84が接続されている。コント
ロール基板240は、暖房信号線48を介して温水ユニ
ット26へ暖房運転/停止信号を出力する。温水ユニッ
ト26は、この暖房信号線84によって暖房運転が指示
されると、浴室乾燥機210へ温水を供給し、暖房運転
の停止が指示されると、浴室乾燥機210への温水の供
給を停止する。なお、暖房信号としては、一例としてオ
ン/オフ信号を用いている。
【0064】表示回路246には、例えばLEDを用い
た運転ランプ250、浴室212内の温度を検出する室
温センサ252及び受信回路254が設けられている。
【0065】図8(A)に示されるように、グリル部2
16の前面には、表示部256が設けられており、この
表示部256に表示回路246の運転ランプ250及び
受信回路254の受信部258が配置されている。受信
回路254の受信部258は、リモコンスイッチ260
から送出される操作信号を受信する。
【0066】図8(B)には、浴室乾燥機210のリモ
コンスイッチ260を示している。このリモコンスイッ
チ260には、操作部262と表示部264が設けられ
ている。操作部262には、運転・送信スイッチ26
6、停止スイッチ268、タイマー/温調スイッチ27
0、乾燥スイッチ272、換気スイッチ274、暖房予
備/保温スイッチ276、アップスイッチ278及びダ
ウンスイッチ280が配置されている。
【0067】リモコンスイッチ260では、タイマ/温
調スイッチ270の操作により温度設定モードとタイマ
ー設定モードに切り替わり、温度設定モードとすること
により、アップスイッチ278及びダウンスイッチ28
0によって温度設定が可能となり、タイマー設定モード
とすることにより、アップスイッチ278及びダウンス
イッチ280により運転時間の設定が可能となる。
【0068】また、リモコンスイッチ260では、換気
スイッチ274を操作することにより浴室212内へ外
気を導入する換気モードに設定され、乾燥スイッチ27
2を操作することにより浴室212内を乾燥室として使
用するために暖房する乾燥モードに設定され、暖房予備
/保温スイッチ276が操作されることにより、予備暖
房モードと保温モードが切換えられる。
【0069】温度設定等が設定された状態、運転/送信
スイッチ266を操作することにより、設定に応じた操
作信号が発信部282からグリル部216の受信部25
8へ送出され、停止スイッチ268が操作されることに
より停止信号が送出される。
【0070】コントロール基板20では、受信回路25
4の受信部258で受信した操作信号に基づいて運転/
停止及び運転状態を制御する。このとき、乾燥モード、
予備暖房モード、保温モードに設定されているときに
は、室温センサ252の検出する温度に基づいて、送風
ファン92の回転数(吹出し風量)、暖房操作信号を制
御して、浴室212内を所定の温度となるように暖房す
る。
【0071】また、換気モードに設定されると、切換え
ダンパ238を操作すると共に、送風ファン92を作動
させて、外気を浴室212内へ導入させると共に、浴室
212内の空気を排気ダクト232にを介して排出す
る。
【0072】なお、リモコンスイッチ260の表示部2
64は、表示パネル284が設けられており、この表示
パネル284上に操作部262のスイッチ操作に応じた
表示がなされ、この表示状態に応じた操作信号が送出さ
れる。
【0073】一方、温水ユニット26は、浴室乾燥機2
10が運転信号を出力すると、浴室乾燥機210が運転
中であることを示す信号を出力する。
【0074】図3に示されるように、室内ユニット22
の表示基板106には、浴室乾燥機210が運転中とな
ったときに点灯する乾燥運転ランプ286が設けられて
いる。図2に示されるように、この乾燥運転ランプ28
2は、室内機12の表示部82に配置されている。
【0075】室内ユニット22では、浴室乾燥機210
が運転したことを示す信号が入力されると、乾燥運転ラ
ンプ282を点灯させるようになっている。浴室乾燥機
210の運転/停止は、温水ユニットを介して室内ユニ
ット22へ入力される。
【0076】また、図6に示されるように、リモコンス
イッチ130には、乾燥運転スイッチ288が設けられ
ており、この乾燥運転スイッチ288を操作することに
より、浴室乾燥機210の運転/停止信号が送出され
る。室内ユニット22は、リモコンスイッチ130から
浴室乾燥機210の運転/停止信号が入力されると、こ
の運転/停止信号が、温水ユニット26及び温水ユニッ
ト26を介して浴室乾燥機210へ送られ、浴室乾燥機
210が運転または運転が停止される。
【0077】なお、リモコンスイッチ130の運転表示
パネル142上には、浴室乾燥機210が運転中に、浴
室乾燥機2140が運転状態であることを示す表示がな
されるようになっている。
【0078】次に本実施の形態の作用を説明する。温水
エアコン10では、リモコンスイッチ130の操作によ
って運転モード、設定温度等が設定され、運転/停止ス
イッチ134の操作によって運転開始が指示されると、
設定された運転モード、設定温度、室内温度、室内湿度
に基づいて、室内が設定温度となるようにリモコンスイ
ッチ130によって選択された運転モードでの空調運転
を開始する。
【0079】例えば、暖房モードが選択されたときに
は、温水ユニット26のガスバーナー70を点火すると
共にポンプ62を作動させる。これによって、水(温
水)の循環が開始されると共に、温水熱交換器64を通
過する水が加熱されて所定の温度の温水が生成され、こ
の温水が循環される。また、室内ユニット22では、設
定温度と室内温度等に基づいて流量可変弁68の開度ス
テップを設定し、設定されたステップで流量可変弁68
を開く。
【0080】これによって、温水エアコン10の室内ユ
ニット22では、熱交換器20の放熱器18へ所定の圧
力の温水循環され、この温水によって放熱器18を通過
する空気を加熱して、吹出し口52から室内へ向けて吹
き出す。
【0081】一方、温水エアコン10で冷房運転を行う
ときには、外気温度や室内温度と設定温度及び室内湿度
と設定湿度等に基づいて室外機14に設けている冷媒ユ
ニット24のコンプレッサ40の運転周波数を制御しな
がら、冷媒ユニット24と室内ユニット22の間で冷媒
を循環させる。室内ユニット22では、冷媒ユニット2
4から供給される冷媒によって蒸発器16を通過する空
気を冷却する。これによって、室内機12の吹出し口5
2から吹き出される空気(冷風)によって室内の冷房が
行われる。
【0082】ところで、温水エアコン10には、浴室乾
燥機210が設けられている。この浴室乾燥機210
は、温水エアコン10の室内ユニット22とは別に運転
可能となっており、以下に、温水エアコン10に接続さ
れている浴室乾燥機210について説明する。
【0083】浴室乾燥機210のリモコンスイッチ26
0は、運転/送信スイッチ266を操作することにより
操作信号を送出する。浴室乾燥機210は、リモコンス
イッチ260から送出された操作信号を受信部258で
受信すると、受信した操作信号に応じて運転を開始す
る。また、リモコンスイッチ260は、停止スイッチ2
68が操作されることにより停止信号を送出し、浴室乾
燥機210は、停止信号を受信すると、作動を停止す
る。
【0084】例えば浴室212を乾燥室として使用する
か浴室212内を乾燥するときには、リモコンスイッチ
260のタイマー/温調スイッチ270を操作し、温度
設定及び時間設定を行う。温度設定は、表示パネル28
4の表示を温度設定モード(例えば温度表示を点滅状
態)にし、表示パネル284の表示を確認しながらアッ
プスイッチ278及びダウンスイッチ280を操作して
表示されている温度を所望の温度にする。また、時間設
定は、表示パネル284の表示を時間設定モード(例え
ば表示時間の点滅状態)にし、アップスイッチ278及
びダウンスイッチ280を操作して運転時間を設定す
る。
【0085】これに合わせて乾燥スイッチ272を操作
して乾燥運転に設定し、運転/送信スイッチ266を操
作する。これにより、リモコンスイッチ260から浴室
乾燥機210へ設定温度、設定時間、運転モード等の操
作信号が送出される。
【0086】浴室乾燥機210では、操作信号を受信す
ると、設定された運転時間の間、浴室212内が操作信
号に応じた設定温度となるように運転を開始する。
【0087】浴室乾燥機210では、乾燥運転を行うと
きには、浴室212内の空気が循環されるように切換え
ダンパ238を操作して、送風ファン92を作動させ
る。すなわち、切換えダンパ238によって吸気ダクト
234を閉じ、送風ファン92によって浴室212内の
空気を吸引されるようにする。
【0088】これと共に、浴室乾燥機210は、暖房信
号線48を介して温水ユニット26に運転信号を出力す
る。
【0089】温水ユニット26は、暖房信号線48を介
して浴室乾燥機210から運転信号が入力されると、熱
動弁78を開いて温水が浴室乾燥機210へ循環される
ようにする。このとき、温水ユニット26では、バーナ
ー70が点火しておらずポンプ62が作動していないと
き、すなわち、温水エアコン10が暖房運転中でないと
きには、バーナー70を点火すると共にポンプ62を作
動させる。これによって、浴室乾燥機210への温水の
循環が開始される。
【0090】また、温水ユニット26では、浴室乾燥機
210から運転信号が入力されると、この運転信号に応
じた信号を室内ユニット22へ送出する。室内ユニット
22では、浴室乾燥機210が運転されていることを示
す信号が入力されると、表示部82に設けている乾燥運
転ランプ286を点灯させると共に、浴室乾燥機210
が運転していることを示す信号をリモコンスイッチ13
0へ出力する。
【0091】リモコンスイッチ130は、この信号を受
信すると、運転表示パネル142上に浴室乾燥機210
が運転中であることを示す表示を行う。
【0092】このように、浴室乾燥機210が乾燥運転
されたときに、室外機12に設けている表示部82に表
示すると共に、リモコンスイッチ130上に表示するこ
とにより、浴室乾燥機210が設けてられている浴室2
12とは別の室内、すなわち、温水エアコン10によっ
て空調を行う室内にいながらにして浴室乾燥機210が
運転されていることを明確に知ることができる。
【0093】一方、浴室乾燥機210では、温水ユニッ
ト26から温水が供給されることにより、送風ファン9
2によって吸引した浴室212内の空気が放熱器88を
通過するときに、この温水によって加熱し、加熱した空
気を吹出しグリル226から浴室212内へ吹き出す。
これによって、浴室212が略密閉状態であれば、浴室
212内の空気の温度が上昇され、この温度上昇に伴っ
て相対湿度が下げられる。
【0094】したがって、浴室212内の水分が蒸発し
て、浴室212内が乾燥される。また、この浴室212
内に水分を含んだ衣類(所謂洗濯物)が吊りされていれ
ば、この衣類の水分が蒸発されて乾燥される。
【0095】なお、浴室乾燥機210では、グリル部2
16(グリル部216に配置している表示回路246)
に設けている室温センサ252によって浴室212内の
温度が設定温度に達すると、送風ファン92の風量を調
節したり、暖房信号線48を介して温水ユニット26へ
運転/停止信号を出力することにより、温水ユニット2
6から供給される温水の量を制御して、浴室212内が
設定温度に保たれるようにする。このようにして、浴室
212内の乾燥を行った後、運転時間が設定時間に達す
ると、浴室乾燥機210は、温水ユニット26へ停止信
号を出力すると共に送風ファン92を停止させる。
【0096】温水ユニット26は、浴室乾燥機210か
ら停止信号が入力され得ると熱度弁78を閉じるととも
に、温水エアコン10が暖房運転中でなければ、バーナ
ー70を消すと共にポンプ62を停止させる。これに合
わせて、温水ユニット26は、室内ユニット22へ浴室
乾燥機210の運転が停止したことを示す信号を出力す
る。
【0097】室内ユニット22は、浴室乾燥機210が
停止したことを示す信号が入力されると、表示部82の
乾燥運転ランプ286及びリモコンスイッチ130の表
示パネル142上の表示を消す。これにより、浴室21
2とは、別の室内に居ながら浴室乾燥機210の停止、
すなわち、乾燥の終了を明確に知ることができる。
【0098】一方、室内ユニット22を操作するリモコ
ンスイッチ130には、浴室乾燥スイッチ288が設け
られており、浴室乾燥機210が運転を停止している状
態で、浴室乾燥スイッチ288が操作されると、リモコ
ンスイッチ130から室内ユニット22へ浴室乾燥機2
10の運転を指示する操作信号が出力される。
【0099】室内ユニット22は、浴室乾燥機210の
乾燥運転を指示する操作信号を受信すると、温水ユニッ
ト26へ浴室乾燥機210の運転を指示する信号を出力
する。これによって、温水ユニット26が浴室乾燥機2
10への温水の循環を開始すると共に、浴室乾燥機21
0の運転を開始させる。
【0100】また、浴室乾燥機210が乾燥運転中にリ
モコンスイッチ130の乾燥運転スイッチ288が操作
されると、リモコンスイッチ130は、浴室乾燥機21
0の運転停止信号を出力する。これによって、温水ユニ
ット26が浴室乾燥機210への温水の循環を停止する
と共に、浴室乾燥機210が乾燥運転(送風ファン92
の作動等)を停止させる。
【0101】このように、温水エアコン10に浴室乾燥
機210を接続することにより、温水エアコン10を介
して浴室乾燥機210の遠隔操作が可能となる。なお、
リモコンスイッチ130に浴室乾燥機210のタイマー
設定及び温度設定等の機能を合わせ持たすようにしても
良く、また、次に説明する浴室乾燥機210の換気運転
(換気モードでの運転)等の操作が可能となる機能を設
けても良い。
【0102】浴室乾燥機210は、リモコンスイッチ2
60の換気スイッチ274が操作され、換気モードに設
定された状態で、運転・送信スイッチ266が操作され
ることにより、換気モードでの運転を開始する。
【0103】換気モードでは、切換えダンパ238を操
作して吸気ダクト234を開放して、送風ファン92を
作動させる。これにより、吸気ダクト234を介して屋
外の空気が吸引されて吹出しグリル226から浴室21
2内へ吹き出される。これに合わせて浴室212内の空
気は、吸気グリル224から排気ダクト232を経て屋
外へ排出され、浴室212内の換気が行われる。
【0104】このように、温水ユニット26を用いて暖
房を行う温水エアコン10に、浴室乾燥機210を接続
することにより、温水エアコン10とは別に給湯機等の
温水を生成する装置を設けることなく、浴室212を乾
燥室として使用することができ、温水ユニット26を備
えた温水エアコン10の効率的な利用が可能となる。
【0105】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するも
のではない。
【0106】例えば、本実施の形態では、浴室乾燥機2
10の運転信号としてオン/オフ信号を用いて説明した
が、浴室乾燥機210のコントロール基板240と温水
ユニット26のコントロール基板174ないし室内ユニ
ット22のマイコン100との間でシリアル通信等の種
々の通信方法で接続するようにしても良い。これによっ
て、種々の運転情報の通信が可能となり、浴室乾燥機2
10の運転状態をより詳細に制御することができる。
【0107】また、本実施の形態は、浴室乾燥機210
が接続された温水エアコン10及びよ温水エアコン10
が接続された浴室乾燥機210の動作を限定するもので
はない。本発明が適用された温水エアコン(空気調和
機)に設けられる浴室乾燥機を形成する暖房ユニット
は、種々の制御方法を用いて動作させることができる。
【0108】なお、本実施の形態に適用した温水エアコ
ン10は、本発明が適用される空気調和機の構成を限定
するものではなく、本発明は、温水を生成して暖房を行
う種々の構成の空気調和機に適用することができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、温
水を生成して暖房を行う空気調和機において、浴室等の
小室内を暖房する暖房ユニットを設けることにより、こ
の暖房ユニットが設けられた小室を乾燥室として使用す
ることができ、より効率的な利用が可能となる優れた効
果が得られる。
【0110】また、被空調室の空調を行うためのリモコ
ンスイッチや室内ユニットに暖房ユニットの運転状態を
表示することにより、暖房ユニットの運転状態を容易に
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した温水エアコンの冷媒と
温水の流路を示す概略系統図である。
【図2】温水エアコンの室内ユニットとリモコンスイッ
チを示す概略斜視図である。
【図3】室内ユニットの電気回路の基板構成を示す概略
図である。
【図4】冷媒ユニットの電気回路の回路構成を示す概略
構成図である。
【図5】温水ユニットの電気回路の基板構成を示す概略
図である。
【図6】リモコンスイッチを示す概略図である。
【図7】本実施の形態に適用した浴室乾燥機の概略構成
図である。
【図8】(A)は浴室乾燥機を示す概略斜視図、(B)
は浴室乾燥機を操作するリモコンスイッチを示す概略図
である。
【図9】浴室乾燥機の電気回路の基板構成を示す概略図
である。
【符号の説明】
10 エアコン(空気調和機) 12 室内機 14 室外機 22 室内ユニット 24 冷媒ユニット 26 温水ユニット 64 温水熱交換器 70 バーナー(加熱手段) 88 放熱器(温水熱交換器) 92 送風ファン 100 マイコン 102 コントロール基板 130 リモコンスイッチ 210 浴室乾燥機 212 浴室 216 グリル部 218 温水暖房ユニット 232 排気ダクト 234 吸気ダクト 238 切換えダンパ 260 リモコンスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被空調室内に設けられ冷媒が循環される
    冷媒熱交換器及び温水が循環される温水熱交換器を備え
    た室内ユニットと、前記室内ユニットの冷媒熱交換器と
    の間で冷凍サイクルを形成し、冷凍サイクル中を循環さ
    れる冷媒によって前記被空調室内を冷房する冷媒ユニッ
    トと、前記室内ユニットの温水熱交換器との間で温水の
    循環路が形成され、加熱手段によって生成した温水を循
    環することにより前記被空調室内を暖房する温水ユニッ
    トと、を含む空気調和機であって、前記温水ユニットに
    よって生成された温水が循環される温水熱交換器と、前
    記室内ユニットが設けられている被空調室とは異なる小
    室内の空気ないし外気を吸引し、吸引した空気を前記温
    水熱交換器を介して該小室内へ供給する送風ファンと、
    前記送風ファンによって吸引する空気を前記小室内と外
    気とを切換る切換手段と、を含む温水乾燥ユニットが設
    けられたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記温水乾燥ユニットの運転状態を表示
    する表示手段を、前記室内ユニットないし前記室内ユニ
    ットを操作するリモコンスイッチに設けていることを特
    徴とする請求項1に記載の空気調和機。
JP2700898A 1998-02-09 1998-02-09 空気調和機 Pending JPH11223352A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007268158A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toshiba Corp 洗濯乾燥機

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JP2007268158A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toshiba Corp 洗濯乾燥機

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