JP2007268158A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒートポンプにより衣類の乾燥をおこなう洗濯乾燥機に筐体外方への送風機能を具備するとともに、洗濯乾燥機本体における操作パネルのキーあるいはダイヤルを操作することで容易に、且つ、使い勝手よく送風量や送風時間などを制御することができるようにした洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】筐体2内の水槽6の内部に回転可能に支承したドラム9によって衣類を洗濯、脱水、乾燥し、乾燥動作時には、前記筐体内に配設したヒートポンプ12および送風ファン17の運転によって熱交換器16からの加熱空気を前記ドラム内に導入して洗濯物を乾燥させる一方、前記ヒートポンプを駆動させて筐体外方に送風するよう構成するとともに、洗濯や乾燥運転条件を表示し選択設定するキーとダイヤルとを有する操作パネル3を備えた洗濯乾燥機1において、前記筐体外方への送風制御を前記操作パネルのキー操作とダイヤル操作によって設定するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】筐体2内の水槽6の内部に回転可能に支承したドラム9によって衣類を洗濯、脱水、乾燥し、乾燥動作時には、前記筐体内に配設したヒートポンプ12および送風ファン17の運転によって熱交換器16からの加熱空気を前記ドラム内に導入して洗濯物を乾燥させる一方、前記ヒートポンプを駆動させて筐体外方に送風するよう構成するとともに、洗濯や乾燥運転条件を表示し選択設定するキーとダイヤルとを有する操作パネル3を備えた洗濯乾燥機1において、前記筐体外方への送風制御を前記操作パネルのキー操作とダイヤル操作によって設定するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、ヒートポンプによる衣類乾燥機能を有するとともに筐体外方への送風機能を具備した洗濯乾燥機に関する。
近年、洗濯乾燥機は、図10に概略構成を示すように、回転槽を横軸型のドラム(59)とし、開口を筐体(52)の前面側に設けて洗濯物の投入口(54)とした、いわゆるドラム式洗濯乾燥機(51)が商品化され普及しつつある。この種ドラム式洗濯乾燥機における洗濯用の水槽(56)は横向き円筒状をなし、外郭を形成する筐体(52)の内部に、水平に対して前方が高くなるように支持装置(61)を介して弾性的に支持されており、この水槽(56)の内部には、水槽(56)との間に間隙を形成してドラム(59)を回転可能に設け、ドラム(59)は水槽(56)の後面に取り付けられたDCブラシレスモーター(60)により直接回転駆動される。
前記筐体(52)の前面側に設けた洗濯物を出し入れするための投入口(54)には、投入口(54)を開閉するドア(55)が配設されており、洗濯、脱水、乾燥時にはドア(55)をロックして水槽(56)内の洗濯水が隙間などから外部にあふれ出ないよう密閉された構造としていることから、洗濯物の乾燥に際しては、別途、前記水槽(56)の上方に配置した乾燥ヒーター(63)およびファン(67)からなる乾燥ユニット(62)で生成される加熱空気を前記ドラム(59)内に導入して衣類などを乾燥させたり、また、最近では、ヒートポンプによる凝縮熱を利用した衣類乾燥装置を設けた技術が発明されている。
さらに、図11に示すように、横軸型の回転槽(79)による衣類乾燥装置(71)に関し、衣類乾燥に加えて冷凍サイクル(82)により空調をおこなうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。これは冷凍サイクル(82)における冷媒を凝縮する加熱用フィン(83)から排出された加熱空気を回転ドラム状の乾燥室(79)に導入し衣類を乾燥させる動作と、この衣類乾燥のための空気循環路(88)(89)を遮断するとともに、ファン(87)によって装置外部から外気を導入し、冷却除湿フィン(86)で冷却して装置外へ排出する動作に切り換えて冷房したり、あるいは暖房するなど空気調和をおこなうものである。
特許第3330789号公報
しかしながら、前記特許文献1に示されている構成は、衣類乾燥装置であって洗濯乾燥機としての構成とは相違することから、洗濯やすすぎ、あるいは脱水から乾燥に至る制御構成を具備しておらず、当然それらの制御のための操作を設定項目から選択することもなく、また操作パネルにおけるダイヤルを備えてもいなかった。さらに、筐体外方向への送風機構は示されているものの風量や風向き制御については記載されておらず、当然その調整や操作についても考慮されているものではなかった。
本発明は上記点を考慮してなされたものであり、ヒートポンプにより衣類の乾燥をおこなう洗濯乾燥機に筐体外方への送風機能を具備するとともに、洗濯乾燥機本体における操作パネルのキーあるいはダイヤルを操作することで容易に、且つ、使い勝手よく送風量や送風時間などを制御することができるようにした洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明における洗濯乾燥機は、筐体内の水槽の内部に回転可能に支承したドラムによって衣類を洗濯、脱水、乾燥し、乾燥動作時には、前記筐体内に配設したヒートポンプおよび送風機の運転によって熱交換器からの加熱空気を前記ドラム内に導入して洗濯物を乾燥させる一方、前記ヒートポンプを駆動させて筐体外方に送風するよう構成するとともに、洗濯や乾燥運転条件を表示し選択設定するキーのほかにダイヤルを有する操作パネルを備え、前記筐体外方への送風制御を前記操作パネルのキー操作により、あるいはダイヤル操作とともに設定するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の洗濯乾燥機によれば、ヒートポンプによる温風および除湿機能で乾燥動作をおこなうことができ、前記ヒートポンプを利用した冷風などを筐体の外方向に吹き出して周辺空間をより快適な雰囲気にすることができるとともに、その制御操作を洗濯乾燥機本体の操作パネルにおけるキー操作により、あるいはダイヤル操作とともに、簡単で使い勝手よくおこなうことができる。
以下図面に基づき本発明の1実施形態について説明する。図1に外観斜視図、図2に縦断面図を示すドラム式洗濯乾燥機(1)は、外郭を形成する筐体(2)の上部前面側に、洗濯コースなどを選択設定するための操作パネル(3)を配置するとともに、前面の中央部分には洗濯物を出し入れするための円形の投入口(4)を開口させ、前記投入口(4)を開閉自在に閉塞する透明窓を形成したドア(5)を配置している。
筐体(2)の内部には水槽(6)を配置している。水槽(6)は、背面を閉塞した横向き円筒状をなし、その前面部の開口周縁には環状の水槽カバー(6a)を取り付けるとともに、その底部の左右に設けた一対の図示しない支持装置によって筐体(2)内に弾性的に支持されており、背面側の下方には排水弁(7)を介して水槽(6)内の洗濯水を機外に導出する排水ホース(8)を接続している。
水槽(6)の内部には、横軸周りに回転可能とした有底円筒状のドラム(9)を配設している。ドラム(9)は、水槽(6)に沿い前方に向かって若干上方への傾斜状態に支承されており、胴部周壁に多数の脱水孔(9a)と、その内周面には洗濯物掻き上げ用のバッフル(9b)を複数有している。また前面開口側には環状のドラムカバー(9c)を取り付けて、前記水槽カバー(6a)とともに投入口(4)に対向して配置させており、洗い行程および脱水行程における共用槽として機能するものである。前記ドラム(9)の閉塞された背面は、水槽(6)の前記閉塞された背面部に軸支され、洗いおよび脱水行程に応じた回転速度に制御されるモーター(10)により回転する。
前記投入口(4)の開口周縁と水槽(6)の前面開口部における水槽カバー(6a)との間隙には、耐薬品性に優れた軟質樹脂材からなるベローズ(11)を取り付け、水が水槽(6)から機外に漏れ出ないようにするとともに、その一部を延出して閉鎖状態にある前記ドア(5)裏面側に当接させ、投入口(4)から機外への水漏れを防止し、さらに蛇腹部を設けて水槽(6)やドラム(9)の回転振動がドア(5)側に伝達することを防いでいる。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機(1)は、洗い、すすぎ、脱水の各機能行程を選択設定して自動的に実行するものであり、前記投入口(4)より洗濯物をドラム(9)内に投入しドア(5)を閉じた後、洗い、およびすすぎ行程では、洗濯水を水槽(6)内に供給した状態でドラム(9)を低速回転させ、洗濯物をバッフル(9b)で掻き上げては落下させる撹拌運動により洗濯を実行し、脱水行程では排水弁(7)を開いてすすぎ行程後の洗濯水を排水ホース(8)から機外に排出し、その後ドラム(9)を一方向に高速回転させて胴部周壁に設けた多数の脱水孔(9a)から遠心脱水する。
そして、前記筐体(2)下部の幅方向のほぼ中央部には、前後方向に亙ってヒートポンプ(12)のユニットを設置し、洗濯行程が終了した後の乾燥動作の際に、ドラム(9)を様々に回転させつつこれを駆動し、ヒートポンプにより凝縮器(13)で生成される熱を洗濯物の乾燥に使用している。
すなわち、前記ヒートポンプ(12)は、筐体(2)の底面一側部に冷媒を圧縮し吐出する圧縮機(14)を配置するとともに、圧縮機(14)から吐出された高温高圧の冷媒ガスを放熱して凝縮する前記凝縮器(13)、高圧冷媒を減圧する膨張弁や毛細管などの減圧装置(15)、および減圧された冷媒を蒸発させて吸熱する蒸発器(16)を環状に配管接続して構成されており、洗濯乾燥運転の乾燥行程時にヒートポンプ(12)を駆動したときには、同時に前記凝縮器(13)の背面側に配置した乾燥用送風機(17)を回転させるように制御する。
乾燥用送風機(17)は、高温となる凝縮器(13)により、約70℃まで加熱された乾燥空気を、前記乾燥用送風機(17)の下流側とドラム(9)の背面側部分とを連通しているドラム入口ダクト(18)を介して前記モーター(10)の周辺部分からドラム(9)内に吹き込み、洗濯物と接触させることでこれを乾燥させる。さらに洗濯物との接触で加湿状態になっている空気をドラム(9)内から投入口(4)および周側の脱水孔(9a)を介して外方に流出させ、ドラム出口ダクト(19)から低温の蒸発器(16)部を通過させることで空気中の水分を除去し、次いで高温の凝縮器(13)に戻すことで再び加熱された乾燥空気として循環させるものである。
洗濯機本体(1)の前面側の下部に配置した前記蒸発器(16)に対向した位置には、吹き出し部として比較的横幅寸法を広く形成したルーバー(21)および送風ファン(22)を設けている。前記送風ファン(22)は、後方に位置する蒸発器(16)からの矢印で示す冷気を斜め上方の送風口(23)部分に送流するものであり、前記ルーバー(21)の幅寸法に合わせた所定長さの回転軸周囲に多数の羽根を設けた横流ファンで構成されている。
前記送風口(23)は、前記蒸発器(16)に連通するドラム出口ダクト(19)の途中から前方に分岐させた位置に配設させたものであり、外面開口部に設けたルーバー(21)を上下に回動させることで、前記送風口(23)を開閉するとともに外方向への空気の吹き出しを可能にしている。
前記ドラム出口ダクト(19)の分岐部分には切換ダンパー(24)を配設しており、洗濯運転後の乾燥行程時には、この切換ダンパー(24)を実線の位置にして前記ルーバー(21)側を閉塞するとともに、ドラム出口ダクト(19)から蒸発器(16)側の送風路を開放してドラム(9)内を循環する温風の流れを阻害しないようにしている。
また、送風機能として前記ルーバー(21)と送風ファン(22)を駆動した際には、送風口(23)部分の拡大図である図3の実線のごとく切換ダンパー(24)を回動させ、前記ドラム出口ダクト(19)側を閉塞して、駆動させたヒートポンプ(12)により冷却されている蒸発器(16)からの低温空気を送風口(23)から筐体の外方、すなわち前方の外気中に吹き出すようにしている。
前記ルーバー(21)は、幅広の板状に形成され、両下端部に設けた枢軸を送風口(23)の側壁に係合して上下方向に回動可能に支承するとともに、前記送風口(23)の一方の外側に固着され、一端側の枢軸に係合させたステッピングモーター(25)への通電により、枢軸を介して回動させることで前記送風口(23)を、全閉するほか、全開(図3の状態)、半開きの2段階に開口するものであり、送風口(23)を開放した際には、蒸発器(16)からの冷気を筐体外部の斜め上方部に向けて吹き出すようにしている。
なお、切換ダンパー(24)がドラム出口ダクト(19)を閉塞した状態で送風ファン(22)を駆動すると、蒸発器(16)から送風口(23)への風路は負圧になるが、蒸発器(16)と凝縮器(13)間の風路壁には吸気口(29)を穿設しており、送風時には、この吸気口(29)を経由して、吸引された外気がスムーズに蒸発器(16)を通過して除湿冷却され、冷気として送風口(23)から吹き出すことができる。
このとき、前記ルーバー(21)の一部と送風口(23)側には、図示しない引張りコイルばねをその両端を係止して配設しており、ルーバー(21)は常時送風口(23)を閉塞する方向に付勢されている。そして、ルーバー(21)の回動動作は、送風口(23)を開放させる方向については前記ステッピングモーター(25)によりおこない、閉塞方向へは前記コイルばねの収縮力で回動させるようにしている。この構成により、ルーバー(23)が送風口(23)を閉塞するときには、コイルばねの比較的弱い弾性力で戻ることになり過大な力が掛からないため、使用者が送風口(23)に指などを挟んで怪我をするようなことを防止できる。
なお、図3中(26)は、ドラム(9)から蒸発器(16)に至る送風路に設けた糸くずや空気中の異物を除去するリントフィルターであり、ドラム(9)内の衣類から発生する糸屑などの異物が蒸発器(16)に侵入し付着することを防ぐとともに、摘み部(26a)を引き出すことにより清掃が可能となっているものである。
図4は前記操作パネル(3)の詳細配置構成であって、表面に使用者が洗濯乾燥機(1)の運転のために操作する各種の操作キーや表示部を設けている。具体的には、前記操作キーとして、洗濯運転や洗濯乾燥運転、あるいは乾燥運転などのモードキーの押圧により選択し、設定するための洗濯モードキー(32)、洗いやすすぎ、脱水、乾燥の個々の行程を押圧により選択してそれぞれの時間や回数を指示設定するための行程選択キー(33)、また、タイマー予約時刻を選択するための予約キー(34)や洗濯乾燥機(1)の電源をオンオフする電源キー(35)、さらには、洗濯運転をスタートしたり一時停止するための円形に大きく設けたスタート・一時停止キー(36)などが配置され、これらのキーは押釦スイッチにより、押圧した回数だけ操作信号が出力されるように構成されている。
そして、前記洗濯モードキー(32)の配置列の最下部には、詳細を後述する送風キー(40)を他の操作キーと同様に設けている。
さらに、前記スタート・一時停止キー(36)の外周には、環状の操作ダイヤル(37)を所定角度ずつ回転して節動感が得られるように回転可能に配設している。この操作ダイヤル(37)は、回転式可変抵抗器やロータリーエンコーダなどからなる回転スイッチの回転軸に取り付けられており、操作ダイヤル(37)を回転操作することで回転方向や角度に応じた操作信号が出力されるように構成されている。
表示部は、前記洗濯モードキー(32)の選択されているキーを、裏面に設けた発光ダイオードにより点灯して運転モードを明示するようにしているほか、前記運転モードで選択されている洗濯や乾燥のコース内容を表示するコース表示部(38)を設け、操作ダイヤル(37)を回転させることによって、このコース表示部(38)の表示事項に対応して設けた発光ダイオードを点灯表示することで選択するようにしており、液晶表示パネル(39)には、現在時刻や予約時間、残り運転時間、あるいは洗い行程や脱水行程の設定時間やすすぎの回数を数値で選定表示するように構成している。
操作パネル(3)の裏面には、操作回路を備える制御ユニット(31)が配設されており、操作パネル(3)の各種操作キーに基づく押圧操作信号と、操作ダイヤル(37)の操作に基づく回転操作信号とを、筐体(2)の前面下部に配設した駆動制御ユニット内の制御手段(30)に出力する。
図5は、ヒートポンプ式洗濯乾燥機(1)の制御ブロックであり、制御手段(30)はマイコンを含む検知回路で構成され、マイコンはあらかじめ記憶されている情報を基に検知をおこない、それに応じた運転制御を実行している。
そして、AC電源(41)からの電力を、DC電源回路(42)により整流し平滑したDC電源を電力として制御手段(30)に供給するとともに、電源スイッチ(35)のオンにより電源リレー(44)を付勢して運転をスタートさせ、それと同時に出力が必要となる給水源からの給水弁(45)や排水弁(7)、モーター(10)、ヒートポンプ(12)、乾燥用送風機(17)、ルーバー(21)などに電力を供給し、制御手段(30)の指示にしたがって駆動をおこなう。
また、回転センサー(46)によってモーター(10)の回転数を制御手段(30)に入力し、水槽(6)内の貯留水位を検知するための水位センサー(47)からの水位検知信号や、前記蒸発器(16)と凝縮器(13)間の風路壁に穿設した吸気口(29)近傍の外部に設けた温度センサー(48)で洗濯乾燥機(1)の周辺雰囲気の温度を検知し、制御手段(30)に入力することで、各運転行程に合わせた制御をおこない、さらに、ドアスイッチ(49)により洗濯乾燥機(1)のドア状態を検出してドアロックの開閉制御をおこなう。
そしてまた、前記操作パネル(3)における各操作キー(32)〜(36)および操作ダイヤル(37)のスイッチと表示部(38)(39)により、使用者の操作および運転状態に応じて表示をおこない、ブザー(50)で、使用者の操作時や運転動作終了時、異常時などの制御手段(30)の指示に応じて表示をおこなう。
なお、前記各操作キー(32)〜(37)で設定された仕様は不揮発性メモリ(51)で記憶され、次の電源オン時に記憶された風量や運転時間、設定温度を液晶表示パネル(39)に表示することからスタートする。
しかして、前記操作パネル(3)における洗濯モードキー(32)の配置列の最下部に設けた送風キー(40)は、前記洗濯乾燥運転が停止中か、若しくは、運転中であっても乾燥行程以外であれば、送風運転を可能としてこれを受け付け、ヒートポンプ(12)における除湿した空気を機外に吹き出して送風運転をおこなわせるものであり、操作パネル(3)による送風設定は以下のようにおこなう。
まず、送風キー(40)を1回押すと、ルーバー(21)の開度により送風の強弱、および自動運転をその設定内容とする送風機能を選択したモードとなり、液晶表示パネル(39)には「強/弱/自動運転」の文字が点滅する。これが電源オンの際には、前述のように、不揮発性メモリ(51)によって、液晶表示パネル(39)に前回の設定仕様が表示されるため、前回仕様でよければ、そのままスタートキー(36)を押圧することで送風運転が開始される。
新たに仕様設定する場合には、あらためて操作ダイヤル(37)を回転、例えば右回転させることで、強→弱→自動運転30℃→29℃→28℃→・・・→15℃→強→弱のように設定内容である送風仕様を切り換えるものであり、ダイヤルの回転操作とともに液晶表示パネル(39)の表示内容が切り換わる。また、操作ダイヤル(37)を左回転させると、右回りとは逆に、強→自動運転15℃→16℃→17℃→・・・→30℃→弱→強のように切り換わる。
また、送風キー(40)を連続で2回押すと、送風機能として運転時間を選択するモードとなり、表示パネル(39)には「運転時間設定」の文字が点滅する。そして前記同様に、電源オンの際には、表示パネル(39)に前回仕様が表示されるため、その是非を確認し、あらためて時間設定をする場合には、操作ダイヤル(37)により、例えば、右回転させることで、10分間隔で最高90分まで設定内容である運転時間を長くしていき、また左回転の場合は逆に90分から運転時間を減ずる方向に変化させ、希望する運転時間が表示された時点でスタートキー(36)を押圧することで所望の内容を設定し、運転を開始するように構成されている。送風キー(40)を連続して3回押圧した場合には元の1回押し状態に戻るようにしている。
さらに、送風運転中に送風強度などを変更したいときには、スタートキーと兼ねる一時停止キー(36)を押圧した後、上述のように、送風キー(40)を押すことで送風機能を選択し、操作ダイヤル(37)を回転させることで温度値や運転時間など運転内容を設定し、スタートキー(36)を押すと仕様が途中変更され、変更された仕様で送風運転が継続するように構成されている。そして再度一時停止キー(36)を押圧した場合は、前記受付を解除するものである。
続いて、送風運転の予約機能につき、図6に沿って説明する。前記送風運転の開始や終了時刻を予約するときには、前述の要領で送風の強弱や運転時間を設定後、操作パネル(3)上の予約キー(34)を押圧することで送風機能の選択をおこなう。まず、運転開始時刻を設定する場合は、予約キー(34)を1回押すことで液晶表示パネル(39)の表示を時計表示に切り換える。この状態で操作ダイヤル(37)を回転、例えば、右回転させると内容設定が可能となり、表示時刻が10分刻みで最高90分まで加算され、左回しにすると逆に10分刻みで減少するようにしており、ダイヤル(37)の回転により、図6の表示パネル(39)に示すように、例えば14:00とした時刻設定が終了すれば、スタートキー(36)を押圧することで予約が完了し、送風運転は待機状態となって設定された開始時刻である14:00になると送風運転が開始される。
また、運転終了時刻を予約する場合には、図7に示すように、予約キー(34)を2回連続で押圧して送風機能を選択することで液晶表示パネル(39)に表示される時間を前述と同じ要領で、操作パネル(3)に示す終了時刻、例えば、17:50に設定してスタートキー(36)を押す。これにより、運転されている送風運転は、終了時刻である17:50に運転を終了するように制御されるものである。
送風機能の動作を図8に示すフローチャートに沿って説明する。電源のオン中に送風の設定(ステップS1)をしたときは、洗濯乾燥機(1)が乾燥運転をしていないことを条件として、ルーバー制御に基づき設定風量に対応した量だけルーバー(21)を回動させ、送風口(23)を開口する(ステップS2)。なお、洗濯乾燥機(1)でヒートポンプ(12)による乾燥運転が実行されている場合には、前記送風設定が受け付けられず、ルーバー(21)を閉じて待機する。
スタートキー(36)の押圧(ステップS3)により、まずヒートポンプ(12)が駆動される。ヒートポンプ(12)の運転開始後、所定時間遅延して切換ダンパー(24)が回動してドラム出口ダクト(19)を閉塞し、さらに送風ファン(22)が駆動され、ヒートポンプにより冷却された蒸発器(16)からの冷気が、送風ファン(22)によってルーバー(21)の送風口(23)から洗濯乾燥機(1)本体の前面上方に向いて吹き出される(ステップS4)。
送風運転の実行中に、電源キー(35)が押圧され電源が切られた場合(ステップS5)は、ルーバー(21)を閉じるとともに送風運転を終了するが、送風運転中に送風強度を変更した場合、すなわち、一時停止キー(37)が押され、次いで送風キー(40)と操作ダイヤル(37)によって送風仕様が変更された場合(ステップS6)は、ステッピングモータへの通電によりルーバー(21)をあらためて設定された開度に回動し変更する(ステップS7)。
また、送風運転中には、運転時間設定の有無を確認(ステップS8)し、設定なしの場合は、前記ステップを繰り返すとともに、設定がある場合は運転時間を計測し、設定時間の終了(ステップS9)により送風運転を終了するものである。
前記ルーバー(21)は、図9に示すフローチャートのように制御される。操作ダイヤル(37)を回転して送風強度を「強」に設定したとき(ステップS11)には、スタートキー(36)の押圧により、ルーバー(21)は全開の状態となり、送風ファン(22)による蒸発器(16)からの全冷気が送風口(23)から機外に吹き出される。また「弱」にしたとき(ステップS12)には、ルーバー(21)の回動により開度を半開にして機外への吹き出し量を絞り込む。
さらに「自動運転」を設定したとき(ステップS13)には、温度センサー(48)で検出した前記吸気口(29)近傍の温度と操作ダイヤル(37)で設定した温度とを比較し(ステップS14)、その温度差が3℃以上であれば、ルーバー(21)を全開して冷気の吹き出し量を多くし冷却力を増大し、3℃以下であれば、さらに温度センサー(48)の温度が設定温度より高いか否かを比較して(ステップS15)、高い場合にはルーバー(21)を半開にして吹き出し量を減少させ、設定値より低い場合には、ルーバー(21)を閉じ、冷却しないように制御するものである。
なお、上記においては、低温空気を外部に吹き出す構成についてのみ説明したが、ルーバー(21)からの吹き出し空気は冷気のみに限らず、暖気放出により暖房作用をおこなうようにしてもよい。
その場合には、操作パネル(3)の表示や操作仕様として暖房機能キーなどを加えるとともに、ヒートポンプ(12)における絞り装置(15)を4方弁にして、冷媒が蒸発器(16)から凝縮器(13)に向かって流れる流路を設け、弁により冷媒流路を切り換えることで、前記圧縮機(14)からの高温冷媒をまず蒸発器(16)に導入して凝縮作用をおこなわせることで、これを高温側熱交換器とすればよく、蒸発器(16)で加熱された暖気をルーバー(21)から外部、例えば、前部水平方向に向けて吹き出すことで冬期における足もと暖房として使用することができる。
そして、送風機能運転を終了した場合には、ヒートポンプ(12)および送風ファン(22)の運転を停止するとともに、ルーバー(21)および切換ダンパー(24)を図3中の2点鎖線のように、元に戻して送風口(23)を閉塞し、開口や前面への突出がないようにすることで、良好な外観を保持し、異物や埃の内部への侵入を阻止することができる。
1 洗濯乾燥機
3 操作パネル
6 水槽
9 ドラム
12 ヒートポンプ
13 凝縮器
16 蒸発器
17 乾燥用送風機
18 ドラム入口ダクト
19 ドラム出口ダクト
21 ルーバー
22 送風ファン
23 送風口
24 切換ダンパー
29 吸気口
30 制御手段
32、33、34、35、36 操作キー
37 操作ダイヤル
38、39 表示部
40 送風キー
3 操作パネル
6 水槽
9 ドラム
12 ヒートポンプ
13 凝縮器
16 蒸発器
17 乾燥用送風機
18 ドラム入口ダクト
19 ドラム出口ダクト
21 ルーバー
22 送風ファン
23 送風口
24 切換ダンパー
29 吸気口
30 制御手段
32、33、34、35、36 操作キー
37 操作ダイヤル
38、39 表示部
40 送風キー
Claims (7)
- 筐体内の水槽の内部に回転可能に支承したドラムによって衣類を洗濯、脱水、乾燥し、乾燥動作時には、前記筐体内に配設したヒートポンプおよび送風機の運転によって熱交換器からの加熱空気を前記ドラム内に導入して洗濯物を乾燥させる一方、前記ヒートポンプを駆動させて筐体外方に送風するよう構成するとともに、洗濯や乾燥運転条件を表示し選択設定するキーとダイヤルとを有する操作パネルを備えた洗濯乾燥機において、前記筐体外方への送風制御を前記操作パネルのキー操作によって設定するようにしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
- キーおよびダイヤル操作によって送風機能の選択とその内容設定をおこなうようにしたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
- 送風機能選択により送風の強弱および自動運転制御の設定をおこなうようにしたことを特徴とする請求項2記載の洗濯乾燥機。
- 送風運転中においても操作パネルによる送風機能選択および内容設定を変更可能にしたことを特徴とする請求項2記載の洗濯乾燥機。
- 送風を自動運転しているときには、その運転内容を表示パネルに表示することを特徴とする請求項3記載の洗濯乾燥機。
- 送風の強弱や自動運転を設定したときには、その設定内容を不揮発性メモリに記憶し、送風機能をキー操作した場合は、記憶された設定内容を表示パネルに表示し、キー操作で運転開始することを特徴とする請求項3記載の洗濯乾燥機。
- 送風機能運転における送風開始時刻や終了時刻の予約を、操作パネルの操作キーとダイヤル操作によって設定することを特徴とする請求項3記載の洗濯乾燥機。
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