JPH1122298A - 緊急時脱出用窓ガラス下降装置 - Google Patents

緊急時脱出用窓ガラス下降装置

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JPH1122298A
JPH1122298A JP9178311A JP17831197A JPH1122298A JP H1122298 A JPH1122298 A JP H1122298A JP 9178311 A JP9178311 A JP 9178311A JP 17831197 A JP17831197 A JP 17831197A JP H1122298 A JPH1122298 A JP H1122298A
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JP
Japan
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inner cable
pulley
cable
guide rail
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP9178311A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Shinkai
孝浩 新開
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Cable System Inc
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Cable System Inc filed Critical Nippon Cable System Inc
Priority to JP9178311A priority Critical patent/JPH1122298A/ja
Publication of JPH1122298A publication Critical patent/JPH1122298A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の状態においてウインドレギュレータ本
来の機能・性能を損なわず、かつ従来と同様の取りつけ
スペースを維持することができ、水没事故などの緊急時
には、手動操作で確実に窓ガラスを下降させることがで
きる緊急時脱出用窓ガラス下降装置を提供することであ
る。 【解決手段】 第1の内索16aが、ガイドレール8に
固定されたスライドレールRに移動自在に嵌合された軸
であって、通常の走行状態において第1の位置に保持す
るための保持手段によって保持され、緊急時に前記保持
手段が解除されてキャリアプレート7の移動方向に平行
に移動されうる軸に回転自在に設けられた第1プーリー
9と、ガイドレール8の上端に設けられ、第1の内索1
6aの操作方向を変えるための第3プーリー11に掛け
回され、第2の内索16bが、第1プーリー9と同軸状
に前記軸に回転自在に設けられた第2プーリーと、ガイ
ドレール8の下端に設けられ、第2の内索16bの操作
方向を変えるための第4プーリー12に掛け回されてな
ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は緊急時脱出用窓ガラ
ス下降装置に関する。さらに詳しくは、窓ガラスを上昇
するための第1コントロールケーブルの第1の内索が、
ガイドレールの上端にほぼ並ぶ位置にブラケットを介し
て設けられ、前記第1の内索の操作方向を変えるための
第1の操作方向変更手段と、前記ガイドレールの上端か
ら下端の方向に所定の距離だけ離間してガイドレールに
着脱自在に取りつけられたプーリーと、ガイドレールの
上端に設けられ、第1の内索の操作方向を変えるための
第2の操作方向変更手段に掛け回されてなる緊急時脱出
用窓ガラス下降装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、図7に示されるように、駆動部52、コントロール
ボックス53、開閉スイッチ54およびレギュレータ部
55から構成されるパワーウインドレギュレータ51が
知られている(特開平5−202673号公報参照)。
【0003】このもののばあいレギュレータ部55は、
コントロールケーブル56が駆動部52を介してループ
状に配索されており、かつコントロールケーブル56の
内索の一部にキャリアプレート57が固着されてなる構
成を有している。またキャリアプレート57は窓ガラス
Wに固定され、かつドアパネルPに取りつけられたガイ
ドレール58に案内されて上下動されうる。
【0004】駆動部52の電動モータ74の出力端には
ギア式減速機75が連結されており、出力端の回転数を
所定の回転数に落としている。また減速機75の出力端
にはコントロールケーブル56の内索を巻き取りかつ送
り出すためのドラム76が連結されている。かかる構成
により電動モータ74により発生された回転エネルギー
をコントロールケーブルの直線運動に変換されている。
【0005】従来のパワーウインドレギュレータは、叙
上の構成によりワンタッチの操作で窓ガラスを所望の開
度にせしめることができ、車両の通常の走行状態におい
てはきわめ使い勝手がよい。
【0006】しかしながら、近年、自動車の水没事故が
多発し、水没した車中に乗員が閉じ込められたまま死亡
するケースも新聞などで報じられている。
【0007】かかる事故の原因の1つとして、パワーウ
インドレギュレータの電気系統が水の侵入により破壊さ
れ、駆動部の逆転防止機構の作用により手動ではパワー
ウインドレギュレータが操作できなくなることが指摘さ
れている。
【0008】本発明の目的は、通常の走行状態において
ウインドレギュレータ本来の機能・性能を損なわず、か
つ従来と同様の取りつけスペースを維持することがで
き、水没事故などの緊急時には、手動で確実に窓ガラス
を下降させることができる緊急時脱出用窓ガラス下降装
置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の緊急時脱出用窓
ガラス下降装置は、窓ガラスの停止位置を選択、指示す
るための開閉スイッチと、該開閉スイッチから出される
信号に基づき作動する、動力手段および該動力手段によ
り回転駆動されるドラムからなる駆動部と、前記ドラム
に一端が固定されドラムに巻回されることにより引き操
作される内索および該内索が摺動自在に挿入される導管
からなり、ループ状に配索されるコントロールケーブル
と、該コントロールケーブルの内索に固定され、かつ窓
ガラスに固定されたキャリアプレートと、ドアパネルに
取りつけられ前記キャリアプレートを所定の方向に案内
するガイドレールとからなり、前記コントロールケーブ
ルが、窓ガラスを上昇する方向に引き操作される第1の
内索および該第1の内索が摺動自在に挿入される第1の
導管からなる第1コントロールケーブルと、窓ガラスを
下降する方向に引き操作される第2の内索および該第2
の内索が摺動自在に挿入される第2の導管からなる第2
コントロールケーブルからなり、前記第1の内索が、ガ
イドレールに固定されたスライドレールに移動自在に嵌
合された軸であって、通常の状態において第1の位置に
保持するための保持手段によって保持され、緊急時に該
保持手段が解除されて前記キャリアプレートの移動方向
に平行に移動されうる軸に回転自在に設けられた第1プ
ーリーと、ガイドレールの上端に設けられ、第1の内索
の操作方向を変えるための第3プーリーに掛け回され、
前記第2の内索が、第1プーリーと同軸状に前記軸に回
転自在に設けられた第2プーリーと、ガイドレールの下
端に設けられ、第2の内索の操作方向を変えるための第
4プーリーに掛け回されてなることを特徴としている。
【0010】また、前記保持手段が、一端に係止爪が設
けられ、他端に揺動自在に保持解除レバーが設けられ、
回転自在に支持されたレバーからなり、前記軸に、スラ
イドレールに嵌合されるフランジ部と、ブラケットとが
設けられ、該ブラケットが引張りコイルばねによって解
除方向に付勢され、通常の状態において該ブラケットが
係止爪によって係止されてなることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の緊急時脱出用窓ガラス下
降装置(以下、「装置」という)を添付図面を参照しつ
つ以下に詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施の形態にかかわる装
置の一例を示す説明図、図2は図1におけるプーリーの
一例を示す要部説明図、図3は図1におけるプーリーの
一例を示す要部斜視図、図4は図3の断面説明図、図5
は図1における駆動部の組立前斜視図、図6は図1の開
閉スイッチの要部説明図である。
【0013】本実施の形態にかかわる装置1は、図1に
示されるように、窓ガラスWの停止位置を選択、指示す
るための開閉スイッチ4と、開閉スイッチ4(図6参
照)から出される信号に基づき作動する、動力手段24
および動力手段24により回転駆動されるドラム26か
らなる駆動部2(図5参照)と、ドラム26に一端が固
定されドラム26に巻回されることにより引き操作され
る内索16および内索16が摺動自在に挿入される導管
17からなり、ループ状に配索されるコントロールケー
ブル6と、コントロールケーブル6に固定され、かつ窓
ガラスWに固定されたキャリアプレート7と、ドアパネ
ルPに取りつけられキャリアプレート7を所定の方向に
案内するガイドレール8から構成される。
【0014】図1を参照すると、コントロールケーブル
6は、窓ガラスWを上昇する方向に引き操作される第1
の内索16aおよび第1の内索16aが摺動自在に挿入
される第1の導管17aからなる第1コントロールケー
ブル6aと、窓ガラスWを下降する方向に引き操作され
る第2の内索16bおよび第2の内索16bが摺動自在
に挿入される第2の導管17bからなる第2コントロー
ルケーブル6bから構成される。
【0015】図1〜4を参照すると、第1の内索16a
は、ガイドレール8に固定されたスライドレールRに移
動自在に嵌合された軸9aであって、通常の走行状態に
おいて第1の位置Xに保持するための保持手段30によ
って保持され、緊急時に保持手段30が解除されてキャ
リアプレート7の移動方向に平行に移動されうる軸9a
に回転自在に設けられた第1プーリー9と、ガイドレー
ル8の上端に設けられ、第1の内索16aの操作方向を
変えるための第3プーリー11に掛け回されている。
【0016】第2の内索16bは、第1プーリー9と同
軸状に軸9aに回転自在に設けられた第2プーリー10
と、ガイドレール8の下端に設けられ、第2の内索16
bの操作方向を変えるための第4プーリー12に掛け回
されている。
【0017】保持手段30は、一端に係止爪30aが設
けられ、他端に揺動自在に緊急時脱出用レバー30bが
設けられ、回転自在に支持されたレバー40から構成さ
れている。
【0018】軸9aには、スライドレールRに嵌合され
るフランジ部9fと、ブラケット9bとが設けられ、ブ
ラケット9bが圧縮コイルばねSによって解除方向に付
勢されている。通常の走行状態において、ブラケット9
bは係止爪30aによって係止されている(図2〜4参
照)。
【0019】叙上のように構成される本実施の形態にか
かわる装置1は、緊急時(すなわち、河川や湖などに転
落し水没したようなとき)、緊急時脱出用レバー30b
を引くと軸9aのロックが解除され、圧縮コイルばねS
の弾性力により第1プーリー9が第2の位置Yまで移動
する。したがって、第1の内索16aが長さL1だけ弛
み、窓ガラスWが自動的に下降し、窓ガラスWが開放さ
れる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、通常の走行状態におい
てウインドレギュレータ本来の機能・性能を損なわず、
かつ従来と同様の取りつけスペースを維持することがで
き、水没事故などの緊急時には、手動操作で確実に窓ガ
ラスを下降させることができる緊急時脱出用窓ガラス下
降装置が提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかわる装置の一例を
示す説明図である。
【図2】図1におけるプーリーの一例を示す要部説明図
である。
【図3】図1におけるプーリーの一例を示すの要部斜視
図である。
【図4】図3の断面説明図である。
【図5】図1における駆動部の組立前斜視図である。
【図6】図1における開閉スイッチの要部説明図であ
る。
【図7】従来の装置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 装置 2 駆動部 4 開閉スイッチ 6 コントロールケーブル 7 キャリアプレート 8 ガイドレール 9 第1プーリー 10 第2プーリー 11 第3プーリー 12 第4プーリー 16 内索 16a 第1の内索 16b 第2の内索 17 導管 17a 第1の導管 17b 第2の導管 30 保持手段 R スライドレール S 圧縮コイルばね W 窓ガラス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスの停止位置を選択、指示するた
    めの開閉スイッチと、該開閉スイッチから出される信号
    に基づき作動する、動力手段および該動力手段により回
    転駆動されるドラムからなる駆動部と、前記ドラムに一
    端が固定されドラムに巻回されることにより引き操作さ
    れる内索および該内索が摺動自在に挿入される導管から
    なり、ループ状に配索されるコントロールケーブルと、
    該コントロールケーブルの内索に固定され、かつ窓ガラ
    スに固定されたキャリアプレートと、ドアパネルに取り
    つけられ前記キャリアプレートを所定の方向に案内する
    ガイドレールとからなり、 前記コントロールケーブルが、窓ガラスを上昇する方向
    に引き操作される第1の内索および該第1の内索が摺動
    自在に挿入される第1の導管からなる第1コントロール
    ケーブルと、窓ガラスを下降する方向に引き操作される
    第2の内索および該第2の内索が摺動自在に挿入される
    第2の導管からなる第2コントロールケーブルからな
    り、 前記第1の内索が、ガイドレールに固定されたスライド
    レールに移動自在に嵌合された軸であって通常の状態に
    おいて第1の位置に保持するための保持手段によって保
    持され、緊急時に該保持手段が解除されて前記キャリア
    プレートの移動方向に平行に移動されうる軸に回転自在
    に設けられた第1プーリーと、ガイドレールの上端に設
    けられ、第1の内索の操作方向を変えるための第3プー
    リーに掛け回され、 前記第2の内索が、第1プーリーと同軸状に前記軸に回
    転自在に設けられた第2プーリーと、ガイドレールの下
    端に設けられ、第2の内索の操作方向を変えるための第
    4プーリーに掛け回されてなることを特徴とする緊急時
    脱出用窓ガラス下降装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段が、一端に係止爪が設けら
    れ、他端に揺動自在に保持解除レバーが設けられ、回転
    自在に支持されたレバーからなり、前記軸に、スライド
    レールに嵌合されるフランジ部と、ブラケットとが設け
    られ、該ブラケットが引張りコイルばねによって解除方
    向に付勢され、通常の状態において該ブラケットが係止
    爪によって係止されてなる請求項1記載の緊急時脱出用
    窓ガラス下降装置。
JP9178311A 1997-07-03 1997-07-03 緊急時脱出用窓ガラス下降装置 Pending JPH1122298A (ja)

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JP9178311A JPH1122298A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 緊急時脱出用窓ガラス下降装置

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JP9178311A JPH1122298A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 緊急時脱出用窓ガラス下降装置

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JPH1122298A true JPH1122298A (ja) 1999-01-26

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ID=16046268

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JP (1) JPH1122298A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005120872A1 (en) * 2004-06-14 2005-12-22 Hoernell Claes-Goeran Emergency lowering device for a vehicle window
CN102926610A (zh) * 2012-10-19 2013-02-13 范亮 具有手动拉开功能的车窗电动升降装置
CN103615166A (zh) * 2013-11-11 2014-03-05 韩小东 汽车电动车窗玻璃应急下降装置
CN103711399A (zh) * 2013-12-05 2014-04-09 韩小东 一种汽车电动车窗玻璃应急下降装置

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