JPH1122209A - 建物の床下の配管または線体の再施工方法 - Google Patents

建物の床下の配管または線体の再施工方法

Info

Publication number
JPH1122209A
JPH1122209A JP19207597A JP19207597A JPH1122209A JP H1122209 A JPH1122209 A JP H1122209A JP 19207597 A JP19207597 A JP 19207597A JP 19207597 A JP19207597 A JP 19207597A JP H1122209 A JPH1122209 A JP H1122209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
building
electromagnet
string
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19207597A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CUSTOM PURAMINGU KK
Original Assignee
CUSTOM PURAMINGU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CUSTOM PURAMINGU KK filed Critical CUSTOM PURAMINGU KK
Priority to JP19207597A priority Critical patent/JPH1122209A/ja
Publication of JPH1122209A publication Critical patent/JPH1122209A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の床等の内装を大規模に破損せずに、建
物の床下に配設した劣化流体の配管または電線等の線体
を撤去せずに、建物の外側壁に配設することなく、簡単
に、安価な費用で、見栄えよく新たな配管または線体の
再施工を行う。 【手段】 建物の床下に配設した劣化した流体の配管
(電線等の線体)の両端のみを流体機器(線体機器)と
切り離し、かつ、建物の床等であって流体の配管(電線
等の線体)の一端付近と他端付近に小さな入口穴と出口
穴を開けて、紐付きの小さな磁性移動体を入口穴より床
下に挿入するとともに、床上面に移動可能に設けた電磁
石より150〜300ガウスの磁力を発生させて、紐付
の磁性移動体建物を床下面に引きつけながら電磁石とと
もに電磁誘導して出口穴まで移動させて、磁性移動体よ
り解いた紐の一端を新たな流体の配管(電線等の線体)
の一端に結び付けて、その紐の他端を入口穴より引っ張
って新たな流体の配管を床下に配設して、その流体機器
(線体機器)に接続し直す流体の配管の再施工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、建物の床下に配設した水
やガス等の流体の配管または電線、光ケーブル等の線体
の再施工方法に関するもので、特に、マンションの給水
管や給湯管等が劣化、老朽した場合に、これらの配管ま
たは線体を簡単に再施工する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物、特に、マンションの給水管や排水
管等の配管の場合、建築してから10年以上経過する
と、これらの配管に鋼管を使用していることが多いため
に、配管が劣化、老朽すると、配管内に錆が生じて赤水
の発生原因となったり、最悪のときは漏水の原因にな
り、自分の部屋ばかりか、近隣の部屋の住民や所有者に
も多大な迷惑をかけるおそれがあった。
【0003】したがって、劣化、老朽した配管は使用を
中止して新しい配管を再施工せざるをえないが、しか
し、配管はコンクリートスラブと床の間に設置されてい
ることが多く、劣化、老朽した配管を取り除くには、マ
ンションの床、壁およびジュウタン等の内装を大規模に
破損することになり、さらに、建物の床、壁およびジュ
ウタン等の内装の修理に手間がかかり、多大な費用もか
かる欠点があった。
【0004】また、マンションの床、壁およびジュウタ
ン等の内装を大規模に破損することを避けて、劣化、老
朽した給水管や給湯管をそのままにして、新たな給水管
や給湯管をマンションの外側壁に露出して配設すること
によって配管を再施工する方法もあるが、マンションと
しての見栄えがよくなく、マンションのグレードも低下
する問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、建物の床、
壁およびジュウタン等の内装を大規模に破損せずに、す
なわち、建物の床、壁およびジュウタン等の内装の極一
部に小さな穴を開けるだけで、建物の床下に配設した劣
化、老朽した水やガス等の流体の配管または電線、光ケ
ーブル等の線体を撤去せずに、簡単に、安価な費用で新
たな配管または線体の再施工を行うことに目的がある。
【0006】また、本発明は、新たな水やガス等の流体
の配管または電線、光ケーブル等の線体を建物の外側壁
に配設することなく、すなわち、建物としての見栄えを
悪くせず、建物の質を低下させずに、新たな配管または
線体の再施工を行うことに目的がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物の床下の
配管の再施工方法に関するもので、マンション等の建物
の床下に配設した水やガス等の流体の配管が劣化、老朽
した場合に、建物の床を大規模に破損させずに、劣化、
老朽した配管を撤去すことなく、流体の配管の両端のみ
を流体機器と切り離し、かつ、建物の床または壁であっ
て流体の配管の一端付近と他端付近に小さな入口穴と出
口穴を開けて、紐を取り付けた小さな磁性移動体を入口
穴より床下に挿入するとともに、その床上面に変圧装置
によって磁力を変えられる電磁石を移動可能に設けて、
電磁石より150〜300ガウスの磁力を発生させて紐
付の磁性移動体建物を床下面に引きつけながら電磁石と
ともに電磁誘導して、磁性移動体を床下の障害物を避け
て、出口穴まで移動させて、磁性移動体より紐を解いた
後、その紐の一端を新たな流体の配管の一端に結び付け
て、その紐の他端を入口穴より引っ張って新たな流体の
配管を床下に配設して、その流体機器に接続し直すこと
に特徴がある。
【0008】また、本発明は、前述した建物の床下の配
管の再施工方法において、紐を取り付けた小さな磁性移
動体として、台形状、多角形状、円錐形状の箱形を使用
することによって、障害物を避け易くし、磁性移動体の
電磁誘導的な移動をよくし、磁性移動体の落下時の転が
りを防止することに特徴がある。
【0009】さらに、本発明は、前述した建物の床下の
配管の再施工方法において、変圧装置によって磁力を変
えられる電磁石として、電磁板の一部を突出させた電磁
石を使用することによって、建物の片隅の床下面に引き
付けられている磁性移動体の電磁誘導的な移動をよくす
ることに特徴がある。
【0010】さらに、本発明は、前述した建物の床下の
流体の配管の再施工方法に代えて、電線、光ケーブル等
の線体を新たな床下に再施工して、その線体機器に接続
し直すことに特徴がある。
【0011】本発明の実施態様の一例を、マンションの
床下に配設した給水管の再施工方法を例にして、図1に
従って説明すると、通常の場合、マンション1の給水管
2はコンクリートスラブ3と床4の間に設置されてお
り、この給水管2の一端は流体機器の水道水のメーター
5に接続されているとともに、給水管2の他端は給水機
器である流し台6aやトイレ6bに接続しているが、こ
れらの給水管2には鋼管を使用されていることが多く、
長期間に渡って使用していると、劣化、老朽によって給
水管2内に錆が発生して赤水となったり、場合によると
給水管2に亀裂や孔が開いて漏水することがあるので、
このような時には、給水管2の使用を中止せざるをえな
くなる。
【0012】そこで、劣化した給水管2の一端を水道水
のメーター5より切り離すとともに、劣化した給水管2
の他端を流し台6aやトイレ6b(元管)より切り離
し、この切り離した劣化、劣化した給水管2はコンクリ
ートスラブ3と床4の間から取り除かずに放置して置い
ておき、次いで、水道水のメーター5付近の床6であっ
て、切り離した劣化した給水管2の位置する箇所に、小
さな入口穴7を開け、また、流し台6aやトイレ6b付
近の床4であって、切り離した給水管2の位置する箇所
に、小さな出口穴8を開ける。
【0013】さらに、前述した水道水のメーター5付近
の床の入口穴7より、紐9を取り付けた小さな台形状の
箱形の磁性移動体10を床4下に挿入した後、スライド
トランス等の変圧装置11によって磁力を変えられる電
磁石12を、その床4上面に移動可能に設けて、変圧装
置12を作動させて電磁石11に150〜300ガウス
の磁力を発生させて、磁性移動体10を床4下面に引き
付けた後、紐9を取り付けた磁性移動体10を床4下面
に引き付けながら電磁石12とともに出口穴8の方向に
移動させる。
【0014】磁性移動体10を床4下面に引き付けなが
ら電磁石12とともに移動させる際に、磁性移動体10
が床4の下方の支持柱等の障害物13に当たって移動で
きない場合もあるので、このような場合には障害物13
を避けたり、逸れながら流し台6aやトイレ6bまで移
動させる。
【0015】そして、流し台6aやトイレ6b付近の床
3の各出口穴8付近に引き付けた各磁性移動体10を各
出口穴8より取り出して、各磁性移動体10から紐9を
解いて、その紐9の一端を新たな給水管18a、18b
の一端に結び付けて、その紐9の一端を新たな給水管1
8a、18bの一端に結び付けて、その紐9の他端を入
口穴7より引っ張って新たな給水管18a、18bを床
4の下方に引きずり込んで、給水管18a、18bをコ
ンクリートスラブ3と床4の間に配設し、紐9を解いた
給水管18a、18bを、図2に示すように、それぞれ
流し台6aやトイレ6b(元管)に接続し直す。
【0016】電磁石12によって紐9付の磁性移動体1
0を床4の下面に引き付けながら移動させる際に、磁性
移動体10が障害物13に当たって磁性移動体10が床
4の下方のコンクリートスラブ3の上に落下することも
あるので、このような場合には、床4の上面に設けた変
圧装置11を調整して電磁石12の磁力を350ガウス
以上に高めて、再度、紐9付の磁性移動体10を床4下
面に引き付けた後、変圧装置11を再調整して電磁石1
2の磁力を前述した通常の範囲に低下させて電磁石12
とともに磁性移動体10を移動させればよい。
【0017】本発明で使用する磁性移動体10は、図3
に示すような台形状の箱形が望ましいが、この場合に
は、上面径Uが28mm、下面径Dが40mm、高さH
が35mm程度の大きさが適しており、台形状のもの以
外にも、同様の大きさであって、円錐形、多角形筒のも
のが磁性移動体10がコンクリートスラブ3に落下した
際に転がることを防止できる点で適しており、その他電
磁誘導して移動し易く、落下の際に転がり難いものであ
ればどのようなものでもよく、また磁性移動体10の重
量は10〜20程度に軽量化することが望ましく、その
ためには磁性移動体10を箱形または中空形にするとよ
い。
【0018】本発明で使用する電磁石12としては、通
常使用されているものを用いればよく、たとえば、図4
に示すように、鉄芯14とマグネットコイル15と電磁
板16より構成してキャスター20を付設したハウジン
グ19に納めるとよく、電磁石12のコイル巻数として
は600〜800巻が望ましく、また、電磁石12の電
磁板16としては、図5に示すように、電磁板16に突
出部17を設けた電磁石を使用して、マンシュン1の片
隅の床であって、円板状の電磁板16によっては磁力が
及び難い床4の下面に引き付けている磁性移動体10を
電磁誘導してスムースに移動するようにしてもよい。
【0019】本発明で使用する変圧装置11としてはス
ライドトランスが最適であるが、これ以外にも通常使用
されているものを用いればよく、また、新たな給水管1
8としては、合成樹脂製(たとえば、三井石油化学
(株)エルメックス(商標名))が適度の柔軟性がある
ために、壁や床に開けた出入穴7、8より新たな給水管
18として床下に再施工に最適であり、さらに、磁性移
動体10の紐9は着脱可能としてしてもよいし、場合に
よっては、釣糸等の軽くて比較的丈夫なものを予備的に
使用し、次いで、新たな給水管18を引っ張る紐9とし
てはザイル等の十分に丈夫なものに取り替えて使用して
もよい。
【0020】水道水のメーター5付近の床4に開ける小
さな入口穴7、また、流し台6aやトイレ6b付近の床
4に開ける小さな出口穴8の大きさは、紐9付きの磁性
移動体10を出し入れし、新たな給水管18a、18b
を挿入できるだけの大きさ(50〜100mm)があれ
ばよく、新たな給水管18a、18bを再施工した後に
床4の入口穴7と出口穴8を穴仕舞いをする。
【0021】本発明においては、前述した建物の床下の
流体の配管の再施工以外に、劣化、老朽化した電線、光
ケーブル等の線体を新たなものして床下に再施工できる
が、流体の配管を電線、光ケーブル等の線体に置き直し
て、電気メーターや各種の電気機器に接続し直すだけが
異なるでけであるので説明を省略する。
【0022】
【発明の効果】本発明によると、建物の床、壁およびジ
ュウタン等の内装を大規模に破損せずに、これらの内装
の極一部に小さな出入穴を開けるだけで、建物の床下に
配設した劣化、老朽した水やガス等の流体の配管または
電線、光ケーブル等の線体を撤去せずに、新たな配管ま
たは線体の再施工を行うことができるので、従来の場合
に比較して、施工期間を短縮(1/ 3)して、施工費
用を安価(1/4 )にできる利点がある。
【0023】また、本発明によると、新たな水やガス等
の流体の配管または電線、光ケーブル等の線体を建物の
外側壁に配設しないために、建物としての見栄えを悪く
せず、建物の質を低下させることがなく、新たな配管ま
たは線体の再施工を行うことができる長所もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】紐付の磁性移動体を入口穴から床下に挿入して
電磁石の磁力によって床下面に引き付けながら電磁石と
ともに出口穴の方向に移動させる状態を示す断面説明図
である。
【図2】新たな給水管をコンクリートスラブと床の間に
配設して流し台やトイレに接続し直した状態を示す断面
説明図である。
【図3】紐付の磁性移動体の斜視図である。
【図4】キャスター付きのハウジングに納めた電磁石の
説明図である。
【図5】電磁板の一端を突出させた電磁石の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 マンション 2 劣化した給水管 3 コンクリートスラブ 4 床 5 水道水メーター 6 流し台またはトイレ 7 入口穴 8 出口穴 9 紐 10 磁性移動体 11 変圧装置 12 電磁石 16 電磁板 17 突出部 18 新しい給水管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、マンションの床、壁およびジュウタ
ン等の内装を大規模に破損することを避けて、劣化、老
朽した給水管や給湯管をそのままにして、新たな給水管
や給湯管をマンションの外側壁または内壁に露出して配
設することによって配管を再施工する方法もあるが、マ
ンションとしての見栄えがよくなく、マンションのグレ
ードも低下する問題もあった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、本発明は、新たな水やガス等の流体
の配管または電線、光ケーブル等の線体を建物の外側壁
または内壁に配設することなく、すなわち、建物として
の見栄えを悪くせず、建物の質を低下させずに、新たな
配管または線体の再施工を行うことに目的がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物の床下の
配管の再施工方法に関するもので、マンション等の建物
の床下に配設した水やガス等の流体の配管が劣化、老朽
した場合に、建物の床を大規模に破損させずに、劣化、
老朽した配管を撤去すことなく、流体の配管の両端のみ
を流体機器と切り離し、かつ、建物の床または壁であっ
て流体の配管の一端付近と他端付近に小さな入口穴と出
口穴を開けて、紐を取り付けた小さな磁性移動体を入口
穴より床下に挿入するとともに、その床上面に変圧装置
によって磁力を変えられる電磁石を移動可能に設けて、
電磁石より8005000ガウスの磁力を発生させて
(紐付の磁性移動体に対しては150〜300ガウスの
磁力を与えて)、紐付の磁性移動体を床下面に引きつけ
ながら電磁石とともに電磁誘導して、磁性移動体を床下
の障害物を避けて、出口穴まで移動させて、磁性移動体
より紐を解いた後、その紐の一端を新たな流体の配管の
一端に結び付けて、その紐の他端を入口穴より引っ張っ
て新たな流体の配管を床下に配設して、その流体機器に
接続し直すことに特徴がある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、本発明は、前述した建物の床下の配
管の再施工方法において、紐を取り付けた小さな磁性移
動体として、台形状、多角形状、円錐形状、球形状の箱
形を使用することによって、障害物を避け易くし、磁性
移動体の電磁誘導的な移動をよくし、磁性移動体の落下
時の転がりを防止することに特徴がある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】さらに、前述した水道水のメーター5付近
の床の入口穴7より、紐9を取り付けた小さな台形状の
箱形の磁性移動体10を床4下に挿入した後、スライド
トランス等の変圧装置11によって磁力を変えられる電
磁石12を、その床4上面に移動可能に設けて、変圧装
11を作動させて電磁石128005000ガウ
スの磁力を発生させて(紐付の磁性移動体に対して15
0〜300ガウスの磁力を与えて)、磁性移動体10を
床4下面に引き付けた後、紐9を取り付けた磁性移動体
10を床4下面に引き付けながら電磁石12とともに出
口穴8の方向に移動させる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】そして、流し台6aやトイレ6b付近の床
の各出口穴8付近に引き付けた各磁性移動体10を各
出口穴8より取り出して、各磁性移動体10から紐9を
解いて、その紐9の一端を新たな給水管18a、18b
の一端に結び付けて、その紐9の一端を新たな給水管1
8a、18bの一端に結び付けて、その紐9の他端を入
口穴7より引っ張って新たな給水管18a、18bを床
4の下方に引きずり込んで、給水管18a、18bをコ
ンクリートスラブ3と床4の間に配設し、紐9を解いた
給水管18a、18bを、図2に示すように、それぞれ
流し台6aやトイレ6b(元管)に接続し直す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】電磁石12によって紐9付の磁性移動体1
0を床4の下面に引き付けながら移動させる際に、磁性
移動体10が障害物13に当たって磁性移動体10が床
4の下方のコンクリートスラブ3の上に落下することも
あるので、このような場合には、床4の上面に設けた変
圧装置11を調整して電磁石12の磁力を1500ガウ
ス以上に高めて、再度、紐9付の磁性移動体10を床4
下面に引き付けた後、変圧装置11を再調整して電磁石
12の磁力を前述した通常の範囲に低下させて電磁石1
2とともに磁性移動体10を移動させればよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明で使用する磁性移動体10は、図3
に示すような台形状の箱形が望ましいが、この場合に
は、上面径Uが28mm、下面径Dが40mm、高さH
が35mm程度の大きさが適しており、台形状のもの以
外にも、同様の大きさであって、円錐形、多角形筒のも
のが磁性移動体10がコンクリートスラブ3に落下した
際に転がることを防止できる点で適しており、その他電
磁誘導して移動し易く、落下の際に転がり難いものであ
ればどのようなものでもよく、また磁性移動体10の重
量は10〜20程度に軽量化することが望ましく、そ
のためには磁性移動体10を箱形または中空形にすると
よい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明で使用する電磁石12としては、通
常使用されているものを用いればよく、たとえば、図4
に示すように、鉄芯14とマグネットコイル15と電磁
板16より構成してキャスター20を付設したハウジン
グ19に納めるとよく、電磁石12のコイル巻数として
は600〜800巻が望ましく、また、電磁石12の電
磁板16としては、図5に示すように、電磁板16に突
出部17を設けた電磁石を使用して、マンシン1の片
隅の床であって、円板状の電磁板16によっては磁力が
及び難い床4の下面に引き付けている磁性移動体10を
電磁誘導してスムースに移動するようにしてもよい。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また、本発明によると、新たな水やガス等
の流体の配管または電線、光ケーブル等の線体を建物の
外側壁または内壁に配設しないために、建物としての見
栄えを悪くせず、建物の質を低下させることがなく、新
たな配管または線体の再施工を行うことができる長所も
ある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンション等の建物の床下に配設した水
    やガス等の流体の配管が劣化、老朽した場合に、建物の
    床、壁およびジュータン等の内装を大規模に破損させて
    劣化、老朽した配管を撤去すことなく、配管の両端のみ
    を流体機器と切り離し、かつ建物の床、壁であって、切
    り離した配管の各両端付近に小さな入口穴と出口穴を開
    けて、紐を取り付けた小さな磁性移動体を入口穴より床
    下に挿入するとともに、その床上面に変圧装置によって
    磁力を変えられる電磁石を移動可能に設けて、電磁石よ
    り150〜300ガウスの磁力を発生させて、紐付の磁
    性移動体建物を床下面に引きつけながら電磁石を電磁誘
    導して、磁性移動体を床下の障害物を避けて、出口穴ま
    で移動させた後、磁性移動体より紐を解いて、その紐の
    一端を新たな配管の一端に結び付けて、その紐の他端を
    入口穴または出口穴より引っ張って新たな配管を床下に
    配設して、前述した流体機器に接続し直す建物の床下の
    配管の再施工方法。
  2. 【請求項2】 紐を取り付けた小さな磁性移動体が台形
    状、多角形状、円錐形状の箱形である請求項1記載の建
    物の床下の配管の再施工方法。
  3. 【請求項3】 変圧装置によって磁力を変えられる電磁
    石の磁板の一部を突出させた請求項1または請求項2記
    載の建物の床下の配管の再施工方法。
  4. 【請求項4】 建物の床下に配設するものが電線、光ケ
    ーブル等の線体であり、線体を接続するものが線体機器
    である請求項1または請求項2あるいは請求項3記載の
    建物の床下の線体の再施工方法。
JP19207597A 1997-07-03 1997-07-03 建物の床下の配管または線体の再施工方法 Withdrawn JPH1122209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19207597A JPH1122209A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 建物の床下の配管または線体の再施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19207597A JPH1122209A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 建物の床下の配管または線体の再施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1122209A true JPH1122209A (ja) 1999-01-26

Family

ID=16285228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19207597A Withdrawn JPH1122209A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 建物の床下の配管または線体の再施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1122209A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196149A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Js Corp 床下配管工法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196149A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Js Corp 床下配管工法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6061983A (en) Removable utility connection floor box and method
KR100889498B1 (ko) 벽면에 매입되는 공동주택용 통합전선 보호덕트
JPH1122209A (ja) 建物の床下の配管または線体の再施工方法
JP2006006020A (ja) 可動形作業用ボックス装置
KR100687604B1 (ko) 벽면에 매립되는 공동주택용 통합전선 보호덕트
US8661666B2 (en) Methods of installing wiring in poured concrete
JP4863899B2 (ja) 建物の排水システムおよび建物の排水システムの施工方法
KR101468911B1 (ko) 소음저감용 배관커버
KR100827603B1 (ko) 건축물의 벽면 내부에 설치되는 통합전선 보호덕트 구조
KR100881352B1 (ko) 특고압 지중전선의 배전선로 형성패널
CN211898631U (zh) 埋地消火栓井坑快速开槽装置
JP5275572B2 (ja) 床下配管工法
KR20140105111A (ko) 선박건조용 리프터
US20060124910A1 (en) String magnet advancing tool
JP2771759B2 (ja) 建物及び建物の改装方法
JPS6340583Y2 (ja)
JP4260648B2 (ja) 磁気シールド構造
AU2003100921A4 (en) Tool for use in the installation of pits
Borzym New Urban Restaurant in Historic Hotel Separated by High-Transmission-Loss, Spring-Suspended Ceiling
CN106159809A (zh) 一种拉线器
JP2822026B2 (ja) 通線用具
JP2002186155A (ja) 配管保護カバー
JP2003299748A (ja) スラブ構造とスプリンクラー用配管の施工方法
JP3758144B2 (ja) 磁気低減装置およびその方法
JP3313278B2 (ja) 建築物の配管工法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907