JPH11221648A - Vベルト用板金製プーリの製造方法 - Google Patents

Vベルト用板金製プーリの製造方法

Info

Publication number
JPH11221648A
JPH11221648A JP2328898A JP2328898A JPH11221648A JP H11221648 A JPH11221648 A JP H11221648A JP 2328898 A JP2328898 A JP 2328898A JP 2328898 A JP2328898 A JP 2328898A JP H11221648 A JPH11221648 A JP H11221648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valley
sheet metal
forming
cylindrical
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2328898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3089553B2 (ja
Inventor
Toshiaki Kanemitsu
俊明 金光
Kunihiro Harada
国広 原田
Kazuhiro Fujii
一宏 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanemitsu KK
Original Assignee
Kanemitsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanemitsu KK filed Critical Kanemitsu KK
Priority to JP10023288A priority Critical patent/JP3089553B2/ja
Publication of JPH11221648A publication Critical patent/JPH11221648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089553B2 publication Critical patent/JP3089553B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulleys (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工場の環境を悪化させるような切削加工
を行わずにVベルト用板金製プーリを製造する。 【解決手段】 板金製筒状部材の筒部の根元部分を径内
方向に押圧して変形させることによりV形に拡開した環
状の第1谷形部27を成形する。第1谷形部27を成形
した後、その第1谷形部27に連設されている筒部に軸
方向の押圧力を加えながら、その筒部の軸方向中間部を
径内方向に押圧することによりその押圧箇所を凹入状に
変形させて環状の第2谷形部28に成形する。仕上げ工
程で耳縁部31,32を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Vベルト用板金製
プーリの製造方法、特に、切削による材料ロスを生じな
いVベルト用板金製プーリの製造方法に関する。本発明
の製造方法によって得られるVベルト用板金製プーリ
は、Vベルトの巻き掛けられる2つの谷形部を有するも
のである。このようなVベルト用板金製プーリは、ディ
ーゼルエンジンのオルタネータ用プーリとして使用可能
である。
【0002】
【従来の技術】従来のVベルト用プーリは切削加工によ
ってVベルト巻き掛け用の谷形部を削り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、切削によって
多くの廃材を生じてそれが材料ロスとなり経済性の点で
問題があったとともに、切削屑が飛散して製造工場の環
境を悪化させていた。
【0004】本発明はこの点に鑑み、製造工場の環境を
悪化させず、材料の無駄のないVベルト巻き掛け用の谷
形部を有するVベルト用板金製プーリを製造することの
できるVベルト用板金製プーリの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のV
ベルト用板金製プーリの製造方法は、円形の基板部の外
周部にその基板部の片側へ延び出た筒部を有する板金製
筒状部材における上記基板部との連設箇所である上記筒
部の根元部分を径内方向に押圧して変形させることによ
り上記筒部の根元部分側の一部と上記基板部を挟んで上
記筒部の反対側へ延び出された傾斜部とによってV形に
拡開した環状の第1谷形部を成形することを行って、上
記基板部の外周部に上記第1谷形部を有しその第1谷形
部に第2谷形部成形用の上記筒部の残部が連設された中
間成形体を成形し、次に、上記中間成形体の上記筒部に
軸方向の押圧力を加えながら、その筒部の上記残部の軸
方向中間部を径内方向に押圧することによりその押圧箇
所を凹入状に変形させて環状の第2谷形部に成形する、
というものである。
【0006】この方法は、2本の各別のVベルトを巻き
掛けることに用いられるVベルト用板金製プーリの製造
に適する。この方法を採用することにより、材料流れを
生じさせることにより成形された第1谷形部と、一種の
折曲げによって形成された第2谷形部とが具備されたV
ベルト用板金製プーリを作ることができる。
【0007】請求項2に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項1に記載したものにおいて、
上記第1谷形部を成形するときに、上記筒部の残部の自
由端側だけを径内方向に押圧して内側へ向けて変形させ
ることにより上記残部の中間部の肉厚を上記板金製筒状
部材の上記筒部の肉厚と同等に保つ、というものであ
る。
【0008】この方法によると、第2谷形部を成形する
ときに、筒部の軸方向中間部を径内方向に押圧してその
押圧箇所を凹入状に変形させるという工程が確実に行わ
れるようになる。
【0009】請求項3に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項1又は請求項2に記載したも
のにおいて、上記第1谷形部を成形する工程を、長さが
短い厚肉の傾斜部を粗成形する前工程と、前工程によっ
て成形された傾斜部をその傾斜方向に延伸させてその長
さを長くしかつ肉厚を薄くする後工程とに分けて行う、
というものである。この方法によると第1谷形部の深さ
を深くしやすくなる。
【0010】請求項4に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項1、請求項2、請求項3のい
ずれかに記載したものにおいて、上記第2谷形部を成形
するときに、上記筒部の自由端を位置決めする、という
ものである。この方法によると、第2谷形部を成形しや
すくなる。
【0011】請求項5に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4のいずれかに記載したものにおいて、上記第2谷
形部を成形する工程を、その第2谷形部を粗成形する前
工程と、粗成形された第2谷形部の溝底厚さを変えずに
第2谷形部を本成形する後工程とに分けて行う、という
ものである。この方法によると、第2谷形部を精度よく
成形することが可能になる。
【0012】請求項6に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項5に記載したものにおいて、
成形された上記第1谷形部及び上記第2谷形部のそれぞ
れの外側の傾斜部の外周縁部をそれぞれ外側へ折り曲げ
て耳縁部を成形する、というものである。この方法によ
ると、第2谷形部が粗成形された第2谷形部の溝底厚さ
を変えずに成形されたものに対して、第1谷形部及び上
記第2谷形部のそれぞれの外側の傾斜部の外周縁部をそ
れぞれ外側へ折り曲げて耳縁部を成形するものであるの
で、耳縁部を精度よく成形することができるようにな
る。
【0013】請求項7に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項6に記載したものにおいて、
上記耳縁部を成形するときに、上記第1谷形部と上記第
2谷形部とを仕上げる、というものである。この方法に
よれば、製造されたVベルト用板金製プーリの精度が高
まる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明では板金製筒状部材を母材
として用いる。母材として用いられる板金製筒状部材
は、切削によらずに一種の曲げ加工で製作されているこ
とが望ましく、その製作工程を図1を参照して説明す
る。
【0015】図1の製作工程では回転軸心と同心の軸部
101を有する回転下型100、押え型200、押圧用
成形ローラ300などが用いられる。図1のように、バ
ーリング加工などによって形成された一定の高さの筒状
のボス部21を有する円形の板金材1を回転下型100
に載置してそのボス部21をその回転下型100の軸部
101に嵌合すると共に、その板金材1を押え型200
と回転下型100とで挾圧保持させた状態で、回転下型
100や押え型200の外側へ突き出た上記板金材1の
外周部(仮想線で示してある)に一種の曲げ加工を施し
て円形の基板部23と傾斜壁22とを形成する。次に、
この傾斜壁22を押圧用成形ローラ300で径内方向に
押圧して上記基板部23に直交する形になるようにさら
に折り曲げて筒部25を形成する。
【0016】以上説明した板金製筒状部材2の製作工程
は例示であり、他の工程で板金製筒状部材2を製作して
もよい。上述した工程で製作された母材としての板金製
筒状部材2は、円形の基板部23と、その基板部23の
外周部からその基板部23の片側に延び出た筒部22と
を有している。
【0017】こうして製作された板金製筒状部材2が母
材として本発明に係るVベルト用板金製プーリの製造方
法に供される。
【0018】この製造方法の実施形態での最初の工程で
は第1谷形部成形工程が行われる。この第1谷形部成形
工程は、図1に示したように長さが短い厚肉の傾斜部2
6を粗成形する前工程と、図2に示したように前工程に
よって成形された傾斜部(仮想線で示してある)26を
その傾斜方向に延伸させてその長さを長くしかつ肉厚を
薄くする後工程とに分かれている。
【0019】図1(a)に実線で示した前工程では、板
金製筒状部材2における基板部23との連設箇所である
筒部25の根元部分が径内方向に押圧される。このよう
な押圧操作を行うと、同図(b)に矢印で示したような
材料流れが生じて筒部25の根元部分が変形する。この
変形によって、筒部25の根元部分側の一部25aが外
下がりに傾斜すると共に、基板部23を挟んで筒部25
の反対側へ傾斜部26が延び出す。こうして形成される
傾斜部26は長さが短くて厚肉であり、そのような傾斜
部26と外下がりに傾斜した筒部25の根元部分側の一
部25aとによってV形に拡開した環状の第1谷形部2
7が粗成形される。
【0020】この前工程で用いられる押圧用成形ローラ
300は、断面V形に突き出して先端形状が曲率半径の
比較的小さな湾曲状になったV形成形面301を有して
いる。そして、矢符aのように押圧用成形ローラ300
を前進させてそのV形成形面301で筒部25の根元部
分を径内方向に押圧すると、第1谷形部27が粗成形さ
れる。また、この押圧用成形ローラ300は、そのV形
成形面301から軸方向に離れた箇所に押圧面302を
有していると共に、その押圧面302とV形成形面30
1とが滑らかな凹み湾曲面303を介して連続してい
る。そのため、押圧用成形ローラ300で第1谷形部2
7を粗成形するときに、その押圧面302が筒部25の
残部25bの自由端側だけを径内方向に押圧して内側へ
向けて変形させる。そのため、図1(b)に示した残部
25bの中間部の肉厚t1が、第1谷形部成形工程を行
う前の板金製筒状部材2の筒部25の肉厚と同等に保た
れる。
【0021】図2に示した後工程では、前工程で粗成形
された傾斜部26をその傾斜方向に延伸させてその傾斜
部26の長さを長くしかつ肉厚を薄くし、第1谷形部2
7を最終形状に成形する。第1谷形部27を最終形状に
成形するときには、同時に、その第1谷形部27の深さ
を深くすることが望ましい。
【0022】この後工程では、断面V形に突き出して先
端形状が曲率半径の比較的大きな湾曲状になったV形成
形面401を有する押圧用成形ローラ400が用いられ
る。すなわち、図2(a)の矢符bのように押圧用成形
ローラ300を前進させることにより、同図(b)のよ
うにそのV形成形面401で予備傾斜部401を押え型
200との間で挾圧して矢印で示したような材料流れを
生じさせ、そうすることによって傾斜部26を傾斜方向
に延伸させる。
【0023】図1及び図2に示した第1谷形部成形工程
を経ることによって、基板部23の外周部に第1谷形部
27を有しその第1谷形部27に第2谷形部成形用の筒
部25の残部25bが連設された中間成形体3が得られ
る。
【0024】なお、第1谷形部成形工程で用いられる押
圧用成形ローラ300,400は、板金製筒状部材2の
回転に追従して回転する。
【0025】次に、中間成形体3に対して第2谷形部成
形工程が行われる。この第2谷形部成形工程は、図3及
び図4に示したように第2谷形部28を粗成形する前工
程と、図5に示したように粗成形された第2谷形部28
の溝底厚さを変えずに第2谷形部28を本成形する後工
程とに分かれている。
【0026】前工程では、図3に示したように、軸方向
に移動可能な可動受台510を有する回転受台500
と、第1谷形部27を保形するための保形用ローラ60
0と、第2谷形部を粗成形するための粗成形用ローラ7
00と、押え型800とが用いられる。そして、可動受
台510や保形用ローラ600は常時上方にばね付勢さ
れている。
【0027】図4に示したように、第2谷形部成形工程
の前工程では、押え型800が下降し、可動受台510
に載置された中間成形体3がばね付勢に抗して押し下げ
られる。こうして中間成形体3が押し下げられると、筒
部25の自由端25cが回転受台500の外下がりに傾
斜した凹所501に嵌まり込んでその位置に位置決めさ
れる。この状態から、押え型800を矢符cのように下
方に付勢して筒部25に軸方向の押圧力を加えながら、
その筒部25における上記残部25bの軸方向中間部を
粗成形用ローラ700で矢符dのように径内方向に押圧
することによりその押圧箇所を凹入状に変形させる。こ
れによって環状の第2谷形部28が粗成形される。第2
谷形部28を粗成形するときには、矢符eのように保形
用ローラ600を第1谷形部27に押し込んでその第1
谷形部27を保形しておく。
【0028】図5に示したように、第2谷形部成形工程
の後工程では、回転受台520と、第1谷形部27と第
2谷形部28とを仕上げるための仕上げ用ローラ900
と、押え型800とが用いられる。この後工程では、図
5の右半分に示したように、回転受台520と押え型8
00とによって挾圧した中間成形体3の第1谷形部27
と粗成形された第2谷形部28とに、仕上げ用ローラ9
00の2つの山形部910,920が押し込まれ、粗成
形された第2谷形部28の溝底厚さt2を変えないよう
にして第2谷形部28が本成形されて仕上げられ、同時
に第1谷形部27も仕上げられる。
【0029】図5で説明した第2谷形部成形工程の後工
程を行うときには、第1谷形部27の外側の傾斜部26
及び第2谷形部28の外側の傾斜部29の外周縁部を、
上記仕上げ用ローラ900で押すことにより外側へ折り
曲げて耳縁部31,32が成形される。このようにして
耳縁部31,32を成形すると、第2谷形部29の溝底
が粗成形されたときの肉厚t2が変わっていないので、
特に第2谷形部29側の耳縁部32が精度よく成形され
る。
【0030】第2谷部成形工程において、保形用ローラ
600、粗成形用ローラ700及び仕上げ用ローラ90
0は、中間成形体3に追従して回転する。
【0031】上記した第1谷形部成形工程と第2谷形部
成形工程とを経てVベルト用板金製プーリ4が成形され
る。このVベルト用板金製プーリ4は、第1および第2
の2つの谷形部27,28と耳縁部31,32とを有す
るものであって、使用時には2本の各別のVベルト(不
図示)がそれぞれの谷形部27,28に巻き掛けられ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、板金製筒状部材を母材
として、切削を行わずに複数本のVベルトを巻き掛ける
ことのできるVベルト用板金製プーリを製造することが
できる。そのため、製造工場の環境を悪化させることが
なく、しかも材料の無駄を生じないVベルト用板金製プ
ーリを製造することができるようになる。また、耳縁部
を有するVベルト用板金製プーリを製造することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1谷形部成形工程の前工程の説明図
である。(b)は作用説明図である。
【図2】(a)は第1谷形部成形工程の後工程の説明図
である。(b)は作用説明図である。
【図3】第2谷形部成形工程の前工程の説明図である。
【図4】第2谷形部成形工程の前工程の説明図である。
【図5】第2谷形部成形工程の後工程の説明図である。
【符号の説明】
2 板金製筒状部材 3 中間成形体 23 基板部 25 筒部 25a 筒部の根元部分の一部 25b 筒部の残部 25c 筒部の残部の自由端 26 傾斜部 27 第1谷形部 28 第2谷形部 31,32 耳縁部 t1 残部の中間部の肉厚
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 Vベルト用板金製プーリの製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Vベルト用板金製
プーリの製造方法、特に、切削による材料ロスを生じな
いVベルト用板金製プーリの製造方法に関する。本発明
の製造方法によって得られるVベルト用板金製プーリ
は、Vベルトの巻き掛けられる2つの谷形部を有するも
のである。このようなVベルト用板金製プーリは、ディ
ーゼルエンジンのオルタネータ用プーリとして使用可能
である。
【0002】
【従来の技術】従来のVベルト用プーリは切削加工によ
ってVベルト巻き掛け用の谷形部を削り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、切削によって
多くの廃材を生じてそれが材料ロスとなり経済性の点で
問題があったとともに、切削屑が飛散して製造工場の環
境を悪化させていた。
【0004】本発明はこの点に鑑み、製造工場の環境を
悪化させず、材料の無駄のないVベルト巻き掛け用の谷
形部を有するVベルト用板金製プーリを製造することの
できるVベルト用板金製プーリの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のV
ベルト用板金製プーリの製造方法は、円形の基板部の外
周部にその基板部の片側へ延び出た筒部を有する板金製
筒状部材における上記基板部との連設箇所である上記筒
部の根元部分を径内方向に押圧して変形させることによ
り上記筒部の根元部分側の一部と上記基板部を挟んで上
記筒部の反対側へ延び出された傾斜部とによってV形に
拡開した環状の第1谷形部を成形することを行って、上
記基板部の外周部に上記第1谷形部を有しその第1谷形
部に第2谷形部成形用の上記筒部の残部が連設された中
間成形体を成形し、次に、上記中間成形体の上記筒部に
軸方向の押圧力を加えながら、その筒部の上記残部の軸
方向中間部を径内方向に押圧することによりその押圧箇
所を凹入状に変形させて環状の第2谷形部に成形し、上
記第1谷形部を成形する工程は、長さが短い厚肉の傾斜
部を粗成形する前工程と、前工程によって成形された傾
斜部をその傾斜方向に延伸させてその長さを長くしかつ
肉厚を薄くする後工程とに分けて行う、というものであ
る。
【0006】この方法は、2本の各別のVベルトを巻き
掛けることに用いられるVベルト用板金製プーリの製造
に適する。この方法を採用することにより、材料流れを
生じさせることにより成形された第1谷形部と、一種の
折曲げによって形成された第2谷形部とが具備されたV
ベルト用板金製プーリを作ることができる。また、第1
谷形部を成形する工程は、長さが短い厚肉の傾斜部を粗
成形する前工程と、前工程によって成形された傾斜部を
その傾斜方向に延伸させてその長さを長くしかつ肉厚を
薄くする後工程とに分けて行うことにより、第1谷形部
の深さを深くしやすくなる。
【0007】請求項2に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項1に記載したものにおいて、
上記第1谷形部を成形するときに、上記筒部の残部の自
由端側だけを径内方向に押圧して内側へ向けて変形させ
ることにより上記残部の中間部の肉厚を上記板金製筒状
部材の上記筒部の肉厚と同等に保つ、というものであ
る。
【0008】この方法によると、第2谷形部を成形する
ときに、筒部の軸方向中間部を径内方向に押圧してその
押圧箇所を凹入状に変形させるという工程が確実に行わ
れるようになる。
【0009】請求項3に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項1又は請求項2に記載したも
のにおいて、上記第2谷形部を成形するときに、上記筒
部の自由端を位置決めする、というものである。この方
法によると、第2谷形部を成形しやすくなる。
【0010】請求項4に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項1、請求項2、請求項3のい
ずれかに記載したものにおいて、上記第2谷形部を成形
する工程を、その第2谷形部を粗成形する前工程と、粗
成形された第2谷形部の溝底厚さを変えずに第2谷形部
を本成形する後工程とに分けて行う、というものであ
る。この方法によると、第2谷形部を精度よく成形する
ことが可能になる。
【0011】請求項5に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項4に記載したものにおいて、
成形された上記第1谷形部及び上記第2谷形部のそれぞ
れの外側の傾斜部の外周縁部をそれぞれ外側へ折り曲げ
て耳縁部を成形する、というものである。この方法によ
ると、第2谷形部が粗成形された第2谷形部の溝底厚さ
を変えずに成形されたものに対して、第1谷形部及び上
記第2谷形部のそれぞれの外側の傾斜部の外周縁部をそ
れぞれ外側へ折り曲げて耳縁部を成形するものであるの
で、耳縁部を精度よく成形することができるようにな
【0012】請求項6に係る発明のVベルト用板金製プ
ーリの製造方法は、請求項5に記載したものにおいて、
上記耳縁部を成形するときに、上記第1谷形部と上記第
2谷形部とを仕上げる、というものである。この方法に
よれば、製造されたVベルト用板金製プーリの精度が高
まる
【0013】
【発明の実施の形態】本発明では板金製筒状部材を母材
として用いる。母材として用いられる板金製筒状部材
は、切削によらずに一種の曲げ加工で製作されているこ
とが望ましく、その製作工程を図1を参照して説明す
る。
【0014】図1の製作工程では回転軸心と同心の軸部
101を有する回転下型100、押え型200、押圧用
成形ローラ300などが用いられる。図1のように、バ
ーリング加工などによって形成された一定の高さの筒状
のボス部21を有する円形の板金材1を回転下型100
に載置してそのボス部21をその回転下型100の軸部
101に嵌合すると共に、その板金材1を押え型200
と回転下型100とで挾圧保持させた状態で、回転下型
100や押え型200の外側へ突き出た上記板金材1の
外周部(仮想線で示してある)に一種の曲げ加工を施し
て円形の基板部23と傾斜壁22とを形成する。次に、
この傾斜壁22を押圧用成形ローラ300で径内方向に
押圧して上記基板部23に直交する形になるようにさら
に折り曲げて筒部25を形成する。
【0015】以上説明した板金製筒状部材2の製作工程
は例示であり、他の工程で板金製筒状部材2を製作して
もよい。上述した工程で製作された母材としての板金製
筒状部材2は、円形の基板部23と、その基板部23の
外周部からその基板部23の片側に延び出た筒部22と
を有している。
【0016】こうして製作された板金製筒状部材2が母
材として本発明に係るVベルト用板金製プーリの製造方
法に供される。
【0017】この製造方法の実施形態での最初の工程で
は第1谷形部成形工程が行われる。この第1谷形部成形
工程は、図1に示したように長さが短い厚肉の傾斜部2
6を粗成形する前工程と、図2に示したように前工程に
よって成形された傾斜部(仮想線で示してある)26を
その傾斜方向に延伸させてその長さを長くしかつ肉厚を
薄くする後工程とに分かれている。
【0018】図1(a)に実線で示した前工程では、板
金製筒状部材2における基板部23との連設箇所である
筒部25の根元部分が径内方向に押圧される。このよう
な押圧操作を行うと、同図(b)に矢印で示したような
材料流れが生じて筒部25の根元部分が変形する。この
変形によって、筒部25の根元部分側の一部25aが外
下がりに傾斜すると共に、基板部23を挟んで筒部25
の反対側へ傾斜部26が延び出す。こうして形成される
傾斜部26は長さが短くて厚肉であり、そのような傾斜
部26と外下がりに傾斜した筒部25の根元部分側の一
部25aとによってV形に拡開した環状の第1谷形部2
7が粗成形される。
【0019】この前工程で用いられる押圧用成形ローラ
300は、断面V形に突き出して先端形状が曲率半径の
比較的小さな湾曲状になったV形成形面301を有して
いる。そして、矢符aのように押圧用成形ローラ300
を前進させてそのV形成形面301で筒部25の根元部
分を径内方向に押圧すると、第1谷形部27が粗成形さ
れる。また、この押圧用成形ローラ300は、そのV形
成形面301から軸方向に離れた箇所に押圧面302を
有していると共に、その押圧面302とV形成形面30
1とが滑らかな凹み湾曲面303を介して連続してい
る。そのため、押圧用成形ローラ300で第1谷形部2
7を粗成形するときに、その押圧面302が筒部25の
残部25bの自由端側だけを径内方向に押圧して内側へ
向けて変形させる。そのため、図1(b)に示した残部
25bの中間部の肉厚t1が、第1谷形部成形工程を行
う前の板金製筒状部材2の筒部25の肉厚と同等に保た
れる。
【0020】図2に示した後工程では、前工程で粗成形
された傾斜部26をその傾斜方向に延伸させてその傾斜
部26の長さを長くしかつ肉厚を薄くし、第1谷形部2
7を最終形状に成形する。第1谷形部27を最終形状に
成形するときには、同時に、その第1谷形部27の深さ
を深くすることが望ましい。
【0021】この後工程では、断面V形に突き出して先
端形状が曲率半径の比較的大きな湾曲状になったV形成
形面401を有する押圧用成形ローラ400が用いられ
る。すなわち、図2(a)の矢符bのように押圧用成形
ローラ300を前進させることにより、同図(b)のよ
うにそのV形成形面401で予備傾斜部401を押え型
200との間で挾圧して矢印で示したような材料流れを
生じさせ、そうすることによって傾斜部26を傾斜方向
に延伸させる。
【0022】図1及び図2に示した第1谷形部成形工程
を経ることによって、基板部23の外周部に第1谷形部
27を有しその第1谷形部27に第2谷形部成形用の筒
部25の残部25bが連設された中間成形体3が得られ
る。
【0023】なお、第1谷形部成形工程で用いられる押
圧用成形ローラ300,400は、板金製筒状部材2の
回転に追従して回転する。
【0024】次に、中間成形体3に対して第2谷形部成
形工程が行われる。この第2谷形部成形工程は、図3及
び図4に示したように第2谷形部28を粗成形する前工
程と、図5に示したように粗成形された第2谷形部28
の溝底厚さを変えずに第2谷形部28を本成形する後工
程とに分かれている。
【0025】前工程では、図3に示したように、軸方向
に移動可能な可動受台510を有する回転受台500
と、第1谷形部27を保形するための保形用ローラ60
0と、第2谷形部を粗成形するための粗成形用ローラ7
00と、押え型800とが用いられる。そして、可動受
台510や保形用ローラ600は常時上方にばね付勢さ
れている。
【0026】図4に示したように、第2谷形部成形工程
の前工程では、押え型800が下降し、可動受台510
に載置された中間成形体3がばね付勢に抗して押し下げ
られる。こうして中間成形体3が押し下げられると、筒
部25の自由端25cが回転受台500の外下がりに傾
斜した凹所501に嵌まり込んでその位置に位置決めさ
れる。この状態から、押え型800を矢符cのように下
方に付勢して筒部25に軸方向の押圧力を加えながら、
その筒部25における上記残部25bの軸方向中間部を
粗成形用ローラ700で矢符dのように径内方向に押圧
することによりその押圧箇所を凹入状に変形させる。こ
れによって環状の第2谷形部28が粗成形される。第2
谷形部28を粗成形するときには、矢符eのように保形
用ローラ600を第1谷形部27に押し込んでその第1
谷形部27を保形しておく。
【0027】図5に示したように、第2谷形部成形工程
の後工程では、回転受台520と、第1谷形部27と第
2谷形部28とを仕上げるための仕上げ用ローラ900
と、押え型800とが用いられる。この後工程では、図
5の右半分に示したように、回転受台520と押え型8
00とによって挾圧した中間成形体3の第1谷形部27
と粗成形された第2谷形部28とに、仕上げ用ローラ9
00の2つの山形部910,920が押し込まれ、粗成
形された第2谷形部28の溝底厚さt2を変えないよう
にして第2谷形部28が本成形されて仕上げられ、同時
に第1谷形部27も仕上げられる。
【0028】図5で説明した第2谷形部成形工程の後工
程を行うときには、第1谷形部27の外側の傾斜部26
及び第2谷形部28の外側の傾斜部29の外周縁部を、
上記仕上げ用ローラ900で押すことにより外側へ折り
曲げて耳縁部31,32が成形される。このようにして
耳縁部31,32を成形すると、第2谷形部29の溝底
が粗成形されたときの肉厚t2が変わっていないので、
特に第2谷形部29側の耳縁部32が精度よく成形され
る。
【0029】第2谷部成形工程において、保形用ローラ
600、粗成形用ローラ700及び仕上げ用ローラ90
0は、中間成形体3に追従して回転する。
【0030】上記した第1谷形部成形工程と第2谷形部
成形工程とを経てVベルト用板金製プーリ4が成形され
る。このVベルト用板金製プーリ4は、第1および第2
の2つの谷形部27,28と耳縁部31,32とを有す
るものであって、使用時には2本の各別のVベルト(不
図示)がそれぞれの谷形部27,28に巻き掛けられ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、板金製筒状部材を母材
として、切削を行わずに複数本のVベルトを巻き掛ける
ことのできるVベルト用板金製プーリを製造することが
できる。そのため、製造工場の環境を悪化させることが
なく、しかも材料の無駄を生じないVベルト用板金製プ
ーリを製造することができるようになる。また、耳縁部
を有するVベルト用板金製プーリを製造することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1谷形部成形工程の前工程の説明図
である。(b)は作用説明図である。
【図2】(a)は第1谷形部成形工程の後工程の説明図
である。(b)は作用説明図である。
【図3】第2谷形部成形工程の前工程の説明図である。
【図4】第2谷形部成形工程の前工程の説明図である。
【図5】第2谷形部成形工程の後工程の説明図である。
【符号の説明】 2 板金製筒状部材 3 中間成形体 23 基板部 25 筒部 25a 筒部の根元部分の一部 25b 筒部の残部 25c 筒部の残部の自由端 26 傾斜部 27 第1谷形部 28 第2谷形部 31,32 耳縁部 t1 残部の中間部の肉厚

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形の基板部の外周部にその基板部の片
    側へ延び出た筒部を有する板金製筒状部材における上記
    基板部との連設箇所である上記筒部の根元部分を径内方
    向に押圧して変形させることにより上記筒部の根元部分
    側の一部と上記基板部を挟んで上記筒部の反対側へ延び
    出された傾斜部とによってV形に拡開した環状の第1谷
    形部を成形することを行って、上記基板部の外周部に上
    記第1谷形部を有しその第1谷形部に第2谷形部成形用
    の上記筒部の残部が連設された中間成形体を成形し、 次に、上記中間成形体の上記筒部に軸方向の押圧力を加
    えながら、その筒部の上記残部の軸方向中間部を径内方
    向に押圧することによりその押圧箇所を凹入状に変形さ
    せて環状の第2谷形部に成形することを特徴とするVベ
    ルト用板金製プーリの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記第1谷形部を成形するときに、上記
    筒部の残部の自由端側だけを径内方向に押圧して内側へ
    向けて変形させることにより上記残部の中間部の肉厚を
    上記板金製筒状部材の上記筒部の肉厚と同等に保つ請求
    項1に記載したVベルト用板金製プーリの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記第1谷形部を成形する工程を、長さ
    が短い厚肉の傾斜部を粗成形する前工程と、前工程によ
    って成形された傾斜部をその傾斜方向に延伸させてその
    長さを長くしかつ肉厚を薄くする後工程とに分けて行う
    請求項1又は請求項2に記載したVベルト用板金製プー
    リの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第2谷形部を成形するときに、上記
    筒部の自由端を位置決めする請求項1、請求項2、請求
    項3のいずれかに記載したVベルト用板金製プーリの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 上記第2谷形部を成形する工程を、その
    第2谷形部を粗成形する前工程と、粗成形された第2谷
    形部の溝底厚さを変えずに第2谷形部を本成形する後工
    程とに分けて行う請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4のいずれかに記載したVベルト用板金製プーリの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 成形された上記第1谷形部及び上記第2
    谷形部のそれぞれの外側の傾斜部の外周縁部をそれぞれ
    外側へ折り曲げて耳縁部を成形する請求項5に記載した
    Vベルト用板金製プーリの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記耳縁部を成形するときに、上記第1
    谷形部と上記第2谷形部とを仕上げる請求項6に記載し
    たVベルト用板金製プーリの製造方法。
JP10023288A 1998-02-04 1998-02-04 Vベルト用板金製プーリの製造方法 Expired - Fee Related JP3089553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10023288A JP3089553B2 (ja) 1998-02-04 1998-02-04 Vベルト用板金製プーリの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10023288A JP3089553B2 (ja) 1998-02-04 1998-02-04 Vベルト用板金製プーリの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11221648A true JPH11221648A (ja) 1999-08-17
JP3089553B2 JP3089553B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=12106427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10023288A Expired - Fee Related JP3089553B2 (ja) 1998-02-04 1998-02-04 Vベルト用板金製プーリの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3089553B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109909424A (zh) * 2019-04-23 2019-06-21 河南贵族轮毂技术有限公司 一种皮带轮锻造模具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109909424A (zh) * 2019-04-23 2019-06-21 河南贵族轮毂技术有限公司 一种皮带轮锻造模具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3089553B2 (ja) 2000-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100208564B1 (ko) 판금제 소재의 보스부 형성방법
US5941113A (en) Method of forming a cylindrical portion of a cylindrical member made of a metal sheet
JPH0155059B2 (ja)
WO1996022848A1 (fr) Procede pour produire des poulies a rainures en v multiples a partir d'une tole, et poulie a rainures en v multiples en tole
JPH0966330A (ja) 円板外周部の増肉方法及び外周に伝導部を有する円板部材の成形方法
KR100478058B1 (ko) 맨드릴을 사용하지 않고 판금 컵을 성형하는 방법
JPH11221648A (ja) Vベルト用板金製プーリの製造方法
US5904060A (en) Sheet metal member having a peripheral wall and method of thickening the peripheral wall thereof
US6925713B1 (en) Method of manufacturing an annular member made from a metal sheet having a peripheral wall
JPH0741333B2 (ja) 板金製プーリの軸穴形成方法
US6012318A (en) Method of producing a sheet metal pulley for a V belt
JPH09276950A (ja) 金属カップ体のテーパ周面形成方法
JP2740946B2 (ja) 板金製素材のボス部形成方法
WO1998015369A1 (fr) Procede de formation d'une bosse solidaire d'une tole
JP2544304B2 (ja) 板金製プ―リの製造方法
JP6792878B2 (ja) プレス成形品の製造方法及びプレス成形品
JPH02117729A (ja) 板金製多段vプーリの成形方法
JP2556817B2 (ja) 板金製プーリの製造方法
JP5014800B2 (ja) 薄肉部品の製造方法及び装置
JPH0741334B2 (ja) 板金製プーリにおける軸受圧入用内周壁の形成方法
JPH0534544B2 (ja)
JPS5910432A (ja) 多重v溝付プ−リの製造方法
JPH05185176A (ja) 板金製ポリvプーリの製造方法
JPH0144420B2 (ja)
JPH0985381A (ja) 板金製内歯車の山部形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees