JPH11221039A - 充填豆腐の製造法 - Google Patents

充填豆腐の製造法

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JPH11221039A
JPH11221039A JP10329592A JP32959298A JPH11221039A JP H11221039 A JPH11221039 A JP H11221039A JP 10329592 A JP10329592 A JP 10329592A JP 32959298 A JP32959298 A JP 32959298A JP H11221039 A JPH11221039 A JP H11221039A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滅菌豆乳とニガリ類を用いることにより、保
存性が高くしかも風味の良い豆腐を製造する方法を提
供。 【解決手段】 加熱滅菌後冷却した豆乳に、0.01〜
0.3%(W/V)の天然ニガリ、塩化マグネシウム、
硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、
第一リン酸カルシウム、乳酸カルシウムから選ばれた1
種以上の凝固剤および豆乳蛋白質1g当たり0.1〜5
ユニットのトランスグルタミナーゼを同時又は順次に添
加混合した後、容器に充填、密封し、これを70℃以下
の加熱によって凝固剤と酵素による凝固反応を行わせた
後に、75℃以上に加熱して酵素を失活させると同時に
凝固剤による凝固を完了させて充填豆腐とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な充填豆腐の製
造法、特に滅菌豆乳を用いて保存期間の延長が可能な充
填豆腐の製造法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】豆腐は種類別には木綿豆腐と絹ごし豆腐
に大別されるが、製造法別には、(1)豆乳を型枠の中で
凝固させた後水晒しするカット豆腐と、(2)凝固剤を添
加、混合した豆乳を小型容器に充填、密封し、容器中で
凝固させる充填豆腐に分けられる。
【0003】このような豆腐の保存期間は、家庭用の冷
蔵庫中で保存してもせいぜい2〜3日であり、保存可能
期間の延長を図ることを目的に、高温で滅菌処理した豆
乳を用いた無菌充填豆腐あるいは未殺菌豆乳を用いたレ
トルト豆腐の製造法が提案されている。
【0004】また豆腐の風味は原料大豆、水とともに凝
固剤にも影響され、一般的に凝固剤としてグルコノデル
タラクトンを使用した豆腐に比し、天然ニガリ、塩化マ
グネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、第一
リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、乳酸カルシウム等
(以下ニガリ類という)を使用した豆腐の方が優れてい
る。しかしながらこれらのニガリ類は多少の違いはある
にせよ凝固に対し速効性があるため、凝固剤添加時に部
分凝固が起こり、充填豆腐では使用しにくいという欠点
がある。
【0005】すなわち充填豆腐は、豆乳に予め凝固剤を
添加、混合し、これを容器に充填して加熱凝固させるた
め、豆乳にニガリ類を添加、混合後、素早く容器に充填
し加熱凝固しなければ凝固むらを起こしたりするので、
種々の工夫が必要となるのである。さらにはニガリ類は
苦みや渋味を呈するため、凝固剤を添加した豆乳をそっ
くりそのまま容器内で凝固させる充填豆腐の場合、使用
量によってはニガリ類の有する苦みや渋味が、逆に豆腐
の風味上問題となる場合がある。
【0006】特に高温で滅菌処理した豆乳を用いて、長
期保存可能な充填豆腐を製造する場合、滅菌処理により
豆乳のゲル化力が1/3〜1/5に低下するので、通常
の豆乳を使用する場合に比較して多量のニガリを必要と
し、上記したような充填豆腐におけるニガリ類使用の欠
点はますます増大することになる。
【0007】このようなことから、滅菌豆乳にニガリ類
を主凝固剤として添加して充填豆腐を製造することは、
実際上不可能であり、このような長期保存性を有する充
填豆腐の製造には、主凝固剤として遅効性のグルコノデ
ルタラクトンを使用しているのが実情である。
【0008】また、特開平7−241168号公報に
は、消費エネルギーの削減を目的として、滅菌豆乳に、
蛋白質1g当たり10〜40ユニットと多量のトランス
グルタミナーゼを添加して該豆乳を常温で凝固させる豆
腐の製造法が記載されている。しかし、該公報の記載の
製造法により得られる豆腐は、ニガリを主凝固剤として
製造される豆腐とは著しく食感の異なる豆腐となる。こ
のことは、後記実験例の表1に示した結果からも明らか
である。このように食感の異なる原因は、トランスグル
タミナーゼによる蛋白質間の結合反応が、ニガリによる
蛋白質間の反応とは全く異なるためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は滅菌豆
乳とニガリ類を用いることにより、保存性が高くしかも
風味の良い豆腐を製造する方法を提供するところにあ
る。そして本発明者等は、課題解決のため種々検討した
結果、滅菌豆乳に一定濃度範囲のニガリ類とトランスグ
ルタミナーゼ(以下TGという)を併用添加することに
より、目的とする食感の豆腐が得られるという知見を得
て本発明を完成した。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、加熱
滅菌後冷却した豆乳に、0.01〜0.3%(W/V)
の天然ニガリ、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、
塩化カルシウム、第一リン酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、乳酸カルシウムから選ばれた1種以上の凝固剤およ
び豆乳蛋白質1g当たり0.1〜5ユニットのTGを同
時又は順次に添加混合した後、容器に充填、密封し、こ
れを70℃以下の加熱によって凝固剤と酵素による凝固
反応を行わせた後に、75℃以上に加熱して酵素を失活
させると同時に塩類による凝固を完了させることを特徴
とする充填豆腐の製造法であり、また本発明は加熱滅菌
後冷却した豆乳に、天然ニガリ、塩化マグネシウム、硫
酸マグネシウム、塩化カルシウム及び第一リン酸カルシ
ウムから選ばれた1種以上の無菌処理した凝固剤を0.
01〜0.3%(W/V)及び無菌処理したTGを豆乳
蛋白質1g当たり0.1〜5ユニット、同時又は順次に
無菌雰囲気下で添加混合後、無菌雰囲気下で容器に充填
密封し、これを35〜70℃で5〜120分間加熱して
塩類による凝固と酵素反応を行わせ、次いで75〜11
0℃で5分〜120分間加熱して酵素を失活させると同
時に凝固剤による凝固を完了させることを特徴とする充
填豆腐の製造法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を工程別に詳細に説明
する。 <滅菌豆乳の調製>豆乳の調製は通常の豆腐製造におけ
るそれと何ら変わるところはない。すなわち浸漬した丸
大豆や脱皮大豆あるいは浸漬しない大豆を水とともに磨
砕機に投入して磨砕し、得られた呉を90〜120℃で
0.1〜10分程度加熱後、濾過して豆乳とする。
【0012】呉の加熱処理によって大半の微生物は死滅
するが、大豆に付着する土壌に起因する耐熱性細菌ある
いは耐熱性芽胞の混入が予想されるため、130〜16
0℃で1〜10秒間の超高温瞬間加熱(UHT)処理を
して滅菌豆乳を調製する。なお豆乳の蛋白質濃度は5〜
10%、好ましくは6〜8%である。
【0013】<ニガリ類の調整>天然ニガリ、塩化マグ
ネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸カ
ルシウム、第一リン酸カルシウム、乳酸カルシウムを5
〜70%の濃度で水に溶解する。なお天然ニガリ、塩化
マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、第
一リン酸カルシウムは無菌フィルター(例えば日本ミリ
ポア(株)メンブランフィルター)で無菌濾過して用い
れば、豆腐の保存性は更に向上する。なお天然ニガリの
場合は不溶物除去のための予備濾過をしたのち、無菌濾
過することが好ましい。
【0014】<TGの調整>市販のTGを1〜50%と
なるように水に溶解する。なお溶解後、無菌濾過して用
いれば、豆腐の保存性は更に向上する。
【0015】<ニガリ類等の添加混合>上記滅菌豆乳に
ニガリ類とTGを添加混合するのであるが、その濃度
は、天然ニガリと塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム
では0.01〜0.3%(W/V)、塩化カルシウム、
硫酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、乳酸カルシウ
ムでは0.01〜0.1%(W/V)で用いることが好
ましい。これらの凝固剤を2種、例えば塩化マグネシウ
ムと塩化カルシウムを組み合わせて用いる場合にも、マ
グネシウム塩は0.3%(W/V)以下、カルシウム塩
は0.1%(W/V)以下とする。
【0016】ニガリ類の添加量がこれ以上であると、例
え冷却された豆乳に添加する場合でも、添加直後に蛋白
質の凝集が起こり、組織が脆くなり、また味の面でも豆
腐に渋みや苦みを与えるので好ましくない。また少なす
ぎると凝固が困難となる。TGの濃度は、例えば比活性
2ユニット/mgのTGを用いる場合、豆乳中の蛋白質1
g当たり0.05〜2.5mg、好ましくは0.1〜1.
0mgとする。TGの添加量が多いと弾力の強い豆腐とな
り多すぎるとゆで卵の卵白風のコリコリとした食感とな
るため、好ましくない。
【0017】すなわち上記した範囲量のニガリ類と極め
て限られた濃度範囲のTGの併用添加によって、はじめ
て風味、食感の優れた豆腐が得られるのである。また、
添加混合の順序も重要でありニガリ類とTGは少なくと
も同時に、好ましくはニガリ類を添加混合した後にTG
を添加混合する。TGを添加混合した後にニガリ類を加
えると、豆乳中の蛋白質がTGにより部分的な酵素作用
を受けた後にニガリ類が加えられるため、条件によって
は急激な凝固反応が起こり、出来た豆腐がざらっぽくな
り易い。なおニガリ類等の添加時の滅菌豆乳の温度は2
〜15℃、好ましくは5〜10℃である。
【0018】<容器への充填>ニガリ類とTGを添加混
合した滅菌豆乳は、容器に充填、密封される。容器は充
填豆腐に通常用いられているものと変わりはなく、例え
ばポリプロピレン製の容器にナイロン・無延伸ポリプロ
ピレンラミネートフィルムの蓋材を組み合わせたもの等
である。次いでこの充填豆腐を35〜70℃で5〜12
0分間加温し、酵素反応と同時にニガリ類による凝固反
応をを行わせる。この間の反応により豆乳はゲル状とな
る。その後75〜110℃で5〜120分間加熱し、酵
素失活と同時に凝固反応を完了させ、冷却して製品とす
る。なお無菌充填豆腐を製造する場合には、無菌処理し
たニガリ類及びTGの添加混合、無菌処理した容器への
充填、密封を無菌雰囲気下で行なえばよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、伝統的に用いられてき
たニガリ類添加豆腐本来の風味と食感を有し、しかも長
期保存可能な充填豆腐が得られるのである。以下に実験
例を示し、本発明の効果を確認する。
【0020】
【実験例】・滅菌豆乳の調製 全粒大豆100Kgを水洗いし、一晩水浸漬した後に4
00リットルの水を加えながら横型磨砕機で磨砕した。
磨砕後直ちに摩砕機排出パイプに設けた加熱機により呉
を105℃に加熱し、30秒保持したのち80℃に冷
却、スクリューデカンターで固液分離を行い豆乳を得、
次いで真空缶(真空度65mmHg)に導入して脱気した豆
乳を10℃迄冷却した。
【0021】この冷却豆乳を間接加熱により90℃と
し、これに直接清浄な蒸気を吹き込んで140℃に加熱
し、2秒間保持した後、真空缶に導入して90℃近辺迄
下げることにより吹き込んだ蒸気分の水分を取り除き元
の豆乳濃度に調節し、次いで10℃迄冷却して滅菌豆乳
を得た。この滅菌豆乳の蛋白質濃度は6.5%であっ
た。 ・ニガリ類、TG溶液 (a)塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O)、(b)塩化カルシウ
ム(CaCl2・2H2O)をそれぞれ45%水溶液として、また
TGは味の素(株)製のKS−TK2(20U/g)の
50%水溶液として用いた。
【0022】上記滅菌豆乳(10℃)300mlに上記
ニガリ類及び上記TGを表1に示す割合になるように順
次添加、混合し、300ml容のプラスチック容器に充
填、密封した。密封後直ちに60℃の温水中で60分間
加温し、酵素反応を行わせ、次いで80℃の熱水中で3
0分間加熱し、酵素失活させると同時に凝固を完結させ
た後冷水で冷却し、これを一晩5℃の冷蔵庫に保存し
た。保存後の各豆腐の硬さ及びテクスチュロパターンを
テンシプレッサー(タケトモ電気製)で測定した。な
お、試料No.9及び10は特開平7−241168号公
報記載の実施例に準じて製造した豆腐であり、滅菌豆乳
にニガリ類及びTGを添加、混合し、容器に充填、密封
した後、加熱することなく、20℃で60時間(試料N
o.9)及び120時間(試料No.10)保持して凝固さ
せたものである。これらの結果を表1に示す。なお硬さ
及びテクスチュロパターンの測定は下記注1によった。
【0023】
【表1】 <注1>それぞれの豆腐から17mm角にカットした測定
用サンプルを調整し、これをテンシプレッサー(タケト
モ電気製)を用いて円形プランジャー(径40mm)で押
しつぶし、この時の破断点までの応力を豆腐の硬さ(er
g/cm2)とした。数値は5個のサンプルの平均値で表し
た。また、テクスチュロパターンは、円形プランジャー
を12mm押し込んだときの応力を示したものである。
【0024】表1から明らかなように、本発明方法によ
る充填豆腐(サンプル8)は硬さ、風味に優れており、
また家庭用冷蔵庫に30日間保存した後でも、異臭は感
じられなかったが、市販の充填豆腐は保存後5日目で異
臭が感じられた。
【0025】なお市販の充填豆腐、カット豆腐を各20
種類、同様の方法で硬さを測定したところ、充填豆腐で
4.3×106(erg/cm2)、カット豆腐で2.8×1
6(erg/cm2)であり、豆腐としての食感を維持する
硬さとしては、2.5〜5.0×106(erg/cm2)で
あると思われる。以下に実施例を示す。
【0026】
【実施例】実施例1 全粒大豆300Kgを水洗いし、一晩水浸漬した後に1
100リットルの5℃の水を加えながら横型磨砕機で低
温磨砕した。磨砕後直ちに摩砕機排出パイプに設けた加
熱機により呉を108℃に加熱し、30秒保持したのち
90℃に冷却、スクリューデカンターで固液分離を行い
豆乳を得、次いで真空缶(真空度65mmHg)に導入して
脱気した豆乳を10℃迄冷却した。
【0027】この冷却豆乳を間接加熱により90℃と
し、これに直接清浄な蒸気を吹き込んで145℃に加熱
し、2秒間保持した後、真空缶に導入して90℃近辺迄
下げることにより吹き込んだ蒸気分の水分を取り除き元
の豆乳濃度に調節し、次いで10℃迄冷却して滅菌豆乳
を得た。この滅菌豆乳の蛋白質濃度は6.6%であっ
た。
【0028】この滅菌豆乳に天然ニガリ(マグネシウム
61,000ppm,カルシウム300ppm)の50%水溶液を珪藻土
包含濾紙で予備濾過後、孔径0.22μmのフィルター
(日本ミリポア(株))で無菌濾過して得た溶液を、豆
乳1L当たり6ml、添加、混合し、次いで20%TG
水溶液(味の素(株)、KS−TK2)を上記と同様に
無菌濾過した溶液を豆乳1L当たり10ml添加、混合
し、これを300ml容プラスチック容器に充填密封
し、密封後直ちに50℃の温水中で60分間加温し、酵
素反応を行わせ、次いで95℃の熱水中で30分間加熱
し、酵素失活させると同時に凝固を完結させた後冷水で
冷却して製品とした。この製品は、硬さが3.22×1
6(erg/cm2)であり、渋み、苦みもなく風味良好で
あった。そして家庭用冷蔵庫で60日間保存後であって
も、風味の変化は認められなかった。
【0029】実施例2 天然ニガリ、TG溶液の添加混合、容器への充填を無菌
雰囲気下で行うこと、無菌処理した容器を用いること以
外は、全て実施例1記載と同じ方法で豆腐を製造し、無
菌充填豆腐を得た。この無菌充填豆腐は常温30日間保
存でも風味の変化は認められなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験例1の試料No.4のテクスチュロパターン
【図2】実験例1の試料No.5のテクスチュロパターン
【図3】実験例1の試料No.6のテクスチュロパターン
【図4】実験例1の試料No.7のテクスチュロパターン
【図5】実験例1の試料No.8のテクスチュロパターン
【図6】実験例1の試料No.9のテクスチュロパターン
【図7】実験例1の試料No.10のテクスチュロパター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武内 朋子 千葉県野田市野田339番地キッコ−マン株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱滅菌後冷却した豆乳に、0.01〜
    0.3%(W/V)の天然ニガリ、塩化マグネシウム、
    硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、第一リン酸カルシ
    ウム、硫酸カルシウム、乳酸カルシウムから選ばれた1
    種以上の凝固剤および豆乳蛋白質1g当たり0.1〜5
    ユニットのトランスグルタミナーゼを同時又は順次に添
    加混合した後、容器に充填、密封し、これを70℃以下
    の加熱によって凝固剤と酵素による凝固反応を行わせた
    後に、75℃以上に加熱して酵素を失活させると同時に
    凝固剤による凝固を完了させることを特徴とする充填豆
    腐の製造法。
  2. 【請求項2】 容器に充填密封後、35〜70℃で5〜
    120分間保持して凝固剤と酵素による凝固反応をさせ
    た後、75〜110℃で5〜120分間加熱して酵素を
    失活させると同時に凝固を完了させることを特徴とする
    請求項1記載の充填豆腐。
  3. 【請求項3】 無菌処理した凝固剤およびトランスグル
    タミナーゼを無菌雰囲気下で添加混合する請求項1記載
    の充填豆腐。
  4. 【請求項4】 加熱滅菌後冷却した豆乳に、天然ニガ
    リ、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシ
    ウム、第一リン酸カルシウムから選ばれた1種以上の無
    菌処理した凝固剤を0.01〜0.3%(W/V)及び
    トランスグルタミナーゼを豆乳蛋白質1g当たり0.1
    〜5ユニット、同時又は順次に無菌雰囲気下で添加混合
    後、無菌雰囲気下で容器に充填密封し、これを35〜7
    0℃で5〜120分間加熱して凝固剤と酵素による凝固
    反応を行わせ、次いで75〜110℃で5分〜120分
    間加熱して酵素を失活させると同時に凝固を完了させる
    ことを特徴とする無菌充填豆腐の製造法。
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