JP2002027935A - 低カロリー豆腐 - Google Patents

低カロリー豆腐

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JP2002027935A
JP2002027935A JP2000212708A JP2000212708A JP2002027935A JP 2002027935 A JP2002027935 A JP 2002027935A JP 2000212708 A JP2000212708 A JP 2000212708A JP 2000212708 A JP2000212708 A JP 2000212708A JP 2002027935 A JP2002027935 A JP 2002027935A
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tofu
soymilk
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Kyoko Kawano
京子 川野
Hiroyuki Iehira
寛行 家平
Katsuhiko Imamura
勝彦 今村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低ブリックス値の豆乳を、豆腐として凝固させ
ることができると共に、従来品と同等以上のかたさと食
味を有する低カロリー豆腐を提供することである。 【解決手段】ブリックス値が1以上10以下の豆乳と、
ジュランガムと、凝固剤とからなることを特徴とする低
カロリー豆腐である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カロリー量が極め
て低い低カロリー豆腐に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の豆腐としては、種々のものがある
が、原料大豆を水に一定時間漬浸して後に磨り潰し、こ
れを加熱し、さらに布で漉して豆乳とする。この豆乳に
ニガリや硫酸カルシウム等の凝固剤を添加して凝固物と
し、この凝固物を布を敷いた箱に流し込んで重石等で水
切りして得られる木綿豆腐が、一般的である。この例
で、豆乳の濃度を濃くし、これを上記同様に凝固し、水
切りしたものが絹漉し豆腐である。また、濃度を濃くし
た豆乳を凝固剤と共に容器内に充填し、これを加熱して
凝固させた充填豆腐と称されるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】豆腐のカロリー量は、
豆乳のブリックス値と直接関連し、ブリックス値を低下
させるとカロリー量も低下する関係にある。しかし、上
記した従来の豆腐はいずれも、その豆乳のブリックス値
が10を超えるものであり(通常のブリックス値は、1
2〜14である。)、このため、カロリー量は比較的に
高いものであった。これは、豆腐のカロリー量を低くし
ようとして、豆乳のブリックス値を10以下にすると、
これに凝固剤を添加しても凝固させることができなかっ
たからである。
【0004】そこで、本発明は、低ブリックス値の豆乳
を、豆腐として凝固させることができると共に、従来品
と同等以上のかたさと食味を有する低カロリー豆腐を提
供することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の低カロリー豆腐は、ブリックス値が1以
上10以下の豆乳と、ジェランガムと、凝固剤とからな
ることを特徴とする。
【0006】上記した各成分の配合組成によれば、豆乳
のブリックス値が10以下であっても、ジェランガムと
凝固剤とにより、その豆乳を豆腐を形成するのに適する
程度に凝固させることが可能となる。このブリックス値
が1以上10以下の豆乳を材料として得られる豆腐は、
低カロリーのものとして得ることができる。このブリッ
クス値が1未満であると、良好に凝固せず、また食味が
低下する。
【0007】上記した本発明の低カロリー豆腐は、その
豆乳の良好な凝固状態により、従来品と同様の工程によ
り製造することができる。また、豆乳のブリックス値の
調整は、豆乳を得る工程において、原料大豆に対する水
量を、従来品の豆乳に比べてより増量する手段によるこ
とができる。
【0008】また、豆乳のブリックス値が3〜5にまで
低下させると、凝固剤の添加時に、容易かつ迅速に良好
な凝固状態が得られ、しかも、カロリー量が約2分の1
にまで低減させた豆腐を、かたさ及び食味について良好
なものとして得ることができる。豆乳のブリックス値
が、3未満であると、かたさや食味が低下することがあ
り、5を超えると、凝固時間が長くなったり、困難とな
ったりすることがある。
【0009】ジェランガムは、凝固前の豆乳中に混合す
ることにより配合することができる。ジェランガムを配
合することにより、豆腐に高い耐熱性を付与させること
ができ、加熱調理する場合でも、従来品と同様の保形性
を保持させることができる。
【0010】ジェランガムの配合量は、豆乳100重量
部に対し、0.01〜0.2重量部の範囲であることが
好ましい。ジェランガムの配合量が、0.01重量部未
満であると、豆腐としての形態を維持させるのが難しく
なり、0.2重量部を超えると、豆腐のかたくなり、食
味を低下させることがある。
【0011】本発明には、ジェランガムのほかに、キサ
ンタンガムやローカストビーンガム、あるいはこれらの
混合物を配合した豆腐も含まれる。この場合、ジェラン
ガムやローカストビーンガムは、豆乳100重量部に対
し、それぞれ0.01〜0.2重量部の範囲の配合量で
あることが好ましい。単体あるいは混合物中のキサンタ
ンガムやローカストビーンガムがそれぞれ上記した範囲
の配合量である場合には、かたさ及び食味が従来品と同
等以上に良好な豆腐を得ることができる。
【0012】凝固剤としては、従来一般に用いられてき
た、ニガリ、塩化マグネシウム、硫酸カルシウム、デル
タグルコノラクトン等を、従来同様の配合量及び工程で
使用することができる。
【0013】本発明の低カロリー豆腐には、前記した作
用を阻害しない範囲で、豆乳が凝固する際の調整剤とし
て、乳酸カルシウム、クエン酸ナトリウム、ブドウ糖等
を任意成分として配合することができる。
【0014】
【実施例】(実施例1)原料大豆をの水中に漬浸して後
に磨り潰し、これを釜内で約98℃の温度条件下で加熱
し、これを布で漉してブリックス値が4の豆乳1リット
ルを得た。この豆乳を20℃にまで冷却し、これに粉末
状のジェランガム1.4gを添加して均一に混合した。
次いで、この混合物を約100℃になるまで加熱した。
次いで、この加熱処理後の混合物を約55℃にまで冷却
し、これにニガリ4ミリリットルを添加して混合して、
この160ミリリットルをプラスチック容器内に充填し
て密閉した。この容器充填物を約80℃の高温水中で約
45分間加熱して後、これを約0℃の氷水中に約1時間
浸して冷却させた。この結果、容器内で充填した混合物
が凝固することによってなる低カロリー豆腐を得た。
【0015】(実施例2及び3)実施例1において、ブ
リックス値が4の豆乳に代えて、ブリックス値が8又は
2の豆乳を使用した場合を、実施例2及び実施例3とし
た。
【0016】(実施例4)実施例1と同様の工程により
得られた豆乳1リットルを20℃にまで冷却し、これに
粉末状のジェランガム1.4g、ローカストビーンガム
1.4g、キサンタンガム1.4g、乳酸カルシウム
1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g及びブドウ糖
3.8gをそれぞれ添加して均一に混合した。次いで、
この混合物を約100℃になるまで加熱した。次いで、
この加熱処理後の混合物を約55℃にまで冷却し、これ
にニガリ4ミリリットルを添加して混合して、この16
0ミリリットルをプラスチック容器内に充填して密閉し
た。この容器充填物を約80℃の高温水中で約45分間
加熱して後、これを約0℃の氷水中に約1時間浸して冷
却させた。この結果、容器内で充填した混合物が凝固す
ることによってなる低カロリー豆腐を得た。
【0017】(比較例1〜3)ジェランガムを配合しな
い点を除き、実施例1と同様の処法による豆腐を比較例
1とした。また、市販の木綿豆腐を比較例2とし、市販
の充填豆腐を比較例3とした。比較例1の処法による場
合、豆乳の凝固状態が得られなかった。
【0018】上記した実施例1〜2、比較例1〜3につ
いて、製造時における豆乳の凝固状態、得られた豆腐の
カロリー量、豆腐のかたさ及び食味について、表1に示
した。
【0019】
【表1】
【0020】表1中、製造時における豆乳の凝固状態に
ついては、豆腐が容易かつ迅速に得られる凝固状態であ
るとき極めて良好で◎、従来品程度の凝固状態であると
き良好で○、それ以外のとき不良で×とした。豆腐のカ
ロリー量の測定は、修正アトウォーター法によった。豆
腐のかたさは、パネラー(20〜40歳代の男5名及び
女5名)による判断の結果、市販の充填豆腐のかたさを
基準として、同程度のかたさであるとした者が10名で
あるとき極めて良好で◎、8〜9名であるとき良好で
○、6〜7名であるときやや良好で△、5名以下のとき
不良で×とした。食味は、パネラー(20〜40歳代の
男5名及び女5名)による判断の結果、美味とした者が
10名であるとき極めて良好で◎、8〜9名であるとき
良好で○、6〜7名であるときやや良好で△、5名以下
のとき不良で×とした。
【0021】表1の結果から、本発明に係る実施例1〜
4の豆腐では、そのカロリー量が比較例2及び3の豆腐
に対して、いずれも低カロリーであり、実施例1、3及
び4のものは、約2分の1程度の低カロリーであること
を確認することができる。しかも、製造時における豆乳
の凝固状態、豆腐のかたさ及び食味についても、市販品
と同等以上の品質を有していることが分かる。また、実
施例1と実施例2乃至3との対比において、豆乳のブリ
ックス値が約4である場合には、凝固状態に優れたもの
を得ることができること。また、実施例1〜3と実施例
4との対比において、ローカストビーンガムとキサンタ
ンガムを配合することにより、豆腐のかたさや食味をよ
り向上させることができることが分かる。しかも、この
実施例4の豆腐の品質は、市販品のものより優れている
ことも分かる。
【0022】
【発明の効果】上述したように本発明は組成されるか
ら、次のような効果が発揮される。本発明に係る組成に
よれば、ブリックス値が1以上10以下の豆乳を豆腐と
して形成することが可能であるから、低カロリーの豆腐
を、例えば、肥満や糖尿病などのカロリー制限を必要と
する人にとって好適な食品として提供することができ
る。
【0023】特に、ブリックス値が3〜5の豆乳によれ
ば、凝固状態が極めて良好であり、従来と同様な製造工
程により容易かつ迅速に豆腐を得ることが可能となると
共に、豆腐のかたさ及び食味についても従来品と同等以
上の品質のものを得ることができ、従来品と同じ方法に
より調理して食することができる。
【0024】また、ジェランガムのほかに、キサンタン
ガム、ローカストビーンガムが、豆乳100重量部に対
して、0.01〜0.2重量部の範囲で配合されている
場合には、かたさ及び食味が極めて優れた豆腐を得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 京子 大阪府堺市長曽根町658 (72)発明者 家平 寛行 大阪府堺市津久野町3丁32−11 株式会社 錦家内 (72)発明者 今村 勝彦 福岡県筑後市大字長浜1956−2 九州食品 株式会 社内 Fターム(参考) 4B018 LB04 MD37 ME01 ME03 MF02 4B020 LB02 LC05 LG05 LK06 LR04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブリックス値が1以上10以下の豆乳と、
    ジェランガムと、凝固剤とからなることを特徴とする低
    カロリー豆腐。
  2. 【請求項2】豆乳のブリックス値が、3〜5である請求
    項1に記載された低カロリー豆腐。
  3. 【請求項3】豆乳100重量部に対し、ジェランガムが
    0.01〜0.2重量部配合されてなる請求項1又は2
    に記載された低カロリー豆腐。
  4. 【請求項4】さらに、豆乳100重量部に対し、ローカ
    ストビーンガムが0.01〜0.2重量部及び/又はキ
    サンタンガムが0.01〜0.2重量部配合されてなる
    請求項3に記載された低カロリー豆腐。
JP2000212708A 2000-07-13 2000-07-13 低カロリー豆腐 Pending JP2002027935A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102450336A (zh) * 2010-10-19 2012-05-16 李玉婷 火锅或汤类专用坚果豆腐及其制备方法
WO2013073404A1 (ja) * 2011-11-14 2013-05-23 亀田製菓株式会社 米タンパク質組成物とその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102450336A (zh) * 2010-10-19 2012-05-16 李玉婷 火锅或汤类专用坚果豆腐及其制备方法
WO2013073404A1 (ja) * 2011-11-14 2013-05-23 亀田製菓株式会社 米タンパク質組成物とその製造方法
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