JPH11220347A - 積層型圧電フィルタの導通溝形成方法 - Google Patents

積層型圧電フィルタの導通溝形成方法

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JPH11220347A
JPH11220347A JP10036797A JP3679798A JPH11220347A JP H11220347 A JPH11220347 A JP H11220347A JP 10036797 A JP10036797 A JP 10036797A JP 3679798 A JP3679798 A JP 3679798A JP H11220347 A JPH11220347 A JP H11220347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層型圧電フィルタの導通溝を最適に形成し
得る形成方法を提供すること。 【解決手段】 圧電素子板1a,1b等を積層して構成
される積層型圧電フィルタFに適用されるものであっ
て、焼結された圧電基板60を分極した後に、サンドブ
ラストにより所定パターンで多数の孔63を穿設し、該
孔63を半割するように切断して圧電素子板1a,1b
を切り出し、この半割した孔63を導電層が被覆される
導通溝22a〜22dとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電素子板などを
積層して構成される積層型圧電フィルタに適用される導
通溝形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の積層型圧電フィルタとしては、
特開平7-263999号等で提案されている圧電素子板上に左
右二対の振動部を備えてなるエネルギー閉じ込め型圧電
フィルタや、これを分割して単一の振動部を圧電素子板
上に備えてなるエネルギー閉じ込め型圧電フィルタが提
案されている。また、この種の積層型圧電フィルタは、
複数の圧電素子板などを積層して構成されるものであ
り、各圧電素子板の所要の導通を図るために、板端縁に
圧電素子板上の回路パターンと接続する導電層を部分的
に形成するようにし、各部分導電層を側面に延出して上
下に連続させることにより、積層体側面に側部電路を生
じるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に圧電素子板の側面に部分導電層を露出形成する手段に
あっては、積層体側面の機械的擦過により部分導電層が
剥離したり、部分導電層に外部の導電部材が接触して接
続不良を生じるなど、機械的、電気的に側部電路が保全
されないという問題点があった。
【0004】一方、圧電素子板の側縁に分割孔を形成し
て、該分割孔に導電層を形成し、これを導通溝とし、該
導通溝を積層方向に連続させて、積層体の側面に側部電
路を確保する構成も提案され得る。この構成にあって
は、分割孔内に導電層が形成されているため、積層面か
ら陥没した状態で側部電路が確保され、機械的、電気的
に該挿通路が保護され得る利点がある。
【0005】ところで従来の分割孔の形成手段は、焼結
される前の生シートの段階で圧電素子板にパンチング処
理等により穿孔するようにしている。そして、この生シ
ートを焼結した後に、圧電素子板の振動部に相当する部
位を分極するために、その表裏面に分極用電極をスクリ
ーン印刷等の手段を用いてパターン印刷する。ところ
が、このとき、この分極用パターンを形成するための導
電性塗料が前記孔に漏出し、これにより、孔を介して分
極用電極相互が電気的に短絡して、分極不良を生じる場
合があった。
【0006】特に、昨今は、単一の振動部を備える圧電
素子板を複数積層して、エネルギー閉じ込め型圧電フィ
ルタの小型化を図った構成が提案されており、このよう
な構成にあっては、小面積の圧電素子板ごとに、電極パ
ターンと接続するための複数の孔を形成する必要がある
から、各振動部に近接した位置で、複数の孔を形成しな
ければならず、孔への導電塗料の漏出が発生し易くなっ
てきている。
【0007】そこで、本発明者らは、圧電素子板を焼結
し、さらに分極処理した後に、孔を形成することを考え
た。しかるに、焼結後に、ドリルで孔開け作業を行なう
と、該孔にひび割れを生じ易く、しかも、孔形状及び孔
径がドリルの先端形状に対応して特定され、最適な孔形
状でしかも、最適内径寸法の孔を形成することができな
かった。本発明は、上述の各問題点を解決し得る積層型
圧電フィルタの導通溝形成方法の提供を目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧電素子板等
を積層して構成される積層型圧電フィルタに適用される
ものであって、焼結された圧電基板を分極した後に、サ
ンドブラストにより所定パターンで多数の孔を穿設し、
該孔を分割するように切断して圧電素子板を切り出し、
この分割された孔を導電層が被覆される導通溝としたこ
とを特徴とする積層型圧電フィルタの導通溝形成方法で
ある。この導通溝により圧電フィルタの側部電路が構成
されることとなる。かかる構成にあっては、圧電基板を
焼結した後に、サンドブラストにより孔を形成するた
め、孔のヒビ割れを生じることがない。また、該孔の形
状及び内径は、圧電基板上に被着するマスクを選定する
ことにより、随意に調整できる。
【0009】
【発明の実施の態様】図1,2に従って本発明の一実施
例にかかるエネルギー閉じ込め型圧電フィルタFの構造
を説明する。
【0010】この圧電フィルタFは、同一構造の第1の
圧電素子板1a及び第2の圧電素子板1bを、スペーサ
20aを介して積層し、さらにその上下に同様のスペー
サ20b,20cを介して絶縁性外装板30,32を被
着することにより構成される。
【0011】ここで図3に従って、圧電素子板1a,1
bにつき説明する。前記圧電素子板1a,1bは、PbTi
O3系,PbZrO3系,PbTiO3-PbZrO3 系等の圧電セラミック
材料からなり、その表裏面には、電極パターン2,3が
形成されている。この圧電素子板1a,1bの表裏に形
成された電極パターン2,3は、後述するようにスクリ
ーン印刷や、銀蒸着の手段を用いて形成される。
【0012】この圧電素子板1a,1bの片面側に形成
された電極パターン2の形態を説明すると、その片面に
あって、前後位置で対向状に振動電極4と、振動電極5
とが間隔を置いて形成されている。前記振動電極4は、
圧電素子板1a,1bの角端まで傾斜状に延出され、そ
の角端に入出力接続端6を形成している。すなわち、入
出力接続端6は、その側縁で中央から偏位した側縁偏位
部に形成され、後述するように、一方の圧電素子板を前
後で反転すると、圧電素子板1a,1bの入出力接続端
6,6は相互に上下方向で不一致となり、干渉し合わな
い。また、この入出力接続端6,6と連続する側縁に
は、1/4円からなる分割状導通溝40aが、その対称
位置には、分割状導通溝40bが夫々形成されている。
【0013】また、他側縁には前後全幅に渡って、細幅
状の片面側コンデンサ電極7が形成され、振動電極5と
接続されている。この片面側コンデンサ電極7はその両
端縁を前後縁まで延出してその前後端に接続端縁9,9
を形成し、かつ接続端縁9,9と連続する両角縁に1/
4円からなる分割状導通溝40c,40cを形成してい
る。このように二つの接続端縁9,9を形成しているか
ら、後述するように、一方の圧電素子板を前後に反転し
た場合に、圧電素子板1a,1bの接続端縁9,9は相
互に必ず一致することとなる。
【0014】次に他面側電極パターン3の形態を説明す
る。圧電素子板1a,1bの他面側にあって、この電極
パターン3は、前記振動電極対4,5に厚み方向で対向
する共通電極10と、前記片面側コンデンサ電極7に厚
み方向で対向する前後方向に長い他面側コンデンサ電極
11とを備え、該共通電極10とコンデンサ電極11と
は相互に接続されている。また、コンデンサ電極11は
側縁に張り出して、これをアース接続端12としてい
る。そして、アース接続端12と接続する側縁に半円状
の分割状導通溝40dを形成している。
【0015】これにより、振動電極対4,5と共通電極
10とで、振動部Vを構成すると共に、コンデンサ電極
7,11により、結合コンデンサC1 ,C2 を構成する
ようにしている。
【0016】ここで、第1の圧電素子板1aと第2の圧
電素子板1bとはその表裏を前後方向に反転して、前記
コンデンサ電極対7,11の位置を上下で一致するよう
にして配置している。このため一側縁で接続端12が上
下で対向状に一致すると共に、前後縁で、前記接続端縁
9,9が一致し、後述する手段による接続が可能とな
る。一方、このような配置態様にあっては、入出力接続
端6,6の存する角縁位置は前後で反対位置となって、
上下で一致することはない。このため、圧電素子板1a
の入出力接続端6は、入力端となって後述する入力電極
33と接続され、他方の圧電素子板1bの入出力接続端
6は、出力端となって後述する出力電極34と接続さ
れ、相互に短絡することは許されない入出力接続端6,
6相互が上下で重ならず、相互の絶縁が確保される。
【0017】この圧電素子板1a,1bは、スペーサ2
0aを介して積層され、さらにその上下に同様のスペー
サ20b,20cが配設される。このスペーサ20a,
20b,20cは、いずれも絶縁板の貼着または絶縁樹
脂ペーストの印刷により形成され、その中央部に円形開
口21が形成され、これにより、前記振動部Vの振動を
阻害しないようにしている。
【0018】また、スペーサ20bの上面には絶縁性外
装板30が被着され、スペーサ20cの下面には絶縁性
外装板32が被着され、これにより各部材が一体的に積
層される。この絶縁性外装板32の下面には、入力電極
33,出力電極34及びアース電極35が形成され、そ
の四角縁には1/4円形の溝が夫々形成される。各溝
は、入力電極33に接続する分割状導通溝41a,出力
電極34に接続する分割状導通溝41b及びアース電極
35に接続する分割状導通溝41c,41cである。ま
た、左側縁中央には同じくアース電極35に接続する半
円溝の分割状導通溝41d側が夫々形成される。尚、入
力電極33,出力電極34は、回路的に対称であるから
互換性がある。絶縁性外装板30にも、分割状導通溝4
1a〜41dと上下で一致する位置で分割状導通溝42
a〜42dが形成されている。
【0019】前記スペーサ20a〜20cの周縁の所要
位置には前記分割状導通溝40a〜40dと上下で一致
するように、分割状導通溝22a〜22dが夫々形成さ
れている。そして、一体的に積層した後、各分割状導通
溝22a〜22dに導電材料38を埋入することによ
り、各電極の接続が導電材料38を介して行なわれるこ
ととなる。すなわち、分割状導通溝22a〜22d,4
0a〜40dに埋入された導電材料38により、各電極
を接続するための導電路が形成されることとなる。
【0020】かかる構成にあって、各板材は図1,2で
示す配列に従って積層される。ここで、上述したよう
に、圧電素子板1a,1bは一方を反転して電極パター
ン2,電極パターン3の表裏位置を相互に異ならせ、か
つ、各コンデンサ電極7,7の接続端縁9,9,コンデ
ンサ電極11,11の接続端12等を上下で一致させて
配置される。
【0021】この積層状態にあって、図2左前角部で、
上方から導通溝42a,22a,40b,22a,40
a,22a,41aが連続し、夫々に導電層38を被覆
することにより、圧電素子板1bの入出力接続端6,6
が出力電極34と接続する入力側部電路50が形成され
る。また同様に左後角部で、上方から導通溝42b,2
2b,40a,22b,40b,22b,41bが連続
し、夫々に導電層38を被覆することにより、圧電素子
板1aの入出力接続端6,6が入力電極33と接続する
出力側部電路51が形成される。さらには、右側面中央
部で、上方から導通溝42d,22d,40d,22
d,40d,22d,41dが連続し、夫々に導電層3
8を被覆することにより、コンデンサ電極11,11が
アース電極35と接続するアース側部電路52が形成さ
れる。
【0022】一方、前記圧電素子板1a,1bのコンデ
ンサ電極7の接続端縁9,9相互は、導通溝22c,4
0c,22c,40c,22cが両角縁で連続して、夫
々に導電層38を被覆することにより、接続電路53,
53が形成され、前記圧電素子板1a,1bのコンデン
サ電極11,11相互の接続が確保される。
【0023】そして入力電極33は、入力側の外部電路
が接続され、出力電極34には出力側の外部電路が接続
される。またアース電極35は外部アース端子と接続さ
れる。
【0024】かかる構成の圧電フィルタFにあっては、
平面を従来構成の半分のほぼ正方形状とできて、実装面
積を約半分とすることができる。また、上下の絶縁性外
装板30,32が被着され、機械的かつ電気的に、電極
パターン2,3が保護されると共に、その周面と下面の
みに側部電路38及び入力電極33,出力電極34,ア
ース電極35が露出することとなり、取扱いが容易とな
る。
【0025】而して、かかる導通手段が付与されること
により、図7の等価回路が構成される。ここで、この構
成にあっては、従来構成とは異なる二つの結合コンデン
サC1 ,C2 が並列状に結線され、結合容量はその和と
なる。このため、二つの結合コンデンサC1 ,C2 を用
いているから、従来構成に比して結合容量を随意かつ充
分に確保することができ、回路設計が容易となる。
【0026】次に、本発明の要部につき説明する。上述
した構成にあって、前記圧電素子板1a,1bの形成手
段を説明すると、図4で示すように、圧電素子板1a,
1bが他数個切り出される大きさの、圧電体材料からな
る圧電基板60を成形し、これを焼結する。焼結後にこ
の表裏面には、振動部Vの表裏面に、分極用電極をスク
リーン印刷等の手段によりパターン印刷することによっ
て形成し、該電極間に厚み方向で直流電圧を印加するこ
とにより、該振動部Vが夫々分極される(図示せず)。
ここで、圧電基板60は縦横32.5mmの正方形状をしてな
り、一辺3.0mm の圧電素子板1a,1bが100 個取りさ
れる。
【0027】然る後に、その表裏面に、電極パターン
2,3を縦横に多数連続させてなる印刷パターン61を
形成する。さらには、図5で示すように、圧電基板60
に、分割状導通溝40a〜40dを生ずる孔63がサン
ドブラストにより、図6の切断線Lに沿って穿設され
る。すなわち、該圧電基板60上にマスク65を被着し
て、マスク65に形成された成形孔66に向けて、ノズ
ル64から粉体をジエット噴射する。これにより、成形
孔66と同じ形状の孔63がサンドブラストにより穿孔
されることとなる。
【0028】ここで、一辺30mm,厚0.17mmの圧電基板6
0の表面に、0.6mm φの孔63を縦横に270 個有する厚
さ0.1mm のマスク(レジスト膜)65を当て、サンドブ
ラスト機を用いて、そのノズル64の先端をマスク65
上に4mm位置に近接した状態で、投射A#240 ,圧力4
Kg/cm2の条件で砥粒と共に噴射したところ、僅か2〜5
秒でマスク65の孔63と同等の孔を、圧電基板60に
亀裂や割れを生ずることなく、形成することができた。
【0029】一方、前記スペーサ20a〜20c及び外
装板30,31も、絶縁シート(図示せず)から切断し
て形成されるものであり、同様に、導通溝22a〜22
d41a〜41d,42a〜42dを生じる孔がサンド
ブラストにより穿孔される。
【0030】而して後、圧電基板60,60の他、絶縁
シートを所定の順序で夫々積層した後、ダイシングソー
により前記孔63を横断して分割するように切断線Lに
沿って各単位毎に切断する。そして、上述した導電層3
8が各側部電路50〜53に夫々塗着され、上述した所
要の回路が構成されることとなる。
【0031】上述の構成にあって、分割状導通溝40a
〜40dを形成する孔63はサンドブラストにより形成
されるものであるから、マスク65の成形孔66の形状
を選定することにより、円形だけではなく、楕円形等任
意の孔にすることができる。このため、各導通溝を楕円
形に形成し、これを長軸に沿って、切断することによ
り、各導通溝を開口幅を広く、しかも内奥に浅く形成で
きて、例えば、前記分割状導通溝40cをコンデンサ電
極7に接触しないで、接続端12との電気的接続を確保
することが容易に行ない得ることとなる。その他、分割
状導通溝40a〜40dは、角形等種々の形状とし得る
ものである。
【0032】而して、各シート60,60を含むシート
材を積層した後、各単位ごとに切断し、切り出された各
個の分割状導通溝に導電材料38を塗着充填することに
より、圧電フィルタFは量産性良く製造される。
【0033】上述の構成にあっては、単一の振動部Vを
備える圧電素子板1a,1bを複数積層して、エネルギ
ー閉じ込め型圧電フィルタの小型化を図ったものである
が、分極後に前記孔63を形成するものであるから、従
来のように、分極用電極を形成するための導電塗料が孔
に流入して分極不良を生じするようなことは無い。尚、
二以上の振動部を有する圧電素子板の分割状導通溝を形
成するためにも、本発明は適用可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る積層型圧電フィルタFは、
上述したように、誘電体材料からなる圧電基板を燒結し
た後、サンドブラストにより所定パターンで多数の孔を
穿設し、該孔を分割するように切断して前記圧電素子板
を形成し、さらにその分割状導通溝表面に導電層を被覆
して、該導電層を電極パターンと接続することにより、
パタ−ン回路を外部電路と接続可能とする分割状導通溝
を形成したものであるから、該孔のヒビ割れを生じるこ
とはなく、該孔の形状及び内径は、圧電基板上に被着す
るマスクにより容易に選定できる。而して、圧電基板を
焼結及び分極した後に、分割状導通溝を形成するための
孔を穿設する手段として最適的となる優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエネルギー閉じ込め型圧電フィル
タFの一部切欠斜視図である。
【図2】同圧電フィルタFの分解斜視図である。
【図3】圧電素子板圧電素子板1a,1bの平面図イ,
裏面図ロ及び外装板の裏面図ハである。
【図4】圧電基板60の斜視図である。
【図5】圧電基板60に孔63を形成する手段を示す概
念図である。
【図6】圧電基板60に孔63が形成された状態の一部
を示す平面図である。
【図7】圧電フィルタFの等価回路図である。
【符号の説明】
F エネルギー閉じ込め型圧電フィルタ V 振動部 C1 ,C2 結合コンデンサ 1a,1b 圧電素子板 2,3 電極パターン 9,接続端 12 接続端縁 20a〜20c スペーサ 22a〜22d 導通溝 32 絶縁性外装板 33 入力電極 34 出力電極 35 アース電極 40a〜40d 分割状導通溝 41a〜41d 分割状導通溝 42a〜42d 分割状導通溝 50〜52 側部電路 60 圧電基板 63 孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子板等を積層して構成される積層型
    圧電フィルタに適用されるものであって、焼結された圧
    電基板を分極した後に、サンドブラストにより所定パタ
    ーンで多数の孔を穿設し、該孔を分割するように切断し
    て圧電素子板を切り出し、この分割された孔を導電層が
    被覆される導通溝としたことを特徴とする積層型圧電フ
    ィルタの導通溝形成方法。
  2. 【請求項2】相互の積層により振動部,入出力接続部及
    びアース接続部とを生じる第1,第2の圧電素子板対
    と、入出力電極とアース電極を備える外装板とを備えた
    積層構造よりなる積層型圧電フィルタにおいて、 第1,第2の圧電素子板対に形成される導通溝を形成す
    るために用いるようにした請求項1記載の積層型圧電フ
    ィルタの導通溝形成方法。
  3. 【請求項3】片面に、面方向で対向する一対の振動電極
    と、片面側コンデンサ電極とを備え、一方の振動電極を
    前記コンデンサ電極と接続し、他方の振動電極を側縁偏
    位部に位置する入出力接続端と接続してなる片面側電極
    パターンを形成し、他面に、前記振動電極対に厚み方向
    で対向する共通電極と、前記片面側コンデンサ電極に厚
    み方向で対向する他面側コンデンサ電極とを備え、該コ
    ンデンサ電極と共通電極とを接続してなる他面側電極パ
    ターンを形成し、これにより、振動電極対と共通電極と
    で振動部を、コンデンサ電極対で結合コンデンサを形成
    してなる第1の圧電素子板及び第2の圧電素子板を具備
    し、 第1の圧電素子板と第2の圧電素子板の表裏を反対とし
    て、前記コンデンサ電極対の位置が上下で一致し、かつ
    夫々の入出力接続端相互が同一辺で離間するようにし
    て、各振動部の振動を阻害しないように積層し、かつ第
    1の圧電素子板と第2の圧電素子板の片面側コンデンサ
    電極相互、及び他面側コンデンサ電極相互を夫々接続す
    ると共に、 第1の圧電素子板の入出力接続端と上下で対向する位置
    に配設されて、該接続端に接続される入力電極と、第2
    の圧電素子板の入出力接続端と上下で対向する位置に配
    設されて、該接続端に接続される出力電極と、同じく、
    各他面側電極パターンと接続するアース電極とを外表面
    に露出状に形成してなる絶縁性外装板を前記圧電素子板
    対に積層してなる積層型圧電フィルタにおいて、 積層型圧電フィルタの入出力接続部及び/またはアース
    接続部に接続する側部電路を構成するための導通溝を、
    第1,第2の圧電素子板対に形成するために用いるよう
    にした請求項1記載の積層型圧電フィルタの導通溝形成
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6895657B2 (en) * 2000-02-18 2005-05-24 Sony Corporation Method for producing a slider for an optical head

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