JPH11220102A - 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体製造装置

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JPH11220102A
JPH11220102A JP10019077A JP1907798A JPH11220102A JP H11220102 A JPH11220102 A JP H11220102A JP 10019077 A JP10019077 A JP 10019077A JP 1907798 A JP1907798 A JP 1907798A JP H11220102 A JPH11220102 A JP H11220102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルにおけるキャパシタの電極表面の
全体にHSG−Siを均一に形成でき、メモリセルの静
電容量の増大を容易にする半導体装置の製造方法及び半
導体製造装置を提供する。 【解決手段】 化学気相成長法による半導体装置の製造
方法において、半導体基板10を成長炉20に収容し、
成長炉20にホスフィンガスを導入した後にシラン又は
ジシランガスを導入してCVD成長層13を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法及び半導体製造装置に関し、特に、メモリセルの静
電容量の増大を可能にする半導体装置の製造方法及び半
導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAM(Dynamic Random Acces
s Memory)等の半導体装置では、高集積化の実現のため
に、各メモリセルのキャパシタの占有面積当たりの静電
容量を増大させる要請がある。この要請に応え、各キャ
パシタにおける上部電極及び下部電極のいずれか一方、
例えば下部電極をシリンダ状に形成することで、静電容
量の増大が図られている。更に、このシリンダ状電極表
面に半球状のシリコン核(HSG−Si:Hemi-spheric
al Grained Si)を形成してその表面を凹凸状にするこ
とで、電極の表面積を増大させる試みもなされている。
【0003】電極表面にHSG−Siを形成する第1の
製造方法が、特開平9-167833号公報に記載されている。
この公報に記載の製造方法では、まず、シリコンから成
るキャパシタのシリンダ状の下部電極の表面に、低圧化
学的気相成長(LPCVD)法によってHSG−Si種
子を形成する。次いで、このHSG−Si種子をマスク
として利用し、蝕刻気体の入射角を変えつつ下部電極の
表面をエッチングして、下部電極の表面の凹凸状態を大
きくして下部電極の表面積を増大させる。しかし、この
製造方法は、蝕刻気体の入射角を変えつつエッチングを
行わなければならないなど、その工程内容が煩雑であり
簡便ではなかった。
【0004】上記第1の製造方法に代えて、下部電極を
形成した半導体基板を成長炉に収容し、この成長炉にシ
ラン(又はジシラン)ガスを導入し、所定の温度で熱処
理することによって、下部電極の表面にHSG−Siを
簡便に形成する第2の製造方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第2の製
造方法によると、下部電極の表面に形成されたHSG−
Siは、内壁側では粒状態が良好であるが、外壁側では
完全な半球状とはならず、大きくなり過ぎた各グレイン
が接触して、下部電極の表面積が期待するほど増えず、
メモリセルの静電容量を増大させることが困難であっ
た。
【0006】本発明は、上記に鑑み、メモリセルにおけ
るキャパシタの電極表面の全体にHSG−Siを良好な
形状に形成することができ、メモリセルの静電容量の増
大を容易にする半導体装置の製造方法及び半導体製造装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置の製造方法は、化学的気相成長
法による半導体装置の製造方法において、半導体基板を
成長炉に収容し、該成長炉にホスフィンガスを導入した
後にシランガス又はジシランガスを導入してCVD成長
層を形成することを特徴とする。
【0008】本発明者らは、種々の研究を行った結果、
メモリセルのキャパシタにおける電極の外壁及び内壁間
のHSG−Siの形状差は、CVD成膜プロセスの初期
段階で、ホスフィンガスの到達遅れに起因してCVD成
長層内にリンが所定の割合で含まれない層部分が生じ、
このため、CVD成長層内のリン濃度が不均一になるこ
とに起因することを確めた。
【0009】本発明の半導体装置の製造方法では、ホス
フィンガスだけではCVD成膜が開始しない性質を利用
し、成膜の初期段階で、シランガス又はジシランガスの
導入に先だってホスフィンガスを成長炉内に導入してお
く。これにより、シランガス又はジシランガスが半導体
基板に到達した時点から、リンを適正に含んだCVD成
長層を形成することができる。従って、例えばメモリセ
ルのキャパシタの電極に低リン濃度層が形成されること
によって生じる不具合を解消できる。
【0010】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
化学的気相成長法による半導体装置の製造方法におい
て、シランガス又はジシランガス、及び、ホスフィンガ
スの夫々の配管内の流量を夫々ほぼ所定値に保ち、前記
各配管から成長炉内にガスを導入してCVD成長層を形
成するにあたって、シランガス又はジシランガスの導入
前におけるホスフィンガスの導入時間を制御することに
より、CVD開始時における前記成長炉内のリン濃度を
調整することを特徴とする。
【0011】上記半導体装置の製造方法によると、リン
濃度の調整が極めて簡便になるので、半導体装置の製造
工程の全体を簡単化すると共に、製造装置の構成を簡素
化することも可能になる。
【0012】ここで、例えばリンを適正に含んだアモル
ファスシリコンから成るCVD成長層を形成した後に、
該CVD成長層上に酸化膜を形成し、CVD成長層及び
酸化膜双方における平坦部をエッチバックして除去し、
CVD成長層上に残った酸化膜をウエットエッチングで
除去して、アモルファスシリコンから成るシリンダ状の
CVD成長層に加工し、次いで、半導体基板をHSG成
長炉に収容した後に、シリンダ状のCVD成長層をシラ
ンガス又はジシランガス雰囲気下で所定の温度で熱処理
し、次いで真空雰囲気下で所定の温度で熱処理すること
によって、シリンダ状のCVD成長層にHSG−Siを
形成することが好ましい。
【0013】これにより、キャパシタの電極が例えばシ
リンダ状の場合に、電極表面の全体に均一なHSG−S
iを形成することができる。
【0014】好ましくは、所定の温度が約540〜63
0゜Cである。これにより、キャパシタの電極にHSG
−Siを最良の状態に形成できる。
【0015】更に好ましくは、シリンダ状のCVD成長
層が、DRAMにおけるキャパシタの下部電極である。
これにより、静電容量が増大したキャパシタを有するD
RAMを得ることができる。
【0016】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
化学的気相成長法による半導体装置の製造方法におい
て、シランガス又はジシランガスとホスフィンガスとを
成長炉への導入に先だって混合しつつ前記成長炉に導入
してCVD成長層を形成することを特徴とする。
【0017】上記半導体装置の製造方法によると、シラ
ンガス又はジシランガスとホスフィンガスとを混合させ
つつ、半導体基板に同時に到達させることができる。こ
れにより、リンを適正に含んだCVD成長層を形成する
ことができ、例えばメモリセルのキャパシタの電極に低
リン濃度層が形成されることによって生じる不具合を解
消できる。
【0018】更に、本発明の半導体装置の製造方法は、
アモルファスシリコンから成るCVD成長層を電極形成
ホール内に成長する第1のステップと、前記CVD成長
層上に酸化膜を形成し、前記CVD成長層及び酸化膜双
方における平坦部をエッチバックして除去し、前記CV
D成長層上に残った酸化膜をウエットエッチングで除去
してシリンダ状の電極を形成する第2のステップと、前
記シリンダ状の電極の外壁表面を約50〜200オング
ストローム除去する処理を行う第3のステップと、前記
シリンダ状の電極をシランガス又はジシランガス雰囲気
下で所定の温度で熱処理し、次いで真空雰囲気下で所定
の温度で熱処理することによって、前記シリンダ状の電
極にHSG−Siを形成する第4のステップとをこの順
に有することを特徴とする。
【0019】上記半導体装置の製造方法によると、例え
ばキャパシタのシリンダ状電極の表面に低リン濃度層が
形成された場合に、HSG−Siの形成工程に先だっ
て、実質的に内壁側と同等のリン濃度と見なせる領域ま
で外壁側を削り、低リン濃度層を確実に除去することが
できる。
【0020】好ましくは、第3のステップにおける外壁
表面の除去処理が、等方性エッチングである。これによ
り、HSG−Siの形成工程に先だって、電極表面に形
成された例えば低リン濃度層を容易に除去することがで
きる。
【0021】等方性エッチングで除去される部分が少な
くとも低リン濃度層を含むことが好ましい。これによ
り、HSG−Siの形成工程に先だって、電極表面の低
リン濃度層を除去し、電極全体のリン濃度をほぼ均一に
することができる。
【0022】好適には、第3のステップにおける外壁表
面の除去処理が、混合溶液を用いたウエットエッチング
である。これにより、HSG−Siの形成工程に先だっ
て、電極表面に形成された例えば低リン濃度層を容易に
除去することができる。
【0023】ウエットエッチングで除去される部分が少
なくとも低リン濃度層を含むことが好ましい。これによ
り、HSG−Siの形成工程に先だって、電極表面の低
リン濃度層を除去し、電極全体のリン濃度をほぼ均一に
することができる。
【0024】好ましくは、混合溶液がアンモニアと過酸
化水素水とを含む。これに代えて、混合溶液がフッ酸と
過酸化水素水とを含むこと、或いは、混合溶液がフッ酸
と硝酸とを含むことも好ましい態様である。これらの場
合に、電極の外壁表面における低リン濃度層を効果的に
除去することができる。
【0025】好適には、シリンダ状の電極が、DRAM
におけるキャパシタの下部電極である。これにより、静
電容量が増大したキャパシタを有するDRAMを得るこ
とができる。
【0026】HSG−Siは下部電極の全面に形成され
ることが好ましい。これにより、静電容量を効率良く増
大できる。
【0027】本発明の半導体製造装置は、化学的気相成
長を行うための半導体製造装置において、成長炉にホス
フィンガスを導入した後にシランガス又はジシランガス
を導入してCVD成長を行うシーケンスを有することを
特徴とする。
【0028】上記半導体製造装置によると、成膜の初期
段階で、シランガス又はジシランガスの導入に先だって
ホスフィンガスを成長炉内に導入することができるの
で、シランガス又はジシランガスが半導体基板に到達し
た時点から、リンを適正に含んだCVD成長層を形成で
きる。
【0029】また、本発明の半導体製造装置は、化学的
気相成長を行うための半導体製造装置において、シラン
ガス又はジシランガスとホスフィンガスとを成長炉への
導入に先だって混合しつつ前記成長炉に導入してCVD
成長を行うシーケンスを有することを特徴とする。
【0030】上記半導体製造装置によると、シランガス
又はジシランガスとホスフィンガスとを混合させつつ、
半導体基板に同時に到達させることができるので、リン
を適正に含んだCVD成長層を形成することができる。
【0031】以下、従来技術で低リン濃度層が形成され
る理由について説明する。
【0032】図7は、従来の半導体装置の製造方法を説
明するための断面図であり、(a)はCVD成長層の形成
プロセスを、(b)はHSG−Siの形成状態を夫々示し
ている。従来の製造方法では、図7(a)に示すように、
半導体基板30上に層間絶縁膜31を形成した後に、層
間絶縁膜31にコンタクトホール31aを形成し、半導
体基板30の所定の領域を露出させる。次いで、不純物
をドーピングしたアモルファスシリコン膜を半導体基板
30上の全域に形成してコンタクトホール31aを埋め
込み、これをエッチバックして、コンタクトホール31
a内にアモルファスシリコン膜34を残す。次いで、層
間絶縁膜31上に酸化膜32を形成し、これに所定のエ
ッチングを施すことにより、電極形成ホール32aを形
成する。
【0033】図8は、上記CVDプロセスに利用される
成長炉の側面図である。上記工程に続く工程を、図7及
び図8を参照して説明する。すなわち、電極形成ホール
32aを形成した半導体基板30を成長炉20に収容
し、シラン(SiH4)とホスフィン(PH3)ガスとを
導入して所定の温度で熱処理を行う。これにより、電極
形成ホール32a内に、アモルファスシリコンから成る
CVD成長層33を成長する。この場合に、CVD成長
層33は、電極形成ホール32aの内壁面から成膜を開
始し、電極形成ホール32aの中心側に向かって成長す
る。CVD成長層33が所定の膜厚に成長した後に、C
VD成長層33上にCVD酸化膜37を形成する。この
状態で、CVD酸化膜37の平坦部(図の上部)と、C
VD成長層33における平坦部33aとをエッチバック
して除去し、更にウエットエッチングで酸化膜32とC
VD酸化膜37の残存部分とを除去することにより、図
7(a)の実線で示すシリンダ状の下部電極33bが得ら
れる。
【0034】図9は、アモルファスシリコンの成長下地
面からの距離とリン濃度との相関関係を示すグラフであ
る。更に、図8及び図9を参照して説明する。ここで、
成長炉20に導入してから半導体基板30に到達するま
での時間は、流量の大小の関係からホスフィンガスの方
がシランガスより遅い。従って、電極形成ホール32a
内で下部電極33bが成長を開始する成膜プロセスの初
期段階では、シランガスのみが半導体基板30に到達す
る。このため、ホスフィンガスが到達するまでの間は、
図9の一点鎖線Aの初期段階にみられるようなリン濃度
が低い状態になる。従って、この時点で形成された部
分、つまり下部電極33bの外壁には、リンが適正に含
まれない低リン濃度層が形成される。
【0035】本発明者らは、HSG化する場合に、下地
のアモルファスシリコンのリン濃度が高ければグレイン
が小さくなり、低ければグレインが大きくなることに起
因して、下部電極33bの外壁に、図7(b)に示すよう
に、HSG−Siが相互に繋がった略平坦状の面35が
形成されることも確かめ、上記の如く本発明を完成させ
るに至ったものである。
【0036】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施形態例に係る半
導体装置の製造方法を説明するための断面図であり、
(a)はCVD成長層の形成プロセスを、(b)はHSG−S
iの形成状態を夫々示している。
【0037】本製造方法では、図1(a)に示すように、
半導体基板10上に層間絶縁膜(SiO2)11を形成
した後に、所定のフォトリソグラフィ工程で層間絶縁膜
11にコンタクトホール11aを形成し、半導体基板1
0の所定の領域を露出させる。次いで、不純物をドーピ
ングしたアモルファスシリコン(又はポリシリコン)膜
を半導体基板10上の全域に形成してコンタクトホール
11aを埋め込み、次いでこれをエッチバックして、コ
ンタクトホール11a内にアモルファスシリコン膜14
を残す。
【0038】次いで、層間絶縁膜11上に酸化膜(Si
2)12を形成し、所定のエッチングを施すことによ
り、電極形成ホール12aを形成する。半導体基板10
を成長炉に収容し、混合ガスを導入して所定の温度で熱
処理を行うことにより、電極形成ホール12a内に、ア
モルファスシリコンから成るCVD成長層13を成長す
る。この場合に、CVD成長層13は、電極形成ホール
12aの内壁面から成膜を開始し、電極形成ホール12
aの中心側に向かって成長する。CVD成長層13の成
長が所定の膜厚に達した後に、CVD成長層13上にC
VD酸化膜17(CVDSiO2)を形成し、CVD成
長層13の中央部分にCVD酸化膜17を充填する。こ
の状態で、CVD酸化膜17の平坦部(図の上部)と、
CVD成長層13における平坦部13aとをエッチバッ
クして除去し、更にウエットエッチングで酸化膜12と
CVD酸化膜17の残存部分とを除去することにより、
図1(a)の実線で示すシリンダ状の下部電極13bを得
ることができる。
【0039】本実施形態例の製造方法では、電極形成ホ
ール12a内に下部電極13bを成長する工程を後述の
化学的気相成長(CVD)法によって行う。図2は、本
実施形態例の成膜シーケンスを説明するための模式図で
あり、(a)〜(d)は、第1段階から第4段階を夫々示して
いる。
【0040】本製造方法で用いる半導体製造装置は、成
長炉20と、成長炉20に管路19で連通されたポンプ
21と、シラン等のガスを夫々充填した複数のボンベ
(図示せず)とを備える。各ボンベと成長炉20とは、
シラン(又はジシラン)ガス用の管路22aと、ホスフ
ィンガス用の管路23a及び24aとを経由して夫々連
通される。管路22a、23a及び24aには、切換え
弁25、26及び27が夫々配設されており、切換え弁
25、26及び27には、管路22b、23b及び24
bの各一端が夫々接続される。管路22b、23b及び
24bの各他端が管路19に接続されることにより、管
路22a、23a及び24aは、各対応する切換え弁2
5、26及び27の切換えにより、ボンベからのガスを
成長炉20に直接導入し、或いは、管路19側から成長
炉20に導入する。
【0041】本製造方法では、まず、図2(a)に示す第
1段階で、電極形成ホールが形成された半導体基板10
を、成長炉20に収容する。この状態で、ポンプ21の
作動によって成長炉20内を真空状態に保持してから、
全切換え弁25、26、27を管路19側に切り換え
る。これにより、ボンベ側からの窒素ガス(N2)を管
路22b、23b、24bを経由して管路19に送り、
真空状態の成長炉20内に導入して成長炉20内に窒素
ガスを充填する。
【0042】次いで、図2(b)に示す第2段階で、窒素
ガスの導入を停止し管路22a、23a、24aを夫々
パージした後に、切換え弁25を閉止し、且つ切換え弁
26及び27を夫々切り換えて管路23a及び24aの
双方を成長炉20側に連通させる。この状態で、管路2
3aからは例えば500sccmで、管路24aからは例え
ば4.5sccmで、窒素ガスを充填した成長炉20にホス
フィンガスを導入する。
【0043】更に、図2(c)に示す第3段階では、切換
え弁26を閉止して管路23aからのホスフィンガスの
導入を停止しつつ、管路24aからのホスフィンガスの
導入を4.5sccmのままで続行する。この間に、第2段
階で閉止した切換え弁25を管路22b側に開放し、管
路22b及び管路19を経由してシラン(又はジシラ
ン)ガスをポンプ21側に逃がしつつパージする。
【0044】次いで、図2(d)に示す第4段階では、管
路23aを閉止し且つ管路24aからホスフィンガスを
成長炉20に導入したままの状態で、切換え弁25を成
長炉20側に切り換え、それまでポンプ21側に逃がし
ていたシランガスを成長炉20に導入する。この時点
で、成長炉20内にはホスフィンガスが既に導入されて
いるので、シランガス及びホスフィンガスの双方を半導
体基板10に到達させた状態で下部電極13bのドープ
トアモルファスシリコン成膜を開始することができる。
従って、膜中のリン濃度がほぼ均一なCVD成長層13
を成長することができる。本実施形態例の製造方法で
は、2系統の管路23a及び24aを用いて、ホスフィ
ンガスを比較的大流量で成長炉20に導入するので、ホ
スフィンガス濃度を時間に対して安定できる。
【0045】次いで、CVD成長層13上にCVD酸化
膜17を形成し、このCVD酸化膜17の平坦部とCV
D成長層13おける平坦部13aとをエッチバックして
除去する。更に、酸化膜12と、CVD成長層13の中
央部分に残存するCVD酸化膜17とをウエットエッチ
ングで除去することにより、シリンダ状の下部電極13
bを得る。
【0046】ここで、上記工程で下部電極13bを形成
した半導体基板10に対し、更に以下の工程を実施し
て、下部電極13bにHSG−Siを形成する。すなわ
ち、下部電極13bの形成後に、半導体基板10をHS
G成長炉に収容し、このHSG成長炉にシラン(又はジ
シラン)ガスを導入して、約540〜630゜Cで熱処
理を行う。次いで、シラン(又はジシラン)ガスの導入
を停止し、HSG成長炉内を真空状態にして約540〜
630゜Cで熱処理を行うことにより、図1(b)に示す
ように、グレインの大きさ及び密度がほぼ均一なHSG
−Si15を下部電極13bの外壁及び内壁に形成でき
る。この場合に、HSG−Siのグレインの密度は、シ
ラン(又はジシラン)ガスの導入継続時間に依存し、ま
た、グレインの大きさは、シラン(又はジシラン)ガス
導入停止後の熱処理の時間に依存する。
【0047】次に、本発明の第2実施形態例に係る半導
体装置の製造方法を説明する。図3は、本実施形態例の
成膜シーケンスを説明するための模式図であり、(a)〜
(d)は、第1段階から第4段階を夫々示している。本製
造方法で用いる半導体製造装置は、第1実施形態例にお
ける半導体製造装置の構成と基本的に同様で、切り換え
のタイミングのみが異なるため、構成の説明は省略す
る。
【0048】本製造方法では、まず、図3(a)に示す第
1段階で、電極形成ホールが形成された半導体基板を、
成長炉20に収容して適正な状態にセットする。この状
態で、ポンプ21の作動で成長炉20内を真空状態に保
持してから、全切換え弁25、26、27を管路19側
に切り換える。これにより、ボンベ側からの窒素ガスを
管路22b、23b、24bを経由して管路19に送
り、真空状態の成長炉20内に導入して成長炉20内に
窒素ガスを充填する。
【0049】次いで、図3(b)に示す第2段階で、窒素
ガスの導入を停止し、管路22a、23a、24aを夫
々パージした後に、切換え弁26を閉止し、且つ切換え
弁25と27とを夫々切り換える。これにより、管路2
2a及び22bを経由してシラン(又はジシラン)ガス
を例えば500sccmでポンプ21側に逃がしつつ、管路
24aを経由してホスフィンガスを例えば4.5sccm
で、窒素ガスを充填した成長炉20に導入する。
【0050】更に、図3(c)に示す第3段階では、第2
段階と同様の状態を保持しつつ、シランガスのパージ、
及びホスフィンガスの導入を続行し、窒素ガスを充填し
た成長炉20にホスフィンガスを徐々に導入する。
【0051】次いで、図3(d)に示す第4段階では、管
路23aを閉止し且つ管路24aからホスフィンガスを
成長炉20に少量ずつ導入した状態のままで、切換え弁
25を成長炉20側に切り換え、それまでポンプ21側
に逃がしていたシランガスを成長炉20に導入する。こ
の時点で、成長炉20内にはホスフィンガスが既に導入
されているので、シランガス及びホスフィンガスの双方
を半導体基板10に到達させた状態で、下部電極13b
のDOPOS成膜を開始できる。従って、膜中のリン濃
度がほぼ均一で、低リン濃度層が形成されない下部電極
13bを得ることができる。
【0052】更に、第1実施形態例と同様の工程を実施
することにより、外壁と内壁とでグレインの大きさ及び
密度がほぼ均一なHSG−Si15を下部電極13bに
形成することができる。
【0053】図4は、アモルファスシリコンの成長下地
面からの距離とリン濃度との相関関係を示すグラフであ
る。第2実施形態例では、1系統の管路24aのみを用
い、ホスフィンガスを小流量で徐々に成長炉20に導入
するので、シランガスを導入した時点におけるホスフィ
ンガスの濃度を適宜調節することができる。すなわち、
シラン(又はジシラン)ガス、及び、ホスフィンガスの
夫々の管路22a、23a、24a内の流量を夫々ほぼ
所定値に保ち、各管路から成長炉20内へのガスの導入
にあたって、シラン(又はジシラン)ガスの導入前にお
けるホスフィンガスの導入時間を次第に長くすれば、成
膜開始初期におけるリン濃度を図4の実線Bと波線Cと
の間で変化させることができる。
【0054】以上のように、第2実施形態例では、半導
体装置の製造時の全工程に要する時間が第1実施形態例
の場合に比較して長くなるが、ホスフィンガスの成長炉
20への導入時間を制御することにより、成膜初期にお
けるリン濃度を適宜調節して、最も好ましいリン濃度で
DOPOS成膜を開始できるという効果も得られる。
【0055】次に、本発明の第3実施形態例に係る半導
体装置の製造方法を説明する。図5は、本実施形態例の
成膜シーケンスを説明するための模式図であり、(a)〜
(c)は、第1段階から第3段階を夫々示している。
【0056】本製造方法で用いる半導体製造装置は、成
長炉20と、成長炉20に管路19で連通されたポンプ
21と、シラン等のガスを夫々充填した複数のボンベ
(図示せず)とを備える。各ボンベと成長炉20とは、
管路22aと24aとを経由して夫々連通される。管路
22a及び24aは、成長炉20の手前で接続されて相
互に連通している。接続後の共通管路18は、切換え弁
25の切り換えにより、ボンベからのガスを成長炉20
に直接導入し、或いは、管路22bを経由して管路19
側から成長炉20に導入する。
【0057】本製造方法では、まず、図5(a)に示す第
1段階で、電極形成ホールが形成された半導体基板10
を成長炉20に収容する。この状態で、ポンプ21の作
動によって成長炉20内を真空状態に保持しつつ、切換
え弁25を管路19側に切り換える。これにより、ボン
ベ側からの窒素ガスを管路22a、24a、22bを経
由して管路19に送り、真空状態の成長炉20内に導入
して成長炉20内に窒素ガスを充填する。
【0058】次いで、図5(b)に示す第2段階では、窒
素ガスの導入を停止し、管路22aにシラン(又はジシ
ラン)ガスを例えば500sccmで流し、且つ管路24a
にホスフィンガスを例えば4.5sccmで流し、切換え弁
25を切り換えて共通管路18を管路22b側に開放す
る。これにより、シラン(又はジシラン)ガスとホスフ
ィンガスとの混合ガスを、管路19を経由してポンプ2
1側に逃がしつつ、パージする。
【0059】更に、図5(c)に示す第3段階では、切換
え弁25を成長炉20側に切り換えて管路22bを閉止
し、それまでポンプ21側に逃がしていたシラン(又は
ジシラン)ガスとホスフィンガスとの混合ガスを成長炉
20に導入する。これにより、シラン(又はジシラン)
ガスとホスフィンガスとを半導体基板10に同時に到達
させた状態で、下部電極13bのドープトアモルファス
シリコン成膜を開始できる。このように、本製造方法で
は、シラン(又はジシラン)ガスとホスフィンガスとを
成長炉20への導入に先だって混合しつつ成長炉20に
導入することにより、膜中のリン濃度がほぼ均一なCV
D成長層を成長することができ、低リン濃度層がない下
部電極13bを得ることができる。
【0060】次に、本発明の第4実施形態例に係る半導
体装置の製造方法を説明する。図9で説明したように、
DOPOS成膜の初期段階では、下部電極の外壁側に低
リン濃度層が形成され易いため、外壁側と内壁側とでリ
ン濃度が均一でなくなる。第1〜第3実施形態例では、
リン濃度が不均一になる状況をガスの導入タイミングで
解消したが、本実施形態例では、下部電極のリン濃度が
不均一の部分を除去することによって均一なHSG−S
iを形成する。
【0061】図6は、本実施形態例における製造工程を
説明するための断面図であり、(a)は下部電極に低リン
濃度層が形成された状態を、(b)は下部電極から低リン
濃度層を除去した状態を、(c)は下部電極にHSG−S
iが形成された状態を夫々示す。
【0062】すなわち、本実施形態例では、HSG−S
iの形成工程に先だって、下部電極13bの外壁に形成
された低リン濃度層16(図6(a))を、アンモニアと
過酸化水素水とを含むAPMやFPM等の混合溶液を用
いてウエットエッチング(等方性エッチング)して除去
する。この場合に、外壁13cでは、外側から例えば約
50〜100オングストロームがエッチングされて、低
リン濃度層16が除去される。低リン濃度層16の膜厚
が例えば約50〜200オングストローム(A)程度で
ある場合に、下部電極13bのエッチングレートが例え
ば約1〜3A/minであるとすると、下部電極13bを
混合溶液に約30分〜1時間程度浸漬すれば、外壁13
cを外側から約50〜200オングストロームの厚さで
削ることができる。このように、内壁13d側と実質的
に同等のリン濃度と見なせる領域まで容易に除去するこ
とができる。
【0063】上記ウエットエッチングには、アンモニア
と過酸化水素水とを含む混合溶液に代えて、フッ酸と過
酸化水素水とを含む混合溶液、或いは、フッ酸と硝酸と
を含む混合溶液を用いることができる。これらの場合に
も、アンモニアと過酸化水素水とを含む混合溶液を用い
た場合と同様の効果を得ることができる。
【0064】上記工程により、下部電極13bを図6
(b)に示す状態にして、外壁13cと内壁13dとの間
におけるリン濃度をほぼ均一にすることができる。この
状態の下部電極13bに対して、第1実施形態例の場合
と同様にHSG化を行うことにより、図6(c)に示すよ
うな、外壁13cと内壁13dとでグレインの大きさ及
び密度がほぼ均一なHSG−Si15を形成することが
できる。
【0065】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の半導体装置の製造方法及び
半導体製造装置は、上記実施形態例にのみ限定されるも
のではなく、上記実施形態例から種々の修正及び変更を
施した半導体装置の製造方法及び半導体製造装置も、本
発明の範囲に含まれる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の製造方法及び半導体製造装置によると、メモリセル
におけるキャパシタの電極表面の全体にHSG−Siを
良好な形状に形成でき、例えばDRAMにおけるメモリ
セルの静電容量の増大が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係る半導体装置の製
造方法を説明するための断面図であり、(a)はCVD成
長層の形成プロセスを、(b)はHSG−Siの形成状態
を夫々示す。
【図2】第1実施形態例における成膜シーケンスを説明
するための模式図であり、(a)〜(d)は、第1段階から第
4段階を夫々示す。
【図3】本発明の第2実施形態例における成膜シーケン
スを説明するための模式図であり、(a)〜(d)は、第1段
階から第4段階を夫々示す。
【図4】アモルファスシリコンの成長下地面からの距離
とリン濃度との相関関係を示すグラフである。
【図5】本発明の第3実施形態例における成膜シーケン
スを説明するための模式図であり、(a)〜(c)は、第1段
階から第3段階を夫々示す。
【図6】本発明の第4実施形態例における製造工程を説
明するための断面図であり、(a)は下部電極に低リン濃
度層が形成された状態を、(b)は下部電極から低リン濃
度層を除去した状態を、(c)は下部電極にHSG−Si
が形成された状態を夫々示す。
【図7】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
断面図であり、(a)はCVD成長層の形成プロセスを、
(b)はHSG−Siの形成状態を夫々示す。
【図8】従来のCVDプロセスに利用される成長炉の側
面図である。
【図9】アモルファスシリコンの成長下地面からの距離
とリン濃度との相関関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 半導体基板 13 CVD成長層 13a 平坦部 13b 下部電極 13c 外壁 13d 内壁 15 HSG−Si 16 低リン濃度層 18 共通管路 19 管路 20 成長炉 21 ポンプ 22a、23a、24a 管路 22b、23b、24b 管路 25、26、27 切換え弁

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学的気相成長法による半導体装置の製
    造方法において、 半導体基板を成長炉に収容し、該成長炉にホスフィンガ
    スを導入した後にシランガス又はジシランガスを導入し
    てCVD成長層を形成することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 化学的気相成長法による半導体装置の製
    造方法において、 シランガス又はジシランガス、及び、ホスフィンガスの
    夫々の配管内の流量を夫々ほぼ所定値に保ち、前記各配
    管から成長炉内にガスを導入してCVD成長層を形成す
    るにあたって、シランガス又はジシランガスの導入前に
    おけるホスフィンガスの導入時間を制御することによ
    り、CVD開始時における前記成長炉内のリン濃度を調
    整することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記CVD成長層を形成した後に、該C
    VD成長層上に酸化膜を形成し、前記CVD成長層及び
    酸化膜双方における平坦部をエッチバックして除去し、
    前記CVD成長層上に残った酸化膜をウエットエッチン
    グで除去してシリンダ状のCVD成長層に加工し、 次いで、前記シリンダ状のCVD成長層をシランガス又
    はジシランガス雰囲気下で所定の温度で熱処理し、次い
    で真空雰囲気下で所定の温度で熱処理することによっ
    て、前記シリンダ状のCVD成長層に半球状のシリコン
    核を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記所定の温度が約540〜630゜C
    であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記シリンダ状のCVD成長層が、DR
    AMにおけるキャパシタの下部電極であることを特徴と
    する請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 化学的気相成長法による半導体装置の製
    造方法において、 シランガス又はジシランガスとホスフィンガスとを成長
    炉への導入に先だって混合しつつ前記成長炉に導入して
    CVD成長層を形成することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 アモルファスシリコンから成るCVD成
    長層を電極形成ホール内に成長する第1のステップと、 前記CVD成長層上に酸化膜を形成し、前記CVD成長
    層及び酸化膜双方における平坦部をエッチバックして除
    去し、前記CVD成長層上に残った酸化膜をウエットエ
    ッチングで除去してシリンダ状の電極を形成する第2の
    ステップと、 前記シリンダ状の電極の外壁表面を約50〜200オン
    グストローム除去する処理を行う第3のステップと、 前記シリンダ状の電極をシランガス又はジシランガス雰
    囲気下で所定の温度で熱処理し、次いで真空雰囲気下で
    所定の温度で熱処理することによって、前記シリンダ状
    の電極に半球状のシリコン核を形成する第4のステップ
    とをこの順に有することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記第3のステップにおける外壁表面の
    除去処理が、等方性エッチングであることを特徴とする
    請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 等方性エッチングで除去される部分が少
    なくとも低リン濃度層を含むことを特徴とする請求項8
    に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第3のステップにおける外壁表面
    の除去処理が、混合溶液を用いたウエットエッチングで
    あることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 ウエットエッチングで除去される部分
    が少なくとも低リン濃度層を含むことを特徴とする請求
    項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記混合溶液がアンモニアと過酸化水
    素水とを含むことを特徴とする請求項10又は11に記
    載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記混合溶液がフッ酸と過酸化水素水
    とを含むことを特徴とする請求項10又は11に記載の
    半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記混合溶液がフッ酸と硝酸とを含む
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の半導体装
    置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記シリンダ状の電極が、DRAMに
    おけるキャパシタの下部電極であることを特徴とする請
    求項7乃至14の内の何れか1項に記載の半導体装置の
    製造方法。
  16. 【請求項16】 前記半球状のシリコン核が前記下部電
    極の全面に形成されることを特徴とする請求項15に記
    載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 化学的気相成長を行うための半導体製
    造装置において、 成長炉にホスフィンガスを導入した後にシランガス又は
    ジシランガスを導入してCVD成長を行うシーケンスを
    有することを特徴とする半導体製造装置。
  18. 【請求項18】 化学的気相成長を行うための半導体製
    造装置において、 シランガス又はジシランガスとホスフィンガスとを成長
    炉への導入に先だって混合しつつ前記成長炉に導入して
    CVD成長を行うシーケンスを有することを特徴とする
    半導体製造装置。
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