JPH11219177A - 自動演奏装置と記録媒体 - Google Patents

自動演奏装置と記録媒体

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JPH11219177A
JPH11219177A JP10033680A JP3368098A JPH11219177A JP H11219177 A JPH11219177 A JP H11219177A JP 10033680 A JP10033680 A JP 10033680A JP 3368098 A JP3368098 A JP 3368098A JP H11219177 A JPH11219177 A JP H11219177A
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performance
data
key
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automatic
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Shiburou Toganou
司武郎 戸叶
Masaki Hara
正樹 原
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多彩な自動演奏が可能な自動演奏装置を提供
する。 【解決手段】 キーボードのキー群K1 中のQ,W等の
複数キーにそれぞれイントロ,メインA等のフレーズを
予め割当て、他のキー群K2 ,K3 中の複数キーについ
ても同様とする。キー群K1 については、ボタンB11
の操作により任意の演奏パート(例えばピアノパート)
を設定して表示部P1 に名称を表示すると共にボタンB
12等の操作により任意の入力手段(例えば本装置のキー
ボード)を指定して表示部I1 に名称を表示し、表示部
1 に表示したテンポ値をアップ/ダウンボタンU1
操作により任意の値に設定する。キー群K2 ,K3 につ
いても同様に演奏パートとテンポを設定し、入力手段を
指定する。演奏開始ボタンMSの操作により演奏を開始
させ、各キー群毎に所望のキーを操作すると、操作キー
対応のフレーズの自動演奏が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、イントロフレー
ズ、メインフレーズ等の複数の演奏パターンのうちの所
望の演奏パターンをキーボード等の入力手段により順次
に指示することにより指示に係る演奏パターンの自動演
奏を順次に遂行する自動演奏装置に関し、特に入力手段
についてピアノパート等の任意の演奏パートを設定する
設定手段を設けたことにより多彩な自動演奏を可能にし
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏装置としては、ユーザが
イントロフレーズ等の演奏区間をキーボードでのキーオ
ンにより順次に指示することにより指示に係る演奏区間
の自動演奏を順次に遂行するようにしたものが提案され
ている。
【0003】ここで、前記キーボードの各キーには、該
キーのオン操作で演奏される演奏データ(フレーズデー
タ)が予め割当てられている。各キーに割当てられる演
奏データ(フレーズデータ)は、複数の演奏パート(複
数の音色)の演奏データからなっている。各演奏パート
の演奏データは、音高データ、時間データ等のデータか
らなるもので、該演奏パートの演奏パターンを表わす。
【0004】このような自動演奏装置にあっては、各キ
ーに割当てられた演奏データが複数の演奏パート(複数
の音色)の演奏データからなっているので、第1のキー
をオン操作すると、該第1のキーに割当てられている複
数の演奏パートの演奏データに基づいて複数の演奏パー
トの自動演奏が行なわれ、第2のキーをオン操作する
と、該第2のキーに割当てられている複数の演奏パート
の演奏データに基づいて複数の演奏パートの自動演奏が
行なわれる。すなわち、キーオンするキーの切換えに伴
って自動演奏の全演奏パートの演奏パターンが切換えら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
ると、キーオンするキーの切換えに伴って自動演奏の全
演奏パートの演奏パターンが切換えられるので、演奏パ
ート毎に演奏パターンを切換えるような多彩な自動演奏
を楽しむことができなかった。
【0006】また、複数のキーボードを用いて各キーボ
ード毎に演奏区間を指示することにより複数人で自動演
奏を楽しむことは可能であるが、各キーボード毎に演奏
パートを定めることができないので、各キーボード毎に
所望の演奏パートを担当するバンド演奏のような自動演
奏を楽しむことができなかった。
【0007】この発明の第1の目的は、演奏パターンの
切換えを行なう演奏パートを任意に設定して多彩な自動
演奏を楽しむことができる新規な自動演奏装置を提供す
ることにある。
【0008】この発明の第2の目的は、バンド演奏のよ
うな自動演奏を楽しむことができる新規な自動演奏装置
を提供することにある。
【0009】この発明の第3の目的は、各演奏パート毎
に担当する入力手段を容易に変更することができる新規
な自動演奏装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の自
動演奏装置は、複数の演奏パターンのうちの各演奏パタ
ーン毎に複数の演奏パートの演奏データを記憶する記憶
手段であって、各演奏パートの演奏データは、対応する
演奏パターンの自動演奏を遂行するためのデータからな
っているものと、前記複数の演奏パターンにそれぞれ対
応する複数の指示部を有する入力手段と、この入力手段
に関して前記複数の演奏パートのうちの任意の演奏パー
トを設定する設定手段と、前記複数の指示部のいずれか
により演奏パターンが指示されるたびに該指示に係る演
奏パターンに対応し且つ前記設定手段で設定された演奏
パートの演奏データを前記記憶手段にて参照して自動演
奏を遂行する演奏手段とを備えたものである。
【0011】第1の自動演奏装置によれば、複数の指示
部を有する入力手段について設定手段により所望の演奏
パートを設定することができる。所望の演奏パートを設
定した後、複数の指示部のいずれかにより演奏パターン
を指示すると、指示に係る演奏パターンに対応し且つ設
定手段で設定した演奏パートの演奏データに基づいて自
動演奏が遂行される。従って、演奏パート毎に演奏パタ
ーンを適宜切換えて多彩な自動演奏を楽しむことができ
る。
【0012】第1の自動演奏装置にあっては、自動演奏
中に設定手段による演奏パートの設定を禁止するように
してもよい。このようにすると、演奏パートの設定操作
に基づいて自動演奏が悪影響を受けるのを防ぐことがで
きる。
【0013】この発明に係る第2の自動演奏装置は、複
数の演奏パターンのうちの各演奏パターン毎に複数の演
奏パートの演奏データを記憶する記憶手段であって、各
演奏パートの演奏データは、対応する演奏パターンの自
動演奏を遂行するためのデータからなっているものと、
複数の入力手段であって、各入力手段は、前記複数の演
奏パターンにそれぞれ対応する複数の指示部を有するも
のと、前記複数の入力手段のうちの各入力手段毎に前記
複数の演奏パートのうちの任意の演奏パートを設定する
設定手段と、前記複数の入力手段のうちの各入力手段毎
に前記複数の指示部のいずれかにより演奏パターンが指
示されるたびに該指示に係る演奏パターンに対応し且つ
前記設定手段で設定された演奏パートの演奏データを前
記記憶手段にて参照して自動演奏を遂行する演奏手段と
を備えたものである。
【0014】第2の自動演奏装置によれば、各入力手段
毎に設定手段により所望の演奏パートを設定することが
できる。例えば第1及び第2の入力手段についてそれぞ
れピアノパート及びドラムパートを設定した後、第1の
入力手段で複数の指示部のいずれかにより演奏パターン
を指示すると、指示に係る演奏パターンに対応したピア
ノパートの演奏データに基づいて自動演奏が行なわれる
と共に、第2の入力手段で複数の指示部のいずれかによ
り演奏パターンを指示すると、指示に係る演奏パターン
に対応したドラムパートの演奏データに基づいて自動演
奏が行なわれる。従って、1又は複数人でバンド演奏の
ような自動演奏を楽しむことができる。
【0015】第2の自動演奏装置にあっては、各入力手
段毎に任意のテンポを設定するテンポ設定手段を設け、
該入力手段での指示に基づく自動演奏を設定に係るテン
ポで行なうようにしてもよい。このようにすると、一層
多彩な自動演奏を楽しむことができる。
【0016】この発明に係る第3の自動演奏装置は、複
数の演奏パターンのうちの各演奏パターン毎に複数の演
奏パートの演奏データを記憶する記憶手段であって、各
演奏パートの演奏データは、対応する演奏パターンの自
動演奏を遂行するためのデータからなっているものと、
前記複数の演奏パターンにそれぞれ対応する複数のキー
を含むキー群を1つのキー群として複数のキー群を表示
する表示手段であって、前記複数のキー群は、前記複数
の演奏パートにそれぞれ対応しているものと、複数の入
力手段であって、各入力手段は、前記表示手段で表示さ
れる複数のキー群に対応する複数のキー群を有するもの
と、前記表示手段で表示される各キー群毎に前記複数の
入力手段のうちの任意のものを指定する指定手段と、前
記表示手段で表示される各キー群毎に前記指定手段で指
定された入力手段において該表示に係るキー群に対応す
るキー群のいずれかのキーにより演奏パターンが指示さ
れるたびに該指示に係る演奏パターンに対応し且つ該表
示に係るキー群に対応する演奏パートの演奏データを前
記記憶手段にて参照して自動演奏を遂行する演奏手段と
を備えたものである。
【0017】第3の自動演奏装置によれば、表示手段で
表示される複数のキー群を例えばピアノパート及びドラ
ムパートにそれぞれ対応させておけば、第2の自動演奏
装置と同様に複数の入力手段を用いてバンド演奏のよう
な自動演奏を楽しむことができる。その上、表示手段で
表示される各キー群毎に所望の入力手段を指定し、指定
に係る入力手段での指示に応じて自動演奏を行なうよう
にしたので、例えば表示された第1及び第2のキー群に
ついてそれぞれ第1及び第2の入力手段の指定としてあ
ったのをそれぞれ第2及び第3の入力手段の指定に変更
することができ、各演奏パート毎に担当する入力手段を
容易に変更可能である。
【0018】第3の自動演奏装置において、複数の入力
手段のうちの特定の入力手段については、表示手段で表
示された複数のキー群のうち該特定の入力手段が指定さ
れたキー群のいずれかのキーにより演奏パターンを指示
して自動演奏を行なうようにしてもよい。このようにす
ると、特定の入力手段でのキー操作又は表示面でのキー
操作のいずれでも自動演奏を楽しむことができる。
【0019】第3の自動演奏装置にあっては、表示手段
で表示される各キー群毎に任意の演奏パートを設定し、
設定に係る演奏パートの演奏データに基づいて自動演奏
を行なうようにしてもよい。このようにすると、入力手
段毎に演奏パートを適宜変更して多彩な自動演奏を楽し
むことができる。
【0020】第3の自動演奏装置にあっては、自動演奏
中に指定手段による入力手段の指定を禁止するようにし
てもよい。このようにすると、入力手段の指定操作に基
づいて自動演奏が悪影響を受けるのを防ぐことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
係る自動演奏装置を示すもので、この自動演奏装置は、
パーソナルコンピュータ10を備えている。
【0022】パーソナルコンピュータ10において、バ
ス12には、CPU(中央処理装置)14、ROM(リ
ード・オンリィ・メモリ)16、RAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)18、検出回路20,22、表示回路
24、タイマ26、通信インターフェース28,30,
32等が接続されている。
【0023】CPU14は、ROM16にストアされた
プログラムに従って自動演奏のための各種処理を実行す
るもので、各種処理については図8〜11を参照して後
述する。
【0024】ROM16は、プログラムの他に、図3に
示すキーアサインテーブル、図4に示すフレーズデータ
群等のデータを記憶している。これらのデータについて
は、図3,4を参照して後述する。
【0025】RAM18は、CPU14による各種処理
に際してレジスタ、フラグ、カウンタ等として使用され
る記憶領域を含むと共に図5〜7に示すようなデータを
記憶する記憶領域を含んでいる。図5〜7のデータにつ
いては後述する。
【0026】検出回路20は、パーソナルコンピュータ
用の文字、数字入力可能なキーボード36から操作情報
を検出するものである。キーボード36は、コンピュー
タ10に付属したキーボードである。検出回路22は、
マウス38から操作情報を検出するものである。
【0027】表示回路24は、ディスプレイ40の表示
動作を制御するもので、ディスプレイ40には、図2に
示すような演奏制御画面が表示される。図2の演奏制御
画面については後述する。
【0028】タイマ26は、CPU14にテンポクロッ
ク信号TCLを割込命令信号として供給するもので、信
号TCLの発生周期は一例として20msに設定され
る。信号TCLが発生されるたびに図10,11の割込
みルーチンが開始される。
【0029】外部記憶装置34は、HD(ハードディス
ク)、FD(フロッピーディスク)、CD(コンパクト
ディスク)、DVD(ディジタル多目的ディスク)、M
O(光磁気ディスク)等のうち1又は複数種類の記録媒
体を着脱可能なものである。外部記憶装置34に所望の
記録媒体を装着した状態では、記録媒体からRAM18
へデータを転送可能である。また、装着した記録媒体が
HDやFDのように書込可能なものであれば、RAM1
8のデータを記録媒体に転送可能である。
【0030】通信インターフェース28,30,32
は、MIDI規格に適合したインターフェースである。
インターフェース28には、キーボード36と同様の構
成のキーボード42Aを有するパーソナルコンピュータ
42が接続される。
【0031】インターフェース30には、自動演奏用の
楽音信号を発生可能な音源装置44が接続される。音源
装置44から発生された楽音信号は、スピーカ46に供
給されて音響に変換される。
【0032】インターフェース32には、通信ネットワ
ーク48を介してパーソナルコンピュータ50が接続さ
れる。コンピュータ50は、キーボード36と同様の構
成のキーボード50Aを有する。
【0033】図2は、ディスプレイ40に表示される演
奏制御画面40Aを示すものである。画面40Aには、
表示セクションとして第1セクションS1 、第2セクシ
ョンS2 及び第3セクションS3 が表示されると共に、
演奏開始ボタンMS、演奏終了ボタンME、エグジット
ボタンEX、録音開始ボタンRS、録音終了ボタンRE
等が表示される。
【0034】第1セクションS1 には、キーQ,W,
E,R,Tを含むキー群K1 が表示されると共に、演奏
パート名表示部P1 、入力手段名表示部I1 及びテンポ
値表示部T1 が表示される。表示部P1 、I1 及びT1
の近傍には、それぞれ演奏パート選択用ボタンB11、入
力手段選択用ボタンB12及びテンポ設定用アップ/ダウ
ンボタンU1 が表示される。
【0035】第2セクションS2 には、キーA,S,
D,F,Gを含むキー群K2 が表示されると共に、演奏
パート名表示部P2 、入力手段名表示部I2 及びテンポ
値表示部T2 が表示される。表示部P2 、I2 及びT2
の近傍には、それぞれ演奏パート選択用ボタンB21、入
力手段選択用ボタンB22及びテンポ設定用アップ/ダウ
ンボタンU2 が表示される。
【0036】第3セクションS3 には、キーZ,X,
C,V,Bを含むキー群K3 が表示されると共に、演奏
パート名表示部P3 、入力手段名表示部I3 及びテンポ
値表示部T3 が表示される。表示部P3 、I3 及びT3
の近傍には、それぞれ演奏パート選択用ボタンB31、入
力手段選択用ボタンB32及びテンポ設定用アップ/ダウ
ンボタンU3 が表示される。
【0037】K1 〜K3 の各キー群の各キーについて
は、図3に関して後述するように指示すべきフレーズ
(演奏区間)が予め定められている。36,42A,5
0Aの各キーボードには、キー群K1 〜K3 にそれぞれ
対応する第1〜第3のキー群が設けられており、第1〜
第3のキー群は、キー群K1 〜K3 のキーにそれぞれ対
応するキーを含んでいる。第1〜第3のキー群におい
て、キー群K1 〜K3 のキーにそれぞれ対応するキー
は、キー群K1 〜K3 中の対応するキーと同じフレーズ
を指示可能である。例えばキー群K1 のキーQがイント
ロフレーズを指示可能であれば、キーボード36におい
て、第1のキー群のキーQもイントロフレーズを指示可
能であり、他のキーボード42A,50Aについても同
様である。
【0038】演奏パート選択用ボタンB11,B21,B31
のいずれかにカーソル(図示せず)を当ててマウス38
でワンクリックする操作(このようにマウス38でワン
クリックする操作を、以下では、「マウスクリック操
作」と称する)を行なうと、複数の演奏パート(「ピア
ノ」、「ドラム」等の音色名)を示すリストがプルダウ
ンウインドウとして表示される。表示されたリストにお
いて所望の演奏パートをマウスクリック操作で選択する
と、選択された演奏パートの名称が操作に係るボタンに
対応する演奏パート名表示部(例えばボタンB11を操作
したときは表示部P1 )に表示される。このようにし
て、K1 〜K3 の各キー群毎に所望の演奏パートを設定
することができる。なお、K1 〜K3 のうちの所望のキ
ー群について演奏パートを設定しないでおくことも可能
であり、演奏パートを設定しないキー群については自動
演奏が行なわれない。
【0039】入力手段選択用ボタンB12,B22,B32
いずれかについてマウスクリック操作を行なうと、複数
の入力手段を示すリストがプルダウンウインドウとして
表示される。表示されたリストにおいて所望の入力手段
をマウスクリック操作で選択すると、選択された入力手
段の名称が操作に係るボタンに対応する入力手段名表示
部(例えばボタンB12を操作したときは表示部I1 )に
表示される。このようにしてK1 〜K3 の各キー群毎に
所望の入力手段を設定することができる。なお、K1
3 のうちの所望のキー群について入力手段を設定しな
いでおくことも可能であり、入力手段を設定しないキー
群については自動演奏が行なわれない。
【0040】T1 〜T3 の各テンポ値表示部には、自動
演奏の開始時及びフレーズ指示時に所定のテンポ値が表
示される。自動演奏中においては、各テンポ値表示部に
表示されたテンポ値を対応するテンポ設定用アップ/ダ
ウンボタンのマウスクリック操作により増減変更するこ
とができる。例えばボタンU1 においては、上向き矢印
部を対象としてマウスクリック操作を行なうことによ
り、表示部T1 に表示されたテンポ値を所定値だけ増大
させることができると共に、下向き矢印部を対象として
マウスクリック操作を行なうことにより、表示部T1
表示されたテンポ値を所定値だけ減少させることができ
る。
【0041】図3は、ROM16に記憶されるキーアサ
インテーブルを示すものである。ROM16には、キー
群K1 のQ,W,E,R,Tの各キー毎に第1セクショ
ンS1 のセクション番号1が記憶されると共にキーQ,
W,E,R,Tにそれぞれ対応してフレーズ番号1,
2,3,4,5が記憶される。一例として、フレーズ番
号1,2,3,4,5は、それぞれイントロ,メイン
A,メインB,フィルイン,エンディングのフレーズに
対応する。キー群K2 の各キーについてはセクション番
号2が、キー群K3 の各キーについてはセクション番号
3がそれぞれ記憶される。キー群K2 のキーA,S,
D,F,Gについてはそれぞれフレーズ番号1,2,
3,4,5が記憶され、キー群K3 のキーZ,X,C,
V,Bについてもそれぞれフレーズ番号1,2,3,
4,5が記憶される。
【0042】図4は、ROM16に記憶されるフレーズ
データ群を示すものである。ROM16には、フレーズ
番号1,2,3…をそれぞれ有するフレーズデータFD
1 ,FD2 ,FD3 …が記憶される。フレーズ番号1,
2,3…は、図3に示したようにイントロ,メインA,
メインB…にそれぞれ対応する。
【0043】FD1 ,FD2 ,FD3 …の各フレーズデ
ータは、パート番号1,2…をそれぞれ有する複数の演
奏パートの演奏データを含んでいる。各演奏パートの演
奏データは、ヘッダーデータとしてパート番号データP
n と、音色番号データSn と、テンポ値データTn とを
含むと共に、自動演奏データとして順次の音に関する楽
音制御データN1 ,N2 …と、エンドデータEDとを含
んでいる。
【0044】パート番号データPn は、演奏パートの番
号を表わすもの、音色番号データSn は、演奏パートに
対応する音色の番号を表わすもの、テンポ値データTn
は、演奏パートの初期テンポ値を表わすものである。
【0045】N1 ,N2 …の各楽音毎の楽音制御データ
は、タイミング値データN11と、音高データN12と、ベ
ロシティデータN13と、ゲートタイムデータN14とを含
んでいる。タイミング値データN11は、テンポクロック
信号TCLのカウント値により楽音の発生タイミングを
表わすもの、音高データN12は、楽音の音高を表わすも
の、ベロシティデータN13は、楽音の音量を表わすも
の、ゲートタイムデータN14は、テンポクロック信号T
CLのカウント値により楽音の持続時間を表わすもので
ある。
【0046】一例として、パート番号1,2,3をピア
ノ,ドラム,ギターの音色にそれぞれ対応させ、ピア
ノ,ドラム,ギターの音色番号をそれぞれ1,2,3と
することができる。
【0047】図5は、RAM18に記憶される入力手段
指定データを示すものである。RAM18には、入力手
段番号を表わす入力手段番号データIn 毎に対応するイ
ンターフェース番号データINが記憶される。一例とし
て、入力手段番号2,3にそれぞれ対応してインターフ
ェース28,32の番号(例えば1,3)が記憶され
る。キーボード36に関しては、予め入力手段番号1が
定められている。
【0048】入力手段指定データは、図8,9のメイン
ルーチンの開始時にパーソナルコンピュータ10に接続
されている42,50等の入力手段を検索して作成され
るものであり、図5に示したのは、インターフェース2
8,32にコンピュータ42,50がそれぞれ接続され
ていたときの例である。他の例として、インターフェー
ス28,32のうちインターフェース28にのみコンピ
ュータ42が接続されていたときは、入力手段番号2を
表わすデータIn とインターフェース28の番号を表わ
すデータINとの2データだけが記憶される。
【0049】入力手段番号1の入力手段としては、キー
ボード36の代りに図2の画面40Aに表示されたキー
群K1 〜K3 を用いることができる。すなわち、K1
3の各キー群毎にいずれかのキーを対象としてマウス
クリック操作を行なうことによりフレーズを指示可能で
ある。
【0050】図2の画面40AにおいてB12,B22,B
32のいずれかのボタンをマウスクリック操作したとき
は、RAM18に記憶した入力手段指定データと、入力
手段番号1を表わす入力手段番号データとに基づいて、
入力手段番号1〜3に対応する選択可能な3つの入力手
段名がリスト表示される。
【0051】図6は、RAM18に記憶されるセクショ
ン毎の設定データを示すものである。RAM18には、
図2に関して前述したようなセクション毎(K1 〜K3
の各キー群毎)の設定操作に応じて1〜3の各セクショ
ン番号毎に設定に係る音色番号を表わす音色番号データ
n と、設定に係る入力手段番号を表わす入力手段番号
データIn と、設定に係るテンポ値を表わすテンポ値デ
ータTn とが記憶される。
【0052】一例として、キー群K1 ,K2 ,K3 に関
して演奏パートとしてピアノ,ドラム,ギターをそれぞ
れ設定したときは、セクション番号1,2,3に対応す
る音色番号データSn は、それぞれ1,2,3を表わす
データとなる。また、キー群K1 ,K2 ,K3 に関して
入力手段としてキーボード36,インターフェース2
8,インターフェース32をそれぞれ指定したときは、
セクション番号1,2,3に対応する入力手段番号デー
タIn は、それぞれ1,2,3を表わすデータとなる。
更に、キー群K1 ,K2 ,K3 に関してそれぞれピア
ノ,ドラム,ギターの演奏パートを設定すると共にキー
ボード36,インターフェース28,インターフェース
32をそれぞれ指定した後自動演奏を開始し、いずれの
演奏パートについてもイントロフレーズを指示したもの
とすると、セクション番号1,2,3に対応するテンポ
値データTn としては、ROM16から図4のフレーズ
番号1のフレーズデータFD1においてパート番号1,
2,3に対応するテンポ値データ(初期テンポ値を表わ
すデータ)が読出されてRAM18に記憶される。
【0053】従って、この例では、ピアノパート、ドラ
ムパート及びギターパートをそれぞれキーボード36,
42A及び50Aで担当してイントロフレーズから初期
テンポ値に従って自動演奏が遂行される。そして、自動
演奏中に例えばテンポ設定用アップ/ダウンボタンU1
に関してテンポ変更すべくマウスクリック操作を行なう
と、その操作に応じて図6中のセクション番号1に対応
するテンポ値データTn が変更される。図6中のセクシ
ョン番号1に対応するテンポ値データTn の変更に対応
して図2のテンポ値表示部T1 のテンポ値が変更される
と共に図6中のセクション番号1に対応するテンポ値デ
ータTn に基づいてピアノパートの演奏テンポが変更制
御される。
【0054】図7は、RAM18に記憶される演奏状況
データを示すものである。RAM18には、1〜3の各
セクション番号毎にキー指定データが記憶される。第1
〜第3セクションS1 〜S3 のいずれかにおいて(キー
群K1 〜K3 のいずれかに関して)任意の演奏パート及
び任意の入力手段が指定された状態において自動演奏を
開始すると、指定に係る入力手段において指定に係るセ
クションに対応するキー群のいずれかのキーによりフレ
ーズを指示するたびに指示に係るキーを表わすキー指定
データがRAM18において指定に係るセクションに対
応する記憶領域に書込まれる。従って、演奏状況データ
は、各セクション毎に演奏中のフレーズを表わすことに
なる。
【0055】図8,9は、メインルーチンのフローチャ
ートを示すものである。ステップ60では、初期設定処
理を行なう。この処理では、フラグrun,recをい
ずれも0とする。フラグrunは、1であれば自動演奏
中であることを表わし、0であれば自動演奏中でないこ
とを表わす。フラグrecは、1であれば録音中である
ことを表わし、0であれば録音中でないことを表わす。
【0056】初期設定処理においては、図6の設定デー
タ内の入力手段番号及び音色番号(演奏パート)を初期
設定し、初期設定された音色番号(演奏パート)に対応
する初期テンポ値を設定する。一例として、図6の設定
データ内の入力手段番号及び音色番号としてはいずれも
1をセットし、初期テンポ値としては図4のフレーズデ
ータFD1 において音色番号1(ピアノパート)の演奏
データ中のテンポ値をセットする。また、このような初
期設定データに基づいて図2の画面40Aに各セクショ
ン毎に入力手段名、演奏パート名及びテンポ値を表示す
る。上記のように入力手段番号及び音色番号を1とした
例では、表示部I1 〜I3 には入力手段名としてキーボ
ード36の名称が表示されると共に表示部P1 〜P3
は演奏パート名としてピアノパートの名称が表示され、
表示部T1 〜T3 には初期テンポ値として図4のデータ
FD1 における音色番号1(ピアノパート)の演奏デー
タ中のテンポ値が表示される。
【0057】初期設定処理においては、図7の演奏状況
データ内のキー指定データを消去する。そして、ステッ
プ62に移る。
【0058】ステップ62では、パーソナルコンピュー
タ10に接続されている入力手段を検索して図5に示し
たような入力手段指定データを作成し、RAM18に記
憶させる。
【0059】次に、ステップ64では、フラグrunが
1か(自動演奏中か)判定する。上記したようにステッ
プ60の初期設定処理でrun=0とした後初めてステ
ップ64にきたときは、ステップ64の判定結果が否定
的(NO)となり、ステップ66に移る。
【0060】ステップ66では、図2の画面40Aにお
いて演奏パート名変更操作ありか判定する。B11
21,B31のいずれかのボタンをマウスクリック操作す
ると、前述したようにプルダウンウインドウとして演奏
パートのリストが表示され、該リスト中の所望の演奏パ
ートをマウスクリック操作で選択すると、ステップ66
の判定結果が肯定的(YES)となり、ステップ68に
移る。
【0061】ステップ68では、選択に係る演奏パート
に対応して図6の設定データ内の音色番号データSn
書換える。例えば、第2セクションS2 においてドラム
パートを選択したのであれば、セクション番号2に対応
する音色番号データSn として音色番号2を表わすデー
タをRAM18に記憶させる。図6のデータ変更に応じ
て図2の画面40Aの表示も変更する。
【0062】ステップ66の判定結果が否定的(NO)
であったとき又はステップ68の処理が終ったときは、
ステップ70に移る。ステップ70では、図2の画面4
0Aにおいて入力手段変更操作ありか判定する。B12
22,B32のいずれかのボタンをマウスクリック操作す
ると、前述したように図5の入力手段指定データと入力
手段番号1を表わす入力手段番号データとに基づいてプ
ルダウンウインドウとして入力手段のリストが表示さ
れ、該リスト中の所望の入力手段をマウスクリック操作
で選択すると、ステップ70の判定結果が肯定的(YE
S)となり、ステップ72に移る。
【0063】ステップ72では、選択に係る入力手段に
対応して図6の設定データ内の入力手段番号データIn
を書換える。例えば、第2セクションS2 においてイン
ターフェース28(コンピュータ42)を選択したので
あれば、セクション番号2に対応する入力手段番号デー
タIn として入力手段番号2を表わすデータをRAM1
8に記憶させる。図6のデータ変更に応じて図2の画面
40Aの表示も変更する。
【0064】ステップ70の判定結果が否定的(NO)
であったとき又はステップ72の処理が終ったときある
いはステップ64の判定結果が肯定的(YES)であっ
たときは、ステップ74に移る。ステップ74では、演
奏開始か判定する。演奏開始ボタンMSをマウスクリッ
ク操作したときは、ステップ74の判定結果が肯定的
(YES)となり、ステップ76に移る。ステップ76
では、フラグrunを1とする。
【0065】上記したようにステップ64の判定結果が
肯定的(YES)であるとき(自動演奏中であるとき)
にステップ66〜72の設定処理を行なえないようにす
ると、演奏パート又は入力手段の変更操作時に自動演奏
が悪影響を受ける(例えば操作ミスにより意図に反した
再生が行なわれる)のを防ぐことができる。
【0066】ステップ74の判定結果が否定的(NO)
であったとき又はステップ76の処理が終ったときは、
ステップ78に移る。ステップ78では、演奏終了か判
定する。演奏終了ボタンMEをマウスクリック操作した
ときは、ステップ78の判定結果が肯定的(YES)と
なり、ステップ80に移る。
【0067】ステップ80では、音源装置44に消音命
令信号を送出することにより発生中の楽音を消去する。
また、図7の演奏状況データを消去する。さらに、フラ
グrunを0とする。
【0068】ステップ78の判定結果が否定的(NO)
であったとき又はステップ80の処理が終ったときは、
ステップ82に移る。ステップ82では、録音開始か判
定する。録音開始ボタンRSをマウスクリック操作した
ときは、ステップ82の判定結果が肯定的(YES)と
なり、ステップ84に移る。ステップ84では、フラグ
run及びrecをいずれも1とする。
【0069】ステップ82の判定結果が否定的(NO)
であったとき又はステップ84の処理が終ったときは、
ステップ86に移る。ステップ86では、録音終了か判
定する。録音終了ボタンREをマウスクリック操作した
ときは、ステップ86の判定結果が肯定的(YES)と
なり、ステップ88に移る。
【0070】ステップ88では、音源装置44に消音命
令信号を送出することにより発生中の楽音を消去する。
また、図7の演奏状況データを消去する。さらに、フラ
グrun及びrecをいずれも0とする。
【0071】ステップ86の判定結果が否定的(NO)
であったとき又はステップ88の処理が終ったときは、
ステップ90に移る。ステップ90では、図2の画面4
0Aにおいてテンポ変更操作ありか判定する。U1 〜U
3 のいずれかのボタンをマウスクリック操作すると、ス
テップ90の判定結果が肯定的(YES)となり、ステ
ップ92に移る。
【0072】ステップ92では、U1 〜U3 のいずれか
のボタンによるテンポ上昇操作又はテンポ下降操作にそ
れぞれ対応して図6の設定データ内のテンポ値データT
n を所定値だけ増大又は減少させるように書換える。例
えば、ボタンU1 に関してテンポ上昇操作をしたのであ
れば、セクション番号1に対応するテンポ値データT n
を所定値だけ増大させるように書換える。図6のデータ
変更に応じて図2の画面40Aの表示も変更する。
【0073】ステップ90の判定結果が否定的(NO)
であったとき又はステップ92の処理が終ったときは、
ステップ94に移る。
【0074】ステップ94では、エグジットか判定す
る。エグジットボタンEXをマウスクリック操作しなけ
ればステップ94の判定結果は否定的(NO)であり、
ステップ64に戻る。そして、ステップ64以降の処理
を上記したと同様に繰返す。
【0075】エグジットボタンEXをマウスクリック操
作すると、ステップ94の判定結果が肯定的(YES)
となり、メインルーチンの処理をエンドとする。
【0076】図10,11は、割込みルーチンを示すも
ので、このルーチンは、テンポクロック信号TCLの発
生タイミング毎(例えば20ms毎)に開始される。
【0077】ステップ100では、フラグrunが1か
判定する。この判定の結果が否定的(NO)であれば割
込処理を終了する。ステップ100の判定結果が肯定的
(YES)であればステップ102に移る。
【0078】ステップ102では、S1 〜S3 のいずれ
かのセクション(K1 〜K3 のいずれかのキー群)に関
して指定された入力手段においてキー操作ありか判定す
る。この場合、キー操作としては、キーボード36,4
2A又は50Aのいずれかのキーによるキーオン操作
と、K1 〜K3 のいずれかのキー群のいずれかのキーを
対象とするマウスクリック操作とがありうる。いずれの
キー操作についても、操作に係るキーを表わすキー指定
データがCPU14に取込まれる。キーボード36での
キーオン操作又はK1 〜K3 のいずれかのキー群に関す
るマウスクリック操作については、キー指定データの他
に、入力手段番号1を表わす入力手段番号データがCP
U14に取込まれる。キーボード42A又は50Aでの
キーオン操作については、キー指定データの他に、それ
ぞれインターフェース28又は32の番号を表わすイン
ターフェース番号データがCPU14に取込まれる。
【0079】ステップ102の判定結果が肯定的(YE
S)であったときは、ステップ104に移り、CPU1
4に取込まれたキー指定データに基づいて図3のキーア
サインテーブルを参照して操作に係るキーに対応するフ
レーズ番号及びセクション番号を検出する。キー指定デ
ータの指定するキーが例えばキーQであれば、フレーズ
番号及びセクション番号としてはいずれも1が検出され
る。
【0080】次に、ステップ106では、CPU14に
取込まれたインターフェース番号データに基づいて図5
の入力手段指定データを参照して操作に係るキーの属す
る入力手段に対応した入力手段番号を検出する。そし
て、ステップ108に移る。
【0081】ステップ108では、ステップ104で検
出したセクション番号に対応する入力手段番号を図6の
設定データ中から抽出する。そして、この抽出した入力
手段番号をステップ106で検出した入力手段番号と比
較する。また、キーボード36でのキーオン操作又はK
1 〜K3 のいずれかのキー群に関するマウスクリック操
作に応じて入力手段番号1を表わす入力手段番号データ
が発生された場合には、図6の設定データ中から抽出し
た入力手段番号と入力手段番号1とを比較する。
【0082】次に、ステップ110では、ステップ10
8の比較において一致が得られたか判定する。ステップ
104からステップ110までの処理は、操作に係るキ
ーが、該キーの属する入力手段が指定されたセクション
(又は演奏パート)のものであるか判定する処理であ
る。
【0083】一例として、第1セクションS1 に関する
入力手段としてキーボード36を指定した場合、キー群
1 のいずれかのキーをマウスクリック操作するか又は
キーボード36においてキー群K1 に対応するキー群の
いずれかのキーをオン操作すると、図6の設定データに
おいてセクション番号1に対応する入力手段番号データ
n の示す番号が1であり、操作に係るキーの属する入
力手段(キーボード36又はキー群K1 )の番号が1で
あるので、ステップ110では一致が得られ、判定結果
が肯定的(YES)となる。
【0084】これに対し、キーボード36においてキー
群K2 に対応するキー群のいずれかのキーをオン操作し
たときは、図6の設定データにおいてセクション番号2
に対応する入力手段番号データIn が参照される。この
入力番号指定データIn が入力手段番号2(インターフ
ェース28に対応)を表わすものとすれば、操作に係る
キーの属する入力手段(キーボード36又はキー群K
2 )の番号が1であるので、ステップ110では一致が
得られず、判定結果は否定的(NO)となる。
【0085】この場合、キーボード42Aにおいてキー
群K2 に対応するキー群のいずれかのキーをオン操作し
たときは、ステップ106においてインターフェース2
8の番号が入力手段番号2に変換される。そして、ステ
ップ108において、図6の設定データ中からセクショ
ン番号2に対応する入力手段番号データIn を抽出し、
このデータIn が表わす番号2と操作に係るキーの属す
る入力手段(キーボード42A)の番号2とを比較する
と、ステップ110では一致が得られ、判定結果が肯定
的(YES)となる。
【0086】ステップ110の判定結果が肯定的(YE
S)であったときは、ステップ112〜122に示すよ
うに操作に係るキーに対応するフレーズの自動演奏の開
始準備を行なう。しかし、ステップ110の判定結果が
否定的(NO)であったときは、このような自動演奏の
開始準備を行なわずにステップ126に移るので、キー
操作(キーオン操作又はキーのマウスクリック操作)は
結果的に無効となる。
【0087】ステップ112では、図7の演奏状況デー
タにおいて、ステップ104で検出したセクション番号
に対応するキー指定データを参照する。例えば、上述し
た例のように第1セクションS1 に関する入力手段とし
てキーボード36を指定し、キー群K1 のいずれかのキ
ー(又はキーボード36においてキー群K1 に対応する
キー群のいずれかのキー)をオン操作したときは、図7
の演奏状況データにおいて、セクション番号1に対応す
るキー指定データを参照する。
【0088】次に、図11のステップ114では、図7
の演奏状況データの参照個所にキー指定データが記憶さ
れているか判定する。自動演奏を開始した直後には、キ
ー指定データが記憶されていないので、ステップ114
の判定結果が否定的(NO)となり、ステップ118に
移る。例えば、イントロフレーズの演奏を遂行している
ときは、イントロフレーズを指示したキーを指定するキ
ー指定データが記憶されているので、ステップ114の
判定結果が肯定的(YES)となり、ステップ116に
移る。
【0089】ステップ116では、ステップ114で記
憶されていると判定されたキー指定データに対応する読
出中のフレーズデータの読出処理を終了する。上記例の
ようにイントロフレーズに関するキー指定データが記憶
されていたときは、イントロフレーズデータの読出処理
を終了する。そして、ステップ118に移る。
【0090】ステップ118では、図7の演奏状況デー
タにおいて、ステップ104で検出したセクション番号
に対応するキー指定データを書換える。例えば、イント
ロフレーズに関するキー指定データが記憶された状態で
該イントロフレーズの次のメインAフレーズがキー群K
1 のキーWにより指示されたときは、キーWを指定する
キー指定データがイントロフレーズに関するキー指定デ
ータの代りに記憶される。また、ステップ114の判定
結果が否定的(NO)であったときは、図7の演奏状況
データの記憶部においてステップ104での検出に係る
セクション番号に対応する記憶領域に操作に係るキーを
指定するキー指定データを書込む。
【0091】次に、ステップ120では、図4のフレー
ズデータ群中で読出すべき演奏データを検索する。読出
すべき演奏データは、ステップ104で検出したフレー
ズ番号と、図6の設定データ内でステップ104での検
出に係るセクション番号に対応する音色番号とにより指
定される。例えば、検出に係るフレーズ番号及びセクシ
ョン番号がいずれも1であり、図6の設定データにおい
てセクション番号1に対応する音色番号が1であれば、
図4のフレーズデータ群においてフレーズデータFD1
中の音色番号1(ピアノパート)の演奏データが検索さ
れる。ステップ120の後は、ステップ122に移る。
【0092】ステップ122では、ステップ120で検
索した演奏データの読出開始アドレスをセットする。例
えば、フレーズデータFD1 中の音色番号1の演奏デー
タについては、楽音制御データN1 中の最初のタイミン
グ値データN11のアドレスが読出開始アドレスとしてセ
ットされる。ステップ122の後は、ステップ124に
移る。
【0093】ステップ124では、フラグrecが1か
(録音中か)判定する。この判定の結果が否定的(N
O)であれば図10のステップ126に移る。ステップ
126では、第1セクションS1 の自動演奏処理を行な
う。上記例のようにタイミング値データN11のアドレス
が読出開始アドレスとしてセットされた演奏データにつ
いて自動演奏処理の一例を示すと、次のようになる。
【0094】すなわち、音源装置44は、第1〜第3セ
クションS1 〜S3 にそれぞれ対応した第1〜第3の楽
音信号発生部を含んでおり、第1〜第3の楽音信号発生
部の音色は、図6の設定データ中のセクション番号1〜
3の音色番号データSn に基づいてそれぞれ設定され
る。RAM18には、割込みのたびにテンポクロック信
号TCLをカウントする第1のカウンタが設けられてい
る。最初のタイミング値データN11を読出してそのタイ
ミング値を第1のカウンタのカウント値と比較し、両者
が一致すると、第1の楽音信号発生部に音高データN12
及びベロシティデータN13を送出し、これに応じて第1
の楽音信号発生部が音高データN12対応の音高及びベロ
シティデータN13対応の音量を有する楽音信号を発生す
る。RAM18には、楽音信号の発生時から割込みのた
びにテンポクロック信号をカウントする第2のカウンタ
が設けられている。第2のカウンタのカウント値がゲー
トタイムデータN14により表わされるゲートタイム値に
一致すると、先に発生した楽音信号を消音処理する。な
お、タイミング値データ又はゲートタイムデータに関し
てそれぞれ第1又は第2のカウンタのカウント値との一
致が得られなければ、楽音信号の発生又は消去の処理は
行なわれない。
【0095】ステップ128では、ステップ126に関
して上記したと同様に第2の楽音信号発生部を用いて第
2セクションS2 の自動演奏処理を行なう。そして、ス
テップ130では、ステップ126に関して上記したと
同様に第3の楽音信号発生部を用いて第3セクションS
3 の自動演奏処理を行なう。
【0096】第1〜第3の自動演奏処理において、第1
〜第3のいずれのセクションについても演奏パート又は
入力手段が設定されていなければ、キー操作を行なって
もステップ110の判定結果が否定的(NO)となって
ステップ126〜130を通るだけで楽音信号が発生さ
れない。第1〜第3のセクションのうちの1又は複数の
セクションについて演奏パート及び入力手段を設定した
ときは、設定に係るセクションの自動演奏が可能であ
る。特に、複数のセクションについて演奏パート及び入
力手段を設定したときは、複数人数でのセッション演奏
のような自動演奏が可能となる。
【0097】ステップ126,128,130の自動演
奏処理においては、各セクション毎に図6のテンポ値デ
ータTn を参照してテンポ値データTn に対応するテン
ポで自動演奏を行なう。この場合、テンポクロック信号
TCLの周期を一定としてタイミング値データ、ゲート
タイムデータ等の時間情報の値をテンポ値データTn
応じて修正する方法を用いることができる。
【0098】図11のステップ124の判定結果が肯定
的(YES)であったときは、ステップ132に移り、
録音処理を行なう。録音処理では、キー操作(キーオン
操作又はキーのマウスクリック操作)毎に、操作に係る
キーを指定するキー指定データと、キー操作タイミング
を表わすタイミングデータとをRAM18に時系列的に
記憶する。このようにして記憶した録音データに基づい
て図示しない再生処理により自動演奏を再生することが
できる。
【0099】ステップ132の処理が終ったときは、図
10のステップ126に移り、ステップ126〜130
の処理を上記したと同様に実行する。そして、ステップ
130の処理が終ったときは、割込処理終了とする。
【0100】図12は、ROM16に記憶される類似音
色テーブルを示すものである。ROM16には、音色番
号1(ピアノ)、音色番号2(ドラム)及び音色番号3
(ギター)にそれぞれ対応して類似音色番号11〜1
3、21〜23及び31〜33を記憶することができ
る。一例として、類似音色番号11,12,13は、そ
れぞれピアノ1,2,3の類似音色に対応し、類似音色
番号21,22,23は、それぞれドラム1,2,3の
類似音色に対応し、類似音色番号31,32,33は、
それぞれギター1,2,3の類似音色に対応する。各類
似音色群にあっては、数字が小さいほど優先順位が高
く、例えばピアノについては、ピアノ1が最も高順位と
なり、ピアノ3が最も低順位となる。
【0101】ステップ120の検索処理において、所望
の音色番号(演奏パート)の演奏データが検索できなか
った場合、図12の類似音色テーブルを用いて類似音色
の演奏データを検索することができる。例えば、ピアノ
パートの演奏データを検索できなかったとは、ピアノ1
の類似音色の演奏データを検索し、ピアノ1の類似音色
の演奏データを検索できなかったときは、ピアノ2の類
似音色の演奏データを検索し、ピアノ2の類似音色の演
奏データを検索できなかったときは、ピアノ3の類似音
色の演奏データを検索する。
【0102】この発明は、上記した実施形態に限定され
るものではなく、種々の改変形態で実施可能なものであ
る。例えば、次のような変更が可能である。
【0103】(1)入力手段としては、コンピュータ用
のキーボードの代りに、電子楽器用の鍵盤を用いること
もできる。この場合、鍵盤を例えば右鍵域、中鍵域及び
左鍵域に分け、それぞれ図2の第1セクション、第2セ
クション及び第3セクションに対応させればよい。
【0104】(2)セクション数は、3つに限定され
ず、任意の複数とすることができる。
【0105】(3)キー群毎のキー数は、5つに限定さ
れず、任意の複数とすることができる。
【0106】(4)ROMを用いて各キー毎にフレーズ
を固定的に割当てるようにしたが、RAMを用いて各キ
ー毎にフレーズを可変的に割当てるようにしてもよい。
この場合、ユーザがROM又は外部記憶装置から所望の
キーアサインテーブルを選択してRAMに書込んだり、
通信ネットワークを介して所望のキーアサインテーブル
を取込んでRAMに書込んだり、RAMに書込んだキー
アサインテーブルの内容を適宜修正したりするようにし
てもよい。
【0107】(5)複数のセクション間において同一の
演奏パート又は同一の入力手段を設定することも可能で
ある。
【0108】(6)図4の記憶フォーマットでは、1つ
のフレーズデータとして複数の演奏パートの演奏データ
を記憶したが、1つのフレーズデータとして1つの演奏
パートの演奏データを記憶するようにして複数の演奏パ
ートの演奏データを記憶してもよい。
【0109】(7)パート番号と音色番号とを共に記憶
するようにしたが、いずれか一方を省略してもよい。音
色番号を省略する場合には、予めパート番号毎に音色を
決定しておけばよく、上記した実施形態において音色番
号を用いて行なっている各種処理をパート番号を用いて
行なうようにすればよい。例えば、図6のセクション毎
の設定データにおいて音色番号の代りにパート番号を記
憶する。
【0110】(8)セクション毎にテンポを設定するよ
うにしたが、全セクションのテンポを一括して設定する
ようにしてもよい。この場合、自動演奏のテンポを変更
する方法としては、テンポクロック信号の周期を変更す
る方法を用いることができる。
【0111】(9)セクション毎に自動演奏のテンポを
変更する方法としては、テンポクロック信号の周期を一
定として時間情報の値を修正する方法に限らず、テンポ
クロック信号を計数するカウンタのカウント値を変更す
る方法を用いてもよい。
【0112】(10)演奏パート変更及び入力手段変更
の処理を自動演奏中(又は録音処理中)に禁止するよう
にしたが、自動演奏中(又は録音処理中)に許容するよ
うにしてもよい。
【0113】(11)第1キーの操作の後第2キーの操
作がなされるまで該第1キーの操作に基づく演奏データ
の読出しを行なうようにしたが、キーオン操作が持続し
ている間だけ該キーオン操作に基づく演奏データの読出
しを行ない、キーオフ操作に応じて演奏データの読出し
を停止(楽音再生を停止)するようにしてもよい。ま
た、キーを2度押下することにより該キーに対応する演
奏データの読出しを停止するようにしてもよい。
【0114】(12)演奏制御画面における指示は、マ
ウス等のカーソル移動型の指示手段による指示に限ら
ず、手等のタッチによる指示でもよい。
【0115】(13)この発明は、鍵盤、音源装置、コ
ンピュータ等を一体化した電子楽器あるいは鍵盤、音源
装置、コンピュータ等をMIDI又は各種ネットワーク
等の通信手段を介して接続した電子楽器においても実施
可能である。
【0116】(14)プログラムを記録する記録媒体と
しては、ROM16に限らず、外部記憶装置34に装着
する記録媒体(前述のHD、FD、CD、DVD、MO
等)を用いることができる。この場合、記録媒体に記録
したプログラムは、外部記憶装置34からRAM18へ
転送する。そして、RAM18に記憶したプログラムに
従ってCPU14を動作させる。このようにすると、プ
ログラムの追加やバージョンアップ等を容易に行なうこ
とができる。
【0117】(15)この発明の実施に必要なプログラ
ムや各種データは、サーバコンピュータ等から通信ネッ
トワーク(例えばLAN(ローカル・エリア・ネットワ
ーク)、インターネット、電話回線等)及び通信インタ
ーフェースを介してRAM18又は外部記憶装置34へ
ダウンロード要求に応じて取込むようにしてもよい。
【0118】(16)演奏データのフォーマットは、イ
ベントの発生時刻を1つ前のイベントからの相対時間で
表わす「イベント+相対時間」方式に限らず、イベント
の発生時刻を曲や小節内の絶対時間で表わす「イベント
+絶対時間」方式、音符の音高と音符長あるいは休符と
休符長で曲の内容を表わす「音高(休符)+符長」方
式、イベント発生の最小時間単位毎に記憶領域を確保
し、イベントの発生時刻に対応する記憶領域にイベント
を記憶する方式等の任意の方式を用いることができる。
【0119】(17)通信インターフェースは、特にM
IDI規格に適合したものでなくともよい。通常のプリ
ンター等を接続するようなインターフェースなどであっ
てもよい。
【0120】(18)上記した実施形態では、複数の入
力手段が接続された場合に1つのキーアサインテーブル
を用いて演奏処理を行なっているが、これに限らず、複
数の入力手段が接続されている場合には、入力手段毎に
キーアサインテーブルを持つようにしてもよい。例え
ば、入力手段毎に該入力手段に設定されている演奏パー
ト専用のキーアサインテーブルをもつようにすれば、各
入力手段のキーを有効に使用することができる。つま
り、より多くの演奏パターンをキーに割り当てることが
できる。
【0121】(19)上記した実施形態では、キー操作
がなされると、読出中の演奏データに代えて操作に係る
キーに対応する演奏データを読出すようにしたが、これ
に限らず、演奏データの切換えタイミングを小節タイミ
ングや拍タイミングにしてもよい。
【0122】(20)イントロ、メインA、メインB…
のそれぞれについて、複数パターン分のフレーズデータ
を記憶してもよい。つまり、イントロのフレーズデータ
として、イントロ1とか、イントロ2とかのように演奏
データ内容の異なるイントロ用フレーズデータを複数記
憶してもよい。
【0123】(21)フレーズデータは、かならずしも
フレーズデータ毎にイントロ、メインA、フィルイン、
エンディング等のような分類分けがされてなくともよ
い。
【0124】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の指示部を有する入力手段について任意の演奏パートを
設定する設定手段を設けたので、演奏パートの変更を伴
うような多彩な自動演奏を楽しめる効果が得られる。
【0125】また、複数の演奏パートにそれぞれ対応す
る複数の入力手段を設けたので、バンド演奏のような自
動演奏を楽しめる効果も得られる。
【0126】更に、表示される各キー群毎に任意の入力
手段を指定する指定手段を設けたので、各演奏パート毎
に担当する入力手段を容易に変更できる効果も得られ
る。
【0127】更に、入力手段毎に任意のテンポを設定す
るテンポ設定手段を設けたので、演奏パート毎に所望の
テンポを設定して多彩な自動演奏を楽しめる効果が得ら
れる。
【0128】更に、自動演奏中に演奏パートの設定又は
入力手段の指定を禁止するようにしたので、自動演奏が
演奏パートの設定操作又は入力手段の指定操作により悪
影響を受けるのを防止できる効果も得られる。
【0129】更に、複数の入力手段のうちの特定の入力
手段については、表示手段で表示された複数のキー群の
うち該特定の入力手段が指示されたキー群のいずれかの
キーにより演奏パターンを指示して自動演奏を行なうよ
うにしたので、特定の入力手段でのキー操作又は表示面
でのキー操作のいずれでも自動演奏を楽しむことがで
き、操作の利便性が向上する効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る自動演奏装置の
回路構成を示すブロック図である。
【図2】 ディスプレイに表示される演奏制御画面を示
す前面図である。
【図3】 ROMに記憶されるキーアサインテーブルを
示す図である。
【図4】 ROMに記憶されるフレーズデータ群を示す
図である。
【図5】 RAMに記憶される入力手段指定データを示
す図である。
【図6】 RAMに記憶されるセクション毎の設定デー
タを示す図である。
【図7】 RAMに記憶される演奏状況データを示す図
である。
【図8】 メインルーチンの一部を示すフローチャート
である。
【図9】 メインルーチンの残部を示すフローチャート
である。
【図10】 割込みルーチンの一部を示すフローチャー
トである。
【図11】 割込みルーチンの残部を示すフローチャー
トである。
【図12】 ROMに記憶される類似音色テーブルを示
す図である。
【符号の説明】
10,42,50:パーソナルコンピュータ、12:バ
ス、14:CPU、16:ROM、18:RAM、2
0,22:検出回路、24:表示回路、26:タイマ、
28,30,32:通信インターフェース、34:外部
記憶装置、36,42A,50A:キーボード、38:
マウス、40:ディスプレイ、40A:演奏制御画面、
44:音源装置、46:スピーカ、48:通信ネットワ
ーク、S1〜S3 :第1〜第3セクション、K1 〜K
3 :キー群、P1 〜P3 :演奏パート名表示部、I1
3 :入力手段名表示部、T1 〜T3 :テンポ値表示
部、B11,B21,B31:演奏パート選択用ボタン、
12,B22,B32:入力手段選択用ボタン、U1 〜U
3 :テンポ設定用アップ/ダウンボタン、MS:演奏開
始ボタン、ME:演奏終了ボタン。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の演奏パターンのうちの各演奏パター
    ン毎に複数の演奏パートの演奏データを記憶する記憶手
    段であって、各演奏パートの演奏データは、対応する演
    奏パターンの自動演奏を遂行するためのデータからなっ
    ているものと、 前記複数の演奏パターンにそれぞれ対応する複数の指示
    部を有する入力手段と、 この入力手段に関して前記複数の演奏パートのうちの任
    意の演奏パートを設定する設定手段と、 前記複数の指示部のいずれかにより演奏パターンが指示
    されるたびに該指示に係る演奏パターンに対応し且つ前
    記設定手段で設定された演奏パートの演奏データを前記
    記憶手段にて参照して自動演奏を遂行する演奏手段とを
    備えた自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、前記演奏手段が自動演
    奏を遂行中であることを条件として演奏パートの設定を
    禁止する構成になっていることを特徴とする請求項1記
    載の自動演奏装置。
  3. 【請求項3】複数の演奏パターンのうちの各演奏パター
    ン毎に複数の演奏パートの演奏データを記憶する記憶手
    段であって、各演奏パートの演奏データは、対応する演
    奏パターンの自動演奏を遂行するためのデータからなっ
    ているものと、 複数の入力手段であって、各入力手段は、前記複数の演
    奏パターンにそれぞれ対応する複数の指示部を有するも
    のと、 前記複数の入力手段のうちの各入力手段毎に前記複数の
    演奏パートのうちの任意の演奏パートを設定する設定手
    段と、 前記複数の入力手段のうちの各入力手段毎に前記複数の
    指示部のいずれかにより演奏パターンが指示されるたび
    に該指示に係る演奏パターンに対応し且つ前記設定手段
    で設定された演奏パートの演奏データを前記記憶手段に
    て参照して自動演奏を遂行する演奏手段とを備えた自動
    演奏装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の入力手段のうちの各入力手段
    毎に任意のテンポを設定するテンポ設定手段を更に備
    え、前記演奏手段は、前記複数の入力手段のうちの各入
    力手段毎に該入力手段での指示に基づく自動演奏を前記
    テンポ設定手段で設定されたテンポで遂行する構成にな
    っていることを特徴とする請求項3記載の自動演奏装
    置。
  5. 【請求項5】複数の演奏パターンのうちの各演奏パター
    ン毎に複数の演奏パートの演奏データを記憶する記憶手
    段であって、各演奏パートの演奏データは、対応する演
    奏パターンの自動演奏を遂行するためのデータからなっ
    ているものと、 前記複数の演奏パターンにそれぞれ対応する複数のキー
    を含むキー群を1つのキー群として複数のキー群を表示
    する表示手段であって、前記複数のキー群は、前記複数
    の演奏パートにそれぞれ対応しているものと、 複数の入力手段であって、各入力手段は、前記表示手段
    で表示される複数のキー群に対応する複数のキー群を有
    するものと、 前記表示手段で表示される各キー群毎に前記複数の入力
    手段のうちの任意のものを指定する指定手段と、 前記表示手段で表示される各キー群毎に前記指定手段で
    指定された入力手段において該表示に係るキー群に対応
    するキー群のいずれかのキーにより演奏パターンが指示
    されるたびに該指示に係る演奏パターンに対応し且つ該
    表示に係るキー群に対応する演奏パートの演奏データを
    前記記憶手段にて参照して自動演奏を遂行する演奏手段
    とを備えた自動演奏装置。
  6. 【請求項6】 前記演奏手段は、前記表示手段で表示さ
    れる複数のキー群のうちの少なくとも1つのキー群に関
    して前記複数の入力手段のうちの特定の入力手段が前記
    指定手段で指定された状態において、前記特定の入力手
    段が指定された表示に係るキー群のいずれかのキーによ
    り演奏パターンが指示されるたびに該指示に係る演奏パ
    ターンに対応し且つ該表示に係るキー群に対応する演奏
    パートの演奏データを前記記憶手段にて参照して自動演
    奏を遂行する構成になっていることを特徴とする請求項
    5記載の自動演奏装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段で表示される各キー群毎に
    前記複数の演奏パートのうちの任意の演奏パートを設定
    する設定手段を更に備え、前記演奏手段は、前記表示手
    段で表示される各キー群毎に自動演奏を遂行する際に前
    記設定手段で設定された演奏パートに対応する演奏デー
    タを前記記憶手段にて参照する構成になっていることを
    特徴とする請求項5又は6記載の自動演奏装置。
  8. 【請求項8】 前記指定手段は、前記演奏手段が自動演
    奏を遂行中であることを条件として入力手段の指定を禁
    止する構成になっていることを特徴とする請求項5〜7
    のいずれかに記載の自動演奏装置。
  9. 【請求項9】複数の演奏パターンのうちの各演奏パター
    ン毎に複数の演奏パートの演奏データを記憶する記憶手
    段を備え、各演奏パートの演奏データとしては、対応す
    る演奏パターンの自動演奏を遂行するためのデータを前
    記記憶手段に記憶した自動演奏装置において使用される
    記録媒体であって、 前記複数の演奏パターンにそれぞれ対応する複数の指示
    部を有する入力手段を用いていずれかの指示部に対応す
    る演奏パターン指定情報を入力するステップと、 前記入力手段に関して前記複数の演奏パートのうちの任
    意の演奏パートを設定する設定手段を用いて設定に係る
    演奏パートに対応する演奏パート情報を発生するステッ
    プと、 前記演奏パターン指定情報が入力されるたびに該演奏パ
    ターン指定情報に対応し且つ前記演奏パート情報に対応
    する演奏パートの演奏データを前記記憶手段にて参照し
    て自動演奏を遂行するステップとを含むプログラムを記
    録した記録媒体。
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