JPH11219068A - 像担持体駆動構造 - Google Patents

像担持体駆動構造

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JPH11219068A
JPH11219068A JP10033624A JP3362498A JPH11219068A JP H11219068 A JPH11219068 A JP H11219068A JP 10033624 A JP10033624 A JP 10033624A JP 3362498 A JP3362498 A JP 3362498A JP H11219068 A JPH11219068 A JP H11219068A
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JP
Japan
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image carrier
shaft
gear
disc
shaped member
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JP10033624A
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English (en)
Inventor
Yujiro Nomura
雄二郎 野村
Eiji Shimura
英次 志村
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体の回転精度を向上させ、画質を向上
させる。 【解決手段】 それ自身では回転しない軸110に対し
て回転可能に取り付けられた一対の円板状部材120,
130によって両端部が支持固定され円板状部材ととも
に回転駆動される円筒状の像担持体140と、その回転
駆動用のギア190とを備え、ギア190が円板状部材
と別体に構成されていると共に、一方の円板状部材13
0がギア190を介して軸110に回転可能に取り付け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に用いられる像担持体の駆動構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の像担持体駆動構造としては、図1
9に示すように、それ自身では回転しない軸1,1と、
この軸1,1に対して回転可能に取り付けられた一対の
円板状部材2,3と、これら一対の円板状部材2,3に
よって両端部が支持固定され円板状部材2,3とともに
回転駆動される円筒状の像担持体4と、その回転駆動用
のギア5とを備え、ギア5が円板状部材3と一体的に構
成されているものが知られている(特公平4−4839
0号公報)。ギア5には、駆動ギア6が噛み合ってお
り、これによって像担持体4が回転駆動される。
【0003】このような構造によれば、軸1が固定軸で
あって、軸1自身は回転しないから、軸が回転する構造
のものに比べれば、軸1が回転しない分だけ回転誤差の
累積が少なくて済む。したがって、像担持体4の回転精
度を向上させることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の駆動構造では、ギア5が円板状部材3と一体的
に構成されていたため、円板状部材3を形成する際に生
じる製造誤差がギア5にも及んでしまい、結果としてギ
ア5自体の精度が低下してしまうという問題があった。
特に、ギア5と円板状部材3とを一体的に構成しようと
した場合、切削加工では、加工が困難であったり加工コ
ストが極めて高価になってしまうため、合成樹脂の一体
成形で作製するのが一般的である。その場合、ギアの歯
形部と円板状部材とが近接するため、成形時の円板状部
材の熱収縮の影響がギア部に及んでしまい、ギア5の歯
形精度が著しく低下してしまう。ギアの歯形精度の低下
は、ギアの回転精度を低下させるばかりでなく、駆動時
に騒音が発生したり、駆動トルクが増大するという問題
があった。
【0005】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、像担持体の回転精度を向上させ、画質を向上させる
ことのできる像担持体駆動構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の像担持体駆動構造は、それ自身では回
転しない軸と、この軸に対して回転可能に取り付けられ
た一対の円板状部材と、これら一対の円板状部材によっ
て両端部が支持固定され円板状部材とともに回転駆動さ
れる円筒状の像担持体と、その回転駆動用のギアとを備
え、このギアが前記円板状部材と別体に構成されている
と共に、前記一対の円板状部材のうち少なくとも一方の
円板状部材が前記ギアを介して前記軸に回転可能に取り
付けられていることを特徴とする。
【0007】
【作用効果】請求項1記載の像担持体駆動構造は、それ
自身では回転しない軸と、この軸に対して回転可能に取
り付けられた一対の円板状部材と、これら一対の円板状
部材によって両端部が支持固定され円板状部材とともに
回転駆動される円筒状の像担持体と、その回転駆動用の
ギアとを備えているので、このギアに駆動ギアを噛み合
わせることによって像担持体を回転駆動することができ
る。
【0008】そして、軸は固定軸であって、軸自身は回
転しないから、軸が回転する構造のものに比べれば、軸
が回転しない分だけ回転誤差の累積が少なくて済み、し
たがって、像担持体の回転精度を向上させることが可能
となる。
【0009】さらに、ギアが円板状部材とは別体に構成
されているので、円板状部材を形成する際に生じる製造
誤差がギアに及ぶということがなくなるばかりでなく、
ギア形状の自由度が上がるため、歯形精度が向上するよ
うな形状、加工方法を選択することができる。したがっ
て、ギアの歯形精度を大幅に向上させることができ、結
果として像担持体の回転精度を一層向上させ、同時に、
駆動時の騒音を減らしたり駆動トルクを減少させること
が可能となる。
【0010】しかも、像担持体の両端部を支持する一対
の円板状部材のうち少なくとも一方の円板状部材が前記
ギアを介して前記軸に回転可能に取り付けられているの
で、像担持体の回転精度をさらに一層向上させることが
可能となる。
【0011】ギアと円板状部材とを別体に構成したとし
ても、軸に対し円板状部材を介してギアを取り付ける構
造としたとすると、円板状部材の製造誤差が軸に対する
ギアの取付精度に悪影響を及ぼすので、ギアの回転精度
が低下してしまう。
【0012】これに対し、この発明の構造によれば、像
担持体の両端部を支持する一対の円板状部材のうち少な
くとも一方の円板状部材が前記ギアを介して前記軸に回
転可能に取り付けられている、すなわち、ギアが円板状
部材を介することなく軸に対して取り付けられているの
で、円板状部材の製造誤差が軸に対するギアの取付精度
に悪影響を及ぼすということがなくなる。したがって、
ギアの取付精度が向上し、結果として、像担持体の回転
精度をさらに一層向上させることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】<第1の実施の形態>図1は本発明に係る
像担持体駆動構造の第1の実施の形態を用いた画像形成
装置の一例を示す概略図、図2は像担持体およびその周
辺の部分切断拡大図、図3は図2におけるIII−II
I拡大部分断面図である。なお、この実施の形態におけ
る像担持体は、ユニット化され、さらにカートリッジに
組み込まれていて、その構成が像担持体駆動構造に関係
しているので、これらユニット及びカートリッジについ
ても説明する。
【0015】先ず、この画像形成装置の概要について説
明する。
【0016】この画像形成装置は、イエロー(Y)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の
トナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成する
ことのできる装置である。
【0017】図1において、100は像担持体カートリ
ッジであり、この実施の形態では感光体カートリッジと
して構成されていて、その感光体140が、後述する駆
動構造によって図示矢印方向に回転駆動される。
【0018】感光体140は、後に詳しく説明する薄肉
円筒状の導電性基材140b(図3参照)と、その表面
に形成された感光層140cとを有している。
【0019】感光体140の周りには、その回転方向に
沿って、帯電手段としての帯電ローラ160、現像手段
としての現像器10(Y,C,M,K)、中間転写装置
30、およびクリーニング手段170が配置される。
【0020】帯電ローラ160は、感光体140の外周
面に当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電し
た感光体140の外周面には、露光ユニット40によっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、
この露光L1によって感光体140上に静電潜像が形成
される。
【0021】この静電潜像は、現像器10でトナーが付
与されて現像される。
【0022】現像器として、イエロー用の現像器10
Y、シアン用の現像器10C、マゼンタ用の現像器10
M、およびブラック用の現像器10Kが設けられてい
る。これら現像器10Y,10C,10M,10Kは、
それぞれ揺動可能に構成されており、選択的に1つの現
像器の現像ローラ11のみが感光体140に当接し得る
ようになっている。したがって、これらの現像器10
は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのい
ずれかのトナーを感光体140の表面に付与して感光体
140上の静電潜像を現像する。なお、現像ローラ11
は、硬質のローラ例えば、表面を粗面化した金属ロー
ラ、または、硬質の樹脂ローラで構成されている。
【0023】現像されたトナー像は、中間転写装置の中
間転写ベルト36上に転写される。
【0024】クリーニング手段170は、上記転写後
に、感光体140の外周面に残留し付着しているトナー
T(図9参照)を掻き落とすクリーナブレード171
と、このクリーナブレード171によって掻き落とされ
たトナーを受ける受け部172とを備えている。
【0025】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラの回りに張架された無端状の中間転写ベルト36
とを有している。
【0026】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体140の駆動用歯車190
(図4参照)と噛み合っていることによって、感光体1
40と略同一の周速で回転駆動され、したがって中間転
写ベルト36が感光体140と略同一の周速で図示矢印
方向に循環駆動されるようになっている。
【0027】従動ローラ35は、駆動ローラ31との間
で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体
140に圧接される位置に配置されており、感光体14
0と中間転写ベルト36との圧接部において一次転写部
T1が形成されている。従動ローラ35は、中間転写ベ
ルト36の循環方向上流側において一次転写部T1の近
くに配置されている。
【0028】駆動ローラ31には、中間転写ベルト36
を介して図示しない電極ローラが配置されており、この
電極ローラを介して、中間転写ベルト36の後述する導
電層36a(図3参照)に一次転写電圧が印加される。
【0029】従動ローラ32はテンションローラであ
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト36を
その張り方向に付勢している。
【0030】従動ローラ33は、二次転写部T2を形成
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写ロー
ラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して
接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電
圧が印加される。
【0031】従動ローラ34は、ベルトクリーナ39の
ためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39
は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留し
付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39
aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とさ
れたトナーを受ける受け部39bとを備えている。この
ベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中
間転写ベルト36に対して接離可能である。
【0032】中間転写ベルト36は、図3に示すよう
に、導電層36aと、この導電層36aの上に形成さ
れ、感光体140に圧接される抵抗層36bとを有する
複層ベルトで構成されている。導電層36aは、合成樹
脂からなる絶縁性基体36cの上に形成されており、こ
の導電層36aに、前述した電極ローラを介して、一次
転写電圧が印加される。なお、ベルト36側縁部におい
て抵抗層36bが帯状に除去されていることによって導
電層36aが帯状に露出しており、この露出部に電極ロ
ーラが接触するようになっている。
【0033】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体140上のトナー
像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト
36上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等のシ
ート(記録材)Sに転写される。
【0034】シートSは、給紙装置50から給送され、
ゲートローラ対Gによって所定のタイミングで二次転写
部T2に供給される。51は給紙カセット、52はピッ
クアップローラである。
【0035】二次転写部T2でトナー像が転写されたシ
ートSは、定着装置60を通ることによってそのトナー
像が定着され、排紙経路70を通って、装置本体のケー
ス80上に形成されたシート受け部81上に排出され
る。なお、この画像形成装置は、排紙経路70として、
互いに独立した2つの排紙経路71,72を有してお
り、定着装置60を通ったシートはいずれかの排紙経路
(71または72)を通って排出される。また、この排
紙経路71,72はスイッチバック経路をも構成してお
り、シートの両面に画像を形成する場合には、排紙経路
71または72に一旦進入したシートが、返送路73を
通って再び二次転写部T2に向けて給送されるようにな
っている。
【0036】以上のような画像形成装置全体の作動の概
要は次の通りである。
【0037】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部90に入力される
と、感光体140、現像器10の各ローラ11、および
中間転写ベルト36が回転駆動される。
【0038】(ii)感光体140の外周面が帯電ロー
ラ160によって一様に帯電される。
【0039】(iii)一様に帯電した感光体140の
外周面に、露光ユニット40によって第1色目(例えば
イエロー)の画像情報に応じた選択的な露光L1がなさ
れ、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0040】(iv)感光体140には、第1色目(例
えばイエロー)用の現像器10Yの現像ローラのみが接
触し、これによって上記静電潜像が現像され、第1色目
(例えばイエロー)のトナー像が感光体140上に形成
される。
【0041】(v)中間転写ベルト36には上記トナー
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体
140上に形成されたトナー像が、一次転写部T1にお
いて中間転写ベルト36上に転写される。このとき、二
次転写ローラ38およびベルトクリーナ39は、中間転
写ベルト36から離間している。
【0042】(vi)感光体140上に残留しているト
ナーがクリーニング手段170によって除去された後、
除電手段41(図2参照)からの除電光L2によって感
光体140が除電される。
【0043】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト36上において重ね合わされて中間
転写ベルト36上に形成される。
【0044】(viii)所定のタイミングで給紙装置
50からシートSが供給され、シートSの先端が第2転
写部T2に達する直前にあるいは達した後に(要するに
シートS上の所望の位置に、中間転写ベルト36上のト
ナー像が転写されるタイミングで)二次転写ローラ38
が中間転写ベルト36に押圧されるとともに二次転写電
圧が印加され、中間転写ベルト36上のトナー像(基本
的には4色のトナー像が重ね合わせられたフルカラー画
像)がシートS上に転写される。また、ベルトクリーナ
39が中間転写ベルト36に当接し、二次転写後に中間
転写ベルト36上に残留しているトナーが除去される。
【0045】(ix)シートSが定着装置60を通過す
ることによってシートS上にトナー像が定着し、その
後、シートSが所定の位置に向け(両面印刷でない場合
にはシート受け部81に向け、両面印刷の場合には、ス
イッチバック経路71または72を経て返送路73に向
け)搬送される。
【0046】次に、像担持体カートリッジ100につい
て説明する。
【0047】図4は像担持体カートリッジの分解斜視
図、図5は別角度から見た部分省略分解斜視図である。
【0048】図4に示すように、像担持体カートリッジ
100は、像担持体ユニット101と、この像担持体ユ
ニット101を保持するカートリッジケース200とを
備えている。
【0049】そこで、先ず、像担持体ユニット101に
ついて説明する。
【0050】図6は像担持体ユニット101の断面図で
ある。
【0051】図6に示すように、この像担持体ユニット
101は、それ自身では回転しない軸110と、この軸
110に対して回転可能に取り付けられた一対の円板状
部材120,130と、これら一対の円板状部材12
0,130によって両端部が支持固定され円板状部材1
20,130とともに回転する可撓性を有する薄肉円筒
状の像担持体140と、この像担持体140の内方にお
いて軸110に取り付けられ、像担持体140に対して
その外方から当接部材としてのクリーナブレード171
(図8参照)、帯電ローラ160が当接されるその当接
位置において像担持体140を内方から支持するバック
アップ部材としてのバックアップドラム150とを備え
ている。
【0052】一対の円板状部材120,130は、いず
れもベアリング114を介して軸110に回転可能に設
けられており、これら円板状部材120,130の外周
面121,131によって像担持体140の両端部14
1が支持され固定されている。
【0053】その固定構造を図7に示す。図7は、一方
の円板状部材120に対する像担持体140の端部14
1の固定構造を示しているが、他方の円板状部材130
に対する像担持体140の端部141の固定構造も同様
である。
【0054】同図に示すように、円板状部材120の外
周面121の外径D3は、像担持体140の内径D2よ
りも多少大きく形成されており、像担持体140の端部
141に円板状部材120が圧入されている。この圧入
が円滑になされるように、円板状部材120の内側に
は、テーパ面121aが形成されている。この圧入によ
って、像担持体140と円板状部材120とは略良好に
結合されるが、両者の結合をより一層確実にするため
に、固定用リング180が設けられている。
【0055】固定用リング180は、リング状の円板部
181と、これと一体の短い筒状部182とを有してい
る。円板部181には、その円周方向において等間隔に
複数個(例えば8個(1つのみ図示))のネジ挿入用の
孔183が設けられている。筒状部182には、像担持
体140の端部141および円板状部材120の外側部
分が圧入されるようになっている。この圧入が円滑にな
されるように、筒状部182の内周面にはテーパ面18
4が形成されており、また、円板状部材120の外側部
分にもテーパ面121bが形成されている。
【0056】像担持体140は、先ず、その端部141
に円板状部材120を圧入し、次いで両者を固定用リン
グ180の筒状部182に圧入し(固定用リング180
を像担持体140の端部141および円板状部材120
の外側にかぶせ)、固定用リング180をネジ185で
円板状部材120に固定することによって、円板状部材
120に完全に固定される。
【0057】円板状部材120および固定用リング18
0は、円板状部材120の外側面と固定用リング180
の内側面との間に締め代Cが形成されるように構成され
ている。このため、ネジ185を締め付けることによっ
て、像担持体140の端縁部141aは、円板状部材1
20の外周面121と固定用リング180の筒状部18
2内周面(184)とで確実に挟圧され、確実に固定さ
れる。なお、122はネジ185のためのネジ孔であ
る。
【0058】図6に示すように、他方の円板状部材13
0には、その外側に、駆動用のギア190が固定されて
いる。このギア190は円板状部材130と別体に作成
されており、複数本(例えば3本(1本のみ図示))の
ネジ191で円板状部材130に固定されている。ギア
190には、筒状部192が一体に形成されており、こ
の筒状部192が、円板状部材130の外側に一体的に
形成された筒状部133内に嵌入されているとともに、
ベアリング114を介して軸110に支持されている。
【0059】したがって、円板状部材130は、ベアリ
ング114およびギア190の筒状部192を介して軸
110に回転可能に支持されている。別言すれば、ギア
190は、円板状部材130を介することなく軸110
に対して取り付けられていることとなる。
【0060】像担持体140は、この実施の形態では感
光体として構成されており、可撓性を有する導電性基材
140b(図3参照)の表面(外周面)に感光層140
cを形成することにより構成されている。基材として
は、例えば、電鋳法にて作製したニッケルシームレス管
を用いることができる。感光層は、いわゆるOPC(有
機感光体)をディッピング法で形成することができる。
このような感光体140の可撓性すなわち柔軟さは、基
材140bの厚みと径とを調整することにより決定する
ことが可能であるから、使用される画像形成装置に応じ
て適宜設定することが可能である。例えば、基材厚み2
0〜200μm、基材直径10〜300mmの範囲で適
宜設定する。なお、OPCは主として樹脂からなるの
で、可撓性の面では優れるが、基材との密着性を確保
し、レーザー光の干渉対策を施すために、基材とOPC
との間に下引き層を形成することが望ましい。下引き層
としては、酸化亜鉛、酸化チタン等のレーザー光を吸収
可能な粒子をナイロン樹脂等の樹脂に分散させた層が好
適である。
【0061】バックアップドラム150は、一対の側板
151,151と、これら側板151,151の外周面
によって両端が固定された円筒部材152とで構成され
ている。円筒部材152の外径D1は像担持体140の
内径D2よりも僅かに小さく形成されている。側板15
1には、軸受け穴153が設けられており、この軸受け
穴153には、軸110との間に偏心ブッシュ154と
ベアリング155とが設けられている。したがって、バ
ックアップドラム150は、軸110に対して偏心ブッ
シュ154およびベアリング155を介して回転可能に
支持されている。偏心ブッシュ154は、当接部材とし
てのクリーナブレード171(図8参照)、および帯電
ローラ160が当接されるその当接位置側(図8におい
て矢印e方向)に、偏心量Eだけ偏心しており、これに
よって、バックアップドラム150の外周面(円筒部材
152の外周面)の一部が前記当接位置において比較的
広い範囲に亙って像担持体140を内方から支持するよ
うになっている。
【0062】軸110には、偏心ブッシュ154の軸1
10に対する偏心方向を決めるためのピン111が固定
されているとともに、偏心ブッシュ154の内側面には
ピン111と適合する形状の溝156が形成されてい
る。ピン111の、軸110からの突出長さは、一端側
と他端側とで異なっているので、このピン111と前記
溝156とを嵌め合わせることによって、偏心ブッシュ
154は間違いなく図8において矢印e方向に偏心した
状態で配置される。
【0063】バックアップドラム150は、軸110に
対して偏心ブッシュ154およびベアリング155を介
して回転可能に支持されているので、図8に示すように
像担持体ユニット101がカートリッジケース200に
組み込まれて像担持体140が回転駆動されると、前記
クリーニングブレード171等の当接位置において、円
筒部材152の外周面152aが像担持体140の内周
面140aと当接することによって像担持体140に従
動して回転する。
【0064】なお、図6に示すように、一方の偏心ブッ
シュ154とベアリング114との間には、ガタ防止用
の圧縮コイルバネ102が設けられている。
【0065】以上のような像担持体ユニット101は、
図8に示すような状態で、カートリッジケース200に
組み込まれる。
【0066】カートリッジケース200は、図4、図5
および図8に示すように、一対の側部210,220
と、これら側部210,220の背部側を連結している
主連結部230と、側部210,220の前部下方を連
結している副連結部240とを有するケース本体Aと、
ケース本体Aの側部210,220の外側を覆うサイド
カバー250,260と、ケース本体Aに組み込まれた
帯電ローラ160を覆うローラカバー270とを備えて
いる。
【0067】ケース本体Aは、合成樹脂からなる一体成
形品である。
【0068】ケース本体Aには、先ずクリーニング手段
170が組み込まれ、次いで帯電ローラ160が組み込
まれ、その後、像担持体ユニット101が組み込まれ
る。
【0069】クリーニング手段170は、図9にその詳
細を示すように、感光体140の外周面に残留し付着し
ているトナーTを掻き落とすクリーナブレード171
と、このクリーナブレード171によって掻き落とされ
たトナーTを受ける受け部172と、この受け部172
の底部に配置され、掻き落とされたトナーを搬送する搬
送手段としてのトナー搬送スクリュー173とを備えて
いる。
【0070】クリーナブレード171は、その上部がブ
レードホルダ174に固定されている。ブレードホルダ
174は、その両端に設けられたアーム174a,17
4a(一方のみ図示)が軸211,221(211のみ
図示)によって側部210,220に対して揺動可能に
取り付けられている。主連結部230とブレードホルダ
174との間には、ブレード付勢バネ(圧縮コイルバ
ネ)175が設けられており、図8に示したように像担
持体ユニット101がカートリッジケース200に組み
込まれると、ブレード付勢バネ175の付勢力によって
クリーナブレード171の先端部(縁部)が感光体14
0の表面に当接されるようになっている。
【0071】このような構造によれば、ブレード171
の形状精度やゴム硬度に左右されず、ブレード171を
感光体140へ一定圧力で圧接させることができる。ま
た、圧力変動を小さくして感光体140のフィルミング
を防止することができる。
【0072】受け部172は、主連結部230の下部に
よって主連結部230と一体に形成されている。
【0073】ブレードホルダ174の後端縁部と主連結
部230との間には、フォーム材からなるシール部材1
76が設けられている。また、クリーナブレード171
先端の下方には、すくいシート177が設けられてい
る。すくいシート177は、その基部が主連結部230
に固定されており、その先端縁部が感光体140の表面
と摺接して、トナーTの漏れを防止する。
【0074】トナー搬送スクリュー173は、その平面
図を図10に示すように、スクリューの軸173aの両
端部が受け部172の側壁172aに回転可能に支持さ
れている。軸173aの一端には、ギア173bが固定
されており、このギア173bが減速ギア173cを介
して像担持体ユニット101のギア190と噛み合って
いる。したがって、像担持体ユニット101が回転駆動
されると、トナー搬送スクリュー173も回転駆動さ
れ、受け部172中のトナーTが図10において右方に
搬送される。搬送されたトナーTは、廃トナーボトル1
78に回収される。
【0075】受け部172の右端底部には、トナー出口
172bが開口しており、このトナー出口172bに対
向して、その下方に廃トナーボトル178のトナー回収
口178aが配置されている。受け部172の右端に
は、トナー搬送スクリュー173の軸線方向にスライド
可能なシャッター172cが設けられている。このシャ
ッター172cは、画像形成装置の図示していない外装
カバーを閉めると図10において右方にスライドしてト
ナー出口172bを開き、外装カバーを開けると図10
において左方にスライドしてトナー出口172bを閉じ
るようになっている。なお、廃トナーボトル178は装
置本体のケース80(図1参照)またはフレームに対し
て着脱可能に取り付けられている。
【0076】帯電ローラ160は、図4、図8および図
11に示すように、その軸161の両端部分が軸受部材
162,162(図4,図8において一方のみ図示)を
介しカートリッジケース200の側部210,220に
対して回転可能かつ、取付後の感光体140(図8参
照)の中心方向に向けてスライド可能に支持されてい
る。側部210,220には、切欠部212,222が
設けられており、その対向する縁部212a,212
a,222a,222aに、軸受部材162の上下面に
形成されたガイド溝162a,162aがスライド可能
に嵌まり込むことによって、軸受部材162は側部21
0,220に対してスライド可能に取り付けられる。前
記切欠部212,222にはバネ受け部212b,22
2bが形成されており、このバネ受け部と軸受部材16
2との間には、付勢手段としての圧縮コイルバネ163
がそれぞれ介装されている。したがって、図8,図11
に示すように、像担持体ユニット101がカートリッジ
ケース200に組み込まれると、バネ163の付勢力に
よって帯電ローラ160が感光体140の表面に当接さ
れることとなる。
【0077】図4,図5,および図6に示すように、像
担持体ユニット101の固定軸110には、円板状部材
120,130よりも外方に突出した突出部112に、
ピン113,113が設けられているとともに、カート
リッジケース200の側部210,220には前記ピン
113を受けるピン受け部213,223が設けられて
いる。この実施の形態では、上記ピン113,113
と、ピン受け部213,223とで、固定軸110の軸
回り位置を決める位置決め手段が構成されている。ピン
113は、軸110に設けた貫通孔に圧入することによ
って軸110に固定しても良いし、軸110と一体に構
成しても良い。なお、軸110の一端(図4において右
端)112aは、その断面形状がD形に形成されてい
る。
【0078】側部210,220には、像担持体ユニッ
ト101を組み込む際に、軸110を案内するスリット
214,224が形成されており、このスリットの終端
部にピン受け部213,223が側部210,220と
一体的に形成されている。スリット214,224の幅
は、それぞれ軸110の外径よりもほんの僅かだけ大き
く構成されており、また、スリット214,224の始
端部は傾斜状の幅広に形成されている。
【0079】像担持体ユニット101を組み込む際に
は、軸110の両突出部112,112をピン113の
内側において、スリット214,224に合わせてその
終端部まで入れてやると、ピン113,113がピン受
け部213,223に当接し、固定軸110の軸回り位
置が位置決めされることとなる。なお、軸110の両突
出部112,112をスリット214,224に入れ込
む際には、ピン113が側部210,220の外側面に
当接または摺接してガイドの役割を果たす。したがっ
て、ピン113,113は、側部210,220ととも
に像担持体ユニット101の軸線方向の位置決め手段も
構成している。
【0080】スリット214,224の方向は、図12
に示すように、クリーナブレード171の先端が像担持
体ユニット101の感光体140に圧接される方向Fと
略同方向となっている。このため、像担持体ユニット1
01を組み込む際に、像担持体ユニット101がクリー
ナブレード171に対して、望ましくない方向から当接
するという事態が防止され、クリーナブレード171
の、めくれや傷付きが防止される。なお、この効果は、
前記圧接方向Fに対するスリット214,224の方向
が±45゜程度の範囲内にあれば得られる。
【0081】以上のようにして、像担持体ユニット10
1がケース本体Aに入れられた後、側部210,220
の外側に、図4,図5に示すサイドカバー250,26
0が取り付けられる。サイドカバー250,260は、
適宜の固定手段、例えば図示しないネジによって側部2
10,220に固定される。
【0082】サイドカバー250,260には、軸11
0の端部が貫通される穴251,261が形成されてい
る。サイドカバー250の穴251は、前記D形状の軸
端と適合するようにD形となっている。したがって、像
担持体ユニット101の装着方向が適正でない場合に
は、軸端と前記D形の穴251とが合致しないこととな
り、これによって、像担持体ユニット101の装着ミス
が防止される。
【0083】また、サイドカバー250,260の内側
面には、前記ピン受け部213,223との間にピン1
13を挟み込んでピン113すなわち軸110を固定す
る突片252,252,262,262が設けられてい
る。固定構造は、左右で同じであるので、一方の側部2
10についてのみ説明する。側部210にサイドカバー
250が取り付けられると、図13に示すように、ピン
113がピン受け部213と突片252,252とで挟
み込まれ、これによって、ピン113が固定される。な
お、図13に示すように、突片252に対向する突片2
52a,252aをさらに設けて、この突片252aと
突片252との間にピン受け部213とピン113とを
挟み込む構造とすると、より確実にピン113を固定す
ることができる。
【0084】さらに、サイドカバー250,260に
は、矩形の穴253,263が開けられている。この穴
253,263には、側部210,220の外方に一体
的に形成されたガイドブロック215,225が貫通さ
れる。なお、サイドカバー250には、トナー搬送手段
の逃がし穴254が形成されている。
【0085】ケース本体Aには、ローラカバー270が
着脱可能に装着される。装着された状態は図2に示され
ている。同図に示すように、このローラカバー270
は、露光L1を通過せせるためのスリット状の窓271
と、除電光L2と帯電ローラ160(帯電部)との間を
遮蔽する遮蔽板272とを有している。
【0086】以上のようにして組み立てられた像担持体
カートリッジ100は、図14に示すようにして、画像
形成装置のフレーム82に着脱可能に装着される。
【0087】フレーム82および後述するレバー84は
相平行してそれぞれ一対設けられているが、図14にお
いては一方のみ示してある。
【0088】フレーム82には、ガイド溝83が形成さ
れているとともに、着脱操作用のレバー84が設けられ
ている。
【0089】ガイド溝83は、その幅が、像担持体カー
トリッジ100の軸110の外径およびガイドブロック
215の後端部215aの厚さ(高さ)hと同じに構成
されており、また、その始端部は傾斜状の幅広に形成さ
れている。
【0090】なお、ガイドブロック215(および22
5)の後端部215aの高さhは軸110の外径と同じ
に形成されているが、前部215bの高さh’は、若干
小さく形成されている。
【0091】レバー84は、軸85でフレーム82に対
して回動可能に取り付けられており、摘み部84aと、
軸110の保持部84bと、軸110との当接部84c
とを備えている。
【0092】レバー84を仮想線で示すように回動させ
たとき、保持部84bは、ガイド溝83に案内される軸
110(突出部112)の移動経路から退避し、当接部
84cは、前記移動経路の終端部近くに臨む。
【0093】したがって、像担持体カートリッジ100
を、その軸110の突出部112,112およびガイド
ブロック215,225をガイド溝83に沿わせるよう
にして押し込むと、軸110の突出部112が当接部8
4cに当接してこれを押すことによって、レバー84
は、当接部84cが軸110の突出部112で押される
分だけ図において反時計方向に回動する(この状態は図
示していない)。なお、ガイドブロック215(および
225)の前部215bの高さh’は、ガイド溝83の
幅よりも若干小さく形成されているので、ガイドブロッ
ク215,225をガイド溝83,83に容易に挿入す
ることができる。
【0094】その後、レバー84をさらに反時計方向に
回動させると、図に実線で示すように、軸110がガイ
ド溝83の終端部と保持部84bとで挟圧保持されて固
定されるとともに、ガイドブロック215,225がガ
イド溝83,83に嵌まり込んでいることによって、像
担持体カートリッジ100の軸110回りの位置決めが
なされ、像担持体カートリッジ100のフレーム82へ
の装着が完了する。ガイドブロック215(および22
5)の後端部215aの高さhは、ガイド溝83の幅と
同じに形成されており、ガイド溝83に隙間なく嵌まり
込むので、位置決めが高精度になされる。なお、レバー
84を実線で示すように回動させると、当接部84cは
軸110から離間する。
【0095】像担持体カートリッジ100を取り外す際
には、レバー84を仮想線で示すように回動させると、
当接部84cが軸110を押し出すように作用するの
で、像担持体カートリッジ100を容易に取り出すこと
ができる。
【0096】レバー84とフレーム82との間には、引
っ張りバネ86が設けられており、この引っ張りバネ8
6の力の作用線は、レバー84を仮想線で示すように回
動させたときと、実線で示すように回動させたときと
で、レバー84の回動中心である軸85を跨ぐように構
成されている。
【0097】したがって、レバー84を仮想線で示すよ
うに回動させると、引っ張りバネ86の作用によって、
レバー84は仮想線で示す位置に保持される。一方、実
線で示すように回動させると、レバー84は実線で示す
位置に保持されるとともに、引っ張りバネ86の作用
で、像担持体カートリッジ100がフレーム82に確実
に保持される。
【0098】なお、像担持体カートリッジ100は、フ
レーム82に対して図14および図1において左方から
装着されるが、画像形成装置のフレーム82およびケー
ス80は、図1におけるB−B線すなわち像担持体カー
トリッジ100と露光ユニット40との間で分離され得
るようになっている(例えば露光ユニット40側が左方
にスライド可能となっている)ので、像担持体カートリ
ッジ100の着脱を容易に行なうことができる。図14
および図4に示すように、像担持体カートリッジ100
には、その着脱を容易にするための摘み231,231
がケース本体Aに設けられている。
【0099】以上のような像担持体カートリッジ100
は、図1に示すように、画像形成装置に組み込まれる
と、図15に示すように、駆動用のギア190に画像形
成装置本体の駆動ギア91が噛み合うことによって、そ
の像担持体140(図6参照)が回転駆動される。図1
5において、92は駆動原としてのモータ、93はその
出力軸に固定されたピニオンギア、94は減速ギアであ
る。ピニオンギア94は減速ギア94の大歯車と噛み合
っており、減速ギア94の小歯車は駆動ギア91の大歯
車と噛み合っている。そして、駆動ギア91の小歯車が
像担持体ユニット101の駆動用のギア190と噛み合
っている。
【0100】したがって、像担持体ユニット101の像
担持体140は、モータ92により、ピニオンギア9
3、減速ギア94、駆動ギア(減速ギア)91、および
駆動用のギア190を介して矢印方向に回転駆動され
る。
【0101】以上のような像担持体駆動構造によれば、
次のような作用効果が得られる。
【0102】この像担持体駆動構造(図6参照)は、そ
れ自身では回転しない軸110と、この軸110に対し
て回転可能に取り付けられた一対の円板状部材120,
130と、これら一対の円板状部材120,130によ
って両端部141が支持固定され円板状部材120,1
30とともに回転駆動される円筒状の像担持体140
と、その回転駆動用のギア190とを備えているので、
このギア190に駆動ギア91(図15参照)を噛み合
わせることによって像担持体140を回転駆動すること
ができる。
【0103】そして、軸110は固定軸であって、軸1
10自身は回転しないから、軸110が回転する構造の
ものに比べれば、軸110が回転しない分だけ回転誤差
の累積が少なくて済み、したがって、像担持体140の
回転精度を向上させることが可能となる。
【0104】さらに、ギア190が円板状部材130と
は別体に構成されているので、円板状部材130を形成
する際に生じる製造誤差がギア190に及ぶということ
がなくなる。したがって、ギア190自体の精度を向上
させることができ、結果として像担持体140の回転精
度を一層向上させることが可能となる。
【0105】しかも、像担持体140の両端部141を
支持する一対の円板状部材120,130のうち少なく
とも一方の円板状部材130が前記ギア190を介して
前記軸110に回転可能に取り付けられているので、像
担持体140の回転精度をさらに一層向上させることが
可能となる。
【0106】ギア190と円板状部材130とを別体に
構成したとしても、軸110に対し円板状部材130を
介してギア190を取り付ける構造(例えば図6におい
て、円板状部材130の筒状部133がギア190の筒
状部192の内方(軸110より)に配置されて先ず軸
110に支持され、次いで、ギア190が、円板状部材
130を介して軸110に対して取り付けられている構
造)としたとすると、円板状部材130の製造誤差が軸
110に対するギア190の取付精度に悪影響を及ぼす
ので、ギア190の回転精度が低下してしまう。
【0107】これに対し、この実施の形態の構造によれ
ば、像担持体140の両端部141を支持する一対の円
板状部材120,130のうち少なくとも一方の円板状
部材130が前記ギア190を介して軸110に回転可
能に取り付けられている、すなわち、ギア190が円板
状部材130を介することなく軸110に対して取り付
けられているので、円板状部材130の製造誤差が軸1
10に対するギア190の取付精度に悪影響を及ぼすと
いうことがなくなる。したがって、ギア190の取付精
度が向上し、結果として、像担持体140の回転精度を
さらに一層向上させることが可能となる。
【0108】さらに、この実施の形態によれば次のよう
な作用効果も得られる。
【0109】(a)像担持体140は、可撓性を有する
薄肉円筒状であり、その両端部141が円板状部材12
0,130によって支持された構成となっているので、
像担持体140は、円板状部材120,130によって
支持されていない中央部分142(図6参照)が内方に
変形可能である。
【0110】したがって、この像担持体140の中央部
分142のうち、バックアップ部材150によって内方
から支持されていない部分142a(図6,図8参照)
は、いわば疑似軟質材として利用することが可能である
ため、これに当接させる部材が現像ローラ11等の硬質
ローラ等であっても、確実で安定した接触状態を得るこ
とができ、確実に像担持体140に像を形成し、あるい
は像を担持させることができる。
【0111】一方、像担持体140に対しては、その外
周面に、当接部材としてのクリーニング部材171、帯
電ローラ160が当接されるが、その当接位置において
は、像担持体140がバックアップ部材150によって
内方から支持されているので、これら当接部材を確実に
当接させることができる。
【0112】すなわち、クリーニング部材171および
帯電ローラ160を像担持体140に確実に当接させ
て、像担持体140の外周面に残存したトナーを確実に
除去し、確実に帯電させることができる。
【0113】しかも、仮にこのバックアップ部材150
がない状態で当接部材を像担持体140に当接させたと
すると、薄肉円筒状である像担持体140がクリープ変
形するおそれがあるが、この実施の形態の像担持体ユニ
ット101によれば、このようなおそれもなくなる。
【0114】(b)像担持体ユニット101は、軸11
0に対して回転可能に取り付けられた一対の円板状部材
120,130によって像担持体140の両端部141
が支持固定されているとともに、像担持体140の内方
においてバックアップ部材150が軸110に取り付け
られていることによってユニット化されているので、像
担持体140が可撓性を有する薄肉円筒状のものである
にもかかわらず、像担持体ユニット101自体の取扱い
が容易である。
【0115】さらに、この像担持体ユニット101は、
カートリッジケース200に保持されているので、その
取扱いがさらに一層容易である。
【0116】(c)像担持体ユニット101が上述した
ような構成、すなわち、薄肉円筒状の像担持体140
と、この像担持体140の内方において固定軸110に
取り付けられ、像担持体140に対してその外方から当
接部材が当接されるその当接位置において像担持体14
0を内方から支持するバックアップ部材150とを備え
た構成であると、像担持体ユニット101における固定
軸110に取り付けられたバックアップ部材150を、
前記当接部材に対してできるだけ正確に位置させること
が重要である。
【0117】これに対し、この実施の形態の像担持体カ
ートリッジ100によれば、像担持体ユニット101の
固定軸110の、円板状部材120,130よりも外方
に突出した突出部112と、カートリッジケース200
との間に、固定軸110の軸回り位置を決める位置決め
手段をなすピン113およびピン受け部213,223
が設けられているので、この位置決め手段によって、固
定軸110に取り付けられたバックアップ部材150
を、当接部材に対して正確に位置させることができる。
【0118】さらに、この実施の形態の像担持体カート
リッジ100によれば、カートリッジケース200に
は、当接部材としてのクリーナブレード171,および
帯電ローラ160が設けられているので、これら当接部
材に対して、バックアップ部材150を、より正確に位
置させることができる。
【0119】また、バックアップ部材150は、像担持
体140の内径D2よりも僅かに小さな外径D1を有
し、軸110に対して偏心して配置された軸受155を
介して回転可能に支持されたバックアップドラムで構成
されているので、さらに次のような作用効果が得られ
る。
【0120】(d)バックアップドラム150を、軸1
10に対して偏心して配置された軸受155を介して回
転可能に支持する構成であるから、構造が単純であり、
簡単に組み立てることができる。したがって、また、高
精度に作成することができるので、上記(c)の作用と
相俟って、当接部材に対して、バックアップドラム15
0を、より一層正確に位置させることができる。
【0121】(e)バックアップドラム150は、像担
持体140の内径D2よりも僅かに小さな外径D1を有
し、軸110に対して偏心して配置された軸受155を
介して回転可能に支持されているので、像担持体140
に対してその外方から当接部材が当接されるその当接位
置において像担持体140を内方から広い範囲に亙って
支持することができる(図8参照)。
【0122】(f)バックアップドラム150は、軸1
10に対して偏心して配置された軸受155を介して回
転可能に支持されているので、その外周面152aが像
担持体140の内周面と当接することによって従動回転
する。したがって、像担持体140に対する負荷を小さ
くすることができ、像担持体140の駆動トルクを低減
させることができる。
【0123】<第2の実施の形態>図16は本発明に係
る像担持体駆動構造の第2の実施の形態の要部を示す概
略的な断面図である。
【0124】同図において、110Bは軸であり、少な
くともその一端がフレームあるいはカートリッジケース
200B等に固定されている。したがって、軸110B
は、それ自身では回転しない。
【0125】130Bは円板状部材であり、図では一方
のみ描いてあるが一対設けられていて、軸110Bに対
して回転可能に取り付けられる。
【0126】140Bは円筒状の像担持体であり、一対
の円板状部材130Bによって両端部141Bが支持固
定され円板状部材130Bとともに回転駆動される。こ
の円板状部材130Bは、上述した第1の実施の形態に
おける像担持体140と同様可撓性を有していても良い
し、可撓性を有しない通常のドラム状のものであっても
よい。
【0127】190Bは、像担持体140Bの回転駆動
用のギアであり、円板状部材130Bとは別体に構成さ
れている。
【0128】ギア190Bには、筒状部192Bが一体
に形成されており、この筒状部192Bが、円板状部材
130Bの外側に一体的に形成された筒状部133B内
に嵌入されているとともに、ベアリング114Bを介し
て軸110Bに支持されている。
【0129】したがって、円板状部材130Bは、ベア
リング114Bおよびギア190Bの筒状部192Bを
介して軸110Bに回転可能に支持されている。別言す
れば、ギア190Bは、円板状部材130Bを介するこ
となく軸110Bに対して取り付けられていることとな
る。
【0130】なお、ギア190Bの筒状部192Bと円
板状部材130Bの筒状部133Bとは、圧入によって
固定してもよいし、接着剤、溶接等によって、固着して
も良い。
【0131】以上のような構造によっても、前述した第
1の実施の形態の駆動構造と同様な作用効果が得られ
る。
【0132】<第3の実施の形態>図17は本発明に係
る像担持体駆動構造の第3の実施の形態の要部を示す概
略的な断面図である。この図において、上述した第2の
実施の形態と同じ部分には同じ符号を付してある。
【0133】この第3の実施の形態が、上述した第2の
実施の形態と異なっている点は、ギア190Cおよび円
板状部材130Cの形状にあり、その他の点に変わりは
ない。
【0134】ギア190Cの筒状部192Cには、フラ
ンジ部193Cが一体に形成されており、このフランジ
部193Cに対して円板状部材130Cが固着されてい
る。
【0135】このような構造によっても、前述した第1
の実施の形態の駆動構造と同様な作用効果が得られる。
【0136】<第4の実施の形態>図18は本発明に係
る像担持体駆動構造の第4の実施の形態の要部を示す概
略的な断面図である。この図において、前述した第2の
実施の形態と同じ部分には同じ符号を付してある。
【0137】この第4の実施の形態が、前述した第2の
実施の形態と異なっている点は、ギア190Dおよび円
板状部材130Dの形状にあり、その他の点に変わりは
ない。
【0138】この第4の実施の形態におけるギア190
Dの筒状部192D、および円板状部材130Dの筒状
部133Dは第2の実施の形態におけるそれよりも長め
に形成されており、ギア190Dの筒状部192D内
に、円板状部材130Dの筒状部133Dが嵌入されて
いる。
【0139】ただし、ベアリング114Bを介して軸1
10Bに支持されているのは、円板状部材130Dの筒
状部133Dではなく、ギア190Dの筒状部192D
である。
【0140】したがって、この実施の形態のものも、円
板状部材130Dは、ベアリング114Bおよびギア1
90Dの筒状部192Dを介して軸110Bに回転可能
に支持されている。別言すれば、ギア190Dは、円板
状部材130Dを介することなく軸110Bに対して取
り付けられていることとなる。
【0141】なお、ギア190Dの筒状部192Dと円
板状部材130Dの筒状部133Dとは、圧入によって
固定してもよいし、接着剤、溶接等によって、固着して
も良い。
【0142】このような構造によっても、前述した第1
の実施の形態の駆動構造と同様な作用効果が得られる。
【0143】
【実施例】<像担持体ユニット101に関し>感光体140に関し (1)感光体140の基材140bとしては、電鋳法に
て作製したニッケルシームレス管を用い、その厚さは、
40μm程度とする。
【0144】基材の厚さが小さすぎると、剛性(自らが
形状を保持する強さ)が弱くなり、円筒度不良や現像ロ
ーラ等の当接部材との当接不良が生じる。したがって、
基材の厚さは、0.04mm以上とすることが望まし
い。
【0145】一方、基材の厚さが大きすぎると、良好な
可撓性が得られ難くなるとともに、当接部材との当接に
よって生じる応力も大きくなってしまう。また、電鋳時
間が長くなることから、製造コストも増大してしまう。
したがって、基材の厚さは、0.05mm以下とするこ
とが望ましい。
【0146】そこで、この実施例では、基材の厚さを、
40μm程度とする。
【0147】(2)感光層140cは、下引き層(UC
L)と、電荷発生層(CGL)と、電荷輸送層(CT
L)とで構成し、各層の厚さは次のようにする。
【0148】下引き層を1〜2μm程度、電荷発生層を
0.5μm程度、電荷輸送層を15〜30μ程度とす
る。
【0149】感光層は、クリーナブレード171等の当
接部材との当接によって摩耗して行くため、感光層の膜
厚が薄すぎると、寿命が短くなってしまう。したがっ
て、感光層の膜厚は、0.015mm以上であることが
望ましい。
【0150】一方、感光層が厚くなると、電荷が分散し
易くなり、高解像度が得られなくなってしまう。この実
施例では、600dpi以上の解像度が得られるように
なっており、そのためには、感光層の膜厚は、0.03
25mm以下であることが望ましい。
【0151】そこで、この実施例では、感光層の膜厚
を、上記の通りとする。
【0152】(3)感光体140の直径(外径)は、φ
85.5mm程度とする。
【0153】図1に示した画像形成装置は、A3ノビサ
イズの用紙に画像を形成することができるものであり、
したがって連続して供給される用紙に対して連続して画
像を形成するためには、用紙間の間隔(先行する用紙の
後端と後続する用紙の先端との距離)を考慮すると、中
間転写ベルト36の外周長さは直径にして、φ171m
m以上必要である。
【0154】一方、中間転写ベルト36上に形成される
Y,C,M,Kのトナー像のベルト進行方向における相
対的な位置誤差を小さくし、部品の公差を緩くするため
には、中間転写ベルト36の直径と感光体140の直径
とを整数比とし、感光体140上に形成される画像の感
光体140に対する位置が各色で同一にすることが望ま
しい。
【0155】他方、4つの現像手段10(Y,C,M,
K)を感光体140の周りに配置することができるよう
にするためには、感光体140の直径はφ60mm以上
とすることが望ましいけれども、装置の小型化を図るた
めにはできるだけ小さくする方が望ましい。
【0156】そこで、この実施例では、感光体140の
直径(外径)をφ85.5mm程度とする。
【0157】しかしながら、連続して供給される用紙間
の間隔を小さくし、あるいは大きくすることにより、感
光体140の直径は、φ80〜90mmの範囲とするこ
とができる。
【0158】(4)感光体140の軸線方向長さは、4
10±0.2mm程度とする。
【0159】帯電ローラ160等の当接によって撓む感
光体140に永久変形が生じないようにするためには、
感光体140の被支持部と帯電ローラ160の端部との
間の距離あるいは現像ローラ11の端部との距離を30
mm程度とすることが望ましい。
【0160】そこで、この実施例では、感光体140の
長さを、410±0.3mm程度とする。
【0161】(5)感光体140のクリーナブレード1
71に対する摩擦係数は、1.0以下とする。具体的に
は、0.5〜1程度とする。
【0162】摩擦係数が1.0を越えると、感光体14
0の駆動トルクが増大するからである。
【0163】(6)感光体ユニット101に組み込まれ
た状態での感光体140の円筒度を、0.05mm以下
とする。
【0164】現像ローラ11の感光体140に対する食
い込み深さを0.15mm程度として安定した当接状態
を得るためである。
【0165】(7)感光体140の接地構造は、次のよ
うにする。
【0166】図6において、バックアップドラム150
の円筒部材152を導電性材料(例えばアルミニウム)
で構成するとともに、軸110も導電性材料(例えばス
テンレス)で構成し、側板151の内側面に、円筒部材
152と軸110とを電気的に接続する導通部材157
を設ける。この導通部材157は、その両端が円筒部材
152と軸110とに接触する、例えば、ステンレス製
の板バネで構成する。
【0167】軸110の端部には、同じくステンレス製
の板バネ等からなる導通部材87を接触させる。この導
通部材87は、接地されている画像形成装置のフレーム
に取り付ける。
【0168】したがって、感光体140は、その導電性
基材140bの内周面→バックアップドラム150の円
筒部材152→導通部材157→軸110→導通部材8
7→フレームを介して接地される。
【0169】軸110に関し 軸110は金属製の軸で構成する。例えばステンレス製
の軸で構成する。
【0170】直径はφ12mm程度、長さは490mm
程度とする。
【0171】円板状部材120(130,130B〜
D)に関し 円板状部材120等は、ポリフェニレンサルファイド樹
脂(PPS)で構成する。
【0172】なお、第1の実施の形態における円板状部
材120,円板状部材130の外周面121の外径D3
はφ85.6mm程度とし、その幅は7mm程度とす
る。
【0173】テーパ面121aのテーパ角度は2゜から
10゜程度とする。望ましくは5゜程度とする。端部の
径D4はφ84mm程度とする。
【0174】ギア190(190B〜D)に関し ギア190はポリアセタールで構成する。金属に比べて
制振性が高く、成形により製作可能であり型の精度を高
めることによって金属の切削加工より高精度化が可能で
あり、しかも安価に作成できるからである。
【0175】ギア190のピッチ円直径はφ60mm程
度とする。
【0176】モジュールは0.8程度とする。
【0177】ジッタ対策上、モジュールを大きくし過ぎ
ると、噛み合い率が小さくなって、安定したトルク伝達
ができなくなる。逆に、モジュールを小さくし過ぎる
と、部材の公差や熱膨張による歯車と歯車の軸間距離の
変動に対して噛み合い率の変動が大きくなってしまう。
【0178】そこで、この実施例では、ギア190のモ
ジュールを0.8程度とする。
【0179】歯形は、噛み合い率を上げるために高歯の
平歯車とし、歯形精度はJGMA1級とする。
【0180】バックアップドラム150に関し バックアップドラム150の側板151は合成樹脂、円
筒部材152はアルミパイプで構成する。
【0181】バックアップドラム150の半径方向の位
置精度は、±100μm程度とすることが望ましい。ま
た、円周方向(像担持体140の回転方向)の位置精度
は、±1゜以内程度とする事が望ましい。
【0182】なお、偏心ブッシュ154は合成樹脂で構
成する。
【0183】<像担持体カートリッジ100の保持力に
関し,図14参照>一対の引っ張りバネ86,86によ
る像担持体カートリッジ100の保持力は、ギア190
側で4〜6kgf,その反対側で2〜3kgfとする。
【0184】ギア190側の保持力を大きくするのは、
ギア190が受ける駆動力によって像担持体カートリッ
ジ100が外れないようにするためである。
【0185】また、上記のバネ力によって、着脱操作時
のクリック感が得られるとともに、スムーズな着脱が可
能となる。
【0186】以上、本発明の実施の形態および実施例に
ついて説明したが、本発明は上記の実施の形態あるいは
実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内において適宜変形実施可能である。
【0187】例えば、上記実施の形態では像担持体を感
光体として説明したが、本発明の像担持体駆動構造は、
これに限らず、像担持体が中間転写媒体である場合にも
適用することが可能である。
【0188】
【発明の効果】請求項1記載の像担持体駆動構造によれ
ば、像担持体の回転精度を向上させ、画質を向上させる
ことができる。
【0189】さらに、像担持体の駆動時の騒音および駆
動トルクを減少させることができる。
【0190】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る像担持体駆動構造の第1の実施の
形態を用いた画像形成装置の一例を示す概略図。
【図2】像担持体およびその周辺の部分切断拡大図。
【図3】図2におけるIII−III拡大部分断面図。
【図4】像担持体カートリッジの分解斜視図。
【図5】別角度から見た部分省略分解斜視図。
【図6】像担持体ユニット101の断面図。
【図7】図6の部分拡大図。
【図8】像担持体カートリッジ100の断面図。
【図9】図8の部分拡大図。
【図10】主としてトナー搬送スクリュー173を示す
平面図。
【図11】主として帯電ローラ160を示す平面図。
【図12】主として像担持体ユニット101のカートリ
ッジケース200本体Aへの組み込み方向を示す部分断
面図。
【図13】主として、ピン113の固定構造を示す部分
断面図。
【図14】像担持体カートリッジ100の画像形成装置
のフレーム82に対する着脱構造を示す部分省略側面
図。
【図15】像担持体の駆動機構を示す側面図。
【図16】本発明に係る像担持体駆動構造の第2の実施
の形態の要部を示す概略的な断面図である。
【図17】本発明に係る像担持体駆動構造の第3の実施
の形態の要部を示す概略的な断面図である。
【図18】本発明に係る像担持体駆動構造の第4の実施
の形態の要部を示す概略的な断面図である。
【図19】従来技術の説明図。
【符号の説明】
110 軸 120,130 円板状部材 140 像担持体 141 両端部 190 回転駆動用のギア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それ自身では回転しない軸と、この軸に
    対して回転可能に取り付けられた一対の円板状部材と、
    これら一対の円板状部材によって両端部が支持固定され
    円板状部材とともに回転駆動される円筒状の像担持体
    と、その回転駆動用のギアとを備え、 このギアが前記円板状部材と別体に構成されていると共
    に、前記一対の円板状部材のうち少なくとも一方の円板
    状部材が前記ギアを介して前記軸に回転可能に取り付け
    られていることを特徴とする像担持体駆動構造。
JP10033624A 1998-01-30 1998-01-30 像担持体駆動構造 Withdrawn JPH11219068A (ja)

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