JPH11218687A - 顕微鏡対物レンズ - Google Patents

顕微鏡対物レンズ

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Publication number
JPH11218687A
JPH11218687A JP10050551A JP5055198A JPH11218687A JP H11218687 A JPH11218687 A JP H11218687A JP 10050551 A JP10050551 A JP 10050551A JP 5055198 A JP5055198 A JP 5055198A JP H11218687 A JPH11218687 A JP H11218687A
Authority
JP
Japan
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lens
lens group
cemented
object side
microscope objective
Prior art date
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Pending
Application number
JP10050551A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ono
賢治 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP10050551A priority Critical patent/JPH11218687A/ja
Publication of JPH11218687A publication Critical patent/JPH11218687A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高倍率かつ高開口数で、特に像面湾曲や色収差
を良好に補正する。 【解決手段】 物体側から順に、物体側に凹面を向けた
接合面を持つ正の接合レンズからなる第1レンズ群G1
と、物体側に凹面を向けた正のメニスカスレンズからな
る第2レンズ群G2と、物体側に凹面を向けた形状で正
屈折力を有する2枚接合レンズからなる第3レンズ群G
3と、少なくとも2面の接合面を有し全体として正屈折
力である第4レンズ群G4と、3枚接合レンズからなる
第5レンズ群G5と、負屈折力を有する3枚接合レンズ
からなる第6レンズ群G6とを有し、第5レンズ群の最
も像側の面の曲率半径R18と全系の焦点距離fTとが
以下の条件を満足する: −70 < R18 / fT < 10000
(1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、液浸系の顕微鏡対
物レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光学系としては、例えば、特開昭
54−79053号、特開平6−160720号に開示
されているものが知られている。この特開昭54−79
053号に開示されているのものは、倍率が100倍
で、開口数が1.25程度のものである。また、特開平
6−160720号に開示されているものは、倍率が4
0倍で、開口数が1.0程度のものである。これら特開
昭54−79053号、特開平6−160720号に開
示されているものは、共にアポクロマート級に収差補正
がなされた液浸系顕微鏡対物レンズである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開昭54−79053号、特開平6−160720号
に開示されている構成では、倍率150倍で、高開口数
で且つ、対物レンズの先端部分に浸す溶液を水溶液にし
た場合、収差を良好に補正することができないので、鮮
明の画像を得ることができない問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ために、本発明にかかる顕微鏡対物レンズは、物体側か
ら順に、物体側に凹面を向けた接合面を持つ正の接合レ
ンズからなる第1レンズ群G1と、物体側に凹面を向け
た正のメニスカスレンズからなる第2レンズ群G2と、
物体側に凹面を向けた形状で正屈折力を有する2枚接合
レンズからなる第3レンズ群G3と、少なくとも2面の
接合面を有し全体として正屈折力である第4レンズ群G
4と、3枚接合レンズからなる第5レンズ群G5と、負
屈折力を有する3枚接合レンズからなる第6レンズ群G
6とを有するものである。そして、この構成に基づい
て、以下の条件を満足するものである。 −70 < R18 / fT < 10000 (1) 但し、 R18:前記第5レンズ群G5における最も像側のレン
ズ面の曲率半径、 fT :全系の焦点距離、 である。
【0005】なお、本発明でいう像側とは、光軸に沿っ
た方向において物体が位置する側とは反対側を意味し、
顕微鏡対物レンズが無限遠系の場合には、結像レンズ系
(第2対物レンズ系)が位置する側となる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による顕微鏡対物レンズに
おいては、物体側を水溶液中に浸しているため、第1レ
ンズ群G1の第1面(最も物体側のレンズ面)と水溶液
との境界で負の球面収差が発生する。この収差は高開口
数になればなるほど甚大に発生する。本発明は、上記条
件を満足させることにより、球面収差と球面収差以外の
収差とのバランスをとりながら球面収差を補正し、諸収
差を劣化させることなく、高開口数の光学系を実現させ
た。
【0007】まず、本発明による顕微鏡対物レンズの収
差的特徴について説明する。第1レンズ群G1中の物体
側に凹面を向けた接合面は、負屈折力の第6レンズ群と
協働して対物レンズ全体のペッツバール和の補正に寄与
している。さらに、この第1レンズ群G1中の接合面
は、第2レンズ群G2中の物体側に向けられた凹面及び
第3レンズ群G3中の物体側に向けられた凹面と協働し
て、第1レンズ群G1の第1面と水溶液との境界で生ず
る負の球面収差を補正する機能も有する。
【0008】また、第4レンズ群G4は、Rand光線
(光軸上の物点からの光束のうちの最周縁光線)が最も
光軸から離れる部分に位置する。そして、第4レンズ群
G4中の少なくとも2面の接合面は、主に球面収差と球
面収差の色による差とを補正している。次に、本発明に
よる条件について詳述する。
【0009】上述の条件(1)は、第5レンズ群G5の像
面側のレンズ面の曲率半径を規定するための条件であ
る。本条件は、第1レンズ群G1から第5群G5までの
軸上の色収差と球面収差とを補正した状態で、第6レン
ズ群G6へ光線を導くための条件である。すなわち、第
1〜第5レンズ群G1−G5と第6レンズ群G6とを、
球面収差及び色収差に関してほぼ独立に補正するための
条件である。
【0010】条件(1)の下限を外れる場合には、第6
レンズ群G6へ入射する光線の高さが変わるため、第1
レンズ群G1から第6レンズ群G6までにおいて発生す
る球面収差と第6レンズ群で発生する球面収差とのバラ
ンスが崩れるため、好ましくない。また、条件(1)の
上限を上回る場合は、第5レンズ群G5の屈折力が弱く
なるため、第1レンズ群から第4レンズ群で構成される
正のレンズ成分の屈折力とのバランスが崩れ、球面収差
及び軸上の色収差が悪くなるため好ましくない。
【0011】なお、本発明による顕微鏡対物レンズの更
なる光学性能の向上を図るためには、上記条件(1)の上
限値は100とすることが望ましい。また、本発明にお
いて、第4レンズ群G4中の少なくとも2面の接合面の
間には、空気レンズを位置させることが好ましい。前述
の通り、第4レンズ群G4は、Rand光線が最も光軸
から離れる位置の近傍にあるため、この空気レンズによ
って、さらに良好に球面収差を補正することができる。
【0012】また、本発明においては、第4レンズ群G
4中の接合面のうち、最も像側の接合面の曲率半径をR
13とし、該最も像側の接合面の物体側に位置するレン
ズを構成する材料の屈折率をNL8とするとき、 5E−2<(NL8−1)*fT/ R13 < 9E−2 (2) を満足するように構成することが望ましい。
【0013】なお、上記条件において、「E-K」は10
の−K乗を意味する。上記条件(2)は、第4レンズ群
G4中の像側に凹面を向けた接合面の屈折力を規定する
ものである。この条件(2)を満足することにより、球面
収差及びコマ収差をバランス良く補正することができ
る。この上限を外れると、負の球面収差の発生が過剰と
なり、他のレンズ面で過剰な負の球面収差を補正しよう
とすると、各レンズ群の接合面でのパワーが強くなって
しまう。このときには、強いパワーの接合面から収差が
発生し、球面収差とコマ収差をバランス良く良好に補正
することが難しくなるので好ましくない。一方、この上
限を超えると、像面湾曲が負に発生し、コマ収差も甚大
に発生するため好ましくない。
【0014】また、本発明においては、第5レンズ群G
5を構成する3枚接合レンズ中の物体側の接合面の曲率
半径をR16とし、顕微鏡対物レンズの全体の焦点距離
をfTとするとき、 4 < R16 / fT < 7 (3) を満足するように構成することが望ましい。
【0015】上記条件(3)は、全系の焦点距離fTに
対する第5ンズ群G5中の接合面のうち最も物体側の接
合面の曲率半径を規定するものである。この条件(3)
は、特に、この接合面で発生する球面収差を、その他の
接合レンズで発生する球面収差とバランス良く補正しつ
つ、その他の諸収差を良好に補正するための条件であ
る。
【0016】この条件(3)の上限値を上回る場合、ペッ
バール和の補正不足となるため、像面の平坦性が悪化す
るため好ましくない。又、球面収差も甚大に発生するた
め好ましくない。逆に、条件(3)の下限値を下回る場
合、第1レンズ群G1から第5レンズ群G5までの屈折
力のバランスが悪くなり、球面収差が甚大に発生するた
め好ましくない。
【0017】また、本発明においては、第5レンズ群G
5と第6レンズ群G6との光軸上の間隔をD18、顕微
鏡対物レンズの全体の焦点距離をfTとするとき、 7 < D18 / fT < 11 (4) を満足するように構成することが望ましい。上記条件
(4)は、全系の焦点距離fTに対する第5レンズ群G
5と、第6レンズ群G6との間隔D18との比をとった
ものである。この条件(4)は、特に、諸収差を良好に
補正しつつ、第6レンズ群G6へ光線を導くための条件
である。この条件(4)の下限値を上回る場合、第6レン
ズ群G6へ入射する球面収差を決める光線の高さが高く
なるため、球面収差及びコマ収差が良好に補正できない
ので好ましくない。また、第1レンズ群G1から第6レ
ンズ群G6で発生したペッバール和を第6レンズ群G6
で補正できず、像面の平坦性が悪くなるので好ましくな
い。一方、条件(4)の上限を超えると、第6レンズ群
G6へ入射する球面収差を決める光線の入射高さが低く
なるため、第6レンズ群G6の負の屈折力が強くなり、
光学系全体のペッバール和は過剰な負の値を取り、且つ
コマ収差が甚大に発生するので好ましくない。
【0018】また、本発明においては、第6レンズ群G
6中の最も物体側のレンズ面の曲率半径をR19とし、
最も像側のレンズ面の曲率半径をR22とするとき、 −6 < R19 / R22 < −2 (5) を満足するように構成することが望ましい。上記条件
(5)を満足する場合、3枚接合レンズである第6レン
ズ群G6は、第1レンズ群G1から第5レンズ群G5ま
でにおいて適度に補正された球面収差を悪化させること
なく、物体側のレンズ面R19で発生する負の球面収差
と像側に位置する面R22にて発生する正の球面収差と
で互いに打ち消し合うようにして球面収差を補正するこ
とになる。
【0019】この条件(5)の上限値を上回る場合、球面
収差が甚大に発生するため好ましくない。一方、条件
(5)の下限値を下回る場合、球面収差が補正不足とな
るため好ましくない。また、この第6レンズ群G6は、
軸上色収差をなるべく小さくすると共に像側の面により
ペッバールが負になるような構成をとっているため、上
記条件(5)を満足する場合には、ペッバール和を小さ
くし、像面の平坦性を良好にすることができる。
【0020】また、本発明においては、第6レンズ群の
焦点距離をf6、前記顕微鏡対物レンズの全系の焦点距
離をfTとするとき、 4 < |f6 / fT| (6) を満足するように構成することが望ましい。この条件
(6)は、第6レンズ群の屈折力を規定するもので、第
1レンズ群G1から第5レンズ群G5までのレンズ系で
適度に補正された球面収差及び軸上色収差を悪化させず
に、像面湾曲を補正するための条件である。この条件
(6)から外れると、第6レンズ群G6の屈折力が強く
なりすぎて、正の球面収差及び軸上の色収差が甚大に発
生し、その他の諸収差も補正することができないので好
ましくない。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の顕微鏡対物
レンズの第1〜第7実施例を説明する。全ての実施例
は、無限遠系に設計されている。実際に顕微鏡の対物レ
ンズとして使用する場合、例えば図15に示す結像レン
ズを像側に設けて使用する。図1、図3、図5、図7、
図9、図11、図13は、本発明による第1〜第7実施
例のレンズ構成図を示している。
【0022】図1、図3、図5、図7、図9、図11、
図13に示す本発明の各実施例の顕微鏡対物レンズは、
物体側から順に、物体側に凹面を向けた接合面を有する
接合レンズからなる第1レンズ群G1と、物体側に凹面
を向けた正メニスカスレンズからなる第2レンズ群G2
と、物体側に凹面を向けた形状で正屈折力を有する2枚
接合レンズからなる第3レンズ群G3と、少なくとも2
面の接合面を有し全体として正屈折力である第4レンズ
群G4と、3枚接合レンズからなる第5レンズ群G5
と、負屈折力を有する3枚接合レンズからなる第6レン
ズ群G6とを有する。 [第1実施例]図1に示す第1実施例にかかる顕微鏡対
物レンズでは、第1レンズ群G1は、平凸レンズL1と
物体側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズL2と
からなる接合レンズで構成される。第2レンズ群G2
は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3から
構成される。第3レンズ群G3は両凹レンズL4と両凸
レンズL5とからなる接合レンズで構成される。第4レ
ンズ群G4は、物体側に凸面を向けた2面の接合面を有
する2組の2枚接合レンズから構成される。すなわち、
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL6と両凸レンズL7とからなる接合レンズ
と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8と両
凸レンズL9とからなる接合レンズとから構成される。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL10と、両凸レンズL11と、物体側に強い
凹面を向けた形状の両凹レンズL12とから構成され
る。第6レンズ群G6は、両凹レンズL13と、両凸レ
ンズL14と、両凹レンズL15とからなる接合レンズ
から構成される。 [第2実施例]図3に示す第2実施例にかかる顕微鏡対
物レンズでは、第1レンズ群G1は、平凸レンズL1と
物体側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズL2と
からなる接合レンズで構成される。第2レンズ群G2
は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3から
構成される。第3レンズ群G3は両凹レンズL4と両凸
レンズL5とからなる接合レンズで構成される。第4レ
ンズ群G4は、物体側に凸面を向けた2面の接合面を有
する2組の2枚接合レンズから構成される。すなわち、
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL6と両凸レンズL7とからなる接合レンズ
と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8と両
凸レンズL9とからなる接合レンズとから構成される。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL10と、両凸レンズL11と、物体側に凹面
を向けた負メニスカスレンズL12とから構成される。
第6レンズ群G6は、両凹レンズL13と、両凸レンズ
L14と、両凹レンズL15とからなる接合レンズから
構成される。 [第3実施例]図5に示す第3実施例にかかる顕微鏡対
物レンズでは、第1レンズ群G1は、平凸レンズL1と
物体側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズL2と
からなる接合レンズで構成される。第2レンズ群G2
は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3から
構成される。第3レンズ群G3は両凹レンズL4と両凸
レンズL5とからなる接合レンズで構成される。第4レ
ンズ群G4は、物体側に凸面を向けた2面の接合面を有
する2組の2枚接合レンズから構成される。すなわち、
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL6と両凸レンズL7とからなる接合レンズ
と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8と両
凸レンズL9とからなる接合レンズとから構成される。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL10と、両凸レンズL11と、物体側に凹面
を向けた負メニスカスレンズL12とから構成される。
第6レンズ群G6は、両凹レンズL13と、両凸レンズ
L14と、両凹レンズL15とからなる接合レンズから
構成される。 [第4実施例]図7に示す第4実施例にかかる顕微鏡対
物レンズでは、第1レンズ群G1は、平凸レンズL1と
物体側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズL2と
からなる接合レンズで構成される。第2レンズ群G2
は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3から
構成される。第3レンズ群G3は両凹レンズL4と両凸
レンズL5とからなる接合レンズで構成される。第4レ
ンズ群G4は、物体側に凸面を向けた2面の接合面を有
する2組の2枚接合レンズから構成される。すなわち、
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL6と両凸レンズL7とからなる接合レンズ
と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8と両
凸レンズL9とからなる接合レンズとから構成される。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL10と、両凸レンズL11と、物体側に強い
凹面を向けた形状の両凹レンズL12とから構成され
る。第6レンズ群G6は、両凹レンズL13と、両凸レ
ンズL14と、両凹レンズL15とからなる接合レンズ
から構成される。 [第5実施例]図9に示す第5実施例にかかる顕微鏡対
物レンズでは、第1レンズ群G1は、平凸レンズL1と
物体側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズL2と
からなる接合レンズで構成される。第2レンズ群G2
は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3から
構成される。第3レンズ群G3は両凹レンズL4と両凸
レンズL5とからなる接合レンズで構成される。第4レ
ンズ群G4は、物体側に凸面を向けた2面の接合面を有
する2組の2枚接合レンズから構成される。すなわち、
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL6と両凸レンズL7とからなる接合レンズ
と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8と両
凸レンズL9とからなる接合レンズとから構成される。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL10と、両凸レンズL11と、物体側に強い
凹面を向けた形状の両凹レンズL12とから構成され
る。第6レンズ群G6は、両凹レンズL13と、両凸レ
ンズL14と、両凹レンズL15とからなる接合レンズ
から構成される。 [第6実施例]図11に示す第6実施例にかかる顕微鏡
対物レンズでは、第1レンズ群G1は、平凸レンズL1
と物体側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズL2
とからなる接合レンズで構成される。第2レンズ群G2
は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3から
構成される。第3レンズ群G3は両凹レンズL4と両凸
レンズL5とからなる接合レンズで構成される。第4レ
ンズ群G4は、物体側に凸面を向けた2面の接合面を有
する2組の2枚接合レンズから構成される。すなわち、
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL6と両凸レンズL7とからなる接合レンズ
と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8と両
凸レンズL9とからなる接合レンズとから構成される。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL10と、両凸レンズL11と、物体側に強い
凹面を向けた形状の両凹レンズL12とから構成され
る。第6レンズ群G6は、両凹レンズL13と、両凸レ
ンズL14と、両凹レンズL15とからなる接合レンズ
から構成される。 [第7実施例]図13に示す第7実施例にかかる顕微鏡
対物レンズでは、第1レンズ群G1は、平凸レンズL1
と物体側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズL2
とからなる接合レンズで構成される。第2レンズ群G2
は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3から
構成される。第3レンズ群G3は両凹レンズL4と両凸
レンズL5とからなる接合レンズで構成される。第4レ
ンズ群G4は、物体側に凸面を向けた2面の接合面を有
する2組の2枚接合レンズから構成される。すなわち、
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL6と両凸レンズL7とからなる接合レンズ
と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8と両
凸レンズL9とからなる接合レンズとから構成される。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL10と、両凸レンズL11と、物体側に凹面
を向けた負メニスカスレンズL12とから構成される。
第6レンズ群G6は、両凹レンズL13と、両凸レンズ
L14と、両凹レンズL15とからなる接合レンズから
構成される。
【0023】以下に、各実施例の諸元の値を揚げる。表
1〜表7中において、fTは波長587.6nmの可視
光線(d線)に対する無限遠時の全系の焦点距離で、結
像レンズを用いない緒元そのものの値である。NAは物
体側の開口数、βは倍率、WDは作動距離に対応する
値、即ち物体面と最も物体側のレンズ面頂点との距離を
表わす。そして、左端の数字は光線の入射順に沿った順
序を表わし、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面の
間隔、nd及びνdはそれぞれd線(λ=587.6n
m)に対する屈折率及びアッベ数を表わす。
【0024】なお、前述の通り、各実施例は無限遠設計
(無限遠方に物体の像を形成する)であるため、各実施
例の顕微鏡対物レンズは、例えば図15に示すごとき結
像レンズと組み合わせて使用される。後述の諸収差図に
おいては、この結像レンズと組み合わせた際の諸収差を
示しているため、表8にこの結像レンズの緒元をあわせ
て示す。
【0025】また、以下の表において、曲率半径0は平
面を意味し、「E-K」は10の−K乗を意味する。
【0026】
【表1】 〔第1実施例の諸元〕 fT=1.34 NA=1.2 β=-150× WD=0.25 R18/fT=93.41 (NL8-1)*fT/R13=8.76E-2 R16/fT=4.99 D18/fT=11.04 R19/R22=-2.84 |f6/fT|=7.0 No. r d nd νd 1 0.00 0.60 1.45850 67.8 L1 2 -0.7820 1.88 1.90265 35.7 L2 3 -2.1137 0.10 1.00000 4 -7.1557 2.05 1.60300 65.4 L3 5 -4.6202 0.10 1.00000 6 -22.5932 0.80 1.55115 49.7 L4 7 10.5543 6.10 1.49782 82.5 L5 8 -8.0985 0.10 1.00000 9 43.8352 1.00 1.61272 58.5 L6 10 13.2581 4.60 1.43385 95.2 L7 11 -16.8518 0.20 1.00000 12 19.7765 1.10 1.61266 44.4 L8 13 9.3662 4.60 1.49782 82.5 L9 14 -25.4459 0.20 1.00000 15 23.8655 1.00 1.65128 38.2 L10 16 6.6862 4.70 1.43385 95.2 L11 17 -10.0695 0.80 1.52682 51.4 L12 18 125.1706 14.80 1.00000 19 -20.1691 1.00 1.78797 47.5 L13 20 9.0001 1.30 1.84666 23.8 L14 21 -9.2650 0.80 1.65160 58.5 L15 22 7.1098 120.00 1.00000
【0027】
【表2】 〔第2実施例の諸元〕 fT=1.34 NA=1.2 β=-150× WD=0.25 R18/fT=-27.32 (NL8-1)*fT/R13=7.76E-2 R16/fT=5.97 D18/fT=8.08 R19/R22=-5.56 |f6/fT|=5.23 No. r d nd νd 1 0.00 0.60 1.45850 67.8 L1 2 -0.7820 1.38 1.90265 35.7 L2 3 -1.7254 0.15 1.00000 4 -3.5786 1.88 1.60300 65.4 L3 5 -3.7354 0.15 1.00000 6 -49.1686 0.80 1.55115 49.7 L4 7 9.9666 7.19 1.49782 82.5 L5 8 -8.2419 0.10 1.00000 9 55.4041 1.00 1.65020 55.7 L6 10 16.1398 4.98 1.43385 95.2 L7 11 -15.6026 0.20 1.00000 12 21.5203 1.10 1.61266 44.4 L8 13 10.5759 5.59 1.49782 82.5 L9 14 -31.8601 0.20 1.00000 15 21.3859 1.00 1.65128 30.1 L10 16 7.9954 5.87 1.43385 95.2 L11 17 -8.9713 0.80 1.56873 63.1 L12 18 -36.6092 10.83 1.00000 19 -40.0519 1.30 1.91348 32.4 L13 20 6.1886 1.67 1.91761 21.5 L14 21 -5.5085 1.86 1.87800 38.1 L15 22 7.2010 120.0 1.00000
【0028】
【表3】 〔第3実施例の諸元〕 fT=1.34 NA=1.2 β=-150× WD=0.25 R18/fT=-26.6 (NL8-1)*fT/R13=7.80E-2 R16/fT=5.84 D18/fT=8.46 R19/R22=-3.24 |f6/fT|=5.23 No. r d nd νd 1 0.00 0.60 1.45850 67.8 L1 2 -0.7820 1.37 1.90265 35.7 L2 3 -1.7228 0.15 1.00000 4 -3.5561 1.88 1.60300 65.4 L3 5 -3.7489 0.15 1.00000 6 -53.2586 0.80 1.55115 49.7 L4 7 10.0700 7.16 1.49782 82.5 L5 8 -8.3097 0.10 1.00000 9 49.9069 1.00 1.65020 55.7 L6 10 15.9576 5.05 1.43385 95.2 L7 11 -15.5407 0.20 1.00000 12 22.5733 1.10 1.61266 44.4 L8 13 10.5235 5.05 1.49782 82.5 L9 14 -29.3091 0.20 1.00000 15 21.8776 1.00 1.68893 31.2 L10 16 7.8316 5.86 1.43385 95.2 L11 17 -8.8573 0.80 1.56873 63.1 L12 18 -35.6453 11.44 1.00000 19 -22.1586 0.73 1.90135 31.5 L13 20 4.7613 1.80 1.91761 21.5 L14 21 -5.5457 2.00 1.80740 35.5 L15 22 6.8291 120.00 1.00000
【0029】
【表4】 〔第4実施例の諸元〕 fT=1.34 NA=1.2 β=-150× WD=0.25 R18/fT=321.8 (NL8-1)*fT/R13=8.50E-2 R16/fT=5.70 D18/fT=10.27 R19/R22=-4.71 |f6/fT|=6.07 No. r d nd νd 1 0.0020 0.60 1.45850 67.8 L1 2 -0.7820 1.44 1.90265 35.7 L2 3 -1.7701 0.10 1.00000 4 -3.8909 1.88 1.60300 65.4 L3 5 -3.8165 0.10 1.00000 6 -43.7853 0.80 1.55200 49.7 L4 7 9.5497 7.25 1.49782 82.5 L5 8 -7.9937 0.10 1.00000 9 57.8347 1.00 1.65113 55.9 L6 10 13.9083 5.09 1.43385 95.2 L7 11 -15.3108 0.20 1.00000 12 23.7118 1.10 1.61266 44.4 L8 13 9.6554 5.13 1.49782 82.5 L9 14 -25.7917 0.20 1.00000 15 21.6577 1.00 1.63636 35.3 L10 16 7.6348 5.58 1.43385 95.2 L11 17 -9.7247 0.80 1.52542 64.7 L12 18 431.2785 13.77 1.00000 19 -29.1151 1.00 1.91348 32.4 L13 20 6.1666 1.30 1.91761 21.5 L14 21 -5.2081 0.80 1.74950 35.0 L15 22 6.1829 100.00 1.00000
【0030】
【表5】 〔第5実施例の諸元〕 fT=1.34 NA=1.2 β=-150× WD=0.25 R18/fT=28.2 (NL8-1)*fT/R13=8.55E-2 R16/fT=5.43 D18/fT=9.98 R19/R22=-2.38 |f6/fT|=6.20 No. r d nd νd 1 0.00 0.60 1.45850 67.8 L1 2 -0.7820 1.40 1.90265 35.7 L2 3 -1.7480 0.10 1.00000 4 -3.7962 1.88 1.60300 65.4 L3 5 -3.7799 0.10 1.00000 6 -36.7685 0.80 1.55200 49.7 L4 7 9.7106 7.37 1.49782 82.5 L5 8 -7.8804 0.10 1.00000 9 64.8929 1.00 1.62299 58.1 L6 10 12.8131 5.36 1.43385 95.2 L7 11 -15.4125 0.20 1.00000 12 20.9623 1.10 1.61266 44.4 L8 13 9.6088 5.20 1.49782 82.5 L9 14 -26.8758 0.20 1.00000 15 17.1793 1.00 1.65128 38.2 L10 16 7.2736 5.49 1.43385 95.2 L11 17 -10.1315 0.80 1.52682 51.4 L12 18 37.8407 13.38 1.00000 19 -14.9723 1.00 1.78797 47.5 L13 20 108.3195 1.30 1.84666 23.8 L14 21 -4.8943 0.80 1.65160 58.5 L15 22 6.2971 120.00 1.00000
【0031】
【表6】 〔第6実施例の諸元〕 fT=1.34 NA=1.2 β=-150× WD=0.25 R18/fT=7.963E+3 (NL8-1)*fT/R13=7.48E-2 R16/fT=5.41 D18/fT=9.98 R19/R22=-4.21 |f6/fT|=5.61 No. r d nd νd 1 0.00 0.60 1.45850 67.8 L1 2 -0.7820 1.42 1.90265 35.7 L2 3 -1.7357 0.10 1.00000 4 -3.9573 1.76 1.60300 65.4 L3 5 -3.9369 0.10 1.00000 6 -28.6097 0.80 1.55115 49.7 L4 7 9.7476 7.37 1.49782 82.5 L5 8 -7.7157 0.10 1.00000 9 84.2154 1.00 1.62230 53.2 L6 10 12.9463 5.64 1.43385 95.2 L7 11 -13.9367 0.20 1.00000 12 21.6516 1.10 1.61266 44.4 L8 13 10.9755 4.66 1.49782 82.5 L9 14 -35.3159 0.20 1.00000 15 21.4934 1.00 1.61293 37.0 L10 16 7.2524 5.87 1.43385 95.2 L11 17 -10.1739 0.80 1.51821 65.1 L12 18 10671.3890 13.38 1.00000 19 -22.1967 1.00 1.91348 32.4 L13 20 7.6235 1.30 1.84666 23.8 L14 21 -4.2844 0.80 1.65224 44.9 L15 22 5.2731 120.00 1.00000
【0032】
【表7】 〔第7実施例の諸元〕 fT=1.34 NA=1.2 β=-150× WD=0.25 R18/fT=-65.63 (NL8-1)*fT/R13=8.55E-2 R16/fT=6.06 D18/fT=8.57 R19/R22=-4.48 |f6/fT|=5.54 No. r d nd νd 1 0.00 0.60 1.45850 67.8 L1 2 -0.7820 1.49 1.90265 35.7 L2 3 -1.8302 0.10 1.00000 4 -4.2067 2.08 1.60300 65.4 L3 5 -3.9042 0.10 1.00000 6 -67.9453 0.80 1.55200 49.7 L4 7 9.5417 7.26 1.49782 82.5 L5 8 -8.3230 0.10 1.00000 9 51.2498 1.00 1.65844 50.9 L6 10 13.4300 5.11 1.43385 95.2 L7 11 -15.4268 0.20 1.00000 12 27.5873 1.10 1.61266 44.4 L8 13 9.6022 5.07 1.49782 82.5 L9 14 -25.2362 0.20 1.00000 15 21.4244 1.00 1.63980 34.5 L10 16 8.1166 5.35 1.43385 95.2 L11 17 -10.1493 0.80 1.56384 60.7 L12 18 -87.9468 11.49 1.00000 19 -28.9133 0.80 1.90135 31.5 L13 20 6.5925 2.00 1.91761 21.5 L14 21 -5.0091 2.60 1.80100 35.0 L15 22 6.4538 120.00 1.00000
【0033】
【表8】〔結像レンズの諸元〕 No. r d nd νd 1 52.00 6.50 1.61720 54.0 2 -87.00 2.00 1.74950 35.2 3 350.00 8.50 4 49.00 5.00 1.66755 42.0 5 0.00 2.50 1.61266 44.4 6 31.00 158.78 総合焦点距離 fT=204 第1実施例の諸収差図を図2に、第2実施例の諸収差図
を図4に、第3実施例の諸収差図を図6に、第4実施例
の諸収差図を図8に、第5実施例の諸収差図を図10
に、第6実施例の諸収差図を図12に、第7実施例の諸
収差図を図14にそれぞれ示す。
【0034】ここで、各諸収差図において、S.A.は
球面収差図、Ast.は非点収差図、Dis.は歪曲収
差図をそれぞれ示す。また、諸収差図中の球面収差図に
おいては、実線はd線(587.6nm)による球面収
差、破線はC線(656.3nm)による球面収差、一点
鎖線はF線(486.1nm)による球面収差、二点鎖線
はg線(435.8nm)による球面収差を各々示してい
る。また、非点収差図においては、破線はメリジオナル
像面を表わし、実線はサジタル像面を表わす。
【0035】なお、上述の諸収差図は、物体と最も物体
側のレンズ成分(平凸レンズ成分L1)との間に挿入さ
れる媒質を水(nd=1.33306、νd=53.9
8)とした状態のものである。各収差図の比較から、各
実施例による顕微鏡対物レンズは、波長435.8nm
〜656。3nmの範囲にわたり良好な光学性能を示し
ていることがわかる。
【0036】さて、以下の表9に、本発明による各実施
例の条件対応値表を示す。
【0037】
【表9】 〔条件対応値表〕 条件 第1実施例 第2実施例 第3実施例 (1) 93.41 −27.32 −26.60 (2) 8.76E−2 7.76E−2 7.80E−2 (3) 4.99 5.97 5.84 (4) 11.04 8.08 8.46 (5) −2.84 −5.56 −3.24 (6) 7.00 5.23 5.23 条件 第4実施例 第5実施例 (1) 321.80 28.20 (2) 8.5E−2 8.55E−2 (3) 5.70 5.43 (4) 10.27 9.98 (5) −4.71 −2.38 (6) 6.07 6.20 条件 第6実施例 第7実施例 (1) 7.963E+3 −65.63 (2) 7.48E−2 8.55E−2 (3) 5.41 6.06 (4) 9.98 8.57 (5) −4.21 −4.48 (6) 5.61 5.54 このように、本発明による各実施例は、上記条件で規定
された範囲を満足している。これにより、例えば150
倍という高い倍率のもとで、かつ1.2という高開口数
のもとで、良好な結像性能−特に像面湾曲、色収差の良
好なる補正−が達成されている。
【0038】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、高倍率か
つ高開口数で、特に像面湾曲や色収差が良好に補正され
た水浸対物レンズを提供される。この様な顕微鏡対物レ
ンズは、ICやLSI等の半導体デバイスの極微細なパ
ターンの検査用に適したレンズ系である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の光路図
【図2】本発明による実施例1の諸収差図
【図3】本発明による実施例2の光路図
【図4】本発明による実施例2の諸収差図
【図5】本発明による実施例3の光路図
【図6】本発明による実施例3の諸収差図
【図7】本発明による実施例4の光路図
【図8】本発明による実施例4の諸収差図
【図9】本発明による実施例5の光路図
【図10】本発明による実施例5の諸収差図
【図11】本発明による実施例6の光路図
【図12】本発明による実施例6の諸収差図
【図13】本発明による実施例7の光路図
【図14】本発明による実施例7の諸収差図
【図15】結像レンズの構成図
【符号の説明】
G1:第1レンズ群 G2:第2レンズ群 G3:第3レンズ群 G4:第4レンズ群 G5:第5レンズ群 G6:第6レンズ群

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、物体側に凹面を向けた接
    合面を持つ正の接合レンズからなる第1レンズ群と、物
    体側に凹面を向けた正のメニスカスレンズからなる第2
    レンズ群と、物体側に凹面を向けた形状で正屈折力を有
    する2枚接合レンズからなる第3レンズ群と、少なくと
    も2面の接合面を有し全体として正屈折力である第4レ
    ンズ群と、3枚接合レンズからなる第5レンズ群と、負
    屈折力を有する3枚接合レンズからなる第6レンズ群と
    を有し、 以下の条件を満足することを特徴とする顕微鏡対物レン
    ズ。 −70 < R18 / fT < 10000 (1) 但し、 R18:前記第5レンズ群における最も像側のレンズ面
    の曲率半径、 fT :全系の焦点距離、 である。
  2. 【請求項2】前記第4レンズ群中の前記少なくとも2面
    の接合面の間には、空気レンズが位置することを特徴と
    する請求項1記載の顕微鏡対物レンズ。
  3. 【請求項3】前記第4レンズ群中の接合面のうち、最も
    像側の接合面の曲率半径をR13とし、該最も像側の接
    合面の物体側に位置するレンズを構成する材料の屈折率
    をNL8とするとき、 5E−2<(NL8−1)*fT/R13 < 9E−2 (2) を満足することを特徴とする請求項1または2記載の顕
    微鏡対物レンズ。
  4. 【請求項4】前記第5レンズ群を構成する前記3枚接合
    レンズ中の物体側の接合面の曲率半径をR16とし、前
    記顕微鏡対物レンズの全体の焦点距離をfTとすると
    き、 4 < R16 / fT < 7 (3) を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一
    項記載の顕微鏡対物レンズ。
  5. 【請求項5】前記第5レンズ群と、前記第6レンズ群と
    の光軸上の間隔をD18、前記顕微鏡対物レンズの全体
    の焦点距離をfTとするとき、 7 < D18 / fT < 11 (4) を満足することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一
    項記載の顕微鏡対物レンズ。
  6. 【請求項6】前記第6レンズ群中の最も物体側のレンズ
    面の曲率半径をR19とし、最も像側のレンズ面の曲率
    半径をR22とするとき、 −6 < R19 / R22 < −2 (5) を満足することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一
    項記載の顕微鏡対物レンズ。
  7. 【請求項7】前記第6レンズ群の焦点距離をf6、前記
    顕微鏡対物レンズの全系の焦点距離をfTとするとき、 4 < |f6 / fT| (6) を満足することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一
    項記載の顕微鏡対物レンズ。
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