JPH08136816A - 顕微鏡対物レンズ - Google Patents
顕微鏡対物レンズInfo
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- JPH08136816A JPH08136816A JP6272254A JP27225494A JPH08136816A JP H08136816 A JPH08136816 A JP H08136816A JP 6272254 A JP6272254 A JP 6272254A JP 27225494 A JP27225494 A JP 27225494A JP H08136816 A JPH08136816 A JP H08136816A
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- Japan
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- lens
- lens group
- object side
- group
- meniscus
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 倍率が20倍程度で、NAが大きく、コント
ラストと解像力に優れ、広視野にわたって像面が極めて
平坦なアポクロマート級の顕微鏡対物レンズ。 【構成】 物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分
を有する正屈折力の第1レンズ群G1、第1レンズ群G
1を通る物体からの射出光束を発散光束として射出させ
る負レンズ、正レンズ、負レンズの接合レンズからなる
第2レンズ群G2、発散光束を収斂光束に変換する正屈
折力の第3レンズ群G3、物体側に凸面を向けた接合メ
ニスカスレンズからなる第4レンズ群G4、物体側に凹
面を向けた接合メニスカスレンズからなる第5レンズ群
G5にて構成され、第1レンズ群G1の最像側面と第2
レンズ群G2の最物体側面のそれぞれの曲率半径の比を
規定した条件と、第3レンズ群G3の屈折力を規定した
条件を満足する。
ラストと解像力に優れ、広視野にわたって像面が極めて
平坦なアポクロマート級の顕微鏡対物レンズ。 【構成】 物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分
を有する正屈折力の第1レンズ群G1、第1レンズ群G
1を通る物体からの射出光束を発散光束として射出させ
る負レンズ、正レンズ、負レンズの接合レンズからなる
第2レンズ群G2、発散光束を収斂光束に変換する正屈
折力の第3レンズ群G3、物体側に凸面を向けた接合メ
ニスカスレンズからなる第4レンズ群G4、物体側に凹
面を向けた接合メニスカスレンズからなる第5レンズ群
G5にて構成され、第1レンズ群G1の最像側面と第2
レンズ群G2の最物体側面のそれぞれの曲率半径の比を
規定した条件と、第3レンズ群G3の屈折力を規定した
条件を満足する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡対物レンズに関
し、特に、倍率が20倍程度で、開口数が大きく、しか
も、コントラストと解像力に優れ、広視野にわたって像
面が極めて平坦なアポクロマート級の顕微鏡対物レンズ
に関する。
し、特に、倍率が20倍程度で、開口数が大きく、しか
も、コントラストと解像力に優れ、広視野にわたって像
面が極めて平坦なアポクロマート級の顕微鏡対物レンズ
に関する。
【0002】
【従来の技術】後記する本発明の顕微鏡対物レンズに最
も近い従来技術として、特開平5−119264号の対
物レンズがある。これは、倍率が20倍、開口数(N
A)が0.7〜0.8であり、レンズの構成としては、
物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分を含み最像
面側が像側に凸面を向けた正屈折力の第1レンズ群、物
体側に凹面を向けたメニスカス形状で第1レンズ群を通
る物体からの射出光束を発散光束として射出させる負屈
折力の第2レンズ群、この発散光束を収斂光束に変換す
る第3レンズ群、物体側に凸面を向けたメニスカス形状
で負屈折力の第4レンズ群、物体側に凹面を向けたメニ
スカス形状で弱い屈折力の第5レンズ群からなってい
る。
も近い従来技術として、特開平5−119264号の対
物レンズがある。これは、倍率が20倍、開口数(N
A)が0.7〜0.8であり、レンズの構成としては、
物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ成分を含み最像
面側が像側に凸面を向けた正屈折力の第1レンズ群、物
体側に凹面を向けたメニスカス形状で第1レンズ群を通
る物体からの射出光束を発散光束として射出させる負屈
折力の第2レンズ群、この発散光束を収斂光束に変換す
る第3レンズ群、物体側に凸面を向けたメニスカス形状
で負屈折力の第4レンズ群、物体側に凹面を向けたメニ
スカス形状で弱い屈折力の第5レンズ群からなってい
る。
【0003】また、本発明の顕微鏡対物レンズの仕様と
は全く異なるが、レンズの構成において類似している従
来技術として、特開平6−160720号のものがあ
る。これは、倍率が40倍で、NAは1.0であり、レ
ンズの構成としては、物体側から順に、平凸レンズと物
体側に強い凹面を向けたメニスカスレンズとの接合レン
ズを有する正屈折力の第1レンズ群、負レンズ、正レン
ズ、負レンズの3枚接合からなる第2レンズ群、接合レ
ンズを有する第3レンズ群、像側に強い凹面を向けた接
合メニスカスレンズからなる第4レンズ群、物体側に強
い凹面を向け負レンズと正レンズの接合メニスカスレン
ズからなる第5レンズ群からなっている。
は全く異なるが、レンズの構成において類似している従
来技術として、特開平6−160720号のものがあ
る。これは、倍率が40倍で、NAは1.0であり、レ
ンズの構成としては、物体側から順に、平凸レンズと物
体側に強い凹面を向けたメニスカスレンズとの接合レン
ズを有する正屈折力の第1レンズ群、負レンズ、正レン
ズ、負レンズの3枚接合からなる第2レンズ群、接合レ
ンズを有する第3レンズ群、像側に強い凹面を向けた接
合メニスカスレンズからなる第4レンズ群、物体側に強
い凹面を向け負レンズと正レンズの接合メニスカスレン
ズからなる第5レンズ群からなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術の特開
平5−119264号のものは、性能上では問題はな
い。しかし、後記するように、これとは構成の異なる本
発明のような負レンズ、正レンズ、負レンズの3枚接合
レンズを用いても同等の性能が得られる。また、本発明
のような構成にすると、レンズ群中のレンズ成分を少な
くすることも可能である(接合レンズ、単レンズを1成
分とする)。また、特開平6−160720号のもの
は、NAが大きいため軸上性能重視で軸外性能があまり
良くない。その理由は、第2レンズ群及び第3レンズ群
の光線高を上げていないので、ペッツバール和が悪く、
像面湾曲が大きいためである。
平5−119264号のものは、性能上では問題はな
い。しかし、後記するように、これとは構成の異なる本
発明のような負レンズ、正レンズ、負レンズの3枚接合
レンズを用いても同等の性能が得られる。また、本発明
のような構成にすると、レンズ群中のレンズ成分を少な
くすることも可能である(接合レンズ、単レンズを1成
分とする)。また、特開平6−160720号のもの
は、NAが大きいため軸上性能重視で軸外性能があまり
良くない。その理由は、第2レンズ群及び第3レンズ群
の光線高を上げていないので、ペッツバール和が悪く、
像面湾曲が大きいためである。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、倍率が20倍程度で、NAが
大きく、しかも、コントラストと解像力に優れ、広視野
にわたって像面が極めて平坦なアポクロマート級の顕微
鏡対物レンズを提供することである。
ものであり、その目的は、倍率が20倍程度で、NAが
大きく、しかも、コントラストと解像力に優れ、広視野
にわたって像面が極めて平坦なアポクロマート級の顕微
鏡対物レンズを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の顕微鏡対物レンズは、物体側から順に、物体側に凹
面を向けたメニスカスレンズ成分を有する正屈折力の第
1レンズ群、前記第1レンズ群を通る物体からの射出光
束を発散光束として射出させる負レンズ、正レンズ、負
レンズの接合レンズからなる第2レンズ群、前記発散光
束を収斂光束に変換する正屈折力の第3レンズ群、物体
側に凸面を向けた接合メニスカスレンズからなる第4レ
ンズ群、物体側に凹面を向けた接合メニスカスレンズか
らなる第5レンズ群にて構成され、次の各条件を満足す
ることを特徴とするものである。 (1) −0.3<R1 /R2 <0.7 (2) 0.2<f/f3 <0.5 ただし、R1 、R2 、f、f3 は、それぞれ、第1レン
ズ群の最も像側の曲率半径、第2レンズ群の最も物体側
の曲率半径、全系の焦点距離、第3レンズ群の焦点距離
である。
明の顕微鏡対物レンズは、物体側から順に、物体側に凹
面を向けたメニスカスレンズ成分を有する正屈折力の第
1レンズ群、前記第1レンズ群を通る物体からの射出光
束を発散光束として射出させる負レンズ、正レンズ、負
レンズの接合レンズからなる第2レンズ群、前記発散光
束を収斂光束に変換する正屈折力の第3レンズ群、物体
側に凸面を向けた接合メニスカスレンズからなる第4レ
ンズ群、物体側に凹面を向けた接合メニスカスレンズか
らなる第5レンズ群にて構成され、次の各条件を満足す
ることを特徴とするものである。 (1) −0.3<R1 /R2 <0.7 (2) 0.2<f/f3 <0.5 ただし、R1 、R2 、f、f3 は、それぞれ、第1レン
ズ群の最も像側の曲率半径、第2レンズ群の最も物体側
の曲率半径、全系の焦点距離、第3レンズ群の焦点距離
である。
【0007】また、別の発明の顕微鏡対物レンズは、F
B 、Dをそれぞれ全系の後側焦点位置、全系の第1面か
ら最終面までの全長とするとき、さらに、 (3) −0.46<FB /D<−0.2 の条件を満足するものである。
B 、Dをそれぞれ全系の後側焦点位置、全系の第1面か
ら最終面までの全長とするとき、さらに、 (3) −0.46<FB /D<−0.2 の条件を満足するものである。
【0008】
【作用】以下、上記構成を採用した理由と作用について
説明する。一般的に、像面湾曲や非点収差、コマ収差等
の軸外収差を良好に補正するためには、対物レンズの最
像側に、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ形状の
レンズと物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ形状の
レンズを配置する方法がある。
説明する。一般的に、像面湾曲や非点収差、コマ収差等
の軸外収差を良好に補正するためには、対物レンズの最
像側に、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ形状の
レンズと物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ形状の
レンズを配置する方法がある。
【0009】次に、このようなレンズ群のみでは負の屈
折力が足りない場合があり、特開平5−119264号
では、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負屈折力
の第2レンズ群を有しているが、本発明では、第2レン
ズ群に、負レンズ、正レンズ、負レンズの3枚接合レン
ズを配置し、この接合レンズの2つの接合面の負屈折力
により、球面収差、軸上の色収差、コマ収差を良好に補
正し、また、ペッツバール和を小さくしている。また、
特開平6−160720号では、第2レンズ群に同じよ
うな3枚接合レンズを配置しているが、この3枚接合レ
ンズでは光線高を上げないため、ペッツバール和を小さ
くできず、像面湾曲が大きい。本発明では、第2レンズ
群の3枚接合レンズの接合面で特開平6−160762
0号の場合よりもさらに大きく光線高を上げ、ペッツバ
ール和を小さくし、軸外性能を良くしている。第2レン
ズ群で光線高を上げているため、第2レンズ群を射出す
る光線は発散光束となっている。これが収斂光束である
場合、第2レンズ群の正屈折力が強くなりすぎ、球面収
差、像面湾曲を補正できなくなる。
折力が足りない場合があり、特開平5−119264号
では、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負屈折力
の第2レンズ群を有しているが、本発明では、第2レン
ズ群に、負レンズ、正レンズ、負レンズの3枚接合レン
ズを配置し、この接合レンズの2つの接合面の負屈折力
により、球面収差、軸上の色収差、コマ収差を良好に補
正し、また、ペッツバール和を小さくしている。また、
特開平6−160720号では、第2レンズ群に同じよ
うな3枚接合レンズを配置しているが、この3枚接合レ
ンズでは光線高を上げないため、ペッツバール和を小さ
くできず、像面湾曲が大きい。本発明では、第2レンズ
群の3枚接合レンズの接合面で特開平6−160762
0号の場合よりもさらに大きく光線高を上げ、ペッツバ
ール和を小さくし、軸外性能を良くしている。第2レン
ズ群で光線高を上げているため、第2レンズ群を射出す
る光線は発散光束となっている。これが収斂光束である
場合、第2レンズ群の正屈折力が強くなりすぎ、球面収
差、像面湾曲を補正できなくなる。
【0010】第2レンズ群の後には上記発散光束を収斂
光束に変換する正屈折力の第3レンズ群を配置する。光
線高は、第3レンズ群で最も大きく、第4レンズ群の最
像側面に向かって小さくなって行き、第4レンズ群の最
像側面の負の屈折力によりペッツバール和を小さくし、
軸外収差を補正している。その後、第5レンズ群の物体
側に凹面を向けた接合メニスカスレンズにより像面湾
曲、色収差を補正する。
光束に変換する正屈折力の第3レンズ群を配置する。光
線高は、第3レンズ群で最も大きく、第4レンズ群の最
像側面に向かって小さくなって行き、第4レンズ群の最
像側面の負の屈折力によりペッツバール和を小さくし、
軸外収差を補正している。その後、第5レンズ群の物体
側に凹面を向けた接合メニスカスレンズにより像面湾
曲、色収差を補正する。
【0011】そして、前記条件(1)、(2)は共に、
前述の各レンズ群の働きを効果的に行わせるためのもの
である。第1レンズ群を通る物体からの射出光束を発散
光束として射出させる第2レンズ群の2つの接合面の負
屈折力を有効に働かせるために、前記条件(1)を設定
している。さらに、前記発散光束を収斂させるために条
件(2)を満たす第3レンズ群を配置してある。
前述の各レンズ群の働きを効果的に行わせるためのもの
である。第1レンズ群を通る物体からの射出光束を発散
光束として射出させる第2レンズ群の2つの接合面の負
屈折力を有効に働かせるために、前記条件(1)を設定
している。さらに、前記発散光束を収斂させるために条
件(2)を満たす第3レンズ群を配置してある。
【0012】条件(1)は、第1レンズ群の最像側面と
第2レンズ群の最物体側面のそれぞれの曲率半径の比を
規定したものである。上限の0.7を越えると、第2レ
ンズ群を通過する光線高が上がって像面湾曲が補正しや
すくなるが、球面収差だけでなくコマ収差も補正し難く
なる。下限の−0.3を越えると、第2レンズ群を通過
する光線高が上がらないので、像面湾曲が補正できなく
なる。
第2レンズ群の最物体側面のそれぞれの曲率半径の比を
規定したものである。上限の0.7を越えると、第2レ
ンズ群を通過する光線高が上がって像面湾曲が補正しや
すくなるが、球面収差だけでなくコマ収差も補正し難く
なる。下限の−0.3を越えると、第2レンズ群を通過
する光線高が上がらないので、像面湾曲が補正できなく
なる。
【0013】条件(2)は、第3レンズ群の屈折力を規
定したもので、上限の0.5を越えると、第3レンズ群
の屈折力が大きくなりすぎ、球面収差の補正ができなく
なり、その下限の0.2を越えると、屈折力が小さくな
りすぎ、光線が収束されず第4レンズ群以降での収差補
正ができなくなる。また、望ましくは、その下限を0.
25にすると、収差補正上より好ましい。
定したもので、上限の0.5を越えると、第3レンズ群
の屈折力が大きくなりすぎ、球面収差の補正ができなく
なり、その下限の0.2を越えると、屈折力が小さくな
りすぎ、光線が収束されず第4レンズ群以降での収差補
正ができなくなる。また、望ましくは、その下限を0.
25にすると、収差補正上より好ましい。
【0014】さらに、前記収斂光束を第4レンズ群と第
5レンズ群からなるいわゆるガウスタイプのような対称
性のあるレンズ構成で良好に収差を補正できるよう、条
件(3)を設定してある。条件(3)は、後側焦点位置
の範囲を規定したもので、球面収差や非点収差、コマ収
差を良好に補正するために規定された条件である。すな
わち、前述のように、ガウスタイプの第4レンズ群、第
5レンズ群で収差を補正するためには、後側焦点位置は
条件(3)の範囲にある必要がある。
5レンズ群からなるいわゆるガウスタイプのような対称
性のあるレンズ構成で良好に収差を補正できるよう、条
件(3)を設定してある。条件(3)は、後側焦点位置
の範囲を規定したもので、球面収差や非点収差、コマ収
差を良好に補正するために規定された条件である。すな
わち、前述のように、ガウスタイプの第4レンズ群、第
5レンズ群で収差を補正するためには、後側焦点位置は
条件(3)の範囲にある必要がある。
【0015】条件(3)の上限の−0.2を越えると、
第2レンズ群、第3レンズ群の光線高が大きくなってし
まい、球面収差等の補正が難しくなってしまう。そし
て、下限の−0.46を越えると、第4レンズ群の最像
側面と第5レンズ群の最物体側での軸外主光線の光線高
が大きくなってしまい、コマ収差の対称性が悪化してし
まう。また、非点収差も大きく開いてしまう。なお、望
ましくは、その下限を−0.45、さらには−0.4に
すると、よりコマ収差、非点収差が補正でき、好まし
い。
第2レンズ群、第3レンズ群の光線高が大きくなってし
まい、球面収差等の補正が難しくなってしまう。そし
て、下限の−0.46を越えると、第4レンズ群の最像
側面と第5レンズ群の最物体側での軸外主光線の光線高
が大きくなってしまい、コマ収差の対称性が悪化してし
まう。また、非点収差も大きく開いてしまう。なお、望
ましくは、その下限を−0.45、さらには−0.4に
すると、よりコマ収差、非点収差が補正でき、好まし
い。
【0016】なお、第1レンズ群は、2成分とすると軸
上の色収差、倍率の色収差を補正できる。また、3レン
ズ群は、発散光束を収斂光束に変換する働きをするの
で、接合レンズではなく単レンズでもよい。
上の色収差、倍率の色収差を補正できる。また、3レン
ズ群は、発散光束を収斂光束に変換する働きをするの
で、接合レンズではなく単レンズでもよい。
【0017】
【実施例】次に、本発明の顕微鏡対物レンズの実施例1
〜5について説明する。数値データは後記するが、実施
例1〜5のレンズ構成を示す断面図を図1〜図5に示
す。
〜5について説明する。数値データは後記するが、実施
例1〜5のレンズ構成を示す断面図を図1〜図5に示
す。
【0018】実施例1、2、3は油浸系の対物レンズで
あり、油浸系にするために設けた平行平面板Pをレンズ
系の物体側に有し(なお、この平行平面板Pと第1レン
ズ群G1の前面との間の空気凸レンズによって、ペッツ
バール和を小さく抑えている。)、第1レンズ群G1
は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、及び、
実施例1は両凹レンズと両凸レンズの接合レンズの2群
からなり、実施例2、3は物体側に凸面を向けた負メニ
スカスレンズと両凸レンズの接合レンズの2群からな
る。第2レンズ群G2は、実施例1は物体側に凸面を向
けた負メニスカスレンズと両凸レンズと物体側に凹面を
向けた負メニスカスレンズの接合レンズからなり、実施
例2、3は両凹レンズと両凸レンズと物体側に凹面を向
けた負メニスカスレンズの接合レンズからなる。第3レ
ンズ群G3は、実施例1、3は両凸レンズ、実施例2は
ほぼ平凸レンズ1枚からなり、第4レンズ群G4は実施
例1、2、3共に両凸レンズと両凹レンズの接合レンズ
からなり、第5レンズ群G5は、実施例1、2、3共に
凹平レンズと平凸レンズの接合レンズ1枚からなってい
る。
あり、油浸系にするために設けた平行平面板Pをレンズ
系の物体側に有し(なお、この平行平面板Pと第1レン
ズ群G1の前面との間の空気凸レンズによって、ペッツ
バール和を小さく抑えている。)、第1レンズ群G1
は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、及び、
実施例1は両凹レンズと両凸レンズの接合レンズの2群
からなり、実施例2、3は物体側に凸面を向けた負メニ
スカスレンズと両凸レンズの接合レンズの2群からな
る。第2レンズ群G2は、実施例1は物体側に凸面を向
けた負メニスカスレンズと両凸レンズと物体側に凹面を
向けた負メニスカスレンズの接合レンズからなり、実施
例2、3は両凹レンズと両凸レンズと物体側に凹面を向
けた負メニスカスレンズの接合レンズからなる。第3レ
ンズ群G3は、実施例1、3は両凸レンズ、実施例2は
ほぼ平凸レンズ1枚からなり、第4レンズ群G4は実施
例1、2、3共に両凸レンズと両凹レンズの接合レンズ
からなり、第5レンズ群G5は、実施例1、2、3共に
凹平レンズと平凸レンズの接合レンズ1枚からなってい
る。
【0019】実施例4、5は乾燥系の対物レンズであ
る。第1レンズ群G1は、物体に凹面を向けた負メニス
カスレンズ、及び、両凹レンズ、両凸レンズの接合レン
ズの2群からなり、第2レンズ群G2は、実施例4はほ
ぼ平凹レンズと両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズの接合レンズ、実施例5は物体側に凸面
を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズと物体側に凹
面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズ1枚からな
る。第3レンズ群G3は、実施例4、5共に両凸レンズ
1枚からなり、第4レンズ群G4は、何れの実施例も両
凸レンズと両凹レンズの接合レンズ1枚からなる。第5
レンズ群G5は、何れの実施例も凹平レンズと平凸レン
ズの接合レンズ1枚からなっている。
る。第1レンズ群G1は、物体に凹面を向けた負メニス
カスレンズ、及び、両凹レンズ、両凸レンズの接合レン
ズの2群からなり、第2レンズ群G2は、実施例4はほ
ぼ平凹レンズと両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズの接合レンズ、実施例5は物体側に凸面
を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズと物体側に凹
面を向けた負メニスカスレンズの接合レンズ1枚からな
る。第3レンズ群G3は、実施例4、5共に両凸レンズ
1枚からなり、第4レンズ群G4は、何れの実施例も両
凸レンズと両凹レンズの接合レンズ1枚からなる。第5
レンズ群G5は、何れの実施例も凹平レンズと平凸レン
ズの接合レンズ1枚からなっている。
【0020】なお、この実施例1〜3は、後記するよう
に、倍率が20倍と低倍であるにもかかわらず油浸系を
採用している。この理由は、油浸系を用いると、NAが
大きなレンズが設計しやすいことと、倍率を低倍から高
倍へ変換して行くとき、高倍は油浸系を採用せざるを得
ないが、低倍に乾燥系を採用すると、乾燥系と油浸系が
混在し、オイルの供給、拭き取りの取り扱いが面倒にな
るので、低倍にも油浸系を採用した方が望ましいからで
ある。
に、倍率が20倍と低倍であるにもかかわらず油浸系を
採用している。この理由は、油浸系を用いると、NAが
大きなレンズが設計しやすいことと、倍率を低倍から高
倍へ変換して行くとき、高倍は油浸系を採用せざるを得
ないが、低倍に乾燥系を採用すると、乾燥系と油浸系が
混在し、オイルの供給、拭き取りの取り扱いが面倒にな
るので、低倍にも油浸系を採用した方が望ましいからで
ある。
【0021】以下に、各実施例のレンズデータを示す
が、記号は、βは倍率、NAは開口数、fは全系の合成
焦点距離、FB は全系の後側焦点位置、f3 は第3レン
ズ群G3の焦点距離、Dは全系の第1面から最終面まで
の全長であり、WDは作動距離である。また、r1 、r
2 …は物体側から順に示した平行平面板Pを含む各レン
ズ面の曲率半径、d1 、d2 …は物体側から順に示した
平行平面板Pを含む各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…
は物体側から順に示した平行平面板Pを含む各レンズの
d線の屈折率、νd1、νd2…は物体側から順に示した平
行平面板Pを含む各レンズのアッベ数である。なお、油
浸液のd線の屈折率nd は1.51548 、そのアッベ数は4
3.10 としている。
が、記号は、βは倍率、NAは開口数、fは全系の合成
焦点距離、FB は全系の後側焦点位置、f3 は第3レン
ズ群G3の焦点距離、Dは全系の第1面から最終面まで
の全長であり、WDは作動距離である。また、r1 、r
2 …は物体側から順に示した平行平面板Pを含む各レン
ズ面の曲率半径、d1 、d2 …は物体側から順に示した
平行平面板Pを含む各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…
は物体側から順に示した平行平面板Pを含む各レンズの
d線の屈折率、νd1、νd2…は物体側から順に示した平
行平面板Pを含む各レンズのアッベ数である。なお、油
浸液のd線の屈折率nd は1.51548 、そのアッベ数は4
3.10 としている。
【0022】 実施例1 β=20×,NA=0.78,f=9,FB =-10.322 ,f3 =26.191, D=45.032,WD=0.1795 r1 = ∞ d1 = 0.3000 nd1 =1.51633 νd1 =64.15 r2 = ∞ d2 = 0.2005 r3 = -3.7926 d3 = 4.1186 nd2 =1.67790 νd2 =55.33 r4 = -5.1806 d4 = 0.2000 r5 = -23.0710 d5 = 1.5367 nd3 =1.67790 νd3 =55.33 r6 = 95.2294 d6 = 4.4067 nd4 =1.43875 νd4 =94.97 r7 = -6.4145 d7 = 0.6000 r8 = 39.2810 d8 = 1.4000 nd5 =1.81554 νd5 =44.36 r9 = 12.2695 d9 = 6.6000 nd6 =1.43875 νd6 =94.97 r10= -9.0500 d10= 1.6500 nd7 =1.61340 νd7 =43.84 r11= -16.6912 d11= 0.3000 r12= 37.2715 d12= 4.4000 nd8 =1.43875 νd8 =94.97 r13= -16.0151 d13= 1.1247 r14= 21.3076 d14= 4.5000 nd9 =1.49700 νd9 =81.61 r15= -241.4279 d15= 4.2454 nd10=1.52944 νd10=51.72 r16= 10.1537 d16= 4.0500 r17= -10.0015 d17= 1.4000 nd11=1.52944 νd11=51.72 r18= ∞ d18= 4.0000 nd12=1.58144 νd12=40.75 r19= -12.5697 (1) R1 /R2 = -0.163 (2) f/f3 = 0.342 (3) FB /D = -0.229 。
【0023】 実施例2 β=20×,NA=0.8 ,f=9,FB =-20.749 ,f3 =30.504, D=46.488,WD=0.19 r1 = ∞ d1 = 0.3000 nd1 =1.51633 νd1 =64.15 r2 = ∞ d2 = 0.2005 r3 = -2.8891 d3 = 4.0481 nd2 =1.78650 νd2 =50.00 r4 = -4.0061 d4 = 0.2000 r5 = 11.7273 d5 = 1.5367 nd3 =1.65160 νd3 =58.52 r6 = 7.4925 d6 = 4.4067 nd4 =1.43875 νd4 =94.97 r7 = -7.4754 d7 = 0.6000 r8 = -23.3058 d8 = 1.4000 nd5 =1.77250 νd5 =49.60 r9 = 10.8632 d9 = 6.6000 nd6 =1.43875 νd6 =94.97 r10= -7.0609 d10= 1.6500 nd7 =1.61340 νd7 =43.84 r11= -11.5548 d11= 0.3000 r12=-12417.8732 d12= 4.4000 nd8 =1.43875 νd8 =94.97 r13= -13.3707 d13= 1.1247 r14= 14.8867 d14= 4.6000 nd9 =1.49700 νd9 =81.61 r15= -23.0942 d15= 2.7109 nd10=1.52944 νd10=51.72 r16= 9.9980 d16= 6.9709 r17= -9.1019 d17= 1.4000 nd11=1.52944 νd11=51.72 r18= ∞ d18= 4.0000 nd12=1.58144 νd12=40.75 r19= -11.4265 (1) R1 /R2 = 0.321 (2) f/f3 = 0.297 (3) FB /D = -0.446 。
【0024】 実施例3 β=20×,NA=0.8 ,f=9,FB =-18.412 ,f3 =25.832, D=46.636,WD=0.19 r1 = ∞ d1 = 0.3000 nd1 =1.51633 νd1 =64.15 r2 = ∞ d2 = 0.2005 r3 = -3.1666 d3 = 4.0688 nd2 =1.78650 νd2 =50.00 r4 = -3.8676 d4 = 0.2000 r5 = 15.9039 d5 = 1.5367 nd3 =1.67790 νd3 =55.33 r6 = 8.5247 d6 = 4.4067 nd4 =1.43875 νd4 =94.97 r7 = -6.3458 d7 = 0.6000 r8 = -11.5378 d8 = 1.4000 nd5 =1.78650 νd5 =50.00 r9 = 12.1990 d9 = 6.6000 nd6 =1.43875 νd6 =94.97 r10= -7.5802 d10= 1.6500 nd7 =1.61340 νd7 =43.84 r11= -11.2729 d11= 0.3000 r12= 41.5094 d12= 4.6000 nd8 =1.43875 νd8 =94.97 r13= -15.0637 d13= 0.9247 r14= 14.2262 d14= 4.9000 nd9 =1.49700 νd9 =81.61 r15= -21.1144 d15= 4.1483 nd10=1.52944 νd10=51.72 r16= 9.0474 d16= 5.4000 r17= -8.6271 d17= 1.4000 nd11=1.52944 νd11=51.72 r18= ∞ d18= 4.0000 nd12=1.58144 νd12=40.75 r19= -11.1232 (1) R1 /R2 = 0.55 (2) f/f3 = 0.351 (3) FB /D = -0.395 。
【0025】 実施例4 β=20×,NA=0.7 ,f=9,FB =-14.438 ,f3 =24.132, D=46.305,WD=0.5848 r1 = -3.3589 d1 = 4.1119 nd1 =1.67790 νd1 =55.33 r2 = -4.3971 d2 = 0.2000 r3 = -521.9687 d3 = 1.5367 nd2 =1.67790 νd2 =55.33 r4 = 18.5753 d4 = 5.0028 nd3 =1.43875 νd3 =94.97 r5 = -6.8136 d5 = 0.6000 r6 = 1862.3460 d6 = 1.4000 nd4 =1.78650 νd4 =55.00 r7 = 11.4130 d7 = 6.6000 nd5 =1.43875 νd5 =94.97 r8 = -9.8182 d8 = 1.6500 nd6 =1.61340 νd6 =43.84 r9 = -14.9455 d9 = 0.3000 r10= 24.0417 d10= 4.4000 nd7 =1.43875 νd7 =94.97 r11= -17.8644 d11= 1.5539 r12= 24.9184 d12= 4.6000 nd8 =1.49700 νd8 =81.61 r13= -16.0709 d13= 4.1251 nd9 =1.52944 νd9 =51.72 r14= 9.3935 d14= 4.8248 r15= -9.4162 d15= 1.4000 nd10=1.52944 νd10=51.72 r16= ∞ d16= 4.0000 nd11=1.58144 νd11=40.75 r17= -11.4021 (1) R1 /R2 = -0.0036 (2) f/f3 = 0.369 (3) FB /D = -0.3111 。
【0026】 実施例5 β=20×,NA=0.7 ,f=9,FB =-12.189 ,f3 =24.07 , D=43.914,WD=0.7322 r1 = -3.7674 d1 = 4.1096 nd1 =1.67790 νd1 =55.33 r2 = -5.1415 d2 = 0.2000 r3 = -239.3204 d3 = 1.5367 nd2 =1.67790 νd2 =55.33 r4 = 18.5753 d4 = 5.3713 nd3 =1.43875 νd3 =94.97 r5 = -6.9191 d5 = 0.6000 r6 = 38.4394 d6 = 1.4000 nd4 =1.78650 νd4 =55.00 r7 = 11.4130 d7 = 6.6000 nd5 =1.43875 νd5 =94.97 r8 = -9.8182 d8 = 1.6500 nd6 =1.61340 νd6 =43.84 r9 = -16.3553 d9 = 0.3000 r10= 19.4476 d10= 4.4000 nd7 =1.43875 νd7 =94.97 r11= -21.5164 d11= 0.4453 r12= 24.2620 d12= 4.6000 nd8 =1.49700 νd8 =81.61 r13= -16.0709 d13= 2.9834 nd9 =1.52944 νd9 =51.72 r14= 8.3353 d14= 4.3178 r15= -8.2331 d15= 1.4000 nd10=1.52944 νd10=51.72 r16= ∞ d16= 4.0000 nd11=1.58144 νd11=40.75 r17= -10.5446 (1) R1 /R2 = -0.18 (2) f/f3 = 0.378 (3) FB /D = -0.2776 。
【0027】上記実施例1〜5は何れも対物レンズから
の射出光が平行光束となる無限遠補正型の対物レンズで
あり、それ自身では結像しない。そこで、例えば以下に
示す数値データを有し、図6にレンズ断面を示す結像レ
ンズと組み合わせて使用される。ただし、数値データ
中、r1'、r2'…は物体側から順に示した各レンズ面の
曲率半径、d1'、d2'…は物体側から順に示した各レン
ズ面間の間隔、nd1' 、nd2' …は物体側から順に示し
た各レンズのd線の屈折率、νd1' 、νd2' …は物体側
から順に示した各レンズのアッベ数である。
の射出光が平行光束となる無限遠補正型の対物レンズで
あり、それ自身では結像しない。そこで、例えば以下に
示す数値データを有し、図6にレンズ断面を示す結像レ
ンズと組み合わせて使用される。ただし、数値データ
中、r1'、r2'…は物体側から順に示した各レンズ面の
曲率半径、d1'、d2'…は物体側から順に示した各レン
ズ面間の間隔、nd1' 、nd2' …は物体側から順に示し
た各レンズのd線の屈折率、νd1' 、νd2' …は物体側
から順に示した各レンズのアッベ数である。
【0028】 r1'= 68.7541 d1'= 7.7321 nd1'=1.48749 νd1'=70.20 r2'= -37.5679 d2'= 3.4742 nd2'=1.80610 νd2'=40.95 r3'= -102.8477 d3'= 0.6973 r4'= 84.3099 d4'= 6.0238 nd3'=1.83400 νd3'=37.16 r5'= -50.7100 d5'= 3.0298 nd4'=1.64450 νd4'=40.82 r6'= 40.6619 。
【0029】この場合、実施例1〜5の対物レンズと図
6の結像レンズの間の間隔は50mm〜170mmの間
の何れの位置でもよいが、この間隔を107mmとした
場合の実施例1〜5の収差図をそれぞれ図7〜図11に
示す。ただし、これら収差図において、(a)は球面収
差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差、(d)はコ
マ収差を示す。なお、上記間隔が50mm〜170mm
の間で107mm以外の位置においてもほぼ同様の収差
状況を示す。
6の結像レンズの間の間隔は50mm〜170mmの間
の何れの位置でもよいが、この間隔を107mmとした
場合の実施例1〜5の収差図をそれぞれ図7〜図11に
示す。ただし、これら収差図において、(a)は球面収
差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差、(d)はコ
マ収差を示す。なお、上記間隔が50mm〜170mm
の間で107mm以外の位置においてもほぼ同様の収差
状況を示す。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
レンズ構成がコンパクトであり、倍率が20倍程度で、
NAが0.7〜0.8と大きい顕微鏡対物レンズにおい
て、解像力とコントラストに優れ、広視野にわたって像
面を極めて平坦にすることができる。
レンズ構成がコンパクトであり、倍率が20倍程度で、
NAが0.7〜0.8と大きい顕微鏡対物レンズにおい
て、解像力とコントラストに優れ、広視野にわたって像
面を極めて平坦にすることができる。
【図1】本発明の顕微鏡対物レンズの実施例1のレンズ
断面図である。
断面図である。
【図2】実施例2のレンズ断面図である。
【図3】実施例3のレンズ断面図である。
【図4】実施例4のレンズ断面図である。
【図5】実施例5のレンズ断面図である。
【図6】各実施例の顕微鏡対物レンズと共に用いる結像
レンズの1例のレンズ断面図である。
レンズの1例のレンズ断面図である。
【図7】実施例1の球面収差、非点収差、歪曲収差、コ
マ収差を示す収差図である。
マ収差を示す収差図である。
【図8】実施例2の球面収差、非点収差、歪曲収差、コ
マ収差を示す収差図である。
マ収差を示す収差図である。
【図9】実施例3の球面収差、非点収差、歪曲収差、コ
マ収差を示す収差図である。
マ収差を示す収差図である。
【図10】実施例4の球面収差、非点収差、歪曲収差、
コマ収差を示す収差図である。
コマ収差を示す収差図である。
【図11】実施例5の球面収差、非点収差、歪曲収差、
コマ収差を示す収差図である。
コマ収差を示す収差図である。
G1…第1レンズ群 G2…第2レンズ群 G3…第3レンズ群 G4…第4レンズ群 G5…第5レンズ群 P …平行平面板
Claims (2)
- 【請求項1】 物体側から順に、物体側に凹面を向けた
メニスカスレンズ成分を有する正屈折力の第1レンズ
群、前記第1レンズ群を通る物体からの射出光束を発散
光束として射出させる負レンズ、正レンズ、負レンズの
接合レンズからなる第2レンズ群、前記発散光束を収斂
光束に変換する正屈折力の第3レンズ群、物体側に凸面
を向けた接合メニスカスレンズからなる第4レンズ群、
物体側に凹面を向けた接合メニスカスレンズからなる第
5レンズ群にて構成され、次の各条件を満足することを
特徴とする顕微鏡対物レンズ。 (1) −0.3<R1 /R2 <0.7 (2) 0.2<f/f3 <0.5 ただし、R1 、R2 、f、f3 は、それぞれ、第1レン
ズ群の最も像側の曲率半径、第2レンズ群の最も物体側
の曲率半径、全系の焦点距離、第3レンズ群の焦点距離
である。 - 【請求項2】 請求項1の顕微鏡対物レンズにおいて、
FB 、Dをそれぞれ全系の後側焦点位置、全系の第1面
から最終面までの全長とするとき、 (3) −0.46<FB /D<−0.2 の条件を満足することを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6272254A JPH08136816A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 顕微鏡対物レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6272254A JPH08136816A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 顕微鏡対物レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08136816A true JPH08136816A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17511288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6272254A Withdrawn JPH08136816A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 顕微鏡対物レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08136816A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN114002837A (zh) * | 2021-09-08 | 2022-02-01 | 南京康烨光学技术有限公司 | 一种显微镜物镜 |
-
1994
- 1994-11-07 JP JP6272254A patent/JPH08136816A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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