JP3335391B2 - 高倍率顕微鏡対物レンズ - Google Patents

高倍率顕微鏡対物レンズ

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JP3335391B2 JP31170392A JP31170392A JP3335391B2 JP 3335391 B2 JP3335391 B2 JP 3335391B2 JP 31170392 A JP31170392 A JP 31170392A JP 31170392 A JP31170392 A JP 31170392A JP 3335391 B2 JP3335391 B2 JP 3335391B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高倍率顕微鏡対物レン
ズに関し、特に、高倍率、高開口数を有し、像面の平坦
性が良く、アポクロマートの性能を持つ液浸系顕微鏡対
物レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡対物レンズにおいて、高開口数
(NA)化による解像力の向上は必要不可欠の仕様であ
り、従来から多くの提案がなされてきている。例えば、
特開昭61−275813号のものは、NA1.4であ
り、かつ、色収差が非常に良く補正されている。しか
し、像面の平坦性に欠けている。
【0003】また、特願平3−303407号のもの
は、像面の平坦性は確保されているが、わずかではある
が残存色収差があり、また、NAがやや足りない。
【0004】特公昭38−24630号のものは、後述
する本発明の構成とやや似ているが、色収差が完全に補
正されていないこと、また、NAが1.25と小さい点
で問題がある。
【0005】本発明の構成と最も似ているのが特願平4
−234796号のものであるが、近紫外域まで収差補
正を行っているためと、水浸系の対物レンズであるため
に、NAが小さい。したがって、光線高をあまり高くせ
ずにレンズ構成ができ、物体側近くのレンズの厚さが比
較的薄くなり、像側(本発明では、第4レンズ群以降)
近くのレンズの肉厚、空気間隔を厚くすることができ
る。このため、本発明における第5レンズ群に相当する
レンズへの入射光線高を、その前の群のレンズの正屈折
力を強くしなくても、低くできるため、第5レンズ群ま
でで十分な像面湾曲の補正ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、油浸系の高N
A顕微鏡対物レンズには、以下のような問題点があっ
た。
【0007】 先玉の形状は平面で、凹面にできない
ために、像面湾曲をとり難い。これを補うために、先玉
を接合レンズとして、接合面でペッツバール和を負側に
動かすレンズ構成があるが、色収差補正等を考慮する
と、接合面での屈折率差を大きくすることができず、効
果はあるが、全体の像面湾曲の補正としては不十分であ
り、レンズ構成上工夫が必要となる。
【0008】 NAが大きくなると、光線高が高くな
る。顕微鏡対物レンズには、物体面から対物レンズ胴付
までの距離に制限がある。光線高が高くなると、レンズ
の縁厚を確保するためには、レンズの中心厚を厚くしな
ければならず、上記制限のために構成するレンズ枚数に
も制限が出て、収差補正を難しくする。光線高を無理に
低く抑えようとすると、光線の屈折面が大きくなり、高
次収差が発生しやすくなり、トータルの収差補正が難し
くなる。また、高倍率顕微鏡対物レンズでは、像側のレ
ンズを射出する光線高が低いので、物体側のレンズから
光線高を低く抑えると、像面湾曲を小さくするために
は、凹面に入射する光線をさらに低くし、負の屈折力を
強くしなければならない。このため、凹面で発生する高
次収差も増え、トータルの収差を小さくすることができ
なくなる。
【0009】従来例では、特開昭61−275813号
のごとく、NAが大きく色収差は良好に補正されている
が、像面湾曲が大きい発明、特願平4−234796
号、特願平3−303407号のように、色収差、像面
湾曲は良好に補正されているが、NAが小さい発明があ
る。しかし、NAが大きく、色収差も像面湾曲も良好に
補正されている例はない。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、NA1.4という高開口数を
持ち、球面収差、色収差、像面湾曲を良好に補正できる
構成にした高倍率アポクロマート顕微鏡対物レンズを提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の高倍率顕微鏡対物レンズは、物体側から順に、平凸
レンズ又は像側に強い凸面を向けた接合面を有する平凸
レンズの第1レンズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G
2、接合レンズを含む第3レンズ群G3、物体側に凸面
を向けた正屈折力のメニスカスレンズを含む第4レンズ
群G4、負の屈折力の第5レンズ群G5、像側に凸面を
向けた接合メニスカスレンズを含む第6レンズ群G6か
ら構成され、以下の条件を満足することを特徴とするも
のである。 (1’)|f5 /f|<4.4 (2) |f6 /f|>15 ただし、f5 、f6 、fはそれぞれ第5レンズ群G5、
第6レンズ群G6、対物レンズ全系の焦点距離である。
本発明のもう1つの高倍率顕微鏡対物レンズは、物体側
から順に、平凸レンズ又は像側に強い凸面を向けた接合
面を有する平凸レンズの第1レンズ群G1、正屈折力の
第2レンズ群G2、接合レンズを含む第3レンズ群G
3、物体側に凸面を向けた正屈折力のメニスカスレンズ
を含む第4レンズ群G4、負の屈折力の第5レンズ群G
5、像側に凸面を向けた接合メニスカスレンズを含む第
6レンズ群G6から構成され、以下の条件(1)、
(2)を満足し、前記第2レンズ群G2を構成する正レ
ンズの少なくとも1枚が以下の条件(3)を満足し、前
記第3レンズ群G3中に以下の条件(4)を満足する正
屈折力のレンズを少なくとも3個以上含むことを特徴と
するものである。 (1) |f5 /f|<5 (2) |f6 /f|>15 (3) ν2P>70 (4) ν3P>70 ただし、f5 、f6 、fはそれぞれ第5レンズ群G5、
第6レンズ群G6、対物レンズ全系の焦点距離、ν2P
第2レンズ群G2中に含まれる正レンズのアッベ数、ν
3Pは第3レンズ群G3中に含まれる正レンズのアッベ数
である。
【0012】(1) |f5 /f|<5 (2) |f6 /f|>15 ただし、f5 、f6 、fはそれぞれ第5レンズ群G5、
第6レンズ群G6、対物レンズ全系の焦点距離である。
【0013】
【作用】以下、上記構成を採用した理由と作用について
説明する。本発明の高倍率顕微鏡対物レンズは、上記し
たように、物体側から順に、平凸レンズ又は像側に強い
凸面を向けた接合面を有する平凸レンズの第1レンズ群
G1、正屈折力の第2レンズ群G2、接合レンズと含む
第3レンズ群G3、物体側に凸面を向けた正屈折力のメ
ニスカスレンズを含む第4レンズ群G4、負の屈折力の
第5レンズ群G5、像側に凸面を向けた接合メニスカス
レンズを含む第6レンズ群G6から構成されていること
を特徴としている。
【0014】第1群G1は、平凸レンズ又は像側に強い
凸面を向けた接合面を有する平凸レンズであり、凸面の
曲率は不遊条件を満足し、球面収差の発生を抑えてい
る。
【0015】第2群G2は正屈折力を持ち、光線の発散
を小さくして第3群G3へ導く。
【0016】第3群G3は、接合レンズを使用すること
によって、球面収差、色収差の補正をする。
【0017】第4群G4は、物体側に凸面を向けた正屈
折力のメニスカスレンズにより、光線高を大きく引き下
げる。これによって、第5群G5以降の凹面の負の屈折
力を強くすることができるため、ペッツバール和を大き
く正にすることができる。ペッツバール和を正に持って
くるために、レンズ後群に物体側に凸面を向けたメニス
カスレンズと像側に凸面を向けたメニスカスレンズを組
み合わせた、いわゆるガウスタイプの構成をとった顕微
鏡対物レンズは、特開昭61−275813号、特願平
3−303407号等、数多く発明されているが、開口
数1.4と大きくなると、ガウスタイプでは十分な像面
の平坦性が得られず、無理に平坦性を確保しようとする
と、球面収差、色収差が多く発生する。高開口数を持つ
顕微鏡対物レンズで、球面収差、色収差を良好に補正
し、かつ、像面の平坦性を確保するためには、本発明の
ように諸収差の発生をできるだけ少なく光線高を下側に
下げるレンズ群と、ペッツバール和を正にする負レンズ
群が必要になる。
【0018】第5レンズ群G5は、上記に示したごと
く、強い負の屈折力を持つレンズによってペッツバール
和を正に持って行き、像面湾曲を補正する。下記の条件
を満たすことによって、諸収差は良好に補正される。 (1) |f5 /f|<5 ただし、f5 、fはそれぞれ第5レンズ群G5、対物レ
ンズ全系の焦点距離である。
【0019】上記(1)の条件の上限である5を越える
と、第5レンズ群G5の負屈折力が弱くなり、ペッツバ
ール和を正の方向に大きく動かすことが難しくなり、像
面の平坦性が悪くなる。これを、第6レンズ群G6で補
正するには、光線を急激に上げて平行に射出するように
しなければならないために、第6レンズ群G6での凹面
も凸面も屈折力を強くしなければならない。しかし、こ
のようにすると、第6レンズ群G6のレンズ面での球面
収差、コマ収差の発生が多くなるために、収差補正が困
難となる。なお、上記条件の代わりに、以下の条件
(1’)を満足するようにしてもよい。 (1’)|f5 /f|<4.4
【0020】第6レンズ群G6は、像側に凸面を向けた
接合メニスカスレンズにより、像面湾曲と倍率色収差を
補正している。物体側の凹面での光線高は第4レンズ群
G4によって下げられているために、凹面の曲率を小さ
くでき、ペッツバール和を正に動かすことができる。以
下の条件を満たすことによって、諸収差を補正すること
ができる。 (2) |f6 /f|>15 ただし、f6 は第6レンズ群G6の焦点距離である。
【0021】上記(2)の条件の下限である15を越え
ると、f6 <0のとき、第6レンズ群G6の正屈折力が
強くなり、ペッツバール和を正に動かすことが難しくな
る。f6 <0のとき、第6レンズ群G6の負屈折力が強
くなるが、第6群G6の物体側に向いている凹面の曲率
が小さくなるので、発生する収差の量が多くなり、球面
収差、コマ収差等の補正が難しくなる。
【0022】さらに、以下の構成、条件を加えることに
よって、さらに良好に諸収差を補正することができる。
【0023】第2レンズ群G2は、正屈折力を持ち光線
の発散を小さくし、第3レンズ群G3に光線を導くの
で、色収差をさらに良好に補正するためには、第2レン
ズ群G2を構成する正レンズの少なくとも1枚は、以下
の条件と満たすことが望ましい。 (3) ν2P>70 ただし、ν2Pは第2レンズ群G2中に含まれる正レンズ
のアッベ数である。
【0024】第3レンズ群G3では、諸収差の補正のた
めに接合レンズを用いているが、特に色収差をさらに良
好に補正するために、凸凹凸の3枚接合レンズを用いる
ことが有効である。また、以下の条件を満足する正屈折
力のレンズを第3レンズ群G3中に少なくとも3個以上
含むことによっても、色収差をさらに良好に補正するこ
とができる。 (4) ν3P>70 ただし、ν3Pは第3レンズ群G3中に含まれる正レンズ
のアッベ数である。
【0025】正メニスカスレンズを含む第4レンズ群G
4は、正屈折力によって光線を引き下げ、第5レンズ群
G5、第6レンズ群G6でペッツバール和を正に持て行
きやすくしているが、以下の条件を第4レンズ群G4が
満足することによって、さらに良好に像面湾曲を含めた
諸収差を補正することができる。 (5) 5<f4 /f<20 ただし、f4 、fはそれぞれ第4レンズ群G4、対物レ
ンズ全系の焦点距離である。
【0026】(5)の条件の下限の5を越えると、第4
レンズ群G4での正の屈折力が強くなりすぎ、球面収
差、コマ収差、色収差の発生が多くなり、他の群で収差
補正ができなくなる。上限の20を越えると、第4レン
ズ群G4の正の屈折力が弱くなり、第5群G5へ向かう
光線の光線高が低くならず、第5群G5、第6群G6で
ペッツバール和を正に動かすことが難しくなり、像面湾
曲を補正することが困難になる。
【0027】
【実施例】次に、本発明の高倍率顕微鏡対物レンズの実
施例1、2について説明する。各実施例のレンズデータ
は後記するが、実施例1、2のレンズ構成図をそれぞれ
図1、図2に示す。各群の構成については、第1レンズ
群G1が、実施例1では、平凸レンズとメニスカスレン
ズの接合レンズからなる平凸レンズからなり、実施例2
では、平凸レンズ1枚からなる。第2レンズ群G2は、
実施例1では、両凸レンズからなり、実施例2では、像
側に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚からなる。第
3レンズ群G3は、実施例1では、両凸レンズ、両凹レ
ンズ、両凸レンズの3枚接合レンズと、両凸レンズと、
物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、両凸レン
ズ、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズの3枚接合
レンズからなり、実施例2では、両凸レンズ、両凹レン
ズ、両凸レンズの3枚接合レンズと、物体側に凸面を向
けた負メニスカスレンズ、両凸レンズ、像側に凸面を向
けた負メニスカスレンズの3枚接合レンズからなる。第
4レンズ群G4は、実施例1、2共、両凸レンズと両凹
レンズの接合レンズからなっている。第5レンズ群G5
は、実施例1では、両凹レンズ、実施例2では、物体側
に凸面を向けた負メニスカスレンズからなっている。第
6レンズ群G6は、実施例1、2共に、両凹レンズと両
凸レンズの接合レンズからなっている。
【0028】以下に各実施例のレンズデータを示すが、
記号は、上記の他、r1 、r2 …は物体側から順に示し
た各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は物体側から順
に示した各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は物体側か
ら順に示した各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は
物体側から順に示した各レンズのアッベ数である。
【0029】実施例1、2共に、焦点距離f=1.8m
m、倍率=100×、開口数NA=1.4である。な
お、何れも油浸系であり、カバーガラス厚さは0.17
mm、その屈折率、アッベ数はそれぞれnd =1.52
1、νd =56.02であり、使用するオイルの屈折率
とアッベ数はそれぞれnd =1.51548、νd =4
3.1として設計してある。また、カバーガラスから対
物レンズ第1面までの作動距離は、何れの実施例も0.
11mmである。
【0030】実施例1 r1 = ∞ d1 = 0.3950 nd1 =1.51633 νd1 =64.15 r2 = -1.6683 d2 = 3.5448 nd2 =1.78650 νd2 =50.00 r3 = -2.9250 d3 = 0.0953 r4 = 275.3248 d4 = 4.0500 nd3 =1.45600 νd3 =90.31 r5 = -7.4685 d5 = 0.1406 r6 = 14.0876 d6 = 4.7006 nd4 =1.45600 νd4 =90.31 r7 = -13.2198 d7 = 1.0000 nd5 =1.78650 νd5 =50.00 r8 = 13.2328 d8 = 6.5500 nd6 =1.43389 νd6 =95.15 r9 = -10.7963 d9 = 0.1000 r10= 44.9580 d10= 2.7002 nd7 =1.49700 νd7 =81.61 r11= -28.1850 d11= 0.4000 r12= 22.2836 d12= 1.4000 nd8 =1.64450 νd8 =40.82 r13= 6.5970 d13= 6.9872 nd10=1.43389 νd10=95.15 r14= -20.1360 d14= 1.1000 nd11=1.61340 νd11=43.84 r15= -402.2765 d15= 0.1000 r16= 6.2551 d16= 6.3000 nd12=1.49700 νd12=81.61 r17= -7.4000 d17= 1.3500 nd13=1.49831 νd13=65.03 r18= 10.9935 d18= 1.9366 r19= -6.2656 d19= 1.0000 nd14=1.50847 νd14=60.83 r20= 4.0200 d20= 1.5000 r21= -3.5244 d21= 0.9500 nd15=1.61340 νd15=43.84 r22= 35.9857 d22= 2.0298 nd16=1.80518 νd16=25.43 r23= -6.1809 (1) |f5 /f|=2.59 (2) |f6 /f|=6673 (3) ν2P =90.31 (4) ν3P =90.31 , 95.15 , 81.61 , 95.1
5 (5) f4 /f =10.6
【0031】実施例2 r1 = ∞ d1 = 3.5907 nd1 =1.51633 νd1 =64.15 r2 = -2.4903 d2 = 0.0953 r3 = -17.9716 d3 = 4.3131 nd2 =1.56907 νd2 =71.30 r4 = -6.5645 d4 = 0.1000 r5 = -87.9947 d5 = 3.0675 nd3 =1.72342 νd3 =37.95 r6 = -25.7689 d6 = 0.1406 r7 = 9.5978 d7 = 5.6000 nd4 =1.43389 νd4 =95.15 r8 = -654.1610 d8 = 1.0000 nd5 =1.79952 νd5 =42.24 r9 = 7.2613 d9 = 7.8000 nd6 =1.43389 νd6 =95.15 r10= -11.8192 d10= 0.1368 r11= 11.0217 d11= 1.4000 nd7 =1.83400 νd7 =37.16 r12= 7.0321 d12= 6.9952 nd8 =1.43389 νd8 =95.15 r13= -8.5430 d13= 1.1000 nd9 =1.64450 νd9 =40.82 r14=-2595.3289 d14= 0.1000 r15= 5.6838 d15= 4.7717 nd10=1.56907 νd10=71.30 r16= -11.6183 d16= 1.3500 nd11=1.64450 νd11=40.82 r17= 7.0244 d17= 1.3190 r18= 49.7404 d18= 1.0000 nd12=1.72916 νd12=54.68 r19= 3.2440 d19= 1.6000 r20= -2.8414 d20= 0.9500 nd13=1.61340 νd13=43.84 r21= 34.6279 d21= 1.9000 nd14=1.80518 νd14=25.43 r22= -4.9690 (1) |f5 /f|=2.67 (2) |f6 /f|=63.5 (3) ν2P =71.3 (4) ν3P =95.15 , 95.15 , 95.15 (5) f4 /f =14.25
【0032】上記各実施例の対物レンズは、例えば以下
に示すレンズデータを有し、図3にレンズ断面を示す結
像レンズと組み合わせて用いられる。ただし、データ
中、r1'、r2'…は物体側から順に示した各レンズ面の
曲率半径、d1'、d2'…は物体側から順に示した各レン
ズ面間の間隔、nd1' 、nd2' …は物体側から順に示し
た各レンズのd線の屈折率、νd1' 、νd2' …は物体側
から順に示した各レンズのアッベ数である。
【0033】 r1'= 68.7541 d1'= 7.7321 nd1'=1.48749 νd1'=70.20 r2'= -37.5679 d2'= 3.4742 nd2'=1.80610 νd2'=40.95 r3'= -102.8477 d3'= 0.6973 r4'= 84.3099 d4'= 6.0238 nd3'=1.83400 νd3'=37.16 r5'= -50.7100 d5'= 3.0298 nd4'=1.64450 νd4'=40.82 r6'= 40.6619 。
【0034】この場合、実施例1、2の対物レンズと図
3の結像レンズの間の間隔は50mm〜170mmの間
の何れの位置でもよいが、この間隔を100mmとした
場合についの実施例1、2の球面収差、非点収差、OS
C’(倍率色収差を表すコンラディのOSC’)、コマ
収差を表す収差図をそれぞれ図4、図5に示す(非点収
差は像高13.25まで、コマ収差は像高7.95の値
を示す。)。なお、上記間隔が50mm〜170mmの
間で100mm以外の位置においてもほぼ同様の収差状
況を示す。
【0035】
【発明の効果】本発明によると、NA1.4と大きな開
口数を持ちながら、球面収差、色収差、像面湾曲等の諸
収差が良好に補正された高倍率アポクロマートの顕微鏡
対物レンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の高倍率顕微鏡対物レンズの
レンズ断面図である。
【図2】実施例2のレンズ断面図である。
【図3】各実施例の対物レンズと共に用いる結像レンズ
のレンズ断面図である。
【図4】実施例1の球面収差、非点収差、OSC’、コ
マ収差を表す収差図である。
【図5】実施例2の球面収差、非点収差、OSC’、コ
マ収差を表す収差図である。
【符号の説明】
G1…第1レンズ群 G2…第2レンズ群 G3…第3レンズ群 G4…第4レンズ群 G5…第5レンズ群 G6…第6レンズ群

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、平凸レンズ又は像側に
    強い凸面を向けた接合面を有する平凸レンズの第1レン
    ズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、接合レンズを
    含む第3レンズ群G3、物体側に凸面を向けた正屈折力
    のメニスカスレンズを含む第4レンズ群G4、負の屈折
    力の第5レンズ群G5、像側に凸面を向けた接合メニス
    カスレンズを含む第6レンズ群G6から構成され、以下
    の条件を満足することを特徴とする高倍率顕微鏡対物レ
    ンズ (1’) |f5 /f|<4.4 (2) |f6 /f|>15 ただし、f5 、f6 、fはそれぞれ第5レンズ群G5、
    第6レンズ群G6、対物レンズ全系の焦点距離である。
  2. 【請求項2】 物体側から順に、平凸レンズ又は像側に
    強い凸面を向けた接合面を有する平凸レンズの第1レン
    ズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、接合レンズを
    含む第3レンズ群G3、物体側に凸面を向けた正屈折力
    のメニスカスレンズを含む第4レンズ群G4、負の屈折
    力の第5レンズ群G5、像側に凸面を向けた接合メニス
    カスレンズを含む第6レンズ群G6から構成され、以下
    の条件(1)、(2)を満足し、 前記第2レンズ群G2を構成する正レンズの少なくとも
    1枚が以下の条件(3)を満足し、前記第3レンズ群G
    3中に以下の条件(4)を満足する正屈折力のレンズを
    少なくとも3個以上含むことを特徴とする高倍率顕微鏡
    対物レンズ。(1) |f 5 /f|<5 (2) |f 6 /f|>15 (3) ν2P>70 (4) ν3P>70 ただし、 5 、f 6 、fはそれぞれ第5レンズ群G5、
    第6レンズ群G6、対物レンズ全系の焦点距離、ν2P
    第2レンズ群G2中に含まれる正レンズのアッベ数、ν
    3Pは第3レンズ群G3中に含まれる正レンズのアッベ数
    である。
  3. 【請求項3】 前記第4レンズ群G4が以下の条件
    (5)を満足することを特徴とする請求項1記載の高倍
    率顕微鏡対物レンズ。 (5) 5<f4 /f<20 ただし、f4 は第4レンズ群G4の焦点距離である。
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