JPH11217545A - 床用つや出し剤組成物 - Google Patents

床用つや出し剤組成物

Info

Publication number
JPH11217545A
JPH11217545A JP2444298A JP2444298A JPH11217545A JP H11217545 A JPH11217545 A JP H11217545A JP 2444298 A JP2444298 A JP 2444298A JP 2444298 A JP2444298 A JP 2444298A JP H11217545 A JPH11217545 A JP H11217545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
floor
weight
film
vinyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2444298A
Other languages
English (en)
Inventor
Mihoko Inaba
美穂子 稲葉
Taiji Hori
泰治 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2444298A priority Critical patent/JPH11217545A/ja
Publication of JPH11217545A publication Critical patent/JPH11217545A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面への光沢性が高く、乾燥後の皮膜が洗剤
で容易に取り除くことができ、割れなどを生じない床用
つや出し剤組成物を提供すること。 【解決手段】 ビニル系の乳化共重合体のポリマーエマ
ルションを含有する床用つや出し剤組成物において、該
ビニル系乳化共重合体を構成するモノマーが(a)スチ
レン及び/またはメタクリル酸メチルと、(b)メタク
リル酸を必須成分として含み、(a)が全モノマー量に
対して25重量%〜65重量%、(b)が全モノマー量
に対して8〜15重量%、残りが共重合可能なその他の
エチレン性不飽和単量体からなり、且つ、該ビニル性乳
化共重合体のガラス転移温度が15℃以下である水性ポ
リマーエマルションを含有する床用つや出し剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床の保護や、美観維
持のための艶付与を目的とした床用つや出し剤組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】家屋の床材には従来、畳、カーペット等
の素材が多く使用されていたが、近年、畳やカーペット
に由来するハウスダストやダニ等が、アレルギーを引き
起こし易いと言った点から、ビニル床タイル、ビニル床
シート等のプラスチック系床材、フローリング等の木質
系床材の材質が増加している。特に、木質系の床材は、
インテリア性が高いこともあり好まれる傾向にある。し
かしながら、木質系床材は、通常表面を化粧や保護のた
めに塗装してあるが、歩行や家具の移動等に伴い傷が発
生することから、本来持っていた艶が低下する傾向にあ
った。
【0003】そこで、傷の発生を防止すると共に、艶を
回復するための手入れ剤として、ワックス製品が使用さ
れてきた。ワックス製品は、カルナバ等のロウ状物質を
主成分とするものと、合成樹脂ポリマーを主成分とする
ものに二分される。前者は床面に塗布後バフ仕上げをし
て光沢を出すものであり手数がかかる上、形成皮膜が親
油性のため汚れが吸着しやすいという欠点が認められて
いた。この欠点を解決するため後者が上市された。この
ものは塗布後乾燥により合成樹脂が光沢皮膜を形成する
ので、手軽ではあるが、形成皮膜が前者より強いため、
除去に際しては専用の剥離剤を使用する必要があった。
【0004】この床用つや出し剤組成物の代表的なもの
としては、ヒールマーク性に富み、耐久性に優れている
ものとして、特開昭49−1458号、特公昭63−4
50号、特公昭63−54317号、特開平4−154
878号公報で開示しているエチレン性不飽和単量体か
らなる共重合エマルションを用いた組成が提案されてい
る。更に、艶出しと洗浄を一度に行える床用洗浄つや出
し剤が上市された。この洗浄と艶出しを同時に行えるも
のとしては、特公昭44−24407号、特開昭53−
26804号、特開平4−224810号公報に開示さ
れている。
【0005】これらは、光沢性能の高い樹脂エマルショ
ンとエチレン性不飽和カルボン酸単量体を共重合させた
アルカリ可溶性樹脂エマルションを併用したり、芳香族
ビニル単量体にエチレン性不飽和単量体を共重合させた
ポリマーエマルションからなる組成物が提案されてい
る。これらは、このポリマーエマルションを水性媒体中
に分散させ、さらに洗浄性界面活性剤、洗浄補助剤及び
溶剤等を加えたものである。しかしこれらの剤は、優れ
た光沢及び耐久性を有する物は皮膜の剥離ができなかっ
たり、皮膜の割れ等が生じる。また、洗浄と艶出しを同
時に行えるものは、光沢にやや欠けている等の問題点が
認められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、床面
への光沢性が高く、かつ、乾燥後の皮膜が通常使用され
ている住居用の弱アルカリ洗剤で容易に取り除くことが
でき、割れなどを生じない床用つや出し剤組成物を提供
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、床用つや出し
剤の主成分であるビニル性共重合体を構成するモノマー
を限定することにより、光沢性に優れ、皮膜が容易に剥
離でき、割れのない組成物を見いだし、本発明を完成す
るに至った。即ち、本発明は、ビニル系の乳化共重合体
のポリマーエマルションを含有する床用つや出し剤組成
物において、該ビニル系乳化共重合体を構成するモノマ
ーが(a)スチレン及び/またはメタクリル酸メチル
と、(b)メタクリル酸を必須成分として含み、(a)
が全モノマー量に対して25重量%〜65重量%、
(b)が全モノマー量に対して8〜15重量%、残り
(20〜60重量%相当)が共重合可能なその他のエチ
レン性不飽和単量体からなり、且つ、該ビニル系乳化共
重合体のガラス転移温度が15℃以下である水性ポリマ
ーエマルションを含有する床用つや出し剤組成物であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
詳細に説明する。本発明の組成物は、床に皮膜を形成し
艶を付与するために、特定のポリマーエマルションを有
効成分として含有させる。この特定のポリマーエマルシ
ョンはスチレンまたはメタクリル酸メチルと、メタクリ
ル酸を必須成分としこれら以外の共重合可能なエチレン
性不飽和単量体を用いて水を媒体とする乳化重合法で得
ることができる。エチレン性不飽和単量体の代表的なも
のとしては、ビニルトルエン、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸、イタコン酸、
クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、アクリルアミド、
ジメチルアクリルアミド等が挙げられ、これらのモノマ
ーから適宜選択することができる。
【0009】このポリマーエマルションは水を媒体とす
る乳化重合法で得られるが、得られたポリマーのガラス
転移温度が15℃以下であれば共重合可能なモノマーを
使用することができる。さらに、上記スチレン及び/ま
たはメタクリル酸メチルとメタクリル酸を含む共重合体
エマルションは、スチレン及び/またはメタクリル酸メ
チルのモノマー量が25重量%〜65重量%、メタクリ
ル酸のモノマー量が8〜15重量%を含み、残り20〜
60重量%がその他の共重合可能なモノマーを含めた混
合物から得られたものである。(a)のモノマー量につ
いては25重量%以下では光沢に欠け、65重量%以上
では剥離性が低下する傾向にある。また(b)のメタク
リル酸のモノマー量は8重量%以下では剥離性に欠け、
15重量%以上では耐衝撃性に欠ける。好ましいモノマ
ー構成はスチレン、メタクリル酸メチル、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸ヒドロキシエステル、メタクリル
酸からなる共重合体である。またその他の共重合可能な
モノマーは1種以上の任意の組み合わせで用いることが
できる。該ポリマーエマルションの本発明における床用
艶出し剤組成物中への配合量は、固形分換算で5〜25
重量%好ましくは7〜15重量%が好適である。
【0010】本発明の乳化共重合体エマルションは、水
に不溶・難溶性のビニルモノマーと乳化剤としての界面
活性剤(アニオン又はノニオン系)を分散媒としての水
に加えて乳濁液となし、水溶性重合開始剤により反応温
度40〜90℃にてラジカル重合を行うことによって得
られる。この場合、重合反応は乳化剤のミセル層で開始
され生成した重合体は乳化剤が存在するために安定な懸
濁液(乳濁液又はエマルションと俗称)として得られる
が、本発明ではこの懸濁液(エマルション)状態で使用
することができる。この乳化重合には連鎖移動剤が用い
られている。この連鎖移動剤は、チオグリコール酸エス
テル、ハロゲン化メチル、メルカプタン、ポリメルカプ
タン、ポリハロゲンが用いられるが、好ましくはチオグ
リコール酸エステルが最適である。重合体は、水性媒体
中に20〜60重量%好ましくは30〜50重量%分散
した水性分散体として得られる。
【0011】本発明の乳化共重合体エマルションを構成
する共重合体のガラス転移温度が15℃以下でなければ
ならない。ガラス転移温度が15℃以上では、皮膜の洗
浄拭き取り時の剥離性が悪化し、また耐衝撃性に弱く皮
膜の割れが生じる等の欠点がある。また下限値は特に限
定しないが−100℃以上が好ましい。−100℃以下
では皮膜がべとつき乾燥に長時間を要する等の欠点があ
る。なおガラス転移温度を15℃以下に調整するには重
合時に、ガラス転移温度の低いホモポリマーとなるモノ
マーを選定すること等で得ることができる。ここでガラ
ス転移温度(絶対温度Tg)は下記に示すフォックス式
から求められる。 1/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+……+Wn/Tgn (式中、Tg:共重合体のガラス転移温度(絶対温
度)、Tgn:単量体成分組成nの単独重合体のガラス転
移温度(絶対温度)、Wn :共重合中の成分nの重量分
率)
【0012】また本発明の乳化共重合体エマルションの
pHは6.5〜9が好ましい。メタクリル酸等のエチレ
ン性不飽和カルボン酸を8〜15重量%共重合した場
合、pHは酸性を示し中和する必要がある。中和剤には
限定するものではないが通常使用するアルカリ剤として
は水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化マグネシウム等の一価のアルカリ剤が挙げ
られる。ここでpHは6.5より低いと系の安定性が損
なわれるため好ましくなく、またpHは9以上では重ね
塗り性と塗膜の再分散のバランスが崩れるため好ましく
ない。ここで、本発明の床用艶出し剤組成物中の上記ビ
ニル系の乳化共重合体エマルションの含有量は任意とす
ることができるが、固形分換算で通常5〜25重量%好
ましくは7〜15重量%が好適である。
【0013】本発明の床用艶出し剤組成物は上記ビニル
系の乳化共重合体エマルションを有効成分とするが、さ
らに、耐摩耗性、耐ヒールマーク性を付与する目的で、
その他の高分子エマルションを併用しても構わないが、
光沢及び剥離性を維持するには、上記ビニル性共重合体
エマルションに対して3倍量以下に抑える必要がある。
特に不飽和カルボン酸単量体及び(メタ)アクリル酸
ヒドロキシエステルを共重合してなるビニル系共重合体
エマルションをアルカリ処理して得られるアルカリ可溶
性のハイドロゾルエマルションを含有させることができ
る。また本発明の床用艶出し剤組成物には、水性艶出し
剤に添加される常用成分、例えば、ワックス、界面活性
剤、皮膜形成剤としての親水性溶剤、消泡剤、防腐剤そ
の他の任意成分を添加して調整することができる。
【0014】本発明の床用艶出し剤組成物に添加される
ワックスとしては、ポリオレフィンワックスを含有する
ことができる。ポリオレフィンワックスは、皮膜の撥水
性及び耐水性を向上させる目的で使用するもので、特に
限定するものではないが、具体例としては分子量100
0〜10000のポリエチレンワックス及びその誘導
体、ポリプロピレンワックス及びその誘導体を挙げるこ
とができる。床用つや出し剤組成物中へは、必要に応じ
てエマルションとして使用することができ、含有量は固
形分換算で0.3〜10重量%、好ましくは0.3〜5
重量%が好適である。さらに、滑り易さ抑制効果をより
発現するには、ポリエチレン及び(又は)その誘導体と
ポリプロピレン及び(又は)その誘導体を混合して使用
することが好ましく、その混合比率は、重量で60:4
0〜10:90、好ましくは50:50〜10:90で
ある。
【0015】本発明の床用艶出し剤組成物には、洗浄機
能付与及びレベリング性向上のために、界面活性剤を含
有することができる。界面活性剤としては特に限定する
ものではないが、非イオン系界面活性剤が好ましい。該
非イオン系界面活性剤としては、エチレンオキシド付加
モル数が7〜60のポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル等のエチレンオキシド付
加型の非イオン系界面活性剤が挙げられる。非イオン系
界面活性剤は、つや出し剤組成物に撥水性を付与する効
果も合わせ持っている。該撥水性向上を期待するには、
ポリオキシエチレン長鎖アルキルエーテルタイプの界面
活性剤で、アルキル基の炭素数が10から18、エチレ
ンオキサイド付加モル数が7から40のものが好まし
い。界面活性剤配合量は、0.1〜20重量%、好まし
くは0.2〜10重量%である。
【0016】本発明組成物には、皮膜形成剤として親水
性溶剤を配合することができる。親水性溶剤としては特
に限定するものではないが、アルキレングリコールエー
テル系溶剤が好ましい。特に好ましいものとしては、具
体的には、エチルカルビトール、アセチルエチルカルビ
トール、ブチルカルビトール、アセチルブチルカルビト
ール、テキサノール、ジメチルカルビトール、ジエチル
カルビトール、メチルエチルカルビトールを挙げること
ができる。該親水性溶剤の配合量は3〜20重量%、好
ましくは5〜10重量%が好適である。
【0017】本発明組成物には、必要に応じて他の任意
成分を適量配合することができる。任意成分としては、
レベリング向上剤、可塑剤、消泡剤、防腐剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、香料、色素等がある。なお、これら
任意成分に用いられる化合物は、通常洗浄剤に使用され
るものならばどのようなものでも良く、特に限定される
ものではない。
【0018】本発明組成物では、スチレン、メタクリル
酸メチルの様な屈折率が高いモノマーを選ぶことにより
光沢性を上げ、スチレンまたはメタクリル酸メチルの全
モノマーに対する構成比を限定することにより、フロア
ー材上にできた皮膜形成性が良く、メタクリル酸量の構
成を限定し、さらにTgを15℃以下にする事により剥
離性を向上させ、皮膜の堅さが適度であるので割れなど
がないものができると推測される。本発明の床用つや出
し剤組成物は常法に従い上記各成分を混合することによ
り製造することができる。
【0019】
【実施例】本発明の床用つや出し剤組成物の効果を確認
するために、光沢性、剥離性、ベタ付き性、耐摩耗性、
耐衝撃性の評価を行った。これらの具体的な試験方法は
次のとおりである。
【0020】(1)光沢性試験 30cm四方の黒色塩ビタイルに15ml/m2の試料
を塗布し、1日以上乾燥させた後、光沢度計(HORI
BA製グロスチェッカIG−300)を用いて60度鏡
面光沢度を測定した。
【0021】(2)剥離試験 試料に青色1号を0.5重量%添加し、良く撹拌したも
のを30cm四方の白色塩ビタイルに15ml/m2
布し、1日以上乾燥させた後、弱アルカリ性の住宅用洗
剤15ml塗布し、カナキン布でタイル全体を拭き取
り、タイルに残った青色性を4段階で評価した。 ◎:青色が全くない。 ○:青色がわずかにある。 △:青色がかなりある。 ×:青色が非常に大きい。
【0022】(3)べたつき性試験 75×300mmのフローリング板に15ml/m2
試料を塗布し、十分乾燥させた後、手指へのべたつきを
下記の4段階で評価した。 ◎:べたつきが全くない。 ○:べたつきがわずかにある。 △:べたつきがかなりある。 ×:べたつきが非常に大きい。
【0023】(4)耐衝撃性試験 上記べたつき性評価後の試験片の両端を固定し、試験片
の中央部に、試験片以上の幅を有し加圧部に5mmのR
を有する10mm厚みのプレートを用いて20Kgの圧
力を100回かけた後、皮膜の剥がれ具合を下記の4段
階で評価した。 ◎:皮膜の剥がれが全くない。 ○:皮膜の剥がれがわずかにある。 △:皮膜の剥がれがかなりある。 ×:皮膜の剥がれが非常に大きい。
【0024】実施例1〜4及び比較例1〜3 表1に示すモノマー構成(重量%)からなる混合モノマ
ーを公知の乳化重合法によって共重合して得られたビニ
ル系共重合体の水性ポリマーエマルションに各種配合剤
とともに下記割合(重量%)で添加して床用つや出し剤
組成物を得た。 ・ビニル系共重合体ポリマーエマルション:10%(固
形分換算) ・ポリエチレンワックスエマルション:0.5%(固形
分換算) ・ポリプロピレンワックスエマルション:1.0%(固
形分換算) ・ジエチレングリコールモノエチルエーテル(融合剤
?):6% ・ポリオキシエチレン(30 E.0.)アルキル(C12)エーテル
(界面活性剤):0.5% ・パーフルオロロアルキルカルボン酸(フッ素系界面活
性剤):0.003% ・ジメチルシリコンエマルション(消泡剤):0.03
%(固形分換算) ・香料:0.3% ・防腐剤:適量 ・精製水:バランス それぞれ得られた床用つや出し剤組成物についての光沢
性、剥離性、ベタ付き性、耐摩耗性、耐衝撃性の評価を
行った結果を表1にまとめて示した。
【0025】
【表1】
【0026】表1から明らかな如く、ビニル性共重合体
を構成するモノマーが本発明の範囲にある実施例1〜4
でTgが15℃以下のものは、いずれの評価結果も優れ
た物性を有することが分かる。一方構成するモノマーが
本発明の範囲外にあり、かつTgが15℃以上では、特
に光沢と耐衝撃性が劣っていることが分かる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、床面への光沢性が高
く、乾燥後の皮膜が住居用の弱アルカリ洗剤で容易に取
り除くことができ、割れなどを生じない等の優れた物性
を有する床用つや出し剤組成物として提供することがで
きる。その使用方法としてはスクイズボトル、トリガー
スプレー等により床に直接散布し、雑巾やモップ等の拭
き具で塗布するか、又は雑巾やモップ等に散布した上で
塗布する手作業のメンテナンスに好ましく使用できる。
また高速ポリッシャーを利用した超高速パフがけによる
機械作業のメンテナンスにも利用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニル系乳化共重合体のポリマーエマル
    ションを含有する床用つや出し剤組成物において、該ビ
    ニル系乳化共重合体を構成するモノマーが(a)スチレ
    ン及び/またはメタクリル酸メチルと、(b)メタクリ
    ル酸を必須成分として含み、(a)が全モノマー量に対
    して25重量%〜65重量%、(b)が全モノマー量に
    対して8〜15重量%、残りが共重合可能なその他のエ
    チレン性不飽和単量体からなり、且つ、該ビニル系乳化
    共重合体のガラス転移温度が15℃以下である水性ポリ
    マーエマルションを含有する床用つや出し剤組成物。
JP2444298A 1998-02-05 1998-02-05 床用つや出し剤組成物 Pending JPH11217545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2444298A JPH11217545A (ja) 1998-02-05 1998-02-05 床用つや出し剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2444298A JPH11217545A (ja) 1998-02-05 1998-02-05 床用つや出し剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11217545A true JPH11217545A (ja) 1999-08-10

Family

ID=12138266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2444298A Pending JPH11217545A (ja) 1998-02-05 1998-02-05 床用つや出し剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11217545A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013133416A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Henkel Japan Ltd フロアーポリッシュ用組成物
JP2013133415A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Henkel Japan Ltd フロアーポリッシュ用添加剤
JP2020519720A (ja) * 2017-05-11 2020-07-02 エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド 床洗浄または修復のための組成物および方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013133416A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Henkel Japan Ltd フロアーポリッシュ用組成物
JP2013133415A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Henkel Japan Ltd フロアーポリッシュ用添加剤
JP2020519720A (ja) * 2017-05-11 2020-07-02 エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド 床洗浄または修復のための組成物および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4013607A (en) Self-stripping coating composition
US5356968A (en) Coating agents
AU2002251786B2 (en) Floor cleaner and gloss enhancer
US6548596B1 (en) Polymer compositions
EP2325271B1 (en) Aqueous coating composition
TW201402807A (zh) 用於清潔及塗覆硬表面之無痕製劑
JPS59555B2 (ja) 洗浄剤組成物
EP0246928B1 (en) Floor polishing composition
JPH07278485A (ja) 非除去性で汚染抵抗性の被覆材
JPH11217545A (ja) 床用つや出し剤組成物
JP3913418B2 (ja) 床用処理剤
JP3788709B2 (ja) 床用処理剤
JP5260210B2 (ja) 床用つや出し洗浄剤組成物
JP3283038B2 (ja) 拭取り中性保護配合物(i)
JPS60219274A (ja) 艶出し用水性組成物
JP2005023149A (ja) 床用光沢復元剤組成物およびそれを用いた床構造体、並びにその床面維持管理方法
JPH11217542A (ja) つや出し剤組成物
JPH11217541A (ja) つや出し剤組成物
JPH11217544A (ja) 床用つや出し剤組成物
JPH08507319A (ja) 床保護剤
JPH11217543A (ja) 床用つや出し剤組成物
JP5837817B2 (ja) フロアーポリッシュ用組成物
JP3517050B2 (ja) 床用艶回復剤
JPS6154070B2 (ja)
JPS6020425B2 (ja) 艶出し用組成物