JPH11216592A - ろう付け用アルミニウム材料及び熱交換器の製造方法 - Google Patents

ろう付け用アルミニウム材料及び熱交換器の製造方法

Info

Publication number
JPH11216592A
JPH11216592A JP1445798A JP1445798A JPH11216592A JP H11216592 A JPH11216592 A JP H11216592A JP 1445798 A JP1445798 A JP 1445798A JP 1445798 A JP1445798 A JP 1445798A JP H11216592 A JPH11216592 A JP H11216592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing
aluminum
layer
flux
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1445798A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Miyaji
治彦 宮地
Masami Mori
政己 森
Maki Shimizu
真樹 清水
Kouji Hiragami
浩司 平上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP1445798A priority Critical patent/JPH11216592A/ja
Publication of JPH11216592A publication Critical patent/JPH11216592A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム熱交換器の製造に際して、フラ
ックス使用量の低減と耐食性の向上とを製造の容易な低
コストな手段で実現する。 【解決手段】 芯材層121と、この芯材層121の表
面にクラッドされたろう材層122とからなるアルミニ
ウム板材120を備え、ろう材層122の表面に非腐食
性フラックスと粉末状Znとをバインダーを用いてロー
ルコータ法、噴霧法、浸漬法等により塗布し、表面塗布
層123を形成する。アルミニウム板材120を2枚1
組として最中状に組み合わせてチューブを構成し、フィ
ンと一体ろう付けする。ろう付け時に表面処理層123
の中の粉末状Znがアルミニウム材料の表面に拡散し
て、Zn拡散層(犠牲腐食陽極材の拡散層)を形成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に言って、
ろう付け用アルミニウム材料及びそれを用いたアルミニ
ウム熱交換器の製造方法に関するもので、車両搭載の熱
交換器(空調用の蒸発器や凝縮器、ヒータコア、あるい
はエンジン冷却用ラジエータ等)に用いて好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平9−29487号公報で
は、アルミニウム熱交換器におけるろう付け用アルミニ
ウム材料として、アルミニウム材にクラッドされたろう
材層の表面にフラックスをバインダを用いて被覆(塗
布)することにより、フラックス使用量の低減を図るも
のが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車両搭載の熱
交換器では、冬期に道路凍結防止のために散布される塩
成分が付着する等の過酷な腐食環境の下で使用されるの
で、上記従来技術によると、耐食性が不十分であり、ア
ルミニウム材の腐食によりチューブに貫通孔が開く(孔
食)ことがある。
【0004】このため、アルミニウムに対して電極電位
の低いZnのような犠牲腐食陽極材をチューブの内側面
にクラッドしたり、あるいはチューブの表面に犠牲腐食
陽極材を溶射する等の対策が考えられるが、これらは、
アルミニウム材表面への犠牲腐食陽極材層の形成のため
に特別にクラッド工程や溶射工程を設ける必要があり、
コストアップを招くので、実用的でない。
【0005】本発明は上記点に鑑み、アルミニウム熱交
換器の製造に際して、フラックス使用量の低減と耐食性
の向上とを製造の容易な低コストな手段で実現すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ろう付け用アルミニウム
材料の表面に、非腐食性フラックスと犠牲腐食陽極材と
をバインダーを用いて塗布したことを特徴としている。
これによると、ろう付け用アルミニウム材料の表面に非
腐食性フラックスと犠牲腐食陽極材とを含む表面処理層
(123、24b)が形成されているので、ろう付け時
に表面処理層(123、24b)の中の犠牲腐食陽極材
がアルミニウム材料の表面に拡散して、犠牲腐食陽極材
の拡散層を形成できる。
【0007】そのため、犠牲腐食陽極材の拡散層の形成
のために、特別にクラッド工程や溶射工程を設ける必要
がなく、非腐食性フラックスと犠牲腐食陽極材とを混合
してアルミニウム材料の表面に塗布するだけでよい。そ
れ故、熱交換器等の製造コストを低減できるとともに、
犠牲腐食陽極材の犠牲腐食作用にてチューブ(12、2
4)等の部品の孔食等を良好に防止でき、熱交換器の耐
食性を効果的に向上できる。
【0008】また、非腐食性フラックスと犠牲腐食陽極
材の塗布は、熱交換器の部品のうち、ろう付け性と耐食
性の観点から必要な部品だけに行って、面積の大きいフ
ィン等への塗布は廃止できるから、フラックス使用量を
最小量に低減できる。また、非腐食性フラックスの塗布
をバインダーの働きにより非腐食性フラックスおよび犠
牲腐食陽極材をアルミニウム表面に均一に塗布すること
ができる。
【0009】また、請求項2記載の発明では、芯材層
(121)と、この芯材層(121)の表面にクラッド
されたろう材層(122)とからなるアルミニウム板材
(120)を備え、ろう材層(122)の表面に非腐食
性フラックスと犠牲腐食陽極材とをバインダーを用いて
塗布したことを特徴としている。これによると、芯材層
(121)とろう材層(122)とからなるアルミニウ
ムクラッド材を用いる場合において、請求項1記載の発
明と同様の作用効果を発揮できる。
【0010】また、請求項3記載の発明のように、犠牲
腐食陽極材としては粉末状のZnが好適である。また、
請求項4記載の発明のように、バインダーとして、ろう
付け温度以下の温度で蒸発するアクリル系樹脂を用いれ
ば、バインダーがろう付け時に悪影響を及ぼすことがな
い。
【0011】また、請求項5記載の発明のように、犠牲
腐食陽極材を含有した非腐食性フラックスの塗布量を1
5g/m2 以下とすれば、非腐食性フラックスによるろ
う付け性を確保しつつ、フラックス使用量を低減でき
る。この非腐食性フラックスの使用量低減により、ろう
付け後に熱交換器の表面処理を行う場合でも、熱交換器
の洗浄を不要にすることができる。
【0012】また、請求項6記載の発明のように、犠牲
腐食陽極材の塗布量を0.15g/m2 以上とすれば、
犠牲腐食陽極材の犠牲腐食作用による耐食性向上を良好
に発揮できる。また、請求項7記載の発明では、芯材層
(121)と、この芯材層(121)の表面にクラッド
されたろう材層(122)とからなるアルミニウム板材
(120)を用い、ろう材層(122)の表面に、非腐
食性フラックスと犠牲腐食陽極材とをバインダーを用い
て塗布し、アルミニウム板材(120)を2枚1組とし
て最中状に組み付けることによりチューブ(12)を構
成するとともに、このチューブ(12)とフィン(1
3)とを交互に積層して組付け、この組付体をろう付け
により一体に接合する、アルミニウム熱交換器の製造方
法を特徴としている。
【0013】これによると、2枚のアルミニウム板材
(120)の組み合わせからなるチューブ(12)とフ
ィン(13)との積層構造からなるアルミニウム熱交換
器の製造に際して、請求項1、2と同様の作用効果を発
揮できる。また、請求項8記載の発明では、アルミニウ
ム材料を押し出し加工して断面偏平状の多穴チューブ
(24)を形成し、この多穴チューブ(24)の表面
に、非腐食性フラックスと犠牲腐食陽極材とをバインダ
ーを用いて塗布し、芯材層(25a)とこの芯材層(2
5a)の表面にクラッドされたろう材層(25b)とか
らなるアルミニウム板材でフィン(25)を形成し、多
穴チューブ(24)とフィン(25)とを組付け、この
組付体をろう付けにより一体に接合する、アルミニウム
熱交換器の製造方法を特徴としている。
【0014】これによると、多穴チューブ(24)を用
いて構成されるアルミニウム熱交換器の製造に際して、
請求項1と同様の作用効果を発揮できる。なお、上記各
手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的
手段との対応関係を示すものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)まず、本発明方法を説明する前に、本
発明を適用するアルミニウム熱交換器として、車両用空
調装置の蒸発器を図1により説明すると、蒸発器10は
冷凍サイクルの低圧側の気液2相冷媒を空調空気から吸
熱して蒸発させる熱交換器であって、その熱交換用コア
部11は、チューブ12と波状に折り曲げ加工されたコ
ルゲートフィン13とからなる。チューブ12は周知の
ごとく2枚のアルミニウム板材を1組として最中状に組
み合わせることにより断面偏平状の冷媒通路を構成する
ものである。
【0016】このチューブ12とコルゲートフィン13
とを交互に積層して組付け、この組付体の最も外側には
サイドプレート14を組み付ける。また、本例では、チ
ューブ12を構成する各アルミニウム板材の一端部(図
1の左端部)に椀状のタンク部15を突出成形してお
り、このタンク部15は図1(a)の紙面垂直方向に2
分割されている。すなわち、図1(b)、図2に示すよ
うに、タンク部15は入口側タンク15aと出口側タン
ク15bとに2分割され、チューブ12内の冷媒通路を
図1(b)の矢印Aに示すように、冷媒がUターン状に
流れるようになっている。
【0017】図2は蒸発器10の実際の組付構造を例示
しており、図2の例では、コア部11の積層方向の中間
部位に出入口ジョイント16が配置され、接合されてい
る。出入口ジョイント16の入口パイプ16aが入口側
タンク15aに接続され、出口パイプ16bが出口側タ
ンク15bに接続される。ところで、上記蒸発器10に
おいて、チューブ12を構成するアルミニウム板材12
0は図3に示すように、芯材層121と、ろう材層12
2と、非腐食性フラックスとアルミニウムに対する犠牲
腐食陽極材とを含む表面塗布層123とから構成されて
いる。ここで、芯材層121は例えば、A3003から
なり、この芯材層121の表裏両面に、例えば、A40
45からなるろう材層122をクラッドしている。この
両面クラッド材の板厚は例えば0.6mmである。
【0018】さらに、この両面クラッド材を所定形状
(冷媒通路形成用の凸部、椀状タンク部15等を有する
形状)にプレス成形した後に、両面クラッド材のろう材
層122の表面に非腐食性フラックスと犠牲腐食陽極材
としての粉末状のZnとをバイダーを用いて塗布するこ
とより表面塗布層123を形成している。一方、コルゲ
ートフィン13はろう材をクラッドしてないアルミニウ
ムベア材(例えば、A3003)からなる。コルゲート
フィン13の板厚は例えば0.1mmである。出入口ジ
ョイント16も同様にろう材をクラッドしてないアルミ
ニウムベア材からなる。また、サイドプレート14は最
外側のコルゲートフィン15と接合される片側面のみに
ろう材層をクラッドした片面クラッド材からなり、片面
クラッド材を所定形状にプレス成形した後に、片面クラ
ッド材のろう材層の表面に非腐食性フラックスと犠牲腐
食陽極材としての粉末状のZnとをバイダーを用いて塗
布することより表面塗布層を形成している。従って、サ
イドプレート14は、チューブ12を構成するアルミニ
ウム板材120と同様の表面塗布層を有する構成となっ
ている。
【0019】次に、本実施形態のアルミニウム熱交換器
(蒸発器10)の製造方法について具体的に説明する。 (1)熱交換器の構成部品の成形工程 チューブ12を構成するアルミニウム板材120を前記
両面クラッド材にて前記所定形状にプレス成形する。ま
た、コルゲートフィン13をアルミニウムベア材にて所
定の波形状にプレス成形する。また、サイドプレート1
4を前記片面クラッド材にて前記所定形状にプレス成形
する。さらに、出入口ジョイント16をアルミニウムベ
ア材にて所定形状に形成しておく。 (2)熱交換器の所定部品へのフラックス塗布工程 フラックス塗布液の準備 ・フラックス:フッ化物系の非腐食性フラックスを用い
る。
【0020】具体的には、KAlF4 とK3 AlF6
の混合物(モル比で、KAlF4:90に対してK3
lF6 :10)、あるいはK2 AlF5 を用いる。 ・犠牲腐食陽極材:粉末状のZn ・バインダー:メタクリル酸2−エチルヘキシルを主成
分とするアクリル樹脂を用いる。
【0021】このバインダーはフラックスおよびZnを
アルミニウム表面に一様に付着させるためのものであ
り、そのために塗料のような粘着性をある程度有してお
り、かつろう付け温度より低い温度(例えば、300〜
450°C)で蒸発して、ろう付けの妨げにならないも
のがよい。上記アクリル樹脂はこれらの特性を満足する
ものである。
【0022】・溶剤:イソプロピルアルコールを用い
る。そして、このイソプロピルアルコールに上記非腐食
性フラックス、犠牲腐食陽極材としての粉末状のZn、
およびバインダーの粉末(または粒状物)を混合して混
合溶液を作る。ここで、非腐食性フラックス、粉末状の
Znおよびバインダーはイソプロピルアルコールに均一
に溶け込んだ状態になっている。
【0023】フラックス塗布工程 上記のフラックス塗布液中に、チューブ12を構成する
アルミニウム板材120およびサイドプレート14を常
温下で浸漬して、アルミニウム板材120のろう材層1
22の表面、およびサイドプレート14のろう材層12
2の表面にバインダーを用いて非腐食性フラックスと粉
末状Znの表面塗布層123を形成する。
【0024】ここで、表面塗布層123の塗布方法とし
て、上記のごときフラックス塗布液中への浸漬による塗
布方法の代わりに、アルミニウム板材を複数のローラ間
に通過させながらフラックス塗布液の塗布を行う、ロー
ルコータ法を用いてもよい。なお、上記フラックス塗布
工程において、各部品(120、14)へのフラックス
とZnの付着量は2〜4g/m2 程度がろう付け性の確
保、およびフラックス使用量低減の観点から好ましい。 (3)熱交換器組付工程 上記した各部品を図1、2に示す状態に組付ける。この
組付体の組付状態は図示しない適宜の治具にて保持す
る。 (4)ろう付け工程 上記組付体を治具にて保持してろう付け用加熱炉内に搬
入して、熱交換器の各部品間を一体ろう付けする。
【0025】ここで、ろう付け条件の具体例としては、
ろう付け用加熱炉内雰囲気をN2 ガス(または不活性ガ
ス)雰囲気とし、ろう付け温度を595°C〜600°
Cとし、ろう付け時間を約5分とする。チューブ12を
構成するアルミニウム板材120、およびサイドプレー
ト14の表面に形成された表面塗布層123のうち、バ
インダー成分は上記組付体がろう付け温度まで昇温する
過程において蒸発し、飛散するので、ろう付け作用には
何ら妨げとならない。一方、表面塗布層123のうち、
非腐食性フラックス成分はろう付け温度において溶融状
態(液体状態)となって、各部品間の接合面に均一に行
き渡るので、各部品間の接合面の酸化皮膜の除去並びに
アルミニウム表面の再酸化防止を良好に行うことがで
き、各部品間を良好にろう付けすることができる。
【0026】ところで、本実施形態では、熱交換器組付
工程の後に、組付体の全体にフラックスを塗布するとい
うことをせずに、また、表面積が熱交換器部品の中で最
大となるフィン15にフラックスを塗布せず、比較的表
面積の小さい、フラックス塗布の必要な部品のみ(チュ
ーブ12とサイドプレート14)に対してのみ、それ単
独の状態にてフラックス塗布を行っているから、従来技
術に比してフラックス使用量を大幅に減少できる。
【0027】その結果、ろう付け後のフラックス除去の
ための洗浄工程を廃止できる。また、洗浄工程を実施す
る場合でも、その洗浄(水洗、酸洗い等)工程を著しく
簡略化(短時間化)できる。 (5)表面処理工程 この表面処理は具体的には、例えば、クロメート処理液
中に熱交換器(蒸発器10)を所定時間(例えば、2分
程度)浸漬して、熱交換器表面全体にクロメート処理液
を塗布し、乾燥することにより、熱交換器表面全体にク
ロメート皮膜を形成する。ここで、クロメート皮膜のク
ロム付着量は、例えば、100mg/m 2 程度が好まし
い。このクロメート皮膜の形成により熱交換器の耐食性
を向上させることができる。
【0028】ところで、上記した第1実施形態における
非腐食性フラックス溶液中に、粉末状のZnを混合し、
このZnを混合した非腐食性フラックス溶液を上記の各
部品に塗布して、フラックス被覆層を形成すれば、ろう
付け時の加熱作用によりZnが各部品のアルミニウム表
面に拡散して、Zn拡散層を形成する。このZn拡散層
は芯材に対して電極電位が卑であり、犠牲腐食作用を果
たすため、各部品の耐食性を向上でき、チューブ12等
の孔食防止を図ることができる。
【0029】しかも、Zn拡散層のために、特別にAl
−Zn系材料をクラッドしたり、Znを溶射したりする
工程を設定する必要がなく、粉末状Znを非腐食性フラ
ックス溶液中に混合しているので、非腐食性フラックス
の塗布工程を実施してろう付けするだけでZn拡散層を
形成することができる。従って、簡単な低コストな方法
で、Zn拡散層を形成できる。
【0030】(第2実施形態)図4〜7は第2実施形態
によるアルミニウム熱交換器としての車両空調用凝縮器
20を示しており、凝縮器20は車両用空調装置の冷凍
サイクルにおいて圧縮機(図示せず)から吐出された高
温高圧の過熱ガス冷媒を冷却して凝縮させるものであ
る。
【0031】凝縮器20の構成自体は公知のものである
ので、簡単に説明すると、所定間隔を開けて配置された
第1、第2の一対のヘッダタンク21、22を有し、こ
の第1、第2ヘッダタンク21、22は上下方向に略円
筒状に延びる形状になっている。この第1、第2ヘッダ
タンク21、22の間に熱交換用のコア部23を配置し
ている。
【0032】本例の凝縮器20は、一般にマルチフロー
タイプと称されているものであって、コア部23は第
1、第2ヘッダタンク21、22の間で、水平方向に冷
媒を流す偏平状のチューブ24を上下方向に多数並列配
置し、この多数のチューブ24の間に波状に折り曲げ加
工されたコルゲートフィン25を介在して接合してい
る。ここで、チューブ24は図6に示すように多数の冷
媒通路穴24aをアルミニウムの押し出し加工で成形し
た押し出し多穴偏平チューブである。
【0033】チューブ24の一端部は第1ヘッダタンク
21内に連通し、他端部は第2ヘッダタンク22内に連
通している。そして、第2ヘッダタンク22の上方側に
冷媒の入口側配管ジョイント(冷媒入口部)26を配置
し接合している。また、第2ヘッダタンク22の下方側
に冷媒の出口側配管ジョイント(冷媒出口部)27を配
置し接合している。
【0034】さらに、本例においては、第2ヘッダタン
ク22内において、入口側配管ジョイント26と出口側
配管ジョイント27との間の部位に1枚のセパレータ2
8を配置することにより、第2ヘッダタンク22の内部
を上下方向に2つの空間22a、22bに仕切ってい
る。これにより、入口側配管ジョイント26からの冷媒
を第2ヘッダタンク22の上側空間22aを通してコア
部23の上側半分のチューブ24に流入させた後、冷媒
を第1ヘッダタンク21内でUターンさせてコア部23
の下側半分のチューブ24に流入させ、しかるのち、第
2ヘッダタンク22の下側空間22bを通して冷媒は出
口側配管ジョイント27へ流れるようになっている。
【0035】熱交換用コア部23の上下両側には、断面
コ字形状に成形されたサイドプレート29、30が配置
され、このサイドプレート29、30は最も外側のコル
ゲートフィン25および第1、第2ヘッダタンク21、
22に接合されるものであって、凝縮器20の車体側へ
の取付部材の役割を果たす。第1、第2ヘッダタンク2
1、22は基本的には同一構造であり、図2に示すよう
に第1の凹状部材210、220と第2の凹状部材21
1、221とを接合して、略円筒状の中空タンク形状を
形成するものである。
【0036】第1、第2の凹状部材210、220、2
11、221はいずれもアルミニウム板をプレス成形し
たものであり、第1の凹状部材210、220に設けら
れた偏平状のチューブ挿通穴210a、220aにチュ
ーブ24の端部を挿通している。ところで、上記凝縮器
20の各部品の材質についてより具体的に説明すると、
チューブ24を構成する押し出し多穴チューブの具体的
材質は、例えば、0.4wt%Cu−0.15wt%M
n−残部Alである。この押し出し多穴チューブ24の
表面には図6、7に示すように表面塗布層24bが設け
てある。この表面塗布層24bは第1実施形態と同様
に、非腐食性フラックスと粉末状Znをバインダーを用
いて塗布することにより形成する。
【0037】ここで、押し出し多穴チューブ24はコイ
ル状に巻回された状態から巻き戻して、所定長さ(図4
の左右方向長さ)に切断(定寸切断)されるが、この定
寸切断の加工前に表面塗布層24bの形成(塗布)工程
を実施した方が製造工程の効率化のためには好ましい。
このためには、押し出し多穴チューブ24の押し出し加
工後、もしくは押し出し多穴チューブ24がコイル状の
巻回状態から巻き戻される過程において、チューブ24
の表面に、粉末状Znとバインダーを混合した非腐食性
フラックス溶液をノズル(噴霧器)にて吹き付ける。こ
れにより、チューブ24の定寸切断の加工前に表面塗布
層24bの塗布を行うことができる。
【0038】一方、フィン25はろう材を両面にクラッ
ドしたろうクラッド材からなり、その芯材層25aの具
体的材質は、例えば、1.2wt%Mn−0.15wt
%Cu−2.5wt%Zn−残部Alであり、ろう材
(皮材)層25bの具体的材質は、例えば、A4343
である。なお、フィン25の板厚tは例えば、0.07
mmで、ろう材(皮材)層25bのクラッド厚さ(片
側)は例えば7μmである。
【0039】なお、第1、第2ヘッダタンク21、22
の第1、第2の凹状部材210、220、211、22
1はいずれもフィン25と同様にろう材を両面にクラッ
ドした両面クラッド材からなる。また、サイドプレート
29、30は最外側のコルゲートフィン25および第
1、第2ヘッダタンク21、22と接合される片側面の
みにろう材をクラッドした片面クラッド材からなる。ま
た、入口側配管ジョイント26および出口側配管ジョイ
ント27はろう材をクラッドしてないアルミニウムベア
材からなる。
【0040】そして、第1、第2の凹状部材210、2
20、211、221およびサイドプレート29、30
の表面には、第1実施形態のアルミニウム板材120お
よびサイドプレート14と同様の表面塗布層を形成す
る。ここで、第1、第2の凹状部材210、220、2
11、221およびサイドプレート29、30は、第1
実施形態のアルミニウム板材120およびサイドプレー
ト14と同様に板状の部材であるから、第1実施形態と
同様に浸漬塗布の方法で表面塗布層を形成できる。
【0041】なお、上記の板状部材に対する表面塗布層
の形成を上記押し出し多穴チューブ24における表面塗
布層24bの形成(塗布)と同様にノズル(噴霧器)に
よる吹き付け法で行うこともできる。また、図4に示し
たマルチフロータイプの凝縮器20においては、一方の
ヘッダータンク22に入口側配管ジョイント26と出口
側配管ジョイント27の両方を接合しているが、一方の
ヘッダータンク22に出口側配管ジョイント27のみを
接合し、入口側配管ジョイント26は他方のヘッダータ
ンク21に接合するようにしてもよい。
【0042】また、図4に示したマルチフロータイプの
凝縮器20においては、一対のヘッダータンク21、2
2をそれぞれ2枚の凹状部材210、211と凹状部材
220、221を接合して構成しているが、1枚の両面
クラッド材を円筒状に接合することによりヘッダータン
ク21、22をそれぞれ構成してもよい。 (第3実施形態)図8は第3実施形態によるアルミニウ
ム熱交換器としての車両空調用凝縮器20′であり、こ
の凝縮器20′は一般に、サーペンタイプと称されるも
のである。このサーペンタイプの凝縮器20′において
は、押し出し多穴チューブ24を蛇行状に折り曲げ加工
して、この蛇行状のチューブ24相互の間に波状に折り
曲げ加工されたコルゲートフィン25を配置し、接合し
ている。チューブ24の両端部には冷媒の入口ヘッダー
パイプ21′および出口ヘッダーパイプ22′が接合さ
れる。
【0043】この凝縮器20′においても、押し出し多
穴チューブ24の表面およびヘッダーパイプ21′、2
2′の表面に、上述した非腐食性フラックスと粉末状Z
nをバインダーを用いて塗布することにより表面塗布層
を形成する。 (実験例)図9は本発明方法によるフラックス付着量の
基礎的評価を行うための実験結果を示すもので、使用し
たテストピースは縦:50mm、横:45mm、厚さ:
2mmの平板状のアルミニウム板であり、フラックス塗
布液の組成物は前述の実施形態と同じであり、IPAは
溶剤のイソプロピルアルコールの略称である。塗布液N
o.A1〜A6のいずれにおいても、バインダー量はフ
ラックスとZnの約10%にしている。
【0044】図9の実験では、フラックス塗布液中にテ
ストピースのアルミニウム板を浸漬した場合の、塗布液
全体(フラックス、Zn粉末、バインダー)の付着量、
およびZn単独の付着量を示している。この図9の実験
により、フラックス塗布液の成分比と、塗布液全体の付
着量およびZn単独の付着量との相関を確認できる。次
に、図10は第1実施形態に対応する実験例であり、前
述の図3に示す、チューブ12を構成するアルミニウム
板材120として、Al−1.2Wt%Mn−0.50
Wt%Cuからなる芯材層121と、A4045からな
るろう材層122との両面クラッド材を用いている。こ
の両面クラッド材の板厚は例えば、0.6mmで、ろう
材層122のクラッド厚さ(片側)は例えば、90μm
である。
【0045】一方、コルゲートフィン13を構成するア
ルミニウム板材として、Al−1.2Wt%Mn−0.
15Wt%Cu−2.5Wt%Znを用いている。この
コルゲートフィン13の板材の厚さは0.08mmであ
る。そして、チューブ12を構成するアルミニウム板材
120のろう材層122の表面に、図9の組成からなる
塗布液No.A1〜A6を塗布した場合の付着量を示す
とともに、チューブ12とコルゲートフィン13とのろ
う付け結果を示している。この実験例では、アルミニウ
ム板材120に刷毛塗りにてフラックス塗布をしてい
る。
【0046】実験の結果、サンプルNo.B18および
B19では、アルミニウム板材120へのフラックス付
着量がそれぞれ、0.71g/m2 、0.24g/m2
という少量となり、その結果、チューブ12とコルゲー
トフィン13との接合部のフィレット長さ(接合長さ)
の平均値が0.50mm、0.40mmとなって、現状
の製品(フィレット長さの平均値=0.55mm以上)
よりろう付け性が悪化することが分かった。しかし、そ
の他のサンプルではいずれもろう付け性が良好であるこ
とを確認できた。
【0047】本発明者の実験検討によると、チューブ1
2へのフラックス付着量としては、ろう付け後の洗浄工
程の廃止、あるいは簡略化のために、15g/m2 以下
とすることが好ましいことがわかった。一方、図10の
実験によると、第1実施形態による、ろうクラッドのア
ルミニウム板材120を用いてチューブを構成する熱交
換器10においては、ろう付け性の確保のためには、フ
ラックス付着量を1g/m2 以上にすることが好ましい
ことがわかった。
【0048】ろう付け後のチューブ表面分析は、エネル
ギ分散型X線分析装置による分析結果を示すもので、フ
ラックス塗布液の中に、粉末状Znを混合しているの
で、チューブ表面にZnを拡散させることができる。こ
こで、Znの犠牲腐食効果を有効に発揮させるために
は、Znの拡散量(チューブ表面におけるZn拡散濃
度)を0.5wt%以上に設定するのが好ましく、図1
0の実験によると、いずれのサンプルでもZnの拡散量
をこの基準以上にできることが分かった。
【0049】なお、フィン13の材質には2.5Wt%
Znが含有されているが、このフィン13はチューブ1
2に比して大幅に薄肉であるから、フィン側のZnだけ
では十分なZn拡散量をチューブ表面に形成することは
できない。そこで、上記のごとくチューブ表面における
Zn拡散濃度を0.5wt%以上にするためには、フラ
ックス塗布液によるZn付着量を0.15g/m2 以上
とする必要があることが図9、10の実験結果から分か
った。
【0050】次に、図11は、第2実施形態に対応する
実験例であり、押し出し多穴チューブ24にフラックス
塗布をした場合の付着量と、このフラックス塗布をした
押し出し多穴チューブ24と、両面クラッド材からなる
フィン25とのろう付け結果を示すものである。フラッ
クス塗布液Noは図9のNoと対応している。この実験
例では、押し出し多穴チューブ24の表面に刷毛塗りに
てフラックス塗布をしている。
【0051】押し出し多穴チューブ24はAl−0.4
Wt%Cu−0.15Wt%Mnからなり、フィン25
は、Al−1.2Wt%Mn−0.15Wt%Cu−
2.5Wt%Znからなる芯材層と、A4343からな
るろう材層との両面クラッド材を用いている。ろう材層
のクラッド厚さ(片側)は7μmで、両面クラッド材の
板厚は0.07mmである。
【0052】実験の結果、全サンプルについて、チュー
ブ24とフィン25との接合部のフィレット長さ(接合
長さ)の平均値が0.40mm以上となり,現状の製品
(フィレット長さの平均値=0.40mm以上)と同等
以上である。このことから、いずれもろう付け性が良好
であることを確認できた。ろう付け後のチューブ表面分
析結果によると、チューブ表面でのZn拡散濃度が0.
65wt%以上となり、Znの犠牲腐食効果を有効に発
揮できることを確認できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態を適用する熱交
換器(蒸発器)の概略正面図、(b)は(a)の底面図
である。
【図2】図1の熱交換器(蒸発器)の概略斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態による表面塗布層を形成
したチューブ用アルミニウムクラッド材の断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態を適用する熱交換器(凝
縮器)の概略正面図である。
【図5】図4の熱交換器(凝縮器)の一部断面図であ
る。
【図6】第2実施形態による表面塗布層を形成した押し
出し多穴チューブの断面図である。
【図7】第2実施形態による表面塗布層を形成した押し
出し多穴チューブと、両面クラッド材からなるフィンと
の組付状態を示す部分断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態を適用する熱交換器(凝
縮器)の概略斜視図である。
【図9】本発明方法の実験結果を示す図表である。
【図10】本発明方法の別の実験結果を示す図表であ
る。
【図11】本発明方法の別の実験結果を示す図表であ
る。
【符号の説明】
12…チューブ、13…フィン、24…押し出し多穴チ
ューブ、24b…表面塗布層、25…フィン、25a…
芯材層、25b…ろう材層、120…アルミニウム板
材、121……芯材層、122…ろう材層、123…表
面塗布層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F28F 19/06 F28F 19/06 A (72)発明者 平上 浩司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム材料の表面に、非腐食性フ
    ラックスと犠牲腐食陽極材とをバインダーを用いて塗布
    したことを特徴とするろう付け用アルミニウム材料。
  2. 【請求項2】 芯材層(121)と、この芯材層(12
    1)の表面にクラッドされたろう材層(122)とから
    なるアルミニウム板材(120)を備え、 前記ろう材層(122)の表面に非腐食性フラックスと
    犠牲腐食陽極材とをバインダーを用いて塗布したことを
    特徴とするろう付け用アルミニウム材料。
  3. 【請求項3】 前記犠牲腐食陽極材は粉末状のZnであ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のろう付け
    用アルミニウム材料。
  4. 【請求項4】 前記バインダーは、ろう付け温度以下の
    温度で蒸発するアクリル系樹脂であることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1つに記載のろう付け用ア
    ルミニウム材料。
  5. 【請求項5】 前記犠牲腐食陽極材を含有した前記非腐
    食性フラックスの塗布量を15g/m2 以下とすること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の
    ろう付け用アルミニウム材料。
  6. 【請求項6】 前記犠牲腐食陽極材の塗布量を0.15
    g/m2 以上とすることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか1つに記載のろう付け用アルミニウム材料。
  7. 【請求項7】 芯材層(121)と、この芯材層(12
    1)の表面にクラッドされたろう材層(122)とから
    なるアルミニウム板材(120)を用い、 前記ろう材層(122)の表面に、非腐食性フラックス
    と犠牲腐食陽極材とをバインダーを用いて塗布し、 前記アルミニウム板材(120)を2枚1組として最中
    状に組み付けることによりチューブ(12)を構成する
    とともに、このチューブ(12)とフィン(13)とを
    交互に積層して組付け、この組付体をろう付けにより一
    体に接合することを特徴とするアルミニウム熱交換器の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 アルミニウム材料を押し出し加工して断
    面偏平状の多穴チューブ(24)を形成し、 この多穴チューブ(24)の表面に、非腐食性フラック
    スと犠牲腐食陽極材とをバインダーを用いて塗布し、 芯材層(25a)とこの芯材層(25a)の表面にクラ
    ッドされたろう材層(25b)とからなるアルミニウム
    板材でフィン(25)を形成し、 前記多穴チューブ(24)と前記フィン(25)とを組
    付け、この組付体をろう付けにより一体に接合すること
    を特徴とするアルミニウム熱交換器の製造方法。
JP1445798A 1998-01-27 1998-01-27 ろう付け用アルミニウム材料及び熱交換器の製造方法 Pending JPH11216592A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1445798A JPH11216592A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 ろう付け用アルミニウム材料及び熱交換器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1445798A JPH11216592A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 ろう付け用アルミニウム材料及び熱交換器の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11216592A true JPH11216592A (ja) 1999-08-10

Family

ID=11861584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1445798A Pending JPH11216592A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 ろう付け用アルミニウム材料及び熱交換器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11216592A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004097322A1 (en) * 2003-04-28 2004-11-11 Showa Denko K.K. Evaporator and process for fabricating same
WO2005037479A1 (ja) * 2003-10-20 2005-04-28 Furukawa-Sky Aluminum Corp. アルミニウム合金製熱交換器用部材の塗装装置と熱交換器用部材の製造方法、及びアルミニウム合金製熱交換器用部材
JP2005305484A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Furukawa Sky Kk ろう付け性および耐食性に優れたアルミニウム合金製熱交換器用部材とその製造方法
KR100539814B1 (ko) * 2002-12-11 2006-01-11 엘지전자 주식회사 에어컨의 부식방지장치
KR100711446B1 (ko) 2005-12-21 2007-04-24 주식회사 포스코 인산염처리성이 우수한 용융알루미늄도금 강판의 제조방법
US7722922B2 (en) 2003-10-20 2010-05-25 Furukawa-Sky Aluminum Corp. Coating apparatus for an aluminum alloy heat exchanger member, method of producing a heat exchanger member, and aluminum alloy heat exchanger member
US7895749B2 (en) 2003-02-19 2011-03-01 Valeo Thermal Systems Japan Corporation Method of manufacturing heat exchanger
JP2014238209A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー アルミニウム押出形材製熱交換管外面の防食処理方法および熱交換器の製造方法
CN105408720A (zh) * 2013-10-31 2016-03-16 三菱电机株式会社 耐腐蚀性寿命诊断部件、换热器、冷冻空调装置
WO2017006580A1 (ja) * 2015-07-06 2017-01-12 ハリマ化成株式会社 ろう付け用組成物、熱交換器用チューブおよび熱交換器
JP2019034334A (ja) * 2017-08-22 2019-03-07 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー 熱交換器の製造方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100539814B1 (ko) * 2002-12-11 2006-01-11 엘지전자 주식회사 에어컨의 부식방지장치
US7895749B2 (en) 2003-02-19 2011-03-01 Valeo Thermal Systems Japan Corporation Method of manufacturing heat exchanger
WO2004097322A1 (en) * 2003-04-28 2004-11-11 Showa Denko K.K. Evaporator and process for fabricating same
KR101136210B1 (ko) * 2003-10-20 2012-04-17 후루카와 스카이 가부시키가이샤 알루미늄 합금제 열교환기용 부재 및 그 제조방법
WO2005037479A1 (ja) * 2003-10-20 2005-04-28 Furukawa-Sky Aluminum Corp. アルミニウム合金製熱交換器用部材の塗装装置と熱交換器用部材の製造方法、及びアルミニウム合金製熱交換器用部材
US7722922B2 (en) 2003-10-20 2010-05-25 Furukawa-Sky Aluminum Corp. Coating apparatus for an aluminum alloy heat exchanger member, method of producing a heat exchanger member, and aluminum alloy heat exchanger member
JP2005305484A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Furukawa Sky Kk ろう付け性および耐食性に優れたアルミニウム合金製熱交換器用部材とその製造方法
JP4629996B2 (ja) * 2004-04-20 2011-02-09 古河スカイ株式会社 ろう付け性および耐食性に優れたアルミニウム合金製熱交換器用部材とその製造方法
KR100711446B1 (ko) 2005-12-21 2007-04-24 주식회사 포스코 인산염처리성이 우수한 용융알루미늄도금 강판의 제조방법
JP2014238209A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー アルミニウム押出形材製熱交換管外面の防食処理方法および熱交換器の製造方法
DE102014210763A1 (de) 2013-06-07 2015-01-08 Keihin Thermal Technology Corporation Verfahren zur Korrosionsschutzbehandlung der Außenfläche eines Wärmetauscherrohrs, das durch Aluminiumextrusion hergestellt wurde, und Verfahren zur Herstellung eines Wärmetauschers
US9534851B2 (en) 2013-06-07 2017-01-03 Keihin Thermal Technology Corporation Method for anticorrosion treatment of outer surface of heat exchange tube made of aluminum extrusion and method for producing heat exchanger
CN105408720A (zh) * 2013-10-31 2016-03-16 三菱电机株式会社 耐腐蚀性寿命诊断部件、换热器、冷冻空调装置
WO2017006580A1 (ja) * 2015-07-06 2017-01-12 ハリマ化成株式会社 ろう付け用組成物、熱交換器用チューブおよび熱交換器
JP2017013112A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 ハリマ化成株式会社 ろう付け用組成物、熱交換器用チューブおよび熱交換器
CN107735214A (zh) * 2015-07-06 2018-02-23 哈利玛化成株式会社 钎焊用组合物、热交换器用管和热交换器
JP2019034334A (ja) * 2017-08-22 2019-03-07 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー 熱交換器の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4560902B2 (ja) 熱交換器およびその製造方法
US20060102328A1 (en) Aluminum heat exchanger and manufacturing method thereof
US20070251091A1 (en) Heat Exchanger And Method For Manufacturing The Same
JPH11216592A (ja) ろう付け用アルミニウム材料及び熱交換器の製造方法
JP2013137153A (ja) プレコートフィン材を使用したオールアルミニウム熱交換器
JPH0448546B2 (ja)
JPH07109355B2 (ja) アルミニウム製熱交換器及びその製造方法
JP2003094165A (ja) ろう付け用アルミニウム材およびそれを用いたろう付け方法
JP2006145060A (ja) アルミニウム熱交換器
JP4411803B2 (ja) アルミニウム熱交換器のろう付け方法およびアルミニウム部材ろう付け用溶液
JP2019070499A (ja) 熱交換器の製造方法
JP2000202620A (ja) ろう付け用アルミニウム板材及び熱交換器の製造方法
JP3370531B2 (ja) アルミニウム合金製伝熱管内面の防食処理方法
JP2003225760A (ja) アルミニウム熱交換器の製造方法
JP4736847B2 (ja) 熱交換器およびその製造方法
JP7209487B2 (ja) ろう付け処理後の親水性に優れるアルミニウムフィン及び熱交換器とその製造方法
JPH1177292A (ja) アルミニウム熱交換器の製造方法
JP3699202B2 (ja) 耐食性に優れたアルミニウム製熱交換器及びその製造方法
JPH093580A (ja) 耐食性に優れたアルミニウム合金製熱交換器
WO2019102915A1 (ja) ろう付け処理後の親水性に優れるアルミニウムフィン及び熱交換器とその製造方法
JP5066709B2 (ja) 扁平管の製造方法
JP2020098064A (ja) 熱交換器フィン材用親水性塗料と熱交換器用アルミニウムフィン材および熱交換器
JPH09303990A (ja) 耐食性に優れたアルミニウム製熱交換器及びその製造方法
JP3151152B2 (ja) 耐食性に優れたエバボレータ
JP7344103B2 (ja) 親水性皮膜およびプレコートフィン